JP4077419B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、コージェネレーションシステムに関する。蓄熱槽で蓄熱する蓄熱量が最大となり、発電ユニットで発生する発電熱を蓄熱できない場合に、発電を継続する技術に関する。
発電に伴って発生する発電熱を蓄熱し、蓄熱しておいた熱を必要時に利用するコージェネレーションシステムが知られている。コージェネレーションシステムは熱効率がよく、省エネルギーを可能にする。
コージェネレーションシステムでは、蓄熱槽から水を送り、発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻す発電熱回収用循環路を利用して、発電熱を蓄熱槽に蓄熱する。以下この明細書では、水の温度によらないで水という。すなわち、水という場合には冷水に限られず、温水を意味することもある。蓄熱槽に蓄熱余力がある場合、蓄熱槽から送出される水は冷水であり、それが発電熱で加熱されて温水となって蓄熱槽に戻され、発電熱が蓄熱槽に蓄熱されていく。蓄熱槽に蓄熱余力がある場合、発電ユニットに送られる冷水は、発電ユニットを冷却する冷却水でもあり、発電ユニットが発電熱で過熱されることを防止する。
蓄熱槽の蓄熱量が最大となって蓄熱余力がなくなると、蓄熱槽から送出される水が温水となり、発電ユニットを冷却することができなくなる。そのまま発電を続けると、発電熱で発電ユニットが過熱されるおそれがある。
蓄熱余力がなくなっても発電を継続できるようにするために、通常は、発電ユニットに放熱用熱交換器を設ける。発電熱を大気に放熱することによって、発電ユニットが過熱されることを防止しながら発電を続ける。
この技術では、発電ユニットに放熱用熱交換器を設ける必要があり、発電ユニットが大型化する問題がある。
そこで、特許文献1に記載されている固体高分子形燃料電池を利用する発電装置が開発された。このコージェネレーションシステムでは、改質器の起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを燃焼させるプロセスガスバーナと、通過する水とプロセスガスバーナの燃焼ガスの間で熱交換する熱交換器と、プロセスガスバーナと熱交換器に送風するファンを利用する。また、燃料電池の冷却水を貯めておく水タンクから水を送り、前記熱交換器を経て、冷却水タンクに戻す冷却用循環路を用意しておく。
蓄熱槽の蓄熱量が最大となって蓄熱余力がなくなった状態で発電を続けるためには、プロセスガスバーナを燃焼させずにファンを作動させる。すると、熱交換器が大気に放熱して燃料電池の冷却水を冷却するようになり、燃料電池の冷却水(ひいては燃料電池)の過熱を防止することができる。蓄熱余力がなくなっても発電を続けることが可能であり、発電ユニットに専用の放熱用熱交換器を設ける必要がなくなる。
特開2002−216819号公報
特許文献1の燃焼電池式発電装置は、改質器を必要とする燃料電池を利用する発電装置に限って有用な技術であり、たとえばエンジン式発電装置を利用するコージェネレーションシステムには使えない。また、改質器の起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを燃焼させるバーナを専用に設ける代わりに、改質器を高温に維持する燃料ガスの燃焼バーナを利用して、起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを燃焼させる方式が開発されており、この方式でも特許文献1の技術は利用できない。この方式では、起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを燃焼させるバーナを専用に設けないために、特許文献1では放熱器として利用する熱交換器に高温の燃焼ガスが送風されている。
本発明では、上記の問題を解決する。すなわち、発電ユニットに専用の放熱用熱交換器を設けなくても、蓄熱余力がなくなった状態で発電を続けられるようにする。また、燃料電池を利用するコージェネレーションシステムでなく、例えばエンジン式発電装置を利用するコージェネレーションシステムにも対応可能な技術とする。さらに、改質器の起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを、改質器を高温に維持する燃料ガスの燃焼バーナを利用して燃焼させる形式の燃料電池式コージェネレーションシステムにも対応可能な技術とする。
本発明のコージェネレーションシステムは、発電に伴って発電熱を発生する発電ユニットと、温水を貯える蓄熱槽と、蓄熱槽から水を送って発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻す発電熱回収用循環路と、蓄熱槽から発電熱回収用循環路に送出される水の温度を計測する温度検出手段と、蓄熱槽に貯められている水を給湯栓に送る温水経路と、温水経路によって蓄熱槽に貯められている水が給湯栓に送られたときに、蓄熱槽内に水道水を供給する給水経路を備えている。、その他に給湯器を備えている。その給湯器は、バーナと、通過する水と燃焼ガスの間で熱交換する熱交換器と、バーナと熱交換器に送風するファンを内蔵し、温水経路内の水を必要に応じて加熱して給湯栓に供給する。バーナが燃焼すれば熱交換器で通過する水が加熱され、バーナが燃焼しない状態でファンが運転されれば熱交換器を通過する水(温水)の熱が大気に放出されて冷却される。本発明のコージェネレーションシステムは、さらに、蓄熱槽から水を送りだして給湯器の熱交換器を経てから蓄熱槽に戻す冷却用循環路と、冷却用循環路の水を循環させる循環ポンプを備えており、発電ユニットが発電運転中であり、給湯栓が閉じており、温度検出手段の検出値が所定値以上であるときに、循環ポンプとファンを駆動し、発電ユニットが発電運転中であり、前記温度検出手段の検出値が所定値以上であり、給湯栓が開いているときに前記循環ポンプとファンを停止する制御手段を備えている。
発電熱回収用循環路が、蓄熱槽から水を送って発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻すという場合、蓄熱槽に貯湯されている水自体を循環させる場合と、蓄熱槽を通過する間に蓄熱槽に貯湯されている水との間で熱交換する(従って蓄熱槽に貯湯されている水とは混じりあわない)水を循環させる場合を含む
本発明のコージェネレーションシステムは、蓄熱槽から水を送って発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻す発電熱回収用循環路を備えており、蓄熱槽に冷水が残って蓄熱余力が残っている限り、蓄熱槽から送出される冷水で発電ユニットを冷却することができ、発電熱を回収して蓄熱槽に蓄熱することができる。
