JP2004251592A - 熱源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出する。
【解決手段】加熱手段5にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器7に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段5に戻す形態で熱源用循環路4を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段31と、浴槽湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器7と浴槽18との間で風呂循環路19,20を通して循環させる風呂循環手段49と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、浴槽湯水加熱用熱交換器7において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成され、運転制御手段は、浴槽湯水加熱用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂循環路19,20に設けられて浴槽湯水または風呂循環路19,20内の湯水の水位を検出する水位検出手段50による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器7の漏れ異常を判別するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段に戻す形態で熱源用循環路を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段と、浴槽湯水を前記浴槽湯水加熱用熱交換器と浴槽との間で風呂循環路を通して循環させる風呂循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、前記浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成されている熱源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような熱源装置は、運転制御手段が、熱源循環手段と風呂循環手段とを運転させることにより、熱媒加熱用熱交換器において給湯用湯水にて浴槽湯水を加熱させて、浴槽湯水の追焚きを行うものである。
【0003】
上記のような熱源装置において、従来では、加熱手段として、熱電併給装置の排熱により加熱させる排熱用熱交換器や、バーナの燃焼により加熱させる補助加熱装置が設けられ、熱源循環手段が、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を貯湯タンクに貯湯する貯湯状態と、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給する熱源状態とに切換可能に構成されている。
そして、運転制御手段が、風呂循環手段を運転させるとともに、熱源循環手段を熱源状態にて運転させることにより、浴槽湯水加熱用熱交換器において給湯用湯水にて浴槽湯水を加熱させて、浴槽湯水の追焚きを行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−248909号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような熱源装置では、浴槽湯水加熱用熱交換器の破損や腐食によって浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生することがあるが、この浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常については検出していなかった。
【0006】
例えば、浴槽を3階に設置している場合には、浴槽と浴槽湯水加熱用熱交換器との高低差により、風呂循環路内の湯水に圧力がかかることになる。
そして、断水していなければ、給湯用湯水に水道圧がかかるので、浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水よりも風呂循環路内の湯水の方が低圧となるが、断水時には、給湯用湯水に水道圧がかからないので、浴槽湯水加熱用熱交換器において、風呂循環路内の湯水よりも給湯用湯水の方が低圧となることがある。
このようにして、断水時に、浴槽湯水加熱用熱交換器において、風呂循環路内の湯水よりも給湯用湯水の方が低圧となると、風呂循環路内の湯水が熱源用循環路側に流入することになるので、汚れた給湯用湯水が給湯されてしまう虞が生じる。
このような不利を解消するためにも、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することが求められる。
【0007】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであって、その目的は、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することができる熱源装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段に戻す形態で熱源用循環路を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段と、浴槽湯水を前記浴槽湯水加熱用熱交換器と浴槽との間で風呂循環路を通して循環させる風呂循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成されている熱源装置において、
前記運転制御手段は、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングにおいて、前記風呂循環路に設けられて浴槽湯水または前記風呂循環路内の湯水の水位を検出する水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別するように構成されている。
