JP2004251888A - 熱媒供給設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱交換器の漏れ異常を的確に判別する。
【解決手段】 給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器6を通過させる状態で循環路4を通して循環させる循環手段31と、膨張タンク41内の熱媒を熱交換器6を通過させる状態で熱媒循環路37,38を通して循環させる熱媒循環手段39と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、運転制御手段は、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、熱媒循環手段39を運転させて、その運転状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、熱交換器6の漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器6を通過させる状態で循環路4を通して循環させる循環手段31と、膨張タンク41内の熱媒を熱交換器6を通過させる状態で熱媒循環路37,38を通して循環させる熱媒循環手段39と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、運転制御手段は、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、熱媒循環手段39を運転させて、その運転状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、熱交換器6の漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器を通過させる状態で循環路を通して循環させる循環手段と、膨張タンク内の熱媒を前記熱交換器を通過させる状態で熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられている熱媒供給設備に関する。
上記のような熱媒供給設備は、運転制御手段が、循環手段と熱媒循環手段とを運転させることにより、熱交換器において給湯用湯水と熱媒とを熱交換させて、加熱手段にて加熱された給湯用湯水にて熱媒を加熱したり、逆に、加熱手段にて加熱された熱媒にて給湯用湯水を加熱するようにしているものである。
上記のような熱媒供給設備において、従来では、加熱手段として、熱電併給装置の排熱により加熱させる排熱用熱交換器や、バーナの燃焼により加熱させる補助加熱装置が設けられ、循環手段が、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を貯湯タンクに貯湯する貯湯状態と、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を熱交換器に供給する熱源状態とに切換可能に構成されている。
そして、運転制御手段が、熱媒循環手段を運転させるとともに、循環手段を熱源状態にて運転させることにより、熱交換器において給湯用湯水にて熱媒を加熱させて、その加熱された熱媒を床暖房装置や浴室暖房装置などの端末に供給するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、運転制御手段が、熱媒循環手段を運転させるとともに、循環手段を熱源状態にて運転させることにより、熱交換器において給湯用湯水にて熱媒を加熱させて、その加熱された熱媒を床暖房装置や浴室暖房装置などの端末に供給するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来の熱媒供給設備では、熱交換器の破損や腐食によって熱交換器の漏れ異常が発生すると、熱交換器において、熱媒が給湯用湯水よりも低圧であれば、給湯用湯水が熱媒循環路側に流入することになり、逆に、熱交換器において、給湯用湯水が熱媒よりも低圧であれば、熱媒が循環路側に流入することになる。
そして、熱媒が循環路側に流入することになると、熱媒が給湯用湯水に混じることとなって、熱媒が混じった給湯用湯水が給湯されることになり、汚れた給湯用湯水が給湯されてしまうことになる。
そして、熱媒が循環路側に流入することになると、熱媒が給湯用湯水に混じることとなって、熱媒が混じった給湯用湯水が給湯されることになり、汚れた給湯用湯水が給湯されてしまうことになる。
したがって、上記従来の熱媒供給設備では、上述の不利を解消するために、加熱手段や貯湯タンクの設置位置を熱交換器の設置位置よりも高くすることによって、熱交換器において、熱媒を給湯用湯水よりも低圧にして、熱交換器の漏れ異常が発生したときに、給湯用湯水が熱媒循環路側に流入することを許容しても、熱媒が循環路側に流入することを阻止している。
このように、上記従来の熱媒供給設備では、熱交換器の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水が熱媒循環路側に流入することを許容しているので、その給湯用湯水の熱媒循環路側への流入により、膨張タンク内の熱媒の貯留量が増加して、膨張タンク内の熱媒の貯留量が設定量よりも多量となったり、膨張タンクから熱媒が漏れる膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生することになる。
そこで、上記従来の熱媒供給設備では、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生するか否かを監視し、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出することによって、熱交換器の漏れ異常が発生していると判別していた。
そこで、上記従来の熱媒供給設備では、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生するか否かを監視し、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出することによって、熱交換器の漏れ異常が発生していると判別していた。
しかしながら、上記従来の熱媒供給設備では、熱媒循環経路中への空気の入り込みによって、膨張タンク内の熱媒の貯留量が増加して、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生することがあるので、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因としては、熱交換器の漏れ異常の他に、熱媒循環経路中への空気の入り込みの場合もある。
したがって、単純に、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出することにより、熱交換器の漏れ異常と判別するだけでは、熱交換器の漏れ異常が発生していないにもかかわらず、熱交換器の漏れ異常が発生していると判別してしまうことになる。
