JP2003161517A - 風呂給湯装置 - Google Patents

風呂給湯装置

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JP2003161517A
JP2003161517A JP2001360979A JP2001360979A JP2003161517A JP 2003161517 A JP2003161517 A JP 2003161517A JP 2001360979 A JP2001360979 A JP 2001360979A JP 2001360979 A JP2001360979 A JP 2001360979A JP 2003161517 A JP2003161517 A JP 2003161517A
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hot water
temperature
water supply
hot
heating
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JP2001360979A
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Kenji Aoki
健二 青木
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Original Assignee
Harman Pro Co Ltd
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Publication date
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  • Control For Baths (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯目標温度の湯水を給湯すること、およ
び、浴槽に高温の湯水を供給して追焚することの両要求
を満たすことが可能で、使い勝手を良くする。 【解決手段】 制御手段Hが、給湯指令と追焚指令とが
同時に指令されている場合には、追焚開閉弁18を開弁
した状態においてバーナ4にて加熱された湯水のうちで
給湯路2側に流れる湯水とバイパス路6からの水との混
合比率、および、熱交換器3に供給される水の給水温度
に基づいて、混合湯水の温度が給湯目標温度になるよう
にバーナ4の燃焼を制御したときにおけるバーナ4にて
加熱された湯水の加熱温度が追焚用設定温度範囲内であ
るか否かを判別する併用運転判別処理、および、その併
用運転判別処理において、加熱温度が追焚用設定温度範
囲内であると判別されると、追焚開閉弁18の開弁状態
において、混合湯水の温度が給湯目標温度になるように
バーナ4の燃焼を制御する併用運転処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路より給
湯する水加熱用の熱交換器と、前記給水路を通して供給
される水を前記熱交換器を迂回して前記給湯路に供給す
るバイパス路と、前記給湯路における前記バイパス路の
接続箇所よりも上流側に分岐接続されて、前記バーナに
て加熱された湯水を浴槽内に供給する追焚路と、その追
焚路における湯水の通流を断続する追焚開閉弁と、運転
を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、給
湯指令に基づいて、前記追焚開閉弁の閉弁状態におい
て、前記バーナにて加熱された湯水に前記バイパス路か
らの水を混合した混合湯水の温度が給湯目標温度になる
ように前記バーナの燃焼を制御する給湯運転処理、およ
び、前記給湯路からの給湯を停止した状態での追焚指令
に基づいて、前記追焚開閉弁の開弁状態において、前記
バーナにて加熱された湯水の温度が追焚目標温度になる
ように前記バーナの燃焼を制御する追焚運転処理を実行
するように構成されている風呂給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような風呂給湯装置は、図1に示
すように、給湯栓7の開操作などによる給湯指令に基づ
いて、給湯運転処理を実行して、給水路1を通して供給
される水の一部を熱交換器3にて加熱しながら、熱交換
器3にて加熱された湯水とバイパス路6からの水とを混
合して給湯路2を通して給湯し、給湯路2からの給湯を
停止した状態でのリモコンR1,R2などによる追焚指
令に基づいて、追焚運転処理を実行して、給水路1を通
して供給される水の全量を熱交換器3にて追焚目標温度
(例えば、90℃)に加熱しながら、その加熱された湯
水を追焚路14を通して浴槽15に供給して追焚するも
のである。
【0003】そして、この種の風呂給湯装置では、バー
ナにて加熱された湯水の加熱温度として求められている
温度が、給湯のときと追焚のときとでは異なる場合があ
り、その場合には、一方を優先すると、他方が満たされ
ず、給湯目標温度の湯水を給湯すること、および、浴槽
に高温の湯水を供給して追焚することの両要求を満たす
ことができないので、給湯指令と追焚指令とが同時に指
令された場合には、一律に、給湯運転処理を優先して実
行するようにしている(例えば、特開平9−89372
号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の風呂給湯装置では、一律に、給湯運転処理を優先し
て実行しているために、給湯目標温度の湯水を給湯する
こと、および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚するこ
との両要求を満たすことが可能なときでも、給湯運転処
理を優先して実行し、給湯目標温度の湯水を給湯する虞
があり、使い勝手の悪いものとなっていた。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、給湯目標温度の湯水を給湯する
こと、および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚するこ
との両要求を満たすことが可能で、使い勝手のよい風呂
