JPH09236320A - 給湯器付風呂釜 - Google Patents
給湯器付風呂釜Info
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- JPH09236320A JPH09236320A JP8071531A JP7153196A JPH09236320A JP H09236320 A JPH09236320 A JP H09236320A JP 8071531 A JP8071531 A JP 8071531A JP 7153196 A JP7153196 A JP 7153196A JP H09236320 A JPH09236320 A JP H09236320A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入浴中にもかかわらず、風呂釜洗浄を開始
し、入浴者が使用感の悪さを感じることを防止する。 【解決手段】 給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜において、浴槽水位
が浴槽の上部循環口付近、あるいは上部循環口未満であ
り、かつ、浴槽水の低下度合いが一定以上のとき、給湯
器からの水または湯を一定量または一定時間だけ落とし
込むようにした。
し、入浴者が使用感の悪さを感じることを防止する。 【解決手段】 給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜において、浴槽水位
が浴槽の上部循環口付近、あるいは上部循環口未満であ
り、かつ、浴槽水の低下度合いが一定以上のとき、給湯
器からの水または湯を一定量または一定時間だけ落とし
込むようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器からの温水
を浴槽に自動的に落とし込むことがきるようにした給湯
器付風呂釜であって、特に、風呂釜の自動洗浄機能を有
した給湯器付風呂釜に関する。
を浴槽に自動的に落とし込むことがきるようにした給湯
器付風呂釜であって、特に、風呂釜の自動洗浄機能を有
した給湯器付風呂釜に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、風呂使用後には浴槽内の湯を排水
するが、浴槽内の湯を排水しても、風呂使用中に浴槽水
が循環する風呂釜内には入浴者の持ち込む埃や垢、そし
て、水垢やぬめりが残ったままであるため、翌日等に浴
槽へ自動落とし込み給湯をしたり、浴槽水の追焚循環を
行った際に、浴槽はきれいに洗浄しているにもかかわら
ず、前記風呂釜内に残留している汚れが浴槽内に導入さ
れて汚れてしまうという問題があった。
するが、浴槽内の湯を排水しても、風呂使用中に浴槽水
が循環する風呂釜内には入浴者の持ち込む埃や垢、そし
て、水垢やぬめりが残ったままであるため、翌日等に浴
槽へ自動落とし込み給湯をしたり、浴槽水の追焚循環を
行った際に、浴槽はきれいに洗浄しているにもかかわら
ず、前記風呂釜内に残留している汚れが浴槽内に導入さ
れて汚れてしまうという問題があった。
【０００３】そこで、従来におけるこの種の給湯器付風
呂釜では、風呂使用を終了し、浴槽の排水栓が抜かれる
と、図３のフローチャートのように、風呂釜内の洗浄を
行っている。まず、浴槽水の水位がＡ水位未満か否かを
検出する（ステップ１）。ここでＡ水位とは、浴槽の上
部循環口付近あるいは、それ未満を指し、水位検出の可
能な最低水位としているものもある。ステップ１におい
て、浴槽水位がＡ水位未満でないときは、まだ、浴槽水
の排水が開始されていないとして次のステップには進ま
ない。また、ステップ１において、Ａ水位未満を検出す
ると、排水が開始されたとみなし、本当に排水されたか
否かを確認するため、ａ分以上（例えば３分以上）Ａ水
位未満かどうかを検出する（ステップ２）。もし、ａ分
に達するまでに、Ａ水位以上になると一時的な水位低下
であって、浴槽水の排水ではないと判断し、ステップ１
に戻るが、ａ分以上Ａ水位未満であると、浴槽水が充分
排水され、風呂釜洗浄を行ってもよいと判断し、風呂釜
洗浄を開始する（ステップ３）。そして、水あるいは給
湯器で加熱した湯を風呂釜を経由して浴槽に流して、風
呂釜洗浄を終了する（ステップ４）。
呂釜では、風呂使用を終了し、浴槽の排水栓が抜かれる
と、図３のフローチャートのように、風呂釜内の洗浄を
行っている。まず、浴槽水の水位がＡ水位未満か否かを
検出する（ステップ１）。ここでＡ水位とは、浴槽の上
