JP3042329B2 - 空気調和装置の排水構造 - Google Patents

空気調和装置の排水構造

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JP3042329B2
JP3042329B2 JP6258197A JP25819794A JP3042329B2 JP 3042329 B2 JP3042329 B2 JP 3042329B2 JP 6258197 A JP6258197 A JP 6258197A JP 25819794 A JP25819794 A JP 25819794A JP 3042329 B2 JP3042329 B2 JP 3042329B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の排水構
造に係り、特に、空気調和装置に内蔵された加湿器から
のオーバフロー水などの排出処理対策の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−45338
号公報に開示されているような内部に加湿器を備えた空
気調和装置では、暖房運転時、熱交換器において加温さ
れた空気の湿度を、加湿器に貯留された加湿用水によっ
て上昇させた後、該空気を空調空気として室内空間に向
って吹出している。
【0003】ところで、このような空気調和装置におい
て加湿器が故障した場合、加湿用水が加湿器からオーバ
フローすることがある。つまり、例えば、加湿用水を貯
留しているタンク内への給水量を調整する電磁弁にゴミ
が噛み込んだり、この電磁弁の開閉を切替えるためにタ
ンク内の水位を検出しているフロートスイッチが故障し
たりして、電磁弁が常時開放状態になった場合には、加
湿用水の供給量が過剰となってその余剰分がタンクから
オーバフローする。
【0004】また、内部に加湿エレメントを備えた自然
蒸発式の加湿器では、上述した故障の他に加湿エレメン
トの劣化により保水性が悪化した場合に、この加湿エレ
メントから加湿用の水が滴下することがある。
【0005】そして、従来、このようなオーバフロー水
や滴下水等の排水を処理するために、熱交換器のドレン
水排出系とは別に加湿器専用の排水系を設けることや、
上述した特開平4−45338号公報や実開平4−74
229号公報に開示されているように排水を排水管によ
って熱交換器下側の凝縮水回収用のドレンパンに導出し
て排出することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成では以下に述べるような問題がある。つまり、加
湿器専用の排水系を設けるものでは、加湿器の下側に個
別のドレンパンや排水管が必要になり、部品点数の増加
に伴って、その組付け作業が煩雑になったり、この排水
系の配設スペースを確保せねばならなくなったりするた
めに実用性に欠ける。
【0007】また、加湿器からの排水を排水管によって
熱交換器下側のドレンパンに導出するものでは、加湿器
とドレンパンとを接続する特殊な形状の排水管が必要で
あり、その加工が煩雑であるばかりでなく、この排水管
と加湿器及びドレンパンとの接続が適切になされていな
い場合、この接続部分から排水が洩れ出る虞れがあり、
信頼性の面で課題が残るものであった。特に、この加湿
器は、空気調和装置が据付けられる現地において空調機
本体に取付けられる場合が多く、この現地作業では作業
者の熟練度合などによってこの信頼性が大きく左右され
る。また、現地において加湿器の部品や排水管を交換す
る際にも同様のことが言える。
【0008】また、特開平6−147571号公報に開
示されているように、排水管の下流側端を開放状態のま
ま熱交換器下側のドレンパンに向って延出し、その下流
端をドレンパンの上方に位置させることによって排水を
ドレンパンに流出させることも提案されているが、これ
では、流出された排水がドレンパンに確実に回収される
とは限らず、また、この場合にも加湿器と排水管との接
続部分から排水が洩れ出る虞れがあり、十分な信頼性を
得ることができない。
【0009】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、加湿器専用の排水系を設けることなく、且
つ排水用の配管も必要とせずに、加湿器からの排水を確
実に回収排出することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、加湿器からの排水を板材により、熱交
換器下側に配置されているドレンパンに導出するように
した。
【0011】具体的に、請求項1記載の発明は、空気吸
込口(7a)及び空気吹出口(7b)が形成された空調機ケーシ
ング(7) と、該空調機ケーシング(7) 内に配設され、空
気吸込口(7a)から吸込まれた空気を温度調整する熱交換
器(10)と、該熱交換器(10)において発生する凝縮水を回
収するドレンパン(13)と、上記熱交換器(10)の2次側空
間においてドレンパン(13)よりも上側に配設された加湿
器(11)とを備えた空気調和装置を前提としている。そし
