JP3077895B2 - 給湯器の保温時緩点火方法 - Google Patents

給湯器の保温時緩点火方法

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JP3077895B2 JP08207614A JP20761496A JP3077895B2 JP 3077895 B2 JP3077895 B2 JP 3077895B2 JP 08207614 A JP08207614 A JP 08207614A JP 20761496 A JP20761496 A JP 20761496A JP 3077895 B2 JP3077895 B2 JP 3077895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯停止時に小能
力でバーナをオン・オフさせて保温する給湯器におい
て、保温動作における緩点火時の燃焼能力最小ガス圧よ
りも高い緩点火ガス圧の供給による湯温の上昇を防ぐこ
とのできる給湯器の保温時緩点火方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器において、給湯停止時に小
能力でバーナをオン・オフ燃焼させて給湯器の熱交換器
内の湯を保温することにより、再出湯時の湯温の立ち上
がりを速めることが提案されている。例えば、特開平 6
−159671号公報(図3参照)には、給湯器を運転停止せ
ずに出湯停止した場合、出湯停止後、熱交換器内の湯の
後沸き量と放熱量を求め、出湯停止時から出湯湯温が設
定温度の下限許容温度範囲内に定めた下限動作温度まで
低下する待機時間Tw を求める一方、下限動作温度から
設定温度の上限許容温度範囲内に定めた加熱上限温度ま
で高めるのに要するバックアップ熱量と、このバックア
ップ熱量を得る点火燃焼時間Tigを求め、出湯停止後待
機時間Tw が経過するときに点火燃焼時間だけ間欠的に
燃焼して熱交換器にバックアップ熱量を補充し、下限動
作温度まで低下する湯温を加熱上限温度まで高めて、再
出湯時の出湯温度を設定温度に対する許容温度範囲内に
維持する給湯器の燃焼制御方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の給湯器の保温時緩点火方法においては、以下に述べ
るような問題があった。図4に示すように、保温燃焼時
即ち点火燃焼時間内Tigにおけるバーナへの供給ガス圧
は、保温点火時間T1 に燃焼能力最小ガス圧Gmin.より
も高い緩点火ガス圧Gigが供給されて点火し、保温燃焼
時間T2 には最低ガス圧付近に設定された燃焼能力最小
ガス圧Gmin.が供給されて保温燃焼する(Tig=T1
2 )。出湯停止後待機時間Tw が経過するときに点火
燃焼時間Tigだけ間欠的に燃焼するものであるが、バー
ナが燃焼停止から点火される際に供給されるガス圧は燃
焼能力最小ガス圧Gmin.よりも高い緩点火ガス圧Gigが
供給され、点火した後燃焼能力最小ガス圧Gmin.が供給
されるから、点火燃焼時間Tig中のバーナの燃焼量が算
出された保温燃焼時の燃焼量即ちバックアップ熱量より
も大となって、熱交換器を過剰に加熱することになり、
出湯開始時に高温水が出湯する恐れがあった。即ち、緩
点火ガス圧Gigは、バーナ点火時に大きな着火音を発生
することなく緩やかに着火するように比較的低いガス圧
に設定されるものであるが、点火プラグを臨ませた燃焼
管から他の燃焼管への火移りが速やかに行われるように
するため、また風があるときの着火性能も考慮して、最
低ガス圧付近には設定しないものであるから、緩点火ガ
ス圧Gigは最低ガス圧付近に設定された燃焼能力最小ガ
ス圧Gmin.より高いガス圧となり、上記問題を生じるも
のである。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解決し、出湯
時に高温水が出湯される恐れのない給湯器の保温時緩点
火方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の給湯器の保温時緩点火方法は、運転停止時か
ら出湯を開始するときは、通水を検知して燃焼能力最小
ガス圧Gmin.よりも高い緩点火ガス圧Gigがバーナに供
給されて点火されて給湯運転が開始され、給湯停止時に
は燃焼能力を小さくしてバーナをオン・オフさせ、再出
湯に備える保温動作を行う給湯器において、保温動作に
おけるバーナ点火時に、少なくとも最初にバーナに供給
する保温点火ガス圧Go を燃焼能力最小ガス圧Gmin.と
して燃焼を開始することにより、保温動作において少な
くとも最初は燃焼能力最小ガス圧Gmin.より高い緩点火
ガス圧Gigは供給されないから、保温燃焼時に熱交換器
が過熱されることなく、出湯時に高温水が出湯される恐
れを無くすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施例を説
明する。図3において、本発明を適用する給湯器の一例
を示すと、比例制御弁21を有するガス供給管2に接続
されたバーナ1と、燃焼用空気を供給するファン3と、
バーナ1で加熱される熱交換器4と、熱交換器4の入口
側に接続された給水管5と、熱交換器4の出口側に接続
された出湯管6と、給水管5に設けられた流水センサ7
及び入水温度センサ8と、出湯管6に設けられた給湯栓
9及び出湯温度センサ10と、制御装置11とを備えて
おり、バーナ1にはイグナイタ12と着火検知用のフレ
ームロッド13とが設けられている。
【0007】ガス電磁弁22を止め、制御装置11等の
電源をオフした完全な給湯運転停止状態(以下、単に運
転停止という)から、制御装置11等の電源をオンして
出湯可能な状態(即ち、通水を検知して燃焼を開始でき
る状態)である出湯待機状態に移行し、次に給湯運転を
開始して給湯栓9を開くと、流水センサ7が給水管5内
の通水を検出し、制御装置11に流水センサ7からの通
水信号が入力され、制御装置11はガスの供給と点火動
