JPH10300188A - 浴槽自動洗浄装置 - Google Patents

浴槽自動洗浄装置

Info

Publication number
JPH10300188A
JPH10300188A JP9123081A JP12308197A JPH10300188A JP H10300188 A JPH10300188 A JP H10300188A JP 9123081 A JP9123081 A JP 9123081A JP 12308197 A JP12308197 A JP 12308197A JP H10300188 A JPH10300188 A JP H10300188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
cleaning
temperature
hot water
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9123081A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Miyawaki
久始 宮脇
Kenji Kawai
健児 河井
Akira Fukuhara
晃 福原
Hideaki Nagase
秀明 長瀬
Yoji Hatake
洋二 畠
Eiichi Tsuji
栄一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP9123081A priority Critical patent/JPH10300188A/ja
Publication of JPH10300188A publication Critical patent/JPH10300188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 季節等による浴室内の室温や浴槽壁の温度の
変動、給湯器への入水温度の変動等にも対応して、良好
な浴槽自動洗浄を安定して行うことができる浴槽自動洗
浄装置の提供を課題とする。 【解決手段】 給湯器20により熱交換加熱された温水を
導いて、これを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合す
ることなく、浴槽10内壁に向けて噴出させることで、浴
槽10を自動洗浄するようにした浴槽自動洗浄装置であっ
て、前記浴槽洗浄に用いる温水については、給湯器20の
熱交換器23からの出湯温度を季節に応じて変更させるよ
うにしたコントローラ40を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽自動洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器からの温水を利用して、浴槽内の
洗浄を人手を借りずに行う浴槽自動洗浄装置が近年にお
いて提供されている。この浴槽の自動洗浄は、入浴が完
了した後や浴槽に湯張りを行う前等、浴槽が入浴のため
に使用されていないときに一般に行われ、給湯器で熱交
換加熱された温水を浴槽まで導いて、概略的には、温水
によるすすぎ洗浄と洗剤を混入させて行う洗剤洗浄との
組み合わせによって行われる。温水は浴槽内壁にシャワ
ー状にふりかかるように、浴槽の底や浴槽の上部両側壁
等から噴出せられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来における
浴槽自動洗浄装置では、浴槽内壁等の温度や浴槽付近の
室温が季節等によって大きく変化することから、浴槽内
壁の汚れ等に実際に作用する際における温水の温度も、
前記浴槽壁の温度や浴室の室温等によっては大きく低下
したりし、浴槽洗浄を十分安定して行えるとはいえない
場合があった。また一方、給湯器において出湯された温
水は、特にその通水初期においては、浴槽洗浄に使用さ
れる位置まで導かれる間に温度低下したりして、洗浄開
始初期から好ましい温度での温水洗浄が出来るとは限ら
ないことから、予め設定された洗浄時間の全期間におい
て良好な洗浄が出来るとは限らないという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、上記従来における浴槽自
動洗浄装置の問題点を解消し、季節等による浴室内の室
温や浴槽壁の温度の変動、給湯器への入水温度の変動等
にも対応して、良好な浴槽自動洗浄を安定して行うこと
ができる浴槽自動洗浄装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の浴槽自動洗浄装置は、給湯器により熱交換
加熱された温水を導いて、これを必要に応じて洗剤と混
合し或いは混合することなく、浴槽内壁に向けて噴出さ
せることで、浴槽を自動洗浄するようにした浴槽自動洗
浄装置であって、前記浴槽洗浄に用いる温水について
は、給湯器の熱交換器からの出湯温度を季節に応じて変
更させるようにしたコントローラを設けたことを第1の
