JP2006055246A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装置自体に効果的な凍結防止対策を施すことができて、寒冷地での設置を簡単に行い得る蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】
加熱手段を備えて湯水を放散させることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、該熱交換器に放散された湯水をタンク内に回収して循環ポンプで再び熱交換器に放散させる湯循環手段と、給水手段と排水手段を制御して、例えば熱交換器が非作動中で一日24時間の所定時間帯かもしくは温度センサで検出された室内等の温度が所定温度以下となった時である、予め設定した所定のときに少量の水を給水配管から排水配管に流通させて凍結防止を図る制御手段と、を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。
従来、浴室に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。特許文献1に開示の蒸気発生装置は、温水が循環供給される連結部材で連結された多数のフィンを有する熱交換器を、縦長の本体ケース内に縦方向に斜めの状態で配置し、この熱交換器のフィンに湯噴出管から所定温度の湯水を放散することにより蒸気を発生させ、この蒸気を送風ファンの送風によって吹出口から浴室の洗い場上に吹き出すと共に、湯噴出管から放散された湯水を湯回収タンクに回収し、これを循環ポンプにより循環使用するようにしたものである。
また、特許文献2に開示のミスト装置(蒸気発生装置)は、横長の本体ケース内に熱交換器を横方向に斜めの状態で配置し、この熱交換器の一次側に吸込口を設けると共に二次側に循環ファンを設け、熱交換器で高温とされた温風を循環ファンの作動により浴室内に噴出させると共に、本体ケースの開口部を閉塞するグリルの吸込口の近傍外側に、温水供給管と複数の噴射ノズルとで構成したミスト噴出手段を配置し、このミスト噴出手段から浴室内にミスト(蒸気)を直接噴出するようにしたものである。
特開2003−235930号公報 特開2002−336327号公報
しかしながら、これらの蒸気発生装置においては、蒸気を発生させるために必要な配管(特許文献1の場合は湯回収タンクに接続された給水配管や排水配管、特許文献2の場合はミスト噴出手段の温水供給管や噴射ノズル)に湯水が流れるのは、装置の運転状態の時だけであり、装置が停止した後の外気温等が低くなる深夜や早朝等は湯水が流れていない。そのため、このような蒸気発生装置を寒冷地等の住宅に設置した場合に、深夜等に前記配管に残った水が凍結する虞があり、例えば、使用する必要のないときであっても前記配管に湯水を流す為に所定時間毎に装置を運転させる等の凍結防止対策が必要となり、その改善が要望されている。特に、蒸気発生装置を浴室の天井裏等に設置した場合に、温度が低下し易くかつ保守点検作業が比較的難しいことから、その効果的な凍結防止対策が要望されているのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置自体に効果的な凍結防止対策を施すことができて、寒冷地での設置を簡単に行い得る蒸気発生装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、装置自体を薄型に形成して天井部分等に簡単に設置することが可能な蒸気発生装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、加熱手段を有して湯水を放散させることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、該熱交換器に放散された湯水をタンク内に回収して循環ポンプで再び熱交換器に放散させる湯循環手段と、該湯循環手段のタンク内に水を供給する給水手段及び前記タンク内の水を排水する排水手段と、前記給水手段と排水手段を制御して予め設定したときに少量の水を給水手段の給水配管から排水手段の排水配管内に流通させ得る制御手段と、を備えることを特徴とする。
そして、前記時期は、請求項2に記載の発明のように、熱交換器が非作動中で、一日24時間の所定時間帯かもしくは温度センサで検出された室外等の温度が所定温度以下となった時の少なくとも一方であることが好ましく、また、前記制御手段は、請求項3に記載の発明のように、前記湯循環手段内及び又は前記熱交換器の加熱手段としての温水供給管内にも少量の水を循環させることが好ましい。
また、請求項4に記載の発明のように、加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、該第2の熱交換器と前記熱交換器は、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管で連結されることにより構成されると共に、前記熱交換器が略水平状態で前記第2の熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されていることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、制御手段が給水手段の給水電磁弁や排水手段の排水電磁弁を制御して、予め設定した時期に少量の水を給水手段の給水配管からタンク内に供給すると共に、このタンク内に供給された水を排水手段の排水配管から排水させるため、装置が設置される場所の温度が下がるとき等に予め少量の水を給水配管から排水配管に流通させてこれらの配管の凍結を容易に防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、熱交換器が非作動中の、一日24時間の所定時間帯かもしくは