部循環口付近あるいは、それ未満を指し、水位検出の可
能な最低水位としているものもある。ステップ１におい
て、浴槽水位がＡ水位未満でないときは、まだ、浴槽水
の排水が開始されていないとして次のステップには進ま
ない。また、ステップ１において、Ａ水位未満を検出す
ると、排水が開始されたとみなし、本当に排水されたか
否かを確認するため、ａ分以上（例えば３分以上）Ａ水
位未満かどうかを検出する（ステップ２）。もし、ａ分
に達するまでに、Ａ水位以上になると一時的な水位低下
であって、浴槽水の排水ではないと判断し、ステップ１
に戻るが、ａ分以上Ａ水位未満であると、浴槽水が充分
排水され、風呂釜洗浄を行ってもよいと判断し、風呂釜
洗浄を開始する（ステップ３）。そして、水あるいは給
湯器で加熱した湯を風呂釜を経由して浴槽に流して、風
呂釜洗浄を終了する（ステップ４）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、入浴中であ
るにもかかわらず、単に浴槽内の湯を汲み出して浴槽水
位が低下しただけ（図３のステップ２でＹＥＳの状態）
であるのに、浴槽水排水と誤検知し、風呂釜洗浄が実行
されることがある。即ち、図１に示される自然循環式の
風呂釜での浴槽水位を検出する圧力センサの取付位置
は、熱交換器に連通する位置に制限され、そして圧力セ
ンサの検出可能な最低水位は、圧力センサ位置を熱交換
器の最下端に設けてもこの熱交換器内の中間位置程度の
水位であり、このような検出可能な最低水位を排水の判
定水位とすると、実際は入浴可能な水位であるにも拘ら
ず、洗浄動作が実行されるのである。そのため、風呂釜
洗浄を水や湯で行うと、入浴者が知らないうちに浴槽湯
温が変化する。従って、予期しない浴槽湯温を入浴者は
感じることになり、使用感の悪さが発生するという問題
があった。
るにもかかわらず、単に浴槽内の湯を汲み出して浴槽水
位が低下しただけ（図３のステップ２でＹＥＳの状態）
であるのに、浴槽水排水と誤検知し、風呂釜洗浄が実行
されることがある。即ち、図１に示される自然循環式の
風呂釜での浴槽水位を検出する圧力センサの取付位置
は、熱交換器に連通する位置に制限され、そして圧力セ
ンサの検出可能な最低水位は、圧力センサ位置を熱交換
器の最下端に設けてもこの熱交換器内の中間位置程度の
水位であり、このような検出可能な最低水位を排水の判
定水位とすると、実際は入浴可能な水位であるにも拘ら
ず、洗浄動作が実行されるのである。そのため、風呂釜
洗浄を水や湯で行うと、入浴者が知らないうちに浴槽湯
温が変化する。従って、予期しない浴槽湯温を入浴者は
感じることになり、使用感の悪さが発生するという問題
があった。
【０００５】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、風呂使用時に予期しない浴槽湯温の変動を最小限
に押さえ、あるいは、浴槽湯温の変動を未然に防止する
ことのできる給湯器付風呂釜の提供を目的とする。
消し、風呂使用時に予期しない浴槽湯温の変動を最小限
に押さえ、あるいは、浴槽湯温の変動を未然に防止する
ことのできる給湯器付風呂釜の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜において、次の点を
特徴とする。まず、浴槽水位が浴槽の上部循環口付近あ
るいは上部循環口未満であり、かつ、浴槽水位の低下度
合いが一定以上のとき、給湯器からの水または湯を一定
量または一定時間だけ落とし込むようにしたことを第１
の特徴としている。また、浴槽水位が浴槽の上部循環口
付近あるいは上部循環口未満のとき、給湯器からの水ま
たは湯を一定量または一定時間だけ落とし込み、落とし
込み終了までに浴槽水位が回復したときには落とし込み
を中止するようにしたことを第２の特徴としている。そ
して、浴槽水位が浴槽の上部循環口付近、あるいは上部
循環口未満であり、かつ、浴槽水位の低下度合いが一定
以上のとき、給湯器からの水または湯を一定量または一
定時間だけ落とし込み、落とし込み終了までに浴槽水位
が回復したときには落とし込みを中止するようにしたこ
とを第３の特徴としている。
め、本発明は、給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜において、次の点を
特徴とする。まず、浴槽水位が浴槽の上部循環口付近あ
るいは上部循環口未満であり、かつ、浴槽水位の低下度
合いが一定以上のとき、給湯器からの水または湯を一定
量または一定時間だけ落とし込むようにしたことを第１
