JP6125877B2 - 熱源装置 - Google Patents

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本発明は、貯湯槽と、貯湯槽から出湯される湯をさらに加熱する機能を有する補助熱源装置とを備えた熱源装置に関するものである。
貯湯槽を備えた熱源装置が用いられており(例えば、特許文献1参照)、図3には、開発中の熱源装置が模式的なシステム構成図により示されている。同図において、貯湯槽2と出湯通路9とを備えた主熱源装置としてのタンクユニット4が、熱回収用通路3を介して熱発生装置としての燃料電池(FC)1と熱的に接続されている。燃料電池1は、例えば固体高分子型燃料電池(PEFC)等により形成されており、水の電気分解の逆反応で、都市ガス等の燃料ガスから取り出された水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置である。
熱回収用通路3は、燃料電池1と貯湯槽2との間で液体(ここでは湯水)を図の矢印Aおよび矢印A’に示されるように循環させる通路であり、熱回収用通路3には、熱回収用通路3内に液体を循環させる図示されていないポンプが介設されている。そして、該ポンプの駆動により、貯湯槽2内の水を図の矢印A’に示すように熱回収用通路3を通して燃料電池1に導入して冷却水とし、この水を燃料電池1の発電時に生じる廃熱によって加熱した後、図の矢印Aに示すように熱回収用通路3を通し、例えば60℃といった温度の湯として貯湯槽2に蓄積する。なお、熱回収用通路3には、三方弁6を介してバイパス通路7が設けられ、燃料電池1側から貯湯槽2側へ流れる液体を、必要に応じて貯湯槽2を通さずに燃料電池1に戻すことができるように形成されている。
貯湯槽2には、貯湯槽2内または貯湯槽2の外側壁に、貯湯槽2内の湯水の温度を検出する貯湯槽内湯水温検出手段5が、貯湯槽2の上下方向に互いに間隔を介して複数(図3では5個)設けられている。なお、最上位に設けられている貯湯槽内湯水温検出手段5aは、貯湯槽2の上端よりも予め定められた設定長さだけ下側の位置、つまり、例えば貯湯槽2の上端まで湯が満たされた場合よりも20リットル少ない湯量の湯が貯湯槽2内に導入された場合の湯面の位置に設けられている。
貯湯槽2の上部側に接続されている出湯通路9は、貯湯槽2で形成された湯を出湯する(送水する)通路と成しており、出湯通路9には、出湯通路9を通る湯の温度を検出する貯湯槽出湯水温検出手段11と、出湯通路9を通して送水される湯の量を可変する貯湯槽出湯量調節器としてのタンク湯水混合器12と、出湯通路9を通しての湯の送水の有無を弁の開閉により切り替える貯湯槽出側湯水電磁弁としてのパイロット方式のタンク側電磁弁13とが介設されている。なお、同図には図示されていないが、貯湯槽2を備えた熱源装置には、貯湯槽2内の圧力が許容圧力を超えたときに該圧力を外部に逃がすための過圧逃がし弁が適宜の位置(例えば出湯通路9に接続された圧力逃がし用の通路等)に設けられている。
また、この熱源装置への給水通路8は給水通路8aと給水通路8bとに分岐され、一方側の給水通路8(8a)が貯湯槽2の下部側に接続されて、他方側の給水通路8(8b)は、合流部10で出湯通路9に合流するように形成されている。給水通路8bには、給水通路8bから合流部10側へ流れる水の量を(例えば弁開度により)可変するための給水量調節器としての水混合器14が介設されている。
合流部10には、補助熱源装置としての給湯器16の湯水導入側が、湯水導入通路15を介して接続されており、湯水導入通路15には混合湯水温検出手段としての混合サーミスタ28(28a,28b)が介設されている。給湯器16は、通水する水を加熱手段により給湯熱交換器17を備え、図の矢印Bに示されるように貯湯槽2から出湯通路9を通して送水される(タンクユニット4から送水される)湯水を、図の矢印B”に示されるように、湯水導入通路15を介して給湯器16に導入して給湯熱交換器17で加熱する追い加熱の機能を有している。
この追い加熱機能により加熱された湯は、通路18と給湯通路19とを順に通って一つ以上の給湯先に給湯される。なお、同図には図示されていないが、給湯通路19の先端側には給湯栓が設けられており、この給湯栓を開くことにより、貯湯槽2に蓄えられていた湯が給水圧を受けて前記のように出湯通路9を通り、前記の如く、給水通路8bからの水と混合されたり、給湯器16により追い加熱されたりして給湯される。
また、給湯器16に設けられている加熱手段は、例えば燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置(給湯バーナ)により形成され、給湯器16には、周知の如く、給湯バーナへの空気の給排気を行う燃焼ファン等の適宜の構成要素(図示せず)が設けられ、その構成要素を制御することにより前記追い加熱機能の動作が行われる。熱源装置には、燃料ガスの供給源から給湯バーナや前記燃料電池1に燃料ガスを供給するガス通路(図示せず)が設けられており、そのガス通路にはガスメータが介設されている。
なお、図3の図中、符号25は入水温度サーミスタ、符号26は燃料電池1から貯湯槽2へ導入される湯水温検出用のFC高温サーミスタ、符号27は貯湯槽2の下側から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段としてのFC低温サーミスタをそれぞれ示し、符号29は給水流量センサ、符号50は減圧弁、符号30は給湯器16から浴槽31への注湯通路、符号32は暖房装置と給湯器16とを接続する暖房用通路、符号42は通路18と給湯通路19を通して給湯される給湯流量を検出する流量検出手段をそれぞれ示している。
