JPS62103006A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、主成分であるスピロノラクトンと血行促進作
用および／または毛母細胞賦活作用を有する成分とを含
有することを特徴とする養毛及び育毛効果の優れた新規
養毛化粧料に関する。

（従来技術） 男性型脱毛症には数多くの薬剤がその治療に応用されて
いる。即ち、頭皮の血行を促進したり、毛母細晦を活性
化したり、頭皮の指貫の分３１を抑制する成分を組み合
わせる例や、その他毛望の栄養成分であるアミノ酸やビ
タミン類を間合する例が多い。

近年、男性ホルモンの過剰に起因する性ホルモンのアン
バランスが男性型脱毛症の原因であるとの説が立てられ
、それに基づき男性ホルモン抑制剤を配合したことを特
徴とした発明である頭で発毛、育毛化粧料（＃１開昭５
８−６２１０７号）、発毛。

養毛剤（特開昭５８−５７３０８号）、若尼及び円形脱
毛の発毛剤（特開昭５８−１６２５１２号）等が提案さ
れている。これらの発毛、育毛剤は、強力な男性ホルモ
ンである５α−ジヒドロテストステロンの生成を抑制し
たり、皮詣腺細胞核への５α−ジヒドロテストステロン
の取り込みを抑制することにより、脱毛の発生を予防す
るという説に基づくものである。しかし、これら従来の
男性ホルモン抑制剤ないしはその抑制効果のみに基づく
発毛。

育毛剤によっては、充分な効果は与られないのが現状で
ある。

（発明の開示） そこで、本発明者等は、男性型脱毛症の治療ないしは症
状改善のためのより有効な発毛、育毛剤を得るべく鋭意
研究した結果、男性型脱毛症は、性ホルモンのアンバラ
ンスのみに起因するのではなく、血行の不全や毛母細胞
活性の低下等も同時に１基因として寄与しているのであ
って、これらの症状を改善する成分を組合わせることに
より、男性型脱毛症に適用してより有効な発毛、育毛剤
が得られることを５　認し、かかる知見に基づきさらに
検討を進めた結果、男性ホルモン抑制作用をＨする成分
として、利尿某であるスピロノラクトンを用い、これを
血行促進ないしは毛母細胞賦活作用を有する成分と組合
わせ配合した養毛化粧料を男性型脱毛症患者に連日塗布
することにより、（１）＠Ｌ＜毛成長が促進されること （２）　　生毛が１クリ毛化すること （３）脱毛が予防されること （４）皮ＩＩＨの分泌が抑制されること（５）ふけの生
成が抑制されること 等のすぐれた効果が得られることを見出し本発明を完成
した。

（発明の目的） 即ち、本発明の目的は、脱毛予防、皮晰分泌抑制、ふけ
生成抑制等の効果と共に毛成長促進効果を有するすぐれ
た養毛化粧料を提供するにある。

（発明の構成） 本発明は、スピロノラクトンと、血行促進作用および／
または毛母細胞賦活作用を有する成分とを含有すること
を特徴とする養毛化粧料である。

（構成の具体的な説明） 本発明に使用するスピロノラクトンは公知の物質であり
、利尿薬として利用されている。

スピロノラクトンに関する化学的性質は下記の通りであ
る。

（１）　　構造式 （２）　　化学名：１７−ハイドロオキシ−７−メルカ
ブトー３−オキソ−１７α−プ レグソー４−エン−２１−カルボ キシリックアシド−ガンマ−ラダ トン （３）化学式：　Ｃ２４Ｈａ２０４Ｓ １′４）分子喰：４１６．５９ スピロノラクトンの配合喰は、本発明の養毛化粧料の組
成物の全１１に対して０．０００１〜３．０重量％（以
下ｗｉ％と略記する）であればよく、好ましくは０．０
０１−０．５ｗｔ％である。配合壜が０．０００１ｗｔ
％未満では、本発明の目的とする効果に充分でなく、一
方３．Ｑｗｔ％　を超えても、その増加分に見合った効
果の向上は望めないものである。