の特徴としている。また、浴槽水位が浴槽の上部循環口
付近あるいは上部循環口未満のとき、給湯器からの水ま
たは湯を一定量または一定時間だけ落とし込み、落とし
込み終了までに浴槽水位が回復したときには落とし込み
を中止するようにしたことを第２の特徴としている。そ
して、浴槽水位が浴槽の上部循環口付近、あるいは上部
循環口未満であり、かつ、浴槽水位の低下度合いが一定
以上のとき、給湯器からの水または湯を一定量または一
定時間だけ落とし込み、落とし込み終了までに浴槽水位
が回復したときには落とし込みを中止するようにしたこ
とを第３の特徴としている。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施の形態を示
す給湯器付風呂釜の構成図、図２は、風呂釜洗浄時の制
御動作を示すフローチャートである。
す給湯器付風呂釜の構成図、図２は、風呂釜洗浄時の制
御動作を示すフローチャートである。
【０００８】まず、図１において、１は給湯器、２は落
とし込み回路、３は風呂釜、４は浴槽である。給湯器１
は、入水路１０からの水を給湯用バーナ１１に用いて給
湯熱交換器１２で加熱し、出湯路１３を通過して出湯す
るものである。ここで、１４は給湯熱交換器１２を通る
入水量を検出する給湯水量センサ、１５は入水温度を検
出する入水サーミスタ、１６は給湯熱交換器１２での加
熱後の湯温を検出する給湯缶体サーミスタ、１７は給湯
熱交換器１２で加熱された湯と、バイパス路１８からの
水とを混合した後の出湯湯温を検出する出湯サーミス
タ、１９は出湯量を調整する水量サーボである。
とし込み回路、３は風呂釜、４は浴槽である。給湯器１
は、入水路１０からの水を給湯用バーナ１１に用いて給
湯熱交換器１２で加熱し、出湯路１３を通過して出湯す
るものである。ここで、１４は給湯熱交換器１２を通る
入水量を検出する給湯水量センサ、１５は入水温度を検
出する入水サーミスタ、１６は給湯熱交換器１２での加
熱後の湯温を検出する給湯缶体サーミスタ、１７は給湯
熱交換器１２で加熱された湯と、バイパス路１８からの
水とを混合した後の出湯湯温を検出する出湯サーミス
タ、１９は出湯量を調整する水量サーボである。
【０００９】また、落とし込み回路２は、給湯器１から
の湯水を風呂釜３や浴槽４に落とし込むときの通路であ
り、落とし込み回路２には、上水回路である給湯器１と
雑水回路である風呂釜３を縁切りするバキュームブレー
カ２１、落とし込みを開始または終了させる注湯電磁弁
２２、落とし込み水量を検出する注湯水量センサ２３、
風呂釜３からの逆流を防止する逆止弁２４が備えられ、
逆止弁から下流は主落とし込み路２５と副落とし込み路
２６に分岐されている。なお、主落とし込み路２５と副
落とし込み路２６を通過する量は、主落とし込み路２５
の方が副落とし込み路２６より相当大きくなるようにし
ている。そして、風呂釜３は浴槽４の湯水を風呂用バー
ナ３１を用いて風呂熱交換器３２で加熱するものであ
り、浴槽水位を検出する圧力センサ３３、空焚きを防止
する空焚安全装置３４を具備している。さらに、風呂釜
３には、浴槽４内の湯水を強制的に攪拌する循環ポンプ
３５、浴槽４内の湯水の温度や副落とし込み路２６から
の落とし込み温度を検出する風呂サーミスタ３６も備え
ている。なお、３９は各センサや図示しないリモコンか
らの情報にもとづき各バーナの燃焼などを制御する制御
部、４１は浴槽４の上部循環口、４２は浴槽４の下部循
環口である。
の湯水を風呂釜３や浴槽４に落とし込むときの通路であ
り、落とし込み回路２には、上水回路である給湯器１と
雑水回路である風呂釜３を縁切りするバキュームブレー
カ２１、落とし込みを開始または終了させる注湯電磁弁
２２、落とし込み水量を検出する注湯水量センサ２３、
風呂釜３からの逆流を防止する逆止弁２４が備えられ、
逆止弁から下流は主落とし込み路２５と副落とし込み路
２６に分岐されている。なお、主落とし込み路２５と副
落とし込み路２６を通過する量は、主落とし込み路２５
の方が副落とし込み路２６より相当大きくなるようにし
ている。そして、風呂釜３は浴槽４の湯水を風呂用バー
ナ３１を用いて風呂熱交換器３２で加熱するものであ
り、浴槽水位を検出する圧力センサ３３、空焚きを防止
する空焚安全装置３４を具備している。さらに、風呂釜
３には、浴槽４内の湯水を強制的に攪拌する循環ポンプ
３５、浴槽４内の湯水の温度や副落とし込み路２６から
の落とし込み温度を検出する風呂サーミスタ３６も備え
ている。なお、３９は各センサや図示しないリモコンか