作を行い、バーナ1の燃焼を開始して熱交換器4内を通
る水を加熱し、給湯栓9から出湯する。
【0008】給湯停止時に給湯栓9を閉じると、流水セ
ンサ7が通水の停止を検出し、流水センサ7からのオフ
信号が制御装置11に入力され、制御装置11はバーナ
1の燃焼を停止させて保温待機状態に移行し、燃焼量を
小さくして保温動作を行いながら、再出湯に備える。な
お、本発明を適用する燃焼装置は、上述の給湯器に限ら
れるものではなく、従来知られている緩点火を行う形式
の燃焼装置に適用できるものである。
【0009】図1のフローチャートを参照して説明する
と、ガス電磁弁22を止めるなどした完全な給湯停止状
態である運転停止から、制御装置11等の電源をオンし
て出湯待機状態に移行し、給湯栓9を開いて給湯運転を
開始すると、通水量がMOQ(最小安全運転通水量)以
上であることを流水センサ7で確認した後、緩点火ガス
圧でバーナにイグナイタ12で点火し、フレームロッド
13がバーナの着火を確認すると、通常の燃焼制御に移
行し、入水温度センサ8と出湯温度センサ10と流水セ
ンサ7からの検出信号に基づく出湯温度制御等の通常制
御を行う。
【0010】MOQを検知したにも拘らず、着火が検知
できなかった場合、予め設定された点火リトライ規定回
数Ni まで点火動作及び着火確認動作を繰り返し、点火
リトライ規定回数Ni の点火動作及び着火確認動作が経
過しても着火が確認できなかった場合、エラー表示を行
うとともに安全動作に移行し、給湯停止となり、リセッ
ト操作が行われると、出湯待機状態に復帰する。
【0011】出湯待機状態においてMOQの通水が検知
できない、即ち通水が停止されている場合、保温待機状
態に移行し、給湯設定温度、外気温度等の条件から保温
燃焼を行う保温燃焼タイミングを決定する、即ち待機時
間Tw と点火燃焼時間Tigを決定する。待機時間Tw が
経過すると、点火燃焼時間Tig(Tig=T1 +T2 )に
入り、図2に示すように、始めから保温点火時間T1
最低ガス圧付近に設定された保温点火ガス圧Go (例え
ば、最初に供給される保温点火ガス圧Go =燃焼能力最
小ガス圧Gmin.)がバーナ1に供給されるとともに、イ
グナイタ12で点火動作が行われ、フレームロッド13
により着火が検知されると、保温燃焼時間T2 は保温燃
焼用ガス圧である燃焼能力最小ガス圧Gmin.が供給され
てバーナ1の燃焼が継続される。点火燃焼時間Tigが経
過した時点でバーナ1へのガスの供給が停止されて、保
温待機状態に復帰し、待機時間Tw が経過すると再び点
火動作に入り、点火燃焼時間Tigの保温燃焼を行う。
【0012】一方、保温待機状態において、点火燃焼時
間Tigの保温点火時間T1 に点火動作が行われても着火
が検知されない場合、エラー表示を出すこと無く、一旦
ガスの供給を停止し、掃気時間T3 をおいてパージを行
った後、点火動作を繰り返すものである。なお、繰り返
された点火動作の回数が、予め設定された保温点火リト
ライ規定回数No より小のときは、1回の点火動作毎に
保温点火ガス圧Go を僅かに上げながらガスを供給して
点火動作を2回以上の複数回繰り返し、確実に着火させ
る(図2参照)。また、掃気時間T3 においては、ファ
ン3の送風量を増大させる。ここで、保温点火ガス圧G
o の上限Gomax. は、燃焼能力最小ガス圧Gmin.以上
で、緩点火ガス圧Gig以下(Gmin.≦Gomax. ≦Gig)
である。
【0013】着火せずに、繰り返された点火動作の回数
が保温点火リトライ規定回数No を過ぎても着火しない
(この時の保温点火ガス圧Go は、上限Gomax. ≦Gig
に昇圧されている)時は、ポストパージを行った後、保
温動作をキャンセルして、エラー表示を出すこと無く、
出湯待機状態に移行する。出湯待機状態においては、出
湯時にMOQを検知すると、通常の緩点火ガス圧Gigで
点火して出湯を開始するものであるから、確実に着火す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。保温動作のバーナ点火時
に、少なくとも最初にバーナに供給する保温点火ガス圧
Go を燃焼能力最小ガス圧Gmin.として燃焼を開始する
ことにより、保温動作において少なくとも最初は燃焼能
力最小ガス圧Gmin.より高い緩点火ガス圧Gigは供給さ
れないから、保温燃焼時に熱交換器が過熱されることな
く、出湯時に高温水が出湯される恐れが無くすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した給湯器制御のフローチャー
トである。
【図2】 本発明の給湯器の保温時緩点火方法の保温動
作のタイムチャートである。
【図3】 本発明を適用する給湯器の一例を示す概略構
成図である。
【図4】 従来の給湯器の保温時緩点火方法の保温動作
のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 バーナ、2 ガス供給管、3 ファン、4 熱交換
器、5 給水管 6 出湯管、7 流水センサ、8 入水温度センサ、9
給湯栓 10 出湯温度センサ、11 制御装置、12 イグナ
イタ 13 フレームロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転停止時から出湯を開始するときは、
    通水を検知して燃焼能力最小ガス圧Gmin.よりも高い緩
    点火ガス圧Gigがバーナに供給されて点火されて給湯運
    転が開始され、給湯停止時には燃焼能力を小さくしてバ
    ーナをオン・オフさせ、再出湯に備える保温動作を行う
    給湯器において、保温動作におけるバーナ点火時に、少
    なくとも最初にバーナに供給する保温点火ガス圧Go を
    燃焼能力最小ガス圧Gmin.として燃焼を開始することを
    特徴とする給湯器の保温時緩点火方法。
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