図4には、図3に示したシステム構成における配管および構成要素の一部を省略または破線で示したシステム構成図が示されており、図4に示されるように、前記通路18には分岐継手20を介して接続通路21の一端側が接続され、接続通路21の他端側は、熱回収用通路3において湯水を燃料電池1側から貯湯槽2側に通す通路の途中部に接続されている。また、熱回収用通路3において湯水を貯湯槽2側から燃料電池1側に通す通路の途中部と前記出湯通路9の先端側とを接続する接続通路22が設けられ、接続通路22には、湯水を循環させる循環ポンプ23と、水電磁弁24とが介設されている。
そして、通路18、接続通路21、熱回収用通路3のうちの通路3a、3b(接続通路21との接続部および接続通路22との接続部よりも貯湯槽2側の領域)と、接続通路22、湯水導入通路15を有して、同図の矢印Cに示されるように、貯湯槽2の下部側から導出される水を加熱しながら循環させて貯湯槽2に戻す湯水循環通路40が形成されている(なお、接続通路21と通路3aとで、給湯器16の湯水導出側と貯湯槽2の上部側とを接続する補助熱源装置出側通路が形成されている)。水電磁弁24は、循環ポンプ23の駆動による湯水循環通路40への水の循環の有無を弁の開閉により切り替える電磁弁であり、水電磁弁24を開いた状態で循環ポンプ23を駆動させて湯水循環通路40を循環する湯水を、給湯器16が給湯熱交換器17により加熱する循環湯水加熱機能を有している。この循環湯水加熱機能の動作も、給湯器16の前記構成要素を制御することにより行われる。
なお、図3、図4において、加熱により温められた湯水が主に通る通路部分にはドットを記しており、湯水循環通路40においては温められた湯水の温度が湯水循環通路40内を通るときに徐々に冷めていくが、湯水循環通路40のうち給湯器16の湯水導出側の通路18からバイパス通路7の入口までの領域にドットを記している。
また、図3、図4に示す熱源装置には、図示されていない制御装置が設けられており、制御装置には、タンク湯水混合器12を制御して出湯通路9から合流部10側に流れる湯の流量を制御すると共に、水混合器14を制御して給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量を制御し、合流部10で適宜の温度の混合湯水が形成されるようにするミキシング流量制御手段が設けられている。
このミキシング流量制御手段は、給湯停止時にはタンク側電磁弁13を閉じて出湯通路9から合流部10側に流れる湯(貯湯槽2からの出湯湯水)の流量がゼロとなる状態にする。また、給湯通路19の先端側に設けられている給湯栓が開かれて、給水流量センサ29がオン流量を検知すると、ミキシング流量制御手段は、タンク電磁弁13を開き、タンク湯水混合器12の制御により、図3の矢印Bに示されるように出湯通路9から合流部10側に流れる湯の流量を調節すると共に、水混合器14の制御により、図3の矢印B’に示されるように給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量を調節し、合流部10で形成される混合湯水の温度が混合設定温度になるようにする。
なお、貯湯槽2内には、例えば図5の模式図に示されるような湯や水の温度層Wa、Wb、Wcが形成されるものであり、貯湯槽2の上部側の層(高温層)Waには燃料電池1の発電時に生じる廃熱によって加熱された高温Ta(例えば60℃)の湯が貯湯され、貯湯槽2の下部側の層(低温層)Wcには貯湯槽2内に給水される給水温度と同じ温度Tc(例えば15℃)の水が貯水されており、その間に、温度Taから温度Tcまでの急な温度勾配を持つ層(温度中間層)Wbがある。したがって、層Waの湯が無くなると湯の代わりに冷たい水が出湯通路9から送水されることがあるが、説明の都合上、特に断らない限り、出湯通路9からは湯が出湯されて前記合流部10に合流されるという表現を用いる。
また、例えば図5に示されるように、貯湯槽2内の湯水において、例えば層Waと層Wbとの境界が貯湯槽内湯水温検出手段5aの配設領域よりも下にあり、貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が給湯設定温度より例えば2℃高く設定される閾値より高い温度のときには、貯湯槽2から出湯される湯の温度は例えば60℃といったほぼ一定の値である。そこで、前記ミキシング流量制御手段は、例えば予め与えられている制御データに基づき、混合設定温度の混合湯水を形成するために、タンク湯水混合器12と水混合器14を制御して、出湯通路9から合流部10側に流れる湯の流量と給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量とを調節するミキシング流量フィードフォワード制御を行う。
その後、混合サーミスタ28(28a,28b)の検出温度と混合設定温度との差に基づいて、混合サーミスタ28(28a,28b)の検出温度が混合設定温度になるように、タンク湯水混合器12と水混合器14を制御して出湯通路9から合流部10側に流れる湯の流量と給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量とを調節するミキシング流量フィードバック制御を行うことにより、合流部10で形成される混合湯水の温度調節を行う。なお、ミキシング流量フィードフォワード制御を行わずにミキシング流量フィードバック制御のみを行うようにしてもよい。
そして、このようなキシング流量制御手段による制御によって、合流部10で形成される混合湯水の温度が混合設定温度(例えば給湯設定温度と同じ温度)またはその近傍温度とされると、その混合湯水は、図3の矢印B”に示されるように、合流部10から湯水導入通路15を通して給湯器16に導入されるが、このとき、給湯器16において給湯熱交換器17による加熱は行われずに、通路18と給湯通路19を通して給湯先に給湯される。