蓄熱槽の貯水の全部が加熱されて蓄熱余力がなくなると、蓄熱槽から温水が送出されるために発電ユニットを冷却することができなくなる。こうなっても発電が続けられるように、従来の技術では発電ユニットに大気に放熱する放熱ユニットを組み込んでいる。それでは発電ユニットが大型化する。特許文献1の技術では、発電ユニットの冷却水を改質器の熱交換器に送って冷却する。この技術は改質器を利用する技術にしか適用できない。また改質器の起動時に発生する組成が不安定な改質ガスを燃焼させるプロセスガスバーナを専用に用意しておく必要がある。
本発明のコージェネレーションシステムでは、蓄熱槽から水を送りだして給湯器の熱交換器を経てから蓄熱槽に戻す冷却用循環路を利用し、蓄熱槽に貯湯されている水の温度を下げる。このことによって、蓄熱槽から送出される水の温度を低下させ、発電ユニットを冷却できるようにする。
コージェネレーションシステムでは、蓄熱槽に貯湯されていた温水を使い切っても給湯運転を継続できるようにするために、蓄熱槽から送出される水を必要に応じて加熱して温水必要箇所に供給する給湯器を利用する。給湯器は、バーナと、通過する水と燃焼ガスの間で熱交換する熱交換器と、バーナと熱交換器に送風するファンを内蔵している。蓄熱槽に貯湯されていた温水を使い切った後に給湯する場合には、ファンを運転してバーナに燃焼用空気を送り、バーナでの燃焼で生成された高温の燃焼ガスをファンで熱交換器に送り、給湯器を通過する水を加熱して給湯する。蓄熱槽に貯湯されていた温水で給湯できる場合には、バーナを燃焼させない。
この給湯器が内蔵している熱交換器と送風ファンは、冷却器として利用することもできる。蓄熱槽から送出される水の温度が高い場合には、バーナで燃焼させない状態で送風ファンを駆動すると、熱交換器を通過する温水が大気で冷却されることになる。
本発明では、給湯器が内蔵している熱交換器と送風ファンを冷却器として利用することができることに着目し、その機能を利用して蓄熱槽に貯湯されている水の温度を下げる。これによって、蓄熱槽から送出される水の温度を低下させることができ、発電ユニットを冷却することができるようになる。
このシステムは、給湯器という必要な機器を利用して構築され、本発明のシステムを構築するのに新たに必要とされる部材は、給湯器の熱交換器で冷却された水を蓄熱槽に戻す経路を追加するだけで足りる。極めて無駄のない合理的な機器利用法であるということができる。
さらにこのシステムは、蓄熱槽と給湯器の間にも蓄熱するシステムとなり、蓄熱総量が増大する。また、給湯開始時に湯温の上昇に要する時間が短縮化される利点も得られる。
給湯器の中には、床暖房等の暖房用回路を循環する水を加熱する暖房用熱交換器を備えているものがある。また蓄熱槽に蓄熱されている熱で暖房用回路を循環する水を加熱できるようにするために、暖房用回路が蓄熱槽を通過するように配置されるものがある。暖房用回路が蓄熱槽を通過するだけであれば、暖房用回路を循環する水と蓄熱槽に貯湯されている水は混じりあわない。この場合には、暖房用熱交換器を利用して蓄熱槽に貯湯されている水の温度を下げることができる。
蓄熱槽を通過し、蓄熱槽を通過してから送出される水が給湯器の暖房用熱交換器に送られ、その熱交換器を経てから蓄熱槽を通過する循環路に戻される冷却用循環路を設けると、蓄熱余力のない場合に、蓄熱槽に貯湯されている水の温度を下げて、蓄熱余力を復活させることができる。
この場合にも、給湯器の暖房用熱交換器で冷却された水を蓄熱槽に戻す経路を追加するだけで足りる。極めて無駄のない合理的な機器利用法であるということができる。また、このシステムによると、暖房運転の開始時に、温度の上昇に要する時間が短縮化される利点も得られる。
必要に応じて暖房用回路に暖房機器をバイパスして循環するバイパス循環路を付加してもよい。
蓄熱槽に貯められている水を蓄熱槽から送り、給湯器の給湯用熱交換器を経て、蓄熱槽に戻される経路によって、冷却用循環路を構築してもよい。この場合には、蓄熱槽に貯湯されている温水が冷却用循環路を循環する。
この場合にも、給湯器の給湯用熱交換器で冷却された水を蓄熱槽に戻す経路と、この経路内の水を送るためのポンプを追加すれば足りる。極めて無駄のない合理的な機器利用法であるということができる。このシステムによると、給湯開始時に、設定温度の温水を給湯し始めるまでの時間を短縮することもできる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1)
給湯器から出て暖房機器と蓄熱槽を通過して給湯器に戻る暖房用回路が冷却用循環路を兼用する。この回路は、給湯器のシスターンと暖房用熱交換器を通過する。
(形態2)
給湯器から出て暖房機器と蓄熱槽を通過して給湯器に戻る暖房回路に、暖房機器をバイパスするバイパス経路を設け、このバイパス経路を利用して冷却用循環路を完成する。
(形態3)
蓄熱槽から出てミキシングユニットと給湯器の給湯用熱交換器を経て蓄熱槽へ戻る循環路で冷却用循環路を完成する。
(形態4)
ミキシングユニットを出て、蓄熱槽に給水する経路に合流する回路を設ける。
(形態5)
形態4の回路が、蓄熱槽に給水する経路の凍結防止用循環路の一部を構成する。
(第1実施例)
本発明のコージェネレーションシステムを具現化した第1実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は本実施例に係るコージェネレーションシステムの系統図である。
本実施例のコージェネレーションシステムは、図1に示すように、発電ユニット110と給湯システム10等を備えている。本実施例のコージェネレーションシステムには、給湯と暖房を行う複合型給湯システムが組込まれている。
発電ユニット110は、改質器112、燃料電池114、熱交換器116、118、それらを接続する経路等を備えている。
改質器112には、バーナ131が設けられている。バーナ131が作動して熱を発生すると、改質器112は炭化水素系のガスから水素ガスを生成する。熱交換器116を燃焼ガス経路126が通過している。燃焼ガス経路126の一端は改質器112に接続され、他端は外部に開放されている。燃焼ガス経路126は、熱交換器116にバーナ131が発生する燃焼ガスを導き、熱交換によって温度が低下した燃焼ガスを外部に排出する。熱交換器116には発電熱回収用循環路128も通過している。発電熱回収用循環路128は、循環復路128aと、循環往路128bから構成されており、給湯システム10と接続される。発電熱回収用循環路128が給湯システム10にどのように接続されているのかについては、後述にて詳細に説明する。発電熱回収用循環路128は水を流通させる。発電熱回収用循環路128を流れる水は、熱交換器116を通過することによって燃焼ガス経路126を流れる燃焼ガスに加熱され、温度が上昇する。
燃料電池114は、複数のセルを有している。燃料電池114と改質器112は、水素ガス供給経路121によって接続されている。改質器114で生成された水素ガスは、水素ガス供給経路121を流れて燃料電池114に供給される。燃料電池114は、改質器112から供給された水素ガスと、空気中の酸素とを反応させて発電を行う。燃料電池114は、発電すると発電熱を発生する。
