JPH03236319A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH03236319A
JPH03236319A JP2029817A JP2981790A JPH03236319A JP H03236319 A JPH03236319 A JP H03236319A JP 2029817 A JP2029817 A JP 2029817A JP 2981790 A JP2981790 A JP 2981790A JP H03236319 A JPH03236319 A JP H03236319A
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kojic acid
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鈴木 留佳
Takanori Tanaka
孝典 田中
Takeshi Kondo
健 近藤
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、優れた細
胞賦活作用を有し、外傷、ひび、あかぎれなどの改善並
びに創傷治癒促進効果に有効な皮膚外用剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
細胞賦活や創傷治療、すなわち切創の治療やひげそり後
の傷の治療、ひび、あかぎれ、ただれ、痔疾、火傷など
の改善のために用いられる皮膚外用剤の薬効成分として
は、一般にアラントイン及びその誘導体、牛血液除蛋白
物、シコンエキス、アロエエキス、人参エキス、プラセ
ンタエキスなどが知られている。
しかしながら、これらの薬効成分を含む皮膚外用剤では
充分な効果を得ることができず、このため、顕著な細胞
賦活作用を有する皮膚外用剤が望まれていた。
一方、コウジ酸又はその誘導体は、メラニン生成抑制作
用を有していることが知られている(特開昭53−18
739号公報、特開昭56−7776号公報、特開昭5
6−79616号公報、特開昭59−33207号公報
等)。
しかし、これらコウジ酸又はその誘導体に関する他の効
果については未だ知られていなかった。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において、本発明者らは、コウジ酸の薬理作
用について鋭意研究を重ねた結果、コウジ酸及び/又は
その誘導体と、特定の動物由来又は微生物由来抽出物を
組み合わせることにより、顕著な細胞賦活作用を有する
皮膚外用剤が得られることを見出し本2発明を完成した
すなわち、本発明は、(A)及び(B)(A)コウジ酸
及び/又はその誘導体 (B)酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物
、牛血液除蛋白物、牛脾臓抽出物、トナカイ筋酵素分解
物、鶏冠酵素分解物、ローヤルゼIJ−及び真珠蛋白抽
出物から選ばれる一種又は二種以上 を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するもの
である。
本発明において、有効成分として用いられる(A)成分
のコウジ酸又はその誘導体は、次の一般式(1)(式中
、R1及びR3は、同−又は異なっても良く、水素原子
又は炭素数3〜22のアシル基又はアルキル基を示す) で表わされるものである。
コウジ酸は、アスペルギルス属、ペニシリウム属、アセ
トバクター属等の微生物などによる発酵生成物から抽出
、精製したものでも、精製工程を省いた抽出物のままの
ものでもよく、さらに、合成によって得られるものでも
よい。
また、コウジ酸誘導体としては、上記コウジ酸から合成
されるものが使用でき、そのエステルとしては、例えば
コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コ
ウジ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステアレート、
コウジ酸モノシンナメート又はコウジ酸モノベンゾエー
トなどのモノエステル;コウジ酸ジブチレート、コウジ
酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレート又はコウジ
酸ジオレエートなどのジエステル等が挙げられる。
これらコウジ酸及びその誘導体は、一種又は二種以上を
組合わせて用いることができ、また、皮膚外用剤の細胞
賦活作用及び経時安定性の点から、全組酸中にo、oo
oi〜5重量%(以下、単に%で示す)、特に0.01
〜3%配合するのが好ましい。
本発明の(B)成分のうち、酵母抽出物は、例えばパン
酵母やビール酵母等の酵母自体、あるいはこれを乾燥粉
末化したものを物理的、生化学的手段によって処理して
得られる水性抽出液で、アミノ酸、ペブタイド、有機酸
