JP2006300481A - 風呂給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドレンの装置外部への排出の問題を解決でき、安価に設置可能でランニングコストが小さい高効率の風呂給湯装置を提供する。
【解決手段】 燃焼室50内に、給湯側のバーナ1の燃焼ガス中の顕熱を吸収するメインの給湯熱交換器4を設け、メインの該給湯熱交換器4よりも燃焼ガスの下流側に、排気潜熱を回収する潜熱回収用給湯熱交換器6を配置する。浴槽30には追い焚き循環路31を接続する。潜熱回収用給湯熱交換器6を通る水を潜熱回収の熱で予備加熱し、さらにメインの給湯熱交換器4を通して加熱し、注湯路26と追い焚き循環路31を介して浴槽30に注湯する。潜熱回収用給湯熱交換器6で発生するドレンを回収してドレンタンク13に貯留し、例えば浴槽30の排水時に非中和状態のドレンをドレン導出路16から追い焚き循環路31側に導き、追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、潜熱回収型の給湯熱交換器を備えた風呂給湯装置に関するものである。
図6には、風呂給湯装置の一例が模式図により示されており、従来、この図に示すような風呂給湯装置が様々に提案されている。同図において、器具ケース40内には燃焼室50(50a,50b)が設けられ、燃焼室50a内には給湯側のバーナ1(1a,1b,1c)が、燃焼室50b内には浴槽30内の湯水の追い焚き側のバーナ7(7a,7b)がそれぞれ配置されている。
これらのバーナ1,7には、それぞれのバーナ1,7に燃料を供給するガス管42が接続されており、このガス管42にはバーナ1,7への燃料供給・停止を制御するための開閉弁51と、バーナ1への供給燃料量を弁開度でもって制御することができる比例弁(図示せず)とが介設されている。
バーナ1,7の下方側には、それぞれのバーナ1,7の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン5,10が設けられており、燃焼ファン5,10の回転によって、吸気口(図示せず)を介して外部より吸気する空気をバーナ1,7に送り、この空気と、ガス管42を通って供給されるガスとによってバーナ燃焼を行う。バーナ燃焼により生じた燃焼ガスは、燃焼室50を通って排気口(図示せず)から排気される。
上記給湯側のバーナ1の上側には、バーナ1の燃焼ガス中の顕熱を回収するメインの給湯熱交換器(一次給湯熱交換器)4と、このメインの給湯熱交換器4よりも前記燃焼ガスの流れの下流側に設けられて、燃焼ガスの顕熱および潜熱を回収する潜熱回収用給湯熱交換器(二次給湯熱交換器)6とが設けられている。また、追い焚き側のバーナ7の上側には、浴槽湯水の追い焚きを行う追い焚き熱交換器12が設けられおり、この追い焚き熱交換器12は浴槽30に接続される追い焚き循環路31に設けられている。
メインの給湯熱交換器4と潜熱回収用給湯熱交換器6と追い焚き熱交換器12は、それぞれ、水を通す管路を有しており、図6に示す例では、潜熱回収用給湯熱交換器6は、この管路により形成され、メインの給湯熱交換器4と追い焚き熱交換器12は、それぞれ、水を通す管路の外周面に互いに間隔を介して立設配置された板状のフィン3を有して形成されている。なお、潜熱回収用給湯熱交換器を備えた風呂給湯装置において、潜熱回収用給湯熱交換器の管路の外周側にもフィンを設けて形成されているものも、広く用いられている。
前記潜熱回収用給湯熱交換器6の入り口側には、給水源から水を導くための給水管46が接続されており、潜熱回収用給湯熱交換器6の出口側にメインの給湯熱交換器4の入り口側が接続されている。また、メインの給湯熱交換器4の出口側には給湯管47が接続されており、図6に示す風呂給湯装置は、潜熱回収用給湯熱交換器6を通る水を潜熱回収の熱で予備加熱し、その予備加熱した水をメインの給湯熱交換器4の入水口に供給し、該メインの給湯熱交換器4で加熱した湯を送水して給湯路47から一つ以上の給湯先に給湯する機能を有している。
なお、前記給水管46には、給水管46から供給されて、潜熱回収用給湯熱交換器6側へ流れ込む水の流量を検出する流量センサ43と、潜熱回収用給湯熱交換器6へ流れ込む水の入水温度を検出する入水サーミスタ(図示せず)とが設けられており、また、給湯管47には流れ出る湯の温度を検出することができる出湯サーミスタ(図示せず)が設けられている。
また、給湯管47には、接続路としての注湯路26を介して前記追い焚き循環路31が接続されており、注湯路26には注湯電磁弁27が設けられている。追い焚き熱交換器12の入口側に、注湯路26と浴槽30からの戻り管28とが接続され、追い焚き熱交換器12の出口側には浴槽30へと続く往管29が接続されている。なお、往管29や戻り管28は、近年、架橋ポリエチレン管等により形成することが多くなった。
前記戻り管28には、浴槽30の水位を水圧によって検出する圧力センサの水位センサ8と、浴槽湯水を循環させる循環ポンプ9と、戻り管28を水が流れたことを検出したときにオンとなる流水スイッチ11と、浴槽湯水の温度を検出する風呂温度センサ(図示せず)がそれぞれ設けられている。
前記潜熱回収用給湯熱交換器6の下側には、該潜熱回収用給湯熱交換器6で発生するドレンを回収するドレン回収手段48と、該ドレン回収手段48により回収したドレンを貯留するドレン貯留手段としてのドレンタンク13とが設けられ、ドレン回収手段48とドレンタンク13とはドレン管49を介して接続されている。ドレンタンク13の下部側にはドレン排出管44が設けられており、ドレン排出管44の先端側は器具ケース40の外部に設けられている。
ドレン排水は、燃焼ガス中の窒素酸化物(NOx)等を含むため、酸性であるので、前記ドレンタンク13には、ドレン排水(ドレン)を中和するためのドレン中和手段14が設けられている。例えばドレン中和手段14として、炭酸カルシウム等を粒状にしたものが用いられ、ドレン排水は、この炭酸カルシウムと反応することで中性を示す硝酸カルシウムとなる。そして、中和されたドレンは、ドレン排水管44を介して器具ケース40の外(例えば風呂給湯装置の下部側)に導出され、外部へ排出される。
潜熱回収用給湯熱交換器6を備えた風呂給湯装置においては、給水管46から潜熱回収用給湯熱交換器6内の水管を通る水は、バーナ1の燃焼による燃焼ガスが潜熱回収用給湯熱交換器6を通るときに、燃焼ガス中の水蒸気が保有している潜熱を奪って(潜熱を回収して)温度を高め、さらにメインの給湯熱交換器4を通るときに、バーナ1の燃焼火力でもって加熱されて設定温度の湯が作り出されるので、バーナ1によって効率の良い加熱ができる。
つまり、潜熱回収用給湯熱交換器6を設けることにより、例えば風呂給湯装置においては、高位発熱量(総発熱量)ベースで熱効率が約90%以上に達し、潜熱回収用給湯熱交換器6が設けられていない通常の風呂給湯装置に比べ、高い熱効率が達成される。そのため、潜熱回収用給湯熱交換器付きの風呂給湯装置は、省エネ化(省エネルギー化)を実現できる風呂給湯装置として注目されている。
図6に示す風呂給湯装置において、バーナ1,7の燃焼制御と、燃焼ファン5,10の回転制御は、前記各センサの検出信号に基づき、図示されていない制御装置によって、予め与えられたシーケンスプログラムにしたがって行われており、前記の如く、ガス管42から供給されるガスと燃焼ファン5,10により送られる空気とによってバーナ1,7の燃焼がそれぞれ行われ、台所等への給湯や浴槽の湯張り、浴槽湯水の追い焚き等の動作が適宜行われる。
以下に、風呂給湯装置の動作の一例を簡単に説明する。給湯動作は、例えば台所や洗面所等の給湯栓(図示せず)を開くことにより開始されるものであり、制御装置は流量センサ43により給水管46を通水する最低作動流量以上の流量を検出すると、給湯側のバーナ1を燃焼し、給湯熱交換器4,6(メインの給湯熱交換器4および潜熱回収用給湯熱交換器6)を通る水を加熱して湯を作成し、その湯を給湯管47を通して給湯先へ供給する。
この給湯機能の動作では、前記制御装置は前記入水温度センサによる入水温と、流量センサ43による給湯量と、前記給湯温度センサによる給湯温(出湯温)との検出情報に基づき、給湯設定温度となるようにガス管42から供給されるガス量を図示されていない比例弁の開弁量によって制御する。給湯動作は給湯先の給湯栓が閉止されることによって終了する。つまり、給湯栓の閉止によって流量センサ43が通水の停止を検出したときに、制御装置は給湯側のバーナ1へのガス供給を遮断し、給湯側のバーナ1の燃焼を停止する。
自動湯張り機能の動作は、給湯風呂装置の制御装置に接続されているリモコン装置の自動スイッチをオンすることにより開始するものであり、前記制御装置は、自動スイッチのオン信号を受けて注湯電磁弁27を開く。また、前記給湯機能の動作と同様に、給湯熱交換器4,6を通る水は給湯側のバーナ1の燃焼加熱により湯となって、その湯が給湯管47から注湯路26に入り、追い焚き循環路31を通して浴槽30へ落とし込まれる。
浴槽30の水位は水位センサ8によって検出され、この検出水位が予め設定された浴槽の設定水位に達したときに注湯電磁弁27が閉じられ、湯張り動作が終了する。この湯張りの動作においては、制御装置は予め設定された湯張りの設定温度となるように給湯熱交換器4,6の給湯湯温を制御する。
また、通常は、上記自動湯張り機能の動作に引き続き、保温機能の動作が行なわれる。この保温機能の動作は、所定の時間間隔で、循環ポンプ9を短時間起動し、浴槽30の湯を追い焚き循環路31を通して循環し、風呂温度センサ(図示せず)により浴槽30の湯温(風呂温度)を検出する。
風呂の検出温度が風呂の設定温度よりも許容範囲を外れて低下したときには、循環ポンプ9を駆動して浴槽30の湯水を追い焚き循環路31を通して循環しながら、追い焚き側のバーナ7の燃焼により追い焚き熱交換器12で加熱し、追い焚きを行う。そして、前記風呂温度センサの検出温度が風呂の設定温度に達したときに循環ポンプ9を停止し、追い焚き側のバーナ7の燃焼を停止する。
このように保温機能の動作(保温動作)は湯張りが終了してから所定の時間(例えば4時間)にわたって行なわれる。保温機能と供に保水機能の動作を行う風呂給湯装置においては、水位センサ8によって浴槽の水位が監視され、浴槽の水位が設定水位から許容範囲を越えて低下したときには注湯電磁弁27が開けられて給湯熱交換器4,6側から設定水位に達する不足分の湯量が補充され、浴槽水位を設定水位に維持する保水動作が行なわれる。
追い焚き機能による浴槽湯水の追い焚き動作は、循環ポンプ9が駆動されて浴槽30の湯水が追い焚き循環路31を通して循環されるもので、この循環水が流水スイッチ1で検知されたときに追い焚き側のバーナ7が燃焼駆動され、追い焚き熱交換器12を通るときに循環湯水を加熱昇温して浴槽湯水の追い焚きを行う動作である。この追い焚き動作は風呂温度センサにより検出される浴槽湯水の検出温度が風呂設定温度に達したときに追い焚き側のバーナ7の燃焼停止と循環ポンプ9の停止とが行なわれて終了する。
なお、上記のような追い焚き機能を備えた風呂給湯装置において、追い焚き循環路31は浴槽湯水を循環するが、循環ポンプ9を停止させた後に追い焚き循環路31に残った湯水は滞留するため、汚れたままの状態の湯水が追い焚き循環路31に滞留することになって衛生上好ましくない。
そこで、浴槽30の排水栓が抜かれていて、浴槽水位が追い焚き循環路31の接続位置に達していない状態のときに、追い焚き循環路31内に水を通して配管洗浄を行う構成を備えた風呂給湯装置が提案されており、配管内の殺菌も考慮した効率的な配管洗浄のためには、例えば60℃といった熱い湯による洗浄が行われている(例えば特許文献1、参照)。
特公平7−117295号
ところで、潜熱回収用給湯熱交換器6を備えた風呂給湯装置においては、潜熱回収用給湯熱交換器6で発生するドレンを外部へ排出することが必要であり、従来はドレン回収手段48により回収したドレン排水をドレン排水管44から器具ケース40の下部側等に流出させて排出する構成となっているので、液状の排水が流出されることになる。そのため、特に、例えばマンション等の集合住宅やオフィスビル等のように、風呂給湯装置がベランダ等に配置される場合、流出するドレン排水を家屋の排水口に導くことが必要となる。
