JP2001311550A - 風呂給湯装置 - Google Patents

風呂給湯装置

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JP2001311550A
JP2001311550A JP2000129301A JP2000129301A JP2001311550A JP 2001311550 A JP2001311550 A JP 2001311550A JP 2000129301 A JP2000129301 A JP 2000129301A JP 2000129301 A JP2000129301 A JP 2000129301A JP 2001311550 A JP2001311550 A JP 2001311550A
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JP
Japan
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hot water
water supply
valve
temperature
path
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Application number
JP2000129301A
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English (en)
Inventor
Kenji Aoki
健二 青木
Hideaki Fujikawa
英明 藤川
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に給湯される給湯量を十分に確保して、
給湯と浴槽への湯張りを同時に行うことができる使い勝
手のよい風呂給湯装置の提供。 【解決手段】 給湯路2に分岐接続されて、バーナ4に
て加熱された湯水を浴槽15内に供給する湯張り路20
と、その湯張り路20に設けられて、浴槽15内への湯
水の供給を断続する湯張り開閉弁21と、給湯路2にお
ける湯張り路20の接続箇所よりも下流側流路部分2b
を通して給湯される給湯量を検出する給湯量検出手段1
3とが設けられ、制御手段Hが、湯張り燃焼制御処理中
に、給湯量検出手段13の検出情報に基づいて、下流側
流路部分2bを通して給湯される給湯量が最低給湯量未
満であると、湯張り開閉弁21を閉弁状態にし、かつ、
給湯量が最低給湯量以上であると、湯張り開閉弁21を
開弁状態に維持する湯張り開閉弁開閉制御処理を実行す
るように構成されている風呂給湯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路より給
湯する水加熱用の熱交換器と、前記給湯路に分岐接続さ
れて、前記バーナにて加熱された湯水を浴槽内に供給す
る湯張り路と、その湯張り路に設けられて、前記浴槽内
への湯水の供給を断続する湯張り開閉弁と、前記バーナ
の燃焼を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段
が、前記給湯路を通して給湯される湯水の温度が給湯目
標温度になるように前記バーナの燃焼を制御する給湯燃
焼制御処理、および、前記湯張り開閉弁を開弁させかつ
前記湯張り路を通して前記浴槽内に供給される湯水の温
度が湯張り目標温度になるように前記バーナの燃焼を制
御する湯張り燃焼制御処理を実行するように構成されて
いる風呂給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような風呂給湯装置は、図1に示
すように、バーナ4の燃焼により水を加熱する水加熱用
の熱交換器3、給水路1を通して供給される水を熱交換
器3を迂回して給湯路2に供給するバイパス路6、給湯
路2に分岐接続された湯張り路20、その湯張り路20
を開閉する湯張り開閉弁21、給湯路2における湯張り
路20の接続箇所よりも下流側流路部分を通して給湯さ
れる給湯量を検出する給湯量検出手段としての割り込み
センサ13などが設けられ、給湯燃焼制御処理を実行す
ることによって、給水路1を通して供給される水の一部
を熱交換器3にて加熱しながら、熱交換器3にて加熱さ
れた湯水とバイパス路6からの水とを混合して給湯路2
を通して給湯し、湯張り燃焼制御処理を実行することに
よって、給水路1を通して供給される水の一部を熱交換
器3にて加熱しながら、熱交換器3にて加熱された湯水
とバイパス路6からの水とを混合して、その混合された
湯水を湯張り路20を通して浴槽15内に供給して浴槽
15への湯張りをするようにしているものである。
【0003】ちなみに、上記従来の風呂給湯装置では、
給水路1を通して供給される水の一部を熱交換器3にて
加熱しながら、バイパス路6からの水と混合して給湯路
2を通して給湯するので、給湯燃焼制御処理において、
バーナ4にて加熱された湯水の温度が給湯目標温度より
も設定温度だけ高い給湯設定温度になるようにバーナ4
の燃焼を制御し、湯張り燃焼制御処理において、バーナ
4にて加熱された湯水の温度が湯張り目標温度よりも設
定温度だけ高い湯張り設定温度になるようにバーナ4の
燃焼を制御するようにしている。
【0004】そして、湯張り燃焼制御処理中に、給湯栓
2aが開操作されるなどして、給湯と湯張りを同時に行
うときには、湯張り開閉弁21を開弁させたまま、バー
ナ4にて加熱された湯水を下流側流路部分2aと湯張り
路20とに分岐供給して、給湯栓2aに給湯するととも
に、浴槽15内に湯水を供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の風呂給湯装置では、給湯と湯張りを同時に行うとき
に、単に、湯張り開閉弁を開弁させたままにすることに
よって実現するようにしているために、場合によって
は、給湯路における下流側流路部分を通して給湯される
給湯量を十分に確保することができず、使い勝手の悪い
ものとなっていた。説明を加えると、下流側流路部分と
湯張り路との湯水の通流するときの圧力損失の関係や給
湯に要求されている給湯量などにより、給湯路における