、核酸等を含有するものである。具体例としては、酵母
エキスA−33(朝日麦酒社製)等が挙げられる。
乳酸菌抽出物は、例えば、牛乳等の獣乳を主成分とする
培養基に乳酸菌を接種して乳酸発酵を行ない、得られた
培養物より乳清を分取することにより製造される。乳酸
菌としては  ラクトバチルス、アンドフィルス、スト
レプトコッカス・サーモフィルス等を使用することがで
きる。具体例としては、スピロンーL(三省製薬社製)
等が挙げられる。
ビフィズス菌抽出物は、例えば、ビフィズス菌(Lac
tobacillus bifidum)の表面培養物
を生理食塩水で洗浄し、超音波処理により不活化するこ
とにより得られるものである。具体例としては、カルチ
ャーB、B、 (寿ケミカル社製)等が挙げられる。
牛血液除蛋白物は、成牛又は幼牛の血液に適当な処理を
施した後、蛋白質を除いて得られるものである。その製
造方法は特に限定されないが、例えば原料とする血液は
網内系を賦活した幼牛から採取してもよく、また、屠殺
した牛の新鮮な血液でもよい。牛血液の処理は冷凍処理
の他、熱処理、酵素分解、電気分解等により行なわれる
。蛋白除去は、限外ろ適法や沈殿法などで行なうことが
でき、通常用いられる方法であれば特に限定されない。
市販の牛血液除蛋白物としては、スティミュセル(ペン
タファーム社製)、ソルコセリル(東菱薬品社製)等が
挙げられ、好適に使用できる。
本発明において、牛血液除蛋白物は、抽出液をそのまま
、あるいは固形物として使用することができる。
牛脾臓抽出物は、例えば、牛から採取した新鮮な牌臓を
ホモジナイズし、水抽出液を処理したものである。具体
例としては、リバイタリンP(日光ケミカルズ社製)等
が挙げられる。
トナカイ筋酵素分解物は、例えば、トナカイから採取し
た新鮮な骨格筋を物理的、生化学的に処理して得られる
水性抽出液であり、種々の低分子ペブタイドなどを含有
するものである。具体例としては、レナベプトン(日本
ニーコン社製)等が挙げられる。
鶏冠酵素分解物は、新鮮なニワトリのトサカを酵素分解
して得られる水性抽出液で、種々のアミノ酸や低分子量
のポリペブタイト、多糖類等を含有するものである。具
体例としては、フイツクN(三省製薬社製)等が挙げら
れる。
ローヤルセリ−は、働き蜂の咽頭線からの分泌物を精製
したもので、種々のアミノ酸の他、ビタミンやミネラル
等を含有するものである。
真珠蛋白抽出物は、例えば、アコヤ貝貝殻又は真珠を微
細な粉末とし、これを化学的に処理して得られる蛋白分
解物の水抽出液で、種々のアミノ酸とポリペブタイドを
含有するものである。具体例としては、パールカルク抽
出液(丸善製薬社製)等が挙げられる。
これら(B)成分は、一種又は二種以上を組合わせて用
いることができ、また、皮膚外用剤の細胞賦活作用及び
経時安定性の点から、全組成中に0.001〜20%、
特に0.01−10%配合するのが好ましい。
さらに、本発明の皮膚外用剤には、前記必須成分の他、
通常の皮膚外用剤に用いられる水性成分、粉体、界面活
性剤、油剤、保湿剤、アルコール類、pH調整剤、防腐
剤、色素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、香料、
美肌用成分等を必要に応じて適宜配合することができる
。また、細胞賦活作用を有する他の公知の薬剤、例えば
アラントイン及ヒその誘導体、シコンエキス、アロエエ
キス等を配合してもよい。
本発明の皮膚外用剤は、必須成分であるコウジ酸及び/
又はその誘導体と、(B)成分の一種又は二種以上とを
配合し、常法に従って製造することができる。そして、
乳液、クリーム、化粧水、バック、洗浄料等や、その細
分散状、顆粒状、軟膏状等の医薬用、医薬部外用又は化
粧用の皮膚外用剤として適用することができる。
〔実施例〕
次に試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1  細胞増殖促進試験: 1%牛脂仔血清含有Eagle’s MEM培地を用い
、第1表に示した試料を添加して、マウス由来線維芽細
胞増殖に及ぼす各試料の効果を評価した。
すなわち、一定期間継代培養を行なった上記細胞を、試
料添加培地を入れた直径3.5cmのプラスチックシャ
ーレに2X10’個播種し、4日間培養した。その後、
トリプシンにより細胞をシャーレから剥離して細胞懸濁
液を調製し、増殖した細胞数を計測して増殖倍率を算出
した。
結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表から明らかな如く、コウジ酸と各抽出物を組み合
わせた場合には、それぞれを単独で使用した場合と比較
して、顕著な細胞増殖促進効果が認められた。
実施例1  クリーム: 第3表に示す組成のクリームを製造し、肌荒れ改善効果
について評価した。結果を第3表に示す。
(製法) Al1)〜(14)を加熱混合し、70℃に保つ。
