JP4912792B2 - 貯湯ユニット - Google Patents
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Description
循環流路の熱源機より下流に熱交換器を配置することで、熱源機で加熱された直後の温水と暖房用の熱媒体の間で熱交換を行なうことができる。これにより暖房用の熱媒体を効率よく加熱することができる。
他方、熱源機で加熱された温水は貯湯タンクへ戻されるため、暖房機の熱負荷の変動により熱交換器から貯湯タンクへ戻る温水の温度が変動しても、貯湯タンクがバッファとなり給湯流路には温度の安定した温水を供給することができる。
本発明の目的は、給湯と暖房の双方に共通の熱源機を利用する貯湯ユニットにおいて、コスト増を抑制しながら、暖房の熱負荷が高くとも要求される温度の温水を給湯し続けることを可能にする技術を提供することにある。
温水復路を通る温水は、熱交換器で暖房機用の熱媒体へ熱を与えることによって温度が低下する。貯湯タンクが温度成層型の場合、貯湯タンクの上部の温水温度よりも低温水が貯湯タンクの上部に戻されると温度成層が乱れる可能性がある。そのような場合に、熱交換器を通過した温水を貯湯タンクへ戻さずに温水往路へ導くことによって、貯湯タンクの温度成層を安定して維持することができる。貯湯タンクの上部にはバイパス流路によって高温水のみが戻されることになるため、貯湯タンクの上部から安定して給湯することができる。
熱交換器で暖房機用の熱媒体へ熱を与えた温水の温度が貯湯タンクの下部の温水温度と同等の場合には、第3温水復路によって貯湯タンクの下部へ戻すことによっても、貯湯タンクの温度成層を安定して維持することができる。
なお、暖房機の熱負荷が急減したときに熱源機への温水の供給を停止すると、熱源機の残熱により熱源機内に滞留する温水が沸騰温度に達する虞もある。熱源機に温水を滞留させることなく、バイパス流路によって熱源機を通過した温水を貯湯タンクへ戻すことによって、熱源機内の温水の温度が異常に高温となることを防止する効果も期待できる。
(形態1)温水往路は貯湯タンクの中間部に接続されている。
(形態2)暖房用の熱媒体は水である。
(形態3)暖房機は風呂の追焚きユニットである。
(形態4)熱媒体は、エアコン、床暖房、或いは風呂の追焚きユニットなど複数の暖房装置へ送られる。
(形態5)貯湯タンクの温水と暖房用の熱媒体の間で熱交換する熱交換器を通過した温水の温度を検出する温度センサを備えており、第1切換手段と第2切換手段は、温度センサが検出する温度が第1所定より高い場合に熱交換器を通過した温水の流路を温水復路に切換え、温度センサが検出する温度が第1所定温度より低く第2所定温度より高い場合に熱交換器を通過した温水の流路を第2温水復路に切換え、温度センサが検出する温度が第2所定温度より低い場合に熱交換器を通過した温水の流路を第3温水復路に切換える。
コントローラ146は、制御プログラムを記憶している。コントローラ146には、リモコン148の操作信号と、以下で説明する各種流量センサの検出信号と各種サーミスタの検出信号等が入力される。コントローラ146は、入力された信号を制御プログラムで処理し、以下で説明する各種ポンプ、各種弁、バーナ等を制御する。
貯湯タンク14の底部には、貯湯タンク14に水道水を給水する給水流路24が接続されている。給水流路24には、減圧弁26、給水サーミスタ28、給水量センサ30、給水量サーボ32、混合サーボ34が介装されている。減圧弁26は、給水流路24の上流端近傍に配置されている。減圧弁26は給水圧力を調整するものであり、減圧弁26の下流側圧力が低下すると開き、圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、貯湯タンク14内の温水が減少したり、後述する混合サーボ34が開いたりすると、減圧弁26の作用によって水道水が給水される。給水サーミスタ28は、給水される水道水の温度を検出する。給水量センサ30は、給水される水道水の流量を検出する。給水サーミスタ28の検出信号と給水量センサ30の検出信号はコントローラ146に出力される。給水量サーボ32と混合サーボ34は、いずれもステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。給水量サーボ32は、給水される水道水の流量を調整する。給水量サーボ32の開度はコントローラ146によって制御される。混合サーボ34は、給水流路24と混合流路36の接続部に配置されている。混合サーボ34については後で詳述する。
