JPS60131533A - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤

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JPS60131533A
JPS60131533A JP24134483A JP24134483A JPS60131533A JP S60131533 A JPS60131533 A JP S60131533A JP 24134483 A JP24134483 A JP 24134483A JP 24134483 A JP24134483 A JP 24134483A JP S60131533 A JPS60131533 A JP S60131533A
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JP
Japan
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silver halide
group
emulsion
added
alkyl
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Pending
Application number
JP24134483A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ikeda
正 池田
Haruo Takei
武井 治夫
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS60131533A publication Critical patent/JPS60131533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/28Sensitivity-increasing substances together with supersensitising substances

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、強色増感された平板状粒子を含むハロゲン化
鋼写真乳剤に関するものである。
(従来技術) 分光増感技術は、高感度で色再現性に優れた感光材料を
製造する上で極めて重要かつ必須の技術である。高感匿
な感光材料を提供すべくこれ迄種種の分光増感剤の開発
がなされると、ともにそれらの強色増感方法、添加方法
等による使用上の技術開発も多くなされてきた。分光増
感剤は本来ハロゲン化銀写真乳剤が実質的に光吸収しな
い長波長領域の光をも吸収しハロゲン化銀にその光吸収
エネルギーを伝達する作用を有している。したがって分
光増感剤による光捕捉量の増加は写真感度を高めるのに
有利となる。このため光吸収係数の高い分光増感剤を開
発する試みだけでなく、ハロゲン化銀乳剤への添加量を
増加させて光捕捉量を高めようとした試みもなされてい
る。しかしながらハロゲン化銀乳剤への分光増感剤の添
加酸は成る最適添加領域が存在し、それはハロゲン化銀
結晶の全表面を分光増感剤で被覆する量より少ないのが
通例であり、それ以上の量を添加するとかえつて大きな
減感をもたらす。例えば、Mees著“The The
ory of the PhotographicPr
ocess”1067〜1069頁(1942刊)に記
載されている。
分光増感剤のハロゲン化銀に対する添加量を増加させる
試みとしては、例えばThomas L。
Penner,P.B.GiIman,Jr.,Pho
t.Sci.Eng.,20(3)97〜106(19
76)に見られるように適切な電位の関係にある2種の
分光増感剤をハロゲン化銀結晶に多量に層状吸着させ分
光増感剤による光捕捉量を増加させ、かつ多量添加に伴
う減感をおさえる試みがなされている。しかし、これら
はシアニン色素の場合が多く、しかも写真感材として提
供するにたる感度の高い高性能のハロゲン化銀乳剤に対
しては、満足な効果を出すに至っておらず、実際の写真
感材の製造に供するにはほど遠いものである。メロシア
ニン色素の場合は一般にシアニン色素に較べて最高感度
をもたらす被覆率が小さく60%以下の場合が多い。
更にまた、赤外域用分光増感剤は必然的に最高被占エネ
ルギー単位(HOMO)が高くなるため、前述の色素減
感が著しく大きく、通常のハロゲン化銀粒子に適用する
場合、飽和被覆率の数%、場合によっては1%以下の量
しか添加出来ず高い感度が得られていない。又、一方ハ
ロゲン化銀結晶の分光増感剤による被覆率を減感の生じ
ぬ最適領域におさえて全添加量を増加させて光捕捉量を
増し分光感度を向上する試みもなされている。例えば特
開昭58−113926号公報等に記載されているよう
に比表面積の大きい平板状ハロゲン化銀を用いる方法で
ある。しかしながら、この方法に於ても分光感度に於け
る分光増感剤の最適被覆率が立方体あるいは正八面体、
14面体、双晶等と称される他のハロゲン化銀結晶に比
べかなり低い傾向にあるためそれ程、添加量を増すこと
が出来ず、添加量を増すと高い分光感度を得られぬばか
りか、かえって低感になる等前述の効果は必ずしも得ら
れない。
平板状ハロゲン化銀乳剤は、粒子容量が小さいため光吸
収率が低く、ハロゲン化銀固有吸収領域の感度も非常に
低いので分光増感率が他の形状のハロゲン化銀に比して
かなり大きくないと高い感度を得ることが出来ず、大き
な利点とはならぬ。
しかし高い分光増感率により高い感度が得られる場合は
