JP5061153B2 - 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム - Google Patents

貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5061153B2
JP5061153B2 JP2009140854A JP2009140854A JP5061153B2 JP 5061153 B2 JP5061153 B2 JP 5061153B2 JP 2009140854 A JP2009140854 A JP 2009140854A JP 2009140854 A JP2009140854 A JP 2009140854A JP 5061153 B2 JP5061153 B2 JP 5061153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
storage tank
path
burner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009140854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010286185A (ja
Inventor
寿洋 所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2009140854A priority Critical patent/JP5061153B2/ja
Publication of JP2010286185A publication Critical patent/JP2010286185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061153B2 publication Critical patent/JP5061153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D17/00Domestic hot-water supply systems
    • F24D17/0036Domestic hot-water supply systems with combination of different kinds of heating means
    • F24D17/0052Domestic hot-water supply systems with combination of different kinds of heating means recuperated waste heat and conventional heating means
    • F24D17/0057Domestic hot-water supply systems with combination of different kinds of heating means recuperated waste heat and conventional heating means with accumulation of the heated water
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D2200/00Heat sources or energy sources
    • F24D2200/16Waste heat
    • F24D2200/19Fuel cells
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D2240/00Characterizing positions, e.g. of sensors, inlets, outlets
    • F24D2240/26Vertically distributed at fixed positions, e.g. multiple sensors distributed over the height of a tank, or a vertical inlet distribution pipe having a plurality of orifices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/18Domestic hot-water supply systems using recuperated or waste heat

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、温水を貯湯しておく貯湯タンクを備えている貯湯式給湯システムに関する。
貯湯タンクと、熱源機と、貯湯タンクと熱源機の間で温水を循環させる循環経路と、貯湯タンク内の温水を給湯する給湯経路を備えている貯湯式給湯システムが存在する。この種の貯湯式給湯システムは、貯湯タンクに貯湯している温水の温度が低下した時に、循環経路に温水を循環させ、熱源機で加熱する。この結果、熱源機で加熱された温水が貯湯タンクに戻り、貯湯タンクに貯湯している温水の温度が上昇する。給湯運転時には、貯湯タンクからの温水と水道水等の冷水を混合ユニットによって混合し、予め設定されている温度に調温された温水を給湯する。給湯運転したために貯湯タンクに貯湯している温水の温度が低下した時には、循環経路に温水を循環させて熱源機で加熱する。
上記形式の貯湯式給湯システムでは、循環経路の戻り側と給湯経路の送り出し側は共に貯湯タンクの天井部に接続されている。上記構成により、熱源機で加熱されて貯湯タンク上部に戻された温水は、温度を大幅に下げることなく給湯経路に送り出される。熱源機での加熱効率も良い。
この型式の貯湯式給湯システムは、熱源機以外の熱源で加熱した温水を貯湯タンクに貯湯しておくシステムと併用するときに特に有用である。例えば発電時に発生する熱で加熱した温水を貯湯タンクに貯湯しておく場合、あるいは太陽熱で加熱した温水を貯湯タンクに貯湯しておく場合等に特に有用である。
