JP3242052B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP3242052B2
JP3242052B2 JP34336997A JP34336997A JP3242052B2 JP 3242052 B2 JP3242052 B2 JP 3242052B2 JP 34336997 A JP34336997 A JP 34336997A JP 34336997 A JP34336997 A JP 34336997A JP 3242052 B2 JP3242052 B2 JP 3242052B2
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、浴槽や台所等に
給湯を行う給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、瞬間式のガス給湯器から浴槽に
給湯するようにした給湯装置において、ガス給湯器から
浴槽への給湯管の途中に電磁開閉弁を設け、該電磁開閉
弁を開閉することで、浴槽への給湯(湯張り)と給湯停
止とを切り替えるようにしたものが知られている。
【0003】この給湯装置にあっては、ガスバーナによ
り加熱され、給水管から供給される水を昇温させる熱交
換器と、該熱交換器から給湯される湯の温度を検出する
給湯温度センサと、熱交換器を通過する流水の有無を検
出する流水センサとが備えられる。
【0004】そして、使用者による湯張り指示等に応じ
て、前記電磁開閉弁が開弁されると、熱交換器への給水
が開始されて、流水センサにより熱交換器を通過する流
水が検出される。そして、この流水の検出に応じて、ガ
スバーナが作動し、熱交換器中の水の加熱が開始され
る。
【0005】しかし、この場合には、熱交換器を通過し
て加熱された湯が給湯管の先端から浴槽に達する前に、
給湯管中に滞留していた水に加えて、熱交換器中に滞留
していた水が供給される。そのため、前記電磁開閉弁が
開弁されてから、実際に浴槽に給湯されるまでに時間遅
れを生じ、使い勝手が悪いという不都合があった。
【0006】そこで、このような実際に給湯が開始され
るまでの時間遅れを小さくするため、熱交換器の出口付
近の湯の温度を検出する熱交温度センサを設け、給湯停
止中(流水センサにより流水が検出されないとき)も、
該熱交温度センサの検出温度が所定範囲に保たれるよう
に、ガスバーナを間欠的に作動させる保温制御を行うよ
うにしたガス給湯装置が知られている(特開平9−24
3169等)。
【0007】このように、熱交換器内の湯を予め所定温
度範囲内に保つ保温制御を行うことで、前記電磁開閉弁
が開弁されてから、実際に給湯がなされるまでに給水さ
れる水の量を、熱交換器から給湯管の先端までに滞留し
ていた水のみとすることができる。そのため、保温制御
を行わない場合よりも前記遅れ時間を短縮することがで
きる。
【0008】ところで、前記保温制御において、熱交換
器を加熱したときに、該熱交換器内の湯の温度が上昇す
るに従って、該熱交換器内や給湯管内の水圧が上昇す
る。そして、熱交換器内の湯の温度が沸騰する程度まで
上昇すると、高圧により該熱交換器や給湯管の劣化を生
じるおそれがある。
【0009】そこで、このような高圧による熱交換器や
給湯管の劣化を防止するため、一般に、給湯管の途中
に、給湯管内の圧力が所定値以上となったときに開弁作
動して圧力を逃がす過圧逃し弁が設けられる。この過圧
逃し弁は、通常時は弁体がバネにより付勢されて閉弁し
ているが、過圧状態になると、弁体がバネに抗して変位
し、開弁する。そして、過圧逃し弁の開弁時には、湯水
が吐出することから、過圧逃し弁は出口側を器具外に突
出させて配置されている。
【0010】しかし、本願発明者らは、保温制御におい
て、過圧逃し弁で圧力を逃すようにした場合には、以下
の不都合が生じることを知見した。
【0011】即ち、前記保温制御においては、ガスバー
ナによる熱交換器の加熱が間欠的に行われる。そのた
め、熱交換器や給湯管内の圧力の上昇、下降が繰り返さ
れ、前記過圧逃し弁が頻繁に作動する場合が生じ得る。
【0012】このように過圧逃し弁が頻繁に作動する
と、多量の湯水が吐出する。そして、上述したように過
圧逃し弁が器具外に突出していることから、該過圧逃し
弁の作動部にごみ等が挟まる可能性が高くなる。そのた
め、ごみ等が挟まることで過圧逃し弁が閉弁不能とな
り、給湯管から漏水が生じる可能性が高くなるというと
いう不都合が生じることを知見した。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、給湯管からの漏水が生じることを防止した給
湯装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水管により
供給された水を加熱手段により加熱する熱交換器と、該
熱交換器で加熱された湯が出湯される給湯管と、該給湯
管を開閉する給湯開閉手段と、該熱交換器内の圧力が上
昇したときに作動して該圧力を抜く過圧逃し弁と、該給
湯管から給湯される湯の温度を検出する給湯温度センサ
と、前記熱交換器の出口付近の湯の温度を検出する熱交
温度センサと、前記熱交換器を通過する流水の有無を検
出する流水センサと、該流水センサにより流水が検出さ
れているときに、前記給湯温度センサの検出温度が所定
の給湯目標温度と一致するように前記加熱手段の加熱量
