JP3407935B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、色白作用に優れた皮膚
外用剤に関するものであって、より詳しくは、コウジ酸
及び/又はその誘導体の色白作用を相乗的に高めるとと
もに色白作用の発現を早めたdual効果を有する皮膚外用
剤に関する。 【0002】 【従来の技術】ヒトの皮膚の上に現われる、しみやそば
かす等の斑点は、主にユウメラニンの沈着によってもた
らされることが知られている。このような、しみやそば
かすの原因となるメラニンの生成を抑制し、更に皮膚全
体の色白を目的とした各種の化粧料の研究も古くから行
なわれている。それらの例としては、古くは、過酸化水
素や、過ホウ酸亜鉛等の過酸化物を化粧料に配合するこ
とや、ビタミンC、システイン、コロイド硫黄等を化粧
料中に配合することなどが試みられていたが、いずれも
保存性や色白効果の点で満足すべきものは得られていな
い。 【0003】本発明者等は、多年にわたって、ヒトの皮
膚に現れる、しみやそばかすなどの斑点を除去し、皮膚
全体の色白作用を高めるための外用剤についての研究を
重ねており、正常のヒトの皮膚の色に関与する因子とし
て、メラニン、カロチン量、血流量(酸化、還元ヘモグ
ロビン)、皮膚の厚さや透明度があり、光がこれらの因
子によって反射、吸収、散乱して皮膚の色となるもので
あるが、これらのなかでは主としてメラニン、特に褐色
や黒色のユウメラニンが最も大きな色素沈着の要因であ
ることを解明し、このメラニンの生成を抑制する物質を
模索してきた。 【0004】その研究のなかで、コウジ酸(5−オキシ
−2−オキシメチル−γ−ピロン)及びその誘導体が極
めて優れたメラニン生成抑制作用を示すことを見い出
し、これらを有効成分とする色白化粧料並びに外用剤を
発明し、広く市場に提供してきたところである(特公昭
56−18569号公報、特開昭54−92632号公
報、特開昭56−79616号公報、特開昭56−77
272号公報、特開昭56−7776号公報、特開昭5
6−7710号公報、特開昭56−20330号公報、
特公昭63−24968号公報)。 【0005】これらの色白化粧料や外用剤は、クリー
ム、ローション、乳液、パック、化粧水、軟膏剤、パッ
プ剤などの商品形態で使用に供せられ、いずれも優れた
メラニン生成を抑制し、色白効果を奏する化粧料ないし
外用剤として使用されている。ところで、コウジ酸やコ
ウジ酸誘導体を有効成分とする従来の製剤は、通常の使
用においては全く問題にならないことであるが、コウジ
酸やコウジ酸誘導体単独では、使用後の薬効発現が遅効
性であるという傾向があるため、重篤な症状を有する患
者に適した、使用後の速効性が要望されることがあり、
そのような要求に応えられる製剤の開発が望まれてい
た。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術の欠点を改良すべく鋭意検討した結果、コウジ酸及
び/又はコウジ酸誘導体を含有する皮膚外用剤の中に特
定の植物のエキスを併用すれば、両者による相乗作用に
よって、優れた色白効果が短期間で発現する速効性のあ
る皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。 【0007】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、コ
ウジ酸及び/又はコウジ酸誘導体と、アスパラガス、ア
ンズ、クジャクシダ、ゲンチアナ、コロハ、サンショ
ウ、シイタケ、センキュウ、トウガラシ、バックソー
ン、ブッチャーブルーム、ヤマアイ、モモ(桃葉エキス
を除く)、ユーカリからなる群から選ばれる植物のエキ
スの一種または二種以上とを含有してなる色白作用に優
れた皮膚外用剤である。本発明で得られる作用効果の作
用機作は明らかではないが、一方の作用機作でカバーで
きない部分を、他方が補足する相補作用に加えて、何ら
かの微妙な相関作用が生じているものと考えられる。 【0008】 【発明の具体的説明】本発明において使用されるコウジ
酸(5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロン)とし
