JP4292115B2 - 給湯システム - Google Patents
給湯システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4292115B2 JP4292115B2 JP2004199755A JP2004199755A JP4292115B2 JP 4292115 B2 JP4292115 B2 JP 4292115B2 JP 2004199755 A JP2004199755 A JP 2004199755A JP 2004199755 A JP2004199755 A JP 2004199755A JP 4292115 B2 JP4292115 B2 JP 4292115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- temperature
- water supply
- water
- thermistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 1148
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 89
- 239000008399 tap water Substances 0.000 claims description 31
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 claims description 31
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 75
- 238000000034 method Methods 0.000 description 44
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 38
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 36
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 34
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 19
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 19
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 16
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 16
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 15
- 238000010926 purge Methods 0.000 description 15
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 13
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 13
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 12
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 9
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 238000013517 stratification Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 1
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
貯湯槽に貯湯しておいた温水を利用して給湯を行なう給湯システムでは、給湯器に導入されるのが温水であることもあれば冷水であることもあり、給湯器への入水温度は大きく変動する。貯湯槽に貯湯しておいた温水の温度が給湯設定温度より高ければ、給湯器へ入水する前に混合器で給湯設定温度まで低下させておく必要がある。給湯器への入水温度が給湯設定温度であれば加熱することなく給湯器を通過させる。また、給湯器への入水温度が給湯設定温度より低ければ給湯設定温度となるように加熱する必要がある。従って、給湯器への入水温度の制御は給湯温度の制御に大きな影響を及ぼす。
例えば、前回の給湯時では、貯湯槽が送り出す温水温度が給湯設定温度より低温であり、給湯器利用運転を行なっていたとする。特許文献1のような、発電熱や太陽熱で加熱した温水を貯湯槽に貯湯しておき、貯湯槽に貯湯しておいた温水を必要な時に温水利用箇所に供給する給湯システムでは、前回の給湯停止時から再給湯時までの給湯停止期間中に、発電熱や太陽熱で加熱された高温水が新たに貯湯槽の上部に貯湯されることが起こり得る。例えば、コージェネレーションシステムでは、前回の給湯停止時から再給湯時までの給湯停止期間中に発電運転が行なわれれば、発電熱で加熱された高温水が新たに貯湯槽の上部に貯湯される。この場合、混合器の入口側の温水温度センサが検出する温水温度は、新たに高温水が貯湯される以前に貯湯槽から送り出された温水の温度であるため、給湯設定温度より低温である。このとき給湯要求がなされると、給湯器のバーナの燃焼開始指令が出力され、給湯器利用運転が行われる。新たに貯湯槽の上部に貯湯された高温水が貯湯槽から送り出され、温水温度センサを通過すると、給湯設定温度より高温であるため、バーナの燃焼停止指令が出力される。そして、この高温水が混合水温度センサを通過すると、給湯設定温度より高温であるため、混合器の調整弁が制御されて給湯設定温度に調温される。しかし、最初に混合水温度センサを通過した高温水の一部は混合器での調温が間に合わず、一時的に給湯設定温度より高温で給湯されてしまう。一時的であっても給湯途中に高温水が出湯されるため、使用者に不快感を与えてしまう。
本発明は、給湯停止期間中に貯湯槽に新たに貯湯された高温の温水が再給湯時に給湯器に入水し、給湯設定温度より高温の温水が給湯されてしまう不具合を防止することができる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の給湯システムでは、前回の給湯時に給湯器の加熱運転を行なっているとき、混合器の温水側の入口を閉じ、水道水側の入口を開く。即ち、前回の給湯が給湯器利用運転であったとき、貯湯槽が貯湯する温水を利用せず、給湯器で水道水のみを加熱して給湯する。従って、給湯停止期間中に新たに貯湯槽の上部に貯湯された高温の温水は、再給湯時に混合器や給湯器に送り出されることがないため、再給湯時に給湯設定温度より高温の温水が給湯されてしまう不具合を回避できる。
前回の給湯時に給湯器の加熱運転を行なっているということは、貯湯槽の温水は使い切られ、温水温度は給湯設定温度より低温になっているはずである。即ち、再給湯時に有効利用することができる高温の温水は貯湯されていないか、あるいは貯湯されていても僅かである。従って、たとえ、そのときの貯湯槽の温水を再給湯時に利用しなかったとしても大きなエネルギーロスとはならない。