らの情報にもとづき各バーナの燃焼などを制御する制御
部、４１は浴槽４の上部循環口、４２は浴槽４の下部循
環口である。
【００１０】次に、図２のフローチャートも用いて制御
動作を説明する。まず、現在の浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以
上あるか否かを圧力センサ３３で検出する（ステップ
１）。ここでＡ水位とは、浴槽の上部循環口４１付近あ
るいは、それ未満の下部循環口４２までの低い水位であ
り、水位検出の可能な最低水位としてもよい。そしてＢ
は定数であり、圧力センサ３３が水位差を充分検出でき
る高低差以上であり、例えば５ｃｍである。ステップ１
で浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以上ない場合は、例えばお湯張
り途中に落とし込みを中止した場合や、入浴以外の目的
で少しだけ浴槽に落とし込んだ場合のように、風呂釜内
そのものは清浄なままであり、洗浄の必要はないので、
次のステップには進まない。これに対し、ステップ１で
浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以上であれば、入浴もされ、風呂
釜洗浄の必要があると判断し、以下のステップに進む。
動作を説明する。まず、現在の浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以
上あるか否かを圧力センサ３３で検出する（ステップ
１）。ここでＡ水位とは、浴槽の上部循環口４１付近あ
るいは、それ未満の下部循環口４２までの低い水位であ
り、水位検出の可能な最低水位としてもよい。そしてＢ
は定数であり、圧力センサ３３が水位差を充分検出でき
る高低差以上であり、例えば５ｃｍである。ステップ１
で浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以上ない場合は、例えばお湯張
り途中に落とし込みを中止した場合や、入浴以外の目的
で少しだけ浴槽に落とし込んだ場合のように、風呂釜内
そのものは清浄なままであり、洗浄の必要はないので、
次のステップには進まない。これに対し、ステップ１で
浴槽水位がＡ水位＋Ｂ以上であれば、入浴もされ、風呂
釜洗浄の必要があると判断し、以下のステップに進む。
【００１１】ステップ２において、浴槽水位がＡ水位＋
Ｂ未満であるか否かを制御部３９で判定し、Ａ水位＋Ｂ
未満でなければ、入浴中あるいは、浴槽水の排水をして
おらず、風呂釜洗浄は早いと判断し、Ａ水位＋Ｂ未満と
なるのを待つ。そして、Ａ水位＋Ｂ未満となると浴槽水
の排水を開始した可能性があり、水位の低下度合いをみ
る（ステップ３）。即ち、ｂ分（例えば３分）以内にＡ
水位を検出すれば、Ｂだけの水位が低下したこととな
り、相当な量の浴槽水が短時間に減少しており、浴槽水
の排水が開始されたと判定でき、ｂ分以内にＡ水位を検
出できなければ、浴槽水の排水ではなく、入浴時の一時
的な使用と判定できる。このように、浴槽水位の低下度
合いを見ることで浴槽水の排水の可能性を精度よく見る
ことができ、誤って風呂釜洗浄動作に入ることが防止さ
れる。よって、ｂ分以内にＡ水位未満にならなければス
テップ１に戻り、浴槽水位の回復を待って、再度、浴槽
水の排水判定を行う。また、ｂ分以内にＡ水位未満にな
ると浴槽水の排水を実行している可能性が高く、次のス
テップに進む。
Ｂ未満であるか否かを制御部３９で判定し、Ａ水位＋Ｂ
未満でなければ、入浴中あるいは、浴槽水の排水をして
おらず、風呂釜洗浄は早いと判断し、Ａ水位＋Ｂ未満と
なるのを待つ。そして、Ａ水位＋Ｂ未満となると浴槽水
の排水を開始した可能性があり、水位の低下度合いをみ
る（ステップ３）。即ち、ｂ分（例えば３分）以内にＡ
水位を検出すれば、Ｂだけの水位が低下したこととな
り、相当な量の浴槽水が短時間に減少しており、浴槽水
の排水が開始されたと判定でき、ｂ分以内にＡ水位を検
出できなければ、浴槽水の排水ではなく、入浴時の一時
的な使用と判定できる。このように、浴槽水位の低下度
合いを見ることで浴槽水の排水の可能性を精度よく見る
ことができ、誤って風呂釜洗浄動作に入ることが防止さ
れる。よって、ｂ分以内にＡ水位未満にならなければス
テップ１に戻り、浴槽水位の回復を待って、再度、浴槽
水の排水判定を行う。また、ｂ分以内にＡ水位未満にな
ると浴槽水の排水を実行している可能性が高く、次のス
テップに進む。
【００１２】なお、水位低下を見る時間ｂは、前述のよ