【0009】
すなわち、断水していない状態では、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生しても、浴槽湯水加熱用熱交換器において、風呂循環路内の湯水が給湯用湯水よりも低圧となるので、給湯用湯水が風呂循環路側に流入することになる。
そして、断水していない状態で、浴槽に湯水を供給していないときなど、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときを、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングと設定している。
【0010】
浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングには、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないはずであるが、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水が風呂循環路側に流入することになり、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化が生じることになる。
したがって、運転制御手段は、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングにおいて、水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別できることになる。
【0011】
しかも、浴槽湯水の水位が設定水位になるように浴槽に湯水を供給するものでは、予め水位検出手段が風呂循環路に設けられているので、その既設の水位検出手段にて浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別することができ、構成の簡素化を図ることもできることになる。
【0012】
以上のことから、運転制御手段が、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングにおいて、既設の水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別することができることとなって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することができながら、構成の簡素化を図ることができる熱源装置を提供できるに至った。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記運転制御手段は、浴槽に湯水を供給する浴槽湯水供給手段の作動中に、その浴槽湯水供給手段の作動を停止させたときを、前記漏れ異常検出タイミングとして設定するように構成されている。
【0014】
すなわち、浴槽湯水供給手段の作動中に、浴槽湯水供給手段の作動を停止させて、浴槽への湯水の供給を停止させることにより、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときを現出させることができることになる。
そして、運転制御手段は、浴槽湯水供給手段の作動中に、その浴槽湯水供給手段の作動を停止させたときを、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングと設定するので、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングとして、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときを的確に設定することができることになる。
【0015】
したがって、運転制御手段は、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときにおいて、水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別できることとなって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を的確に検出することができることになる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記水位検出手段による検出値の変化が検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている。
【0017】
すなわち、漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂循環路の配管から風呂循環経路中への空気の流入や湯水の温度低下が生じることによって、水位検出手段による検出値が変化する場合があるが、このような場合に比べて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常の場合の方が、水位検出手段による検出値の変化速度は速くなる。
そして、運転制御手段が、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位検出手段による検出値に変化があるかに加えて、その水位検出手段による検出値の変化速度が設定速度よりも速いかを監視して、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別しているので、風呂循環経路中への空気の流入や湯水の温度低下により水位検出手段による検出値が変化する場合と区別した状態で、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することができることとなる。
したがって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常でないにもかかわらず、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出してしまう誤検出を防止することができることになる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記水位検出手段による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている。