しかしながら、風呂給湯装置から流出するドレン排水を排水口に導くための配管を設けるには工事費用がかかり、特に、風呂給湯装置の寿命等により風呂給湯装置を買い換える場合等には、上記配管を設けることができない場合も多い。そこで、ベランダ等に液状の排水をそのまま流出させると、利用者は非常に不快な思いをすることになるし、最悪の場合は、ドレン排水の排出ができないために、せっかく高効率で省エネ化が達成可能な風呂給湯装置であっても、潜熱回収用給湯熱交換器付きの風呂給湯装置を適用することができないこともあった。
一方、追い焚き循環路31の配管洗浄の構成を備えた風呂給湯装置は、上記のような熱い湯を用いて追い焚き循環路31内を殺菌し、洗浄するために、熱い湯を作るためのバーナ1の燃焼等によって、エネルギーを消費することになるため、省エネ化といった観点で考えると好ましいとは言えない。
そこで、本発明者は、潜熱回収用給湯熱交換器付きの風呂給湯装置において、エネルギーを消費せずに追い焚き循環路31の配管洗浄を行え、かつ、ドレン排水の問題を解決できる構成を設けることができれば、省エネ化に対する貢献度をより一層高め、それにより、使用ランニングコストを安価に抑えられるのではないかと考えた。
本発明は、上記本発明者の考えに基づいて成されたものであり、その目的は、潜熱回収用給湯熱交換器を備えていることにより発生するドレンの装置外部への排出の問題を解決でき、容易に設置可能であり、かつ、追い焚き循環路内の洗浄も可能な高効率で使用ランニングコストも安価にできる風呂給湯装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、バーナと、該バーナの燃焼ガス中の顕熱を吸収するメインの給湯熱交換器と、該メインの給湯熱交換器よりも前記燃焼ガスの流れの下流側に配置されて排気潜熱を回収する潜熱回収用給湯熱交換器とを有し、前記潜熱回収用給湯熱交換器を通る水を潜熱回収の熱で予備加熱し、その予備加熱した水を前記メインの給湯熱交換器の入水口に供給し、該メインの給湯熱交換器で加熱した湯を送水して一つ以上の給湯先に給湯する機能を有し、浴槽に接続される追い焚き循環路を有して該追い焚き循環路は追い焚き熱交換器を備えるとともに接続路を介して前記メインの給湯熱交換器の出湯口側に連通されている風呂給湯装置であって、前記潜熱回収用給湯熱交換器で発生するドレンを回収するドレン回収手段と、該ドレン回収手段により回収したドレンを貯留するドレン貯留手段と、該ドレン貯留手段により貯留したドレンを前記追い焚き循環路側に導くドレン導出路と、予め定められたドレン排出実行条件が満たされているか否かを判断してドレン排出実行条件が満たされているときにはドレン排出実行指令を出力するドレン排出実行指令部と、該ドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されてないときには前記ドレン導出路を通しての前記追い焚き循環路へのドレン導出を行わずに、前記ドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されたときに前記ドレン導出路を通して前記ドレンを追い焚き循環路側に導き該追い焚き循環路を介して浴槽に排出するドレン排出制御手段を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記浴槽内湯水の排水動作の実行を検知する浴槽排水検知手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽排水検知手段によって前記浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにドレン排出実行指令を出力する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記浴槽内が空か否かを判断する浴槽湯水有無判断部と、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するシャワー使用検知部とを有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽湯水有無判断部によって浴槽内が空の状態であることが判断され、かつ、前記シャワー使用検知部により浴室内のシャワー使用が検知されたときにドレン排出実行指令を出力する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第4の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記ドレン貯留手段は、ドレン回収手段により回収したドレンを中和手段によって中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、浴槽内湯水の排水動作の実行を検知する浴槽排水検知手段と、浴槽内が空か否かを判断する浴槽湯水有無判断部と、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するシャワー使用検知部とを有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽排水検知手段によって前記浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにはドレン排出実行指令を出力し、浴槽内が空の状態での浴室内シャワー使用が検知されたときとには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを排出させるための中和ドレン排出実行指令を出力する構成とし、ドレン排出制御手段は前記ドレン排出実行指令部から前記中和ドレン排出実行指令が出力されたときには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを浴槽に排出し、前記ドレン排出実行指令部から前記ドレン排出実行指令が出力されたときには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンと前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されている非中和状態のドレンのうち少なくとも非中和状態のドレンを浴槽に排出する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明は、上記第3または第4の発明の構成に加え、シャワー使用検知部はシャワー使用の終了を検知したときにはシャワー終了信号を出力する構成とし、該シャワー終了信号が出力されたときにはドレン排出実行指令がドレン排出実行停止指令を出力し、該ドレン排出実行停止指令が出力されたときにドレン排出制御手段によるドレン排水動作を停止する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第6の発明は、上記第2または第4または第5の発明の構成に加え、前記追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき単位時間当たりの浴槽水位の変動量を検出して少なくとも単位時間当たりの浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、浴槽排水検知手段は、前記水位センサの検出信号に基づき前記浴槽の水位が予め定められた排水基準水位以下であり、かつ、前記浴槽水位下降速度検出手段により検出される浴槽水位下降速度が予め定められた設定下降速度値以上になったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする。
さらに、第7の発明は、上記第2または第4または第5または第6の発明の構成に加え、前記追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき単位時間当たりの浴槽水位の変動量を検出して少なくとも単位時間当たりの浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、浴槽排水検知手段は、前記浴槽水位下降速度検出手段により検出される浴槽水位下降速度が予め定められた設定下降速度値以上となってからの継続時間が予め定められた排水判断基準時間以上となったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする。
さらに、第8の発明は、上記第2または第4乃至第7のいずれか一つの発明の構成に加え、浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁が設けられ、浴槽排水検知手段は前記排水動作の指令信号と前記排水電磁弁の開信号の少なくとも一方を受けたときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする。
さらに、第9の発明は、上記第3乃至第8のいずれか一つの発明の構成に加え、前記追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁の少なくとも一方が設けられ、浴槽湯水有無判断部は前記水位センサの検出信号と前記排水電磁弁の開閉状態の少なくとも一方に基づき、前記水位センサにより検出される浴槽水位が予め定められた湯水有無判断基準水位以下であることと前記排水電磁弁が開状態であることの少なくとも一方が検出されたときに浴槽内が空の状態であると判断することを特徴とする。
さらに、第10の発明は、上記第3乃至第9のいずれか一つの発明の構成に加え、前記追い焚き循環路には該追い焚き循環路を通して浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと、前記追い焚き循環路の通水を検知する流水検出センサとが設けられ、浴槽湯水有無判断部は前記循環ポンプを作動させてみて前記流水検出センサが通水の非検出信号を出力していることが確認されたときに浴槽内が空の状態であると判断することを特徴とする。
さらに、第11の発明は、上記第1乃至第10のいずれか一つの発明の構成に加え、前記追い焚き循環路を通して浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプを有し、該循環ポンプの吸込側には前記追い焚き循環路に浴槽からの湯水を導入する戻り管と、ドレン貯留手段から追い焚き循環路にドレンを導くドレン導出路とが切り替え自在に接続され、ドレン排出制御手段はドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されていないときには前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを非接続状態とし、前記ドレン排出実行指令が出力されたときに前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを接続状態として循環ポンプのポンプ駆動によって、前記ドレン導出路を通して前記ドレンを追い焚き循環路側に導くことを特徴とする。
さらに、第12の発明は、上記第11の発明の構成に加え、戻り管は追い焚き熱交換器の入口側に接続され、該追い焚き熱交換器の出口側には該追い焚き熱交換器を通して浴槽に湯水を導く往管が設けられ、該往管と前記戻り管とをバイパスするバイパス通路が循環ポンプの吐出側に連通する箇所に設けられており、ドレン排出実行動作時に追い焚き循環路側に導かれるドレンを前記追い焚き熱交換器を通さずに前記バイパス通路を通して前記往管と前記戻り管に導入して浴槽に排出することを特徴とする。