給水流路24の混合サーボ34の下流側に排水流路38が接続されている。排水流路38の他端は圧力開放流路42に接続されている。圧力開放流路42はコージェネレーションシステムの外部に開放されている。排水流路38には排水弁40が介装されている。排水弁40の開閉は手動で行う。排水弁40が開かれると、貯湯タンク14内の温水が排水流路38と圧力開放流路42を経て排水される。
圧力逃し弁48は圧力開放流路42と接続されている。温水電磁弁50は、給湯が開始されると開かれ、給湯が終了すると閉じられる。給湯が開始されたか否かは、給水量センサ30の検出流量に基づいてコントローラ146によって判断される(後で詳述する)。高温サーミスタ52は、貯湯タンク14から送り出された温水の温度を検出する。給湯サーミスタ54は、給湯流路46からの温水と混合流路36からの水道水との混合水の温度を検出する。高温サーミスタ52と給湯サーミスタ54の検出信号はコントローラ146に出力される。給湯流路46からの温水と混合流路36からの水道水との混合比は、混合サーボ34の開度によって調整される。混合サーボ34の開度を調整することによって給湯温度を調温することができる。混合サーボ34の開度は、給水サーミスタ28の検出温度と給湯サーミスタ54の検出温度に基づいてコントローラ146によって指示される。給湯のために貯湯タンク14から放出される温水の流量は、給湯量センサ49で検出されてコントローラ146に送られる。
熱回収循環往路56aは貯湯タンク14の底部と熱回収用熱交換器154の上流端を接続している。熱回収循環往路56aには熱回収循環ポンプ58と循環往路サーミスタ60が介装されている。熱回収循環ポンプ58は熱回収循環流路56内の温水を循環させる。熱回収循環ポンプ58は、発電運転中や熱回収循環流路56内の温水の凍結防止運転中に駆動される。熱回収循環ポンプ58の駆動はコントローラ146によって制御される。循環往路サーミスタ60は、貯湯タンク14の近傍に配置されて、貯湯タンク14から送り出される温水の温度を検出する。循環往路サーミスタ60の検出信号はコントローラ146に出力される。
熱回収循環復路56bは熱回収用熱交換器154の下流端と貯湯タンク14の上部(よりグ具体的には天井部)を接続している。熱回収循環復路56bには循環復路サーミスタ62と三方弁64が介装されている。循環復路サーミスタ62は三方弁64の上流側に配置されて、熱回収用熱交換器154を通過した後の温水の温度を検出する。循環復路サーミスタ62の検出信号はコントローラ146に出力される。三方弁64は2つの入口64a,64bと出口64cを有している。熱回収循環復路56bの上流側部分が入口64aに接続されており、熱回収循環復路56bの下流側部分が出口64cに接続されている。三方弁64の入口64bにはバイパス流路66の一端が接続されている。バイパス流路66の他端は熱回収循環往路56aの途中に接続されている。三方弁64の入口64aと出口64cが連通すると、発電ユニット150と貯湯タンク14を経由する循環流路が形成され、三方弁64の入口64aと出口64cが連通すると、発電ユニット150を経由して貯湯タンク14をバイパスする循環流路が形成される。三方弁64の切換えはコントローラ146によって制御される。
顕熱熱交換器74で結露した水には窒素酸化物が溶け込んでおり、酸性ドレインが生じる。潜熱熱交換器72には、ドレインを排出又は回収するためのドレイン流路92が接続されている。ドレイン流路92は、圧力開放流路42に接続されている。ドレイン流路92には、中和器94が介装されている。中和器94内には炭酸カルシウムが充填されている。酸性のドレインは、中和器94内を通過する間に、炭酸カルシウムによってpH6から7に中和される。中和器内のドレインが所定の水位を超えると、その水位を超えた分のドレインは圧力開放流路42を介して排出される。
