JP2013083376A - 給湯システム - Google Patents

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哲也 金井
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Abstract

【課題】エネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ安価に構築することができる給湯システムを提供する。
【解決手段】給湯システム1は、ヒートポンプ給湯器10、貯湯タンク20、補助給湯器30および制御部50Aを備える。制御部50Aは、給湯負荷70への温水の給湯の際に、貯湯タンク20に設けられた温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値に基づいて検出された貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯システムに関するものである。
特許文献1に開示された給湯システムが知られている。この文献には、ヒートポンプ給湯器、貯湯タンクおよび補助給湯器を備える給湯システムが開示され、また、これらに加えて更に補助貯湯タンクを備える給湯システムも開示されている。ヒートポンプ給湯器は、フロン系ガスやCOガスなどの冷媒の膨張および圧縮により熱交換を行うことで水を加熱するものであって、冷媒の圧縮には電気駆動の圧縮器を用いる。ヒートポンプ給湯器は、貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して、当該加熱後の温水を貯湯タンク内に貯湯させる。一方、補助給湯器は、一般に化石燃料であるガスまたは油を燃焼させることにより、貯湯タンクから供給される温水または補助貯湯タンク内の水を加熱する。ヒートポンプ給湯器は、補助給湯器と比較すると、エネルギー効率が高くランニングコストが低いという長所を有するものの、加熱能力が小さくイニシャルコストが高いという短所を有している。
この給湯システムの動作の一例は以下のとおりである。給湯負荷における温水使用量が比較的少ない夜間には、安価な深夜電力が用いられてヒートポンプ給湯器により生成された高温水が貯湯タンクに貯められる一方、給湯負荷へは補助給湯器または補助貯湯タンクから温水が給湯される。貯湯タンク内の温水が所定温度以上になるか或いは所定時刻になるかすると、ヒートポンプ給湯器の運転は停止される。
昼間における給湯負荷への温水の給湯の際には、貯湯タンク内に貯湯された高温水と給水源からの水とが混合されて適温の温水とされ、その温水が補助給湯器または補助貯湯タンクを経て給湯負荷に供給される。給湯負荷への給湯量が更に多くなって、貯湯タンクから供給される温水の温度が所定値より低くなると、貯湯タンクから補助給湯器または補助貯湯タンクへ供給された温水が補助給湯器により再び加熱されて、その加熱後の温水が給湯負荷へ給湯される。
特許文献1に開示された給湯システムでは、ヒートポンプ給湯器および補助給湯器それぞれの運転の制御が適切に行われることにより、ヒートポンプ給湯器および補助給湯器それぞれの特徴が活かされて、エネルギー効率向上および運転コスト低減が可能となるとされている。
特開2010−25499号公報
しかしながら、上記の給湯システムでは、補助給湯器の機種や特性によっては、エネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果が得られない場合がある。既設の補助給湯器に対して新たにヒートポンプ給湯器および貯湯タンクを追加することで比較的安価に給湯システムを構築することができるものの、その既設の補助給湯器を利用したのでは所期の効果が得られない場合がある。この場合、所期の効果を得るためには、既設の補助給湯器を利用することができないので、安価に給湯システムを構築することができない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、エネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ安価に構築することができる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の給湯システムは、(1) 温水を貯湯する貯湯タンクと、(2) 貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を貯湯タンク内に貯湯させるヒートポンプ給湯器と、(3) 給水源から供給される水を加熱して温水を生成する補助給湯器と、(4) 貯湯タンクにおける温水の貯湯量を検出する検出部と、(5) 給湯負荷への温水の給湯の際に、検出部により検出された温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器または貯湯タンクから給湯負荷への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器から給湯負荷への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる制御部と、を備えることを特徴とする。