したがって、単純に、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出することにより、熱交換器の漏れ異常と判別するだけでは、熱交換器の漏れ異常が発生していないにもかかわらず、熱交換器の漏れ異常が発生していると判別してしまうことになる。
ちなみに、熱媒循環経路中への空気の入り込みについて説明を加えると、熱媒循環路中の配管としては樹脂管などが用いられるが、この樹脂管は、空気の通過を完全に阻止できるものではないので、熱媒循環路中の配管を通して熱媒循環経路中に空気が入り込むことになる。
また、とくに、熱交換器の設置位置よりも高い位置に熱媒を供給する端末を設置した場合には、端末から熱交換器への熱媒循環経路中が負圧状態となるので、その負圧状態によって熱媒循環経路中に空気が入り込むことになる。
また、とくに、熱交換器の設置位置よりも高い位置に熱媒を供給する端末を設置した場合には、端末から熱交換器への熱媒循環経路中が負圧状態となるので、その負圧状態によって熱媒循環経路中に空気が入り込むことになる。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、熱交換器の漏れ異常を的確に判別することができる熱媒供給設備を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる熱媒供給設備の第1特徴構成は、給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器を通過させる状態で循環路を通して循環させる循環手段と、膨張タンク内の熱媒を前記熱交換器を通過させる状態で熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられている熱媒供給設備において、
前記運転制御手段は、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱媒循環手段を運転させて、その運転状態における前記膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、前記熱交換器の漏れ異常か否かを判別するように構成されている点にある。
前記運転制御手段は、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱媒循環手段を運転させて、その運転状態における前記膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、前記熱交換器の漏れ異常か否かを判別するように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段は、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、熱媒循環手段を運転させるので、その熱媒循環手段の運転により、熱媒循環経路中に入り込んだ空気を熱媒とともに大気開放式の膨張タンクに戻して、熱媒循環経路中に入り込んだ空気を抜くことができることになる。
したがって、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合には、熱媒循環手段を運転させることによって、熱媒循環経路中に入り込んだ空気が抜けて、熱媒循環手段の運転状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量が下降することになる。
それに対して、熱交換器の漏れ異常により膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合には、熱媒循環手段を運転させても、給湯用湯水の熱媒循環路側への流入が継続されることになるので、熱媒循環手段の運転状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量は下降しないことになる。
その結果、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合と熱交換器の漏れ異常により膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合とでは、熱媒循環手段を運転させた状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に差が生じることになる。
したがって、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合には、熱媒循環手段を運転させることによって、熱媒循環経路中に入り込んだ空気が抜けて、熱媒循環手段の運転状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量が下降することになる。
それに対して、熱交換器の漏れ異常により膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合には、熱媒循環手段を運転させても、給湯用湯水の熱媒循環路側への流入が継続されることになるので、熱媒循環手段の運転状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量は下降しないことになる。
その結果、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合と熱交換器の漏れ異常により膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合とでは、熱媒循環手段を運転させた状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に差が生じることになる。
したがって、運転制御手段は、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、熱媒循環手段を運転させて、その運転状態における膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化を監視しているので、膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合と、熱交換器の漏れ異常により膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合とを区別することができることになる。
以上のことから、熱媒循環経路中への空気の入り込みの場合と区別して、熱交換器の漏れ異常を的確に判別することができることとなって、熱交換器の漏れ異常を的確に判別することができる熱媒供給設備を提供できるに至った。