バーナ循環往路76aは貯湯タンク14の中間部(第1タンクサーミスタ16と第2タンクサーミスタ18との中間)と潜熱熱交換器72の上流端を接続している。バーナ循環往路76aには、バーナ循環往路サーミスタ81、バーナ循環ポンプ80、バーナ循環流量センサ82、バーナ循環流量サーボ84、バーナバイパスサーボ86が介装されている。バーナ循環往路サーミスタ81は、バーナ循環往路76aを通過する温水の温度を検出する。バーナ循環ポンプ80はバーナ循環流路76内の温水を循環させる。バーナ循環ポンプ80の駆動はコントローラ146によって制御される。バーナ循環流量センサ82は、バーナ循環流路76内の温水の流量を検出する。バーナ循環流量センサ82の検出信号はコントローラ146に出力される。バーナ循環流量サーボ84とバーナバイパスサーボ86は、いずれもステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。バーナ循環流量サーボ84は、バーナ循環流路76内の温水の流量を調整する。バーナ循環流量サーボ84の開度はコントローラ146によって制御される。バーナバイパスサーボ86は、バーナ循環往路76aとバーナ部バイパス流路78の上流端との接続部に配置されており、バーナ循環流路76内の温水のうち、バーナ部68側へ流れる温水の流量とバーナ部バイパス流路78側へ流れる温水の流量の割合を調整する。バーナバイパスサーボ86の開度を調整することによって、バーナ循環復路76bとバーナ部バイパス流路78の下流端との接続部の下流側の温水温度を調温することができる。バーナバイパスサーボ86の開度はコントローラ146によって制御される。
バーナ循環復路76bは顕熱熱交換器74の下流端と貯湯タンク14の天井部を接続している。バーナ循環復路76bは暖房機用熱交換器114を通過するように配設されている。暖房機用熱交換器114にはバーナ循環復路76b内の温水の熱が入力される。バーナ循環復路76bにはバーナ出口サーミスタ88と熱交換器出口サーミスタ90が介装されている。バーナ出口サーミスタ88は、バーナ循環復路76bとバーナ部バイパス流路78の下流端との接続部よりも下流側に配置されて、バーナ部68及び/又はバーナ部バイパス流路78を通過した後の温水の温度を検出する。熱交換器出口サーミスタ90は、暖房機用熱交換器114の下流側に配置されて、暖房機用熱交換器114を通過した後の温水の温度を検出する。バーナ出口サーミスタ88の検出信号と熱交換器出口サーミスタ90の検出信号はコントローラ146に出力される。バーナ循環復路76bの熱交換器出口サーミスタ90の下流側には、第1制御弁160が設けられている。第1制御弁160の開閉は、コントローラ146によって制御される。
蓄熱運転については、従来のコージェネレーションシステムと同様に行われるため、詳細な説明を避け、概略の説明に留める。発電ユニット150において発電運転が行われると、熱媒循環流路152内の熱媒が循環し、熱回収用熱交換器154に発電熱が入力される。貯湯ユニット10では、熱回収循環ポンプ58が駆動され、貯湯タンク14内の温水が、貯湯タンク14の底部から熱回収循環往路56aへ吸い出される。熱回収循環往路56a内の温水は、熱回収用熱交換器154へ流入して加熱される。加熱された温水は熱回収循環復路56bを経て貯湯タンク14の天井部へ戻される。これによって、発電ユニット150において発電に伴って発生する発電熱が貯湯タンク14内へ回収されて蓄熱される。貯湯タンク14内の温水は上部から昇温していく。
給湯運転について、図2−図4を用いて説明する。図2は給湯運転におけるコージェネレーションシステムの動作の概要を示している。給湯運転では、図2中に太線で示す流路内を水又は温水が流通する。なお、後述するように、熱交バイパス流路79には温水が流れるときもあれば流れないときもある。図3、図4は給湯運転のフローチャートである。
ステップS18〜S20の処理によって、貯湯タンク14の中間部の温水が、バーナ循環往路76aを経てバーナ部68に送り出されて加熱される。ステップS22では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が65℃となるようにバーナ70の燃焼量とバーナバイパスサーボ86の開度が制御される。バーナ部68に送り出された温水は65℃に加熱され、バーナ循環復路76bを経て貯湯タンク14の上部に戻される。