前回の給湯時に貯湯槽が貯湯していた温水を使い切ってしまい、貯湯槽に貯湯している温水温度が給湯設定温度より低くなってしまっていたとしても、給湯停止期間中に、貯湯槽に新たに高温の温水が多量に貯湯されれば、貯湯槽に貯湯している温水温度が給湯設定温度以上となることがある。また、再給湯時の給湯設定温度が、前回の給湯時の給湯設定温度よりも低下すれば、貯湯槽に貯湯している温水温度が給湯設定温度以上となることがある。これらの場合、貯湯槽に貯湯している温水を再給湯時に加熱することなく利用する、蓄熱利用運転を行なうことが可能である。
従って、本発明の給湯システムにおいて、貯湯槽に貯湯している温水温度が給湯設定温度以上であれば、前回の給湯時に給湯器の加熱運転を行なっていたとしても、混合器の温水側入口を閉じて水道水側に入口を開く指令を解除する。このことによって、再給湯時に給湯設定温度より高温の温水が給湯されてしまう不具合は回避しながら、貯湯槽に貯湯されている温水を無駄にすることなく利用することができる。
(形態1)
貯湯槽に貯湯している温水の温度は、貯湯槽の上部に設けられたサーミスタ等の温度検出手段によって検出される。
(形態2)
給湯停止期間中も、貯湯槽の上部に設けられた温度検出手段が検出する温度を監視する。
(形態3)
前回の給湯時に給湯器を燃焼させていないときと、前回の給湯時に給湯器を燃焼させていても貯湯槽の温水温度が給湯設定温度以上であるとき、再給湯時に貯湯槽が貯湯している温水を利用する。
(形態4)
形態3のとき、給湯停止期間中に、貯湯槽の上部に設けられた温度検出手段が検出する温度と給湯設定温度から、混合器での温水と水道水との混合比を演算する。
本実施例のコージェネレーションシステムは、図1に示すように、発電ユニット110と給湯システム10等を備えている。
発電ユニット110は、改質器112、燃料電池114、熱交換器116、118、熱媒放熱器120、熱媒三方弁122、それらを接続する経路等を備えている。
改質器112には、バーナ131が設けられている。バーナ131が作動して熱を発生すると、改質器112は炭化水素系のガスから水素ガスを生成する。熱交換器116を燃焼ガス経路126が通過している。燃焼ガス経路126の一端は改質器112に接続され、他端は外部に開放されている。燃焼ガス経路126は、熱交換器116にバーナ131が発生する燃焼ガスを導き、熱交換によって温度が低下した燃焼ガスを外部に排出する。熱交換器116には、循環経路128も通過している。循環経路128は、循環復路128aと、循環往路128bから構成されており、給湯システム10と接続される。循環経路128が給湯システム10にどのように接続されているのかについては、後述にて詳細に説明する。循環経路128は温水を流通させる。循環経路128を流れる温水は、熱交換器116を通過することによって燃焼ガス経路126を流れる燃焼ガスによって加熱され、温度が上昇する。
熱媒循環経路124は、燃料電池114、熱交換器118、リザーブタンク125、熱媒ポンプ127、熱媒三方弁122を通って燃料電池114に戻る循環経路を形成している。熱媒循環経路124の燃料電池114の下流側には、熱媒温度センサ117が装着されている。熱媒温度センサ117は、熱媒循環経路124を流れる熱媒の温度を検出する。熱媒温度センサ117の検出信号は、給湯システム10に装着されているコントローラ21に出力される。
熱媒三方弁122は、1つの入口122aと、2つの出口122b,122cを備えている。熱媒三方弁122は、入口122aと出口122bを連通させるか、入口122aと出口122cを連通させるかを切換える。
熱媒三方弁122の出口122bと、熱媒循環経路124の熱媒三方弁122の出口122cの下流側とを接続する冷却経路129が設けられている。熱媒循環経路124と冷却経路129は熱媒としての純水を流通させる。冷却経路129の途中には熱媒放熱器120が装着されている。熱媒放熱器120に隣接して熱媒冷却ファン119が設けられている。熱媒冷却ファン119を運転すると、空気が熱媒放熱器120に吹付けられ、冷却経路129を流れる熱媒が冷却される。
改質器112、燃料電池114、バーナ131、熱媒三方弁122、熱媒ポンプ127、熱媒冷却ファン119は、コントローラ21によって制御される。
熱媒温度センサ117が検出した熱媒温度が高くなりすぎると、熱媒三方弁122の入口122aと出口122bが連通される。また、同時に熱媒冷却ファン119が運転される。熱媒三方弁122の入口122aと出口122bが連通されると、熱媒は冷却経路129に流入し、熱媒放熱器120を通過する。熱媒は、熱媒放熱器120を通過することによって冷却される。熱媒放熱器120は、熱媒冷却ファン119から空気が吹付けられることにより、高い効率で熱を放熱する。熱媒の温度が低下すると、熱媒三方弁122の入口122aと出口122cが再び連通される。このような熱媒三方弁122の切換えが繰返されることにより、熱媒の温度は、所定範囲内に維持される。
貯湯槽20の底部には、貯湯槽20に水道水を給水する給水経路26が接続されている。給水経路26の入口26aの近傍には、減圧弁28が装着されている。給水経路26の減圧弁28の下流側とミキシングユニット24の給水入口24aは、ミキシングユニット給水経路30によって接続されている。減圧弁28は、貯湯槽20とミキシングユニット24への給水圧力を調整する。貯湯槽20内の温水が減少したり、ミキシングユニット24の給水入口24aが開いたりすると、減圧弁28の下流側圧力が低下する。減圧弁28は、下流側圧力が低下すると開き、その圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、貯湯槽20内の温水が減少したり、ミキシングユニット24の給水入口24aが開いたりすると、それらに水道水が給水される。
貯湯槽20には、調圧値に調圧された水が貯められる。貯湯槽20は、調圧値に耐えられる耐圧容器で形成されている。貯湯槽20の上部には出口部20aが設けられており、さらにその上にリリーフ弁31が装着されている。リリーフ弁31の開弁圧力は、減圧弁28の調圧値よりも僅かに大きく設定されている。減圧弁28の調圧が不能になった場合には、リリーフ弁31が開き、貯湯槽20内の圧力が耐圧々力を超えるのを防止する。リリーフ弁31には、圧力開放経路32の一端32aが接続されている。圧力開放経路32の他端32bは貯湯槽20の外部に開放されている。
貯湯槽20の底部と、圧力開放経路32の他端32b近傍を接続する排水経路33が設けられている。排水経路33の途中には排水弁34が装着されている。排水弁34は手動で開閉することができる。排水弁34を開くと、貯湯槽20内の水が排水経路33と開放経路32を通って外部に排水される。
循環ポンプ40が作動すると、貯湯槽20の底部から温水が吸出される。貯湯槽20から吸出された温水は、循環往路128bを流れてから発電ユニット110の熱交換器118、116を通過することによって加熱されて温度が上昇する。温度が上昇した温水は、循環復路128を流れて貯湯槽20の上部に戻される。このように、貯湯槽20の底部から吸出された温水が、発電ユニット110の熱交換器118、116によって加熱されてさらに高温になり、貯湯槽20の上部に戻される循環が行われることにより、貯湯槽20に高温の温水が貯えられる。貯湯槽20内の温度が低い状態から、貯湯槽20に発電ユニット110からの高温の温水が戻されると、貯湯槽20の上部に高温の温水が戻されることから、冷水層の上部に高温層が積層した状態(以下、「温度成層」と言う)が形成される。高温層よりも深い部分の水の温度は急激に低下する。発電中に、貯湯槽20の底部から低温の温水が吸出され、上部に高温の温水が戻され続けると、高温層は低温層と交じり合うことなく、低温層の厚さ(深さ)は次第に小さくなり、高温層の厚さ(深さ)は次第に大きくなる。貯湯槽20にフルに蓄熱された状態では、貯湯槽20の全体に高温の温水が貯まった状態になる。温度成層が形成されることにより、貯湯槽20にフルに蓄熱が行われていなくても、貯湯槽20の最上部に設けられている出口部20aからは、高温の温水が送り出される。一方、貯湯槽20の温水が利用されると、貯湯槽20の上部の高温の温水が吸出され、底部から水道水が入水すると、高温層の厚さ(深さ)は次第に小さくなり、低温層の厚さ(深さ)は次第に大きくなる。貯湯槽20内の温水を使い切ると、貯湯槽20内は水道水で満たされた状態となる。