温度センサで検出された天井裏等の室外等の温度が所定温度以下となった時の少なくとも一方に少量の水が循環されるため、深夜等の所定の時間帯や検出された室温に基づいて少量の水を流すことができて、装置の凍結防止対策を効果的に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、制御手段が湯循環手段内や熱交換器の加熱手段としての温水供給管内にも少量の水を循環させるため、蒸気発生用の湯循環手段内の配管や蒸気発生用の熱交換器を加熱する温水供給管の凍結も防止されて、装置の凍結防止対策を一層効果的に行うことができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、多数枚のフィンが温水供給管で連結された蒸気発生用の熱交換器と、同様に多数枚のフィンが温水供給管で連結された温風発生用の第2の熱交換器とがケース内に所定の形態で配置されるため、例えば第2の熱交換器で熱交換された温風を蒸気発生に使用できる等、蒸気と温風の発生を効率的に行うことができると共に、装置の外形形状を蒸気発生用の傾斜状態の熱交換器の高さ寸法に対応させて薄型に形成できて、例えば浴室の天井部分等に好適に設置することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10は、本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその基本構造を示す概略構成図、図2が斜視図、図3が浴室への設置状態を示す斜視図、図4が蒸気発生装置の具体的構造を示す概念図、図5が熱交換器の基本構造を示す斜視図、図6が制御系のブロック図、図7が運転モードの説明図、図8〜図10が動作の一例を示すフローチャートである。
図1に示すように、蒸気発生装置1は、多数枚のフィン4aが加熱手段としての温水供給管5aで連結された第1の熱交換器(交換器)3aと、多数枚のフィン4bが加熱手段としての温水供給管5bで連結された第2の熱交換器3bと、水や湯(湯水という)を循環させて湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散(吐出や噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)させる湯循環手段7と、吸引口8と吹出口9との間に後述する所定の通風経路R1を形成する送風ファン10と、後述する換気通路R2を形成する換気ファン11等を備えている。
前記湯循環手段7は、第1の熱交換器3aの下方に配置され該熱交換器3aのフィン4aに沿って流下した湯水を回収するバッファタンク12と、このバッファタンク12内の湯水を汲み上げる循環ポンプ13と、第1の熱交換器3aのフィン4a上部に所定の間隔で配置され循環ポンプ13で汲み上げられた湯水をフィン4a上に放散させる前記湯噴出管6等を有している。
この湯循環手段7のバッファタンク12は、その上面に、流下した湯水を回収する例えばスリット状の回収孔12aが形成された蓋体部12bが設けられ、この蓋体部12bには、バッファタンク12内の湯水の上限水位を検出する1個のフロートスイッチ15が配置されると共に、バッファタンク12内には、湯水の温度を検出する水温センサ16が配置されている。
また、前記吸気口8内には、吸気される浴室内の空気温度を検出する吸気温センサ17が配置され、前記第1の熱交換器3aの、例えば後述する支持板39や温水供給管5a外面には、当該熱交換器3aの温度を検出する温度センサ18が配置されている。さらに、前記吹出口9には、ルーバーモータ19aの回転により吹出口9を開放させるルーバー19が開閉可能に配設されている。
前記送風ファン10は、例えばクロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等によって形成され、その送風ファンモータ10aが後述する制御基板20の制御信号により回転し、また、前記換気ファン11は、例えばシロッコファンで形成され、その換気ファンモータ11aが制御基板20の制御信号により回転するようになっている。
そして、これらの各部材が横方向に薄型の本体ケース2内に配置されることで、図2に示すように、蒸気発生装置1自体が扁平薄型形状に形成されている。この時、本体ケース2は、その下面開口部にグリル板2aが着脱可能に装着され、このグリル板2aには、前記吸気口8と吹出口9が設けられると共に、後述する表示器45等が配設されている。
また、図1に示すように、本体ケース2内には、各種ケーブル14が接続された制御手段としての前記制御基板20と受信・表示基板21が配置されると共に、前記各温水供給管5a、5bに接続された往き配管22aと戻り配管22b、前記バッファタンク12に接続された給水配管23及び排水配管24の一部が配置されている。
そして、これらの配管のうち、往き配管22aと給水配管23及び排水配管24の本体ケース2内には、例えば「全開」位置と「予備」位置とに設定できて流量調整が可能な給湯電磁弁26、給水電磁弁25、排水電磁弁27が接続されており、給水電磁弁25と給水配管23により本発明の給水手段が構成され、排水電磁弁27と排水配管24により本発明の排水手段が構成されている。
また、往き配管22aと戻り配管22bのケース本体2外の端部には、循環機能付きの灯油ボイラーやガス給湯器等の給湯機29が接続され、給水配管23の端部には水道もしくは給湯機29内の水道配管等が接続されている。さらに、バッファタンク12には、その先端が排水配管24に接続されたオーバーフロー管28の基端部が接続されている。なお、本体ケース2内の前記受信・表示基板21には防水赤外線の無線リモコン30が接続され、前記制御基板20には必要に応じて有線リモコン31が接続されている。
