JP2971583B2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

浴槽洗浄装置

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JP2971583B2
JP2971583B2 JP2410021A JP41002190A JP2971583B2 JP 2971583 B2 JP2971583 B2 JP 2971583B2 JP 2410021 A JP2410021 A JP 2410021A JP 41002190 A JP41002190 A JP 41002190A JP 2971583 B2 JP2971583 B2 JP 2971583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽を自動的に洗浄す
る浴槽洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽を自動的に洗浄する装置として、実
開昭63-71869号公報が知られている。この装置は、浴槽
の蓋に洗剤を含有させた洗浄液を噴射する洗浄ノズル
と、水道等のきれいな水を噴射する水噴射ノズルとを設
け、浴槽の洗浄に際しては、洗剤タンクから洗浄液をポ
ンプで洗浄ノズルに供給し、このノズルから洗浄液を浴
槽内に噴射して汚れを落とし、その後に、水の供給源か
ら水噴射ノズルにきれいな水を供給して浴槽内に噴射さ
せ、前記洗浄液によって落とされた浴槽の汚れ成分と洗
浄液とを洗い流し、排水孔から排出させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の洗
浄装置は、洗浄ノズルから噴射された洗浄液は繰り返し
使用されず、次に噴射される水とともに排水孔から流出
する方式であるので、洗剤使用の上で無駄であった。
【0004】本発明者等は、このような問題点を解決す
るために開発研究を進め、洗剤使用の無駄がない浴槽洗
浄装置の開発に成功した。この開発装置は、浴槽内壁面
に向けて洗浄ノズルを設け、この洗浄ノズルから浴槽内
壁面に噴射した洗浄液を浴槽の底面側から回収して洗浄
ノズルに循環供給するポンプ組み込みの循環管路を浴槽
に接続し、この循環管路に洗剤タンクと水又は湯の供給
が可能な給水手段を接続したものである。
【0005】この開発装置によれば、例えば、浴槽を空
にした状態で、循環管路に洗剤タンクから所定量の洗剤
を投入し、給水手段から、例えば、湯を循環管路を通し
て洗剤と共に浴槽に落とし込んで、浴槽の底面側に所定
量の洗浄液(湯と洗剤との混合液)を溜め、然る後に、
循環管路のポンプを起動して、洗浄液を循環管路を通し
て洗浄ノズルに導き、この洗浄ノズルから浴槽内壁面に
繰り返し循環噴射することで、浴槽内壁面の汚れを落と
すものである。この開発装置では、洗浄液を循環噴射し
て繰り返し使用するので、洗剤使用の上で無駄がなく、
前記従来の問題点を解消することが可能となる。
【0006】しかしながら、この開発装置は、洗剤タン
クに洗剤を補給する場合には、人手により洗剤タンクの
注入口に容器等を用いて洗剤を注ぎ入れる方式のもので
あるため、洗剤の補給作業が非常に面倒なものであっ
た。また、循環管路への洗剤の投入量にもばらつきが見
られ、まだ十分に満足できるものではなかった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その第1の目的は、前記開発装置と同様
に、洗浄液を循環噴射することで洗剤使用の無駄を省
き、さらに、洗剤タンクへの洗剤の補給を自動的に行う
ことによって人手による洗剤補給作業の面倒を除去する
ことにあり、第2の目的は、それに加えて循環管路への
洗剤の投入をばらつきなく正確に行うとができる浴槽洗
浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、第
1の発明の装置は、浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄
ノズルと、この洗浄ノズルから噴射された洗浄液を浴槽
の底部側から回収して洗浄ノズルに循環供給する循環ポ
ンプ組み込みの循環管路と、この循環管路に洗剤を投入
する洗剤投入装置とを有し、この洗剤投入装置は、洗剤
補給源の洗剤補給タンクと、この洗剤補給タンクから洗
剤の供給を受ける器具側洗剤投入タンクと、洗剤補給タ
ンクから器具側洗剤投入タンクへの洗剤の供給と洗剤補
給タンクからの循環管路への洗剤の供給とを兼用動作す
る洗剤供給ポンプとを備え、洗剤供給ポンプの吸込側は
第1の管路切り換え弁を設けて洗剤補給タンクに通じる
管路と器具側洗剤投入タンクの出口側に通じる管路とに
接続されており、洗剤供給ポンプの吐出側は第2の管路
切り換え弁を設けて循環管路に通じる管路と器具側洗剤
投入タンクの入口側に通じる管路に接続されていること
を特徴として構成されている。
【0009】また、第2の発明の装置は、浴槽内壁面に
洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルから噴
射された洗浄液を浴槽の底部側から回収して洗浄ノズル
に循環供給する循環ポンプ組み込みの循環管路と、この
循環管路に洗剤 を投入する洗剤投入装置とを有し、この洗剤投入装置