を調節する給湯制御と、前記流水センサにより流水が検
出されていないときに、前記熱交温度センサの検出温度
が所定の保温開始温度未満となった時に、前記加熱手段
を所定の保温目標温度に応じて決定される加熱時間の間
作動させる保温制御とを行い、また、所定条件により前
記給湯開閉手段によって前記給湯管を開閉して、前記給
湯管の先端からの給湯と給湯停止とを行う給湯制御手段
とを備えた給湯装置を改良したものである。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第1の
実施の態様は、前記給湯装置において、前記給水管を開
閉する給水開閉手段を設け、前記給湯制御手段は、前記
保温制御において、前記加熱手段を作動させる際に、該
給水開閉手段により前記給水管を閉じて前記熱交換器へ
の給水を禁止した上で、前記給湯開閉手段により前記給
湯管を開けて、該給湯管の先端を開放した状態で前記加
熱手段を作動させることを特徴とする。
【0016】かかる本発明によれば、前記給湯制御手段
は、前記保温制御において、前記加熱手段を作動させる
ときは、前記給水開閉手段により前記給水管を閉めてか
ら、前記給湯開閉手段により前記給湯管を開ける。これ
により、前記熱交換器や前記給湯管に滞留した湯水が給
湯管の先端から流出しない状態で、該給湯管の先端を開
放することができる。
【0017】そして、このように前記給湯間の先端を開
放することで、前記加熱手段により前記熱交換器内の湯
が加熱されて、該熱交換器内や前記給湯管内の水圧が過
剰に上昇しても、前記給湯管の先端から外部に過剰圧力
を逃すことができる。したがって、前記過圧逃し弁が頻
繁に作動することがなく、該過圧逃し弁の可動部にごみ
等が挟まって該過圧逃し弁が閉弁不能となり、該過圧逃
し弁からの漏水が生じることを防止することができる。
【0018】次に、前記過圧逃し弁が、前記熱交換器か
ら離れた場所に配置されているときは、該熱交換器内の
水圧が上昇してから、上昇した圧力が該過圧逃し弁に伝
達されるまでにある程度時間がかかる。そのため、前記
加熱手段による前記熱交換器の加熱が停止した後に、前
記過圧逃し弁に圧力がかかって該過圧逃し弁が開弁作動
する場合がある。
【0019】そこで、本発明の第2の実施の態様は、前
記給湯装置において、前記給水管の開閉を行う給水開閉
手段を設け、前記給湯制御手段は、前記保温制御におい
て、前記加熱手段の作動停止から所定時間の間、前記給
水開閉手段により前記給水管を閉じて前記熱交換器への
給水を禁止した上で、前記給湯開閉手段により前記給湯
管を開けて該給湯管の先端を開放した状態とする。
【0020】これにより、前記加熱手段の停止後、前記
過圧逃し弁付近まで伝達された過剰圧力を、前記給湯管
の先端から外部に逃すことができる。したがって、上述
した第1の実施の態様と同様に、前記過圧逃し弁が頻繁
に作動することがなく、該過圧逃し弁の可動部にごみ等
が挟まって該過圧逃し弁が閉弁不能となり、該過圧逃し
弁からの漏水が生じることを防止することができる。
【0021】また、前記給水開閉手段としては、水量サ
ーボや電磁開閉弁等のアクチュエータが使用される。そ
して、これらのアクチュエータは、開状態から閉状態に
移行する際に、ある程度の作動時間を必要とする。
【0022】そこで、前記給湯制御手段は、前記保温制
御において、前記加熱手段を作動させる際に、前記給水
開閉手段に対して閉指示を与えることを特徴とする。
【0023】このように、前記加熱手段を作動させる際
に、予め前記給水開閉手段に対して閉指示を与えておく
ことで、前記加熱手段の作動中に前記給水開閉手段によ
り前記給水管を閉状態とすることができる。したがっ
て、前記加熱手段の作動停止後に前記給水開閉手段に対
して閉指示を行ったときに必要であった、該加熱手段の
停止後の前記給水開閉手段の作動時間分の待ち時間が不
要となる。
【0024】また、前記第1、第2の実施の態様におけ
る前記給水開閉手段は、前記熱交換器への給水流量を調
節する流量調節手段であることを特徴とする。
【0025】給湯装置において、給水管の途中に流量調
節手段を設け、給湯管からの給湯温度を所定の給湯目標
温度と一致させるために、該流量調節手段により前記熱
交換器への給水流量を調節するようにしたものがある。
【0026】このものにあっては、前記流量調節手段に
より前記給水管を閉じることができる。そのため、該流
量調節手段を前記給水開閉手段として転用することで、
前記給水開閉手段を新たに設けることが不要となる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照して説明する。図1は本発明の給
湯装置の全体構成図、図2は図1に示した給湯装置に備
えられたリモコンの外観図、図3〜図6は図1に示した
給湯装置の動作フローチャートである。
【0028】図1を参照して、給湯装置1は、給湯部2
と、追焚き部3とからなり、コントローラ4により給湯
部2と追焚き部3とを制御する構成となっている。
【0029】給湯部2は、コントローラ4からの制御信
号により作動する給湯バーナ5(本発明の加熱手段に相
当)によって加熱される給湯熱交換器6(本発明の熱交
換器に相当)、図示しない水道管と接続されて給湯熱交
換器6に給水する給水管7、コントローラ4からの制御
信号により給水管7の開度を調節する水量サーボ8、給
水される水の温度を検出してコントローラ4に出力する
