JP2016109327A - 風呂用給湯装置 - Google Patents
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Abstract
Description
給水路から供給される非加熱状態の低温水、又は、当該低温水を昇温して得られる湯を含む昇温水を浴槽に供給可能な湯水供給部と、
前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、
前記浴槽内での湯水の貯留状態を検出する貯留状態検出部とが設けられ、
前記湯水供給制御部が、
前記浴槽に湯水を蓄えるための湯張指令を受け付けると、前記湯水供給部を作動させて前記浴槽に湯水を供給する湯水供給処理を実行するように構成され、かつ、
前記湯水供給処理を開始した後、前記貯留状態検出部の検出結果に基づいて前記浴槽に湯水が貯えられているか否かを判定する貯留状態判定処理を実行するように構成されている風呂用給湯装置であって、その特徴構成は、
前記湯水供給制御部が、前記貯留状態判定処理において前記浴槽に湯水が貯留された湯水貯留状態であると判定される前に前記湯水供給処理を行うとき、前記湯水供給部から前記低温水が前記浴槽に供給されるように構成されている点にある。
前記湯水供給制御部は、前記湯水供給処理の開始後の湯水の積算供給量が設定積算供給量となったとき、又は、前記湯水供給処理の開始後の経過時間が設定経過時間となったときに、前記貯留状態判定処理を実行する点にある。
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理において、前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うときには、前記湯水供給部から前記昇温水を前記浴槽に供給し、前記浴槽に湯水が貯留されていない非湯水貯留状態であると判定された場合には、前記湯水供給処理を中止する点にある。
前記湯水供給部に加熱部が設けられ、前記浴槽に供給される前記昇温水が前記加熱部によって加熱された湯水である点にある。
前記湯水供給部に前記昇温水を貯留する貯湯タンクが接続され、当該貯湯タンクから前記浴槽に前記昇温水が供給される点にある。
前記湯水供給部が当該湯水供給部から前記浴槽に供給する前記昇温水の温度を変更可能に構成され、
前記浴槽に貯えられている湯水の水位を検出する前記貯留状態検出部としての水位検出部と、前記浴槽に貯えられている湯水の温度を検出する湯水温検出部とを備え、
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記水位検出部により検出された前記浴槽に貯えられた湯水の水位が予め設定された目標水位となる前に、前記湯水温検出部により検出された前記浴槽に貯えられた湯水の温度が予め設定された目標温度に到達した場合には、前記湯水供給部から前記浴槽に供給する前記昇温水の温度を前記目標温度に変更し、前記目標水位となるまで前記目標温度の前記昇温水を前記浴槽に供給する点にある。
前記浴槽内の湯水を加熱する加熱部を備え、
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記浴槽に貯えられた湯水の水位が前記目標水位となった時に前記浴槽に貯えられた湯水の温度が前記目標温度に到達しない場合には、前記目標水位において前記昇温水の供給を停止し、前記浴槽に貯えられた湯水を前記加熱部によって前記目標温度となるまで加熱する点にある。
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記浴槽に貯えられた湯水の水位が前記目標水位となった時に前記浴槽に貯えられた湯水の温度が前記目標温度に到達しない場合には、前記湯水の温度が前記目標温度となるまで前記昇温水の供給を継続する点にある。
本発明に係る風呂用給湯装置の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この風呂用給湯装置には、上水道等の給水源である給水路C5が接続され、給水路C5から供給される低温水としての上水を加熱する加熱部Aを備えた湯水供給部1と、湯水供給部1の作動を制御する湯水供給制御部Hとが備えられている。
このようにして、給水路C5から供給される上水を加熱部Aによって昇温して得られる昇温水を浴槽Y1に供給可能に構成され、また、湯水供給制御部Hが湯水供給部1から浴槽Y1に供給する昇温水の温度を変更可能に構成されている。
また、湯水供給制御部Hは、上流側給水電磁弁K1、下流側給水電磁弁K4、ガス電磁弁K2、及び、循環ポンプPと通信可能に接続されて、それらに対して作動を指令するように構成されている。さらに、湯水供給制御部Hは、ガス電磁弁K2の開度とバーナBへのガス供給量との相関についてのテーブルを保持している。
