JP2583902Y2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

浴槽洗浄装置

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JP2583902Y2
JP2583902Y2 JP1990122660U JP12266090U JP2583902Y2 JP 2583902 Y2 JP2583902 Y2 JP 2583902Y2 JP 1990122660 U JP1990122660 U JP 1990122660U JP 12266090 U JP12266090 U JP 12266090U JP 2583902 Y2 JP2583902 Y2 JP 2583902Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴槽を自動的に洗浄する浴槽洗浄装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
浴槽を自動的に洗浄する装置として、実開昭63−7186
9号公報が知られている。この装置は、浴槽の蓋に洗剤
を含有させた洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、水道等の
きれいな水を噴射する水噴射ノズルとを設け、浴槽の洗
浄に際しては、洗剤タンクから洗浄液をポンプで洗浄ノ
ズルに供給し、これを浴槽内に噴射して汚れを落とし、
その後に、水の供給源から水噴射ノズルにきれいな水を
供給して浴槽内に噴射させ、前記洗浄液によって落とさ
れた浴槽の汚れ成分と洗浄液とを洗い流し、排水孔から
排出させるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の装置は、洗浄ノズルを浴槽の蓋
に設ける方式であるため、蓋を開けて風呂に入浴すると
きには、洗浄液や水をノズルに導くためのホースをいち
いち取り外さなければならないという面倒があり、その
上、狭い浴室では、その取り外したホースの置き場所に
苦慮するという問題があった。
本考案者等はこのような問題を解消するために、浴槽
の短辺側の対向側壁面に洗浄ノズルを取り付けた装置を
提案した。この提案装置によれば、浴槽の蓋を開けると
きにわざわざホースを取り外す面倒がなく、前記従来の
欠点を効果的に解消できるものとなる。しかし、浴槽短
辺側の対向壁面の一方側は、背もたれ側となっており、
この背もたれ側の壁面は寄りかかることができるように
鈍角の傾斜となっているので、洗浄ノズルを取り付ける
とき、その洗浄液の噴射方向が上向きになりがちとな
り、浴槽内壁面に万遍なく洗浄液が噴射するようにその
噴射方向を調整するのが難しいという不都合があった。
また、背もたれ側に寄りかかったとき、浴槽内壁面から
突出している洗浄ノズルに背中があたり、これが違和感
となって気持ちよく入浴することができないという問題
があった。
ところで、老人や身体障害者等の入浴を助けるため
に、浴槽の長辺側内壁面に把手を設けたものが知られて
いる。このような把手を設けた浴槽の内壁面に洗浄ノズ
ルを設けると、浴槽内に突出する突起部分が多くなり、
これが入浴の邪魔になるという新たな問題が生じる。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであ
り、その目的は、前記提案装置が備えている特徴を継承
し、また、洗浄ノズルの取り付けに際し、洗浄液の噴射
方向の調整が容易となり、しかも、浴槽に入浴したとき
に、洗浄ノズルが背中にあたって違和感を感じることが
なく、その上、浴槽内壁面から把手以外に洗浄ノズルが
突出してこれが入浴の邪魔になるということがない浴槽
洗浄装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成
されている。すなわち、第1の考案は、少くとも対向す