給水温度センサ9、給湯熱交換器6を通過する流水の有
無を検出してコントローラ4に出力する流水センサ1
0、給湯熱交換器6で加熱された湯が出湯される給湯管
11、給水管7に給水される水の一部を給湯管11に混
合させるバイパス管12、コントローラ4からの制御信
号によりバイパス管12の開度を調節するバイパスサー
ボ13、給湯管11とバイパス管12との合流点の下流
の給湯配管25中の湯の温度を検出してコントローラ4
に出力する給湯温度センサ14、及び給湯熱交換器6の
出口付近の湯の温度を検出してコントローラ4に出力す
る熱交温度センサ15を備える。
【0030】水量サーボ8は、本発明の流量調節手段に
相当し、使用者がカラン26を開けすぎた場合等、給湯
バーナ5の最大燃焼量に対して給水管7からの給水流量
が多過ぎる場合に、該給水流量を制限するためのもので
あるが、本第1の実施の形態では、水量サーボ8を、後
述するように過剰圧を逃す際に給水管を閉じて給湯熱交
換器6への給水を禁止するための給水開閉手段として転
用している。
【0031】また、給湯バーナ5に燃料ガスを供給する
ガス供給管16には、コントローラ4からの制御信号に
より開閉される元ガス電磁弁17、及び給湯ガス電磁弁
18,19と、コントローラ4からの制御信号によりそ
の開度が調節される給湯ガス比例弁20とが備えられ
る。
【0032】21は給湯バーナ5に燃焼用空気を供給す
る給湯燃焼ファンであり、コントローラ4からの制御信
号によりその回転速度が可変される。22はコントロー
ラ4からの制御信号によりイグナイタ23を介して高電
圧が印加され、給湯バーナ5に点火する給湯点火プラグ
であり、24は給湯バーナ5の燃焼状態を検出してコン
トローラ4に出力する給湯フレームロッドである。27
は給湯熱交換器6や給湯管11内の水圧が所定圧力以上
まで上昇したときに開弁して、過剰圧力を逃がす過圧逃
し弁である。
【0033】過圧逃し弁27は、通常時は弁体がバネに
より付勢されて閉弁しているが、過圧状態になると弁体
がバネに抗して変位し、開弁する。そして、過圧逃し弁
27の開弁時には湯水が吐出することから、過圧逃し弁
27は出口側を器具外に突出させて配置される。
【0034】一方、追焚き部3は、コントローラ4から
の制御信号により作動する風呂バーナ40によって加熱
される風呂熱交換器41、コントローラ4からの制御信
号により浴槽42内の湯を循環路43(本発明の給湯管
の一部に相当),風呂熱交換器41を介して循環させる
循環ポンプ44、浴槽42内の湯の温度を検出してコン
トローラ4に出力する風呂温度センサ45、及び循環路
43中の水流の有無を検出してコントローラ4に出力す
る水流スイッチ46を備える。
【0035】また、風呂バーナ40に燃料ガスを供給す
るガス供給管16には、コントローラ4からの制御信号
により開閉される風呂ガス電磁弁47と、燃料ガスの供
給量を一定に保つためのガスガバナ48とが備えられ
る。
【0036】49は風呂バーナ40に燃焼用空気を供給
する風呂燃焼ファンであり、コントローラ4からの制御
信号によりその回転速度が可変される。50はコントロ
ーラ4からの制御信号によりイグナイタ23から高電圧
が印加されて、風呂バーナ40に点火する風呂点火プラ
グである。51は風呂バーナ40の燃焼状態を検出して
コントローラ4に出力する風呂フレームロッドである。
【0037】また、循環路43は、コントローラ4から
の制御信号により開閉される注湯電磁弁52(本発明の
給湯開閉手段に相当),風呂給湯管53(本発明の給湯
管の一部に相当),三方弁54を介して給湯配管25と
接続される。これにより、注湯電磁弁52を開弁するこ
とで、給湯部2から浴槽42への給湯路(本発明の給湯
管に相当)が形成されて、給湯が行われる。尚、56は
浴槽42への給湯流量を検出してコントローラ4に出力
する流量センサ、57は浴槽42内の湯の水位を静水圧
により検出し、コントローラ4に出力する水位センサで
ある。
【0038】コントローラ4は、給湯制御手段31と追
焚き制御手段32とを含んで、CPU、ROM、RAM
等により構成され、リモコン30によって指示される各
種運転モードに応じて給湯部2と追焚き部3の制御を行
う。
【0039】次に、図2を参照して、リモコン30は、
給湯装置1全体の運転開始と運転停止とを指示する運転
スイッチ60と、浴槽42に所定湯張り量の給湯をし、
該給湯後に所定沸き上げ温度までの追焚きを行う自動運
転の開始を指示する自動スイッチ61と、給湯配管25
への給湯目標温度を設定する給湯温度スイッチ62と、
内蔵時計の時刻を設定する時計時刻設定モードを指定す
る時計設定スイッチ63と、前記自動運転の予約時間を
設定する予約時刻設定モードを指定する予約設定スイッ
チ64と、時計時刻設定モード及び予約時刻設定モード
において、各時刻の設定を行う時設定スイッチ65,分
設定スイッチ66と、前記自動運転の予約をセットする
予約運転スイッチ67と、給湯熱交換器6内の湯の温度
を所定範囲に保つ保温運転の実行を指示する保温スイッ
チ68と、給湯温度や時刻等を表示する表示部69とを
有する。
【0040】使用者が、リモコン30の運転スイッチ6
0を操作すると、給湯装置1全体が運転待機状態とな
り、運転スイッチ60に内蔵された運転ランプ70が点
灯する。この状態で、使用者が給湯配管25の先端に接
続されたカラン26を開けると、給水管7への給水が開
始され、流水センサ10で流水が検出される。コントロ