うな定数でも、あるいは変数でもよい。そして、変数に
するときは、浴槽が大きい程ｂを長く、浴槽が小さい程
ｂを短くするようにすれば、浴槽の大きさに応じた浴槽
水の排水検出ができる。また、水位低下度合いの検出を
所定時間内の水位低下巾、所定水位低下時の所要時間、
あるいは単位時間当たりの水位減少量、すなわち、水位
低下率としてもよく、浴槽水排水が否かの判断基準を定
数としても変数としてもよい。さらに、これらの判断基
準を実際に排水した場合の水位低下巾と時間との関係を
学習することにより設定するようにしてもよい。
うな定数でも、あるいは変数でもよい。そして、変数に
するときは、浴槽が大きい程ｂを長く、浴槽が小さい程
ｂを短くするようにすれば、浴槽の大きさに応じた浴槽
水の排水検出ができる。また、水位低下度合いの検出を
所定時間内の水位低下巾、所定水位低下時の所要時間、
あるいは単位時間当たりの水位減少量、すなわち、水位
低下率としてもよく、浴槽水排水が否かの判断基準を定
数としても変数としてもよい。さらに、これらの判断基
準を実際に排水した場合の水位低下巾と時間との関係を
学習することにより設定するようにしてもよい。
【００１３】続いてステップ４では、ａ分（例えば３分
間）以上、Ａ水位未満であるか否かを見る。ここで、ａ
分以内にＡ水位以上となると、大巾ではあったが一時的
な水位低下であり、さらに補水されたことになるので、
浴槽水の排水ではないと判断されステップ１に戻る。ま
た、ａ分以上、Ａ水位未満であれば、浴槽水の排水が実
行され、残っている浴槽水も少なくなり、風呂釜洗浄の
効果があると判断し、注湯電磁弁２２を開いて風呂釜洗
浄を開始する（ステップ５）。ここで、風呂釜洗浄の具
体的な方法は特に限定しないが、本発明では、一定量ま
たは一定時間だけ湯または水を給湯器１から浴槽４に一
気に流す方法をとる。即ち、給湯器１からの湯または水
は、大半が落とし込み回路２の主落とし込み路２５に流
れ、風呂釜３の風呂熱交換器３２の内部に勢いよく当た
って、風呂熱交換器３２の内部に残留する汚れととも
に、浴槽４に排出されるのである。なお、特に洗浄効果
を上げるためには、水より湯が汚れを落とし易い。ま
た、浴槽４内の水位が下部循環口４２以下の大気開放さ
れている時の方が、給湯器１から浴槽４への流れが速
く、汚れを落とし易い。本実施形態においては、ステッ
プ４でａ分だけ様子を見ることで、排水中であれば、充
分、下部循環口４２以下の水位になっている。
間）以上、Ａ水位未満であるか否かを見る。ここで、ａ
分以内にＡ水位以上となると、大巾ではあったが一時的
な水位低下であり、さらに補水されたことになるので、
浴槽水の排水ではないと判断されステップ１に戻る。ま
た、ａ分以上、Ａ水位未満であれば、浴槽水の排水が実
行され、残っている浴槽水も少なくなり、風呂釜洗浄の
効果があると判断し、注湯電磁弁２２を開いて風呂釜洗
浄を開始する（ステップ５）。ここで、風呂釜洗浄の具
体的な方法は特に限定しないが、本発明では、一定量ま
たは一定時間だけ湯または水を給湯器１から浴槽４に一
気に流す方法をとる。即ち、給湯器１からの湯または水
は、大半が落とし込み回路２の主落とし込み路２５に流
れ、風呂釜３の風呂熱交換器３２の内部に勢いよく当た
って、風呂熱交換器３２の内部に残留する汚れととも
に、浴槽４に排出されるのである。なお、特に洗浄効果
を上げるためには、水より湯が汚れを落とし易い。ま
た、浴槽４内の水位が下部循環口４２以下の大気開放さ
れている時の方が、給湯器１から浴槽４への流れが速
く、汚れを落とし易い。本実施形態においては、ステッ
プ４でａ分だけ様子を見ることで、排水中であれば、充
分、下部循環口４２以下の水位になっている。
【００１４】ステップ５にて、風呂釜洗浄を開始して
後、浴槽水位がＡ水位以上を検知するが否かを見る（ス
テップ６）。通常、排水状態で風呂釜洗浄による落とし
込みを実行すると、落とし込み量よりも排水量が多いた
め、Ａ水位以上を検知することはないので、所定の落と
し込み量または所定の落とし込み時間となれば（ステッ
プ７）、風呂釜洗浄を終了する（ステップ８）。しか
し、一時的な浴槽湯の使用により水位が低下した場合、
あるいは、浴槽水の排水を途中で中止した場合等は、ス
テップ６で、Ａ水位以上を検出することがある。この時
は、風呂使用を終了したものではない。よって、風呂釜
洗浄により、風呂釜内の汚れが浴槽に出ると使用者が不
快な思いをするので、落とし込み終了前にステップ８に
進み、風呂釜洗浄を終了する。
後、浴槽水位がＡ水位以上を検知するが否かを見る（ス