給湯装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、給水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して給湯路より給
湯する水加熱用の熱交換器と、前記給水路を通して供給
される水を前記熱交換器を迂回して前記給湯路に供給す
るバイパス路と、前記給湯路における前記バイパス路の
接続箇所よりも上流側に分岐接続されて、前記バーナに
て加熱された湯水を浴槽内に供給する追焚路と、その追
焚路における湯水の通流を断続する追焚開閉弁と、運転
を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、給
湯指令に基づいて、前記追焚開閉弁の閉弁状態におい
て、前記バーナにて加熱された湯水に前記バイパス路か
らの水を混合した混合湯水の温度が給湯目標温度になる
ように前記バーナの燃焼を制御する給湯運転処理、およ
び、前記給湯路からの給湯を停止した状態での追焚指令
に基づいて、前記追焚開閉弁の開弁状態において、前記
バーナにて加熱された湯水の温度が追焚目標温度になる
ように前記バーナの燃焼を制御する追焚運転処理を実行
するように構成されている風呂給湯装置において、前記
制御手段が、前記給湯指令と前記追焚指令とが同時に指
令されている場合には、前記追焚開閉弁を開弁した状態
において前記バーナにて加熱された湯水のうちで前記給
湯路側に流れる湯水と前記バイパス路からの水との混合
比率、および、前記熱交換器に供給される水の給水温度
に基づいて、前記混合湯水の温度が給湯目標温度になる
ように前記バーナの燃焼を制御したときにおける前記バ
ーナにて加熱された湯水の加熱温度が追焚用設定温度範
囲内であるか否かを判別する併用運転判別処理、およ
び、その併用運転判別処理において、前記加熱温度が前
記追焚用設定温度範囲内であると判別されると、前記追
焚開閉弁の開弁状態において、前記混合湯水の温度が給
湯目標温度になるように前記バーナの燃焼を制御する併
用運転処理を実行するように構成されている。
【0007】すなわち、給湯指令と追焚指令とが同時に
指令されている場合には、制御手段が、追焚開閉弁の開
弁状態で混合湯水の温度が給湯目標温度になるようにバ
ーナの燃焼を制御したときに、バーナにて加熱された湯
水の加熱温度を求めて、その加熱温度が浴槽に供給して
追焚可能な追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別す
る併用運転判別処理、および、その併用運転判別処理に
おいて、加熱温度が追焚用設定温度範囲内であると判別
されると、実際に、追焚開閉弁の開弁状態において、混
合湯水の温度が給湯目標温度になるようにバーナの燃焼
を制御する併用運転処理を実行することが可能となる。
したがって、追焚開閉弁を開弁状態とし、混合湯水の温
度が給湯目標温度になるようにバーナの燃焼を制御した
ときに、給湯目標温度の湯水を給湯すること、および、
浴槽に高温の湯水を供給して追焚することの両要求を満
たすことが可能であるかを判別し、両要求を満たすこと
が可能である場合には、実際に、追焚開閉弁を開弁状態
とし、混合湯水の温度が給湯目標温度になるようにバー
ナの燃焼を制御して、両要求を満たすことが可能とな
る。
【0008】以上のことをまとめると、請求項1に記載
の発明によれば、給湯目標温度の湯水を給湯すること、
および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚することの両
要求を満たすことが可能で、使い勝手のよい風呂給湯装
置を提供できるに至った。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記制御
手段が、前記併用運転判別処理において、前記加熱温度
が前記追焚用設定温度範囲外であると判別されると、前
記給湯運転処理を実行するように構成されている。
【0010】すなわち、給湯指令と追焚指令とが同時に
指令されている場合には、制御手段が、併用運転判別処
理において、加熱温度が追焚用設定温度範囲外であると
判別されると、給湯運転処理を優先して実行することが
可能となるので、給湯目標温度の湯水を給湯すること、
および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚することの両
要求を満たすことができない場合には、一般的に、追焚
よりも要求度の高い給湯を優先することが可能となり、
より使い勝手のよいものとなる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記制御
手段が、前記併用運転判別処理において、前記混合比
率、および、前記給水温度に基づいて、前記加熱温度を
求め、その求めた加熱温度が前記追焚用設定温度範囲内
であるか否かを判別するように構成されている。
【0012】すなわち、制御手段が、給湯指令と追焚指
令とが同時に指令されている場合に、その都度、混合比
率、および、給水温度に基づいて、加熱温度を求めて、
その求めた加熱温度が追焚用設定温度範囲内であるか否
かを判別することが可能となるので、使用状況に対応し
た状態で加熱温度が追焚用設定温度範囲内であるか否か
を判別することが可能となり、給湯目標温度の湯水を給
湯すること、および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚
することの両要求を満たすことが可能であるかの判別を
より的確に行うことが可能となる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記給湯
目標温度を変更設定する給湯温度設定手段が設けられ、
前記制御手段が、前記併用運転判別処理において、前記
給湯温度設定手段にて変更設定される前記給湯目標温度
に基づいて、前記加熱温度を求め、その求めた加熱温度
が前記追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別するよ
うに構成されている。
【0014】すなわち、制御手段が、給湯指令と追焚指
令とが同時に指令されている場合に、混合湯水の温度が
給湯温度設定手段にて変更設定される給湯目標温度にな
るようにバーナの燃焼を制御したときの加熱温度を求
め、その求めた加熱温度が前記追焚用設定温度範囲内で
あるか否かを判別することが可能となるので、給湯目標
温度が変更設定されても、その変更設定された給湯目標
