JP2020169769A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱媒体循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを有する給湯装置において、給湯回路から浴槽への注湯経路に設けられた弁の微小リークを適切に検知する。【解決手段】注湯開閉弁210が閉止し、かつ、追焚循環ポンプ400が停止する場合に、制御弁330の開放により熱源500により加熱された熱媒体が風呂熱交換器410を通流する動作モードを実行するときに、注湯開閉弁210のリーク検知テストが実行される。リーク検知テストでは、風呂熱交換器410の出力側に配置された温度センサ374による検出温度Tchが予め定められた基準温度以上に上昇すると、熱源500から熱交換器410への熱媒体による入力熱量が低下される。更に、入力熱量の低下後における検出温度Tchの低下挙動に応じて、注湯開閉弁210のリークが検知される。【選択図】図2

Description

本発明は給湯装置に関し、より特定的には、熱媒体の循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを有する給湯装置に関する。
給湯装置の一態様として、熱媒体の循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを具備するものが、特許第4031484号公報(特許文献1)等に記載されている。
特許文献1では、暖房循環経路を通流する高温水(熱媒体)を用いて、風呂の追焚運転が実現される。具体的には、暖房循環経路の熱媒が追焚き弁を介して液々熱交換器を通流することにより、風呂循環経路を通流する浴槽水が加熱されることによって、追焚運転が行われる。従って、暖房運転によって暖房循環経路に熱媒体が通流している状態下での、給湯回路から浴槽への湯張り時には、追焚き弁の閉止によって液々熱交換器への熱媒の供給が遮断される。
更に、特許文献1では、浴槽への湯張り運転時に、給湯回路からの出湯温度よりも高温の湯が浴槽に供給されることを確実に防止するために、上述の状態下では、液々熱交換器の出側温度に基づいて追焚き弁の故障検知を行うとともに、故障検知時には湯張り運転の実行を禁止する制御が記載されている。
特許第4031484号公報
特許文献1の構成において、浴槽への給湯を意図していない、即ち、湯張り弁が閉弁状態の場合に、暖房運転等により液々熱交換器に熱媒が通流している状態で当該湯張り弁に微小リークが発生すると、意図しない高温水が浴槽へ供給される虞がある。特許文献1では、湯張り弁の故障検知には考慮されていない。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、熱媒体の循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを有する給湯装置において、給湯回路から浴槽への注湯経路に設けられた弁の微小リークを適切に検知することである。
本発明のある局面では、給湯装置は、給湯回路と、注湯経路と、第1の弁と、熱媒体循環経路と、熱媒体を加熱するための熱源と、熱交換器と、追焚循環経路と、温度検出器と、制御器とを備える。給湯回路は、設定温度に従った温水を出力する。注湯経路は、給湯回路からの温水を浴槽へ導く。第1の弁は、給湯回路及び注湯経路の間に接続される。熱媒体循環経路は、第1の循環ポンプの作動時に、給湯装置に接続された暖房端末に対して液状の熱媒体を循環供給するように形成される。熱交換器は、第2の弁の開弁時に熱媒体が通流される一次側経路を有する。追焚循環経路は、第2の循環ポンプの作動時に浴槽からの浴槽水が熱交換器の二次側経路の通流後に浴槽へ戻されるように形成される。注湯経路は、追焚循環経路の一部を構成する、熱交換器の二次側経路を通流して浴槽へ至る経路を含む。温度検出器は、熱交換器の経路上での浴槽側に配置される。制御器は、第1の弁が閉止し、かつ、第2の循環ポンプが停止する場合に、第2の弁の開放により熱源により加熱された熱媒体が熱交換器を通流する動作モードを実行するときに、第1の弁のリーク検知テストを実行する。更に、制御器は、リーク検知テストにおいて、温度検出器による検出温度が予め定められた基準温度以上に上昇すると熱源から熱交換器への熱媒体による入力熱量を低下させるとともに、入力熱量の低下後における検出温度の低下挙動に応じて、第1の弁のリークを検知する。
本発明によれば、熱媒体の循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを有する給湯装置において、熱交換器への熱媒体による入力熱量を低下した後での熱交換器の出力側の温度挙動に基づいて、給湯回路から浴槽への注湯経路に設けられた弁の微小リークを適切に検知することができる。