この蒸気発生装置1は、例えば図3に示すようにして浴室32に設置される。すなわち、その外形形状が扁平薄型形状の本体ケース2を、浴室天井を形成するバスタブ33上方の天井パネル34に、例えば図2の二点鎖線で示すように、浴室32上方の躯体36に複数本の吊りボルト37により吊り下げ設置し、本体ケース2のグリル板2aの吸気口8と吹出口9を浴室32内に開口させる。
そして、この蒸気発生装置1の往き配管22aと戻り配管22b及び給水配管23を、例えば図示しないサヤ管に納めて天井パネル34の上面(天井裏)に配置すると共に、排水配管24を天井パネル34の上面から浴室32の壁パネル35の外面を通してバスタブエプロン38内の防水パン上に配置する。この時、給水配管23は、天井パネル34の上面に位置する蒸気発生装置1側の端部を水平線に対して所定角度α傾斜させることにより、給水配管23外面に付着する結露水が蒸気発生装置1内に導かれるように設定する。
また、壁パネル35の外面に位置する排水配管24を垂直線に対して角度β傾斜させて配置することにより、排水配管24の排水口を防水パンの所定位置に位置させると共に、排水の流速も調整できるようになっている。なお、蒸気発生装置1から引き出される電源用やリモコン用あるいはいわゆるインテリジェント通信用等の前記各種ケーブル14は、天井パネル34の上面側に配線され、また、換気ファン11の換気ダクト11bも天井パネル34の上面側に配置される。
図4は、前記蒸気発生装置1の具体的構造の概念図を示している。この図4に示すように、前記第2の熱交換器3bは、本体ケース2の隔壁2b内で例えばグリル板2a側下部に水平状態で配置され、この第2の熱交換器3bの左端側上方に第1の熱交換器3aが垂直方向に対して所定角度γ傾斜した状態で配置されている。また、第1の熱交換器3aの下方には、前記バッファタンク12を形成するバッファパン12cが配置されると共に、第1の熱交換器3aの下方左側方には、前記送風ファン10が配置されている。
そして、送風ファン10下方のグリル板2aには前記ルーバー13を有する吹出口9が設けられ、第2の熱交換器3b下方のグリル板2aには前記吸気口8が設けられている。これにより、送風ファン10が回転した際に、本体ケース2内に図の二点鎖線で示すように、吸気口8→第2の熱交換器3b→第1の熱交換器3a→送風ファン10→吹出口9に連通する通風経路R1が形成されている。また、通風経路R1が形成される本体ケース2内には、吸気口8と換気ファン11の換気ダクト11bとを連通する換気通路R2も形成されている。なお、グリル板2aの吸気口8や吹出口9の内側には、必要に応じて図示しないフィルター等が着脱可能に配設される。
また、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aの上方には、所定の間隔を有して前記湯噴出管6が配置されると共に、両熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bの両端部が、図1に示すように、前記往き配管22aと戻り配管22bにそれぞれ接続されることにより、2つの温水供給管5a、5bが並列接続されている。そして、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aが主に蒸気発生用として使用され、水平状態で配置された第2の熱交換器3bが主に温風発生用として使用されるようになっている。
この第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bは、その基本構造が図5に示すように構成されている。すなわち、両熱交換器3a、3bは、左右の一対の支持板39と、この支持板39間に所定ピッチで並設された多数枚の薄板からなるフィン4a、4bと、このフィン4a、4bと左右の支持板39間に横方向の蛇行状に配置されて、フィン4a、4bや支持板39を連結する加熱手段としての温水供給管5a、5b等を有して、その長さ寸法と高さ寸法等の外形形状が略同一に(もしくは異なるように)形成されている。
なお、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bは、その各フィン4a、4b間のピッチp1を同一かもしくは互いに異なるように設定したり、互いのフィン4a、4bの面積等を異なるように設定することにより、両熱交換器3a、3b自体の形態を蒸気発生や温風発生に適した適宜形状に設定できるし、第1の熱交換器3aのフィン4a間のピッチp1を湯噴出管6の隣接する噴出孔6a間のピッチp2と同一かもしくは異なるように設定することもできる。
図6は、前記蒸気発生装置1の制御系のブロック図を示している。以下、これについて説明する。蒸気発生装置1の前記制御基板20には、マイコン40と、モータや電磁弁等を作動させる駆動回路41と、電源ケーブル14aで外部電源に接続された電源回路42等が実装されている。そして、この制御基板20の入力側には、蒸気発生装置1を作動可能状態に設定する本体スイッチ43、前記有線リモコン31、受信・表示基板21の受信器44、フロートスイッチ15、水温センサ16、吸気温センサ17、温度センサ18等が接続されている。
また、制御基板20の出力側には、異常発生時等に警報音を発するブザー46、前記受信・表示基板21の複数個のLEDからなる表示器45、循環ポンプ13、送風ファンモータ10a、ルーバーモータ19a、換気ファンモータ11a、3つの電磁弁25〜27等が接続されている。そして、無線リモコン30もしくは有線リモコン31で入力された操作情報に基づいて、制御基板20のマイコン40に予め記憶されたプログラムに従い、制御基板20の出力側に接続されたモータや電磁弁が駆動回路41からの駆動信号等により所定の動作をするようになっている。
