JPH07181639A - 内部潜像生成コア−シェル乳剤を有するリバーサル要素及びその処理方法 - Google Patents

内部潜像生成コア−シェル乳剤を有するリバーサル要素及びその処理方法

Info

Publication number
JPH07181639A
JPH07181639A JP5352497A JP35249793A JPH07181639A JP H07181639 A JPH07181639 A JP H07181639A JP 5352497 A JP5352497 A JP 5352497A JP 35249793 A JP35249793 A JP 35249793A JP H07181639 A JPH07181639 A JP H07181639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
core
silver halide
latent image
emulsions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5352497A
Other languages
English (en)
Inventor
Keath T Chen
タイ−ユー チェン キース
Ingo H Leubner
ハーウィッグ ローブナー インゴ
Robert A Arcus
アレクサンダー アーカス ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH07181639A publication Critical patent/JPH07181639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/50Reversal development; Contact processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/035Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein characterised by the crystal form or composition, e.g. mixed grain

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プッシュ処理においてカラーリバーサルフィ
ルムの良好な感度増加を得ること、もしくは相対的に低
い最大濃度(Dmax)と共に、曲線形状を制御するこ
とができるリバーサル写真フィルムおよびそのような要
素の処理方法を提供する。 【構成】 表面潜像生成ハロゲン化銀粒子および内部潜
像生成ハロゲン化銀粒子の両方を含む感光性層から成る
リバーサル写真要素であって、コアが化学増感されてい
るコア−シェル粒子から成る内部的に増感した粒子、お
よび表面化学増感した粒子から成る表面潜像生成ハロゲ
ン化銀粒子であるリバーサル写真要素およびその様な要
素の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、プッシュ処理に
有用なリバーサル写真要素、およびその処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラーリバーサル写真要素は、典型的に
ハロゲン化銀乳剤を使用し、その粒子は、露光時に表面
潜像を生成する。露光に続いて、その要素は、白黒現像
液中での第一現像によって処理される。白黒現像液での
処理に続いて、カブリ工程によって未露光ハロゲン化銀
を現像可能にする。次ぎに、発色現像主薬で処理して未
露光粒子を現像し、それによって酸化した発色現像主薬
が生成し、そして色素生成化合物(通常、カラーカプラ
ー)と反応し、写真要素の未露光領域に色素を生成す
る。現在、リバーサルフィルム処理の標準となる特定の
処理は、コダックプロセスE−6もしくは他の製造業者
によって用いられる実質的に等価の処理である。
【0003】一般的にカラーリバーサル要素は、カラー
ネガフィルムよりもコントラストが高く、露出ラチチュ
ードが小さい。リバーサル要素のガンマは、一般的に
1.8と2.0の間であり、これもまた、ネガ材料より
非常に高い。しかも、リバーサル要素は、マスキングカ
プラーを持っていない。これがネガ型フィルムとリバー
サルフィルムの大きな違いである。
【0004】カラーリバーサル写真材料でも、十分でな
い採光条件で用いられることがよくある。このような状
況で、フィルムの露光不足の領域で有効な画像を得るた
めに、そのフィルムを、標準時間よりも長く現像するこ
とがよくある。この時間を延ばした処理は、「プッシュ
(push)処理」としばしば呼ばれる。プッシュ処理は、
一般的に、第一現像(白黒)の現像時間を延ばすことに
より行われる。プッシュ処理の別の理由は、低露光領域
の写真要素のレスポンスを改良することである。即ち、
写真家は、通常のフィルム/処理(即ち、リバーサル要
素の濃度−logE曲線に対してより高い露光領域では
より高いコントラスト)によって得られるよりも高い足
(toe )コントラストを得ることが望むことができる。
足コントラストのコントロールは、また第一現像時間を
延ばすことにより(即ち、プッシュ処理により)行うこ
とができる。通常、プッシュ処理は、「ストッププッシ
ュ(stops pushed)」の語により測定される。従って、
コダックプロセス E−6の場合では、正常な第一現像
(白黒)時間は、6分であるが、1ストッププッシュ時
間では、現像時間は8分に増加する。2もしくは3スト
ッププッシュ時間では、第一現像時間は、それぞれ11
もしくは13分まで増える。
【0005】通常のカラーリバーサル感光性材料のプッ
シュ処理は、いくつかの望ましくない欠陥を生じる場合
がある。即ち、1)第一現像時間が、極端に長くない
と、十分に感度が増加しない。2)曲線形状の望ましく
ない変動が生じる。3)達成可能な最高濃度(Dma
x、低露光領域)が、画像品質が受け入れられない程、
低下する。4)多層フィルムの赤、緑および青感性層に
おける現像速度の不整合から、色の不整合が生じる。
【0006】米国特許第2,996,382号明細書
は、カブラせて無い表面潜像ハロゲン化銀粒子およびカ
ブラせた内部潜像ハロゲン化銀粒子の結合体を、乳剤層
に組み込むことにより、ヨード含有乳剤の感度およびコ
ントラストを高める技法を記載する。米国特許第3,1
78,282号明細書は、米国特許第2,996,38
2号明細書記載の技法を、溶剤含有現像液を用いること
によりヨードを含まない乳剤まで拡張する。
【0007】米国特許第4,626,498号明細書
は、カラーリバーサル材料のプッシュ処理において、カ
ブラせて無い表面潜像ハロゲン化銀粒子および内部的に
カブラせたハロゲン化銀粒子(IF)の結合体を用いる
ことを記載する。この技法の欠点は、感度およびコント
ラストが高まるプッシュ処理時に画像濃度が減少(Dm
ax減少)したことである。米国特許第4,886,7
38号明細書は、抑制剤含有および表面もしくは内部的
にカブラセたハロゲン化銀粒子の組合せを用いることに
より、最大濃度が減少すること無しに、プッシュ処理に
おいて感光性およびコントラストの利点を維持すること
を狙った技法を記載する。
【0008】米国特許第4,839,268号明細書
は、その明細書に述べられている「主に粒子内部に」潜
像を形成する乳剤粒子を用いるカラーリバーサル要素を
記載する。その明細書記載の発明の目的は、第一現像時
間が長いかもしくは高い温度で実する場合の、良好な鮮
鋭度および高コントラストを有するカラーリバーサル材
料を提供することである。
【0009】プッシュ処理を高めるのに用いられている
その他の技法は、例えば、ラノタン(Lanothane )およ
び4−カルボキシメチル−4−チオゾリン−2−チオン
を用いて粒子感度を高めることが、米国特許第5,04
1,367号明細書に記載されている。米国特許第4,
444,865号明細書は、内部的に増感したコアシェ
ルタイプ乳剤と他の内部潜像生成コア−シェル乳剤の組
合わせ、もしくは内部的にカブラせた乳剤の組合せを用
いて、ダイレクトポジ乳剤での画像のカバリングパワー
を高めることを記載する。米国特許第4,082,55
3号明細書では、表面潜像乳剤と表面をカブラせた乳剤
を組合せてインターイメージ効果を改良することが記載
されている。本明細書において、「コア」は、ハロゲン
化銀粒子の芯部を意味し、「シェル」は深部を包む殻を
意味する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、プッシュ処理
においてカラーリバーサルフィルムの良好な感度増加を
得る、もしくは最大濃度(Dmax)の減少が比較的に
低い曲線形状をコントロールする方法を提供することが
望まれる。個々の乳剤層へのプッシュ処理の拡張を個々
にコントロールすることを可能にする方法もまた望まれ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、Dmaxの
減少が無いかもしくは比較的に少なく、感度を増加する
良好なプッシュ処理を表すリバーサル写真要素を見出し
た。本発明のリバーサル写真要素は、表面潜像生成ハロ
ゲン化銀粒子および内部潜像生成ハロゲン化銀粒子の両
方を含有する感光層から成る。典型的な内部画像生成ハ
ロゲン化銀粒子は、化学増感したコア部分および増感し
ていない外側部分を含む。本発明はまた、まず白黒現像
液で写真要素を処理して露光済みハロゲン化銀粒子を現
像し(その現像液は、ハロゲン化銀溶剤を含んでい
る)、その後、未露光ハロゲン化銀粒子をカブラせると
により、リバーサル要素を処理する方法も提供する。前
述したことに続いて、その後、リバーサル要素を発色現
像液で処理する。本発明は、さらに、まず主に表面潜像
生成粒子を有する乳剤を生成する工程、そしてまた主に
内部潜像生成粒子を有する乳剤を生成する工程、そして
その後、リバーサル写真要素中の乳剤にこれらを与える
工程(典型的に、支持体上に塗布するかもしくは既に支
持体上にある別の層に塗布する)から成るリバーサル写
真要素の製造方法を提供する。
【0012】
【具体的な態様】コア−シェル乳剤の種々の厚さのシェ
ルを使用する。選択する特定の厚さは、第一現像液(白
黒)でのハロゲン化銀溶剤の強度、シェルを作るハロゲ
ン化銀のタイプ、写真要素を第一現像液中で典型的に現
像する時間、並びにコア−シェル乳剤の任意の分光増感
色素もしくは他の添加物の吸収の程度に依存する。即
ち、第一現像液のハロゲン化銀溶剤の強度が強くなる
か、もしくは現像時間が長くなる場合は、より厚いシェ
ルが好ましい。一方、シェルのハロゲン化銀がほとんど
溶解しない場合、もしくは強く吸収する分光増感色素が
コア−シェル粒子上に使用されている場合は、より薄い
シェルが好ましい。多くの場合(プロセスE−6もしく
は類似の処理を包含する)は、シェル厚は0.15μm
以下、好ましくは僅か0.12μm以下、もしくは0.