【0019】
すなわち、請求項3の発明において説明したように、風呂循環路の配管から風呂循環経路中への空気の流入や湯水の温度低下により水位検出手段による検出値が変化する場合に比べて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常の場合の方が、水位検出手段による検出値の変化速度は速くなる。
また、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水の風呂循環路側への流入は連続的に生じるので、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生した場合には、水位検出手段による検出値の変化が連続的に生じることになる。
【0020】
そして、運転制御手段が、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位検出手段による検出値に連続して変化があるかに加えて、その水位検出手段による検出値の変化速度が設定速度よりも速いかを監視して、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別しているので、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常とは別の要因によって生じる水位検出手段による検出値の一時的な変化やその変化速度が遅いものと区別しながら、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することができることになる。
したがって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常でないにもかかわらず、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出してしまう誤検出を的確に防止することができることになる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記風呂循環手段を運転させたあとの前記水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別するように構成されている。
【0022】
すなわち、運転制御手段が、漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂循環手段を運転させたあとの水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別することにより、風呂循環手段を運転させたあとの外乱を除いた状態で、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別できることになり、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を的確に検出できることになる。
【0023】
また、例えば、浴槽が浴槽湯水加熱用熱交換器よりも高い位置に設置され、浴槽に湯水がない状態で、風呂循環路内に湯水が存在する場合には、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常によって給湯用湯水が風呂循環路側に流入することにより、水位検出手段による検出値に変化が生じてもその変化が小さいことがある。
このような場合には、運転制御手段が風呂循環手段を運転させることにより、風呂循環路内に存在する湯水を浴槽内に排出して、風呂循環路内に存在する湯水の量を少なくできることになる。
そして、風呂循環路内に存在する湯水の量を少なくした状態では、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常によって給湯用湯水が風呂循環路側に流入すると、水位検出手段による検出値に大きな変化が生じることになる。
【0024】
したがって、運転制御手段が、漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂循環手段を運転させることにより、風呂循環路内に存在する湯水の量を少なくした状態において、水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別することによって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を的確に検出できることになる。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段に戻す形態で熱源用循環路を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段と、浴槽湯水を前記浴槽湯水加熱用熱交換器と浴槽との間で風呂循環路を通して循環させる風呂循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成されている熱源装置であって、
前記風呂循環路中に、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れによる湯水の流動を検出する漏水検出手段が設けられている。
【0026】
すなわち、断水していない状態では、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生しても、浴槽湯水加熱用熱交換器において、風呂循環路内の湯水が給湯用湯水よりも低圧となるので、給湯用湯水が風呂循環路側に流入することになる。
そして、断水していない状態で、浴槽に湯水を供給していないときなど、本来、風呂循環路において湯水の流動がないときに、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水が風呂循環路側に流入することになり、風呂循環路に湯水の流動が生じることになる。