テップ６）。通常、排水状態で風呂釜洗浄による落とし
込みを実行すると、落とし込み量よりも排水量が多いた
め、Ａ水位以上を検知することはないので、所定の落と
し込み量または所定の落とし込み時間となれば（ステッ
プ７）、風呂釜洗浄を終了する（ステップ８）。しか
し、一時的な浴槽湯の使用により水位が低下した場合、
あるいは、浴槽水の排水を途中で中止した場合等は、ス
テップ６で、Ａ水位以上を検出することがある。この時
は、風呂使用を終了したものではない。よって、風呂釜
洗浄により、風呂釜内の汚れが浴槽に出ると使用者が不
快な思いをするので、落とし込み終了前にステップ８に
進み、風呂釜洗浄を終了する。
【００１５】以上のように本実施形態では、風呂釜洗浄
前にステップ２、および３のように、浴槽水の排水を確
率を上げて検出する方法と、風呂釜洗浄中のステップ６
のように、浴槽水排水検出を再確認する方法とを採用し
ている。しかし、上記２つの方法を同時に採用しなくと
も、いづれかの方法１つを採用すれば、発明が解決しよ
うとする課題である、風呂釜洗浄による入浴者の使用感
の悪さを取り除くことは可能である。
前にステップ２、および３のように、浴槽水の排水を確
率を上げて検出する方法と、風呂釜洗浄中のステップ６
のように、浴槽水排水検出を再確認する方法とを採用し
ている。しかし、上記２つの方法を同時に採用しなくと
も、いづれかの方法１つを採用すれば、発明が解決しよ
うとする課題である、風呂釜洗浄による入浴者の使用感
の悪さを取り除くことは可能である。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、風呂釜洗
浄開始条件である浴槽水排水の検出を、浴槽水が或る水
位より低くなったか否かのみで判断するのではなく、浴
槽水の水位低下度合いも加味して判断するため、正確に
判断できる。従って、単に浴槽内の湯を汲み出しただけ
であるのに、浴槽水位が低下したために浴槽水排水と誤
検知し、風呂釜洗浄が実行されることが防止できる。つ
まり、入浴者の使用感の悪さを防止できるのである。ま
た、風呂使用が終了しておらず、風呂釜洗浄中に水位の
回復があったときには、即座に風呂釜洗浄を中止するの
で、入浴者の使用感の悪さを最小限におさえることがで
きる。
浄開始条件である浴槽水排水の検出を、浴槽水が或る水
位より低くなったか否かのみで判断するのではなく、浴
槽水の水位低下度合いも加味して判断するため、正確に
判断できる。従って、単に浴槽内の湯を汲み出しただけ
であるのに、浴槽水位が低下したために浴槽水排水と誤
検知し、風呂釜洗浄が実行されることが防止できる。つ
まり、入浴者の使用感の悪さを防止できるのである。ま
た、風呂使用が終了しておらず、風呂釜洗浄中に水位の
回復があったときには、即座に風呂釜洗浄を中止するの
で、入浴者の使用感の悪さを最小限におさえることがで
きる。
【図１】本発明の実施形態を示す給湯器付風呂釜の構成
図である。
図である。
【図２】本発明の実施形態における風呂釜洗浄のフロー
チャートである。
チャートである。
【図３】従来技術の風呂釜洗浄のフローチャートであ
る。
る。
１ 給湯器 ２ 落とし込み回路 ３ 風呂釜 ４ 浴槽 ２５ 主落とし込み路 ３２ 風呂熱交換器 ３３ 圧力センサ ３９ 制御部 ４１ 上部循環口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 栄一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地株式会社 ノーリツ内
Claims (3)
- 【請求項１】 給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜であって、浴槽水位
が前記浴槽の上部循環口付近あるいは上部循環口未満で
あり、かつ該浴槽水位の低下度合いが一定以上のとき、
前記給湯器からの水または湯を一定量または一定時間だ
け落とし込むように構成したことを特徴とする給湯器付
風呂釜。 - 【請求項２】 給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜であって、浴槽水位
が前記浴槽の上部循環口付近あるいは上部循環口未満の
とき、前記給湯器からの水または湯を一定量または一定
時間だけ落とし込み、落とし込み終了までに浴槽水位が
回復したときには落とし込みを中止するように構成した
ことを特徴とする給湯器付風呂釜。 - 【請求項３】 給湯器からの水または湯を落とし込み回
