JP3539190B2 - 保温機能付き給湯器 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
保温機能付き給湯器は、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転機能を備えた構成となっている。
この種の給湯器では、上記のように給湯運転停止中であっても給湯時間の短縮のために、非通水時でもバーナをサイクル燃焼させ、熱交換器内部の湯温を一定温度以上に保温する必要がある。
【0003】
従来の保温機能付き瞬間加熱式給湯器の構成を、図1を用いて説明する。
入水管路1と、出湯管路2と、給湯管路3と、熱交換器4とバーナ5とを含む缶体Aと、上記入水管路1から熱交換器4を経ずに直接的に出湯管路2へ至るバイパス管6及び該バイパス管6に配されたバイパスサーボ7と、入水管路1のバイパス管6との分岐点より下流側に設けられた入水温度センサ8及び水量センサ9と、給湯管路3に設けられた過流出サーボ10及び給湯温度センサ11とを少なくとも備え、給湯運転停止中においても上記熱交換器4内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようになっている。
また、上記熱交換器4を構成するフィンパイプ4aの途中、例えば缶体出口から一本分手前のベンド部には熱交換器4内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサ12が設けられている。
なお、前記ベンド部とはフィンパイプ4aの屈曲部を意味し、熱交換器内温度センサ12は、望ましくはフィンパイプ4aの外側に当たる部分であって、燃焼炎が直接当たらない位置に配置する。
そして、熱交換器4内の圧力上昇が一定圧力以上になった場合に、その圧力を外部に逃す目的で上記缶体内管路の一部の適当な位置に過圧逃し弁14が設けられている。
【0004】
上記構成にかかる従来の保温機能付き給湯器には、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても熱交換器4内の水を適度に加温しておく保温運転時に、所定の制御動作を行わせるためのソフトウエアが内蔵されたコントローラ13が組み込まれている。
【0005】
しかして、上記構成にかかる保温機能付き給湯器において、給湯運転時や保温運転時にあたっては、コントローラ13によりソフトウエアの所定プログラム通りに制御動作するが、特に保温運転中には、熱交換器4内に供給される水の入水温度(保温燃焼前の熱交換器内温度)が低ければ低いほど、熱交換器4内の圧力上昇が異常に高くなる傾向がある。そして、このような異常な圧力上昇は熱交換器内温度の上昇値とほぼ比例関係にある。
このように熱交換器4内の圧力上昇が異常に高くなると、熱交換器4を含む缶体寿命に悪影響を及ぼすので、通常は圧力上昇が高くなる悪影響を回避するため、熱交換器4内が一定圧力以上になると、過圧逃し弁14を自動的に開放して、過剰の圧力が外部に逃される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記過圧逃し弁14による圧力上昇の回避では、必ずしも缶体寿命の延命化とならず、万が一、過圧逃し弁14が故障していた場合にはその影響は缶体寿命への悪影響だけにとどまらない。また、過圧逃し弁14が度々作動したりすると、使用者に対して不信感を与えるといった問題もあった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みて発明されたものであって、過圧逃し弁の作動による圧力上昇の回避ではなく、保温燃焼における制御手段によって熱交換器内の異常な圧力上昇を未然に回避することができるようにした保温機能付き給湯器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の保温機能付き給湯器は、入水管路と、出湯管路と、熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと、上記熱交換器内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサとを少なくとも備え、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器であって、保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するコントローラを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による保温機能付き給湯器について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の構成図、図2は本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器における保温運転時の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0010】
図1の本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の基本構成については、従来例で既述のものと同様であるので詳しい説明は省略し、相違点についてのみ述べる。
本発明の保温機能付き給湯器と従来の給湯器との相違点は、コントローラ13に、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転時に所定の制御動作を行わせるためのソフトウエアの他に、特に保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には、熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には、熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度だけ上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するソフトウエアが内蔵されている点にある。
【0011】
ここで、上記構成にかかる保温機能付き給湯器の保温運転時における制御動作について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
保温運転スイッチがオンされると(ステップS1でイエス)、検出した入水温度Tが一定温度a(例えば15℃)より高いか否かについて判別する(ステップS2)。入水温度Tが一定温度a以上の場合には(ステップS2でイエス)、設定保温温度b(例えば32℃)まで保温燃焼させる(ステップS3)。この保温燃焼により、熱交換器内温度が設定保温温度bに達すれば(ステップS4でイエス)、保温燃焼を停止し、次回の保温燃焼まで待機させる(ステップS5)。
一方、検出した入水温度Tが一定温度a未満の場合は(ステップS2でノー)、保温燃焼に際して熱交換器内温度が元の温度(入水温度T)から一定温度c(例えば17℃)だけ温度上昇するまで保温燃焼させる(ステップS6)。そして熱交換器内温度が設定保温温度bに達しなくても、前記一定温度cだけ上昇した時点で(ステップS7でイエス)、保温燃焼を停止し、次回の保温燃焼まで待機させる(ステップS5)。
なお保温燃焼そのものについては、例えば0.3秒間の燃焼と1分間の休止からなるサイクル燃焼で行うことができる。
【0012】