ミキシングユニット24は、温水入口24c、混合水出口24b、第1流量センサ67、温水サーミスタ50、給水サーミスタ48、混合水サーミスタ54、ハイカットサーミスタ55、および既に説明した給水入口24aを有している。貯湯槽20の出口部20aとミキシングユニット24の温水入口24cは、温水経路42によって接続されている。第1流量センサ67は、混合水出口24bから流出する混合水の流量を検出する。温水サーミスタ50は、温水入口24cに流入する温水の温度を検出する。給水サーミスタ48は、給水入口24aに流入する水道水の温度を検出する。混合水サーミスタ54とハイカットサーミスタ55は、混合水出口24bから流出する混合水の温度を検出する。第1流量センサ67、温水サーミスタ50、給水サーミスタ48、混合水サーミスタ54、ハイカットサーミスタ55の検出信号は、コントローラ21に出力される。
コントローラ21とミキシングユニット24を組合せて用いることによって、混合水サーミスタ54で計測される混合水の温度は、コントローラ21が指令する温度に調整される。
コントローラ21は、ハイカットサーミスタ55によって温水が前記所定値を大きくオーバーしたことが検出された場合(すなわち、混合水サーミスタ54、あるいはミキシングユニット24が故障した可能性が高い場合)に、温水入口24cを閉じる。温水入口24cが閉じると、前記所定値を大きくオーバーした温度の温水が、給湯器22に供給されてしまうのが防止される。
ミキシングユニット24の混合水出口24bと給湯器22のバーナ熱交換器52(後述する)は、温水経路51によって接続されている。温水経路51には、第2流量センサ47が装着されている。第2流量センサ47の検出信号は、コントローラ21に出力される。
バーナ熱交換器52の下流側と給湯栓64は給湯栓経路63によって接続されている。給湯栓64は、浴室、洗面所、台所等に配置されている(図1では、これら複数の給湯栓64を1つで代表している)。給湯栓経路63には給湯サーミスタ65が装着されている。給湯サーミスタ65はバーナ熱交換器52から流出する温水の温度を検出する。給湯サーミスタ65の検出信号はコントローラ21に出力される。
シスターン61内には水位電極66が装着されている。水位電極66は、棒状のハイレベルスイッチ66aとローレベルスイッチ66bを有している。ハイレベルスイッチ66aの下端はシスターン61のハイレベル水位に位置している。ローレベルスイッチ66bの下端はシスターン61のローレベル水位に位置している。ハイレベルスイッチ66aとローレベルスイッチ66bは、水に触れていると検出信号をコントローラ21に出力する。コントローラ21は、水位電極66からの検出信号によって、シスターン61の水位がハイレベル水位を超えているか、ハイレベル水位とローレベル水位の間にあるか、ローレベル水位よりも低いかを判別する。シスターン61として適正なのは、水位がハイレベルとローレベルの間に位置している状態である。コントローラ21は、水位電極66からの水位検出信号に基づいて補給水弁59を開閉制御し、シスターン61の水位を適正範囲に維持する。
ガス燃焼式のバーナ57はバーナ熱交換器60を加熱する。バーナ熱交換器60の下流とシスターン61は高温水経路73によって接続されている。高温水経路73には、上流側から順に、暖房高温サーミスタ74、暖房端末熱動弁75、暖房端末機76が装着されている。
暖房高温サーミスタ74は、高温水経路73を流れる温水の温度を検出する。暖房高温サーミスタ74の検出信号はコントローラ21に出力される。
暖房端末熱動弁75は、膨張エレメントと、膨張エレメントと機械的に連結された開閉弁を内蔵している。暖房端末機76の操作スイッチ76aがオンにされると、暖房端末熱動弁75の膨張エレメントに通電が行われる。通電された膨張エレメントは高温になって膨張する。膨張した膨張エレメントは開閉弁を駆動し、これによって暖房端末熱動弁75が開かれる。また、操作スイッチ76aがオンにされると、コントローラ21は、暖房ポンプ69を作動させる。このように、操作スイッチ76aがオンにされたことによって、暖房端末熱動弁75が開かれるとともに、暖房ポンプ69が作動すると、シスターン61から温水が吸出される。コントローラ21は、暖房低温サーミスタ72と暖房高温サーミスタ74が検出した温水温度に基づいて、バーナ57を制御し、バーナ熱交換器60から流出する温水の温度を所定範囲に維持する。暖房端末機76の電動ファンは、操作スイッチ76aがオンにされると回転し、熱交換器76bに空気を吹付ける。熱交換器76bに吹付けられた空気は、熱交換器76bを介して温水と熱交換を行って暖められる。暖められた空気は暖房端末機76から吹出し、部屋を暖房する。熱交換器76bで空気と熱交換を行なうことによって、温水の温度は低下する。温度が低下した温水は高温水経路73を流れてシスターン61に戻る。
浴槽79には吸出口79aと供給口79bが設けられている。吸出口79aと供給口79bは風呂循環経路80によって接続されている。風呂循環経路80は追焚き熱交換器58を通過している。上述したように、追焚き経路77も追焚き熱交換器58を通過している。このため、追焚き熱交換器58では、風呂循環経路80と追焚き経路77との間で熱交換が行われる。風呂循環経路80の追焚き熱交換器58の上流側には、風呂水位センサ81、風呂循環ポンプ82、風呂水流スイッチ84が装着されている。風呂循環ポンプ82はコントローラ21によって制御される。風呂水位センサ81、湯張り量センサ83、風呂水流スイッチ84は、コントローラ21に検出信号を出力する。風呂水位センサ81は水圧を検出する。コントローラ21は、風呂水位センサ81が検出した水圧から、浴槽79に張られている湯の水位を推定する。風呂水流スイッチ84は風呂循環経路80を水が流れるとオンになる。
風呂循環経路80の風呂水位センサ81の上流側には、浴槽79から吸出された温水の温度を検出する風呂サーミスタ85が装着されている。風呂サーミスタ85の検出信号はコントローラ21に出力される。
浴槽79に湯を張るときには、注湯弁27が開かれる。注湯弁27が開かれると、温水が給湯栓経路63から湯張り経路25を経て風呂循環経路80に流入する。風呂循環経路80に流入した温水は、吸出口79aと供給口79bから浴槽79に供給され、浴槽79を湯張りする。このときには、風呂循環ポンプ82は駆動されず、湯張り経路25に加わっている水圧によって浴槽79への湯張りが行われる。
シスターン出水経路68と三方弁86のCポート86cは、低温水経路70によって接続されている。低温水経路70の途中には、低温サーミスタ94、床暖房熱動弁90、床暖房機91が設けられている。低温サーミスタ94は、低温水経路70を流れる温水の温度を検出する。低温サーミスタ94の検出信号はコントローラ21に出力される。床暖房熱動弁90はコントローラ21によって制御される。床暖房機91は、低温水経路70を流れる温水によって床を暖める。