は、洗剤補給源の洗剤補給タンクと、この洗剤補給タン
クから洗剤の供給を受ける器具側洗剤投入タンクと、洗
剤補給タンクから器具側洗剤投入タンクへの洗剤供給を
行う洗剤供給ポンプとを備え、洗剤供給ポンプの吸込側
は洗剤補給タンクに通じる管路に、吐出側は器具側洗剤
投入タンクの入口側に通じる管路にそれぞれ接続され、
器具側洗剤投入タンクの出口側は開閉制御弁を介して循
環管路に接続されていることを特徴として構成されてい
る。さらに、第3の発明の装置は、浴槽内壁面に洗浄液
を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルに洗浄液を供
給する洗剤投入装置を有し、該洗剤投入装置は洗剤補給
源の洗剤補給タンクと、この洗剤補給タンクから洗剤の
供給を受けて前記洗浄ノズル側へ送給する器具側洗剤投
入タンクとを有し、該洗剤補給タンクと器具側洗剤投入
タンクは弁に備えた管路によって接続されており、該器
具側洗剤投入タンク内には洗剤水位を検出する洗剤水位
検出手段が設けられており、該洗剤水位検出手段の出力
に応じて前記弁を動作させ前記洗剤補給タンク内の洗剤
を器具側洗剤投入タンクに補給する洗剤補給制御手段を
有することを特徴として構成されている。さらにまた、
第4の発明の装置は、上記第1〜第3の発明の何れか1
つの発明の構成を備え、前記洗剤補給タンクは建物のガ
ス計器設置領域の空間部に配置されていることを特徴と
して構成されている。
【0010】
【作用】本発明は前記開発装置と同様に、洗浄ノズルか
ら浴槽内壁面に噴射した洗浄液を浴槽の底面側から循環
管路を通して洗浄ノズルに導き、洗浄ノズルから洗浄液
を繰り返し循環噴射することにより浴槽内壁面の汚れが
落とされる。本発明では、洗剤の投入動作の開始に際
し、例えば、洗剤供給ポンプを起動することにより、洗
剤補給タンク内の洗剤は洗剤投入管路を通って循環管路
に直接投入される。
【0011】また、請求項1の発明では、洗浄供給ポン
プの吸込側の管路を洗剤投入タンクの出口側に切り換
え、洗剤供給ポンプの吐出側の管路を循環管路側に切り
換えて、洗剤供給ポンプを起動することにより、器具側
洗剤投入タンク内の洗剤は洗剤供給ポンプにより強制的
に循環管路に投入される。また、洗剤供給ポンプの吸込
側の管路を洗剤補給タンク側に切り換え、吐出側に洗剤
投入タンクの入口側に通じる管路を切り換えて洗剤供給
ポンプを駆動すると、洗剤補給タンク内の洗剤は器具側
洗剤投入タンクに供給されて器具側洗剤投入タンクの洗
剤補給が行われる。さらに、洗剤供給ポンプの吸込側の
管路を同じく洗剤補給タンク側にし、吐出側を循環管路
側に切り換えて洗剤供給ポンプを起動すると、洗剤補給
タンク内の洗剤は循環管路に投入される。
【0012】さらに、請求項2の発明では、洗剤供給ポ
ンプを駆動することにより、洗剤補給タンク内の洗剤は
器具側洗剤投入タンクに供給され、器具側洗剤タンクへ
の洗剤補給が行われる。この洗剤補給後に、開閉制御弁
を開けることにより、器具側洗剤タンク内の洗剤はその
開閉制御弁を通って循環管路に投入される。さらに、請
求項3の発明では、洗剤補給制御手段により、器具側洗
剤投入タンク内の洗剤水位検出手段の出力に応じて、器
具側洗剤投入タンクと洗剤補給タンクを接続する管路に
設けられた弁が動作させられることにより、洗剤補給タ
ンクから器具側洗剤投入タンクに洗剤が補給される。そ
して、器具側洗剤投入タンクから洗剤ノズル側へ洗剤が
送給されて供給される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本発明に係る浴槽洗浄装置の第1の実施
例のシステムが示されている。同図において、浴槽1の
底面には排水管16が連通接続されており、この排水管16
には電磁弁等の自動排水弁17が介設されている。また、
浴槽1の対向側壁には洗浄ノズル18a,18bが噴射孔を
浴槽内壁面に向けて取り付けられている。
【0014】本実施例ではこの洗浄ノズル18a,18bは
内部に弁機構を内蔵しており、噴射孔に通じる流路の開
閉(弁開閉)が可能になっている。前記洗浄ノズル18a
は分岐往管6aに接続されており、また洗浄ノズル18b
は分岐往管6bに接続されている。そして、分岐往管6
a,6bが合流されて一本になった往管6の入口側は加
熱器として機能する追い焚き熱交換器10を介して循環ポ
ンプ4の吐出側に接続されている。循環ポンプ4の吸込
側には戻り管5の出口側が接続されており、戻り管5の
戻り端側は流路切り換え用の電磁弁等の戻り管開閉弁2
0,21を設けて第1の戻り分岐管22と第2の戻り分岐管2
3に分岐されており、第1の戻り分岐管22の戻り循環口
は浴槽1の底部側、この実施例では排水管16に接続さ
れている。そして第1の戻り分岐管22には水位センサと
して機能する圧力センサ8が連通接続され、この圧力セ
ンサ8により常時浴槽1内の湯水の水位を検出すること
ができるようになっている。前記第2の戻り分岐管23の
戻り循環口側は浴槽1の側壁に連続接続されている。前
記第1の戻り分岐管22、戻り管5、循環ポンプ4、追い
焚き熱交換器10、往管6および分岐往管6a,6bを経
て洗浄ノズル18a,18bに至る管路は洗浄液循環管路を
構成し、第2の戻り分岐管23から同様に戻り管5、循環
ポンプ4、追い焚き熱交換器10、往管6および分岐往管
