JP3901310B2 - 給湯器およびその制御方法 - Google Patents

給湯器およびその制御方法 Download PDF

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通水の無い状態でバーナーを燃焼させて熱交換器内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する機能を有する給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている給湯器では、その快適性をより向上させるため、出湯当初からほぼ設定温度の湯を出すべく、通水の無い状態で熱交換器内の湯を所定の目標温度に保温する機能を備えたものがある。
【0003】
このような給湯器では、保温動作を開始する際に熱交換器内の水温が低い場合には、まず熱交換器内の水全体を目標温度まで上昇させるようになっている。この際、通水の無い状態でバーナーが燃焼すると当該バーナーによって直接的に加熱される箇所の湯が部分的に高温になるので、バーナーを間欠的に燃焼させるようになっている。
【0004】
すなわち、バーナーによって直接的に加熱される箇所の水温を測定または予測し、これが所定の上限温度に達したとき一旦バーナーを消火し、その後、対流によって熱交換器内の湯温が平均化するのを待ってから再度バーナーを点火するという動作を繰り返して、熱交換器内の水全体を目標温度まで上昇させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、バーナーを間欠的に燃焼させるので、バーナーの消えている間に放熱が進み、熱交換器内の水全体を目標温度まで加熱するのに要する時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、保温動作を開始した際に熱交換器内の水全体を目標温度まで上昇させるのに要する時間を短縮することのできる給湯器およびその制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]通水の無い状態でバーナー(12)を燃焼させて熱交換器(13)内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する機能を有する給湯器において、
熱交換器(13)内の水を次回の出湯に備えて前記目標温度に保温する保温動作を開始する際に、前記熱交換器(13)内の水をその全体が前記目標温度に達するまで加熱する初期加熱手段(51)を備え、
前記初期加熱手段(51)は、前記熱交換器(13)内の水全体が前記目標温度に達するまで前記バーナー(12)を連続燃焼させるとともに、その際前記バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度を越えないように前記バーナー(12)の火力を制御し、
さらに、前記初期加熱手段(51)は、炎が逆火する領域まで前記バーナー(12)の火力を下げることを特徴とする給湯器。
【0008】
[2]前記初期加熱手段(51)は、前記バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度に近づくに従って火力を下げることを特徴とする[1]記載の給湯器。
【0009】
[3]前記初期加熱手段(51)は、前記バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度に略一致するまで加熱した後、前記直接的に加熱される箇所の湯温が前記目標温度に維持されるように前記バーナー(12)の火力を下げて前記熱交換器(13)内の水全体を前記目標温度まで加熱することを特徴とする[1]記載の給湯器。
【0011】
]通水の無い状態でバーナー(12)を燃焼させて熱交換器(13)内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する機能を有する給湯器の動作を制御する給湯器制御方法において、
熱交換器(13)内の水を次回の出湯に備えて前記目標温度に保温する保温動作を開始する際に前記熱交換器(13)内の水全体が前記目標温度に達するまで前記バーナー(12)を連続燃焼させるとともに、その際前記バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度を越えないように前記バーナー(12)の火力を制御し、さらに炎が逆火する領域まで前記バーナー(12)の火力を下げることを特徴とする給湯器制御方法。
【0012】
前記本発明は次のように作用する。
通水の無い状態でバーナー(12)を燃焼させて熱交換器(13)内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する保温動作を開始するとき、初期加熱手段(51)は熱交換器(13)内の水全体が目標温度に達するまでバーナー(12)を連続燃焼させるとともに、その際バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度を越えないようにバーナー(12)の火力を制御する。
【0013】
