JPH109670A - 一缶二水路給湯器 - Google Patents

一缶二水路給湯器

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JPH109670A
JPH109670A JP8184191A JP18419196A JPH109670A JP H109670 A JPH109670 A JP H109670A JP 8184191 A JP8184191 A JP 8184191A JP 18419196 A JP18419196 A JP 18419196A JP H109670 A JPH109670 A JP H109670A
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佳宏 棟田
Susumu Izumisawa
享 和泉沢
Akito Eda
秋人 江田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂単独の追い焚き燃焼時に給湯熱交換器内
の湯水の沸騰を抑制し、かつ、風呂の追い焚き燃焼を効
率的に行う。 【解決手段】 共通のバーナ1によって加熱される給湯
熱交換器と追い焚き熱交換器とを上下に重ね合わせた状
態で配設して一缶二水路給湯器を構成し、給湯熱交換器
湯温センサ19によって給湯熱交換器内の湯温を検出す
る。バーナオン基準温度T1 >バーナオフ基準温度T2
として各温度T1 ,T2 を与え、バーナオンオフ制御部
20により、風呂単独の追い焚き燃焼時に給湯熱交換器湯
温センサ19の検出温度がT1 に低下したときにはバーナ
1の燃焼運転をオンし、予め与えたバーナオフ禁止時間
経過するまではバーナ1の燃焼運転オフ動作を禁止し、
前記検出温度がT2 に上昇したときにバーナ1の燃焼運
転をオフし、予め与えたバーナオン禁止時間経過するま
ではバーナ1の燃焼運転オン動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯熱交換器と追
い焚き熱交換器とが上下に重ね合わせた状態で配設され
てる一缶二水路給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には、一般的な一缶二水路給湯器の
構成が模式図によって示されている。同図において、給
湯器には、給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼を行う共通の
バーナ1が設けられており、このバーナ1にはガス管14
から燃料ガスが供給され、バーナ1の下部側に設けられ
た図示されていない燃焼ファンから燃焼用の空気が供給
されるようになっている。バーナ1の上部側にはバーナ
1の燃焼によって加熱される給湯熱交換器3と追い焚き
熱交換器2とが上下に重ね合わせた状態で配設されてお
り、給湯熱交換器3と追い焚き熱交換器2には共通のフ
ィン12が設けられている。
【0003】給湯熱交換器3の入口側には給水管8が接
続されており、出口側には給湯管9が接続され、この給
湯管9は台所等の所望の給湯場所に導かれており、その
出口側には給湯栓7が設けられている。また、同図には
図示されていないが、給湯熱交換器3の入口側には入水
温度センサが、給湯熱交換器3の出口側には出湯温度セ
ンサがそれぞれ設けられている。
【0004】前記追い焚き熱交換器2には、その入口側
と出口側とにそれぞれ戻り管11、往管10が接続されてお
り、これらの戻り管11および往管10は共に、浴槽4の側
壁等に接続されている。戻り管11、追い焚き熱交換器
2、往管10を有して、浴槽湯水を追い焚き循環させる追
い焚き循環管路が形成されている。なお、戻り管11に
は、この追い焚き循環管路を介して浴槽湯水を循環させ
る循環ポンプ5が設けられており、また、一般に、戻り
管11には通水の温度を検出するサーミスタ等の風呂温度
センサが設けられている。
【0005】この種の給湯器には、制御装置6が設けら
れており、制御装置6にはリモコンが接続され、リモコ
ンによって給湯設定温度や風呂温度の設定が行われるよ
うになっている。そして、給湯管9に設けられている給
湯栓7が開かれると、給水管8からの給水が給湯熱交換
器3内に通され、前記出湯温度センサ(図示せず)によ
って検出される出湯検出温度がリモコン等によって設定
される給湯設定温度となるように、制御装置6による制
御にしたがってバーナ1の燃焼が行われ、給湯熱交換器
3が加熱される。また、風呂の追い焚き燃焼時には、前
記風呂温度センサ(図示せず)によって検出される風呂
検出温度がリモコン等によって設定される風呂設定温度
となるように、制御装置6の制御に従ってバーナ1の燃
焼が行われ、追い焚き熱交換器2が加熱される。
【0006】ところで、この種の一缶二水路給湯器にお
いては、前記の如く、給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼と