6a,6bを経て洗浄ノズル18a,18bに至る管路は追
い焚き循環管路3を構成している。そして、前記戻り管
開閉弁20,21と、圧力センサ8とは匡体30に集約されて
洗浄ユニット31として組み立てられ、この洗浄ユニット
31は浴室内に設置されている。
【0015】前記戻り管5には管内を流れる液体の流れ
を検出する水流センサ24と、管内を流れる液体の温度を
検出する温度センサ25とが設けられている。また、往管
6には洗剤供給管26が接続されており、この洗剤供給管
26は開閉制御弁として機能する電磁弁等の洗剤開閉弁27
を介して比較的小型の器具側洗剤投入タンク28の吐出側
に接続されている。器具側洗剤投入タンク28の入口側に
は管路29aが通じており、この管路29aの入口側は洗剤
供給ポンプ7の吐出側に接続されている。そして洗剤供
給ポンプ7の吸込側には管路29bの出口側が接続されて
おり、管路29bの入口側は洗剤補給源としての大型の洗
剤補給タンク9に通じている。前記洗剤供給管26と、洗
剤開閉弁27と、器具側洗剤投入タンク28と、管路29a,
29bと、洗剤供給ポンプ7と、洗剤補給タンク9とは洗
剤投入装置を構成している。
【0016】前記追い焚き熱交換器10の隣り側には給湯
器11の給湯熱交換器12が配置されており、給湯器11の給
水管13にはこの給水管13を通る水の流量を検出する流量
センサ39と、この給水の水の温度を検出する給水温度セ
ンサ40とが設けられ、また、給湯熱交換器12の出口側に
は出湯温度を検出する出湯温度センサ41が設けられてい
る。前記追い焚き側の、循環ポンプ4、追い焚き熱交換
器10、水流センサ24、温度センサ25、洗剤開閉弁27、器
具側洗剤投入タンク28および洗剤供給ポンプ7と、給湯
側の、流量センサ39、給水温度センサ40、給湯熱交換器
12および出湯温度センサ41と、追い焚き側と給湯側との
連通管路を開閉する電磁弁等の注湯開閉弁15とは匡体42
に集約されて器具ユニット43を構成しており、この器具
ユニット43はこの実施例では浴室から離れた位置に設置
されている。
【0017】前記自動排水弁17と、戻り管開閉弁20,21
と、洗剤開閉弁27と、注湯開閉弁15との管路開閉(弁開
閉)制御と、洗浄ノズル18a,18bの弁開閉と、ポンプ
4,7の運転制御と、追い焚き熱交換器10および給湯熱
交換器12の燃焼制御(バーナの燃焼制御)は接続装置44
により行われている。この制御装置44にはリモコン45が
接続されており、このリモコン45には洗浄運転と湯張り
運転と追い焚き運転を連続的に行わせる全自動ボタン46
と、追い焚き湯温設定部47と、湯張り水位設定部48と、
洗剤補給タンク9から器具側洗剤投入タンク28に洗剤を
補給させる洗剤補給ボタン32とが設けられている。
【0018】前記制御装置44は図2に示すように、信号
入力部50と、判断・命令部51と、タイマ52と、演算部53
と、メモリ54とを有している。信号入力部50は、リモコ
ン45のボタン32,46や各設定部47,48からの信号と、圧
力センサ8からの水位検出信号と、水流センサ24からの
水流検出信号と、各温度センサ25,40,41からの温度検
出信号と、流量センサ39からの流量検出信号とを受け、
これらの信号を判断・命令部51に加える。判断・命令部
51は、前記信号入力部50からの信号と、メモリ54に与え
られている浴槽洗浄から湯張りを経て追い焚きに至るプ
ログラムの情報を受けて浴槽洗浄運転から追い焚き運転
に至るプログラムの進行状態を把握し、必要に応じ、タ
イマ52にタイマ動作を指令し、演算部53に水量等の演算
を指令し、適宜各種の弁15,17,20,21,27と洗浄ノズ
ル18a,18bに開閉制御信号を出力するとともに、循環
ポンプ4の運転と、追い焚きおよび給湯の各熱交換器1
0,12のバーナ燃焼の制御とを行う。その一方におい
て、判断・命令部51はメモリ54に与えられている洗剤補
給のプログラムに従い洗剤供給ポンプ7の運転を制御し
て洗剤補給動作を行う。
【0019】メモリ54は、前記のように、浴槽洗浄から
風呂の追い焚きに至る全自動運転のプログラムと、洗剤
補給のプログラムとを内蔵するとともに、水量演算等の
演算結果や外部から入れられる入力値(例えば設定値)
を記憶する。
【0020】本実施例は上記のように構成されており、
次に、図3および図4に示すフローチャートに基づき浴
槽の洗浄から風呂の追い焚きに至る全自動運転の一例と
洗剤補給動作の一例を説明する。まず、図3の全自動運
転の動作を説明する。浴槽1に蓋(図示せず)をし、リ
モコン45の追い焚き湯温設定部47で追い焚きの湯温を設
定し、湯張り水位設定部48で湯張り水位を設定してから
リモコン45の全自動ボタン46をオンすると、このオン信
号が制御装置44の信号入力部50を経て判断・命令部51に
加えられる。判断・命令部51は全自動運転モードの指令
を受け、ステップ101 から105 にかけて浴槽1内の残り
湯水を排水して追い焚き循環管追3内を大気に開放する
洗剤投入の準備動作を行う。
【0021】すなわち、判断・命令部51は圧力センサ8
からの水位検出信号を受け、水位が検出されたときには
浴槽1に湯水があるものと判断し、洗浄ノズル18a,18
bを開き、戻り管開閉弁21を開き、さらに自動排水弁17
を開けて浴槽湯水の排水を行う。そして、圧力センサ8
からの信号により水位が検出されなくなったときに、浴