特徴としている。また本発明の浴槽自動洗浄装置は、上
記第1の特徴に加えて、コントローラによる季節の判定
は、給湯器に設けられる入水温度センサが検出する入水
温度によって行うことを第2の特徴としている。また本
発明の浴槽自動洗浄装置は、上記第1の特徴に加えて、
コントローラによる季節の判定は、装置に設けた外気温
センサが検出する温度によって行うことを第3の特徴と
している。また本発明の浴槽自動洗浄装置は、上記第1
〜第3の何れかの特徴に加えて、季節に応じて熱交換器
からの出湯温度を変更する代わりに、季節に応じて洗浄
時間を変更させるようにしたコントローラを設けたこと
を第4の特徴としている。また本発明の浴槽自動洗浄装
置は、給湯器により熱交換加熱された温水を導いて、こ
れを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合することな
く、浴槽内壁に向けて噴出させることで、浴槽を自動洗
浄するようにした浴槽自動洗浄装置であって、浴槽洗浄
用の温水が浴槽の近傍まで導かれた時点での温水温度を
検出する温度センサを設け、該温度センサで検出される
温水温度が洗浄に適した温度になるまでは、洗浄時間の
カウントを開始させないようにしたコントローラを設け
たことを第5の特徴としている。また本発明の浴槽自動
洗浄装置は、給湯器により熱交換加熱された温水を導い
て、これを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合するこ
となく、浴槽内壁に向けて噴出させることで、浴槽を自
動洗浄するようにした浴槽自動洗浄装置であって、給湯
器への入水温度により、洗浄を開始してから洗浄時間の
カウントを開始するまで時間を変更するようにしたコン
トローラを設けたことを第6の特徴としている。
【0006】上記本発明の第1の特徴によれば、浴槽洗
浄用の温水は季節に応じて熱交換器からの出湯温度を変
更して用いるようにしているので、冬場には出湯温度を
適当に上げることで、浴槽内壁の汚れ等と反応する迄に
おける温水の温度低下を防止して、好ましい温度の温水
を浴槽内壁に作用させることができる。また夏場等にお
いては適当に出湯温度を下げることで、必要以上の高温
の温水を作用させることによる無駄を無くすことができ
る。前記出湯温度は、例えば、冬季においては48℃と
し、春季及び秋季においては44℃として、夏季において
は40℃とすることができるが、それぞれ前記した温度に
限定されるものではない。以上、第1の特徴によれば、
季節による条件変化に対応して、良好な浴槽自動洗浄を
効率よく行うことができる。
【0007】上記本発明の第2の特徴において、大部分
の一般家庭においては上水道を使用していることから、
給湯器にも上水道が使用される場合が多い。そして井戸
水等を使用する場合を除いて、通常の上水道において
は、季節の変化に応じて水道水の温度も変化するので、
給湯器への入水温度を入水温度センサでとらえ、この温
度に基づいて、季節を判断することができる。前記入水
温度センサは給湯器には必須と言えるものであり、この
給湯器の入水温度センサを兼用してその検出温度を利用
することで、設備的な追加を特にすることなく、季節を
判定することができる。季節の判定は、予め入水温度と
季節との関係をコントローラ内に記憶させておくこと
で、判定することができる。尚、季節の判定はコントロ
ーラに内蔵のカレンダーにより、12〜2月を冬季、3〜
5月を春季、6〜8月を夏季、9〜11月を秋期としても
よい。
【0008】上記本発明の第3の特徴においては、外気
温センサを設けることで、容易に季節を判断することが
できる。尚、季節には明確な境がないことから、季節の
判断は、実際には外気温の範囲をもって季節を擬制して
いるのであって、外気温の幾つかの範囲をそれぞれ各季
節に対応するものとして擬制し、該検出された外気温が
どの外気温範囲に入っているかによって出湯温度を変更
させるようにしている。同様に前記第2の特徴において
も、入水温度の幾つかの範囲を持って各季節に対応させ
ており、検出された入水温度がどの入水温度範囲に入っ
ているかによって出湯温度を変更させるようにしてい
る。
【0009】上記本発明の第4の特徴においては、季節
による出湯温度の変更を行う代わりに、洗浄時間を変更
することで、冬場を洗浄時間を長くして洗浄温度が低い
分を補うようにし、夏場は洗浄時間を短くして必要以上
の洗浄による無駄をなくすことができる。
【0010】上記本発明の第5の特徴において、浴槽洗
浄ではすすぎ洗浄や洗剤洗浄等の各洗浄工程の時間や全
体の洗浄時間が定められており、通常は洗浄の開始と共
にカウントが開始される。が、特に、給湯器への入水温
度が低い場合等においては、浴槽洗浄が開始されても必
ずしも直ぐには所定の温度の温水が注がれず、直ぐには
十分な洗浄が開始されない。浴槽近く等に温度センサを
設けて、注がれる直ぐ手前での温水の温度を検出し、そ
の温度が洗浄に適した温度になるまでは洗浄時間のカウ