なお、この制御基板20に接続される有線リモコン31と受信・表示基板21に接続される無線リモコン30には、図6に拡大して示すように、乾燥運転スイッチ47、ミスト暖房運転スイッチ48、ドライ暖房運転スイッチ49及び換気運転スイッチ50等の各種運転モードを設定する運転スイッチと、各運転モード時の時間を設定するタイマー設定部51、各種時間やエラーコード等を表示する表示部52、蒸気発生装置1に後述する凍結防止対策を自動的に実行させる凍結防止スイッチ53等が設けられており、各スイッチの操作信号等が受信・表示基板21や制御基板20に入力されるようになっている。
次に、この制御基板20による蒸気発生装置1の動作の一例について説明する。先ず、この蒸気発生装置1は、図7に示す「乾燥」「ミスト暖房」「ドライ暖房」「換気」の4つの運転モードで運転可能であり、各運転モード時において、循環ポンプ13、送風ファンモータ10a、ルーバーモータ19a及び換気ファンモータ11aが、図7に示す所定の動作(作動もしくは停止)をするようになっている。
そして、運転モードとして「ミスト暖房」運転が選択された場合は、図8(a)に示すようにして動作する。すなわち、蒸気発生装置1の電源スイッチがオンされてプログラムが開始(S100)されると、ミスト暖房運転スイッチ48がオンしたか否かが判断(S101)され、この判断S101は「YES」になるまで繰り返される。
そして、例えば無線リモコン30のミスト暖房運転スイッチ48がオン操作されると、判断S101で「YES」となって、給水配管23からバッファタンク12内に水を供給して循環させる水供給・循環処理(S102)を実行する。この水供給・循環処理S102は、制御基板20の制御信号で給水電磁弁25を「全開」とし、フロートスイッチ15がオンして満水を検出したか否かを判断し、満水になった時点で給水電磁弁25を「全開」とすると共に、循環ポンプ13を作動させること等によって行われる。
この水供給・循環処理S102において、バッファタンク12内に供給された湯水が湯循環手段7内を循環することになり、例えば給水電磁弁25等の開閉制御と循環ポンプ13の作動を繰り返して行うことによりバッファタンク12内の水位が一定に維持される。また、この水供給・循環処理S102時には、前記送風ファンモータ10aとルーバーモータ19aは停止状態に維持されて、吹出口9からの冷風の吹き出しが禁止されている。
水供給・循環処理S102が実行されると、次に温水循環処理(S103)が実行される。この温水循環処理S103は、制御基板20からの制御信号により、給湯電磁弁26を「全開」として第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの温水供給管5a、5bに給湯機29から所定温度(例えば80℃以上)の温水をそれぞれ供給すると共に、送風ファンモータ10aを回転させること等によって行われる。
この各温水供給管5a、5bへの温水の循環供給により、温水供給管5a、5bで連結されている各交換器3a、3bのフィン4a、4bが所定温度までそれぞれ加温され、また、送風ファンモータ10aの回転により、吸気口8から本体ケース2内に吸い込まれた空気が第2の熱交換器3bで加温されて温風となり、この温風が第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給、すなわち通風経路R1を流れることになる。
なお、このステップS103の温水循環処理においては、往き配管22aと戻り配管22bを各熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bに並列的に接続することで、両熱交換器3a、3bで同時に熱交換を行うようにしているが、例えば往き配管22aと戻り配管22bを、図示しない所定の切換弁で各熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bに接続することにより、第1の熱交換器3aのみに温水を供給するように設定することもできる。
そして、この温水循環処理S103の実行中に、バッファタンク12内に供給された水が循環して第1の熱交換器3aのフィン4a間を通過して流下することにより、第1の熱交換器3aで熱交換されて短時間に所定温度の湯となる。この所定温度となった湯が湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散されると、第2の熱交換器3bから通風経路R1を介して第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給されている空気との間に圧力差が生じて放散される湯の一部が蒸気となり、この蒸気が通風経路R1を流れて吹出口9から浴室32内に吹き出されることになる。
この時、本体ケース2内に2つの熱交換器3a、3bが配置されると共に、両熱交換器3a、3bを結ぶ通風経路R1が第2の熱交換器3bから第1の熱交換器3aに流れる状態に設定されていることから、第1の熱交換器3aに第2の熱交換器3bで熱交換された高温の温風が供給されて、第1の熱交換器3aにおける蒸気の発生が促進される。その結果、第1の熱交換器3aにおける放散された湯とフィン4aとの接触時間を従来より例えば短くできて、第1の熱交換器3a自体を小型に形成してその高さ寸法を低くしても十分な量の蒸気を発生できることになる。なお、以上のステップS102、S103の実行においては、各ステップの全部もしくは一部が並行動作される等、所定のタイミングで実行される。
このようにして蒸気が浴室32内に吹き出されると、バッファタンク12内の水位制御(S104)と、吹出口9から吹き出される蒸気や温風の温度等を制御する温度等制御(S105)が略並行して実行される。このうち水位制御S104は、湯水が湯循環手段7内を循環することにより、その一部が蒸気となって減少し蒸気発生に悪影響を与えない下限水位まで減少しない予め設定した時間に基づき、当該時間が経過した時点で給水電磁弁25を「全開」としバッファタンク12内に水を補給すると共に、フロートスイッチ15が満水を検知した時点で給水電磁弁25を「閉」にすること等により行われる。
