JP5175124B2 - 貯湯式給湯システム - Google Patents

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本発明は、貯湯式給湯システムに関するものである。特に、貯湯タンクに貯められている温水を給湯前に殺菌可能な貯湯式給湯システムに関するものである。
貯湯タンクに貯められている温水を、給湯箇所に給湯する貯湯式の給湯システムが知られている。貯湯タンクに貯えられている温水が長時間消費されないと、貯湯されている温水の温度が低下し、温水中にレジオネラ菌等の雑菌が繁殖することがある。その場合には、貯湯タンクに貯められている温水を殺菌してから給湯しなければならない。貯湯タンクの温水を殺菌するためには、バーナやヒートポンプ等の熱源機を用いて、貯湯タンクの温水を沸かし上げる必要がある。
特許文献1には、使用者が長期にわたって不在であると判断された場合に、貯湯タンク全体の温水の沸かし上げを行う技術が開示されている。特許文献1の技術では、貯湯タンク全体の温水の沸かし上げが完了するまで、貯湯タンクからの出湯を禁止する。これによって、雑菌が繁殖しているおそれのある湯が給湯されることを防止している。
特開2004−263912号公報
特許文献1の技術では、貯湯タンク全体の温水の沸かし上げが完了するまでの間、貯湯タンクからの出湯を禁止することとなる。貯湯タンク全体の温水を沸かし上げるにはある程度の時間を必要とし、この間は高温の温水を給湯することができなくなってしまう。貯湯タンク全体の温水の沸かし上げが完了するまで、給湯栓には低温の水しか供給されず、使用者の利便性を損なうことになってしまう。
本発明は上記課題を解決する。本発明は使用者の利便性を損なうことなく、雑菌が繁殖しているおそれのある湯が給湯されることを防止することができる技術を提供する。
本発明は貯湯式の給湯システムとして具現化される。その貯湯式給湯システムは、給湯時に上部から出湯する貯湯タンクと、水を加熱する熱源機と、貯湯タンクの中間部から熱源機へ水を送る第1循環往路と、貯湯タンクの下部から熱源機へ水を送る第2循環往路と、第1循環往路と第2循環往路を選択的に切り替える切替手段と、熱源機から貯湯タンクの上部へ水を送る循環復路と、貯湯タンクと熱源機の間で水を循環させるポンプを備えている。その貯湯式給湯システムは、給湯をしていない期間において、定期的に、貯湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げて貯湯タンクの上部の水の殺菌を行うことを特徴とする。
上記の給湯システムでは、貯湯タンクからの給湯をしていない期間がしばらく続くと、貯湯タンクの水に雑菌が繁殖しているおそれがあると判断して、貯湯タンクの水の沸かし上げを行う。この際に、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げるのではなく、貯湯タンクの上部の水のみを部分的に沸かし上げる。貯湯タンクの内部には温度成層が形成されるので、貯湯タンクの上部の水を沸かし上げておけば、その後の給湯において雑菌が繁殖しているおそれのある温水が給湯されることを防ぐことができる。貯湯タンクの上部の水のみを部分的に沸かし上げる場合、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げる場合と比べて、短時間で沸かし上げを行うことができるので、貯湯タンクからの出湯を禁止する期間が短くなり、使用者の利便性が向上する。
上記の貯湯式給湯システムは、貯湯タンクの下部から熱源機へ水を送る第2循環往路と、第1循環往路と第2循環往路を選択的に切り替える切替手段をさらに備えており、貯湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げた後、使用者が在宅していると判断された場合に、第2循環往路に切り替えてポンプを駆動しながら熱源機による加熱を行うことで、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げることが好ましい。
使用者が在宅している場合には、その後に給湯栓への給湯や風呂の湯張りなどが行われる可能性があり、貯湯タンクの上部の水を使い切って下部の水も出湯する可能性がある。上記の給湯システムによれば、貯湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げた後、使用者が在宅していると判断される場合に、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げる。この際には、貯湯タンクの上部の水はすでに部分的な沸かし上げによって殺菌がなされているため、貯湯タンクからの出湯を禁止することなく、貯湯タンクの全体の水の沸かし上げを行うことができる。使用者の利便性を損なうことなく、雑菌が繁殖しているおそれのある温水が給湯されることを確実に防止することができる。
上記の貯湯式給湯システムは、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げた後に、ポンプの駆動と熱源機による加熱を継続しながら、貯湯タンクの水を循環させる他の循環経路でも貯湯タンクの水を循環させることが好ましい。
一般に、貯湯タンクには、熱源機との間で水を循環する経路とは別に、他の循環経路が接続していることがある。例えば、コージェネレーションシステムであれば、発電ユニットとの間で水を循環させる循環経路が貯湯タンクに接続している。また、給湯暖房システムであれば、暖房の熱源として貯湯タンクの水を利用するための循環経路が接続している。このようなシステムにおいては、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げたとしても、その後に他の循環経路で水を循環させたときに、その循環経路に滞留していた水が貯湯タンクへ流れ込むことになる。他の循環経路に滞留していた水についても、雑菌が繁殖しているおそれがあるから、これらの循環経路の水についても殺菌することが望ましい。上記の給湯システムによれば、他の循環経路に滞留していた水についても殺菌することができる。雑菌が繁殖しているおそれのある温水が給湯されることを確実に防止することができる。
本発明の貯湯式給湯システムによれば、使用者の利便性を損なうことなく、雑菌が繁殖しているおそれのある湯が給湯されることを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1)貯湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げている間は、貯湯タンクからの出湯を禁止する。
(形態2)貯湯タンクの全体の水を沸かし上げている間は、貯湯タンクからの出湯を禁止しない。
本発明を具現化した一実施例を図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施例のコージェネレーションシステム2は、発電ユニット150、給湯ユニット10、熱負荷108を備えている。
発電ユニット150は、燃料電池(図示省略)、改質器(図示省略)、熱媒循環経路152、熱回収用熱交換器154を備えている。燃料電池は、改質器で生成される水素ガスを空気中の酸素と反応させて発電を行う。発電に伴って発電熱が発生し、発電熱によって熱媒循環経路152内の熱媒が加熱される。熱媒循環経路152内の熱媒の熱は熱回収用熱交換器154に入力される。