ントを開始しないようにすることで、洗浄不足となった
りするのを確実に防止して、良好で安定した浴槽洗浄を
行うことができる。
【0011】上記本発明の第6の特徴において、給湯器
への入水温度でもって、洗浄を開始してから洗浄時間の
カウントを開始するまでの時間を変更するようにすれ
ば、第5の特徴の場合のような専用の温度センサを設け
ることなく、給湯器に備えられている入水温度センサを
利用して、洗浄が良好に行える実質時間だけをある程度
確実にカウントすることができ、洗浄不足の発生を防止
して良好で安定した浴槽洗浄を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の浴槽自動洗浄装置
を含む風呂装置の全体構成図、図2はコントローラによ
る浴槽自動洗浄運転の例を示す制御フローチャート、図
3はコントローラによる浴槽自動洗浄運転の他の例を示
す制御フローチャートである。
【0013】図1において、10は浴槽、20は風呂追い焚
き機能付きの給湯器、30は洗剤供給部、40はコントロー
ラ、50は台所リモコン、60は風呂リモコンである。
【0014】前記浴槽10の底部には浴槽洗浄のための洗
剤や洗浄水を噴出させる噴出口11と、浴槽10内の残水を
排出するための排水栓12が設けられ、浴槽10の側壁に
は、浴槽水を前記給湯器20との間で循環するための循環
口13、風呂を泡風呂運転にするための泡水噴出孔14等が
設けられている。前記浴槽10と給湯器20との間には配管
21、22が設けられ、配管22は更に前記浴槽10の噴出口11
と接続する配管22a と、前記泡水噴出口14と接続する配
管22b とに分岐している。前記泡水噴出口14には空気配
管15も接続されている。前記洗剤供給部30の洗剤タンク
30a からは、洗剤供給配管31がベンチュリ管32の負圧形
成部を介して前記配管22a に接続されている。33は洗剤
供給開閉弁である。また34は洗浄用温水の開閉弁であ
る。
【0015】給湯器20には、給湯用熱交換器23と風呂追
い焚き用熱交換器24が設けられている。給湯用熱交換器
23には入水管25からの水が入って熱交換加熱され、出湯
管26に出湯される。前記入水管25には入水温度センサ28
が設けられている。また前記出湯管26には、給湯器20か
ら出湯される温水の出湯温度を検出する出湯温度センサ
29が設けられている。前記浴槽10への湯張りは、給湯器
20の給湯用熱交換器23で熱交換加熱された温水が、出湯
管26、接続管27及び配管22、22b を通って泡水噴出口14
から浴槽10内へ温水が給湯されることで行われる。また
浴槽水の沸き上げは、浴槽水が循環口13から追い焚き循
環回路の配管21を通って給湯器20の風呂追い焚き用熱交
換器24に循環され、そこで加熱されて、配管22、22b を
通って浴槽10内に戻ることで行われる。浴槽自動洗浄の
場合には、出湯管26に出湯した温水が接続管27を通って
前記追い焚き循環回路側の配管22に入り、更に開閉弁34
を介して配管22a を通って、噴出口11から浴槽10内に噴
出し、浴槽内壁に注がれる。
【0016】前記コントローラ40は、この風呂装置全体
の制御を行うもので、リモコン50、60からの指令やその
他の信号を入力し、装置各部に設けられたセンサからの
情報信号を入力し、装置各部に所定の動作を指令すると
共にリモコン50、60に表示信号等を出力する。前記台所
リモコン50は、主として、台所に温水を給湯するための
リモコンである。また風呂リモコン60は、主として、風
呂使用に必要な操作を指令するためのリモコンである。
前記台所リモコン50と風呂リモコン60には、表示部や他
の運転操作スイッチの他に、風呂自動湯張り沸き上げ運
転スイッチ51、61、浴槽自動洗浄運転スイッチ52、62等
が設けられている。
【0017】図2を参照して、コントローラ40による浴
槽自動洗浄運転の制御の1例を説明する。浴槽自動洗浄
運転スイッチ(52又は62)のオン操作がされると、コン
トローラ40は、前記リモコン(50又は60)からのオン信
号を受信し、これを受け付けて、運転開始報知指令を各
リモコン50、60に出し、リモコン50、60による運転開始
報知音を発声させると共に、浴槽自動洗浄運転を開始さ
せる。浴槽自動洗浄運転の開始に先立って、必要に応じ
て、浴槽10の排水栓12の開閉弁を一定時間開放して、浴
槽10内の残水を排水する工程を入れることができる。
【0018】今、浴槽自動洗浄運転スイッチがオンさ
れ、浴槽自動洗浄運転が開始されると、コントローラ40
によって、先ず浴槽10内の予備すすぎが開始せられる
(ステップS1)。予備すすぎにおいては、前記洗剤タ
ンク30a に続く洗剤供給開閉弁33は閉止されたまま、開
閉弁34が開く。これによって給湯器20で熱交換加熱され
た温水が出湯管26、接続管27、配管22、配管22a を通っ
て、浴槽10底部の噴出口11から噴出され、浴槽10内壁を
濡らす。これによって浴槽10内壁を適当に温めると共に