また、温度等制御S105は、例えば浴室32内に設けた図示しない室温センサで検出された温度と予めマイコン40に記憶してある基準温度とを比較して、例えば循環ポンプ13をオン・オフ制御することで、第1の熱交換器3a上に放散される湯水の温度や湯量を増減させたり、あるいは循環ポンプ13の電流値を検出し、この検出値と予めマイコン40に設定した基準値とを比較して、循環ポンプ13の作動電流値等の電気的特性値を増減させることで湯水の循環量を増減させて、蒸気の発生量等を制御することによって行われる。
そして、この水位制御S104と温度等制御S105は、前記ミスト暖房運転スイッチ48がオフされるかあるいはタイマー時間が経過するまで繰り返して行われ(S106)、この判断S106で「YES」となった時点で、停止処理(S107)を行い、その後一連のプログラムを終了(S108)する。この時の停止処理S107は正常動作時の停止処理で、例えば給湯機29を停止させると共に、水温センサ16で検出したバッファタンク12内の湯水の温度が排水に安全な温度まで下がった際に排水電磁弁27を「全開」としたり、循環ポンプ13や送風ファンモータ10aを停止させること等によって行われる。
以上が、湯循環手段7を使用する「ミスト暖房」運転モードにおける動作であるが、前記「ドライ暖房」運転モードが選択された場合は、図8(b)に示すように、図8(a)のステップS102の水供給・循環処理とステップS104の水位制御を行うことなく、温水循環処理(S103)と温度等制御(S105)を実行して、ドライ暖房運転スイッチ49がオフしたか否かが判断(S106)されることになる。また、ステップS107の停止処理は、制御基板20からの制御信号により、給湯機29を停止させた後に給湯電磁弁26を「閉」とすること等によって行われる。
この「ドライ暖房」運転モードの場合は、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの並列接続された温水供給管5a、5bに温水がそれぞれ供給されることから、通風経路R1を流れる空気を両熱交換器3a、3bで熱交換して温風とすることができ、所定量の温風を効率良く短時間に得ることができる。なお、この「ドライ暖房」運転モードの場合には、必要とする温風によっては、両熱交換器3a、3bと給湯機29とを前述したように切換弁で接続することにより、第1の熱交換器3aのみもしくは第2の熱交換器3bのみに温水を供給して、一方の熱交換器3a、3bからのみ温風を発生させるように構成することも勿論可能である。
また、図示はしないが、乾燥運転スイッチ47がオン操作されて「乾燥」運転モードが選択された場合には、上記ドライ暖房運転に加えて換気ファンモータ11aが作動するようになっている。さらに、換気運転スイッチ50がオン操作されて「換気」運転モードが選択された場合は、換気ファンモータ11aのみが作動して、本体ケース2の例えば吸気口8から吸い込まれた浴室32内の空気が、換気通路R2を流れて換気ダクト11bから浴室32外に排気されて、浴室32内が換気されることになる。
そして、蒸気発生装置1は、このような各運転モードが選択されて実行されると共に、前記リモコン30の凍結防止スイッチ53がオン操作された場合に、図9もしくは図10に示す凍結防止フローが実行される。以下、これについて説明する。先ず、図9に示す凍結防止フローは、図8のステップS100と同様にプログラムが開始(S200)されると、凍結防止用スイッチ53がオンしたか否かが判断(S201)され、この判断S201は「YES」になるまで繰り返される。そして、使用者により凍結防止スイッチ53がオン操作されて「YES」となった時点で、運転モードを設定する全ての運転スイッチ47〜50がオフされているか否かが判断(S202)され、この判断で「NO」の場合は、オンされている運転スイッチに対応した運転モードが前述したようにそれぞれ実行される。
また、判断S202で「YES」の場合、すなわち全ての運転スイッチ47〜50がオフ状態で蒸気発生装置1が停止している場合は、所定の時間帯が開始されたか否かが判断(S203)され、この判断S203で「NO」の場合は、ステップS202に戻る。この判断S203における時間帯とは、一日24時間の時間で深夜等の外気温が低下して凍結が発生し易い例えば「0時〜5時」等の時間帯である。そして、マイコン40内もしくは別途設けた図示しないタイマーがこの時間帯の開始時刻になると、判断S203で「YES」となり、予備水が供給(S204)される。
このステップS204の予備水の供給は、給水電磁弁25を「予備」位置に設定して、「全開」位置より所定量少ない量の水をバッファタンク12内に供給することによって行われる。なお、この予備水の供給は、供給される水が凍結しないように、連続して供給することもできるが例えば所定時間毎に行うこともでき、この時、バッファタンク12内の水位の下限検出やフロートスイッチ15により上昇水位の検出は、例えば無効とされるようになっている。
そして、予備水が湯循環手段7のバッファタンク12内に供給されると、制御基板20の制御信号で排水配管24の排水電磁弁27が「予備」(もしくは「全開」)位置に設定されて予備水が排水(S205)される。このステップS205の予備水の排水も、連続して行ったり、例えば給水電磁弁25の「予備」位置への開動作と関連付けて予め設定した所定時間毎に行って、凍結用の水の使用量をできるだけ減らすようにしても良い。このステップS204の予備水の供給とステップS205の予備水の排水により、停止状態の蒸気発生装置1の給水配管23から排水配管27に水が流通して、これらの配管23、24内の凍結が防止されることになる。
