JP2814003B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
細胞賦活作用を有し、外傷、ひび、あかぎれなどの改善
並びに創傷治癒促進効果に有効な皮膚外用剤に関する。
げそり後の傷の治療、ひび、あかぎれ、ただれ、痔疾、
火傷などの改善のために用いられる皮膚外用剤の薬効成
分としては、一般にアラントイン及びその誘導体、牛血
液除蛋白物、シコンエキス、アロエエキス、人参エキ
ス、プラセンタエキスなどが知られている。
は十分な効果を得ることができず、このため、顕著な細
胞賦活作用を有する皮膚外用剤が望まれていた。
作用を有していることが知られている(特開昭53−1873
9号公報、特開昭56−7776号公報、特開昭56−79616号公
報、特開昭59−33207号公報等)。しかし、これらコウ
ジ酸又はその誘導体に関する他の効果については未だ知
られていなかった。
作用について鋭意研究を重ねた結果、コウジ酸及び/又
はその誘導体と、特定の動物由来又は微生物由来抽出物
を組み合わせることにより、顕著な細胞賦活作用を有す
る皮膚外用剤が得られることを見出し本発明を完成し
た。
物、牛血液除蛋白物、牛脾臓抽出物、トナカイ筋酵素分
解物、鶏冠酵素分解物及びローヤルゼリーから選ばれる
一種又は二種以上 を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するもの
である。
分のコウジ酸又はその誘導体は、次の一般式(I) (式中、R1及びR2は、同一又は異なっても良く、水素原
子又は炭素数3〜22のアシル基又はアルキル基を示す) で表わされるものである。
セトバクター属等の微生物などによる発酵生成物から抽
出、精製したものでも、精製工程を省いた抽出物のまま
のものでもよく、さらに、合成によって得られるもので
もよい。
成されるものが使用でき、そのエステルとしては、例え
ばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、
コウ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステアレート、
コウジ酸モノシンナメート又はコウジ酸モノベンゾエー
トなどのモノエステル;コウジ酸ジブチレート、コウジ
酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレート又はコウジ
酸ジオレエートなどのジエステル等が挙げられる。
を組合わせて用いることができ、また、皮膚外用剤の細
胞賦活作用及び経時安定性の点から、全組成中に0.0001
〜5重量%(以下、単に%で示す)、特に0.01〜3%配
合するのが好ましい。
ン酵母やビール酵母等の酵母自体、あるいはこれを乾燥
粉末化したものを物理的、生化学的手段によって処理し
て得られる水性抽出液で、アミノ酸、ペプタイド、有機
酸、核酸等を含有するものである。具体例としては、酵
母エキスA−33(朝日麦酒社製)等が挙げられる。
る培養基に乳酸菌を接種して乳酸発酵を行ない、得られ
た培養物により乳清を分取することにより製造される。
乳酸菌としては、ラクトバチルス、アシドフィルス、ス
トレプトコッカス・サーモフィルス等を使用することが
できる。具体例としては、スピロン−L(三省製薬社
製)等が挙げられる。
obacillus bifidum)の表面培養物を生理食塩水で洗浄
し、超音波処理により不活性化することにより得られる
ものである。具体例としては、カルチャーB.B.(寿ケミ
カル社製)等が挙げられる。
を施した後、蛋白質を除いて得られるものである。その
製造方法は特に限定されないが、例えば原料とする血液
は網内系を賦活した幼牛から採取してもよく、また、屠
殺した牛の新鮮な血液でもよい。牛血液の処理は冷凍処
理の他、熱処理、酵素分解、電気分解等により行なわれ
る。蛋白除去は、限外ろ過法や沈殿法などで行なうこと
ができ、通常用いられる方法であれば特に限定されな
い。市販の牛血液除蛋白物としては、スティミュセル
(ペンタファーム社製)、ソルコセリル(東菱薬品社
製)等が挙げられ、好適に使用できる。本発明におい
て、牛血液除蛋白物は、抽出液をそのまま、あるいは固
形物として使用することができる。
をホモジナイズし、水抽出液を処理したものである。具
体例としては、リバイタリンP(日光ケミカルズ社製)
等が挙げられる。
した新鮮な骨格筋を物理的、生化学的に処理して得られ
る水性抽出液であり、種々の低分子ペプタイドなどを含
有するものである。具体例としては、レナペプトン(日
本ユーコン社製)等が挙げられる。
解して得られる水性抽出液で、種々のアミノ酸や低分子
料のポリペプタイド、多糖類等を含有するものである。
具体例としては、フィブラN(三省製薬社製)等が挙げ
られる。
製したもので、種々のアミノ酸の他、ビタミンやミネラ
ル等を含有するものである。
用いることができる。また、皮膚外用剤の細胞賦活作用
及び経時安定性の点から、全組成中に0.001〜20%、特
に0.01〜10%配合するのが好ましい。
他、通常の皮膚外用剤に用いられる水性成分、粉体、界
面活性剤、油剤、保湿剤、アルコール類、pH調整剤、防
腐剤、色素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、香
料、美肌用成分等を必要に応じて適宜配合することがで
きる。また、細胞賦活作用を有する他の公知の薬剤、例
えばアラントイン及びその誘導体、シコンエキス、アロ
エエキス等を配合してもよい。
/又はその誘導体と、(B)成分の一種又は二種以上と
を配合し、常法に従って製造することができる。そし
て、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料等や、そ
の他分散状、顆粒状、軟膏状等の医薬用、医薬部外用又
は化粧用の皮膚外用剤として適用することができる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
に示した試料を添加して、マウス由来線維芽細胞増殖に
及ぼす各試料の効果を評価した。
試料添加培地を入れた直径3.5cmのプラスチックシャー
レに2×104個播種し、4日間培養した。その後、トリ
プシンにより細胞をシャーレから剥離して細胞懸濁液を
調整し、増殖した細胞数を計測して増殖倍率を算出し
た。
わせた場合には、それぞれを単独で使用した場合と比較
して、顕著な細胞増殖促進効果が認められた。
果について評価した。結果を第3表に示す。
を得た。
面半面に本発明品1〜4又は比較品1〜5のクリーム
を、他の半面に比較品6のクリームを、それぞれ1日1
回、2週間塗布した。
基準により評価した。得られた本発明品1〜4、比較品
1〜5のクリーム塗布部位のレプリカのスコアから比較
品6のクリーム塗布部位のレプリカのスコアを引いた値
を肌荒れ改善度とした。尚、パネルには、試験開始前の
スコアが1又は2の男性を選んだ。
は、優れた肌荒れ改善効果を示し、コウジ酸と酵母抽出
物等との相乗効果が認められた。
た。
に保つ。
(8)を加え、軟膏を得た。
胞賦活作用を有し、外傷、ひび、あかぎれ等による肌荒
れの改善、創傷治癒促進等に有効である。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)及び(B) (A) コウジ酸及び/又はその誘導体 (B) 酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出
物、牛血液除蛋白物、牛脾臓抽出物、トナカイ筋酵素分
解物、鶏冠酵素分解物及びローヤルゼリーから選ばれる
一種又は二種以上 を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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JP2029817A JP2814003B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 皮膚外用剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2029817A JP2814003B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 皮膚外用剤 |
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JP2029817A Expired - Lifetime JP2814003B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 皮膚外用剤 |
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1990
- 1990-02-09 JP JP2029817A patent/JP2814003B2/ja not_active Expired - Lifetime
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