JPH10265349A - 育毛剤 - Google Patents

育毛剤

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JPH10265349A
JPH10265349A JP9091536A JP9153697A JPH10265349A JP H10265349 A JPH10265349 A JP H10265349A JP 9091536 A JP9091536 A JP 9091536A JP 9153697 A JP9153697 A JP 9153697A JP H10265349 A JPH10265349 A JP H10265349A
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extract
hair
component
growth
cells
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JP9091536A
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English (en)
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Eriko Takeoka
永里子 武岡
Chika Hamada
千加 浜田
Jun Suzuki
順 鈴木
Yoshiharu Tsuji
善春 辻
Akihiro Ishino
章博 石野
Masahiro Tajima
正裕 田島
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛髪成長期延長効果が認められる成分と他の効
果が認められる成分とを組み合わせて有効成分とするこ
とで、相乗的に一層の育毛効果が発揮され得る育毛剤を
提供すること。 【解決手段】毛周期における休止期の毛髪を同成長期に
移行させる作用を有する成分、及び同成長期を維持若し
くは延長する作用を有する成分、特に毛包上皮系細胞を
増殖させる活性を有する成分を有効成分とする育毛剤
は、それぞれの成分が相互に相乗的に働き、非常に優れ
た育毛効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は育毛剤に関する技術
分野に属する発明である。より詳細には、毛周期におけ
る休止期の毛髪を同成長期に移行させる作用を有する成
分、及び同成長期を維持若しくは延長する作用を有する
成分を有効成分とすることによって、相乗的な育毛作用
を示す育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会、ストレス社会といわれる現
代社会では、頭部毛髪が様々な原因により脱毛の危機に
さらされる機会がますます多くなってきている。これに
対応して、より優れた「育毛剤」を提供すべく様々な試
みがなされている。育毛料が毛髪に与える効果として主
なものに、発毛誘導効果(発毛促進効果,成長期誘導
効果),毛髪を太くする効果,毛髪成長期延長効
果,5α−レダクターゼ阻害効果,血行促進効果,
殺菌効果,フケ防止効果,保湿効果,抗酸化効
果等の効果が挙げられる。
【0003】しかしながら、前記のように種々の試みが
なされているにもかかわらず、従来の育毛料では、その
脱毛防止,発毛効果等の育毛作用は必ずしも十分なもの
ではなかった。これはおそらく脱毛の原因がさまざまで
あり、また発毛の機構も非常に複雑であるためと考えら
れている。今まで提供されている「育毛料」は、脱毛を
比較的大雑把な概念、言い換えれば漫然と「脱毛」とい
う現象のみを捉えて開発されており、そのメカニズムに
まで突っ込んで着目して開発されたものは決して多くな
い。その大きな理由が、これらのメカニズムに着目した
育毛効果を簡便に検定することが可能な育毛薬剤検定方
法が十分に提供されていなかったという面を否定できな
いことである。特に上記の毛髪成長期延長効果を検定
する育毛薬剤検定方法の確立は難しく、結果としてこれ
まで提供されてきた育毛料は、毛周期の成長期へと毛髪
を誘導して育毛する上記発毛誘導効果に着目したもの
が多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来この
ように漫然と配合されがちであった育毛成分を、上記し
た脱毛のメカニズムに考慮して配合することができれ
ば、一層の育毛効果を発揮し得る育毛剤が提供される得
ると考えた。その考え方の一つとして、上記の毛髪成
長期延長効果を検定する育毛薬剤検定方法を確立させ
て、この毛髪成長期延長効果を有する成分を見出し、こ
の成分とこれ以外の他の効果を有する成分とを組み合わ
せて有効成分とする育毛剤を提供することで、それぞれ
の効果が同時に毛髪に対して働く相乗効果を発揮する育
毛剤を提供する、という考え方が挙げられる。
【0005】このような技術的な流れの中で、本発明者
らは上記の毛髪成長期延長効果を簡便かつ的確に検定
し得る育毛薬剤検定方法を確立した。そこで、本発明が
解決すべき課題は、この育毛薬剤検定方法等で上記の
毛髪成長期延長効果が認められる成分と他の効果が認め
られる成分とを組み合わせて有効成分とすることで、相
乗的に一層の育毛効果が発揮され得る育毛剤を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】さらに本発明者は、この
課題の解決に向けて鋭意検討を行った結果、上記の育毛
薬剤検定方法で上記の毛髪成長期延長効果が認められ
る成分と上記の発毛誘導効果が認められる成分を組み
合わせて有効成分とする育毛剤を提供することにより、
この課題を解決し得ることを見出した。
【0007】すなわち、本発明者は本願において以下の
発明を提供する。請求項1において、毛周期における休
止期の毛髪を同成長期に移行させる作用を有する成分、
及び同成長期を維持若しくは延長する作用を有する成分
を有効成分とする育毛剤を提供する。
【0008】また請求項2において、毛周期における成
長期を維持若しくは延長する作用を有する成分が、毛包
上皮系細胞を増殖させる活性を有する成分である、前記
請求項1記載の育毛剤を提供する。
【0009】さらに請求項3において、毛包上皮系細胞
を増殖させる活性を有する成分が、コンフリー抽出物,
ウコン抽出物,タイソウ抽出物,コリアンダー抽出物,
チョウセンアサガオ抽出物,サイシン抽出物,ヨクイニ
ン抽出物,ステビア抽出物,アセンヤク抽出物,ゲンチ
アナ抽出物,ホップ抽出物,ヒキオコシ抽出物,アズキ
抽出物,アルニカ抽出物,ハッカ抽出物,カンゾウ抽出
物,ブクリョウ抽出物,ダイズ抽出物,シソ抽出物,キ
ナ抽出物,スギナ抽出物,アンズ核粒抽出物,サンザシ
抽出物,センキュウ抽出物,ケイヒ抽出物,レイシ抽出
物,チョウジ抽出物,トウヒ抽出物及びローヤルゼリー
からなる群の成分から選ばれる1種又は2種以上の成分
である、前記請求項2記載の育毛剤を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A.本発明に関わる育毛剤(以下,本発明育毛剤とい
う)は、「毛周期における成長期を維持若しくは延長す
る作用を有する成分を有効成分とする育毛剤」である。
この毛周期における成長期を維持若しくは延長する作用
を有する成分(以下、成長期延長成分ともいう)は、こ
の作用により毛髪の伸長を維持したり促進することがで
きる。
【0011】この成長期延長成分としては、例えばコン
フリー〔別名ヒレハリソウ(Symphytum Officinale L.)