て、加湿器(11)の下側で、且つドレンパン(13)の上側
に、該加湿器(11)から排出されて落下する排水を回収し
てドレンパン(13)に導く排水案内板(25)を設けた構成と
し、排水案内板(25)を、ドレンパン(13)の配設位置に向
って下方に傾斜する複数枚の板材(27),(27),…を互いに
水平方向に隣接させて構成している。また、この互いに
隣接する板材(27),(27) のうち、ドレンパン(13)に近い
位置にあるものを、ドレンパン(13)から遠い位置にある
ものよりも下側に配置させると共に、上側に位置する板
材(27)の下端縁周辺と下側に位置する板材(27)の上端縁
周辺とが上下方向に所定間隔を存した状態で平面視にお
いて互いに重なり合うように配置された構成としてい
る。さらに、各板材(27),(27),…を、ドレンパン(13)の
配設位置に向って下方に傾斜する棚部(27a) と、 該棚部
(27a) の上端縁から上方に延長される立上り部(27b)
と、棚部(27a) の下端縁から下方に延長される立下り部
(27c) とを備えた構成とし、加湿器(11)には、該加湿器
(11)からオーバフローした排水を排出する排水部(21)を
設けている。そして、板材(27)の立上り部(27b) におけ
る排水部(21)の下側に位置する部分を、その他の部分よ
りも高さ寸法を大きく設定した構成としている。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和装置の排水構造において、空気吸込口(7a)を
空調機ケーシング(7) の下端部に、空気吹出口(7b)を空
調機ケーシング(7) の上端部に夫々形成し、該空調機ケ
ーシング(7) 内において空気吸込口(7a)から空気吹出口
(7b)に向って空気を流通させるようにする。そして、加
湿器(11)を熱交換器(10)の上側に、排水案内板(25)を熱
交換器(10)の下側に夫々配置させた構成としている。
【0013】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の空気調和装置の排水構造において、熱交換器
(10)を傾斜配置させ、該熱交換器(10)の下端部に対向し
てドレンパン(13)を配置させた構成としている。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項1、2
または3記載の空気調和装置の排水構造において、排水
案内板(25)を熱交換器(10)に一体的に取付けた構成とし
ている。
【0015】請求項5記載の発明は、上記請求項1、
2、3または4記載の空気調和装置の排水構造におい
て、空調機ケーシング(7) の空気吸込口(7a)を室外に連
通させる一方、空気吹出口(7b)を室内に連通させた構成
としている。
【0016】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、空気調
和装置の冷房運転時には、空気吸込口(7a)から空調機ケ
ーシング(7) に導入された空気が、熱交換器(10)におい
て冷却された後、空気吹出口(7b)より室内に向って吹出
されることになる。そして、この際、熱交換器(10)にお
いて発生する凝縮水はドレンパン(13)に回収されて排出
される。
【0017】一方、空気調和装置の暖房運転時には、空
調機ケーシング(7) に導入された空気が、熱交換器(10)
において加温され、更に加湿器(11)によって加湿された
後、室内に向って吹出されることになる。そして、加湿
器(11)が故障するなどして、該加湿器(11)からオーバフ
ロー水などの排水が生じた場合、この排水は加湿器(11)
下側に設けられている排水案内板(25)によって回収さ
れ、この排水案内板(25)により上記ドレンパン(13)に導
かれる。このため、排水用の配管を必要とすることなし
に該排水をドレンパン(13)により排出できる。
【0018】また、加湿器(11)から排出されて板材(27)
により回収された排水は、上側の板材(27)から下側の板
材(27)に向って順に流され、最下部の板材(27)よりドレ
ンパン(13)に導かれる。また、この構成では、各板材(2
7),(27) の間に形成されている空間が空気の流通路とし
て利用される。
【0019】さらに、加湿器(11)からオーバフローした
排水は、排水部(21)から流出されることになるが、この
際、この排水は、板材(27)の立上り部(27b) のうち高さ
寸法が部分的に高くなっている部分に流される。このた
め、この排水部(21)から流下された排水が比較的多い場
合であっても、この排水が立上り部(27b) を乗り越えて
しまってドレンパン(13)に回収されなくなってしまうこ
とが回避される。つまり、必要最小限の領域のみの立上
り部(27b) の高さを高くして、各板材(27),(27) 間の空
気流通路をできるだけ大きく確保しながら、排水の回収
が確実に行える。
【0020】請求項2記載の発明では、加湿器(11)から
の排水は、熱交換器(10)に落下され、その一部は熱交換
器(10)に沿って流下してドレンパン(13)に回収される。
また、他の排水は、熱交換器(10)から排水案内板(25)に