温度に基づいて、給湯目標温度の湯水を給湯すること、
および、浴槽に高温の湯水を供給して追焚することの両
要求を満たすことが可能であるかの判別を行うことが可
能となり、より一層使い勝手のよいものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明にかかる風呂給湯装置につ
いて図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕この風呂給湯装置は、図1に示すよう
に、給水路1から供給される水を加熱しながら給湯路2
に供給するための給湯部K、この給湯部Kの動作を制御
する制御手段としての制御部H、この制御部Hに動作情
報を指令するメインリモコンR1および風呂リモコンR
2などから構成されている。
【0016】前記給湯部Kは、給水路1を通して供給さ
れる水を加熱しながら給湯路2に給湯する水加熱用の熱
交換器3と、この熱交換器3を加熱するためのガス燃焼
式のバーナ4などから構成され、給湯路2には、給湯栓
やシャワーなどが接続され、図1には、給湯栓7が接続
されている場合を示している。また、給水路1を通して
供給される水を熱交換器3を迂回して給湯路2に供給す
るバイパス路6が設けられ、このバイパス路6は、給水
路1における給水サーミスタ9よりも下流側と、後述す
る給湯路2における逆止弁5と水比例弁11との間とを
連通するように設けられている。
【0017】前記給水路1には、給水路1を通して供給
される水量を検出する水量センサ8、給水路1を通して
供給される水の温度を検出する給水サーミスタ9が設け
られ、給水路1における上流側から、水量センサ8、給
水サーミスタ9の順に設けられている。そして、給湯路
2には、バーナ4にて加熱された湯水の温度を検出する
給湯サーミスタ10、逆止弁5、給湯路2を通して給湯
される給湯量を調整する水比例弁11、バーナ4にて加
熱された湯水とバイパス路6からの水とを混合した混合
湯水の温度を検出するミキシングサーミスタ12、給湯
路2における後述する湯張り路20の接続箇所よりも下
流側流路部分を通して給湯される給湯量を検出する割り
込みセンサ13が設けられ、給湯路2における上流側か
ら、給湯サーミスタ10、逆止弁5、水比例弁11、ミ
キシングサーミスタ12、割り込みセンサ13の順に設
けられている。
【0018】また、給湯路2には、バイパス路6の接続
箇所よりも上流側で、給湯サーミスタ10と逆止弁5と
の間に、バーナ4にて加熱された湯水を浴槽15内に供
給する追焚路14が接続され、その追焚路14の他端が
浴槽15内に連通接続され、その開口部の前面には、風
呂アダプター16が取り付けられ、この風呂アダプター
16の内側には、浴槽15内の湯水の温度を検出する浴
槽温サーミスタ17が設けられている。前記追焚路14
には、追焚路14における湯水の通流を断続する追焚開
閉弁18、バキュームブレーカー19が設けられ、追焚
路14の上流側から、追焚開閉弁18、バキュームブレ
ーカー19の順に設けられている。
【0019】そして、バーナ4にて加熱された湯水とバ
イパス路6からの水とを混合した混合湯水を浴槽15内
に供給する湯張り路20が、給湯路2におけるミキシン
グサーミスタ12と割り込みセンサ13との間と、追焚
路14における追焚開閉弁18とバキュームブレーカー
19との間とを連通接続し、追焚路14の一部を共用す
る状態で、浴槽15内に連通接続されている。前記湯張
り路20には、湯張り路20を開閉する電磁式の湯張り
開閉弁21が設けられている。
【0020】前記バーナ4は、多段式のバーナで、一般
家庭用の燃料ガスを供給するガス供給路22が3系統に
分岐して接続され、それぞれのガス供給路22にガス切
替え電磁弁23が設けられ、分岐箇所よりも上流側のガ
ス供給路22に、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガ
ス比例弁24、燃料ガスの供給を断続する元ガス電磁弁
25などが設けられている。そして、バーナ4に燃焼用
空気を供給するファンFも設けられ、バーナ4の近くに
は、バーナ4に対する点火動作を実行する点火プラグ2
6、バーナ4に着火されたか否かを検出するフレームロ
ッド27などが設けられている。
【0021】そして、このような風呂給湯装置は、その
作動が制御部Hによって制御されるように構成され、こ
の制御部Hに制御指令を与えるメインリモコンR1と風
呂リモコンR2とが無線あるいは有線で接続されてい
る。前記メインリモコンR1は、台所などに設置され、
図2の(イ)に示すように、運転の開始および停止を指
令する運転スイッチ28、浴槽15への湯張り運転を指
令する湯はりスイッチ29、給湯路2を通して給湯する
給湯目標温度を設定する給湯温度設定手段としての給湯
温度設定スイッチ30、給湯目標温度などを表示する表
示部31などが備えられている。ちなみに、運転スイッ
チ28がON操作されて、風呂給湯装置が運転可能状態
であると、運転スイッチ28のランプが点灯し、湯はり
スイッチ29がON操作されて、湯張り運転中である
と、湯はりスイッチ29のランプが点灯するように構成
されている。
【0022】また、風呂リモコンR2には、図2の
(ロ)に示すように、運転スイッチ32、湯はりスイッ
チ33、たし湯運転を指令するたし湯スイッチ34、ぬ
るく運転を指令するぬるくスイッチ35、あつく運転を
指令するあつくスイッチ36、保温運転を指令する保温
スイッチ37、湯張り設定温度を設定する湯張り温度設
定スイッチ38、給湯目標温度を表示したり、バーナ4
の燃焼中であることをランプを点灯させて表示する表示
部39などが備えられている。ちなみに、湯張り運転中
であると湯はりスイッチ33のランプが点灯し、たし湯
運転中であるとたし湯スイッチ34のランプが点灯し、
ぬるく運転中であるとぬるくスイッチ35のランプが点
灯し、あつく運転中であるとあつくスイッチ36のラン
プが点灯するように構成され、また、保温運転中である
と、表示部39の保温ランプが点灯するように構成され
ている。なお、風呂給湯装置が給湯中のときには、湯は
りスイッチ29,33やたし湯スイッチ34などのON
操作は受け付けないように構成されている。
【0023】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、メインリモコンR1および風呂リモコ