が共に共通のバーナ1によって行われ、かつ、このバー
ナ1の燃焼によって加熱される給湯熱交換器3と追い焚
き熱交換器2とが上下に重ね合わせた状態で配設されて
いるために、給湯が行われずに風呂の追い焚き燃焼のみ
が行われているときにも、バーナ1による風呂の追い焚
き燃焼によって給湯熱交換器3内の湯水も加熱されてそ
の湯水温度が上昇し、この追い焚き燃焼が連続して行わ
れると、給湯熱交換器3内の湯が沸騰することがある。
そして、このとき、給湯管9に設けられている給湯栓7
が開けられて給湯が行われると、給湯熱交換器3内の沸
騰した湯が給湯されることになり、非常に危険である。
【0007】そこで、この種の一缶二水路給湯器におい
て、給湯熱交換器3内の湯温を検出する給湯熱交換器湯
温センサ19を、例えば図6のE,Fの位置等に設け、給
湯燃焼が行われずに風呂の追い焚き燃焼のみが行われ
る、いわゆる風呂単独の追い焚き燃焼時に、この給湯熱
交換器湯温センサ19によって検出される給湯熱交換器検
出湯温に基づいて、給湯熱交換器3側の湯水が沸騰する
前にバーナ1の燃焼を停止し、給湯熱交換器3側に湯水
の温度がある程度低下したときに再びバーナ1の燃焼を
行うといった動作を繰り返し行う方法が提案されてい
る。
【0008】この従来のバーナオン・オフ制御方法は、
具体的には以下の動作によって行うものである。すなわ
ち、図7に示すように、風呂単独の追い焚き燃焼時にバ
ーナ1をオンさせる基準となるバーナオン基準温度(例
えば85℃)と、このバーナオン基準温度よりも高い温度
であって、風呂単独の追い焚き燃焼時にバーナ1の燃焼
運転をオフさせる基準となるバーナオフ基準温度(例え
ば90℃)とを制御装置6に与え、給湯熱交換器湯温セン
サによって検出される給湯熱交換器検出湯温がバーナオ
ン基準湯温に達したときにはバーナ1の燃焼運転をオン
し、前記給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に
達したときにはバーナ1の燃焼運転をオフし、この動作
を繰り返し行うようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制御装
置6からバーナ1の燃焼運転オン信号が出力されてから
実際にバーナ1の燃焼運転が開始されるまでの間には、
点着火等の遅れがあり、図7に示すように、バーナ1の
燃焼運転がオンされた後も給湯熱交換器3内の湯温がし
ばらくの間低下するといったいわゆる後冷えが生じるた
めに、従来のバーナオンオフ制御方法のように、給湯熱
交換器3内の湯温がバーナオフ基準温度よりも低いバー
ナオン基準温度となったときにバーナ1の燃焼運転オン
信号が出力されると、この後冷えにより給湯熱交換器3
内の湯温が大きく低下し、後冷えの時間も長くなってし
まった。
【0010】そのため、この従来のバーナオンオフ制御
方法を用いると、給湯熱交換器3と重ね合わせた状態で
共通のフィン12に設けられている追い焚き熱交換器2内
の湯水の加熱に悪影響を及ぼすことになり、風呂の追い
焚きの加熱効率が低下し、追い焚きにかかる時間も長く
なってしまうといった問題があった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、一缶二水路給湯器に
おいて、風呂単独の燃焼時に給湯熱交換器内の湯水の沸
騰を防止できると共に、風呂の追い焚き燃焼も短時間で
効率良く行うことができる一缶二水路給湯器を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成により課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本第1の発明は、給湯燃
焼と風呂の追い焚き燃焼を行う共通のバーナを有し、該
バーナによって加熱される給湯熱交換器と追い焚き熱交
換器とが上下に重ね合わせた状態で配設されている一缶
二水路給湯器において、前記給湯熱交換器内の湯温を検
出する給湯熱交換器湯温センサと;前記バーナによる風
呂単独の追い焚き燃焼時に該給湯熱交換器湯温センサに
よって検出される給湯熱交換器検出湯温と、予め与えら
れるバーナオン基準温度および該バーナオン基準温度よ
りも低いバーナオフ基準温度と、前記給湯熱交換器検出
湯温がバーナオン基準温度に低下した時を起点として予
め与えられるバーナオフ禁止時間および前記給湯熱交換
器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇した時を起点と
して予め与えられるバーナオン禁止時間を含むバーナオ
ンオフ制御情報とに基づいて風呂単独の追い焚き燃焼時
の前記バーナの燃焼運転オンオフ制御を行うバーナオン
オフ制御部と;を有し、該バーナオンオフ制御部は前記
給湯熱交換器検出湯温が前記バーナオン基準温度に低下
したときには前記バーナの燃焼運転をオンして前記バー
ナオフ禁止時間経過するまではバーナの燃焼運転オフ動