、例えばカラー感材の緑感性乳剤や赤感性乳剤に適用し
た場合、本来不要な青感度が低いため、青感度を低下さ
せるための黄色フィルター層を除くことが可能になった
り、もしくは黄色フィルター層を薄くする事が出来、画
像の鮮鋭度を向上させるととができる。又、この黄色フ
ィルター層は一般にコロイド銀を用いるこぶが多いが、
このコロイド銀は隣接する乳剤層に拡散しカブリを生じ
させる等の問題をかかえており、この問題も軽減するこ
とができる。また青感性乳剤としても特開昭58−11
3、926に記載のように青色域分光増感剤を使用すれ
ば適用できると考えられる。
しかしながら特開昭58−113,926で示唆されて
いるような平板粒子乳剤に対する分光増感剤の適用は、
前述の如く特別な技術とはいえず他の一般的なハロゲン
化銀粒子に適用されたものと何ら変ることがなく、平板
状粒子であるがため他の高感度乳剤に較べ分光増感をは
どこしても、高い感度が得られなかった。
(発明の目的) 従って本発明は、平板状ハロゲン化銀粒子乳剤の分光増
感方法に関するものであり、その最大の目的は非常に高
感変な分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤を提供する
ことにある。第2の目的は。
色増感領域の感度が高く、かつ固有感度領域の感度が低
いカラー感光材料用に適したハロゲン化銀写真乳剤を提
供することにあり、更に第3の目的は、高照度感度の高
い分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤を提供すること
にある。
(発明の構成) 本発明者等は、種々検討した結果、上記の目的は、ハロ
ゲン化銀粒子の直径が粒子厚みの5倍以上である平板犬
ハロゲン化銀粒子が、全ハロゲン化銀粒子の投影面積の
10%以上占めるハロゲン化銅乳剤において、該ハロゲ
ン化鏝乳剤が、下記の一般式〔■〕で表わされる化合物
の少なくとも1つと、下記の一般式〔■〕で表わされる
増感色素の少なくとも1つとを組合せることによって達
成することができた。
一般式(■) (式中、R1、R2及びR3は同一でも異なっていても
よく、各々水素原子、アルコキシカルボニル基、カルボ
キシアルキル基、アシルアミノ基、アルキル基またはア
ラルキル基を表わし、R2とR3で環を形成してもよい
。) 一般式〔■〕 〔式中,Zはへテロ環を形成するのに必要な原子群を表
わし、R4はアルキル基,アルケニル基またはアラルキ
ル基を表わし,R5,R6は同一でも異なっていてもよ
く各々水素原子、アルキル基,アラルキル基またはアリ
ール基を表わし、R4とR5,R5とR6,R5とR5
(m≧2の場合)またはR6とR6(m≧2の場合)は
各々環を形成してもよく、G1、G2は同一でも異なっ
てもよく各々電子吸引性基を表わし,G1とG2は連絡
して環を形成してもよく,mは0。1、2または3を表
わし、nは0または1を表わす。〕(発明の効果) 本発明によって、平板状ハロゲン化銀乳剤において、分
光増感剤の添加量の増大にともなう前述の色素減感の増
大を低下せしめる方法を見出した。
それによって、平板状粒子に期待された好ましい性能を
得ることに成功したものである。色素減感は、光による
電子発生の低減よりもむしろ潜像形成の低減に起因する
とされている。本発明によってこの潜像形成の低減を改
良できた結果,高い分光感度を得ることができた。
また、分光増感剤の添加量を増すと,一般に色素減感を
もたらす前述の要因にもより高照度感度が低下する傾向
が強い。分光増感した時の高照度感度を高めることも重
要であり、例えば特開昭50−28,826,特開昭4
8−73,137、西独公開特許(OLS)2,063
,669等にも記載されているように種々検討されてい
る。しかしながら、本発明においては,平板状ハロゲン
化銀粒子の分光増感方法に於てこの高照度感度をも含せ
て、高くすることができた。
近年,エレクトロニクスの進展につれ、写真感光材料に
対する露光手段も多岐をきわめているが、情報の記録、
伝達に要する時間の短縮に対する要求とも合致して高照
度短時間■光方式がふえ,高照度感度の高い感光材料を
開発する必要性がますます増大している。特に高禰度適
性が要求される写真システムとしては例えば新聞原稿を
遠隔地に電送するためのファクシミリシステム、印刷組
版を迅速に行うための高速写植字システム、印刷製版を
迅速におこなうためのスキャナーシステムや電子計算機
等からのアウトプット情報を陰極線管を用いて表示し、
それを記録する陰極線管ディスプレイシステム等がおる
。また一般撮影感光材料に於てもストロボ撮影等の高照
度短時間■光が行なわれており高照度感度を必要とする
のは特殊な感光材料に限られていない。
これらの光源としては、例えばキセノンフラッシュ光、
陰極線管の螢光体のフライングスポット。
レーザー光、キセノンアーク光、高圧水銀灯と高速シャ
ッターとの組合せ、発光ダイオード、グロー放電管等多
岐にわたっている。
次に本発明について詳しく説明する。
一般式[■)において、R1、R2及びR3は同一でも
異っていてもよく、夫々、水素原子、炭素原子数5以下
のアルコキシカルボニル基(例えばエトキシカルボニル
、ブトキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル
等)、炭素数5以下のカルボキシアルキル基(例えば、
カルボキシメチル基)、炭素原子数5以下のアシルアミ
ノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ。
イソバレリルアミノ等)、炭素原子数7以下のアルキル