このようにしてステップS204、S205で所定の処理が実行されると、前記時間帯が終了したか否かが判断(S206)され、この判断S206で「YES」の場合、すなわちステップS202〜S205が時間帯の最後の時刻まで実行された場合は、停止処理(S207)を行って一連のプログラムを終了(S208)する。この時の停止処理S207は、給水電磁弁25と排水電磁弁27を「閉」位置に設定することによって行われる。また、判断S206で「NO」の場合、すなわち時間帯の最後の時刻に達していない場合は、ステップS202に戻り該ステップS202以降を繰り返すことになる。
つまり、この凍結防止フローは、深夜等の予め設定した時間帯になると、制御基板20の制御信号で給水電磁弁25と排水電磁弁27が「予備」位置に自動的に開いて、給水配管23からバッファタンク12を介して排水配管24に少量の水が流通し、各配管23、24内の凍結が防止されることになる。
なお、図9に示すフローチャートにおいては、予備水を供給する時期を、予め設定した時間帯によって行ったが、本発明はこれに限定されず、例えば図9の二点鎖線で示すように、凍結防止スイッチ53がオン操作されてから、設定した所定の時間t1が経過したか否かを判断(S203)して行うようにしても良い。この場合は、例えば外気温が低くなり凍結が発生しそうな日の、最後の入浴後に凍結防止スイッチ53をオン操作すると共に時間t1を入力設定することで、時間t1が経過した時点で凍結防止フローが自動的に実行されることになる。このフローの場合は、前記判断S206において二点鎖線で示すように、予め設定した時間t2が経過したか否かが判断されることになる。
また、図10に示すように、浴室の天井裏(もしくは屋外や給水配管23自体、或いは給水配管23内に残っている水)等の温度を検出して、この検出温度に基づいて行う凍結防止フローとすることもできる。以下、このフローを図9と同一部位には同一符号を付して説明する。この凍結防止フローは、判断S202で「YES」となった時点で、図示しない温度センサにより浴室の天井裏等の温度Tiを検出(S2031)し、この検出温度Tiが予め設定してある基準温度Ts以下か否かが判断(S2032)される。
この時、基準温度Tsは、給排水管内に残った水が凍結する可能性のある温度であり、判断S2032で「YES」の場合、すなわち、浴室の天井裏の温度等が凍結する可能性のある温度以下となった場合は、予備水の供給(S204)及び予備水の排水(S205)が行われる。また、判断S2032で「NO」の場合、すなわち、天井裏の温度等が基準温度Tsより高い場合は、ステップS2031に戻り再び天井裏の温度等を検出する。また、ステップS205で予備水の排水が終了すると、予め設定した時間t3が経過したか否かが判断(S206)され、この判断S206で「YES」の場合は、前述したと同様の停止処理(S207)をし、判断S206で「NO」の場合はステップS202に戻り、該ステップS202以降を繰り返すことになる。
この凍結防止フローの場合は、凍結防止スイッチをオン操作することで、温度センサで検出した温度に基づいて予備水の供給や排水が自動的に実行されることから、凍結防止フローを浴室の天井裏の温度等が凍結する可能性のある場合にのみ行うことが可能となる。なお、本発明は上記した各凍結防止フローのそれぞれに限定されるものでもなく、例えば図9と図10に示すフローを組み合わせて時間帯と温度に基づいて行うこともでき、この場合は温度が優先されるフローとすることもできる。
また、凍結防止フローの予備水の供給、排出のタイミング等を、地域や季節(温度)等によって各蒸気発生装置毎に設定できるようにしても良いし、各電磁弁25、27もその開放位置が「全開」位置と「予備」位置に限らず、無段階位置に開放できるものを使用して、予備水の量を季節等の温度や設置地域等に応じて最適量に設定し得るようにしても良い。また、図9及び図10にフローチャートにおいて、凍結防止スイッチ53がオフ操作された場合に、その時点で凍結防止フローが終了するようにしても良い。
さらに、上記各フローにおいては、給水配管23から排水配管24に予備水を流通させることで、両配管23、24の凍結を防止するようにしたが、例えば、図10の二点鎖線で示すように、予備水をバッファタンク12に供給した後に、循環ポンプ13を作動させてこの予備水を湯循環手段7内を循環(S2041)させ、その後に、給湯機29から予備温水を各熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bに供給・循環(S2042)させ、予備水を排水(S2051)させるフローとすることもできる。この場合、ステップS2042を省略して、予備水を湯循環手段7内で循環させてそれを排水するフローとすることもできるし、ステップS2042の予備温水の供給・循環も、例えばその一方の熱交換器3a、3bにのみ供給、循環するフローとすることもできる。
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、制御基板20により給水電磁弁25や排水電磁弁27の開閉度合いが制御されて、予め設定した時間帯や時間等の所定時期に少量の水を給水配管23からバッファタンク12に供給すると共に、このバッファタンク12内に供給された水を排水配管24から排水するため、蒸気発生装置1が設置される場所の温度等が下がる所定時期に予め少量の水を給水配管23から排水配管24に自動的に流通させることができて、給水配管23や排水配管24等の凍結を防止することができる。
特に、各熱交換器3a、3bが非作動中の、一日24時間の所定時間帯である深夜かもしくは室温センサで検出された浴室の天井裏等の温度が所定温度以下となった時の少なくとも一方の時期に少量の水が流通するため、凍結が発生し易い時期に少量の水を給水配管23と排水配管24内等に確実に流すことができる。また同時に、制御基板20の制御信号で循環ポンプ13を作動させてバッファタンク12内に供給された水を湯循環手段7内に循環させるようにすれば、湯循環手段7の凍結も防止されると共に、往き配管22aに設けられた給湯電磁弁26を介して温水供給管5a、5bにも少量の湯水を循環させるようにすれば、熱交換器3a、3bのフィン4a、4bを加熱する温水供給管5a、5bの凍結も防止され、蒸気発生装置1の凍結防止対策を一層効果的に行うことができる。