バイパス流路制御のフローチャートを図4に示す。まず、ステップS200で、暖房機用熱交換器114を通る温水がもたらす貯湯タンク14への入熱量と、給湯によって貯湯タンク14から奪われる出熱量を計算する。入熱量(単位時間当りの入熱量)は、{[熱交換器出口サーミスタ90の検出温度]−[バーナ循環往路サーミスタ81の検出温度]}×[バーナ循環流量センサ82の検出流量]で求まる。ここで、{[熱交換器出口サーミスタ90の検出温度]−[バーナ循環往路サーミスタ81の検出温度]}は、単位流量当たりの温水が、バーナから得た熱量から暖房機用熱交換器114で放出した熱量を差し引いた熱量を表す。また、この入熱量は、バーナ部68を通過した全ての温水が暖房機用熱交換器114を通過すると仮定した場合の熱量を表す。
一方、出熱量(単位時間当たりの出熱量)は、{[高温サーミスタ52の検出温度]−[給水サーミスタ28の検出温度]}×[給湯量センサ49の検出流量]で求まる。ここで、{[高温サーミスタ52の検出温度]−[給水サーミスタ28の検出温度]}は、給水と給湯によって貯湯タンク14から放出される単位流量当たりの熱量を表す。
ステップS202では、計算された入熱量と出熱量を比較する。入熱量が出熱量以上の場合には(ステップS202:YES)、バイパス流路弁87が閉じられる(ステップS204)。一方、入熱量が出熱量より小さい場合には(ステップS202:NO)、バイパス流路弁87が開かれる(ステップS206)。バイパス流路87が開かれると、バーナ部68で加熱された温水の一部は熱交バイパス流路79を通過することによって、暖房機用熱交換器114を通過することなく貯湯タンク14に戻る。そうすることで、暖房機用熱交換器114で熱を消費しない高温の温水を貯湯タンク14へ戻すことができる。貯湯タンク14への入熱量を増加させることができる。その結果、給湯による貯湯タンク14の蓄熱量の減少を防止できるので、要求される温度の温水を長時間安定して供給することができる。一方、ステップS202の判断がYESの場合は、バーナ部68で加熱された温水の全てが暖房機用熱交換器114を通過しても貯湯タンク14の蓄熱量は低下しないことを意味する。その場合には、バイパス流路弁87を閉じてバーナ部68で加熱された温水の全てを暖房機用熱交換器114へ導く。
本実施例では、ステップS206でバイパス流路弁87が開かれると、熱交バイパス流路を温水が流れるようになる一方、暖房機用熱交換器114を通過する温水の流量が減少する。即ち、バーナ部68がその能力の上限で運転されている状態でも、熱交バイパス流路を流れる温水の流路と暖房機用熱交換器114を通過する温水の流量の割合を変化させることができる。暖房機用熱交換器114を通過する温水の流量が減少する分だけ暖房用の熱媒体へ供給できる熱量が減少するが、その分の熱量は貯湯タンク14へ送られる。本実施例では、熱交バイパス流路を流れる温水の流路と暖房機用熱交換器114を通過する温水の流量の割合を変化させることによって、バーナ部が温水に与える総熱量の給湯と暖房への配分比を変化させる。これによって、加熱能力の低いバーナ部であっても、給湯と暖房が同時に行われても安定した給湯を実現することが可能となる。
ステップS26では、給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/min以下であるか否かが判別される。給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/minを超えていれば(ステップS26でNOであれば)、まだ給湯栓44は開かれており、給湯中であるとみなされてステップS14へ戻る。貯湯タンク14の上部の温水温度が60℃以上であれば非燃焼給湯運転が行われ、貯湯タンク14の上部の温水温度が60℃未満であれば燃焼給湯運転が行われることとなる。燃焼給湯運転が行われることによって、バーナ70によって65℃に加熱された温水が、貯湯タンク14の第1タンクサーミスタ16より上部に貯められる。これによって、貯湯タンク14の上部は65℃の温水が貯められたバッファタンクとなる。バッファタンク化した貯湯タンク14の上部から65℃の温水が給湯流路46に送り出され、給湯設定温度に調温されて給湯される。給湯温度の調温は、混合サーボ34の開度を調整することによってなされる。給水サーミスタ28の検出温度と給湯サーミスタ54の検出温度から、給湯サーミスタ28の検出温度が給湯設定温度となるように混合サーボ34の開度が調整される。