改質器112、燃料電池114、バーナ131、熱媒ポンプ127は、コントローラ21によって制御される。
熱媒循環経路124は、燃料電池114、熱交換器118、リザーブタンク125、熱媒ポンプ127を通って燃料電池114に戻る循環経路を形成している。
燃料電池114が作動すると、熱媒ポンプ127が運転される。熱媒ポンプ127が運転されると、熱媒循環経路124を熱媒が循環する。熱媒循環経路124を熱媒が循環することにより、燃料電池114から発電熱が回収される。熱媒によって回収された発電熱は、熱媒とともに熱交換器118まで運ばれる。熱交換器118には発電熱回収用循環路128も通過している。発電熱回収用循環路128を流れる水は、熱交換器118まで運ばれた発電熱によっても加熱される。発電熱回収用循環路128については後述する。
給湯システム10は、蓄熱槽20、給湯器22、ミキシングユニット24、これらを連通する複数の経路、コントローラ21等を備えている。
蓄熱槽20の底部には、蓄熱槽20に水道水を給水する給水経路26が接続されている。給水経路26の入口26aの近傍には、減圧弁28が装着されている。給水経路26の減圧弁28の下流側とミキシングユニット24の給水入口24aは、ミキシングユニット給水経路30によって接続されている。減圧弁28は、蓄熱槽20とミキシングユニット24への給水圧力を調整する。蓄熱槽20内の水が減少したり、ミキシングユニット24の給水入口24aが開いたりすると、減圧弁28の下流側圧力が低下する。減圧弁28は、下流側圧力が低下すると開き、その圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、蓄熱槽20内の水が減少したり、ミキシングユニット24の給水入口24aが開いたりすると、それらに水道水が給水される。
蓄熱槽20の上部には出口部20aが設けられており、さらにその上にリリーフ弁31が装着されている。リリーフ弁31の開弁圧力は、減圧弁28の調圧値よりも僅かに大きく設定されている。減圧弁28の調圧が不能になった場合には、リリーフ弁31が開き、蓄熱槽20内の圧力が耐圧々力を超えるのを防止する。リリーフ弁31には、圧力開放経路32の一端32aが接続されている。圧力開放経路32の他端32bは、蓄熱槽20の外部に開放されている。
蓄熱槽20の底部と、圧力開放経路32の他端32b近傍を接続する排水経路33が設けられている。排水経路33の途中には、排水弁34が装着されている。排水弁34は手動で開閉することができる。排水弁34を開くと、蓄熱槽20内の水が排水経路33と開放経路32を通って外部に排水される。
蓄熱槽20は、発電熱回収用循環路128(循環復路128a、循環往路128b)と接続されている。発電熱回収用循環路128は、貯湯槽20から、発電ユニット110内の熱交換器118,116を通過して、貯湯槽20へ戻る循環経路である。循環復路128aは蓄熱槽20の上部に接続され、発電ユニット110から貯湯槽20への戻り経路となっており、循環往路128bは蓄熱槽20の下部に接続され、貯湯槽20から発電ユニット110への往き経路となっている。循環往路128bの途中には、循環ポンプ40が装着されている。循環復路128aに復路サーミスタ45が取付けられ、循環往路128bに往路サーミスタ44が取付けられている。復路サーミスタ45は循環復路128a内の水温を検出し、往路サーミスタ44は循環往路128b内の水温を検出する。復路サーミスタ45と往路サーミスタ44の検出信号は、コントローラ21に出力される。
循環ポンプ40が作動すると、蓄熱槽20の底部から水が吸出される。蓄熱槽20から吸出された水は、循環往路128bを流れてから発電ユニット110の熱交換器118、116を通過することによって加熱されて温度が上昇する。温度が上昇した水(温水)は、循環復路128aを流れて蓄熱槽20の上部に戻される。このように、蓄熱槽20の底部から吸出された水が、発電ユニット110の熱交換器118、116によって加熱されてさらに高温になり、蓄熱槽20の上部に戻される循環が行われることにより、蓄熱槽20に高温水が貯えられる。蓄熱槽20内の温度が低い状態から、蓄熱槽20に発電ユニット110から高温水が供給されると、その供給が蓄熱槽20の上部に行われることから、蓄熱槽20に貯められている水(温水)の上部に、高温水の層(以下、「温度成層」と言う)が形成される。温度成層よりも深くなると、水温は急激に低下する。蓄熱槽20に高温水の供給が継続されると、温度成層の厚さ(深さ)は次第に大きくなり、蓄熱槽20にフルに蓄熱された状態では、蓄熱槽20の全体に高温水が貯まった状態になる。温度成層が形成されることにより、蓄熱槽20にフルに蓄熱が行われていなくても、蓄熱槽20の最上部に設けられている出口部20aからは、高温水が送り出される。
コントローラ21は、CPU、ROM、RAM等を備えており、CPUがROMに格納されている制御プログラムを処理することにより、給湯システム10を制御する。RAMには、コントローラ21に入力される各種信号や、CPUが処理を実行する過程で生成される種々のデータが一時的に記憶される。コントローラ21には、リモコン23が接続されている。リモコン23には、給湯システム10を操作するためのスイッチやボタン、給湯システム10の動作状態を表示する液晶表示器等が設けられている。
蓄熱槽20の上部から30リットルの箇所に上部サーミスタ35が取付けられ、下部に下部サーミスタ36が取付けられている。上部サーミスタ35と下部サーミスタ36は、蓄熱槽20内の温度を検出する。上部サーミスタ35と下部サーミスタ36の検出信号は、コントローラ21に出力される。
ミキシングユニット24は、温水入口24c、温水出口24b、第1水量センサ67、温水サーミスタ50、給水サーミスタ48、混合水サーミスタ54、ハイカットサーミスタ55、および既に説明した給水入口24aを有している。蓄熱槽20の出口部20aとミキシングユニット24の温水入口24cは、温水経路42によって接続されている。第1水量センサ67は、温水出口24bから流出する水の流量を検出する。温水サーミスタ50は、温水入口24cに流入する水の温度を検出する。給水サーミスタ48は、給水入口24aに流入する水道水の温度を検出する。混合水サーミスタ54とハイカットサーミスタ55は、温水出口24bから流出する水の温度を検出する。第1水量センサ67、温水サーミスタ50、給水サーミスタ48、混合水サーミスタ54、ハイカットサーミスタ55の検出信号は、コントローラ21に出力される。