下流側流路部分を通して給湯される給湯量が決まること
となるが、例えば、給湯路における下流側流路部分の方
が湯張り路よりも湯水が通流したときの圧力損失が大き
ければ、バーナにて加熱された湯水は、そのほとんどが
湯張り路側に通流することとなって、とくに微量の給湯
をするときに顕著で、給湯路における下流側流路部分に
湯水がほとんど流れずに、所望の給湯量の給湯を行うこ
とができないことがあった。
【0006】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、給湯と浴槽への湯張りを同時に
行うときに、給湯路における下流側流路部分を通して給
湯される給湯量を十分に確保して、使い勝手の向上を図
ることが可能となる風呂給湯装置を提供する点にある
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、給水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路より給
湯する水加熱用の熱交換器と、前記給湯路に分岐接続さ
れて、前記バーナにて加熱された湯水を浴槽内に供給す
る湯張り路と、その湯張り路に設けられて、前記浴槽内
への湯水の供給を断続する湯張り開閉弁と、前記バーナ
の燃焼を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段
が、前記給湯路を通して給湯される湯水の温度が給湯目
標温度になるように前記バーナの燃焼を制御する給湯燃
焼制御処理、および、前記湯張り開閉弁を開弁させかつ
前記湯張り路を通して前記浴槽内に供給される湯水の温
度が湯張り目標温度になるように前記バーナの燃焼を制
御する湯張り燃焼制御処理を実行するように構成されて
いる風呂給湯装置において、前記給湯路における前記湯
張り路の接続箇所よりも下流側流路部分を通して給湯さ
れる給湯量を検出する給湯量検出手段が設けられ、前記
制御手段が、前記湯張り燃焼制御処理中に、前記給湯量
検出手段の検出情報に基づいて、前記下流側流路部分を
通して給湯される給湯量が最低給湯量未満であると、前
記湯張り開閉弁を閉弁状態にし、かつ、前記給湯量が最
低給湯量以上であると、前記湯張り開閉弁を開弁状態に
維持する湯張り開閉弁開閉制御処理を実行するように構
成されている。
【0008】すなわち、湯張り燃焼制御処理中に、給湯
栓などが開操作されて、給湯と湯張りとを同時に行うと
きには、湯張り開閉弁開閉制御処理を実行させて、実際
に給湯される給湯量に基づいて、湯張り開閉弁の開閉状
態を制御することができるので、給湯と湯張りとを同時
に行うときに、給湯と湯張りとを同時に行っても、給湯
量を確保できるときには、バーナにて加熱された湯水を
給湯路における下流側流路部分と湯張り路とに分岐供給
して、給湯と湯張りとを同時に行い、ほんの微量しか実
際に給湯されないときには、湯張りを待機させ給湯を優
先させて、給湯量を十分に確保することができることと
なる。したがって、ほんの微量しか給湯されないときだ
け湯張りを待機させて給湯量を十分に確保しながら、給
湯と湯張りとを同時に行うことができることとなって、
給湯と浴槽への湯張りを同時に行うときに、給湯路にお
ける下流側流路部分を通して給湯される給湯量を十分に
確保して、使い勝手の向上を図ることが可能となる風呂
給湯装置を提供することができるに到った。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記給水
路を通して供給される水を前記熱交換器を迂回して前記
給湯路に供給するバイパス路が設けられ、そのバイパス
路が、複数のバイパス路部分に分岐されて構成され、そ
れら複数のバイパス路部分のすべてまたは一部に対応し
て設置されて、その設置されたバイパス路部分を開閉す
る開閉弁が設けられ、前記給湯目標温度を変更設定する
給湯温度設定手段が設けられ、前記制御手段が、前記給
湯燃焼制御処理において、前記給湯温度設定手段にて設
定されている給湯目標温度と前記開閉弁の開閉状態との
関係が、予め設定されている給湯目標温度と前記開閉弁
の開閉状態との関係になるように、前記開閉弁を開閉制
御するように構成されている。
【0010】すなわち、バイパス路からの水量が変更す
ると、バーナにて加熱された湯水とバイパス路からの水
とを混合した混合湯水の温度が変更することとなり、そ
の混合湯水の温度を給湯目標温度にするために、バイパ
ス路からの水量を制御することとなるが、実際に給湯温
度設定手段にて設定されている給湯目標温度と開閉弁の
開閉状態との関係が、予め設定されている関係となるよ
うに開閉弁の開閉状態を制御するだけで、バーナにて加
熱された湯水とバイパス路からの水とを混合した混合湯
水の温度を給湯目標温度にすることが可能となる。ま
た、バイパス路からの水量を制御するには、バイパス路
に通流する水量を調整する水比例弁を設けることが考え
られるが、水量の調整の制御が複雑になったり、開閉弁
を設けるよりもコストアップを招くという不利があっ
た。したがって、請求項2に記載の発明によれば、コス
トの低減を図りながら、バーナにて加熱された湯水とバ
イパス路からの水とを混合した混合湯水の温度を給湯目
標温度にするための制御を容易にすることが可能とな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかる風呂給湯装置につ
いて図面に基づいて説明する。この風呂給湯装置は、図
1に示すように、給水路1から供給される水を加熱しな
がら給湯路2に供給するための給湯部K、この給湯部K
の動作を制御する制御手段としての制御部H、この制御
部Hに動作情報を指令するメインリモコンR1および風
呂リモコンR2などから構成されている。
【0012】前記給湯部Kは、給水路1を通して供給さ
れる水を加熱しながら給湯路2に給湯する水加熱用の熱
交換器3と、この熱交換器を加熱するためのガス燃焼式
のバーナ4などから構成され、給湯路2には、給湯栓や
シャワーなどが接続され、図1には、給湯栓2aが接続
されている場合を示している。また、前記給水路1を通
して供給される水を熱交換器3を迂回して給湯路2に供
給するバイパス路6が設けられ、このバイパス路6は、