上記形式の貯湯式給湯システムにおいて、循環経路中を循環する温水の流量を検知するセンサが故障し、実際は循環経路に十分な量の温水が循環されていないにもかかわらず、十分な量の温水が循環されていると誤検知してしまう場合があった。この場合、循環経路に十分な量の温水が循環されていないにもかかわらず熱源機が通常通り運転されてしまう。このような状態を空焚きという。空焚きが起こると、熱源機では少量の温水が過加熱される。過加熱された温水は異常高温となったり、沸騰して蒸気を発生させたりして不都合な事態を発生させる可能性がある。
空焚きに伴う不都合の発生を防止する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1には、熱源機で加熱された温水が異常高温となると作動するバイメタルスイッチを備え、バイメタルスイッチが作動すると熱源機の運転を停止させるとともに、混合ユニットによる冷水の混合率を増大させる技術が開示されている。
特開2007−292354号公報
特許文献1の技術では、熱源機で過加熱されるようになってからバイメタルスイッチが作動するまでの間に時間差があり、温水の異常高温を検知して熱源機の運転を停止させた場合であっても、貯湯タンク上部に異常高温の温水や蒸気が貯留した状態となる。その状態で給湯運転を行うと、貯湯タンク上部に貯留された異常高温の温水や蒸気がそのまま給湯経路に送り出される。そのときに混合ユニットが故障していると冷水の混合率を増大させることができず、異常高温の温水や蒸気がそのまま給湯栓等から送り出される事態が起こるおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、貯湯タンクから給湯経路に異常高温の温水や蒸気が送り出されることを防止できる貯湯式給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の貯湯式給湯システムは、貯湯タンクと、貯湯タンクに給水する給水経路と、貯湯タンクから給湯する給湯経路と、熱源機と、貯湯タンクと熱源機の間で温水を循環させる循環経路を備えている。その循環経路は、貯湯タンク内の温水を熱源機へ送り出す循環往路と、熱源機を通過した温水を貯湯タンク上部へ戻す第1循環復路と、熱源機を通過した温水を貯湯タンク中間部へ戻す第2循環復路を備えている。本システムは、さらに貯湯タンクと熱源機の間で温水を循環させる循環ポンプと、第1循環復路を開閉する第1開閉弁と、第2循環復路を開閉する第2開閉弁と、熱源機を通過した温水の温度を検知する検知手段と、制御手段を備えている。
制御手段は、検知手段の検知温度が所定温度を上回る場合に、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開く処理手順を実行することを特徴とする。
ここにいう所定温度とは、熱源機を通過した温水が異常高温になっているか否かの基準となる温度をいう。
上記システムによれば、検知温度が所定温度を上回る場合、即ち、熱源機を通過した温水が異常高温になっている場合に、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開き、熱源機で加熱された温水を第2循環復路から貯湯タンクの中間部に戻すようにする。従って、熱源機による過加熱(空焚き)によって異常高温になった温水や沸騰して発生した蒸気は、貯湯タンク上部ではなく中間部に戻されることとなる。
貯湯タンク内に貯湯している温水は、最上部が一番高温、最下部が一番低温となる温度成層を形成している。貯湯タンク中間部に貯湯されている温水の温度は、貯湯タンク上部に貯湯されている温水の温度に比べて低いため、第2循環復路から貯湯タンクの中間部に戻された異常高温の温水や蒸気は、貯湯タンク中間部に貯湯されているやや低温の温水と混合されて、異常高温ではなくなる。蒸気も温水に復帰する。
従って、上記システムによれば、給湯経路の送り出し側が接続されているタンク上部に異常高温の温水や蒸気が貯留されることがなくなる。その結果、空焚きが起こった場合であっても、異常高温の温水や蒸気が貯湯タンクから送り出される事態が起こることもなくなる。給水栓等から異常高温の温水や蒸気が送り出される事態の発生が確実に防止される。
上記貯湯式給湯システムの制御手段が、検知手段の検知温度が前記所定温度を上回る場合に、熱源機の運転を停止するとともに、循環ポンプを駆動する処理手順をさらに実行することが好ましい。
上記システムによれば、熱源機で加熱された温水が異常高温になった場合や、沸騰して蒸気を発生させている場合に、熱源機の運転を停止させるとともに循環ポンプを駆動させて貯湯タンクと熱源機の間で温水を循環させることができる。
熱源機の運転を停止させてそれ以上の過加熱を防ぐことができる。また、循環ポンプの駆動により、過加熱された循環経路内を低温の温水によって冷却することができる。そのため、過加熱された循環経路の余熱によって温水が過加熱され続けて異常高温の温水や蒸気が発生することを防止することができる。また、過加熱された循環経路を保護することもできる。
上記貯湯式給湯システムの制御手段が、前記検知手段の検知温度が前記所定温度を上回る場合に、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開いた状態を所定時間保持する処理手順をさらに実行することが好ましい。
ここで、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開いた状態が保持される所定時間としては、少なくとも過加熱された循環経路が冷えるまでに必要な時間をいう。例えば、数分間とすることができる。
上記システムによれば、異常高温が検出されて、熱源機で加熱された温水を第2循環復路から貯湯タンクの中間部に戻すようにした場合、その状態が所定時間保持される。
従って、例えば異常高温が検出されて熱源機の運転を一旦停止させ、その後すぐに再運転させる場合などであっても、熱源機で加熱された温水が第2循環復路から貯湯タンクの中間部に戻される状態が保持される。貯湯タンク上部に異常高温の温水や蒸気が貯留されないようにして、異常高温の温水や蒸気が貯湯タンクから送り出される事態を確実に防止することができる。