次に行う洗剤による洗浄の効果を上げる。予備すすぎが
開始されると、コントローラ40は入水管25の入水温度セ
ンサ28の検出する入水温度情報を入力し(ステップS
2)、該入水温度から、季節を判定する(ステップS
3)。季節の判定は、予め実験により、入水温度と季節
との関係を得ることで、入水温度の温度範囲が或る一定
範囲にある場合は冬季とし、入水温度が他の一定範囲に
ある場合には春季及び秋季とし、入水温度が更に他の一
定範囲にある場合には夏季として、予め対応させて、記
憶させておくことで判定を行うことができる。即ち、予
備すすぎ中において検出された実際の入水温度が、予め
記憶されている入水温度のどの温度範囲にあるかによっ
て、その季節が判定される。
【0019】予め定められた一定時間が経過すると(ス
テップS4でイエス)、コントローラ40は洗剤洗浄を開
始する(ステップS5)。洗剤洗浄においては、洗剤供
給開閉弁33を開放することで、洗剤タンク30a からの液
状洗剤をベンチュリ管32を介して配管22a を通る温水に
ベンチュリ管32を介して負圧吸引させて、混合し、噴出
口11から浴槽10内壁に注ぐ。且つ、コントローラ40は、
洗剤洗浄を開始する際には、既に判定した季節により、
その季節に対応した出湯温度を設定する(ステップS
6)。本例の場合には、図1において図示するように、
給湯用熱交換器23をバイパスする管があるので、バイパ
ス管よりも下流にある出湯湯温度センサ29において検出
される温度を出湯温度として設定し、その設定出湯温度
が出湯されるように、図示しないバーナ等の燃焼熱量を
制御する。勿論、前記給湯用熱交換器23をバイパスする
管がない場合には、給湯用熱交換器23から出てくる温水
そのものの温度を出湯温度として、設定することができ
る。予め定められた一定時間が経過すると(ステップS
7でイエス)、前記洗剤供給開閉弁33が閉止されて、洗
剤洗浄動作が終了し、更にすすぎ洗浄が開始される(ス
テップS8)。このすすぎ洗浄は、温水を前記噴出口11
から浴槽10内壁に噴出させて、付着した洗剤等を流し去
る操作である。予め定められた一定時間が経過すると
(ステップS9でイエス)、開閉弁34が閉止され、よっ
て給湯用熱交換器23への入水も無くなり、バーナ等の燃
焼も停止されて、浴槽自動洗浄運転が終了する(ステッ
プS10)。
【0020】上記図2と共に説明した実施形態において
は、季節を判断するのに給湯器20に入水する入水温度を
検出して、この検出温度によって季節を判定するように
しているが、季節の判定は、コントローラ40に内蔵のマ
イコンに内蔵されたカレンダによって、12〜2月を冬
季、3〜5月を春季、6〜8月を夏季、9〜11月を秋季
として、当該洗浄運転が行われる日が何月であるかによ
って、季節を判定するようにしてもよい。この場合に
は、洗剤洗浄及びすすぎ洗浄における出湯温度を変更す
る他、予備すすぎの段階から出湯温度を変更してもよ
い。また季節の判定は、装置に設けた外気温センサを用
いて、この外気温センサが検出する温度によって、季節
を判定するようにしてもよい。この場合には、外気温セ
ンサを浴槽10の近くや浴室内、或いは他の適当な場所に
設け、この外気温センサの検出する温度をコントローラ
40に入力するようにする。その一方、予め実験により、
外気温と季節との関係を得ておき、それぞれ冬季、春季
及び秋季、夏季に対応する外気温範囲を予め決め、これ
を記憶させておく。勿論、地域毎に外気温と季節との関
係を得ておくようにすることで、きめの細かい制御を行
うことができる。外気温センサを用いる場合において
も、出湯温度の変更は、洗剤洗浄及びすすぎ洗浄におけ
る出湯温度を変更する他、予備すすぎの段階から出湯温
度を変更してもよい。
【0021】更に、上記図2に従って説明した実施の形
態例や、更にその変形例として説明した装置において
は、季節に対応して、給湯器20からの出湯温度を変更す
るようにしたが、代わりに、季節に対応して洗浄時間を
変更するようにしてもよい。即ち、例えば、春季及び秋
季等、季節の1つを基準として、その季節での洗浄時間
を基準値とする。そして、この基準の洗浄時間に対し
て、例えば夏季においては、洗浄時間を一定時間だけ短
縮し、また冬季においては洗浄時間を一定時間だけ延長
する形で、洗浄時間を変更するのである。洗浄時間の変
更は、具体的には、洗剤洗浄の洗浄時間とすすぎ洗浄の
洗浄時間を変更するようにすることができる。また必要
に応じて、予備すすぎの時間も変更してもよい。
【0022】図3を参照して、コントローラ40による浴
槽自動洗浄運転の制御の今1つ実施の形態を説明する。
この形態例においては、浴槽10の近傍に洗浄温水温度セ
ンサ35を設けるようにしている。この洗浄温水温度セン
サ35は図1においては、浴槽の近傍としての配管22に設
けている。今、浴槽自動洗浄運転スイッチがオンされ、
浴槽自動洗浄運転が開始されると、コントローラ40によ
って、先ず浴槽10内の予備すすぎが開始せられる(ステ