本発明にかかる熱媒供給設備の第2特徴構成は、給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器を通過させる状態で循環路を通して循環させる循環手段と、膨張タンク内の熱媒を前記熱交換器を通過させる状態で熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられている熱媒供給設備において、
前記運転制御手段は、設定時間が経過するごとに前記熱媒循環手段を運転させて、その運転後から次回運転させるまでの間に、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている点にある。
前記運転制御手段は、設定時間が経過するごとに前記熱媒循環手段を運転させて、その運転後から次回運転させるまでの間に、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段は、設定時間が経過するごとに熱媒循環手段を運転させるので、その熱媒循環手段の運転により、熱媒循環経路中に入り込んだ空気を熱媒とともに大気開放式の膨張タンクに戻して、設定時間が経過するごとに熱媒循環経路中に入り込んだ空気を抜くことができることになる。
そして、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生するまでの時間よりも短い時間を設定時間と設定することによって、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する前に、熱媒循環手段を運転させて熱媒循環経路中に入り込んだ空気を抜くことができることになる。
したがって、運転制御手段は、設定時間が経過するごとに熱媒循環手段を運転させることによって、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、熱媒循環経路中への空気の入り込みを排除した状態において、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生しているか否かによって、熱交換器の漏れ異常か否かを判別できることになる。
そして、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生するまでの時間よりも短い時間を設定時間と設定することによって、熱媒循環経路中への空気の入り込みにより膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する前に、熱媒循環手段を運転させて熱媒循環経路中に入り込んだ空気を抜くことができることになる。
したがって、運転制御手段は、設定時間が経過するごとに熱媒循環手段を運転させることによって、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、熱媒循環経路中への空気の入り込みを排除した状態において、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生しているか否かによって、熱交換器の漏れ異常か否かを判別できることになる。
以上のことから、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、熱媒循環経路中への空気の入り込みを排除した状態において、膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇の発生により、熱交換器の漏れ異常か否かを判別することができることとなって、熱交換器の漏れ異常を的確に判別することができる熱媒供給設備を提供できるに至った。
本発明にかかる熱媒供給設備をコージェネレーションシステムに適応させた例を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このコージェネレーションシステムは、図1および図2に示すように、ガスエンジンによって発電機を駆動するように構成された熱電併給装置1と、その熱電併給装置1の排熱を利用しながら、貯湯、給湯および暖房を行う貯湯ユニット2と、熱電併給装置1と貯湯ユニット2の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部Hなどから構成されている。
〔第1実施形態〕
このコージェネレーションシステムは、図1および図2に示すように、ガスエンジンによって発電機を駆動するように構成された熱電併給装置1と、その熱電併給装置1の排熱を利用しながら、貯湯、給湯および暖房を行う貯湯ユニット2と、熱電併給装置1と貯湯ユニット2の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部Hなどから構成されている。
前記貯湯ユニット2は、給湯用湯水を貯湯する貯湯タンク3、貯湯タンク3内の給湯用湯水を循環するための循環路4、循環路4を通流する給湯用湯水を加熱する加熱手段5、循環路4を通流する給湯用湯水と端末供給用の熱媒との熱交換用の熱交換器としての暖房用熱交換器6、循環路4を通流する給湯用湯水にて浴槽18内の湯水を加熱させる追焚用熱交換器7などから構成されている。
前記貯湯タンク3内には、その湯温を検出することにより貯湯量を検出するサーミスタSが複数設けられ、貯湯タンク3には、その底部から貯湯タンク3に水道水圧を用いて給水する給水路8が接続され、その上部から給湯するための給湯路9が接続され、使用された量だけの水を給水路8から貯湯タンク3に給水するように構成されている。
ちなみに、給湯路9には、オーバーフロー路55が接続され、そのオーバーフロー路55にバキュームブレーカ56が設けられている。
ちなみに、給湯路9には、オーバーフロー路55が接続され、そのオーバーフロー路55にバキュームブレーカ56が設けられている。
前記給湯路9には、給水路8から分岐された混合用給水路10が接続され、その接続箇所に給湯路9からの湯水と混合用給水路10からの水との混合比を調整自在なミキシングバルブ11が設けられている。
前記給水路8と混合用給水路10との分岐箇所には、給水温度を検出する給水サーミスタ12が設けられている。
前記給水路8と混合用給水路10との分岐箇所には、給水温度を検出する給水サーミスタ12が設けられている。
また、給湯路9におけるミキシングバルブ11よりも上流側には、貯湯タンク3の上部から給湯路9に給湯された湯水の温度を検出する貯湯出口サーミスタ13が設けられ、給湯路9におけるミキシングバルブ11よりも下流側には、ミキシングバルブ7にて混合された湯水の温度を検出するミキシングサーミスタ14および流量制御弁15が設けられている。
前記給湯路9におけるミキシングサーミスタ14および流量制御弁15の配設箇所よりも下流側が、台所や洗面所などの図外の給湯栓に給湯する一般給湯路16と、浴槽18に湯水を供給するための湯張り路17とに分岐されている。
そして、湯張り路17が浴槽18からの風呂戻り路19に接続され、風呂戻り路19および風呂往き路20の両路を通して浴槽18に湯水を供給するようにしている。