落下して回収され、この排水案内板(25)からドレンパン
(13)に導かれる。このため、2系統の排出経路により排
水をドレンパン(13)に導くことができる。
【0021】請求項3記載の発明では、加湿器(11)から
の排水の一部及び冷房運転時に発生する凝縮水は熱交換
器(10)の傾斜に沿って流下してドレンパン(13)に回収さ
れることになる。
【0022】請求項4記載の発明では、空気調和装置の
組立て作業において、予め排水案内板(25)を熱交換器(1
0)に取付けておくようにすれば、この熱交換器(10)の取
付け作業と同時に排水を回収するための構成を得ること
ができ、組立て作業が効率的に行える。
【0023】請求項5記載の発明では、空調機ケーシン
グ(7) には、室外の空気が導入され、この空気が熱交換
器(10)によって温度調整されて室内に供給されることに
なる。特に、この種の空気調和装置によれば室内の十分
な換気と温度調整が行え、このような装置に対して加湿
器(11)からの排水の回収を良好に行う構成を採用したこ
とにより、空気調和装置の実用性が向上される。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本例に係る空気調和装置が設置された空調
システムの概略図である。この図1に示すように、空気
調和を行う室内(A) には、複数台(本例では2台)の天
井埋込型の室内機(2),(2)が設置されており、各室内機
(2),(2) は、室外に設置された2台の室外機(3),(4) の
うちの1台(4) に冷媒配管(5) によって冷媒循環可能に
接続されている。これら室内機(2),(2) 及び室外機(4)
は共に周知の構造であって、室内機(2) には、図示しな
い室内側熱交換器、送風機等が収容され、室外機(4) に
は、同じく図示しない圧縮機、室外側熱交換器、冷媒減
圧機構等が収容されている。つまり、この各室内機(2),
(2) と室外機(4) との間での冷媒の循環により、暖房運
転時には温風を、冷房運転時には冷風を各室内機(2),
(2) 内部で夫々生成して室内(A)に吹出すようになって
いる。
【0025】また、この室内(A) に隣接した機械室(B)
には本発明に係る外気処理エアコン(1) が設置されてお
り、この外気処理エアコン(1) は、室外(C) に設置され
た2台の室外機(3),(4) のうちの残りの1台(3) に冷媒
配管(6) によって冷媒循環可能に接続されている。この
室外機(3) の構造は上述したものと同様であり、外気処
理エアコン(1) の構造については後述する。そして、こ
の外気処理エアコン(1) と室外機(3) との間での冷媒の
循環により、暖房運転時には温風を、冷房運転時には冷
風を外気処理エアコン(1) の内部で生成するようになっ
ている。詳しくは、この外気処理エアコン(1) は、室外
(C) の空気をケーシング下端部の空気吸込口(7a)から導
入し、温度調整した後、ケーシング上端部の空気吹出口
(7b)から吹出すようになっている。
【0026】そして、この外気処理エアコン(1) の空気
吹出口(7b)には室内(A) に向って延びるダクト(D) が接
続されており、このダクト(D) の下流側は複数に分岐さ
れて、その一部は各室内機(2),(2) の内部(熱交換器の
1次側空間)に開放され、他の一部は室内(A) に直接開
放されている。また、このダクト(D) は図示しない他の
室内にも延びている。また、室内(A) の壁面には排気口
(E) が形成されており、室内(A) の空気が適宜排出され
るようになっている。
【0027】このような構成であるために、本システム
の駆動時には、図1に矢印で示すように、外気処理エア
コン(1) に導入された外気が温度調整された後、一部
は、そのまま室内(A) に導入され、残りの一部は、室内
機(2),(2) に導入されて、この室内機(2),(2) の空気吸
込口から吸込まれる室内空気と混合された後、更に、こ
の室内機(2),(2) 内で温度調整されて室内(A) に供給さ
れるようになっている。また、これと同時に排気口(E)
からは室内空気が排気されるようになっている。このた
め、本システムは、ダクト(D) からの外気の導入及び排
気口(E) からの室内空気の排出により室内(A) の換気を
十分に行いながら、各室内機(2),(2) における1次側空
気の温度を空調負荷の小さい温度に設定することによっ
て室内(A)の温度調整が良好に行えるものである。
【0028】尚、外気処理エアコン(1) 及び各室内機
(2),(2) は、室内(A) の壁面に設置されたリモコン(1
a),(2a) の操作によって、その運転状態が調整(起動/
停止の切換え,設定温度の調整など)されるようになっ
ている。
【0029】次に、本例の特徴とする外気処理エアコン
(1) の内部構造について説明する。図2は、外気処理エ
アコン(1) の断面図である。本図のように、この外気処
理エアコン(1) は、板金製で箱型のケーシング(7) の前
面(7c)下端部に空気吸込口(7a)が、上面に空気吹出口(7
b)が夫々形成されている。また、このケーシング(7)の