ップS11)。予備すすぎの仕方は既述したのと同様であ
る。予備すすぎが開始されると、コントローラ40は、配
管22の洗浄温水温度センサ35の検出する洗浄温水の温度
情報を入力し(ステップS12)、該検出洗浄温水温度T
が、予め定めた設定洗浄温水温度TS 以上であるか否か
を判定する(ステップS13)。そして、コントローラ40
は、前記ステップS13で、検出洗浄温水温度Tが予め定
めた設定洗浄温水温度TS 以上となると(ステップS13
でイエス)、予備すすぎ時間のカウントを開始させる
(ステップS14)。このように検出洗浄温水温度Tが予
め定めた設定洗浄温水温度TS になるまでは、予備すす
ぎ時間のカウントを開始しないようにしているので、季
節やその他の理由によって、必要な温水温度が得られな
いまま、洗浄が行われるといったことが解消され、期待
される効果を確実に得ることが可能となる。前記設定洗
浄温水温度TS は、例えば40〜60℃程度の適当な温度、
或いは他の温度とすることができるが、予め実験により
定めておく。同様に予備すすぎ時間も予め実験によって
適当な時間を定めておくことができる。
【0023】予め定められた予備すすぎ時間が経過する
と(ステップS15でイエス)、コントローラ40は洗剤を
混入させた洗剤洗浄を開始する(ステップS16イエ
ス)。洗剤洗浄の仕方は既述した仕方と同様である。
が、勿論、具体的な仕方は既述した仕方と同じである必
要はない。予め定められた一定時間が経過すると(ステ
ップS17でイエス)、前記洗剤供給開閉弁33が閉止され
て、洗剤洗浄動作が終了し、更にすすぎ洗浄が開始され
る(ステップS18)。このすすぎ洗浄の予め定められた
一定時間が経過すると(ステップS19でイエス)、浴槽
自動洗浄運転が終了せられる(ステップS20)。
【0024】上記図3と共に説明した実施の形態例にお
いては、洗浄温水温度センサ35を設けて、洗浄時間のカ
ウントを開始するタイミングを決めるようにしている
が、専用の洗浄温水温度センサ35を設けることなく、代
わりに入水温度センサ28を用いて、コストの増加を抑え
て、次善の効果を発揮させるようにすることができる。
即ち、洗浄温水温度センサ35を設ける代わりに、給湯器
20の入水管25に設けた入水温度センサ28を兼用し、浴槽
自動洗浄運転が行われる際には、該入水温度センサ28に
よる検出入水温度をコントローラ40に入力するように
し、コトローラ40は入力された入水温度に対応して、予
備すすぎの開始から予備すすぎ時間のカウントを開始す
るまでの時間を変更するようにする。前記予備すすぎの
開始から予備すすぎ時間のカウント開始までの待機時間
をどのように変更するかは、予め実験によって、入水温
度とその入水温度において所定の洗浄温水温度になるま
でに必要な時間との関係を得て、これによって入水温度
と待機時間との関係を予めコントローラ40のマイコン内
に記憶させておくことで行う。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の浴槽自動洗浄装置によれば、浴槽洗浄に用いる
温水については、給湯器の熱交換器からの出湯温度を季
節に応じて変更させるようにしたコントローラを設けた
ので、冬場には出湯温度を適当に上げることで、浴槽内
壁の汚れ等と反応するまでにおける温水の温度低下を防
止して、好ましい温度の温水を浴槽内壁に作用させるこ
とができる。また夏場等においては適当に出湯温度を下
げることで、必要以上の高温の温水を作用させることに
よる無駄を無くすことができる。即ち、季節による条件
変化に対応して、良好な浴槽自動洗浄を無駄なく、効率
的に行うことができる。また請求項2に記載の浴槽自動
洗浄装置によれば、上記請求項1に記載の構成による効
果に加えて、コントローラによる季節の判定は、給湯器
に設けられる入水温度センサが検出する入水温度によっ
て行うこととしたので、給湯器に必要な入水温度センサ
を兼用して、低コストで、季節を判定して、季節に応じ
た適切な浴槽自動洗浄を行うことができる。また請求項
3に記載の浴槽自動洗浄装置によれば、上記請求項1に
記載の構成による効果に加えて、コントローラによる季
節の判定は、装置に設けた外気温センサが検出する温度
によって行うこととしているので、安価で配管等への取
り付けも必要のない外気温センサを用いて、低コスト
で、季節に応じた適切な浴槽自動洗浄を行うことができ
る。また請求項4に記載の浴槽洗浄装置によれば、上記
請求項1〜3の何れかに記載の構成による効果に加え
て、季節に応じて熱交換器からの出湯温度を変更する代
わりに、季節に応じて洗浄時間を変更させるようにした
コントローラを設けたので、出湯温度を変更することな
く、洗浄時間を変更することにより、出湯温度を変更す
るのと同様に、季節に応じた適切な浴槽自動洗浄を行う
ことができる。また請求項5に記載の浴槽洗浄装置によ
れば、浴槽洗浄用の温水が浴槽の近傍まで導かれた時点
での温水温度を検出する温度センサを設け、該温度セン