たとえば、バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度に近づくに従って火力を下げるように制御する。あるいは、バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度に略一致するまで比較的急速に加熱し、その後、当該箇所の湯温が目標温度に維持されるようバーナー(12)の火力を下げて熱交換器(13)内の水全体を目標温度まで加熱する。すなわち、直接的に加熱される箇所から対流と放熱によって奪われる熱量に等しい熱量をバーナー(12)から加えることによって、当該箇所を目標温度に維持しながら熱交換器(13)内の水全体を目標温度まで加熱する。
【0014】
このようにバーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度を越えないように火力を調整してバーナー(12)を連続的に燃焼させるので、バーナー(12)を間欠的に燃焼させる場合のように消火期間中に冷却の進むことがなく、熱交換器(13)内の水全体を短時間のうちに目標温度まで上昇させることができる。
【0015】
また、初期加熱手段(51)は、バーナー(12)によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯が目標温度を越えないようにするため、炎が逆火する領域まで火力を下げる。火力を一定以下に絞った状態で長時間燃焼を続けると、燃焼面が高温になり燃焼ガスの出口部が広がって逆火が生じる。このため、通常は、長時間燃焼させても逆火の生じない火力を最小燃焼量に設定している。
【0016】
しかし、熱交換器(13)内の水温を目標温度まで上昇させるために要する燃焼時間が比較的短いので、最小燃焼量以下に火力を絞っても逆火が生じるまでには至らない。そこで、逆火を防止するための最小燃焼量よりもさらに火力を下げることで、バーナー(12)を連続燃焼させても、直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度を越えないようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
本発明にかかる給湯器10は、水栓あるいは風呂の浴槽40内へ給湯する機能と、浴槽内の湯を追い焚きする機能とを備え、追い焚き経路と給湯経路の双方を1つの熱交換器で加熱する、いわゆる1缶2水路型を成している。図2に示すように、給湯器10は、燃焼室11を備えており、当該燃焼室11の下部には、バーナー12が、燃焼室11の上部には、バーナー12からの熱を給水等に伝える熱交換器13がそれぞれ配置されている。
【0018】
熱交換器13には、給湯用の水を流すための給湯用パイプ21と、追い焚き用に浴槽40内の水を循環させる追い焚き用循環パイプ31の双方が通っており、熱交換器13はバーナー12からの熱をこれら双方のパイプ21、31内の流体へ伝えて加熱する機能を備えている。
【0019】
給湯用パイプ21のうち熱交換器13の入側に通じる給水側流路21aと、熱交換器13の出側から延びる出湯側流路21bとの間には、固定バイパス路22および流量制御弁23の介挿されたバイパス路24の2つのバイパス路が接続されている。熱交換器13で加熱された湯に、固定バイパス路22、バイパス路24を通じて給水を混合するとともに、バイパス比を流量制御弁23によって制御し得るようになっている。また、給湯用パイプ21の出湯側流路21b側には、出湯される総流量やバイパス比を制御するための流量制御弁25が設けられている。
【0020】
給湯用パイプ21の入口部および出口部の近傍にはそれぞれ、通水の有無や通水量を検知するためのフローセンサ26a、26bが設けられている。また、給湯用パイプ21の入口部近傍には、給水の温度を検知するための入水サーミスタ27が、給湯用パイプ21の出口部近傍には、出湯温度を検知するための出湯サーミスタ28がそれぞれ取り付けられている。
【0021】
熱交換器13の出口部近傍の水管には熱交換器13を出た直後の湯温を検知するための熱交サーミスタ29aが、また熱交換器13の給湯フィンパイプのUベント部には水管サーミスタ29bがそれぞれ設けられている。水管サーミスタ29bは、通水の無い状態でバーナー12を燃焼させた際に、当該バーナー12によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所(バーナーの燃焼中に、熱交換器内でピーク温度の現れる箇所)の湯温に比較的近い湯温を計測し得る箇所に配置されている。
【0022】
追い焚き用循環パイプ31は、浴槽40内の水を熱交換器13まで戻す風呂戻パイプ部31aと、熱交換器13で加熱後の湯を浴槽40へ送り出す風呂往パイプ部31bとから構成されている。風呂戻パイプ部31aの途中には循環ポンプ32と、風呂戻パイプ部31a内の通水の有無を検知する風呂流水スイッチ33が設けられている。また、風呂流水スイッチ33の近傍には、浴槽40側から流入する湯の温度を検知するための風呂温度サーミスタ34が取り付けてある。
【0023】
給湯用パイプ21の出湯側流路21bと、風呂戻パイプ部31aとは、注湯電磁弁35を備えた注湯パイプ36で接続されており、熱交換器13で加熱された給水を注湯パイプ36を介して浴槽40へ注湯することができるようになっている。
【0024】
給排気は、燃焼ファン14によって燃焼室11の下方側から給気を送風することによって強制的に行われ、排気は燃焼室11の上部から排出されるようになっている。バーナー12近傍には、点火装置15が設けてある。またバーナー12へ供給される燃焼ガスは、ガス電磁弁16、元ガス電磁弁17、ガス切替弁18によってオンオフ制御される。さらにバーナー12へ供給される燃焼ガスのガス量は、ガス比例弁19によって調整される。