給湯ユニット10は、貯湯部12、バーナ部68、暖房用熱交換器114、風呂用熱交換器124、各種流路、コントローラ146等を備えている。
コントローラ146は、制御プログラムを記憶している。コントローラ146には、リモコン148の操作信号と、以下で説明する各種流量センサの検出信号と各種サーミスタの検出信号等が入力される。リモコン148は、浴室、洗面所、台所等にそれぞれ配設されている。コントローラ146は、入力された信号を制御プログラムで処理し、以下で説明する各種ポンプ、各種弁、バーナ等を制御する。
貯湯部12は、貯湯タンク14、タンク上部サーミスタ15、第1タンクサーミスタ16、第2タンクサーミスタ18、第3タンクサーミスタ20、第4タンクサーミスタ22を備えている。タンク上部サーミスタ15は貯湯タンク14の頂部から内部に差し込まれており、貯湯タンク14の頂部から5リットルの位置の温水の温度を直接検出する。第1タンクサーミスタ16、第2タンクサーミスタ18、第3タンクサーミスタ20、第4タンクサーミスタ22は、貯湯タンク14の外側壁面に設けられており、それぞれ貯湯槽の頂部から45リットル、85リットル、125リットル、165リットルの位置の温水の温度を検出する。タンク上部サーミスタ15および第1タンクサーミスタ16、第2タンクサーミスタ18、第3タンクサーミスタ20、第4タンクサーミスタ22の検出信号はコントローラ146に出力される。
貯湯タンク14の底部には、貯湯タンク14に水道水を給水する給水経路24が接続されている。給水経路24には、減圧弁26、給水サーミスタ28、給水量センサ30、給水量サーボ32、混合サーボ34が介装されている。減圧弁26は、給水経路24の上流端近傍に配置されている。減圧弁26は給水圧力を調整するものであり、減圧弁26の下流側圧力が低下すると開き、圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、貯湯タンク14内の温水が減少したり、後述する混合サーボ34が開いたりすると、減圧弁26の作用によって水道水が給水される。給水サーミスタ28は、給水される水道水の温度を検出する。給水量センサ30は、給水される水道水の流量を検出する。給水サーミスタ28の検出信号と給水量センサ30の検出信号はコントローラ146に出力される。給水量サーボ32と混合サーボ34は、いずれもステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。給水量サーボ32は、給水される水道水の流量を調整する。給水量サーボ32の開度はコントローラ146によって制御される。混合サーボ34は、給水経路24と混合経路36の接続部に配置されている。混合サーボ34については後で詳述する。
給水経路24の混合サーボ34の下流側に排水経路38が接続されている。排水経路38の他端は圧力開放経路42に接続されている。圧力開放経路42はコージェネレーションシステムの外部に開放されている。排水経路38には排水弁40が介装されている。排水弁40の開閉は手動で行う。排水弁40が開かれると、貯湯タンク14内の温水が排水経路38と圧力開放経路42を経て排水される。
貯湯タンク14の頂部には、貯湯タンク14内の温水を給湯栓44に給湯する給湯経路46が接続されている。給湯栓44は、浴室、洗面所、台所等にそれぞれ配設されている。給湯経路46には、圧力逃し弁48、温水電磁弁50、高温サーミスタ52、給湯サーミスタ54が介装されている。また、給湯経路46には、先述の混合経路36が接続されている。混合経路36は、温水電磁弁50の下流側であり、かつ高温サーミスタ52と給湯サーミスタ54の間に接続されている。
圧力逃し弁48は圧力開放経路42と接続されている。温水電磁弁50は、給湯が開始されると開かれ、給湯が終了すると閉じられる。給湯が開始されたか否かは、給水量センサ30の検出流量に基づいてコントローラ146によって判断される。高温サーミスタ52は、貯湯タンク14から送り出された温水の温度を検出する。給湯サーミスタ54は、給湯経路46からの温水と混合経路36からの水道水との混合水の温度を検出する。高温サーミスタ52と給湯サーミスタ54の検出信号はコントローラ146に出力される。給湯経路46からの温水と混合経路36からの水道水との混合比は、混合サーボ34の開度によって調整される。混合サーボ34の開度を調整することによって給湯温度を調温することができる。混合サーボ34の開度は、給水サーミスタ28の検出温度と給湯サーミスタ54の検出温度に基づいてコントローラ146によって指示される。
貯湯タンク14と発電ユニット150は熱回収循環経路56によって接続されている。熱回収循環経路56は熱回収用熱交換器154を通過するように配設されている。熱回収循環経路56は、貯湯タンク14から熱回収用熱交換器154へ向かう経路が熱回収循環往路56aであり、熱回収用熱交換器154から貯湯タンク14へ向かう経路が熱回収循環復路56bである。
熱回収循環往路56aは貯湯タンク14の底部と熱回収用熱交換器154の上流端を接続している。熱回収循環往路56aには熱回収循環ポンプ58と循環往路サーミスタ60が介装されている。熱回収循環ポンプ58は熱回収循環経路56内の温水を循環させる。熱回収循環ポンプ58は、発電運転中や熱回収循環経路56内の温水の凍結防止運転中に駆動される。熱回収循環ポンプ58の駆動はコントローラ146によって制御される。循環往路サーミスタ60は、貯湯タンク14の近傍に配置されて、貯湯タンク14から送り出される温水の温度を検出する。循環往路サーミスタ60の検出信号はコントローラ146に出力される。
熱回収循環復路56bは熱回収用熱交換器154の下流端と貯湯タンク14の頂部を接続している。熱回収循環復路56bには循環復路サーミスタ62と熱回収三方弁64が介装されている。循環復路サーミスタ62は熱回収三方弁64の上流側に配置されて、熱回収用熱交換器154を通過した後の温水の温度を検出する。循環復路サーミスタ62の検出信号はコントローラ146に出力される。熱回収三方弁64は入口64aと2つの出口64b、64cを有している。熱回収循環復路56bの上流側部分が入口64aに接続されており、熱回収循環復路56bの下流側部分が出口64cに接続されている。熱回収三方弁64の出口64bにはタンクバイパス経路66の一端が接続されている。タンクバイパス経路66の他端は熱回収循環往路56aの途中に接続されている。熱回収三方弁64の入口64aと出口64cが連通すると、発電ユニット150と貯湯タンク14を経由する循環経路が形成され、熱回収三方弁64の入口64aと出口64bが連通すると、発電ユニット150を経由して貯湯タンク14をバイパスする循環経路が形成される。熱回収三方弁64の切換えはコントローラ146によって制御される。
バーナ部68は、バーナ70、潜熱熱交換器72、顕熱熱交換器74を備えている。バーナ70は、ガスを燃料として燃焼する。バーナ70で発生する燃焼排ガスの熱によって潜熱熱交換器72内の温水が予備加熱される。このときの燃焼排ガスの温度低下によって燃焼排ガス中の水蒸気が凝縮し、窒素酸化物が溶け込んだ酸性ドレンが生成される。潜熱熱交換器72で予備加熱された温水は、顕熱熱交換器74でバーナ70の燃焼熱によって再加熱される。
