JPH04182415A - 発毛・養毛促進剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、安全性、製品安定性に優れ、発毛・養毛効果
の高い発毛・養毛促進剤に関するものである。

（従来の技術） 脱毛症には先天性の無毛症や廠痕性脱毛症などは別とし
て、いわゆる男性型脱毛症や円形脱毛症は、頭皮の組織
中に毛を再成長させるもとどなる細胞で、発毛に不可欠
の生芽細胞が存在するにも拘らず、毛を産生ずる機能が
低下又は−時的に停止してしまい、それによって薄毛・
脱毛を発症するものが大部分である。

これらの脱毛症の原因には種々の説があり、多くの研究
がされ、種々の治療がこれまで行われてきたがその発症
の原因は明確でなく、今だに確立された予防や治療の方
法がないのが現状である。

今日、我々の社会風俗に於いて、毛髪を美容的観点から
見たとき、その占める役割と意味は大きく、脱毛症患者
の精神的苦悩は計り知れないものがある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は安全性、安定性に優れ、生芽細胞の消失を伴わ
ない各種脱毛症への治療効果が高く、又脱毛症が発症し
ていない人に対しては、脱毛の予防効果のある発毛・養
毛促進剤を開発することを目的として行ったものである
。

（課題を解決するための手段） ２−０−Ｄ−グルコピラノシル−Ｌ−アスコルビン酸（
以下アスコルビン酸グルコシドと略す）は、天然型ビタ
ミンＣ（Ｌ−アスコルビン酸）とブドウ糖との化合物で
あり、本化合物は生体中にも存在することが確認されて
いる成分である。

本化合物の特徴は、従来のビタミンＣが水溶液中等で著
しく不安定で常温で速やかに酸化されてしまうのに比し
て長期間安定であること、そしてアスコルビン酸グルコ
シドは我々皮膚の細胞が有する酵素グルコシダーゼによ
り容易にアスコルビン酸とブドウ糖に加水分解され、組
繊細胞に対して有効に作用するものであり、アスコルビ
ン酸グルコシド自体及びその分解成分も、安全性の確立
した成分である。

本発明は、このアスコルビン酸グルコシドを必須成分と
して配合することを特徴とする発毛・養毛促進作用を有
する養毛化粧料に関するものである。

アスコルビン酸グルコシドは生体内酵素で切断されてビ
タミンＣとしての効果を示し、皮膚を構成する細胞に対
して、皮膚組織の主成分であるタンパク成分の産生な高
める作用〔第６２同日本生化学会発表、　１９８９年１
京都〕だけでなく、皮膚細胞の分裂・増殖を高める作用
［日本薬学会第１１０年会（生物化学部会）発表、　１
９９０年、札幌］があることは本発明者らの研究により
既に知られている１本発明者らはこの点に看目し１発毛
・養毛促進有効成分としての研究開発を進めた結果、本
発明の完成に至ったものである。

本発明の完成までの経緯として初段階の検討は実験動物
を用い、動物の体毛の成長に対する作用を検討した。ア
スコルビン酸誘導体投与による有効作用評価に適する動
物として、養毛剤の効果評価に繁用される動物、マウス
・ラットは生体中でアスコルビン酸を自己合成する動物
であり適さない点より、本研究発明ではヒトと同じくア
スコルビン酸を自己合成出来ない動物、即ちモルモット
を使用可能被検動物として用いて実験検討を行った。

方法は、ハートレー系白色モルモット６匹を用い、１群
３匹として全モルモットの背部型を抜毛し、第１群をア
スコルビン酸−ａ−グルコシド１％溶液の外用塗布投与
群、第２群を対照液の外用塗布投与群として、１日１回
１ｍｌずっ被検液の投与を再生毛の毛成長が終了するま
で継続し、再生してきた毛について毛の長さと、最大直
径の測定を行った。測定結果を表■及び表Ｈと示す。

表Ｉ　再生毛の長さの測定 （単位、　ｍｍ１ 表ＩＩ　　再生毛の最大直径の比較 （星位、ｕｍ） 本発明者らは、本発明請求項第１項及び第２項のアスコ
ルビン酸グルコシドとアスコルビン酸グルコシドがアス
コルビン酸−ａ−グルコシドである発毛・養毛促進剤の
効果を更に高めるべく既に養毛効果の知られている物質
「（３−カルボキシプロピル）−トリメチルアンモニウ
ムクロライドメチルエステル」、「６−アミノ−１，２
−ジヒドロ−ヒドロキシ−イミノ−４−ピペリジノピリ
ミジン」、［７−クロロ−３−メチル−２Ｈ−「ベンゾ
−１，２，４チアジアジン−１，ｌ−ジオキシド」、「
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート（２０
Ｅ、Ｏ，）」、「センブリ抽出液」、「エチニルエスト
ラジオール」、「延命草抽出液」及び「苦参抽出液」と
の複合作用についても検討を行った。その結果、アスコ
ルビン酸グルコシドとアスコルビン酸グルコシドがアス
コルビン酸−〇−グルコシドである成分との複合による
優れた発毛・養毛促進の相乗効果が見られ請求項第３項
〜第１９項の本発明が完成した。

又、既知の皮膚血行促進作用のある皮膚刺激作用機序成
分、コリン作動性作用機序成分、アドレナリン抑制作用
機序成分及び血管平滑筋弛緩作用機序成分等とアスコル
ビン酸グルコシドとアスコルビン酸グルコシドがアスコ
ルビン酸−α−グルコシドである本発明請求項第１項及
び第２項との複合による養毛促進作用にっていも検討を
行いより高い有効性が認められた。

アスコルビン酸グルコシドは生体中の皮膚組織中で酵素
グルコシダーゼによりアスコルビン酸とブドウ糖に切断
されて、その効果は発揮される。そしてこの切断の働き
をする触媒酵素グルコシダーゼは本発明基礎研究により
単糖類、二糖類、糖アルコール類、フェノール配糖体に
よって酵素力価を制御できることが確認された。この２
つの点に着目し、これらの糖類とアスコルビン酸グルコ
シド又はアスコルビン酸−〇−グルコシドを複合するこ
とにより継続的効果かえられ、より優れた効果の発現が
見られた。

アスコルビン酸グルコシドの経皮吸効率を高めることを
目的として、本発明養毛剤中に化粧品類に繁用される保
温剤、角質軟化剤、界面活性剤を複合することによりア
スコルビン酸グルコシド及びアスコルビン酸−α−グル
コシドの皮膚内への吸収率の増大が認められた。

アスコルビン酸グルコシド及びアスコルビン酸−α−グ
ルコシドを外用した場合、皮膚表面に存在する常在菌に
より、皮膚内に吸収するまでに細胞による加水分解が見
られたことから医薬品、医薬部外品に繁用される殺菌剤
を複合することにより、アスコルビン酸グルコシドの皮
表での安定性は増し、本発明外用養毛化粧料の効果は増
大した。

本発明で発毛・養毛促進剤として使用するアスコルビン
酸−〇−グルコシドの配合濃度は０、０１〜１０，０％
程度が望ましい、アスコルビン酸グルコシド、濃度００
１〜１０．０％含有する発毛・養毛促進剤に配合する「
（３−カルボキシプロピル）−トリメチルアンモニウム
クロライトメデルエステル」の濃度は０．０１〜５．０
％程度が望ましい。「６−アミノ−１，２−ジヒドロ−
ヒドロキシ−イミノ−４−ピペリジノピリミジン」の配
合濃度は０．０１〜５０％程度が望ましい。「７−クロ
ロ−３−メチル−２Ｈ−ベンゾ−１，２，４−チアジア
ジン−１，１−ジオキシド」の配合濃度は０．０１〜５
０％程度が望ましい、［ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート（２０Ｅ、Ｏ，）Ｊの配合濃度は１．
０〜６０．０％程度が望ましい。「センブリ抽出液（乾
燥重量１ｇは抽出液１ｇに相当）」の配合濃度は００１
〜３０．０％程度が望ましい。「エチニルエストラジオ
ール」の配合濃度は０００１〜５．０％程度が望ましい
。［延命草抽出液（乾燥重量１ｇは抽出液１ｇに相当）
」の配合濃度は０．０１〜３０．０％程度が望ましい、
［苦参抽出液（乾燥重量１ｇは抽出液１ｇに相当）」の
配合濃度は０．０１〜３０．０％程度が望ましい。

本発明で使用する単糖類としては、例えばグルコース、
果糖、マンノース、キシロース等を挙げることができ、
配合濃度は０．１〜５０％程度が望ましい、二糖類とし
ては、フェノール配糖体類としては、アルブチン、サリ
シン等を示すことができ、又糖アルコール類としては例
えばソルビット等を挙げることができ、これらの配合濃
度は０，１〜５．０％が好ましい。皮膚保湿剤としては
、グリセリン、プロピレングリコール、１．３−ブチレ
ングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ＰＥＧ　（ポリエチレングリコール）類、エチル
ヘキサンジオール、糖アルコール類（例えば、ソルビッ
ト等）、ムコ多糖類（例えば、ヒアルロン酸塩、コンド
ロイチン硫酸塩糖）、ＰＣＡ塩等この種の分野で用いら
れるものが使用でき、配合濃度は常用範囲とすることが
できるが、好ましくは０１〜１０％の範囲である。角質
軟化剤としては、サリチル酸、尿素等で、配合濃度は０
１〜ｌＯ％で用いられる。アニオン界面活性剤としては
、Ｎ−ラウロイルグルタミン酸塩等、ノニオン界面活性
剤としては、デカグリセリルモノラウレート、ポリオキ
シエチレンソルビタン類、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油類等で、配合濃度は０．１〜５．０％が望ましい０
本発明の発毛・養毛促進剤に用いる基剤としては、一般
的に養毛剤に使用される基剤である水性基剤、アルコー
ル溶剤の他、通常の基剤のクリーム、ゲルクリーム、軟
膏等の基剤を使用することができ、これら基剤によって
本発明の優れた効果は十分に認められた。

（実施例） 本発明の実施例の一部を以下に示すが、本発明に揚げた
成分の他、従来より発毛・養毛促進剤に用いられ有用と
される成分を更に配合してもよく、本発明はこれら実施
例に限られるものではない。

実施例１ 次の処方により、常法にて養毛効果の優れたゲル養毛化
粧料を調製した。

（単位、ｇ） アスコルビン酸−α−グルコシド　１．０７−り四ロー
３−メチル−２Ｈ１，０ １，２，４−ベンゾチアジアジ ノー１．１−ジオキシド 濃グリセリン　　　　　　　　　　２．０エチルヘキサ
ンジオール　　　　　２．０マルトース　　　　　　　
　　　　１．０ヒノキチオール　　　　　　　　　０．
０１デカグリセリルモノラウレート　　０５カルボキシ
ビニールポリマー　　　０．５トリエタノールアミン　
　　　　　適量香料　　　　　　　　　　　　　　微量
アルコール　　　　　　　　　　　３０．０水※　　　
　　　　　　　　全量１００．０　ｇ（※水を加えて全
量１００．０　ｇとする。）実施例２ 次の処方により、常法にて養毛効果の優れたローション
養毛化粧料を調製した。

（単位、ｇ） アスコルビン酸−α−グルコシド　１０濃グリセリン　
　　　　　　　　　５０サルチル＠　　　　　　　　　
　　　０．ＩＰＯＥ硬化ヒマシ油（５０Ｅ、Ｏｉ　　　
　Ｏ，５アルコール　　　　　　　　　　　３００香料
　　　　　　　　　　　　　　微量緩衝液　　　　　　
　　　　　　　適量水※　　　　　　　　　　　全量１
００．０ｍ１（※水を加えて全量１００．０ｍｌとする
。）上記において、ＰＯＥはポリオキシエチレン、Ｅ、
０．はエチレンオキサイドを示す６実施例３ 次の処方により、常法にて養毛効果の優れたローション
養毛化粧料を調製した。

（単位、ｇ） アスコルビン酸−〇−グルコシド　ｌＯ苦参抽出液　　
　　　　　　　　　５０尿素　　　　　　　　　　　　
　　１０β−グリチルレチン酸　　　　　　０ＩＮ−ラ
ウロイルグルタミン酸 ナトリウム　　　　　　　　　　　０．５香料　　　　
　　　　　　　　　　微量緩衝液　　　　　　　　　　
　　　適量アルコール　　　　　　　　　　　５０．０
フエノキシエタノール　　　　　　１．０水※　　　　
　　　　　　　全量１００．０ｍ１（※水を加えて全量
１００．０ｍｌとする。）実施例４ （単位、ｇ） アスコルビン酸−α−グルコシド　１．０（３−カルボ
キシプロピル）−ト１．０リメチルアンモニウムクロラ
イド メチルエステル 濃グリセリン　　　　　　　　　　３．０マルトース　
　　　　　　　　　　１．０イソプロピルメチルフエノ
ール　　（１，３デカグリセリルモノラウレート　　０
．５サリチル酸　　　　　　　　　　　０．５香料　　
　　　　　　　　　　　　微量緩衝液　　　　　　　　
　　　　適量 アルコール　　　　　　　　　　　４０．０水※　　　
　　　　　　　　全量１００．０ｍ１（※水を加えて全
量１００．０ｍｌとする。）実施例５ （単位、ｇ） アスコルビン酸−α−グルコシド　！、［］］６−アミ
ノー１，２−ジヒドロヒ１．０ドロキシイミノ−４−ピ
ペリジノ ビリミジン 濃グリセリン　　　　　　　　　２５．０サリチル酸　
　　　　　　　　　　０．５マルトース　　　　　　　
　　　　１．０ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　０．
５（ｓｏＥ、　ｏ、　） イソプロピルメチルフェノール　　０．３緩衝液　　　
　　　　　　　　　適量 香料　　　　　　　　　　　　　　微量アルコール　　
　　　　　　　　　６０．０水※　　　　　　　　　　
　全量１００．０ｍ１（※水を加えて全量１００．０ｍ
ｌとする。）試験例 男性型脱毛症の症状を呈する２６オがら４８才の男性健
常人１０名〜１５名を１群とし、１日１〜２回、約３ｍ
ｌづつ４力月間、下記中に示す発毛・養毛促進剤を塗布
したところ、次の発毛・養毛効果の結果を得た。

判定基準 ４力月後、塗布部分の新住宅の発生、発育などを単位面
積あたりの硬毛の毛幹数を計測する毛密度測定法と、写
真操影を行い、判定するＳ（：ＯＲＥ判定法にて評価し
た。５ＣＯＲＥ判定法の判定基準は次の通りとした。

５ＣＯＲＥ　ｌ　　毛がほとんどなくわずかに軟毛が見
られるのみである。

５ＣＯＲＥ　２　　脱毛部位に多数の軟毛とわずに硬毛
がみられる。

５ＣＯＲＥ３　　脱毛部位に密集した軟毛があり、半数
程度の硬毛がみられる。

５ＣＯＲＥ　４　　硬毛で全体が覆われているが、頭皮
が透けて見える。

５ＣＯＲＥ　５　　脱毛斑、薄毛の状態が全くみられな
い６ ・５ＣＯＲＥ判定により、１ランク以上改善された場合
を有効とする。

（結果） ・基剤１にアスコルビン酸−〇−グルコシドを１％含有
させた発毛・養毛促進剤の有効率は６０．０％を示した
。

・基剤１にアスコルビン酸グルコシドを１％含有させた
発毛・養毛促進剤の有効率は４０．０％を示した。

従ってアスコルビン酸−ａ−グルコシドの方がアスコル
ビン酸グルコシドよりも、より優れた発毛・養毛促進効
果を示した。

・基剤１に（３−カルボキシプロピル）−トリメチルア
ンモニウムクロライドメチルエステルを１．０％及びア
スコルビン酸−〇−グルコシドを１．０％含有させた発
毛・養毛促進剤の有効率は基剤１に（３−カルボキシプ
ロピル）−トリメチルアンモニウムクロライドメチルエ
ステルを１．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率
より、１６．７％高くアスコルビン酸−ａ−グルコシド
による相乗効果が認められた。

・基剤２に６−アミノ−１，２−ジヒドロヒドロキシイ
ミノ−４−ピペリジノビリミジンを　１０及びアスコル
ビン酸−〇−グルコシドを１．０％含有させた発毛・養
毛促進剤の有効率は基剤２に６−アミノ−１゜ ２−ヒドロヒドロキシイミノ−４−ピペリジノビリミジ
ンを１．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率より
、２０．０％高くアスコルビン酸−α−グルコシドによ
る相乗効果が認められた。

・基剤３に７−クロロ−３−メチル−２Ｈ−［ベンゾ−
１，２，４−チアジアジン］−１，１−ジオキシドを１
０％及びアスコルビン酸−α−グルコシドを１．０％含
有させた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤３に７−クロ
ロ−３−メチル−２Ｈ−［ベンゾ−１，２，４−チアジ
アジン］−１，１−ジオキシドを１．０％含有させた発
毛・養毛促進剤の有効率より、２０．０％高くアスコル
ビン酸−α−グルコシドによる相乗効果が認められた。

・基剤１にポリオキシエチレンソルビクンモノステアレ
ート（２０Ｅ、Ｏ，）　　を５０．０％及びアスコルビ
ン酸−α−グルコシドを１０％含有させた発毛・養毛促
進剤の有効率は基剤１にポリオキシエチレンソルビクン
モノステアレート（２０Ｅ、Ｏ，）を５０．０％含有さ
せた発毛・養毛促進剤の有効率より、１４３％高（アス
コルビン酸−〇−グルコシドによる相乗効果が認められ
た。

なお、ポリオキシエチレンソルビクンモノステアレート
（２０Ｅ、Ｏ，）の配合量分だけ基剤の水を差し引く。

・基剤ｌにセンブリ抽出液を１０．０％（乾燥重量１０
ｇに相当）及びアスコルビン酸−α−グルコシドを１．
０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤１にセ
ンブリ抽出液を１０．０％（乾燥重量１０ｇに相当）含
有させた発毛・養毛促進剤の有効率より、１２５％高く
アスコルビン酸−α−グルコシドによる相乗効果が認め
られた。

・基剤１にエチニルエストラジオールを　１．０％及び
アスコルビン酸−α−グルコシドを１．０％含有させた
発毛・養毛促進剤の有効率は基剤ｌにエチニルエストラ
ジオールを１．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効
率より、１１．１％高くアスコルビン酸−〇−グルコシ
ドによる相乗効果が認められた。

・基剤１に延命草抽出液を１０．０％（乾燥重量１０ｇ
に相当）及び苦参抽出液を】０．０％（乾燥重量１０ｇ
に相当）及びアスコルビン酸−α−グルコシドを１．０
％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤１に延命
草抽出液を１０．０％（乾燥重量１０ｇに相当）含有さ
せた発毛・養毛促進剤の有効率より、１１．１％高くア
スコルビン酸−〇−グルコシドによる相乗効果が認めら
れた。

・基剤１に（３−カルボキシプロピル）−トリメチルア
ンモニウムクロライドメチルエステルを１．０％及びア
スコルビン酸グルコシドを１．０％含有させた発毛・養
毛促進剤の有効率は基剤１に（３−カルボキシプロピル
）−トリメチルアンモニウムクロライドメチルエステル
を１．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率より、
１５．４％高（アスコルビン酸−〇−グルコシドによる
相乗効果が認められた。

・基剤２に６−アミノ−１，２−ジヒドロヒドロキシイ
ミノ−４−ピペリジノビリミジンを　１０及びアスコル
ビン酸グルコシドを１．０％含有させた発毛・養毛促進
剤の有効率は基剤２に６−アミノ−１，２−ヒドロヒド
ロキシイミノ−４−ピペリジノビリミジンを１．０％含
有させた発毛・養毛促進剤の有効率より、１５．４％高
くアスコルビン酸−α−グルコシドによる相乗効果が認
められた。

・基剤３に７−クロロ−３−メチル−２Ｈ−［ベンゾ−
１，２，４−チアジアジン］−１，１−ジオキシドを１
．０％及びアスコルビン酸グルコシドを１．０％含有さ
せた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤３に７−クロロ−
３−メチル−２Ｈ−［ベンゾ−１゜２．４−チアジアジ
ン］−１，１−ジオキシドを１．０％含有させた発毛・
養毛促進剤の有効率より、１６ゴ％高くアスコルビン酸
グルコシドによる相乗効果が認められた。

・基剤１にポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ート（２０Ｅ、０．）を５００％及びアスコルビン酸グ
ルコシドを１．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効
率は基剤１にポリオキシエチレンソルビタンモノステア
レート（２０Ｅ、Ｏ，）を５０．０％含有させた発毛・
養毛促進剤の有効率より、ｌ０８０％高くアスコルビン
酸グルコシドによる相乗効果が認められた。なお、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート（２０Ｅ、
Ｏ，）の配合量分だけ基剤の水を差し引く。

・基剤１にセンブリ抽出液を１００％（乾燥重量１０ｇ
に相当）及びアスコルビン酸グルコシドを１．０％含有
させた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤１にセンブリ抽
出液を１０．０％（乾燥重量１０ｇに相当）含有させた
発毛・養毛促進剤の有効率より、１００％高くアスコル
ビン酸グルコシドによる相乗効果が認められた。

・基剤ｌにエチニルエストラジオールを１％及びアスコ
ルビン酸グルコシドを１．０％含有させた発毛・養毛促
進剤の有効率は基剤１にエチニルエストラジオールを１
．０％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率より、７．
１％高くアスコルビン酸グルコシドによる相乗効果が認
められた。

・基剤１に延命草抽出液をＩＯ９０％（乾燥重量１０ｇ
に相当）及び苦参抽出液をＩＯ２０％（乾燥重量１０ｇ
に相当）及びアスコルビン酸−〇−グルコシドを１．０
％含有させた発毛・養毛促進剤の有効率は基剤ｌに延命
草抽出液を１０００％（乾燥重量１０ｇに相当）含有さ
せた発毛・養毛促進剤の有効率より、　９１％高くアス
コルビン酸グルコシドによる相乗効果が認められた。

基剤Ｉ （単位１ｇン 濃グリセリン　　　　　　　　　　３．０マルトース　
　　　　　　　　　　１．０イソプロピルメチルフエノ
ール　　０．３デカグリセリルモノラウレート　　０．
５サルチル酸　　　　　　　　　　　０５香料　　　　
　　　　　　　　　　微量アルコール　　　　　　　　
　　　　４０．０水　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　全１１［１０，０ｍｌ基剤２ （単位、ｇ） 濃グリセリン　　　　　　　　　　２５．０マルトース
　　　　　　　　　　　１，０イソプロピルメチルフエ
ノール　　０３ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　０５
（５０Ｅ、　０．１ サルチル酸　　　　　　　　　　　０５香料　　　　　
　　　　　　　　微量 アルコール　　　　　　　　　　　６００水　　　　　
　　　　　　　全量１００．０ｍｌ基剤３ （単位、ｇ）

Claims (26)

【特許請求の範囲】
1. （１）２−Ｏ−Ｄ−グルコピラノシル−Ｌ−アスコルビ
   ン酸（以下アスコルビン酸グルコシドと略す）を配合し
   たことを特徴とする発毛・養毛促進剤。
2. （２）アスコルビン酸グルコシドが２−Ｏ−α−Ｄ−グ
   ルコピラノシル−Ｌ−アスコルビン酸（以下アスコルビ
   ン酸−α−グルコシドと略す）であることを特徴とする
   請求項第１項記載の発毛・養毛促進剤。
3. （３）アスコルビン酸グルコシドと、「（３−カルボキ
   シプロピル）−トリメチルアンモニウムクロライドメチ
   ルエステル」、「６−アミノ−１，２−ジヒドロ−ヒド
   ロキシ−イミノ−４−ピペリジノピリミジン」、「７−
   クロロ−３−メチル−２Ｈ−１，２，４−ベンゾチアジ
   アジン−１，１−ジオキシド」、「ポリオキシエチレン
   ソルビタンモノステアレート（２０Ｅ．Ｏ．）」、「セ
   ンブリ抽出 液」、「エチニルエストラジオール」、「延命草抽出液
   」及び「苦参抽出液」のいずれか１種又は２種以上を含
   有することを特徴とする発毛・養毛促進剤。
4. （４）養毛成分が請求項第３項に記載の「３−カルボキ
   シプロピル−トリメチルアンモニウムクロライドメチル
   エステル」又はその誘導体とアスコルビン酸グルコシド
   を複合してなることを特徴とする発毛・養毛促進剤。
5. （５）養毛成分が請求項第３項に記載の「６−アミノ−
   １，２−ジヒドロ−ヒドロキシ−イミノ−４−ピペリジ
   ノピリミジン」又はその誘導体とアスコルビン酸グルコ
   シドを複合してなることを特徴とする発毛・養毛促進剤
   。
6. （６）養毛成分が請求項第３項に記載の「７−クロロ−
   ３−メチル−２Ｈ−１，２，４−ベンゾチアジアジン−
   １，１−ジオキシド」又はその誘導体とアスコルビン酸
   グルコシドを複合してなることを特徴とする発毛・養毛
   促進剤。
7. （７）養毛成分が請求項第３項に記載の「ポリオキシエ
   チレンソルビタンモノステアレート （２０Ｅ．Ｏ．）」又は「ポリオキシエチレンソルビタ
   ン脂肪酸エステルとアスコルビン酸グルコシド」を複合
   してなることを特徴とする発毛・養毛促進剤。
8. （８）養毛成分が請求項第３項に記載の「センブリ抽出
   液」とアスコルビン酸グルコシドを複合してなることを
   特徴とする発毛・養毛促進剤。
9. （９）養毛成分が請求項第３項に記載の「エチニルエス
   トラジオール」又は同様な作用を有する抗男性ホルモン
   剤とアスコルビン酸グルコシドを複合してなることを特
   徴とする発毛・養毛促進剤。
10. （１０）養毛成分が請求項第３項に記載の「苦参抽出液
    」、「延命草抽出液」の両者又はいずれかとアスコルビ
    ン酸グルコシドを複合してなることを特徴とする発毛・
    養毛促進剤。
11. （１１）アスコルビン酸グルコシドと皮膚血行促進作用
    成分を複合してなることを特徴とする発毛・養毛促進剤
    。
12. （１２）アスコルビン酸−α−グルコシドと「（３−カ
    ルボキシプロピル）−トリメチルアンモニウムクロライ
    ドメチルエステル」、「６−アミノ−１，２−ジヒドロ
    −ヒドロキシ−イミノ−４−ピペリジノピリミジン」、
    「７−クロロ−３−メチル−２Ｈ−１，２，４−ベンゾ
    チアジアジン−１，１−ジオキシド」、「ポリオキシエ
    チレンソルビタンモノステアレート（２０Ｅ．Ｏ．）」
    、「センブリ抽出液」、「エチニルエストラジオール」
    、「延命草抽出液」及び「苦参抽出液」のいずれか１種
    又は２種以上を含有することを特徴とする発毛・養毛促
    進剤。
13. （１３）養毛成分が請求項第１２項に記載の「（３−カ
    ルボキシプロピル）−トリメチルアンモニウムクロライ
    ドメチルエステル」又はその誘導体とアスコルビン酸−
    α−グルコシドを複合してなることを特徴とする発毛・
    養毛促進剤。
14. （１４）養毛成分が請求項第１２項に記載の「６−アミ
    ノ−１，２−ジヒドロ−ヒドロキシ−イミノ−４−ピペ
    リジノピリミジン」又はその誘導体とアスコルビン酸−
    α−グルコシドを複合してなることを特徴とする発毛・
    養毛促進剤。
15. （１５）養毛成分が請求項第１２項に記載の「７−クロ
    ロ−３−メチル−２Ｈ−１，２，４−ベンゾチアジアジ
    ン−１，１−ジオキシド」又はその誘導体とアスコルビ
    ン酸−α−グルコシドを複合してなることを特徴とする
    発毛・養毛促進剤。
16. （１６）養毛成分が請求項第１２項に記載の「ポリオキ
    シエチレンソルビタンモノステアレート （２０Ｅ．Ｏ．）」又は「ポリオキシエチレンソルビタ
    ン脂肪酸エステル」とアスコルビン酸−α−グルコシド
    を複合してなることを特徴とする発毛・養毛促進剤。
17. （１７）養毛成分が請求項第１２項に記載の「センブリ
    抽出液」とアスコルビン酸−α−グルコシドを複合して
    なることを特徴とする発毛・養毛促進剤。
18. （１８）養毛成分が請求項第１２項に記載の「エチニル
    エストラジオール」又は同様な作用を有する抗男性ホル
    モン剤とアスコルビン酸−α−グルコシドを複合してな
    ることを特徴とする発毛・養毛促進剤。
19. （１９）養毛成分が請求項第１２項に記載の「苦参抽出
    液」、「延命草抽出液」の両者又はいずれかとアスコル
    ビン酸−α−グルコシドを複合してなることを特徴とす
    る発毛・養毛促進 剤。
20. （２０）アスコルビン酸−α−グルコシドと血行促進作
    用のある発毛・養毛成分を複合してなることを特徴とす
    る発毛・養毛促進剤。
21. （２１）アスコルビン酸グルコシドと単糖類、二糖類、
    多糖類、糖アルコール類及び、フェノール配糖体類から
    なる群から選ばれる物質１種又は２種以上を含有するこ
    とを特徴とする発毛・養毛促進剤。
22. （２２）アスコルビン酸−α−グルコシドと単糖類、二
    糖類、多糖類、糖アルコール類及び、３フェノール配糖
    体類からなる群から選ばれる物質１種又は２種以上を含
    有することを特徴とする発毛・養毛促進剤。
23. （２３）アスコルビン酸グルコシドと、皮膚保湿剤、角
    質軟化剤及び皮膚殺菌剤の１種又は２種以上を含有する
    ことを特徴とする発毛・養毛促進剤。
24. （２４）アスコルビン酸−α−グルコシドと、皮膚保湿
    剤、角質軟化剤及び皮膚殺菌剤の１種又は２種以上を含
    有することを特徴とする発毛・養毛促進剤。
25. （２５）アスコルビン酸グルコシドと、アニオン系界面
    活性剤又はノニオン系界面活性剤の何れか１種又は両者
    を含有することを特徴とする発毛・養毛促進剤。
26. （２６）アスコルビン酸−α−グルコシドと、アニオン
    系界面活性剤又はノニオン系界面活性剤の何れか１種又
    は両者を含有することを特徴とする発毛・養毛促進剤。