コントローラ21は、混合水サーミスタ54の検出信号を用いて、温水入口24c側の開度と、給水入口24a側の開度を変化させる。温水入口24c側の開度と、給水入口24a側の開度を変化させると、蓄熱槽20からの水(温水)と、水道水(冷水)とのミキシング割合が調整される。蓄熱槽20からの水と水道水とのミキシング割合が調整されると、温水出口24bから流出する水の温度が所定温度に維持される。コントローラ21は、ハイカットサーミスタ55によって温水が前記所定温度を大きくオーバーしたことが検出された場合(すなわち、混合水サーミスタ54、あるいはミキシングユニット24が故障した可能性が高い場合)に、温水出口24bを閉じる。温水出口24bが閉じると、前記所定温度を大きくオーバーした温度の水(高温水)が、給湯器22に供給されてしまうのが防止される。
ミキシングユニット24の温水出口24bと給湯器22のバーナ熱交換器52(後述する)は、温水経路51によって接続されている。温水経路51には、第2水量センサ47が装着されている。第2水量センサ47の検出信号は、コントローラ21に出力される。
給湯器22は、バーナ熱交換器52、60、バーナ56、57、追焚き熱交換器58、補給水弁59、シスターン61等を備えている。
バーナ熱交換器52には、温水経路51を経由してミキシングユニット24から水が流入する。ガス燃焼式のバーナ56は、バーナ熱交換器52を加熱する。バーナ熱交換器52の下流側と、給湯栓64は、給湯栓経路63によって接続されている。給湯栓64は、浴室、洗面所、台所等に配置されている(図1では、これら複数の給湯栓64を1つで代表している)。給湯栓経路63には、給湯サーミスタ65が装着されている。給湯サーミスタ65は、バーナ熱交換器52から流出する水の温度を検出する。給湯サーミスタ65の検出信号は、コントローラ21に出力される。
給湯器22内の温水経路51の途中から、シスターン入水経路62が分岐している。シスターン入水経路62の開放端は、シスターン61の上部に差し込まれている。シスターン入水経路62の途中には、補給水弁59が設けられている。補給水弁59は、コントローラ21によって制御され、内蔵しているソレノイドが駆動されることによって開閉する。補給水弁59が開かれると、ミキシングユニット24からの水がシスターン61に供給される。
シスターン61内には、水位電極66が装着されている。水位電極66は、棒状のハイレベルスイッチ66aとローレベルスイッチ66bを有している。ハイレベルスイッチ66aの下端は、シスターン61のハイレベル水位に位置している。ローレベルスイッチ66bの下端は、シスターン61のローレベル水位に位置している。ハイレベルスイッチ66aとローレベルスイッチ66bは、水に触れていると検出信号をコントローラ21に出力する。コントローラ21は、水位電極66からの検出信号によって、シスターン61の水位がハイレベル水位を超えているか、ハイレベル水位とローレベル水位の間にあるか、ローレベル水位よりも低いかを判別する。シスターン61として適正なのは、水位がハイレベルとローレベルの間に位置している状態である。コントローラ21は、水位電極66からの水位検出信号に基づいて補給水弁59を開閉制御し、シスターン61の水位を適正範囲に維持する。
シスターン61の底部には、シスターン出水経路68の一端が接続されている。シスターン出水経路68の途中には、暖房ポンプ69が装着されている。暖房ポンプ69は、コントローラ21によって制御される。シスターン出水経路68の他端は、バーナ上流経路71と低温水経路70とに分岐している。バーナ上流経路71は、シスターン出水経路68とバーナ熱交換器60の上流側とを接続している。バーナ上流経路71には、内部を流れる水の温度を検出する暖房低温サーミスタ72が装着されている。暖房低温サーミスタ72の検出信号は、コントローラ21に出力される。
ガス燃焼式のバーナ57は、バーナ熱交換器60を加熱する。バーナ熱交換器60の下流とシスターン61は、高温水経路73によって接続されている。高温水経路73には、上流側から順に、暖房高温サーミスタ74、暖房端末熱動弁75、暖房端末機76が装着されている。
暖房高温サーミスタ74は、高温水経路73を流れる水の温度を検出する。暖房高温サーミスタ74の検出信号は、コントローラ21に出力される。
暖房端末機76は、熱交換器76bと、操作スイッチ76aと、電動ファン(図示省略)を備えている。熱交換器76bは、高温水経路73を流れる温水と空気との間で熱交換を行う。操作スイッチ76aは、暖房端末熱動弁75とコントローラ21に接続されている。
暖房端末熱動弁75は、膨張エレメントと、膨張エレメントと機械的に連結された開閉弁を内蔵している。暖房端末機76の操作スイッチ76aがオンにされると、暖房端末熱動弁75の膨張エレメントに通電が行われる。通電された膨張エレメントは高温になって膨張する。膨張した膨張エレメントは開閉弁を駆動し、これによって暖房端末熱動弁75が開かれる。また、操作スイッチ76aがオンにされると、コントローラ21は、暖房ポンプ69を作動させる。このように、操作スイッチ76aがオンにされたことによって、暖房端末熱動弁75が開かれるとともに、暖房ポンプ69が作動すると、シスターン61から水が吸出される。コントローラ21は、暖房低温サーミスタ72と暖房高温サーミスタ74が検出した水温に基づいて、バーナ57を制御し、バーナ熱交換器60から流出する水の温度を所定範囲に維持する。暖房端末機76の電動ファンは、操作スイッチ76aがオンにされると回転し、熱交換器76bに空気を吹付ける。熱交換器76bに吹付けられた空気は、熱交換器76bを介して水と熱交換を行って暖められる。暖められた空気は暖房端末機76から吹出し、部屋を暖房する。熱交換器76bで空気と熱交換を行うことによって、水温は低下する。温度が低下した水は、高温水経路73を流れてシスターン61に戻る。
高温水経路73の暖房高温サーミスタ74の下流側と、高温水経路73のシスターン61への入口部の上流側とは、追焚き経路77によって接続されている。追焚き経路77は、追焚き熱交換器58を通過している。追焚き経路77の追焚き熱交換器58の下流側には、追焚き熱動弁78が装着されている。追焚き熱動弁78は、コントローラ21によって制御される。
浴槽79には、吸出口79aと供給口79bが設けられている。吸出口79aと供給口79bは、風呂循環経路80によって接続されている。風呂循環経路80は、追焚き熱交換器58を通過している。上述したように、追焚き経路77も追焚き熱交換器58を通過している。このため、追焚き熱交換器58では、風呂循環経路80と追焚き経路77との間で熱交換が行われる。風呂循環経路80の追焚き熱交換器58の上流側には、風呂水位センサ81、風呂循環ポンプ82、風呂水流スイッチ84が装着されている。風呂循環ポンプ82は、コントローラ21によって制御される。風呂水位センサ81、風呂水流スイッチ84は、コントローラ21に検出信号を出力する。風呂水位センサ81は、水圧を検出する。コントローラ21は、風呂水位センサ81が検出した水圧から、浴槽79に張られている湯の水位を推定する。風呂水流スイッチ84は、風呂循環経路80を水が流れるとオンになる。
風呂循環経路80の風呂水位センサ81の上流側には、浴槽79から吸出された水の温度を検出する風呂サーミスタ85が装着されている。風呂サーミスタ85の検出信号は、コントローラ21に出力される。