さらに、第13の発明は、上記第1乃至第12のいずれか一つの発明の構成に加え、前記ドレン貯留手段は、ドレン回収手段により回収したドレンを中和手段によって中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、該ドレン非中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の入口側に設けられて前記ドレン中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の出口側に設けられており、ドレン排出制御手段によるドレン排出動作開始時から前記ドレン中和回収貯留部の容量以下のドレンが排出されるまでは前記ドレン中和回収貯留部で中和された中和状態のドレンを浴槽に排出し、ドレン中和回収貯留部の容量を越えたドレンが排出されるときには前記中和状態のドレン排出の後に前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽に排出することを特徴とする。
さらに、第14の発明は、上記第13発明の構成に加え、前記ドレン貯留手段は、ドレン非中和回収貯留部を上部側に配置してドレン中和回収貯留部を下部側に配置した2層構造を有しており、ドレン回収手段により回収されたドレンをドレン貯留手段の上部側からドレン貯留手段に導入して貯留し、ドレン貯留手段の下部側から導出することを特徴とする。
さらに、第15の発明は、上記第1乃至第14のいずれか一つの発明の構成に加え、前記ドレン貯留手段によって貯留されるドレンの液量を検出するドレン液量検出手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記ドレン液量検出手段により検出するドレン液量が予め設定されるドレン排出停止液量になったときにドレン排出停止指令を出力する構成とし、該ドレン排出停止指令が出力されたときにドレン排出制御手段によるドレン排出動作を停止する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第16の発明は、上記第1乃至第15のいずれか一つの発明の構成に加え、前記ドレン排出制御手段によるドレンの排出終了後に、給水源から給水される水を給湯熱交換器を通してまたは給湯熱交換器を通さずに追い焚き循環路を介して浴槽に送水することにより前記追い焚き循環路内のドレン通水領域を水洗する循環路水洗実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
本発明によれば、潜熱回収用給湯熱交換器を有し、該潜熱回収用給湯熱交換器を通る水を潜熱回収の熱で予備加熱し、その予備加熱した水をメインの給湯熱交換器の入水口に供給するタイプの風呂給湯装置であるので、高効率の風呂給湯装置とすることができる。
また、本発明は、潜熱回収用給湯熱交換器で発生するドレンを回収してドレン貯留手段に貯留しておき、ドレン排出実行指令部による判断によって、予め定められたドレン排出実行条件が満たされているときには、ドレン導出路を通してドレンを追い焚き循環路側に導き、ドレンを追い焚き循環路を介して浴槽に排出するので、ドレン排水を家屋の排水口に導くための配管を設ける必要がなく、もちろん、ベランダ等に液状の排水をそのまま流出させることにより、利用者に非常に不快な思い与えることもない。
そのため、例えば風呂給湯装置の買い換えを行う際にも、ドレン排水のための配管を設ける必要がなく、高効率の風呂給湯装置である本発明の風呂給湯装置を容易に適用することができ、省エネ化を達成できる。
さらに、本発明は、ドレンを追い焚き循環路を介して(追い焚き循環路に通して)浴槽に排出するので、例えば酸性度が強いドレンを中和せずに追い焚き循環路に導いて追い焚き循環路に通すことにより、追い焚き循環路を酸性度が強いドレンで殺菌等することができ、熱い湯による追い焚き循環路の管路内洗浄を行わなくても、追い焚き循環路内を衛生上好ましい状態で維持でき、衛生上好ましい快適な状態で、利用者が快適に入浴できるようにすることができる。
しかも、追い焚き循環路の洗浄を行うために、追い焚き循環路に熱い湯を送水して殺菌する場合、熱い湯を作るためにバーナの燃焼を行う等、エネルギーを消費することになるのに対し、ドレンを追い焚き循環路を通して浴槽に排出する本発明においては、ドレンを追い焚き循環路に通して洗浄すれば、エネルギーを消費しないため、省エネ化を図ることができる。また、ドレンの中和を行わなければ、従来ドレンの中和に必要であった中和剤等の中和手段を不要とすることができ、さらにコストを節約できる。
また、本発明において、浴槽内湯水の排水動作の実行を検知する浴槽排水検知手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽排水検知手段によって前記浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにドレン排出実行指令を出力する構成によれば、浴槽内湯水の排水動作とドレンの浴槽への排出動作を同時に行うことができるので、ドレンを浴槽湯水で希釈して浴槽から排水できる。そのため、酸性度の強いドレンを中和せずに排出しても、浴槽湯水による希釈によってドレンを適切に排水することができる。
さらに、本発明において、浴槽内が空か否かを判断する浴槽湯水有無判断部と、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するシャワー使用検知部とを有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽湯水有無判断部によって浴槽内が空の状態であることが判断され、かつ、前記シャワー使用検知部により浴室内のシャワー使用が検知されたときにドレン排出実行指令を出力する構成によれば、浴槽内に湯水が張られている状態で浴槽にドレンを排出してしまうことなく、空の状態の浴槽に排出するドレンをシャワー使用時の排水で希釈して、浴室の排水管を介して排水できる。
なお、通常、浴槽内湯水の排水と、浴室における浴槽の外(シャワー使用等を行う場所)で使用する湯水の排水とは、合流されて同じ排水管を通って下水管に導かれていくものであり、シャワー使用時にドレン排水を行えば、上記のように、ドレンをシャワー使用時の排水で希釈して排水できる。
さらに、本発明において、ドレン貯留手段は、ドレン回収手段により回収したドレンを中和手段によって中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、浴槽内が空の状態での浴室内シャワー使用が検知されたときとには、前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを浴槽に排出し、浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときには、前記中和状態のドレンと前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されている非中和状態のドレンのうち少なくとも非中和状態のドレンを浴槽に排出する構成によれば、ドレン排出実行条件に応じて区別される適宜のドレン排出方法を実行できる。
つまり、浴槽内が空の状態での浴室内シャワー使用が検知されたときにドレンを浴槽に排出する場合、非中和状態のドレンを浴槽に排出すると、浴槽を介してのドレン排水終了後に酸性度の強いドレンが少しだけ浴槽底面に残る可能性があり、このように酸性度の強いドレンが浴槽底面に残っても、一般には問題はないが、人工大理石の浴槽の場合には、浴槽底面に残ったドレンの酸性によって浴槽底面にダメージが与えられると困る。
そこで、たとえ風呂給湯装置にどんな素材の浴槽が接続されても対応できるように、上記のように、ドレン中和回収貯留部から中和状態のドレンを浴槽に排出する構成とすれば、より一層信頼性を高めることができる。
また、浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときには、浴槽湯水によってドレンが希釈されるので、非中和状態のドレンを排出しても浴槽が空の状態でのドレン排出のときのように浴槽底面に残るドレンのことを考慮する必要が無いため、中和状態のドレンとドレン非中和回収貯留部に貯留された非中和状態のドレンのうち少なくとも非中和状態のドレンを浴槽に排出することにより、追い焚き循環路を酸性度の強いドレンによって洗浄する効果も果たすことができ、より一層利用価値を高めることができる。
さらに、本発明において、浴槽が空の状態でのシャワー使用時にドレン排出動作を行う構成を備え、かつ、シャワー使用の検知が終了したときには、ドレン排出制御手段によるドレン排水動作を停止する構成によれば、貯留されていたドレンの排出時間に比べて上記シャワー使用時間が短かった場合に、引き続き残りのドレンを排出することによってドレンの排出のみが行われてしまうことを防ぐことができる。
さらに、本発明において、追い焚き循環路に連通する箇所に設けられた水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、水位センサの検出信号に基づき前記浴槽の水位が予め定められた排水基準水位以下であり、かつ、前記浴槽水位下降速度の検出値が予め定められた設定下降速度値以上になったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知する構成によれば、浴槽の排水動作を的確に検知でき、この検知結果に基づいて、浴槽排水動作時に、的確にドレン排水を行うことができる。
さらに、本発明において、追い焚き循環路に連通する箇所に設けられた水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、浴槽水位下降速度の検出値が予め定められた設定下降速度値以上となってからの継続時間が予め定められた排水判断基準時間以上となったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知するによれば、浴槽の排水動作を的確に検知でき、この検知結果に基づいて、浴槽排水動作時に、的確にドレン排水を行うことができる。
さらに、本発明において、浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁が設けられ、前記排水動作の指令信号と前記排水電磁弁の開信号の少なくとも一方を受けたときに浴槽内の湯水が排水されたと検知する構成によれば、浴槽の排水動作を的確に検知でき、この検知結果に基づいて、浴槽排水動作時に、的確にドレン排水を行うことができる。
さらに、本発明において、追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁の少なくとも一方が設けられ、前記水位センサにより検出される浴槽水位が予め定められた基準水位以下であることと前記排水電磁弁が開状態であることの少なくとも一方が検出されたときに浴槽内が空の状態であると判断する構成によれば、浴槽が空の状態であることを的確に検知でき、この検知結果に基づいて、浴槽が空の状態でのシャワー使用時に、的確にドレン排水を行うことができる。
さらに、本発明において、追い焚き循環路には該追い焚き循環路を通して浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと、前記追い焚き循環路の通水を検知する流水検出センサとが設けられ、浴槽湯水有無判断部は前記循環ポンプを作動させてみて前記流水検出センサが通水の非検出信号を出力していることが確認されたときに浴槽内が空の状態であると判断する構成によれば、浴槽が空の状態であることを的確に検知でき、この検知結果に基づいて、浴槽が空の状態でのシャワー使用時に、的確にドレン排水を行うことができる。