内部空間には、下側から順にスイッチボックス(8) 、エ
アフィルタ(9) 、熱交換器(10)、加湿器(11)及び送風フ
ァン(12)が配置されている。
【0030】スイッチボックス(8) は、内部に図示しな
いスイッチ群を備えた箱体であって、ケーシング背面(7
d)の内側に取付けられており、このスイッチ群のON/OFF
作動により送風ファン(12)の駆動状態などを制御するよ
うになっている。
【0031】エアフィルタ(9) は、ケーシング(7) の各
内面に亘って水平状態に設置されており、空気吸込口(7
a)から吸込まれた外気に含まれる塵埃を除去するもので
ある。
【0032】熱交換器(10)は、図4及び図5に示すよう
に、上記冷媒配管(6) に接続される複数の冷媒管(10a),
(10a),…と該冷媒管(10a),(10a),…の延長方向に対して
直交方向(図4における上下方向)に延びる複数のフィ
ン(10b),(10b),…とを備えており、空気吸込口(7a)から
吸込まれてフィン(10b),(10b) の間を通過する空気と冷
媒管(10a) の内部を流通する冷媒との間で熱交換を行わ
せ、所定温度に温度調整された空気を生成するものであ
る。また、この熱交換器(10)は、図2の如く、ケーシン
グ(7) の前面(7c)から背面(7d)に向うにしたがって下方
に傾斜して配置されており、その下端部に対向したケー
シング(7) の背面(7d)には、冷房運転時に発生する凝縮
水を回収するためのドレンパン(13)が設けられている。
【0033】また、この熱交換器(10)のエアコンケーシ
ング(7) に対する取付け構造としては、図2及び図5に
示すように、上下各端部に取付け板(10c),(10d) が設け
られ、これらがケーシング(7) の前面(7c)及び背面(7d)
に夫々接合されることによって支持されている。また、
この各取付け板(10c),(10d) には断熱材(10e) が貼着さ
れて冷房運転時における結露の発生が抑制されている。
【0034】更に、この熱交換器(10)の下端部には、上
記凝縮水をドレンパン(13)に案内するためのガイドプレ
ート(14)が取付けられている。このガイドプレート(14)
は、図4に示すように、略二等辺三角形の板材で成り、
その三角形の底辺部分(14a)が熱交換器(10)の下端部に
固着され、各斜辺部分(14b),(14b) には、図6に示すよ
うな僅かな折返し部(14c),(14c) が形成され、この折返
しにより凝縮水を流下させる樋部(14d),(14d) が形成さ
れており、この樋部(14d),(14d) は幅方向の中央部が下
方に開放されて排出口(14e) が形成されている。つま
り、熱交換器(10)で発生した凝縮水がガイドプレート(1
4)を流下し、樋部(14d),(14d) によって図14における
左右方向の中央に集められ、排水口(14e) からドレンパ
ン(13)に排出されるようになっている。また、図6の如
、この排出口(14e) には、排出された凝縮水がドレン
パン(13)内の水面に直接落下して、水滴が飛散しないよ
うに下方に延びる傾斜板(14f) が設けられている。
【0035】加湿器(11)は、所謂自然蒸発式加湿器であ
って、図7及び図8に示すように、上下両側が開放され
た箱型の加湿器ケーシング(15)の内部にその長手方向に
亘って複数個(本例では7個)のエレメント(16),(16),
…が収容されている。このエレメント(16)は、上下方向
に延びるフッソ樹脂材料(例えばPTFE)で成るパイ
プ(16a),(16a),…が複数本収容されており(図7におけ
る中央のエレメント参照)、このパイプ(16a) の外周囲
に水が供給された際に、この水がパイプ(16a)の内周面
にしみ出し、この状態でパイプ(16a) 内部に空気を流通
させることにより該空気を加湿するように構成された透
湿膜加湿器と呼ばれるものである。
【0036】また、この加湿器(11)には、図10に示す
ように、各エレメント(16),(16),…に供給する加湿用水
を貯留する吸水タンク(17)、該吸水タンク(17)への吸水
を行う吸水管(18)、該吸水管(18)からの吸水動作を切替
える電磁弁(19)が備えられている。上記吸水タンク(17)
は、仕切板(17a) によって貯水室(17b) とオーバフロー
室(17c) とに区画されており、上記貯水室(17b) にはフ
ロートスイッチ(17d)が収容されている。そして、この
フロートスイッチ(17d) のフロート(17e) の位置によっ
て貯水室(17b) 内の水位を検出し、この水位が所定の水
位以上にある場合には該フロートスイッチ(17d) がOFF
して電磁弁(19)を閉鎖させて貯水室(17b) への吸水を停
止させる一方、所定の水位以下である場合には該フロー
トスイッチ(17d) がONして電磁弁(19)を開放させて貯水
室(17b) への吸水が行われるようになっている。
【0037】そして、図9及び図10に示すように、こ
の貯水室(17b) には、各エレメント(16),(16),…の位置
に対応した加湿器ケーシング(15)側面に延びる複数本の