本発明の実施の形態に従う給湯装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る給湯装置における注湯電磁弁のリーク検知テストに関連する各種経路を説明する概念図である。 本実施の形態に係る注湯電磁弁のリーク検知テストに係る制御処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る注湯電磁弁のリーク検知テストにおける出側温度の波形例である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態に従う給湯装置100の概略構成図である。
図1を参照して、給湯装置100は、給湯回路101と、追焚回路102と、暖房回路103と、コントローラ300とを備える。給湯回路101は、カラン105や図示しないシャワー等の給湯栓の開栓時に、設定温度に制御された適温の湯を出力するように構成される。追焚回路102は、図示しない浴槽内の湯を加熱循環するように構成される。暖房回路103は、給湯装置100に接続された暖房端末(図示せず)装置に対して、液状の熱媒体である高温水を循環供給するように構成される。コントローラ300は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される。コントローラ300は、「制御器」の一実施例に対応する。
追焚回路102は、浴槽水吸入口191及び浴槽水吐出口192の間に、浴槽内の湯を加熱循環するための追焚循環経路を形成するように構成される。浴槽水吸入口191及び浴槽水吐出口192は、浴槽内に配置された浴槽アダプタ(図示せず)に設けられた開口部と、配管を経由してそれぞれ接続される。
暖房回路103から熱媒体を受ける暖房端末(図示せず)は、暖房戻口302と暖房出力口(低温)304との間、又は、暖房戻口302及び暖房出力口(高温)306との間に接続される。
以下、順に、給湯回路101、追焚回路102及び暖房回路103の構成について説明する。
給湯回路101は、缶体10に格納された、一次熱交換器11a、二次熱交換器21a及び燃焼バーナ30aを含む。給湯回路101は、さらに、入水管50と、バイパス管60と、出湯管70とを含む。
入水管50には、水道水等が給水される。入水管50及び出湯管70の間にはバイパス管60が配置される。入水管50には、バイパス管60への分流を制御するための分配弁80が介挿接続される。分配弁80の開度に応じて、給水量の一部が入水管50からバイパス管60へ分流される。
さらに、入水管50には、温度センサ110及び流量センサ150が配置される。温度センサ110は、入水温度(Tw)を検出する。流量センサ150は、分配弁80よりも下流側(缶体側)に配置されており、缶体10を通過する流量(缶体流量)を検出する。
入水管50の水は、まず二次熱交換器21aによって予熱された後、一次熱交換器11aにおいて主加熱される。一次熱交換器11a及び二次熱交換器21aによって所定温度まで加熱された湯は、出湯管70から出湯される。
出湯管70は、合流点75においてバイパス管60と接続される。したがって、給湯装置100からは、缶体10から出力された高温水と、バイパス管60からの低温水とを混合した適温の湯が、台所や浴室等の給湯栓や、図示しない風呂への注湯回路などの所定の給湯箇所に供給される。
出湯管70には、流量調整弁90及び温度センサ120,130が設けられる。温度センサ120は、出湯管70のバイパス管60との合流点75よりも上流側(缶体側)に配置されて、缶体10からの出力湯温を検出する。温度センサ130は、合流点75よりも下流側(出湯側)に設けられて、バイパス管60からの水が混合された後の出湯温度(Th)を検出する。流量調整弁90は、出湯流量を制御するために設けられる。温度センサ110,120,130は、例えば、サーミスタによって構成される。
缶体10において、燃焼バーナ30aからは、燃料ガスと、送風ファン40によって供給される燃焼用空気との混合気が出力される。図示しない点火装置によって混合気が着火されることにより、燃料ガスが燃焼されて火炎が生じる。燃焼バーナ30aからの火炎によって生じる燃焼熱は、缶体10内で一次熱交換器11a及び二次熱交換器21aへ与えられる。
一次熱交換器11aは、燃焼バーナ30aによる燃焼ガスの顕熱(燃焼熱)により入水を熱交換によって加熱する。二次熱交換器21aは、燃焼バーナ30aからの燃焼排ガスの潜熱によって通流された水を熱交換によって加熱する。缶体10の燃焼ガスの流れ方向下流側には、熱交換後の燃焼排ガスを排出処理するための排気経路15が設けられる。このように、缶体10では、燃焼バーナ30aでの燃焼による発生熱量により、一次熱交換器11a及び二次熱交換器21aで、入水管50から供給された水を加熱する。
燃焼バーナ30aへのガス供給管31には、元ガス電磁弁32、ガス比例弁33及び、能力切換弁35a〜35cが配置される。元ガス電磁弁32は、燃焼バーナ30aへの燃料ガスの供給をオンオフする機能を有する。ガス供給管31のガス流量は、ガス比例弁33の開度に応じて制御される。能力切換弁35a〜35cは、複数の燃焼バーナ30aのうちの、燃料ガスの供給対象となるバーナ本数(バーナ燃焼本数)を切換えるために開閉制御される。