さらに、本発明において、追い焚き循環路に設けた循環ポンプの吸込側に、追い焚き循環路に浴槽からの湯水を導入する戻り管と、ドレン貯留手段から追い焚き循環路にドレンを導くドレン導出路とを切り替え自在に接続し、ドレン排出実行指令が出力されていないときには前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを非接続状態とし、前記ドレン排出実行指令が出力されたときに前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを接続状態として循環ポンプのポンプ駆動によって、前記ドレン導出路を通して前記ドレンを追い焚き循環路側に導く構成によれば、ドレン導出路と循環ポンプの吸込側との接続切り替えと循環ポンプの駆動とによって、ドレンを的確に、追い焚き循環路を介して浴槽に排出でき、的確なドレン排水を実行できる。
さらに、ドレン導出路と循環ポンプの吸込側との接続切り替えと循環ポンプの駆動とによってドレンを追い焚き循環路を介して浴槽に排出する本発明において、追い焚き循環路の往管と戻り管とをバイパスするバイパス通路が循環ポンプの吐出側に連通する箇所に設けられて、ドレン排出実行動作時に追い焚き循環路側に導かれるドレンを前記追い焚き熱交換器を通さずに前記バイパス通路を通して前記往管と前記戻り管に導入して浴槽に排出する構成によれば、酸性度が高いドレンを中和せずに排出する場合でも、追い焚き循環路を通さずにドレンを排出することによって、一般に銅を含む金属により形成された追い焚き熱交換器の腐食等のおそれを防げる。
さらに、本発明において、ドレン貯留手段はドレンを中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、該ドレン非中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の入口側に設けられて前記ドレン中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の出口側に設けられて、ドレン排出動作開始時から前記ドレン中和回収貯留部の容量以下のドレンが排出されるまでは前記ドレン中和回収貯留部で中和された中和状態のドレンを浴槽に排出し、ドレン中和回収貯留部の容量を越えたドレンが排出されるときには前記中和状態のドレンの排出の後に前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽に排出する構成によれば、以下の効果を奏することができる。
つまり、シャワー使用時の湯水使用量は浴槽排水時の浴槽排水量に比べるとその量が少なく、シャワーの使用時間は浴槽排水時間に比べて短い。したがって、上記のように、ドレン貯留手段にドレン中和回収貯留部とドレン非中和回収貯留部とを設け、ドレン中和回収貯留部の容量を適宜設定することにより、浴槽が空の状態でのシャワー使用時には中和状態のドレンのみを浴槽に排出することができ、浴槽の素材がどのような素材であっても、酸性度の高いドレンが浴槽底面に残存し、浴槽底面にダメージを与えるようなおそれを防ぐことができる。
また、ドレン中和回収貯留部の容量を越えたドレンが排出されるときには、浴槽湯水の排水動作が実行されているときと考えられるので、前記中和状態のドレンの排出の後に、前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽に排出することにより、追い焚き循環路を非中和状態のドレンにより洗浄できるし、酸性度が高いドレンを浴槽湯水で希釈して適切に排水できる。
さらに、上記のように、ドレン貯留手段がドレン中和回収貯留部とドレン非中和回収貯留部とを有する構成において、ドレン非中和回収貯留部を上部側に配置してドレン中和回収貯留部を下部側に配置した2層構造を有しドレンをドレン貯留手段の上部側からドレン貯留手段に導入して貯留し、ドレン貯留手段の下部側に導出する構成によれば、簡単な構成のドレン貯留手段を用いて、浴槽が空の状態でのシャワー使用時には中和状態のドレンのみを、浴槽湯水の排水動作の実行時には中和状態のドレンの排出の後に非中和状態のドレンを、2層構造のドレン貯留手段から的確に浴槽に排出することができる。
さらに、本発明において、ドレン貯留手段によって貯留されるドレンの液量を検出するドレン液量検出手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記ドレン液量検出手段により検出するドレン液量が予め設定されるドレン排出停止液量以下になったときにドレン排出停止指令を出力する構成によれば、ドレン液量がドレン排出停止液量になってもドレン排出動作を継続することによる無駄を省くことができ、ドレン排出動作以降に追い焚き動作等が行われたときにも、スムーズに動作移行ができる。
さらに、本発明において、ドレン排出制御手段によるドレンの排出終了後に、給水源から給水される水を給湯熱交換器を通してまたは給湯熱交換器を通さずに追い焚き循環路を介して浴槽に送水することにより前記追い焚き循環路内のドレン通水領域を水洗する循環路水洗実行部を有する構成によれば、追い焚き循環路内のドレン通水領域を水洗することにより、追い焚き循環路内や浴槽底面にドレンが残存することを防ぐことができる。
したがって、たとえ酸性度が高いドレンを中和せずに追い焚き循環路を介して浴槽に排出したとしても、残存するドレンを洗い流すことができる。特に、給水源から給水される水を給湯熱交換器を通して湯とし、追い焚き循環路を介して浴槽に送水すれば、ドレンの洗浄効果はより一層良好となる。
また、これらドレン水洗時の送水量は、ドレン貯留手段に貯留されていたドレンを希釈する際に必要な湯水の量に比べて遙かに少ないので、ドレン水洗を実行しても、エネルギーの無駄を生じることなく、効率的なドレン排水とドレン水洗とを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略又は簡略化する。
図2には、本発明に係る風呂給湯装置の一実施形態例の構成が模式的に示されている。本実施形態例の風呂給湯装置は、従来例と同様に、台所等への給湯や浴槽への湯張り(湯張りのための給湯)と、浴槽内の湯水の追い焚き機能とを備えた風呂給湯装置である。本実施形態例が従来例と異なる特徴的なことは、ドレンタンク13により貯留したドレンを追い焚き循環路31側に導くドレン導出路16を設け、該ドレン導出路16を介して導かれるドレンを、追い焚き循環路31を介して浴槽30に適宜排出するドレン排出制御構成を設けたことである。
図1には、上記特徴的なドレン排水制御構成がブロック図により示されている。同図に示すように、ドレン排水制御構成は、浴槽水位下降速度検出手段32、時計機構33、浴槽排水検知手段34、浴槽湯水有無判断部35、シャワー使用検知部36、ドレン排出実行指令部37、ドレン液量検出手段15、ドレン排出制御手段38、循環路水洗実行部39、燃焼制御部41を有し、これらの構成は風呂給湯装置の制御装置23内に設けられている。制御装置23は、水位センサ8、流水スイッチ11、流量センサ43、循環ポンプ9、ドレン導出弁17、バイパス電磁弁18、電磁弁19、三方弁(三方電磁弁)21、注湯電磁弁27に接続されている。
浴槽水位下降速度検出手段32は、時計機構33から取り込む時間情報と、水位センサ8の検出信号とに基づき、単位時間当たりの浴槽水位の変動量を検出し、少なくとも単位時間当たりの浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する。そして、この浴槽水位下降速度の値を浴槽排水検知手段34に加える。
浴槽排水検知手段34は、浴槽内湯水の排水動作の実行を検知するものである。浴槽排水検知手段34は、図示されていないメモリ部を有しており、このメモリ部には、予め定められた設定下降速度値が格納されている。この設定下降速度値は、特に限定されるものではないが、例えば浴槽30の排水スピードに基づいた値(例えば排水スピードより多少小さめの値)とすることができる。
なお、浴槽30の排水スピードは、例えば浴槽30の容量や浴槽型によって異なるものである。そこで、本実施形態例では、例えば図4に示すような、浴槽30への自動湯張り時に記録する浴槽水位(P)と浴槽水量(Q)との関係を示す湯張り制御のP−Q特性データに基づいて得られる、浴槽30の湯張り設定水位(例えばP)から湯張りの基準水位(例えば循環金具の上端の水位P)との水位差に対応する水量QABと、水量の排水に用いられる時間(t)とに基づき、浴槽30の排水スピードを、例えば、QAB/tの式により求めるようにしている。
また、浴槽排水検知手段34のメモリ部には、予め定められた排水基準水位の値が設定排水基準水位として与えられ、格納されている。設定排水基準水位(例えばP)は、例えば追い焚き循環路31の浴槽30への接続部(循環金具24の配設部)の上端の水位や、この水位から予め定めた水位(例えば10mm)だけ高い位置の水位とすることができる。なお、設定排水基準水位は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
浴槽水位が急激に下降する要因として、浴槽湯水の排水の他に、浴槽30に入っていた人が浴槽30から出ることと、浴槽30から湯をくみ出すことがある。しかしながら、通常、浴槽30に人が入る場合、追い焚き循環路31の浴槽30への接続部(循環金具24の配設部)の上端の水位程度に湯張りをして入ることは考えにくく、それよりもずっと上側の水位まで湯張りをするはずである。したがって、水位センサ8の検出水位が前記設定排水基準水位以下であり、かつ、浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上であれば、浴槽30内の湯水が排水されたと考えられる。
そこで、浴槽排水検知手段34は、水位センサ8の検出信号に基づき、浴槽30の水位が前記設定排水基準水位以下であり、かつ、前記浴槽水位下降速度検出手段32により検出される浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上になったときに浴槽30内の湯水が排水されたと検知し、この検知結果をドレン排出実行指令部37に加える。
また、浴槽排水検知手段34のメモリ部には、予め定められた排水判断基準時間が格納されている。この値は、特に限定されるものではないが、本実施形態例では、例えば1分といった値を設定している。
前記の如く、浴槽水位が急激に下降する要因として、浴槽湯水の排水の他に、浴槽30に入っていた人が浴槽30から出ることと浴槽30から湯をくみ出すこととがあるが、浴槽30から人が出るときに生じる浴槽水位の下降は、ほぼ一瞬であり、また、浴槽30から湯をくみ出すときに生じる浴槽水位の下降は、湯のくみ出しが繰り返し行われたとしても、1分以上持続して行われる可能性は少ない。そのため、浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上となってから、その状態が1分以上続くときには浴槽30内の湯水が排水されたと考えられる。
そこで、本実施形態例では、浴槽排水検知手段34は、時計機構33から時間情報を取り込み、前記浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上となってからの継続時間が前記排水判断基準時間以上となったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知し、この検知結果をドレン排出実行指令部37に加える。
浴槽湯水有無判断部35は、浴槽30内が空か否かを判断するものである。浴槽湯水有無判断部35は、図示されていないメモリ部を有しており、このメモリ部に、予め定められた湯水有無判断基準水位の値が湯水有無判断設定基準水位として与えられ、格納されている。この値は特に限定されるものではないが、本実施形態例では、水位センサ8により検出できる水位の最低値である、追い焚き循環路31の浴槽30への接続部(循環金具24の配設部)の上端の水位としている。
浴槽湯水有無判断部35は、前記循環ポンプ9を作動させてみて前記流水検出センサ11が通水の非検出信号を出力していることが確認されたときに浴槽内が空の状態であると判断する。また、浴槽湯水有無判断部35は、水位センサ8により検出される浴槽水位が前記湯水有無判断設定基準水位以下であることが検出されたときに浴槽30内が空の状態であると判断してもよい。いずれの場合も、浴槽湯水無しの判断結果をドレン排出実行指令部37に加える。