また、制御基板20の制御信号に基づいて給水電磁弁25と排水電磁弁27を予め設定したプログラムにしたがって開閉動作させることで凍結防止が図れるため、主にソフト的な対応により、容易に凍結防止運転が可能となる。また、凍結防止フローの際に、極少量の水を流通させると共に、例えば「全開」位置と「予備」位置に開放可能な各電磁弁25、27を効率的に開閉制御することで、予備水の量を少量とすることができて、湯水の無駄な使用が防止されて、省エネ効果に優れた蒸気発生装置1を得ることができる。
さらに、リモコン30等に凍結防止スイッチ53が設けられて、このスイッチ53をオン操作することにより、予め設定されているプログラムにしたがって凍結防止フローが自動的に行われるため、凍結防止用の面倒な操作が不要になると共に、例えば地域や季節等に応じて凍結防止用の所定のファクターを設定可能とすることで、地域に最適な凍結防止フローを行うことができて、操作性と使い勝手に優れた蒸気発生装置1を提供することができる。
これらにより、例えば蒸気発生装置1を、深夜等に温度が低くなり易い浴室32の天井裏に設置した場合であっても、その凍結防止を確実に図ることができて、蒸気発生装置1を安全に使用できると共に、凍結した際の面倒なメンテナンスも不要となって、寒冷地等の住宅の浴室32の天井部分に簡単に設置できて、ミスト暖房やドライ暖房等の快適な入浴を行うことが可能となる。
また、上記実施形態の蒸気発生装置1においては、次のような付随的な作用効果を奏することができる。すなわち、本体ケース2内に湯噴出管6を備えた第1の熱交換器3aと湯噴出管6を備えない第2の熱交換器3bを別体で配置し、送風ファン10による通風経路R1が第2の熱交換器3bで熱交換された温風を第1の熱交換器3aに供給するように設定しているため、第1の熱交換器3aによる蒸気発生時に、第2の熱交換器3bで熱交換された温風を第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給して第1の熱交換器3aを加熱することができる。
その結果、第1の熱交換器3aにおいて、温水供給管5a自体への給湯機29からの温水の循環供給と第2の熱交換器3bからの温風とでフィン4aを効率的に加熱することができ、フィン4a間を流れる湯水を従来では得られない短時間で蒸気発生に適した高温の湯水とすることができ、第1の熱交換器3aによる蒸気発生を促進させることができたり、両熱交換器3a、3bの使用により温風を短時間に発生させることができる等、蒸気発生装置1における蒸気や温風の発生効率を十分に高めることが可能となり、システムバスルームの蒸気発生装置1として好適に使用することができる。
また同時に、本体ケース2内に分割配置された第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3b等が制御基板20の制御信号により所定に制御されるため、両熱交換器3a、3bの効率的な使用により蒸気や温風の発生効率を十分に高めつつ、放散された湯水が流下する第1の熱交換器3aの高さ寸法を小さくして、蒸気発生装置1の外形形状を小型に形成でき、システムバスルーム等の浴室32の天井に大きなスペースを必要とすることなく、簡単かつコンパクトに設置することができる。
さらに、第1の熱交換器3aの下方にフィン4aに沿って流下した湯を回収するバッファタンク12が設けられ、このタンク12内の湯水が循環ポンプ13により第1の熱交換器3aの湯噴出管6に再び供給、すなわち湯水が湯循環手段7により循環使用されることから、蒸気発生に使用した湯を再利用できて、水(湯)の有効利用が図れ、凍結防止用の水の省エネ化と併せ一層省エネ効果に優れた蒸気発生装置1を得ることができる。
またさらに、本体ケース2内に第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bが配置されると共に、送風ファン10、循環ポンプ13、換気ファン11及び各種電磁弁25〜27が配置されて、これらが制御基板20からの制御信号で所定に動作して4つの運転モードに設定できるため、1台の蒸気発生装置1で、例えば乾いた温風での衣類乾燥(乾燥運転時)、湿った温風での浴室暖房(ミスト暖房運転時)、乾いた温風での浴室暖房(ドライ暖房運転時)、及び浴室内換気(換気運転時)を行うことができて、蒸気発生装置1の使い勝手と操作性を向上させること等ができる。
なお、上記実施形態においては、本体ケース2内に一つの通風経路R1を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば図11に示すように、本体ケース内に2つの通風経路R1−1、R1−2を設ける構成としても良い。すなわち、本体ケース2内に第1の熱交換器3aを傾斜状態で第2の熱交換器3bを水平状態で配置し、第2の熱交換器3bの右側方に送風ファン10を配置する。そして、グリル板2aの送風ファン10下方に吹出口9を設けると共に、グリル板2aの第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの下方に吸気口8を設け、本体ケース2内に、吸気口8→第1の熱交換器3a→送風ファン10→吹出口9に至る第1の通風経路R1−1と、吸気口8→第2の熱交換器3b→送風フアン10→吹出口9に至る第2の通風経路R1−2とを形成する。