或いは、本発明の給湯システムは、(1) 温水を貯湯する貯湯タンクと、(2) 貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を貯湯タンク内に貯湯させるヒートポンプ給湯器と、(3) 温水を貯湯する補助貯湯タンクと、(4) 補助貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を補助貯湯タンク内に貯湯させる補助給湯器と、(5) 貯湯タンクにおける温水の貯湯量を検出する検出部と、(6) 給湯負荷への温水の給湯の際に、検出部により検出された温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器または貯湯タンクから給湯負荷への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器または補助貯湯タンクから給湯負荷への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の給湯システムは、制御部が、給湯負荷への温水の給湯の際に、検出部により検出された温水貯湯量が第1基準量以上であるときに第1給湯を行わせ第2給湯を停止させてもよい。また、制御部が、給湯負荷への温水の給湯の際に、検出部により検出された温水貯湯量が第2基準量以下であるときに第1給湯を停止させ第2給湯を行わせてもよい。
本発明の給湯システムは、補助給湯器の機種や特性によらずエネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ、また、既設の補助給湯器を利用すれば安価に構築することができる。
第1実施形態の給湯システム1の構成図である。 第2実施形態の給湯システム2の構成図である。 第3実施形態の給湯システム3の構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の給湯システム1の構成図である。第1実施形態の給湯システム1は、ヒートポンプ給湯器10、貯湯タンク20、補助給湯器30および制御部50Aを備える。
ヒートポンプ給湯器10は、入水口11および出水口12を含み、また、入水口11に入水された水を流して出水口12から出水するためのポンプ13を含む。ヒートポンプ給湯器10の入水口11は、貯湯タンク20の下部または底部に設けられた出水口21に対し管路81により接続されている。ヒートポンプ給湯器10の出水口12は、貯湯タンク20の上部または頂部に設けられた入水口22に対し管路82により接続されている。ヒートポンプ給湯器10は、貯湯タンク20の出水口21から管路81を経て入水口11に供給された水(または、給水源60から管路83,81を経て入水口11に供給された水)を加熱し、当該加熱後の温水を出水口12から管路82を経て貯湯タンク20の入水口22へ供給して、その温水を貯湯タンク20内に貯湯させる。
ヒートポンプ給湯器10は、フロン系ガスやCOガスなどの冷媒の膨張および圧縮により熱交換を行うことで水を加熱するものであって、冷媒の圧縮には電気駆動の圧縮器を用いる。ヒートポンプ給湯器10は、効率が高くランニングコストが低い。特に冷媒としてCOガスを用いるヒートポンプ給湯器10は、温度90℃という高温の温水を生成することができるので好ましい。また、ヒートポンプ給湯器10は、小型のものであっても、温度85℃の高温の温水を生成することができる。
貯湯タンク20は、出水口21、入水口22、入水口23および出水口24を含む。貯湯タンク20の下部または底部に設けられた入水口23は、給水源60に対し管路83により接続されている。貯湯タンク20の上部または頂部に設けられた出水口24は、給湯負荷70に対し管路84により接続されている。この管路84上に設けられたバルブV1は、ヒートポンプ10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯を制御することができる。
貯湯タンク20は、内部の水を出水口21から管路81を経てヒートポンプ給湯器10へ供給し、ヒートポンプ給湯器10により加熱された温水を管路82から入水口22に供給されて内部に貯湯することができる。貯湯タンク20は、給水源60から管路83を経て入水口23に供給された水を内部に貯めることができる。また、貯湯タンク20は、バルブV1が開いているときに、内部の温水(または、ヒートポンプ給湯器10から管路82を経て入水口22に供給された温水)を、出水口24から管路84を経て給湯負荷70へ供給することができる。
貯湯タンク20は、下部または底部に設けられた出水口21,入水口23により、温度が比較的低い水を入水または出水する。また、貯湯タンク20は、上部または頂部に設けられた入水口22,出水口24により、温度が比較的高い温水を入水または出水する。したがって、貯湯タンク20の内部では、温度が比較的高い温水が上部に貯まり、温度が比較的低い水が下部に貯まって、両者間の境界に混合層ができ、上部の温水と下部の水とは混ざり難くなる。
貯湯タンク20には温度計T1,温度計T2および温度計T3が設けられている。温度計T1は、貯湯タンク20内部の下部位置の水の温度を測定する。この温度計T1による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以上であれば、貯湯タンク20における温水貯湯量が満蓄に近い状態であると判断される。温度計T2は、貯湯タンク20内部の中部位置の水の温度を測定する。この温度計T2による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以上であれば、貯湯タンク20における温水貯湯量が第1基準量以上であると判断される。また、温度計T3は、貯湯タンク20内部の上部位置の水の温度を測定する。この温度計T3による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以下であれば、貯湯タンク20における温水貯湯量が第2基準量以下(湯切れに近い状態)であると判断される。なお、第2基準量≦第1基準量である。すなわち、温度計T1〜T3は、貯湯タンク20における温水貯湯量を検出する検出部として用いられる。