しかして上記のように構成したので、保温運転に際しては、入水温度Tが一定温度a以上の場合(上記例では15℃以上)には、熱交換器内温度が所定の設定保温温度b(上記例では32℃)に達するまで通常通りの保温燃焼をさせることができるのは言うまでもない。また入水温度Tが一定温度aより低い場合(上記例では15℃未満)には、熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度bに達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度c(上記例では17℃)上昇した時点で保温燃焼を停止させる。従って、入水温度Tが一定温度aより低い場合には、設定保温温度bに達する前に保温燃焼が停止される。よって、熱交換器4内の圧力上昇を適当に抑えることができ、熱交換器4を含む缶体寿命の延命化をもたらす効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され、請求項1に記載の保温機能付き給湯器は、入水管路と、出湯管路と、熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと、上記熱交換器内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサとを少なくとも備え、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器であって、保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するコントローラを備えたので、
入水温度が一定温度より高い場合には通常通りの保温燃焼が行えるのみならず、入水温度が一定温度より低い場合であってもそれなりの保温効果を上げることができる。また、保温運転に伴う熱交換器内の圧力の大きな上昇を確実に回避することができ、よって熱交換器を含む缶体寿命の延命化を図ることができると共に、過圧逃し弁が度々作動するといった不都合も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器における保温運転時の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入水管路
2 出湯管路
3 給湯管路
4 熱交換器
5 バーナ
8 入水温度センサ
12 熱交換器内温度センサ
13 コントローラ
14 過圧逃し弁
A 缶体
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
保温機能付き給湯器は、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転機能を備えた構成となっている。
この種の給湯器では、上記のように給湯運転停止中であっても給湯時間の短縮のために、非通水時でもバーナをサイクル燃焼させ、熱交換器内部の湯温を一定温度以上に保温する必要がある。
【0003】
従来の保温機能付き瞬間加熱式給湯器の構成を、図1を用いて説明する。
入水管路1と、出湯管路2と、給湯管路3と、熱交換器4とバーナ5とを含む缶体Aと、上記入水管路1から熱交換器4を経ずに直接的に出湯管路2へ至るバイパス管6及び該バイパス管6に配されたバイパスサーボ7と、入水管路1のバイパス管6との分岐点より下流側に設けられた入水温度センサ8及び水量センサ9と、給湯管路3に設けられた過流出サーボ10及び給湯温度センサ11とを少なくとも備え、給湯運転停止中においても上記熱交換器4内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようになっている。
また、上記熱交換器4を構成するフィンパイプ4aの途中、例えば缶体出口から一本分手前のベンド部には熱交換器4内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサ12が設けられている。
なお、前記ベンド部とはフィンパイプ4aの屈曲部を意味し、熱交換器内温度センサ12は、望ましくはフィンパイプ4aの外側に当たる部分であって、燃焼炎が直接当たらない位置に配置する。
そして、熱交換器4内の圧力上昇が一定圧力以上になった場合に、その圧力を外部に逃す目的で上記缶体内管路の一部の適当な位置に過圧逃し弁14が設けられている。
【0004】
上記構成にかかる従来の保温機能付き給湯器には、通常の給湯運転の他に、給湯運転停止中においても熱交換器4内の水を適度に加温しておく保温運転時に、所定の制御動作を行わせるためのソフトウエアが内蔵されたコントローラ13が組み込まれている。
【0005】
しかして、上記構成にかかる保温機能付き給湯器において、給湯運転時や保温運転時にあたっては、コントローラ13によりソフトウエアの所定プログラム通りに制御動作するが、特に保温運転中には、熱交換器4内に供給される水の入水温度(保温燃焼前の熱交換器内温度)が低ければ低いほど、熱交換器4内の圧力上昇が異常に高くなる傾向がある。そして、このような異常な圧力上昇は熱交換器内温度の上昇値とほぼ比例関係にある。
このように熱交換器4内の圧力上昇が異常に高くなると、熱交換器4を含む缶体寿命に悪影響を及ぼすので、通常は圧力上昇が高くなる悪影響を回避するため、熱交換器4内が一定圧力以上になると、過圧逃し弁14を自動的に開放して、過剰の圧力が外部に逃される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記過圧逃し弁14による圧力上昇の回避では、必ずしも缶体寿命の延命化とならず、万が一、過圧逃し弁14が故障していた場合にはその影響は缶体寿命への悪影響だけにとどまらない。また、過圧逃し弁14が度々作動したりすると、使用者に対して不信感を与えるといった問題もあった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みて発明されたものであって、過圧逃し弁の作動による圧力上昇の回避ではなく、保温燃焼における制御手段によって熱交換器内の異常な圧力上昇を未然に回避することができるようにした保温機能付き給湯器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の保温機能付き給湯器は、入水管路と、出湯管路と、熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと、上記熱交換器内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサとを少なくとも備え、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器であって、保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するコントローラを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による保温機能付き給湯器について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の構成図、図2は本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器における保温運転時の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0010】
図1の本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の基本構成については、従来例で既述のものと同様であるので詳しい説明は省略し、相違点についてのみ述べる。