高温水経路73の暖房端末熱動弁75の上流側と、低温水経路70の床暖房機91の下流側とは、バイパス経路92によって接続されている。バイパス経路92の途中にはバイパス熱動弁93が装着されている。バイパス熱動弁93はコントローラ21によって開閉制御される。
床暖房を行なう場合には、床暖房熱動弁90が開かれ、温水が床暖房機91に導かれる。導かれた温水は、床暖房機91を暖める。床暖房を行なわない場合には、床暖房熱動弁90が閉じられる。
低温水戻り経路87が設けられており、三方弁86のBポート86bと、高温水経路73の暖房端末機76の下流側とを接続している。低温水戻り経路87には、低温戻りサーミスタ89が装着されている。低温戻りサーミスタ89は、低温水戻り経路87を流れる温水の温度を検出する。低温戻りサーミスタ89の検出信号はコントローラ21に出力される。
三方弁86のAポート86aと、低温水戻り経路87の途中とを接続する貯湯槽経路88が設けられている。貯湯槽経路88には、貯湯槽20の上部を通過する熱交換部88aが形成されている。
ステップS102では、給湯運転停止中に、貯湯槽20の上部に設けられた上部サーミスタ35が検出する上部サーミスタ検出温度b(℃)が、切換温度a(℃)を下回るか否かを監視する。切換温度a(℃)は、リモコン23の操作によって設定された給湯設定温度c(℃)に、切換補正量d(℃)を加えた温度である。切換補正量d(℃)は給湯設定温度c(℃)および流量x(リットル/min)に応じて設定する。切換補正量d(℃)は給湯設定温度c(℃)や流量x(リットル/min)に依存せず、一定としてもよい。本実施例では、切換補正量d(℃)=1.0(℃)として、a(℃)=c(℃)+1.0(℃)として計算する。上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)未満であれば(ステップS102でYESであれば)、蓄熱利用運転を行なえるだけの蓄熱はないとみなされ、ステップS104に進む。一方、上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)以上であれば(ステップS102でNOであれば)、蓄熱利用運転を行なえるだけの蓄熱があるとみなされ、ステップS116に進む。
本実施例では、給湯運転停止中に、前回の給湯の際に給湯器利用運転を行っていることを確認し(ステップS100でYESであり)、さらに蓄熱利用運転を行なえるだけの蓄熱はないと判断する(ステップS102でYESである)と、次回の給湯の際は給湯器22を燃焼させる給湯器利用運転を行なう必要があるとみなして、給湯器利用運転の準備を行っておいて、次の給湯要求に備える。一方、給湯運転停止中に、前回の給湯の際に給湯器利用運転を行っていないことを確認するか(ステップS100でNOであるか)、前回の給湯の際に給湯器利用運転を行っていても(ステップS100でYESであっても)、給湯運転停止時に発電運転が行われたか、あるいは、給湯運転停止中に給湯設定温度が下げられたために、蓄熱利用運転を行なえるだけの温水が貯まっていると判断する(ステップS102でNOである)と、次の給湯の際は蓄熱利用運転を行なえるとみなして、蓄熱利用運転の準備を行っておいて、次の給湯要求に備える。
給湯運転停止中に発電運転が行なわれると、貯湯槽20の上部に発電ユニット110から回収された発電熱が蓄熱される。しかし、上部サーミスタ35の取付位置まで蓄熱が進むまで、この蓄熱を検出することができない。従って、ステップS102で上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)未満であっても、上部サーミスタ35の取付位置より上部に高温の温水が貯まっている可能性がある。ステップS104で、ミキシングユニット24の温水入口24cを全閉し、給水入口24aを全開とすることによって、上部サーミスタ35では検出できない高温の温水が給湯器22に入水することを回避することができる。
ステップS108に進んで、バーナ56を着火する。バーナ56はプリパージ動作をした後、燃焼を開始する。ステップS110に進み、給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が給湯設定温度c(℃)となるように、バーナ56によって加熱して調温する。
ステップS112で流量x(リットル/min)が2.0(リットル/min)以下となったら(YESとなったら)、給湯栓64が閉じられたとみなされ、ステップS114に進んで給湯器22の燃焼を停止させ、処理を終了する。
ステップS118では、上部サーミスタ35が検出する上部サーミスタ検出温度b(℃)が、切換温度a(℃){=給湯設定温度c(℃)+1.0(℃)}を下回るか否かを監視する。給湯運転停止中に、上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)を下回ると(YESとなると)、貯湯槽20内の温水が放熱したため、給湯器22を利用して給湯する必要があるとみなされ、ステップS120に進む。ステップS120では、第2流量センサ47の検出流量x(リットル/min)が2.7(リットル/min)以上となると(YESとなると)、給湯栓64が開かれたとみなされて処理Dに進む。流量x(リットル/min)が2.7(リットル/min)を下回るときは(ステップS122でNOのときは)ステップS116に戻る。処理D以降は、図3を用いて後述する。
また、ステップS118で、上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)以上であれば(NOであれば)、貯湯槽20内の温水は蓄熱利用運転に利用可能であるとみなされ、ステップS122に進む。ステップS122では、第2流量センサ47の検出流量x(リットル/min)が2.7(リットル/min)以上となると(YESとなると)、給湯栓64が開かれたとみなされて処理Cに進む。流量x(リットル/min)が2.7(リットル/min)を下回るときは(ステップS122でNOのときは)ステップS116に戻る。処理C以降は、図3を用いて後述する。
ステップS100で、前回の給湯の際に給湯器22を燃焼させており(YESであり)、かつ、ステップS102で、上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)未満である(YESである)ことが判別されたとき、給湯器利用運転の準備を行なう。このとき発電運転が行なわれると、循環経路128を経て、貯湯槽20の上部に高温の温水が導入される。再出湯までに発電運転を行なった時間が短時間であると、高温の温水が上部サーミスタ35の取付位置より上方の位置までしか貯湯されず、上部サーミスタ35ではこの高温水を検出することができない。即ち、ステップS102で上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)未満であっても(YESであっても)、切換温度a(℃)以上の温水が上部サーミスタ35の取付位置より上部に貯まっている場合がある。通常、給湯器利用運転を行なう場合、ミキシングユニット24の給水入口24aを全閉し、温水入口24cを全開して、貯湯槽20内の温水を最大限に利用しようとする。もし、上部サーミスタ35の取付位置より上部に高温の温水が貯められていた場合、温水入口24cが全開の状態で給湯要求があると、この高温の温水がミキシングユニット24に入水することとなる。この場合、混合水サーミスタ54がこの高温の温水の温度を検知し、直ちにミキシングユニット24の混合比を制御して給湯器22に入水する温水の温度を調温する。しかし、調温が間に合わず、ミキシングユニット24を通過してしまった高温の温水は高温のままで給湯器22に入水し、過熱されてしまう。一時的に給湯設定温度より高温の温水が給湯されることとなり、使用感が悪くなる。