潜熱熱交換器72には、ドレンを排出又は回収するためのドレン経路92が接続されている。ドレン経路92は、圧力開放経路42に接続されている。ドレン経路92には、中和器94が介装されている。中和器94内には炭酸カルシウムが充填されている。酸性のドレンは、中和器94内を通過する間に、炭酸カルシウムによってpH6から7に中和される。ドレン経路92の中和器94の下流側には、オーバーフロー経路98が接続している。オーバーフロー経路98の他端はシスターン100に接続されており、シスターン100内の温水が所定の水位を超える場合に、その所定の水位を超える分の温水をシスターン100から排出する。
貯湯タンク14とバーナ部68はバーナ循環経路76によって接続されている。バーナ循環経路76は、バーナ部68内の潜熱熱交換器72と顕熱熱交換器74を順に通過するように配設されている。バーナ循環経路76は、貯湯タンク14からバーナ部68へ向かう経路がバーナ循環往路76aであり、バーナ部68から貯湯タンク14へ向かう経路がバーナ循環復路76bである。
バーナ循環往路76aは、貯湯タンク14の中間部(タンク上部サーミスタ15と第1タンクサーミスタ16との中間)に接続する第1バーナ循環往路77と、貯湯タンク14の下部に連通する給水経路24と接続する第2バーナ循環往路79と、第1バーナ循環往路77と第2バーナ循環往路79が合流する個所に設けられたバーナ循環三方弁78を備えている。バーナ循環三方弁78は2つの入口78a,78bと出口78cを有している。バーナ循環三方弁78の入口78aには第2バーナ循環往路79の一端が接続されている。バーナ循環三方弁78の入口78bには第1バーナ循環往路77の一端が接続されている。バーナ循環三方弁78の出口78cは潜熱熱交換器72の上流端に連通している。バーナ循環三方弁78の入口78aと出口78cが連通すると、貯湯タンク14の下部からバーナ部68に向かう経路が形成され、バーナ循環三方弁78の入口78bと出口78cが連通すると、貯湯タンク14の中間部からバーナ部68に向かう経路が形成される。バーナ循環三方弁78の切換えはコントローラ146によって制御される。
バーナ循環往路76aのバーナ循環三方弁78よりも下流側には、バーナ循環ポンプ80、バーナ循環水量センサ82、バーナ循環水量サーボ84、バーナ入口サーミスタ83が介装されている。バーナ循環ポンプ80はバーナ循環経路76内で温水を循環させる。バーナ循環ポンプ80の駆動はコントローラ146によって制御される。バーナ循環水量センサ82は、バーナ循環経路76内の温水の流量を検出する。バーナ循環水量センサ82の検出信号はコントローラ146に出力される。バーナ循環水量サーボ84はステッピングモータを内蔵しており、これが駆動されることによって開度が調整されて流量を変化させる。バーナ循環水量サーボ84は、バーナ循環経路76内の温水の流量を調整する。バーナ循環水量サーボ84の開度はコントローラ146によって制御される。バーナ入口サーミスタ83は、バーナ部68に流入する温水の温度を検出する。バーナ入口サーミスタ83の検出信号はコントローラ146に出力される。
バーナ循環復路76bのバーナ部68の出口近傍にはバーナ出口サーミスタ88が介装されている。バーナ出口サーミスタ88は、バーナ部68を通過した後の温水の温度を検出する。バーナ循環復路76bは、バーナ出口サーミスタ88よりも下流で、暖房バイパス経路172と、暖房熱交換経路174に分岐している。暖房バイパス経路172は貯湯タンク14の頂部に接続している。暖房熱交換経路174は暖房用熱交換器114を経由して暖房バイパス経路172に合流する。暖房用熱交換器114には暖房熱交換経路174内の温水の熱が入力される。暖房熱交換経路174には熱交換器出口サーミスタ90が介装されている。熱交換器出口サーミスタ90は、暖房用熱交換器114の下流側に配置されて、暖房用熱交換器114を通過した後の温水の温度を検出する。バーナ出口サーミスタ88の検出信号と熱交換器出口サーミスタ90の検出信号はコントローラ146に出力される。
暖房熱交換経路174の熱交換器出口サーミスタ90よりも下流に、第2タンクバイパス経路166の一端が接続している。第2タンクバイパス経路166の他端は、バーナ循環往路76aのバーナ循環三方弁78とバーナ循環ポンプ80の間に接続している。
暖房熱交換経路174の熱交換器出口サーミスタ90よりも下流に、第2バーナ循環復路168の一端が接続している。第2バーナ循環復路168の他端は、貯湯タンク14の下部に接続している。
暖房バイパス経路172には、第1制御弁170が設けられている。暖房熱交換経路174の第2バーナ循環復路168および第2タンクバイパス経路166の接続個所よりも下流には、第2制御弁160が設けられている。第2タンクバイパス経路166には、第3制御弁162が設けられている。第2バーナ循環復路168には、第4制御弁164が設けられている。第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164の開閉は、コントローラ146によって制御される。第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164の何れかが開いた状態でバーナ循環ポンプ80を駆動することで、バーナ循環経路76を温水が循環する。
給湯経路46からは、シスターン給水経路102が分岐している。シスターン給水経路102には、負圧弁104、シスターン給水弁106が介装されている。負圧弁104は、断水時等で給水経路24が負圧になったときに開かれ、大気を吸引して貯湯タンク14の負圧による破損を防止する。シスターン給水弁106は、シスターン100に貯湯タンク14からの温水を給水するときに開かれる。シスターン100内の温水は図示しない水位センサによって水位が監視されている。シスターン100内の温水の水位が、所定の水位範囲内であるときにはシスターン給水弁106は閉じられており、所定の水位範囲を逸脱したことが判別されるとシスターン給水弁106が開かれる。シスターン給水弁106の開閉はコントローラ146によって制御される。
本実施例では、熱負荷108は暖房装置、風呂装置、給湯装置を有している。暖房装置の端末機としては、エアコンと床暖房機を有している。図1中では、エアコンと床暖房機を暖房端末機110として示している。シスターン100と暖房端末機110は暖房循環経路112によって接続されている。暖房循環経路112は、シスターン100から暖房端末機110へ向かう経路が暖房循環往路112aであり、暖房端末機110からシスターン100へ向かう経路が暖房循環復路112bである。暖房循環往路112aは暖房用熱交換器114を通過するように配設されている。暖房循環往路112aには、暖房循環ポンプ116、暖房循環サーミスタ118が介装されている。暖房循環ポンプ116は、暖房循環経路112内の温水を循環させる。暖房循環ポンプ116は、リモコン148のスイッチの操作に伴って駆動される。暖房循環ポンプ116の駆動はコントローラ146によって制御される。暖房循環サーミスタ118は、暖房用熱交換器114の下流側に配置されて、暖房用熱交換器114を通過した後の温水の温度を検出する。暖房循環サーミスタ118の検出信号はコントローラ146に出力される。暖房端末機110内の暖房循環経路112には暖房熱動弁120が介装されている。暖房熱動弁120は、リモコン148のスイッチの操作に伴って開閉する。暖房熱動弁120の開閉はコントローラ146によって制御される。