08μm以下または僅か0.06μmである。最も好ま
しいのは、シェル厚が、0.01μm〜0.12μmの
間、さらに好ましいのは0.01μm〜0.08μm、
尚更に好ましいのは0.01μm〜0.06μmの間で
ある。前述の数字は、分離板型遠心沈降機で測定した平
均値を表す。
【0013】本発明の写真要素は、特に、同一のカラー
記録(カラー要素の場合)中にもしくは要素(白黒要素
の場合)中に、相当量の内部的にカブラせた粒子を有し
ないのが好ましい。「相当量」とは、本発明に使用する
特定のタイプの粒子の調製において、通常見かける量よ
り多い量を意味する。必要に応じて、その様な内部的に
カブラせた粒子がある場合は、そのカブラせた粒子の割
合は、米国特許第3,178,282号明細書、第2
欄、57行〜67行に述べる操作に従って測定される少
なくとも0.5の濃度与えるには不十分である。
【0014】表面潜像生成乳剤および内部潜像生成乳剤
は、別の(通常、隣接する)層に存在することができる
が、それ等は、同一の層にあるのが好ましい。これ達成
するため、別の表面潜像生成乳剤および内部潜像生成乳
剤を、初めに調製する。その後、要素部分(即ち、支持
体もしくは要素の別の層)上に塗布する前かもしくは間
に、これらを配合するのが好ましい。これらの粒子が、
「主に」表面もしくは内部潜像生成乳剤である。「主
に」とは、配合前のそれぞれの乳剤の主な粒子が、表面
潜像生成粒子(主に表面潜像生成乳剤において)もしく
は内部潜像生成粒子(主に内部潜像生成乳剤において)
のいずれかであることを意味する。しかし各タイプの乳
剤が、他方の乳剤中に主に存在するタイプの粒子を実質
的に含まないことが好ましい。別の態様では、非常に少
ない量で、表面潜像生成乳剤は、米国特許第4,83
9,268号明細書、第2欄に記載する「主に粒子内部
に潜像を形成するネガ型ハロゲン化銀粒子」の試験に合
わない。
【0015】コアおよびシェル組成、およびサイズ並び
にコアの化学増感は、本発明の精神内で、確立された方
法に従って広く変化させることができる。ハロゲン化銀
および化学増感の可能なタイプは、後で検討する。表面
増感したハロゲン化銀粒子のコア−シェル粒子に対する
比率は、非常に広くでき、例えば、1:20〜20:1
とすることができる。好ましい比率は、1:10〜1
0:1、より好ましくは1:5〜5:1である。多くの
場合、内部的に増感したコア−シェル粒子の量は、表面
増感した粒子の量を超えることはない。以下に示す例か
ら解るように、本発明の特定な要素のいずれにおいて
も、最も良い比率は、比率を変えて、プッシュ処理時の
感度変化、並びにDmax減少のような写真因子を測定
することにより、簡単に決定することができる。
【0016】コア−シェル粒子を、追加して、周知の多
種多様の分光増感色素で分光増感することができる。リ
バーサルフィルムの赤もしくは緑感性層で使用する場合
(この場合、表面潜像生成粒子もまた同じ色について分
光増感されている)、コア−と理解するシェル粒子は、
特に赤もしくは緑増感色素で増感される。しかし、リバ
ーサルフィルムの青感性層に使用する場合(その層で
は、表面潜像生成粒子は、青増感色素で分光増感される
かもしくはされない)、コア−シェル粒子もまた青増感
されると理解する。もちろん典型的なカラーリバーサル
フィルムでは、赤、青もしくは緑感性単位もまた、酸化
した発色現像主薬と反応するとき、シアン、イエローも
しくはマゼンタ色素をそれぞれ放出する色素化合物を含
んでいる。
【0017】コア−シェル乳剤の調製に関して、調製方
法は周知である。例えば、内部潜像生成乳剤は、米国特
許第2,456,953号および同2,592,250
号明細書に記載されている。例えば、米国特許第4,4
44,865号もしくは同4,839,268号明細書
に記載されるように、コアを通常の方法で調製し、化学
増感する。その後、増感されていないシェルを、例え
ば、米国特許第3,206,313号および同4,03
5,185号明細書に記載されるように、コア上にオス
トワルド熟成の方法により形成する。別の方法では、例
えば、米国特許第3,761,276号、同3,85
0,637号および同3,923,513号並びに同
4,444,865号明細書に記載されるように、増感
したコアの上に直接沈殿によって、コア上にシェルを形
成する。米国特許第4,444,865号明細書に記載
されるように、コア−シェル粒子もまた、表面化学増感
することができる。しかし、いずれの表面増感も、内部
潜像位置の形成を助ける表面感度と内部感度のバランス
を維持するため、限定される。表面増感の許容量は、変
更することができる。ある態様では、いずれの表面増感
も、米国特許第4,444,865号明細書、第7欄、
8欄に述べる許容範囲内に、制限される。
【0018】化学式Iの色素は、Hamer の、Cyanine Dy
es and Related Compounds, 1964 (John Wiley & Sons,
New York, NY 発行) および James の The theory o
f the Photographic Process 第4版、1977 (Eastman
Kodak Company, Rochester,NY) に記載されるような、
当該技術分野において周知の技法に従って製造すること
ができる。本発明に有用な増感色素の量は、0.001
〜4ミリモルとすることができるが、ハロゲン化銀1モ
ル当り0.01〜4.0ミリモルの範囲が好ましく、よ
り好ましくは、ハロゲン化銀1モル当り0.02〜0.