ーラ4は、流水センサ10からの出力により、給水管7
への給水の開始を認識したときは給湯燃焼ファン21を
作動させ、元ガス電磁弁17,給湯ガス比例弁20,給
湯ガス電磁弁18,19を開弁し、イグナイタ23に高
電圧を印加して給湯点火プラグ22に火花放電を生じさ
せて給湯バーナ5の点火処理を行う。
【0041】コントローラ4に備えられた給湯制御手段
31は、給湯フレームロッド24の出力により、給湯バ
ーナ5の点火がなされたことを認識したときは、給湯温
度センサ14の検出温度と、リモコン30で設定された
給湯目標温度とが一致するように、給湯ガス比例弁20
の開度、給湯燃焼ファン21の回転速度、給湯ガス電磁
弁18,19の開閉、水量サーボ8の開度、及びバイパ
スサーボ13の開度を調節する給湯制御を実行する。こ
れにより、カラン26から使用者の設定した温度の湯が
給湯される。
【0042】また、使用者が、リモコン30の自動スイ
ッチ61を操作すると、コントローラ4は上述した自動
運転を開始し、給湯制御手段31は、先ず注湯電磁弁5
2を開弁する。注湯電磁弁52の開弁により、給水管7
への給水が開始され、上述した使用者がカラン26を開
けたときと同様にして、給湯バーナ5が点火され、給湯
管11から、注湯電磁弁52、風呂給湯管53、三方弁
54、及び循環路43を経由して前記給湯目標温度での
給湯が開始される。
【0043】コントローラ4は、流量センサ56からの
出力に基づいて浴槽42への給湯量を累積し、累積値が
前記湯張り量に達した時に、給湯制御手段31が注湯電
磁弁52を閉弁して浴槽42への所定量の給湯(湯張
り)を終了する。
【0044】コントローラ4は浴槽42への湯張り終了
後、風呂温度センサ45の出力により浴槽42内の湯の
温度を検出し、検出温度が前記沸き上げ温度未満であっ
たときには、該沸き上げ温度まで、浴槽42内の湯を昇
温させる。
【0045】この昇温を行うため、コントローラ4に備
えられた追焚き制御手段32は、風呂ポンプ44を作動
させて浴槽42内の湯を循環路43を介して循環させる
と共に、風呂燃焼ファン49を作動させ、元ガス電磁弁
17,風呂ガス電磁弁47を開弁し、イグナイタ23を
介して風呂点火プラグ50に高電圧を印加して火花放電
を生じさせ、風呂バーナ40の点火処理を行う。
【0046】そして、追焚き制御手段32は、風呂フレ
ームロッド51の出力により、風呂バーナ40の点火が
なされたことを認識したときは、風呂温度センサ45の
検出温度が、前記沸き上げ温度に達するまで、風呂バー
ナ40の燃焼を継続する。これにより、浴槽42内の湯
が前記沸き上げ温度まで昇温される。
【0047】尚、追焚き制御手段32は、浴槽42内の
湯が前記沸き上げ温度となった後、4時間の間は、浴槽
42内の湯の温度がほぼ該沸き上げ温度に保たれるよう
に、風呂バーナ40を断続的に燃焼させる風呂保温動作
を行う。そして、この風呂保温動作中はリモコン30の
表示部69に保温マーク72が表示される。
【0048】また、使用者が予約運転スイッチ67を操
作したときは、予約運転がセットされ、リモコン30の
表示部69に予約マーク71が表示される。そして、予
約設定スイッチ64及び時スイッチ65,分スイッチ6
6で予め設定された予約時刻になったときに上述した自
動運転が実行される。
【0049】次に、使用者が保温スイッチ68を操作し
たときは、給湯制御手段31は給湯熱交換器6内の湯の
温度を、所定時間の間(例えば1時間)、所定温度範囲
内に保つ保温運転を実行する。この保温運転は、使用者
がカラン26を開いてから、実際にカラン26に給湯さ
れるまでの時間(遅れ時間)を短縮するための処理であ
る。
【0050】上述したように、給湯バーナ5が点火され
るのは、通常は、流水センサ10により熱交換器6への
給水が開始が認識された時である。そしてこの時、給湯
配管25,給湯管11,及び熱交換器6には水が滞留し
た状態にある。そのため、カラン26から給湯されるの
は、給湯配管25,給湯管11,及び熱交換器6に滞留
していた水が給水された後となる。尚、給湯熱交換器6
内の配管の長さは、例えば2.5mである。
【0051】そこで、予め給湯熱交換器6内の湯を保温
しておくことで、給湯が開始される前に給水される水の
量を、給湯配管25と給湯管11内の滞留分だけに減少
することができ、使用者がカラン26を開いてから、実
際に給湯が開始されるまでの遅れ時間を短縮することが
できる。
【0052】また、同様の理由により、前記自動運転を
開始したときに、給湯注湯弁52が開弁されてから、実
際に浴槽42に給湯がなされるまでの遅れ時間も短縮さ
れる。
【0053】以下、図3〜図6のフローチャートを参照
して、給湯制御手段31による保温制御の処理内容を詳
細に説明する。
【0054】図3を参照して、STEP1で使用者が保
温スイッチ68を操作すると、給湯制御手段31は保温
制御を開始し、STEP2で保温スイッチ68に内蔵さ
れた受付ランプ73を点灯させ、STEP3でサブルー
チンAを実行する。尚、サブルーチンAの処理内容につ
いては後述する。
【0055】次に、STEP4で給湯バーナ5の燃焼停
止から5分が経過したか否かを判断する。この5分とい
う設定時間は、給湯バーナ5の燃焼が停止してから給湯
熱交換器6内の湯の温度が均一になり、給湯熱交換器6
内の湯の温度と、熱交温度センサ15とが一致するよう
になるのに必要と想定される時間である。