したがって、運転制御手段は、本来、風呂循環路において湯水の流動がないときに、漏水検出手段により湯水の流動を検出することにより、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出できることとなって、浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を検出することができる熱源装置を提供できるに至った。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる熱源装置をコージェネレーションシステムに適応させた例を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このコージェネレーションシステムは、図1および図2に示すように、ガスエンジンによって発電機を駆動するように構成された熱電併給装置1と、その熱電併給装置1の排熱を利用しながら、貯湯、給湯および暖房を行う貯湯ユニット2と、熱電併給装置1と貯湯ユニット2の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部Hなどから構成されている。
【0028】
前記貯湯ユニット2は、給湯用湯水を貯湯する貯湯タンク3、貯湯タンク3内の給湯用湯水を循環するための熱源用循環路4、熱源用循環路4を通流する給湯用湯水を加熱する加熱手段5、熱源用循環路4を通流する給湯用湯水にて端末供給用の熱媒を加熱させる暖房用熱交換器6、熱源用循環路4を通流する給湯用湯水にて浴槽湯水を加熱させる浴槽湯水加熱用熱交換器としての追焚用熱交換器7などから構成されている。
【0029】
前記貯湯タンク3内には、その湯温を検出することにより貯湯量を検出するサーミスタSが複数設けられ、貯湯タンク3には、その底部から貯湯タンク3に水道水圧を用いて給水する給水路8が接続され、その上部から給湯するための給湯路9が接続され、使用された量だけの水を給水路8から貯湯タンク3に給水するように構成されている。
ちなみに、給湯路9には、オーバーフロー路55が接続され、そのオーバーフロー路55にバキュームブレーカ56が設けられている。
【0030】
前記給湯路9には、給水路8から分岐された混合用給水路10が接続され、その接続箇所に給湯路9からの湯水と混合用給水路10からの水との混合比を調整自在なミキシングバルブ11が設けられている。
前記給水路8と混合用給水路10との分岐箇所には、給水温度を検出する給水サーミスタ12が設けられている。
【0031】
また、給湯路9におけるミキシングバルブ11よりも上流側には、貯湯タンク3の上部から給湯路9に給湯された湯水の温度を検出する貯湯出口サーミスタ13が設けられ、給湯路9におけるミキシングバルブ11よりも下流側には、ミキシングバルブ7にて混合された湯水の温度を検出するミキシングサーミスタ14および流量制御弁15が設けられている。
【0032】
前記給湯路9におけるミキシングサーミスタ14および流量制御弁15の配設箇所よりも下流側が、台所や洗面所などの図外の給湯栓に給湯する一般給湯路16と、浴槽18に湯水を供給するための湯張り路17とに分岐されている。
そして、湯張り路17が浴槽18からの風呂戻り路19に接続され、風呂戻り路19および風呂往き路20の両路を通して浴槽18に湯水を供給するようにしている。
前記一般給湯路16には、一般給湯路16を通流する湯水の流量を検出する給湯流量センサ21が設けられ、湯張り路17には、湯張り路17を通流する湯水の流量を検出する湯張り流量センサ22、湯張り電磁弁23、バキュームブレーカ24、湯張り逆止弁25が上流側から順に設けられている。
【0033】
浴槽湯水供給手段としての給湯操作手段Kが、貯湯出口サーミスタ13、給水サーミスタ12、ミキシングバルブ11、ミキシングサーミスタ14、および、湯張り電磁弁23などにより構成されている。
【0034】
前記熱源用循環路4と貯湯タンク3とが、熱源用循環路4を通流する給湯用湯水を貯湯タンク3内に戻す、または、貯湯タンク3内の給湯用湯水を熱源用循環路4に取り出すために、貯湯タンク3の上部と底部の合計2箇所で連通接続されている。
そして、貯湯タンク3の上部には、熱源用循環路4の給湯用湯水を貯湯タンク3内に供給するための貯湯路26が連通接続され、その貯湯路26には、貯湯開閉弁27が設けられている。
また、貯湯タンク3の底部には、貯湯タンク3内の給湯用湯水を熱源用循環路4に取り出すための取り出し路28が連通接続され、その取り出し路18と熱源用循環路4との接続箇所に三方弁29が設けられている。
【0035】
そして、熱源用循環路4には、給湯用湯水の循環方向の順に、熱源用循環路4の湯水の循環量を検出する循環流量センサ30、循環ポンプ31、加熱手段5、熱源用循環路4の給湯用湯水の循環量を調整する循環流量調整バルブ32、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水の温度を検出する加熱温サーミスタ33、給湯用湯水の通流を断続する断続弁34、暖房用熱交換器6、追焚用熱交換器7が設けられている。
【0036】
給湯用湯水循環手段Eが、熱源用循環路4、循環ポンプ31、循環流量センサ30、循環流量調整バルブ32、加熱温サーミスタ33、貯湯開閉弁27、および、断続弁34などにより構成されている。
そして、給湯用湯水循環手段Eは、貯湯タンク3から取り出した給湯用湯水を加熱手段5にて加熱し、その加熱した給湯用湯水を貯湯タンク3に貯湯したり、加熱手段5にて加熱した給湯用湯水を暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7に供給して、暖房用熱交換器6および追焚用熱交換器7を通過した給湯用湯水を加熱手段5に戻すように構成されている。
【0037】
前記加熱手段5は、熱電併給装置1におけるガスエンジンの冷却水により給湯用湯水を加熱する排熱利用式加熱手段5aと、バーナの燃焼により給湯用湯水を加熱する補助加熱手段5bとから構成されている。
前記排熱利用式加熱手段5aは、熱電併給装置1の運転中に、冷却水循環ポンプ35を作動させて、ガスエンジンの冷却水を冷却水循環路36を通して排熱利用式加熱手段5aに供給させて、熱源用循環路4を通流する給湯用湯水を加熱するように構成されている。