バーナ57と暖房ポンプ69が作動している状態で追焚き熱動弁78が開くと、水が追焚き経路77に流入して追焚き熱交換器58を通過する。風呂循環ポンプ82が作動すると、水が浴槽79の吸出口79aから吸出され、風呂循環経路80を流れて再び供給口79bから浴槽79に戻る循環が行われる。風呂循環経路80を流れる水は、追焚き熱交換器58で追焚き経路77を流れる水によって加熱され、浴槽79の湯が追焚きされる。
給湯栓経路63の途中と、風呂循環経路80の風呂循環ポンプ82の下流側とを接続する湯張り経路25が設けられている。湯張り経路25には、ソレノイド駆動タイプの注湯弁27と、湯張り量センサ83が装着されている。注湯弁27は、コントローラ21によって制御され、湯張り経路25を開閉する。湯張り量センサ83は、コントローラ21に検出信号を出力する。湯張り量センサ83は、湯張り経路25を流れる水量を検出することにより、浴槽79への湯張りの際に、それがどの程度行われたかを推定する。
浴槽79に湯を張るときには、注湯弁27が開かれる。注湯弁27が開かれると、水が給湯栓経路63から湯張り経路25を経て風呂循環経路80に流入する。風呂循環経路80に流入した水は、吸出口79aと供給口79bから浴槽79に供給され、浴槽79を湯張りする。このときには、風呂循環ポンプ82は駆動されず、湯張り経路25に加わっている水圧によって浴槽79への湯張りが行われる。
三方弁86は、Aポート86a、Bポート86b、Cポート86cを備えている。三方弁86は、コントローラ21に制御されて、Aポート86aとCポート86cを連通させるか、Bポート86bとCポート86cを連通させるかを切換える。
シスターン出水経路68と三方弁86のCポート86cは、低温水経路70によって接続されている。低温水経路70の途中には、低温サーミスタ94、床暖房熱動弁90、床暖房機91が設けられている。低温サーミスタ94は、低温水経路70を流れる水の温度を検出する。低温サーミスタ94の検出信号は、コントローラ21に出力される。床暖房熱動弁90は、コントローラ21によって制御される。床暖房機91は、低温水経路70を流れる水によって床を暖める。
高温水経路73の暖房端末熱動弁75の上流側と、低温水経路70の床暖房機91の下流側とは、バイパス経路92によって接続されている。バイパス経路92の途中には、バイパス熱動弁93が装着されている。バイパス熱動弁93は、コントローラ21によって開閉制御される。
床暖房を行う場合には、床暖房熱動弁90が開かれ、水が床暖房機91に導かれる。導かれた水は、床暖房機91を暖める。床暖房を行わない場合には、床暖房熱動弁90が閉じられる。
低温水戻り経路87が設けられており、三方弁86のBポート86bと、高温水経路73の暖房端末機76の下流側とを接続している。低温水戻り経路87には、低温戻りサーミスタ89が装着されている。低温戻りサーミスタ89は、低温水戻り経路87を流れる水の温度を検出する。低温戻りサーミスタ89の検出信号は、コントローラ21に出力される。
三方弁86のAポート86aと、低温水戻り経路87の途中とを接続する蓄熱槽経路88が設けられている。蓄熱槽経路88には、蓄熱槽20の上部を通過する熱交換部88aが形成されている。
コントローラ21は、低温サーミスタ94と上部サーミスタ35が検出した温度を比較し、その結果によって三方弁86を切換える。具体的には、低温サーミスタ94が検出した温度よりも上部サーミスタ35が検出した温度の方が低い場合には、三方弁86のBポート86bとCポート86cが連通するように切換える。Bポート86bとCポート86cを連通すると、低温水経路70からの水は、蓄熱槽経路88を流れず、低温水戻り経路87と高温水経路73を流れてシスターン61に戻る。シスターン61に戻った水は、再びシスターン出水経路68に吸込まれる。一方、低温サーミスタ94が検出した温度よりも上部サーミスタ35が検出した温度の方が高い場合には、三方弁86のAポート86aとCポート86cが連通される。Aポート86aとCポート86cが連通すると、低温水経路70からの水は、蓄熱槽経路88を流れる。蓄熱槽経路88を流れる水は、熱交換部88aで蓄熱槽20の上部に貯められている水(温水)によって加熱され、温度が上昇する。温度が上昇した水は、低温水戻り経路87と高温水経路73を流れてシスターン61に戻される。すなわち、蓄熱槽20の上部に貯められている水(温水)が蓄熱槽経路88の熱交換部88aを加熱することができる場合に、蓄熱槽経路88に水が導かれる。
先述のように、発電ユニット110の燃料電池114は発電時に発電熱を発生させる。燃料電池114が過熱されてしまうと燃料電池114が破損するおそれがある。コージェネレーションシステムでは、発電熱は蓄熱槽20内の水を加熱するのに利用される。このため、蓄熱槽20内の貯水の全部が加熱されるまでは、燃料電池が過熱されることはない。しかし、蓄熱槽20内の貯水の全部が過熱されて最大蓄熱量に達し、発電熱回収用循環路128の循環往路128b内の水の温度が熱媒循環経路124内の熱媒の温度より高くなってしまうと、熱交換器118において発電熱を回収することができなくなってしまう。従って、蓄熱余力がなくなった場合、本実施例のコージェネレーションシステムでは、発電ユニット110の運転を停止するか、あるいは、蓄熱を放熱しながら発電ユニット110の運転を継続させるかの何れかを選択する。
本実施例のコージェネレーションシステムにおいて、蓄熱槽20の蓄熱余力がなくなったときの制御について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下で用いる符号は図1で用いた符号に準ずる。
図2の最初のステップS10では、発電ユニット110が運転中であるか否かが判別される。発電運転中であれば、循環ポンプ40が作動して発電熱回収用循環路128内の水が循環しており、蓄熱槽20下部の低温の水が発電ユニット110へ送られ、発電熱で加熱された水が蓄熱槽20上部へ戻される、蓄熱運転が行なわれている。
続いてステップS12に進み、発電熱回収用循環路128の循環往路128bに設けられている往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるか否かが判別される。蓄熱運転が継続されると、蓄熱槽20内の温度成層が徐々に深くなり、やがて蓄熱槽20内の蓄熱量が最大となる。往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるとき(ステップS12でYESであるとき)、蓄熱槽20が最大蓄熱量に達し、蓄熱余力がなくなったとみなし、ステップS14に進む。なお、蓄熱余力がなくなったか否かは、往路サーミスタ44に代えて、蓄熱槽20内の下部サーミスタ36の検出温度によって判別してもよい。