作を禁止し、前記給湯熱交換器検出湯温が前記バーナオ
フ基準温度に上昇したときには前記バーナの燃焼運転を
オフして前記バーナオン禁止時間経過するまではバーナ
の燃焼運転オン動作を禁止する構成としたことを特徴と
して構成されている。
【0013】また、本第2の発明は、給湯燃焼と風呂の
追い焚き燃焼を行う共通のバーナを有し、該バーナによ
って加熱される給湯熱交換器と追い焚き熱交換器とが上
下に重ね合わせた状態で配設されている一缶二水路給湯
器において、前記給湯熱交換器内の湯温を検出する給湯
熱交換器湯温センサと;前記バーナによる風呂単独の追
い焚き燃焼時に該給湯熱交換器湯温センサによって検出
される給湯熱交換器検出湯温情報を取り込んで該給湯熱
交換器検出湯温の単位時間当りの変化率を検出する給湯
熱交換器湯温変化率検出部と;該給湯熱交換器湯温変化
率検出部によって検出される変化率が負の値であって前
記給湯熱交換器検出湯温が予め与えられるバーナオン基
準温度に低下したときに前記バーナの燃焼運転をオン
し、給湯熱交換器湯温変化率検出部によって検出される
変化率が正の値であって前記給湯熱交換器検出湯温が予
め与えられる前記バーナオン基準温度よりも低いバーナ
オフ基準温度に上昇したときに前記バーナの燃焼運転を
オフするバーナオンオフ制御部と;を有することを特徴
として構成されている。
【0014】さらに、前記バーナには風呂の追い焚き燃
焼時のバーナオフ動作時にバーナ燃焼を引き続き行う常
時燃焼局部領域が設けられ、バーナオフ制御部によるバ
ーナ燃焼オフ制御時に該常時燃焼局部領域のみの燃焼を
行う構成としたことも本第1、第2の発明の特徴的な構
成とされている。
【0015】上記構成の本発明において、風呂単独の追
い焚き燃焼時にバーナの燃焼運転をオフする基準となる
バーナオフ基準温度は、バーナの燃焼運転をオンする基
準となるバーナオン基準温度よりも低い温度に設定され
ており、給湯熱交換器検出湯温(給湯熱交換器内の湯温
の検出温度)がバーナオン基準温度に低下したときに
は、風呂単独の追い焚き燃焼時のバーナ燃焼運転がオン
され、給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に上
昇したときには、風呂単独の追い焚き燃焼時のバーナ燃
焼運転がオフされる。
【0016】なお、このバーナ燃焼のオンオフ制御に際
し、上記構成の本第1の発明においては、給湯熱交換器
検出湯温がバーナオン基準温度に低下したときを起点と
して与えられるバーナオフ禁止時間が経過するまではバ
ーナの燃焼運転オフ動作を禁止し、給湯熱交換器検出湯
温がバーナオフ基準温度に上昇したときを起点として与
えられるバーナオン禁止時間が経過するまではバーナの
燃焼運転オン動作は禁止される。
【0017】一方、上記構成の本第2の発明において
は、前記バーナ燃焼のオンオフ制御に際し、給湯熱交換
器検出湯温の単位時間当りの変化率が負の値のときのみ
バーナの燃焼運転がオンされ、前記変化率が正の値であ
るときのみ前記バーナの燃焼運転オフ制御が行われる。
【0018】以上のように、本発明においては、風呂単
独の追い焚き燃焼時のバーナの燃焼運転オン制御は、給
湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度よりも高いバ
ーナオン基準温度に低下したときに行われるために、こ
のバーナの燃焼運転がオンされてから実際にバーナの燃
焼運転が行われるまでの遅れ時間に給湯熱交換器内の湯
温が低下する後冷えが生じても、従来のようにバーナオ
ン基準温度をバーナオフ基準温度よりも低く設定した場
合に比べて湯温の低下は小さくなり、この湯温低下後に
湯温が上昇するまでの時間も短くなる。そのため、バー
ナの燃焼運転がオンされてから実際にバーナの燃焼運転
が開始されるまでの後冷えの影響で風呂の追い焚き燃焼
効率が低下する問題は解消され、風呂の追い焚き燃焼の
効率化および追い焚き時間の短縮化が図られる。
【0019】また、給湯熱交換器内の湯温は、バーナの
燃焼運転がオフされた後も多少上昇するが、本発明にお
いては、バーナオフ基準温度がバーナオン基準温度より
も低い温度に設定されているために、この上昇によって
給湯熱交換器側の湯温が沸騰する虞れは全くなくなり、
風呂単独の追い焚き燃焼時における給湯熱交換器内湯温
の沸騰抑制もより効果的に行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。本実施形態例の一缶二水路給湯器の
システム構成は、図6に示した従来の一缶二水路給湯器
と同様に構成されており、本実施形態例では、給湯熱交
換器3内の湯温を検出する給湯熱交換器湯温センサ19
が、図6のE,Fにそれぞれ設けられている。本実施形
態例と従来例が異なる特徴的なことは、本実施形態例に
は風呂単独の追い焚き燃焼時に給湯熱交換器内の湯の沸
騰を抑制するための特有な回路を設けたことである。
【0021】図1には本発明に係る一缶二水路給湯器の