次に、追焚回路102を含む、給湯装置100における浴槽への給湯に関連した構成について説明する。なお、以下では、浴槽に対する給湯を「注湯」と表記する一方で、浴槽以外の給湯栓(カラン105等)への給湯を、単に「給湯」と表記することとする。
給湯装置100は、出湯管70から分岐して浴槽(図示せず)へ給湯するための注湯配管180をさらに備える。注湯配管180は、出湯管70から流量調整弁90を経由して分岐される。さらに、注湯配管180には、注湯開閉弁210及び逆止弁220が介挿接続される。注湯配管180は、後程説明する風呂戻り配管194と、合流点185で連結される。
コントローラ300による注湯開閉弁210の開閉制御によって、給湯回路101から浴槽へ注湯するための経路の形成/遮断を制御することができる。即ち、注湯開閉弁210は「第1の弁」の一実施例に対応する。注湯開閉弁210は、代表的には、コントローラ300からの指令に応じて開閉する電磁弁によって構成される。注湯開閉弁210に対応して、注湯流量を検出するための流量センサ215が配置される。
追焚回路102は、風呂戻り配管194と、風呂往き配管195と、追焚循環ポンプ400と、風呂熱交換器410とを含む。
風呂戻り配管194は、浴槽水吸入口191と、風呂熱交換器410の二次側経路の一方端との間を接続する。追焚循環ポンプ400は、風呂戻り配管194に介挿接続される。風呂熱交換器410の二次側経路の他方端(浴槽側)は、風呂往き配管195によって、浴槽水吐出口192と連結される。
追焚運転時には、追焚循環ポンプ400が作動することにより、浴槽水吸入口191から給湯装置100へ浴槽内の浴槽水が吸入される。そして、吸入された湯が、風呂戻り配管194、追焚循環ポンプ400、風呂熱交換器410(二次側経路)、及び、風呂往き配管195を経由して、浴槽水吐出口192から浴槽内に戻される追焚循環経路が形成される。追焚循環経路において、風呂熱交換器410の入力側及び出力側には、温度センサ372及び374がそれぞれ設けられる。温度センサ372,374は、例えば、サーミスタによって構成される。以下では、風呂熱交換器410の出力側に配置された温度センサ374による検出温度を、出側温度Tchとも称する。即ち、温度センサ374は、「温度検出器」の一実施例に対応する。
追焚運転時には、暖房回路103の制御弁330が開放される。これにより、後述する暖房回路103で加熱された熱媒体が、風呂熱交換器410の一次側経路を通流する。この結果、風呂熱交換器410の二次側経路を通過する追焚循環経路の湯が、風呂熱交換器410の一次側経路を通過する熱媒体との液々熱交換で加熱されることにより、浴槽内の湯温を上昇させることができる。
尚、制御弁330は、代表的には、開閉制御される熱動弁によって構成することができる。或いは、風呂熱交換器410(一次側経路)を通過する熱媒体の流量を制御するために、開度制御可能な流量調整弁によって、制御弁330を構成することも可能である。即ち、制御弁330は「第2の弁」の一実施例に対応する。
さらに、風呂戻り配管194は、合流点185において、注湯配管180と連結される。これにより、注湯開閉弁210が開放されると、給湯回路101からの湯が、注湯配管180を経由して合流点185に供給される。注湯運転時には、追焚循環ポンプ400が停止されているため、供給された湯は、風呂戻り配管194及び風呂往き配管195をそれぞれ経由して、浴槽水吸入口191及び浴槽水吐出口192の両方から、浴槽内に供給される。これにより、給湯回路101から浴槽へ至る注湯経路が形成される。
注湯経路には、注湯配管180と、合流点185から浴槽水吸入口191へ至る第1の経路と、合流点185から風呂熱交換器410(二次側経路)及び風呂往き配管195を経由して浴槽水吐出口192に至る第2の経路とが含まれる。
次に、給湯装置100内の暖房回路103について説明する。
暖房回路103は、暖房運転時に、暖房戻口302と暖房出力口(低温)304との間、及び、暖房戻口302と暖房出力口(高温)306との間のそれぞれに、熱媒体(代表的には、高温水)の循環経路を形成するように構成される。
暖房戻口302と暖房出力口(低温)304との間には、図示しない暖房端末が接続される。当該低温側の暖房端末は、例えば、暖房回路103からの熱媒体が通流される、床暖房用の温水パネルによって構成される。同様に、暖房戻口302と暖房出力口(高温)306との間にも、図示しない暖房端末が接続される。当該高温側の暖房端末は、例えば、暖房回路103からの熱媒体によって加熱された温風を出力する、ルームヒーターによって構成される。
暖房回路103は、一次熱交換器11b及び二次熱交換器21bと、燃焼バーナ30bとを含む。一次熱交換器11b,二次熱交換器21b及び燃焼バーナ30bは、給湯回路の一次熱交換器11a、二次熱交換器21a及び燃焼バーナ30aと共通の缶体10内に格納されている。