【0056】そして、給湯制御手段31は、STEP5
で給湯バーナ5の燃焼を開始する温度である保温開始温
度を、給水温度センサ9で検出される給水温度と、リモ
コン30の給湯温度スイッチ62により設定された前記
給湯目標温度とに基づいて決定する。本実施の形態の給
湯装置1では、給湯熱交換器6から給湯管11を介して
出湯される湯と、給水管8からバイパス管12を介して
給水される水とが、給湯目標温度となるように混合され
て給湯配管25に供給される。そのため、給水温度と給
湯目標温度の双方に応じて、給湯熱交換器6内の湯の保
温開始温度を決定する必要がある。
【0057】STEP6で、熱交温度センサ15により
検出される給湯熱交換器6内の湯の温度が保温開始温度
以上であるときは、STEP31に分岐してリモコン3
0の表示部69に、給湯熱交換器6内の湯が保温開始温
度から保温目標温度までの範囲に保たれていることを示
すOKマーク74を表示させ、STEP32でバイパス
サーボ13の開度を、給水温度センサ53による給水温
度の検出値と、熱交温度センサ15による給湯熱交換器
6内の湯の温度の検出値に応じて、給湯熱交換器6から
の給湯とバイパス管12からの給水が混合されたときの
温度が、前記給湯目標温度と一致するように調節する。
【0058】一方、STEP6で、熱交温度センサ15
により検出される給湯熱交換器6内の湯の温度が保温開
始温度未満であるときには、STEP7に進み、保温ス
イッチ73が操作されてから1回目、或いは給湯制御が
停止(サブルーチンAのSTEP66)されてから1回
目の処理であるときは、STEP8に進んでカウンタ変
数Cをクリアする。カウンタCの機能については後述す
る。
【0059】図4のSTEP9では、給湯熱交換器6内
に水が滞留しているか否かを検出する。本実施の形態で
は、水の滞留の有無の検出は、熱交温度センサ15にサ
ーミスタを用い、該サーミスタに高電圧を印加して自己
発熱させたときの該サーミスタの温度上昇率、及び高電
圧の印加を停止した後の該サーミスタの温度下降率が、
該サーミスタが水中にあるとき(給湯熱交換器6中に水
有り)と、空気中にあるとき(給湯熱交換器6中に水無
し)とで異なることを利用して行われる。
【0060】STEP9で、給湯熱交換器6中に水が有
ると判定されたときは、STEP10からSTEP11
に進んで、給湯バーナ5の燃焼を停止する温度である保
温目標温度を、前記保温開始温度よりも所定温度高い温
度に決定する。
【0061】そしてSTEP12で、給湯熱交換器6内
の湯の温度を、前記保温開始温度から前記保温目標温度
まで上昇させるのに必要な給湯バーナ5の燃焼時間Tを
算出する。尚、燃焼時間Tの算出は、給湯ガス電磁弁1
8,19を共に開弁し、給湯ガス比例弁の開度を給湯バ
ーナの燃焼が可能な最小開度としたときの給湯ガスバー
ナの加熱量に基づいて行われる。
【0062】次に、STEP13からSTEP15は、
給湯バーナ5により給湯熱交換器6内の湯が加熱され
て、給湯熱交換器6や給湯管25内の水圧が過剰に上昇
したときに対処するための処理である。
【0063】給湯熱交換器6内の湯の温度の上昇に伴っ
て、給湯熱交換器6や給湯管11内の水圧が所定圧力以
上まで上昇すると、過圧逃し弁27が開弁して過剰な圧
力が外部に逃がされる。これにより、過剰な圧力により
給湯熱交換器6や給湯管25の破損や劣化が生じること
が防止される。
【0064】しかし、前記保温制御においては、給湯バ
ーナ5が間欠的に作動されるため、熱交換器6内の水圧
が上下に変動し、過圧逃し弁27が頻繁に開閉する場合
がある。そして、このように過圧逃し弁27が頻繁に開
閉すると、それだけ過圧逃し弁27の可動部にごみ等が
挟まる可能性が高くなる。そして、過圧逃し弁27の可
動部にごみ等が挟まって、過圧逃し弁27が閉弁不能と
なると、過圧逃し弁27から漏水してしまう。
【0065】そこで、給湯制御手段31は、極力、過圧
逃し弁27が作動しないようにするための処理を行う。
給湯制御手段31は、先ず、STEP13で水量サーボ
8を全閉する。尚、STEP14の3秒の待ち時間は、
水量サーボ8に全閉を指示する制御信号を出力してか
ら、実際に水量サーボ8が全閉状態となるまでに要する
時間である。
【0066】そして、このように水量サーボ8を全閉し
て、給湯熱交換器6への給水を禁止した状態で、STE
P15で注湯電磁弁52を開弁する。これにより、給湯
管11の先端が給湯配管25、風呂給湯管53、及び循
環路43を経由して浴槽42の給湯口で開放状態とな
る。尚、このとき水量サーボ8は全閉されているので、
給湯熱交換器6や給湯管11内に滞留した湯が浴槽42
に流出してしまうことはない。
【0067】給湯制御手段31は、このように給湯管2
5の先端を開放した後に、STEP16で、給湯ガス電
磁弁18,19を共に開弁し、給湯ガス比例弁の開度を
給湯バーナの燃焼が可能な最小開度とした状態で給湯バ
ーナ5の燃焼を開始する。これにより、給湯バーナ5に
より加熱された給湯熱交換器6内の水圧が上昇する前
に、過剰な圧力を給湯管11、給湯配管25、風呂給湯
管53、及び循環路43を介して浴槽42に逃すことが
できる。
【0068】したがって、過圧逃し弁27を作動させる
ことなく過剰圧力を外部に逃すことができ、過圧逃し弁
27が頻繁に作動することがない。これにより、過圧逃
し弁27が閉弁不能となり、過圧逃し弁27からの漏水