B11)〜(7)を加熱混合し、70℃に保つ。
C,BをAに加えて混合し、均一に乳化する。
D、Cを冷却後、(15)を加え、均一に厩舎してクリ
ームを得た。
(評価方法) 健常な男性135名をパネルとし、1群15名として、
顔面半面に本発明品1〜4又は比較品1〜5のクリーム
を、他の半面に比較品6のクリームを、それぞれ1日1
回、2週間塗布した。
2週間後、顔面皮膚レプリカを採取し、第2表に示す基
準により評価した。得られた本発明品1〜4、比較品1
〜5のクリーム塗布部位のレプリカのスコアから比較品
6のクリーム塗布部位のレプリカのスコアを引いた値を
肌荒れ改善度とした。
尚、パネルには、試験開始前のスコアが1又は2の男性
を選んだ。
第  2  表 以下余白 第3表から明らかな如く、本発明品1〜4のクリームは
、優れた肌荒れ改善効果を示し、コウジ酸と酵母抽出物
等との相乗効果が認められた。
実施例2 化粧水: 〈処方〉                (%)(1
)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ   lO油(60E
、0.) (2)エチルアルコール         1O30(
3)防腐剤              0.1(4)
香料              適量(5)コウジ酸
             1.0(6)乳酸菌抽出物
           05(7)ソルビトール(70
%水溶液)30(8)スギナエキス         
  0.1(9)ピロリドンカルボン酸ナトリウム  
3.0(10)精製水              残
量く製法〉 A (1)〜(4)を加熱、混合溶解する。
B、(5)〜(lO)を加熱、混合溶解する。
C,AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
実施例3  乳液: 〈処方〉 (1)ポリオキシエチレンソルビタ ンモノステアレート(10E、0.) (2)ポリオキシエチレンソルビッ トテトラオレエート (60E、O,)(3)グリセリ
ルモノステアレート (4)ステアリン酸 (5)ベヘニルアルコール (6)精製アボカド油 (7)トリ2−エチルヘキサン酸グ リセリン (8)ビタミンE (9)防腐剤 (10)コウジ酸ジステアレート (11)ウィッチヘーゼルエキス (12)キサンタンガム (2%水溶液)(13) 1
.3−ブチレングリコール(14)牛脾臓抽出物 (15)トナカイ筋酵素分解物 (%) 1.0 0.5 1.0 5 5 4.0 4.0 0.1 0.1 1.0 0.1 7.0 5゜0 1.0 1.0 (16)精製水              残量(1
7)香料              適量く製法〉 A11l)〜(16)を加熱混合し、70℃に保つ。
B、(1)〜(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
C,BをAに加えて混合し、均一に乳化する。
D、Cを冷却後、(17)を加え、均一に混合して乳液
を得た。
実施例4  軟膏: く処方〉               (%)(1)
ステアリン酸          18.0(2)セタ
ノール           4.0(3)トリエタノ
ールアミン      2.0(4)グリセリン   
       5.0(5)コウジ酸        
    2.0(6)ビフィズス菌抽出物      
 1.0(7)感光素301号           
0.002(8)ニンニクエキス         1
.0(9)精製水            残量〈製法
〉 A、(3)、(4)及び(9)の一部を加熱混合し、7
5℃に保つ。
B、(1)及び(2)を加熱混合し、75℃に保つ。
C,AをBに徐々に加える。
D、Cを冷却しながら(9)の残部で溶解した(5)〜
(8)を加え、軟膏を得た。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明の皮膚外用剤は、優れた細胞
賦活作用を有し、外傷、ひび、あかぎれ等による肌荒れ
の改善、創傷治癒促進等に有効である。
以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)及び(B) (A)コウジ酸及び/又はその誘導体 (B)酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物
    、牛血液除蛋白物、牛脾臓抽出物、トナカイ筋酵素分解
    物、鶏冠酵素分解物、ローヤルゼリー及び真珠蛋白抽出
    物から選ばれる一種又は二種以上 を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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