蒸気貯湯式給湯システムでは、少なくとも第2循環復路に圧力逃がし弁を備えることが好ましい。
熱源機で温水が過加熱されて温水が沸騰すると、多量の蒸気が発生する。蒸気の発生によって、循環経路内の圧力が上昇する。上記システムによれば、過加熱された温水が貯湯タンク中間部に戻される経路である第2循環復路内に圧力逃がし弁を備えるので、熱源機で温水が過加熱されて沸騰し蒸気を発生させたとしても、圧力逃がし弁から高温高圧の蒸気を排出することができ、高温高圧の蒸気が貯湯タンク内に流入することを防ぐことができるようになる。
この貯湯式給湯システムは、発電と給湯の両要求に応えるコージェネレーションシステムに組みこむことが好ましい。この場合のコージェネレーションシステムは、発電装置と、発電装置が発生する熱を入力する熱回収用熱交換器と、貯湯タンクと熱回収用熱交換器との間で温水を循環させる第2循環経路を備えている。
このコージェネレーションシステムでは、発電装置が発生する熱を利用して、貯湯タンク内の温水を加熱する。それにより、エネルギー効率の高い熱電併給システムを構築することができる。
実施例のコージェネレーションシステムの系統図。 異常時運転中の処理手順を示すフローチャート。
以下に説明する実施例の技術的特徴を列挙する。
(特徴1)検知手段としてはサーミスタが用いられる。サーミスタの検知温度が92℃以上となった場合に、制御手段は、熱源機の運転を停止し、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開く処理手順を実行する。
(特徴2)検知手段としてはさらにバイメタルスイッチを用いる。バイメタルスイッチは、検知温度が95℃以上となると作動する。バイメタルスイッチが作動すると、制御手段は、熱源機の運転を停止し、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開く処理手順を実行する。このバイメタルスイッチは、サーミスタが機能しない場合に機能する。
(特徴3)制御手段は、サーミスタの検知温度が92℃より低い時点においては、第1開閉弁を開き、第2開閉弁を閉じる処理手順を実行している。
(特徴4)第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開く処理手順が行われた場合、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開いた状態を少なくとも5分間維持する。
(特徴5)第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開いた状態を維持している間も循環ポンプを作動させる。
(特徴6)第1循環復路と第2循環復路のうち少なくとも一方に圧力逃がし弁を備える。
(第1実施例)
本発明を具現化した貯湯式給湯システムを組み込んだコージェネレーションシステムの第1実施例について説明する。
図1は、本実施例に係るコージェネレーションシステムの構成を示す図である。図1に示すように、コージェネレーションシステムは、給湯ユニット10と、発電ユニット150と、熱負荷108を備えている。発電ユニット150は、いわゆる燃料電池である。
給湯ユニット10は、温水を貯湯しておく貯湯タンク14と、貯湯タンク14に水道水を給水する給水経路24と、熱源機であるバーナ部68と、貯湯タンク14とバーナ部68との間で温水を循環させるバーナ循環経路76と、貯湯タンク14から温水を給湯する給湯経路46と、給湯ユニット10の動作を制御するコントローラ146と、コントローラ146に接続されているリモコン148を備えている。
コントローラ146は、制御プログラムを記憶している。コントローラ146には、リモコン148の操作信号と、以下で説明する各流量センサの検出信号と、各サーミスタの検出信号等が入力される。コントローラ146は、入力された信号と、記憶している制御プログラムに基づいて、以下に説明する各種ポンプ、各種弁、バーナ等の動作を制御する。リモコン148には、運転スイッチ、給湯温度設定スイッチ、風呂湯張りスイッチ、風呂追い焚きスイッチ等の各種スイッチが設けられている。
貯湯タンク14には、タンク上サーミスタ15と、第1タンクサーミスタ16と、第2タンクサーミスタ18と、第3タンクサーミスタ20と、第4タンクサーミスタ22が設けられている。各サーミスタ15、16、18、20、22は、縦方向にほぼ均等に配置されている。サーミスタ15、16、18、20、22は、貯湯タンク14内の温水温度を、それぞれの深さにおいて検出する。各サーミスタ15、16、18、20、22の検出信号は、コントローラ146に出力される。
給水経路24は、貯湯タンク14の下部(詳しくは底部)に接続されている。給水経路24には、その上流側から順に、減圧弁26と、給水サーミスタ28と、給湯水量センサ30と、給湯水量サーボ32と、混合サーボ34とが設けられている。
減圧弁26は、給水圧力を調整するものである。減圧弁26は、下流側圧力が所定値を下回ると開弁する。後述する給湯栓44が開かれると、減圧弁26が開弁して貯湯タンク14や混合経路36に水道水が給水される。減圧弁26により、本来高圧である水道水の給水圧力が減圧され、貯湯タンク14が損傷しない程度の給水圧力に調整される。
給水サーミスタ28は、給水される水道水の温度を検出する。給湯水量センサ30は、給水される水道水の流量を検出する。給水サーミスタ28と給湯水量センサ30の検出信号は、コントローラ146に出力される。
給湯水量サーボ32は、ステッピングモータを内蔵する電動型の流量調整弁である。給湯水量サーボ32の開度は、コントローラ146によって制御される。コントローラ146は、給湯水量サーボ32の開度を制御することによって、外部から給湯ユニット10に給水される水道水の流量を調整する。