が生じることを防止している。また、給湯熱交換器6内
の水圧が大きく上昇することがないため、浴槽42に温
水が吐出することがない。
【0069】次にSTEP17で、STEP12で算出
した燃焼時間Tを設定時間とするタイマTを起動し、S
TEP18でタイマTがタイムアップするのを待って、
STEP19で給湯バーナ5の燃焼を停止する。
【0070】そして、図5のSTEP20で注湯電磁弁
52を閉弁し、STEP21で注湯電磁弁52の閉弁動
作時間である0.5秒を待って、STEP22で水量サ
ーボ8を最大開度まで開けて給湯熱交換6への給水禁止
状態を解除し、STEP23で表示部69にOKマーク
74が表示されていないときは、STEP24でOKマ
ーク74を表示してSTEP4に戻る。
【0071】以後STEP4〜STEP24の処理が繰
り返され、STEP6で熱交温度センサ15の検出温度
が保温開始温度未満となったときに、STEP16〜S
TEP19で給湯バーナ5が作動される。これにより、
給湯熱交換器6内の湯の温度が保温開始温度から保温目
標温度までの範囲内に保たれる。
【0072】尚、STEP6で熱交温度センサ15の検
出温度が、保温開始温度以上であるときには、給湯バー
ナ5を燃焼させる必要がないので、STEP31に分岐
して表示部69にOKマーク74を表示し、STEP3
2で熱交温度センサ15と給水温度センサ9の検出温度
に応じてバイパスサーボ13の開度を調節する。
【0073】次に、図6に示したサブルーチンAの処理
内容について説明する。STEP50は保温スイッチ6
8のOFF操作の検出部であり、使用者が保温スイッチ
68をOFF操作するとSTEP60に分岐し、給湯バ
ーナ5が燃焼中であったときはSTEP64で給湯バー
ナ5の燃焼を停止する。そしてSTEP61で表示部6
9のOKマーク74の表示をOFFし、STEP62で
保温スイッチ68に内蔵された受付ランプ73を消灯し
て保温制御を終了する。
【0074】STEP51は、カラン26の開閉を検知
するための処理であり、使用者がカラン26を開け、流
水センサ10の出力により給水管への給水を検出したと
きには、給湯制御手段31は、STEP65で後述する
待機フラグFをリセット(F=0)し、STEP66で
後述する1時間タイマをリセットし、STEP68で水
流センサ10の出力から給水の停止を検知するまで、S
TEP67で上述した給湯制御を行う。
【0075】STEP52は、後述する1時間タイマが
タイムアップした状態にあることを示す待機フラグFが
セット(F=1)されているか否かの判定処理であり、
待機フラグFがセット(F=1)されているときには、
STEP50に分岐してSTEP50〜STEP52の
待ちループが実行される。
【0076】STEP53は1時間タイマが動作中であ
るか否かの判定処理である。この1時間タイマは、保温
制御の実行時間である1時間を管理するものであり、S
TEP53で1時間タイマが動作中でないときにはST
EP54で1時間タイマを起動する。即ち、保温制御ス
イッチ73が操作されてから最初にサブルーチンAが実
行されたとき、及びSTEP51で給水が検知されてS
TEP65〜STEP67の給湯運転が終了した後、最
初にサブルーチンAが実行されたときに、1時間タイマ
が起動される。
【0077】そして、図3〜図5のフローチャートにお
いては、各待ちループ中でサブルーチンAが逐次実行さ
れ、保温制御の実行中に、サブルーチンAのSTEP5
5で1時間タイマがタイムアップしたときには、STE
P56で給湯バーナ5の燃焼の有無を判定し、給湯バー
ナ5が燃焼中であったときにはSTEP67で給湯バー
ナ5の燃焼を停止する。続いてSTEP57で待機フラ
グFをセット(F=1)し、STEP58で1時間の保
温制御が終了したことを使用者に知らせるため、表示部
69のOKマーク74の表示をOFFして、STEP5
0に戻り、STEP50〜STEP52の待ちループを
実行する。
【0078】尚、図3のフローチャートのSTEP34
〜STEP38は、水漏れに対処する為の処理である。
即ち、1時間タイマがタイムアップする前に、10回目
の給湯バーナ5の燃焼が必要となったときには、給湯熱
交換器6内の湯の温度の低下が急であり、給湯管11等
に水漏れ箇所があるために給水管7から給湯熱交換器6
に給水がなされていると判断して、STEP35からS
TEP36に分岐して保温制御を禁止し、STEP37
で表示部69のOKマーク74の表示をOFFする。
【0079】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本第2の実施の形態の給湯装置の構成は、前
記第1の実施の形態と同様であり、保温制御における過
剰圧力を逃すための処理のみが異なる。
【0080】図1を参照して、過圧逃し弁27が給湯熱
交換器6から比較的離れた箇所に設けられているとき
は、給湯熱交換器6内で過剰圧力が発生してから、該過
剰圧力が給湯管11及び給湯配管25を伝達して過圧逃
し弁27に至るまでに時間がかかる。
【0081】そのため、このときには、給湯バーナ5の
燃焼中よりも、給湯バーナ5の燃焼停止後に過圧逃し弁
27が開弁作動する可能性が高くなる。そこで、本第2
の実施の形態の給湯制御手段31は、給湯バーナ5の燃
焼停止後に過剰圧力を逃すための処理を行う。
【0082】以下、図7〜図9を参照して、本第2の実
施の形態における過剰圧力を逃す処理について説明す