暖房循環往路112aの暖房用熱交換器114の下流側であり、かつ暖房循環サーミスタ118の下流側からは、追焚き経路122が分岐している。追焚き経路122の下流端は暖房循環復路112bのシスターン100近傍に接続されている。追焚き経路122は風呂用熱交換器124を通過するように配設されている。暖房循環往路112a内の温水の熱は、風呂用熱交換器124に入力される。追焚き経路122には、追焚き熱動弁126が介装されている。追焚き熱動弁126は、風呂の追焚きスイッチの操作に伴って開閉する。追焚き熱動弁126の開閉はコントローラ146によって制御される。
風呂の浴槽128には風呂循環経路130が接続されている。風呂循環経路130は、風呂用熱交換器124を通過するように配設されている。風呂循環経路130は、浴槽128から風呂用熱交換器124へ向かう経路が風呂循環往路130aであり、風呂用熱交換器124から浴槽128へ向かう経路が風呂循環復路130bである。風呂循環往路130aには、風呂水位センサ132、風呂循環ポンプ134、風呂水流スイッチ136、風呂循環サーミスタ138が介装されている。風呂水位センサ132は、風呂循環経路130内の温水の水圧を検出する。風呂水位センサ132の検出信号はコントローラ146に出力される。風呂水位センサ132によって検出される水圧は、浴槽128内の温水の水位を推定するために利用される。風呂循環ポンプ134は、風呂循環経路130内の温水を循環させる。風呂循環ポンプ134は、リモコン148のスイッチの操作に伴って駆動される。風呂循環ポンプ134の駆動はコントローラ146によって制御される。風呂水流スイッチ136は、風呂循環経路130内を温水が流れるとオンとなる。風呂水流スイッチ136のオンオフ信号はコントローラ146に出力される。風呂循環サーミスタ138は、風呂用熱交換器124の上流側に配置されて、風呂用熱交換器124に入水する温水の温度を検出する。風呂循環サーミスタ138の検出信号はコントローラ146に出力される。
給湯経路46と風呂循環経路130は、湯張り経路140によって接続されている。湯張り経路140の上流端は給湯経路46の給湯サーミスタ54の下流側に接続されており、湯張り経路140の下流端は風呂循環経路130の風呂循環往路130aの風呂循環ポンプ134と風呂水流スイッチ136との間に接続されている。湯張り経路140には、湯張り量センサ142、注湯電磁弁144が介装されている。湯張り量センサ142は、湯張り経路140を通過する温水の流量を検出する。湯張り量センサ142の検出信号はコントローラ146に出力される。注湯電磁弁144は、リモコン148のスイッチの操作や浴槽128内の温水の水位によって開閉する。注湯電磁弁144の開閉はコントローラ146によって制御される。
リモコン148のスイッチの操作によって給湯ユニット10の電源が投入されると、給湯ユニット10は以下に説明する発電熱回収運転、給湯準備運転、給湯運転、暖房運転、風呂湯張り運転、風呂追焚き運転、部分沸かし上げ運転、全体沸かし上げ運転等の各種運転を行う。
(発電熱回収運転)
発電熱回収運転の概略について説明する。発電ユニット150において発電運転が行われると、熱媒循環経路152内の熱媒が循環し、熱回収用熱交換器154に発電熱が入力される。給湯ユニット10では、熱回収循環ポンプ58が駆動され、貯湯タンク14内の温水が、貯湯タンク14の底部から熱回収循環往路56aへ吸い出される。熱回収循環往路56a内の温水は、熱回収用熱交換器154へ流入して加熱される。加熱された温水は熱回収循環復路56bを経て貯湯タンク14の頂部へ戻される。これによって、発電ユニット150において発電に伴って発生する発電熱が貯湯タンク14内へ回収されて蓄熱される。
(給湯準備運転)
給湯準備運転について、図2のフローチャートを用いて説明する。給湯準備運転は、給湯運転や風呂の湯張り運転を行っていない状況において、タンク上部サーミスタ15の検出温度が給湯設定温度+5℃を下回った場合に開始される。
ステップS202では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度を超えているか否かを判断する。バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度を超えている場合(YESの場合)、ステップS204へ進んで、第1制御弁170を開いて第4制御弁164を閉じる。バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度以下の場合(NOの場合)、ステップS206へ進んで、第4制御弁164を開いて第1制御弁170を閉じる。
ステップS208では、バーナ循環三方弁78を、入口78bと出口78cを連通して入口78aを非連通とする状態に切り替える。
ステップS210では、バーナ循環ポンプ80を駆動する。貯湯タンク14の中間部から温水が吸い出されて、バーナ循環経路76内を温水が循環し始める。バーナ循環ポンプ80を駆動する前からバーナ循環経路76内に高温の温水が滞留していた場合には、ステップS204で第1制御弁170が開かれているので、その温水は貯湯タンク14の上部に流入する。バーナ循環経路76内に低温の温水が滞留していた場合には、ステップS206で第4制御弁164が開かれているので、その温水は貯湯タンク14の下部に流入する。
ステップS212では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が2.7リットル/min以上となるまで待機する。
ステップS214では、バーナ70を点火して燃焼させる。これによって、バーナ循環経路76を循環する温水の加熱が開始される。
ステップS216では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が3リットル/minとなるように、バーナ循環水量サーボ84の開度を調整する。ステップS216の制御によってバーナ循環経路76を循環する流量は、後述する給湯運転においてバーナ循環経路76を循環する流量に比べて小さい。このような小流量でバーナ循環経路76を循環させることで、貯湯タンク14に形成されている温度成層を崩すことなく、貯湯タンク14の上部の温水を昇温することができる。
ステップS218では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が72℃となるようにバーナ70の燃焼量が制御される。
ステップS220では、第1制御弁170が閉じられ第4制御弁164が開かれている場合に、第1制御弁170を開いて、第4制御弁164を閉じる。貯湯タンク14の中間部から吸い出された温水は、バーナ部68で72℃に加熱されて、貯湯タンク14の上部に戻される。
ステップS222では、タンク上部サーミスタ15で検出される温度が65℃に達したか否かを判断する。タンク上部サーミスタ15で検出される温度が65℃に達した場合(YESの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の循環加熱を終了するために、ステップS224へ進む。タンク上部サーミスタ15で検出される温度が65度に満たない場合(NOの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の循環加熱を継続するために、ステップS216へ戻る。