補助給湯器30は、入水口31および出水口32を含む。補助給湯器30の入水口31は、給水源60に対し管路83により接続されている。補助給湯器30の出水口32は、給湯負荷70に対し管路84により接続されている。この管路84上に設けられたバルブV2は、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯を制御することができる。補助給湯器30は、一般にガスまたは油を燃焼させることにより水を加熱する。補助給湯器30は、給水源60から管路83を経て入水口31に供給された水を加熱して温水を生成する。補助給湯器30は、バルブV2が開いているときに、温水を出水口32から管路84を経て給湯負荷70へ供給することができる。
制御部50Aは、温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値を取得し、また、ヒートポンプ給湯器10、補助給湯器30、バルブV1およびバルブV2それぞれの動作を制御する。制御部50Aは、給湯負荷70への温水の給湯の際に、温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値に基づいて検出された貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる。
次に、第1実施形態の給湯システム1の動作例について説明する。給湯システム1は、制御部50Aによる制御の下に以下のように動作する。
安価な深夜電力の利用が可能な夜間(22時〜翌朝8時)に、ヒートポンプ給湯器10が運転されて、貯湯タンク20に温水が貯湯される。ヒートポンプ給湯器10の運転が22時に開始され、温度計T1による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以上になると運転が停止される。ヒートポンプ給湯器10の運転時には、貯湯タンク20の出水口21からの水は、管路81を経てヒートポンプ給湯器10の入水口11へ流れる。また、ヒートポンプ給湯器10の出水口12からの温水は、管路82を経て貯湯タンク20の入水口22へ流れる。
給湯負荷70に対して温水を給湯する際には、貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方が行われる。具体的には、温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値に基づいて貯湯タンク20の温水貯湯量が検出される。そして、貯湯タンク20の温水貯湯量が第1基準量以上であるとき(温水貯湯量が充分であるとき)には、第1給湯が行われ、第2給湯が停止される。貯湯タンク20の温水貯湯量が第2基準量以下であるとき(温水貯湯量が残り僅かであるとき)には、第1給湯が停止され、第2給湯が行われる。また、貯湯タンク20の温水貯湯量が第2基準量を超え第1基準量未満であるときには、第1給湯および第2給湯の双方が行われる。
第1給湯の際には、バルブV1が開かれ、給水源60からの水が管路83を経て貯湯タンク20の入水口23へ流れ、このときの給水圧に押されて貯湯タンク20の出水口24からの温水がバルブV1および管路84を経て給湯負荷70へ流れる。また、第1給湯の際にヒートポンプ給湯器10の運転が行われてもよく、この場合には、ヒートポンプ給湯器10により生成された温水も、管路82,バルブV1および管路84を経て給湯負荷70へ流れる。第2給湯の際には、バルブV2が開かれ、給水源60からの水が管路83を経て補助給湯器30の入水口31へ流れ、このときの給水圧に押されて補助給湯器30の出水口32からの温水がバルブV2および管路84を経て給湯負荷70へ流れる。
貯湯タンク20の温水貯湯量が第2基準量以下となったとき、ヒートポンプ給湯器10の運転が行われ、貯湯タンク20内の水がヒートポンプ給湯器10により加熱されて当該加熱後の温水が貯湯タンク20に貯湯されてもよい。そして、貯湯タンク20の温水貯湯量が所定量(例えば第1基準量)まで回復したら、第1給湯も行われてもよい。
以上のように、第1実施形態の給湯システム1では、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)、の双方または何れか一方が行われる。すなわち、第1給湯の際には、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの温水は、補助給湯器30を経ることなく給湯負荷70へ給湯される。また、第2給湯の際には、給水源60からの比較的低温の水が補助給湯器30に供給されて、補助給湯器30により生成された温水が給湯負荷70へ給湯される。
ところで、一般にガスまたは油を燃焼させることにより温水を生成する補助給湯器の多くは、入水温度に上限を有しており、上限温度(例えば40℃〜60℃の範囲の温度)を超える温度の入水には対応していない。例えば、或る機種の補助給湯器では、入水温度が上限温度を超えている場合には運転停止となる。また、他の或る機種の補助給湯器では、入水温度が上限温度を超える場合には部品損傷や効率低下が生じるとされている。