給水路1における給水サーミスタ9よりも下流側と、後
述する給湯路2における逆止弁5と水比例弁11との間
とを連通するように設けられている。
【0013】そして、バイパス路6は、少量の水を通流
させる少量バイパス路部分6aおよび多量の水を通流さ
せる多量バイパス路部分6bの複数のバイパス路部分6
a,6bに分岐されて構成され、少量バイパス路部分6
aを開閉する電磁式の少量バイパス開閉弁7aおよび多
量バイパス路部分6bを開閉する電磁式の多量バイパス
開閉弁7bが設けられている。すなわち、複数のバイパ
ス路部分6a,6bのすべてに設置されて、その設置さ
れたバイパス路部分6a,6bを開閉する電磁式のバイ
パス開閉弁7が設けられている。
【0014】前記給水路1には、給水路1を通して供給
される水量を検出する水量センサ8、給水路1を通して
供給される水の温度を検出する給水サーミスタ9が設け
られ、給水路1における上流側から、水量センサ8、給
水サーミスタ9の順に設けられている。そして、給湯路
2には、バーナ4にて加熱された湯水の温度を検出する
給湯サーミスタ10、逆止弁5、給湯路2を通して給湯
される給湯量を調整する水比例弁11、バーナ4にて加
熱された湯水とバイパス路6からの水とを混合した混合
湯水の温度を検出するミキシングサーミスタ12、給湯
路2における後述する湯張り路20の接続箇所よりも下
流側流路部分を通して給湯される給湯量を検出する給湯
量検出手段としての割り込みセンサ13が設けられ、給
湯路2における上流側から、給湯サーミスタ10、逆止
弁5、水比例弁11、ミキシングサーミスタ12、割り
込みセンサ13の順に設けられている。
【0015】また、給湯路2には、バイパス路6の接続
箇所よりも上流側で、給湯サーミスタ10と逆止弁5と
の間に、バーナ4にて加熱された湯水を浴槽15内に供
給する追焚き路14が接続され、その追焚き路14の他
端が浴槽15内に連通接続され、その開口部の前面に
は、風呂アダプター16が取り付けられ、この風呂アダ
プター16の内側には、浴槽15内の湯水の温度を検出
する浴槽温サーミスタ17が設けられている。前記追焚
き路14には、追焚き路14を通流する湯水の量を調整
する追焚きバルブ18、バキュームブレーカー19が設
けられ、追焚き路14の上流側から、追焚きバルブ1
8、バキュームブレーカー19の順に設けられている。
【0016】そして、バーナ4にて加熱された湯水とバ
イパス路6からの水とを混合した混合湯水を浴槽15内
に供給する湯張り路20が、給湯路2におけるミキシン
グサーミスタ12と割り込みセンサ13との間と、追焚
き路14における追焚きバルブ18とバキュームブレー
カー19との間とを連通接続し、追焚き路14の一部を
共用する状態で、浴槽15内に連通接続されている。前
記湯張り路20には、湯張り路20を開閉する電磁式の
湯張り開閉弁21が設けられている。
【0017】前記バーナ4は、多段式のバーナで、一般
家庭用の燃料ガスを供給するガス供給路22が3系統に
分岐して接続され、それぞれのガス供給路22にガス切
替え電磁弁23が設けられ、分岐箇所よりも上流側のガ
ス供給路22に、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガ
ス比例弁24、燃料ガスの供給を断続する元ガス電磁弁
25などが設けられている。そして、バーナ4に燃焼用
空気を供給するファンFも設けられ、バーナ4の近くに
は、バーナ4に対する点火動作を実行する点火プラグ2
6、バーナ4に着火されたか否かを検出するフレームロ
ッド27などが設けられている。
【0018】そして、このような風呂給湯装置は、その
作動が制御部Hによって制御されるように構成され、こ
の制御部Hに制御指令を与えるメインリモコンR1と風
呂リモコンR2とが無線あるいは有線で接続されてい
る。前記メインリモコンR1は、台所などに設置され、
図2の(イ)に示すように、運転の開始および停止を指
令する運転スイッチ28、浴槽15への湯張り運転を指
令する湯はりスイッチ29、給湯路2を通して給湯する
給湯目標温度を設定する給湯温度設定手段としての給湯
温度設定スイッチ30、給湯目標温度などを表示する表
示部31などが備えられている。ちなみに、運転スイッ
チ28がON操作されて、風呂給湯装置が運転可能状態
であると、運転スイッチ28のランプが点灯し、湯はり
スイッチ29がON操作されて、湯張り運転中である
と、湯はりスイッチ29のランプが点灯するように構成
されている。
【0019】また、風呂リモコンR2には、図2の
(ロ)に示すように、運転スイッチ32、湯はりスイッ
チ33、たし湯運転を指令するたし湯スイッチ34、ぬ
るく運転を指令するぬるくスイッチ35、あつく運転を
指令するあつくスイッチ36、保温運転を指令する保温
スイッチ37、湯張り設定温度を設定する湯張り温度設
定スイッチ38、給湯目標温度を表示したり、バーナ4
の燃焼中であることをランプを点灯させて表示する表示
部39などが備えられている。ちなみに、湯張り運転中
であると湯はりスイッチ33のランプが点灯し、たし湯
運転中であるとたし湯スイッチ34のランプが点灯し、
ぬるく運転中であるとぬるくスイッチ35のランプが点
灯し、あつく運転中であるとあつくスイッチ36のラン
プが点灯するように構成され、また、保温運転中である
と、表示部39の保温ランプが点灯するように構成され
ている。なお、風呂給湯装置が給湯中のときには、湯は
りスイッチ29,33やたし湯スイッチ34などのON
操作は受け付けないように構成されている。
【0020】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、メインリモコンR1および風呂リモコ
ンR2などの制御指令に基づいて、給湯路2を通して給
湯目標温度の湯水を給湯する給湯運転、浴槽15内に湯
張り設定温度の湯水を供給して湯張りする湯張り運転、
浴槽15内の湯水の温度を湯張り設定温度に保温する保
温運転、浴槽15内に追焚き目標温度の湯水を供給して
追焚きするあつく運転、浴槽15内に湯張り設定温度の
湯水を足し湯用設定湯量供給してたし湯するたし湯運