前記一般給湯路16には、一般給湯路16を通流する湯水の流量を検出する給湯流量センサ21が設けられ、湯張り路17には、湯張り路17を通流する湯水の流量を検出する湯張り流量センサ22、湯張り電磁弁23、バキュームブレーカ24、湯張り逆止弁25が上流側から順に設けられている。
そして、湯張り路17が浴槽18からの風呂戻り路19に接続され、風呂戻り路19および風呂往き路20の両路を通して浴槽18に湯水を供給するようにしている。
前記一般給湯路16には、一般給湯路16を通流する湯水の流量を検出する給湯流量センサ21が設けられ、湯張り路17には、湯張り路17を通流する湯水の流量を検出する湯張り流量センサ22、湯張り電磁弁23、バキュームブレーカ24、湯張り逆止弁25が上流側から順に設けられている。
給湯操作手段Kが、貯湯出口サーミスタ13、給水サーミスタ12、ミキシングバルブ11、ミキシングサーミスタ14、および、湯張り電磁弁23などにより構成されている。
前記循環路4と貯湯タンク3とが、循環路4を通流する給湯用湯水を貯湯タンク3内に戻す、または、貯湯タンク3内の給湯用湯水を循環路4に取り出すために、貯湯タンク3の上部と底部の合計2箇所で連通接続されている。
そして、貯湯タンク3の上部には、循環路4の給湯用湯水を貯湯タンク3内に供給するための貯湯路26が連通接続され、その貯湯路26には、貯湯開閉弁27が設けられている。
また、貯湯タンク3の底部には、貯湯タンク3内の給湯用湯水を循環路4に取り出すための取り出し路28が連通接続され、その取り出し路18と循環路4との接続箇所に三方弁29が設けられている。
そして、貯湯タンク3の上部には、循環路4の給湯用湯水を貯湯タンク3内に供給するための貯湯路26が連通接続され、その貯湯路26には、貯湯開閉弁27が設けられている。
また、貯湯タンク3の底部には、貯湯タンク3内の給湯用湯水を循環路4に取り出すための取り出し路28が連通接続され、その取り出し路18と循環路4との接続箇所に三方弁29が設けられている。
そして、循環路4には、給湯用湯水の循環方向の順に、循環路4の湯水の循環量を検出する循環流量センサ30、循環手段としての循環ポンプ31、加熱手段5、循環路4の給湯用湯水の循環量を調整する循環流量調整バルブ32、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水の温度を検出する加熱温サーミスタ33、給湯用湯水の通流を断続する断続弁34、暖房用熱交換器6、追焚用熱交換器7が設けられている。
給湯用湯水循環手段Eが、循環路4、循環ポンプ31、循環流量センサ30、循環流量調整バルブ32、加熱温サーミスタ33、貯湯開閉弁27、および、断続弁34などにより構成されている。
そして、給湯用湯水循環手段Eは、貯湯タンク3から取り出した給湯用湯水を加熱手段5にて加熱したのち、貯湯タンク3に貯湯したり、加熱手段5にて加熱した給湯用湯水を暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7に供給して、暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7を通過した給湯用湯水を加熱手段5に戻すように構成されている。
そして、給湯用湯水循環手段Eは、貯湯タンク3から取り出した給湯用湯水を加熱手段5にて加熱したのち、貯湯タンク3に貯湯したり、加熱手段5にて加熱した給湯用湯水を暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7に供給して、暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7を通過した給湯用湯水を加熱手段5に戻すように構成されている。
前記加熱手段5は、熱電併給装置1におけるガスエンジンの冷却水により給湯用湯水を加熱する排熱式熱交換器5aと、バーナの燃焼により給湯用湯水を加熱する補助加熱手段5bとから構成されている。
前記排熱式熱交換器5aは、熱電併給装置1の運転中に、冷却水循環ポンプ35を作動させて、冷却水用膨張タンク54内のガスエンジンの冷却水を冷却水循環路36を通して排熱式熱交換器5aに供給させて、循環路4を通流する給湯用湯水を加熱するように構成されている。
前記補助加熱手段5bは、図示はしないが、ガス燃焼式のバーナおよびこのバーナに燃焼用空気を供給するファンなどが設けられ、バーナの燃焼により循環路4を通流する給湯用湯水を加熱し、ファンの回転速度およびバーナへの燃料ガス供給量を調整して、補助加熱手段5bにて加熱後の給湯用湯水の温度を調整するように構成されている。
前記排熱式熱交換器5aは、熱電併給装置1の運転中に、冷却水循環ポンプ35を作動させて、冷却水用膨張タンク54内のガスエンジンの冷却水を冷却水循環路36を通して排熱式熱交換器5aに供給させて、循環路4を通流する給湯用湯水を加熱するように構成されている。
前記補助加熱手段5bは、図示はしないが、ガス燃焼式のバーナおよびこのバーナに燃焼用空気を供給するファンなどが設けられ、バーナの燃焼により循環路4を通流する給湯用湯水を加熱し、ファンの回転速度およびバーナへの燃料ガス供給量を調整して、補助加熱手段5bにて加熱後の給湯用湯水の温度を調整するように構成されている。
前記暖房用熱交換器6には、暖房戻り路37および暖房往き路38が接続され、暖房ポンプ39を作動させることにより、暖房戻り路37および暖房往き路38を通して循環する端末供給用の熱媒を通過させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水にて端末供給用の熱媒を加熱させるように構成されている。
前記暖房戻り路37には、熱媒の循環方向の上流側から順に、暖房戻り路37の熱媒の温度を検出する暖房戻りサーミスタ40、大気開放式の膨張タンク41、暖房ポンプ39が設けられ、暖房往き路38には、暖房往き路37の熱媒の温度を検出する暖房往きサーミスタ42が設けられている。
また、暖房戻り路37と暖房往き路38とが、バイパス路43にて連通接続されている。
また、暖房戻り路37と暖房往き路38とが、バイパス路43にて連通接続されている。
前記暖房ポンプ39を作動させることにより、膨張タンク41内の熱媒を暖房用熱交換器6を通過させる状態で暖房往き路38および暖房戻り路37を通して端末Tに循環供給するように構成され、熱媒循環路が、熱媒戻り路37および熱媒往き路38により構成され、熱媒供給手段が、暖房ポンプ39により構成されている。
また、前記端末Tは、詳述はしないが、床暖房装置や浴室乾燥暖房装置など供給される熱媒にて暖房を行う暖房端末にて構成されている。
また、前記端末Tは、詳述はしないが、床暖房装置や浴室乾燥暖房装置など供給される熱媒にて暖房を行う暖房端末にて構成されている。