る。尚、保温スイッチ68が操作されてから、図7のS
TEP12で燃焼時間Tを算出するまでの処理は、図
3、図4に示した前記第1の実施の形態と同様であり、
図6に示したサブルーチンAの処理内容も同様である。
【0083】給湯制御手段31は、図7のSTEP13
で給湯ガス電磁弁18,19を共に開弁し、給湯ガス比
例弁20の開度を給湯バーナ5の燃焼が可能な最小開度
とした状態で給湯バーナ5の燃焼を開始する。そして、
STEP14で、STEP12で算出した燃焼時間Tを
設定時間とするタイマTを起動し、STEP15でタイ
マTがタイムアップするのを待って、STEP16で給
湯バーナ5の燃焼を停止する。
【0084】次に、STEP17〜STEP23まで
が、過剰圧力を逃すための処理である。給湯制御手段3
1は、先ずSTEP17で水量サーボ8を全閉する。続
くSTEP18の3秒の待ち時間は、上述したように、
水量サーボ8に全閉を指示する制御信号を出力してか
ら、実際に水量サーボ8が全閉状態となるまでに要する
時間である。
【0085】給湯制御手段31は、このように水量サー
ボ8を全閉して、給湯熱交換器6への給水を禁止した状
態で、STEP19で注湯電磁弁52を開弁する。これ
により、給湯管11の先端が、給湯配管25、風呂給湯
管53、循環路43を経由して浴槽42の給湯口で開放
状態となり、該開放状態がSTEP20で所定時間が経
過するまで維持される。
【0086】このように、給湯バーナ6の燃焼停止後、
所定時間の間、給湯配管25の先端を開放状態とするこ
とで、給湯熱交換器6内で発生した過剰圧力が、給湯管
11及び給湯配管25を伝達して、給湯バーナ6の停止
後に過圧逃し弁27付近まで到達したときに、到達した
過剰圧力を風呂給湯管53と循環路43を介して浴槽4
2の給湯口から逃すことができる。
【0087】したがって、前記第1の実施の態様と同
様、過圧逃し弁27を作動させることなく過剰圧力を逃
すことができ、過圧逃し弁27が頻繁に作動することが
ない。これにより、過圧逃し弁27が閉弁不能となり、
過圧逃し弁27からの漏水が生じることを防止してい
る。
【0088】給湯制御手段31は、STEP20で所定
時間が経過すると、STEP21で注湯電磁弁52を閉
弁し、STEP21で注湯電磁弁52の閉弁作動時間で
ある0.5秒を待って、STEP23で水量サーボ8を
所定開度まで開けて給湯熱交換6への給水禁止状態を解
除する。
【0089】そして、STEP24で表示部69にOK
マーク74が表示されていないときは、STEP25で
OKマーク74を表示してSTEP4に戻る。以後、S
TEP4〜STEP25の処理が繰り返され、STEP
6で熱交温度センサ15の検出温度が保温開始温度未満
となったときに、STEP13〜STEP16で給湯バ
ーナ5が作動される。これにより、給湯熱交換器6内の
湯の温度が保温開始温度から保温目標温度までの範囲内
に保たれる。
【0090】尚、図7,図8のフローチャートでは、給
湯制御手段31は、図7のSTEP16で給湯バーナ5
の燃焼を停止させてから、STEP18で水量サーボ8
に全閉を指示する制御信号(本発明の閉指示に相当)を
出力し、STEP18で水量サーボ8の作動時間である
3秒が経過するのを待ってから、図8のSTEP19で
注湯電磁弁52に開弁を指示する制御信号を出力するよ
うにしたが、これを図9に示したように、STEP13
で水量サーボ8に全閉を指示する制御信号を出力してか
らSTEP14で給湯バーナ5の燃焼を開始するように
してもよい。
【0091】このようなフローとすることで、図9のS
TEP16でタイマTがタイムアップするまで(通常、
3秒以上となる)、即ち、給湯バーナ5の燃焼中に水量
サーボ8を全閉させることができる。これにより、図9
のSTEP17で給湯バーナ5の燃焼を停止した後、S
TEP18で直ちに注湯電磁弁52に開弁を指示する制
御信号を出力することができ、図7のフローチャートで
必要であったSTEP18の待ち時間が不要となる。
【0092】尚、前記第1、第2の実施の形態において
は、水量サーボ8を全閉して給湯熱交換器6への給水を
禁止したが、水量サーボ8を有しない給湯装置にあって
は、給水管に電磁開閉弁等の開閉手段を設け、該開閉手
段により給湯熱交換器への給水を禁止するようにしても
よい。
【0093】また、前記第1、第2の実施の形態では、
加熱手段としてガスバーナを用いた給湯装置を示した
が、灯油バーナや電気ヒータ等を加熱手段とした給湯装
置に対しても本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯装置の全体構成図。
【図2】図1に示した給湯装置に備えられたリモコンの
外観図。
【図3】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図4】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図5】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図6】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図7】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図8】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【図9】図1に示した給湯装置の動作フローチャート。
【符号の説明】
1…給湯装置、2…給湯部、3…追焚き部、4…コント
ローラ、5…給湯バーナ、6…給湯熱交換器、7…給水
管、8…水量サーボ、9…給水温度センサ、10…流水
センサ、11…給湯管、12…バイパス管、13…バイ
パスサーボ、14…給湯温度センサ、15…熱交温度セ
ンサ、16…ガス供給管、17…元ガス電磁弁、18,
19…給湯ガス電磁弁、20…給湯ガス比例弁、21…
給湯燃焼ファン、22…給湯点火プラグ、23…イグナ
イタ、24…給湯フレームロッド、25…給湯配管、2
6…カラン、27…過圧逃し弁、30…リモコン、31
…給湯制御手段、32…追焚き制御手段、40…風呂バ
ーナ、41…風呂熱交換器、42…浴槽、43…循環
路、44…循環ポンプ、45…風呂温度センサ、46…
水流スイッチ、47…風呂ガス電磁弁、48…風呂ガス
ガバナ、49…風呂燃焼ファン、50…風呂点火プラ
グ、51…風呂フレームロッド、52…注湯電磁弁、5
3…風呂給湯管、54…三方弁、56…流量センサ、5
7…水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−132565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 302 F24H 1/10 303

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管により供給された水を加熱手段によ
    り加熱する熱交換器と、該熱交換器で加熱された湯が出
    湯される給湯管と、該給湯管を開閉する給湯開閉手段
    と、該熱交換器内の圧力が上昇したときに作動して該圧
    力を抜く過圧逃し弁と、該給湯管から給湯される湯の温
    度を検出する給湯温度センサと、前記熱交換器の出口付
    近の湯の温度を検出する熱交温度センサと、前記熱交換
    器を通過する流水の有無を検出する流水センサと、 該流水センサにより流水が検出されているときに、前記
    給湯温度センサの検出温度が所定の給湯目標温度と一致
    するように前記加熱手段の加熱量を調節する給湯制御
    と、前記流水センサにより流水が検出されていないとき
    に、前記熱交温度センサの検出温度が所定の保温開始温
    度未満となった時に、前記加熱手段を所定の保温目標温
    度に応じて決定される加熱時間の間作動させる保温制御
    とを行い、また、前記給湯開閉手段によって前記給湯管
    を開閉して、前記給湯管の先端からの給湯と給湯停止と
    を行う給湯制御手段とを備えた給湯装置において、 前記給水管を開閉する給水開閉手段を設け、前記給湯制
    御手段は、前記保温制御において、前記加熱手段を作動
    させる際に、該給水開閉手段により前記給水管を閉じて
    前記熱交換器への給水を禁止した上で、前記給湯開閉手
    段により前記給湯管を開けて、該給湯管の先端を開放し
    た状態で前記加熱手段を作動させることを特徴とする給
    湯装置。
  2. 【請求項2】給水管により供給された水を加熱手段によ
    り加熱する熱交換器と、該熱交換器で加熱された湯が出
    湯される給湯管と、該給湯管を開閉する給湯開閉手段
    と、該熱交換器内の圧力が上昇したときに作動して該圧
    力を抜く過圧逃し弁と、該給湯管から給湯される湯の温
    度を検出する給湯温度センサと、前記熱交換器の出口付
    近の湯の温度を検出する熱交温度センサと、前記熱交換
    器を通過する流水の有無を検出する流水センサと、 該流水センサにより流水が検出されているときに、前記
    給湯温度センサの検出温度が所定の給湯目標温度と一致
    するように前記加熱手段の加熱量を調節する給湯制御
    と、前記流水センサにより流水が検出されていないとき
    に、前記熱交温度センサの検出温度が所定の保温開始温
    度未満となった時に、前記加熱手段を所定の保温目標温
    度に応じて決定される加熱時間の間作動させる保温制御
    とを行い、また、前記給湯開閉手段によって前記給湯管
    を開閉して、前記給湯管の先端からの給湯と給湯停止と
    を行う給湯制御手段とを備えた給湯装置において、 前記給水管を開閉する給水開閉手段を設け、前記給湯制
    御手段は、前記保温制御において、前記加熱手段の作動
    停止から所定時間の間、前記給水開閉手段により前記給
    水管を閉じて前記熱交換器への給水を禁止した上で、前
    記給湯開閉手段により前記給湯管を開けて、該給湯管の
    先端を開放した状態とすることを特徴とする給湯装置。
  3. 【請求項3】前記給湯制御手段は、前記保温制御におい
    て、前記加熱手段を作動させる際に、前記給水開閉手段
    に対して閉指示を与えることを特徴とする請求項2記載
    の給湯装置。
  4. 【請求項4】前記給水開閉手段は、前記熱交換器への給
    水流量を調節する流量調節手段であることを特徴とする
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の給湯装置。
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