一方、貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が前記閾値以下であり、ミキシング流量制御手段による流量制御のみでは、給湯設定温度と同等の温度に設定される混合設定温度の湯を給湯することができない場合には、その混合湯水を給湯器16の前記追い加熱機能の動作によって給湯熱交換器17により加熱する、または、タンク電磁弁13を閉じて水のみを給湯器16に供給して追い加熱動作を行う。そして、追い加熱動作により給湯設定温度となった湯は、通路18と給湯通路19を通して給湯先に給湯される。
なお、従来は、タンクユニット4と給湯器16とが隣接配置されたタイプ(一体型)の熱源装置が用いられていたが、開発中の熱源装置は、タンクユニット4と給湯器16と燃料電池1とをそれぞれ個別に配置し、互いに配管により接続する個別配置型の熱源装置も可能とするものである。このようにすると、例えば複数種あるタンクユニット4のうち、利用者が必要な容量の貯湯槽2を備えたタンクユニット4を選択し、そのタンクユニット4と、複数種ある給湯器16のうち選択された給湯器16と、複数種ある燃料電池1のうち選択された燃料電池1とを組み合わせるといったことができ、バリエーションを増やすことができるし、既設の給湯器16にタンクユニット4等を接続して熱源装置を形成することもできるといったメリットもある。
特許第4359339号公報 特開平8−20113号公報
ところで、開発中の熱源装置において、燃料ガスを燃料ガスの供給源から燃料電池1と給湯器16とに供給するガス通路には、前記のようにガスメータ(マイコンメータ)が介設されており、ガスメータは、燃料電池1に供給される燃料ガスの供給量と給湯器16に供給される燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能を有している。
また、ガスメータは、検出される燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が、例えば8時間30分といった予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには、燃料電池1と給湯器16への燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能を有している。なお、燃料ガスの消費量が前記基準量以下でゼロより大きい状態が継続しているときには、燃料ガスのガス漏れが生じている可能性があるため、もしもガス漏れが生じた場合に、そのガス漏れが継続されることを防ぐ安全策として、前記のようなガス遮断機能を設け、燃料電池1と給湯器16への燃料ガスの供給を遮断するようにしている。
しかしながら、燃料ガスの燃料電池1を備えた熱源装置においては、燃料電池1が長い間継続して稼働していることが多く、その間、燃料電池1には前記基準量以下の小さい値の燃料ガスが継続して供給されることになる。そのため、燃料電池1の稼働が継続して行われている間に給湯器16の使用が無く、給湯器16のガスバーナの燃焼が行われないと、燃料ガス総供給量が前記基準量以下でゼロより大きい状態が前記ガス漏れ判断用設定時間以上継続してしまい、ガスメータのガス遮断機能が働いて、燃料電池1への燃料ガスの供給が遮断されてしまうことになる。
そこで、本発明者は、給湯器16が稼働されずに燃料電池1が稼働することによって、例えば図6の特性線gに示されるように、燃料ガス総供給量が前記基準量(図のGs)以下でゼロより大きい状態が前記ガス漏れ判断用設定時間以上継続することにより、ガスメータのガス遮断機能が不要に働くことを防ぐために、以下の構成を考えた。
この構成は、熱源装置に、前記のように給湯器16を介設した湯水循環通路40を設け、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔(例えば図6のts)毎に、予め定められるガス遮断回避用設定時間(例えば図6のtk)だけ給湯器16の燃焼装置による燃料ガスの燃焼動作を実行させる構成である。この給湯器16の燃焼装置による燃料ガスの燃焼動作によって、図6の特性線gに示されるように、設定期間ごとに燃料ガス総供給量が基準量を超えることになるため、ガスメータのガス遮断動作を回避できる。なお、このときには、図4の矢印Cに示すように、湯水循環通路40を通して循環させる。
また、このような湯水循環機能とその湯水の加熱機能とを設けて、その一部である湯水導入通路15を貯湯槽2からの湯の出湯通路9と給湯器16とを接続する通路と兼用させることにより、例えば給湯器16は建物の北側に配置されてタンクユニット4は建物の東側や西側に配置されるといったように、タンクユニット4と給湯器16とが離れて配置されて、冬場等に湯水導入通路15および接続通路21内の水が、給湯停止中に凍結する可能性があっても、給湯熱交換器17により加熱した湯水を、前記のように循環させることにより、凍結防止も図ることができる。