なお、本実施形態例では、浴槽湯水有無判断部35によって判断した浴槽湯水無しの判断結果をシャワー使用検知部36にも加え、また、浴槽湯水が有ると判断した場合には、その判断結果を、浴槽排水検知手段34に加えるようにしている。
シャワー使用検知部36は、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するものである。シャワー使用検知部36は、図示されていないメモリ部を有し、このメモリ部に、シャワー使用検知判断の基準となる単位当たりの給湯使用量の値がシャワー検知判断基準値として与えられている。
例えば、一般に、台所での1分当たりの給湯使用量は8リットル(8リットル/分)程度、洗面所での1分当たりの給湯使用量は6リットル(6リットル/分)程度であるのに対し、シャワー使用による1分当たりの給湯使用量は12リットル(12リットル/分)程度と比較的多いことが知られている。そこで、本実施形態例では、前記シャワー検知判断基準値として10リットル/分の値を設定し、シャワー使用検知部36のメモリ部に格納している。なお、シャワー検知判断基準値は利用者の利用状況に対応させて、適宜設定できるようにしてもよい。
シャワー使用検知部36は、前記流量センサ43の検知信号と時計機構33から得られる時間情報とに基づき、制御装置23に接続される風呂用のリモコン装置(図示せず)の電源がオンで、かつ、単位時間当たりの給湯使用量が前記シャワー検知判断基準値以上となったときに、シャワー使用が行われていることを検知し、シャワー使用検知信号をドレン排出実行指令部37に加える。
そして、シャワー使用検知部36はシャワー使用の検知が終了したときにはシャワー終了信号を出力する。
ドレン液量検出手段15は、ドレンタンク13の上部側に設けられており、ドレンタンク13内のドレン水の量を検出し、検出した値をドレン排出実行指令部37に加える。
ドレン排出実行指令部37は、予め定められたドレン排出実行条件が満たされているか否かを判断してドレン排出実行条件が満たされているときにはドレン排出実行指令を出力するものである。
本実施形態例において、ドレン排出実行指令部37は、前記浴槽排水検知手段34によって、浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときに、ドレン排出実行指令を出力する。
また、ドレン排出実行指令部37は、前記浴槽湯水有無判断部35によって浴槽30内が空の状態であることが判断され、かつ、前記シャワー使用検知部36により浴室内のシャワー使用が検知されたときにも、ドレン排出実行指令を出力し、シャワー使用検知部36から前記シャワー終了信号が出力されたときには、ドレン排出実行停止指令を出力する。
また、ドレン排出実行指令部37は、ドレン排出実行指令の出力後に、前記ドレン検出液量が予め設定されるドレン排出終了液量(例えばドレンタンク13の容量の5%)以下になったときにドレン排出停止指令を出力する。
さらに、本実施形態例において、ドレン排出実行指令部37は、前記ドレン液量検出手段15により検出するドレン液量(ドレン検出液量)が予め設定されるドレン排出開始液量(例えばドレンタンク13の容量の95%)以上になったときには、ドレン排出開始液量を越えた量だけドレンを排出するためのドレン排出実行指令を出力する。
なお、本実施形態例において、ドレンタンク13の容量は、風呂給湯装置の利用状況を考慮して設定されており、また、浴槽湯水の排水動作時や浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にドレン排出実行指令を出力する(この指令に基づき、以下のようにドレンタンク13からのドレン排出を行う)ことから、レンタンク13に貯留されるドレン量がドレン排出開始液量以上となることは、通常考えられないが、安全のために、ドレン液量が前記ドレン排出開始液量以上になったときに、ドレン排出開始液量を越えた量だけドレンを排出する構成を設けている。
ドレン排出制御手段38は、ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されてないときには、前記ドレン導出路16を通しての追い焚き循環路31へのドレン導出を行わずに、前記ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されたときに、ドレン導出路16を通して前記ドレンを追い焚き循環路31側に導き、該追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出する。
また、ドレン排出制御手段38は、ドレン排出実行指令部37から前記ドレン排出実行停止指令が出力されたときには、ドレン排水動作を停止する。
本実施形態例は、前記ドレン排出実行指令に基づくドレン排出制御手段38の制御によって、ドレンを追い焚き循環路31を介して浴槽30へ排出するために、以下の構成を有している。つまり、図2に示すように、前記循環ポンプ9の吸込側24には、追い焚き循環路31に浴槽30からの湯水を導入する戻り管28と、前記ドレンタンク13から追い焚き循環路31にドレンを導く前記ドレン導出路16とが切り替え自在に接続されている。また、戻り管28と前記往管29とを、追い焚き熱交換器12を通さずにバイパスするバイパス通路22が循環ポンプ9の吐出側25に連通する箇所に設けられている。
ドレン排出制御手段38は、ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されていないときやドレン排出停止指令が出力されたときには、電磁弁により形成されたドレン導出弁17を閉状態としてドレン導出路16と循環ポンプ9の吸込側24とを非接続状態とする。また、このとき、電磁弁18は閉状態とし、電磁弁19は開状態とし、三方弁21を調整して戻り管28とバイパス通路22とを非接続状態とする。このようにすると、循環ポンプ9の駆動によって、従来例における追い焚き動作と同様に、追い焚き動作が可能となる。
また、ドレン排出制御手段38は、前記ドレン排出実行指令が出力されたときに、ドレン導出弁17を開き、ドレン導出路16と循環ポンプ9の吸込側24とを接続状態とし、電磁弁19を閉じ、バイパス電磁弁18を開状態とし、三方弁21を調整して戻り管28とバイパス通路22とを接続状態とする。この状態で、循環ポンプ9のポンプ駆動によって、前記ドレン導出路16を通して前記ドレンを追い焚き循環路31側に導く。
なお、バイパス電磁弁18と電磁弁19とを設ける代わりに、図2のAに示す位置に、三方電磁弁を設けて、上記戻り管28とバイパス通路22との接続と非接続とを切り替えるようにしてもよい。また、循環ポンプ9を駆動開始してから、ドレン導出弁17を開いてドレン導出路16と循環ポンプ9の吸込側24とを接続状態としてもよい。
そして、ドレンタンク13からドレン導出路16を介して追い焚き循環路31側に導かれるドレンを、前記追い焚き熱交換器12を通さずに前記バイパス通路22を通して前記往管29と前記戻り管28に導入して浴槽30に排出する。
本実施形態例において、ドレンタンク13は、図3(a)に示すように、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを有している。ドレン中和回収貯留部55は、ドレン回収手段48により回収したドレンを、炭酸カルシウム等を粒状にしたもの等により形成された中和手段14によって中和して貯留する貯留部であり、ドレン非中和回収貯留部56は、前記ドレンを中和せずに貯留する貯留部である。
ドレン非中和回収貯留部56はドレンタンク13の上部側に設けられた入口57側に設けられて、ドレン中和回収貯留部55はドレンタンク13の下部側に設けられた出口58側に設けられている。ドレンタンク13は、ドレン非中和回収貯留部56を上部側に配置してドレン中和回収貯留部55を下部側に配置した2層構造を有している。中和手段14により中和された中和状態のドレンは、非中和状態のドレンよりも比重が大きいので、このような上下の2層構造にすると、簡単な構成で、中和状態のドレンと非中和状態のドレンとが混じり合うことを防げる。
本実施形態例では、ドレンタンク13をこのような構成にしたことにより、ドレン排出制御手段38によるドレン排出動作開始時から前記ドレン中和回収貯留部55の容量以下のドレンが排出されるまでは、前記ドレン中和回収貯留部55で中和された中和状態のドレンを浴槽30に排出し、ドレン中和回収貯留部55の容量を越えたドレンが排出されるときには、前記中和状態のドレン排出の後に、前記ドレン非中和回収貯留部56に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽30に排出するようにしている。
なお、ドレンタンク13の容量は特に限定されるものではないが、その一例として、ドレン非中和回収貯留部56の容量を例えば約3リットル、ドレン中和回収貯留部55の容量を例えば約2リットルとすることが挙げられる。これは、1日にドレンタンク13内に貯留されるドレンの量が約1.5リットルと想定し、浴槽30の排水は2日に1度の割合で行う場合を想定し、以下の効果が発揮できるように決定される値である。
すなわち、シャワー使用時の湯水使用量は浴槽排水時の浴槽排水量に比べるとその量が少なく、シャワーの使用時間は浴槽排水時間に比べて短い。そこで、本実施形態例では、上記のように、ドレンタンク13の出口側にドレン中和回収貯留部55を設け、1日のドレン貯留量より多めの容量をドレン中和回収貯留部55の容量とすることにより、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時には、ドレン中和回収貯留部55から中和状態のドレンのみが浴槽30に排出できるようにしている(シャワー使用が停止されるとドレンの排出も停止するので、ドレン中和回収貯留部55の容量を越えた量のドレン排出は行われない)。
また、上記シャワー使用時に、ドレン中和回収貯留部55から中和状態のドレンが浴槽30に排出されると、その後、新たに貯留されるドレンは、また、ドレン中和回収貯留部55に貯留されるので、その後の、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にも、ドレン中和回収貯留部55から中和状態のドレンが浴槽30に排出されることになり、浴槽30に湯張りをせずにシャワーのみを使用した場合には、常にドレン中和回収貯留部55から中和状態のドレンが浴槽30に排出されることにしている。
さらに、例えば利用者が、浴槽30内の湯をくみ出して使用する等して、2日間シャワー使用が検知されなかったときや、シャワー使用検知は行われても、そのとき、浴槽30に湯水を張った状態であり、ドレンがドレンタンク13内に2日間貯留された後に浴槽30の排水が行われたときには、浴槽30の排水時に、ドレン中和回収貯留部55からの中和状態のドレンが浴槽30に排出された後、ドレン非中和回収貯留部56から非中和状態のドレンが浴槽30に排出されるようにしている。
循環路水洗実行部39は、ドレン排出制御手段38によるドレンの排出終了後に、給水源から給水される水を給湯熱交換器4,6を通して、または給湯熱交換器4,6を通さずに、追い焚き循環路12を介して浴槽30に送水することにより、追い焚き循環路内31のドレン通水領域を水洗する。
つまり、循環路水洗実行部39は、ドレン排出制御手段38によるドレンの排出終了後に、注湯電磁弁27を開いて、注湯路26から追い焚き循環路31側に導き、循環ポンプ9を介し、バイパス通路22を通して、戻り管28と往管29から浴槽30に送水する。