吸水ホース(20),(20),…が接続されており、この吸水ホ
ース(20),(20),…によって貯水室(17b) 内の加湿用水が
各エレメント(16),(16),…に均等に供給されるようにな
っている。詳しくは、本例では、2個の吸水タンク(1
7),(17')を備えており、一方の吸水タンク(17)からは、
図8における右側に位置する4個のエレメント(16),(1
6),…に対して、他方の吸水タンク(17') からは、図8
における左側に位置する3個のエレメント(16'),(16'),
…に対して夫々吸水されるように各吸水ホース(20),(2
0),…が接続されている。
【0038】また、上記オーバフロー室(17c) には、貯
水室(17b) からオーバフローした水を排出するための排
水ホース(21)が接続されている。この排水ホース(21)
は、一端がオーバフロー室(17c) の下面に接続されてい
る一方、排水部としての他端が加湿器(11)の長手方向
(図9における左右方向)の略中央部まで延長されて僅
かに下向きに開放されていて、仕切板(17a) を越えてオ
ーバフロー室(17c) にオーバフローした水を排水ホース
(21)に排出し、この排水ホース(21)の下流端から流下さ
せるようになっている(図9の矢印F参照)。
【0039】また、この加湿器(11)のエアコンケーシン
グ(7) に対する取付け構造は、図7に示すように、加湿
器ケーシング(15)の左右各側面に取付け板(11a),(11a)
が設けられ、これがエアコンケーシング(7) の前面(7c)
及び背面(7d)に夫々接合されることにより構成されてい
る。
【0040】また、エアコンケーシング(7) 内上端部に
配置されている上記送風ファン(12)は、熱交換器(10)に
よって温度調整され、加湿器(11)によって加湿(暖房運
転時のみ)された空気を空気吹出口(7b)からダクト(D)
に向って導出するものである。
【0041】次に、本例の特徴とする構成について説明
する。本例の特徴として、上記熱交換器(10)の下側に
は、排水案内板としての水切り部材(25)が配設されてい
る。この水切り部材(25)は、図11及び図12に示すよ
うに、一対の支持板(26),(26)の間に複数枚(本例では
4枚)の板材としての水切り板(27),(27),…が架設され
て成っている。詳しくは、各水切り板(27),(27),…は、
熱交換器(10)の傾斜角度に沿うように配置されており、
夫々は、エアコンケーシング(7) の前面(7c)から背面(7
d)に向うにしたがって僅かに下方に傾斜する棚部(27a)
と、該棚部(27a)におけるエアコンケーシング(7) の前
面(7c)側端縁から上方に向うにしたがって僅かに前面(7
c)側に傾斜する立上り部(27b) と、棚部(27a) における
エアコンケーシング(7) の背面(7d)側端縁から下方に向
うにしたがって僅かに背面(7d)側に傾斜する立下り部(2
7c) とを備えて成っており、個々の配置状態は、隣接す
る水切り板(27),(27) において、上側に位置する水切り
板(27)の立下り部(27c) 周辺と下側に位置する水切り板
(27)の立上り部(27b) 周辺とが上下方向に隙間を存した
状態で平面視において互いに重り合うような状態に配置
されている。つまり、図3に矢印で示すように、各水切
り板(27),(27),…に水が滴下した場合、この水が棚部(2
7a) 及び立下り部(27c) に沿って流れて下側の水切り板
(27)に順に落下されるように配置されている。また、こ
の各水切り板(27),(27),…は、熱交換器(10)の下側全体
を覆うように、その長手方向の寸法及び最上部の水切り
板(27)の立上り部(27b) から最下部の水切り板(27)の立
下り部(27c) までの寸法が熱交換器(10)に対応した所定
寸法に設定されている。更に、最下部の水切り板(27)の
立下り部(27c) の位置は、上記ガイドプレート(14)の樋
部(14d) の上側に位置されており、この最下部の水切り
板(27)から流下された水が樋部(14d) に回収されるよう
になっている。
【0042】また、この水切り部材(25)の熱交換器(10)
に対する取付け構造は、図4に示すように、熱交換器(1
0)の幅方向の両端に配置された管板(10f),(10f) に支持
板(26),(26) が夫々ネジ止めされて構成されている。
【0043】更に、この各水切り板(27),(27),…の特徴
として、最上部に位置する水切り板(27)を除く水切り板
(27),(27),…の夫々の立上り部(27b) における長手方向
の略中央部には、この立上り部(27b) の高さ寸法を高く
するための補助板(28)が取付けられている。この補助板
(28)は、図13に示すように、立上り部(27b) を挟み込
むように互いに接合された2枚の板材(28a),(28a) で成
っている。また、この補助板(28)の取付け位置は、上記
加湿器(11)の排水ホース(21)の開放端の下側に位置して
おり、この排水ホース(21)から流下された排水(図4に
おける矢印F)が補助板(28)の配設部分において回収さ
れるようになっている。