第1実施形態例に特有な上記沸騰抑制回路の構成が示さ
れており、この回路は、バーナオンオフ制御部20、メモ
リ部21、燃焼制御部22を有して構成されている。また、
本実施形態例では、図6の給湯熱交換器3のE部に給湯
熱交換器湯温センサ19(TZ1)が、F部に給湯熱交換
器湯温センサ19(TZ2)がそれぞれ設けられている。
【0022】メモリ部21には、バーナオンオフ制御部20
によるバーナオンオフ制御情報として、風呂単独の追い
焚き燃焼時のバーナの燃焼運転をオンする基準となるバ
ーナオン基準温度および、風呂単独の追い焚き燃焼時の
バーナ1の燃焼運転オフの基準となるバーナオフ基準温
度とが予め与えられており、このバーナオフ基準温度は
バーナオン基準温度よりも低く設定されている。また、
メモリ部21には、前記バーナオンオフ制御情報として、
給湯熱交換器湯温センサ19によって検出される給湯熱交
換器検出湯温がバーナオン基準温度に低下したときを起
点として予め与えられるバーナオフ禁止時間および、前
記給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇し
たときを起点として予め与えられるバーナオン禁止時間
も与えられている。
【0023】バーナオンオフ制御部20は、メモリ部21に
与えられているこれらのバーナオンオフ制御情報と、給
湯熱交換器湯温センサ19(TZ1,TZ2)によって検
出される給湯熱交換器検出湯温とに基づいて、風呂単独
の追い焚き燃焼時のバーナ1の燃焼運転オンオフ制御を
行うものである。
【0024】すなわち、バーナオンオフ制御部20は風呂
単独の追い焚き燃焼が行われたときに、給湯熱交換器検
出湯温を監視し、例えば図2に示すように、給湯熱交換
器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇したとき(同図
のA)には、バーナオフ信号を燃焼制御部22に加えてバ
ーナ1の燃焼運転をオフし、その後、バーナオン禁止時
間(同図のt1)が経過するまでのバーナ1の燃焼運転
オン動作を禁止する。そして、給湯熱交換器検出湯温が
バーナオン基準温度に低下したとき(同図のB)には、
バーナオン信号を燃焼制御部22に加えてバーナ1の燃焼
運転をオンし、その後、バーナオフ禁止時間t2が経過
するまではバーナ1の燃焼運転オフ動作を禁止する。
【0025】また、バーナオンオフ制御部20は、本実施
形態例では、リモコンに設けられている風呂温度設定部
18の検出水温を取り込み、風呂温度センサによって検出
される浴槽水温を取り込み、風呂設定水温と浴槽水温と
の差が予め与えられた温度(例えば0.5 ℃)以上のとき
には風呂の追い焚き燃焼をオンさせ、前記温度差が予め
与えられた温度未満のときには追い焚きを完了させる。
【0026】燃焼制御部22は、このようなバーナオンオ
フ制御部20のバーナオンオフ制御動作に従い、風呂単独
の追い焚き燃焼時にはバーナ1の燃焼運転開始および燃
焼運転停止を行い、それ以外のときには、従来例と同様
に、予め与えられたシーケンスプログラムに従ってバー
ナ1の燃焼運転制御を行う。
【0027】なお、本実施形態例では、バーナ1には、
風呂単独の追い焚き燃焼時のバーナオフ動作時に、バー
ナ燃焼を引き続き行う常時燃焼局部領域が設けられてお
り、前記バーナオンオフ制御部20によるバーナ燃焼オフ
制御時には、この常時燃焼局部領域のみの燃焼が行われ
る構成と成している。
【0028】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、本実施形態例の動作について説明する。本実
施形態でも、従来例と同様に、バーナ1の燃焼によって
給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼とが行われるが、本実施
形態例では、風呂単独の追い焚き燃焼時には、図3に示
すフローチャートに従ってバーナオンオフ制御部20によ
るバーナ1のオンオフ制御動作が行われる。
【0029】すなわち、同図のステップ101 で、風呂単
独の追い焚きがスタートされると、ステップ102 で、循
環ポンプ5がオンされ、このとき、リモコンによる風呂
設定水温と、前記風呂温度検出センサによって検出され
る浴槽水温の差(=C)の検出が行われる。そして、ス
テップ103 で、この温度差Cが0.5 ℃以上か否かの判断
が行われ、C≧0.5 ℃のときにはステップ105 に進み、
C<0.5 ℃のときにはステップ104 に進み、ステップ10
4 では、循環ポンプ5をオフして追い焚き完了となる。
【0030】一方、ステップ105 に進んだときは、追い
焚き燃焼がオンされ、バーナ1の燃焼運転が開始され
る。そして、ステップ106 で、バーナオンオフ制御部20
により、給湯熱交換器湯温センサ19(TZ1,TZ2)
の検出温度の取り込みが行われ、これらの温度がバーナ
オフ基準温度(例えば85℃)に上昇したか否かの判断、