したがって、特許文献1に開示された給湯システムは、貯湯タンクから補助給湯器または補助貯湯タンクを経て給湯負荷へ温水が給湯される構成を有しているので、貯湯タンクから供給される温水を補助給湯器により再加熱できない場合がある。或いは、特許文献1に開示された給湯システムは、貯湯タンクから供給される温水を補助給湯器により再加熱するためには、貯湯タンク内の温水と給水源からの水とを混合することで一旦温度を下げた混合水を補助給湯器に供給しなければならない。このように、特許文献1に開示された給湯システムでは、補助給湯器の機種や特性によっては、エネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果が得られない場合があり、また、所期の効果を得るためには、既設の補助給湯器を利用することができないので、安価に構築することができない場合がある。
これに対して、第1実施形態の給湯システム1では、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの温水が補助給湯器30に供給されることはなく、給水源60からの比較的低温の水が補助給湯器30に供給されるので、補助給湯器30が入水温度に上限を有しているものであってもエネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ、また、既設の補助給湯器30を利用することができて安価に構築することができる。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態の給湯システム2の構成図である。第2実施形態の給湯システム2は、ヒートポンプ給湯器10、貯湯タンク20、補助給湯器30、補助貯湯タンク40および制御部50Bを備える。
第1実施形態の給湯システム1と比較すると、第2実施形態の給湯システム2は、ヒートポンプ給湯器10,貯湯タンク20および補助給湯器30を備える点では同様であるが、補助貯湯タンク40を更に備える点で相違し、制御部50Aに替えて制御部50Bを備える点で相違し、給湯負荷70について具体的な構成が示されている点で相違し、また、これらの相違に伴って管路の構成の点で相違している。以下では、第2実施形態の給湯システム2の構成のうち第1実施形態の給湯システム1との相違点について主に説明する。
補助貯湯タンク40は、出水口41、入水口42、入水口43、出水口44および入水口45を含む。補助貯湯タンク40の下部または底部に設けられた出水口41は、補助給湯器30の入水口31に対し管路85により接続されている。この管路85には水を循環させるためのポンプP1が設けられている。補助貯湯タンク40の上部または頂部に設けられた入水口42は、補助給湯器30の出水口32に対し管路86により接続されている。
補助貯湯タンク40の下部または底部に設けられた入水口43は、給水源60に対し管路83により接続されている。補助貯湯タンク40の上部または頂部に設けられた出水口44は、給湯負荷70に対し管路84により接続されている。この管路84上に設けられたバルブV2は、補助給湯器30または補助貯湯タンク40から給湯負荷70への温水の給湯を制御することができる。補助貯湯タンク40の下部または底部に設けられた入水口45は、給湯負荷70に対し管路87により接続されている。この管路87には水を循環させるためのポンプP2が設けられている。
補助貯湯タンク40は、補助給湯器30から管路86を経て入水口42に供給された温水を内部に貯めることができ、給水源60から管路83を経て入水口43に供給された水を内部に貯めることができ、給湯負荷70から管路87を経て入水口45に供給された水を内部に貯めることができる。また、補助貯湯タンク40は、内部の水を出水口41から管路85を経て補助給湯器30へ供給することができ、内部の温水(または、補助給湯器30から管路86を経て入水口42に供給された温水)を、出水口44から管路84を経て給湯負荷70へ供給することができる。
補助給湯器30は、補助貯湯タンク40の出水口41から管路85を経て入水口31に供給された水(または、給水源60から管路83,85を経て入水口31に供給された水)を加熱して温水を生成する。補助給湯器30は、その生成した温水を出水口32から管路86を経て補助貯湯タンク40の入水口42へ供給して、その温水を補助貯湯タンク40内に貯湯させる。
給湯負荷70は、カラン71〜74、浴槽75、濾過器76、ポンプ77および熱交換器78を含む。給湯負荷70は、管路84を経て供給された温水を、カラン71〜74の何れかから出湯することができる。カラン74から出湯された温水は浴槽75に貯められる。浴槽75に貯められた温水は、濾過器76、ポンプ77および熱交換器78を経て循環される。また、給湯負荷70は、管路84を経て供給された温水を熱交換器78に供給することにより、浴槽75内の温水を熱交換器78において加熱することができる。熱交換器78を経た温水は、管路87を経て補助貯湯タンク40の入水口45に供給されて、補助貯湯タンク40内に貯められる。この温水の循環はポンプP2により行われる。
制御部50Bは、温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値を取得し、また、ヒートポンプ給湯器10、補助給湯器30、バルブV1、バルブV2、ポンプP1およびポンプP2それぞれの動作を制御する。制御部50Bは、給湯負荷70への温水の給湯の際に、温度計T1〜T3それぞれによる温度測定値に基づいて検出された貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30または補助貯湯タンク40から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる。