前回の給湯の際に給湯器22を燃焼させていないとき、あるいは、前回の給湯の際に給湯器22を燃焼させていても、その後、発電ユニット110における発電によって貯湯槽20内の温水が発電熱で加熱されて温度上昇したり、給湯運転停止中に給湯設定温度を低下させたりして、上部サーミスタ検出温度が切換温度以上となっているときには、給湯運転停止中に、ミキシングユニット24での混合比を演算しておき、貯湯槽20内の温水を利用して給湯する蓄熱利用運転の準備を行って給湯要求時に備える。このことによって、貯湯槽20内の温水を効率よく利用することができる。
また、前回の給湯運転停止時には蓄熱利用運転を行なえるだけの蓄熱があったが、次の給湯要求までに時間の経過に伴って貯湯槽20内の温水の温度が放熱して低下した場合、貯湯槽20内の温水を給湯器利用運転に利用する。貯湯槽20内の温水が放熱して温度低下するにつれ、貯湯槽20内の温度成層の温度プロファイルは緩慢となり、上層と下層の温度差は小さくなる。貯湯槽20内の温水が放熱し、切換温度以上であった上部サーミスタ検出温度が切換温度を下回っていれば、貯湯槽20の上部の温水温度も大きく低下し、貯湯槽20の上部の温水が加熱運転中の給湯器22に入水しても、過熱されることはない。従って、給湯設定温度よりは低温であるが、水道水よりは高温である貯湯槽20内の温水を、給湯器22で加熱することによって有効に利用することができる。
また、図2に示す処理のステップS120で、第2流量センサ47の検出流量x(リットル/min)が2.7(リットル/min)以上となると、給湯栓64が開かれたとみなされて、図3に示すステップS16(処理D以降)に進む。
ステップS12では、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)が給湯設定温度c(℃)となるように、ミキシングユニット24において温水を調温する。
ステップS14では、貯湯槽20の上部に設けられた上部サーミスタ35が検出する上部サーミスタ検出温度b(℃)が、切換温度a(℃)を下回るか否かを監視する。切換温度a(℃)は、リモコン23の操作によって設定された給湯設定温度c(℃)に、切換補正量d(℃)を加えた温度である。切換補正量d(℃)は給湯設定温度c(℃)および流量x(リットル/min)に応じて設定する。切換補正量d(℃)は給湯設定温度c(℃)や流量x(リットル/min)に依存せず、一定としてもよい。本実施例では、切換補正量d(℃)=1.0(℃)として、a(℃)=c(℃)+1.0(℃)として計算する。上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)以上であれば(ステップS14でNOであれば)、蓄熱利用状態の継続が可能であるとみなされ、処理A(図4を用いて後述する)に進む。上部サーミスタ検出温度b(℃)が切換温度a(℃)未満であれば(ステップS14でYESであれば)、蓄熱利用状態の継続が困難であるとみなされ、ステップS16に進む。
ステップS18では、バーナ56が燃焼したときの、バーナ熱交換器52を通過する温水の昇温e(℃)を推定する。昇温e(℃)は、〔e(℃)=最小加熱量(kJ/h)/(x(リットル/min)×温水の比熱(kJ/リットル・℃))〕の式で求めることができる。即ち、昇温e(℃)は、最小加熱量での定常温度上昇幅である。本実施例の給湯器22の最小加熱量は約18855(kJ/h)である。温水の比熱は4.19(kj/リットル・℃)である。例えば流量が10(リットル/min)であれば、〔10(リットル/min)=600(リットル/h)〕であるから、昇温e(℃)は、〔18855/(600×4.19)=7.5(℃)〕となる。この場合、給湯器22のバーナ56を燃焼したとき、温水は加熱されて7.5(℃)温度上昇すると推定される。昇温e(℃)を算出した後、ステップS20に進む。
ステップS20では、切換準備水量V(リットル)を算出する。切換準備水量V(リットル)は、ミキシングユニット24の混合水サーミスタ54の取付位置から給湯器22の給湯サーミスタ65の取付位置までの配管容量s(リットル)から、プリパージ相当容量(リットル)を減じることで算出される。配管容量s(リットル)については、図4を用いて後述する。プリパージ相当容量(リットル)は、バーナ56のプリパージ動作中にバーナ熱交換器52を通過する温水の量であり、バーナ熱交換器52を通過する温水の流量にプリパージ時間を乗じることで算出する。例えば流量が10(リットル/min)であり、プリパージ時間が1.5(sec)であれば、プリパージ相当容量は、〔10×1.5/60=0.25(リットル)〕である。
ステップS26では、バーナ56を着火する。バーナ56はプリパージ動作をした後、燃焼を開始する。加熱開始時は、貯湯槽20内の温水を最大限に利用するため、バーナ56を最小加熱量で燃焼させる。
ステップS28に進み、給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が給湯設定温度c(℃)に補正値g(℃)を加えた温度となるように、バーナ56によって加熱して調温する。なお、補正値g(℃)については、図4を用いて後述する。
ステップS32では、混合水サーミスタ検出温度h(℃)が1(℃/sec)ずつ低下するようにミキシングユニット24の混合比が制御されて調温される。この1(℃/sec)という変化速度は、給湯器22の加熱量の最大変化速度による温水温度上昇幅の変化速度以下の変化速度である。従って、混合水の温度が1(℃/sec)の変化速度で低下すれば、給湯器22の加熱量を最大変化速度で増大させることで、貯湯槽20が送り出す温水の温度低下を補償することができる。貯湯槽20からミキシングユニット24に送り出された温水は、ミキシングユニット24において1(℃/sec)の変化速度で緩やかに温度低下して給湯器22へ送り出され、バーナ熱交換器52を通過する間に給湯設定温度c(℃)に調温されて給湯される。
ステップS34では、第2流量センサ47で検出される流量x(リットル/min)の積算を開始する。積算した流量は、積算流量y2(リットル)として記憶される。
ステップS36では、積算流量y2(リットル)が、配管容量s(リットル)から熱交換器容量W(リットル)を減じた値(ミキシングユニット24の混合水サーミスタ54の取付位置から給湯器22のバーナ熱交換器52の入口の手前までの配管容量に相当する)を上回るか否かを判別する。積算流量y2(リットル)が〔配管容量s(リットル)−熱交換器容量W(リットル)〕の値(リットル)以下であれば(ステップS36でNOであれば)、混合水サーミスタ検出温度h(℃)が検出する温度を1(℃/sec)ずつ低下させ始めたときの温水が、まだバーナ熱交換器52の入口に達していないと判断する。積算流量y2(リットル)が〔配管容量s(リットル)−熱交換器容量W(リットル)〕の値(リットル)を超えていれば(ステップS36でYESであれば)、混合水サーミスタ検出温度h(℃)が検出する温度を1(℃/sec)ずつ低下させ始めたときの温水が、バーナ熱交換器52の入口に達したと判断し、ステップS38に進む。