る浴槽内壁面に向けて洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、
この洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射された洗浄液を浴
槽底面側から回収して洗浄ノズルに循環供給するポンプ
組み込みの洗浄液循環管路と、前記洗浄液循環管路に給
水開閉弁を介して接続された給水管と、制御信号によっ
て浴槽水の排水を行う排水弁と、時間の計測機能を備え
たタイマと、浴槽洗浄のプログラムが格納されたメモリ
と、このメモリに格納されたプログラムに従い洗浄液の
循環噴射を制御する制御装置とを有し、前記プログラム
は前記給水開閉弁を開けてポンプの作動に必要な水を浴
槽底面に溜める動作と、ポンプを作動して浴槽底面に溜
められた水と洗剤の混合液である洗浄液を洗浄ノズルか
ら循環噴射する浴槽洗浄動作と、この浴槽洗浄動作の後
に排水弁を開けて洗浄液を排水する動作と、この洗浄液
の排水後に給水開始弁を開けて給水管から供給される水
を洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射してすすぎを行う動
作とを含み、これらの各動作は前記タイマ動作による時
間によって制御される構成としたことを特徴とする。
また、第2の考案は、前記第1の考案の構成を備え、
その上で、浴槽の長辺側内壁面に把手を取り付け、この
把手に洗浄ノズルを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案では、洗浄装置を作動すると、把手に設けた洗
浄ノズルから浴槽内壁面に洗浄液が噴射し、この噴射し
た洗浄液は浴槽底面側から回収されて洗浄液循環管路に
入り、再び洗浄ノズルから噴射される。このように、洗
浄液が繰り返し循環噴射されることで、浴槽内壁面の汚
れは洗浄液の化学的洗浄力と噴射衝突力とによってきれ
いに落とされる。この洗浄液の噴射後、洗浄ノズルに水
又は湯を供給して洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射する
ことで、浴槽内壁面に付着している洗浄液とその洗浄液
により落とされた汚れ成分は洗い流されて浴槽の排水孔
から排出されて浴槽の自動洗浄が完了する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図には本考案に係る浴槽洗浄装置の一実施例のシステ
ム構成が示されている。
同図において、浴槽1の底部には排水管2が接続され
ており、この排水管2には電磁弁等からなる排水弁3が
設けられ、この排水管2と排水弁3で排水手段を構成し
ている。浴槽1の長辺側の対向内壁面には一対の把手9
a,9bが取り付けられている。この把手9a,9bの内部には
ノズル通路が形成されており、そのノズル通路の出口は
把手9a,9bの側端面に設けた噴射口6に通じており、把
手9a,9b自体に洗浄ノズル4a,4bが設けられている。つま
り、この実施例では、把手9a,9bが洗浄ノズル4a,4bを兼
用している。把手9a,9bの側端面は多角面となってお
り、この多角面のうちの所望の面に1個以上の噴射口6
が設けられ、対向側の浴槽内壁面の全領域に洗浄液が噴
射されるようになっている。前記洗浄ノズル4aには分岐
往管5aの出口側が接続されており、洗浄ノズル4bには分
岐往管5bの出口側が接続されている。そして、分岐往管
5a,5bの入口側は合流して1本の往管5となり、この往
管5の入口側は加熱器として機能するガス燃焼式の熱交
換器20を介してポンプ12の吐出側に接続されている。
また、浴槽1の底部側(この実施例では排水管2)に
は戻り管10の入口側(戻り循環口側)が連通接続されて
おり、戻り管10の出口側はポンプ12の吸込側に接続され
ている。そして、戻り管10の管路には液体の流れを検出
する水流センサ13とその流体の温度を検出するサーミス
タ等の温度センサ14が設けられている。さらに、戻り管
10には洗剤供給管15が接続されており、この洗剤供給管