第2実施形態の給湯システム2の動作例は第1実施形態の場合と略同様である。すなわち、安価な深夜電力の利用が可能な夜間(22時〜翌朝8時)におけるヒートポンプ給湯器10の運転および貯湯タンク20への温水の貯湯は、第1実施形態の場合と同様である。また、給湯負荷70に対して温水を給湯する際には、貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30または補助貯湯タンク40から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方が行われる。
第2実施形態では、第2給湯の際に、バルブV2が開かれ、給水源60からの水が管路83を経て補助貯湯タンク40の入水口43へ流れ、このときの給水圧に押されて補助貯湯タンク40の出水口44からの温水がバルブV2および管路84を経て給湯負荷70へ流れる。
以上のように、第2実施形態の給湯システム2では、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30または補助貯湯タンク40から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)、の双方または何れか一方が行われる。すなわち、第1給湯の際には、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの温水は、補助給湯器30または補助貯湯タンク40を経ることなく給湯負荷70へ給湯される。また、第2給湯の際には、給水源60からの比較的低温の水が補助給湯器30または補助貯湯タンク40に供給されて、補助給湯器30により生成された温水または補助貯湯タンク40に貯湯された温水が給湯負荷70へ給湯される。
したがって、第2実施形態の給湯システム2でも、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの温水が補助給湯器30または補助貯湯タンク40に供給されることはなく、給水源60からの比較的低温の水が補助給湯器30または補助貯湯タンク40に供給されるので、補助給湯器30が入水温度に上限を有しているものであってもエネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ、また、既設の補助給湯器30を利用することができて安価に構築することができる。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態の給湯システム3の構成図である。第3実施形態の給湯システム3は、ヒートポンプ給湯器10、貯湯タンク20、補助給湯器30および制御部50Cを備える。
第1実施形態の給湯システム1と比較すると、第3実施形態の給湯システム3は、貯湯タンク20に2つの温度計T1,T2が設けられている点で相違し、また、制御部50Aに替えて制御部50Cを備える点で相違する。以下では、第3実施形態の給湯システム3の構成のうち第1実施形態の給湯システム1との相違点について主に説明する。
温度計T1は、貯湯タンク20内部の下部位置の水の温度を測定する。この温度計T1による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以上であれば、貯湯タンク20における温水貯湯量が満蓄に近い状態であると判断される。温度計T2は、貯湯タンク20内部の上中部位置(例えば上から1/5〜1/3の程度の水量位置)の水の温度を測定する。この温度計T2による温度測定値が所定温度(例えば50℃)以下であると、貯湯タンク20における温水貯湯量が第2基準量以下(湯切れに近い状態)であると判断される。また、温度計T2による温度測定値が所定温度(例えば70℃)以上であると、貯湯タンク20における温水貯湯量が第1基準量以上であると判断される。
制御部50Cは、温度計T1,T2それぞれによる温度測定値を取得し、また、ヒートポンプ給湯器10、補助給湯器30、バルブV1およびバルブV2それぞれの動作を制御する。制御部50Cは、給湯負荷70への温水の給湯の際に、温度計T1,T2それぞれによる温度測定値に基づいて検出された貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方を行わせる。
第3実施形態の給湯システム3の動作例は第1実施形態の場合と略同様である。すなわち、安価な深夜電力の利用が可能な夜間(22時〜翌朝8時)におけるヒートポンプ給湯器10の運転および貯湯タンク20への温水の貯湯は、第1実施形態の場合と同様である。また、給湯負荷70に対して温水を給湯する際には、貯湯タンク20の温水貯湯量に応じて、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20から給湯負荷70への温水の給湯(第1給湯)、および、補助給湯器30から給湯負荷70への温水の給湯(第2給湯)の、双方または何れか一方が行われる。
第3実施形態では、温度計T1,T2それぞれによる温度測定値に基づいて貯湯タンク20の温水貯湯量が検出される。そして、貯湯タンク20の温水貯湯量が第1基準量以上であるとき(温水貯湯量が充分であるとき)には、第1給湯が行われ、第2給湯が停止される。貯湯タンク20の温水貯湯量が第2基準量以下であるとき(温水貯湯量が残り僅かであるとき)には、第1給湯が停止され、第2給湯が行われる。また、貯湯タンク20の温水貯湯量が第2基準量を超え第1基準量未満であるときには、第1給湯および第2給湯の双方が行われてもよい。