ステップS26で、給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/min以下となれば(YESとなれば)、給湯栓44が閉じられたとみなされる。ステップS28へ進み、温水電磁弁50が閉じられて給湯運転が終了される。
暖房運転について、図5から図10を用いて説明する。図5から図7は暖房運転におけるコージェネレーションシステムの動作の概要を示している。暖房運転では、温水の流路の切換えに応じて、図5から図7中に太線で示す流路内を水又は温水が流通する。なお、暖房運転と前述した給湯運転が同時に行われる場合は、図5から図7に示す太線とともに図2に示した太線で示す流路内を水又は温水が流れる。図8から図10は暖房運転のフローチャートである。
次にステップS42に進み、バーナ循環ポンプ80が駆動される。これによって、バーナ部68に温水が送り出される。また、暖房端末機110の暖房熱動弁120が開かれ、暖房循環ポンプ116が駆動される。これによって、シスターン100内の温水が、暖房機用熱交換器114を通過して、暖房端末機110に送り出される。
ステップS62では、バーナ70がすでに燃焼しているか否かが判別される。バーナ70が燃焼していない場合(ステップS62でNOの場合)、バーナ70の点火の要否を判断するために、処理はステップS66へ進む。ステップS66では、暖房循環サーミスタ118で検出される温度が48℃を下回るか否かが判別される。暖房循環サーミスタ118で検出される温度が48℃を下回る場合(ステップS66でYESの場合)、暖房端末機110へ送り出される温水の温度が低いため、ステップS68に進み、バーナ70を点火する。ステップS70では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が65℃となるようにバーナ70の燃焼量とバーナバイパスサーボ86の開度が制御される。
ステップS74、ステップS80またはステップS82の後、処理は図8のステップS56へ移行する。
一方、図8のステップS44で第2タンクサーミスタ18の検出温度が62℃未満であれば(NOであれば)、貯湯タンク14の上部の蓄熱のみでは暖房運転を行えないと判断される。このような場合にも、図9のステップS62に進み、燃焼暖房運転を行う。図9に示す処理については前述した通りである。
風呂の追焚き運転について、図11から図15を用いて説明する。図11から図13は追焚き運転におけるコージェネレーションシステムの動作の概要を示している。追焚き運転では、温水の流路の切換えに応じて、図11から図13中に太線で示す流路内を水又は温水が流通する。なお、風呂の追焚き運転と前述した給湯運転が同時に行われる場合は、図11から図13に示す太線とともに図2に示した太線で示す流路内を水又は温水が流れる。図14と図15は追焚き運転のフローチャートである。
次にステップS92に進み、バーナ循環ポンプ80が駆動される。これによって、バーナ部68に温水が送り出される。また、追焚き熱動弁126が開かれ、暖房循環ポンプ116が駆動される。これによって、シスターン100内の温水が、暖房機用熱交換器114を通過して、風呂用熱交換器124に送り出される。さらに、風呂循環ポンプ134が駆動される。これによって、浴槽128内の温水が、風呂循環往路130aに送り出され、風呂用熱交換器124を通過して、浴槽128へ戻る。