ステップS224では、バーナ70を消火する。
ステップS226では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度を超えているか否かを判断する。バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度を超えている場合(YESの場合)、ステップS228へ進んで、第1制御弁170を開いて第4制御弁164を閉じる。バーナ出口サーミスタ88の検出温度が給湯設定温度以下の場合(NOの場合)、ステップS230へ進んで、第4制御弁164を開いて第1制御弁170を閉じる。
ステップS232では、ポストポンプ動作を終了するか否かを判断する。バーナ70を消火した直後は、バーナ循環経路76内に未だ高温の温水が残存している。バーナ70を消火した後、バーナ循環ポンプ80をすぐに停止してしまうと、バーナ循環経路76内に残存する温水の熱を貯湯タンク14に回収することができない。そこで本実施例では、バーナ70を消火してから所定時間が経過するまで、バーナ循環ポンプ80を駆動し続ける。このような動作をポストポンプ動作という。ステップS232でポストポンプ動作を終了する場合(YESの場合)には、ステップS234へ進む。ポストポンプ動作を終了しない場合(NOの場合)には、ステップS226へ戻る。
ステップS234では、バーナ循環ポンプ80を停止し、ステップS236では、第1制御弁170と第4制御弁164を閉じて、給湯準備運転を終了する。
上記の給湯準備運転を行うことによって、次回の給湯に備えて貯湯タンク14の上部に高温の温水を準備しておくことができる。これによって、次回の給湯の際に速やかに給湯設定温度で給湯することができる。
上記の給湯準備運転においては、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が高い場合には、バーナ循環経路76の温水を貯湯タンク14の上部へ戻し、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が低い場合には、バーナ循環経路76の温水を貯湯タンク14の下部へ戻している。貯湯タンク14に形成される温度成層を崩さずに貯湯タンク14に蓄熱することができる。
上記の給湯準備運転においては、貯湯タンク14の上部の温水を循環加熱する際に、後述する給湯運転の場合に比べて少ない流量で温水を循環させる。これによって、貯湯タンク14に形成される温度成層を崩さずに貯湯タンク14に蓄熱することができる。
上記の給湯準備運転においては、バーナ70を消火した後、すぐにバーナ循環ポンプ80を停止することなく、ポストポンプ動作を行う。これによって、バーナ循環経路76に残存している温水の熱も貯湯タンク14に回収することができる。
(給湯運転)
給湯運転について、図3のフローチャートを用いて説明する。給湯運転や風呂の湯張り運転を行っていない場合において、給水量センサ30の検出流量が2.7リットル/min以上となった場合に、給湯栓44が開かれて給湯要求があったとみなして、給湯運転が開始される。
ステップS302では、温水電磁弁50が開かれる。これによって、貯湯タンク14内の上部に貯められていた温水が給湯経路46に送り出される。
ステップS304では、タンク上部サーミスタ15の検出温度が60℃以上であるか否かを判断する。タンク上部サーミスタ15の検出温度が60℃以上であれば、貯湯タンク14内の温水を加熱することなく給湯に利用することが可能とみなされる。このような場合、ステップS306に進み、非燃焼給湯運転が行われる。非燃焼給湯運転では、貯湯タンク14の上部の温水を循環加熱することなく給湯する。すなわち、非燃焼給湯運転では、バーナ70の燃焼を行わず、バーナ循環ポンプ80の駆動も行わない。
タンク上部サーミスタ15の検出温度が60℃未満であれば(ステップS304でNOであれば)、給湯のために貯湯タンク14内の温水を加熱する必要があるとみなされる。このような場合、ステップS310に進み、燃焼給湯運転が行われる。燃焼給湯運転では、給湯栓44への給湯と並行して、貯湯タンク14の上部の温水を循環加熱する。燃焼給湯運転において貯湯タンク14の上部の温水を循環加熱する動作は、図2を用いて説明した給湯準備運転における貯湯タンク14の上部の温水の循環加熱とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。ただし、燃焼給湯運転においては、図2のステップS216で、バーナ循環水量センサ82の検出流量が12リットル/minとなるように、バーナ循環水量サーボ84の開度を調整する。このような大流量でバーナ循環経路76を循環させることで、給湯に必要とされる熱量を確保することができる。
図3のステップS310では、給湯サーミスタ54の検出温度が給湯設定温度となるように、混合サーボ34の開度が調整される。これによって、貯湯タンク14の上部から給湯経路46に送り出された温水が、水道水との混合によって給湯設定温度に調温されて、給湯栓44に供給される。
ステップS312では、給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/min以下であるか否かが判断される。給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/min以下となれば(YESとなれば)、給湯栓44が閉じられたと判断し、ステップS314で温水電磁弁50を閉じて、給湯運転を終了する。給水量センサ30の検出流量が2.0リットル/minを超えていれば(ステップS312でNOであれば)、まだ給湯栓44は開かれており、給湯が継続中であると判断して、ステップS304へ戻る。
上記の給湯運転においても、給湯準備運転と同様に、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が高い場合には、バーナ循環経路76の温水を貯湯タンク14の上部へ戻し、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が低い場合には、バーナ循環経路76の温水を貯湯タンク14の下部へ戻している。貯湯タンク14に形成される温度成層を崩さずに貯湯タンク14の上部の温水を昇温することができる。
上記の給湯運転においては、貯湯タンク14の上部の温水を循環加熱する際に、給湯準備運転の場合に比べて大きな流量で温水を循環させる。これによって、給湯に必要とされる熱量を確保することができる。
上記の給湯運転においても、給湯準備運転と同様に、バーナ70を消火した後、すぐにバーナ循環ポンプ80を停止することなく、ポストポンプ動作を行う。これによって、バーナ循環経路76に残存している温水の熱も貯湯タンク14に回収することができる。
(暖房運転)
暖房運転の概略について説明する。リモコン148のスイッチの操作によって暖房端末機110の運転要求がなされると、バーナ循環ポンプ80を駆動して、バーナ部68に温水が送り出される。バーナ部68に送り出された温水は、必要に応じて加熱され、暖房用熱交換器114へ送られる。暖房用熱交換器114での熱交換によって冷却された温水は、熱交換器出口サーミスタ90の検出温度に応じて、第2制御弁160を開いて貯湯タンク14の上部に戻されることもあるし、第4制御弁164を開いて貯湯タンク14の下部に戻されることもあるし、第3制御弁162を開いて貯湯タンク14をバイパスしてバーナ部68に戻されることもある。