そして、暖房用熱交換器6は膨張タンク41よりも低い位置に設けられているので、膨張タンク41をできる限り低く設定するようにし、断水時にバキュームブレーカ56を作動させ、タンクヘッドにより暖房戻り路37と暖房往き路38とからなる熱媒循環路や冷却水循環路36を、循環路4よりも低圧になるように構成されている。
前記膨張タンク41には、貯留している熱媒の水位の上限を検出する上限センサ44および下限を検出する下限センサ45が設けられ、膨張タンク41の最上部には、膨張タンク41内の熱媒の貯留量が設定量よりも多量となったり、膨張タンク41から熱媒が漏れる膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇を検出する水位オーバーセンサ46が設けられている。
また、膨張タンク41には、給水路8から分岐させて膨張タンク41に給水するためのタンク給水路47が接続され、そのタンク給水路47には、補給水電磁弁48が設けられている。
そして、下限センサ45にて熱媒の水位が下限となると、上限センサ44にて熱媒の水位が上限となるまで補給水電磁弁48を開弁させて、膨張タンク41へ熱媒を補給するように構成されている。
また、膨張タンク41には、給水路8から分岐させて膨張タンク41に給水するためのタンク給水路47が接続され、そのタンク給水路47には、補給水電磁弁48が設けられている。
そして、下限センサ45にて熱媒の水位が下限となると、上限センサ44にて熱媒の水位が上限となるまで補給水電磁弁48を開弁させて、膨張タンク41へ熱媒を補給するように構成されている。
暖房操作手段Jが、暖房戻りサーミスタ40、暖房往きサーミスタ42、暖房ポンプ39、上限センサ44、下限センサ45、水位オーバーセンサ46、および、補給水電磁弁48などにより構成されている。
前記追焚用熱交換器7には、風呂戻り路19および風呂往き路20が接続され、風呂ポンプ49を作動させることにより、風呂戻り路19および風呂往き路20を通して循環する浴槽18内の湯水を通過させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水にて浴槽18内の湯水を加熱させるように構成されている。
前記風呂戻り路19には、浴槽18内の湯水の循環方向の上流側から順に、浴槽18内の湯水の水位を検出する水位センサ50、風呂戻り路19の湯水の温度を検出する風呂戻りサーミスタ51、二方弁52、風呂ポンプ49、風呂水流スイッチ53が設けられている。
風呂操作手段Fが、水位センサ50、風呂戻りサーミスタ51、風呂ポンプ49などにより構成されている。
風呂操作手段Fが、水位センサ50、風呂戻りサーミスタ51、風呂ポンプ49などにより構成されている。
前記運転制御部Hは、図2に示すように、リモコンRの指令などに基づいて、熱電併給装置1の運転および冷却水循環ポンプ35の作動を制御するとともに、給湯用湯水循環手段E、給湯操作手段K、風呂操作手段F、暖房操作手段J、および、加熱手段5の作動を制御することによって、貯湯タンク3内に給湯用湯水を貯湯する貯湯運転、給湯栓や浴槽18に所望の湯水を供給する給湯運転、端末Tに熱媒を供給する暖房運転、浴槽18内の湯水を追焚きする追焚運転などの夫々の運転を実行するように構成されている。
以下、各運転について説明を加える。
前記貯湯運転は、断続弁34を開弁させかつ貯湯開閉弁27を開弁させた状態で、循環ポンプ31を作動させて、貯湯タンク3の底部から給湯用湯水を循環路4に取出し、加熱手段5にて所望の温度に加熱したのち、貯湯路26を通して貯湯タンク3の上部に供給するように構成されている。
そして、この貯湯運転は、熱電併給装置1の運転中に行われ、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して、排熱式熱交換器5aにて加熱された給湯用湯水を貯湯タンク3に貯湯するように構成されている。
前記貯湯運転は、断続弁34を開弁させかつ貯湯開閉弁27を開弁させた状態で、循環ポンプ31を作動させて、貯湯タンク3の底部から給湯用湯水を循環路4に取出し、加熱手段5にて所望の温度に加熱したのち、貯湯路26を通して貯湯タンク3の上部に供給するように構成されている。
そして、この貯湯運転は、熱電併給装置1の運転中に行われ、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して、排熱式熱交換器5aにて加熱された給湯用湯水を貯湯タンク3に貯湯するように構成されている。
前記給湯運転は、給湯栓が開操作されたり、湯張り要求が指令されると開始され、貯湯タンク3内に貯湯されている給湯用湯水を取り出して、その給湯用湯水に水を混合させて所望の温度の給湯用湯水を給湯栓や浴槽18に供給するように構成されている。
また、貯湯タンク3内に給湯用湯水が貯湯されていない場合などには、補助加熱手段5bにて給湯用湯水を加熱させる状態で上述の貯湯運転を行い、補助加熱手段5bにて加熱された給湯用湯水に水を混合させて所望の温度の給湯用湯水を給湯栓や浴槽18に供給するように構成されている。
また、貯湯タンク3内に給湯用湯水が貯湯されていない場合などには、補助加熱手段5bにて給湯用湯水を加熱させる状態で上述の貯湯運転を行い、補助加熱手段5bにて加熱された給湯用湯水に水を混合させて所望の温度の給湯用湯水を給湯栓や浴槽18に供給するように構成されている。
前記暖房運転は、循環ポンプ31を作動させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6を通過させるとともに、暖房ポンプ39を作動させて、膨張タンク41内の熱媒を暖房用熱交換器6を通過させる状態で暖房往き路38および暖房戻り路37を通して端末Tに循環供給するように構成されている。
また、この暖房運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
また、この暖房運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
そして、この暖房運転では、熱電併給装置1が運転中であると、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して、排熱式熱交換器5aにて給湯用湯水を加熱させて、その加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6に供給するように構成されている。
このように熱電併給装置1の排熱を利用している場合には、排熱式熱交換器5aにて給湯用湯水を加熱することにより端末Tで要求されている暖房負荷以上を賄うことができると、加熱温サーミスタ33の検出温度が貯湯設定温度になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34とを開弁状態で開度調整する。