第3実施形態の給湯システム3でも、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの温水が補助給湯器30に供給されることはなく、給水源60からの比較的低温の水が補助給湯器30に供給されるので、補助給湯器30が入水温度に上限を有しているものであってもエネルギー効率向上または運転コスト低減に関して所期の効果を得ることができ、また、既設の補助給湯器30を利用することができて安価に構築することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、管路による接続は様々な態様が可能である。制御部による制御の際に各温度計による温度測定値と設定値との比較が行われるが、上記実施形態における各設定値は例示にすぎない。給湯負荷70は、カラン71〜74を含まなくてもよいし、浴槽75に替えてプール,床暖房およびラジエータ等の温水を循環させるものを含んでいてもよい。また、貯湯タンク20の出水口24と給湯負荷70との間の管路84上に混合弁を設け、第1給湯の際に、ヒートポンプ給湯器10または貯湯タンク20からの高温水と給水源50からの水とを混合弁により混合して、所定温度の混合水を給湯負荷70に供給するようにしてもよい。
また、補助給湯器30に給水されることで該補助給湯器30が自動的に運転をすることができる場合には、外部の制御部による補助給湯器30の制御は不要である。この場合、制御部50A〜50Cによる制御によりバルブV2が開かれることで、給水源60から補助給湯器30へ給水されて、補助給湯器30の運転が行われ、第2給湯が行われる。
1〜3…給湯システム、10…ヒートポンプ給湯器、11…入水口、12…出水口、13…ポンプ、20…貯湯タンク、21…出水口、22…入水口、23…入水口、24…出水口、30…補助給湯器、31…入水口、32…出水口、40…補助貯湯タンク、41…出水口、42…入水口、43…入水口、44…出水口、45…入水口、50A〜50C…制御部、60…給水源、70…給湯負荷、71〜74…カラン、75…浴槽、76…濾過器、77…ポンプ、78…熱交換器、81〜87…管路、P1,P2…ポンプ、T1〜T3…温度計、V1,V2…バルブ。

Claims (4)

  1. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を前記貯湯タンク内に貯湯させるヒートポンプ給湯器と、
    前記給水源から供給される水を加熱して温水を生成する補助給湯器と、
    前記貯湯タンクにおける温水の貯湯量を検出する検出部と、
    給湯負荷への温水の給湯の際に、前記検出部により検出された温水貯湯量に応じて、前記ヒートポンプ給湯器または前記貯湯タンクから前記給湯負荷への温水の給湯(以下「第1給湯」という。)、および、前記補助給湯器から前記給湯負荷への温水の給湯(以下「第2給湯」という。)の、双方または何れか一方を行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする給湯システム。
  2. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクまたは給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を前記貯湯タンク内に貯湯させるヒートポンプ給湯器と、
    温水を貯湯する補助貯湯タンクと、
    前記補助貯湯タンクまたは前記給水源から供給される水を加熱して当該加熱後の温水を前記補助貯湯タンク内に貯湯させる補助給湯器と、
    前記貯湯タンクにおける温水の貯湯量を検出する検出部と、
    給湯負荷への温水の給湯の際に、前記検出部により検出された温水貯湯量に応じて、前記ヒートポンプ給湯器または前記貯湯タンクから前記給湯負荷への温水の給湯(以下「第1給湯」という。)、および、前記補助給湯器または前記補助貯湯タンクから前記給湯負荷への温水の給湯(以下「第2給湯」という。)の、双方または何れか一方を行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする給湯システム。
  3. 前記制御部が、前記給湯負荷への温水の給湯の際に、前記検出部により検出された温水貯湯量が第1基準量以上であるときに前記第1給湯を行わせ前記第2給湯を停止させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯システム。
  4. 前記制御部が、前記給湯負荷への温水の給湯の際に、前記検出部により検出された温水貯湯量が第2基準量以下であるときに前記第1給湯を停止させ前記第2給湯を行わせる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031455A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社ハウステック 給湯システム
JP2017133735A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 リンナイ株式会社 給湯システム

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