また暖房端末機110の暖房熱動弁120が開かれ、暖房循環ポンプ116が駆動されて、シスターン100内の温水が暖房用熱交換器114に送り出される。暖房用熱交換器114での熱交換によって加熱された温水は、暖房端末機110での暖房に利用される。暖房端末機110を通過した温水は、シスターン100へ戻る。
リモコン148のスイッチの操作によって、暖房端末機110の運転停止要求がなされると、バーナ70が燃焼していれば消火し、バーナ循環ポンプ80を停止し、暖房熱動弁120を閉じ、暖房循環ポンプ116を停止して、暖房運転が終了する。
(風呂湯張り運転)
風呂の湯張り運転の概略について説明する。リモコン148のスイッチの操作によって風呂の湯張り要求がなされると、注湯電磁弁144が開かれるとともに、温水電磁弁50が開かれる。その後は、給湯運転と同様にして、湯張り設定温度の温水が給湯経路46、湯張り経路140、風呂循環経路130を経て、浴槽128内に供給される。
湯張り開始からの湯張り量センサ142の積算流量が湯張り設定水量に達すると、注湯電磁弁144が閉じられるとともに、温水電磁弁50が閉じられ、湯張り運転が終了する。
(風呂追焚き運転)
風呂の追焚き運転の概略について説明する。リモコン148のスイッチの操作によって、風呂の追焚き要求があると、バーナ循環ポンプ80を駆動して、バーナ部68に温水が送り出される。バーナ部68に送り出された温水は、必要に応じて加熱され、暖房用熱交換器114へ送られる。暖房用熱交換器114での熱交換によって冷却された温水は、熱交換器出口サーミスタ90の検出温度に応じて、第2制御弁160を開いて貯湯タンク14の上部に戻されることもあるし、第4制御弁164を開いて貯湯タンク14の下部に戻されることもあるし、第3制御弁162を開いて貯湯タンク14をバイパスしてバーナ部68に戻されることもある。
また追焚き熱動弁126が開かれ、暖房循環ポンプ116が駆動されて、シスターン100内の温水が暖房用熱交換器114に送り出される。暖房用熱交換器114での熱交換によって加熱された温水は、風呂用熱交換器124に送られる。風呂用熱交換器124での熱交換によって冷却された温水は、シスターン100に戻される。
さらに風呂循環ポンプ134が駆動されて、浴槽128内の温水が、風呂用熱交換器124を通過して、浴槽128へ戻される。浴槽128から吸い出された温水は、風呂用熱交換器124での熱交換によって加熱されて、浴槽128へ戻される。
風呂循環サーミスタ138の検出温度が追焚き設定温度となると、浴槽128内の温水の温度が追焚き設定温度となったとみなされ、バーナ70が燃焼していれば消火し、バーナ循環ポンプ80を停止し、追焚き熱動弁126を閉じ、暖房循環ポンプ116を停止し、風呂循環ポンプ134を停止して、風呂の追焚き運転が終了する。
本実施例では、貯湯タンク14内の温水をバーナ70に送り出し、バーナ70で加熱された温水を貯湯タンク14へ戻すためのバーナ循環経路76を利用して、暖房循環経路112内の温水を加熱することができる。また、この暖房循環経路112から分岐した風呂の追焚き経路122を利用して、浴槽128と接続されている風呂循環経路130内の温水を加熱することができる。1つの循環経路(バーナ循環経路76)を多様に活用することができるため、システムの構成を簡素化し、システムをコンパクト化することができる。
本実施例では、バーナ循環復路76bを通る温水の戻り先を、熱交換器出口サーミスタ90での検出温度に応じて切換えることができる。熱交換器出口サーミスタ90での検出温度に応じて、温水の戻り先を貯湯タンク14の上部としたり、貯湯タンク14の下部としたり、貯湯タンク14をバイパスしてバーナ循環往路76aとしたりすることができる。このように温水の戻り先を切換えることによって、貯湯タンク14の内部に形成される温度成層状態を崩すことがない。
(部分沸かし上げ運転)
貯湯タンク14の部分沸かし上げ運転について、図4のフローチャートを用いて説明する。部分沸かし上げ運転は、リモコン148のスイッチの操作によって給湯ユニット10の電源がONとされており、かつ給湯運転、風呂湯張り運転のいずれもが実施されない状態が所定時間(例えば100時間)継続した場合に、自動的に開始する。このような場合には、貯湯タンク14の温水が長期間にわたって給湯や湯張りで消費されておらず、雑菌が繁殖しているおそれがある。そこで、次回の給湯時に清浄な温水を速やかに給湯できるように、貯湯タンク14の部分的な沸かし上げを行う。
ステップS402では、タンク上部サーミスタ15の検出温度が5秒以上継続して70℃以上であるか否かを判断する。一般に、温水の温度が15分以上継続して60℃以上の高温となっているか、あるいは5秒以上継続して70℃以上の高温となっていれば、その温水は殺菌されていて清浄であるとみなすことができる。タンク上部サーミスタ15の検出温度が5秒以上継続して70℃以上である場合(YESの場合)、貯湯タンク14の上部の温水は清浄に保たれていると判断して、ステップS404以降の動作を行うことなく、部分沸かし上げ運転を終了する。タンク上部サーミスタ15の検出温度が70℃に満たないか、70℃以上の状態が5秒以上継続しない場合(NOの場合)、貯湯タンク14の上部の温水に雑菌が繁殖しているおそれがあるため、ステップS404へ進む。
ステップS404では、温水電磁弁50を開くことを禁止する。これ以降に給湯栓44が開かれた場合でも、温水電磁弁50が開くことを禁止しているので、雑菌が繁殖しているおそれのある温水が貯湯タンク14から給湯栓44に供給されることを防止することができる。
ステップS406では、第1制御弁170を開く。ステップS408では、バーナ循環三方弁77を、入口78bと出口78cを連通して入口78aを非連通とする状態に切り替える。ステップS410では、バーナ循環ポンプ80を駆動する。これによって、貯湯タンク14の中間部の温水が、バーナ循環往路76a、バーナ部68、バーナ循環復路76bを経て、貯湯タンク14の頂部に戻る循環が開始する。
ステップS412では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が2.7リットル/min以上となるまで待機する。
ステップS414では、バーナ70を点火して燃焼させる。これによって、バーナ循環経路76を循環する温水の加熱が開始される。
ステップS416では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が12リットル/minとなるように、バーナ循環水量サーボ84の開度を調整する。このような大流量でバーナ循環経路76を循環させることで、速やかに貯湯タンク14の上部の温水を沸かし上げることができる。
ステップS418では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が75℃となるようにバーナ70の燃焼量が制御される。