ては、5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロンの純
品、コウジ酸生産能を有する公知の菌株を培養して得ら
れるコウジ酸を主成分とする醗酵液、該醗酵液の濃縮
液、及び該醗酵液からコウジ酸を抽出して結晶化したも
のなどが使用される。 【0009】コウジ酸誘導体としては、例えば、特公昭
60−10005号、特公平1−45472号公報、特
公平3−74229号公報、特公昭58−22151
号、特公昭58−22152号公報に開示されているコ
ウジ酸のエステル化物及びコウジ酸の2位の−CH2
H基に糖類を結合させることによって、コウジ酸分子を
安定化させたコウジ酸誘導体など公知のものを単独また
は2種以上を組み合わせて用いることができる。 【0010】コウジ酸及び/又はその酸誘導体と併用す
る特定の植物のエキスとしては、以下のものが例示でき
る。 【0011】アスパラガスエキス(Asparagus Root Ext
ract)としては、アスパラガスの根又は茎(Radix aspa
ragis )から抽出されたものが好適に使用できる。 【0012】アンズエキス(Apricot Extract )として
は、アプリコット(Prunusarmeniaca L.)の果汁を圧
搾、濾過して得られる果汁が好適に使用でき、必要に応
じて、これに例えば濃グリセリンを加えたもの等が使用
できる。 【0013】クジャクシダエキス(Maiden Hair Fern E
xtract)としては、クジャクシダ(Adiantum capillus
veneris )の葉から抽出されたものが好適に使用でき
る。 【0014】ゲンチアナ(Gentiana lutea L. )は、リ
ンドウ科の多年草で、そのエキス(Gentian Extract) と
しては、根及び根茎より抽出したものが好適に使用でき
る。 【0015】コロハ(Trigonella foenumgraecum L. )
は、1年生の植物で、その花は三角形で、淡黄色であ
る。楕円形の鞘は10ないし15cmの長さで、端はく
ちばし形をしている。鞘には、10ないし12の種子が
ある。種子は、偏菱形で平らで非常にかたく、特異臭
と、苦味がある。種子を水にひたすと粘液を分泌する。
北アフリカ、特に、モロッコ、エジプト、インドで医薬
用として栽培されている。そのエキス(Fenugreek Extr
act )としては、実から得られるものが好適に使用でき
る。 【0016】 【0017】サンショウエキス(Zanthoxylum Fruit Ex
tract )としては、サンショウ(Zanthoxylum piperitu
m DC. )またはそのほかの同属植物(Rutaceae)の果皮
の粉末を、エタノール溶液にて抽出して得られるエキス
が好適に使用できる。 【0018】シイタケエキス(Shiitake Mushroom Extr
act )としては、シイタケ(Cortnellus shiitake P. H
enn.(Agaricaceae: マツタケ科))の乾燥物からエタノ
ール、1,3ーブチレングリコール、精製水又はこれら
の混液で抽出して得られるエキスが好適に使用できる。 【0019】 【0020】センキュウ(Cnidium officinale Makino
)は、セリ科の多年性草本で、そのエキスとしては、
根茎から抽出されたものが好適に使用できる。 【0021】トウガラシチンキ(Capsicum Tincture )
としては、ナス科の1年生草本トウガラシ(Capsicum a
nnum L. )の果実をエタノールで浸出して作られるチン
キ剤が好適に使用できる。 【0022】 【0023】バックソーン(Rhamnus frangula)は低木
で樹皮面にたくさんの灰白色の気孔があり、高さは6m
になる植物で、長円形の光沢のある葉をもつ。実には固
い種子があり、縁から赤、青紫に熟する。そのエキス
(Buckthorn Extract )としては、樹皮からの抽出物が
好適に使用できる。 【0024】ブッチャーブルーム(Ruscus aculeatus
L. )は地中海地方、フランス、ベルギーに生育し、長
い分岐した根をもつ。そのエキス(Butcherbroom Extra