15は電磁弁等からなる洗剤開閉弁16を介して洗剤タンク
17に接続されている。前記洗剤供給管15と、洗剤開閉弁
16と、洗剤タンク17とは洗剤投入手段を構成しており、
洗剤タンク17内には液状の洗剤が収容される。前記戻り
管10からポンプ12、熱交換器20、往管5および分岐往管
5a,5bを通って洗浄ノズル4a,4bに至る管路は洗浄液の循
環管路(洗浄液循環管路)を構成している。
前記ポンプ12の吐出側から熱交換器20の入口に至る管
路18の部分には給水管22の出口側が接続されており、給
水管22の入口側は電磁弁等からなる給水開閉弁21を介し
て水道等の水供給源に接続されている。
前記排水弁3と、洗剤開閉弁16と、給水開閉弁21との
管路開閉(弁開閉)制御と、ポンプ12の運転制御と、熱
交換器20の燃焼制御(バーナの燃焼制御)は制御装置23
により行われている。この制御装置23にはリモコン24が
接続されており、このリモコン24には洗浄運転を行わせ
る洗浄ボタン25が設けられている。
前記制御装置23は第2図に示すように、信号入力部28
と、判断・命令部29と、水量検知手段として機能するタ
イマ30と、演算部31と、メモリ32とを有している。信号
入力部28は、リモコン24からの信号と、水流センサ13か
らの水流検出信号と、温度センサ14からの温度検出信号
とを受け、これらの信号を判断・命令部29に加える。判
断・命令部29は、前記信号入力部28からの信号と、メモ
リ32に与えられているプログラムの情報を受けて浴槽洗
浄運転のプログラムの進行状態を把握し、必要に応じ、
タイマ30にタイマ動作を指令し、さらに、演算部31には
洗浄開始時に浴槽1の底面に溜める洗浄液の量、すなわ
ち、ポンプ作動を正常に行わせるのに必要最小限の水量
を求める演算を指令し、適宜各種の弁3,16,21に開閉制
御信号(オン・オフ信号)を出力するとともに、ポンプ
12の運転および熱交換器20のバーナ燃焼の制御を行う。
メモリ32は、前記のように、浴槽洗浄運転のプログラム
を内蔵するとともに、必要に応じ、演算部31の演算結果
を記憶する。
本実施例は上記のように構成されており、以下、第3
図に示すフローチャートに基づき浴槽洗浄運転の一例を
説明する。まず、リモコン24の洗浄ボタン25がオンされ
ると、このオン信号が制御装置23の信号入力部28を介し
て判断・命令部29に加えられ、制御装置23(判断・命令
部29)からの制御信号により排水弁3が開かれ浴槽1内
に汚れた湯水が張られているときはこれを排水する。そ
して前記湯水の排水が完了したか否かがステップ102で
判断される。
すなわち、制御装置23はステップ101で前記排水弁3
に開信号を送出した後、浴槽1内の湯水が完全に流出す
るまでに要するT時間が経過したか否かの判断をタイマ
30を利用して行う。T時間が経過しない間は排水弁3を
開けたままにしておき、T時間が経過したときに浴槽1
内の湯水が完全に排出されたものと判断しステップ103
で排水弁3を閉じる。そして、ステップ104で洗剤開閉
弁16を開け、それと同時に、ステップ105で所定のT1
間が経過したか否かの判断を行う。すなわち、制御装置
23は洗剤開閉弁16に開信号を加えた後、タイマ30を利用
してタイムをカウントし、T1時間が経過しない間は洗剤
開閉弁16を開いたままにしておき、T1時間が経過したと
きに所定量(例えば20cc)の洗剤が洗剤タンク17から洗
剤供給管15を通って戻り管10に供給されたものと判断
し、洗剤開閉弁16を閉じる。
次に、ステップ107で給水開閉弁21を開ける。そうす
ると、給水管22から供給される水道等の水は往管5を通
って洗浄ノズル4a,4bから浴槽に供給される一方におい
て、管路18から戻り管10を通る水は洗剤とともに浴槽の
底面側に供給される。ステップ108では浴槽1の底面に
洗剤と水とが混じり合った洗浄液がポンプ12を正常に作
動し得る必要最小限の量が溜められたか否かの判断を行
う。具体的には、前記必要最小限の洗浄液を作り出す
(洗剤に混合する)水の量が予め制御装置23の判断・命