ステップS38では、給湯器22の加熱量をQ(J/sec)ずつ増大させる。即ち、1(℃/sec)の変化速度で温度低下させ始めた混合水がバーナ熱交換器52に侵入したタイミングで、給湯器22が加熱量をQ(J/sec)ずつ増大し始める。給湯器22の加熱量の変化速度Q(J/sec)による温水温度上昇幅の変化速度は、1(℃/sec)の変化速度以上の変化速度である。
給湯が継続されると、混合水サーミスタ検出温度h(℃)は水道水の温度まで低下する。混合水サーミスタ検出温度h(℃)が水道水の温度まで低下しているか否かに関らず、ステップS40で流量x(リットル/min)が2.0(リットル/min)以下となったら(YESとなったら)、給湯栓64が閉じられたとみなされ、ステップS42に進んで給湯器22の燃焼を停止させ、処理を終了する。
本実施例では、貯湯槽20内に切換温度a(℃){給湯設定温度(℃)+1(℃)}以上の温水が貯湯されているとき、貯湯槽24からの温水を、ミキシングユニット24において給湯設定温度c(℃)に調温して給湯する(ステップS12)。
この状態のまま給湯を継続すると、やがて貯湯槽24内の温水が使い切られ、貯湯槽20からミキシングユニット24に送込まれる温水の温度が急激に低下する。この場合、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)は、図6に1点鎖線で示したグラフのように急な傾きで水道水の温度まで低下する。この場合の温水温度の変化速度は、給湯器22の加熱運転開始時の温度上昇幅の変化速度に比して大きい。従って、貯湯槽20から切換温度a(℃)を下回った温度の温水がミキシングユニット24に送込まれてしまうと、その後の温水の温度低下を補償することができず、一時的に給湯温度が不安定となる。
本実施例では、給湯器利用状態であり、貯湯槽20内に、給湯設定温度c(℃)から給湯器22の最小加熱量での定常温度上昇幅{昇温e(℃)}を減じて得られる混合設定温度j(℃){給湯設定温度c(℃)−昇温e(℃)}以上の温水が貯湯されているとき、貯湯槽24からの温水を、ミキシングユニット24において混合設定温度j(℃)に調温して給湯器22に送り出し、最小加熱量で加熱して給湯する。
この状態のまま給湯を継続すると、やがて貯湯槽20内の温水が使い切られ、貯湯槽20からミキシングユニット24に送込まれる温水の温度が急激に低下する。この場合、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)は、図6に2点鎖線で示したグラフのように急な傾きで水道水の温度まで低下する。この場合の温水温度の変化速度は、給湯器22の加熱量を最大速度で増大させたときの給湯器22による温度上昇幅の変化速度に比して大きいことが多い。特に、冬季で水道水の温度が低いときでは、給湯器22へ送り出される水の温度低下速度は顕著となり、給湯器22での加熱力の調整が追いつかず、温水の温度低下を補償できず、一時的に給湯温度が不安定となりやすい。
1(℃/sec)の温度低下速度は、給湯器22の加熱量の変化速度Q(J/sec)による温水温度上昇幅の変化速度以下の変化速度である。本実施例では、1(℃/sec)の変化速度で温度低下させ始めた混合水がバーナ熱交換器52に侵入したとき(ステップS36でYESとなったとき)、給湯器22が加熱量をQ(J/sec)ずつ増大し始める。このことによって、混合水の温度低下を給湯器の加熱量で補償し、給湯温度を維持することができる。
即ち、本実施例の給湯システム10では、貯湯槽20に貯湯しておいてミキシングユニット24に送り出した温水の温度が指令温度より低下してしまう前から、混合水の温度を低下させ始める。貯湯槽20にまだ指令温度より高温の温水が貯湯されている間に混合水の温度を低下させ始めるために、混合水温度の変化速度を小さくすることができる。貯湯槽20の温水を使い切ってしまうのではなく、まだ温水が利用可能なうちから混合水の温度を低下させ始め、緩やかに低下させることによって、給湯器22に送込まれる温水の温度低下を給湯器22の加熱量で補償することが可能となる。ミキシングユニット24で給湯設定温度に調温して給湯する状態から、給湯器22で給湯設定温度に加熱して給湯する状態へ切換える際と、貯湯槽20内に残存している温水を給湯器22で加熱して利用する状態から、貯湯槽20内の温水を全て使い切って、水道水を給湯器22で加熱して利用する状態へ切換える際に生じる給湯器22への入水温度の急激な変化を避け、給湯温度を安定化することができる。
図4に示すように、ステップS50で蓄熱利用運転を行っている最中に、ステップS52で給湯サーミスタ65が検出する温度f(℃)が給湯設定温度のc(℃)近傍で安定しているか否かを判別する。給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が低温であるか、温度上昇中であって不安定であるとき(ステップS52でNOであるとき)、ステップS54に進み、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)が給湯設定温度c(℃)の近似値である温度i(℃)に達したか否かを判別する。〔h=i(≒c)〕となったら(ステップS54でYESとなったら)、ステップS56に進み、給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が給湯設定温度c(℃)の近似値である温度i(℃)に達したか否かを判別する。〔f=i(≒c)〕となったら(ステップS56でYESとなったら)、ステップS58に進み、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)が給湯設定温度c(℃)の近似値に達してから、給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が給湯設定温度c(℃)の近似値に達するのに要した時間q(min)を計時する。計時された時間q(min)は、ミキシングユニット24を通過した温水が給湯器22を通過するのに要した時間である。
給湯開始時の温水経路42の流量は、第2流量センサ47で測定される温水経路51の流量x(リットル)に等しい。そこで、ステップS60では、ミキシングユニット24と給湯器22間の配管容量s(リットル)を算出する。ミキシングユニット24と給湯器22間の配管容量s(リットル)は、〔s(リットル)=x(リットル/min)×q(min)〕の式で求めることができる。例えば水量が10(リットル/min)、計時された時間が0.5(min)であれば、配管容量s(リットル)は、〔10×0.5=5(リットル)〕となる。配管容量s(リットル)の算出後は、処理Bから図3のステップS12に戻る。
従来であれば、この配管容量s(リットル)は施工状態によって異なってくるため、制御に利用することができなかった。しかし、本実施例では給湯システム10に既存のサーミスタやセンサを利用して、給湯システム10の運転中に配管容量s(リットル)を算出することができる。これによって、図3の処理の説明で述べたように、ミキシングユニット24で、給湯器22に加熱されて温度上昇する分{昇温e(℃)}を差し引いた温度{混合設定温度j(℃)}に調温しておいた温水が給湯器22に到達するタイミングを捕えることができる。
もしこのタイミングより早く給湯器22を点火させてしまうと、給湯設定温度c(℃)の温度の温水が給湯器22で加熱されてしまい、給湯設定温度c(℃)よりさらに加熱された高温の温水が給湯されてしまう恐れがある。あるいは、もしこのタイミングより給湯器22を点火させるのが遅れてしまうと、給湯設定温度c(℃)より低温に調温された温水が給湯器22で加熱されることなく給湯されてしまい、給湯温度が大きく低下して快適な使用感を損なう。