転、浴槽15内に湯張り設定温度よりも低い温度の湯水
をぬるく用設定水量供給して浴槽18内の湯水をぬるく
するぬるく運転の夫々の運転を実行するように構成され
ている。
【0021】以下、夫々の運転について説明する。前記
給湯運転は、メインリモコンR1の運転スイッチ28な
どがON操作されている状態で、給湯栓2aの開操作に
伴って水量センサ8が熱交換器3への通水を検知すると
実行され、バーナ4にて給水路1を通して供給される水
の一部を加熱しながら、そのバーナ4にて加熱された湯
水とバイパス路6からの水との混合湯水の温度が給湯目
標温度になるようにバーナ4の燃焼および水比例弁11
の作動を制御して、給湯路2を通して給湯する給湯燃焼
制御処理を実行するように構成されている。すなわち、
バーナ4にて加熱された湯水の温度が給湯目標温度より
も設定温度だけ高い給湯設定温度になるようにバーナ4
の燃焼および水比例弁11の作動を制御して、給湯路2
を通して給湯目標温度の湯水を給湯するように構成され
ている。
【0022】前記給湯運転の動作について具体的に説明
すると、まず、ファンFを回転駆動させ、元ガス電磁弁
25およびガス切替え弁23を開弁し、かつ、ガス比例
弁24を緩点火ガス量にセットして、点火プラグ26に
よって点火して、フレームロッド27により着火を確認
する点火処理を実行して、給湯燃焼制御処理を実行す
る。前記給湯燃焼制御処理について具体的に説明する
と、水量センサ8による検出水量と給水サーミスタ9に
よる検出水温、および、メインリモコンR1の給湯温度
設定スイッチ30による給湯目標温度に基づいて、バー
ナ4にて加熱された湯水とバイパス路6からの水とを混
合した混合湯水を給湯目標温度にするための必要なガス
量を演算し、その必要ガス量になるようにガス切替え電
磁弁23を適宜切替えかつガス比例弁24の開度および
ファンFの回転速度を調整するとともに、ミキシングサ
ーミスタ12による検出温度が給湯目標温度になるよう
に、ガス比例弁24の開度およびファンFの回転速度を
微調整し、バーナ4を最大限に燃焼させても、ミキシン
グサーミスタ12による検出温度が給湯目標温度に足り
ない場合には、水比例弁11を絞ることによって給湯目
標温度になるように制御するようにしている。
【0023】また、給湯温度設定スイッチ30による給
湯目標温度とバイパス開閉弁7の開閉状態との関係が、
予め設定されている給湯目標温度とバイパス開閉弁7の
開閉状態との関係になるように、バイパス開閉弁7の開
閉状態を制御するようにしている。具体的に説明する
と、給湯目標温度が37〜43℃のときには、少量バイ
パス開閉弁7aおよび多量バイパス開閉弁7bを開弁さ
せ、給湯目標温度が44〜50℃のときには、多量バイ
パス開閉弁7bのみを開弁させ、給湯目標温度が60℃
のときには、少量バイパス開閉弁7aのみを開弁させる
ようにしている。ちなみに、予め設定されている給湯目
標温度とバイパス開閉弁7の開閉状態との関係は、バー
ナ4にて加熱された湯水とバイパス路6からの水とが混
合した混合湯水が給湯目標温度になるように予め設定さ
れている。
【0024】このようにして、給水路1を通して供給さ
れる水の一部を熱交換器3にて加熱させ、その熱交換器
3にて加熱された湯水をバイパス路6からの水と混合し
て給湯路2を通して給湯するようにしている。そして、
給湯栓2aが閉操作されるに伴って水量センサ8が熱交
換器3への通水を検知しなくなると、ガス切替え電磁弁
23、ガス比例弁24、および、元ガス電磁弁25を閉
弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経過す
るとファンFの駆動も停止させて給湯運転を終了するよ
うにしている。
【0025】前記湯張り運転は、メインリモコンR1の
湯はりスイッチ29や風呂リモコンR2の湯はりスイッ
チ33がON操作されると実行され、まず、湯張り開閉
弁21を開弁させて、バーナ4にて給水路1を通して供
給される水の一部を加熱しながら、そのバーナ4にて加
熱された湯水とバイパス路6からの水との混合湯水の温
度が湯張り目標温度になるようにバーナ4の燃焼を制御
して、湯張り路20を通して浴槽15内に湯水を供給し
て湯張りする湯張り燃焼制御処理を実行するように構成
されている。すなわち、バーナ4にて加熱された湯水の
温度が湯張り目標温度よりも設定温度だけ高い湯張り設
定温度になるようにバーナ4の燃焼および水比例弁11
の作動を制御して、湯張り路20を通して湯張り目標温
度の湯水を浴槽15内に供給するように構成されてい
る。
【0026】前記湯張り運転の動作について具体的に説
明すると、上述の給湯運転と同様に、点火処理を実行し
た後、湯張り燃焼制御処理を実行し、バーナ4にて加熱
された湯水とバイパス路6からの水とを混合した混合湯
水を湯張り設定温度にするための必要なガス量を演算
し、ガス切替え電磁弁23を適宜切替えかつガス比例弁
24の開度およびファンFの回転速度を調整し、ミキシ
ングサーミスタ12による検出温度が湯張り設定温度に
なるように、ガス比例弁24の開度およびファンFの回
転速度を微調整して、浴槽15内に湯張り設定温度の湯
水を供給する。
【0027】また、バイパス開閉弁7の開閉制御につい
ても、上述の給湯運転と同様に、湯張り設定温度とバイ
パス開閉弁7の開閉状態との関係が、予め設定されてい
る湯張り設定温度とバイパス開閉弁7の開閉状態との関
係になるように、湯張り設定温度が37〜43℃のとき
には、少量バイパス開閉弁7aおよび多量バイパス開閉
弁7bを開弁させ、湯張り設定温度が44〜48℃のと
きには、多量バイパス開閉弁7bのみを開弁させるよう
にしている。
【0028】このようにして、浴槽15内に湯張り設定
温度の湯水を供給して、水量センサ8の積算水量が湯張
り用設定湯量になって、浴槽15内に湯張り用設定量の
湯水が供給されると、湯張り開閉弁21を閉弁させ、ガ
ス切替え電磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス
電磁弁25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、