ともいい,ヨーロッパ原産の多年生の草木である。〕の
抽出物;ウコン(Curcuma domestica Valton)の抽出物
(通常は根から抽出);タイソウ〔ナツメ(Zizyphus ju
jube Miller Var.inermis Rehder) 又はその近縁植物の
果実〕の抽出物;コエンドロ属に属する植物〔例えば,
コリアンダー サチバム(Coriandrum sativum L.)
等〕の抽出物(通常は,全草若しくは未熟果実から抽
出)〔以下,コリアンダー抽出物という〕;チョウセン
アサガオ属に属する植物〔例えば,シロバナチョウセン
アサガオ( Datura stramonium L.),ヨウシュチョウセ
ンアサガオ( Datura stramonium L. var. chalybea Ko
ch) 等〕の抽出物(通常,葉若しくは種子から抽出)
〔以下,チョウセンアサガオ抽出物という〕;サイシン
〔ウスバサイシン(Asarum sieboldii Miq.)又はこれの
変種若しくは亜種〕の抽出物(通常は,根部又は根茎部
から抽出);ヨクイニン〔ハトムギ(Coix lachryma-job
i L. var. ma-yuen Stapf)の果実からほうしょうと果
皮, 種皮を除いたもの〕の抽出物;ステビア(Stevia re
bandiana Bertoni) の抽出物(通常,地上部から抽
出);アセンヤク(Uncaria gambir Roxburgh) の抽出物
(通常は,葉又は若枝から抽出);
【0012】ゲンチアナ(リンドウ,Gentiana lutea
L.)の抽出物(通常は,根又は根茎から抽出);ホップ
(Humulus luplus L.) の抽出物〔通常は,雌花穂(球
果)から抽出〕;ヒキオコシ〔ヤマハッカ属に属するヒ
キオコシ(Isodon japonicus Hara)又はこれの変種若し
くは亜種〕の抽出物(通常は延命草と呼ばれる葉から抽
出);アズキ(Azukia angularis Ohw1)の抽出物(通常
は,種子から抽出);アルニカ(Arnica montana L.) の
抽出物(通常は,花から抽出);カンゾウ(Glycyrrhiza
glabra L.等) の抽出物(通常は,根又は根茎から抽
出);ハッカ(Menthaarvensis L. 等) の抽出物;ブク
リョウの抽出物〔マツホド(Poria cocos Wolf)の通例で
あり、外層をほとんどのぞいた菌核から抽出して得られ
る抽出物〕;ダイズ(Glycine max Merril)の抽出物(通
常は,種子から抽出);シソ(Perilla frutescens Brit
ton var.acuta Kudo等)の抽出物(通常は,葉又は枝先
から抽出);キナ(Cinchona succirubra Pavon et Klot
zch 等の抽出物(通常は,樹皮から抽出);スギナ(Equ
isetum arvenes L.)の抽出物(通常は,全草から抽
出);ホンアンズ(Prunus armeniaca L.等)の核(内果
皮)の乾燥粉砕物から抽出される植物抽出物(以下,ア
ンズ核粒抽出物という);サンザシ(Crataegus cuneata
Siebold et Zuccarini)の抽出物(通常,果実から抽
出);センキュウ(CnidiumRhizome Makino)の抽出物
(通常,根茎から抽出);Cinnamoum cassia Blume又は
その近縁植物の樹皮から抽出されるケイヒ抽出物;マン
ネンタケ子実体から抽出されるレイシ抽出物;チョウジ
(Syzygium aromaticum Merrill et Perry)の抽出物(通
常,つぼみから抽出);ダイダイ(Citrus aurantium L.
subsp.amara Engl.)の成熟した果皮から蒸留して得られ
る精油であるトウヒ抽出物;ローヤルゼリー,サイクロ
スポリンA,レチノール等を挙げることができるが、こ
れらの成分に限定されるものではない。なお、これらの
成分を毛髪成長期延長成分として単独で本発明育毛剤に
配合することもできるが、2種以上を組み合わせて配合
することも可能である。
【0013】上記の毛髪成長期延長成分であるか否かの
判断は、その判断方法自体が成長期延長作用を特定する
ために妥当なものである限り特に限定されず、例えばin
vi tro における特定法も,in vivo における特定法も
用いることができるが、その簡便性と有効性を考慮する
と、in vitro における特定法を用いることが好まし
い。
【0014】以下、このin vitro における特定法の一
つである、毛包系上皮培養細胞の増殖効果を検討するこ
とを特徴とする特定法について簡単に説明する(より具
体的には、実施例において記載する。)。すなわちこの
特定法は、「毛包上皮系培養細胞に無血清培地中で対象
物質を接触させて、その細胞の増殖活性の有無及び/又
は強弱を特定することにより、その対象物質の毛周期に
おける成長期を延長する効果を検定する育毛薬剤検定方
法」、すなわち毛髪の伸長に直接的に関係する毛包上皮
系細胞に着目し、この培養細胞を用いることによって、
所望する毛周期における成長期を延長する効果を特定す
る、in vitroの育毛薬剤検定方法である。
【0015】この育毛薬剤検定方法においては、動物
(ヒトを含む,以下同様である)の毛包上皮系細胞を単
離して得た培養細胞である「毛包上皮系培養細胞」に対
象物質を接触させて、その増殖の有無及び/又は強弱を
特定する。毛包上皮系細胞は、特に毛根近傍の外毛根鞘
細胞とマトリクス細胞とを併せた部分の細胞のことを指
し、内側の毛乳頭細胞とそれを覆う基底膜部分は除外さ
れる。毛根の根幹部分に位置する毛乳頭細胞は、この毛
包上皮系細胞に働きかけてその増殖を促すことで毛の伸
長を促進する。
【0016】毛周期における成長期は、まさにこの毛髪
が伸長している時期,すなわち毛包上皮細胞が分裂して
増殖している時期であり、同退行期及び休止期は、これ
が鈍化して休止する時期である。つまり、毛周期におけ
る成長期を延長させる物質は、その投与により毛包上皮
系細胞の分裂及び増殖活性を維持することによって、毛