ct)としては、根及び茎から抽出したものが好適に使用
できる。 【0025】ヤマアイ(Mercurialis prennis )は地中
海地方に生育し20ないし40cmの高さになる植物で
あり、暗緑色をしており、滑らかな茎と先のとがった葉
をもつ。花は黄緑色で、雄花は房状に咲き、雌花は短い
茎の先に1つだけ咲く。雄雌別株である。そのエキス
(Mercurialis Extract )としては、葉から抽出物した
ものが好適に使用できる。 【0026】モモ(Prunus persica Batsch )は中国の
原産で、各地に栽培されるバラ科の落葉喬木である。漢
方では、その種子の桃仁は消炎性浄血薬に、花またはツ
ボミ(白桃花)は利尿、峻下薬として使われる。そのエ
キス(Peach Extract )としては、果実を圧搾して得た
汁に濃グリセリンを加えて得たエキスが好適に使用でき
る。 【0027】ユーカリ(Eucalyptus globulus Labillar
diere )は、オーストラリアの原産で、本州中部以南に
よく生育する。葉はユーカリ葉と呼ばれ、樟脳様の芳香
がある。葉からユーカリ油とよばれる精油が得られ、防
腐、防臭、去痰薬に用いられている。また、防虫クリー
ムなどにも用いられる。そのエキス(Eucalyptus Extra
ct)としては、ユーカリまたはその近縁植物の葉から、
エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコールなどで抽出して得られるエキスが好適に使用
できる。 【0028】本発明において、前記コウジ酸及び/又は
その誘導体と上記に例示した植物のエキスの配合量は、
クリーム、ローション、乳液、パック、化粧水、エッセ
ンス等の化粧料の場合と、軟膏剤、パップ剤、プラスタ
ー剤等の外用剤として使用する場合のいずれにおいて
も、製剤全体に対して、植物抽出エキスが0.0001
ないし20重量%、好ましくは0.01ないし10重量
%、コウジ酸及び/又はその誘導体が0.001ないし
10重量%、好ましくは0.1ないし5重量%の範囲で
配合される。 【0029】本発明の皮膚外用剤は、外用施用上適する
ものであれば特に制限はなく、先に挙げたように、例え
ばパップ剤、プラスター剤、ペースト剤、クリーム、軟
膏、エアゾール剤、乳剤、ローション、乳液、エッセン
ス、パック、ゲル剤、パウダー、ファンデーション、サ
ンケア、パスソルトなどの医薬品、医薬部外品、化粧品
として公知の形態で幅広く使用に供されるものである。 【0030】本発明の外用剤を製造する場合、通常に用
いられる種々の公知の有効成分、例えば塩化カルプロニ
ウム、セファランチン、ビタミンE、ビタミンEニコチ
ネート、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベ
ンジル、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキなどの
末梢血管拡張剤、カンフル、メントールなどの清涼剤、
ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、ウンデシレン
酸などの抗菌剤、塩化リゾチーム、グリチルリチン、ア
ラントインなどの消炎剤、アスコルビン酸、アルブチン
などの色白剤、胎盤抽出液、肝臓抽出物、乳酸菌培養抽
出物などの動物、植物、微生物由来の各種抽出物などを
適宜添加して使用することができる。 【0031】また、前述の医薬品、医薬部外品、化粧品
には公知の有効成分や界面活性剤、油脂類などの基剤成
分の他、必要に応じて公知の保湿剤、防腐剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤・散乱剤、キレート剤、pH調整剤、
香料、着色剤など種々の添加剤を併用できる。 【0032】 【実施例】次に実施例並びにその効果の実験例を挙げる
が、これらは本発明を何ら限定するものではない。 【0033】<実験例1> マウスメラノーマB16細
胞による白色化試験方法 試料をMEM(Eagle's Minimum Essential Medium)に
最終濃度が表1に示す濃度になるように調製、溶解し、