ンR2などの制御指令に基づいて、給湯路2を通して給
湯目標温度の湯水を給湯する給湯運転、浴槽15内に湯
張り設定温度の湯水を供給して湯張りする湯張り運転、
浴槽15内の湯水の温度を湯張り設定温度に保温する保
温運転、浴槽15内に追焚目標温度の湯水を供給して追
焚する追焚運転としてのあつく運転、浴槽15内に湯張
り設定温度の湯水を足し湯用設定湯量供給してたし湯す
るたし湯運転、浴槽15内に湯張り設定温度よりも低い
温度の湯水をぬるく用設定水量供給して浴槽15内の湯
水をぬるくするぬるく運転の夫々の運転を実行するよう
に構成されている。
【0024】以下、夫々の運転について説明する。前記
給湯運転は、メインリモコンR1の運転スイッチ28な
どがON操作されている状態で、給湯栓7の開操作に伴
って水量センサ8が熱交換器3への通水を検知すること
による給湯指令に基づいて、バーナ4にて給水路1を通
して供給される水の一部を加熱しながら、そのバーナ4
にて加熱された湯水とバイパス路6からの水との混合湯
水の温度が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃焼を
制御する給湯運転処理を実行するように構成されてい
る。
【0025】前記給湯運転処理の動作について具体的に
説明すると、まず、ファンFを回転駆動させ、元ガス電
磁弁25およびガス切替え弁23を開弁し、かつ、ガス
比例弁24を緩点火ガス量にセットして、点火プラグ2
6によって点火して、フレームロッド27により着火を
確認する点火処理を実行する。そして、水量センサ8に
よる検出水量と給水サーミスタ9による検出水温、およ
び、メインリモコンR1の給湯温度設定スイッチ30に
よる給湯目標温度に基づいて、混合湯水を給湯目標温度
にするための必要なガス量を演算し、その必要ガス量に
なるようにガス切替え電磁弁23を適宜切替えかつガス
比例弁24の開度およびファンFの回転速度を調整する
とともに、ミキシングサーミスタ12による検出温度が
給湯目標温度になるように、ガス比例弁24の開度およ
びファンFの回転速度を微調整するようにしている。な
お、バーナ4を最大限に燃焼させても、ミキシングサー
ミスタ12による検出温度が給湯目標温度に足りない場
合には、水比例弁11を絞ることによって混合湯水が給
湯目標温度になるように制御するようにしている。
【0026】そして、給湯栓7が閉操作されるに伴って
水量センサ8が熱交換器3への通水を検知しなくなる
と、ガス切替え電磁弁23、ガス比例弁24、および、
元ガス電磁弁25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させ
た後、設定時間経過するとファンFの駆動も停止させて
給湯運転を終了するようにしている。
【0027】前記湯張り運転は、メインリモコンR1の
湯はりスイッチ29や風呂リモコンR2の湯はりスイッ
チ33がON操作されることによる湯張り指令に基づい
て、湯張り開閉弁21の開弁状態において、バーナ4に
て給水路1を通して供給される水の一部を加熱しなが
ら、そのバーナ4にて加熱された湯水とバイパス路6か
らの水との混合湯水の温度が湯張り目標温度になるよう
にバーナ4の燃焼を制御する湯張り運転制御処理を実行
するように構成されている。
【0028】前記湯張り運転処理の動作について具体的
に説明すると、上述の給湯運転処理と同様に、点火処理
を実行した後、バーナ4にて加熱された湯水とバイパス
路6からの水とを混合した混合湯水を湯張り設定温度に
するための必要なガス量を演算し、ガス切替え電磁弁2
3を適宜切替えかつガス比例弁24の開度およびファン
Fの回転速度を調整し、ミキシングサーミスタ12によ
る検出温度が湯張り設定温度になるように、ガス比例弁
24の開度およびファンFの回転速度を微調整して、浴
槽15内に湯張り設定温度の湯水を供給する。
【0029】そして、水量センサ8の積算水量が湯張り
用設定湯量になって、浴槽15内に湯張り用設定量の湯
水が供給されると、湯張り開閉弁21を閉弁させ、ガス
切替え電磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス電
磁弁25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設
定時間経過するとファンFの駆動も停止させて湯張り運
転を終了するようにしている。
【0030】前記たし湯運転は、風呂リモコンR2のた
し湯スイッチ34がON操作されることによる足し湯指
令に基づいて、湯張り開閉弁21の開弁状態において、
バーナ4にて給水路1を通して供給される水の一部を加
熱しながら、そのバーナ4にて加熱された湯水とバイパ
ス路6からの水との混合湯水の温度が湯張り設定温度に
なるようにバーナ4の燃焼を制御する足し湯運転処理を
実行するように構成されている。
【0031】前記たし湯運転処理の動作について具体的
に説明すると、上述の給湯運転処理と同様に、点火処理
を実行した後、バーナ4にて加熱された湯水とバイパス
路6からの水とを混合した混合湯水を湯張り設定温度に
するための必要なガス量を演算し、ガス切替え電磁弁2
3を適宜切替えかつガス比例弁24の開度およびファン
Fの回転速度を調整し、ミキシングサーミスタ12によ
る検出温度が湯張り設定温度になるように、ガス比例弁
24の開度およびファンFの回転速度を微調整して、浴
槽15内に湯張り設定温度の湯水を供給する。
【0032】このようにして、浴槽15内に湯張り設定
温度の湯水を供給して、水量センサ8の積算水量が足し
湯用設定湯量(例えば、20リットル)になって、浴槽
15内に足し湯用設定湯量の湯水が供給されると、湯張
り開閉弁21を閉弁させ、ガス切替え電磁弁23、ガス
比例弁24、および、元ガス電磁弁25を閉弁してバー
ナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経過するとファン
Fの駆動も停止させてたし湯運転を終了するようにして
いる。
【0033】前記あつく運転は、給湯路2からの給湯を
停止した状態での風呂リモコンR2のあつくスイッチ3
6がON操作されることによる追焚指令に基づいて、追
焚開閉弁18の開弁状態において、バーナ4にて給水路
1を通して供給される水の全量を加熱しながら、水量セ
ンサ8および給水サーミスタ9の検出情報に基づいて、