ステップS14では、暖房要求がないかどうかが判別される。暖房要求がなければ(ステップS14でYESであれば)、暖房用の経路を利用して蓄熱の放熱を行う。具体的には、ステップS16に進み、低温水経路70の下流端に設けられている三方弁86のCポート86cとAポート86aが連通され、バイパス熱動弁93が開かれ、暖房ポンプ69が起動され、暖房用燃焼ファン17が起動される。これによって、シスターン56内の水が、バーナ熱交換器60と、バイパス経路92と、低温水経路70と、蓄熱槽経路88と、低温水戻り経路87を通過してシスターン56へ戻る放熱用循環路14が形成される。放熱用循環路14内の水は、蓄熱槽経路88において蓄熱槽20上部の高温水によって加熱される。暖房用バーナ57を燃焼させない状態で暖房用燃焼ファン17を駆動すると、バーナ熱交換器60を通過する温水が大気によって冷却される。即ち、バーナ熱交換器60と暖房用燃焼ファン17を冷却器として利用し、放熱用循環路14によって、蓄熱槽20内の蓄熱をバーナ熱交換器60において放熱することができる。
放熱用循環路14内の温水が冷却されると、ステップS18に進む。ステップS18では、往路サーミスタ44の検出温度が30℃以下となったか否かが判別される。往路サーミスタ44の検出温度が30℃以下となれば(ステップS18でYESとなれば)、蓄熱槽20の蓄熱余力が復活したとみなされる。従って、ステップS20に進んで、バイパス熱動弁93が閉じられ、暖房ポンプ69が停止され、暖房用燃焼ファン17が停止されて、蓄熱の放熱を終了し、処理を終了する。
また、ステップS14で暖房要求があれば(NOであれば)、ステップS22に進む。ステップS22では暖房運転を開始する。暖房運転を行うことによって蓄熱槽20内の蓄熱は利用され、蓄熱槽20内の水温は低下する。そこで、ステップS24に進み、往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるか否かが判別される。暖房運転によって利用する熱量が、発電ユニット110の運転によって発生する発電熱の熱量を下回っていれば、暖房運転によって蓄熱槽20内の蓄熱が利用されても、利用された以上に蓄熱が進む。往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるとき(ステップS24でYESであるとき)、暖房運転によって蓄熱を利用しても蓄熱槽20内の下部の温度が低下していないことから、暖房運転に利用する熱量が発電熱の熱量を下回っており、蓄熱槽20の蓄熱余力がないとみなし、ステップS26に進む。ステップS26では発電ユニット110の運転を停止させる。ステップS28で暖房停止要求があるまで(YESとなるまで)暖房運転を行い、ステップS30で暖房運転を停止して処理を終了する。
ステップS24で、往路サーミスタ44の検出温度が40℃を下回っていれば(NOであれば)、暖房運転に利用する熱量が発電熱の熱量を上回っており、暖房運転で蓄熱が利用されたことによって蓄熱槽20内の下部の温度が低下して蓄熱余力が復活したとみなし、発電ユニット110の運転を継続させながら、ステップS28で暖房運転停止要求があるまで(YESとなるまで)暖房運転を継続させる。
コージェネレーションシステムに配設される発電ユニットは、蓄熱槽内の蓄熱量が最大で蓄熱余力がなく、しかも蓄熱が利用されていないとき、過剰な発電熱による燃料電池の過熱を防止する必要がある。このためには、発電を停止するか、あるいは、発電を継続するのであれば、過剰な発電熱を大気に放熱するかのいずれかを行う。従来のコージェネレーションシステムでは、発電ユニットが放熱手段を備えていなければ、発電を停止するほかなかった。
本実施例のコージェネレーションシステムは、蓄熱槽20内の蓄熱量が最大で蓄熱余力がないとき、バーナ57が非燃焼時であれば、暖房ポンプ69を駆動させて、暖房端末機76をバイパスする暖房用循環経路である放熱用循環路14内の水を循環させる。暖房用燃焼ファン17を駆動させながら放熱用循環路14内の水を循環させると、放熱用循環路14内の水は、蓄熱槽20内を通過する間に蓄熱槽20内の蓄熱によって加熱され、バーナ熱交換器60において冷却される。このため、発電ユニット110に専用の放熱用熱交換器を設けなくても、給湯器22において放熱することができ、蓄熱槽20の蓄熱余力を復活させて発電を継続することが可能となる。
蓄熱を放熱するための放熱用循環路14として暖房用循環経路を流用することによって、コージェネレーションシステムに既存の経路(暖房用循環経路)と暖房用燃焼ファン17を流用して、蓄熱槽20の蓄熱余力を復活させることができる。暖房端末機76をバイパスする循環経路を利用するため、暖房する必要がないにもかかわらず暖房端末機76内の熱交換器76bにおいて放熱してしまう不具合は生じない。また、暖房用循環経路内に水が循環していることによって、暖房用循環経路内の温度が高くなるため、この先、暖房要求があった際に、暖房運転の立ち上がりがよく、エネルギーをより有効利用することができる。
(第2実施例)
本発明のコージェネレーションシステムを具現化した第2実施例を、図面を参照しながら説明する。図3は本実施例に係るコージェネレーションシステムの系統図である。なお、本実施例のコージェネレーションシステムと第1実施例のコージェネレーションシステムに共通する部材については共通の符号を用い、重複説明を省略している。
本実施例のコージェネレーションシステムは、図3に示すように、発電ユニット110と給湯システム210等を備えている。本実施例のコージェネレーションシステムには、給湯のみを行う給湯システムが組込まれている。
給湯システム210は、蓄熱槽220、給湯器222、ミキシングユニット24、これらを連通する複数の経路、コントローラ21等を備えている。
ミキシングユニット24の温水出口24bと給湯器222のバーナ熱交換器52(後述する)は、温水経路251によって接続されている。
給湯器222は、バーナ熱交換器52、バーナ56、燃焼ファン16等を備えている。
バーナ熱交換器52には、温水経路251を経由してミキシングユニット24から水が流入する。ガス燃焼式のバーナ56は、バーナ熱交換器52を加熱する。バーナ熱交換器52の下流側と給湯栓64は、給湯栓経路263によって接続されている。給湯栓64は、浴室、洗面所、台所等に配置されている(図3でも図1と同様に、これら複数の給湯栓64を1つで代表している)。給湯栓経路263には、給湯サーミスタ65が装着されている。給湯サーミスタ65は、バーナ熱交換器52から流出する水の温度を検出する。給湯サーミスタ65の検出信号は、コントローラ21に出力される。
給湯栓経路263の途中から、給湯分岐経路230が分岐している。給湯分岐経路230の下流端には三方弁232が設けられている。
三方弁232は、Aポート232a、Bポート232b、Cポート232cを備えている。三方弁232は、コントローラ21に制御されて、Aポート232aとCポート232cを連通させるか、Bポート232bとCポート232cを連通させるかを切換える。