ステップS420では、タンク上部サーミスタ15の検出温度が5秒以上継続して70℃以上であるか否かを判断する。タンク上部サーミスタ15の検出温度が5秒以上継続して70℃以上である場合(YESの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の殺菌が完了したと判断して、ステップS422で温水電磁弁50が開くことの禁止を解除する。これ以降に給湯栓44が開かれると、温水電磁弁50が開かれて、貯湯タンク14の上部の温水が給湯栓44に供給されるようになる。貯湯タンク14の上部の温水は既に殺菌がなされているので、清浄な温水を給湯栓44に供給することができる。ステップS420でタンク上部サーミスタ15の検出温度が70℃に満たないか、70℃以上の状態が5秒以上継続しない場合(NOの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の殺菌が完了していないので、温水電磁弁50が開くことを禁止したまま、ステップS424へ進む。
ステップS424では、バーナ入口サーミスタ83の検出温度が72℃に達したか否かを判断する。バーナ入口サーミスタ83の検出温度が72℃に達した場合(YESの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の沸かし上げが完了したものと判断して、ステップS426へ進む。バーナ入口サーミスタ83の検出温度が72℃に満たない場合(NOの場合)、貯湯タンク14の上部の温水の沸かし上げを継続するために、ステップS416へ戻る。
ステップS426では、バーナ70を消火する。ステップS428では、バーナ循環ポンプ80を停止する。ステップS430では、第1制御弁170を閉じる。貯湯槽14の上部の温水の循環加熱が終了する。
ステップS432では、使用者が在宅しているか否かを判断する。本実施例では、部分沸かし上げ運転を行っている間に、リモコン148の操作が行われるか、給水量センサ30の検出流量が2.7リットル/min以上となって給湯運転が開始するか、あるいは家屋に設置された電力計(図示しない)で検出される電力使用量が大きく変動した場合に、使用者が在宅していると判断する。使用者が在宅していると判断された場合(YESの場合)には、ステップS434に進み、貯湯タンク14の全体の沸かし上げを行う。貯湯タンク14の全体沸かし上げ運転については、図5を用いて後述する。使用者が不在と判断された場合(NOの場合)には、貯湯タンク14の全体の沸かし上げを行うことなく、部分沸かし上げ運転を終了する。
上記の部分沸かし上げ運転を給湯をしていない期間において定期的に行うことによって、雑菌が繁殖しているおそれのある温水が給湯されてしまう事態を未然に防ぐことができる。部分沸かし上げ運転によって、貯湯タンク14の上部にはすでに殺菌された高温の温水が貯められているので、その後の給湯開始時に貯湯タンク14からの温水の供給を禁止することなく、速やかに所望の温度での給湯を行うことができる。
上記の部分沸かし上げ運転では、貯湯タンク14の上部の温水のみを沸かし上げており、貯湯タンク14の全体の温水を沸かし上げる場合に比べて、短時間で沸かし上げが終了する。従って、部分沸かし上げ運転の最中に給湯要求がなされた場合であっても、貯湯タンク14からの出湯を禁止する期間は短時間で済み、使用者の利便性を損なうことがない。
なお上記の部分沸かし上げ運転では、例えば貯湯タンク14の上部に電気ヒータを設けておき、電気ヒータによる加熱によって貯湯タンク14の上部の温水のみを沸かし上げてもよい。
(全体沸かし上げ運転)
貯湯タンク14の全体沸かし上げ運転について、図5のフローチャートを用いて説明する。全体沸かし上げ運転は、部分沸かし上げ運転で貯湯タンク14の上部の温水を沸かし上げた後、使用者が在宅していると判断された場合に開始する。全体沸かし上げ運転を開始する際には、貯湯タンク14の上部の温水はすでに殺菌がなされているので、全体沸かし上げ運転を行っている間は貯湯タンク14からの出湯を禁止しない。
ステップS502では、第1制御弁170を開く。ステップS504では、バーナ循環三方弁77を、入口78aと出口78cを連通して入口78bを非連通とする状態に切り替える。ステップS506では、バーナ循環ポンプ80を駆動する。これによって、貯湯タンク14の下部の温水が、バーナ循環往路76a、バーナ部68、バーナ循環復路76bを経て、貯湯タンク14の頂部に戻る循環が開始する。
ステップS508では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が2.7リットル/min以上となるまで待機する。
ステップS510では、バーナ70を点火して燃焼させる。これによって、バーナ循環経路76を循環する温水の加熱が開始される。
ステップS512では、バーナ循環水量センサ82の検出流量が12リットル/minとなるように、バーナ循環水量サーボ84の開度を調整する。このような大流量でバーナ循環経路76を循環させることで、速やかに貯湯タンク14の温水を沸かし上げることができる。
ステップS514では、バーナ出口サーミスタ88の検出温度が75℃となるようにバーナ70の燃焼量が制御される。
ステップS516では、給湯水量の制限を行う。全体沸かし上げ運転を行っている間も、給湯運転や、暖房運転、風呂の追焚き運転等が並行して行われる場合がある。このような場合に、熱負荷108における熱消費量がバーナ70の加熱量を超えてしまうことがないように、給湯水量を制限して、熱負荷108における熱消費量を抑制する。
バーナ70の加熱量は次式で計算される。
バーナ70加熱量=(バーナ出口サーミスタ88検出温度−バーナ入口サーミスタ83検出温度)×バーナ循環水量センサ82検出水量
また、暖房運転および風呂の追焚き運転で消費される熱量(暖房負荷)は次式で計算される。
暖房負荷=(バーナ出口サーミスタ88検出温度−熱交換器出口サーミスタ90検出温度)×バーナ循環水量センサ82検出水量×水量比
上式の水量比は、バーナ循環経路76を循環する温水の全水量に対する、暖房熱交換器114を通過する温水の水量の比率を示している。コントローラ146は、第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164の開閉状況と水量比の対応関係を予め記憶しており、第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164の開閉状況から水量比を決定する。
給湯によって消費される熱量(給湯負荷)と暖房負荷の合計が、バーナ70の加熱量を下回るように、給湯水量の制限値(給湯制限水量)を決定する。給湯制限水量は次式で計算される。
給湯制限水量=(バーナ70加熱量−暖房負荷)/(給湯サーミスタ54検出温度−給水サーミスタ28検出温度)
給湯制限水量が算出されると、給水量センサ30で検出される水量が給湯制限水量以下となるように、給水量サーボ32の開度を調整する。
ステップS518では、バーナ入口サーミスタ83の検出温度が65℃に達したか否かを判断する。全体沸かし上げ運転では、部分沸かし上げ運転と異なり、貯湯タンク14の下部からの水がバーナ部68に送られるので、バーナ入口サーミスタ83で65℃以上の温度が検出されれば、貯湯タンク14の全体が高温となっているものと判断することができる。バーナ入口サーミスタ83の検出温度が65℃に達した場合(YESの場合)、貯湯タンク14の全体の温水の沸かし上げが完了したものと判断して、ステップS520へ進む。バーナ入口サーミスタ83の検出温度が65℃に満たない場合(NOの場合)、貯湯タンク14の全体の温水の沸かし上げを継続するために、ステップS512へ戻る。
ステップS520では、熱回収三方弁64を、入口64aと出口64cを連通して出口64bを非連通とする状態に切り替える。