ステップS112では、バーナ70がすでに燃焼しているか否かが判別される。バーナ70が燃焼していない場合(ステップS112でNOの場合)、バーナ70の点火の要否を判断するために、処理はステップS118へ進む。ステップS118では、暖房循環サーミスタ118で検出される温度が68℃を下回るか否かが判別される。暖房循環サーミスタ118で検出される温度が68℃を下回る場合(ステップS118でYESの場合)、浴槽128の温水を加熱するために風呂用熱交換器124へ送り出される温水の温度が低いため、ステップS120に進み、バーナ70を点火する。ステップS122では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が85℃となるようにバーナ70の燃焼量とバーナバイパスサーボ86の開度が制御される。
ステップS126、ステップS130またはステップS134の後、処理は図14のステップS106へ移行する。
一方、図14のステップS94で第2タンクサーミスタ18の検出温度が82℃未満であれば(NOであれば)、貯湯タンク14の上部の蓄熱のみでは追焚き運転を行えないと判断される。このような場合にも、図15のステップS112に進み、燃焼追焚き運転を行う。図15に示す処理については前述した通りである。
ステップS106では、風呂循環サーミスタ138の検出温度が追焚き設定温度となったか否かが判別される。風呂循環サーミスタ138の検出温度が追焚き設定温度となるまでは、上記のステップS94以降の処理が繰り返される。風呂循環サーミスタ138の検出温度が追焚き設定温度となると(ステップS106でYESとなると)、浴槽128内の温水の温度が追焚き設定温度となったとみなされる。この場合、ステップS108に進み、バーナ70がこの時点で燃焼していれば、バーナ70が消火される。さらにステップS110に進み、追焚き熱動弁126が閉じられ、暖房循環ポンプ56が停止され、風呂循環ポンプ134が停止されて、風呂の追焚き運転が終了する。
風呂の湯張り運転について、図16、図17を用いて説明する。図16は湯張り運転におけるコージェネレーションシステムの動作の概要を示している。湯張り運転では、図16中に太線で示す流路内を水又は温水が流通する。なお、給湯運転のときと同様に、熱交バイパス流路79には温水が流れるときもあれば流れないときもある。図17は湯張り運転のフローチャートである。
ステップS150〜S152の処理によって、貯湯タンク14の中間部の温水が、バーナ循環往路76aを経てバーナ部68に送り出されて加熱される。ステップS154では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が65℃となるようにバーナ70の燃焼量とバーナバイパスサーボ86の開度が制御される。バーナ部68に送り出された温水は65℃に加熱され、バーナ循環復路76bを経て貯湯タンク14の上部に戻される。
ステップS158では、湯張り量センサ142の積算流量が湯張り設定水量であるか否かが判別される。湯張り量センサ142の積算流量が湯張り設定水量に満たなければ(ステップS158でNOであれば)、ステップS146へ戻る。貯湯タンク14の上部の温水温度が60℃以上であれば非燃焼湯張り運転が行われ、貯湯タンク14の上部の温水温度が60℃未満であれば燃焼湯張り運転が行われることとなる。燃焼湯張り運転が行われることによって、バーナ70によって65℃に加熱された温水が、貯湯タンク14の第1タンクサーミスタ16より上部に貯められる。これによって、貯湯タンク14の上部は60℃以上の温水が貯められたバッファタンクとなる。バッファタンク化した貯湯タンク14の上部から60℃以上の温水が給湯流路46に送り出され、湯張り設定温度に調温されて給湯される。湯張り温度の調温は、混合サーボ34の開度を調整することによってなされる。給水サーミスタ28の検出温度と給湯サーミスタ54の検出温度から、給湯サーミスタ28の検出温度が湯張り設定温度となるように混合サーボ34の開度が調整される。
ステップS158で、湯張り量センサ142の積算流量が湯張り設定水量となれば(YESとなれば)、湯張りが完了したとみなされる。ステップS160へ進み、注湯電磁弁144が閉じられるとともに、温水電磁弁50が閉じられて湯張り運転が終了される。
12:貯湯部
14:貯湯タンク
16:第1タンクサーミスタ
18:第2タンクサーミスタ
20:第3タンクサーミスタ