また、熱電併給装置1が運転されていない場合や、排熱式熱交換器5aにて給湯用湯水を加熱するだけでは端末Tで要求されている暖房負荷を賄えない場合には、貯湯開閉弁27を閉弁しかつ断続弁34を開弁させ、補助加熱手段5bにより給湯用湯水を加熱させて、その加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6に供給して、端末Tで要求されている暖房負荷を賄うように構成されている。
このように熱電併給装置1の排熱を利用している場合には、排熱式熱交換器5aにて給湯用湯水を加熱することにより端末Tで要求されている暖房負荷以上を賄うことができると、加熱温サーミスタ33の検出温度が貯湯設定温度になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34とを開弁状態で開度調整する。
また、熱電併給装置1が運転されていない場合や、排熱式熱交換器5aにて給湯用湯水を加熱するだけでは端末Tで要求されている暖房負荷を賄えない場合には、貯湯開閉弁27を閉弁しかつ断続弁34を開弁させ、補助加熱手段5bにより給湯用湯水を加熱させて、その加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6に供給して、端末Tで要求されている暖房負荷を賄うように構成されている。
前記追焚運転は、循環ポンプ31を作動させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7を通過させるとともに、風呂ポンプ49を作動させて、浴槽18内の湯水を追焚用熱交換器7を通過させる状態で風呂戻り路19および風呂往き路20を通して循環させるように構成されている。
また、この追焚運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
また、この追焚運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
そして、この追焚運転では、上述の暖房運転と同様に、熱電併給装置1が運転中であると、貯湯開閉弁27と断続弁34とを開弁状態で開度調整しながら、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して排熱式熱交換器5aにより加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7に供給し、熱電併給装置1が運転されていない場合などには、貯湯開閉弁27を閉弁しかつ断続弁34を開弁させ、補助加熱手段5bにて加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7に供給して、浴槽18で要求されている追焚負荷を賄うように構成されている。
前記運転制御部Hは、暖房用熱交換器6の漏れ異常を検出するように構成されているので、以下、その構成について説明を加える。
前記運転制御部Hは、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出すると、暖房ポンプ39を作動させて、その作動状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
そして、運転制御部Hは、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別すると、リモコンRにて使用者に暖房用熱交換器6の漏れ異常であることを報知するように構成されている。
前記運転制御部Hは、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出すると、暖房ポンプ39を作動させて、その作動状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
そして、運転制御部Hは、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別すると、リモコンRにて使用者に暖房用熱交換器6の漏れ異常であることを報知するように構成されている。
前記暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別について説明を加えると、暖房用熱交換器6の漏れ異常が発生した場合には、暖房用熱交換器6において、端末供給用の熱媒を給湯用湯水よりも低圧にしていることから、給湯用湯水が暖房戻り路37や暖房往き路38に流入して、膨張タンク41の熱媒の貯留量が増加し、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生することになる。
そして、その膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により暖房ポンプ39を作動させたときにも、給湯用湯水が暖房戻り路37や暖房往き路38に流入する状態が継続され、暖房ポンプ39を作動させた状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量は下降しないことになる。
したがって、運転制御部Hは、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により、暖房ポンプ39を作動させた状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量は下降しなければ、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別するように構成されている。
したがって、運転制御部Hは、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により、暖房ポンプ39を作動させた状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量は下降しなければ、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別するように構成されている。
それに対して、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みにより膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生するが、この場合には、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により暖房ポンプ39を作動させると、暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気が熱媒とともに大気開放式の膨張タンク41に戻されて、暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気を抜くことができ、暖房ポンプ39を作動させた状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量が下降することになる。