一次熱交換器11bは、燃焼バーナ30bによる燃焼ガスの顕熱(燃焼熱)により入水を熱交換によって加熱する。二次熱交換器21bは、燃焼バーナ30bからの燃焼排ガスの潜熱によって通流された水を熱交換によって加熱する。能力切換弁36a,36bの開閉制御によって、複数の燃焼バーナ30bのうちの、燃料ガスの供給対象となるバーナ本数(バーナ燃焼本数)が切換えられる。燃焼バーナ30bに対しては、燃焼バーナ30aと共通のガス供給管31、元ガス電磁弁32及びガス比例弁33を経由して、燃料ガスが供給される。
さらに、暖房回路103は、暖房循環ポンプ310と、暖房膨張タンク320と、制御弁330と、配管350,360,370,380,390と、端末熱動弁305と、温度センサ382,384とを含む。
配管350の一端は、一次熱交換器11bの一方端(入側)と接続される。配管350の他端は、複数の端末熱動弁305を経由して複数の暖房出力口(低温)304と接続される。
配管360は、一次熱交換器11bの他方端(出側)及び配管380の間に配設される。後述するように、配管360には、風呂熱交換器410及び制御弁330が設けられる。配管360及び370は、一次熱交換器11bの同一側(出側)で分岐しており、配管370によって、一次熱交換器11bの他方端及び暖房出力口306(高温)の間が接続される。
配管380は、暖房戻口302と二次熱交換器21bの一方端(入側)との間を連結する。配管390は、暖房膨張タンク320と、二次熱交換器21bの他方端(出側)との間を連結する。
暖房循環ポンプ310の吸入口311は、暖房膨張タンク320と接続される。暖房循環ポンプ310の吐出口312は、配管350の分岐部355と接続される。
暖房膨張タンク320は、暖房回路103を循環する熱媒体を一時的に貯留する。暖房膨張タンク320の水位低下時には、給水弁327を開放することにより、配管51から給水することができる。また、水位上昇時には、配管325を経由して、オーバーフロータンク328から排水栓106へ、熱媒体を排出することができる。又、図示を省略しているが、缶体10の内部で発生したドレン(凝縮水)は、ドレンタンク(図示せず)にて貯留され、中和処理後に外部へ排出される。
配管360には、コントローラ300からの指令に応じて開閉制御される制御弁(代表的には、熱動弁)330が介挿接続される。制御弁330の開放時には、一次熱交換器11bで加熱された熱媒体は、配管370によって暖房出力口306(高温)へ出力される経路と、配管360を経由して循環される経路とに分けられる。従って、制御弁330の開放時には、一次熱交換器11bから出力された熱媒体を、配管360、風呂熱交換器410(二次側経路)、合流点385及び配管380を経由して、二次熱交換器21bへ循環させる経路がさらに形成される。一方で、制御弁330が閉状態であると、一次熱交換器11bから出力された熱媒体は、風呂熱交換器410(二次側経路)を通過することなく、配管370のみへ供給される。
一次熱交換器11bの出力側には、暖房回路103における缶体10からの出力温度、即ち、加熱後の熱媒体温度を検出するための温度センサ384が配置される。一方で、暖房膨張タンク320には、タンク内の熱媒体温度を検出するための温度センサ382が配置される。温度センサ382によって検出された低温側熱媒体温度は、暖房出口(低温)304から供給される熱媒体の温度に相当する。温度センサ382,384は、例えば、サーミスタにより構成される。
コントローラ300は、各センサからの出力信号(検出値)及びユーザ操作を受けて、給湯装置100の全体動作を制御するために、各機器への制御指令を発生する。ユーザ操作には、給湯装置100の運転オン/オフ指令及び設定湯温(Tr*)指令が含まれる。例えば、ユーザ操作は、図示しないリモートコントローラに対して入力される。
制御指令には、各弁の開閉及び開度指令、燃焼バーナ30a,30bに対する指令(燃焼オンオフ及び発生熱量)、並びに、暖房循環ポンプ310のオンオフ指令等が含まれる。運転オン/オフ指令は、給湯回路101による給湯運転及び注湯運転、追焚回路102による追焚運転、並びに、暖房回路103による暖房運転の各々のオン/オフ指令を含む。なお、暖房運転については、暖房端末に対するオン指令に応じて、給湯装置100における暖房運転が自動的にオンされてもよい。
給湯運転及び注湯運転時には、給湯回路101の燃焼バーナ30aでの燃焼によって、入水管50の低温水が加熱されて出湯管70へ出力される。コントローラ300は、給湯運転及び注湯運転時における、燃焼バーナ30aによる要求発生熱量P*を算出する。例えば、要求発生熱量P*は、缶体出側温度の検出値が目標値に制御されるように算出される。缶体出側温度の目標値は、ユーザによって設定された給湯運転及び注湯運転時の設定温度と、バイパス管60の分流率(分配弁80の開度)に基づいて設定できる。