先述の温水経路251の途中から、バイパス経路252が分岐している。バイパス経路252の下流端は、三方弁232のAポート232aに接続されている。
三方弁232のCポート232cと給水経路226は、給湯循環経路234によって接続されている。給湯循環経路234の途中には逆止弁238と給湯循環ポンプ236が設けられている。なお、給湯循環ポンプ236が逆止機能を持つものであれば、特に逆止弁238を設ける必要はない。給湯循環ポンプ236は、コントローラ21によって制御される。
三方弁232のAポート232aとCポート232cを連通させ、給湯循環ポンプ236を起動させると、蓄熱槽220内の水が、ミキシングユニット24と、バイパス経路252と、給湯循環経路234と、給水経路226を通って蓄熱槽220に戻る循環経路が形成される。給水経路226が凍結するおそれがある深夜等に、蓄熱槽20に残った蓄熱を利用し、この循環経路を循環させることによって、給水経路226の凍結を防止することができる。
本実施例のコージェネレーションシステムにおいても、蓄熱槽220内の蓄熱余力がなくなると、燃料電池118の過熱を防止するため、発電ユニット110の運転を停止するか、あるいは、蓄熱を放熱しながら発電ユニット110の運転を継続させるかの何れかを選択する。
本実施例のコージェネレーションシステムにおいて、蓄熱槽220の蓄熱余力がなくなったときの制御について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下で用いる符号は図3で用いた符号に準ずる。
図4の最初のステップS40では、発電ユニット110が運転中であるか否かが判別される。発電運転中であれば、循環ポンプ40が作動して発電熱回収用循環路128内の水が循環しており、蓄熱槽220下部の低温水が発電ユニット110へ送られ、発電熱で加熱された水が蓄熱槽220上部へ戻される、蓄熱運転が行なわれている。
続いてステップS42に進み、発電熱回収用循環路128の循環往路128bに設けられている往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるか否かが判別される。蓄熱運転が継続されると、蓄熱槽220内の温度成層が徐々に深くなり、やがて蓄熱槽220内の蓄熱量が最大となる。往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるとき(ステップS42でYESであるとき)、蓄熱槽220が最大蓄熱量に達し、蓄熱余力がなくなったとみなし、ステップS44に進む。なお、蓄熱余力がなくなったか否かは、往路サーミスタ44に代えて、蓄熱槽20内の下部サーミスタ36の検出温度によって判別してもよい。
ステップS44では、給湯要求がないかどうかが判別される。給湯要求がなければ(ステップS44でYESであれば)、給湯用の経路を利用して蓄熱の放熱を行う。具体的には、ステップS46に進み、給湯分岐経路230の下流端に設けられている三方弁232のBポート232bとCポート232cが連通され、給湯循環ポンプ236が起動され、給湯用燃焼ファン16が起動される。これによって、蓄熱槽220内の水が、ミキシングユニット24と、バーナ熱交換器52と、給湯循環経路234と、給水経路226を通過して蓄熱槽220へ戻る放熱用循環路240が形成される。給湯用バーナ56を燃焼させない状態で給湯用燃焼ファン16を駆動すると、バーナ熱交換器52を通過する温水が大気によって冷却される。即ち、バーナ熱交換器52と暖房用燃焼ファン17を冷却器として利用し、放熱用循環路240によって、蓄熱槽220内の蓄熱をバーナ熱交換器52において放熱することができる。
放熱用循環路240内の温水が冷却されると、ステップS48に進む。ステップS48では、往路サーミスタ44の検出温度が30℃以下となったか否かが判別される。往路サーミスタ44の検出温度が30℃以下となれば(ステップS48でYESとなれば)、蓄熱槽220内の蓄熱余力が復活したとみなされる。従って、ステップS50に進んで、給湯循環ポンプ236が停止され、給湯用燃焼ファン16が停止されて、蓄熱の放熱を終了し、処理を終了する。
また、ステップS44で給湯要求があれば(NOであれば)、ステップS52に進む。ステップS52では給湯運転を開始する。給湯運転を行うことによって蓄熱槽20内の蓄熱は利用され、蓄熱槽220内の水温は低下する。そこで、ステップS54に進み、往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるか否かが判別される。給湯運転によって利用する熱量が、発電ユニット110の運転によって発生する発電熱の熱量を下回っていれば、給湯運転によって蓄熱槽220内の蓄熱が利用されても、利用された以上に蓄熱が進む。往路サーミスタ44の検出温度が40℃以上であるとき(ステップS54でYESであるとき)、給湯運転によって蓄熱を利用しても蓄熱槽220内の下部の温度が低下していないことから、給湯運転に利用する熱量が発電熱の熱量を下回っており、蓄熱槽220の蓄熱余力がないみなし、ステップS56に進む。ステップS56では発電ユニット110の運転を停止させる。ステップS58で給湯停止要求があるまで(YESとなるまで)給湯運転を行い、ステップS60で給湯運転を停止して処理を終了する。
ステップS54で、往路サーミスタ44の検出温度が40℃を下回っていれば(NOであれば)、給湯運転に利用する熱量が発電熱の熱量を上回っており、給湯運転で蓄熱が利用されたことによって蓄熱槽220内の下部の温度が低下して蓄熱余力が復活したとみなし、発電ユニット110の運転を継続させながら、ステップS58で給湯運転停止要求があるまで(YESとなるまで)給湯運転を継続させる。
本実施例のコージェネレーションシステムは、蓄熱槽220内の蓄熱量が最大で蓄熱余力がないとき、バーナ56が非燃焼時であれば、循環ポンプ236を駆動させて、放熱用循環路240内の水を循環させる。給湯用燃焼ファン16を駆動させながら放熱用循環路240内の水を循環させると、バーナ熱交換器52において冷却される。このため、発電ユニット110に専用の放熱用熱交換器を設けなくても、給湯器22において放熱することができ、蓄熱槽220の蓄熱余力を復活させて発電を継続することが可能となる。
蓄熱を放熱するための循環経路として、給湯経路の一部を兼用する放熱用循環路240を利用することによって、コージェネレーションシステムに既存の経路(給湯栓経路63等)と給湯用燃焼ファン16を流用して、蓄熱槽220の蓄熱余力を復活させることができる。また、給湯経路の一部に水が循環していることによって、給湯経路内の温度が高くなるため、この先、給湯要求があった際に、速やかに給湯温度を設定温度まで上昇させることができ、エネルギーをより有効利用することができる。