孔径0.45μmの除菌フィルターで濾過した。MEM
に不溶性の試料は、100μlのエタノールに溶解後、
MEMに添加した(なお、本試験においては、原材料を
10gに溶媒100mlを加え、室温で3時間攪拌した
後、蒸発乾固した植物エキスを用いた)。2枚のプラス
チックシャーレ(Falcon製、内径9cm)にそれぞれ、
試料を溶解、濾過除菌したMEMを8ml,FBS(ウ
シ胎児血清)1mlおよびMEM1mlに懸濁した1×
105 個/mlのB16細胞を添加し、培養開始3日後
に培地交換を行ない、計5日間、5%CO2 、95%空
気条件下、37℃で培養した。培養終了後、シャーレの
底に増殖した細胞を集めPhosphate buffered saline(PB
S)に懸濁させ、2,000rpmで3分間遠心分離を行
ない、得られた細胞ペレットの黒化度を肉眼的に評価し
た。 【0034】表1において、肉眼的色調における+−
は、下記の評価を示す。 −:無添加区と同程度の黒化度を示す。 +:無添加区よりやや少ない黒化度を示す。 ++:無添加区より明らかに少ない黒化度を示す。 +++:僅かに認められる黒化度を示す。 ++++:白色ないし灰色で黒色と認められない。 +++++:白色。 【0035】 【0036】【0037】【0038】【0039】【0040】<実験例2> モルモット紫外線色素沈着
抑制効果 黄褐色モルモットを用い、色素沈着効果を調べた。この
効果を表2に示す。試験方法 黄褐色モルモットの背部皮膚を用い、該モルモットの背
部毛をバリカンにて刈毛し、更に電気カミソリにて剃毛
した。このモルモットの背部を、4ヶ所正方形(2.0
×2.0cm)の穴の開いたアルミ箔で覆い、UV−B
(SEランプ3本、140mJ/cm2 )で1日1回9
0秒、3日毎に4回照射した。照射開始日から、表2に
示した有効成分(植物のエキスは実施例1と同じものを
使用した)を下記の基剤に配合し、1日3回20日間連
続して塗布した。塗布開始後13日目から20日目の間
に判定を行った。皮膚色の黒化度は以下に示すごとく判
定基準にて肉眼判定した。また、同時に治療効果の認め
られた日数についても観察した。 【0041】試験用クリーム基剤 (重量%) (A)モノステアリン酸 ポリオキシエチレングリコール(40E.0.) 2.00 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5.00 ステアリン酸 5.00 ベヘニルアルコール 1.00 流動パラフィン 1.00 トリオクタン酸グリセリン 10.00 防腐剤 0.10 香料 微 量 (B)1,3−ブチレングリコール 5.00 精製水 残 余 (A)に属する成分を加熱溶解し(油相)、別に、
(B)成分に属する成分を加熱溶解した(水相)。油相
に水相を添加し、撹拌乳化後、冷却してバニシングクリ
ーム基剤を得た。 【0042】<判定基準> 3 :色素沈着を全く認めない。 2 :わずかな色素沈着を認める。 1 :中程度の色素沈着を認める。 0 :コントロール部位(無処置)と変わらない。 −1 :コントロール部位(無処置)よりも強い色素沈
着を認める。 【0043】【0044】【0045】 【処方例】以下に本発明の処方例をあげる。なお、処方
例中、「適量」とは処方全体が100重量%になる量を
意味する。 【0046】 <処方例1> クリーム (重量%) 1.モノステアリン酸 ポリエチレングリコール(40E.0.) 2.00 2.自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5.00 3.ステアリン酸 5.00 4.ベヘニルアルコール 1.00 5.流動パラフィン 10.00 6.トリオクタン酸グリセリル 10.00 7.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 8.1,3−ブチレングリコール 5.00 9.エデト酸二ナトリウム 0.01 10.コウジ酸 1.00 11.アスパラガス(エタノールエキス) 0.01 12.アンズ(水エキス) 0.05 13.精製水 適 量製造方法 A.1ないし6を加温、溶解する。 B.7ないし13を加温、溶解する。 C.AにBを加え乳化、撹拌し、冷却する。 