使用者によりリモコンRの入力部R1の湯張りボタンが操作されると、リモコンRより浴槽Y1に湯水を蓄える湯張りを指令する湯張指令が湯水供給制御部Hへ出力される。
そして、湯水供給制御部Hは、浴槽Y1に湯水を蓄えるための湯張指令を受け付けると、湯水供給部1を作動させて浴槽Y1に湯水を供給する湯水供給処理を実行するように構成されている。そして、この湯水供給処理を開始した後、水位センサS6の検出結果に基づいて浴槽Y1に湯水が貯えられているか否かを判定する貯留状態判定処理を実行する。
なお、浴槽Y1に貯えられた湯水の温度の検出は、循環ポンプPを作動させて循環路Cに浴槽Y1の湯水を循環させることで浴槽戻りサーミスタS1によって行われる。この温度の検出は、浴槽Y1への所定の昇温水の供給量毎に行われる。
使用者によるリモコンRの湯張りボタンの操作により、湯水供給制御部Hに湯張指令が指令されると(#1)、下流側給水電磁弁K4を開けて給水路C5から浴槽Y1への低温水としての上水の供給が開始される(#2)。給水路C5から浴槽Y1への上水の供給を開始した後、下流側給湯水量センサS5により、湯水供給処理の開始後の湯水の積算供給量が予め定められた設定積算供給量となるまで上水を供給する(#3)。設定積算供給量となると、下流側給水電磁弁K4を閉じて、給水路5から浴槽Y1への上水の供給を停止する(#4)。そして、貯留状態判定処理として、浴槽Y1内の湯水の水位が水位センサS6にて予め定められた設定積算供給量に対応する確認用水位であることが検出されるか否かを検出する(#5)。
一方、確認用水位であることが検出されない場合には、浴槽Y1の排水栓Y3が開かれた状態であると判断して、湯水供給処理を中止し、報知部R2より排水栓Y3が開かれた状態となっていることを報知する(#16)。これにより、排水栓Y3が開かれた状態となっていることを利用者に報知することができる。
なお、浴槽Y1内の湯水の温度の検出は、浴槽Y1への所定の昇温水の供給量毎に、昇温水の浴槽Y1への供給を中断して、循環ポンプPにより浴槽Y1内の湯水を循環路Cに循環させて、浴槽戻りサーミスタS1により検出する。
本発明に係る風呂用給湯装置の第2実施形態について図4〜6に基づいて説明する。この第2実施形態に係る風呂用給湯装置では、第1実施形態に係る風呂用給湯装置に対し、浴槽Y1に接続される循環路Cが設けられておらず、給湯回路C3の下流側が浴槽Y1に接続されている点、及び、浴槽Y1に設けられた風呂アダプタY2に浴槽Y1内の湯水の温度を検出する浴槽サーミスタS7が設けられている点で異なっている。以下に、第1実施形態と異なる構成について具体的に説明し、同様の構成については説明を省略する。
本発明に係る風呂用給湯装置の第3実施形態について図7に基づいて説明する。この3実施形態に係る風呂用給湯装置では、第1実施形態に係る風呂用給湯装置に対し、給湯回路C3の上流側に、上水及び昇温水を貯留することができる貯湯タンクTが設けられている点で異なるものである。
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、湯水供給制御部Hが、湯水供給処理を開始してからの湯水供給量が予め定められた設定積算供給量に相当する確認用水位になったときに、確認用水位であることが検出されるか否かを検出して、浴槽Y1内に湯水が貯えられているか否かを判定する貯留状態判定処理を実行するように構成されたが、これに限らず、湯水供給制御部Hが、湯水供給処理の開始後の経過時間が設定経過時間となったときに、浴槽Y1に湯水が貯えられているか否かを判定する貯留状態判定処理を実行するように構成してもよい。例えば、湯水供給処理の開始後の経過時間が予め設定された設定経過時間となったとき、貯留状態検出部によって浴槽Y1に貯留された湯水の量が設定経過時間に対応する設定経過時間湯水量であることが検出される場合には、浴槽Y1に湯水が貯留された湯水貯留状態であることを判定することができ、一方、貯留状態検出部によって浴槽Y1に貯留された湯水の量が設定経過時間に対応する設定経過時間湯水量であることが検出されない場合には、浴槽Y1に湯水が貯留された湯水貯留状態となっていないことを判定することができる。