槽1が空になったものと判断し、自動排水弁17を閉じ
る。
【0022】次に、ステップ106 から108 にかけての洗
剤投入動作を行う。この動作は、ステップ106 で、洗剤
開閉弁27を開けることにより行う。この洗剤開閉弁27の
開動作によって洗剤タンク28内の洗剤は自重により洗剤
開閉弁27から洗剤供給管26を通って循環管路の往管6内
に投入される。ステップ107 では洗剤開閉弁27が開いた
ときから所定のT1 時間が経過したか否かの判断を行
う。すなわち、制御装置44は洗剤開閉弁27に開信号を加
えた後、タイマ52を利用してタイムをカウントし、T1
時間が経過しない間は洗剤開閉弁27を開いたままにして
おき、T1 時間が経過したときに所定量(例えば20CC)
の洗剤が洗剤タンク28から往管6内に供給されたものと
判断し、ステップ108 で洗剤開閉弁27を閉じる。
【0023】次に、ステップ109 から148 にかけての洗
浄動作を移る。この洗浄動作では、まず、ステップ109
から111 にかけて浴槽1の底面側に循環ポンプ4を正常
に作動させるのに必要な最小限の洗浄液を溜める動作を
行う。すなわち、注湯開閉弁15を開けて給湯器11側の湯
を追い焚き循環管路3内に供給し、この湯を洗浄ノズル
18a,18bと第2の戻り分岐管23側から浴槽1内に落と
し込む。これにより、浴槽1の底面側には洗剤と湯とが
混合した洗浄液が溜められる。給湯器11から浴槽1内に
落とし込まれる湯の量が流量センサ39から得られる検出
流量の累積演算によって求められ、この累積演算値が所
定のX1 リットルになったときに必要最小限の洗浄液が
浴槽1内に溜められたものと判断し、注湯開発弁15を閉
じる。
【0024】次に、ステップ112 から119 にかけて、洗
浄ノズル18aによる浴槽洗浄動作を行う。この動作は、
洗浄ノズル18bを閉じ、18aを開いて戻り管開閉弁20を
開け21を閉じ、循環ポンプ4を起動することにより行
う。このポンプ起動により、浴槽底面側の洗浄液は第1
の戻り分岐管22から循環ポンプ4、追い焚き熱交換器1
0、往管6および分岐往管6aを経て洗浄ノズル18aか
ら浴槽内壁面に向けて噴射される。この洗浄液の循環噴
射に際して、洗浄液循環管路を通る洗浄液は追い焚き熱
交換器10で洗浄の化学的洗浄能力を発揮する最適な温度
(本実施例では50℃〜60℃の範囲の設定の温度)にステ
ップ114 から117 で加熱制御され、例えば60℃に加熱制
御された温水状の洗浄液が洗浄ノズル18aから浴槽内壁
面に循環噴射され、浴槽内壁面の汚れがきれいに落とさ
れる。この洗浄ノズル18aの洗浄液噴射が所定時間(T
2 時間)行われた後、今度はステップ120 から127 にか
けて同様に洗浄ノズル18bから洗浄液の噴射が行われ
る。この洗浄ノズル18bからの洗浄液噴射が所定時間
(T3 時間)経過したときに循環ポンプ4が停止され、
ステップ128 で自動排水弁17が開けられて浴槽底面側に
溜まっている汚れた洗浄液が排水される。
【0025】次に、ステップ129 から132 にかけて洗浄
ノズル18bによる浴槽内壁面の湯洗浄が行われる。この
湯洗浄は、注湯開発弁15を開けて給湯器11側の湯を往管
6側から管内を洗いながら洗浄ノズル18bに導き、この
洗浄ノズル18bから浴槽内壁面に噴射することにより行
われる。この湯噴射により浴槽内壁面に付着している洗
浄液とその洗浄液により落とされた汚れ成分は洗い流さ
れて排水管16から排出される。洗浄ノズル18bからの湯
噴射が所定時間行われた後、ステップ133 から136 にか
けて今度は給湯器11側の湯を往管6から洗浄ノズル18a
に供給し、この洗浄ノズル18aによる浴槽内壁面の湯洗
浄が同様に行われる。この洗浄ノズル18aによる浴槽内
壁面の湯洗浄が行われた後、ステップ137 から142 にか
けて第2の戻り分岐管23の湯洗浄が行われる。この湯洗
浄は、給湯器11側の湯を戻り管5から第2の戻り分岐管
23を通して浴槽内に落とし込み、排水管16から排水する
ことにより行われる。この第2の戻り分岐管23の湯洗浄
が所定時間行われた後、今度は給湯器11側の湯を第1の
戻り分岐管22に通すことにより第1の戻り分岐管22の湯
洗浄が同様にステップ143 から147 にかけて行われる。
この第1の戻り分岐管22の湯洗浄が完了した後、ステッ
プ148 で自動排水弁17が閉じられて浴槽洗浄動作が終了
する。
【0026】次に、ステップ149 から152 の湯張り動作
に移る。まず、ステップ149 で洗浄ノズル18a,18bが
開けられ、同時に戻り管開閉弁21が開けられる。次にス
テップ150 で注湯開閉弁15が開けられ、給湯熱交換器12
側から出る湯は追い焚き循環管路3側に供給され、戻り
管5と往管6の両方を通り洗浄ノズル18a,18bと第2
の戻り分岐管23の戻り循環口から浴槽1内に落とし込ま
れる。そしてこの湯張り中の湯の水位は圧力センサ8に
より検出される。ステップ151 では圧力センサ8からの
水位検出信号に基づき、検出水位がリモコン45の湯張り
水位設定部48で設定された水位になったか否かが判断さ
れ、検出水位がその設定水位になったときに注湯開閉弁
15を閉じ、湯張り動作が停止される。
【0027】次にステップ153 から157 にかけて追い焚
き動作が行われる。まず、ステップ153 で循環ポンプ4