25ミリモルの範囲である。最適な色素濃度は、当該技
術分野において既知の方法により決定することができ
る。化学式IIの化合物を、典型的に、色素濃度の1/
50〜50倍で、好ましくは1〜10倍で塗布すること
ができる。
【0019】本発明の写真要素に用いるハロゲン化銀
は、任意の形態の臭沃化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化
銀、等とすることができる。表面潜像粒子、コア−シェ
ル乳剤のコア、およびコア−シェル乳剤それ自身は、We
y の米国特許第4,399,215号、Kofronの同4,
434,226号、Maskaskyの同4,400,463
号、および Maskasky の同4,713,323号、並び
に特許査定受けた米国特許出願第819,712号(1
992年、1月13日出願)、同820,168号(1
992年、1月13日出願)、同762,971号(1
991、9月20日出願)、同763、013号(19
92年、1月13日出願)、および出願中の米国特許出
願第763,030号(1992年、1月20日出願)
の各明細書に記載されるような平板状粒子となることが
できる。ハロゲン化銀粒子サイズは、写真組成物におい
て有用であるとして知られているいずれの分布をも有す
ることができ、多分散もしくは単分散のいずれにも成る
ことができる。けれども、所望するプッシュコントロー
ルを得るために、内部潜像生成乳剤の内部感度と、表面
潜像生成乳剤の表面感度を同じにするように、内部およ
び外部に潜像を形成する乳剤を適合させることが好まし
い。
【0020】コアのハロゲン化銀粒子および表面潜像生
成粒子を、当該技術分野における既知の方法に従って調
製することができる。これらの方法は、Research Discl
osure (Kenneth Mason Publication Ltd., Emsworth,
Hampshire, PO10 7DD, England)308119項、19
89年12月(以下 Research Disclosure I とい
う)、および James の The theory of the Photog
raphic Process に記載されるものを包含する。これら
は、アンモニア乳剤製造、中性もしくは酸性乳剤製造、
およびその他の当該技術分野で既知の方法を包含する。
一般的にこれらの方法は、保護コロイドの存在下で、水
溶性銀塩を水溶性塩化物塩に混合する工程、および沈澱
によりハロゲン化銀が生成する間、温度、pAg、pH
値等を適切な値に制御する工程を含む。コアからコア−
シェル粒子を調製する方法は、すでに説明した。 本発
明に使用する表面潜像生成ハロゲン化銀粒子を、金増感
剤(例えば、金および硫黄)および当該技術分野で既知
のその他の増感剤のような化合物で有効に化学増感する
ことができる。ハロゲン化銀を化学増感する有用な化合
物および技法は、当該技術分野では既知であり、Resear
ch Disclosure I およびそこで引用する文献に記載され
ている。これらは、活性ゼラチン、硫黄、セレニウム、
テルル、金、プラチナ、パラジウム、イリジウム、オス
ミウム、レニウム、燐、もしくはそれらの組合せのよう
な化学増感剤を包含する。一般的に化学増感は、Resear
ch Disclosure 、1975年、13452項および米国
特許第3,772,031号明細書に記載されるよう
に、5〜10のpAg、4〜8のpH、30〜80℃の
温度で実施される。コア−シェル粒子のコアを、既に説
明した方法で、同様に化学増感することができる。
【0021】本発明の写真要素は、典型的に、二つのタ
イプのハロゲン化銀粒子を乳剤の形て提供する。一般的
に写真乳剤は、写真要素の層として乳剤を塗布するため
のベヒクルを包含する。有用なベヒクルは、蛋白質およ
び蛋白質誘導体、セルロース誘導体(例えば、セルロー
スエステル)、ゼラチン(例えば、家畜の骨もしくは皮
ゼラチンのようなアルカリ処理ゼラチン、または豚皮ゼ
ラチンのような酸処理ゼラチン)、ゼラチン誘導体(例
えば、アセチル化ゼラチン、フタル酸化ゼラチン等)の
ような天然物質および Research Disclosure I に記載
されるその他のものの両方を包含する。また、ベヒクル
およびベヒクル増量剤として有用なものは、親水性水浸
透性コロイドである。これらは、Research Disclosure
I に記載されるような、合成ポリマー解こう剤、キャ
リヤー、および/またはポリ(ビニルアルコール)、ポ
リ(ビニルラクタム)、アクリルアミドポリマー、ポリ
ビニルアセタール、アルキルおよびスルホアルキルアク
リレートのポリマー並びにメタクリレート、加水分解し
たポリビニルアセテート、ポリアミド、ポリビニルピリ
ジン、メタクリアミドコポリマー、等のバインダーを包
含する。ベヒクルは、写真乳剤に有用ないずれの量でも
乳剤中に存在することができる。乳剤は、また写真乳剤
に有用であるとして知られているいずれの添加物をも含
むことができる。 上記の方法においてハロゲン化銀に
使用できる分光増感色素は、シアニン色素、メロシアニ
ン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホ
モポリマーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル
色素、およびヘミオキソノール色素を包含する。これら
の色素のうち、シアニン色素、メロシアニン色素および
複合メロシアニン色素が特に有用である。
【0022】通常に使用するシアニン色素のいずれの核
種も、塩基性複素環核としてこれらの色素に適用可能で
ある。即ち、ピロリン核、オキサゾリン核、チアゾリン
核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核、セレ
ナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、ピリジ
ン核、等であり、さらに、脂環式炭化水素環をこれらの
核で縮合することにより生成する核および芳香族炭化水
素環をこれらの核で縮合することにより生成する核、即
ち、インドレニン核、ベンゾインドレニン核、インドー
ル核、ベンゾオキサゾール核、ナフトオキサゾール核、
ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾセレ
ナゾール核、ベンゾイミダゾール核、キノリン核、等が
適切である。これらの核の炭素原子は、また置換するこ
とができる。
【0023】用いることができるメロシアニン色素およ
び複合メロシアニン色素は、ピラゾリン−5−オン核、
チオヒダントイン核、2−チオキサゾリジン−2,4−
ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ローダニ
ン核、チオバルビツール酸核等のような、5員もしくは
6員の複素環核である。これらの増感色素は、別々に使
用することができ、組み合せて使用することもできる。
色素の組合せは、特に強色増感の目的において、しばし
ば用いられる。増感色素は、それ自身は分光増感効果を
生じないが、強色増感効果を示す色素、もしくは実質的
に可視光を吸収しないが、強色増感効果を示す物質と一
緒に乳剤中に存在することができる。例えば、窒素含有
複素環基で置換したアミノスチルベン化合物(例えば、
米国特許第2,933,390号および同3,635,
721号明細書に記載されるもの)、芳香族有機酸ホル
ムアルデヒド縮合物(例えば米国特許第3,743,5
10号明細書に記載されるもの)、カドミウム塩、アザ
インデン化合物、等が存在できる。増感色素化合物およ
び強色増感剤を、写真要素に乳剤を塗布する前何時でも
(例えば、化学増感中もしくは後)もしくは同時に、ハ