【0044】次に、上記の構成による外気処理エアコン
(1) の運転動作について説明する。先ず、外気処理エア
コン(1) の冷房運転時には、空気吸込口(7a)からケーシ
ング(7) 内に導入した外気をエアフィルタ(9) によって
浄化した後、水切り板(27),(27),…同士の間の空間を通
過して熱交換器(10)の下側から上側に向って流通させ
。この際、空気は、熱交換器(10)の冷媒管(10a) 内で
蒸発する冷媒との間で熱交換を行って冷却され、冷風と
なって送風ファン(12)によりダクト(D) を経て室内側に
供給される。また、この冷房運転時には加湿器(11)は駆
動されない。そして、この冷房運転時において熱交換器
(10)で発生した凝縮水は該熱交換器(10)が傾斜配置され
ていることにより該熱交換器(10)の下端部からガイドプ
レート(14)に導かれ、このガイドプレート(14)を流下
し、その樋部(14d),(14d) によって中央に集められ、排
水口(14e) から傾斜板(14f) に沿ってドレンパン(13)に
排出される。また、仮に、この凝縮水が熱交換器(10)の
下端部に達することなく滴下した場合には、図3に示す
ように、この滴下水が水切り板(27)によって受け止めら
れ、各水切り板(27)に沿って流されて最下部の水切り板
(27)からガイドプレート(14)に回収され、該ガイドプレ
ート(14)の樋部(14d),(14d) 及び傾斜板(14f) によりド
レンパン(13)に排出される。
【0045】次に、外気処理エアコン(1) の暖房運転時
について説明する。この暖房運転時には加湿器(11)が駆
動される。従って、水切り板(27),(27),…同士の間の空
間を通過して熱交換器(10)に流通された空気は、熱交換
器(10)の冷媒管(10a) 内で凝縮する冷媒との間で熱交換
を行って加温され、その後、加湿器(11)を通過して加湿
された後、送風ファン(12)によりダクト(D) を経て室内
側に供給される。
【0046】そして、この暖房運転時において、加湿器
(11)の電磁弁(19)やフロートスイッチ(17d) が故障し
て、電磁弁(19)が常時開放状態になった場合には、加湿
用水の供給量が過剰となってこの加湿用水の余剰分が吸
水タンク(17)の貯水室(17b) からオーバフローし、この
オーバフロー水は排水ホース(21)によって排出される。
また、上述した電磁弁(19)の故障の他にエレメント(16)
が劣化して保水性が悪化した場合には、該エレメント(1
6)から加湿用の水が滴下することになる。
【0047】このようにオーバフロー水や滴下水などの
排水が発生した場合、図3に矢印で示すように、この排
水は加湿器(11)から熱交換器(10)に落下し、その一部
は、熱交換器(10)の傾斜に沿って流下して上述した冷房
運転時と同様に熱交換器(10)の下端部からガイドプレー
ト(14)を経てドレンパン(13)に回収される。また、他の
排水は、熱交換器(10)から水切り板(27)に落下する。そ
して、この水切り板(27)に落下した排水は、各水切り板
(27)の棚部(27a) 及び立下り部(27c) に沿って流されて
最下部の切り板(27)からガイドプレート(14)に回収さ
れ、該ガイドプレート(14)の樋部(14d),(14d) 及び傾斜
板(14f) によりドレンパン(13)に排出されることにな
る。つまり、2系統の排水経路により排出でき、排水量
が多い場合であっても、この両経路を利用して確実に排
出される。このように、本例の構成によれば、従来のよ
うな配管を使用することなしに、加湿器(11)からの排水
を凝縮水回収用のドレンパン(13)に回収できることにな
る。
【0048】このように、本例の構成によれば、従来の
ように加湿器専用の排水系を設けるものではないので、
排水系の部品点数の増加を最小限に抑えて、その組付け
作業の簡略化及び配設スペースの縮小化を図って実用性
の高いものとすることができる。また、加湿器からの排
水を排水管によって熱交換器下側のドレンパンに導入す
るものでもないので、特殊形状の配管が不要であり、こ
の配管が不要であることから従来のように配管の接続部
分から排水が洩れ出ることもなく、排水の排出性能に高
い信頼性を得ることができる。更に、作業者の熟練度合
に影響を受けることなく、安定した排水の排出性能を得
ることもできる。
【0049】また、特に、オーバフロー水が発生して排
水ホース(21)から排水が流出する状況では、この排水ホ
ース(21)の開放端の下側では、補助板(28)によって水切
り板(27)の立上り部(27b) の高さ寸法が部分的に高くな
っているために、この排水ホース(21)から流下された排
水が比較的多い場合であっても、この排水が水切り板(2
7)を乗り越えてしまうことが回避される。つまり、必要
最小限の領域のみの立上り部(27b) の高さを高くして、
各水切り板(27),(27) 間の空気流通路をできるだけ大き
く確保しながら、排水の回収を確実に行うことができ、
排水回収の信頼性と空調能力の確保とを両立できる。
【0050】また、本例では、水切り部材(25)を熱交換
