JPH072631A - 育毛剤 - Google Patents

育毛剤

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JPH072631A
JPH072631A JP5169866A JP16986693A JPH072631A JP H072631 A JPH072631 A JP H072631A JP 5169866 A JP5169866 A JP 5169866A JP 16986693 A JP16986693 A JP 16986693A JP H072631 A JPH072631 A JP H072631A
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JP
Japan
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hair
sitosterol
hair tonic
campesterol
soybean oil
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JP5169866A
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English (en)
Inventor
Kotaku Rin
江澤 林
Yuki Hayashi
祐己 林
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NOMOTO MARI
Original Assignee
NOMOTO MARI
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 β−シトステロール及び/もしくはカンペス
テロール、又は大豆油不けん化物を有効成分として含有
することを特徴とする育毛剤。 【効果】 β−シトステロール及び/もしくはカンペス
テロール、又は大豆油不けん化物を有効成分とする真に
有効な育毛剤が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、β−シトステロール、
カンペステロール又は大豆油不けん化物を有効成分とす
る育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】β−シトステロールは、大豆油、トール
油、綿実油、キナ皮、タバコの葉等から単離された植物
ステロールであり、またムラサキガイ、ウバガイ等の海
産動物にも見出されている。このβ−シトステロール
は、コレステロール吸収阻害作用を有することから抗高
脂血症薬として利用されている。また、大豆油から得ら
れるβ−シトステロールには、β−シトステロールに構
造が酷似するカンペステロールが混合物として存在す
る。
【0003】β−シトステロール及びカンペステロール
を含有する製剤としては、大豆油不けん化物(ソイステ
ロール)製剤があり、β−シトステロールと同様に抗高
脂血症薬として利用されている。しかしながら、β−シ
トステロール、カンペステロール又は大豆油不けん化物
が育毛効果を発揮することは知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、β−シトス
テロール、カンペステロール又は大豆油不けん化物を有
効成分とする真に有効な育毛剤を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、真に有効
な育毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、β−シト
ステロール、カンペステロール及びそれらの混合物並び
に大豆油不けん化物が極めて効果的な育毛作用を有する
ことを見出し、その知見に基づき本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の育毛剤は、β−シトステロール及
び/もしくはカンペステロール、又は大豆油不けん化物
を有効成分として含有することを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明の育毛剤の有効成分としては、β−
シトステロール又はカンペステロールを含むものであれ
ば特に制限はなく、例えば、β−シトステロールもしく
はカンペステロールの化合物自体又はこれらの混合物、
又はこれらを含む組成物である大豆油不けん化物(ソイ
ステロール)が挙げられる。また、大豆油不けん化物以
外のβ−シトステロール又はカンペステロールを含む、
大豆油、トール油、綿実油、コムギ胚芽油、又はキナ
皮、タバコの葉、海産動物(ムラサキガイ、ウバガイ
等)の抽出物を用いてもよい。
【0007】本発明の育毛剤における前記有効成分の配
合量については特に制限はないが、本発明の育毛剤の全
量に対して、β−シトステロールもしくはカンペステロ
ールの化合物自体又はこれらの混合物を用いる場合は0.
01〜1.0 重量%、大豆油不けん化物を用いる場合は 0.1
〜25重量%とすることが好ましい。
【0008】本発明の育毛剤に用いる基剤としては、化
粧品組成物に常用されている任意のものを用いることが
でき、例えば水、エタノール等の一価アルコール類、グ
リセリン、エチレングリコール等の多価アルコール類、
油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
【0009】本発明の育毛剤には、その効果を損なわな
い限りにおいて、育毛作用を有する他の成分や育毛剤又
は整髪料に用いることができる成分を含有せしめること
ができ、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビ
タミン類、アミノ酸類、生薬エキス類(例えば茜草根抽
出物)、酢酸クロルマジノン、ビフォナゾール、プルプ
リン、色素、レゾルシン、メントール、湿潤剤、香料等
が挙げられる。本発明の育毛剤は、ヒトの頭皮又は動物
の皮膚に適用した場合、強力な育毛効果を発揮する。
【0010】本発明の育毛剤の有効成分であるβ−シト
ステロール、並びにβ−シトステロール及びカンペステ
ロールを含有する大豆油不けん化物は、抗高脂血症薬と
して利用されており、安全性は確立されている。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0012】(実施例1) 処方例 以下に、本発明の育毛剤(ヘアートニック)の処方例を
示す。 処方A β−シトステロール(Sigma 社製、純度97%) 0.5 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.1 重量% 処方B β−シトステロール 0.5 重量% (東京化成工業(株)製、純度55%、 カンペステロール約35%含有) 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.1 重量% 処方C カンペステロール(Sigma 社製、純度65%) 0.5 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 49.1 重量% 処方D 大豆油不けん化物(ソイステロール) 2.0 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 47.6 重量% 処方E β−シトステロール 0.5 重量% (東京化成工業(株)製、純度55%、 カンペステロール約35%含有) 酢酸クロルマジノン 0.1 重量% ビフォナゾール 0.1 重量% プルプリン 0.1 重量% 塩化ベンザルコニウム 0.1 重量% メントール 0.3 重量% エチルアルコール 50.0 重量% 精製水 48.8 重量%
【0013】(実施例2) 適用例 実施例1のヘアートニックを被験者に適用した。その結
果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【表5】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、β−シトステロール、
カンペステロール又は大豆油不けん化物を有効成分とす
る真に有効な育毛剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 593113156 野本 真理 東京都北区西ケ原1−21−12 (71)出願人 593113167 早川 由理 ニュー・ジーランド国、オークランド、グ レンフィールド、ジェナン・プレイス13 (72)発明者 林 江澤 東京都文京区本駒込6−23−10 (72)発明者 林 祐己 神奈川県横浜市港北区中川5−20−34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 β−シトステロール及び/又はカンペス
    テロールを有効成分として含有することを特徴とする育
    毛剤。
  2. 【請求項2】 大豆油不けん化物を有効成分として含有
    することを特徴とする育毛剤。
JP5169866A 1993-06-17 1993-06-17 育毛剤 Pending JPH072631A (ja)

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