追焚運転及び暖房運転時には、暖房循環ポンプ310の駆動によって形成される循環経路を循環する熱媒体が、燃焼バーナ30bでの燃焼によって加熱される。コントローラ300は、燃焼バーナ30bによる要求発生熱量P*を、温度センサ384によって検出された一次熱交換器11bの出力温度(温度センサ384)の検出値が目標値へ制御されるように算出する。
コントローラ300は、給湯運転、注湯運転、暖房運転及び追焚運転の各々において、算出された要求発生熱量P*に従って、燃焼バーナ30a,30bへの供給ガス量を算出する。さらに、コントローラ300は、この供給ガス量を実現するような、燃焼バーナ30a,30bのうちのバーナ燃焼本数及びガス流量の組合せを決定するとともに、決定されたバーナ燃焼本数及びガス流量が実現されるように、ガス比例弁33の開度及び能力切換弁35a〜35c,36a,36bの開閉を制御する。さらに、コントローラ300は、算出された供給ガス量に対して、送風ファン40による送風量の比(空燃比)が所定値(例えば、理想空燃比)となるように、送風ファン40の回転数を制御する。
給湯装置100では、暖房循環ポンプ310及び燃焼バーナ30bの作動により、下記の「熱媒体循環経路」を形成することによって熱媒体(温水)を循環加熱することができる。即ち、暖房循環ポンプ310は「第1の循環ポンプ」の一実施例に対応する。
暖房循環ポンプ310の作動によって、暖房戻口302から、配管380、二次熱交換器21b、配管390、及び、暖房膨張タンク320を経由して、暖房循環ポンプ310の吸入口311に至る吸入経路が形成される。暖房膨張タンク320から暖房循環ポンプ310に吸入された熱媒体は、吐出口312から、配管350の分岐部355へ出力される。
暖房循環ポンプ310から吐出された熱媒体は、配管350の分岐部355において、端末熱動弁305及び暖房出力口(低温)304に至る出力経路と、燃焼バーナ30bから受熱する一次熱交換器11bを通過する加熱経路とに分岐される。当該加熱経路は、一次熱交換器11bの通過後に、配管370を経由して暖房出力口(高温)306から熱媒体を出力する出力経路と、一次熱交換器11bの通過後、配管360、風呂熱交換器410(一次側経路)、及び、合流点385、配管380、二次熱交換器21b、及び、配管390を介して、再び暖房膨張タンク320へ至る戻り経路とを含む。当該戻り経路は、制御弁330の開放時に形成される一方で、制御弁330の閉止時には非形成とされる。
暖房運転時には、暖房循環ポンプ310及び燃焼バーナ30bの作動により熱媒体経路を形成することで、暖房出力口306(高温)と接続された暖房装置に対しては、一次熱交換器11bを通過した高温水が供給される。一方で、暖房出力口304(低温)と接続された暖房装置に対しては、暖房膨張タンク320内の湯が供給される。これにより、給湯装置100(暖房回路103)から暖房端末(図示せず)へ熱媒体が供給される。
暖房運転時には、制御弁330は開状態及び閉状態のいずれであってもよいが、制御弁330を開放して上記戻り経路を形成することにより、暖房端末へ出力される熱媒体の流量を減少する一方で、熱交換器(二次熱交換器21b及び一次熱交換器11b)を通過する熱媒体の流量が増加する。このため、制御弁330を開放して上記戻り経路を形成する動作モードとすることによって、熱媒体の温度を速やかに上昇することができる。例えば、給湯装置100では、特定の暖房端末に対して、暖房運転の開始から一定時間が経過するまで、通常よりも(即ち、上記一定時間の経過後よりも)高い温度の熱媒体を供給して、速やかに当該暖房端末を温める運転(いわゆる、ホットダッシュ運転)を行なうことが可能であるが、この際に、上述した、制御弁330を開放する動作モードを適用することができる。
又、追焚運転時には、制御弁330が開放された状態で上記熱媒体循環経路を形成することにより、追焚循環ポンプ400の作動によって形成された追焚循環経路を通流する浴槽水が、風呂熱交換器410の一次側経路及び二次側経路間の液々熱交換により加熱される。追焚循環ポンプ400は「第2の循環ポンプ」の一実施例に対応する。
給湯装置100では、追焚循環ポンプ400の停止時に、暖房運転が開始されることで、浴槽水の加熱が想定されていない一方で、制御弁330を開放した状態にて、暖房循環ポンプ310及び燃焼バーナ30bの作動による熱媒体循環経路が形成される動作モードが実行されるケースがある。当該ケースでは、注湯開閉弁210が閉止されるとともに追焚循環ポンプ400が停止されることによって上記注湯経路及び追焚循環経路が非形成とされるので、基本的には、風呂熱交換器410で加熱された湯が、浴槽に供給されることはない。
しかしながら、上記ケースで、注湯開閉弁210に微小リークが発生すると、当該リークによって、注湯配管180から合流点185へ流出した湯水が、風呂熱交換器410での加熱後、風呂往き配管195及び浴槽水吐出口192を経由して、浴槽へ出力される経路が形成される虞がある。このため、注湯開閉弁210の微小リーク検知機能が必要となる。例えば、注湯開閉弁210の微小リーク検知時には、追焚運転時の非実行時における制御弁330の開放が禁止される。