コージェネレーションシステムでは、蓄熱槽に貯湯されていた温水を使い切っても給湯運転を継続できるようにするために、蓄熱槽から送出される水を必要に応じて加熱して温水必要箇所に供給する給湯器を利用する。本発明では、給湯器が内蔵している熱交換器と送風ファンを冷却器として利用することができることに着目し、その機能を利用して蓄熱槽に貯湯されている水の温度を下げる。給湯器という必要な機器を流用し、蓄熱槽から送出される水の温度を低下させることができ、発電ユニットを冷却することができることから、極めて無駄なく合理的な機器利用法であるということができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例のコージェネレーションシステムの系統図。 同実施例において最大蓄熱量となったときの制御を示すフローチャート。 第2実施例のコージェネレーションシステムの系統図。 同実施例において最大蓄熱量となったときの制御を示すフローチャート。
符号の説明
10:給湯システム
14:放熱用循環路
16:給湯用燃焼ファン
17:暖房用燃焼ファン
20:蓄熱槽、20a:出口部
21:コントローラ
22:給湯器
23:リモコン
24:ミキシングユニット、24a:給水入口、24b:温水出口24c:温水入口
25:湯張り経路
26:給水経路、26a:入口
27:注湯弁
28:減圧弁
30:ミキシングユニット給水経路
31:リリーフ弁
32:圧力開放経路、32a:一端、32b:他端
33:排水経路
34:排水弁
35:上部サーミスタ
36:下部サーミスタ
40:循環ポンプ
42:温水経路
44:往路サーミスタ
45:復路サーミスタ
47:第2水量センサ
48:給水サーミスタ
50:温水サーミスタ
51:温水経路
52:バーナ熱交換器
54:混合水サーミスタ
55:ハイカットサーミスタ
56、57:バーナ
58:追焚き熱交換器
59:補給水弁
60:バーナ熱交換器
61:シスターン
62:シスターン入水経路
63:給湯栓経路
64:給湯栓
65:給湯サーミスタ
66:水位電極、66a:ハイレベルスイッチ、66b:ローレベルスイッチ
67:第1水量センサ
68:シスターン出水経路
69:暖房ポンプ
70:低温水経路
71:バーナ上流経路
72:暖房低温サーミスタ
73:高温水経路
74:暖房高温サーミスタ
75:暖房端末熱動弁
76:暖房端末機、76a:操作スイッチ、76b:熱交換器
77:追焚き経路
78:追焚き熱動弁
79:浴槽、79a:吸出口、79b:供給口
80:風呂循環経路
81:風呂水位センサ
82:風呂循環ポンプ
83:湯張り量センサ
84:風呂水流スイッチ
85:風呂サーミスタ
86:三方弁、86a:Aポート、86b:Bポート、86c:Cポート
87:低温水戻り経路
88:蓄熱槽経路、88a:熱交換部
89:低温戻りサーミスタ
90:床暖房熱動弁
91:床暖房機
92:バイパス経路
93:バイパス熱動弁
94:低温サーミスタ
110:発電ユニット
112:改質器
114:燃料電池
116:熱交換器
118:熱交換器
121:水素ガス供給経路
124:熱媒循環経路
125:リザーブタンク
126:燃焼ガス経路
127:熱媒ポンプ
128:発電熱回収用循環路、128a:循環復路、128b:循環往路
131:バーナ
210:給湯システム
220:蓄熱槽
222:給湯器
226:給水経路
230:給湯分岐経路
232:三方弁、232a:Aポート、232b:Bポート、232c:Cポート
234:給湯循環経路
236:給湯循環ポンプ
238:逆止弁
240:放熱用循環路
251:温水経路
252:バイパス経路
263:給湯栓経路

Claims (2)

  1. 発電に伴って発電熱を発生する発電ユニットと、
    温水を貯える蓄熱槽と、
    蓄熱槽から水を送り、発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻す発電熱回収用循環路と、
    蓄熱槽から発電熱回収用循環路に送出される水の温度を計測する温度検出手段と、
    バーナと、通過する水と燃焼ガスの間で熱交換する熱交換器と、バーナと熱交換器に送風するファンを内蔵し、熱交換器を通過する水を必要に応じて加熱する給湯器と、
    蓄熱槽に貯められている水を、給湯器の熱交換器を経て、給湯栓に送る温水経路と、
    温水経路によって蓄熱槽に貯められている水が給湯栓に送られたときに、蓄熱槽内に水道水を供給する給水経路と、
    蓄熱槽から水を送り、給湯器の熱交換器を経て、蓄熱槽に戻す冷却用循環路と、
    冷却用循環路の水を循環させる循環ポンプと、
    発電ユニットが発電運転中であり、前記温度検出手段の検出値が所定値以上であり、給湯栓が閉じているときに前記循環ポンプとファンを駆動し、発電ユニットが発電運転中であり、前記温度検出手段の検出値が所定値以上であり、給湯栓が開いているときに前記循環ポンプとファンを停止する制御手段と、
    を備えており、
    前記温水経路が、前記発電熱回収用循環路から独立して形成されている、
    ことを特徴とするコージェネレーションシステム
  2. 発電に伴って発電熱を発生する発電ユニットと、
    温水を貯える蓄熱槽と、
    蓄熱槽から水を送り、発電熱で加熱された水を蓄熱槽に戻す発電熱回収用循環路と、
    蓄熱槽から発電熱回収用循環路に送出される水の温度を計測する温度検出手段と、
    シスターンと、
    上流端と下流端がシスターンに接続されているとともに蓄熱槽を通過する低温水経路と、
    低温水経路の蓄熱槽より上流側に介装されており、低温水経路内の温水を利用して暖房する暖房機と、
    バーナと、通過する水と燃焼ガスの間で熱交換する熱交換器と、バーナと熱交換器に送風するファンを内蔵し、熱交換器を通過する水を必要に応じて加熱する給湯器と、
    上流端と下流端がシスターンに接続されているとともに給湯器の熱交換器を通過する高温水経路と、
    高温水経路の給湯器より下流側に介装されており、高温水経路内の温水を利用して暖房する暖房端末機と、
    給湯器より下流側かつ暖房端末機より上流側の高温水経路と、暖房機より下流側かつ蓄熱槽より上流側の低温水経路とを接続するバイパス経路と、
    制御手段とを備えており、
    前記低温水経路、前記高温水経路及び前記バイパス経路が、前記発電熱回収用循環路から独立して形成されており、
    前記制御手段が、
    発電ユニットが発電運転中であり、前記温度検出手段の検出値が所定値以上であり、暖房要求がないときには、前記ファンを駆動するとともに、シスターンから高温水経路の上流部、バイパス経路、及び、低温水経路の下流部を経てシスターンに至る放熱用循環路内に水を循環させ、
    発電ユニットが発電運転中であり、前記温度検出手段の検出値が所定値以上であり、暖房要求があるときには、低温水経路内に水を循環させて暖房機を作動させることを特徴とするコージェネレーションシステム。
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