すなわち、TZ1≧85℃、または、TZ2≧85℃か否か
の判断が行われる。そして、TZ1≧85℃、または、T
Z2≧85℃となり、給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ
基準温度に上昇したときには、ステップ107 で、バーナ
オンオフ制御部20からバーナオフ信号が燃焼制御部22に
加えられ、バーナ1の燃焼が停止されて追い焚き燃焼が
停止される。なお、このとき、循環ポンプ5はオンのま
まとする。
【0031】そして、給湯熱交換器検出湯温がバーナオ
フ基準温度に上昇したときを起点とし、ステップ108
で、バーナオフ禁止時間として設定される設定時間t1
が経過したか否かの判断が行われ、この設定時間t1が
経過したときにはステップ109に進む。
【0032】ステップ109 では、バーナオンオフ制御部
20により、給湯熱交換器湯温センサ19(TZ1,TZ
2)の検出温度がバーナオン基準温度(例えば90℃)に
低下したか否かの判断、すなわち、TZ1≦90℃、か
つ、TZ2≦90℃か否かの判断が行われる。そして、T
Z1≦90℃、かつ、TZ2≦90℃となり、給湯熱交換器
検出湯温がバーナオン基準温度に低下したときには、ス
テップ110 で、バーナオンオフ制御部20からバーナオン
信号が燃焼制御部22に加えられ、バーナ1の燃焼運転が
開始されて追い焚き燃焼がオンされる。
【0033】そして、この給湯熱交換器検出湯温がバー
ナオン基準温度に低下したときを基準として、ステップ
111 で、バーナオフ禁止時間として設定されている設定
時間t2が経過したか否かの判断が行われ、この設定時
間t2が経過したときにはステップ106 に戻り、ステッ
プ106 〜ステップ111 までの動作が繰り返し行われる。
なお、このステップ106 〜ステップ111 までの動作が行
われている間も、前記ステップ102 での風呂設定水温と
浴槽水温との差の検出は引き続き行われ、この温度差C
が0.5 ℃未満となったときには風呂の追い焚き燃焼は完
了する。
【0034】本実施形態例によれば、バーナオフ基準温
度をバーナオン基準温度よりも高く設定した従来の方法
とは逆に、上記のように、バーナオフ基準温度をバーナ
オン基準温度よりも低く設定したために、給湯熱交換器
3内の湯温がバーナオン基準温度に低下してバーナオン
信号が出力されてから実際にバーナ1の燃焼運転が開始
されるまでの間に点着火等の遅れによる後冷えが生じて
も、例えば図4の特性線aに示すように、給湯熱交換器
3内の湯温が従来の方法により制御を行ったとき(図4
の特性線c)のように大きく低下することはなく、ま
た、この低下以降に再び給湯熱交換器3内の湯温が上昇
するまでの時間も短くすることができる。
【0035】そのため、給湯熱交換器3内の湯温の後冷
えの影響によって、風呂の追い焚き燃焼に悪影響が及ん
で追い焚き燃焼効率が低下するといった従来の問題を解
消することが可能となり、同図の特性線bに示すよう
に、浴槽湯温の上昇割合が従来例(同図の特性線d)に
比べて大きくなり、短時間で効率的に風呂単独の追い焚
き燃焼を行える優れた給湯器とすることができる。
【0036】また、給湯熱交換器3内の湯温は、バーナ
1の燃焼が停止された以降も少しの間上昇し、その後低
下するが、本実施形態例によれば、前記の如く、バーナ
オフ基準温度をバーナオン基準温度よりも低い温度に設
定しているために、従来例のように、バーナオフ基準温
度をバーナオン基準温度よりも高く設定する場合に比べ
て、バーナ1の燃焼停止以降に給湯熱交換器3内の湯温
が大きく上昇することをより一層確実に防ぐことが可能
となり、風呂単独の追い焚き燃焼時に給湯熱交換器3内
の湯が沸騰することをより一層確実に抑制することがで
きる。
【0037】また、本実施形態例によれば、上記風呂単
独の追い焚き燃焼時のバーナオンオフ制御動作に際し、
給湯熱交換器検出湯温がバーナオン基準温度に低下した
ときを起点としてバーナオフ禁止時間を予め与え、給湯
熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇したとき
を起点としてバーナオン禁止時間を予め与えており、バ
ーナオフ禁止時間が経過するまではバーナ1の燃焼運転
オフ動作を禁止し、バーナオン禁止時間が経過するまで
はバーナ1の燃焼運転オン動作を禁止する構成としたた
めに、バーナ1の燃焼運転オン動作およびオフ動作がハ
ンチングすることを抑制し、給湯熱交換器3内の湯の沸
騰抑制と効率的な風呂の追い焚き燃焼とを行うための前
記バーナオンオフ制御動作を非常にスムーズに行うこと
ができる。
【0038】さらに、本実施形態例によれば、バーナ1
に、風呂単独の追い焚き燃焼時のバーナオフ動作時にバ
ーナ燃焼を引き続き行う常時燃焼局部領域を設け、バー
ナオンオフ制御部20によるバーナ燃焼オフ制御時にこの
常時燃焼局部領域のみの燃焼を行う構成としたために、