前記補助加熱手段5bは、図示はしないが、ガス燃焼式のバーナおよびこのバーナに燃焼用空気を供給するファンなどが設けられ、バーナの燃焼により熱源用循環路4を通流する給湯用湯水を加熱し、ファンの回転速度およびバーナへの燃料ガス供給量を調整して、補助加熱手段5bにて加熱後の給湯用湯水の温度を調整するように構成されている。
【0038】
前記暖房用熱交換器6には、暖房戻り路37および暖房往き路38が接続され、暖房ポンプ39を作動させることにより、暖房戻り路37および暖房往き路38を通して循環する端末供給用の熱媒を通過させて、加熱部4にて加熱された給湯用湯水にて端末供給用の熱媒を加熱させるように構成されている。
【0039】
前記暖房戻り路37には、熱媒の循環方向の上流側から順に、暖房戻り路37の熱媒の温度を検出する暖房戻りサーミスタ40、大気開放式の膨張タンク41、暖房ポンプ39が設けられ、暖房往き路38には、暖房往き路37の熱媒の温度を検出する暖房往きサーミスタ42が設けられている。
また、暖房戻り路37と暖房往き路38とが、バイパス路43にて連通接続されている。
【0040】
前記暖房ポンプ39を作動させることにより、膨張タンク41内の熱媒を暖房用熱交換器6を通過させる状態で暖房往き路38および暖房戻り路37を通して端末Tに循環供給するように構成されている。
また、端末Tは、詳述はしないが、床暖房装置や浴室乾燥暖房装置など供給される熱媒にて暖房を行う暖房端末にて構成されている。
【0041】
前記膨張タンク41には、貯留している熱媒の水位の上限を検出する上限センサ44および下限を検出する下限センサ45と、膨張タンク41から熱媒が溢れるオーバーフロー状態の発生を検出するオーバーフローセンサ46とが設けられている。
また、膨張タンク41には、給水路8から分岐させて膨張タンク41に給水するためのタンク給水路47が接続され、そのタンク給水路47には、補給水電磁弁48が設けられている。
そして、下限センサ45にて熱媒の水位が下限となると、上限センサ44にて熱媒の水位が上限となるまで補給水電磁弁48を開弁させて、膨張タンク41へ熱媒を補給するように構成されている。
【0042】
暖房操作手段Jが、暖房戻りサーミスタ40、暖房往きサーミスタ42、暖房ポンプ39、上限センサ44、下限センサ45、オーバーフローセンサ46、および、補給水電磁弁48などにより構成されている。
【0043】
前記追焚用熱交換器7には、風呂戻り路19および風呂往き路20が接続され、風呂ポンプ49を作動させることにより、風呂戻り路19および風呂往き路20を通して追焚用熱交換器7と浴槽18と間で浴槽湯水を循環させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水にて浴槽湯水を加熱させるように構成されている。
そして、風呂循環路が、風呂戻り路19と風呂往き路20とから構成され、風呂循環手段が、風呂ポンプ49から構成されている。
【0044】
前記風呂戻り路19には、浴槽湯水の循環方向の上流側から順に、浴槽湯水または風呂戻り路19および風呂往き路20内の湯水の水位を検出する水位検出手段としての水位センサ50、風呂戻り路19の湯水の温度を検出する風呂戻りサーミスタ51、二方弁52、風呂ポンプ49、風呂水流スイッチ53が設けられている。
風呂操作手段Fが、水位センサ50、風呂戻りサーミスタ51、風呂ポンプ49などにより構成されている。
【0045】
前記運転制御部Hは、図2に示すように、リモコンRの指令などに基づいて、熱電併給装置1の運転および冷却水循環ポンプ35の作動を制御するとともに、給湯用湯水循環手段E、給湯操作手段K、風呂操作手段F、暖房操作手段J、および、加熱手段5の作動を制御することによって、貯湯タンク3内に給湯用湯水を貯湯する貯湯運転、給湯栓や浴槽18に所望の湯水を供給する給湯運転、端末Tに熱媒を供給する暖房運転、浴槽湯水を追焚きする追焚運転などの夫々の運転を実行するように構成されている。
【0046】
以下、各運転について説明を加える。
前記貯湯運転は、断続弁34を開弁させかつ貯湯開閉弁27を開弁させた状態で、循環ポンプ31を作動させて、貯湯タンク3の底部から給湯用湯水を熱源用循環路4に取出し、加熱手段5にて所望の温度に加熱したのち、貯湯路26を通して貯湯タンク3の上部に供給するように構成されている。
そして、この貯湯運転は、熱電併給装置1の運転中に行われ、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して、排熱利用式加熱手段5aにて加熱された給湯用湯水を貯湯タンク3に貯湯するように構成されている。
【0047】
前記給湯運転は、給湯栓が開操作されたり、湯張り要求が指令されると開始され、貯湯タンク3内に貯湯されている給湯用湯水を取り出して、その給湯用湯水に水を混合させて所望の温度の給湯用湯水を給湯栓や浴槽18に供給するように構成されている。
また、貯湯タンク3内に給湯用湯水が貯湯されていない場合などには、補助加熱手段5bにて給湯用湯水を加熱させる状態で上述の貯湯運転を行い、補助加熱手段5bにて加熱された給湯用湯水に水を混合させて所望の温度の給湯用湯水を給湯栓や浴槽18に供給するように構成されている。
【0048】
前記暖房運転は、循環ポンプ31を作動させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6を通過させるとともに、暖房ポンプ39を作動させて、膨張タンク41内の熱媒を暖房用熱交換器6を通過させる状態で暖房往き路38および暖房戻り路37を通して端末Tに循環供給するように構成されている。
また、この暖房運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
【0049】
そして、この暖房運転では、熱電併給装置1が運転中であると、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して、排熱利用式加熱手段5aにて給湯用湯水を加熱させて、その加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6に供給するように構成されている。