ロゲン化銀粒子の乳剤および親水性コロイドに加えるこ
とができる。生じた増感したハロゲン化銀乳剤を、塗布
の直前もしくは塗布に先だって(例えば、2時間前)、
カラー画像生成カプラーの分散物に混合することができ
る。
【0024】乳剤のその他の添加物は、カブリ防止剤、
安定剤、帯電防止剤、フィルター色素、光吸収もしくは
散乱顔料、ゼラチン硬化剤のようなベヒクル硬化剤、塗
布助剤、色素生成カプラー、および現像抑制剤放出カプ
ラー、時間現像抑制剤放出カプラーおよび漂白促進剤の
ような現像改質剤を包含する。これらの添加物およびそ
れを乳剤および他の写真層に含ませる方法は、当該技術
分野では周知であり、Research Disclosure I および
そこに引用される文献に記載されている。乳剤はまた、
スチルベン蛍光増白剤のような、蛍光増白剤も含むこと
ができる。
【0025】内部および表面潜像生成ハロゲン化銀を含
有する乳剤を、他の乳剤層、下塗り層、フィルター色素
層、中間層、もしくは上塗り層(これらは全て、写真要
素に含まれる多種多様の既知の添加物を含むことができ
る)の塗布と同時にもしくは後に塗布することができ
る。これ等は、カブリ防止剤、酸化現像主薬スキャベン
ジャ、帯電防止剤、蛍光増白剤、光吸収もしくは光散乱
顔料等を含むことができる。写真要素の層を、当該技術
分野で周知の技法を用いて支持体上に塗布することがで
きる。これらの技法は、いくつか名前をあげると、浸漬
もしくはディップコーティング、ローラーコーティン
グ、反転ロールコーティング、エアナイフコーティン
グ、ドクターブレードコーティング、ストレッチフロー
コーティング、およびカーテンコーティングを包含す
る。乳剤の塗布した層は、チルセットもしくは乾燥、ま
たはその両方を行うことができる。乾燥は、伝導加熱、
対流加熱、放射加熱、もしくはそれらの組合せのような
既知の技法により促進することができる。
【0026】本発明のリバーサル要素は、色素を使用し
て黒および灰色の影を与える白黒写真要素となることが
できる。けれども、リバーサル要素は、カラーリバーサ
ル写真要素が好ましい。特に、本発明のリバーサル要素
は、支持体上で少なくとも二つの異なったスペクトル波
長領域に感度を有する多層多色要素である。前述のタイ
プの多層カラーリバーサル要素は、少なくとも一つの赤
感性ハロゲン化銀乳剤層、少なくとも一つの緑感性ハロ
ゲン化銀乳剤層および少なくとも一つの青感性ハロゲン
化銀乳剤層をそれぞれ支持体上に有するのが好ましい。
これらの層の順序は、必要ならば、変えることができ
る。通常、シアン生成カプラーは赤感性乳剤層に、マゼ
ンタ生成カプラーは緑感性乳剤層に、そしてイエロー生
成カプラーは青感性乳剤層にそれぞれ存在する。しか
し、必要ならば、異なった組合せを用いることができ
る。
【0027】前述の色素生成カプラーは、まずそれ等を
水不混和性、高沸点有機溶剤に溶解もしくは分散し、生
じた混合物をその後、前記乳剤に分散することにより典
型的に乳剤に与えられる。適切な溶剤は、欧州特許出願
第87119271.2号明細書に記載されるものを包
含する。色素生成カプラーは、当該技術分野では周知で
あり、例えば、Research Disclosure I に記載されて
いる。
【0028】特に、酸化した発色現像主薬と反応してシ
アン色素を生成するカプラーは、米国特許第2,77
2,162号、同2,895,826号、同3,00
2,836号、3,034,892号、同2,747,
293号、同2,423,730号、同2,367,5
31号、同3,041,236号、および4,333,
999号明細書およびResearch Disclosure I 、VII
D章のような代表的な特許明細書および刊行物に記載
されている。好ましくは、そのようなカプラーは、フェ
ノール類およびナフトール類である。
【0029】酸化した発色現像主薬と反応してマゼンタ
色素を生成するカプラーは、米国特許第2,600,7
88号、同2,369,489号、同2,343,70
3号、2,311,082号、同3,152,896
号、同3,159,429号、同3,062,653
号、および2,908,573号明細書およびResearch
Disclosure I 、VII D章のような代表的な特許明
細書および刊行物に記載されている。好ましくは、その
ようなカプラーは、ピラゾロン類およびピラゾロトリア
ゾール類である。
【0030】酸化した発色現像主薬と反応してイエロー
色素を生成するカプラーは、米国特許第2,875,0
57号、同2,407,210号、同3,265,50
6号、2,298,443号、同3,048,194
号、および3,447,928号明細書およびResearch
Disclosure I 、VII D章のような代表的な特許明
細書および刊行物に記載されている。好ましくは、その
ようなカプラーは、ベンゾイルアセトアニリドおよびピ
バロイルアセトアニリドのようなアシルアセトアミド類
である。
【0031】酸化した発色現像主薬と反応して無色生成
物を生成するカプラーは、英国特許第861,138
号、米国特許第3,632,345号、同3,928,
041号、同3,958,993号および3,961,
959号明細書のような代表的な特許明細書に記載され
ている。好ましくは、そのようなカプラーは、酸化した
発色現像主薬と反応するが色素を生成しない複素環カル
ボニル−含有化合物である。
【0032】露光済み写真要素を現像する際、画像色素
生成カプラーを、酸化した発色現像主薬と組合わさるよ
うに、写真要素および/または写真処理溶液(例えば現
像液)に組み入れることができる。カプラーをハロゲン
化銀乳剤層に組み入れるため、米国特許第2,322,
027号明細書記載の方法を包含する既知の方法を用い
ることができる。例えば、カプラーを溶剤に溶解し、そ
の後、親水性コロイド中に分散することができる。特開
昭51−39853号および特開昭51−59943号
に記載され得るポリマーを使用する分散方法を用いるこ
ともまた可能である。カプラーのなかで、カルボン酸基
もしくはスルホン酸基のような酸基を有するものを、ア
ルカリ水溶液として親水性コロイド中に導入することが
できる。写真処理溶液に組み込まれたカプラー化合物
は、処理溶液と共に写真用層を通して拡散するような分
子サイズおよび構造となるほうがよい。一般的な法則と
して、写真要素に組み込んだ場合は、画像色素生成カプ
ラーは、非拡散性となるほうがよい。即ち、カプラーを
塗布した層から、著しく拡散もしくはさまようことのな
い分子サイズおよび構造となるほうがよい。
【0033】本発明のカラーリバーサルフィルムは、米
国特許第4,082,553号、同4,729,943
号各明細書、および同4,912,024号明細書小節
頁37〜38に記載されるような典型的な多層材料であ
る。支持体およびその他の要素は、当該技術分野で既知
のものであり、例えば、米国特許第4,912,024
号明細書、第38欄、37行およびそこで引用する文献
並びにResearch Disclosure I XVII章およびそこ
に記載される文献を参照されたい。
【0034】本発明の写真要素はまた、Research Discl
osure 34390項、1992年11月、に記載されて
いるような磁性記録層を有効に含むこともできる。写真
要素を像様に典型的にスペクトルの可視領域の化学線に
露光して、Research Disclosure I XVIII章に記
載される潜像を生成し、その後リバーサル処理を通して
処理し、Research Disclosure I XIX章に記載され
る可視色素画像を形成することができる。既に述べたよ
うに、本発明のカラーリバーサル材料の処理は、典型的
に非発色現像主薬(ハロゲン化銀溶剤を含む)で処理し
て露光済みハロゲン化銀を現像する(色素を生成しな
い)ことを必要とし、そしてその後均一にその要素をカ