【0025】
図1は、給湯器10の回路構成を示している。制御基盤50は、給湯器10における各種の制御を行う回路部分であり、図示しないCPU(中央処理装置)と、プログラムや各種の固定的データを記憶するROMと、プログラムを実行する上で一時的に必要になるデータを記憶するためのRAM等を主要部とする回路により構成されている。
【0026】
給湯器10は、設定温度の湯を開栓当初から出湯し得るように、開栓されない状態の下でバーナー12を燃焼させて熱交換器13内の湯を保温目標温度に保温する機能を備えている。制御基盤50は、熱交換器13内の水を次回の出湯に備えて保温目標温度に保温する保温動作を開始する際に、熱交換器13内の水を保温目標温度に至るまで初期加熱する初期加熱部51を有している。また、熱交換器13内の水全体が保温目標温度に到達したのち当該温度で熱交換器13内の湯を保温する保温制御部52を有している。
【0027】
制御基盤50には、操作部60のほか、各種サーミスタ27〜29b、各種電磁弁16〜19、点火装置15などの電気部品が接続されている。操作部60は、いわゆるメインリモコン、風呂リモコン等であって、設定温度のほか、自動運転のオンオフ指示や保温機能のオンオフ指示等を受け付ける各種スイッチを備えている。また操作部60は、図示しない液晶ディスプレイを有し、設定温度など現在の運転状態を表示するほか、異常が発生した際に各種のエラー表示を行う機能を備えている。
【0028】
次に作用を説明する。
図3は、保温動作を開始する際の動作の流れを示している。また図4は、保温動作開始後における熱交換器13内の湯温の変化等を示している。なお、図4には、保温目標温度までバーナー12を連続的に燃焼させた場合と、従来のようにバーナー12を間欠的に燃焼させた場合の双方を示してある。
【0029】
図4の実線71は、バーナー12を連続燃焼させた場合に当該バーナー12によって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所(直接加熱箇所)の湯温の変化を示している。また一点破線72は、バーナー12を連続燃焼させた場合における熱交換器13内の平均水温の上昇特性を示している。最下段に示した矩形波状の実線73は、連続燃焼を行う際のバーナー12の燃焼量の変化を示している。
【0030】
図4の下部に示した他の矩形波状の実線74は、バーナー12を間欠燃焼する際の様子を、また大きく波打つ実線75は、バーナー12を間欠燃焼させた場合における直接加熱箇所の湯温の変化を、緩やかに波打つ一点破線76は、間欠燃焼させた場合における熱交換器13内の平均水温の上昇特性をそれぞれ示している。
【0031】
給湯器10は、保温動作を開始するとき、まず熱交換器13内に水が存在するか否かを確認する(図3、ステップS101)。ここでは、バーナー12を1秒〜2秒程度燃焼させ(図4の時刻T11〜T12、およびT21〜T22)、その後所定時間が経過した時点(図4の時刻T13およびT23)における湯温の上昇特性を基にして熱交換器13内に水が存在するか否かを判別している。
【0032】
熱交換器13内に水のあることが確認されると(ステップS102;Y)、初期加熱部51は、直接加熱箇所の湯温がほぼ保温上限許容温度77に到達するまで(時刻T24)、予め定めた火力でバーナー12を連続的に燃焼させる(ステップS103、S104;N)。このときバーナー12は燃焼面全体で燃焼し、その火力78は、長時間燃焼を続けても逆火の生じない範囲内での最小燃焼量に設定してある。また直接加熱箇所の湯温は水管サーミスタ29bによって検知している。
【0033】
直接加熱箇所の湯温がほぼ保温上限許容温度77に達すると(ステップS104;Y)、初期加熱部51は、直接加熱箇所の湯温が保温上限許容温度77でほぼ維持されるように火力を低下させる(ステップS105)。すなわち、バーナー12で加える熱量と、直接加熱箇所から対流や放熱によって流出する熱量とが均衡するような火力79に設定する。図5は、時刻T23以後における湯温の変化と燃焼量の変化とを抜き出してより詳細に示している。
【0034】
なお、当該火力79は、逆火を防止するための最小燃焼量よりもさらに小さい値になるが、熱交換器13内の水全体を保温目標温度まで上昇させるのにかかる時間は比較的短いので、このような火力で燃焼させても、逆火が実際に発生するまでには至らない。
【0035】
図4に示すように時刻T24以後、直接加熱箇所の湯温71はほぼ保温上限許容温度77に維持されるが、対流等によって熱交換器13内の湯の平均温度72は徐々に高くなり、やがて保温上限許容温度77に到達する(ステップS106;Y)。なお、バーナー12は、あと沸きを考慮して平均温度72が保温上限許容温度77に達するわずか手前の時刻T25に消火される。
【0036】
熱交換器13内の水全体が保温上限許容温度に到達した後は、保温制御部52がバーナーの燃焼を制御し、熱交換器13内の湯を保温目標温度範囲内に維持する通常バックアップ燃焼の動作モードへ移行する(ステップS107)。通常バックアップ燃焼の動作モードでは、熱交換器13内の湯温が保温下限許容温度81まで低下したときバーナー12を点火し、直接加熱箇所の湯温が保温上限許容温度まで上昇したときバーナー12を消火することを繰り返し行うようになっている。この際の火力は、逆火の生じない範囲での最小燃焼量に設定される。
【0037】