髪が毛周期における退行期及び休止期への移行を防ぐ物
質、すなわち毛包上皮系細胞の増殖を促進又は維持し続
ける物質であることが結論付けられる。
【0017】なお、その他のin vitroの育毛薬剤検定方
法としては、例えば対象物質を動物の毛乳頭細胞に作用
させて、その増殖促進効果を判定する方法を用いること
ができる。
【0018】また、in vivo における判断方法として
は、例えば「ヌードマウスに対象物質を投与し,このヌ
ードマウスの体表の発毛部位の状態を特定して,対象物
質の毛周期における成長期を維持若しくは延長する効果
を検定する育毛薬剤検定方法」、すなわち原則的には無
毛であるが、その体表に経時的にその発毛部位が移動す
る特徴的な発毛をするヌードマウスにおける発毛部位の
広さと発毛部位の移動速度を特定することによって、毛
周期における成長期の長さを検定する方法等を挙げるこ
とができる。
【0019】B.また、本発明育毛剤は、前記の成分と
共に「毛周期における休止期の毛髪を同成長期に移行さ
せる作用を有する成分」を有効成分とする育毛剤であ
る。毛周期における休止期の毛髪を同成長期に移行させ
る作用を有する成分(以下、成長期移行成分ともいう)
は、この作用により頭部における成長期毛の割合を休止
期毛に対して増加させることができる。
【0020】この成長期移行成分としては、例えばカモ
ミラ〔カミツレ(Matricaria chamomilla L.)〕の抽出
物(通常,花から抽出);シャクヤク〔シャクヤク(Pae
oniaalbiflora Pall. var. trichocarpa Bunge)又はこ
れの変種若しくは亜種〕の抽出物(全草から抽出可);
ニンジン〔オタネニンジン(Panax schinseng) 又はこれ
の変種若しくは亜種〕の抽出物(根から抽出);ベニバ
ナ〔ベニバナ(Carthamus tinctorius L.) 又はこれの変
種若しくは亜種〕の抽出物(花期の管状花から抽出);
カンゾウ〔カンゾウ(Glycyrrhiza glabra L. var. glan
dulifera Regalet Herder) 又はこれの変種若しくは亜
種〕の抽出物(根部から抽出);ショウブ根〔ショウブ
(Acorus calamus L. var. asiaticus Pers.)又はこれの
変種若しくは亜種の根〕の抽出物;ステビアの抽出物;
【0021】ハッカ〔Mentha arvensis L. var. pioera
scens Hara) 又はこれの変種若しくは亜種〕の抽出物
(全草から抽出可);アセンヤク〔アセンヤクノキ(Aca
cia catechu Willd.) 又はこれの変種若しくは亜種〕の
抽出物(通常は,心材から抽出);タイソウ〔ナツメ(Z
izyphus vulgaris Lam. var. inermis Bunge) 又はこれ
の変種若しくは亜種の果実〕の抽出物;チョウジ〔チョ
ウジ(Eugenia caryophyllata Thumb.)又はこれの変種若
しくは亜種〕の抽出物(ツボミ,果実,幹,樹皮等から
抽出);トウヒ〔ダイダイ(Citrus aurantium L. subs
p. amara Engl.)又はこれの変種若しくは亜種の成熟し
た果皮〕;コショウ科(Piperaceae)に属する植物で、ピ
パーレトロフラクタム(Piper retrofractum Vahl.)とみ
なされている植物の抽出物であるチャベ・ジャワ(Cabe
Jawa) の抽出物;ニンジン(オタネニンジン)の抽出物
(通常は,根から抽出);ダイズ抽出物;ヨクイニン抽
出物;ベニバナ(Carthamus tinctorius L.) の管状花の
抽出物(以下,ベニバナ抽出物という);カンゾウ抽出
物;アズキ抽出物;ハッカ抽出物;アセンヤク抽出物;
タイソウ抽出物;チョウジ抽出物;トウヒ抽出物等を例
示することができる。
【0022】さらに、ボタンピ抽出物,センブリ抽出
物,トウキ抽出物,ショウガ抽出物,トウニン抽出物,
トウガラシ抽出物,ヨウテイ抽出物,アロエ抽出物,サ
ンショウ抽出物,ゴシュユ抽出物,クコ抽出物,ヨモギ
抽出物,カラシ抽出物,イネ抽出物,マンケイシ抽出
物,マンネンロウ抽出物,コッサイホ抽出物,エニシダ
抽出物,ゲンチアナ抽出物,タンジン抽出物,ヘチマ抽
出物,キキョウ抽出物,マツ抽出物,クジン抽出物,チ
クセツニンジン抽出物,メギ抽出物,ビンロウジ抽出
物,シソ抽出物,ユーカリ抽出物,カゴソウ抽出物,モ
クツウ抽出物,ゴシツ抽出物,サイコ抽出物,チャ抽出
物,ウコギ抽出物,エゾウコギ抽出物,シンイ抽出物,
ワサビ抽出物,ジョテイシ抽出物,オランダセンニチ抽
出物,クチナシ抽出物,ニンニク抽出物,キリンケツヤ
シ抽出物,ゴボウ抽出物,ホップ抽出物,キク抽出物,
ラッキョ抽出物,ニラ抽出物,タマネギ抽出物,アサツ
キ抽出物,シシウド抽出物,セネガ抽出物,アマチャズ
ル抽出物,レイシ抽出物,ウイキョウ抽出物,オンジ抽
出物,ケンゴシ抽出物,カノコソウ抽出物,キササゲ抽
出物,ケイガイ抽出物,ニガキ抽出物,ソヨウ抽出物,
インチンコウ抽出物,ゲンノショウコ抽出物,
【0023】カッコウアザミ抽出物,ダイオウ抽出物,
センソ抽出物,シャゼンシ抽出物,ゴバイシ抽出物,ド
ッカツ抽出物,キョウカツ抽出物,ジャショウ抽出物,
ボウキ抽出物,ボウキ抽出物,ボウフウ抽出物,コウホ
ン抽出物,ジオウ抽出物,トシシ抽出物,カシュウ抽出
物,ビャクシ抽出物,アギ抽出物,コズイ抽出物,ヌル
デ抽出物,ネムノキ抽出物,ショウマ抽出物,センボウ
抽出物,サソウ抽出物,タクシャ抽出物,テンマ抽出
物,トウジン抽出物,ドケイヒ抽出物,ナンショクシャ
シャンボ抽出物,リュウガン,タイム抽出物,セージ抽
出物,ラベンダー抽出物,ジュニバー抽出物,シダーウ
ッド抽出物,レモン抽出物,ゼラニウム抽出物,スピル
リナ抽出物,クロマメ抽出物,コクリュウガン抽出物,
アオギリ抽出物,マンネンログ抽出物,ウバイ抽出物,
イラクサ抽出物,オオクリハラン抽出物,オオギ抽出
物,オウロ抽出物,カッコン抽出物,グバク抽出,ゲド
クシ抽出物,ゴカヒ抽出物,コソウ抽出物,ゴミシ抽出