図2は、本実施の形態に係る給湯装置における注湯開閉弁210のリーク検知テストに関連する各種経路を説明する概念図である。
図2を参照して、暖房回路103では、暖房循環ポンプ310を作動させることにより、熱源500(燃焼バーナ30b、一次熱交換器11b、及び、二次熱交換器21bを包括的に表記するもの)を含む、熱媒体循環経路510が形成される。熱媒体循環経路510は、少なくとも、風呂熱交換器410をバイパスする配管370を含む。
制御弁330の閉止時には、熱媒体循環経路510は、配管370を含む一方で、配管360及び風呂熱交換器410(一次側経路411)を含むことなく形成される。これに対して、制御弁330の開放時には、熱媒体循環経路510は、風呂熱交換器410(一次側経路411)をバイパスした配管370による経路と、配管360及び風呂熱交換器410(一次側経路411)を含む経路との両方を含むように形成される。
追焚回路102では、追焚循環ポンプ400が作動することにより、浴槽190との間に風呂熱交換器410の二次側経路412を含む追焚循環経路520が形成される。制御弁330が開放されて、風呂熱交換器410の一次側経路411に加熱された熱媒体が通流している場合には、二次側経路412の湯水が加熱される。
注湯開閉弁210が開放されると、給湯回路101から供給された湯水が、合流点185から配管194を経由して浴槽水吸入口191へ至る第1の経路と、合流点185から風呂熱交換器410の二次側経路412を通流して浴槽水吐出口192へ至る第2の経路との両方を注湯経路として、浴槽190へ供給される。当該注湯経路に含まれる上記第2の経路は、追焚循環経路520の一部を構成している。
注湯開閉弁210が閉止し、かつ、追焚循環ポンプ400が停止された状態(追焚運転停止時)で、浴槽190に高温水が出力されることは想定されていない。しかしながら、上述のように、注湯開閉弁210に微小リークが発生すると、風呂熱交換器410の二次側経路412を含む上記第2の経路に生じた微小流量によって、風呂熱交換器410で加熱された高温水が浴槽190へ出力されることが懸念される。
一方、注湯開閉弁210の微小リークについては、流量センサ215によって直接検出することが困難である。注湯開閉弁210が正常に閉止されていても、乱流の発生等によって、流量センサ215に微小リーク相当の流量検出値が生じる可能性があるためである。
又、追焚運転の停止時における注湯開閉弁210の微小リークを、温度センサ374による検出温度(出側温度Tch)によって直接検出することも困難である。追焚運転の停止時において、注湯開閉弁210の微小リークが発生していなくても、追焚運転の停止直後には、温度センサ374による検出温度が高いためである。又、風呂熱交換器410の一次側経路に熱媒体が通流することによって、注湯開閉弁210の微小リークが発生していなくても、熱対流に起因して、温度センサ374の配置部位の水温が上昇する可能性も否定できない。
従って、本実施の形態に係る給湯装置では、図3に示された制御処理に従って、注湯開閉弁210のリーク検知テストを実行する。図3のフローチャートに従う制御処理は、コントローラ300によって繰り返し実行される。
図3を参照して、コントローラ300は、ステップ(以下、単に「S」と表記する)110により、リーク検知テストの開始条件が成立しているか否かを判定する。開始条件は、注湯開閉弁210が閉止され、かつ、追焚循環ポンプ400が停止された状態(追焚運転停止時)で、ホットダッシュ運転等の加熱された熱媒体が風呂熱交換器410の二次側経路412を通流する動作モードが実行されているときに成立する。
リーク検知テストの開始条件が成立すると(S110のYES判定時)、S120以降の処理が起動されることにより、リーク検知テストが開始される。一方で、リーク検知テストの開始条件の非成立時(S110のNO判定時)には、S120以降の処理は待機され、リーク検知テストは実行されない。
ホットダッシュ運転等の上記動作モードでは、注湯開閉弁210の閉止によって二次側経路412側で滞留している、又は、リークによる二次側経路412の微小流量の湯水が、風呂熱交換器410の一次側経路411を通流する熱媒体によって加熱される。コントローラ300は、S120により、温度センサ374の検出温度(出側温度Tch)が基準温度Tr以上に上昇したか否かを判定する。
コントローラ300は、出側温度Tchが基準温度Tr以上になると(S120のYES判定時)、S130により、風呂熱交換器410の一次側経路411への入力熱力を低下する。一方で、出側温度Tchが基準温度Tr未満である間(S120のNO判定時)は、S130の実行は待機される。