しかしながら、燃料電池1の稼働が長い間継続して行われると、貯湯槽2内には多くの湯が貯湯されることになるため、図5に示したような高温の湯の層Waが多くなって水の層Wcが少なくなると、例えば貯湯槽2の下側から湯水循環通路40(熱回収用通路3b側)に導出される水の温度が35℃といった高い温度になることがある。そして、その水を燃料ガス遮断回避のために給湯器16で加熱している途中に給湯通路18の給湯栓が開かれて給湯が行われると、熱い湯が給湯されてしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、貯湯槽から導出される水を補助熱源装置により加熱して貯湯槽に戻す湯水循環通路とを備え、かつ、湯水循環通路からの補助熱源装置を介しての給湯も行うことができる熱源装置において、給湯使用時に熱い湯が給湯されてしまうことを防ぐことができる熱源装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、貯湯槽と、該貯湯槽に熱回収用通路を介して熱的に接続された熱発生装置とを備え、該熱発生装置で発生させた熱により加熱形成される湯を前記貯湯槽に貯湯する構成を有し、前記貯湯槽の下部側から導出される水を循環させて前記貯湯槽に戻す機能を備えた湯水循環通路が接続され、該湯水循環通路には該湯水循環路に湯水を循環させる循環ポンプと、前記湯水循環通路を循環する湯水を加熱手段により加熱する循環湯水加熱機能を備えた補助熱源装置とが設けられて、前記循環ポンプの駆動により前記貯湯槽の下部側から導出される水が前記補助熱源装置に通されて該補助熱源装置により加熱され該補助熱源装置の湯水導出側と前記貯湯槽の上部側とを接続する補助熱源装置出側通路を通して前記貯湯槽の上部側から前記循環する湯水が該貯湯槽に戻される構成と成しており、前記補助熱源装置出側通路には該補助熱源装置出側通路から給湯先に湯水を導く給湯通路が分岐形成され、前記給湯先側に設けられる給湯栓が開かれたときに前記補助熱源装置出側通路側から前記給湯通路側に湯水が流れ該給湯通路を通して給湯先に給湯される構成と成しており、前記補助熱源装置の出側から前記給湯先に至る前記補助熱源装置出側通路と前記給湯通路にはいずれも当該通路を流れる湯水に水を混合する手段が設けられておらず前記補助熱源装置により加熱形成された湯は水の混合無しに給湯先に給湯される構成と成しており、前記湯水循環通路における前記貯湯槽の下部側と前記補助熱源装置への湯水導入側との間には前記貯湯槽から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段が設けられ、前記循環ポンプの駆動による前記湯水循環通路の湯水循環流量を制御する循環流量制御手段を有し、該循環流量制御手段は、前記補助熱源装置による前記循環湯水加熱機能の動作時に、前記貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記湯水循環流量を制御することを特徴とする構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記補助熱源装置による循環湯水加熱機能の動作時に、貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が前記高温給湯回避用設定温度より高い温度または前記給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度になるときには循環流量制御手段によって循環ポンプの駆動による湯水循環通路の湯水循環流量を大きくする方向に制御されることを特徴とする。
さらに、第3の発明は、貯湯槽と、該貯湯槽に熱回収用通路を介して熱的に接続された熱発生装置とを備え、該熱発生装置で発生させた熱により加熱形成される湯を前記貯湯槽に貯湯する構成を有し、前記貯湯槽の下部側から導出される水を循環させて前記貯湯槽に戻す機能を備えた湯水循環通路が接続され、該湯水循環通路には該湯水循環路に湯水を循環させる循環ポンプと、前記湯水循環通路を循環する湯水を加熱手段により加熱する循環湯水加熱機能を備えた補助熱源装置とが設けられ、前記湯水循環通路には前記補助熱源装置の出側に該補助熱源装置で加熱された湯を給湯先に給湯する給湯通路が接続され、前記湯水循環通路における前記補助熱源装置の介設部と前記貯湯槽の下部側との間には前記貯湯槽から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段が設けられ、前記循環ポンプの駆動による前記湯水循環通路の湯水循環流量を制御する循環流量制御手段を有し、該循環流量制御手段は、前記補助熱源装置による前記循環湯水加熱機能の動作時に、前記貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記湯水循環流量を制御する構成を有し、前記熱発生装置は燃料電池により形成されて燃料ガス中の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置であり、該発電装置稼働時の廃熱を前記熱回収用通路で回収して前記貯湯槽に貯湯する構成と成しており、前記補助熱源装置の加熱手段は燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置により形成されており、前記燃料ガスの供給源から該燃料ガスを前記発電装置と前記補助熱源装置とに供給するガス通路にガスメータが介設されて、該ガスメータは、前記発電装置に供給される前記燃料ガスの供給量と前記補助熱源装置に供給される前記燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能と、該燃料ガス総供給量の検出機能により検出された燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには前記発電装置と前記補助熱源装置への前記燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを有し、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔毎に予め定められるガス遮断回避用設定時間だけ前記補助熱源装置の燃焼装置によって前記燃料ガスを燃焼させるガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段を有する構成をもって課題を解決する手段としている。