具体的には、浴槽サーミスタS7に電圧を印加することにより、浴槽サーミスタS7の温度が上昇するが、その温度上昇時の温度上昇率は、浴槽サーミスタS7が空気中にある時は、湯水中にある時よりも大きくなる。よって、例えば、浴槽サーミスタS7に所定の電圧を印加して、浴槽サーミスタS7の空気中における温度上昇率、又は、湯水中における温度上昇率を予め求めておき、湯水供給処理の開始後の貯留状態判定処理において、所定の電圧を浴槽サーミスタS7に印加して温度上昇率を検出する。そして、検出した温度上昇率と、予め求めておいた空気中における温度上昇率、又は、湯水中における温度上昇率とを比較することで、浴槽サーミスタS7が空気中にあるか、又は、湯水中にあるかを判断することで、浴槽Y1内において浴槽サーミスタS7の配置箇所以上の水位にまで湯水が貯留された湯水貯留状態であるか否かを判定することができる。
C5 給水路
H 湯水供給制御部
A 加熱部
S1 浴槽戻りサーミスタ(湯水温検出部)
S6 水位センサ(水位検出部、貯留状態検出部)
S7 浴槽サーミスタ(湯水温検出部)
T 貯湯タンク
Y1 浴槽
Claims (8)
- 給水路から供給される非加熱状態の低温水、又は、当該低温水を昇温して得られる湯を含む昇温水を浴槽に供給可能な湯水供給部と、
前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、
前記浴槽内での湯水の貯留状態を検出する貯留状態検出部とが設けられ、
前記湯水供給制御部が、
前記浴槽に湯水を蓄えるための湯張指令を受け付けると、前記湯水供給部を作動させて前記浴槽に湯水を供給する湯水供給処理を実行するように構成され、かつ、
前記湯水供給処理を開始した後、前記貯留状態検出部の検出結果に基づいて前記浴槽に湯水が貯えられているか否かを判定する貯留状態判定処理を実行するように構成されている風呂用給湯装置であって、その特徴構成は、
前記湯水供給制御部が、前記貯留状態判定処理において前記浴槽に湯水が貯留された湯水貯留状態であると判定される前に前記湯水供給処理を行うとき、前記湯水供給部から前記低温水が前記浴槽に供給されるように構成されている風呂用給湯装置。 - 前記湯水供給制御部は、前記湯水供給処理の開始後の湯水の積算供給量が設定積算供給量となったとき、又は、前記湯水供給処理の開始後の経過時間が設定経過時間となったときに、前記貯留状態判定処理を実行する請求項1に記載の風呂用給湯装置。
- 前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理において、前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うときには、前記湯水供給部から前記昇温水を前記浴槽に供給し、前記浴槽に湯水が貯留されていない非湯水貯留状態であると判定された場合には、前記湯水供給処理を中止する請求項1又は2に記載の風呂用給湯装置。
- 前記湯水供給部に加熱部が設けられ、前記浴槽に供給される前記昇温水が前記加熱部によって加熱された湯水である請求項1〜3のいずれか1項に記載の風呂用給湯装置。
- 前記湯水供給部に前記昇温水を貯留する貯湯タンクが接続され、当該貯湯タンクから前記浴槽に前記昇温水が供給される請求項1〜4のいずれか1項に記載の風呂用給湯装置。
- 前記湯水供給部が当該湯水供給部から前記浴槽に供給する前記昇温水の温度を変更可能に構成され、
前記浴槽に貯えられている湯水の水位を検出する前記貯留状態検出部としての水位検出部と、前記浴槽に貯えられている湯水の温度を検出する湯水温検出部とを備え、
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記水位検出部により検出された前記浴槽に貯えられた湯水の水位が予め設定された目標水位となる前に、前記湯水温検出部により検出された前記浴槽に貯えられた湯水の温度が予め設定された目標温度に到達した場合には、前記湯水供給部から前記浴槽に供給する前記昇温水の温度を前記目標温度に変更し、前記目標水位となるまで前記目標温度の前記昇温水を前記浴槽に供給する請求項3〜5のいずれか1項に記載の風呂用給湯装置。 - 前記浴槽内の湯水を加熱する加熱部を備え、
前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記浴槽に貯えられた湯水の水位が前記目標水位となった時に前記浴槽に貯えられた湯水の温度が前記目標温度に到達しない場合には、前記目標水位において前記昇温水の供給を停止し、前記浴槽に貯えられた湯水を前記加熱部によって前記目標温度となるまで加熱する請求項6に記載の風呂用給湯装置。 - 前記湯水供給制御部は、前記貯留状態判定処理にて前記湯水貯留状態であると判定された後に前記湯水供給処理を行うとき、前記浴槽に貯えられた湯水の水位が前記目標水位となった時に前記浴槽に貯えられた湯水の温度が前記目標温度に到達しない場合には、前記湯水の温度が前記目標温度となるまで前記昇温水の供給を継続する請求項6に記載の風呂用給湯装置。
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