設定時間経過するとファンFの駆動も停止させて湯張り
運転を終了するようにしている。
【0029】また、湯張り運転中に、給湯栓2aが開操
作されると、湯張り開閉弁21を開弁したまま、給湯路
2における下流側流路部分2bを通して給湯するととも
に、湯張り路20を通して浴槽15内に湯水を供給して
湯張りするようにしている。そして、そのときの割り込
みセンサ13の検出流量が最低給湯量未満であると、湯
張り開閉弁21を閉弁し、かつ、割り込みセンサ13の
検出流量が最低給湯量以上であると、湯張り開閉弁21
を開状態に維持する湯張り開閉弁開閉制御処理を実行す
るように構成されている。
【0030】すなわち、湯張り燃焼制御中に、給湯栓2
aが開操作されると、バーナ4にて加熱された湯水とバ
イパス路6からの水とを混合して、その混合湯水を給湯
路2における下流側流路部分2bと湯張り路20とに分
岐供給して、給湯栓2aへの給湯と浴槽15への湯張り
とを同時に行い、実際に給湯路2における下流側流路部
分2bを通して給湯される給湯量が最低給湯量以上であ
ると、湯張り開閉弁21を開弁状態に維持して、継続し
て給湯栓2aへの給湯と浴槽15への湯張りとを同時に
行い、実際の給湯量が最低給湯量未満であると、湯張り
開閉弁21を閉弁して、バーナ4にて加熱された湯水と
バイパス路6からの水との混合湯水を給湯路2における
下流側流路部分2bのみに供給して、湯張りを待機させ
給湯のみを行うようにしている。
【0031】このようにして、給湯と湯張りとを同時に
行うときに、給湯と湯張りとを同時に行っても、給湯量
を確保できるときには、バーナにて加熱された湯水を給
湯路における下流側流路部分と湯張り路とに分岐供給し
て、給湯と湯張りとを同時に行い、ほんの微量しか実際
に給湯されないときには、湯張りを待機させ給湯を優先
させて、給湯量を十分に確保することができることとな
る。したがって、給湯と浴槽への湯張りを同時に行うと
きに、給湯路における下流側流路部分を通して給湯され
る給湯量を十分に確保して、使い勝手の向上を図ること
ができることとなる。
【0032】そして、湯張り開閉弁21を閉弁して、浴
槽15内への湯水の供給を中断した場合には、割り込み
センサ13にて湯水の通流が検出されなくなると、湯張
り開閉弁21を開弁して、湯張り運転を再開するように
している。ちなみに、給湯と湯張りを同時に行っている
ときの浴槽15内への湯水の供給量は、水量センサ8の
積算水量から割り込みセンサ13の積算湯水量を引いた
量として検出するようにしている。
【0033】前記たし湯運転は、風呂リモコンR2のた
し湯スイッチ34がON操作されると実行され、まず、
湯張り開閉弁21を開弁させて、バーナ4にて給水路1
を通して供給される水の一部を加熱しながら、そのバー
ナ4にて加熱された湯水とバイパス路6からの水との混
合湯水の温度が湯張り設定温度になるようにバーナ4の
燃焼を制御して、湯張り路20を通して浴槽15内に湯
水を供給するように構成されている。
【0034】前記たし湯運転の動作について具体的に説
明すると、上述の給湯運転と同様に、点火処理を実行し
た後、バーナ4にて加熱された湯水とバイパス路6から
の水とを混合した混合湯水を湯張り設定温度にするため
の必要なガス量を演算し、ガス切替え電磁弁23を適宜
切替えかつガス比例弁24の開度およびファンFの回転
速度を調整し、ミキシングサーミスタ12による検出温
度が湯張り設定温度になるように、ガス比例弁24の開
度およびファンFの回転速度を微調整して、浴槽15内
に湯張り設定温度の湯水を供給する。また、バイパス開
閉弁7の開閉制御についても、上述の給湯運転と同様
に、湯張り設定温度とバイパス開閉弁7の開閉状態との
関係が、予め設定されている湯張り設定温度とバイパス
開閉弁7の開閉状態との関係になるように、湯張り設定
温度が37〜43℃のときには、少量バイパス開閉弁7
aおよび多量バイパス開閉弁7bを開弁させ、湯張り設
定温度が44〜48℃のときには、多量バイパス開閉弁
7bのみを開弁させるようにしている。
【0035】このようにして、浴槽15内に湯張り設定
温度の湯水を供給して、水量センサ8の積算水量が足し
湯用設定湯量(例えば、20リットル)になって、浴槽
15内に足し湯用設定湯量の湯水が供給されると、湯張
り開閉弁21を閉弁させ、ガス切替え電磁弁23、ガス
比例弁24、および、元ガス電磁弁25を閉弁してバー
ナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経過するとファン
Fの駆動も停止させてたし湯運転を終了するようにして
いる。
【0036】また、たし湯運転中に、給湯栓2aが開操
作されて、割り込みセンサ13にて湯水の通流を検出
し、その検出流量が最低給湯量未満であると、湯張り開
閉弁21を閉弁して、浴槽15内への湯水の供給を中断
し、給湯路2を通して給湯のみを行い、また、割り込み
センサ13の検出流量が最低給湯量以上であると、湯張
り開閉弁21を開状態に維持して、浴槽15内へ湯水を
供給しながら、給湯路2を通して給湯するようにしてい
る。そして、湯張り開閉弁21を閉弁して、浴槽15内
への湯水の供給を中断した場合には、割り込みセンサ1
3にて湯水の通流が検出されなくなると、湯張り開閉弁
21を開弁して、たし湯運転を再開するようにしてい
る。ちなみに、給湯と湯張りを同時に行っているときの
浴槽15内への湯水の供給量は、水量センサ8の積算水
量から割り込みセンサ13の積算湯水量を引いた量とし
て検出するようにしている。
【0037】前記あつく運転は、風呂リモコンR2のあ
つくスイッチ36がON操作されると実行され、バーナ
4にて給水路1を通して供給される水の全量を加熱しな
がら、水量センサ8および給水サーミスタ9の検出情報
に基づいて、バーナ4にて加熱された湯水の温度が単独
用追焚き目標温度(例えば、90℃)になるようにバー
ナ4の燃焼を制御して、追焚き路14を通して浴槽15
内に湯水を供給する追焚き燃焼制御処理を実行するよう
にしている。
【0038】前記あつく運転の動作について具体的に説
明すると、まず、追焚きバルブ18を開弁させて、上述
の給湯運転と同様に、点火処理を実行した後、水量セン