D.Cを冷却後、容器に充填し、検査後製品とする。用法及び用量 適量を顔面に塗擦する。 【0047】 <処方例2> 乳液 (重量%) 1.モノステアリン酸 ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0.) 2.00 2.テトラオレイン酸 ポリオキシエチレンソルビット(60E.0.) 0.50 3.親油型モノステアリン酸グリセリン 1.00 4.ステアリン酸 0.50 5.ベヘニルアルコール 0.50 6.アボカド油 4.00 7.トリオクタン酸グリセリル 4.00 8.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 9.1,3−ブチレングリコール 5.00 10.キサンタンガム 0.14 11.エデト酸二ナトリウム 0.01 12.コウジ酸 4.00 13.クジャクシダ(エタノールエキス) 5.00 14.精製水 適 量製造方法 A.1ないし7を加温、溶解する。 B.8ないし14を加温、溶解する。 C.AにBを加え乳化、撹拌し、冷却する。 D.Cを冷却後、容器に充填し、検査後製品とする。用法及び用量 適量を顔面に塗擦する。 【0048】 <処方例3> 化粧水 (重量%) 1.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.0.) 8.00 2.エタノール 15.00 3.コウジ酸グルコシド 7.00 4.ゲンチアナ(水エキス) 0.01 5.コロハ(エタノールエキス) 0.50 6.パラオキシ安息香酸エステル 0.10 7.クエン酸 0.10 8.クエン酸ナトリウム 0.30 9.1,3−ブチレングリコール 4.00 10.エデト酸二ナトリウム 0.01 11.精製水 適 量製造方法 A.1ないし11を均一に撹拌、溶解する。 B.Aを容器に充填し、検査後製品とする。用法及び用量 適量を顔面に塗擦する。 【0049】 【0050】 【0051】 【0052】 <処方例> エッセンス (重量%) 1.1%カルボキシビニルポリマー溶液 10.00 2.グリセリン 20.00 3.ヒアルロン酸 0.50 4.エタノール 7.00 5.コウジ酸ガラクトシド 3.00 6.コウジ酸 2.00 7.バックソーン(エタノールエキス) 0.15 8.ブッチャーブルーム(水エキス) 0.05 9.ヤマアイ(水エキス) 2.00 10.モモ(エタノールエキス) 0.01 11.ユーカリ(エタノールエキス) 0.04 12.精製水 適 量 製造方法 上記の各成分を混合、均一に撹拌、溶解しエッセンスを
製造した。 用法及び用量 適量を顔面に塗擦する。処方例1ないしの皮膚外用剤
は、いずれも本発明の目的を満足する効果を有する製剤
であることが確認された。 【0053】 【発明の効果】本発明によれば、コウジ酸及び/又はそ
の誘導体の色白作用を相乗的に高め、しかも、色白作用
の発現を早めたdual効果を有する皮膚外用剤が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 35/78 X (56)参考文献 特開 平3−236322(JP,A) 特開 平4−305519(JP,A) 特開 平3−236319(JP,A) 特開 平5−139950(JP,A) 特開 平4−273808(JP,A) 特開 昭54−145226(JP,A) 特開 昭56−92208(JP,A) 特開 平5−163135(JP,A) 特開 昭51−15638(JP,A) 特開 昭60−109509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コウジ酸及び/又はその誘導体と、アス
    パラガス、アンズ、クジャクシダ、ゲンチアナ、コロ
    ハ、サンショウ、シイタケ、センキュウ、トウガラシ、
    バックソーン、ブッチャーブルーム、ヤマアイ、モモ
    (桃葉エキスを除く)、ユーカリからなる群から選ばれ
    る植物のエキスの一種または二種以上とを含有すること
    を特徴とする皮膚外用剤。
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