混合サーボ34は、ステッピングモータを内蔵する電動型の混合弁である。コントローラ146は、混合サーボ34の開度を制御することによって、外部から給湯ユニット10に給水された水道水のうち、貯湯タンク14側へ流れる流量と、混合経路36側へ流れる流量の割合を調整する。貯湯タンク14側に流れた水道水は貯湯タンク14に流入し、同じ量だけ貯湯タンク14から給湯経路46に温水が流出する。混合経路36側へ流れた水道水は、給湯経路46を流れる温水に混合される。混合サーボ34は、給湯経路46を流れる温水に水道水を混合するとともに、給湯経路46を流れる温水に対して混合する水道水の比を調整する。
給水経路24には、混合サーボ34の下流側に、排水経路38が接続されている。排水経路38に、圧力開放経路42が接続されている。圧力開放経路42は、コージェネレーションシステムの外部に開放されている。排水経路38には、排水弁40が設けられている。排水弁40の開閉は手動で行う。排水弁40が開かれると、貯湯タンク14内の温水が排水経路38を経て排水される。
バーナ部68は、バーナ70と、潜熱熱交換器72と、顕熱熱交換器74を備えている。バーナ部68では、バーナ循環経路76が、潜熱熱交換器72と顕熱熱交換器74を順に通過するように配設されている。
バーナ70は、ガスを燃料として燃焼する。バーナ70には、図示しないガス供給路が接続されている。
潜熱熱交換器72は、バーナ70で発生する燃焼排ガスの熱によって、バーナ循環経路76内の温水を予備加熱する。顕熱熱交換器74は、バーナ70の燃焼熱によって、バーナ循環経路76内の温水を再加熱する。潜熱熱交換器72には、ドレンを排出又は回収するためのドレン経路92が接続されている。ドレン経路92には、中和器94が設けられている。中和器94内には、炭酸カルシウムが充填されている。潜熱熱交換器72で発生した酸性のドレンは、中和器94を通過することによって、pH6から7に中和される。ドレン経路92の他端は、圧力開放経路42に接続されている。中和されたドレンは、ドレン経路92から圧力開放経路42を通じて、外部に排出される。
バーナ循環経路76は、貯湯タンク14内の温水を、貯湯タンク14とバーナ部68との間で循環させる。バーナ循環経路76は、貯湯タンク14からバーナ部68に向かうバーナ循環往路76aと、バーナ部68から貯湯タンク14の天井部へ向かう第1バーナ循環復路76bと、バーナ部68から貯湯タンク14の中間部へ向かう第2バーナ循環復路76cを備えている。第1バーナ循環復路76bと第2バーナ循環復路76cとは、分岐点77において分岐されており、分岐されるまでは共通経路78を通るようにしてある。
バーナ循環往路76aは、貯湯タンク14の中間部(第1タンクサーミスタ16と第2タンクサーミスタ18との中間)と、潜熱熱交換器72の上流端とを接続している。バーナ循環往路76aには、バーナ入口サーミスタ81と、バーナ循環ポンプ80と、バーナ循環流量センサ82と、バーナ循環流量サーボ84が設けられている。
バーナ入口サーミスタ81は、バーナ循環往路76aを流れる温水の温度を検出する。バーナ入口サーミスタ81は、貯湯タンク14の近傍に配置されている。バーナ入口サーミスタ81が検出する温度は、貯湯タンク14からバーナ循環往路76aに流出する温水の温度に実質的に等しい。バーナ入口サーミスタ81の検出信号は、コントローラ146に出力される。
バーナ循環ポンプ80は、バーナ循環経路76内の温水を循環させる。バーナ循環ポンプ80の動作は、コントローラ146によって制御される。バーナ循環流量センサ82は、バーナ循環経路76を流れている温水の流量を検出する。バーナ循環流量センサ82の検出信号は、コントローラ146に出力される。バーナ循環流量サーボ84はステッピングモータを内蔵しており、ステッピングモータを駆動することによってその開度を調整することができる流量調整弁である。バーナ循環流量サーボ84の開度はコントローラ146によって制御される。コントローラ146は、バーナ循環流量サーボ84の開度を調整することによって、バーナ循環経路76を流れる温水の流量を調整する。なお、バーナ循環経路76を流れる温水の流量を調整するにあたっては、バーナ循環流量サーボ84の開度を調整することに代えて、バーナ循環ポンプ80の回転数を調整する構成としてもよい。
第1バーナ循環復路76bは、顕熱熱交換器74の下流端と貯湯タンク14の天井部を接続している。第1バーナ循環復路76bのうち分岐点77の上流側(共通経路78)には、バーナ出口サーミスタ88と、バイメタルスイッチ89が設けられている。
バーナ出口サーミスタ88は、バーナ部68を通過した後の温水の温度を検出する。バーナ出口サーミスタ88が検出する温度は、第1バーナ循環復路76b又は第2バーナ循環復路76cを通って貯湯タンク14に流入する温水の温度に実質的に等しい。バーナ出口サーミスタ88の検出信号はコントローラ146に出力される。本実施例では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が92℃以上となった場合には、温水温度が異常高温であると判断して、コントローラ146によってバーナ70が消火されるように制御されている。
バイメタルスイッチ89は、バーナ部68を通過した後の温水温度が所定温度を超えている場合に作動し、バーナ70への図示しないガス供給路に設けたガス電磁開閉弁の回路に直列に接続したスイッチである。本実施例では、バイメタルスイッチ89は、前記バーナ出口サーミスタ88あるいはコントローラ146が故障した場合でも作動するように、温水温度が95℃以上になった場合に作動するように設定してある。バイメタルスイッチ89が作動すると、前記ガス供給路のガス電磁開閉弁が閉弁して、バーナ70を消火するように構成されている。
第1バーナ循環復路76bのうち、分岐点77の下流側には、第1開閉弁160が設けられている。第1開閉弁は、コントローラ146によって開閉制御される弁である。
第2バーナ循環復路76cは、顕熱熱交換器74の下流端と貯湯タンク14の中間部(第2タンクサーミスタ18と第3タンクサーミスタ20の中間)を接続している。第2バーナ循環復路76cの分岐点77の下流側には、第2開閉弁162と、圧力逃がし弁48が設けられている。第2開閉弁は、コントローラ146によって開閉制御される弁である。