サ8による検出水量と給水サーミスタ9による検出水温
に基づいて、バーナ4にて加熱された湯水を追焚き目標
温度(例えば、90℃)にするための必要なガス量を演
算し、その必要ガス量になるようにガス切替え電磁弁2
3を適宜切替えかつガス比例弁24の開度およびファン
Fの回転速度を調整するとともに、バーナ4にて加熱さ
れた湯水が追焚き目標温度(例えば、90℃)になるよ
うに追焚きバルブ18を開弁させてその開度を固定する
ようにしている。
【0039】このようにして、給水路1を通して供給さ
れる水の全量を熱交換器3にて加熱しながら、その熱交
換器3にて加熱された湯水を追焚き路14を通して浴槽
15内に供給して、浴槽温サーミスタ17により検出さ
れる浴槽15内の湯水の温度があつく設定温度になる
と、追焚きバルブ18を閉弁させ、ガス切替え電磁弁2
3、ガス比例弁24、および、元ガス電磁弁25を閉弁
してバーナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経過する
とファンFの駆動も停止させてあつく運転を終了するよ
うにしている。ちなみに、あつく設定温度の設定につい
て説明すると、あつく運転の当初の浴槽15内の湯水を
浴槽温サーミスタ17にて検出し、その検出温度が湯張
り設定温度よりも2℃以上低いと、湯張り設定温度をあ
つく設定温度として設定し、浴槽温サーミスタ17の検
出温度が湯張り設定温度よりも2℃低い温度よりも高い
ときには、浴槽温サーミスタ17の検出温度に2℃加え
た温度をあつく設定温度とするようにしている。
【0040】そして、追焚き燃焼制御処理中、すなわち
あつく運転中において、割り込みセンサ13の検出情報
に基づいて、湯水の通流を検出すると、バーナ4にて加
熱された湯水の温度が単独用追焚き目標温度よりも低い
併用追焚き目標温度になるようにバーナ4の燃焼および
水比例弁11の作動を制御して、給湯路2を通して給湯
するとともに、追焚き路14を通して浴槽15内に湯水
を供給する給湯・追焚き併用燃焼制御処理を実行するよ
うに構成されている。具体的に説明すると、水量センサ
8による検出水量と給水サーミスタ9による検出水温に
基づいて、バーナ4にて加熱された湯水を併用追焚き目
標温度(例えば、80℃)にするための必要なガス量を
演算し、その必要ガス量になるようにガス切替え電磁弁
23を適宜切替えかつガス比例弁24の開度およびファ
ンFの回転速度を調整するようにして、熱交換器3にて
加熱された湯水の一部を追焚き路14を通して浴槽15
内に供給するとともに、残りの一部をバイパス路6から
の水と混合して給湯路2を通して給湯し、バーナ4を最
大限に燃焼させても、ミキシングサーミスタ12による
検出温度が給湯目標温度に足りない場合には、水比例弁
11を絞ることによって給湯路2を通して給湯する湯水
の温度を上昇させるようにしている。
【0041】そして、給湯・追焚き併用燃焼制御処理中
に、給湯栓2aが閉操作されて、割り込みセンサ13に
て湯水の通流が検出されなくなると、あつく運転を再開
するようにしている。
【0042】また、上述の給湯・追焚き併用燃焼制御処
理における併用追焚き目標温度は、熱交換器3に供給さ
れる湯水を併用追焚き目標温度になるようにバーナ4に
て加熱しても沸騰しないような温度で、かつ、併用追焚
き目標温度の湯水を浴槽15内に供給して追焚きできる
ような温度として設定されている。
【0043】前記ぬるく運転は、風呂リモコンR2のぬ
るくスイッチ35がON操作されると実行され、まず、
湯張り開閉弁21を開弁させ、給水路1を通して供給さ
れる水を加熱することなく、湯張り路20を通して浴槽
15内に供給するように構成されている。前記ぬるく運
転の動作について具体的に説明すると、湯張り開閉弁2
1を開弁させて、給水路1を通して供給される水をバー
ナ4にて加熱することなく、湯張り路20を通して浴槽
15内に供給し、水量センサ8の積算水量がぬるく用設
定水量(例えば、10リットル)になると、湯張り開閉
弁21を閉弁させて、ぬるく運転を終了させるようにし
ている。また、ぬるく運転中に、給湯栓2aが開操作さ
れて、割り込みセンサ13の検出流量が割り込み設定量
以上になると、湯張り開閉弁21を閉弁して、ぬるく運
転を待機させて、上述の給湯運転を実行し、その給湯運
転が終了されると、ぬるく運転を再開するようにしてい
る。
【0044】前記保温運転は、風呂リモコンR2の保温
スイッチ37がON操作されると実行され、浴槽温サー
ミスタ17の検出温度が追焚き開始用設定温度以下にな
っていると、追焚きバルブ18を開弁させて、上述の追
焚き燃焼制御処理を実行し、浴槽温サーミスタ17の検
出温度が湯張り設定温度になると、追焚き燃焼制御処理
を停止するように構成されている。そして、保温スイッ
チ37がON操作されてから設定時間(例えば、4時
間)が経過すると、保温運転を終了するようにしてい
る。
【0045】また、保温運転中に、給湯栓2aが開操作
されて、割り込みセンサ13の検出流量が割り込み設定
量以上になると、追焚きバルブ18を閉弁して、保温運
転を待機させて、上述の給湯運転を実行し、その給湯運
転が終了されると、保温運転を再開するようにしてい
る。なお、この保温運転中に、ぬるくスイッチ35、あ
るいは、あつくスイッチ36がON操作されると、上述
のぬるく運転、あるいは、あつく運転を優先して実行す
るようにしている。
【0046】前記制御部Hの動作について、図3のフロ
ーチャートに基づいて説明を加えると、メインリモコン
R1の運転スイッチ28や風呂リモコンR2の運転スイ
ッチ32がON操作されている状態で、給湯栓2aの開
操作に伴って水量センサ8が熱交換器3への通水を検知
すると、給湯運転が実行され(ステップ1,2)、メイ
ンリモコンR1の湯はりスイッチ29や風呂リモコンR
2の湯はりスイッチ33がON操作されると、湯張り運
転を実行する(ステップ3,4)。
【0047】また、たし湯スイッチ34がON操作され
ると、たし湯運転を実行し(ステップ5、6)、あつく
スイッチ36がON操作されると、あつく運転を実行し
(ステップ7,8)、ぬるくスイッチ35がON操作さ
れると、ぬるく運転を実行し(ステップ9,10)、保