ミキシングユニット24と給湯器22の間の配管容量s(リットル)を調温制御に利用することによって、給湯温度をさらに安定化させることができる。
本実施例の給湯システム10では、蓄熱利用状態のときは、ミキシングユニット24の下流側にある混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)が給湯設定温度c(℃)となるように調温制御される。また、給湯器利用状態のときは、給湯器22の下流側にある給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が給湯設定温度c(℃)となるように調温制御される。即ち、蓄熱利用状態のときと給湯器利用状態のときとでは、制御に利用されるサーミスタが異なっている。
混合水サーミスタ54と給湯サーミスタ65は同一経路上にあるため、本来であれば同一値を検出するはずであるが、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)と給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)とに誤差が生じてしまうことがある。誤差が生じると、蓄熱利用状態のときと給湯器利用状態のときとで、調温される湯温に差が生じてしまう。
例えば、給湯設定温度が40.0(℃)であり、ミキシングユニット24で調温される温水の温度が安定しており、混合水サーミスタ54の検出温度h(℃)が40.0(℃)であり、給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が40.8(℃)であるとする。このときの誤差h(℃)は〔40.8(℃)−40.0(℃)=0.8(℃)〕である。蓄熱利用状態のときには混合水サーミスタ54が調温に利用されるため、温水の温度は混合水サーミスタ54による40.0(℃)に調温される。ところが、給湯器利用状態に切換わると給湯サーミスタ65が調温に利用されるため、混合水サーミスタ54であれば40.0(℃)と検出する温度であっても給湯サーミスタ65によって40.8(℃)と検出されてしまう。このため、このままでは、給湯設定温度である40(℃)に調温しようとして、0.8(℃)温度を低下させてしまう。混合水サーミスタ54が検出する温度であれば〔40.0(℃)−0.8(℃)=39.2(℃)〕に相当する。
しかし、本実施例の給湯システム10では、給湯器利用状態のときは、給湯設定温度c(℃)に補正値g(℃)を加味し、給湯設定温度c(℃)を補正する。即ち、蓄熱利用状態から給湯器利用状態に切換わると、給湯設定温度40.0(℃)に補正値0.8(℃)を加え、給湯設定温度c(℃)を40.0(℃)から40.8(℃)に補正する。給湯サーミスタ65の検出温度f(℃)が、補正後の給湯設定温度40.8(℃)となるように調温するため、給湯器利用状態の温水の温度は、混合水サーミスタ54が検出する温度の40.0(℃)に相当する温度に調温されることとなる。これによって、蓄熱利用状態から給湯器利用状態に切換わっても、調温される温水の温度は変化することなく、安定化する。
この場合、ステップS16で流量の積算を開始する代わりに、時間T(min)の計時を開始する。また、このときの瞬時流量x0(リットル/min)を記憶しておく。
ステップS20で切換準備水量V(リットル)を算出する代わりに、切換準備時間T2(min)を算出する。切換準備時間T2(min)は、温水がミキシングユニット24の混合水サーミスタ54取付位置から給湯器22の給湯サーミスタ65取付位置まで移動するために要する推定時間(min)から、プリパージ時間(min)を減じることで算出される。前記推定時間は、ミキシングユニット24の混合水サーミスタ54取付位置から給湯器22の給湯サーミスタ65取付位置までの配管容量s(リットル)を、記憶された瞬時流量x0(リットル/min)で除することで算出される。
ステップS22では、混合水サーミスタ54で検出される温度が、目標温度となるように、温水を調温する。前記目標温度は、バーナ56の燃焼直後における温水の温度上昇履歴を加味した温度であり、時間T(min)が熱交換器通過時間T3(min)未満のときは〔給湯設定温度c(℃)−昇温e(℃)×時間T(min)/熱交換器通過時間T3(min)〕で算出され、時間T(min)が熱交換器通過時間T3(min)以上のときは、〔給湯設定温度c(℃)−昇温e(℃)〕で算出される。熱交換器通過時間T3(min)は、温水がバーナ熱交換器52を通過するために要する時間であり、熱交換器容量W(リットル)を、記憶された瞬時流量x0(リットル/min)で除することで算出される。前記目標温度は、給湯設定温度c(℃)から徐々に低下していき、時間T(min)が熱交換器通過時間T3(min)に達した時点で〔給湯設定温度c(℃)−昇温e(℃)〕まで低下し、それ以降は時間T(min)の増加によらず〔給湯設定温度c(℃)−昇温e(℃)〕の値をとる。
ステップS24では、時間T(min)が、切換準備時間T2(min)を上回るか否かを判別する。時間T(min)が切換準備時間T2(min)以下であれば、給湯器利用運転への切換えのための準備動作が終了していないと判断し、ステップS22からステップS24を繰返す。時間T(min)が切換準備時間T2(min)を超えていれば、給湯器利用運転への切換えのための準備動作が終了したと判断し、ステップS26へ進む。
以上の動作により、蓄熱利用状態から給湯器利用状態に切換わっても、調温される温水の温度は変化することなく、安定化する。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
20:貯湯槽、20a:出口部
21:コントローラ
22:給湯器
23:リモコン
24:ミキシングユニット、24a:給水入口、24b:混合水出口24c:温水入口
25:湯張り経路
26:給水経路、26a:入口
27:注湯弁
28:減圧弁
30:ミキシングユニット給水経路
31:リリーフ弁
32:圧力開放経路、32a:一端、32b:他端
33:排水経路
34:排水弁
35:上部サーミスタ
36:下部サーミスタ
40:循環ポンプ
42:温水経路
44:往路サーミスタ
45:復路サーミスタ
47:第2流量センサ
48:給水サーミスタ
50:温水サーミスタ
51:温水経路
52:バーナ熱交換器
54:混合水サーミスタ
55:ハイカットサーミスタ
56、57:バーナ
58:追焚き熱交換器
59:補給水弁
60:バーナ熱交換器
61:シスターン
62:シスターン入水経路
63:給湯栓経路
64:給湯栓
65:給湯サーミスタ
66:水位電極、66a:ハイレベルスイッチ、66b:ローレベルスイッチ
67:第1流量センサ
68:シスターン出水経路
69:暖房ポンプ
70:低温水経路
71:バーナ上流経路
72:暖房低温サーミスタ
73:高温水経路
74:暖房高温サーミスタ
75:暖房端末熱動弁
76:暖房端末機、76a:操作スイッチ、76b:熱交換器
77:追焚き経路
78:追焚き熱動弁
79:浴槽、79a:吸出口、79b:供給口
80:風呂循環経路
81:風呂水位センサ
82:風呂循環ポンプ
83:湯張り量センサ
84:風呂水流スイッチ
85:風呂サーミスタ
86:三方弁、86a:Aポート、86b:Bポート、86c:Cポート
87:低温水戻り経路
88:貯湯槽経路、88a:熱交換部
89:低温戻りサーミスタ
90:床暖房熱動弁