器(10)に一体的に取付けているために、エアコン(1) の
組立て作業の際に、予め、この水切り部材(25)を熱交換
器(10)に取付けておくようにすれば、この熱交換器(10)
の取付け作業と同時に排水を回収するための構成を得る
ことができ、組立て作業の効率化を図ることができる。
【0051】尚、本例では、外気を温度調整して室内に
向って供給する外気処理エアコン(1) に本発明を適用し
た場合について説明したが、本発明は、これに限らず、
室内空気を温度調整して室内に向って吹出す空気調和装
置にも適用可能である。
【0052】また、熱交換器(10)の下側に水切り部材(2
5)を設置するようにしたが、この水切り部材(25)は熱交
換器(10)の上側で且つ加湿器(11)の下側に設置してもよ
い。
【0053】また、本発明は、本例のような床置き型で
下側吸込み上側吹出しの空気調和装置に限らず、上側吸
込み下側吹出しのものや、壁掛け型或いは天井設置型等
に対しても適用可能である。また、上側吸込み下側吹出
しのものでは、熱交換器(10)の下側に加湿器(11)が、該
加湿器(11)の更に下側に水切り部材(25)が夫々設置され
ることになる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、加湿器の下側で、且つドレンパンの上
側に、該加湿器から排出されて落下する排水を回収して
ドレンパンに導く排水案内板を設けたために、従来のよ
うに加湿器専用の排水系を設けるものに比べて、排水系
の部品点数の増加を最小限に抑えることができ、その組
付け作業の簡略化及び配設スペースの縮小化を図って実
用性の高い排水構造を得ることができる。また、加湿器
からの排水を排水管によって熱交換器下側のドレンパン
に導入するものに比べて、特殊形状の配管が不要であ
り、この配管が不要であることから従来のように配管の
接続部分から排水が洩れ出ることもなく、排水の排出性
能に高い信頼性を得ることができる。更に、作業者の熟
練度合に影響を受けることなく、安定した排水の排出性
能を得ることもできる。
【0055】また、互いに隣接する板材のうち、ドレン
パンに近い位置に配設されているものを、ドレンパンか
ら遠い位置にあるものよりも下側に配置すると共に、上
側に位置する板材の下端縁周辺と下側に位置する板材の
上端縁周辺とが上下方向に所定間隔を存した状態で平面
視において互いに重なり合うように配置したために、
の各板材の間に形成されている空間を空調用空気の流通
路として利用可能としながら排水の排出構造を実現で
き、空調性能に支障を与えることなしに確実な排水を行
うことができる。
【0056】さらに、板材の立上り部における加湿器の
排水部の下側に位置する部分を、その他の部分よりも高
さ寸法を大きく設定したために、加湿器からオーバフロ
ーした排水を、この高さ寸法の大きい立上り部に流すこ
とで、排水が立上り部を乗り越えることを回避できる。
このため、排水量の特に多くなる部分の必要最小限の領
域のみの立上り部を高くして、各排水案内板間の隙間で
ある空気流通路をできるだけ大きく確保しながら、排水
の回収を確実に行うことができる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、加湿器を熱
交換器の上側に、排水案内板を熱交換器の下側に夫々配
置させたために、排水を熱交換器に落下させ、該熱交換
器に沿って流下させてドレンパンに回収させる排出経路
と、熱交換器から排水案内板に落下させ、この排水案内
板からドレンパンに回収させる排水経路とを得ることが
でき、排水量が多い場合であっても、この両経路を利用
して確実に排水を排出することができ、排水構造の信頼
性の更なる向上を図ることができる。また、排水案内板
の形状を熱交換器に対応させるようにすれば、冷房運転
時に熱交換器において発生する凝縮水を排水案内板によ
り回収することもできる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、熱交換器を
傾斜配置させ、該熱交換器の下端部に対向してドレンパ
ンを配置させたために、加湿器からの排水の一部及び冷
房運転時に発生する凝縮水を熱交換器の傾斜に沿って流
下させてドレンパンに確実に回収させることができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、排水案内板
を熱交換器に一体的に取付けたために、予め排水案内板
を熱交換器に取付けておくようにすれば、この熱交換器
の取付け作業と同時に排水を回収するための構成を得る
ことができ、組立て作業の効率化を図ることができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、空調機ケー
シングの空気吸込口を室外に開放させる一方、空気吹出
口を室内に連通させたために、室内の十分な換気と温度
調整とが行える装置に対して加湿器からの排水の回収を
良好に行う構成を採用でき、空気調和装置の実用性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る空調システムの概略図である。