このように熱電併給装置1の排熱を利用している場合には、排熱利用式加熱手段5aにて給湯用湯水を加熱することにより端末Tで要求されている暖房負荷以上を賄うことができると、加熱温サーミスタ33の検出温度が貯湯設定温度になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34とを開弁状態で開度調整する。
また、熱電併給装置1が運転されていない場合や、排熱利用式加熱手段5aにて給湯用湯水を加熱するだけでは端末Tで要求されている暖房負荷を賄えない場合には、貯湯開閉弁27を閉弁しかつ断続弁34を開弁させ、補助加熱手段5bにより給湯用湯水を加熱させて、その加熱された給湯用湯水を暖房用熱交換器6に供給して、端末Tで要求されている暖房負荷を賄うように構成されている。
【0050】
前記追焚運転は、循環ポンプ31を作動させて、加熱手段5にて加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7を通過させるとともに、風呂ポンプ49を作動させて、浴槽18内の湯水を追焚用熱交換器7を通過させる状態で風呂戻り路19および風呂往き路20を通して循環させるように構成されている。
また、この追焚運転では、加熱温サーミスタ33の検出温度が、例えば、65〜70℃になるように、貯湯開閉弁27と断続弁34の開度を調整するようにしている。
【0051】
そして、この追焚運転では、上述の暖房運転と同様に、熱電併給装置1が運転中であると、貯湯開閉弁27と断続弁34とを開弁状態で開度調整しながら、冷却水循環ポンプ35の作動により熱電併給装置1の排熱を利用して排熱式熱交換器5aにより加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7に供給し、熱電併給装置1が運転されていない場合などには、貯湯開閉弁27を閉弁しかつ断続弁34を開弁させ、補助加熱手段5bにて加熱された給湯用湯水を追焚用熱交換器7に供給して、浴槽18で要求されている追焚負荷を賄うように構成されている。
【0052】
前記運転制御部Hは、追焚用熱交換器7の漏れ異常を検出するように構成されているので、以下、この構成について説明を加える。
前記運転制御部Hは、給湯操作手段Kの作動中に、その給湯操作手段Kの作動を停止させたときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングとして設定し、その追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成されている。
そして、運転制御部Hは、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別すると、リモコンRにて使用者に追焚用熱交換器7の漏れ異常であることを報知するように構成されている。
【0053】
前記追焚用熱交換器7の漏れ異常か否かの判別について説明を加える。
まず、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングについて説明を加えると、断水していない状態で、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングとしている。
そして、給湯操作手段Kの作動中に、その給湯操作手段Kの作動を停止させたときは、断水していない状態で、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときとすることができるので、浴槽18に湯水を供給している状態において、その浴槽18への湯水の供給を停止させたときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングとしている。
【0054】
ちなみに、給湯操作手段Kの作動中とは、湯張り電磁弁23を開弁させて、貯湯タンク3内の湯水を給湯路9から、湯張り路17、風呂戻り路19および風呂往き路20を通して、浴槽18に供給しているときであり、その給湯操作手段Kの作動を停止させたときとは、湯張り電磁弁23を閉弁させているときである。
【0055】
前記追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングにおいて、追焚用熱交換器7の漏れ異常が発生すると、追焚用熱交換器7において、風呂戻り路19および風呂往き路20内の湯水が給湯用湯水よりも低圧であるので、給湯用湯水が風呂戻り路19および風呂往き路20側に流入して、水位センサ50による検出値に変化が生じることになる。
説明を加えると、浴槽18に湯水が存在する場合には、給湯用湯水の風呂戻り路19および風呂往き路20側への流入によって、浴槽湯水の水位が上昇することになるので、水位センサ50による検出値が上昇することになる。
また、浴槽18に湯水が存在していない場合でも、浴槽18の栓がされていれば、浴槽18に湯水が存在する場合と同様に、浴槽湯水の水位が上昇し、浴槽18の栓がされていないときでも、給湯用湯水が風呂戻り路19および風呂往き路20側に流入して、風呂戻り路19および風呂往き路20内が給湯用湯水にて満たされることになり、水位センサ50による検出値が上昇することになる。
【0056】
そして、追焚用熱交換器7の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水の風呂戻り路19および風呂往き路20側への流入は連続的に生じ、その流入量も多いので、水位センサ50による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速くなる。
したがって、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別できることになる。
【0057】
ちなみに、浴室のカランの閉め忘れにより、カランから浴槽18に湯水が供給されている場合には、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値に変化が生じることになる。
この場合には、リモコンRにて報知することになるので、その報知により使用者が浴室にてカランを閉め忘れていないかどうかを確認することによって、漏れ異常検出タイミングにおける水位センサ50による検出値の変化が、カランの閉め忘れによるものか、追焚用熱交換器7の漏れ異常によるものかを区別することができる。
したがって、リモコンRの報知により、浴室にてカランを閉め忘れていないかどうかを確認することによって、使用者が追焚用熱交換器7の漏れ異常によりリモコンRにて報知されているかどうかを判別することができることになる。
【0058】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態における追焚用熱交換器7の漏れ異常か否かの判別についての別実施形態を示すものであり、以下、追焚用熱交換器7の漏れ異常か否かの判別の構成について説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0059】
前記運転制御部Hは、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂ポンプ49を作動させたあとの水位センサ50による検出値の変化情報に基づいて、追焚用熱交換器7の漏れ異常を判別するように構成されている。
【0060】
説明を加えると、運転制御部7が、漏れ異常検出タイミングにおいて、風呂ポンプ49を作動させたあとの水位センサ50による検出値の変化情報に基づいて、追焚用熱交換器7の漏れ異常を判別することにより、風呂ポンプ49を作動させたあとの外乱を除いた状態で、追焚用熱交換器7の漏れ異常を判別できることになり、追焚用熱交換器7の漏れ異常を的確に検出できることになる。
【0061】
また、例えば、浴槽18が追焚用熱交換器7よりも高い位置に設置されている場合には、運転制御部Hが風呂ポンプ49を作動させることにより、浴槽18の栓がされていなければ、風呂戻り路19および風呂往き路20内に存在する湯水を浴槽18内に排出して、風呂戻り路19および風呂往き路20内に存在する湯水の量を少なくすることができる。
そして、風呂戻り路19および風呂往き路20内に存在する湯水の量を少なくした状態では、追焚用熱交換器7の漏れ異常によって給湯用湯水が風呂戻り路19および風呂往き路20側に流入すると、風呂戻り路19および風呂往き路20内が給湯用湯水にて満たされ、水位センサ50による検出値が明らかに上昇することになる。
したがって、浴槽18が追焚用熱交換器7よりも高い位置に設置されている場合には、風呂戻り路19および風呂往き路20内に存在する湯水の量を少なくした状態において、水位センサ50による検出値の変化情報に基づいて、追焚用熱交換器7の漏れ異常を判別できることになる。
【0062】
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、上記第1実施形態における追焚用熱交換器7の漏れ異常か否かの判別についての別実施形態を示すものであり、以下、追焚用熱交換器7の漏れ異常か否かの判別の構成について説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0063】
前記風呂戻り路19には、図3に示すように、追焚用熱交換器7の漏れによる湯水の流動を検出する漏水検出手段としての漏水センサ54が設けられている。
そして、運転制御部Hは、漏れ異常検出タイミングにおいて、漏水センサ54により風呂戻り路19および風呂往き路20での湯水の流動を連続して検出しかつその流動速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成されている。
【0064】
ちなみに、この第3実施形態では、追焚用熱交換器7が浴槽18よりも高い位置に設置され、浴槽18の栓がされておらず、浴槽18内に湯水が存在しない場合でも、追焚用熱交換器7の漏れ異常が発生すると、給湯用湯水が風呂戻り路19や風呂往き路20側に流入して風呂戻り路19を流動することになるので、その給湯用湯水の流動を漏水センサ54にて検出することができることになる。
したがって、追焚用熱交換器7が浴槽18よりも高い位置に設置され、浴槽18の栓がされておらず、浴槽18内に湯水が存在しない場合でも、追焚用熱交換器7の漏れ異常を検出できることになる。
【0065】
〔別実施形態〕
(1)上記第1および第2実施形態では、運転制御部Hが、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成されているが、運転制御部Hを、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値の変化が検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成したり、あるいは、運転制御部Hを、漏れ異常検出タイミングにおいて、水位センサ50による検出値の変化が検出されると、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成することができる。
【0066】
(2)上記第3実施形態では、運転制御部Hが、漏れ異常検出タイミングにおいて、漏水センサ54により風呂戻り路19および風呂往き路20での湯水の流動を連続して検出しかつその流動速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成されているが、運転制御部Hを、漏れ異常検出タイミングにおいて、漏水センサ54により湯水の流動が検出されかつその湯水の流動速度が設定速度よりも速ければ、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成したり、あるいは、運転制御部Hを、漏れ異常検出タイミングにおいて、漏水センサ54により湯水の流動が検出されると、追焚用熱交換器7の漏れ異常と判別するように構成することができる。
【0067】
(3)上記第1〜第3実施形態では、運転制御部Hが、給湯操作手段Kの作動中に、その給湯操作手段Kの作動を停止させたときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングとして設定しているが、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングとしては、本来、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がないときであればよい。
例えば、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングを指令する人為操作式の指令スイッチを設けて、使用者が指令スイッチを操作したときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングと設定したり、あるいは、浴槽湯水または風呂循環路内の湯水の水位に変化がない状態が設定時間継続したときを、追焚用熱交換器7の漏れ異常検出タイミングと設定することができる。
【0068】
(4)上記第3実施形態では、漏水センサ54を風呂戻り路19のみに設けているが、風呂戻り路19および風呂往き路20の夫々に漏水センサ54を設けて実施することもでき、漏水センサ54の設置個数は2つ以上でもよい。
また、漏水センサ54の設置位置についても、風呂循環経路中であれば、適宜変更が可能である。
【0069】
そして、漏水センサ54は、風呂循環路において湯水が流動したか否か検出するセンサや、風呂循環路における湯水の流動量を検出するセンサなど、湯水の流動を検出できるものであれば適応可能である。
【0070】
(5)上記第1〜第3実施形態では、本願発明にかかる熱源装置を、追焚用熱交換器7に加えて、暖房用熱交換器6を設けたコージェネレーションシステムに適応した例を示したが、給湯用湯水にて浴槽湯水を加熱する熱交換器を備えたシステムであればよく、追焚用熱交換器7のみを設けたコージェネレーションシステムやその他各種の熱源装置に適応することができる。
【0071】
(6)上記第1〜第3実施形態では、加熱手段として、ガスエンジンの排熱により給湯用湯水を加熱する排熱利用式加熱手段5aと、ガス燃焼式の補助加熱手段5bとから構成したものを例示したが、排熱利用式加熱手段5aを、燃料電池の排熱により給湯用湯水を加熱するように構成したり、補助加熱手段5bを、液体燃料燃焼式のバーナを備えたものや、電気ヒータを備えたものを用いることができ、排熱利用式加熱手段5aおよび補助加熱手段5bの構成は適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるコージェネレーションシステムの概略構成図
【図2】コージェネレーションシステムの制御ブロック図
【図3】第2実施形態におけるコージェネレーションシステムの概略構成図
【符号の説明】
4 熱源用循環路
5 加熱手段
7 浴槽湯水加熱用熱交換器
19,20 風呂循環路
31 熱源循環手段
49 風呂循環手段
50 水位検出手段
54 漏水検出手段
H 運転制御手段
K 浴槽湯水供給手段

Claims (6)

  1. 加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段に戻す形態で熱源用循環路を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段と、浴槽湯水を前記浴槽湯水加熱用熱交換器と浴槽との間で風呂循環路を通して循環させる風呂循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
    前記浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成されている熱源装置であって、
    前記運転制御手段は、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常検出タイミングにおいて、前記風呂循環路に設けられて浴槽湯水または前記風呂循環路内の湯水の水位を検出する水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別するように構成されている熱源装置。
  2. 前記運転制御手段は、浴槽に湯水を供給する浴槽湯水供給手段の作動中に、その浴槽湯水供給手段の作動を停止させたときを、前記漏れ異常検出タイミングとして設定するように構成されている請求項1に記載の熱源装置。
  3. 前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記水位検出手段による検出値の変化が検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている請求項1または2に記載の熱源装置。
  4. 前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記水位検出手段による検出値の変化が連続して検出されかつその検出値の変化速度が設定速度よりも速ければ、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常と判別するように構成されている請求項1または2に記載の熱源装置。
  5. 前記運転制御手段が、前記漏れ異常検出タイミングにおいて、前記風呂循環手段を運転させたあとの前記水位検出手段による検出値の変化情報に基づいて、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れ異常を判別するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱源装置。
  6. 加熱手段にて加熱された給湯用湯水を浴槽湯水加熱用熱交換器に供給したのち、その給湯用湯水を加熱手段に戻す形態で熱源用循環路を通して給湯用湯水を循環させる熱源循環手段と、浴槽湯水を前記浴槽湯水加熱用熱交換器と浴槽との間で風呂循環路を通して循環させる風呂循環手段と、運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
    前記浴槽湯水加熱用熱交換器において、給湯用湯水により浴槽湯水を加熱させるように構成されている熱源装置であって、
    前記風呂循環路中に、前記浴槽湯水加熱用熱交換器の漏れによる湯水の流動を検出する漏水検出手段が設けられている熱源装置。
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