バーナ燃焼オン制御時にはこの常時燃焼局部領域の燃焼
を利用してバーナ燃焼開始を行うことができるために、
バーナオン信号が出力されてからバーナ1の燃焼運転が
開始されるまでの遅れ時間を短くすることが可能とな
り、風呂の追い焚き燃焼をより一層効率的に行うことが
できる。
【0039】次に、本発明に係る一缶二水路給湯器の第
2実施形態例について説明する。図5には、本実施形態
例の特有な給湯熱交換器内湯水沸騰抑制の回路構成が示
されており、同図において、上記第1実施形態例と同一
名称部分には同一符号が付してある。本実施形態例の特
有な回路は、バーナオンオフ制御部20、湯温変化率検出
部23、燃焼制御部22、メモリ部21を有して構成されてい
る。なお、本実施形態例のシステム構成およびバーナ1
の構成は、上記第1実施形態例と同様であるので、その
説明は省略する。
【0040】湯温変化率検出部23は、給湯熱交換器湯温
センサ19(TZ1,TZ2)によって検出される給湯熱
交換器検出湯温情報を取り込んで、給湯熱交換器検出湯
温の単位時間当りの変化率を検出する給湯熱交換器湯温
変化率検出部として機能するものであり、湯温変化率検
出部23はこの検出した単位時間当りの変化率をバーナオ
ンオフ制御部20に加える。
【0041】メモリ部21には、本実施形態例では、風呂
単独の追い焚き燃焼時のバーナオンオフ制御情報とし
て、上記第1実施形態例と同様の、バーナオン基準温度
と、バーナオン基準温度よりも低いバーナオフ基準温度
とが与えられている。
【0042】バーナオンオフ制御部20は、湯温変化率検
出部23によって検出される変化率に基づき、この変化率
が負の値であって、給湯熱交換器湯温センサ19によって
検出される給湯熱交換器検出湯温が、メモリ部21に与え
られているバーナオン基準温度に低下したときにはバー
ナオン信号を燃焼制御部22に加え、バーナ1の燃焼運転
をオンする。また、バーナオンオフ制御部20は、湯温変
化率検出部23によって検出される変化率が正の値であっ
て、前記給湯熱交換器検出湯温がメモリ部21に与えられ
ているバーナオフ基準温度に上昇したときにバーナオフ
信号を燃焼制御部22に加え、バーナ1の燃焼運転をオフ
する構成と成している。
【0043】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例では、湯温変化率検出部23によって給
湯熱交換器検出湯温の単位時間当りの変化率が検出さ
れ、バーナオンオフ制御部20は、この変化率と、メモリ
部21に与えられているバーナオン基準温度およびバーナ
オフ基準温度に基づいて、前記変化率が負の値であって
給湯熱交換器検出湯温がバーナオン基準温度に低下した
ときにバーナ1の燃焼運転オン制御動作を行い、前記変
化率が正の値であって給湯熱交換器検出湯温がバーナオ
フ基準温度に上昇したときにバーナ1の燃焼運転オフ制
御動作を行う。そのため、例えば、図2の点Cに示すよ
うに、給湯熱交換器検出湯温がバーナオン基準温度に達
しても、このときの給湯熱交換器検出湯温の変化率が正
の値であるときにはバーナ1の燃焼運転はオンされず、
また、同図の点Dに示すように、給湯熱交換器検出湯温
がバーナオフ基準温度に達しても、このときの給湯熱交
換器検出湯温の変化率が負の値であるときにはバーナ1
の燃焼運転オフ制御動作は行われない。
【0044】したがって、本実施形態例によれば、風呂
単独の追い焚き燃焼時のバーナ制御情報として、バーナ
オン禁止時間およびバーナオフ禁止時間を与えた上記第
1実施形態例と同様のバーナオンオフ制御動作が行われ
ることになり、上記第1実施形態例と同様の効果を奏す
ることができる。
【0045】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、バーナオン基準温度として90℃を
与え、バーナオフ基準温度として85℃を与えたが、これ
らの基準温度の値は特に限定されるものではなく、適宜
設定されるものであり、バーナオフ基準温度をバーナオ
ン基準温度よりも低い温度に設定すればよい。
【0046】また、上記実施形態例では、給湯熱交換器
湯温センサ19として、図6のE,FにそれぞれセンサT
Z1,TZ2を設けたが、給湯熱交換器湯温センサ19の
配設数や配設場所は適宜設定されるものであり、例えば
同図のG部にも給湯熱交換器湯温センサ19を設けてもよ
い。また、給湯熱交換器湯温センサ19はこれらE,F,
G部以外の場所に設けてもよいし、その個数も1個でも
よいし、複数でもよい。
【0047】さらに、上記実施形態例では、バーナ1
に、風呂単独の追い焚き燃焼時のバーナオフ動作時にバ
ーナ燃焼を引き続き行う常時燃焼局部領域を設け、バー
ナオンオフ制御部20によるバーナ燃焼オフ制御時に、こ
の常時燃焼局部領域のみの燃焼を行う構成としたが、バ
ーナ1に常時燃焼局部領域を設けない構成とすることも
できる。ただし、バーナ1に常時燃焼局部領域を設け