ブラせて未露光ハロゲン化銀を現像可能にし、発色現像
主薬で現像する。現像の後、典型的に、漂白、定着もし
くは定着−漂白して銀もしくはハロゲン化銀を除き、水
洗および乾燥する通常の工程が続く。このようなリバー
サル処理は、例えば、上述したコダックプロセス E−
6である。プロセス E−6およびその他のリバーサル
処理は、British Journal of PhotographyAnnual 1988,
頁194〜196に記載される。上述したように、プ
ッシュ処理においては、リバーサル要素を白黒(即ち、
非発色)現像液に曝す時間は増加する。 処理温度は通
常18℃と50℃との間で選ばれるが、18℃より低い
もしくは50℃より高い温度とすることもできる。カラ
ー現像液は、通常発色現像主薬を含有するアルカリ水溶
液である。これらの発色現像主薬は、既知のおもに芳香
族アミン現像主薬、例えば、4−アミノ−N,N−ジエ
チルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエ
チルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−b−ヒド
ロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−b−ヒドロキシエリルアニリン、3−メチ
ル−4−アミノ−N−b−メタンスルホンアミドエチル
アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
b−メトキシエチルアニリン、等のようなフェニレンジ
アミン類を用いて徹底的なカラーリバーサル現像液を調
製することができる。さらに、L. F. A. Maison の pho
tographic Processing Chemistry, Focal Press 頁22
6〜229(1966)、米国特許第2,193,01
5号および同2,592,364号、特開昭48ー64
933号、等に記載される化合物を使用することができ
る。
【0035】発色現像液は、さらに、アルカリ金属の亜
硫酸塩、炭酸塩、硼酸塩および燐酸塩等のようなpH緩
衝剤、臭化物、沃化物もしくは有機カブリ防止剤等のよ
うな現像抑制剤を含むことができる。さらに、必要なら
ば、発色現像液はまた、硬水軟化剤、ヒドロキシルアミ
ン等のような防腐剤、ベンジルアルコール、ジエチレン
グリコール等のような有機溶剤、ポリエチレングリコー
ル、第四級アンモニウム塩、アミン等のような現像促進
剤、色素生成カプラー、競争カプラー、水素化ホウ素ナ
トリウム等のようなカブリ剤、現像補助剤、粘性付与
剤、酸型キレート剤、酸化防止剤、等もまた含むことが
できる。
【0036】発色現像の後、写真乳剤層を通常漂白す
る。この漂白処理は、定着処理と同時にもしくは別々に
行うことができる。一般的に用いられる組成を有するい
ずれの定着液も、本発明において使用することができ
る。定着剤として、チオ硫酸塩およびチオシアン酸塩そ
してさらに定着剤として効果的であるとして知られてい
る有機硫黄化合物を使用することができる。これらの定
着液は、硬化剤として水溶性アルミニウム塩を含有する
ことができる。
【0037】使用することができる漂白剤は、金属化合
物を含み、例えば、鉄(III)、コバルト(II
I)、クロム(VI)、および銅(II)化合物を含
む。例えば、鉄(III)もしくはコバルト(III)
の有機錯塩、例えば、酸の錯塩(例えば、ニトリロ三酢
酸、1、3−ジアミノ−2−プロパノール四酢酸等)も
しくは有機酸(例えば、クエン酸、酒石酸、マレイン酸
等)、過硫酸塩、過マンガン酸塩、ニトロソフェノール
等を使用することができる。これらの化合物の中で、フ
ェリシアン化カリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウム鉄(III)、およびエチレンジアミン四酢酸アン
モニウム鉄(III)が、特に有効である。エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム鉄(III)錯塩は、独立した
溶液および単一浴漂白定着液の両方で有効である。
【0038】
【実施例】本発明をさらに以下の例により詳細に説明す
る。全てのハロゲン化銀粒子(シェル厚を含む)は、特
に示さない場合は、μmであることを注記する。内部的
にカブラせた(「IF」)乳剤および内部的に硫黄+金
増感した乳剤(コア−シェル乳剤)を調製し、次ぎに記
載するように分光増感した。内部的にカブラせた乳剤
は、内部的に増感した乳剤に対してリバーサル要素の性
能を比較する目的のためである。両方のタイプの乳剤
を、カラーリバーサル要素の画像生成乳剤にそれぞれ加
えた。塗膜中で、銀量を一定に保持するように画像生成
乳剤(「ホスト」)の割合を、コア/シェル(C/S)
乳剤もしくは内部的にカブラせた乳剤(二つの内の一方
となる「ゲスト」となる)に変えた。
【0039】塗布して、露光した後、そのフィルムを、
3、4、6、8および11分間、コダックプロセス E
−6の第一現像液(白黒現像液)中で現像した。現像速
度を、第一現像液中の6分と11分の現像時間の間の感
度差(1.0の濃度で測定)として定義する。ゲスト乳
剤なしの画像生成乳剤の現像速度を参照する。同時に、
最高濃度(Dmax)を測定した。リバーサルシステム
のDmaxが大きく減少すると、乳剤のカブリがより多
くなることを示す。従って、Dmaxの減少が少ないこ
とが好ましい。
【0040】詳細な実験方法および写真結果を次ぎに記
載する。A. 基準(化学増感無し)画像生成/コア乳剤(乳剤
A)の調製 またシェル化した乳剤のコアとしても使用する4.8%
Iの臭沃化物画像生成乳剤を、vAg15mV(pAg
8.50)、70℃で沈澱させた。沈澱の最初の50%
は、90/10(モル%)臭化物/沃化物比を使用し
(小粒子乳剤を得るため)、最後の50%は、臭化物
(ヨード無し)を使用した。結晶は、八面体形態を有
し、その等価円直径(「ecd」)を、円盤遠心分離器
(DC)で0.151μmとして測定した。
【0041】B. カブラせた乳剤(乳剤B)の調製 40℃で、乳剤Aを水に希釈して1.0kg/MAgに
した。vAgを、1.0N AgNO3 で417mV
(pAg2.90)に調節した。pHを、1.0N N
aOHで9.0に調節した。この乳剤を15分間40℃
で保持した。その後、vAgを、1.0N /NaBr
で105mVに調節した。pHを、1.0N HNO3
で5.6に調節した。このカブラせた乳剤(乳剤B)も
また、シェル化工程Dによって表II挙げる内部的にカ
ブラせたコア/シェル乳剤を調製するのに用いた。
【0042】C. 硫黄+金化学増感した乳剤(乳剤C)の調製 40℃で、乳剤Aを水に希釈して1.0kg/MAgに
した。85.7mgNaSCN/MAg、30.6mg
S/MAg(Sは、「硫黄」、Na2 2 3 *5H2
O)、および13.1mgAu/MAg(Auは、
「金」、KAuCl4 )を加えた(「/MAg」は、銀
一モル当りの意味である)。温度を15分かけて40℃
から68℃に上げ、この温度で5分間保持した。その
後、温度を15分かけて40℃に下げた。この乳剤を、
分光増感後画像生成乳剤を調製するため、もしくは表I
に挙げる内部的に増感したコア/シェル乳剤を調製する
ために使用した。
【0043】D. シェル化した乳剤の調製 表IおよびIIに挙げるシェル化した乳剤を、骨ゼラチ
ンを乳剤Bもしくは乳剤Cのようなコア乳剤に加えるこ
とにより調製し、最終比(沈澱後)80gゼラチン/M
Agを得た。40℃で、pHを5.60に調節した。温
度を15分かけて70℃に上げた。vAgを、NaBr
で15mV(pAg8.50)に調節した。沈澱中を通
して15mV(pAg8.50)に制御しながら、3.