が起動され、浴槽1内の湯張りの湯は第2の戻り分岐管
23から戻り管5を通って循環ポンプ4に吸引され、この
吸引された湯は循環ポンプ4の吐出側から追い焚き熱交
換器10および往管6を通って洗浄ノズル18a,18bから
浴槽1内に吐出される。この湯水の循環が開始された
後、ステップ154 で、温度センサ25で検出される浴槽1
内の湯の検出温度とリモコン45の追い焚き湯温設定部47
で設定された温度との比較を行い、検出温度が設定温度
よりも低いときには追い焚き熱交換器10のバーナ燃焼を
開始し循環湯水の追い焚きを行う。この追い焚き中には
常時検出温度と設定温度との比較が行われ、検出温度が
設定温度にならないうちは追い焚きを継続する。そして
検出温度が設定温度になったときにステップ156 で循環
ポンプ4を停止し、追い焚き中の場合にはさらに追い焚
き熱交換器のバーナ燃焼を停止する。次にステップ157
で洗浄ノズル18a,18bを閉じ、さらに戻り管開閉弁21
を閉じて追い焚き動作を終了する。
【0028】前記浴槽洗浄動作を行ううちに、器具側洗
剤投入タンク28内の洗剤が減ったときには、図4に示す
フローチャートに基づき洗剤の補給が行われる。この動
作は、洗剤補給ボタン32をオン操作することにより行
う。この洗剤補給ボタン32がオンされると、このオン信
号は制御装置44の判断・命令部51に加えられる。判断・
命令部51はこのオン信号を受けて洗剤補給モード動作を
行うものと判断し、ステップ201 で洗剤供給ポンプ7を
起動する。このポンプ起動により、洗剤補給タンク9内
の洗剤は管路29bを通って洗剤供給ポンプ7の吸込側に
吸引され、この吸引された洗剤はポンプ7の吐出側から
管路29aを経て器具側洗剤投入タンク28内に入り込む。
ステップ202 では前記洗剤補給ボタン32がオンされたと
きから所定のT時間経過したか否かがタイマ52を利用し
て判断され、T時間のタイムアップ信号を受けたとき
に、器具側洗剤投入タンク28内の洗剤が適正量補給され
たものと判断し、ステップ203 で洗剤供給ポンプ7を停
止し、洗剤の補給動作を終了する。
【0029】この実施例では、器具側洗剤投入タンク28
内の洗剤が減ったときには、人手によって洗剤を補給す
る必要がなく、洗剤補給ボタン32をオン操作するだけ
で、洗剤補給タンク9から洗剤が自動的に器具側洗剤投
入タンク28に補給されることとなり、面倒な人手による
洗剤補給作業から開放されることになる。
【0030】図5には本発明に係る浴槽洗浄装置の第2
の実施例のシステムが示されている。この実施例は、洗
剤供給ポンプ7の吸込側に第1の管路切り換え弁として
機能する三方弁33を設けて洗剤補給タンク9に通じる管
路29bと器具側洗剤投入タンク28の吐出側に通じる管路
29cとに接続し、洗剤供給ポンプ7の吐出側を第2の管
路切り換え弁として機能する三方弁34を設けて器具側洗
剤投入タンク28の入口側に通じる管路29aと循環管路の
往管6に通じる管路29dとにそれぞれ接続している。そ
して、器具側洗剤投入タンク28内に洗剤水位を検出する
洗剤水位検出手段としての洗剤水位センサ35が設けられ
ている。この洗剤水位センサ35はフロートによって構成
され、そのフロート内にはリードスイッチが組み込まれ
ており、器具側洗剤投入タンク28内に洗剤が補給されて
洗剤レベルが上昇して設定レベルになったときに、リー
ドスイッチが作動し、洗浄水位センサ35からオン信号が
出力され、洗剤水位が所定範囲を越えて低下したとき
に、オフ信号が出力されるようになっている。
【0031】この洗剤水位センサ35の出力信号は図2の
鎖線で示すように、制御装置44が加えられており、判断
・命令部51は洗剤水位センサ35からオフ信号が加えられ
たときには三方弁33を洗剤補給タンク9側の管路29bに
切り換え、三方弁34を器具側洗剤投入タンク28の入口側
に通じる管路29aに切り換えて、洗剤供給ポンプ7を起
動し、洗剤補給タンク9内の洗剤を自動的に器具側洗剤
投入タンク28に補給制御する。このように、本実施例に
おいては、判断・命令部51は、洗剤水位センサ35の出力
に応じて三方弁33,34を動作させ、洗剤補給タンク9内
の洗剤を器具側洗剤投入タンク28に補給する洗剤補給制
御手段としても機能する。
【0032】また、判断・命令部51は浴槽の洗浄から湯
張りを経て追い焚きに至る全自動運転に際し、循環管路
に洗剤を投入する図3のステップ106 から108 に対応す
る動作では、三方弁33を器具側洗剤投入タンク28の吐出
口に通じる管路29cに切り換え、三方弁34を往管6に通
じる管路29dに切り換えて洗剤供給ポンプ7を起動し、
器具側洗剤投入タンク28内の洗剤を洗剤供給ポンプ7
により強制的に循環管路(往管6)に供給制御する。ま
た、この実施例では、全自動運転の洗剤投入動作中に、
器具側洗剤投入タンク28内の洗剤が所定範囲を越えて低
下し、洗剤水位センサ35からオフ信号が加えられたとき
には、判断・命令部51は三方弁33を管路29b側に切り換
えて洗剤供給ポンプ7の駆動を行い、洗剤補給タンク9
内の洗剤を直接洗剤供給ポンプ7を通じて管路29dから
往管6に供給するように構成してある。それ以外の構成
は前記第1の実施例と同様である。
【0033】次に、図6と図7に基づき、この実施例の
洗剤補給動作と、洗剤投入動作とを説明する。まず、図
6に示すフローチャートに基づき、洗剤補給動作につい