さらに、第4の発明は、前記第1または第2の発明の構成に加え、前記熱発生装置は燃料電池により形成されて燃料ガス中の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置であり、該発電装置稼働時の廃熱を熱回収用通路で回収して貯湯槽に貯湯する構成と成しており、補助熱源装置の加熱手段は燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置により形成されており、前記燃料ガスの供給源から該燃料ガスを前記発電装置と前記補助熱源装置とに供給するガス通路にガスメータが介設されて、該ガスメータは、前記発電装置に供給される前記燃料ガスの供給量と前記補助熱源装置に供給される前記燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能と、該燃料ガス総供給量の検出機能により検出された燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには前記発電装置と前記補助熱源装置への前記燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを有し、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔毎に予め定められるガス遮断回避用設定時間だけ前記補助熱源装置の燃焼装置によって前記燃料ガスを燃焼させるガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段を有することを特徴とする。さらに、第5の発明は、前記第1乃至第4の発明のいずれか一つの構成に加え、前記貯湯槽には該貯湯槽からの湯を出湯する出湯通路が接続されて、該出湯通路の送水先端側が湯水循環通路に接続され、該湯水循環通路を循環する湯水が該湯水循環通路における貯湯槽導出水温検出手段の配設箇所を通ってから前記出湯通路の接続部を通り補助熱源装置に導入される構成と成し、該補助熱源装置は前記貯湯槽から前記出湯通路を通して出湯される湯を追い加熱する機能も有していることを特徴とする。
本発明によれば、熱発生装置で発生させた熱により加熱形成される湯を貯湯槽に貯湯し、また、必要に応じて貯湯槽の下部側から導出される水を循環させる湯水循環通路に介設した補助熱源装置により加熱して、補助熱源装置の出側に接続された(例えば補助熱源装置の湯水導出側と前記貯湯槽の上部側とを接続する補助熱源装置出側通路から分岐形成された)給湯通路を通して給湯先への給湯を行うことができるし、湯水循環通路を循環する湯水を補助熱源装置の加熱手段により加熱することもできる。なお、このような構成において、例えば貯湯槽の下側から湯水循環通路側に導出される水の温度が35℃といった高い温度のときに、湯水循環通路の循環湯水を補助熱源装置により加熱し、そのときに給湯通路からの給湯が行われると、熱い湯が給湯されてしまうという問題が生じる可能性があるが、本発明は、そのような問題の発生を防止することができる。
つまり、本発明においては、湯水循環通路における補助熱源装置湯水導入側と貯湯槽の下部側との間には貯湯槽から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段が設けられており、前記補助熱源装置による前記循環湯水加熱機能の動作時に、前記貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき、該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えて高い温度にならないように、前記循環ポンプの駆動による前記湯水循環通路の湯水循環流量を制御するので、高い温度の湯が循環することを抑制でき、給湯が行われてもそのような高温の湯が給湯されることを防止できる。
また、貯湯槽からの湯を出湯する出湯通路の送水先端側を湯水循環通路に接続し、補助熱源装置が貯湯槽から出湯通路を通して出湯される湯を追い加熱する機能も有している構成とすると、貯湯槽の湯を必要に応じて補助熱源装置により追い加熱して給湯設定温度の湯を給湯できる。
さらに、熱発生装置を燃料電池により形成して燃料ガス中の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置とし、該発電装置稼働時の廃熱を熱回収用通路で回収して貯湯槽に貯湯する構成と成すことにより、廃熱を利用した省エネタイプの熱源装置を実現できる。
また、このような燃料ガスを要する熱発生装置と、燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置により形成された加熱手段を備えた補助熱源装置とを設けて熱源装置を形成し、燃料ガスの供給源から該燃料ガスを前記発電装置と前記補助熱源装置とに供給するガス通路に介設するガスメータに、前記発電装置に供給される前記燃料ガスの供給量と前記補助熱源装置に供給される前記燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能と、該燃料ガス総供給量の検出機能により検出された燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには前記発電装置と前記補助熱源装置への前記燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを設けると、以下のようなことが起きる可能性がある。
つまり、補助熱源装置が稼働されずに前記発電装置が稼働することによって前記燃料ガス総供給量が前記基準量以下でゼロより大きい状態が前記ガス漏れ判断用設定時間以上継続することにより、ガスメータの前記ガス遮断機能によって発電装置(熱発生装置)への燃料ガス供給が遮断されてしまい、貯湯槽への蓄熱ができなくなってしまうことが起きる可能性がある。そこで、本発明において、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔毎に予め定められるガス遮断回避用設定時間だけ、前記補助熱源装置の燃焼装置によって前記燃料ガスを燃焼させるガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段を有することにより、このような問題を防ぐことができる。