物,コブシ抽出物,コノテガシワ抽出物,サンキュウ抽
出物,チンピ抽出物,テウチグルミ抽出物,セイコウ抽
出物,サンショウ抽出物,ドクヨウ抽出物,イッシカ抽
出物,ショウバク抽出物,シラカバ抽出物,ニレ抽出
物,リョウキョウ抽出物,ヨチシ抽出物,ホコツシ抽出
物,トウヨウ抽出物,ヒャクゴウ抽出物,レン抽出物,
モクセイ抽出物,ハンミョウ抽出物,フヒョウ抽出物,
マクワウリ抽出物,ハクコウ抽出物,ハンゲ抽出物,ハ
クセン抽出物,ハクショウ抽出物,ハクヨウ抽出物,ア
カメガシワ抽出物,アルテア抽出物,オドリコソウ抽出
物,キズタ抽出物,サンキライ抽出物,ジコッピ抽出
物,シナノキ抽出物,セイヨウキズタ抽出物,センコツ
抽出物,テンナンショウ抽出物,ヒシノミ抽出物,モッ
コウ抽出物,アミンオキシド等を挙げることができる
が、これらの成分に限定されるものではない。なお、こ
れらの成分を成長期移行成分として単独で本発明育毛剤
に配合することもできるが、2種以上を組み合わせて配
合することも可能である。
【0024】上記の成長期移行成分であるか否かの判断
は、その判断方法自体が休止期から成長期への移行作用
を特定するために妥当なものである限り特に限定されな
い。例えば、毛剃りしたC3Hマウスの毛剃り部分に、
その成分を接触させて、毛剃り部分の面積と発毛部位の
面積比を求めることによる、in vivo における判断方法
等を用いることができる。
【0025】また、in vitroにおける判断方法として
は、例えばヒトの頭毛の毛包又はマウスやラットのヒゲ
の毛包に対象物質を作用させ、この毛包の伸長の度合い
を測定する方法等を用いることができる。
【0026】上記の諸成分(成長期延長成分及び成長期
移行成分)のうち植物由来の抽出物を抽出する際には、
植物由来の抽出物を抽出する際に一般的に用いられる方
法で行うことができる。すなわち、前記した植物を、生
のまま,又は必要により乾燥した後、そのまま若しくは
粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができ
る。この際用い得る溶媒は、植物からその植物の成分を
抽出する際に用いられる一般的な溶媒を用いることが可
能であり特に限定されず、例えば熱水;メタノール,エ
タノール,イソプロパノール,n−ブタノール等の低級
アルコール;プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール等の多価アルコール;これらのアルコール類
の含水物;n−ヘキサン,トルエン等の炭化水素系溶媒
等を挙げることができるが、メタノールやエタノール等
の低級アルコールを抽出溶媒として用いるのが好まし
い。これらの低級アルコールを抽出溶媒として用いる場
合、得られる抽出液をそのまま本発明毛髪成長期延長剤
の有効成分として配合することができるが、抽出溶媒を
一旦留去し,必要により乾燥後に配合することも可能で
ある。また、本発明育毛剤においては、前記諸成分の市
販品をも用いることができることは勿論である。
【0027】本発明育毛剤における上記諸成分の配合量
(成長期延長成分及び成長期移行成分の配合量の和)
は、本発明育毛剤の具体的形態等に応じて適宜選択し得
るものであり、特に限定されるべきものではないが、概
ね本剤全体に対して抽出物の乾燥物として0.0000
5重量%以上,20.0重量%以下、好ましくは同0.
01重量%以上,10.0重量%以下となるように配合
される。
【0028】本剤全体に対して抽出物の乾燥物として
0.00005重量%未満の配合量では、本発明の主要
な効果の一つである毛包系細胞増殖作用に基づく育毛効
果が十分に発揮されず好ましくなく、同20.0重量%
を超えて配合しても、配合量の増加に見合った効果の増
大を見込めないばかりではなく、製剤上支障をきたす傾
向が顕著となり好ましくない。
【0029】また、成長期延長成分と成長期移行成分と
の配合割合は、本発明育毛剤の具体的形態や具体的に選
択する成分に応じて適宜選択するべきものであり、特に
限定されるべきものではないが、概ね等量配合すること
が好ましい。この配合割合から極端に逸脱する範囲で、
上記諸成分を本発明育毛剤中に配合すると、片方の作用
が強くなりすぎ、所望する相異なる作用を有する成分を
組み合わせて配合することによる、相乗的な育毛効果が
発揮されなくなる傾向にあり好ましくない。
【0030】このように本発明育毛剤は、上記の成長期
延長成分及び成長期移行成分を有効成分とする育毛剤で
あり、優れた毛包系細胞増殖作用等に基づく毛髪成長
期延長促進作用と成長期毛への移行作用とを有し、こ
れら両者の成分が毛髪に対して相乗的に働くことによ
り、すなわち毛髪の成長期が延長して伸長性が向上する
と共に,この伸長性が向上した毛髪の休止期毛に対する
相対量が多くなることにより、非常に優れた育毛作用を
発揮する。
【0031】本発明育毛剤は、例えば相対的に成長期毛
よりも休止期毛の割合が多くなってしまうことに起因す
る脱毛症に特に有効な薬剤である。また、他の個別効能
を有する育毛料と組み合わせて用いることにより、他の
脱毛症において相乗的な効果を上げることもまた可能で
ある。
【0032】本発明育毛剤が採り得る剤型は、外皮に適
用可能な剤型であれば特に限定されず、例えば液状,乳
液,軟膏等を選択可能である。また、本発明育毛剤の形
態は任意であり、例えばトニック,ヘアークリーム,ム
ース,シャンプー,リンス,クリーム,乳液,化粧水,
パック等の形態を採ることができる。
【0033】本発明育毛剤においては、前記の必須成分
に加えて必要に応じて、かつ本発明の所期の効果を損な
わない限りにおいて、化粧品,医薬部外品,医薬品等に
おいて一般的に用いられる各種油性若しくは水性成分,
保湿剤,増粘剤,防腐剤,酸化防止剤,香料,色剤,各
種薬剤等を配合することができる。
【0034】例えば、高級脂肪酸,固形パラフィン,流
動パラフィン,シリコーン油,スクワラン,モノオレイ
ン酸グリセリル,オリーブ油,イソプロピルミリステー
ト,高級脂肪酸,高級アルコール等の油分;グリセリ
ン,ヒアルロン酸,プロピレングリコール,マルチトー
ル,アテロコラーゲン,乳酸ナトリウム等の保湿剤;マ
ルメロ粘質物,カルボキシビニルポリマー,キサンタン
ガム等の増粘剤;ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジ
ル,ビタミンEアセテート,センブリ抽出物,塩化カル
プロニウム,アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤;セ
リン,メチオニン,アルギニン等のアミノ酸類;ビタミ
ンB6 ,ビタミンE(若しくはその誘導体),ビオチ
ン,パントテン酸(若しくはその誘導体)等のビタミン
類;ニコチン酸,ニコチン酸メチル,ニコチン酸トコフ
ェロール等のニコチン酸エステル類;セファランチン等
の皮膚機能亢進剤;エストラジオール等の女性ホルモン
剤;グリチルレチン酸(若しくはその誘導体)等の消炎
剤;ヒノキチオール,ヘキサクロロフェン,ベンザルコ
ニウムクロリド,ビチオノール等の抗菌剤;メントール
等の清涼剤;サリチル酸,亜鉛(若しくはその誘導
体),乳酸(若しくはそのアルキルエステル)等;クエ
ン酸等の有機酸類等を配合することができる。本発明育
毛剤の具体的処方は後述する。
【0035】
【実施例】以下、実施例等により本発明をさらに具体的
に説明するが、この実施例等により本発明の技術的範囲
が限定的に解釈されるべきものではない。なお、以下の
実施例等において「%」と表示され,かつ内容量を示す
ものは、特に断らない限り重量%を意味する。まず、対
象物質の毛髪成長期延長促進作用を評価するためのin v
itroの細胞増殖試験について説明する。
【0036】〔試験例1〕毛包上皮系培養細胞を用いた
細胞増殖試験 A.ヒト毛包上皮系細胞 1.ヒト毛包上皮系細胞の採取 外科手術の副産物として得られたヒト男性頭皮から毛周
期における成長期の毛包を実体顕微鏡下で機械的に採取
した。この成長期の毛包を1000 U/ml dispase・0.2 %
コラゲナーゼを含むダルベッコの改変MEM(DME
M)で30分間,37℃で処理し、注射針の先を用いて
dermal sheath やdermal papilla、毛球部上皮組織を除
去して、0.05%トリプシン・0.02%EDTAを含むリン
酸緩衝液〔PBS(−):(−)とはカルシウムイオン
やマグネシウムイオンを含まない意味である〕で5分
間,37℃で処理した。次にコラーゲン(Type I)コー
ティングした培養皿に毛包を静置し、外殖片培養を行っ
た。なおこの際の培地は、無血清培地〔Keratinocyte G
rowth Medium(KGM)〕を用いた(Keratinocyte Ser
um Free Mediumを用いることもできる)。
【0037】この培養の4〜5日後に、毛包の培養皿へ
の接着及び細胞の増殖が確認できた時点で培地を交換
し、これ以降2日おきに培地交換を行った。このように
して増殖させた細胞を、0.05wt%トリプシン-0.02 %E
DTAで37℃で5分間処理した後、等量の0.1 %トリ
プシンインヒビターで反応を停止させ、遠心処理(800×
g,5 分間) を施して細胞を回収した。次に、細胞を上記
の無血清培地に浮遊させて、5000 cells/cm2の密度でコ
ラーゲンコーティング(Type I)した培養皿に播種し、
細胞がsubconfluentになるまで2日おきに培地交換を行
い、再び0.05wt%トリプシン-0.02 %EDTAで37℃
で5分間処理した後、等量の0.1 %トリプシンインヒビ
ターで反応を停止させ、遠心処理(800×g,5 分間) を施
して、これにより得られたヒト毛包上皮系細胞に細胞凍
結液(セルバンカー:ダイヤトロン製)を添加し、1.
0×106 cell/ml の濃度に調整して、各凍結チューブ
に1.0×106 cellずつ入れ、これを凍結保存した。
なお、これらの細胞数は、血球算定板で算出した。
【0038】2.対象物質のアッセイ 上記工程により得た毛包上皮系細胞の線維芽細胞混入率
(FB混入率)を測定(3000倍,5視野)し、その
結果FB混入率が3%以上のものは、アッセイの対象か
ら除外した。そして、この毛包上皮系細胞を培養フラス
コ中に播種後、これを0.05%トリプシンと0.02
%EDTAで処理した後、0.1%トリプシンインヒビ
ターで反応を停止後、系を1500rpm で5分間遠心処
理を施し、上清を除去し、残渣にKGM培地20mlを添
加して、細胞懸濁液を調製した。
【0039】0.2ml/well の割合で、96well-plate
(I型コラーゲンコーティングプレート:ファルコン社
製)に播種し(1.0×104cell/well)、細胞がウエ
ルの底に沈むまで約20分間室温下で放置した。その
後、37℃,5%CO2 で1日間培養を行い、所望する
ヒト毛包上皮系培養細胞を得た。
【0040】B.ラット毛包上皮系細胞 1.ラット毛包上皮系細胞の採取: (1)毛包の採取 新生児(3〜4日令)のラットをエタノールで消毒後、
二酸化炭素で屠殺し、これらのラットの背部皮膚をハサ
ミで採取した。次いで、この採取した背部皮膚を1%P
SF含有PBS(−)に2枚ずつ浸した。その後、皮膚
脂肪層から下の皮下脂肪や皮膜等を解剖用ハサミで除去
した。 次いで、再びこの背部皮膚を1%PSF含有P
BS(−)に浸し、さらにこれを0.25%トリプシン
含有PBS(−)(0.02%EDTA含む。以下、同
様である。)中に4℃で一晩浸した。
【0041】このトリプシン溶液中における浸漬後、背
部皮膚の真皮層と表皮層をピンセットで剥がした後、真
皮層を0.35%のコラゲナーゼを含有させたHam'
sF12培地〔組成(mg/L):l-Alanin(8.9),l-Arginine
(HCl:211),l-Asparagine(13.2),l-Asparatic acid(13.
3),l-Cysteine (HCl:31.5),l-Glutamic acid(14.7),l-
Glutamine(146),Glycine(7.5),l-Histidine (HCl:19),
l-Isoleucine(3.9),l-leucine(13.1),l-Lysine(HCl:36.
5),l-Methionine(4.5),l-Phenylalanin(5.0),Proline(3
4.5),l-Serine(10.5),l-Threonine(11.9),l-Tryptophan
e(2.0),l-Tyrosine(5.4),l-Valine(11.7),Biotine(0.00
73),Choline(Cl:14.0),VitaminB12(1.36),葉酸(1.32),I
nositol(18.0),Nicotinamide(0.037),パントテン酸(Ca:
0.477),VitaminB6(HCl:0.062),VitaminB2(0.038),Vitam
inB1(HCl:0.337),CaCl2(2H2O:44.0),CuSO4・5H2O(0.002
5),FeSO4・7H2O(0.834),KCl(224.0),MgCl2(6H2O:122),
"Proc.Natl.Acad.Sci.USA,53,288(1965)" 以下同様であ
る〕が入った100 mm dish 移し、ハサミで裁断した。こ
の裁断物を含む培地を37℃で35分間浸透を行った
(60rpm )。浸透後、このコラゲナーゼ反応物中に塊
状のものが見えなくなるまでピペッティングを行い、こ
れを50ml遠沈管に移し、DNase (10000unit) を含
有させたHam's F12培地を添加し、5分間放置し
た。
【0042】放置後、得られた懸濁液をさらにピペッテ
ィングした後、ナイロンメッシュ(Nytex 157 mesh) で
濾過し、これを50ml遠沈管に移した。懸濁液を半量ず
つに分け、それぞれについてPBS(−)を容量が30
mlになるまで懸濁液を希釈し、次いでこの希釈した懸濁
液に遠心処理を施した(4℃,400rpm ,5分間)。
遠心後、上清を除いて脂肪分を系から除去した。次い
で、残渣にPBS(−)を25ml添加して懸濁後、これ
にさらに遠心処理を施した〔(4℃,400rpm ,5分
間)×3回〕。この遠心操作により得られた残渣が、ラ
ットの背部皮膚における毛包である。
【0043】(2)毛包上皮系細胞の採取 上記操作により得られた毛包に、0.25%トリプシン
含有PBS(−)を5ml添加して、細胞懸濁液を37℃
で5分間インキュベートした。インキュベート終了後、
5mlの等量の牛胎児血清(FBS)とHam's F12
培地を添加して、細胞懸濁液をセルストレーナー(100
μm Nalgene 社製)で濾過後、50ml遠沈管に入れて、
この細胞懸濁液に遠心処理を施した(4℃,1500rp
m ,5分間)。この系から上清を除去して、残渣として
所望する毛包上皮系細胞を得た。この毛包上皮系細胞に
細胞凍結液(セルバンカー:ダイヤトロン製)を添加
し、1.5×107 cell/ml の濃度に調整して、各凍結
チューブに1.5×107cellずつ入れ、これを凍結保
存した。なお、これらの細胞数は、血球算定板で算出し
た。
【0044】2.毛包上皮系細胞の前培養:系に混入し
ている線維芽細胞を可能な限り系から除去するために、
上記工程により得られた毛包上皮系細胞の前培養を行っ
た。以下、その手順について説明する。37℃の恒温槽
で、上記工程により得た凍結細胞を融解した。次いでF
AD培地〔Ham's F12培地(後述)とMEN培地
を容量比で3対1で混合したものに、インシュリン(5.0
μg/ml),ハイドロコルチゾン(0.45μg/ml),エピダ
ーマルグロウスファクター(EGF)(10.0ng/ml),コレラト
キシン(10-9M)及びウシ胎児血清(10 %) を含有させ
た培地、以下同様である〕を10ml添加し、細胞溶液を
希釈して系に遠心処理を施した(10℃以下,1500
rpm ,5分間)。遠心後、上清を除去し、系にFAD培
地を10ml添加して、細胞塊が認められなくなるまでピ
ペッティングを繰り返した。
【0045】得られた細胞数を血球算定板で算出し、F
AD培地で2.5×105 cell/mlの濃度になるように
調整した。I型コラーゲンでコーティングした75cm3
のフラスコに細胞を播種して、これを37℃,5%CO
2 で一晩培養した。培養後、系をPBS(−)10mlで
2回洗浄し、0.25%トリプシン含有PBS(−)を
2ml添加して、これを37℃,5%CO2 で4分間イン
キュベートした。次に、系に牛胎児血清(FBS)を2
ml添加して、1回軽くゆすった後で上清を除去して、系
に混入している線維芽細胞を除去した。さらに、系にK
GM培地〔表皮角化細胞基礎培地(Keratinocyto growth
medium):Keratinocyto basal medium (KBM培地
(改変MCDB153培地(クローネティックス社
製)))に,ウシ脳下垂体エキス(BPE)(0.4vol%),イン
シュリン(0.5μm/ml),ハイドロコルチゾン(0.5μm/ml),
h-EGF(0.1 ng/ml)を添加した培地、以下同様である〕を
15ml添加し、37℃,5%CO2 で3日間培養した。
【0046】3.対象物質のアッセイ 上記工程により得た毛包上皮系細胞を播種した培養フラ
スコの線維芽細胞混入率(FB混入率)を測定(300
0倍,5視野)し、その結果FB混入率が3%以上のも
のは、アッセイの対象から除外した。系をPBS(−)
10mlで2回洗浄し、0.25%トリプシン含有PBS
(−)を2ml添加して、これを37℃で3分間インキュ
ベートした。次いで上皮系細胞と線維芽細胞とのトリプ
シンに対する反応性の違いを利用して,系から線維芽細
胞を除去するために、トリプシンを除去し、再び0.2
5%トリプシン含有PBS(−)を2ml添加して、37
℃,20rpm で5分間振盪した。
【0047】次いで、細胞のはがれを顕微鏡下で確認し
た後、10%FBS含有DMEM培地を10ml添加し
て、50ml遠心チューブ中でピペッティングを行い、系
を1500rpm で5分間遠心処理を施した。上清を除去
し、KGM培地20mlを添加して、細胞塊がなくなるま
でピペッティングを行った。懸濁液をセルストレーナー
(100 μm Nalgene 社製)で濾過後、50ml遠沈管に入
れて、懸濁液中の生細胞数を血球算定板で算出し、系に
KGM培地を添加して、系の中の細胞濃度が5.0×1
4cell/mlになるように調整した。
【0048】次いで、0.2ml/well の割合で、96we
ll-plate(I型コラーゲンコーティングプレート:ファ
ルコン社製)に播種し(1.0×104cell/well)、細
胞がウエルの底に沈むまで約20分間室温下で放置し
た。その後、37℃,5%CO2 で1日間培養を行い、
所望するヒト毛包上皮系培養細胞を得た。
【0049】C.試験培地の調製: (1)抽出物の調製 市販のコンフリー(乾燥物)500g を、7.5l の3
0%エタノールに室温(23℃)で5日間浸漬した。抽
出液から溶媒を留去し、コンフリーの30%エタノール
抽出乾燥物50g を得た。また、市販のカモミラ(乾燥
物)500g を、7.5l の水に室温(23℃)で5日
間浸漬した。抽出液から溶媒を留去し、次いで乾燥して
カモミラの水抽出乾燥物100g を得た。
【0050】その他の植物抽出物についても、市販の該
当する植物(原則として乾燥物)を入手して、下記第1
表に示す抽出方法で抽出して、それぞれの乾燥抽出物を
調製した。なお、ローヤルゼリーは市販のローヤルゼリ
ー粉末を用いた。
【0051】(2)対象物質添加培地の調製 対象物質を約1.5mgスクリュー管に秤量し、有機溶剤
(DMSO)で0.2%溶液になるように調製した。次
いで、上記の生薬抽出物のDMSO溶液を1000倍量
の前記KBM培地に添加した〔抽出物濃度:2.0×1
-4%(DMSO 0.1%)〕。
【0052】なお、対象物質として用いた生薬抽出物等
は、コンフリー抽出物,アルニカ抽出物,ハッカ末,ダ
イズ抽出物,キナ抽出物,スギナ抽出物,チョウジ抽出
物,ホップ抽出物,シソ抽出物,アセンヤク抽出物,ア
ズキ末,サイシン抽出物,チンピ抽出物,ケイヒ抽出
物,ブクリョウ抽出物,アロエ抽出物,レイシ抽出物,
ゲンチアナ抽出物,カンゾウ抽出物,ショウブ根.ウコ
ン抽出物,トウヒ抽出物,ステビア抽出物,サンザシ抽
出物(カンゾウフラボノイドを含む),センキュウ抽出
物,タイソウ抽出物,サフラン抽出物,ヒキオコシ抽出
物,ヨクイニン抽出物,アンズ核粒抽出物,コリアンダ
ー抽出物,チョウセンアサガオ抽出物及びローヤルゼリ
ーであった。
【0053】また同様に対照として、チャ抽出物(抽出
法:水抽出),バクモンドウ抽出物(抽出法:10%エ
タノール抽出)の0.2%DMSO溶液を調製した。こ
れらの対象物質添加培地0.2mlを、0.1%DMSO
含有KBM培地1.8mlに添加し、対象物質の濃度を
2.0×10-5%になるように調製した(10倍希
釈)。
【0054】(2)コントロール培地の調製 ・ネガティブコントロール:KBM培地2mlに、DMS
Oを 2μl 添加して調製した(DMSO 0.1
%)。 ・ポジティブコントロール:ネガティブコントロール培
地に、インシュリン(5mg/ml)を2μl ,ハイドロコー
チゾン(0.5mg/ml)を2μl 添加して調製した。
【0055】D.対象物質培地交換:上記A,Bにおい
てヒト毛包上皮系培養細胞及びラット毛包上皮系培養細
胞を調製した96well-plate中のKGM培地を、対象物
質添加培地及びコントロール培地(200μl/well)と
交換して、交換後37℃,5%CO2 で2日間培養し
た。なお、この培地の交換はウエル内のKGM培地を,
底面に付着している細胞を傷つけないように留意しつつ
アスピレーターで抜いて、その後速やかに対象物質添加
培地等をウエルの両端から添加することにより行った。
【0056】E.細胞増殖の測定:アラマーブルー(ala
mar blue:アラマーバイオサイエンス社製) を培地量
(容量)に対して、1/10量を添加して、37℃(5
%CO2 )で6時間インキュベートした。インキュベー
ト後、系の595nm及び570nmでの吸光度をマイクロ
プレートリーダー(Micro plate reader:Bio RAD社製)
を用いて測定し、下記計算式に従って,細胞増殖度を算
出した。
【0057】
【数1】
【0058】また、ここで算出した細胞増殖度を基にし
て、細胞増殖促進指標を下記式に従って算出した。
【数2】
【0059】F.結果:測定した上記各対象物質におけ
る、上記細胞増殖度を下記第1表に示す。
【表1】
【0060】この結果より、上記成分に毛包上皮系培養
細胞の増殖活性が確かに認められた。すなわち、上記成
分には毛髪上皮系細胞の分裂増殖活性の維持による、毛
髪における成長期の維持,延長作用が認められることが
明らかになった。
【0061】〔試験例2〕C3Hマウスを用いた発毛試
験法 対象物質の成長期への移行作用を評価するためのin viv
o の試験について説明する。 1.試験試料:対象物質の抽出物の市販品(チャベ・ジ
ャバ,カモミラ,シャクヤク,オタネニンジン,ダイ
ズ,ヨクイニン,ベニバナ,ボタンピ,アロエ,ヨモ
ギ,ショウガ,ハッカ,ヘチマ,ユーカリ,マツ及びキ
キョウ)は、溶媒を留去し、75%エタノールに1.0
%の濃度で溶解懸濁した。ポジティブコントロールに
は、0.1%クロトン油(75%エタノール懸濁液)を
用いた。また、ネガティブコントロールにはサフランを
上記と同様に75%エタノールに1.0%の濃度で溶解
懸濁したものを用いた。
【0062】2.方法:8週齢のC3H/HeNCrj
マウス(チャールズリバー社)を1群10匹とし、背部
毛を約2×4cmの大きさに電気バリカンを用いて毛刈り
した。対象物質は、1日1回0.1mlずつ毛刈り部位に
塗布した。
【0063】3.効果の判定:塗布開始後3週目より、
1週間に1回毛刈り部位の写真撮影を行い、写真をもと
に毛刈り部位と毛の再生面積をデジタイザーで測定し、
次式に従い毛再生面積比を測定した。
【数3】
【0064】また、この判定結果を第2表に示す。
【表2】 この結果により上記成分には、明らかに成長期移行作用
が認められた。
【0065】以下、本発明育毛剤の処方を実施例として
示し、さらにこれらの育毛効果の検討を行った。 〔比較例〕 比較例としての液状育毛剤の調製 上述したコンフリーの30%エタノール乾燥物0.1%
を、70%エタノール90%、オレイン酸ナトリウム
0.1%、ドデシルベンゼンスルホン酸0.49%、硬
化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物0.5
%及びイオン交換水(残余)と混合攪拌して溶解させ
た。さらにイオン交換水(10%)を添加混合して、液
状の養毛剤を得た(比較例2)。
【0066】この液状の養毛剤の処方において、上述し
たバクモンドウの10%エタノール抽出物の乾燥物0.
1%を、上記のコンフリーの30%エタノール乾燥物
0.1%に代えて調製した液状の剤を対照として調製し
た(比較例1)。また、上述したカモミラの水抽出乾燥
物0.1%を70%エタノール90%、オレイン酸ナト
リウム0.1%、ドデシルベンゼンスルホン酸0.49
%、硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物
0.5%及びイオン交換水(残余)と混合攪拌して溶解
させた。さらにイオン交換水(10%)を添加混合し
て、液状の養毛料を得た(比較例3)。
【0067】〔実施例1〕 液状育毛剤の調製 上述したコンフリーの30%エタノール乾燥物0.05
%と、カモミラの水抽出乾燥物0.05%を、70%エ
タノール90%、オレイン酸ナトリウム0.1%、ドデ
シルベンゼンスルホン酸0.49%、硬化ヒマシ油エチ
レンオキシド(40モル)付加物0.5%及びイオン交
換水(残余)と混合攪拌して溶解させて、さらにイオン
交換水(10%)を添加混合して、液状育毛剤を得た。
【0068】〔試験例3〕 本発明育毛剤の育毛作用の
検討 本発明育毛剤の脱毛防止、発毛効果等の育毛作用を調べ
るために、以下の方法でヒトに対してトリコグラム試験
及び実使用テストを実施した。被験試料及び対照試料
は、実施例1の本発明育毛剤、比較例1〜3の剤及び7
0%エタノールである。
【0069】試験方法 上記試料の使用前と使用後の抜去毛髪の毛根を顕微鏡下
で観察し、毛根の形態から,成長の止まった毛の毛根で
ある「休止期毛根」数を計数し、その割合の増減によっ
てこれらの試料の育毛作用を比較した。
【0070】すなわち、被験試料及び対照試料をそれぞ
れ男性被験者10名の頭皮に1日2回、1回2mlずつ6
カ月間連続して塗布し、塗布直前および6カ月間塗布終
了直後に被験者1名につき100本ずつ毛髪を抜去し、
それぞれの毛根を顕微鏡下で観察した。また、上記試料
の育毛効果が有効か無効かに関する実使用テストを行っ
た。これらの試験の結果を、下記第3表に示す。
【0071】
【表3】
【0072】この第3表の結果から、比較例1はもとよ
り、成長期延長成分であるコンフリー抽出物又は成長期
導入成分であるカモミラの抽出物のいずれかを配合した
比較例2及び3よりも、この2種類の抽出物を総量で同
量配合した実施例1の育毛効果が相乗的に優れているこ
とが判明した。このことより、作用機序の異なる2種類
の育毛成分を組み合わせて用いることにより、相乗的に
育毛効果が向上した本発明育毛剤が提供されることが明
らかになった。
【0073】以下、上記の剤型以外の本発明育毛剤を実
施例として例示する。 〔実施例2〕 乳液状育毛剤の調製 上述のコンフリーの30%エタノール乾燥物0.5%
と、カモミラの水抽出乾燥物0.5%を用いて、以下の
ような乳液状の育毛剤を調製した。 配合成分 配合量(重量%) (A相) コンフリー抽出乾燥物 0.5 カモミラ抽出乾燥物 0.5 ポリオキシエチレン(60モル)付加硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール1500 5.0 (B相) セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラペン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 4.5 (E相) KOH 0.12 イオン交換水 5.0
【0074】<製造法>A相、B相をそれぞれ60℃で
加熱溶解し、混合してホモミキサー処理しゲルを作り、
これにD相を徐々にホモミキサーで分散した。次にこれ
に溶解したC相を加え、最後に溶解したE相を添加しホ
モミキサーで乳化してO/W乳液型の育毛剤を調製し
た。
【0075】〔実施例3〕 クリーム状養毛剤の調製 上述のコンフリーの30%エタノール乾燥物0.5%
と、カモミラの水抽出乾燥物0.5%を用いて、以下の
ようなクリーム状の育毛剤を調製した。 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 8.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) コンフリー抽出乾燥物 0.5 カモミラ抽出乾燥物 0.5 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 43.995
【0076】<製造法>A相、B相をそれぞれ加熱溶解
して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状養毛
料を得た。
【0077】
【発明の効果】本発明により、異なる作用機序の育毛成
分を配合することによる相乗的な育毛作用を示す育毛剤
が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】B.ラット毛包上皮系細胞 1.ラット毛包上皮系細胞の採取: (1)毛包の採取 新生児(3〜4日令)のラットの背部皮膚を採取し、こ
の採取した背部皮膚を1%PSF含有PBS(−)に2
枚ずつ浸した。その後、皮膚脂肪層から下の皮下脂肪や
皮膜等を解剖用ハサミで除去した。次いで、再びこの背
部皮膚を1%PSF含有PBS(−)に浸し、さらにこ
れを0.25%トリプシン含有PBS(−)(0.02
%EDTA含む。以下、同様である。)中に4℃で一晩
浸した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 35/78 J Q H N K ADA ADAR 35/84 35/84 A (72)発明者 辻 善春 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 石野 章博 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 田島 正裕 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛周期における休止期の毛髪を同成長期に
    移行させる作用を有する成分、及び同成長期を維持若し
    くは延長する作用を有する成分を有効成分とする育毛
    剤。
  2. 【請求項2】毛周期における成長期を維持若しくは延長
    する作用を有する成分が、毛包上皮系細胞を増殖させる
    活性を有する成分である、請求項1記載の育毛剤。
  3. 【請求項3】毛包上皮系細胞を増殖させる活性を有する
    成分が、コンフリー抽出物,ウコン抽出物,タイソウ抽
    出物,コリアンダー抽出物,チョウセンアサガオ抽出
    物,サイシン抽出物,ヨクイニン抽出物,ステビア抽出
    物,アセンヤク抽出物,ゲンチアナ抽出物,ホップ抽出
    物,ヒキオコシ抽出物,アズキ抽出物,アルニカ抽出
    物,ハッカ抽出物,カンゾウ抽出物,ブクリョウ抽出
    物,ダイズ抽出物,シソ抽出物,キナ抽出物,スギナ抽
    出物,アンズ核粒抽出物,サンザシ抽出物,センキュウ
    抽出物,ケイヒ抽出物,レイシ抽出物,チョウジ抽出
    物,トウヒ抽出物及びローヤルゼリーからなる群の成分
    から選ばれる1種又は2種以上の成分である、請求項2
    記載の育毛剤。
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