0N AgNO3 および3.0N NaBrを加えた。
反応物の流速を制御して、再核生成を避けた。加える反
応物の量を所望するシェル厚を与えるように調節した。
沈澱が終了した後、混合物を40℃に冷却した。その
後、vAgを85mV(pAg8.25)に調節した。
過剰の塩および水を既知の方法(例えば、限外濾過もし
くはその他の適切な方法)で除去した。以下に示す全て
のシェルの与えた寸法は、シェル厚である。乳剤Cのシ
ェル化から生じる内部的に増感したコア−シェル乳剤
(内部潜像を生成する)を、表I中でD−1〜D−6と
する。乳剤Bのシェル化から生じる内部的にカブラせた
コア−シェル乳剤を表II中でE−1〜E−5とする。
【0044】表IおよびIIに挙げた乳剤は、乳剤F、
乳剤Gおよび乳剤H以外は、全てシェル化した乳剤であ
ることを注意されたい。乳剤Fは、前のセクションCに
記載した画像生成/コア乳剤、乳剤Cであり、次ぎに記
載するように分光増感されホスト乳剤として使用するも
のである。即ち、乳剤Fの粒子は、本発明の表面潜像画
像生成粒子として役立つ。乳剤Gを、表Iに示す分光増
感色素を、非化学増感乳剤(セクションA参照)に添加
することにより、比較のために調製した。乳剤Hを、表
IIに示す分光増感色素を、カブラせた乳剤Gに添加す
ることによって、比較として調製した。表IのD−1〜
D−6だけが本発明の写真要素を与えることができる内
部潜像画像生成乳剤であることを注意されたい。その他
の掲げた全ての乳剤は、比較である。
【0045】乳剤の分光増感は、次ぎのEの工程により
行った。分光増感した乳剤の調製 以下の表IおよびIIに挙げた種々の乳剤を、等価面塗
布量(モル 色素/エリア)で、表に示す増感色素を添
加することにより分光増感した。増感色素を、固形色素
分散物から添加した。しかし、添加の様子が、分散もし
くは溶液から、またはその他の技法のいずれかであるか
は、本発明では重要でない。
【0046】例1.緑増感した乳剤 一連の内部的に増感した(IS)コア/シェル乳剤、D
−1〜D−6を乳剤C(化学増感したコア)をシェル化
して、次いで表Iに示すように分光増感することにより
調製した。前述の粒子は、内部潜像生成粒子として振舞
う。シェル化および分光増感を既に記載したように実施
した。使用した増感色素を、次ぎの表Iに挙げる。これ
らは次ぎの通りである: GDye−1:アンヒドロ−5−クロロ−9−エチル−
3’−(2−カルボキシエチル)−3−(3−スルホプ
ロピル)オキサチアカルボシアニン水酸化物、ナトリウ
ム塩、 GDye−2:アンヒドロ−5,5’−ジクロロ−9−
エチル−3,3’−ジ(3−スルホプロピル)オキサカ
ルボシアニン水酸化物、ナトリウム塩、 GDye−3:アンヒドロ−5’−クロロ−3,3’−
ビス(3−スルホプロピル)ナフト[1,2−d]オキ
サゾーロチアシアニン水酸化物、トリエチルアンモニウ
ム塩、
【0047】
【表1】
【0048】上記のように、乳剤Fは、化学増感した画
像生成/コア乳剤、乳剤Cであり、そして分光増感され
ており、ホスト乳剤(表面潜像生成乳剤)として使用す
る。乳剤Gもまた、増感色素を非化学増感基本乳剤(乳
剤A)に添加することにより比較のために調製した。一
連の内部的にカブラせた(IF)コア/シェル乳剤(E
−1〜E−5)(次ぎの表IIに表す)もまた、比較例
を調製するためにカブラせた乳剤Bから同じように調製
した。カブラせた非シェル化乳剤、乳剤Hもまた、カブ
ラせた乳剤Bを分光増感することにより調製した。
【0049】
【表2】
【0050】表III、IV、VおよびVIに示す上記
乳剤を、単一組成物もしくは配合物として塗布し、次ぎ
に示す単一層フォーマットにおいて評価した。それ等は
表III〜VIの塗膜1〜26である。 フォーマット構成:0.70gAg/m2 、マゼンタカ
プラー1.75g/m2 、MCOUP−1(以下の構造
を参照)、テトラアザインデン(TAI)5.0g/モ
ルAgから成る乳剤層並びにゼラチン2.33g/m2
上塗りし、硬化剤で硬化したゼラチン1.06g/m2
で上塗りしたのRemJet支持体。
【0051】
【化1】
【0052】露光、処理、そして上記マゼンタ塗膜の評価 全ての塗膜を、5000度Kの色温度を与えるフィルタ
ーおよびコダックWRTTENフィルターNo.12を
付けたタングステンランプで露光し、白黒現像(第一現
像)時間を3、4、6、8および11分に変化させて、
コダックプロセス E−6で処理した。第一現像(白黒
溶剤現像液)における現像時間は、通常は、6分であ
る。プッシュ処理のために拡張した現像時間は、11分
間である。E−6プロセスの他の部分は変えなかった。
これらの現像時間の結果を次ぎの表塗膜1〜26に掲げ
る。
【0053】濃度1.0の感度および最大濃度(Dma
x)を比較した。塗膜の感度を、ある濃度を得るのに必
要な露光量の逆数として測定する。感度を0.01lo
g(1.0/露光量)の単位で表す。6分での感度およ
びDmaxの両方を表に表す。第一現像時間6分〜11
分のDmaxの変化(「dDmax」)および感度の変
化(「d感度」)を以下の表に掲げる。ことわらない限
り、乳剤の塗布量は、全てgAg/m2 であることを注
意されたい。
【0054】表IIIに示されるように、乳剤G(非化
学増感であるが、分光増感したシェルの無いコア乳剤)
を、ゲスト乳剤として画像生成乳剤、乳剤F(ホスト)
に比較例として、添加した。表III〜VIから解るよ
うに、塗膜の全銀量を一定に保った。
【0055】
【表3】
【0056】表IIIのデータを見ると、分光増感し
た、非化学増感乳剤、乳剤Gを、化学増感および分光増
感した画像生成乳剤、乳剤Fに添加することは、プッシ
ュプロセスの結果(d感度およびdDmax)に顕著な
影響を与えなかったことが解る。この場合では、化学増
感した乳剤に対して非化学増感乳剤の感度が非常に低い
ため、ゲスト乳剤の添加による感度損失が予期される。
【0057】別の比較例では、表面をカブラせたそして
化学増感した乳剤、乳剤H(シェルを持たない)を、ゲ
スト乳剤として、画像生成乳剤(ホスト)に添加した。
その性能特性を表IVに表す。
【0058】
【表4】
【0059】表IVのデータを見ると、プッシュ処理時
の感度変化(d感度)が、表面をカブラせた乳剤、乳剤
Hの添加により著しく増加したことが解る。しかし、拡
張した現像によるDmaxの著しい損失(dDmax)
もまた示している。与えられた配合比において、ホスト
乳剤の感度は、6分現像処理で、この表面をカブラせた
乳剤の添加によって、ほとんど変化しない。
【0060】さらに別の比較例のように、内部的にカブ
ラせたコア−シェル(「C/S」)乳剤、E−1(表I
Iに記載する)を、ゲストとして画像生成乳剤、乳剤F
(ホスト)に添加した。この例を、米国特許第4,62
6,498号明細書に教示するのと同様の方法で調製し
た。
【0061】
【表5】
【0062】内部的にカブラせた乳剤(IF)、乳剤E
−1は、拡張した現像による感度変化(d感度)を著し
く増加した。しかし、同時に、Dmaxが著しく損失し
た。6分標準処理で、ホストおよびゲスト乳剤間の感度
差から予期されるように、ホスト乳剤の感度が著しく減
少する。次ぎに、表VIに示すように、内部的に化学増
感(S/Au)したコア−シェル乳剤、D−1を表Iに
示すのと同じように分光増感した。前述の分光増感した
乳剤D−1を乳剤D−1Aとして特定する。乳剤D−1
Aをゲストとして画像生成乳剤、乳剤Fに、本発明の例
として添加した。
【0063】
【表6】
【0064】表VIの結果を見ると、内部的に化学増感
(IS)したコア−シェル乳剤、D−1Aが、拡張現像
時に著しく感度変化(d感度)を増加させることが解
る。同時に、Dmaxの変化(dDmax)にほとんど
影響しない。表VIから解るように、内部的に化学増感
したコア−シェル乳剤と配合することは、プッシュ処理
時の感度変化を著しく増加させるが、Dmaxにおいて
損失がない。
【0065】驚くことに、ISコア−シェル乳剤は、ゲ
スト乳剤がホスト乳剤よりも著しく感度が低いにもかか
わらず、配合比0.23/0.47(ホスト/ゲスト、
gAg/m2 )以下でも、ホスト乳剤の感度が著しく低
下しなかった。このことは、配合することによって著し
く感度が減少したIF乳剤と対照的である。沃化カリウ
ムを上記緑感性乳剤に添加すると、感度添加剤として有
用であるが、ISおよびIF乳剤のプッシュ効果は変ら
ないことが解った。
【0066】ISおよびIF乳剤の双方共、画像生成乳
剤と混合すると、粒状度が増加した。ISおよびIF乳
剤は、画像生成乳剤よりも大きく、より粒状度が高いこ
とが予期された。より小さなISおよびIF乳剤を使用
して画像生成乳剤のサイズにあわせると、増加する粒状
度を減少することが予期される。次ぎに、乳剤F(分光
増感して生成する乳剤)を用いて、表Iに示す種々の内
部的に増感したコア−シェル乳剤0.12gAg/m2
(ゲスト乳剤)を持つホスト乳剤0.58gAg/m2
として、追加の乳剤を調製した。上述のように露光およ
び処理による結果を、次ぎの表VI−Aに表す。追加の
一連の塗膜を、乳剤Fを用いて、表Iに示す種々の内部
的に増感したコア−シェル乳剤0.35gAg/m
2 (ゲスト乳剤)を持つホスト乳剤0.35gAg/m
2 として、調製した。以下に記載するように露光および
処理による結果を、次ぎの表VI−Bに表す。D−2〜
D−6の全ての乳剤を、表Iのそれぞれについて述べた
ように同一の方法で緑分光増感した。乳剤Fおよび乳剤
Gを比較のために含めた。表VI−Aおよび表VI−B
の結果は、内部潜像生成乳剤(ゲスト乳剤)の二つの異
なる量で、プッシュ処理実施時のシェル厚の効果を表
す。
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】表VI−Aに関して、6分現像時間で、
0.006〜0.24μmシェル乳剤が、ホスト乳剤単
独に対して著しい感度増加を与える。内部的に増感した
全てのコア−シェル乳剤は、拡張現像時に感度を増加す
る。表VI−Bに関して、プッシュ処理時の感度増加
(d感度)が、表VI−Aに使用した配合0.12/