また、本発明に同月する血行促進作用を有する成分およ
び毛母ｆｔＤ　抱賦活作用を有する成分は、従来より利
用されているセンブリエキス、朝鮮ニンジンエキス、霊
芝エキス、ビタミンＥニコチネート、ジイソプロビルア
ミンジクロロアセテート。

γ−アミノ’Ｉ酸、Ｄ−パントテニルエチルアルコール
、ビオチン、トウガラシチンキ、カブサイシン、ニンニ
クエキス、ビタミンＥアセテート、セファランチン等の
いずれであってもよいが、持に好ましくは、センブリエ
キス、朝鮮ニンジンエキス、”、腫芝エキス、ビタミン
Ｅニコチネート、ジイソプロビルアミンジクロロアセテ
ート、ｒ−アミ／　／ｆｌ　ｆｉｌｌ　、　ｆ）　−ハ
ントテニルエチルアルコール、ビオチンからなる群より
選択された少なくとも一ε■である。

ここで、上記の各々の成分中に、血行促進剤として、あ
るいはまた毛母細胞活性として各別に特定されるものと
、更に、例えばセンブリエキスの如く、血行促進剤及び
毛母細胞賦活剤の作用効果を併有するものとがあるが、
本発明に於てはそれらのいずれもが使用可能である。

また、上記の成分のうち、天然物の抽出物であるセンフ
リエキス、朝鮮ニンジンエキス、ｉＬ！エキスの製造法
に関しては特定されるものではないが、各々の製造方法
の概要を以下に記載する。

〔センブリエキスの製造法〕

センブリ（！９ｗｅｒｔｉａ　Ｊａｐｏｎｉｃａ　Ｍａ
ｋｉｎｏ　）の開花期全草の乾燥粉砕物をエタノール或
いは含水エタノール中で温浸し、ろ別して得られた抽出
液である。実施例には、下記の方法で得られた１出液を
利用した。

センブリ細砕物５０ｆを含水エタノール（エタノール９
０ｗｔ％）　２５０　ｍｌ　　に温度４０〜５０℃で温
浸してろ別した後、再び残置を同様に温浸することを数
回くり返し、抽出液１．５１を得た。これを減圧濃縮し
た残留物に精製水を１００ｍ１加え、１週間熟成した後
、不溶部をろ別して得た抽出液を減圧濃縮し、次いでエ
タノールを加えて抽出液のエタノール含有量が４０ｗｔ
％　になるように調整し、１００ｇ／のセンブリエキス
を得た。

〔朝鮮ニンジンエキスの製造法〕

オタネニンジン（Ｐａｎａｘ　ｇｉｎｓｅｎｇ　Ｃ，λ
Ｖｅｙｅｒ）の５〜６年根乾燥細砕物をエタノール或い
は含水エタノール中に冷浸し、ろ別して得られた抽出液
である。実施例には下記の方法でえられた抽出液を利用
した。

オタネニンジン細砕物５０ｆを含水エタノール（エタノ
ール９Ｑｗｔ％）２ＱＯｍ／　　に１週間冷浸し、ろ別
して得られた抽出液のエタノールを留去し、精製水を加
えて抽出液のエタノール含有Ｆｌが５０　ｗｔ％　にな
るように調整し、更にこれを７〜ｌＯ週間冷所で熟成し
た後、ろ別して１００　ｍｌの朝鮮ニンジンエキスを得
た。

〔霊芝エキスの製造法〕

霊芝（Ｇａｎｏｄｅｒｍａ　Ｌｕｃｉｄｕｍ　）の乾Ｑ
ｍ砕物をエタノール或いは含水エタノールに温浸し、ろ
別して得られた抽出液である。実施例には下記の方法で
得られた抽出液を使用した。