圧力逃がし弁48は、バーナ循環復路76c内の圧力が所定値以上になったときに開弁し、バーナ循環経路76内や貯湯タンク14内の圧力が過剰に上昇することを防止する。圧力逃がし弁48の出口側は、圧力開放経路42に接続されている。本実施例の圧力逃がし弁48は、バーナ部68で空焚きによって過加熱された温水が沸騰して蒸気を発生させ、バーナ循環経路76内の圧力を上昇させたときに開弁し、発生した蒸気を排出させることができる。また、圧力逃がし弁48は、上記の場合に開弁するほか、手動で開弁させることもできる。
本実施例では、加熱運転中に、バーナ70で加熱された温水が異常高温と判断されない限り、コントローラ146は、第1開閉弁160を開き、第2開閉弁162を閉じるように制御している。この場合、バーナ70で加熱された温水は、第1バーナ循環復路76bを通って貯湯タンク14の上部に戻される。
一方、加熱運転中に、バーナ70で加熱された温水が異常高温と判断されると、コントローラ146は、第1開閉弁160を閉じて第2開閉弁162を開くように制御している。この場合、バーナ70で加熱されて異常高温となった温水は、第2バーナ循環復路76cを通って貯湯タンク14の中間部に戻される。
貯湯タンク14の上部(詳しくは天井部)には、貯湯タンク14内の温水を給湯栓44や図示しない浴槽に給湯する給湯経路46が接続されている。給湯栓44は、熱負荷108の一つであって、浴室、洗面所、台所等にそれぞれ配設されている。給湯経路46には、貯湯タンク14側から順に、温水電磁弁50と、高温サーミスタ52と、負圧作動弁53と、出湯サーミスタ54が設けられている。また、給湯経路46には、先述の混合経路36が接続されている。混合経路36は、高温サーミスタ52と負圧作動弁53の間に接続されている。
温水電磁弁50は、コントローラ146によって開閉される。コントローラ146は、給湯水量センサ30の検出流量に基づいて給湯の開始/終了を判断する。給湯動作開始のために給湯栓44が開かれると、給水経路24内に流入した水が混合経路36を通り、給湯経路46を通って給湯栓44から出る。このときの給湯水量センサ30の検出流量が所定値以上となると、コントローラ146は給湯が開始されたと判断し、温水電磁弁50を開弁する。温水電磁弁50が開弁されると、給水経路24内に流入した水は貯湯タンク14にも供給されるようになる。給湯栓44が閉じられて、給湯水量センサ30の検出流量が所定値以下になると、コントローラ146は給湯が終了したと判断して温水電磁弁50を閉弁する。
高温サーミスタ52は、混合経路36の接続位置よりも上流側の位置において、給湯経路46を流れる温水の温度を検出する。高温サーミスタ52が検出する温度は、貯湯タンク14から給湯経路46に流出した温水の温度に実質的に等しい。
負圧作動弁53は、断水時に階下給湯が行われた場合のように、給湯経路46内及び貯湯タンク14内が負圧になる場合に作動し、給湯経路46内に空気を入れて貯湯タンク14の負圧による破壊を防止する。
出湯サーミスタ54は、混合経路36の接続位置よりも下流側の位置において、給湯経路46を流れる温水の温度を検出する。出湯サーミスタ54は、貯湯タンク14からの温水と混合経路36からの水道水との混合水の温度を検出する。高温サーミスタ52と出湯サーミスタ54の検出信号は、コントローラ146に出力される。
貯湯タンク14には、貯湯タンク14と熱回収用熱交換器154との間で温水を循環させる熱回収循環経路56が設けられている。発電ユニット150には、発電ユニット150と熱回収用熱交換器154との間で熱媒体を循環させる熱媒循環経路152が設けられている。熱回収循環経路56と、熱媒循環経路152はともに熱回収用熱交換器154を通過するように配設されている。熱回収用熱交換器154は、熱媒循環経路152を流れる熱媒と、熱回収循環経路56を流れる温水との間で、熱交換(熱伝達)を行う。
熱回収循環経路56は、貯湯タンク14から熱回収用熱交換器154へ向かう熱回収循環往路56aと、熱回収用熱交換器154から貯湯タンク14へ向かう熱回収循環復路56bを備えている。
熱回収循環往路56aは、貯湯タンク14の下部(詳しくは底部)と、熱回収用熱交換器154の上流端とを接続している。熱回収循環往路56aには、熱回収循環ポンプ58と、熱回収流量センサ59と、循環往路サーミスタ60が設けられている。
熱回収循環ポンプ58は、熱回収循環経路56内の温水を循環させる。熱回収循環ポンプ58の動作は、コントローラ146によって制御される。熱回収流量センサ59は、熱回収循環経路56を流れている温水の流量を検出する。循環往路サーミスタ60は、熱回収循環往路56aを流れる温水の温度を検出する。熱回収流量センサ59の検出信号、及び、循環往路サーミスタ60の検出信号は、コントローラ146に出力される。
熱回収循環復路56bは、熱回収用熱交換器154の下流端と、貯湯タンク14の上部(詳しくは天井部)とを接続している。熱回収循環復路56bには、循環復路サーミスタ62が設けられている。循環復路サーミスタ62は、熱回収用熱交換器154を通過した後の温水の温度を検出する。循環復路サーミスタ62の検出信号はコントローラ146に出力される。
また、本実施例のコージェネレーションシステムは、熱負荷108として図示しない暖房装置、風呂装置を備えている。前記暖房装置では、前記バーナ部68で加熱された温水の熱を、液々熱交換器を介して暖房端末機内に供給して暖房端末機から温風を吹き出させる暖房運転を行うことができる。また、前記風呂装置では、前記給湯経路46から分岐した温水を浴槽に供給する湯張り運転や、バーナ部68で加熱された温水の熱を液々熱交換器を介して風呂用熱交換器に供給して浴槽内の温水の追い焚きを行う追い焚き運転を行うことができる。
次に、本実施例の給湯ユニット10で行われる各運転についてそれぞれ説明する。
(蓄熱運転)
発電ユニット150の発電熱によって貯湯タンク14内の温水を加熱する蓄熱運転について説明する。