従来のようにバーナー12を間欠的に燃焼させると、バーナー12が消火している間に冷却が進むので、直接加熱箇所の湯温75は大きく波打ち、また熱交換器13内の平均湯温76もある程度波打ちながら次第に上昇する。このため、バーナー12を間欠的に燃焼させる場合には、熱交換器13内の水全体を保温目標温度まで加熱するのに長い時間を要した。
【0038】
これに対し、バーナー12の火力を調整し、当該バーナー12を連続的に燃焼させる場合には、常に冷却のみが進行する期間が無いので、間欠的に燃焼させる場合に比べて短時間のうちに熱交換器13内の水全体を保温目標温度まで上昇させることができる。
【0039】
以上説明した実施の形態では、直接加熱箇所が保温上限許容温度にほぼ達するまでの間、一定の火力でバーナー12を燃焼させ、その後、直接加熱箇所の湯温が保温上限許容温度に維持されるように火力を低下させたが、図6に示すように、直接加熱箇所の湯温91が保温目標温度92に近づくにしたがって徐々に火力(ガス量)93を下げるようにしてもよい。なお、火力は、通常制御範囲94より小さく、30分以上連続燃焼すると逆火のおそれのある領域95まで低下される。
【0040】
【発明の効果】
本発明にかかる給湯器およびその制御方法によれば、バーナーによって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度を越えないように火力を調整してバーナーを連続的に燃焼させるので、バーナーを間欠的に燃焼させる場合のように消火期間中に冷却の進むことがなく、熱交換器内の水全体を短時間のうちに目標温度まで上昇させることができる。炎が逆火する領域までバーナーの火力を下げるようにしたので、直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が目標温度を越えないように火力を調整することが出来、全体として過熱することなく、熱交換器内の水全体を短時間のうちに目標温度まで上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る給湯器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る給湯器を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る給湯器が保温動作を開始する際に行う動作の流れを示す流れ図である。
【図4】保温動作開始後における火力の遷移と熱交換器内の湯温の変化の一例を示す説明図である。
【図5】保温動作開始後における火力の遷移と熱交換器内の湯温の変化を示す説明図である。
【図6】保温動作開始後における火力の遷移と熱交換器内の湯温の変化の他の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…給湯器
12…バーナー
13…熱交換器
19…ガス比例弁
21…給湯用パイプ
29b…水管サーミスタ
50…制御基盤
51…初期加熱部
52…保温制御部
60…操作部

Claims (4)

  1. 通水の無い状態でバーナーを燃焼させて熱交換器内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する機能を有する給湯器において、
    熱交換器内の水を次回の出湯に備えて前記目標温度に保温する保温動作を開始する際に、前記熱交換器内の水をその全体が前記目標温度に達するまで加熱する初期加熱手段を備え、
    前記初期加熱手段は、前記熱交換器内の水全体が前記目標温度に達するまで前記バーナーを連続燃焼させるとともに、その際前記バーナーによって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度を越えないように前記バーナーの火力を制御し、
    さらに、前記初期加熱手段は、炎が逆火する領域まで前記バーナーの火力を下げることを特徴とする給湯器。
  2. 前記初期加熱手段は、前記バーナーによって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度に近づくに従って火力を下げることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記初期加熱手段は、前記バーナーによって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度に略一致するまで加熱した後、前記直接的に加熱される箇所の湯温が前記目標温度に維持されるように前記バーナーの火力を下げて前記熱交換器内の水全体を前記目標温度まで加熱することを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  4. 通水の無い状態でバーナーを燃焼させて熱交換器内の水を次回の出湯に備えて所定の目標温度に保温する機能を有する給湯器の動作を制御する給湯器制御方法において、
    熱交換器内の水を次回の出湯に備えて前記目標温度に保温する保温動作を開始する際に前記熱交換器内の水全体が前記目標温度に達するまで前記バーナーを連続燃焼させるとともに、その際前記バーナーによって直接的に加熱され部分的に高温になる箇所の湯温が前記目標温度を越えないように前記バーナーの火力を制御し、さらに炎が逆火する領域まで前記バーナーの火力を下げることを特徴とする給湯器制御方法。
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