バーナ4にて加熱された湯水の温度が追焚目標温度(例
えば、90℃)になるようにバーナ4の燃焼を制御する
追焚運転処理としてのあつく運転処理を実行するように
構成されている。
【0034】前記あつく運転処理の動作について具体的
に説明すると、追焚開閉弁18を開弁状態とし、上述の
給湯運転処理と同様に、点火処理を実行した後、水量セ
ンサ8による検出水量と給水サーミスタ9による検出水
温に基づいて、バーナ4にて加熱された湯水を追焚目標
温度(例えば、90℃)にするための必要なガス量を演
算し、その必要ガス量になるようにガス切替え電磁弁2
3を適宜切替えかつガス比例弁24の開度およびファン
Fの回転速度を調整するようにしている。
【0035】このようにして、給水路1を通して供給さ
れる水の全量を熱交換器3にて加熱しながら、その熱交
換器3にて加熱された湯水を追焚路14を通して浴槽1
5内に供給して、浴槽温サーミスタ17により検出され
る浴槽15内の湯水の温度があつく設定温度になると、
追焚開閉弁18を閉弁させ、ガス切替え電磁弁23、ガ
ス比例弁24、および、元ガス電磁弁25を閉弁してバ
ーナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経過するとファ
ンFの駆動も停止させてあつく運転を終了するようにし
ている。ちなみに、あつく設定温度の設定について説明
を加えると、あつく運転の当初の浴槽15内の湯水を浴
槽温サーミスタ17にて検出し、その検出温度が湯張り
設定温度よりも2℃以上低いと、湯張り設定温度をあつ
く設定温度として設定し、浴槽温サーミスタ17の検出
温度が湯張り設定温度よりも2℃低い温度よりも高いと
きには、浴槽温サーミスタ17の検出温度に2℃加えた
温度をあつく設定温度とするようにしている。
【0036】前記ぬるく運転は、風呂リモコンR2のぬ
るくスイッチ35がON操作されることによるぬるく指
令に基づいて、湯張り開閉弁21の開弁状態において、
給水路1を通して供給される水を加熱することなく、湯
張り路20を通して浴槽15内に供給するぬるく運転処
理を実行するように構成されている。前記ぬるく運転処
理の動作について具体的に説明すると、湯張り開閉弁2
1を開弁状態とし、給水路1を通して供給される水をバ
ーナ4にて加熱することなく、湯張り路20を通して浴
槽15内に供給し、水量センサ8の積算水量がぬるく用
設定水量(例えば、10リットル)になると、湯張り開
閉弁21を閉弁させて、ぬるく運転を終了させるように
している。
【0037】前記保温運転は、風呂リモコンR2の保温
スイッチ37がON操作されることによる保温指令に基
づいて、浴槽温サーミスタ17の検出温度が追焚開始用
設定温度以下になっていると、上述のあつく運転処理を
実行し、浴槽温サーミスタ17の検出温度が湯張り設定
温度になると、そのあつく運転処理を停止する保温運転
処理を実行するように構成されている。そして、保温ス
イッチ37がON操作されてから設定時間(例えば、4
時間)が経過すると、保温運転を終了するようにしてい
る。
【0038】上述の如く、給湯指令や追焚指令などの各
種の指令が単独で指令された場合には、上述の各種の運
転を単独で実行するようにしているが、ふたつの指令が
同時に指令された場合について説明を加える。
【0039】まず、あつく運転処理実行中に、給湯栓7
が開操作されて、割り込みセンサ13の検出情報に基づ
いて、湯水の通流を検出したり、逆に、給湯運転処理実
行中に、風呂リモコンR2のあつくスイッチ36がON
操作されることにより、給湯指令と追焚指令とが同時に
指令された場合について説明する。このような場合に
は、追焚開閉弁18の開弁状態において、混合湯水の温
度が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃焼を制御し
たときにおけるバーナ4にて加熱された湯水の加熱温度
が追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別する併用運
転判別処理、および、その併用運転判別処理において、
前記加熱温度が前記追焚用設定温度範囲内であると判別
されると、追焚開閉弁18の開弁状態において、前記混
合湯水の温度が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃
焼を制御する併用運転処理を実行するように構成されて
いる。
【0040】前記併用運転判別処理について説明する
と、追焚開閉弁18を開弁した状態においてバーナ4に
て加熱された湯水のうちで給湯路2側に流れる湯水とバ
イパス路6からの水との混合比率、および、熱交換器3
に供給される水の給水温度に基づいて、混合湯水の温度
が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃焼を制御した
ときにおけるバーナ4にて加熱された湯水の加熱温度が
追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別するように構
成されている。説明を加えると、前記混合比率、およ
び、給水サーミスタ9の検出温度による前記給水温度に
基づいて、追焚開閉弁18の開弁状態において、前記混
合湯水が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃焼を制
御したときにおける加熱温度を演算により求め、その求
めた加熱温度が追焚用設定温度範囲(例えば、70〜9
0℃)内であるか否かを判別するようにしている。
【0041】ちなみに、給水路1を通して供給される水
が熱交換器3側とバイパス路6側とに分配される際の給
水分配比率、および、バーナ4にて加熱された湯水が給
湯路2側と追焚路14側とに分配される際の給湯分配比
率とは、風呂給湯装置ごとに固定値として設定されてい
るので、前記混合比率については、風呂給湯装置ごとに
設定される給水分配比率と給湯分配比率とから、固定値
が設定されることになる。
【0042】また、この風呂給湯装置では、給湯温度設
定スイッチ30により給湯目標温度が変更設定されるの
で、併用運転判別処理において、前記混合比率、前記給
水温度に加えて、変更設定される給湯目標温度に基づい
て、前記加熱温度を求めて、その求めた加熱温度が追焚
用設定温度範囲(例えば、70〜90℃)内であるか否