発電ユニット150の発電運転に伴って発生した発電熱によって、熱媒循環経路152内を循環する熱媒が加熱される。一方、給湯ユニット10では、熱回収循環ポンプ58が駆動され、貯湯タンク14内の底部から引き出された低温の温水が熱回収循環経路56を通って循環する。貯湯タンク14から熱回収循環往路56aに流出した温水は、熱回収用熱交換器154を通過する間に、熱媒循環経路152内を循環する熱媒の熱によって加熱される。加熱された温水は熱回収循環復路56bを経て貯湯タンク14の天井部へ戻される。貯湯タンク14内の温水は上部から昇温していく。このように、コージェネレーションシステムでは、発電ユニット150が発電に伴って発生した発電熱を、貯湯タンク14内に蓄熱していく。貯湯タンク14内に蓄熱された熱は、後述する給湯運転、暖房運転、風呂湯張り運転、風呂追焚き運転によって消費される。
一方において、発電ユニット150の発電熱を蓄熱するだけでは、貯湯タンク14の温水を十分に加熱できない場合がある。この場合、次に説明する加熱運転が実施される。
(加熱運転)
バーナ70を用いて温水を加熱する加熱運転について説明する。
貯湯タンク14に設けられたタンク上サーミスタ15の検出温度が、リモコン148によって設定されている給湯設定温度に5℃を加算した温度を下回った場合、バーナ循環ポンプ80を駆動させるとともにバーナ70を点火する。このとき、コントローラ146は第1開閉弁160を開いて第2開閉弁162を閉じる。貯湯タンク14の中間部からバーナ循環経路76aに送り出された温水は、バーナ70の熱で加熱され、第1バーナ循環復路76bを通過して貯湯タンク14の上部に戻される。貯湯タンク14内の温水は上部から昇温していく。タンク上サーミスタ15の検出温度が給湯設定温度に10℃を加算した温度まで上昇すると、バーナ循環ポンプ80を停止させるとともにバーナ70を消火して加熱運転を終了させる。上記加熱運転の開始・終了条件となるタンク上サーミスタ15の検出温度は、前記各温度には限られず、給湯設定温度以上の温度であれば任意温度とすることができる。この加熱運転によって、貯湯タンク14の少なくとも上部には、給湯設定温度以上に加熱された温水が確保される。
なお、この加熱運転中に、バーナ70で加熱された温水が異常高温となる場合がある。その場合、次に説明する異常時運転が実施される。
(異常時運転)
図2を参照して異常時運転について説明する。図2は、異常時運転のフローチャートである。図2に示すフローに沿って、加熱運転における処理の流れを説明する。
ステップS2では、コントローラ146は、加熱運転中であるか否か判別する。加熱運転中である場合はYESと判別される。この場合、上記したように、コントローラ146は第1開閉弁160を開いて第2開閉弁162を閉じている。貯湯タンク14の中間部からバーナ循環経路76aに送り出された温水は、バーナ70で加熱され、第1バーナ循環復路76bを通過して貯湯タンク14の上部に戻されている。ステップS2でYESの場合、ステップS4に進む。一方、ステップS2でNOと判別された場合には加熱運転が行われていないため、異常時運転を行うことなく処理を終了する。
ステップS4では、コントローラ146は、バイメタルスイッチ89が作動したか否かを判別する。バイメタルスイッチ89は、バーナ出口サーミスタ88が機能せずに、且つ、バーナ70で加熱した後の温水温度が95℃以上となった場合に作動する。ステップS4でYESと判別された場合、バーナ70で加熱した後の温水温度は95℃以上になっている。その場合、コントローラ146は、バーナ70で加熱された後の温水温度が異常高温であると判断して、ステップS8に進む。
このような異常高温(空焚き)の原因としては、例えば、バーナ循環水量センサ82が故障して、実際にはバーナ循環経路76内を十分な量の温水が循環していないにもかかわらず、十分な量の温水が循環していると誤検知し、バーナ70を通常通り燃焼させ続けたことが挙げられる。
一方、ステップS4でNOと判別された場合、ステップS6に進む。
ステップS6では、コントローラ146は、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が92℃以上となったか否か判別する。バーナ70で加熱した後の温水温度が92℃以上になっている場合、YESと判別される。その場合、コントローラ146は、バーナ70で加熱された後の温水温度が異常高温であると判断して、ステップS8に進む。一方、ステップS6でNOと判別された場合、コントローラ146は、バーナ70で加熱された後の温水温度は現時点では異常高温ではないと判断する。この場合、ステップS4に戻り、加熱運転が終了するまで継続してステップS4、S6の判別を行う。
ステップS8では、コントローラ146は、バーナ70を消火する。これにより、これ以上温水が過加熱されることが防止される。この場合、加熱運転は強制的に終了される。
更に、コントローラ146は、第1開閉弁160を閉弁して第2開閉弁を開弁する。第1バーナ循環復路76bが閉鎖されて、第2バーナ循環復路76cが開通する。これによって、空焚きによってバーナ循環経路76内に発生した異常高温の温水や蒸気は第2バーナ循環経路76cを通って貯湯タンク14の中間部に戻され、貯湯タンク14の中間部に貯湯されているやや低温の温水と混合されて、異常高温ではなくなる。蒸気も温水に復帰する。なお、第2バーナ循環経路76cを通る蒸気の一部は、上記圧力逃がし弁48から外部に排出される。
更に、コントローラ146は、バーナ循環ポンプ80を、加熱運転時に駆動していたか否かを問わず強制的に駆動させる。従って、貯湯タンク14の中間部からバーナ循環往路76aに送り出された温水は、バーナ70によって過加熱されていたバーナ循環経路76を冷却しながら通過し、第1バーナ循環復路76cを通過して貯湯タンク14の中間部に戻される。
ステップS8の処理が行われると、ステップS10に進む。
ステップS10では、コントローラ146は、ステップS8の処理を開始して5分が経過したか否かを判別する。ステップS10でNOと判別された場合は、5分経過するまで、ステップS8の処理を継続させる。ステップS10でYESと判別された場合、ステップS12に進む。