循環路水洗実行部39により浴槽30に送水する水は、電磁比例弁53を調整し、給水源から給水される水をそのまま(給水バイパス路52を介して)送水してもよいが、本実施形態例では、循環路水洗実行部39が燃焼制御部41に指令を与え、給水源から給水される水を給湯熱交換器4,6によって加熱して湯として同様に注湯路26から追い焚き循環路31を介して浴槽30に送水する。このように、湯を追い焚き循環路31を介して浴槽30に送水すれば、ドレンの洗浄効果はより一層良好となる。
また、循環路水洗実行部39により浴槽30に送水する水は、例えば予めその量を設定しておいて設定水洗流量とし、流量センサ43の検出流量に基づいて、この設定水洗流量の水を送水してもよいし、送水時間を予め設定しておいて、その送水時間(例えば30秒)だけ送水を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態例の風呂給湯装置は、浴槽内湯水の排水と浴室内でのシャワー使用の排水とが合流されて同じ排水管を通って下水管に導かれていく、一般的なタイプの浴室に設けられた浴槽30に追い焚き循環路31を接続している。
本実施形態例は以上のように構成されており、図5には、本実施形態例におけるドレン排水制御動作の一例が示されている。本実施形態例では、まず、図5のステップS1に示すように、リモコンの自動スイッチ(自動SW)と追い焚きスイッチ(追い焚きSW)がともに、オフであることを確認し、それにより、自動湯張りまたはその後の保温中や、追い焚き動作中でないことを確認してからステップS2に進む。
ステップS2では、ドレン排出実行指令部37は、ドレン液量検出手段15により検出される検出されるドレン液量がドレン排出開始液量(ここでは、D)以上であるか否かを判断し、ドレン排出開始液量以上のときには、ステップS12に進み、ドレン排出開始液量未満のときには、ステップS3に進む。
ステップS3では、浴槽湯水有無判断部35により、循環ポンプ9がオンされ、その後、ステップS4で流水スイッチ11がオンとなったら、浴槽30に追い焚き循環路31の接続位置より上側まで湯水がある状態であるので、ステップS5に進み、浴槽排水検知手段34が、浴槽湯水の排水動作が行われるかどうかを検出する。一方、ステップS4で流水スイッチ11がオフのときには、浴槽30が空の状態であると判断できるので、この状態でのシャワー使用の有無をシャワー使用検知部36により判断するために、ステップS9に進む。
ステップS5では、循環ポンプ9をオフし、ステップS6で、浴槽水位下降速度検出手段32により検出される浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値(例えばBs)以上か否かが判断され、浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上のときには、浴槽湯水の排水動作が行われている可能性があるので、ステップS7に進む。
そして、ステップS7で、浴槽排水検知手段34が、浴槽水位が設定排水基準水位(例えばP)以下か否かを判断し、浴槽水位が設定排水基準水位以下のときには、浴槽湯水の排水動作が行われていると判断し、ステップS12に進む。一方、浴槽水位が前記設定排水基準水位より上のときには、ステップS8に進む。
ステップS8では、浴槽排水検知手段34は、浴槽水位下降速度が前記設定下降速度値以上となって(ステップS6)からの時間が、排水判断基準時間(例えば1分)か否かを判断して排水判断基準時間となったら、浴槽湯水の排水動作が行われていると判断し、ステップS12に進む。
また、前記ステップS4で流水スイッチ11がオフのときには、ステップS9で循環ポンプ9をオフし、シャワー使用検知部36が、ステップS10で風呂リモコンの運転スイッチがオンか否かを確認し、ステップS11で、流量センサ43により検出される給湯流量がシャワー検知判断基準値(例えば10リットル/分)以上か否かを判断し、流量センサ43により検出される給湯流量がシャワー検知判断基準値以上のときにはステップS12に進む。
なお、ステップS5とステップS9での循環ポンプ9のオフ動作は、例えば浴槽湯水有無判断部35により行うことができるし、ステップS5の動作を浴槽排水検知手段34により行ったり、ステップS9の動作をシャワー使用検知部36によって行ったりすることもできる。
ステップS12では、ドレン排出実行指令部37により、ドレン排出実行指令が出力され、この指令に基づきドレン排出制御手段38によるドレン排出動作の実行が行われる。つまり、ステップS12でドレン導出弁17を開き、ステップS13で循環ポンプ9をオンすることにより、ドレンタンク13に貯留されているドレンを、追い焚き循環路31を通して浴槽30に排出する動作が行われる。
上記ドレン排出動作によりドレン液量が減少していくので、ステップS14で、ドレン排出実行指令部37は、ドレン液量検出手段15により検出するドレン液量がドレン排出終了液量(ここでは、D)以下であるか否かを判断し、ドレン排出終了液量以下のときには、ステップS17に進み、ドレン排出終了液量を越える値のときには、ステップS15に進む。
ステップS15では、ステップS4からステップS11の経路を通ったか否かが判断される。これは、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にドレン排出が開始されたのか、それとも、浴槽湯水の排水動作時にドレン排出動作が開始されたかを区別するために行われる動作であり、ステップS4からステップS11の経路を通ったときには、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にドレン排出が開始されたものであるので、ステップS16に進み、シャワー使用の終了タイミングを検出する。
例えば、ステップS16では、シャワー使用検知部36が、流量センサ43により検出される給湯流量がシャワー検知判断基準値(例えば10リットル/分)未満か否かを判断し、流量センサ43により検出される給湯流量がシャワー検知判断基準値未満のときには、前記ステップS11での判断時に行われていたシャワー使用が終了したと判断してステップS17に進む。
なお、ステップS2からステップS3、ステップS4を通らずに、ステップS12に進んだ場合、ドレン液量がドレン排出開始液量と等しくなった時点でステップS17に進むことになるが、この動作工程は、図5では省略している。
ステップS17では、ドレン排出制御手段38が循環ポンプ9をオフし、また、ドレン排出制御手段38は、ステップS18でドレン導出弁18を閉じてドレン排出動作を停止する。その後、ステップS19で、循環路水洗実行部39が燃焼制御部41に指令を加え、バーナ1の燃焼により給湯熱交換器4,6を通る水を加熱して湯とし、注湯電磁弁27を開き、追い焚き循環路31に通水して追い焚き循環路31を水洗する。
そして、ステップS20で、上記水洗時間が例えば30秒といった時間となったときに、ステップS1で注湯電磁弁27を閉じ、追い焚き循環路31の水洗のためのバーナ1の燃焼も停止する。
本実施形態例の風呂給湯装置は、潜熱回収用給湯熱交換器6を備えた高効率の風呂給湯装置であり、かつ、上記のように、ドレンの排水は、ドレン導出路16を通してドレンを追い焚き循環路側31に導き、ドレンを追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出して行うので、ドレン排水を家屋の排水口に導くための配管を設ける必要が無く、また、浴槽湯水排水時に非中和状態のドレンを排出するので、追い焚き循環路31の配管洗浄をエネルギーを消費せずに行うことができる。
つまり、本実施形態例の風呂給湯装置は、ドレン排水用の配管設置のための特別な工事は不要であり、例えば風呂給湯装置の買い換えを行う際にも簡単に、安価で適用することができ、しかも、ドレン排水の問題を解決できる、高効率で、省エネ化が可能なランニングコストの安い装置とすることができる。
また、本実施形態例によれば、前記ドレン排出実行指令部37による判断によって、前記ドレン排出実行条件が満たされているとき、つまり、浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときや、浴槽30が空だと判断され、かつ、浴室内のシャワー使用が検知されたときに、前記ドレン排水動作を実行するので、浴槽排水の湯水やシャワー使用の湯水によってドレンを希釈して浴室の排水管から排水することができ、たとえ前記ドレン導出路16を介して非中和状態のドレンを排出したとしても、環境上支障のない状態でドレン排水を行うことができる。
さらに、本実施形態例において、前記ドレン排出実行指令部37による判断によって、ドレン液量が予め設定されるドレン排出開始液量以上になったと判断されたときにドレン排出を行えば、ドレンがドレン排出開始液量を越えてドレンタンク13内に貯留されたままの状態になることを確実に防ぐことができる。
なお、本実施形態例では、1日にドレンタンク13内に貯留されるドレンの量と、浴槽利用状況とを考慮してドレンタンク13の容量を決定しており、浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときや、浴槽30が空だと判断され、かつ、浴室内のシャワー使用が検知されたときに、前記ドレン排水動作を実行するので、ドレン液量が前記ドレン排出開始液量以上になることは殆ど無い。
さらに、本実施形態例によれば、図3(a)に示したように、ドレンタンク13に、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを設けた2層構造を有しており、ドレン中和回収貯留部の容量を前記の如く適宜の値に設定しているので、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にはドレン中和回収貯留部55からの中和状態のドレンのみを浴槽30に排出することができる。そのため、たとえ浴槽30の素材が、例えば人工大理石のように酸に弱い素材であっても、酸性度の高いドレンが浴槽底面に残存し、浴槽底面にダメージを与えるようなおそれを防ぐことができ、より信頼性を高めることができる。
なお、浴槽30が空の状態でのシャワー使用のみが毎日行われ、浴槽30への湯張りが行われないときには、追い焚き循環路31内を酸性度の高いドレンにより洗浄する必要性も低いので、中和状態のドレンを排出しても、追い焚き循環路31内が汚れて利用者が不快な思いをすることも殆ど無い。
また、シャワー使用の検知が終了したときには、前記ドレン排水動作を停止するので、貯留されていたドレンの排出時間に比べて上記シャワー使用時間が短かった場合に、引き続き残りのドレンを排出することによってドレンの排出のみが行われてしまうことを防ぐことができる。
さらに、本実施形態例によれば、図3(a)に示したように、ドレンタンク13に、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを設けた2層構造を有しており、ドレン中和回収貯留部55の容量を越えたドレンを排出するときには、ドレン中和回収貯留部55からの中和状態のドレンの排出の後に、前記ドレン非中和回収貯留部56に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽30に排出するので、浴槽湯水の排水動作が実行されているときには、中和状態のドレンの排出の後に非中和状態のドレンを浴槽30に排出することになる。
そのため、ドレン追い焚き循環路31に非中和状態のドレンを通すことにより、追い焚き循環路31を酸性度が強いドレンで殺菌等することができ、追い焚き循環路31の管路内洗浄を行わなくても、追い焚き循環路31内を衛生上好ましい状態で維持でき、衛生上好ましい快適な状態で、利用者が快適に入浴できるようにすることができる。また、浴槽湯水の排水時は多量の湯水が排水されるので、その浴槽湯水によって酸性度が高いドレンを希釈できるため、ドレンを適切に排水できる。