0.58(ゲスト/ホスト)と比較して、0.013〜
0.15μmシェルを有するコア−シェル乳剤において
著しく増加することを注意されたい。
【0070】例2:赤増感した乳剤 例1に記載した同一の乳剤を、赤感性単一層フォーマッ
トで評価した。表Iに掲げる、一連の内部的に増感した
(IS)コア−シェル乳剤(D−1〜D−5)を、セク
ションEに記載した方法を用いて、赤分光増感色素で分
光増感した。使用した増感色素を表VIIに表す。そし
てそれ等を、固体色素分散物の形で乳剤に添加した。し
かし、添加の様子は、重要でない。ホスト乳剤、乳剤F
は、分光増感した画像生成/コア乳剤、乳剤Cである。
赤増感色素は:
【0071】
【化2】
【0072】RDye−2:アンヒドロ−9−エチル−
5,5’−ジメチル−3,3’−ジ(3−スルホプロピ
ル)チアカルボシアニン水酸化物、トリエチルアミン塩
である。
【0073】
【表9】
【0074】表IIに示す一連の内部的にカブラせた
(IF)コア−シェル乳剤(E−1、E−2、E−3、
E−4、E−5)もまた、次ぎの表VIIIに示すよう
に赤分光増感色素で同様に赤増感した。
【0075】
【表10】
【0076】上記分光増感した乳剤(次ぎの表IX〜X
Iに示す)を、単一組成物もしくは配合物として塗布
し、1.05Ag/m2 、1.75g/m2 シアンカプ
ラーCCOP−1(構造を以下に示す)、5g/モルA
gのテトラアザインジン(TAI)、0.1g/モルA
gの1−(3−アセトアミドフェニルメルカプトテトラ
ゾール)、5.5mg/モルAgのAu2 S、5.28
g/モルAgの3,5−ジスルホカテコール二ナトリウ
ム、および灰色ゲル支持体上のゼラチン2.57g/m
2 そして硬化剤で硬化したゼラチン1.06g/m2
上塗り層を含む乳剤層の単一層フォーマットで評価し
た。
【0077】
【化3】
【0078】露光、処理、そして上記マゼンタ塗膜の評価 全ての塗膜を、3000度Kの色温度を与えるフィルタ
ーおよびコダックWRTTENフィルターNo.29を
付けたタングステンランプで0.04秒露光した。白黒
現像(第一現像)時間を3、4、6、8および11分に
変化させて、コダックプロセス E−6で処理した。こ
れらの単一層を処理して、例1に記載するように評価し
た。表IXは、内部的にカブラせた(IF)コア−シェ
ル乳剤に対して内部的に増感した(IS)コア−シェル
(C/S)乳剤の比較した結果を表す。示したゲスト乳
剤を有する個々のケースで、存在するゲストの量は、
0.35gAg/m2 であったが、ホストの量は0.7
0gAg/m2 であった。
【0079】
【表11】
【0080】表IXから解るように、IS C/S乳剤
(D−5)でホスト(表面潜像生成)乳剤を配合する
と、IF乳剤(乳剤E−5)で配合するよりも拡張処理
時にDmaxの損失が少なくて大きな感度変化を生じ
る。その後、赤増感した乳剤の配合比の効果を、次ぎの
表Xに示すように、同じ乳剤の結果と共に調べた。
【0081】
【表12】
【0082】表Xから解るように、示される各レベルで
IS C/S乳剤D−5でホスト表面潜像生成乳剤を配
合すると、IF C/S乳剤E−5で配合するよりもプ
ッシュ処理時に同等の感度変化を伴ってDmax損失が
少ない結果を与えた。その後、次ぎの表XIに示すコア
シェル乳剤のシェル厚の変化の結果を調べた。ゲスト乳
剤が存在する場合は、各ケースにおいて、0.18gA
g/m2 の量であるが、ホストは0.88gAg/m2
の量であったことを注意されたい。
【0083】
【表13】
【0084】表XIから解るように、IS C/S乳剤
は、IF C/S乳剤と似たようなプッシュ速度を与え
たが、適切なシェル厚に対してDmax低下が少ない。
【0085】
【発明の効果】本発明は、プッシュ処理においてカラー
リバーサルフィルムの良好な感度増加を得ること、もし
くは相対的に低い最大濃度(Dmax)と共に、曲線形
状を制御することができるリバーサル写真フィルムを提
供する。そのような要素の処理方法もまた提供する。
フロントページの続き (72)発明者 ロバート アレクサンダー アーカス アメリカ合衆国,ニューヨーク 14526, ペンフィールド,ヒドゥン メドーズ 32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面潜像生成ハロゲン化銀粒子および内
    部潜像生成ハロゲン化銀粒子の両方を含む感光性層から
    成るリバーサル写真要素であって、コアが化学増感され
    ているコア−シェル粒子から成る内部的に増感した粒
    子、および表面化学増感した粒子から成る表面潜像生成
    ハロゲン化銀粒子であるリバーサル写真要素。
  2. 【請求項2】 表面潜像生成ハロゲン化銀粒子および内
    部潜像生成ハロゲン化銀粒子の両方を含む感光性層から
    成るリバーサル写真要素の処理方法であって、最初に白
    黒現像液で前記要素を処理して露光したハロゲン化銀粒
    子を現像し、そして現像液がハロゲン化銀溶剤を含んで
    おり、その後、未露光ハロゲン化銀粒子をカブラせて、
    そして、前記要素を発色現像液で処理することからなる
    処理方法。
JP5352497A 1992-12-31 1993-12-29 内部潜像生成コア−シェル乳剤を有するリバーサル要素及びその処理方法 Pending JPH07181639A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/999,450 US5389507A (en) 1992-12-31 1992-12-31 Reversal elements with internal latent image forming core-shell emulsions
US999450 1992-12-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07181639A true JPH07181639A (ja) 1995-07-21

Family

ID=25546347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5352497A Pending JPH07181639A (ja) 1992-12-31 1993-12-29 内部潜像生成コア−シェル乳剤を有するリバーサル要素及びその処理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5389507A (ja)
EP (1) EP0605043A3 (ja)
JP (1) JPH07181639A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142181A (ja) * 1999-11-10 2001-05-25 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラーリバーサル写真感光材料及びこれを用いるカラー画像形成方法

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE468652A (ja) * 1942-09-02
BE609927A (ja) * 1959-01-12
CA1057109A (en) * 1975-04-10 1979-06-26 Nicholas H. Groet Enhancement of interimage effects
JPS5837643A (ja) * 1981-08-31 1983-03-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
US4444865A (en) * 1981-11-12 1984-04-24 Eastman Kodak Company Blended grain direct-positive emulsions and photographic elements and processes for their use
JPS5895340A (ja) * 1981-11-30 1983-06-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
DE3274159D1 (en) * 1981-12-19 1986-12-11 Konishiroku Photo Ind Light-sensitive silver halide color photographic material
JPS58215647A (ja) * 1982-06-09 1983-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS5986039A (ja) * 1982-11-08 1984-05-18 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS59100438A (ja) * 1982-11-30 1984-06-09 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法
JPS59121039A (ja) * 1982-12-27 1984-07-12 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS59133542A (ja) * 1983-01-21 1984-07-31 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料の現像方法
JPS59148051A (ja) * 1983-02-14 1984-08-24 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS59214852A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料の処理方法
JPS59216136A (ja) * 1983-05-24 1984-12-06 Fuji Photo Film Co Ltd 直接ポジ用写真感光材料