ステップS12では、コントローラ146は、第1開閉弁を開弁し、第2開閉弁を閉弁し、第2バーナ循環復路76bを閉鎖して、第1バーナ循環復路76bを再び開通させる。また、強制的に駆動させていたバーナ循環ポンプ80の運転を停止させ、バーナ循環経路76への温水の循環を停止させる。ステップS12の処理が行われることで、異常時運転は終了する。
(給湯運転)
給湯運転について説明する。給湯栓44が開かれて給水量センサ30の検出水量が所定のオン水量以上となると、コントローラ146は給湯要求がなされたものと判断して給湯運転を開始する。コントローラ146は温水電磁弁50を開弁し、貯湯タンク14の上部に貯められていた温水を給湯経路46に送り出す。出湯サーミスタ54の検出温度がリモコン148で設定されている給湯設定温度となるように、混合サーボ34の開度を調整して、給湯設定温度の温水が給湯栓44から給湯される。給湯運転の実施中に、タンク上サーミスタ15の検出温度が低下すると、上記加熱運転を行う。この場合は給湯運転と加熱運転が同時に実行される。
(暖房運転、風呂追い焚き運転、風呂湯張り運転)
上記のような蓄熱運転、加熱運転、異常時運転、給湯運転に加えて、本実施例のコージェネレーションシステムは、前記図示しない暖房装置及び風呂装置を用いた暖房運転、風呂追い焚き運転、風呂湯張り運転を行うことができる。
(その他の実施例)
上記第1実施例における異常時運転においては、図2に示すように、ステップS8においてバーナ70を消火し、第1開閉弁160を閉弁して第2開閉弁を開弁し、バーナ循環ポンプ80を駆動させる処理を行った場合、5分間経過するまでその状態を継続することとしたが(S8、S10)、これには限られず、一旦上記処理を行った場合、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が所定温度未満(例えば、80℃未満)になるまで、上記処理を継続させるようにすることもできる。
上記第1実施例では、バイメタルスイッチ89の作動温度を95℃以上としたが、バイメタルスイッチ95の作動温度は上記数値には限られず、任意とすることができる。同様に、上記各実施例ではバーナ出口サーミスタ88の検出温度が92℃以上となった場合に温水が異常高温であると判別するようにしていたが、温水が異常高温であると判別されるバーナ出口サーミスタ88の検出温度も上記数値には限られず、任意とすることができる。
上記各実施例では、バーナ70通過後の温水の温度を検出する手段として、バーナ出口サーミスタ88とバイメタルスイッチ89を用いる場合について説明した。しかし、バーナ70通過後の温水の温度を検出する手段として、さらに、所定温度以上の温度を検出すると作動する温度ヒューズを備えることもできる。
上記各実施例では、圧力逃がし弁48を、第2バーナ循環復路76cの分岐点77の下流側にのみ設けていたが、圧力逃がし弁48は、バーナ70で温水が過加熱されて沸騰して蒸気を発生させた場合に、その高温高圧の蒸気を外部に排出可能であれば、任意の場所に任意の数だけ設けることができる。従って、例えば、第1バーナ循環復路76bの分岐点77の下流側と第2バーナ循環復路76cの分岐点77の下流側の夫々に備えることや、第1バーナ循環復路76bと第2バーナ循環復路76cの共通経路78に一つ設けることもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:給湯ユニット
14:貯湯タンク
15:タンク上サーミスタ
16:第1タンクサーミスタ
18:第2タンクサーミスタ
20:第3タンクサーミスタ
22:第4タンクサーミスタ
24:給水経路
26:減圧弁
28:給水サーミスタ
30:給湯水量センサ
32:給湯水量サーボ
34:混合サーボ
36:混合経路
38:排水経路
40:排水弁
42:圧力開放経路
44:給湯栓
46:給湯経路
48:圧力逃し弁
50:温水電磁弁
52:高温サーミスタ
53:負圧作動弁
54:出湯サーミスタ
56:熱回収循環経路
56a:循環往路
56b:循環復路
58:熱回収循環ポンプ
59:熱回収流量センサ
60:循環往路サーミスタ
62:循環復路サーミスタ
68:バーナ部
70:バーナ
72:潜熱熱交換器
74:顕熱熱交換器
76:バーナ循環経路
76a:バーナ循環往路
76b:第1バーナ循環復路
76c:第2バーナ循環復路
80:バーナ循環ポンプ
81:バーナ入口サーミスタ
82:バーナ循環流量センサ
84:バーナ循環流量サーボ
88:バーナ出口サーミスタ
89:バイメタルスイッチ
92:ドレン経路
94:中和器
108:熱負荷
146:コントローラ
148:リモコン
150:発電ユニット
152:熱媒循環経路
154:熱回収用熱交換器
160:第1開閉弁
162:第2開閉弁

Claims (5)

  1. 貯湯タンクと、
    貯湯タンクに給水する給水経路と、
    貯湯タンクから給湯する給湯経路と、
    熱源機と、
    貯湯タンク内の温水を熱源機へ送り出す循環往路と、
    熱源機を通過した温水を貯湯タンク上部へ戻す第1循環復路と、
    熱源機を通過した温水を貯湯タンク中間部へ戻す第2循環復路と、
    貯湯タンクと熱源機の間で温水を循環させる循環ポンプと、
    第1循環復路を開閉する第1開閉弁と、
    第2循環復路を開閉する第2開閉弁と、
    熱源機を通過した温水の温度を検知する検知手段と、
    制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段の検知温度が所定温度を上回る場合に、前記第1開閉弁を閉じて前記第2開閉弁を開く処理手順を実行することを特徴とする貯湯式給湯システム。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段の検知温度が前記所定温度を上回る場合に、前記熱源機の運転を停止するとともに、前記循環ポンプを駆動する処理手順をさらに実行することを特徴とする請求項1の貯湯式給湯システム。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段の検知温度が前記所定温度を上回る場合に、第1開閉弁を閉じて第2開閉弁を開いた状態を所定時間保持する処理手順をさらに実行することを特徴とする請求項1又は2の貯湯式給湯システム。
