JP3529172B2 - 温水暖房装置 - Google Patents

温水暖房装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱源機で温水を加熱し、
この温水を循環する暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス温水ボイラなどの熱源機で、高温の
温水を得、この温水を、温水往管と温水復管とを接続す
るバイパス管を介して、循環する典型的な従来技術の暖
房装置では、循環水にエチレングリコールなどの不凍液
が混入されている。これは暖房装置が運転されないまま
大気温が零度以下に低下して暖房装置内の循環水が凍結
して、配管、特に熱源機内の熱交換器が破損するのを防
ぐためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温水暖房装置に使用す
る循環水の量は、暖房すべき床面積によって異なるが相
当の量となり、これに混合すべき不凍液の量も多くな
り、循環水が高価なものになる。また循環水を補給する
場合も排出する場合も手軽にできないという問題があ
る。このため不凍液を用いない水だけを循環水に使用で
きる温水暖房装置が望まれている。
【0004】本発明の目的は、循環水に水だけを用いた
温水暖房装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、暖房すべき部
屋に温水を送る温水往管22と、暖房すべき部屋から、
温度が低くなった温水が戻ってくる温水復管23と、ガ
スバーナ12によって熱交換器15内の水を加熱して、
加熱された温水を温水往管22に導く温水ボイラ11
と、温水タンク24の温水を熱交換器15に加圧して送
る循環ポンプ21と、温水往管22と温水復管23とを
接続し、暖房負荷が少ないとき、温水の一部を流すバイ
パス管25と、バイパス管25に設けられる分岐管31
と、分岐管31に設けられる電磁弁32と、分岐管31
に、電磁弁32と直列に設けられ、外気温が予め定める
温度範囲の温度以下で水を排出し、前記温度以上で閉鎖
する無動力弁33と、制御器2であって、電源ON時に
おいて、電磁弁32を閉じ、循環ポンプ21を運転する
とともに温水ボイラ11を運転し、電源OFF時におい
て、循環ポンプ21を停止するとともに温水ボイラ11
の運転を停止し、電磁弁32を開く制御器2とを含むこ
とを特徴とする温水暖房装置である。また本発明は、温
水タンク24と、温水タンク24に水を給水する給水管
28と、給水管28に設けられる第2の電磁弁36と、
温水タンク24に設けられ、温水タンク24の温水の量
を検出する水位センサ37とを含み、前記制御器2は、
電源ON時において、水位センサ37の出力に応答し
て、水位センサ37による検出水位が予め定める規定水
位未満であれば、前記給水管28に設けられる電磁弁3
6を開くとともに、循環ポンプ21および温水ボイラ1
1を停止し、前記検出水位が規定水位以上であれば、前
記給水管28に設けられる電磁弁36を閉じるととも
に、循環ポンプ21および温水ボイラ11を運転し、電
源OFF時において、循環ポンプ21および温水ボイラ
11を停止し、温水管28に設けられる電磁弁36を閉
じることを特徴とする。
【0006】
【作用】温水ボイラのような温水暖房装置の熱源機は位
置的に最下方に設けられ、暖房負荷が低いときでも支障
なく運転できるように温水往管と温水復管との間にバイ
パス管が設けられている。
【0007】本発明に従えば、このバイパス管に第2の
電磁弁32と無動力弁33とを直列に設けた分岐管31
を取付ける。電磁弁は、電源がOFFのときに開く。冬
期で電源OFF状態で外気温が予め定める温度範囲以下
であるたとえば3℃以下になると、さらに無動力弁33
が開き、循環水が排出される。これによって装置内の循
環水が凍結して温水ボイラ11や配管が破損するのが防
がれる。したがって循環水に高価な不凍液を混ぜなくて
もよい。また、電源がONのときは、第1電磁弁32が
閉になっているため、外気温がたとえば3℃以下になり
無動力弁33が開になっても循環水は排出されない。ま
た、本発明に従えば、制御器2は、電源ON時に、水位
センサ37による検出水位が予め定める規定水位未満で
あれば、給水管28の電磁弁26を開いて給水管28か
ら温水タンク24に給水し、循環ポンプ21および温水
ボイラ11を停止する。また、前記検出水位が規定水位
以上であれば、前記給水管28に設けられる電磁弁36
を閉じて給水を停止させるとともに、循環ポンプ21お
よび温水ボイラ11を運転する。さらに、制御器2は、
電源OFF時に、循環ポンプ21および温水ボイラ11
を停止し、温水タンク28に設けられる電磁弁36を閉
じ、温水タンク28への給水を停止する。
【0008】
【実施例】以下実施例でもって本発明をより具体的に説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の温水暖房装置の
熱源機1およびその近傍の温水配管の一部を示す配管系
統図である。熱源機1はガス温水ボイラ11を中心に構
成されている。温水ボイラ11は下部にガスバーナ12
があり、ガス管13からガスが供給され、燃焼用空気は
ファン14で供給される。ガスバーナ12で燃焼した燃
焼ガスは熱交換器15で水を加熱し、排気筒16から排
出される。一方温水は循環ポンプ21で加圧され、熱交
換器15で加熱され温水往管22から暖房すべき部屋に
送られる。暖房すべき部屋から低い温度の温水が温水復
管23から温水タンク24に戻って来る。温水タンク2
4の温水は循環ポンプ21に吸引される。熱源機1には
マイクロコンピュータなどで実現される制御器2と操作
盤3とが設けられ、操作盤3で熱源機1を運転・停止す
る。熱源機1が運転中は循環ポンプ21は常時運転され
るので、暖房負荷が少ないときなどは、温水の一部が温
水往管22と温水復管23とを接続するバイパス管25
を通って流れ、循環ポンプ21に無理な力が作用しない
ようになっている。温水ボイラ11の出口には温水温度
計26が設けられ、温水温度が操作盤3で設定された温
度になるようにガスの供給量を調整弁18で調整してい
る。また遮断弁17で熱源機1が運転されないときまた
は異常の発生時にガスを遮断している。さらに温水タン
ク24にはオーバフロー管27を設け余分の温水を排出
している。
【0010】熱源機1では、前述の温水往管22と温水
復管23とを接続するバイパス管25に分岐管31が設
けられ、ここに運転停止(電源OFF)のときに開く電
磁弁32と無動力弁33とが直列に設けられている。無
動力弁33は後述するように大気温度が3℃以下になれ
ば開き、大気温が10℃以上になれば閉じる。これによ
って熱源機1が運転中は大気温が3℃以下になっても循
環水が抜けることはなく、運転停止(電源OFF)中に
大気温が3℃以下になったときのみ、循環水が排出さ
れ、熱源機1中の水が凍結して、熱交換器15などの破
損を防いでいる。また運転停止(電源OFF)中に循環
水が無駄に補給されないように給水管28に電磁弁36
を設け、運転を開始すれば水が補給可能なようにしてお
り、したがって運転停止時には閉じている。また温水タ
ンク24には水位センサ37を設け、運転を開始すると
きは温水タンク24に一定量以上の温水のあることを確
認している。
【0011】図2は無動力弁33の構成を説明するため
の断面図である。無動力弁33は弁座41と弁体42と
サーモエレメント43とばね44などから構成されてい
る。サーモエレメント43の中には感熱物質が封入され
ており、たとえば3℃以下では端板45が図2に示すよ
うに凹形となり10℃以上では凸形に反転する。これに
よって端板45と弁体42との接続棒46が上下に移動
し、弁体42もこれとともに移動する。すなわち3℃以
下で弁体42と弁座41との間に図2に示すように隙間
ができ、水が通路47を通って流下する。温度が10℃
以上では弁体42と弁座41とが接触し、水が流れなく
なる。ばね44はサーモエレメント43を弁座41の方
向に押付け、端板45が凸形のとき弁体42と弁座41
とを水密状態に接触させる。端板45は、前述のように
或る温度範囲、たとえば3℃と10℃とで反転させて、
反転の頻度を少なくしている。
【0012】次に制御器2の作動を図3に示すフローチ
ャトで説明する。ステップn1でスタートし、ステップ
n2で操作盤3の運転釦を押すと、ステップn3で分岐
管31に設けた電磁弁32が閉じ、ステップn4で給水
管28に設けた電磁弁36が開く。これによって、温水
タンク24に水が補給される。温水タンク24には、前
記水位センサ37があって水は規定水面まで補給されれ
ば止まる。ステップn5で温水タンク24の液面が規定
以上であるかどうかが水位センサ37によって判断さ
れ、液面が規定未満であれば水の補給が続けられる。温
水タンク24の液面が規定以上になればステップn6で
給水管28の電磁弁36が閉じ水の補給が停止され、ス
テップn7で循環ポンプ21が運転される。ステップn
8でファン14が運転され、ステップn9でガス管13
の遮断弁17が開けられる。ここで図示しない点火機構
によってバーナ12に点火され、温水ボイラ11の出口
温水管の温度が温度計26によって測られ、この温度と
操作盤3から入力された設定温度との関係でガス量が調
整弁18で調整される。これら一連の操作をステップn
10の温水ボイラ11の運転で表している。
【0013】熱源機1の運転を止めるときは、ステップ
n11で操作盤3の停止釦を押す。これによってステッ
プ12でガス管13の遮断弁17が閉じ、ステップ13
でファン14が停止する。ステップ14で循環ポンプ2
1が停止して温水の循環が停止する。ステップn15で
分岐管31の電磁弁32が開き、電磁弁36を前述のよ
うに閉じ、ステップn16で全操作が終了する。無動力
弁33は制御器2と関係なく、前途のように大気温が3
℃以下になると開になる。循環水が排出された状態、た
とえば冬期の長期間の不在や初めて使用を開始するとき
には、運転釦を操作してから温水ボイラ11が点火する
までに、水が補給されるために少し時間がかかるがその
頻度は少なく、これによって高価な不凍液を使用する必
要がなくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、温水暖房装置の不使用
時に外気温が低下したときのみ循環水を排出するように
したので、高価な不凍液を使用せずに、熱源機の熱交換
器などの水管の凍結による破損が生じない温水暖房装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱源機1およびその近傍の
配管図である。
【図2】無動力弁33の断面図である。
【図3】制御器3の作動を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 熱源機 2 制御器 3 操作盤 11 温水ボイラ 12 ガスバーナ 14 ファン 21 循環ポンプ 22 温水往管 23 温水復管 24 温水タンク 25 バイパス管 31 分岐管 32 電磁弁 33 無動力弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房すべき部屋に温水を送る温水往管2
    2と、 暖房すべき部屋から、温度が低くなった温水が戻ってく
    る温水復管23と、 ガスバーナ12によって熱交換器15内の水を加熱し
    て、加熱された温水を温水往管22に導く温水ボイラ1
    1と、 温水タンク24の温水を熱交換器15に加圧して送る循
    環ポンプ21と、 温水往管22と温水復管23とを接続し、暖房負荷が少
    ないとき、温水の一部を流すバイパス管25と、 バイパス管25に設けられる分岐管31と、 分岐管31に設けられる電磁弁32と、 分岐管31に、電磁弁32と直列に設けられ、外気温が
    予め定める温度範囲の温度以下で水を排出し、前記温度
    以上で閉鎖する無動力弁33と、 制御器2であって、 電源ON時において、電磁弁32を閉じ、循環ポンプ2
    1を運転するとともに温水ボイラ11を運転し、電源O
    FF時において、循環ポンプ21を停止するとともに温
    水ボイラ11の運転を停止し、電磁弁32を開く制御器
    2とを含むことを特徴とする温水暖房装置。
  2. 【請求項2】 温水タンク24と、 温水タンク24に水を給水する給水管28と、 給水管28に設けられる第2の電磁弁36と、 温水タンク24に設けられ、温水タンク24の温水の量
    を検出する水位センサ37とを含み、 前記制御器2は、電源ON時において、水位センサ37
    の出力に応答して、水位センサ37による検出水位が予
    め定める規定水位未満であれば、前記給水管28に設け
    られる電磁弁36を開くとともに、循環ポンプ21およ
    び温水ボイラ11を停止し、前記検出水位が規定水位以
    上であれば、前記給水管28に設けられる電磁弁36を
    閉じるとともに、循環ポンプ21および温水ボイラ11
    を運転し、電源OFF時において、循環ポンプ21およ
    び温水ボイラ11を停止し、給水管28に設けられる電
    磁弁36を閉じることを特徴とする請求項1記載の温水
    暖房装置。
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