本発明の保温機能付き給湯器と従来の給湯器との相違点は、コントローラ13に、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転時に所定の制御動作を行わせるためのソフトウエアの他に、特に保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には、熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には、熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度だけ上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するソフトウエアが内蔵されている点にある。
【0011】
ここで、上記構成にかかる保温機能付き給湯器の保温運転時における制御動作について図2のフローチャートを参照しながら説明する。
保温運転スイッチがオンされると(ステップS1でイエス)、検出した入水温度Tが一定温度a(例えば15℃)より高いか否かについて判別する(ステップS2)。入水温度Tが一定温度a以上の場合には(ステップS2でイエス)、設定保温温度b(例えば32℃)まで保温燃焼させる(ステップS3)。この保温燃焼により、熱交換器内温度が設定保温温度bに達すれば(ステップS4でイエス)、保温燃焼を停止し、次回の保温燃焼まで待機させる(ステップS5)。
一方、検出した入水温度Tが一定温度a未満の場合は(ステップS2でノー)、保温燃焼に際して熱交換器内温度が元の温度(入水温度T)から一定温度c(例えば17℃)だけ温度上昇するまで保温燃焼させる(ステップS6)。そして熱交換器内温度が設定保温温度bに達しなくても、前記一定温度cだけ上昇した時点で(ステップS7でイエス)、保温燃焼を停止し、次回の保温燃焼まで待機させる(ステップS5)。
なお保温燃焼そのものについては、例えば0.3秒間の燃焼と1分間の休止からなるサイクル燃焼で行うことができる。
【0012】
しかして上記のように構成したので、保温運転に際しては、入水温度Tが一定温度a以上の場合(上記例では15℃以上)には、熱交換器内温度が所定の設定保温温度b(上記例では32℃)に達するまで通常通りの保温燃焼をさせることができるのは言うまでもない。また入水温度Tが一定温度aより低い場合(上記例では15℃未満)には、熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度bに達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度c(上記例では17℃)上昇した時点で保温燃焼を停止させる。従って、入水温度Tが一定温度aより低い場合には、設定保温温度bに達する前に保温燃焼が停止される。よって、熱交換器4内の圧力上昇を適当に抑えることができ、熱交換器4を含む缶体寿命の延命化をもたらす効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され、請求項1に記載の保温機能付き給湯器は、入水管路と、出湯管路と、熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと、上記熱交換器内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサとを少なくとも備え、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器であって、保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するコントローラを備えたので、
入水温度が一定温度より高い場合には通常通りの保温燃焼が行えるのみならず、入水温度が一定温度より低い場合であってもそれなりの保温効果を上げることができる。また、保温運転に伴う熱交換器内の圧力の大きな上昇を確実に回避することができ、よって熱交換器を含む缶体寿命の延命化を図ることができると共に、過圧逃し弁が度々作動するといった不都合も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例にかかる保温機能付き給湯器における保温運転時の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入水管路
2 出湯管路
3 給湯管路
4 熱交換器
5 バーナ
8 入水温度センサ
12 熱交換器内温度センサ
13 コントローラ
14 過圧逃し弁
A 缶体
Claims (1)
- 入水管路と、出湯管路と、熱交換器と該熱交換器を加熱するバーナと、上記熱交換器内の湯温を検出するための熱交換器内温度センサとを少なくとも備え、通常の給湯運転の他に給湯運転停止中においても上記熱交換器内の水を適度に加温しておく保温運転ができるようにした保温機能付き給湯器であって、
保温運転時において、入水温度が一定温度より高い場合には熱交換器内温度が所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させ、他方、入水温度が一定温度より低い場合には熱交換器内温度を上記所定の設定保温温度に達するまで保温燃焼させることなく、熱交換器内温度が一定温度上昇した時点で保温燃焼を停止するように制御するコントローラを備えたことを特徴とする保温機能付き給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06056098A JP3539190B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 保温機能付き給湯器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06056098A JP3539190B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 保温機能付き給湯器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11241866A JPH11241866A (ja) | 1999-09-07 |
JP3539190B2 true JP3539190B2 (ja) | 2004-07-07 |
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JP06056098A Expired - Fee Related JP3539190B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 保温機能付き給湯器 |
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JP (1) | JP3539190B2 (ja) |
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CN112303701A (zh) * | 2020-05-27 | 2021-02-02 | 中山市羽顺热能技术设备有限公司 | 一种采暖壁挂炉恒温采暖系统 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP06056098A patent/JP3539190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11241866A (ja) | 1999-09-07 |
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