令部29等に与えられており、判断・命令部29はステップ
107で給水開閉弁16にオン信号を加えたときに水量検知
手段として機能するタイマ30にタイマ動作を指令し、水
量検知信号としてのタイマ信号をカウントする。そし
て、給水開閉弁21が開いたときからT2時間経過したとき
に、タイムアップ信号を受けて浴槽1の底面にポンプ12
の作動を正常に行う必要最小限の洗浄液が溜まったもの
と判断し、ステップ109で給水開閉弁21を閉じる。この
洗浄液が少なすぎると、ポンプ12を起動したとき、戻り
管10から浴槽1内の空気が吸い込まれてポンプ運転の円
滑性を害することになる。また、浴槽1の底面に溜めら
れる洗浄液の量が多すぎる場合には、洗浄ノズル4a,4b
から浴槽内壁面に洗浄液を噴射したとき、浴槽底面に噴
射される洗浄液の衝突力が浴槽1の底面に厚く溜まって
いる洗浄液によって弱められ、浴槽底面の汚れが落ちに
くくなるという問題が生じる。これに対し、本実施例の
ように給水開閉弁21をT2時間だけ開けて水を供給するこ
とによりポンプ運転に支障をきたさず、かつ、浴槽底面
に噴射される洗浄液の衝突力をほとんど弱めない必要最
小限の量の洗浄液が確保される。
前記T2時間が経過した後、給水開閉弁21が閉じられ、
ステップ110でポンプ12の起動が行われる。このポンプ1
2の起動により、浴槽1の底面に溜まっている洗浄液は
戻り管10を通ってポンプ12に吸引され、さらにこの吸引
された洗浄液はポンプ12の吐出側から管路18を通って熱
交換器20に入り込み、ここで、洗浄液は化学的洗浄能力
を発揮するのに適した温度、本実施例では50〜60℃に加
熱され、この加熱された温水の洗浄液は往管5を通り、
洗浄ノズル4a,4bから浴槽内に噴射される。
そして、この噴出された洗浄液が浴槽1の底面に流れ
落ち、その底面に流れ落ちた洗浄液は再び戻り管10から
ポンプ12に吸引され、同様に熱交換器20を通った後往管
5を経て洗浄ノズル4a,4bから浴槽内に噴出される。こ
のように、洗浄液循環管路を介して洗浄液の循環噴射が
繰り返し行われる。この循環噴射中に、洗浄液の温度制
御がステップ111から114にかけて行われる。
すなわち、制御装置23は温度センサ14から得られる温
度検出信号に基づき、洗浄液の温度がT3℃(例えば60
℃)以下であるか否かの判断をステップ111で行う。洗
浄液の温度がT3℃以下のときには熱交換器20のガスバー
ナの燃焼をステップ112で行い、洗浄液を加熱する。そ
してステップ113で洗浄液の温度がT3℃以上であるか否
かが再び判断され、T3℃りも低いときには熱交換器20の
バーナの燃焼を引き続き行って加熱し、洗浄液の温度が
T3℃以上になったときに熱交換器20のバーナ燃焼を停止
する。
次に、ステップ115で、ポンプ12がステップ110で起動
されてからT4時間経過したか否かの判断をタイマ30を利
用して行う。T4時間を経過していないときにはステップ
111から114の動作を繰り返し行い、循環噴射する洗浄液
の温度をT3の温度に制御し続ける。時間がT4時間経過し
たときにステップ116でポンプ12を停止し、続いてステ
ップ117で排水弁3が開けられ、浴槽1の底面に溜まっ
ている汚れ成分を含む洗浄液は排水管2から排出され
る。
次にステップ118で給水開閉弁21が開けられる。この
結果、給水管22から供給される水は戻り管10を通って管
路を洗いながら底面側から浴槽1内に入り込み、浴槽1
の底部に付着している洗浄液と汚れ成分を排水管2から
排出する。一方、給水管22から往管5を通って洗浄ノズ
ル4a,4b側に供給される水(又は湯)は管路を洗いなが
ら洗浄ノズル4a,4bから浴槽内壁面に向けて噴射され、
浴槽内壁面に付着している洗浄液とその洗浄液によって
落とされた汚れ成分が洗い流され、排水管2から排出さ
れる。ステップ119では給水開閉弁21が開けられてから
所定のT5時間経過したか否かの判断が行われ、T5時間経
過したときにステップ120で給水開閉弁21が閉じられ、