この実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、第1の熱交換器3aを通過する第1の通風経路R1−1と、第2の熱交換器3bを通過する第2の通風経路R1−2を有しているため、第1の熱交換器3aによる蒸気発生時に該熱交換器3aを通過する空気、あるいは両熱換器3a、3bによる温風発生時に両熱交換器3a、3bをそれぞれ通過する空気の圧力損を低減させることができて、両熱交換器3a、3bを一層効率的に使用できる等の作用効果が得られる。
また、上記各実施形態においては、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bを1台ずつ同一の本体ケース2内に配置したが、例えば各熱交換器3a、3bを別々のケース内に配置しこれらをダクト等で連結する構成としても良いし、同一の本体ケース2内に複数台の各熱交換器3a、3bを配置する構成としても良い。さらに、上記各実施形態においては、蒸気発生装置1を浴室32の天井パネル34上に設置したが、例えば天井パネル34と壁パネル35とのコーナ部分(このコーナ部分と天井パネル34を含めて天井部分という)に設置するようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、制御手段を蒸気発生装置1内の制御基板20で形成したが、例えば給湯機29の制御基板を含めた構成とすることもできる。さらに、上記各実施形態においては、換気ファン11を本体ケース2内に一体的に配置したが、別体で配置しても良いし、本体ケース2の形状、バッファタンク12の形状、グリル板2aの吸気口8や吹出口9の位置や大きさ等の形状、各種センサ等の配置位置、各熱交換器3a、3b自体の構成等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、システムバスルーム等の浴室に限らず、例えばサウナルームやシャワールーム等の蒸気発生装置にも適用できる。
本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態の基本構造を示す概略構成図 同その斜視図 同浴室への設置状態を示す斜視図 同蒸気発生装置の具体的構造を示す概念図 同その熱交換器の基本構造を示す斜視図 同制御系のブロック図 同各運転モードの説明図 同各運転モードの基本動作を示すフローチャート 同その凍結防止フローの一例を示す図 同他の凍結防止フローを示す図 本発明に係わる蒸気発生装置の他の実施形態を示す図4と同様の概念図
符号の説明
1・・・蒸気発生装置、2・・・本体ケース、2a・・・グリル板、2b・・・隔壁、3a・・・第1の熱交換器、3b・・・第2の熱交換器、4a、4b・・・フィン、5a、5b・・・温水供給管、6・・・湯噴出管、6a・・・噴出孔、7・・・湯循環手段、8・・・吸気口、9・・・吹出口、10・・・送風ファン、11・・・換気ファン、12・・・バッファタンク、12c・・・バッファパン、13・・・循環ポンプ、15・・・フロートスイッチ、16・・・水温センサ、17・・・吸気温センサ、18・・・温度センサ、19・・・ルーバー、20・・・制御基板(制御手段)、21・・・受信・表示基板、25・・・給水電磁弁、26・・・給湯電磁弁、27・・・排水電磁弁、29・・・給湯機、30・・・無線リモコン、31・・・有線リモコン、32・・・浴室、34・・・天井パネル、40・・・マイコン、51・・・タイマー設定部、53・・・凍結防止スイッチ。

Claims (4)

  1. 加熱手段を有して湯水を放散させることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、該熱交換器に放散された湯水をタンク内に回収して循環ポンプで再び熱交換器に放散させる湯循環手段と、該湯循環手段のタンク内に水を供給する給水手段及び前記タンク内の水を排水する排水手段と、前記給水手段と排水手段を制御して予め設定したときに少量の水を給水手段の給水配管から排水手段の排水配管内に流通させ得る制御手段と、を備えることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記時期は、熱交換器が非作動中で、一日24時間の所定時間帯かもしくは温度センサで検出された室外等の温度が所定温度以下となった時の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 前記制御手段は、前記湯循環手段内及び又は前記熱交換器の加熱手段としての温水供給管内にも少量の水を循環させることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置。
  4. 加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、該第2の熱交換器と前記熱交換器は、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管で連結されることにより構成されると共に、前記第2の熱交換器が略水平状態で前記熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の蒸気発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007089753A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd サウナ装置
KR101305879B1 (ko) 2011-11-21 2013-09-09 계양전기 주식회사 스팀 해빙기 및 그의 구동제어방법
JP2016080335A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 パナソニック株式会社 加温加湿装置

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