サで検出される温水温度が洗浄に適した温度になるまで
は、洗浄時間のカウントを開始させないようにしたコン
トローラを設けたので、実際の洗浄温水温度が確実に設
定された洗浄温水温度になってから洗浄時間をカウント
することができ、季節や設置地域、その他による入水温
度や雰囲気温度等の変化があっても、洗浄不足となった
りするのを確実に防止して、良好で安定した浴槽洗浄を
行うことができる。また請求項6に記載の浴槽洗浄装置
によれば、給湯器への入水温度により、洗浄を開始して
から洗浄時間のカウントを開始するまで時間を変更する
ようにしたコントローラを設けたので、専用の温度セン
サを設けることなく、給湯器に備えられている入水温度
センサを兼用してコストの増加を抑えると共に、次善策
として、洗浄が良好に行える実質時間だけをある程度確
実にカウントすることができ、洗浄不足の発生を防止し
て良好で安定した浴槽洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽自動洗浄装置を含む風呂装置の全
体構成図である。
【図2】コントローラによる浴槽自動洗浄運転の例を示
す制御フローチャートである。
【図3】コントローラによる浴槽自動洗浄運転の他の例
を示す制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 浴槽 11 噴出口 20 給湯器 23 給湯用熱交換器 28 入水温度センサ 29 出湯温度センサ 30 洗剤供給部 31 洗剤供給管 33 洗剤供給開閉弁 34 開閉弁 35 洗浄温水温度センサ 40 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 秀明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辻 栄一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器により熱交換加熱された温水を導
    いて、これを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合する
    ことなく、浴槽内壁に向けて噴出させることで、浴槽を
    自動洗浄するようにした浴槽自動洗浄装置であって、前
    記浴槽洗浄に用いる温水については、給湯器の熱交換器
    からの出湯温度を季節に応じて変更させるようにしたコ
    ントローラを設けたことを特徴とする浴槽自動洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 コントローラによる季節の判定は、給湯
    器に設けられる入水温度センサが検出する入水温度によ
    って行うことを特徴とする請求項1に記載の浴槽自動洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 コントローラによる季節の判定は、装置
    に設けた外気温センサが検出する温度によって行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の浴槽自動洗浄装置。
  4. 【請求項4】 季節に応じて熱交換器からの出湯温度を
    変更する代わりに、季節に応じて洗浄時間を変更させる
    ようにしたコントローラを設けたことを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載の浴槽自動洗浄装置。
  5. 【請求項5】 給湯器により熱交換加熱された温水を導
    いて、これを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合する
    ことなく、浴槽内壁に向けて噴出させることで、浴槽を
    自動洗浄するようにした浴槽自動洗浄装置であって、浴
    槽洗浄用の温水が浴槽の近傍まで導かれた時点での温水
    温度を検出する温度センサを設け、該温度センサで検出
    される温水温度が洗浄に適した温度になるまでは、洗浄
    時間のカウントを開始させないようにしたコントローラ
    を設けたことを特徴とする浴槽自動洗浄装置。
  6. 【請求項6】 給湯器により熱交換加熱された温水を導
    いて、これを必要に応じて洗剤と混合し或いは混合する
    ことなく、浴槽内壁に向けて噴出させることで、浴槽を
    自動洗浄するようにした浴槽自動洗浄装置であって、給
    湯器への入水温度により、洗浄を開始してから洗浄時間
    のカウントを開始するまで時間を変更するようにしたコ
    ントローラを設けたことを特徴とする浴槽自動洗浄装
    置。