  4. 少なくとも前記第2循環復路に圧力逃がし弁を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の貯湯式給湯システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の貯湯式給湯システムと、
    発電装置と、
    発電装置が発生する熱を入力する熱回収用熱交換器と、
    貯湯タンクと熱回収用熱交換器との間で温水を循環させる第2循環経路と、
    を備えているコージェネレーションシステム。
JP2009140854A 2009-06-12 2009-06-12 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム Expired - Fee Related JP5061153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140854A JP5061153B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140854A JP5061153B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010286185A JP2010286185A (ja) 2010-12-24
JP5061153B2 true JP5061153B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=43542016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009140854A Expired - Fee Related JP5061153B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5061153B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106765501B (zh) * 2016-11-29 2019-04-30 中机中联工程有限公司 利用间断供应废热的闭式换热热水系统
JP7253983B2 (ja) * 2019-06-07 2023-04-07 リンナイ株式会社 熱源装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003207202A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Hitachi Air Conditioning System Co Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP4938385B2 (ja) * 2006-08-25 2012-05-23 リンナイ株式会社 貯湯式給湯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010286185A (ja) 2010-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4912792B2 (ja) 貯湯ユニット
JP4820213B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP5061153B2 (ja) 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム
JP5140634B2 (ja) 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム
JP5678812B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5162263B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP5708975B2 (ja) 給湯装置
JP5210981B2 (ja) 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム
JP2004179077A (ja) コージェネレーションシステム
JP5814643B2 (ja) 貯湯システム
JP4875923B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP2016109327A (ja) 風呂用給湯装置
JP4696835B2 (ja) 給湯装置
JP5130258B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2006032140A (ja) 燃料電池コージェネレーションシステム
JP2004205140A (ja) 風呂用追焚装置
JP2004125306A (ja) 貯湯式給湯器
JP5012408B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP3678105B2 (ja) 給湯装置
JP2017122535A (ja) 風呂給湯器
JP5107759B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP4867274B2 (ja) 給湯装置
JP2023014730A (ja) エネルギー供給システム
JP4752452B2 (ja) 給湯装置
JP2009250547A (ja) 熱源機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5061153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees