以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態において、貯湯ポンプ215が、特許請求の範囲に記載の「第1ポンプ」に対応する。また、ヒートポンプ220が、特許請求の範囲に記載の「第1熱源」および「熱源」に対応する。さらに、循環ポンプ414が、特許請求の範囲に記載の「第2ポンプ」に対応する。さらに、補助熱源機420が、特許請求の範囲に記載の「第2熱源」に対応する。さらに、ふろポンプ512および暖房ポンプ612が、特許請求の範囲に記載の「第3ポンプ」および「第2ポンプ」に対応する。さらに、ふろ熱交換器530および暖房熱交換器630が、特許請求の範囲に記載の「加熱部」に対応する。さらに、マイクロコンピュータ800が、特許請求の範囲に記載の「制御部」に対応する。さらに、電源回路910が、特許請求の範囲に記載の「電源部」に対応する。さらに、第1ポンプ電源ライン921、第2ポンプ電源ライン922および第3ポンプ電源ライン925が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1電源ライン」、「第2電源ライン」および「第3電源ライン」に対応する。さらに、第1ポンプラインスイッチング回路940、第2ポンプラインスイッチング回路950および第3ポンプラインスイッチング回路980が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ部」、「第2スイッチ部」および「第3スイッチ部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1は、貯湯式給湯装置10の構成を示す概略図である。
貯湯式給湯装置10は、たとえば、浴室の横の屋外に配置され、貯湯タンク100と、貯湯部200と、給湯部300と、補助加熱部400と、追い焚き部500と、暖房水加熱部600と、を備える。貯湯式給湯装置10は、貯湯タンク100内に適温の湯を貯める貯湯運転と、貯湯タンク100に貯められた湯を給水栓20に供給する給湯運転と、貯湯タンク100から出た水(湯)を補助熱源機420により加熱して給水栓20に供給する補助熱源給湯運転と、浴槽30に張られた湯の追い焚きを行う追い焚き運転と、浴室暖房機40の放熱器に供給される暖房水を加熱する暖房水加熱運転とを行うことができる。貯湯式給湯装置10では、通常、貯湯運転の頻度が、他の運転(給湯運転、補助熱源給湯運転、追い焚き運転、暖房水加熱運転)の頻度よりも高くなる。
給水栓20は、たとえば、シャワー付き浴室水栓である。給水栓20から浴槽30へ湯を供給することで、浴槽30内に湯を張ることができる。なお、給水栓20は、台所水栓、洗面水栓などでもよい。浴室暖房機40は、乾燥機能が備えられた浴室暖房乾燥機であってもよい。
貯湯タンク100は縦長のタンクである。貯湯タンク100には、予め設定された目標温度の湯が貯められる。貯湯タンク100は、満水の状態にあり、内部に温度成層が形成されている。湯は貯湯タンク100の上部から貯められ、湯の貯められていない部分は水となる。貯湯タンク100の側面には、目標温度の湯の量である貯湯量を測定するための複数の貯湯温度センサ101が、それぞれ、各貯湯量に応じた高さ位置に設けられる。
貯湯部200は、貯湯回路210と、ヒートポンプ220とを備える。貯湯回路210は、往路211と、復路212と、バイパス路213と、貯湯切替弁214と、貯湯ポンプ215と、を含む。
往路211は、貯湯タンク100の下部とヒートポンプ220の凝縮器の入口に接続される。復路212は、貯湯タンク100の上部とヒートポンプ220の凝縮器の出口に接続される。バイパス路213は、一端が貯湯切替弁214を介して復路212に接続され、他端が往路211に接続される。貯湯切替弁214は、ヒートポンプ220側から復路212を流れてきた水(湯)を、そのまま復路212の下流側に流すかバイパス路213側に流すかの切り替えを行う。貯湯ポンプ215は、往路211における、バイパス路213が接続された位置よりも下流側(ヒートポンプ220側)に設けられる。
ヒートポンプ220は、コンプレッサと、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とを有し、往路211を流れてきた水を凝縮器に通して加熱する。加熱された水、即ち、湯は、復路212を流れる。
なお、貯湯回路210には、ヒートポンプ220から出た湯の温度を検出する温度センサ(図示しない)が設けられる。
給湯部300は、給水路301と、出湯路302と、分岐給水路303と、混合出湯路304と、混合弁305と、を含む。給水路301は、水道管と貯湯タンク100の下端部に接続される。出湯路302は、貯湯タンク100の上端部と混合弁305の一方の入口に接続される。分岐給水路303は、給水路301から分岐して混合弁305の他方の入口に接続される。混合出湯路304は、混合弁305の出口と給水栓20に接続される。混合弁305は、出湯路302からの湯と分岐給水路303からの水とを混合して混合出湯路304に流す。
なお、給湯部300には、給水路301、出湯路302および混合出湯路304に温度センサ(図示せず)が設けられ、給水路301および分岐給水路303に逆止弁(図示せず)が設けられ、混合出湯路304に水量センサ(図示せず)が設けられる。
補助加熱部400は、補助加熱回路410と、補助熱源機420とを備える。補助加熱回路410は、入水路411と、出水路412と、循環切替弁413と、循環ポンプ414と、比例弁415と、を含む。
入水路411は、出湯路302の貯湯タンク100の近傍位置と補助熱源機420の二次熱交換器422に接続される。入水路411には、循環切替弁413を介して後述する湯循環路521、621の一端が接続される。出水路412は、出湯路302における入水路411の接続位置よりも下流側と補助熱源機420の一次熱交換器421に接続される。循環切替弁413は、貯湯タンク100側から入水路411を流れてきた水(湯)を、その下流の入水路411に流すか、湯循環路521、621を流れてきた水(湯)を、その下流の入水路411に流すかの切り替えを行う。循環ポンプ414は、入水路411における循環切替弁413の下流側に設けられる。比例弁415は、出水路412に設けられ、補助加熱回路410に流す水(湯)の量を調整する。
補助熱源機420は、一次熱交換器421と、二次熱交換器422と、燃焼器423と、燃焼ファン424と、を含む。燃焼ファン424から燃焼器423に空気が送られる。燃焼器423はガスにより燃焼し、一次熱交換器421と二次熱交換器422を加熱する。これにより、一次熱交換器421と二次熱交換器422を通る水が加熱される。
なお、補助加熱部400には、入水路411に逆止弁(図示せず)と水量センサ(図示せず)が設けられ、出水路412に温度センサ(図示せず)が設けられる。
追い焚き部500は、ふろ水循環回路510と、湯循環回路520と、ふろ熱交換器530とを備える。ふろ水循環回路510は、ふろ水循環路511と、ふろポンプ512とを含む。ふろ水循環路511は浴槽30に繋がる。ふろポンプ512は、ふろ水循環路511のふろ熱交換器530よりも上流側に設けられる。湯循環回路520は、湯循環路521と、ふろ電磁弁522とを含む。
湯循環路521は、一端が出水路412の比例弁415より上流側に接続され、他端が循環切替弁413を介して入水路411に接続される。ふろ電磁弁522は、湯循環路521のふろ熱交換器530よりも下流側に設けられる。
ふろ熱交換器530は、液-液熱交換器であり、2重の管構造を有し、内側の管が湯循環路521の一部を構成し、外側の管がふろ水循環路511の一部を構成する。ふろ熱交換器530は、ふろ水循環路511を流れるふろ水と湯循環路521を流れる湯との間で熱交換を行うことにより、ふろ水を加熱する。
暖房水加熱部600は、暖房水循環回路610と、湯循環回路620と、暖房熱交換器630とを備える。暖房水循環回路610は、暖房水循環路611と、暖房ポンプ612と、膨張タンク613とを含む。暖房水循環路611は浴室暖房機40の放熱器に繋がる。暖房ポンプ612は、暖房水循環路611の暖房熱交換器630よりも上流側に設けられる。膨張タンク613は、暖房水循環路611の暖房ポンプ612よりも上流側に設けられ、暖房水が高温となってその体積が増加したときに増加量を吸収する機能を有する。湯循環回路620は、湯循環路621と、暖房電磁弁622とを含む。
湯循環路621は、一端が出水路412の比例弁415より上流側に接続され、他端が循環切替弁413を介して入水路411に接続される。暖房電磁弁622は、湯循環路621の暖房熱交換器630よりも下流側に設けられる。湯循環路621は、暖房熱交換器630と暖房電磁弁622が設けられた配管部分621aを除く部分が、湯循環路521のふろ熱交換器530とふろ電磁弁522が設けられた配管部分521aを除く部分と共通するように構成されている。
暖房熱交換器630は、液-液熱交換器であり、近接して平行に並ぶ2つの管を有し、一方の管が湯循環路621の一部を構成し、他方の管が暖房水循環路611の一部を構成する。暖房熱交換器630は、暖房水循環路611を流れる暖房水と湯循環路621を流れる湯との間で熱交換を行うことにより、暖房水を加熱する。
なお、追い焚き部500および暖房水加熱部600には、ふろ水循環路511と、2つの湯循環路521、621における共通の管路と、暖房水循環路611とに温度センサ(図示せず)が設けられる。
図2(a)ないし(c)は、それぞれ、貯湯運転、給湯運転および補助熱源給湯運転について説明するための図である。図3(a)および(b)は、それぞれ、追い焚き運転および暖房水加熱運転について説明するための図である。
図2(a)を参照し、貯湯運転について説明する。
貯湯タンク100内の貯湯量が予め設定された下限の貯湯量より少なくなると、貯湯運転が開始される。貯湯運転は、給湯運転等の他の運転が行われているか否かに関係なく行われ、他の運転も貯湯運転が行われているか否かに関係なく行われる。
まず、貯湯切替弁214がバイパス路213側に切り替えられた状態で貯湯ポンプ215およびヒートポンプ220が動作し、往路211とヒートポンプ220と復路212とバイパス路213との間で水が循環し、循環する水がヒートポンプ220により加熱される。最初はヒートポンプ220の加熱能力が低くて水が温まりにくい。その後、ヒートポンプ220の加熱能力が高まり、貯湯タンク100内の水を目標温度まで上昇させることができる状態になると、貯湯切替弁214が復路212側に切り替えられる。これにより、貯湯タンク100と往路211とヒートポンプ220と復路212との間で水が循環し、貯湯タンク100の下部側から排出された水がヒートポンプ220により加熱されて目標温度の湯となり、この湯が貯湯タンク100の上部側に貯められる。こうして、貯湯タンク100の貯湯量が予め設定された上限の貯湯量(たとえば、満杯の貯湯量)に達すると、貯湯ポンプ215およびヒートポンプ220が停止し、貯湯運転が終了する。
図2(b)および(c)を参照し、給湯運転および補助熱源給湯運転について説明する。
給水栓20が開放されたとき、貯湯タンク100内に十分な貯湯量の湯があれば、給湯運転が開始される。水道管からの水(冷水)が給水路301を通じて貯湯タンク100の下部に供給され、貯湯タンク100の上部から湯が出る。貯湯タンク100から出た湯は、出湯路302を流れて混合弁305へ至る。一方、給水路301から分かれた水が分岐給水路303を流れて混合弁305へ至る。出湯路302からの湯と分岐給水路303からの水とが混合弁305で混合される。このとき、所定の給湯温度の湯が生成されるよう混合弁305が制御される。混合弁305から出た湯は、混合出湯路304を流れて給水栓20から放出される。給水栓20が閉鎖されると、給湯運転が終了する。
一方で、給水栓20が開放されたとき、貯湯タンク100内の貯湯量が不足していれば、補助熱源給湯運転が開始される。循環切替弁413が入水路411側に切り替えられた状態で循環ポンプ414と補助熱源機420が動作し、貯湯タンク100から出湯路302に流れ出た水の一部が入水路411に引き込まれて補助熱源機420へ送られ、補助熱源機420で加熱されて湯となる。湯は出水路412を流れて出湯路302の水と合流する。このとき、合流後の湯の温度が目標温度となるよう、比例弁415が制御され、合流する湯の量が調整される。給湯運転と同様、出湯路302を流れた湯が混合弁305で分岐給水路303からの水と混合され、所定の給湯温度となった湯が混合出湯路304を流れて給水栓20から放出される。給水栓20が閉鎖されると、循環ポンプ414および補助熱源機420が停止し、補助熱源給湯運転が終了する。
図3(a)を参照し、追い焚き運転について説明する。
追い焚き運転のための操作、あるいは、浴槽30内のふろ水の温度が追い焚きを必要とする温度まで低下したとの情報に基づいて、追い焚き運転が開始される。ふろポンプ512が動作し、浴槽30とふろ水循環路511との間でふろ水が循環する。また、ふろ電磁弁522が開放するとともに循環切替弁413が湯循環路521側に切り替えられた状態において循環ポンプ414と補助熱源機420が動作する。このとき、暖房電磁弁622は閉鎖された状態にある。湯循環路521と入水路411と補助熱源機420と出水路412との間を、補助熱源機420で加熱されつつ、湯が循環する。浴槽30から出たふろ水は、ふろ熱交換器530において湯循環路521を流れる湯により加熱された後に浴槽30へ戻る。これにより、浴槽30内の湯が熱くなる。浴槽30内の温度が予め設定されたふろ温度に達すると、ふろポンプ512、循環ポンプ414および補助熱源機420が停止し、追い焚き運転が終了する。
図3(b)を参照し、暖房水加熱運転について説明する。
浴室暖房機40で浴室の暖房運転が開始され、その開始情報が浴室暖房機40から送られてくると、暖房水加熱運転が開始される。暖房ポンプ612が動作し、浴室暖房機40の放熱器と暖房水循環路611との間で暖房水が循環する。また、暖房電磁弁622が開放するとともに循環切替弁413が湯循環路621側に切り替えられた状態において循環ポンプ414と補助熱源機420が動作する。このとき、ふろ電磁弁522は閉鎖された状態にある。湯循環路621と入水路411と補助熱源機420と出水路412との間を、補助熱源機420で加熱されつつ、湯が循環する。浴室暖房機40の放熱器から出た暖房水は、暖房熱交換器630において湯循環路621を流れる湯により加熱された後に浴室暖房機40の放熱器へ戻る。これにより、浴室暖房機40の放熱器が熱くなる。浴室暖房機40では、放熱器で温められた風、即ち温風が浴室内に放出され、浴室内が暖められる。浴室暖房機40の暖房運転が停止され、その停止情報が送られてくると、暖房ポンプ612、循環ポンプ414および補助熱源機420が停止し、暖房水加熱運転が終了する。
図4は、貯湯式給湯装置10の構成を示すブロック図である。
貯湯式給湯装置10は、上記の構成の他、リモートコントローラ700(以下、「リモコン700」と略する)と、マイクロコンピュータ800(以下、「マイコン800」と略する)と、電力供給部900と、を備える。
リモコン700は、浴室や台所に配置され、操作部と表示部とを備える。操作部では、給湯温度を設定する操作、ふろ温度を設定する操作、追い焚き運転を開始させる操作など、各種の操作を行うことができる。表示部には、設定された給湯温度やふろ温度など、各種の情報が表示される。
マイコン800は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。マイコン800には、リモコン700から各種の信号が入力される。また、マイコン800には、各貯湯温度センサ101から温度情報が入力される。マイコン800は、各貯湯温度センサ101が検出した温度に基づいて貯湯タンク100内の貯湯量を把握する。
マイコン800は、ROM等に記憶された各種の運転プログラムに従って、貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512、暖房ポンプ612、貯湯切替弁214、混合弁305、循環切替弁413、比例弁415、ふろ電磁弁522、暖房電磁弁622、ヒートポンプ220等を制御する。また、マイコン800は、リモコン700へ各種の情報を送信する。
電力供給部900は、電源回路910と、電源ライン920と、三端子レギュレータ930と、第1ポンプラインスイッチング回路940と、第2ポンプラインスイッチング回路950と、第1バルブラインスイッチング回路960と、第2バルブラインスイッチング回路970とを含む。以下、便宜上、第1ポンプラインスイッチング回路940、第2ポンプラインスイッチング回路950、第1バルブラインスイッチング回路960、第2バルブラインスイッチング回路970を、それぞれ、第1PLSW回路940、第2PLSW回路950、第1VLSW回路960および第2VLSW回路970と称する。
電源回路910は、商用交流電源の交流電圧から、貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612に対する直流電圧V1(たとえば、19V)と、貯湯切替弁214、混合弁305、循環切替弁413、比例弁415、ふろ電磁弁522および暖房電磁弁622に対する直流電圧V2(たとえば、15V)を生成する。
電源ライン920は、第1ポンプ電源ライン921と、第2ポンプ電源ライン922と、第1バルブ電源ライン923と、第2バルブ電源ライン924とを含む。第1ポンプ電源ライン921は電源回路910から延びて貯湯ポンプ215に接続される。第2ポンプ電源ライン922は、第1ポンプ電源ライン921の途中の分岐点P1から分岐し、第1PLSW回路940の下流側でラインが分かれて、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612に接続される。第1バルブ電源ライン923は電源回路910から延びて貯湯切替弁214に接続される。第2バルブ電源ライン924は、第1バルブ電源ライン923の途中の分岐点P2から分岐し、第2VLSW回路970の下流側でラインが分かれて、混合弁305、循環切替弁413、比例弁415、ふろ電磁弁522および暖房電磁弁622に接続される。
三端子レギュレータ930は、第1ポンプ電源ライン921の分岐点P1より上流側の位置に設けられ、直流電圧V1を降圧して直流電圧V3(たとえば、15V)を生成する。直流電圧V3が、貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612を動作させるための電圧となる。なお、電力供給部900が、電源回路910で直流電圧V3が直接生成される構成とされた場合、三端子レギュレータ930は除かれ得る。
第1PLSW回路940は、第2ポンプ電源ライン922に設けられ、第2ポンプ電源ライン922の接続および遮断を行う。第2PLSW回路950は、第1ポンプ電源ライン921の分岐点P1および三端子レギュレータ930よりも上流側の位置に設けられ、第1ポンプ電源ライン921の接続および遮断を行う。第1VLSW回路960は、第1バルブ電源ライン923の分岐点P2よりも下流側に設けられ、第1バルブ電源ライン923における分岐点P2より下流のラインの接続および遮断を行う。第2VLSW回路970は、第2バルブ電源ライン924に設けられ、第2バルブ電源ライン924の接続および遮断を行う。第1PLSW回路940、第2PLSW回路950、第1VLSW回路960および第2VLSW回路970は、マイコン800により制御される。
貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、ふろポンプ512および暖房ポンプ612は、DCポンプであり、燃焼ファン424は、DCファンである。貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612は、第1ポンプ電源ライン921および第2ポンプ電源ライン922から電力の供給を受けている状態で、マイコン800からの制御信号を受けると、それらのモータが制御信号に応じた回転数で回転する。また、貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612は、第1ポンプ電源ライン921および第2ポンプ電源ライン922から電力の供給を受けている状態で停止しているとき、待機電力を消費する。
貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612には、モータの回転数を検出する回転センサが内蔵されており、検出された回転数に応じた回転数信号がマイコン800へ出力される。マイコン800が貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612へ動作指令を行ったにもかかわらず、これら負荷から出力された回転数が0のままである場合、あるいは、極めて低い場合に、これら負荷に異常が発生したことを検出する。
図5は、マイコン800による電力供給部900の制御動作を示すフローチャートである。
本実施の形態の貯湯式給湯装置10では、何れの運転も行われていないとき、マイコン800が、何れのスイッチング回路940、950、960、970もオフし、何れの電源ライン921、922、923、924も遮断状態とする。これにより、貯湯ポンプ215、循環ポンプ414、ふろポンプ512および暖房ポンプ612に待機電力が生じず、待機時の消費電力が大きく低減される。
マイコン800は、何れかの運転が行われる場合に(S101:YES)、その運転が給湯運転であるか否かを判定する(S102)。給湯運転が行われる場合(S102:YES)、マイコン800は、第2VLSW回路970をオンし、第2バルブ電源ライン924を接続状態とする(S103)。これにより、第1バルブ電源ライン923および第2バルブ電源ライン924を通じて混合弁305に電力が供給される状態となる。図2(b)により説明した給湯運転の際、マイコン800からの指令により混合弁305が動作する。
給湯運転以外の運転が行われる場合(S102:NO)、マイコン800は、第2PLSW回路950をオンし、第1ポンプ電源ライン921を接続状態とする(S104)。これにより、第1ポンプ電源ライン921を通じて貯湯ポンプ215に電力が供給される状態となる。次に、マイコン800は、貯湯運転が行われるのであれば(S105:YES)、第1VLSW回路960をオンし、第1バルブ電源ライン923の分岐点P2よりも下流のラインを接続状態とする(S106)。これにより、第1バルブ電源ライン923を通じて貯湯切替弁214に電力が供給される状態となる。図2(a)により説明した貯湯運転の際、マイコン800からの指令により貯湯ポンプ215および貯湯切替弁214が動作する。
なお、貯湯運転が開始されるときに、既に他の運転が行われている場合、既に第2PLSW回路950はオンされている。よって、この場合、S104では第2PLSW回路950のオン状態が維持される。
一方、マイコン800は、貯湯運転ではなく補助熱源給湯運転、追い焚き運転または暖房水加熱運転が行われるのであれば(S105:NO)、第1PLSW回路940をオンし、第2ポンプ電源ライン922を接続状態とする(S107)。これにより、第1ポンプ電源ライン921および第2ポンプ電源ライン922を通じて循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612に電力が供給される状態となる。さらに、マイコン800は、第2VLSW回路970をオンし、第2バルブ電源ライン924を接続状態とする(S108)。これにより、第1バルブ電源ライン923および第2バルブ電源ライン924を通じて循環切替弁413、比例弁415、ふろ電磁弁522および暖房電磁弁622に電力が供給される状態となる。
図2(c)により説明した補助熱源給湯運転の際、マイコン800からの指令により循環ポンプ414、燃焼ファン424、循環切替弁413および比例弁415が動作する。また、図3(a)により説明した追い焚き運転の際、マイコン800からの指令によりふろポンプ512およびふろ電磁弁522が動作する。さらに、図3(b)により説明した暖房水加熱運転の際、マイコン800からの指令により暖房ポンプ612および暖房電磁弁622が動作する。
マイコン800は、補助熱源運転が終了するなどし、第2ポンプ電源ライン922を通じた電力供給が必要なくなったとき、第1PLSW回路940をオフする。また、マイコン800は、貯湯運転が終了するなどし、第1ポンプ電源ライン921を通じた電力供給が必要なくなったとき、第2PLSW回路950をオフする。さらに、マイコン800は、貯湯運転が終了するなどし、第1バルブ電源ライン923を通じた電力供給が必要なくなったとき、第1VLSW回路960をオフする。マイコン800は、給湯運転、補助熱源給湯運転が終了するなどし、第2バルブ電源ライン924を通じた電力供給が必要なくなったとき、第2VLSW回路970をオフする。
次に、何れかのポンプ215、414、512、612または燃焼ファン424において故障等の異常が生じた場合に行われる異常処理について説明する。
第1ポンプ電源ライン921と第2ポンプ電源ライン922の何れもが接続されている状態において、何れかのポンプ215、414、512、612または燃焼ファン424に、これら電源ライン921、922がショートするような故障が発生した場合、全てのポンプ215、414、512、612および燃焼ファン424への電力供給が途絶えてしまう。よって、何れのポンプ215、414、512、612または燃焼ファン424で異常が発生したかの特定が難しい。そこで、本実施の形態の異常処理では、貯湯ポンプ215に異常が発生したのか、他のポンプ414、512、612または燃焼ファン424に異常が発生したのかの診断が行われ、診断結果に応じた異常報知が行われる。
図6は、マイコン800による異常処理の制御動作を示すフローチャートである。
マイコン800は、貯湯ポンプ215で異常が検出されたか否か、および、循環ポンプ414、ふろポンプ512、暖房ポンプ612または燃焼ファン424(以下、「他のポンプ等414、512、612、424」という)で異常が検出されたか否かの判定を行う(S201、202)。
貯湯ポンプ215で異常が検出された場合(S201:YES)、マイコン800は、第1PLSW回路940がオン状態であるか否か、即ち、他のポンプ等414、512、612、424に電力が供給される状態にあるか否かを判定する(S203)。第1PLSW回路940がオン状態である場合(S203:YES)には、他のポンプ等414、512、612、424の異常が原因となって、貯湯ポンプ215が動作しなくなった可能性がある。よって、マイコン800は、第1PLSW回路940がオフした後(S204)、貯湯ポンプ215を作動させる(S205)。
貯湯ポンプ215が正常に動作しない場合、即ち、貯湯ポンプ215に異常が検出された場合(S206:YES)、マイコン800は、貯湯ポンプ215に異常があるときの報知を行う(S207)。たとえば、マイコン800は、リモコン700の表示部に、貯湯ポンプ215に異常がある旨のメッセージを表示させたり、貯湯ポンプ215の異常に対応するエラーコードを表示させたりする。
一方、貯湯ポンプ215が正常に動作した場合、即ち、貯湯ポンプ215に異常が検出されなかった場合(S206:NO)、マイコン800は、他のポンプ等414、512、612、424に異常があるときの報知を行う(S208)。たとえば、マイコン800は、リモコン700の表示部に、他のポンプ等414、512、612、424に異常がある旨のメッセージを表示させたり、他のポンプ等414、512、612、424の異常に対応するエラーコードを表示させたりする。
S203において、第1PLSW回路940がオフ状態である場合(S203:NO)には、貯湯ポンプ215の異常に他のポンプ等414、512、612、424は関係しない。よって、マイコン800は、S204ないしS206の処理を行うことなく、貯湯ポンプ215に異常があると判定し、貯湯ポンプ215に異常があるときの報知を行う(S207)。
S202において、他のポンプ等414、512、612、424で異常が検出された場合(S202:YES)、貯湯ポンプ215の異常が原因となって、他のポンプ等414、512、612、424が動作しなくなった可能性がある。よって、この場合、マイコン800は、直ちに、第1PLSW回路940がオフした後(S204)、S205ないしS208の処理を行う。但し、この場合、他のポンプ等414、512、612、424に異常が検出されているため、S208では、他のポンプ等414、512、612、424に異常があるときの報知として、異常が検出されたポンプ414、512、612あるいは燃焼ファン424に異常があるときの報知がなされる。たとえば、循環ポンプ414で異常が検出された場合、マイコン800は、リモコン700の表示部に、循環ポンプ414に異常がある旨のメッセージを表示させたり、循環ポンプ414の異常に対応するエラーコードを表示させたりする。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
貯湯ポンプ215は動作させるが他のポンプ等414、512、612、424は動作させない場合、他のポンプ等414、512、612、424に電力を供給する第2ポンプ電源ライン922を遮断するようにしたので、他のポンプ等414、512、612、424で待機電力を生じないようにすることができる。これにより、貯湯式給湯装置10の消費電力の低減を図ることができる。
また、他のポンプ等414、512、612、424のみならず貯湯ポンプ215も動作させない場合、貯湯ポンプ215に電力を供給する第1ポンプ電源ライン921を遮断するようにしたので、貯湯ポンプ215で待機電力を生じないようにすることができる。これにより、貯湯式給湯装置10の消費電力の低減を一層図ることができる。
さらに、貯湯ポンプ215または他のポンプ等414、512、612、424で異常が発生した場合に、第2ポンプ電源ライン922を遮断した後、貯湯ポンプ215を動作させ、その動作結果に基づいて異常報知を行うようにしているので、使用者は、貯湯ポンプ215および他のポンプ等414、512、612、424のどちら側に異常が発生したのかを知ることができる。
さらに、貯湯切替弁214は動作させるが他の弁305、413、415、522、622は動作させない場合、他の弁305、413、415、522、622に電力を供給する第2バルブ電源ライン924を遮断するようにしたので、他の弁305、413、415、522、622で待機電力を生じないようにすることができる。これにより、貯湯式給湯装置10の消費電力の一層低減を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例>
図7は、変更例に係る、貯湯式給湯装置10の構成を示すブロック図である。
上記実施の形態では、循環ポンプ414、燃焼ファン424、ふろポンプ512および暖房ポンプ612が同じ電源ライン、即ち、第2ポンプ電源ライン922に接続された。これに対し、本変更例では、電力供給部900に、第1ポンプ電源ライン921の分岐点P1から分岐する第3ポンプ電源ライン925が設けられる。第3ポンプ電源ライン925には、第3ポンプ電源ライン925の接続および遮断を行う第3ポンプラインスイッチング回路980(以下、「第3PLSW回路980」と称する)が設けられる。第3ポンプ電源ライン925は、第3PLSW回路980の下流側でラインが分かれてふろポンプ512および暖房ポンプ612に接続される。第3PLSW回路980は、マイコン800により制御される。第2ポンプ電源ライン922は、循環ポンプ414および燃焼ファン424に接続される。
なお、第3ポンプ電源ライン925は、第2ポンプ電源ライン922の第1PLSW回路940の上流側から分岐させるようにしてもよい。
図8は、変更例に係る、マイコン800による電力供給部900の制御動作を示すフローチャートである。本変更例に係る図8のフローチャートでは、上記実施の形態に係る図5のフローチャートに対し、S121およびS122の処理が追加されている。
本変更例では、マイコン800は、貯湯運転ではなく補助熱源給湯運転が行われるのであれば(S105:NO、S121:YES)、第1PLSW回路940をオンし、第2ポンプ電源ライン922を接続状態とする(S107)とともに、第2VLSW回路970をオンし、第2バルブ電源ライン924を接続状態とする(S108)。これにより、第1ポンプ電源ライン921および第2ポンプ電源ライン922を通じて循環ポンプ414および燃焼ファン424に電力が供給される状態となり、第1バルブ電源ライン923および第2バルブ電源ライン924を通じて循環切替弁413および比例弁415に電力が供給される状態となる。
一方、マイコン800は、貯湯運転ではなく追い焚き運転または暖房水加熱運転が行われるのであれば(S105:NO、S121:NO)、第3PLSW回路980をオンし、第3ポンプ電源ライン925を接続状態とする(S122)とともに、第2VLSW回路970をオンし、第2バルブ電源ライン924を接続状態とする(S108)。これにより、第1ポンプ電源ライン921および第3ポンプ電源ライン925を通じてふろポンプ512および暖房ポンプ612に電力が供給される状態となり、第1バルブ電源ライン923および第2バルブ電源ライン924を通じてふろ電磁弁522および暖房電磁弁622に電力が供給される状態となる。
図9は、変更例に係る、マイコン800による異常処理の制御動作を示すフローチャートである。本変更例に係る図9のフローチャートでは、上記実施の形態に係る図6のフローチャートに対し、S203およびS204の処理がS221およびS222の処理に置き換えられ、S208の処理がS223ないしS227の処理に置き換えられる。