そして、このように、設定間隔毎に補助熱源装置の燃焼装置による燃料ガスの燃焼を実行すると、この燃焼時に、補助熱源装置の給湯通路からの給湯が行われると、湯水循環通路の湯水循環流量によっては前記のような高温給湯が生じる可能性があるが、本発明は、前記のように湯水循環通路の湯水循環流量を制御することによって、高い温度の湯が循環することを抑制でき、高温の湯が給湯されることを防止できる。
本発明に係る熱源装置の一実施例の制御構成を示すブロック図である。 湯水循環流量と給湯温度との関係例を示すグラフである。 実施例および開発中の熱源装置のシステム構成例を説明するための説明図である。 図3に示す熱源装置に設けられている湯水循環通路と貯湯槽の出湯通路とを説明するために、図3の一部構成を簡略化して示すシステム構成図である。 貯湯槽内の温度層の分布例を模式的に示す説明図である。 ガスメータの燃料ガス遮断を回避するための動作を説明するための燃料ガスの総供給量のタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、これまでの説明の例と同一構成要素には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
図1には、本発明に係る熱源装置の一実施例の制御構成が模式的に示されている。本実施例は、図3に示した熱源装置と同様のシステム構成を有し、さらに、図1に示されるように、タンクユニット60内の制御装置33に、メモリ部37、循環流量制御手段38を設け、燃料電池1の制御装置36にガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段36を設けている。また、制御装置33,36には給湯器16の制御装置46とリモコン装置43とが信号接続され、リモコン装置43には給湯設定温度設定操作手段45が設けられ、給湯器16の制御装置46には給湯燃焼制御手段47が設けられている。なお、リモコン装置43は、屋内において、リビングや、浴室、台所、洗面所等の適宜の場所に設置されている。
給湯設定温度設定操作手段45は、利用者等により給湯設定温度を設定するための操作手段であり、例えばリモコン装置43の表面側に設けられている操作ボタン等により形成されている。この給湯設定温度設定操作手段45により設定された給湯設定温度の値は、制御装置33の循環流量制御手段38と給湯器16の燃焼制御手段47とに加えられる。
なお、本実施例の熱源装置も開発中の熱源装置と同様に、熱発生装置は燃料電池1により形成され、給湯器16の加熱手段は燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置(給湯バーナ)により形成されており、また、給湯バーナと燃料電池1に燃料ガスを供給するガス通路に介設されたガスメータは、給湯バーナと燃料電池1に供給される燃料ガス総供給量の検出機能と、検出される燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときに、燃料電池1と給湯器16(の給湯バーナ)への燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを有している。
そこで、本実施例では、給湯器16が稼働されずに燃料電池1が稼働することによって、前記燃料ガス総供給量が前記基準量以下でゼロより大きい状態が前記ガス漏れ判断用設定時間以上継続することにより、ガスメータのガス遮断機能によって燃料電池1への燃料ガスの供給が遮断されることを防ぐために、燃料電池1にガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段39を設けている。
つまり、ガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段39は、燃焼制御手段47に給湯バーナの強制燃焼指令を加え、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔(例えば8.5時間)毎に、予め定められるガス遮断回避用設定時間(例えば90〜150秒)だけ、給湯器16の給湯バーナによって燃料ガスを燃焼させるようにし、燃焼制御手段47は、前記給湯バーナの強制燃焼指令に従って給湯バーナを燃焼させて、給湯器16による循環湯水加熱機能の動作を制御する。なお、ガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段39は、給湯バーナの強制燃焼指令を加えたときには、この指令発信を知らせる信号を循環流量制御手段38に加える。
循環流量制御手段38は、循環ポンプ23の駆動による湯水循環通路40の湯水循環流量を制御するものであり、ガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段39から給湯バーナの強制燃焼指令の発信を知らせる信号が加えられたときには、循環ポンプ23を駆動させると共に、その回転数を制御して湯水循環通路40の湯水循環流量を以下のように制御する。