さらに、本実施形態例によれば、ドレン排出実行動作時に追い焚き循環路31側に導かれるドレンを、追い焚き熱交換器12を通さずに前記バイパス通路22を通して前記往管29と前記戻り管28に導入して浴槽30に排出するので、酸性度が高いドレンを中和せずに排出する場合でも、追い焚き循環路12を通さずにドレンを排出することによって、一般に銅を含む金属により形成された追い焚き熱交換器12の腐食等のおそれを防げる。
さらに、本実施形態例によれば、ドレン液量が予め設定されるドレン排出停止液量以下になったときにドレン排出動作を停止するので、ドレン液量がドレン排出停止液量になってもドレン排出動作を継続することによる無駄を省くことができ、ドレン排出動作以降に追い焚き動作等が行われたときにも、スムーズに動作移行ができる。
さらに、本実施形態例によれば、ドレン排出制御手段38によるドレンの排出終了後に、給水源から給水される水を給湯熱交換器4,6を通して湯とし、追い焚き循環路12を介して浴槽30に送水することにより、前記追い焚き循環路31内のドレン通水領域を水洗(ここでは湯洗)するので、追い焚き循環路31内や浴槽底面に残ったドレンを洗い流すことができる。
したがって、酸性度が高いドレンを中和せずに追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出したときでも、残存するドレンによって追い焚き循環路31や浴槽底面を湯水で洗浄でき、仮に浴槽が人工大理石で形成されていたとしても、酸性のドレンが長期間に渡り、浴槽底面にとどまることにより浴槽底面ダメージを与えるおそれを確実に防げる。
なお、前記のように、本実施形態例では、図3(a)に示したドレンタンク13の適用により、シャワー使用中に酸性のドレンが浴槽30に排出されることは殆ど生じにくいため、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時には中性状態のドレンを排出し、そのドレンを前記給水源から給水される水により水洗することになる。
また、ドレン水洗時の送水量は、ドレンタンク13に貯留されていたドレンを希釈する際に必要な湯水の量に比べて遙かに少ないので、ドレン水洗を実行しても、エネルギーの無駄を生じることなく、効率的なドレン排水とドレン水洗とを行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な態様を採り得る。例えば、図1の破線に示すように、排水指令出力部62を制御装置23に設け、制御装置23に接続されるリモコン装置(図示せず)等の操作によって、浴槽30の排水動作の指令信号を出力する構成とし、また、この指令信号に基づいて前記浴槽30の排水動作を実行する排水電磁弁61を設けてもよい。
この場合、浴槽排水検知手段34は、前記排水動作の指令信号と排水電磁弁61の開信号の少なくとも一方を受けたときに、浴槽30内の湯水が排水されたと検知するようにしてもよい。また、浴槽湯水有無判断部35は、水位センサ8の検出信号と排水電磁弁61の開閉状態の少なくとも一方に基づき、水位センサ8により検出される浴槽水位が予め定められた浴槽湯水有無基準水位以下であることと、排水電磁弁61が開状態であることの少なくとも一方が検出されたときに浴槽30内が空の状態であると判断してもよい。
また、上記実施形態例では、ドレンタンク13はドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを上下の2層に配置した構成としたが、図3(b)に示すように、ドレンタンク13は、ドレン非中和回収貯留部56のみを有する構成としてもよい。ドレンタンク13がドレン非中和回収貯留部55のみを有する構成とすると、ドレンは中和されずに排出されることになり、ドレンによる追い焚き循環路31の洗浄を確実にできる。
なお、このような構成のドレンタンク13を適用し、浴槽30が空の状態でのシャワー使用時にドレンを排出すると、酸性度の強いドレンが浴槽30の底面に多少残存する可能性もあるが、浴槽30が人工大理石以外の素材で形成されていれば支障はなく、また、浴槽30が人工大理石で形成されている場合でも、上記実施形態例のように、循環路水洗実行部39を設けてドレン排出後に追い焚き循環路31内を送水により水洗すれば、この送水により、浴槽30の底面に残存していたドレンを洗い流すことができるので支障はない。
さらに、ドレンタンク13は、例えば図3(c)に示すように、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを連通路63を介して上下に配設してもよい。この場合も、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
さらに、ドレンタンク13は、図3(d)に示すように、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを隣り合わせて配設した構成とし、ドレン回収手段48により回収されるドレンが、ドレン管49a,49bの径の太さ等により決定される分配比で、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とにそれぞれ分配されて貯留される構成としてもよい。
このような例においては、ドレンは、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とにそれぞれ貯留されるので、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56の下部側にそれぞれ電磁弁により形成されたドレン導出弁17(17a,17b)を設け、必要に応じて、ドレン中和回収貯留部55から中和状態のドレンを排出したり、ドレン非中和回収貯留部56から非中和状態のドレンを排出したりできる。
また、図3(d)のドレンタンク13を適用する場合、ドレン排出制御構成の一例として、以下のような構成を適用できる。例えば、ドレン排出実行指令部37が、浴槽排水検知手段32によって浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにはドレン排出実行指令を出力し、浴槽30内が空の状態での浴室内シャワー使用が検知されたときとには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを排出させるための中和ドレン排出実行指令を出力する構成とする。
そして、ドレン排出制御手段38は、ドレン排出実行指令部37から前記中和ドレン排出実行指令が出力されたときには、ドレン中和回収貯留部55に貯留されている中和状態のドレンを浴槽30に排出し、ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されたときには、ドレン中和回収貯留部55に貯留されている中和状態のドレンとドレン非中和回収貯留部56に貯留されている非中和状態のドレンのうち、少なくとも非中和状態のドレンを浴槽30に排出する。
この構成においても、ドレン排出実行条件に応じて区別される適宜のドレン排出方法を実行できるので、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
さらに、ドレンタンク13は、図3(e)に示すように、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56とを隣り合わせて配設し、ドレン非中和回収貯留部56をドレンタンク13の入口57側に設け、ドレン非中和回収貯留部56に貯留されるドレンの容量がドレン非中和回収貯留部56の容量の50%以上になると、そのドレンはドレン中和回収貯留部55に貯留される構成としてもよい。
この例においても、ドレン中和回収貯留部55とドレン非中和回収貯留部56の下部側に、それぞれ電磁弁により形成されたドレン導出弁17(17a,17b)を設ける。そして、例えば、ドレン排出制御手段38は、ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されたときに、通常は、ドレン導出弁17aを開いてドレン非中和回収貯留部56から非中和状態のドレンを排出し、必要に応じ(例えばドレンタンク13内に貯留されたドレンが、予め定めたドレン排出基準容量以上となって溢れそうなとき等に)、ドレン導出弁17bを開いてドレン中和回収貯留部55から非中和状態のドレンを排出するようにしてもよい。
さらに、図3(f)に示すように、ドレンタンク13がドレン中和回収貯留部55のみを有する構成とすると、ドレンは必然的に中和されて排出されることになるが、ドレンを追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出するため、ドレン排水を家屋の排水口に導くための配管を設ける必要がないので、ドレン排水用の配管設置のための特別な工事は不要であり、例えば風呂給湯装置の買い換えを行う際にも簡単に適用することができ、省エネ化を図ることができる。
さらに、ドレンタンク13の形状は上記各例に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、また、ドレンタンク13の大きさも特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
さらに、上記実施形態例のように、シャワー使用検知部36を設けて、シャワー使用検知を行う場合に、例えば利用者が自動湯張りを行わずに、浴槽30に給湯可能な給湯栓を手動によって開いて浴槽湯水を確認しながら湯張りを行うケースを考慮し、以下のようにしてもよい。
つまり、シャワー使用検知部36は、流量センサ43の検出信号に基づいて単位時間当たりの給湯使用量を求め、その使用時間を時計機構33の情報から得、これらの値から給湯容量を時々刻々と求める。そして、この値が、例えば湯張りの基準水位に対応する容量(例えば図4のグラフのQA)になったときに、水位センサ8による水位検知を行って水位が上昇していくかどうかを確認し、水位上昇が確認されなければ、前記手動による湯張りが行われているのではなく、シャワー使用であると判断するようにしてもよい。
また、前記の如く、時々刻々と求められる給湯容量の値が、前記湯張りの基準水位に対応する容量になったときに、循環ポンプ9を駆動して流水スイッチ11が通水の非検出信号を出力していることが確認できれば、シャワー使用と判断してもよい。
以上のように、手動による湯張りを考慮すると、シャワー使用検知部36によるシャワー検知をより一層正確に行うことができるが、上記判断を行うには、流量センサ43の検出流量に基づいて求められる給湯容量の値が湯張りの基準水位に対応する容量になるまで待つ必要がある。
さらに、上記説明は、いずれも、ドレン排出実行指令部37からドレン排出実行指令が出力されたときに、ドレン排出制御手段38が、ドレン導出路16を通してドレンを追い焚き循環路31側に導き、該追い焚き循環路31を介して浴槽30に排出したが、図2の破線に示すように、追い焚き循環路31の往管29に三方電磁弁65を介して連通する排水通路66を設け、前記ドレンを追い焚き循環路31を介して排水通路66に導き、浴室に排水してもよい。
さらに、上記実施形態例では、ガス燃焼式の風呂給湯装置としたが、風呂給湯装置は石油燃焼式の風呂給湯装置としてもよい。
本発明に係る風呂給湯装置の一実施形態例におけるドレン排水構成を示すブロック図である。 上記実施形態例のシステム構成を模式的に示す説明図である。 上記実施形態例に設けられているドレンタンク(a)と、その他の実施形態例に適用されるドレンタンクの例(b)〜(f)を模式的に示す説明図である。 湯張りのP−Qデータの例を示すグラフである。 上記実施形態例によるドレン排水動作の一例を示すフローチャートである。 潜熱回収用給湯熱交換器を備えた風呂給湯装置の一例を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 給湯側のバーナ
4 メインの給湯熱交換器
5,10 燃焼ファン
6 潜熱回収用給湯熱交換器
7 追い焚き側のバーナ
8 水位センサ
9 循環ポンプ
11 流水スイッチ
12 追い焚き熱交換器
13 ドレンタンク
14 ドレン中和手段