て説明する。浴槽洗浄動作を繰り返し行ううちに、器具
側洗剤投入タンク28内の洗剤が減少し、器具側洗剤投
入タンクの洗剤レベルが所定範囲を越えて低下したとき
に、ステップ301 で、洗剤水位センサ35からオフ信号が
出力される。このオフ信号を受けて、制御装置44の判断
・命令部51はステップ302 で三方弁33を管路29b側に切
り換え、次にステップ303 で三方弁34を管路29a側に切
り換える。次に、ステップ304 で洗剤供給ポンプ7を起
動する。そうすると、洗剤補給タンク9内の洗剤は管路
29bを通って洗剤供給ポンプ7の吸込側に吸引され、こ
の吸引された洗剤は、管路29aを通って器具側洗剤投入
タンク28内に入り込み、洗剤の補給が行われる。この洗
剤の補給により器具側洗剤投入タンク28の洗剤水位が上
昇し、その水位が設定レベルになったときに、洗剤水位
センサ35はオン信号を出力する。このオン信号を受け
て、判断・命令部51は洗剤供給ポンプ7を停止し、洗剤
補給動作を終了する。
【0034】次に、図7に基づき、浴槽洗浄に際しての
洗剤の投入動作について説明する。リモコン45の全自動
ボタン46がオンされると、前記図3に示すフローチャー
トに従い、ステップ101 以降の動作が順次行われる。そ
して、ステップ105 で浴槽湯水の排水が完了したとき、
図7のステップ106 aで三方弁33を器具側洗剤投入タン
ク28の吐出口側に通じる管路29cに切り換える。次にス
テップ106 bで三方弁34を循環管路に通じる管路29b側
に切り換える。そしてステップ106 cで洗剤供給ポンプ
7を起動する。そうすると、器具側洗剤投入タンク28内
の洗剤は管路29cを通ってポンプ7に吸引され、ポンプ
吐出側から管路29dを通って往管6に供給される。ステ
ップ107 aでは洗剤供給ポンプ7が起動したときからT
時間経過したか否かがタイマ52を利用して判断され、
T時間経過したときにステップ108 aで三方弁34を管路
29a側に切り換え、続いてステップ108 bで三方弁33を
管路29b側に切り換えてからステップ108 cで洗剤供給
ポンプ7を停止して洗剤投入動作を終了する。このステ
ップ106 aからステップ108 cに至る動作により、往管
6には所定量(例えば20CC)の洗剤が投入された状態と
なり、以下、図3のステップ109 以降の動作を行い、浴
槽洗浄から湯張りを経て追い焚きに至る全自動運転モー
ドの動作を行う。
【0035】この第2の実施例では、前記第1の実施例
のように洗剤補給ボタン32をオン操作することなく、器
具側洗剤投入タンク28の洗剤水位が所定範囲を越えて低
下したときには、自動的に洗剤補給タンク9から器具側
洗剤投入タンク28に洗剤が補給されるので、人手による
洗剤の補給作業が全く不用となり、非常に便利なものと
なる。
【0036】また、洗剤の投入に際しても、器具側洗剤
投入タンク28の洗剤は洗剤供給ポンプ7により強制的に
往管6側に投入されることとなり、洗剤の投入量を正確
にコントロールすることができる。この点、前記図1に
示す洗剤投入装置では、洗剤開閉弁27を開けることによ
り、器具側洗剤投入タンク28の洗剤を洗剤の自重を利用
して往管6に投入しているが、この洗剤の自重を利用し
ての自然投入方式では、器具側洗剤投入タンク28内の洗
剤水位が高いときには投入される洗剤に高い圧力が加わ
り、単位時間当りの投入量が多くなる。これに対し、洗
剤水位が低くなると、投入される洗剤にかかる圧力が小
さくなり、単位時間当りの投入量が小さくなり、器具側
洗剤投入タンク28内の洗剤水位の影響を受けて洗剤投入
量にばらつきが生じやすくなる。この点、第2の実施例
では、器具側洗剤投入タンク28の洗剤水位に依存せず、
洗剤供給ポンプ7により強制的に投入するので、その洗
剤投入量を正確にコントロールすることができるのであ
る。その上、1個の洗剤供給ポンプ7で器具側洗剤投入
タンク28への洗剤の補給と、器具側洗剤投入タンク28か
ら往管6への洗剤の投入とを兼用動作しているので、洗
剤補給用のポンプと洗剤投入用のポンプを別個独立に設
ける場合に比べ、装置構成が簡易となり、装置の小型化
を達成することができる。
【0037】また、この第2の実施例では、前述したよ
うに、全自動運転による洗浄動作中に、器具側洗剤投入
タンク28内の洗剤水位が所定範囲を越えて低くなり、例
えば器具側洗剤投入タンク28内の洗剤が切れたときに
は、三方弁33を管路29c側から29b側に切り換え、洗剤
補給タンク9内の洗剤を洗剤供給ポンプ7を通して往管
6に投入することとなるので、洗剤補給タンク9から器
具側洗剤投入タンク28内に洗剤を補給し終わるまで洗剤
動作を停止するという必要はなく、洗浄動作を中断する
ことなく円滑に運転できることとなり、非常に好都合で
ある。
【0038】図8には本発明の第3の実施例が示されて
いる。この第3の実施例は、前記第2の実施例の器具側
洗剤投入タンク28を省略し、洗剤補給タンク9から直接
洗剤を洗剤供給ポンプ7を駆動し、管路29bと29dの洗
剤投入管路を通して往管6に投入するように洗剤投入装
置を構成したものであり、それ以外の構成は前記第2の
実施例と同様である。この第3の実施例も、洗剤供給ポ
ンプ7を用いて強制的に洗剤投入を行うので、洗剤投入
量を正確にコントロールすることができる。
【0039】図9には本発明の第4の実施例が示されて