かを判別するようにしている。
【0043】具体的に説明すると、前記混合比率Mx、
前記給水温度T1、前記給湯目標温度T2、および、前
記加熱温度T3には、下記〔数1〕の関係が成り立って
いるので、前記混合比率Mx、前記給水温度T1、およ
び、前記給湯目標温度T2とから前記加熱温度T3を求
めることができ、その求めた加熱温度T3が、追焚用設
定温度範囲(例えば、最小温度70℃〜最大温度90
℃)内であるか否かを判別するようにしている。
【0044】
【数1】Mx×T3+(1−Mx)×T1=T2 ちなみに、混合比率Mxについては、追焚開閉弁18を
開弁した状態における追焚路14との接続箇所よりも下
流側の給湯路2の流量を給湯側カマ流量とし、混合比率
Mx=給湯側カマ流量/(給湯側カマ流量+バイパス流
量)としている。
【0045】このようにして、給湯指令と追焚指令とが
同時に指令されている場合には、追焚開閉弁18を開弁
状態とし、混合湯水の温度が給湯目標温度になるように
バーナ4の燃焼を制御したときに、給湯目標温度の湯水
を給湯すること、および、浴槽15に高温の湯水を供給
して追焚することの両要求を満たすことが可能であるか
を判別し、両要求を満たすことが可能である場合には、
実際に、追焚開閉弁18を開弁状態とし、混合湯水の温
度が給湯目標温度になるようにバーナ4の燃焼を制御し
て、両要求を満たして、使い勝手をよくしている。
【0046】また、上述の併用運転判別処理において、
前記加熱温度が前記追焚用設定温度範囲外であると判別
されると、上述の給湯運転処理を実行するように構成さ
れている。説明を加えると、前記加熱温度が追焚用設定
温度範囲外であるときには、給湯目標温度の湯水を給湯
すること、および、浴槽15に高温の湯水を供給して追
焚することの両要求を満たすことができないので、追焚
運転処理を中断し、給湯運転処理を優先して実行するこ
とにより、あつく運転よりも要求度の高い給湯運転を優
先して行うようにしている。ちなみに、このような給湯
運転処理を優先して実行している場合に、追焚指令が指
令されなくなると、給湯運転処理の実行を継続し、ま
た、給湯指令が指令されなくなると、追焚指令に基づく
追焚運転処理を実行するようにしている。
【0047】次に、湯張り運転処理あるいは足し湯運転
処理の実行中に、給湯栓7が開操作されて、割り込みセ
ンサ13の検出情報に基づいて、湯水の通流を検出され
ることにより、湯張り指令あるいは足し湯指令と給湯指
令が同時に指令された場合について説明する。このよう
な場合には、割り込みセンサ13の検出流量が最低給湯
量以上であると、湯張り開閉弁21を開弁状態に維持
し、湯張りあるいは足し湯と給湯とを同時に行い、割り
込みセンサ13の検出流量が最低給湯量未満であると、
湯張り開閉弁21を閉弁状態とし、湯張り運転処理ある
いは足し湯運転処理を中断し、上述の給湯運転処理を実
行して、湯張り運転あるいは足し湯運転よりも給湯運転
を優先して行うようにしている。
【0048】また、次に、ぬるく運転処理あるいは保温
運転処理の実行中に、給湯栓7が開操作されて、割り込
みセンサ13の検出情報に基づいて、湯水の通流を検出
されることにより、ぬるく指令あるいは保温指令と給湯
指令が同時に指令された場合について説明すると、ぬる
く運転処理あるいは保温運転処理を中断し、上述の給湯
運転処理を実行して、ぬるく運転あるいは足し湯よりも
給湯運転を優先して行うようにしている。
【0049】ちなみに、保温運転処理実行中に、ぬるく
スイッチ35、あるいは、あつくスイッチ36がON操
作されることにより、保温指令とぬるく指令あるいはあ
つく指令とが同時に指令された場合には、保温運転より
もぬるく運転あるいはあつく運転を優先して行うように
している。
【0050】前記制御部Hの動作について、図3のフロ
ーチャートに基づいて説明を加えると、メインリモコン
R1の運転スイッチ28や風呂リモコンR2の運転スイ
ッチ32がON操作されている状態で、給湯栓7の開操
作に伴って水量センサ8が熱交換器3への通水を検知す
ると、給湯運転が実行され(ステップ1,2)、メイン
リモコンR1の湯はりスイッチ29や風呂リモコンR2
の湯はりスイッチ33がON操作されると、湯張り運転
を実行する(ステップ3,4)。
【0051】また、たし湯スイッチ34がON操作され
ると、たし湯運転を実行し(ステップ5、6)、あつく
スイッチ36がON操作されると、あつく運転を実行し
(ステップ7,8)、ぬるくスイッチ35がON操作さ
れると、ぬるく運転を実行し(ステップ9,10)、保
温スイッチ37がON操作されると、保温運転を実行す
る(ステップ11,12)。
【0052】前記給湯運転の動作について、図4のフロ
ーチャートに基づいて説明すると、あつくスイッチ36
がON操作されていなければ、点火処理を実行してバー
ナ4に点火したのち、混合湯水が給湯目標温度になるよ
うにバーナ4の燃焼を制御する給湯運転処理を実行する
(ステップ21,22)。
【0053】このようにして、給湯運転処理が、給湯栓
7が閉操作されるに伴って水量センサ8が熱交換器3へ
の通水を検知しなくなるまで継続され、水量センサ8が
熱交換器3への通水を検知しなくなると、ガス切替え電
磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス電磁弁25
を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設定時間経
過するとファンFの駆動も停止させる停止処理を実行し
て給湯運転を終了するようにしている(ステップ23,
24)。なお、後述するあつく運転において、あつく運
転を中断して給湯運転に移行された場合には、熱交換器
3への通水が検知しなくなると、あつく運転に移行して
あつく運転を再開するようにしている。
【0054】また、あつくスイッチ36がON操作され
ていると(ステップ21)、給湯要求と追焚要求とが同
時に指令されたとして、併用運転判別処理を実行し(ス
テップ25)、その併用運転判別処理において、加熱温
度T3が追焚用設定温度範囲(最小温度Ta〜最大温度
Tb、例えば、最小温度70℃〜最大温度90℃)内で
あると、併用運転処理を実行し(ステップ26,2
7)、加熱温度T3が追焚用設定温度範囲(最小温度T
a〜最大温度Tb、例えば、最小温度70℃〜最大温度