続いてステップ121で排水弁3が閉じられて浴槽1の自
動洗浄が完了する。
この実施例では、洗浄ノズル4a,4bが把手9a,9bに設け
られており、しかも、把手9a,9bは浴槽1の長辺側対向
壁面に設けられているので、浴槽1に入浴する際、背も
たれ側から洗浄ノズルが背中にあたって違和感を感じる
ことがなく、気持ちよく入浴を行うことができる。
また、把手9a,9bに洗浄ノズル4a,4bを設けたことで、
洗浄ノズル4a,4bの配管施工の作業性が大幅に改善でき
る。すなわち、洗浄ノズル4a,4bを把手9a,9b以外の浴槽
内壁面に設ける場合には、浴槽内壁面に把手9a,9bを取
り付ける穴と、洗浄ノズル4a,4bに洗浄液を供給する管
路の配管穴とを別個に設けなければならないが、本実施
例のように、把手9a,9bに洗浄ノズル4a,4bを設ければ、
把手取り付け用の穴を利用して洗浄液の供給管路を洗浄
ノズル4a,4bに配管接続することが可能となり、前記洗
浄ノズル4a,4bの配管施工の作業性が改善されることに
なる。
さらに、浴槽1の長辺側壁面は浴槽底面に対してほぼ
直角に起立しているので、洗浄ノズル4a,4bの取り付け
に際し洗浄液の噴射方向を調整するのが容易である。
さらに、洗浄ノズル4a,4bは把手に設けられるから、
浴槽内壁面から把手9a,9b以外に他の洗浄ノズル4a,4bが
突出してこれが入浴の邪魔になるということもない。そ
の上、外観上の見栄えも高められ、浴槽のグレードアッ
プが図られることになる。
なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、
様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例で
は、把手9a,9bの側端面の形状を多角面に形成したが、
この側端面の形状は曲面等の様々な形状にすることがで
きるものである。また上記実施例では洗浄ノズルの噴射
口6を把手9a,9bの側端面のみに設けたがこの噴射口6
を側端面の他に把手の下面等の任意の面に設けることが
できる。
〔考案の効果〕
浴槽の長辺側内壁面に取り付けられる把手に洗浄ノズ
ルを設けた本考案の構成にあっては、浴槽に入浴したと
き、背もたれ側から背中に洗浄ノズルがあたって違和感
を感じるということがなく、気持ちよく入浴することが
できる。
また、浴槽内壁面から把手以外に洗浄ノズルが突出す
ることがないので、浴槽に入浴したとき洗浄ノズルが入
浴の邪魔になるということがなく、その上、外観上も見
栄えがよくなり、浴槽のグレードアップを図ることがで
きる。
さらに、洗浄ノズルを把手に設ける構成とすることに
より、浴槽内壁面に取り付ける把手の取り付け穴を利用
して洗浄ノズルの配管施工を達成することができること
となり、洗浄ノズルの配管用穴を浴槽にわざわざ開ける
必要がないので、洗浄ノズルの配管施工の作業性を大幅
に改善することが可能となる。
さらに、把手は浴槽の底面からほぼ直角に起立する浴
槽の長辺側内壁面に取り付けられるので、洗浄ノズルか
ら噴射される洗浄液の噴射方向を調整するのが容易とな
る。特に、本考案においては、浴槽洗浄に際し、給水開
閉弁を開けてポンプの作動に必要な水を浴槽底面に溜め
る動作を行う構成としたので、その水と洗剤が混合して
浴槽底面に溜められる洗浄液の量もポンプ作動に必要な
少量となり、したがって、洗浄ノズルから浴槽底面に噴
射される洗浄液の噴射衝突力はその浴槽底面に溜まって
いる洗浄液によってほとんど弱められることなく浴槽底
面に作用することとなり、これにより、浴槽内壁の全領
域にわたって汚れをきれいに落とすことができるという
効果を奏する。さらに、本願の考案の浴槽洗浄に際して
は、給水開閉弁を開けてポンプの作動に必要な水を浴槽
底面に溜める動作と、ポンプを作動して浴槽底面に溜め
られた水と洗剤の混合液である洗浄液を洗浄ノズルから
循環噴射する浴槽洗浄動作と、この浴槽洗浄動作の後に
排水弁を開けて洗浄液を排水する動作と、この洗浄液の
排水後に給水開閉弁を開けて給水管から供給される水を