て、バーナオンオフ制御部20によるバーナ燃焼オフ制御
時に常時燃焼局部領域のみの燃焼を行う構成とすると、
バーナオン信号が出力されてからバーナ1の燃焼運転が
開始されるまでの遅れ時間を短くすることが可能となる
ために、バーナ1に常時燃焼局部領域を設けて上記制御
を行うことが好ましい。
【0048】さらに、本発明の一缶二水路給湯器のシス
テム構成は特に限定されるものではなく、適宜設定され
るものである。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、風呂単独の追い焚き燃
焼時のバーナオン制御の基準となるバーナオン基準温度
を、バーナオフ制御の基準となるバーナオフ基準温度よ
りも高く設定し、給湯熱交換器内の湯温がバーナオン基
準温度に低下したときにバーナの燃焼運転をオンするよ
うにしたものであるから、バーナの燃焼運転オン制御が
行われてから実際にバーナの燃焼運転が開始されるまで
の遅れによって給湯熱交換器内の湯温の後冷えが生じて
も、従来のようにバーナオン基準温度をバーナオフ基準
温度よりも低い温度に設定した場合に比べて、後冷えに
より給湯熱交換器内の湯温が大きく低下することを抑制
することができるし、後冷えの時間も短くすることがで
きる。そのため、この後冷えによる給湯熱交換器内湯温
の低下によって風呂の追い焚き燃焼効率を低下させてし
まうといった従来の問題を解消し、風呂の追い焚き燃焼
を効率良く短時間で行える優れた一缶二水路給湯器とす
ることができる。
【0050】また、給湯熱交換器内の湯温がバーナオフ
基準温度に上昇してバーナの燃焼運転がオフされた以降
も給湯熱交換器内の湯温の上昇は生じるが、本発明にお
いては、前記の如く、バーナオフ基準温度をバーナオン
基準温度よりも低い温度に設定しているために、バーナ
オフ基準温度をバーナオン基準温度よりも高い温度に設
定している従来の方法に比べ、給湯熱交換器内湯温が高
くなることはなく、風呂単独の追い焚き燃焼時に給湯熱
交換器内の湯温が沸騰することをより一層確実に抑制す
ることができる。
【0051】さらに、本第1の発明によれば、上記風呂
単独の追い焚き燃焼時のバーナの燃焼運転オンオフ制御
に際し、給湯熱交換器検出湯温がバーナオン基準温度に
低下したときを起点としたバーナオフ禁止時間と、前記
給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇した
ときを起点としたバーナオン禁止時間を与え、バーナオ
フ禁止時間が経過するまではバーナの燃焼運転オフ動作
を禁止し、バーナオン禁止時間が経過するまではバーナ
の燃焼運転オン動作を禁止する構成としたために、バー
ナの燃焼運転オンオフ動作のハンチングを抑制すること
が可能となり、上記給湯熱交換器内湯温の沸騰抑制およ
び風呂の効率的な燃焼を行うためのバーナの燃焼運転オ
ンオフ制御をスムーズに行うことができる。
【0052】また、本第2の発明においては、給湯熱交
換器検出湯温の単位時間当りの変化率を検出し、この変
化率が負の値であり、かつ、給湯熱交換器検出湯温がバ
ーナオン基準温度に低下したときにのみバーナの燃焼運
転をオンし、前記変化率が正の値であり、かつ、給湯熱
交換器検出湯温がバーナオフ基準温度に上昇したときに
のみバーナの燃焼運転をオフするために、上記本第1の
発明と同様に、バーナの燃焼運転のハンチングを抑制
し、給湯熱交換器内湯温の沸騰抑制および効率的な風呂
の追い焚き燃焼動作を行うためのバーナの燃焼運転オン
オフ制御をスムーズに行うことができる。
【0053】さらに、前記バーナには風呂の追い焚き燃
焼時のバーナオフ動作時にバーナ燃焼を引き続き行う常
時燃焼局部領域を設け、バーナオンオフ制御部によるバ
ーナ燃焼オフ制御時に該常時燃焼局部領域のみの燃焼を
行う構成とした本発明によれば、バーナオンオフ制御部
によるバーナ燃焼オンオフ制御に際し、バーナオン制御
が行われてから実際にバーナの燃焼運転が開始されるま
での遅れ時間を短くすることが可能となり、風呂単独の
追い焚き燃焼をより一層効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一缶二水路給湯器の第1実施形態
例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施形態例の一缶二水路給湯器に与えられ
るバーナオンオフ制御情報を示す説明図である。
【図3】上記実施形態例における風呂単独燃焼時のバー
ナオンオフ制御動作を示すフローチャートである。
【図4】上記実施形態例の一缶二水路給湯器によって風
呂単独の追い焚き燃焼時にバーナ燃焼のオンオフ制御が
行われたときの給湯熱交換器内検出湯温特性(特性線
a)と風呂温度特性(特性線b)を、従来の制御方法に
より制御を行ったときの給湯熱交換器内湯温特性(特性
線c)および風呂温度特性(特性線d)と共に示すグラ
フである。
【図5】本発明に係る一缶二水路給湯器の第2実施形態