90℃)外であると、給湯運転処理を実行する(ステッ
プ26,22)。そして、併用運転処理実行中に、給湯
栓7が閉操作されるに伴って水量センサ8が熱交換器3
への通水を検知しなくなると、給湯運転を終了してあつ
く運転に移行される(ステップ27〜29)。
【0055】前記あつく運転の動作について、図5のフ
ローチャートに基づいて説明すると、割り込みセンサ1
3にて湯水の通流を検出していなければ、追焚開閉弁1
8の開弁状態において、バーナ4にて加熱された湯水の
温度が追焚目標温度(例えば、90℃)になるようにバ
ーナ4の燃焼を制御するあつく運転処理を実行する(ス
テップ31,32)。そして、あつく運転処理実行中
に、浴槽温サーミスタ17による浴槽温度があつく設定
温度以上になると、追焚開閉弁18を閉弁させて、ガス
切替え電磁弁23、ガス比例弁24、および、元ガス電
磁弁25を閉弁してバーナ4の燃焼を停止させた後、設
定時間経過するとファンFの駆動も停止させる停止処理
を実行してあつく運転を終了するようにしている(ステ
ップ33,34)。
【0056】なお、浴槽温サーミスタ17による浴槽温
度があつく設定温度以上にならなくても、水量センサ8
の積算量があつく最大量(例えば、100リットル)以
上になると、停止処理を実行し、バーナ4の異常などに
より浴槽15内の湯水の温度があつく設定温度以上にな
らない場合に、多量の湯水が浴槽15内に供給されて、
浴槽15から湯水が溢れるなどの異常を防止するように
している。
【0057】また、割り込みセンサ13にて湯水の通流
を検出すると(ステップ31)、給湯指令と追焚指令と
が同時に指令されたとして、併用運転判別処理を実行し
(ステップ35)、その併用運転判別処理において、加
熱温度T3が追焚用設定温度範囲(最小温度Ta〜最大
温度Tb、例えば、最小温度70℃〜最大温度90℃)
内であると、併用運転処理を実行し(ステップ36,3
7)、加熱温度T3が追焚用設定温度範囲(最小温度T
a〜最大温度Tb、例えば、最小温度70℃〜最大温度
90℃)外であると、あつく運転を中断して給湯運転に
移行する(ステップ36,39)。そして、併用運転実
行中に、浴槽温サーミスタ17による浴槽温度があつく
設定温度以上になると、あつく運転を終了して給湯運転
に移行される(ステップ37〜39)。
【0058】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上
記第1実施形態における併用運転判別処理の別実施形態
であり、以下に説明を加える。ちなみに、その他の構成
については、上記第1実施形態と同様であるので、同符
号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0059】すなわち、上記第1実施形態では、併用運
転判別処理において、前記混合比率、給水温度、およ
び、給湯目標温度とから前記加熱温度を求めて、その求
めた加熱温度が、追焚用設定温度範囲(例えば、最小温
度70℃〜最大温度90℃)内であるか否かを判別する
ようにしているが、この第2実施形態では、混合比率が
固定値であるので、給水温度および給湯目標温度とから
加熱温度を求めるのではなく、給湯目標温度と給水温度
との関係において、加熱温度が追焚用設定温度範囲(例
えば、最小温度70℃〜最大温度90℃)内となる併用
運転可能な関係を記憶しておき、給湯目標温度と給水温
度との関係が、併用運転可能な関係である場合には、加
熱温度が追焚用設定温度範囲内であると判別するように
構成されている。
【0060】具体的に説明すると、図6〜図8に示すよ
うに、実際に給湯される給湯温度と給水温度との関係に
おいて、加熱温度が追焚用設定温度範囲(例えば、最小
温度70℃〜最大温度90℃)内となる併用運転可能領
域A(図中斜線領域)を予め求めて記憶している。そし
て、給湯温度設定スイッチ30による給湯温度と給水サ
ーミスタ9による給水温度との関係が、併用運転可能領
域A内になるか否かを判別して、加熱温度が追焚用設定
温度範囲内であるか否かを判別するようにしている。
【0061】説明を加えると、図6〜図8において、給
湯温度を37℃〜60℃とし、その給湯温度での給湯可
能な給湯可能領域(図中実線内の領域)とし、加熱温度
が追焚用設定温度の最小温度(例えば、70℃)となる
ようにバーナ4を制御したときの最小ラインCと、加熱
温度が追焚用設定温度の最大温度(例えば、90℃)と
なるようにバーナ4を制御したときの最大ラインDとの
間の領域を追焚可能領域としている。そして、給湯可能
領域(図中実線内の領域)と、最小ラインCと最大ライ
ンDとの間の追焚可能領域とが重複する領域を、併用運
転可能領域A(図中斜線領域)として設定している。
【0062】ちなみに、混合比率Mxについては、追焚
開閉弁18を開弁した状態における追焚路14との接続
箇所よりも下流側の給湯路2の流量を給湯側カマ流量と
し、混合比率Mx=給湯側カマ流量/(給湯側カマ流量
+バイパス流量)としており、図6に示すものでは、混
合比率Mx=0.5の固定値とした場合を示しており、
図7に示すものでは、混合比率Mx=0.6の固定値と
した場合を示しており、図8に示すものでは、混合比率
Mx=0.7の固定値とした場合を示している。
【0063】〔別実施形態〕 (1)上記第1および第2実施形態では、給湯指令と追
焚指令とが同時に指令された場合には、常に、併用運転
判別処理および併用運転処理を実行するようにしている
が、例えば、併用運転モードと単独運転モードとを指令
するモード切換手段を設けて、そのモード切換手段が併
用運転モードに切り換えられているときには、給湯指令
と追焚指令とが同時に指令されると、併用運転判別処理
および併用運転処理を実行し、モード切換手段が単独運
転モードに切り換えられているときには、給湯指令と追
焚指令とが同時に指令されても、給湯運転あるいはあつ
く運転のどちらか一方のみを実行するように構成して実
施することも可能である。
【0064】(2)上記第1および第2実施形態では、
給湯指令と追焚指令とが同時に指令される場合として、
あつく運転処理実行中に、給湯栓7が開操作されて、割
り込みセンサ13の検出情報に基づいて、湯水の通流を
検出したときと、給湯運転処理実行中に、風呂リモコン
R2のあつくスイッチ36がON操作されたときの両方
としているが、あつく運転処理実行中に、給湯栓7が開