霊芝の乾燥粉末５０ｆを２００　ｍｌの含水エタノール
（エタノール９Ｑｗｔ％）に８日間５０°Ｃで温浸し、
ろ別して得られた抽出液を減圧４縮し、得られた残留物
に精製水を加えてエタノール・５１変を５　Ｑ　ｗｔ％
　とし、ろ別して霊芝エキス１００　ｍｌを得た。

史に、上記の血行促進作用および／または毛母細胞２活
作用を有する成分を本発明の養毛化粧料に配合する量は
、各々の成分の作用効果あるいは該養毛化粧料の剤型等
により適宜調製されるものであるが、−例を示すと通常
第１表に示すり合１が好適である。尚、配合量は清毛化
粧料の総置を第　　　１　　　　表 本発明の養毛化粧料は、常法に従って、ヘアートニック
、ヘアーローシヲン、ヘアークリーム等の剤型にするこ
とが可能である。本発明のｙ毛化粧料における基剤とし
ては、例えば水、エタノール等のアルコール類、グリセ
リン等の多価アルコール類、流動パラフィン、高級脂肪
酸（ステアリン酸等）、脂肪酸グリセライド（グリセリ
ンモノステアレート等）、　　高級アルコール、動ｔｔ
ａｌｒＬワックス項等の油性物質、′界面活性剤（乳化
剤。

可、δ他剤）、殺閑剤、角質溶解剤等を適宜配合し得る
。

以下、実施例、比較例の記載に基づいて本発明メ°洋脱
する。また、白色マウスに対する毛成長促進効果、ヒト
頭髪に対する毛成長促進効果等の試験方法を下記に示す
。

、１）　　マウス毛成長促進効果試験方法ｄｄＹ系白色
マウス（雄、６週齢、平均体重８５ｆ）の尾部よりの背
部皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリームにより
完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例の各試料を被
験部皮゛覆に毎日朝夕２回、−匹当り０．１　ｍｌ塗布
した。

−試料に対して動物は一部１０匹使用した。比較例の試
料としては、有効成分味配合の基剤のみの試料（比較例
１，３）および酢酸クロルマノン単独算を基剤中に配合
した試料（比較例２．４）を使用した。養毛効果の判定
は、第２表に示す判定基準による肉眼判定の評価点と、
毛長１毛重量を対照群と比較することにより行った。

実験開始後１５日目に動物を１８殺し第２表に示す判定
基準により肉眼判定し、その評価点を合計し、−匹当り
の平均評価点を求めた。さらに、被験部の皮ｊＩＮを切
除し、直径１２酩のパンチで一定面積の皮ｊ１を打ち抜
き乾燥した後、毛の重量を測定し、その中の２０本の毛
の長さについても測定し、平均値と標準偏差を算出した
。

（２）　　ヒト頭髪毛成長促進効果試験方法男性型脱毛
症患者である被試験者１０名の頭部の耳の上５（’ＩＩ
の位置の頭髪を左右２ケ所に於て直径１ｃＩＲの円形状
に剃毛した被験部位に、実施例または比較例の試料を左
側に毎日朝夕２回、約８ｍ１ｌＪｌ布し、無処置の右側
と比較した。効果の判定は、試験開始後２８日目に、左
右の被験部位の毛髪各々２０本ずつを剃毛し、左側（実
施例または比１校例を塗布）の毛２０本の長さの平均値
ＣＢ＋を右側（無処置）の毛２０本の長さの平均値（Ａ
）で除した値を求めて評価した。

判定結果は、被試験者１０名の（Ｂ）　／　ｆ（転）の
平均値で示した。

実施例１〜８及び比較例１．２ （１）　　　組　　成 （２）　　調製方法 エタノールの一部に第３表の第２欄に示ス血行促進ない
しは毛母細胞賦活成分を、必要に応じて加熱して溶解し
、可溶化剤と共に残分のエタノールに均一に混合溶解す
る。更にグリセリン、香料を加えて均一に溶解した後、
組成組量が１００　ｗｔ％　となるように調整された重
量の精製水を加えて均一に混合し、各ヘアートニックを
調製した。