したがって、運転制御部Hは、暖房ポンプ39を作動させた状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量の変化を監視することにより、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みにより膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生した場合と区別しながら、暖房用熱交換器6の漏れ異常を的確に判別することができることになる。
前記暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別における運転制御部Hの制御動作を図3のフローチャートに基づいて説明すると、まず、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生しているか否かを判別する(ステップ1)。
そして、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生していると、暖房ポンプ39を作動させて、その作動状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量が低下しなければ、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別して報知するようにしている(ステップ2〜4)。
そして、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生していると、暖房ポンプ39を作動させて、その作動状態における膨張タンク41内の熱媒の貯留量が低下しなければ、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別して報知するようにしている(ステップ2〜4)。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態における暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別についての別実施形態を示すものであり、以下、暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別の構成について説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
この第2実施形態は、上記第1実施形態における暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別についての別実施形態を示すものであり、以下、暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別の構成について説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
前記運転制御部Hは、設定時間が経過するごとに暖房ポンプ39を作動させて、その作動後から次回作動させるまでの間に、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別するように構成されている。
説明を加えると、運転制御部Hは、設定時間が経過するごとに暖房ポンプ39を作動させるので、その暖房ポンプ39の作動により、暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気を熱媒とともに大気開放式の膨張タンク41に戻して、暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気を抜くことができることになる。
そして、設定時間が経過するごとに暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気を抜くことによって、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みによって膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生することはなく、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みを排除することができることになる。
したがって、運転制御部Hは、設定時間が経過するごとに暖房ポンプ39を作動させて、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みを排除した状態において、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により、熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている。
そして、設定時間が経過するごとに暖房戻り路37や暖房往き路38に入り込んだ空気を抜くことによって、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みによって膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生することはなく、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みを排除することができることになる。
したがって、運転制御部Hは、設定時間が経過するごとに暖房ポンプ39を作動させて、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生する原因として、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みを排除した状態において、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生により、熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている。
ちなみに、設定時間については、暖房戻り路37や暖房往き路38への空気の入り込みにより膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生するまでの時間よりも短い時間が設定されている。
前記暖房用熱交換器6の漏れ異常か否かの判別における運転制御部Hの制御動作を図4のフローチャートに基づいて説明すると、前回暖房ポンプ39を作動させてから設定時間が経過していると、暖房ポンプ39を作動させる(ステップ21,22)。
そして、暖房ポンプ39の作動中または作動後にかかわらず、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生していると、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別して報知するようにしている(ステップ23,24)。