15 ドレン液量検出手段
16 ドレン導出路
17 ドレン導出弁
18 バイパス電磁弁
22 バイパス通路
23 制御装置
30 浴槽
31 追い焚き循環路
32 浴槽水位下降速度検出部
33 時計機構
34 浴槽排水検知手段
35 浴槽湯水有無判断部
36 シャワー使用検知部
37 ドレン排出実行指令部
38 ドレン排出制御手段
39 循環路水洗実行部
48 ドレン回収手段

Claims (16)

  1. バーナと、該バーナの燃焼ガス中の顕熱を吸収するメインの給湯熱交換器と、該メインの給湯熱交換器よりも前記燃焼ガスの流れの下流側に配置されて排気潜熱を回収する潜熱回収用給湯熱交換器とを有し、前記潜熱回収用給湯熱交換器を通る水を潜熱回収の熱で予備加熱し、その予備加熱した水を前記メインの給湯熱交換器の入水口に供給し、該メインの給湯熱交換器で加熱した湯を送水して一つ以上の給湯先に給湯する機能を有し、浴槽に接続される追い焚き循環路を有して該追い焚き循環路は追い焚き熱交換器を備えるとともに接続路を介して前記メインの給湯熱交換器の出湯口側に連通されている風呂給湯装置であって、前記潜熱回収用給湯熱交換器で発生するドレンを回収するドレン回収手段と、該ドレン回収手段により回収したドレンを貯留するドレン貯留手段と、該ドレン貯留手段により貯留したドレンを前記追い焚き循環路側に導くドレン導出路と、予め定められたドレン排出実行条件が満たされているか否かを判断してドレン排出実行条件が満たされているときにはドレン排出実行指令を出力するドレン排出実行指令部と、該ドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されてないときには前記ドレン導出路を通しての前記追い焚き循環路へのドレン導出を行わずに、前記ドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されたときに前記ドレン導出路を通して前記ドレンを追い焚き循環路側に導き該追い焚き循環路を介して浴槽に排出するドレン排出制御手段を有することを特徴とする風呂給湯装置。
  2. 浴槽内湯水の排水動作の実行を検知する浴槽排水検知手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽排水検知手段によって前記浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにドレン排出実行指令を出力することを特徴とする請求項1記載の風呂給湯装置。
  3. 浴槽内が空か否かを判断する浴槽湯水有無判断部と、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するシャワー使用検知部とを有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽湯水有無判断部によって浴槽内が空の状態であることが判断され、かつ、前記シャワー使用検知部により浴室内のシャワー使用が検知されたときにドレン排出実行指令を出力することを特徴とする請求項1記載の風呂給湯装置。
  4. ドレン貯留手段は、ドレン回収手段により回収したドレンを中和手段によって中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、浴槽内湯水の排水動作の実行を検知する浴槽排水検知手段と、浴槽内が空か否かを判断する浴槽湯水有無判断部と、単位時間当たりの給湯使用量に基づき浴室内のシャワー使用を検知するシャワー使用検知部とを有し、ドレン排出実行指令部は前記浴槽排水検知手段によって前記浴槽内湯水の排水動作の実行が検知されたときにはドレン排出実行指令を出力し、浴槽内が空の状態での浴室内シャワー使用が検知されたときとには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを排出させるための中和ドレン排出実行指令を出力する構成とし、ドレン排出制御手段は前記ドレン排出実行指令部から前記中和ドレン排出実行指令が出力されたときには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンを浴槽に排出し、前記ドレン排出実行指令部から前記ドレン排出実行指令が出力されたときには前記ドレン中和回収貯留部に貯留されている中和状態のドレンと前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されている非中和状態のドレンのうち少なくとも非中和状態のドレンを浴槽に排出することを特徴とする請求項1記載の風呂給湯装置。
  5. シャワー使用検知部はシャワー使用の終了を検知したときにはシャワー終了信号を出力する構成とし、該シャワー終了信号が出力されたときにはドレン排出実行指令がドレン排出実行停止指令を出力し、該ドレン排出実行停止指令が出力されたときにドレン排出制御手段によるドレン排水動作を停止することを特徴とする請求項3または請求項4記載の風呂給湯装置。
  6. 追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき単位時間当たりの浴槽水位の変動量を検出して少なくとも単位時間当たりの浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、浴槽排水検知手段は、前記水位センサの検出信号に基づき前記浴槽の水位が予め定められた排水基準水位以下であり、かつ、前記浴槽水位下降速度検出手段により検出される浴槽水位下降速度が予め定められた設定下降速度値以上になったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする請求項2または請求項4または請求項5記載の風呂給湯装置。
  7. 追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、該水位センサの検出信号に基づき単位時間当たりの浴槽水位の変動量を検出して少なくとも単位時間当たりの浴槽水位の下降量を浴槽水位下降速度として検出する浴槽水位下降速度検出手段とを有し、浴槽排水検知手段は、前記浴槽水位下降速度検出手段により検出される浴槽水位下降速度が予め定められた設定下降速度値以上となってからの継続時間が予め定められた排水判断基準時間以上となったときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする請求項2または請求項4または請求項5または請求項6記載の風呂給湯装置。
  8. 浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁が設けられ、浴槽排水検知手段は前記排水動作の指令信号と前記排水電磁弁の開信号の少なくとも一方を受けたときに浴槽内の湯水が排水されたと検知することを特徴とする請求項2または請求項4乃至請求項7のいずれか一つに記載の風呂装置。
  9. 追い焚き循環路に連通する箇所に設けられて浴槽の水位を水圧によって検出する水位センサと、浴槽の排水動作の指令信号に基づいて前記浴槽の排水動作を実行する排水電磁弁の少なくとも一方が設けられ、浴槽湯水有無判断部は前記水位センサの検出信号と前記排水電磁弁の開閉状態の少なくとも一方に基づき、前記水位センサにより検出される浴槽水位が予め定められた湯水有無判断基準水位以下であることと前記排水電磁弁が開状態であることの少なくとも一方が検出されたときに浴槽内が空の状態であると判断することを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
  10. 追い焚き循環路には該追い焚き循環路を通して浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと、前記追い焚き循環路の通水を検知する流水検出センサとが設けられ、浴槽湯水有無判断部は前記循環ポンプを作動させてみて前記流水検出センサが通水の非検出信号を出力していることが確認されたときに浴槽内が空の状態であると判断することを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
  11. 追い焚き循環路を通して浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプを有し、該循環ポンプの吸込側には前記追い焚き循環路に浴槽からの湯水を導入する戻り管と、ドレン貯留手段から追い焚き循環路にドレンを導くドレン導出路とが切り替え自在に接続され、ドレン排出制御手段はドレン排出実行指令部からドレン排出実行指令が出力されていないときには前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを非接続状態とし、前記ドレン排出実行指令が出力されたときに前記ドレン導出路と前記循環ポンプの吸込側とを接続状態として循環ポンプのポンプ駆動によって、前記ドレン導出路を通して前記ドレンを追い焚き循環路側に導くことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
  12. 戻り管は追い焚き熱交換器の入口側に接続され、該追い焚き熱交換器の出口側には該追い焚き熱交換器を通して浴槽に湯水を導く往管が設けられ、前記追い焚き熱交換器を通さずに該往管と前記戻り管とをバイパスするバイパス通路が循環ポンプの吐出側に連通する箇所に設けられており、ドレン排出実行動作時に追い焚き循環路側に導かれるドレンを前記追い焚き熱交換器を通さずに前記バイパス通路を通して前記往管と前記戻り管に導入して浴槽に排出することを特徴とする請求項11記載の風呂給湯装置。
  13. ドレン貯留手段は、ドレン回収手段により回収したドレンを中和手段によって中和して貯留するドレン中和回収貯留部と、前記ドレンを中和せずに貯留するドレン非中和回収貯留部とを有し、該ドレン非中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の入口側に設けられて前記ドレン中和回収貯留部は前記ドレン貯留手段の出口側に設けられており、ドレン排出制御手段によるドレン排出動作開始時から前記ドレン中和回収貯留部の容量以下のドレンが排出されるまでは前記ドレン中和回収貯留部で中和された中和状態のドレンを浴槽に排出し、ドレン中和回収貯留部の容量を越えたドレンが排出されるときには前記中和状態のドレン排出の後に前記ドレン非中和回収貯留部に貯留されていた非中和状態のドレンを浴槽に排出することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
  14. ドレン貯留手段は、ドレン非中和回収貯留部を上部側に配置してドレン中和回収貯留部を下部側に配置した2層構造を有しており、ドレン回収手段により回収されたドレンをドレン貯留手段の上部側からドレン貯留手段に導入して貯留し、ドレン貯留手段の下部側に導出することを特徴とする請求項13記載の風呂給湯装置。
  15. ドレン貯留手段によって貯留されるドレンの液量を検出するドレン液量検出手段を有し、ドレン排出実行指令部は前記ドレン液量検出手段により検出するドレン液量が予め設定されるドレン排出停止液量になったときにドレン排出停止指令を出力する構成とし、該ドレン排出停止指令が出力されたときにドレン排出制御手段によるドレン排出動作を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
  16. ドレン排出制御手段によるドレンの排出終了後に、給水源から給水される水を給湯熱交換器を通してまたは給湯熱交換器を通さずに追い焚き循環路を介して浴槽に送水することにより前記追い焚き循環路内のドレン通水領域を水洗する循環路水洗実行部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一つに記載の風呂給湯装置。
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