温スイッチ37がON操作されると、保温運転を実行す
る(ステップ11,12)。
【0048】前記給湯運転の動作について、図4のフロ
ーチャートに基づいて説明すると、給湯運転の初期に
は、後沸きなどにより高温の湯水が給湯されないように
バイパス開閉弁7を開弁するようにしているので、水量
センサ8が初期設定量以上の水量を検出し、給水サーミ
スタ9の検出温度が初期設定温度以下であり、割り込み
センサ13が初期通流量以上の湯水の通流を検出する
と、バイパス開閉弁7を閉弁する初期処理を実行する
(ステップ21)。そして、点火処理を実行してバーナ
4に点火したのち、給湯燃焼制御処理を実行して、給水
路1を通して供給される水の一部を熱交換器3にて加熱
させ、その熱交換器3にて加熱された湯水をバイパス路
6からの水と混合して給湯路2を通して給湯するように
している(ステップ22,23)。
【0049】このようにして、給湯燃焼制御処理が給湯
栓2aが閉操作されるに伴って水量センサ8が熱交換器
3への通水を検知しなくなるまで継続され、水量センサ
8が熱交換器3への通水を検知しなくなると、ガス切替
え電磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス電磁弁
25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設定時
間経過するとファンFの駆動も停止させる停止処理を実
行して給湯運転を終了するようにしている(ステップ2
4,25)。
【0050】前記湯張り運転の動作について、図5のフ
ローチャートに基づいて説明すると、まず、湯張り開閉
弁21を開弁させて、点火処理を実行してバーナ4に点
火したのち、湯張り燃焼制御処理を実行する(ステップ
31〜33)。そして、割り込みセンサ13にて湯水の
通流を検出していない状態で、浴槽15内に湯張り用設
定量の湯水が供給されるまで湯張り燃焼制御処理が継続
され、割り込みセンサ13にて湯水の通流を検出してい
ない状態で、浴槽15内に湯張り用設定量の湯水が供給
されると、湯張り開閉弁21を閉弁して、ガス切替え電
磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス電磁弁25
を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経
過するとファンFの駆動も停止させる停止処理を実行し
て湯張り運転を終了するようにしている(ステップ3
4,40,41)。
【0051】前記湯張り燃焼制御処理中に、給湯栓2a
が開操作されて、割り込みセンサ13にて湯水の通流を
検出すると、その検出給湯量が最低給湯量以上であれ
ば、湯張り開閉弁21を開状態に維持して、給湯と湯張
りを同時に行い(ステップ35,36)、割り込みセン
サ13の検出給湯量が最低給湯量未満であると、湯張り
開閉弁21を閉弁して、湯張りを中断して給湯のみを行
うようにしている(ステップ35,37)。そして、湯
張り開閉弁21を閉弁して、給湯のみを行っているとき
に、給湯栓2aが閉操作されて、割り込みセンサ13に
て湯水の通流を検出しなくなると、湯張り開閉弁21を
開弁させて、浴槽15への湯張りを再開するようにして
いる(ステップ38,39)。
【0052】前記あつく運転の動作について、図6のフ
ローチャートに基づいて説明すると、まず、バーナ4に
て加熱された湯水の温度が単独用追焚き目標温度になる
ように追焚きバルブ18を開弁させてその開度を固定
し、点火処理を実行してバーナ4に点火したのち、追焚
き燃焼制御処理を実行する(ステップ51〜53)。そ
して、割り込みセンサ13にて湯水の通流を検出してい
ない状態で、浴槽温サーミスタ17による浴槽温度があ
つく設定温度以上になるまで、追焚き燃焼制御処理が継
続され、割り込みセンサ13にて湯水の通流を検出して
いない状態で、浴槽温サーミスタ17による浴槽温度が
あつく設定温度以上になると、追焚きバルブ18を閉弁
させて、ガス切替え電磁弁23、ガス比例弁24、およ
び、元ガス電磁弁25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止
させた後、設定時間経過するとファンFの駆動も停止さ
せる停止処理を実行してあつく運転を終了するようにし
ている(ステップ54,57,58)。
【0053】なお、浴槽温サーミスタ17による浴槽温
度があつく設定温度以上にならなくても、水量センサ8
の積算量があつく最大量(例えば、100リットル)以
上になると、停止処理を実行し、バーナ4の異常などに
より浴槽15内の湯水の温度があつく設定温度以上にな
らない場合に、多量の湯水が浴槽15内に供給されて、
浴槽15から湯水が溢れるなどの異常を防止するように
している。
【0054】前記追焚き燃焼制御処理の実行中に、給湯
栓2aが開操作されて、割り込みセンサ13にて湯水の
通流を検出すると、給湯栓2aが閉操作されて、割り込
みセンサ13にて湯水の通流を検出しなくなるまで、給
湯・追焚き併用燃焼制御処理を実行して、給湯と追焚き
とを同時に行うようにしている(ステップ54〜5
6)。
【0055】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、湯張り燃焼制御処理中に、給
湯栓2aが開操作されて、割り込みセンサ13にて湯水
の通流を検出すると、湯張り開閉弁開閉制御処理を実行
するようにしているが、湯張り燃焼制御処理中に、割り
込みセンサ13にて割り込み設定量以上の湯水の通流量
を検出すると、湯張り開閉弁開閉制御処理を実行するよ
うにして実施することも可能であり、湯張り開閉弁開閉
制御処理の実行開始条件は適宜変更が可能である。
【0056】(2)上記実施形態では、給水路1を通し
て供給される水を熱交換器3を迂回して給湯路2に供給
するバイパス路6が設けられ、給水路1を通して供給さ
れる水の一部を熱交換器3にて加熱しながら給湯や湯張
りを行う構成した例を示したが、バイパス路6を設ける
ことなく、給水路1を通して供給される水の全量を熱交
換器3にて加熱しながら給湯や湯張りを行うように構成
して実施することも可能である。なお、この場合、給湯