つまり、例えば湯水循環流量制御時の循環ポンプ23の回転数は特に限定されるものではないが、貯湯槽2には、図5に示したような温度層Wa,Wb,Wcが形成されていて、この温度層を崩さないために、できれば湯水循環流量は小さい方が好ましいため、湯水循環流量が例えば3リットル/分といった値となるように制御するが、循環流量制御手段38は、給湯器16による前記循環湯水加熱機能の動作時に、FC低温サーミスタ27の検出温度と給湯器16の加熱熱量情報(例えば燃焼号数)とを取り込み、これらの情報に基づいて、給湯器16による加熱後の湯水の温度が給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲(例えば3℃)を超えて高い温度にならないように、循環ポンプ23の駆動制御を行い、湯水循環流量を制御する。
つまり、前記の如く、例えば3リットル/分の湯水循環流量としても、給湯器16による加熱後の湯水の温度が給湯設定温度(例えば42℃)よりも例えば3℃高い45℃を超えない場合には、湯水循環流量を3リットル/分とするが、例えばFC低温サーミスタ27の検出温度が35℃であり、その水を3リットル/分の湯水循環流量で給湯器16に導入し、給湯器16の最小燃焼号数での燃焼を行うと、図2の特性線aに示されるように、加熱後の温度が60℃になってしまうようなときには、湯水循環流量を例えば7.5リットル/分として、加熱後の湯の温度が45℃を超えないようにする。なお、このような制御に関するデータは、メモリ部37に格納されている。
このような構成により、本実施例では、たとえ給湯器16による前記循環湯水加熱機能の動作時に給湯が行われても、高温の湯の給湯が行われてしまうことを防ぐことができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、前記実施例では、循環流量制御手段38は、給湯器16による前記循環湯水加熱機能の動作時に、給湯器16による加熱後の湯水の温度が給湯設定温度よりも許容範囲を超えて高い温度にならないように、湯水循環流量を制御したが、その代わりに、予め定められる高温給湯回避用設定温度(例えば火傷するおそれが生じる最低温度)より高い温度にならないように湯水循環流量を制御してもよい。
また、本発明の熱源装置の詳細なシステム構成は適宜設定されるものであり、貯湯槽2と湯水循環通路40とを有して、湯水循環通路40に給湯器16等の補助熱源装置を設け、循環流量制御手段38が給湯器16等による循環湯水加熱機能の動作時に、貯湯槽導出水温検出手段(FC低温サーミスタ27)の検出温度と給湯器16等の加熱熱量情報とに基づき、給湯器16等による加熱後の湯水の温度が予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えて高い温度にならないように前記湯水循環流量を制御する構成を有していればよい。
つまり、例えば貯湯槽2の出湯通路9を湯水循環通路40に接続せずに直接給湯先に導く構成としてもよいし、給湯器16も例えば石油燃焼式のバーナ装置により給湯熱交換器17を加熱するタイプの給湯器としてもよいし、電気ヒータにより加熱するタイプの給湯器としてもよい。
さらに、前記実施例では、貯湯槽2は燃料電池1に熱的に接続されていたが、燃料電池1の代わりに、太陽熱の集熱機やヒートポンプ等を接続してもよい。
本発明の熱源装置は、例えば貯湯槽に貯えられている湯水の温度が高いときに、その水を加熱しながら循環させていて、その循環湯水を給湯することになっても高温の湯の給湯を防止できるので、安全で使い勝手が良好であり、例えば家庭用の熱源装置として利用できる。
1 燃料電池
2 貯湯槽
3 熱回収用通路
4 タンクユニット
5 貯湯槽内湯水温検出手段
6 三方弁
7 バイパス通路
8,8a,8b 給水通路
9 出湯通路
10 合流部
11 貯湯槽出湯水温検出手段
12 タンク湯水混合器
13 タンク電磁弁
14 水混合器
15 湯水導入通路
16 給湯器
17 給湯熱交換器
23 循環ポンプ
24 電磁弁
26 FC高温サーミスタ
27 FC低温サーミスタ
28 混合サーミスタ
33 制御装置
37 メモリ部
38 循環流量制御手段
39 ガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段
40 湯水循環通路
42 流量検出手段
45 給湯設定温度設定操作手段
47 燃焼制御手段

Claims (5)

  1. 貯湯槽と、該貯湯槽に熱回収用通路を介して熱的に接続された熱発生装置とを備え、該熱発生装置で発生させた熱により加熱形成される湯を前記貯湯槽に貯湯する構成を有し、前記貯湯槽の下部側から導出される水を循環させて前記貯湯槽に戻す機能を備えた湯水循環通路が接続され、該湯水循環通路には該湯水循環路に湯水を循環させる循環ポンプと、前記湯水循環通路を循環する湯水を加熱手段により加熱する循環湯水加熱機能を備えた補助熱源装置とが設けられて、前記循環ポンプの駆動により前記貯湯槽の下部側から導出される水が前記補助熱源装置に通されて該補助熱源装置により加熱され該補助熱源装置の湯水導出側と前記貯湯槽の上部側とを接続する補助熱源装置出側通路を通して前記貯湯槽の上部側から前記循環する湯水が該貯湯槽に戻される構成と成しており、前記補助熱源装置出側通路には該補助熱源装置出側通路から給湯先に湯水を導く給湯通路が分岐形成され、前記給湯先側に設けられる給湯栓が開かれたときに前記補助熱源装置出側通路側から前記給湯通路側に湯水が流れ該給湯通路を通して給湯先に給湯される構成と成しており、前記補助熱源装置の出側から前記給湯先に至る前記補助熱源装置出側通路と前記給湯通路にはいずれも当該通路を流れる湯水に水を混合する手段が設けられておらず前記補助熱源装置により加熱形成された湯は水の混合無しに給湯先に給湯される構成と成しており、前記湯水循環通路における前記貯湯槽の下部側と前記補助熱源装置への湯水導入側との間には前記貯湯槽から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段が設けられ、前記循環ポンプの駆動による前記湯水循環通路の湯水循環流量を制御する循環流量制御手段を有し、該循環流量制御手段は、前記補助熱源装置による前記循環湯水加熱機能の動作時に、前記貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記湯水循環流量を制御することを特徴とする熱源装置。