洗浄ノズルから浴槽内壁面に噴射してすすぎを行う動作
との各動作は前記タイマ動作による時間によって制御さ
れる構成としたので、複数の各動作の信号処理を共通の
時間データで処理できるので、信号処理の回路行為を簡
易化することができる。
また、ポンプの作動に必要な水を浴槽底面に溜める場
合に、タイマが水量検知手段として機能するので流量計
等の水量検出センサが省略でき、また、洗浄液の排水動
作を行う場合にもその動作をタイマ動作の時間によって
制御するので、浴槽水が排水完了したことを検出するセ
ンサを別途設けることを省略できるので、装置構成を簡
易化でき、その分、装置コストを低減できる。
さらに、浴槽洗浄動作とすすぎの動作もタイマ動作に
よる時間によって制御されるので、洗浄やすすぎが不足
になることがなく、また、過剰となる無駄もなく、これ
ら、洗浄やすすぎの動作を最適時間でもって作業効率よ
く行うことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る浴槽洗浄装置の一実施例を示すシ
ステム構成図、第2図は同実施例を構成する制御装置の
要部構成を示すブロック図、第3図は同実施例の洗浄装
置の洗浄動作を示すフローチャートである。 1…浴槽、2…排水管、3…排水弁、4a,4b…洗浄ノズ
ル、5…往管、5a,5b…分岐往管、6…噴射口、9a,9b…
把手、10…戻り管、12…ポンプ、13…水流センサ、14…
温度センサ、15…洗剤供給管、16…洗剤開閉弁、17…洗
剤タンク、18…管路、20…熱交換器、21…給水開閉弁、
22…給水管、23…制御装置、24…リモコン、25…洗浄ボ
タン、28…信号入力部、29…判断・命令部、30…タイ
マ、31…演算部、32…メモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−158828(JP,A) 特開 昭53−145365(JP,A) 特開 平2−86884(JP,A) 特開 昭49−116869(JP,A) 実開 昭62−4272(JP,U) 実開 昭63−179888(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも対向する浴槽内壁面に向けて洗浄
    液を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルから浴槽内
    壁面に噴射された洗浄液を浴槽底面側から回収して洗浄
    ノズルに循環供給するポンプ組み込みの洗浄液循環管路
    と、前記洗浄液循環管路に給水開閉弁を介して接続され
    た給水管と、制御信号によって浴槽水の排水を行う排水
    弁と、時間の計測機能を備えたタイマと、浴槽洗浄のプ
    ログラムが格納されたメモリと、このメモリに格納され
    たプログラムに従い洗浄液の循環噴射を制御する制御装
    置とを有し、前記プログラムは前記給水開閉弁を開けて
    ポンプの作動に必要な水を浴槽底面に溜める動作と、ポ
    ンプを作動して浴槽底面に溜められた水と洗剤の混合液
    である洗浄液を洗浄ノズルから循環噴射する浴槽洗浄動
    作と、この浴槽洗浄動作の後に排水弁を開けて洗浄液を
    排水する動作と、この洗浄液の排水後に給水開閉弁を開
    けて給水管から供給される水を洗浄ノズルから浴槽内壁
    面に噴射してすすぎを行う動作とを含み、これらの各動
    作は前記タイマ動作による時間によって制御される構成
    としたことを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 【請求項2】浴槽の長辺側内壁面に把手を取り付け、こ
    の把手に洗浄ノズルを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の浴槽洗浄装置。
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