いる。この実施例は、前記各実施例における洗剤補給タ
ンク9を建物のガス計器設置領域に配置したものであ
り、それ以外の構成は前記各実施例と同様である。一般
に、マンションや階層の集合住宅等の建物では、図9に
示すように、片廊下の外壁面に凹部38が設けられ、この
凹部38に金枠37が嵌め込まれて凹部空間が上下に区画さ
れている。その下枠側には扉36が設けられ、この扉36を
開けると、その下枠内部にガスメータ(図示せず)や水
道メータ(図示せず)やガスおよび水道の配管管路が収
容設定されており、上枠側の収容枠内には給湯器等の器
具が収容設置されている。通常、このように建物の片廊
下側に面した外壁の凹部空間の枠内にガスメータ等の機
器、部品を収容設置する方式をパイプシャフト設置方式
と呼んでいる。この実施例では、収容枠の上側の空間内
に器具ユニット43を収容設置し、収容枠の下側の空間、
つまり、ガス計器設置領域19には洗剤補給タンク9を収
容設置している。この洗剤補給タンク9は大容量の洗剤
が収容されるので、タンクが大型となり、この大型の洗
剤補給タンク9を浴室内の建物の床面等に設置すると、
嵩張るために邪魔になり、特に、浴室内に設置する場合
には、浴室内の有効利用空間を狭めてしまうという不都
合を生じるが、この第4の実施例のように、洗剤補給タ
ンク9をパイプシャフト設置方式により設置すること
で、邪魔になったり浴室の有効利用空間を狭めるという
ことがなく、非常に好都合である。
【0040】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ことはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施例では、追い焚き熱交換器10と給湯熱交換器12
とにより全自動風呂釜が構成されているが、この給湯熱
交換器12を省略し、給水管13を注湯電磁弁15の入口側に
接続してもよい。
【0041】また、循環管路は、必ずしも上記各実施例
のように、戻り管5の戻り側を第1の戻り分岐管22と第
2の戻り分岐管23とに分岐する必要はなく、例えば戻り
管5を戻り管開閉弁を介して浴槽の底部側に接続したも
のでもよい。
【0042】さらに、上記実施例の洗浄ノズル18a,18
bは弁機構を内蔵したものを使用しているが、この弁機
構のない通常の洗浄ノズルによって構成してもよい。こ
の場合は、例えば、図1や図5の鎖線で示すように、分
岐往管6a,6bにそれぞれ電磁弁等の開閉弁49a,49
bを設け、洗浄ノズル18aと18bから順番に洗浄液や湯
(又は水)を噴射するようにすることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、洗浄液を繰り返し循環噴射し
て浴槽内壁面の汚れを落とすものであるから、洗剤使用
の無駄がなく経済的である。また、洗剤補給タンクから
器具側洗剤投入タンクに洗剤を補給する場合には、洗剤
供給ポンプを起動して洗剤補給タンクの洗剤を器具側洗
剤投入タンクへ自動的に供給するように構成したもので
あるから、器具側洗剤投入タンクへ人手によって洗剤を
補給する手間隙が不用となり、洗剤補給の面倒から開放
されることができる。また、本発明では、洗剤投入装置
の洗剤タンクを洗剤補給タンクと器具側洗剤投入タンク
の2段構造としたので、次に示すような効果を得ること
ができる。一般的に、洗浄器具における洗剤投入装置の
洗剤タンクは器具側洗剤投入タンクのみであり、その器
具側洗剤投入タンクは洗浄器具内に内蔵される。このよ
うな器具側洗剤投入タンクを内蔵した洗浄器具は大型な
ものであり、室内に設置されると邪魔になることから、
通常、室外に設置される。このように器具側洗剤投入タ
ンクを内蔵した洗浄器具が室外に設置された場合には、
洗剤を器具側洗剤投入タンクに補給する際に、わざわざ
外に出なければならず面倒であるし、雨に濡れてしまう
こともある。また、風雨に晒され汚れている器具の例え
ば洗剤補給用扉を開けるときに汚れてしまう虞もある。
さらに、階層タイプの住宅で、上記器具側洗剤投入タン
クを内蔵した洗浄器具が建物の外壁や壁穴等の高所に設
置された場合には、洗剤を上記器具側洗剤投入タンクに
補給するのが非常に大変であり、また、危険でもある。
これに対して、この発明では、洗剤タンクを洗剤補給タ
ンクと器具側洗剤投入タンクの2段構成としたので、洗
剤補給タンクを例えば室内の、洗剤を補給し易い場所に
設置することで、雨に濡れたり、汚れることなく、簡単
に、かつ、階層タイプの住宅で器具側洗剤投入タンクを
内蔵した洗浄器具が建物外壁等の高所に設けられた場合
にも安全に洗剤補給タンクに洗剤補給を行うことができ
る。また、洗剤補給タンクから器具側洗剤投入タンクへ
の洗剤供給を行う洗剤供給ポンプを設けることで、洗剤
補給タンクから器具側洗剤投入タンクへの洗剤補給は洗
剤供給ポンプの送給によって上記同様に容易、かつ、安
全に行われ、しかも、上記洗剤補給タンクは洗浄器具に
比べて小さいので、室内に設置しても邪魔にならないと
いう効果を奏することができる。
【0044】また、器具側洗剤投入タンク内の洗剤や洗
剤補給タンク内の洗剤を洗剤供給ポンプを用いて強制的
に循環管路内に投入する構成としたものにあっては、洗
剤の投入量にばらつきがなく、常に、所定量の洗剤を正
確に投入することができる。さらに、器具側洗剤投入タ