  2. 補助熱源装置による循環湯水加熱機能の動作時に、貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が前記高温給湯回避用設定温度より高い温度または前記給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度になるときには循環流量制御手段によって循環ポンプの駆動による湯水循環通路の湯水循環流量を大きくする方向に制御されることを特徴とする請求項1記載の熱源装置。
  3. 貯湯槽と、該貯湯槽に熱回収用通路を介して熱的に接続された熱発生装置とを備え、該熱発生装置で発生させた熱により加熱形成される湯を前記貯湯槽に貯湯する構成を有し、前記貯湯槽の下部側から導出される水を循環させて前記貯湯槽に戻す機能を備えた湯水循環通路が接続され、該湯水循環通路には該湯水循環路に湯水を循環させる循環ポンプと、前記湯水循環通路を循環する湯水を加熱手段により加熱する循環湯水加熱機能を備えた補助熱源装置とが設けられ、前記湯水循環通路には前記補助熱源装置の出側に該補助熱源装置で加熱された湯を給湯先に給湯する給湯通路が接続され、前記湯水循環通路における前記補助熱源装置の介設部と前記貯湯槽の下部側との間には前記貯湯槽から導出される水の温度を検出する貯湯槽導出水温検出手段が設けられ、前記循環ポンプの駆動による前記湯水循環通路の湯水循環流量を制御する循環流量制御手段を有し、該循環流量制御手段は、前記補助熱源装置による前記循環湯水加熱機能の動作時に、前記貯湯槽導出水温検出手段の検出温度と前記補助熱源装置の加熱熱量情報とに基づき該補助熱源装置による加熱後の湯水の温度が予め定められる高温給湯回避用設定温度より高い温度または予め定められる給湯設定温度よりも予め定められる許容範囲を超えた高い温度にならないように前記湯水循環流量を制御する構成を有し、前記熱発生装置は燃料電池により形成されて燃料ガス中の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置であり、該発電装置稼働時の廃熱を前記熱回収用通路で回収して前記貯湯槽に貯湯する構成と成しており、前記補助熱源装置の加熱手段は燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置により形成されており、前記燃料ガスの供給源から該燃料ガスを前記発電装置と前記補助熱源装置とに供給するガス通路にガスメータが介設されて、該ガスメータは、前記発電装置に供給される前記燃料ガスの供給量と前記補助熱源装置に供給される前記燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能と、該燃料ガス総供給量の検出機能により検出された燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには前記発電装置と前記補助熱源装置への前記燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを有し、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔毎に予め定められるガス遮断回避用設定時間だけ前記補助熱源装置の燃焼装置によって前記燃料ガスを燃焼させるガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段を有することを特徴とする熱源装置。
  4. 熱発生装置は燃料電池により形成されて燃料ガス中の水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置であり、該発電装置稼働時の廃熱を熱回収用通路で回収して貯湯槽に貯湯する構成と成しており、補助熱源装置の加熱手段は燃料ガスの燃焼により加熱を行うガス燃焼装置により形成されており、前記燃料ガスの供給源から該燃料ガスを前記発電装置と前記補助熱源装置とに供給するガス通路にガスメータが介設されて、該ガスメータは、前記発電装置に供給される前記燃料ガスの供給量と前記補助熱源装置に供給される前記燃料ガスの供給量とを合わせた燃料ガス総供給量を検出する機能と、該燃料ガス総供給量の検出機能により検出された燃料ガス総供給量が予め定められる基準量以下でゼロより大きい状態が予め定められるガス漏れ判断用設定時間以上継続したときには前記発電装置と前記補助熱源装置への前記燃料ガスの供給を遮断するガス遮断機能とを有し、前記ガス漏れ判断用設定時間未満の予め定められる設定間隔毎に予め定められるガス遮断回避用設定時間だけ前記補助熱源装置の燃焼装置によって前記燃料ガスを燃焼させるガス遮断回避用ガス強制燃焼指令手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱源装置。
  5. 貯湯槽には該貯湯槽からの湯を出湯する出湯通路が接続されて、該出湯通路の送水先端側が湯水循環通路に接続され、該湯水循環通路を循環する湯水が該湯水循環通路における貯湯槽導出水温検出手段の配設箇所を通ってから前記出湯通路の接続部を通り補助熱源装置に導入される構成と成し、該補助熱源装置は前記貯湯槽から前記出湯通路を通して出湯される湯を追い加熱する機能も有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の熱源装置。
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