（３）　　　特　　性 実施例１〜８、比較例１．２の白色マウスに対する毛成
長促進効果、ヒト頭髪に対する毛成第３表に示す如く、
有効成分無配合の比較例１及び有効成分として、スピロ
ノラクトンのみを含有してなる比較例２のへアートニッ
クは毛成長の効果は殆どないか、或いは極めてわずかで
あるのに対して、実施例１〜８の酢酸クロルマジノンと
血行促進ないしは毛母細胞賦活成分とを含有してなるヘ
アートニックは毛成長促進効果が著しいことが判明した
。また更に、ヒト頭髪においては皮脂の分泌とふけの生
成を減少し、特に脱毛を防ぐことに顕著な効果が認めら
れた。

実施例９〜１８及び比較例３，４ （２）　　調製方法 囚及び（Ｃ）成分を各々温度８０°Ｃに加熱溶解したも
のを混合した後、攪拌しつつ冷却して温度５０℃になっ
たところで（ト）成分を加え、更に温度３０°Ｃまで攪
拌を続けて各ヘアークリームを調製した。尚、（Ｂ）成
分として示した血行促進ないしは毛母細胞賦活成分のう
ち、センブリエキス、朝鮮ニンジンエキス、！芝エキス
、ジイソプロビルアミンジクロロアセテート、γ−アミ
ノ酪酸は（Ｃ）成分に、また、ビタミンＥニコチネー１
％、Ｄ−パントテニルエチルアルコール、ビオチンは（
Ａ）成分に混合溶解した。

（３）　　　特　　性 実施例９〜１８、比較例８．４の白色マウスに対する毛
成長促進効果、ヒト頭髪に対する毛第４表に示す如く、
有効成分無配合の基剤（比較例３）及びスピロノラクト
ンのみを配合したベアークリーム（比較例４）より、セ
ンブリエキスを加えたベアークリーム（実施例９）更に
は自行促進ないしは毛母梱包賦活成分の二種または三種
を配合したヘアークリーム（実施例１Ｏ−１８）の方が
毛成長促進効果にすぐれている。更に、ヒト頭すにおい
ては生毛が１１毛化し、ふけの生成を抑制し、特に脱毛
を防ぐことに顕著な効果を認めた。

（発明の効果） 以Ｆ記載の如く、本発明の養毛化粧料は、毛成長促進効
果にすぐれ、ヒト＠安においては、皮脂分ｉ９を抑制し
、ふけの生成を抑制し、生毛が１毛化し、また特に脱毛
を防ぐこと等に顕著な効果を発揮するものであって、そ
の商品価値は極めて高い。

手続補正前（自発） 昭和６０年１２月ｑ日 特許庁長官　宇　賀　道　部　殿 １、事件の表示 昭和６０年特許願第２４３３９１号 ２、発明の名称 養毛化粧料 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　東京都墨田区墨田五丁目１７番４号連絡先 〒５３４　大阪市部島区友ｆＪ：Ｈ町１丁目５辱９０号
か１１紡株式会社特許部 電話（０６）９２１−１２５１ ４、補ＩＥにより増加する発明の数　　　　なし５、？
１１ｉ正の対象 ゛鉛、７゛ へ此Ｉ ６、Ｍｌ正の内容 （１）明細書、第１１頁第１５行〜同頁第１６行および
第１７頁第５行〜同頁第６行に記載の「酢酸クロルマジ
ノン」を「スピロノラクトン」に補正します。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）スピロノラクトンと、血行促進作用および／また
   は毛母細胞賦活作用を有する成分とを含有することを特
   徴とする養毛化粧料。
2. （２）血行促進作用を有する成分および毛母細胞賦活作
   用を有する成分が、センブリエキス、朝鮮ニンジンエキ
   ス、霊芝エキス、ビタミンＥニコチネート、ジイソプロ
   ビルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ酪酸、Ｄ−
   パントテニルエチルアルコール、ビオチンからなる群か
   ら選択された少なくとも一種である特許請求の範囲第（
   １）項に記載の養毛化粧料。