ンク内には洗剤水位を検出する洗剤水位検出手段を設
け、洗剤水位検出手段に応じて洗剤補給タンクと器具側
洗剤投入タンクを接続する管路に設けられた弁を動作さ
せ、前記洗剤補給タンク内の洗剤を器具側洗剤投入タン
クに補給する洗剤補給制御手段を設けた構成のものにあ
っては、器具側洗剤投入タンクの洗剤水位に応じて自動
的に洗剤補給タンクから器具側洗剤投入タンクに洗剤が
補給されるので、人手による洗剤の補給作業が全く不用
となり、非常に便利なものとすることができる。
【0045】さらに、洗剤補給タンクを建物のガス計器
設置領域の空間部に配置した構成のものにあっては、大
型の洗剤補給タンクを浴室内や建物の床面に設置してこ
れが邪魔になったり有効利用空間を大幅に狭めるという
ことがなく、しかも、建物の壁面内に設置されるので、
建物外観の美観を高め、建物のグレードアップを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシステム図であ
る。
【図2】図1のシステムを構成する制御装置のブロック
図である。
【図3】第1の実施例の全自動運転の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】第1の実施例の洗剤補給動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示すシステム図であ
る。
【図6】第2の実施例の洗剤補給動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】第2の実施例の洗剤投入動作のフローチャート
である。
【図8】本発明の第3の実施例の要部部分のシステム図
である。
【図9】洗剤補給タンクをパイプシャフト設置方式によ
り設置した本発明の第4の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 浴槽 3 追い焚き循環管路 4 循環ポンプ 7 洗剤供給ポンプ 9 洗剤補給タンク 18a,18b 洗浄ノズル 19 ガス計器設置領域

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズ
    ルと、この洗浄ノズルから噴射された洗浄液を浴槽の底
    部側から回収して洗浄ノズルを循環供給する循環ポンプ
    組み込みの循環管路と、この循環管路に洗剤を投入する
    洗剤投入装置とを有し、この洗剤投入装置は、洗剤補給
    源の洗剤補給タンクと、この洗剤補給タンクから洗剤の
    供給を受ける器具側洗剤投入タンクと、洗剤補給タンク
    から器具側洗剤投入タンクへの洗剤の供給と洗剤補給タ
    ンクから循環管路への洗剤の供給とを兼用動作する洗剤
    供給ポンプとを備え、洗剤供給ポンプの吸込側は第1の
    管路切り換え弁を設けて洗剤補給タンクに通じる管路と
    器具側洗剤投入タンクの出口側に通じる管路とに接続さ
    れており、洗剤供給ポンプの吐出側は第2の管路切り換
    え弁を設けて循環管路に通じる管路と器具側洗剤投入タ
    ンクの入口側に通じる管路に接続されていることを特徴
    とする浴槽洗浄装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内壁面に洗浄液に噴射する洗浄ノズ
    ルと、この洗浄ノズルから噴射された洗浄液を浴槽の底
    部側から回収して洗浄ノズルに循環供給する循環ポンプ
    組み込みの循環管路と、この循環管路に洗剤を投入する
    洗剤投入装置とを有し、この洗剤投入装置は、洗剤補給
    源の洗剤補給タンクと、この洗剤補給タンクから洗剤の
    供給を受ける器具側洗剤投入タンクと、洗剤補給タンク
    から器具側洗剤投入タンクへの洗剤供給を行う洗剤供給
    ポンプとを備え、洗剤供給ポンプの吸込側の洗剤補給タ
    ンクに通じる管路に、吐出側は器具側洗剤投入タンクの
    入口側に通じる管路にそれぞれ接続され、器具側洗剤投
    入タンクの出口側は開閉制御弁を介して循環管路に接続
    されていることを特徴とする浴槽洗浄装置。
  3. 【請求項3】 浴槽内壁面に洗浄液を噴射する洗浄ノズ
    ルと、この洗浄ノズルに洗浄液を供給する洗剤投入装置
    を有し、該洗剤投入装置は洗剤補給源の洗剤補給タンク
    と、この洗剤補給タンクから洗剤の供給を受けて前記洗
    浄ノズル側へ送給する器具側洗剤投入タンクとを有し、
    該洗剤補給タンクと器具側洗剤投入タンクは弁に備えた
    管路によって接続されており、該器具側洗剤投入タンク
    内には洗剤水位を検出する洗剤水位検出手段が設けられ
    ており、該洗剤水位検出手段の出力に応じて前記弁を動
    作させ前記洗剤補給タンク内の洗剤を器具側洗剤投入タ
    ンクに補給する洗剤補給制御手段を有することを特徴と
    する浴槽洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗剤補給タンクは建物のガス計器設置領
    域の空間部に配置されている請求項1又は請求項2又は
    請求項3記載の浴槽洗浄装置。
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