操作されて、割り込みセンサ13の検出情報に基づい
て、湯水の通流を検出したときのみ、給湯指令と追焚指
令とが同時に指令される場合としてもよい。説明を加え
ると、あつく運転処理実行中に、給湯栓7が開操作され
て、割り込みセンサ13の検出情報に基づいて、湯水の
通流を検出したときのみ、併用運転判別処理および併用
運転処理を実行し、給湯運転処理実行中に、風呂リモコ
ンR2のあつくスイッチ36がON操作されても、その
追焚指令を受け付けないようにしてもよい。
【0065】(3)上記第1実施形態では、併用運転判
別処理において、混合比率、給水温度および給湯目標温
度に基づいて、加熱温度を求めるようにしているが、例
えば、給湯目標温度を一定温度として、混合比率および
給水温度に基づいて、加熱温度を求めることも可能であ
り、逆に、混合比率、給水温度および給湯目標温度に加
えて、給水路1における給水量に基づいて、加熱温度を
求めることも可能であり、加熱温度を求める際の情報に
ついては適宜変更が可能である。
【0066】(4)上記実施形態では、本発明にかかる
風呂給湯装置を、給湯運転およびあつく運転の他に、湯
張り運転、ぬるく運転、たし湯運転、保温運転を実行す
る風呂給湯装置に適応した例を示したが、給湯運転、あ
つく運転、湯張り運転のみを実行するものなど、運転の
数および種類については適宜変更が可能であり、給湯運
転およびあつく運転を実行する風呂給湯装置であればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】風呂給湯装置の概略構成図
【図2】メインリモコンおよび風呂リモコンを示す図
【図3】風呂給湯装置の動作を示すフローチャート
【図4】給湯運転における動作を示すフローチャート
【図5】あつく運転における動作を示すフローチャート
【図6】給湯温度と給水温度との関係を示すグラフ
【図7】給湯温度と給水温度との関係を示すグラフ
【図8】給湯温度と給水温度との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 給水路 2 給湯路 3 熱交換器 4 バーナ 6 バイパス路 14 追焚路 18 追焚開閉弁 30 給湯温度設定手段 H 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L024 CC06 CC10 DD04 DD13 DD14 DD22 DD28 DD36 EE03 FF12 FF15 GG03 GG05 GG26 GG32 GG33 GG41 HH13 HH15 HH19 HH22 3L034 DA01 DA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路を通して供給される水をバーナの
    燃焼により加熱して給湯路より給湯する水加熱用の熱交
    換器と、 前記給水路を通して供給される水を前記熱交換器を迂回
    して前記給湯路に供給するバイパス路と、 前記給湯路における前記バイパス路の接続箇所よりも上
    流側に分岐接続されて、前記バーナにて加熱された湯水
    を浴槽内に供給する追焚路と、 その追焚路における湯水の通流を断続する追焚開閉弁
    と、 運転を制御する制御手段とが設けられ、 前記制御手段が、給湯指令に基づいて、前記追焚開閉弁
    の閉弁状態において、前記バーナにて加熱された湯水に
    前記バイパス路からの水を混合した混合湯水の温度が給
    湯目標温度になるように前記バーナの燃焼を制御する給
    湯運転処理、および、 前記給湯路からの給湯を停止した状態での追焚指令に基
    づいて、前記追焚開閉弁の開弁状態において、前記バー
    ナにて加熱された湯水の温度が追焚目標温度になるよう
    に前記バーナの燃焼を制御する追焚運転処理を実行する
    ように構成されている風呂給湯装置であって、 前記制御手段が、前記給湯指令と前記追焚指令とが同時
    に指令されている場合には、 前記追焚開閉弁を開弁した状態において前記バーナにて
    加熱された湯水のうちで前記給湯路側に流れる湯水と前
    記バイパス路からの水との混合比率、および、前記熱交
    換器に供給される水の給水温度に基づいて、前記混合湯
    水の温度が給湯目標温度になるように前記バーナの燃焼
    を制御したときにおける前記バーナにて加熱された湯水
    の加熱温度が追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別
    する併用運転判別処理、および、 その併用運転判別処理において、前記加熱温度が前記追
    焚用設定温度範囲内であると判別されると、前記追焚開
    閉弁の開弁状態において、前記混合湯水の温度が給湯目
    標温度になるように前記バーナの燃焼を制御する併用運
    転処理を実行するように構成されている風呂給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記併用運転判別処理
    において、前記加熱温度が前記追焚用設定温度範囲外で
    あると判別されると、前記給湯運転処理を実行するよう
    に構成されている請求項1に記載の風呂給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記併用運転判別処理
    において、前記混合比率、および、前記給水温度に基づ
    いて、前記加熱温度を求め、その求めた加熱温度が前記
    追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別するように構
    成されている請求項1または2に記載の風呂給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記給湯目標温度を変更設定する給湯温
    度設定手段が設けられ、 前記制御手段が、前記併用運転判別処理において、前記
    給湯温度設定手段にて変更設定される前記給湯目標温度
    に基づいて、前記加熱温度を求め、その求めた加熱温度
    が前記追焚用設定温度範囲内であるか否かを判別するよ
    うに構成されている請求項3に記載の風呂給湯装置。
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