本変更例では、マイコン800は、貯湯ポンプ215で異常が検出された場合に(S201:YES)、第1PLSW回路940および第3PLSW回路980の一方および双方がオン状態にあれば(S221:YES)、オン状態にあるPLSW回路940、980をオフにする(S222)。また、マイコン800は、他のポンプ等414、512、612、424で異常が検出された場合に(S202)、オン状態にあるPLSW回路940、980をオフする(S222)。即ち、循環ポンプ414または燃焼ファン424で異常が検出された場合は、第1PLSW回路940がオフされるともに、第3PLSW回路980がオン状態にあれば、第3PLSW回路980もオフされる。ふろポンプ512または暖房ポンプ612で異常が検出された場合は、第3PLSW回路980がオフされるともに、第1PLSW回路940がオン状態にあれば、第1PLSW回路940もオフされる。そして、S205およびS206の処理が行われ、S206で貯湯ポンプ215に異常が検出されなかった場合(S206:NO)、マイコン800は、第1PLSW回路940および第3PLSW回路980の何れがオン状態にあったかを判定する(S223)。
第1PLSW回路940および第3PLSW回路980の双方がオン状態にあった場合(S223:双方)、マイコン800は、循環ポンプ414を作動させる(S224)。そして、マイコン800は、循環ポンプ414に異常が検出されると(S225:YES)、循環ポンプ414または燃焼ファン424に異常があるときの報知を行う(S226)。たとえば、マイコン800は、リモコン700の表示部に、循環ポンプ414または燃焼ファン424に異常がある旨のメッセージを表示させたり、循環ポンプ414または燃焼ファン424の異常に対応するエラーコードを表示させたりする。
一方、S223での判定の結果、第1PLSW回路940のみがオン状態にあった場合(S223:第1)、マイコン800は、循環ポンプ414または燃焼ファン424に異常があるときの報知を行う(S226)。
一方、S223での判定の結果、第3PLSW回路980のみがオン状態にあった場合(S223:第3)、および、S225での判定の結果、循環ポンプ414に異常が検出さなかった場合(S225:NO)、マイコン800は、ふろポンプ512または暖房ポンプ612に異常があるときの報知を行う(S227)。たとえば、マイコン800は、リモコン700の表示部に、ふろポンプ512または暖房ポンプ612に異常がある旨のメッセージを表示させたり、ふろポンプ512または暖房ポンプ612の異常に対応するエラーコードを表示させたりする。
本変更例の構成によれば、循環ポンプ414および燃焼ファン424の組と、ふろポンプ512および暖房ポンプ612の組のうち、一方の組は動作するが、他方の組は動作しない場合に、他方の組に電力を供給しない状態にできるので、他方の組に待機電力が生じず、貯湯式給湯装置10の消費電力が一層低減される。
また、本変更例の構成によれば、貯湯ポンプ215または他のポンプ等414、512、612、424で異常が発生した場合に、使用者は、貯湯ポンプ215と、循環ポンプ414および燃焼ファン424の組と、ふろポンプ512および暖房ポンプ612の組のどちら側において異常が発生したのかを知ることができる。
<その他の変更例>
上記実施の形態では、第2PLSW回路950が第1ポンプ電源ライン921において、分岐点P1よりも上流側に設けられたが、分岐点P1よりも下流側に設けられてもよい。この場合、図5のS104の処理は、S105の処理とS106の処理の間に移動され、行われる運転が貯湯運転である場合に(S105:YES)、マイコン800が第2PLSW回路950をオンする。
また、上記実施の形態では、ふろ水が、補助熱源機420で加熱されてふろ熱交換器530を通る湯により加熱される。また、暖房水が、補助熱源機420で加熱されて暖房熱交換器630を通る湯により加熱される。しかしながら、追い焚き部500は、ふろ水が補助熱源機420で直接加熱される構成とされてもよい。同様に、暖房水加熱部600は、暖房水が補助熱源機420で直接加熱される構成とされてもよい。これらの構成とされた場合、補助熱源機420が、特許請求の範囲の「加熱部」に対応することとなる。
さらに、上記実施の形態および上記変更例では、図4および図7に示すように、ふろ電磁弁522および暖房電磁弁622が、第2バルブ電源ライン924における第2VLSW回路970の下流側に接続された。しかしながら、これら電磁弁522、622においては、待機時にほとんど電力消費が生じないため、第2バルブ電源ライン924における第2VLSW回路970の上流側に接続されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、貯湯タンク100の湯を加熱するための熱源としてヒートポンプ220が用いられた。しかしながら、他の熱源を用いることもできる。たとえば、燃料電池等で構成された発電装置を熱源にできる。この場合、発電装置は、発電の際に発生した排熱を回収する熱交換器を備え、この熱交換器と貯湯タンク100との間で水(湯)が循環する。
さらに、本発明は、追い焚き部500および暖房水加熱部600のうち、少なくとも一方を備えない貯湯式給湯装置に適用できる。また、本発明は、補助加熱部400の補助加熱回路410に循環ポンプ414を有さない貯湯式給湯装置にも適用できる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜変更可能である。