22:第4タンクサーミスタ
24:給水流路
26:減圧弁
28:給水サーミスタ
30:給水量センサ
32:給水量サーボ
34:混合サーボ
36:混合流路
38:排水流路
40:排水弁
42:圧力開放流路
44:給湯栓
46:給湯流路
48:圧力逃し弁
49:給湯量センサ
50:温水電磁弁
52:高温サーミスタ
54:給湯サーミスタ
56:熱回収循環流路、56a:循環往路、56b:循環復路
58:熱回収循環ポンプ
60:循環往路サーミスタ
62:循環復路サーミスタ
64:三方弁、64a:入口、64b:入口、64c:出口
66:バイパス流路
68:バーナ部
70:バーナ
72:潜熱熱交換器
74:顕熱熱交換器
76:バーナ循環流路、76a:循環往路、76b:循環復路
78:バーナ部バイパス流路
79:熱交バイパス流路
80:バーナ循環ポンプ
81:バーナ循環往路サーミスタ
82:バーナ循環流量センサ
84:バーナ循環流量サーボ
86:バーナバイパスサーボ
87:バイパス流路弁
88:バーナ出口サーミスタ
90:熱交換器出口サーミスタ
92:ドレイン流路
94:中和器
98:オーバーフロー流路
100:シスターン
102:シスターン給水流路
104:負圧弁
106:シスターン給水弁
108:熱負荷装置
110:暖房端末機
112:暖房循環流路、112a:循環往路、112b:循環復路
114:暖房機用熱交換器
116:暖房循環ポンプ
118:暖房循環サーミスタ
120:暖房熱動弁
122:追焚き流路
124:風呂用熱交換器
126:追焚き熱動弁
128:浴槽
130:風呂循環流路、130a:循環往路、130b:循環復路
132:風呂水位センサ
134:風呂循環ポンプ
136:風呂水流スイッチ
138:風呂循環サーミスタ
140:湯張り流路
142:湯張り量センサ
144:注湯電磁弁
146:コントローラ
148:リモコン
150:発電ユニット
152:熱媒循環流路
154:熱回収用熱交換器
160:第1制御弁
162:第2制御弁
164:第3制御弁
Claims (5)
- 温水を貯湯する貯湯タンクと、
貯湯タンクの温水を給湯口へ送る給湯流路と、
貯湯タンクへ給水する給水流路と、
貯湯タンクの温水を、当該温水を加熱する熱源機へ送る温水往路と、
熱源機を通過した温水を貯湯タンクへ戻す温水復路と、
温水復路を通る温水と暖房用の熱媒体との間で熱交換する熱交換器と、
熱源機を通過した温水を、熱交換器をバイパスして貯湯タンクへ戻すバイパス流路と、
熱交換器を通過する温水の流量とバイパス流路を通過する温水の流量の割合を調整する流量調整手段を備え、流量調整手段は、
熱交換器を通過した温水によって貯湯タンクにもたらされる入熱量と、給湯口が開かれて貯湯タンクの温水が放出されることによって貯湯タンクから奪われる出熱量を計算し、
入熱量が出熱量以上の場合にはバイパス流路を閉じ、入熱量が出熱量よりも小さい場合にはバイパス流路を開くことを特徴とする貯湯ユニット。 - 流量調整手段は、バイパス流路を開閉する弁であることを特徴とする請求項1に記載の貯湯ユニット。
- 給水流路は貯湯タンクの下部へ給水し、給湯流路は貯湯タンクの上部の温水を給湯口へ送り、温水復路とバイパス流路は熱源機を通過した温水を貯湯タンクの上部へ戻すように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯ユニット。
- 熱交換器より下流で温水復路から分岐しており、貯湯タンクを通さずに温水往路へ温水を導く第2温水復路と、熱交換器を通過した温水の流路を温水復路と第2温水復路のいずれかに切換える第1切換手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の貯湯ユニット。
- 熱交換器より下流で温水復路から分岐しており、貯湯タンクの下部に温水を導く第3温水復路と、熱交換器を通過した温水の流路を温水復路と第3温水復路のいずれかに切換える第2切換手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の貯湯ユニット。
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