JPS613137A (ja) * 1984-06-15 1986-01-09 Fuji Photo Film Co Ltd 内部潜像型コア/シエル直接ポジハロゲン化銀乳剤及びその製造法
JPS61170732A (ja) * 1985-01-25 1986-08-01 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61245152A (ja) * 1985-04-22 1986-10-31 Oriental Shashin Kogyo Kk 半導体レ−ザ用ハロゲン化銀感光材料
JPS62169149A (ja) * 1986-01-22 1987-07-25 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
JP2530145B2 (ja) * 1986-03-13 1996-09-04 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法
JPH0731380B2 (ja) * 1986-04-26 1995-04-10 コニカ株式会社 圧力耐性の改善されたハロゲン化銀写真感光材料
JPS62254140A (ja) * 1986-04-28 1987-11-05 Konika Corp ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS632041A (ja) * 1986-06-21 1988-01-07 Konica Corp 高感度ハロゲン化銀写真感光材料
US4818671A (en) * 1986-07-31 1989-04-04 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Rapidly processable silver halide color photosensitive material
JP2514369B2 (ja) * 1986-07-31 1996-07-10 コニカ株式会社 迅速処理性に優れた色素画像の形成方法
JPH0652412B2 (ja) * 1986-08-02 1994-07-06 コニカ株式会社 迅速処理可能なハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS6358437A (ja) * 1986-08-29 1988-03-14 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0713729B2 (ja) * 1986-10-03 1995-02-15 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS63239437A (ja) * 1986-11-10 1988-10-05 Konica Corp 高速処理が可能なハロゲン化銀写真感光材料
JPS63158546A (ja) * 1986-12-22 1988-07-01 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−反転感光材料
JPH0738073B2 (ja) * 1987-04-14 1995-04-26 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
EP0287100B1 (en) * 1987-04-17 1995-07-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic material
JPS6444937A (en) * 1987-08-14 1989-02-17 Fuji Photo Film Co Ltd Direct positive color photosensitive material
JPS6459349A (en) * 1987-08-31 1989-03-07 Konishiroku Photo Ind Direct positive type silver halide photographic sensitive material
JPH01216342A (ja) * 1988-02-24 1989-08-30 Konica Corp 迅速処理に適したハロゲン化銀写真感光材料
JPH01216341A (ja) * 1988-02-24 1989-08-30 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0284639A (ja) * 1988-06-28 1990-03-26 Konica Corp 直接ポジハロゲン化銀写真感光材料
JPH0297940A (ja) * 1988-10-04 1990-04-10 Konica Corp ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07111555B2 (ja) * 1988-12-22 1995-11-29 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料
JPH02272444A (ja) * 1989-04-13 1990-11-07 Mitsubishi Paper Mills Ltd ハロゲン化銀写真材料
US5049483A (en) * 1989-06-08 1991-09-17 Konica Corporation Direct positive silver halide photographic light-sensitive material and a processing method therefor
JP2881315B2 (ja) * 1989-10-04 1999-04-12 コニカ株式会社 階調及び処理安定性等に優れるハロゲン化銀写真感光材料
JPH03127045A (ja) * 1989-10-13 1991-05-30 Fuji Photo Film Co Ltd 写真用ハロゲン化銀乳剤の製造方法
JPH03127044A (ja) * 1989-10-13 1991-05-30 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料
JPH03137632A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Fuji Photo Film Co Ltd 写真用ハロゲン化銀乳剤の製造方法
JPH03140945A (ja) * 1989-10-27 1991-06-14 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー反転写真感光材料

Also Published As

Publication number Publication date
EP0605043A2 (en) 1994-07-06
US5389507A (en) 1995-02-14
EP0605043A3 (en) 1995-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03116133A (ja) 写真用ハロゲン化銀乳剤の製造方法
JPH01131542A (ja) ネガ型ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH0774888B2 (ja) 平板状ハロゲン化銀乳剤
JPH07199390A (ja) 写真要素及び写真方法
JPS62280835A (ja) 保存安定性のよいハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
JPS6224244A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5389507A (en) Reversal elements with internal latent image forming core-shell emulsions
JPS6225747A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH09203992A (ja) 増感色素含有写真要素
JPS60131533A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JPS62196645A (ja) 感度・保存性を改良したハロゲン化銀写真感光材料
JPS6255644A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2582547B2 (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH0895189A (ja) カラー写真ハロゲン化銀材料
JPH09114038A (ja) カラーハロゲン化銀写真要素
JPS62187842A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS62187339A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2631140B2 (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPS6349751A (ja) 高感度でセ−フライトカブリが改善されたネガ型ハロゲン化銀写真感光材料
JPS6250751A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0239142A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0782210B2 (ja) ネガ型ハロゲン化銀写真乳剤
JPH09114039A (ja) カラーハロゲン化銀写真要素
JPH0555028B2 (ja)
JPS62169149A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料