そして、暖房ポンプ39の作動中または作動後にかかわらず、水位オーバーセンサ46により膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇が発生していると、暖房用熱交換器6の漏れ異常と判別して報知するようにしている(ステップ23,24)。
〔別実施形態〕
(1)上記第1および第2実施形態では、熱交換器を暖房用熱交換器6として、その暖房用熱交換器6の漏れ異常を検出するように構成しているが、熱交換器を排熱式熱交換器5aとして、その排熱式熱交換器5aの漏れ異常を検出するように構成して実施することも可能である。
また、熱交換器を暖房用熱交換器6と排熱式熱交換器5aの両方として実施することも可能である。
(1)上記第1および第2実施形態では、熱交換器を暖房用熱交換器6として、その暖房用熱交換器6の漏れ異常を検出するように構成しているが、熱交換器を排熱式熱交換器5aとして、その排熱式熱交換器5aの漏れ異常を検出するように構成して実施することも可能である。
また、熱交換器を暖房用熱交換器6と排熱式熱交換器5aの両方として実施することも可能である。
例えば、上記第1実施形態において、熱交換器を排熱式熱交換器5aとして、その排熱式熱交換器5aの漏れ異常を検出する場合には、冷却水用膨張タンク54に冷却水用膨張タンク54内の冷却水の貯留量が設定量よりも多量となったり、冷却水用膨張タンク54から冷却水が漏れる冷却水用膨張タンク54の冷却水の貯留量の異常上昇の発生を検出する水位オーバーセンサを設ける。
そして、運転制御部Hは、水位オーバーセンサにて冷却水用膨張タンク54の冷却水の貯留量の異常上昇の発生を検出すると、冷却水循環ポンプ35を作動させて、その作動状態における冷却水用膨張タンク54内の冷却水の貯留量の変化に基づいて、排熱式熱交換器5aの漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
そして、運転制御部Hは、水位オーバーセンサにて冷却水用膨張タンク54の冷却水の貯留量の異常上昇の発生を検出すると、冷却水循環ポンプ35を作動させて、その作動状態における冷却水用膨張タンク54内の冷却水の貯留量の変化に基づいて、排熱式熱交換器5aの漏れ異常か否かを判別するように構成されている。
ちなみに、熱交換器を排熱式熱交換器5aとして、その排熱式熱交換器5aの漏れ異常を検出する場合には、熱媒循環路が冷却水循環路36から構成され、熱媒循環手段が冷却水循環ポンプ35から構成されることになる。
(2)上記第1および第2実施形態では、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出する水位オーバーセンサ46を設けているが、膨張タンク41の熱媒の貯留量の異常上昇の発生を検出する構成については、圧力式の水位センサを設けたり、上限センサ44にて兼用したり、膨張タンク41の下方に設けたセンサにて膨張タンク41から熱媒が漏れていることを検出するなど、各種の構成が適応可能である。
(3)上記第1および第2実施形態では、本願発明にかかる熱媒供給設備を、暖房用熱交換器6に加えて、追焚用熱交換器7を設けたコージェネレーションシステムに適応した例を示したが、給湯用湯水にて端末供給用の熱媒を加熱する熱交換器を備えたシステムであればよく、暖房用熱交換器6のみを設けたコージェネレーションシステムやその他各種の熱媒暖房設備に適応することができる。
(4)上記第1および第2実施形態では、加熱手段として、ガスエンジンの排熱により給湯用湯水を加熱する排熱式熱交換器5aと、ガス燃焼式の補助加熱手段5bとから構成したものを例示したが、排熱式熱交換器5aを、燃料電池の排熱により給湯用湯水を加熱するように構成したり、補助加熱手段5bを、液体燃料燃焼式のバーナを備えたものや、電気ヒータを備えたものを用いることができ、排熱式熱交換器5aおよび補助加熱手段5bの構成は適宜変更が可能である。
4 循環路
5a 熱交換器
6 熱交換器
31 循環手段
35 熱媒循環手段
36 熱媒循環路
37,38 熱媒循環路
39 熱媒循環手段
41 膨張タンク
H 運転制御手段
5a 熱交換器
6 熱交換器
31 循環手段
35 熱媒循環手段
36 熱媒循環路
37,38 熱媒循環路
39 熱媒循環手段
41 膨張タンク
H 運転制御手段
Claims (2)
- 給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器を通過させる状態で循環路を通して循環させる循環手段と、膨張タンク内の熱媒を前記熱交換器を通過させる状態で熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられている熱媒供給設備であって、
前記運転制御手段は、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱媒循環手段を運転させて、その運転状態における前記膨張タンク内の熱媒の貯留量の変化に基づいて、前記熱交換器の漏れ異常か否かを判別するように構成されている熱媒供給設備。 - 給湯用湯水をその給湯用湯水よりも低圧の熱媒との熱交換用の熱交換器を通過させる状態で循環路を通して循環させる循環手段と、膨張タンク内の熱媒を前記熱交換器を通過させる状態で熱媒循環路を通して循環させる熱媒循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられている熱媒供給設備であって、
前記運転制御手段は、設定時間が経過するごとに前記熱媒循環手段を運転させて、その運転後から次回運転させるまでの間に、前記膨張タンクの熱媒の貯留量の異常上昇が発生すると、前記熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている熱媒供給設備。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207928A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Noritz Corp | 漏水検知システム |
JP2016031286A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | アサヒビール株式会社 | 発泡性液体が封入された容器のリークを検査する方法およびそのための装置 |
KR102257551B1 (ko) * | 2020-09-14 | 2021-05-31 | 한국수력원자력 주식회사 | 안전등급 열교환기 성능 테스트용 열원 공급장치 및 이를 이용한 열교환기 성능 평가방법 |
-
2003
- 2003-11-20 JP JP2003390367A patent/JP2004251888A/ja active Pending
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