例えば、S130では、燃焼バーナ30bでの燃焼が停止されることにより、熱源500での熱媒体の加熱が停止される。一方で、暖房循環ポンプ310は作動を継続するので、一次側経路411を通流する熱媒体の温度が低下することで、風呂熱交換器410への入力熱量が低下する。
図4には、本実施の形態に係る注湯電磁弁のリーク検知テストにおける出側温度の波形例が示される。
図4を参照して、時刻t1において、出側温度Tchが基準温度Trに達することでS120がYES判定とされる。これにより、時刻t1以降では、風呂熱交換器410への入力熱量が低下する。図4では、時刻t1において、燃焼バーナ30aの燃焼を停止、即ち、熱源500での加熱を停止したときの動作例が示される。
注湯開閉弁210に微小リークが発生していると、風呂熱交換器410の二次側経路412には微小流量が生じるので、熱源500の停止後に一次側経路411を通過した熱媒体と熱交換した湯水が、温度センサ374の配置部位に連続的に供給される。この結果、温度センサ374によって検出される出側温度Tchは、徐々に低下して、最終的には給湯回路101での入水温度Twと同等となる。
これに対して、注湯開閉弁210にリークが発生していない場合には、風呂熱交換器410の二次側経路412には流量は発生しておらず、温度センサ374では、主に、滞留する湯水の自然放熱によって検出温度が低下することになる。従って、出側温度Tchの低下は、リーク発生時と比較して、緩やかなものとなる。
このように、注湯開閉弁210に微小リークが発生しているときと、発生しないときとの間では、熱源500での加熱を停止した時刻t1以降での出側温度Tchの低下挙動が大きく異なる。
例えば、時刻t1以降において、出側温度Tchが予め定められた判定温度Txよりも低下したことが検知されると、注湯開閉弁210の微小リークを検知することができる。尚、出側温度Tchの時刻t1からの温度低下量ΔTch=Tr−Tchであるから、Tch<Txの判定は、判定温度Txに対応する判定値ΔTx(ΔTx=Tr−Tx)について、温度低下量ΔTchが判定値ΔTxを超えたか否かを判定しているのと等価である。
反対に、時刻t1から予め定められたテスト時間Tstが経過した時刻tyにおいて、Tch<Txが検知されないとき(即ち、Tch≧Tx)には、注湯開閉弁210に微小リークは発生していないと判定することができる。
再び、図3を参照して、コントローラ300は、S130による風呂熱交換器410への入力熱量の低下後には、S140により温度センサ374による出側温度Tchを検出し、S150により、Tch<Tx(或いは、ΔTch>ΔTx)であるか否かを判定する。
S140及びS150の処理は、風呂熱交換器410への入力熱量の低下(S130)が開始されてから、テスト時間Tstが経過するまで(S160のNO判定時)、一定周期で実行される。
コントローラ300は、テスト時間Tstが経過するまでに(S160のNO判定時)、出側温度Tchの低下量が判定値を超えると、即ち、S150がYES判定とされると、S210により、注湯開閉弁210のリークを検知する。この場合には、例えば上述のように、注湯開閉弁210の閉止中であって、追焚運転の非実行時(追焚循環ポンプ400の停止時)には、暖房回路103において、制御弁330の開放が禁止される。尚、この場合には、上述のホットダッシュ運転が実行できなくなるが、配管370を経由する経路によって、熱媒体循環経路の形成は可能であるので、暖房運転の実行は可能である。
一方で、コントローラ300は、テスト時間Tstが経過しても(S160のYES判定時)、出側温度Tchの低下量が判定値を超えないときには、S200により、注湯開閉弁210は正常(リーク無し)と判定する。
S200による「正常判定」は、次回に注湯開閉弁210が開放されるまで有効とされる。即ち、S200の処理後、S110に処理が戻されても、注湯開閉弁210が一旦開放された後に再び閉状態とされるまでの間は、追焚運転停止時(追焚循環ポンプ400の停止時)に、ホットダッシュ運転等の加熱された熱媒体が風呂熱交換器410の一次側経路411を通流する動作モードが実行されても、S110はNO判定に維持される。
以上説明したように、本実施の形態に係る給湯装置によれば、熱媒体の循環による暖房機能と、追焚機能を含む浴槽への給湯機能とを有する給湯装置において、給湯回路101から浴槽190への注湯経路に設けられた注湯開閉弁210の微小リークを適切に検知することが可能である。
尚、S130では、燃焼バーナ30bでの燃焼を停止、即ち、熱源500での熱媒体の加熱が停止する例を説明したが、加熱を完全に停止すると、出側温度Tchの低下が顕著となってリークを検知し易くなる一方で、リーク検知テスト中に暖房端末に供給される熱媒体の温度が低下し過ぎることが懸念される。従って、S130では、燃焼バーナ30bでの燃焼を停止するのではなく、燃焼されるガス量を低減して、熱源500での熱媒体の加熱量を低下することで、風呂熱交換器410への入力熱量を低下することも可能である。この場合には、リーク検知テスト中に暖房端末に供給される熱媒体の温度低下を抑制できる。