91:床暖房機
92:バイパス経路
93:バイパス熱動弁
94:低温サーミスタ
110:発電ユニット
112:改質器
114:燃料電池
116:熱交換器
117:熱媒温度センサ
118:熱交換器
119:熱媒冷却ファン
120:熱媒放熱器
121:水素ガス供給経路
122:熱媒三方弁、122a:入口、122b:出口、122c:出口
124:熱媒循環経路
125:リザーブタンク
126:燃焼ガス経路
127:熱媒ポンプ
128:循環経路、128a:循環復路、128b:循環往路
129:冷却経路
131:バーナ
Claims (2)
- 温水を貯湯しておいて送り出す貯湯槽と、
貯湯槽が送り出した温水と水道水を混合して調温した混合水を送り出す混合器と、
混合器が送り出した混合水を必要に応じて加熱して給湯設定温度に調温した温水を温水利用箇所に給湯する給湯器と、
混合器の温水側入口の開度と水道水側入口の開度を指令する混合器指令手段と、
前回の給湯時に、給湯器の加熱運転を行なったか否かを記憶する記憶手段とを備えており、
前記記憶手段によって前回の給湯時に給湯器の加熱運転を行なったことが記憶されているとき、前記混合器指令手段は混合器の温水側入口を閉じて水道水側入口を開くように指令することを特徴とする給湯システム。 - 貯湯槽に貯湯している温水温度が給湯設定温度以上であるとき、前記混合器指令手段が指令する混合器の温水側入口を閉じて水道水側入口を開く指令を解除する解除手段を備えていることを特徴とする請求項1の給湯システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004199755A JP4292115B2 (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 給湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004199755A JP4292115B2 (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 給湯システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006022991A JP2006022991A (ja) | 2006-01-26 |
JP4292115B2 true JP4292115B2 (ja) | 2009-07-08 |
Family
ID=35796388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004199755A Expired - Lifetime JP4292115B2 (ja) | 2004-07-06 | 2004-07-06 | 給湯システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4292115B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5162263B2 (ja) * | 2008-01-24 | 2013-03-13 | リンナイ株式会社 | コージェネレーションシステム |
JP5537508B2 (ja) | 2011-07-08 | 2014-07-02 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
JP6226698B2 (ja) * | 2013-10-25 | 2017-11-08 | リンナイ株式会社 | 給湯装置 |
-
2004
- 2004-07-06 JP JP2004199755A patent/JP4292115B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006022991A (ja) | 2006-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4327170B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP4712608B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP4912792B2 (ja) | 貯湯ユニット | |
JP4546273B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4295699B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4064940B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4488884B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4095046B2 (ja) | 給湯システム | |
JP6055356B2 (ja) | 熱源装置 | |
JP5140634B2 (ja) | 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム | |
JP4292115B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4359341B2 (ja) | 給湯システム | |
JP2008045841A (ja) | 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム | |
JP4076939B2 (ja) | 給湯システム | |
JP3842721B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4875923B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP2005249340A (ja) | 給湯システム | |
JP4223499B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4077419B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4440721B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4016006B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4102279B2 (ja) | 給湯システム | |
JP4160066B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP4126282B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP4359340B2 (ja) | 給湯システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090331 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4292115 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150410 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |