JP3441722B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3441722B2 JP2001368909A JP2001368909A JP3441722B2 JP 3441722 B2 JP3441722 B2 JP 3441722B2 JP 2001368909 A JP2001368909 A JP 2001368909A JP 2001368909 A JP2001368909 A JP 2001368909A JP 3441722 B2 JP3441722 B2 JP 3441722B2
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千加 浜田
大悟 水本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の生薬又はそ
の抽出物を有効成分とする、発毛抑制剤等の毛成長抑制
剤及びこれを含有する化粧品、医薬部外品あるいは皮膚
外用剤等の外用組成物、特に化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】人体が有する頭髪あるいは体毛は、本来
生物学的には頭部、胸部、手足等の重要な器官を防護す
るためのものであるが、衣服や保護具等の防護手段が現
れ、それらを人類が活用し発達するに従って、体毛が担
う器官防護機能は重要ではなくなってきているのが現状
である。
【0003】また、一般に頭髪は豊かであることが望ま
れているのに対し、近年、特に手足等における体毛は美
的外観上は無い方が好ましいとする傾向が高まり、この
ため各種の体毛除去方法が開発され、利用されている。
具体的には、シェーバー、抜毛器等を用いる機械的除去
方法、脱毛剤を用いて体毛を毛根から抜去する方法、除
毛剤を用いてその化学的作用により体毛を除去する方法
などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の体毛除去方法は、皮膚に対して物理的又は化学的刺激
を伴うものであり、また、体毛除去方法によって多少の
差はあるものの体毛除去効果の持続性には限度がある。
このため、一定期間経過後には再び体毛除去処理を行わ
なければならず、体毛除去処理作業の軽減化が望まれて
いる。
【0005】前述のとおりであるから、皮膚に対する刺
激が少なく、かつ体毛除去処理作業の負担をより軽減で
きる体毛の成長抑制あるいは除去処理等の技術の出現が
望まている。このような実情の下において、本発明者は
各種生薬に関し毛成長抑制能を鋭意研究し、特定の生薬
に毛成長抑制能があることを見出し、その結果開発に成
功したのが、本発明の毛成長抑制剤及びこれを含有する
化粧料等の外用組成物である。
【0006】従って、本発明は、体毛の成長あるいは発
育を効果的に抑制して体毛除去処理回数を減少させるこ
とのできる毛成長抑制剤及びこれを含有する化粧料等の
外用組成物を提供することを発明の解決課題、すなわち
目的とする。特に、本発明は特定の生薬又はその抽出物
が、毛母細胞及び毛乳頭細胞に直接的に作用して優れた
毛成長抑制効果を示し、しかも長期にわたり安全性が高
いことを見出したものであり、それを有効成分とする毛
成長抑制剤及びこれを含有する化粧料等の外用組成物を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような実情の下に開
発された、本発明は、前述のとおり毛成長抑制剤及び外
用組成物、特に化粧料の発明であり、そのうちの毛成長
抑制剤は、 オウバク、ドクダミ、コメヌカ、クワ、オ
ウレン、タイム、トウニン、イチヤクソウ、トウキンセ
ンカ、ノバラ及びメリッサの中から選ばれる1種又は2
種以上の生薬又はその抽出物を有効成分とするものであ
り、化粧料等の外用組成物は該毛成長抑制剤を含有する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】前述のとおり、本発明の毛成長抑
制剤は、オウバク、ドクダミ、コメヌカ、クワ、オウレ
ン、タイム、トウニン、イチヤクソウ、トウキンセン
カ、ノバラ及びメリッサの中から選ばれる1種又は2種
以上の生薬又その抽出物を有効成分とするものであり、
その有効成分は生薬そのもの又はその抽出物であるか
ら、オウバク、ドクダミ、コメヌカ、クワ、オウレン、
タイム、トウニン、イチヤクソウ、トウキンセンカ、ノ
バラ及びメリッサから選ばれる各生薬は、その全草、
根、果実、種子、花のうち1ヶ所又は2ヶ所以上(以下
「原体」と略称する)をそれぞれそのまま用いることが
できるし、またその抽出物を用いることもできる。な
お、生薬及び生薬抽出物は1種を単独で又は2種以上を
組合わせて用いることもできる。
【0009】本発明で用いる生薬の抽出物とは、上記生
薬を粉砕した後、常温又は加温下に溶剤により抽出する
か又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出す
ることにより得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、そ
の濃縮液、又はその乾燥末を意味するものである。
【0010】上記抽出法により得られた生薬抽出物は、
本発明の毛成長抑制剤の有効成分として抽出液のまま用
いることもできるが、前述のとおりであるから、当該抽
出物を希釈、濃縮もしくは凍結乾燥した後、粉末又はペ
ースト状に調製して用いることもできる。また、液々分
配等の技術により、上記抽出物から不活性な夾雑物を除
去して用いることもでき、本発明においてはこのような
ものを用いることが好ましい。
【0011】前記した各生薬の抽出物は、前述のとおり
のものであるから、その取得は常法により可能であり、
それは前述した手法あるいは器具を使用し、例えば、抽
出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過し濃縮し
て得ることができる。その際の抽出溶媒としては、通常
生薬の抽出に用いられる溶媒であれば任意に用いること
ができる。
【0012】かかる溶媒には、例えば、水、メタノー
ル、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、グリセリン等のアルコール類、含水ア
ルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭
素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒類等
があり、それらは単独あるいは組み合わせて用いること
ができる。
【0013】上記溶媒で抽出して得た抽出液は、そのま
ま、又は濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹
脂を用いて不純物を除去したものもしくはポーラスポリ
マー(例えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて
吸着させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、
濃縮したものが使用できる。また分配法、例えば水/酢
酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
【0014】このようにして得た上記植物抽出物は、上
述し、かつ後述するラット毛包上皮系細胞増殖抑制試験
結果、及び後述する発毛抑制試験結果が示すように優れ
た毛成長抑制効果を有し、また漢方薬等で人体に長年に
わたり使用されたものであることから、安全性も高い。
以上のとおりであるから、上記植物抽出物は、毛成長抑
制剤の有効成分として好適に使用することができ、ま
た、その毛成長抑制剤は、化粧料、皮膚外用剤の形態の
医薬品等の各種外用組成物に毛成長抑制性能を発現する
成分として使用することができる。
【0015】上記植物抽出物を外用組成物に配合して用
いる場合の配合量は、外用組成物全量中に乾燥重量とし
て0.000001〜5重量%とするのが好ましく、よ
り好ましくは0.00001〜3重量%、特には0.0
0001〜1重量%とするのがよい。
【0016】上記植物抽出物を毛成長抑制性能を有する
化粧料等の外用組成物に配合して用いる場合、これら抽
出物に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、通
常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成
分、例えば油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコール、
増粘剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0017】前記紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシブンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウ
ム、ベンゾトリアゾリルブチルフェノールスルホン酸ナ
トリウム、メチレンビス−ベンゾトリアゾイルテトラメ
チルブチルフェノール等のベンゾフェノン誘導体、パラ
メトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−
2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソペンチルトリメ
トキシ桂皮酸トリシロキサン等のメトキシ桂皮酸誘導
体、ウロカニン酸、4-tert-4'-メトキシジベンゾイル
メタン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキ
シフェニルトリアジン、エチルヘキシルトリアゾン、フ
ェニルベンジイミダゾールスルホン酸等を必要に応じて
適宜配合することができる。
【0018】そして、前記した皮膚外用剤に用いられる
他の成分以外にも、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三
ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオン
封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキ
サム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、
各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およ
びその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アス
コルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコ
シド、アルブチン、コウジ酸、レゾルシノール、エラグ
酸、カミツレ抽出物等の他の美白剤、グルコース、フル
クトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類
等も更に適宜配合することができる。
【0019】また、本発明の毛成長抑制剤は、外皮に適
用される化粧料、医薬品、医薬部外品等に配合して使用
することができ、特に化粧料には広く好適に使用するこ
とが可能であり、その剤型も、皮膚に適用できるもので
あればいずれでもよく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉
末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、
ゲル、エアゾール等、任意の剤型が採用できる。
【0020】さらに、本発明の毛成長抑制剤を配合する
化粧料等の外用組成物の製品形態についても任意であ
り、それには、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック
等のフェーシャル化粧料あるいはファンデーションがあ
り、その他にも、メーキャップ化粧料、芳香化粧料、浴
用剤等に用いることができる。なお、本発明の毛成長抑
制剤を配合する化粧料等の外用組成物のとり得る剤型及
び製品形態は、前記した具体的剤型及び製品形態に限定
されないことはいうまでもない。
【0021】本発明の毛成長抑制剤を含有する化粧料の
好ましい製品形態としては、除毛、脱毛又は髭剃り関連
化粧料があるが、それらに特に限定されるものではな
い。このような化粧料の具体的製品としては、ペースト
状、クリーム状、エアゾール状等の除毛剤、ワックス
状、ジェル状、シート状等の脱毛剤、除毛又は脱毛の後
処理に用いるローション、クリーム等の後処理料、デオ
ドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラ
ントスプレー、デオドラントスティック等の制汗・防臭
化粧料、プレシェーブローション等の髭剃り前処理料、
シェービングクリーム等の髭剃り料、アフターシェーブ
ローション等の髭剃り後処理料などが挙げられる。
【0022】なお、本発明の毛成長抑制剤を配合する化
粧料等の外用組成物のとり得る剤型、製品形態及び具体
的製品は、前記した具体的剤型、製品形態及び製品に限
定されないことはいうまでもない。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の毛成長抑制剤の製造例及び
製造された毛成長抑制剤を用いた毛成長抑制性能評価試
験により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこ
れらの製造例及び抑制性能評価試験によって何等限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲の記載によって特定
されるものである。なお、その際における生薬又は生薬
抽出物の配合量は、乾燥固形分としての値で示した。
【0024】製造例1:ドクダミ抽出物の調製 ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)の開花期地上
部(乾燥物)200gを3Lの50%エタノールに浸漬
し、1日抽出を行い、抽出液から溶媒(エタノール)を
留去して13.5gの抽出物を得た。
【0025】製造例2:ドクダミ抽出物の調製 ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)の開花期地
上部(乾燥物)240gを1.7Lの100%エタノー
ルに浸漬し、80〜85℃で2時間抽出し、抽出液から
エタノールを留去して15.9gの抽出物を得た。
【0026】製造例3:オウバク抽出物の調製 日本薬局方「オウバク」(ミカン科キハダ Phellodend
ron amrense R.の周皮を除いた樹皮)200gを2Lの
70%エタノールに浸漬し、3日間抽出し、抽出液から
溶媒を留去して18.9gの抽出物を得た。
【0027】製造例4:コメヌカ抽出物の調製 コメヌカ240gを2Lの100%エタノールに浸漬
し、80〜85℃で2時間抽出し、抽出液からエタノー
ルを留去して12.9gの抽出物を得た。
【0028】製造例5:クワ抽出物の調製 クワ(Morus bombycis KOIDZ)の根皮100gを3Lの
100%エタノールに浸漬し、室温にて2日間抽出し、
抽出液からエタノールを留去して14.9gの抽出物を
得た。
【0029】製造例6:オウレン抽出物の調製 オウレン(Coptis japonic MAKINO)の根茎300gを
3Lの100%メタノールに浸漬し、室温にて2日間抽
出し、抽出液からメタノールを留去して16.9gの抽
出物を得た。
【0030】製造例7-1:タイム(1)抽出物(ワイル
ドタイム抽出液)の調製 シソ科、ワイルドタイム(Thymus serpyllum L.)の全
草を乾燥したもの300gを2Lの80%エタノールに
浸漬し、室温にて10日間抽出し、抽出液から溶媒を留去
して16.3gの抽出物を得た。 製造例7-2:タイム(2)抽出物(タチジャコウソウ)
の調製 シソ科、タチジャコウソウ(Thymus vulgaris L.)の地
上部(乾燥物)200gを1.2Lの50%エタノール
に浸漬し、室温にて10日間抽出し、抽出液から溶媒を留
去して17.9gの抽出物を得た。
【0031】製造例8:トウニン抽出物の調製 バラ科、モモ(Prunus persica B.)の種子300gを
3Lの30%エタノールに浸漬し、室温にて10日間抽出
し、抽出液から溶媒を留去して20.3gの抽出物を得
た。
【0032】製造例9:イチヤクソウ抽出物の調製 イチヤクソウ科、イチヤクソウ(Pyrola japonica Klen
ze)の全草300gを3Lの30%エタノールに浸漬
し、60〜80℃で2日間抽出し、抽出液から溶媒を留
去して24.3gの抽出物を得た。
【0033】製造例10:トウキンセンカ抽出物の調製 キク科、トウキンセンカ(Calendula officinalis L.)
の花300gを3Lの50%エタノールに浸漬し、60
〜80℃で2日間抽出し、抽出液から溶媒を留去して1
9.3gの抽出物を得た。
【0034】製造例11:ノバラ抽出物の調製 バラ科、ノバラ(Rose canica L.)の葉200gを2L
の50%エタノールに浸漬し、室温にて10日間抽出し、
抽出液から溶媒を留去して22.3gの抽出物を得た。
【0035】製造例12:メリッサ抽出物の調製 シソ科、コウスイハッカ(Melissa officinalis L.)の
葉200gを2Lの50%エタノールに浸漬し、60〜
80℃で2日間抽出し、抽出液から溶媒を留去して2
8.3gの抽出物を得た。
【0036】[毛成長抑制性能評価試験]毛成長抑制性能
を評価するためにラットの体毛細胞を用いた評価試験を
行なった。以下にその試験の詳細を示す。なお、ラット
体毛細胞の採取は特願平9−91532号に記載の手法
を参考とした。
【0037】A.ラット毛包上皮系細胞増殖抑制試験 1.ラット毛包上皮系細胞の調製 (1)毛包の調製 新生児(3〜4日令)のラットの背部皮膚を採取し、
0.25%トリプシン含有PBS(0.02%EDTA
含む。以下、同様である。)中に4℃で一晩浸漬した。
【0038】その浸漬後、背部皮膚の真皮層と表皮層を
分離し、真皮層を0.35%のコラゲナーゼを含有させ
たHam'sF12培地中でハサミにて裁断し、その後
37℃で35分間浸透を行った。この浸透後、前記コラ
ゲナーゼ反応物中に塊状のものが見えなくなるまでピペ
ッティングを行い、DNase (10000unit) を含有させ
たHam's F12培地を添加し、5分間放置した。
【0039】その放置後、得られた懸濁液をさらにピペ
ッティングし、ナイロンメッシュ(Nytex 157 mesh) で
濾過し、PBS(−)で懸濁液を希釈し、遠心処理を施
した(4℃,400rpm ,5分間)。遠心処理後、上清
を除き残渣にPBS(−)を添加して再度懸濁させ、再
び遠心処理を施した〔(4℃,400rpm ,5分間)×
3回〕。この遠心処理操作により得られた残渣が、ラッ
トの背部皮膚における毛包であり、これにより毛包を調
製できた。
【0040】(2)毛包上皮系細胞の調製 上記操作により得られた毛包に、0.25%トリプシン
含有PBS(−)を添加して、細胞懸濁液を37℃で5
分間インキュベートした。インキュベート終了後、等量
の牛胎児血清(FBS)とHam's F12培地を添加
して、細胞懸濁液をセルストレーナー(100 μm Nalgen
e 社製)で濾過し、濾過後濾液に遠心処理を施した(4
℃,1500rpm ,5分間)。遠心処理後の濾液から上
清を除去して、残渣として所望する毛包上皮系細胞を得
た。
【0041】2.毛包上皮系細胞の前培養 混入している線維芽細胞を可能な限り除去するために、
上記で得られた毛包上皮系細胞の前培養を行った。以
下、その手順について説明する。
【0042】得られた毛包上皮系細胞の細胞数を血球算
定板で算出し、FAD培地で、2.5×105cell/mlの
濃度になるように調整した。I型コラーゲンでコーティ
ングした75cm2のフラスコに前記細胞を播種して、
これを37℃,5%CO2で一晩培養した。培養後、P
BS(−)10mlで2回洗浄し、0.25%トリプシ
ン含有PBS(−)を2ml添加し、添加後の細胞を3
7℃,5%CO2で4分間インキュベートした。次に、
牛胎児血清(FBS)を2ml添加して、軽く振動した
後上清を分離し、これにより混入している線維芽細胞を
除去した。
【0043】さらに、上清分離後KGM培地〔表皮角化
細胞基礎培地(Keratinocyto growthmedium):Keratinoc
yto basal medium (KBM培地(改変MCDB153
培地(クローネティックス社製)))に,ウシ脳下垂体
エキス((BPE)0.4vol%),インシュリン(0.5μm/ml),ハ
イドロコルチゾン(0.5μm/ml),h-EGF(0.1 ng/ml)を添加
した培地、以下同様である〕を15ml添加し、37
℃,5%CO2で3日間培養した。
【0044】B.試験試料の調製 1.製造例1から7で得た生薬抽出物をDMSOで0.
2%溶液になるように調整した。さらに、対照として、
育毛効果の知られているコリアンダー種子(Coriandrum
sativum L..)の70%エタノール抽出物をDMSOで
0.2%溶液になるように調整し、KGM培地で希釈し
評価に用いる培地用試験試料を調製した。
【0045】2.コントロール培地の調製 コントロールとしてKGM培地を用い評価した。
【0046】3.対象物質のアッセイ 上記した操作により得た毛包上皮系細胞を播種した培養
フラスコの線維芽細胞混入率(FB混入率))を測定
(300倍,5視野)し、その結果FB混入率が3%以
上のものは、アッセイの対象から除外した。毛包上皮系
細胞をPBS(−)10mlで2回洗浄し、0.25%ト
リプシン含有PBS(−)を2ml添加して、37℃,2
0rpm で5分間振盪した。
【0047】振盪により形成された懸濁液をセルストレ
ーナー(100μm Nalgene 社製)で濾過し、濾過後5
0ml遠沈管に入れて、懸濁液中の生細胞数を血球算定
板で算出し、懸濁液にKGM培地を添加して、細胞濃度
が5.0×104cell/mlになるように調整した。次い
で、調整後の懸濁液を0.2ml/well の割合で、96we
ll-plate(I型コラーゲンコーティングプレート:ファ
ルコン社製)に播種(1.0×104cell/well)し、3
7℃,5%CO2で1日間培養を行った。コントロール
培地(KGM培地)及び試験試料に培地交換し、37
℃,5%CO2で2日間培養し、終了後細胞増殖の測定
を行なった。
【0048】C.細胞増殖の測定 アラマーブルー(alamar blue:アラマーバイオサイエン
ス社製) を培地量(容量)に対して、1/10量を添加
して、37℃(5%CO2)で6時間インキュベートし
た。インキュベート後、系の595nm及び570nm
での吸光度をマイクロプレートリーダー(Micro plate
reader:Bio RAD社製) を用いて測定した。
【0049】D.効果の判定 培地交換後2日間で、コントロール培地であるKGM培
地中でラット毛包上皮系細胞は細胞数が約2倍に増殖し
た。コントロール培地での細胞増殖度を100%とする
と共に試料添加時の細胞増殖度を測定し、前者と後者の
差を算出し細胞増殖抑制率とした。
【0050】E.抑制効果判定基準 抑制効果の判定は、以下の判定基準によった。 増殖抑制20%以上 強い抑制効果あり ◎ 増殖抑制10%以上20%未満 抑制効果あり ○ 増殖抑制10%未満 弱い抑制効果あり △ 増殖抑制−5%以下 促進効果あり ×
【0051】
【表1】
【0052】上記の毛成長抑制性能評価試験結果から明
らかなように、本発明の毛成長抑制剤の有効成分である
生薬抽出物を使用するラット毛包上皮系細胞による評価
試験において、製造例1ないし7の抽出物には毛成長抑
制効果が認められた。
【0053】[C3Hマウス発毛抑制試験]生後8週齢の
C3Hマウス1群3匹の背部毛を電気バリカンにて2×
4cm2にわたり毛刈り後、除毛クリーム(資生堂:デ
ベーヌ)を用いて除毛処理を行なった。除毛部位に被検
試料を1日1回、100μLずつ18日間塗布した。被
検試料は溶媒(100%エタノール)に溶解した。対照
群には溶媒のみを塗布した。
【0054】塗布10日後及び18日後除毛部位の毛再
生を表2に基づいてスコア化した。発毛抑制効果は、塗
布10日後のスコアについて対照群と比較し、対照群よ
りポイントの低いものを発毛抑制効果に関し「あり」と
評価した。伸長抑制効果は塗布10日後と18日後のス
コアの差を求め、対照群の差より小さいものを身長抑制
効果として評価した。被検試料の濃度及び評価結果を表
3に示す。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】なお、これらの判定基準を更に具体的に示
すと以下のとおりである。 [発毛抑制効果] あり:10日目の「毛再生評価ポイント」の値が「溶媒
(EtOH)」の値の「0.67」よりも低いもの [伸長抑制効果] ◎:(強い)塗布10日後と18日後のスコアの差が2
未満のもの ○:塗布10日後と18日後のスコアの差が2以上2.
5未満のもの △:(弱い)塗布10日後と18日後のスコアの差が3
未満のもの
【0058】この試験に用いた有効成分である生薬又は
その抽出物、及びその濃度は表3に示すとおりである。
また、その評価結果も表3に示すとおりである。そし
て、その結果によれば、ドクダミ、タイム、ノバラ、ト
ウニン、イチヤクソウ、オウレンの抽出物に発毛抑制効
果が認められた。また、ドクダミ、タイム、トウキンセ
ンカ、メリッサ、トウニン、イチヤクソウ、オウレンの
抽出物に伸長抑制効果が認められた。
【0059】以下において、生薬抽出物を有効成分とす
る本発明の毛成長抑制剤を含有する本発明の化粧料に関
し、種々の剤型の配合例及びその具体的調製手法を実施
例として示す。なお、各実施例における配合成分の全重
量%は100重量%であり、イオン交換水の「(重量
%)」の欄における「残余」は、100重量%から、そ
れ以外の配合成分の重量%を減算したものである。
【0060】 (実施例1) バニシングクリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 6.0 (2)ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 (3)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 (4)アルブチン 7.0 (5)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (6)プロピレングリコール 7.0 (7)グリセリン 3.0 (8)ドクダミ抽出物(製造例1) 1.0 (9)エチルパラベン 0.1 (10)ブチルパラベン 0.1 (11)チオタウリン 0.01 (12)香料 0.1 (13)イオン交換水 残 余
【0061】(製法)(13)に(4)、(6)、
(7)、(8)を加え、加熱して70℃に保った水相を
形成する。一方、(1)〜(3)、(5)、(9)〜
(12)を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を形
成する。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサ
ーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで
冷却し、バニシングクリームを得た。
【0062】 (実施例2) 中性クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリルアルコール 5.0 (2)ステアリン酸 2.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 2.0 (5)スクワラン 5.0 (6)2−オクチルドデシリアルコール 6.0 (7)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (8)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (9)胎盤抽出物 0.1 (10)プロピレングルコール 2.0 (11)1,3ブチレングリコール 3.0 (12)コメヌカ抽出物(製造例4) 5.0 (13)香料 0.2 (14)1.2-ペンタジオール 0.5 (15)ブチルパラベン 0.1 (16)ヒポタウリン 0.01 (17)イオン交換水 残 余
【0063】(製法)(17)に(9)〜(12)、(16)
を加え加熱して70℃に保った水相を形成する。一方、
(1)〜(8)、(13)〜(15)を混合し、加熱融解し
て70℃に保った油相を形成する。水相に油相を加え予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく
かきまぜながら30℃まで冷却し、中性クリームを得
た。
【0064】 (実施例3) コールドクリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)固型パラフィン 5.0 (2)蜜ロウ 5.0 (3)ワセリン 5.0 (4)流動パラフィン 20.0 (5)スクワラン 10.0 (6)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (7)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 (8)コウジ酸 2.0 (9)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.5 −5−スルホン酸ナトリウム (10)石鹸粉末 0.1 (11)硼砂 0.2 (12)クワ抽出物(製造例5) 0.1 (13)イオン交換水 残 余 (14)香料 0.2 (15)エチルパラベン 0.2 (16)ブチルパラベン 0.1 (17)ブチルヒドロキシトルエン 0.05
【0065】(製法)(13)に(8)、(10)〜(12)
を加え、加熱溶解して70℃に保った水相を形成した。
一方、(1)〜(7)、(9)、(14)〜(17)を混合
し、加熱融解して70℃に保った油相を形成した。水相
に油相をかきまぜながら徐々に加え、反応を行った。反
応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくか
きまぜながら30℃まで冷却し、コールドクリームを得
た。
【0066】 (実施例4) 栄養クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)塩化ジメチルジステアリルアンモニウム 2.0 処理ヘクトライト (2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン 0.1 重合体 (3)流動パラフィン 10.0 (4)ワセリン 5.0 (5)オクタン酸セチル 20.0 (6)Lーグルタミン酸ソーダ 0.01 (7)ジプロピレングリコール 5.0 (8)メチルパラベン 0.2 (9)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (10)ビタミンEアセテート 0.02 (11)ドクダミ抽出物(製造例2) 5.0 (12)イオン交換水 残 余
【0067】(製法)(2)、(3)、(5)を50℃
に昇温した後、(4)、(10)を加え完全に溶解した油
相パーツに(1)を加えて均一に分散を行い得られた分
散液に、(12)に(6)、(7)、(8)、(9)、
(11)を溶解させた水相パーツを50℃に加温して添加
し、ホモミキサーにて均一分散した後、室温まで冷却
し、油中水型乳化組成物を得た。
【0068】 (実施例5) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(10モル) 2.0 モノオレイン酸エステル (2)パラメトキシ桂皮酸オクチル 3.5 (3)流動パラフィン 2.0 (4)シクロペンタジメチルシロキサン 1.0 (5)スクワラン 3.0 (6)1,3―ブチレングリコール 5.0 (7)アルブチン 2.0 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9)グリセリン 2.0 (10)エタノール 5.0 (11)カルボキシビニルポリマー 0.3 (12)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (13)水酸化カリウム 0.15 (14)エチルパラベン 0.1 (15)1.2−ペンタンジオール 1.0 (16)オウレン抽出物(製造例6) 5.0 (17)イオン交換水 残 余 (18)香料 0.3
【0069】(製法)(17)と(10)に、(16)および
(7)を加温溶解し、さらに(6)、(8)、(9)、
(11)〜(13)を溶解して、70℃に保った水相を形成
した。一方、(1)〜(5)、(14)、(15)、(18)
を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を得た。水
相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一
乳化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃まで冷却
し、乳液を得た。
【0070】 (実施例6) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ 1.0 プロピレン(2モル)セチルアルコール (2)オクチル−p−メトキシシンナメート 3.5 (3)「シリコーン KF 96」(20cs) 2.0 (信越化学(株)製) (4)流動パラフィン(中粘度) 3.0 (5)4-tert-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.3 (6)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0 (7)アルブチン 2.0 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9)グリセリン 2.0 (10)エタノール 3.0 (11)カルボキシビニルポリマー 0.3 (12)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (13)水酸化カリウム 0.1 (14)1.2−ペンタンジオール 2.0 (15)フェノキシエタノール 0.2 (16)オウバク抽出物(製造例3) 5.0 (17)イオン交換水 残 余
【0071】(製法)(17)と(10)に、(16)及び
(7)を加温溶解し、さらに(6)、(8)、(9)、
(11)〜(13)、(15)を溶解して、70℃に保った水
相を得た。一方、(1)〜(5)、(14)を混合し、加
熱融解して70℃に保った油相を得た。水相に油相を加
え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化し、乳化
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得
た。
【0072】 (実施例7) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ 1.0 プロピレン(2モル)セチルアルコール (2)パラメトキシ桂皮酸モノ−2 2.0 −エチルヘキサン酸グリセリル (3)「シリコーン KF 96」(20cs) 2.0 (信越化学(株)製) (4)スクワラン 3.0 (5)1,3―ブチレングリコール 5.0 (6)アスコルビン酸−2−グルコシド 3.0 (7)ポリエチレングリコール 400 3.0 (8)グリセリン 2.0 (9)エタノール 5.0 (10)カルボキシビニルポリマー 0.3 (11)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)ブチルパラベン 0.1 (14)フェノキシエタノール 0.4 (15)チオタウリン 0.02 (16)ドクダミ抽出物(製造例1) 2.0 (17)イオン交換水 残 余 (18)香料 0.1
【0073】(製法)(17)と(9)に、(15)、(1
6)及び(6)を溶解し、さらに(5)、(7)、
(8)、(10)〜(12)、(14)を溶解して、70℃に
保った水相を得た。一方、(1)〜(4)及び(13)、
(18)を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を得
た。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサー
で均一乳化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃まで
冷却し、乳液を得た。
【0074】 (実施例8) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ 1.0 プロピレン(2モル)セチルアルコール 2.0 (2)「シリコーン KF 96」(20cs) (信越化学(株)製) (3)流動パラフィン(中粘度) 3.0 (4)メチレンビス−ベンゾトリアゾリル 1.0 テトラメチルブチルフェノール (5)1,3−ブチレングリコール 5.0 (6)グリセリン 2.0 (7)エタノール 4.0 (8)カルボキシビニルポリマー 0.3 (9)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (10)水酸化カリウム 0.05 (11)1.2−ペンタンジオール 1.0 (12)ブチルパラベン 0.1 (13)コウジ酸 3.0 (14)ドクダミ抽出物(製造例2) 3.0 (15)イオン交換水 残 余
【0075】(製法)(15)に(13)を加熱溶解し、さ
らに(14)、(5)〜(10)を溶解して、70℃に保っ
た水相を得た。一方、(1)〜(4)及び(11)、(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を得
た。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサー
で均一に乳化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃ま
で冷却し、液を得た。
【0076】 (実施例9) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 1.5 (2)セチルアルコール 0.5 (3)蜜ロウ 2.0 (4)ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 モノオレイン酸エステル (5)グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 (6)エタノール 3.0 (7)アルブチン 10.0 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9)1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)ポリエチレングリコール 400 2.0 (11)オウバク抽出物(製造例3) 1.0 (12)イオン交換水 残 余 (13)香料 0.15 (14)メチルパラベン 0.3 (15)ブチルパラベン 0.2 (16)チオタウリン 0.1
【0077】(製法)(12)に(7)、(9)及び(1
0)、(16)を加え、加熱溶解して70℃に保った水相
を得た。また、(6)に(11)を加えて溶解したアルコー
ル相を得た。一方、(1)〜(5)、(8)、(13)〜
(15)を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を得
た。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで
均一に乳化した。これを攪拌しながらアルコール相を加
えた。その後攪拌を継続して30℃まで冷却し、乳液を
得た。
【0078】 (実施例10) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2)蜜ロウ 1.0 (3)ワセリン 2.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)スクワラン 5.0 (6)ホホバ油 5.0 (7)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (8)ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル (9)アルブチン 5.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)トラネキサム酸 5.0 (12)1,3−ブチレングリコール 5.0 (13)ソルビトール 2.0 (14)クワ抽出物(製造例5) 2.0 (15)ビスーエチルヘキシルオキシフェノール 1.5 メトキシフェニルトリアジン (16)イオン交換水 残 余 (17)香料 0.2 (18)エチルパラベン 0.1 (19)ブチルパラベン 0.1 (20)ジブチルヒドロキシトルエン 0.05
【0079】(製法)(16)に(9)、(11)〜(14)
を加え、加熱して70℃に保った水相を得た。一方、
(1)〜(8)、(10)、(15)、(17)〜(20)を混
合し、加熱溶解して70℃に保った油相を得た。油相を
かきまぜながら、この油相に水相を徐々に加え、ホモミ
キサーで均一に乳化した。乳化後、よくかきまぜながら
30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0080】 (実施例11) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)ドクダミ抽出物(製造例1) 0.5 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0081】(製法)(1)〜(8)を溶解し油相を
得、(9)〜(16)を溶解し水相を得た。得られた油相に
水相を添加して、乳化し、乳液を得た。
【0082】 (実施例12) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) A.油相 ジメチルポリシロキサン 0.5 デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0 ホホバ油 0.5 B.水相 アルブチン 1.0 ドクダミ抽出物(製造例1) 0.001 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.05 カルボキシビニルポリマー 0.3 アラビアガム 0.05 エチルアルコール 8.0 エデト酸三ナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 フェノキシエタノール 0.2 イオン交換水 残 余 C.中和 KOH 0.15
【0083】(製法)B相(水相)成分を溶解した相
に、A相(油相)を溶解した相を添加して乳化し、乳化
後C相成分で中和し、乳液を得た。
【0084】 (実施例13) ゼリー (配 合 成 分) (重量%) (1)95%エタノール 10.0 (2)ジプロピレングリコール 10.0 (3)グリセリン 5.0 (4)ポリオキシエチレン(15モル) 2.0 オレイルアルコールエール (5)アルブチン 0.5 (6)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (7)アスコルビン酸ジステアレート 0.5 (8)カルボキシビニルポリマー 1.0 (「カーボポール 942」) (9)苛性カリ 0.15 (10)L−アルギニン 0.1 (11)ドクダミ抽出物(製造例2) 2.0 (12)香料 0.1 (13)フェノキシエタノール 0.4 (14)イオン交換水 残 余
【0085】(製法)(14)に(11)、(5)、(3)
及び(8)を均一に溶解し水相を得た。一方、(1)に
(2)、(4)及び(6)、(7)、(12)、(13)を
溶解し、これを水相に添加した。次いで(9)、(10)
で中和させ増粘して、ゼリーを得た。
【0086】 (実施例14) ピールオフ型パック (配 合 成 分) (重量%) 〈アルコール相〉 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル) 2.0 オレイルアルコールエーテル エチルヘキシルトリアゾン 1.0 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.3 香料 0.2 〈水相〉 コメヌカ抽出物(製造例4) 1.0 アルブチン 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余
【0087】(製法)80℃にて水相成分を溶解して水
相を調製し、50℃に冷却した。ついで室温でアルコー
ル相成分を溶解して調製したアルコール相を添加した後
均一に混合し、放冷しピールオフ型パックを得た。
【0088】 (実施例15) 粉末入りパック (配 合 成 分) (重量%) 〈アルコール相〉 95%エタノール 5.0 メチルパラベン 0.1 1,2−ペンタンジオール 2.0 香料 0.3 アスコルビン酸ジオレ−ト 1.0 〈水相〉 コメヌカ抽出物(製造例4) 5.0 アルブチン 1.0 ジプロピレングリコール 3.0 ポリエチレングリコール1500 0.5 亜鉛華 15.0 カオリン 8.0 イオン交換水 残 余
【0089】(製法)室温にて水相成分により均一の水
相を調製した。ここに、室温にてアルコール成分から調
製したアルコール相を添加し、均一に混合して粉末入り
パックを得た。
【0090】 (実施例16) 吸水軟膏 (配 合 成 分) (重量%) (1)ワセリン 40.0 (2)ステアリルアルコール 18.0 (3)モクロウ 20.0 (4)ポリオキシエチレン(10モル) 0.25 モノオレイン酸エステル (5)グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 (6)胎盤抽出物 0.5 (7)オウレン抽出物(製造例6) 3.0 (8)イオン交換水 残 余
【0091】(製法)(8)に(6)、(7)を加え、
70℃に保った水相を得た。一方、(1)〜(5)を7
0℃にて混合溶解して油相を得た。水相に油相を添加
し、ホモミキサーで均一に乳化した後、冷却し、吸水軟
膏を得た。
【0092】 (実施例17) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ドクダミ抽出物(製造例1) 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0093】(製法)水相成分及びアルコール成分を、
それぞれ均一に溶解した後、アルコール相を水相に添加
して均一に混合して化粧水を得た。
【0094】 (実施例18) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 ポリエチレングリコール 400 2.0 キシリトール 0.5 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 オウバク抽出物(製造例3) 1.0 ファーストグリーン 0.0003 メタリン酸 0.1 キサンタンガム 0.1 アルギン酸ナトリウム 0.1 ヒアルロン酸 0.1 トリメチルグリシン 3.0 苛性カリ 0.4 乳酸ナトリウム 0.1 乳酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 POEオレイルアルコールエーテル 0.3 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0095】(製法)水相成分及びアルコール成分を、
それぞれ均一に溶解した後、アルコール相を水相に添加
して均一に混合して化粧水を得た。
【0096】 (実施例19) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 ドクダミ抽出物(製造例1) 0.01 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0097】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0098】 (実施例20) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 ノバラ抽出物(製造例11) 0.01 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0099】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0100】 (実施例21) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 タイム(1)抽出物(製造例7−1) 0.5 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0101】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0102】 (実施例22) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 メリッサ抽出物(製造例12) 0.01 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0103】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0104】 (実施例23) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 トウニン抽出物(製造例8) 0.01 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0105】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0106】 (実施例24) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 イチヤクソウ抽出物(製造例9) 0.01 ビタミンEアセテート 0.05 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0107】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0108】 (実施例25) 化粧水 (配 合 成 分) (重量%) 〈水相〉 イオン交換水 残 余 グリセリン 5.0 1,3-ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 トウキンセンカ抽出物(製造例10) 0.01 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 〈アルコール相〉 エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3
【0109】(製法)水相およびアルコール相をそれぞ
れ均一溶解後、アルコール相を水相に添加均一に混合し
た。
【0110】 (実施例26) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)タイム(1)抽出物(製造例7−1) 0.01 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0111】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0112】 (実施例27) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)タイム(1)抽出物(製造例7−1) 0.01 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0113】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0114】 (実施例28) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)トウニン抽出物(製造例8) 0.03 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0115】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0116】 (実施例29) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)トウキンセンカ抽出物(製造例10) 0.3 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0117】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0118】 (実施例30) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)ノバラ抽出物(製造例11) 1.0 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0119】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0120】 (実施例31) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)イソプロピルアルコール 10.0 (2)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3)POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7)ユーカリ油 3.0 (8)香料 0.05 (9)ジプロピレングリコール 2.0 (10)メリッサ抽出物(製造例12) 0.02 (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 残 余 (16)塩化カリウム 0.5
【0121】(製法)(1)〜(8)を溶解し(油
相)、(9)〜(16)を溶解し(水相)、油相に水相を添
加し、乳化し、乳液を得た。
【0122】 (実施例32) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ 1.0 プロピレン(2モル)セチルアルコール (2)オクチル−p−メトキシシンナメート 3.5 (3)「シリコーン KF 96」(20cs) 2.0 (信越化学(株)製) (4)流動パラフィン(中粘度) 3.0 (5)4-tert-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.3 (6)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0 (7)アルブチン 2.0 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9)グリセリン 2.0 (10)エタノール 3.0 (11)カルボキシビニルポリマー 0.3 (12)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (13)水酸化カリウム 0.1 (14)1.2−ペンタンジオール 2.0 (15)フェノキシエタノール 0.2 (16)タイム(2)抽出物(製造例7−2) 5.0 (17)イオン交換水 残 余
【0123】(製法)(17)と(10)に、(16)及び
(7)を加温溶解し、さらに(6)、(8)、(9)、
(11)〜(13)、(15)を溶解して、70℃に保った水
相を得た。一方、(1)〜(5)、(14)を混合し、加
熱融解して70℃に保った油相を得た。水相に油相を加
え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化し、乳化
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得
た。
【0124】 (実施例33) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ 1.0 プロピレン(2モル)セチルアルコール (2)パラメトキシ桂皮酸モノ−2 2.0 −エチルヘキサン酸グリセリル (3)「シリコーン KF 96」(20cs) 2.0 (信越化学(株)製) (4)スクワラン 3.0 (5)1,3―ブチレングリコール 5.0 (6)アスコルビン酸−2−グルコシド 3.0 (7)ポリエチレングリコール 400 3.0 (8)グリセリン 2.0 (9)エタノール 5.0 (10)カルボキシビニルポリマー 0.3 (11)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)ブチルパラベン 0.1 (14)フェノキシエタノール 0.4 (15)チオタウリン 0.02 (16)タイム(2)抽出物(製造例7−2) 0.01 (17)イオン交換水 残 余 (18)香料 0.1
【0125】(製法)(17)と(9)に、(15)、(1
6)及び(6)を溶解し、さらに(5)、(7)、
(8)、(10)〜(12)、(14)を溶解して、70℃に
保った水相を得た。一方、(1)〜(4)及び(13)、
(18)を混合し、加熱融解して70℃に保った油相を得
た。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサー
で均一乳化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃まで
冷却し、乳液を得た。
【0126】上記実施例の生薬抽出物を有効成分とする
毛成長抑制剤を含有する本発明の化粧料は、いずれも効
果試験において優れた毛成長抑制剤効果が認められた。
【0127】
【発明の効果】以上、詳述したように、オウバク、ドク
ダミ、コメヌカ、クワ、オウレン、タイム、トウニン、
イチヤクソウ、トウキンセンカ、ノバラ、メリッサから
選ばれる生薬又はその抽出物を有効成分とする本発明の
毛成長抑制剤は、優れた毛成長抑制能を有し、安全性が
高く特に人体に対する安全性が高いものであり、医薬
品、医薬部外品あるいは化粧料等の外皮に適用される各
種組成物に配合して使用することができ、それら組成物
は優れた毛成長抑制能を発現することができる。特に化
粧料に配合した場合には優れた毛成長抑制能を有し、安
全性の高い化粧料を提供することができる。より具体的
には皮膚に対する刺激が少なく、かつ体毛除去処理作業
の負担をより軽減できる化粧料が提供可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 孝也 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1 号 株式会社資生堂 リサーチセンター (新横浜)内 (72)発明者 浜田 千加 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1 号 株式会社資生堂 リサーチセンター (新横浜)内 (72)発明者 水本 大悟 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1 号 株式会社資生堂 リサーチセンター (新横浜)内 (72)発明者 田島 正裕 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1 号 株式会社資生堂 リサーチセンター (新横浜)内 (56)参考文献 特開 平4−248971(JP,A) 特開 平10−194935(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155 A61K 35/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクダミの生薬又はその抽出物を有効成
    分とする毛成長抑制剤。
  2. 【請求項2】 ドクダミの抽出物が、水、アルコール
    類、含水アルコール類、クロロホルム、ジクロルエタ
    ン、四塩化炭素、アセトン、酢酸エチル及びヘキサンか
    らなる群から選ばれる1種又は2種以上の溶媒による抽
    出物である請求項1に記載の毛成長抑制剤。
  3. 【請求項3】 アルコール類がメタノール、エタノー
    ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
    ル及びグリセリンからなる群から選ばれる1種又は2種
    以上である請求項2に記載の毛成長抑制剤。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の毛成長抑制剤を含有する外用組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の毛成長抑制剤を含有する化粧料。
  6. 【請求項6】 製品形態が、除毛剤、脱毛剤、髭剃り
    料、髭剃り前処理料、髭剃り後処理料、除毛後処理料及
    び脱毛後処理料からなる群から選ばれる1種である請求
    項5記載の化粧料。
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