燃焼制御処理において、バーナ4にて加熱された湯水の
温度がメインリモコンR1にて設定されている給湯目標
温度になるようにバーナ4の燃焼および水比例弁11の
作動を制御するようにしている。
【0057】(3)上記実施形態では、バイパス路6を
複数のバイパス路部分6a,6bに分岐している例を示
したが、バイパス路6を、複数のバイパス路部分に分岐
することなく、一本のバイパス路部分にて構成して実施
することも可能である。なお、バイパス路6を一本のバ
イパス路部分にて構成したときには、このバイパス路部
分を開閉する開閉弁が設けられ、給湯運転や湯張り運転
など、給水路1を通して供給される水の一部をバイパス
路6に通流させるときには、その開閉弁を開弁させるよ
うにしている。
【0058】(4)上記実施形態では、ふたつのバイパ
ス路部分6a,6bのすべてにバイパス開閉弁7を設け
る例を示したが、バイパス路部分の数は、3つ以上でも
よく、また、バイパス開閉弁7は、一部のバイパス路部
分に設けるようにしてもよい。
【0059】(5)上記実施形態では、本発明にかかる
風呂給湯装置を、給湯運転および湯張り運転の他に、あ
つく運転、ぬるく運転、たし湯運転、保温運転を実行す
る風呂給湯装置に適応した例を示したが、給湯運転、湯
張り運転、あつく運転のみを実行するものなど、運転の
数および種類については適宜変更が可能であり、給湯運
転および湯張り運転を実行する風呂給湯装置であればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】風呂給湯装置の概略構成図
【図2】メインリモコンおよび風呂リモコンを示す図
【図3】風呂給湯装置の動作を示すフローチャート
【図4】給湯運転における動作を示すフローチャート
【図5】湯張り運転における動作を示すフローチャート
【図6】あつく運転における動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 給水路 2 給湯路 3 熱交換器 4 バーナ 6 バイパス路 6a,6b バイパス路部分 7 開閉弁 13 給湯量検出手段 20 湯張り路 21 湯張り開閉弁 30 給湯温度設定手段 H 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K005 KA09 MA01 MA06 3L024 CC06 DD13 DD16 DD22 DD36 EE03 FF12 GG03 GG05 GG06 GG24 GG25 GG29 GG37 GG38 HH02 HH03 HH13 HH14 HH18 HH19 HH22 HH23 HH24 HH27 HH30 3L034 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路を通して供給される水をバーナの
    燃焼により加熱して給湯路より給湯する水加熱用の熱交
    換器と、 前記給湯路に分岐接続されて、前記バーナにて加熱され
    た湯水を浴槽内に供給する湯張り路と、 その湯張り路に設けられて、前記浴槽内への湯水の供給
    を断続する湯張り開閉弁と、 前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、 前記制御手段が、前記給湯路を通して給湯される湯水の
    温度が給湯目標温度になるように前記バーナの燃焼を制
    御する給湯燃焼制御処理、および、前記湯張り開閉弁を
    開弁させかつ前記湯張り路を通して前記浴槽内に供給さ
    れる湯水の温度が湯張り目標温度になるように前記バー
    ナの燃焼を制御する湯張り燃焼制御処理を実行するよう
    に構成されている風呂給湯装置であって、 前記給湯路における前記湯張り路の接続箇所よりも下流
    側流路部分を通して給湯される給湯量を検出する給湯量
    検出手段が設けられ、 前記制御手段が、前記湯張り燃焼制御処理中に、前記給
    湯量検出手段の検出情報に基づいて、前記下流側流路部
    分を通して給湯される給湯量が最低給湯量未満である
    と、前記湯張り開閉弁を閉弁状態にし、かつ、前記給湯
    量が最低給湯量以上であると、前記湯張り開閉弁を開弁
    状態に維持する湯張り開閉弁開閉制御処理を実行するよ
    うに構成されている風呂給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記給水路を通して供給される水を前記
    熱交換器を迂回して前記給湯路に供給するバイパス路が
    設けられ、 そのバイパス路が、複数のバイパス路部分に分岐されて
    構成され、それら複数のバイパス路部分のすべてまたは
    一部に対応して設置されて、その設置されたバイパス路
    部分を開閉する開閉弁が設けられ、 前記給湯目標温度を変更設定する給湯温度設定手段が設
    けられ、 前記制御手段が、前記給湯燃焼制御処理において、前記
    給湯温度設定手段にて設定されている給湯目標温度と前
    記開閉弁の開閉状態との関係が、予め設定されている給
    湯目標温度と前記開閉弁の開閉状態との関係になるよう
    に、前記開閉弁を開閉制御するように構成されている請
    求項1に記載の風呂給湯装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097816A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Noritz Corp 設定湯量報知システムとこれを有する給湯装置
JP2010025394A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Tlv Co Ltd 温水生成装置
JP2013044480A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Noritz Corp 水流センサ付き分岐管及びそれを用いた給湯器

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