JP9123081A 1997-04-25 1997-04-25 浴槽自動洗浄装置 Pending JPH10300188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9123081A JPH10300188A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 浴槽自動洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9123081A JPH10300188A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 浴槽自動洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10300188A true JPH10300188A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14851733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9123081A Pending JPH10300188A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 浴槽自動洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10300188A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106942A (ja) * 2011-10-27 2013-06-06 Noritz Corp 浴槽洗浄装置
JP2014070771A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Noritz Corp 追焚システム
JP2017141993A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 シャープ株式会社 加熱調理器
JP2018071851A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社ノーリツ 風呂システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106942A (ja) * 2011-10-27 2013-06-06 Noritz Corp 浴槽洗浄装置
JP2014070771A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Noritz Corp 追焚システム
JP2017141993A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 シャープ株式会社 加熱調理器
JP2018071851A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社ノーリツ 風呂システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5772048B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2013106942A (ja) 浴槽洗浄装置
JPH10300188A (ja) 浴槽自動洗浄装置
JP3598808B2 (ja) 自動洗浄浴槽
JP2001004207A (ja) 給湯器付き風呂釜
JP5772053B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2919593B2 (ja) 浴槽洗浄方法
JP2827494B2 (ja) 浴室暖房方法
JP2559308B2 (ja) 風呂装置
JP3593841B2 (ja) 風呂装置
JP2791507B2 (ja) 浴槽洗浄始動の制御方法
JP3712514B2 (ja) 風呂釜洗浄装置
JP3930658B2 (ja) 給湯器および浴槽お湯張り洗浄方法
JP3031753B2 (ja) 浴槽装置の排水方法
JP2014209995A (ja) 浴槽洗浄機能付風呂装置
JP2023039533A (ja) 湯張り装置
JP3171127B2 (ja) 自動洗浄浴槽
JP5239844B2 (ja) 洗浄装置
JP2832396B2 (ja) 浴槽蓋の開閉状態検出方法およびその方法を利用した風呂装置と浴槽洗浄装置並びにそれら装置の運転方法
JP3167949B2 (ja) 風呂釜洗浄方法及び風呂装置
JP2971583B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2980360B2 (ja) 浴槽洗浄装置およびその装置を備えた自動風呂釜
JP2582339B2 (ja) 風呂装置
JP2604366Y2 (ja) 洗浄機能付全自動風呂釜
JP2022082837A (ja) 浴槽洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040817