路および風呂釜を通して浴槽に自動的に落とし込むこと
ができるようにした給湯器付風呂釜であって、浴槽水位
が前記浴槽の上部循環口付近あるいは上部循環口未満で
あり、かつ該浴槽水位の低下度合いが一定以上のとき、
前記給湯器からの水または湯を一定量または一定時間だ
け落とし込み、落とし込み終了までに浴槽水位が回復し
たときには落とし込みを中止するように構成したことを
特徴とする給湯器付風呂釜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071531A JPH09236320A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 給湯器付風呂釜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071531A JPH09236320A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 給湯器付風呂釜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09236320A true JPH09236320A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13463422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8071531A Pending JPH09236320A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 給湯器付風呂釜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09236320A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300481A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Gastar Corp | 風呂給湯装置 |
| JP2009229044A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Gastar Corp | 風呂給湯装置 |
| JP2011064342A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | 浴槽給湯機能付き給湯機 |
| JP2014066500A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Daikin Ind Ltd | 給湯機 |
| JP2015059668A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 日立アプライアンス株式会社 | 給湯機 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8071531A patent/JPH09236320A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300481A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Gastar Corp | 風呂給湯装置 |
| JP2009229044A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Gastar Corp | 風呂給湯装置 |
| JP2011064342A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | 浴槽給湯機能付き給湯機 |
| JP2014066500A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Daikin Ind Ltd | 給湯機 |
| JP2015059668A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 日立アプライアンス株式会社 | 給湯機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040712 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041108 |