【図2】外気処理エアコンの断面図である。
【図3】排水の回収動作を説明するための図である。
【図4】熱交換器に水切り部材が取付けられた状態を示
す正面図である。
【図5】熱交換器に水切り部材が取付けられた状態を示
す側面図である。
【図6】図4のVI-VI 線に沿った断面図である。
【図7】加湿器及び水切り部材を示す分解斜視図であ
る。
【図8】加湿器の平面図である。
【図9】加湿器の背面図である。
【図10】吸水タンクの内部構造を示す断面図である。
【図11】水切り部材の正面図である。
【図12】図11におけるXII-XIII線断面図である。
【図13】補助板の取付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 外気処理エアコン (7) ケーシング (7a) 空気吸込口 (7b) 空気吹出口 (10) 熱交換器 (11) 加湿器 (13) ドレンパン (21) 排水ホース(排水部) (25) 水切り部材(排水案内板) (27) 水切り板(板材) (27a) 棚部 (27b) 立上り部 (27c) 立下り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 6/00 331 F24F 6/00 F24F 1/00 361

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込口(7a)及び空気吹出口(7b)が形
    成された空調機ケーシング(7) と、 該空調機ケーシング(7) 内に配設され、空気吸込口(7a)
    から吸込まれた空気を温度調整する熱交換器(10)と、 該熱交換器(10)において発生する凝縮水を回収するドレ
    ンパン(13)と、 上記熱交換器(10)の2次側空間においてドレンパン(13)
    よりも上側に配設された加湿器(11)とを備えた空気調和
    装置において、 加湿器(11)の下側で、且つドレンパン(13)の上側には、
    該加湿器(11)から排出されて落下する排水を回収してド
    レンパン(13)に導く排水案内板(25)が設けられており、 排水案内板(25)は、ドレンパン(13)の配設位置に向って
    下方に傾斜する複数枚の板材(27),(27),…が互いに水平
    方向に隣接されて成っており、この互いに隣接する板材
    (27),(27) は、ドレンパン(13)に近い位置にあるもの
    が、ドレンパン(13)から遠い位置にあるものよりも下側
    に配置されていると共に、上側に位置する板材(27)の下
    端縁周辺と下側に位置する板材(27)の上端縁周辺とが上
    下方向に所定間隔を存した状態で平面視において互いに
    重なり合うように配置されており、 各板材(27),(27),…は、ドレンパン(13)の配設位置に向
    って下方に傾斜する棚部(27a) と、該棚部(27a) の上端
    縁から上方に延長される立上り部(27b) と、棚部(27a)
    の下端縁から下方に延長される立下り部(27c) とを備え
    て成っており、 加湿器(11)は、該加湿器(11)からオーバフローした排水
    を排出する排水部(21)が設けられており、 上記板材(27)の立上り部(27b) における排水部(21)の下
    側に位置する部分は、その他の部分よりも高さ寸法が大
    きく設定されている ことを特徴とする空気調和装置の排
    水構造。
  2. 【請求項2】 空気吸込口(7a)は空調機ケーシング(7)
    の下端部に、空気吹出口(7b)は空調機ケーシング(7) の
    上端部に夫々形成され、該空調機ケーシング(7) 内にお
    いて空気吸込口(7a)から空気吹出口(7b)に向って空気が
    流通されるようになっており、 加湿器(11)は熱交換器(10)の上側に、排水案内板(25)は
    熱交換器(10)の下側に夫々配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の空気調和装置の排水構造。
  3. 【請求項3】 熱交換器(10)は傾斜配置されており、該
    熱交換器(10)の下端部に対向してドレンパン(13)が配置
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の空
    気調和装置の排水構造。
  4. 【請求項4】 排水案内板(25)は熱交換器(10)に一体的
    に取付けられていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の空気調和装置の排水構造。
  5. 【請求項5】 空調機ケーシング(7) の空気吸込口(7a)
    は、室外に連通されている一方、空気吹出口(7b)は室内
    に連通されていることを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載の空気調和装置の排水構造。
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