例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図6】一缶二水路給湯器のシステム構成を示す模式図
である。
【図7】従来の一缶二水路給湯器における風呂単独の追
い焚き燃焼時の給湯熱交換器内湯温沸騰抑制防止方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 バーナ 2 追い焚き熱交換器 3 給湯熱交換器 19 給湯熱交換器湯温センサ 20 バーナオンオフ制御部 21 メモリ部 23 湯温変化率検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼を行う共
    通のバーナを有し、該バーナによって加熱される給湯熱
    交換器と追い焚き熱交換器とが上下に重ね合わせた状態
    で配設されている一缶二水路給湯器において、前記給湯
    熱交換器内の湯温を検出する給湯熱交換器湯温センサ
    と;前記バーナによる風呂単独の追い焚き燃焼時に該給
    湯熱交換器湯温センサによって検出される給湯熱交換器
    検出湯温と、予め与えられるバーナオン基準温度および
    該バーナオン基準温度よりも低いバーナオフ基準温度
    と、前記給湯熱交換器検出湯温がバーナオン基準温度に
    低下した時を起点として予め与えられるバーナオフ禁止
    時間および前記給湯熱交換器検出湯温がバーナオフ基準
    温度に上昇した時を起点として予め与えられるバーナオ
    ン禁止時間を含むバーナオンオフ制御情報とに基づいて
    風呂単独の追い焚き燃焼時の前記バーナの燃焼運転オン
    オフ制御を行うバーナオンオフ制御部と;を有し、該バ
    ーナオンオフ制御部は前記給湯熱交換器検出湯温が前記
    バーナオン基準温度に低下したときには前記バーナの燃
    焼運転をオンして前記バーナオフ禁止時間経過するまで
    はバーナの燃焼運転オフ動作を禁止し、前記給湯熱交換
    器検出湯温が前記バーナオフ基準温度に上昇したときに
    は前記バーナの燃焼運転をオフして前記バーナオン禁止
    時間経過するまではバーナの燃焼運転オン動作を禁止す
    る構成としたことを特徴とする一缶二水路給湯器。
  2. 【請求項2】 給湯燃焼と風呂の追い焚き燃焼を行う共
    通のバーナを有し、該バーナによって加熱される給湯熱
    交換器と追い焚き熱交換器とが上下に重ね合わせた状態
    で配設されている一缶二水路給湯器において、前記給湯
    熱交換器内の湯温を検出する給湯熱交換器湯温センサ
    と;前記バーナによる風呂単独の追い焚き燃焼時に該給
    湯熱交換器湯温センサによって検出される給湯熱交換器
    検出湯温情報を取り込んで該給湯熱交換器検出湯温の単
    位時間当りの変化率を検出する給湯熱交換器湯温変化率
    検出部と;該給湯熱交換器湯温変化率検出部によって検
    出される変化率が負の値であって前記給湯熱交換器検出
    湯温が予め与えられるバーナオン基準温度に低下したと
    きに前記バーナの燃焼運転をオンし、給湯熱交換器湯温
    変化率検出部によって検出される変化率が正の値であっ
    て前記給湯熱交換器検出湯温が予め与えられる前記バー
    ナオン基準温度よりも低いバーナオフ基準温度に上昇し
    たときに前記バーナの燃焼運転をオフするバーナオンオ
    フ制御部と;を有することを特徴とする一缶二水路給湯
    器。
  3. 【請求項3】 バーナには風呂の追い焚き燃焼時のバー
    ナオフ動作時にバーナ燃焼を引き続き行う常時燃焼局部
    領域が設けられ、バーナオフ制御部によるバーナ燃焼オ
    フ制御時に該常時燃焼局部領域のみの燃焼を行う構成と
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の一缶
    二水路給湯器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120866A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Gastar Corp 一缶二水路給湯システム
JP2007278651A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯装置
JP2014122768A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Gastar Corp 一缶二水路燃焼装置
JP2017067348A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社ガスター 給湯システム及び給湯システムの異常判定方法

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