ステップS522では、熱回収循環ポンプ58を駆動する。熱回収循環経路56内に貯湯タンク14の下部から高温の温水が送り出される。
ステップS524では、循環復路サーミスタ62の検出温度が65℃に達したか否かを判断する。循環復路サーミスタ62の検出温度が65℃に達した場合(YESの場合)、熱回収循環経路56内の水が高温の温水と置き換えられたものと判断して、ステップS528へ進む。循環復路サーミスタ62の検出温度が65℃に満たない場合(NOの場合)、ステップS526へ進む。
ステップS526では、熱回収循環ポンプ58を駆動してからの経過時間が300秒に達したか否かを判断する。熱回収循環ポンプ58を駆動してからの経過時間が300秒に達していれば(YESであれば)、熱回収循環経路56内の水が高温の温水と置き換えられたものと判断して、ステップS528へ進む。熱回収循環ポンプ58を駆動してからの経過時間が300秒に達していない場合(NOの場合)、ステップS524へ戻る。
ステップS528では、熱回収循環ポンプ58を停止する。これによって、熱回収循環経路56における温水の循環が停止する。
ステップS530では、第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164を全て開く。バーナ循環ポンプ80は駆動し続けているので、バーナ70で加熱された温水が、暖房バイパス経路172だけでなく、暖房熱交換経路174、第2タンクバイパス経路166、第2バーナ循環復路168にも流入して、それぞれの経路内の温水が高温の温水に置き換えられる。
ステップS532では、バーナ入口サーミスタ83の検出温度が72℃に達するまで待機する。
ステップS534では、バーナ70を消火する。ステップS536では、バーナ循環ポンプ80を停止する。ステップS538では、第1制御弁170、第2制御弁160、第3制御弁162、第4制御弁164を全て閉じて、全体沸かし上げ運転を終了する。
上記の全体沸かし上げ運転を行うことによって、貯湯タンク14の全体の温水を殺菌することができる。その後に大量の給湯要求があった場合でも、貯湯タンク14から清浄な温水を速やかに供給することができる。
上記の全体沸かし上げ運転では、貯湯タンク14の全体の温水の沸かし上げが終了した後に、温水の循環加熱を継続しながら、熱回収循環経路56、暖房熱交換経路174、第2タンクバイパス経路166、第2バーナ循環復路168に貯湯タンク14の温水を送り込み、それぞれの経路内に滞留している温水を高温の温水に置き換える。これによって、それぞれの経路内の温水についても殺菌を行うことができる。
上記の全体沸かし上げ運転は部分沸かし上げ運転を行った後に実施されるので、全体沸かし上げ運転を開始する時点で貯湯タンク14の上部にはすでに殺菌された高温の温水が貯められている。従って、全体沸かし上げ運転を行っている間も、貯湯タンク14から清浄な温水を出湯することが可能である。全体沸かし上げ運転を行っている間も貯湯タンク14からの出湯を許容して、給湯に利用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1は本実施例のコージェネレーションシステムの系統図である。 図2は給湯準備運転の動作を説明するフローチャートである。 図3は給湯運転の動作を説明するフローチャートである。 図4は部分沸かし上げ運転の動作を説明するフローチャートである。 図5は全体沸かし上げ運転の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 コージェネレーションシステム
10 給湯ユニット
12 貯湯部
14 貯湯タンク
15 タンク上部サーミスタ
16 第1タンクサーミスタ
18 第2タンクサーミスタ
20 第3タンクサーミスタ
22 第4タンクサーミスタ
24 給水経路
26 減圧弁
28 給水サーミスタ
30 給水量センサ
32 給水量サーボ
34 混合サーボ
36 混合経路
38 排水経路
40 排水弁
42 圧力開放経路
44 給湯栓
46 給湯経路
48 圧力逃し弁
50 温水電磁弁
52 高温サーミスタ
54 給湯サーミスタ
56 熱回収循環経路
56a 熱回収循環往路
56b 熱回収循環復路
58 熱回収循環ポンプ
60 循環往路サーミスタ
62 循環復路サーミスタ
64 熱回収三方弁
64a 入口
64b、64c 出口
66 タンクバイパス経路
68 バーナ部
70 バーナ
72 潜熱熱交換器
74 顕熱熱交換器
76 バーナ循環経路
76a バーナ循環往路
76b バーナ循環復路
77 第1バーナ循環往路
78 バーナ循環三方弁
78a,78b 入口
78c 出口
79 第2バーナ循環往路
80 バーナ循環ポンプ
82 バーナ循環水量センサ
83 バーナ入口サーミスタ
84 バーナ循環水量サーボ
88 バーナ出口サーミスタ
90 熱交換器出口サーミスタ
92 ドレン経路
94 中和器
98 オーバーフロー経路
100 シスターン
102 シスターン給水経路
104 負圧弁
106 シスターン給水弁
108 熱負荷
110 暖房端末機
112 暖房循環経路
112a 暖房循環往路
112b 暖房循環復路
114 暖房用熱交換器
116 暖房循環ポンプ
118 暖房循環サーミスタ
120 暖房熱動弁
122 追焚き経路
124 風呂用熱交換器
126 追焚き熱動弁
128 浴槽
130 風呂循環経路
130a 風呂循環往路
130b 風呂循環復路
132 風呂水位センサ
134 風呂循環ポンプ
136 風呂水流スイッチ
138 風呂循環サーミスタ
140 湯張り経路
142 湯張り量センサ
144 注湯電磁弁
146 コントローラ
148 リモコン
150 発電ユニット
152 熱媒循環経路
154 熱回収用熱交換器
160 第2制御弁
162 第3制御弁
164 第4制御弁
166 第2タンクバイパス経路
168 第2バーナ循環復路
170 第1制御弁
172 暖房バイパス経路
174 暖房熱交換経路

Claims (3)

  1. 貯湯式の給湯システムであって、
    給湯時に上部から出湯する貯湯タンクと、
    水を加熱する熱源機と、
    貯湯タンクの中間部から熱源機へ水を送る第1循環往路と、
    貯湯タンクの下部から熱源機へ水を送る第2循環往路と、
    第1循環往路と第2循環往路を選択的に切り替える切替手段と、
    熱源機から貯湯タンクの上部へ水を送る循環復路と、
    貯湯タンクと熱源機の間で水を循環させるポンプを備えており、
    給湯をしていない期間において、定期的に、貯湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げて貯湯タンクの上部の水の殺菌を行うことを特徴とする貯湯式給湯システム。
  2. 湯タンクの上部の水を部分的に沸かし上げた後、使用者が在宅していると判断された場合に、第2循環往路に切り替えてポンプを駆動しながら熱源機による加熱を行うことで、貯湯タンクの全体の水を沸かし上げる、請求項1の貯湯式給湯システム。
  3. 貯湯タンクの全体の水を沸かし上げた後に、ポンプの駆動と熱源機による加熱を継続しながら、貯湯タンクの水を循環させる他の循環経路でも貯湯タンクの水を循環させる、請求項2の貯湯式給湯システム。
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