或いは、上述のように、制御弁330が流量調整弁で構成される場合には、S130において、熱源500での加熱量を維持したままで、風呂熱交換器410の一次側経路411の流量を減少させることによって、風呂熱交換器410への入力熱量を低下することも可能である。この場合には、リーク検知テスト中においても、暖房端末に供給される熱媒体の温度を維持できる。
尚、S140及びS150での判定温度Tx(判定量ΔTx)及びテスト時間Tstは、S130での風呂熱交換器410への入力熱量を低下する態様に応じて、適切に事前調整することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 缶体、11a,11b 一次熱交換器、15 排気経路、21a,21b 二次熱交換器、30a,30b 燃焼バーナ、31 ガス供給管、32 元ガス電磁弁、33 ガス比例弁、35a〜35c,36a,36b 能力切換弁、40 送風ファン、50 入水管、51,194,325,350,360,370,380,390 配管、60 バイパス管、70 出湯管、75,185,385 合流点、80 分配弁、90 流量調整弁、100 給湯装置、101 給湯回路、102 追焚回路、103 暖房回路、105 カラン、106 排水栓、110,120,130,372,374,382,384 温度センサ、150,215 流量センサ、180 注湯配管、190 浴槽、191 浴槽水吸入口、192 浴槽水吐出口、195 風呂往き配管、210 注湯開閉弁、220 逆止弁、300 コントローラ、302 暖房戻口、304,306 暖房出力口、305 端末熱動弁、310 暖房循環ポンプ、311 吸入口(暖房循環ポンプ)、312 吐出口(暖房循環ポンプ)、320 暖房膨張タンク、330 制御弁、355 分岐部、400 追焚循環ポンプ、410 風呂熱交換器、411 一次側経路(風呂熱交換器)、412 二次側経路(風呂熱交換器)、500 熱源、510 熱媒体循環経路、520 追焚循環経路、Tch 出側温度(風呂熱交換器)、Tr 基準温度、Tst テスト時間、Tw 入水温度、Tx 判定温度。

Claims (5)

  1. 給湯装置であって、
    設定温度に従った温水を出力する給湯回路と、
    前記給湯回路からの温水を浴槽へ導く注湯経路と、
    前記給湯回路及び前記注湯経路の間に接続された第1の弁と、
    第1の循環ポンプの作動時に形成される、前記給湯装置に接続された暖房端末に対して液状の熱媒体を循環供給するための熱媒体循環経路と、
    前記熱媒体を加熱するための熱源と、
    第2の弁の開弁時に前記熱媒体が通流される一次側経路を有する熱交換器と、
    第2の循環ポンプの作動時に形成される、前記浴槽からの浴槽水が前記熱交換器の二次側経路の通流後に前記浴槽へ戻される追焚循環経路とを備え、
    前記注湯経路は、前記追焚循環経路の一部を構成する、前記熱交換器の前記二次側経路を通流して前記浴槽へ至る経路を含み、
    前記熱交換器の前記経路上での前記浴槽側に配置された温度検出器と、
    前記第1の弁が閉止し、かつ、前記第2の循環ポンプが停止する場合に、前記第2の弁の開放により前記熱源により加熱された前記熱媒体が前記熱交換器を通流する動作モードを実行するときに、前記第1の弁のリーク検知テストを実行する制御器とを更に備え、
    前記制御器は、前記リーク検知テストにおいて、前記温度検出器による検出温度が予め定められた基準温度以上に上昇すると前記熱源から前記熱交換器への前記熱媒体による入力熱量を低下させるとともに、前記入力熱量の低下後における前記検出温度の低下挙動に応じて、前記第1の弁のリークを検知する、給湯装置。
  2. 前記制御器は、前記入力熱量の低下後において、予め定められた時間が経過するまでに前記検出温度が予め定められた判定値を超えて低下したときに、前記第1の弁のリークを検知する、請求項1記載の給湯装置。
  3. 前記制御器は、前記リーク検知テストにおいて、前記熱源による加熱を停止、又は、前記熱源による加熱量を低下することによって、前記入力熱量を低下する、請求項1又は2に記載の給湯装置。
  4. 前記第2の弁は、流量調整弁であり、
    前記制御器は、前記リーク検知テストにおいて、前記流量調整弁によって前記熱交換器を通流する前記熱媒体の流量を減少することによって、前記入力熱量を低下する、請求項1又は2に記載の給湯装置。
  5. 前記動作モードは、前記暖房端末に対する前記熱媒体の供給開始から所定時間が経過するまでの間、前記所定時間の経過後における前記熱媒体の温度よりも高い温度まで前記熱媒体を加熱するための運転時に実行される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の給湯装置。
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