基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、ヘプチル
等)、炭素原子総数10以下のアラルキル基(例えば、
ベンジル、フェネチル、2−トリルエチル、2−p−ク
ロロ−0−トリルエチル等)、を表わし、R2とR3で
環を形成してもよく、例えばトリメチレン基、テトラメ
チレン基などを形成してもよい。
本発明において、一般式〔■〕で示される化合物で特に
好ましいものは下記の一般式(■)で表わされる化合物
である。
一般式(■) 式中、R7は水素原子または炭素原子数4以下のアルキ
ル基、R8は水素原子または炭素原子数7以下のアルキ
ル基を表わし、R7とR8が表わすアルキル基の炭素原
子数の合計は7以下である。
またR7とR8でトリメチレン基またはテトラメチレン
基を形成してもよい。
次に、一般式(■)において、2で表やされるヘテロ環
を形成するのに必要な原子群としては、具体的には オキサジノン核、オキサゾール核、ペンイオキサゾール
核、ナフトオキサゾール核(例えば、ナフト〔2、1−
d)オキサゾール、ナフト(1、2−d〕オキサゾール
、ナフト[2、3−d)オキサゾール、8、9−ジヒド
ロナフト〔1、2−d〕オキサゾール) チアゾリン核、チアゾール核、ベンゾチアゾール核、ナ
フトチアゾール核(例えば、ナフト(1,2−d〕チア
ゾール、ナフト〔2、1−d)チアゾール、ナフト〔2
,3−d]チアゾール、8,タージヒドロナフト(1、
2−d)チアゾール)セレナゾリン核、セレナゾール核
、ベンゾセレナゾール核、ナフトセレナゾール核、(例
えば、ナフト(1,2−d〕セレナゾール、ナフト〔2
,1−d)セレナゾール、ナフト〔2、3−d)セレナ
ゾール) イミダゾール核、ベンズイミダゾール核、ナフトイミダ
ゾール核(例えば、ナフト〔2、3−d)イミダゾール
.ナフト〔1、2−d〕イミダゾール) ピリジン核、キノリン核、ピロリジン核、テトラゾール
核 を形成するに必要な原子群を表わす。
上述の核は、その環上に1または2以上の種々の置換基
が存傘してもよい。
このような置換基の好ましい例としては。
ヒドロキシ基、ハロゲン原子(例えば、フルオロ原子、
クロル原子、ブロム原子)、無置換及び置換アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、インプロピル、
デシル、ドデシル、ヒドロキシエチル、カルボキシメチ
ル、エトキシカルボニルメチル、トリフルオロメチル、
クロロエチルメトキシメチル等が挙げられ、炭素総数1
2以下が好ましく、更に炭素総数5以下が特に好ましい
。)。
アリール基または置換アリール基(例えば。フェニル、
トリル、フェニル、クロロフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、カルボキシフェニル。
2−テエニル.2−フリル、2−ピリジル等。炭素数と
しては12以下が好ましい。)、アラルキル基(例えば
、ベンジル、フェネチル、2フリルメテル等。炭素数と
しては10以下が好ましい。)、アルコキシ基(例えは
、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、デシルオキシ等が挙
げられ、炭素総数10以下が好ましく、特に好ましくは
炭素総数5以下のアルコキシ基である)、カルボキシ基
、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル
、エトキシカルボニル、ブトキシカルボニル等が挙げら
れ、アルキル成分の炭素原子が5以下のものが特に好ま
しい。)、アシルアミノ基(例えば。
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミ
ノ等。炭素数としては8以下が好ましい。)。
メチレンジオキシ基、テトラメチレン基、シアノ基、ア
シル基(例えば、アセチル、プロピオニル。
ベンゾイル等。炭素数としては8以下が好ましい。)ア
ルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル、エチ
ルスルホニル等。炭素数としては6以下が好ましい。)
、アルキルスルフィニル基(例えば、メチルスルフィニ
ル、エチルスルフィニル等。
炭素数6以下が好ましい。) 等が挙げられる。
R4は同一であっても相違してもよく、それぞれ、アル
キル基、アルケニル基、アラルキル基を表わし、これら
は未瞳換でも置換されていてもよい。また、これらの置
換基はアルキル及びアルキレン部分の炭素数が20以下
、好ましくは8以下であり、アリール成分の炭素数は1
5以下で、好ましくはフェニル、ナフチル、及びその誘
導体である。
R4の具体例としては、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、インゾロピル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、
ドデシル、2−ヒドロキシエチル。
3−ヒドロキシプロピル、2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル
、3−カルボキシプロピル,2−スルホエチル、3−ス
ルホプロピル、3−スルホブチル、4−スルホブチル、
2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル、2−クロロ−3
−スルホプロピル、2−(3−スルホプロピルオキシ)
エチル。
2−クロロエチル 2,2.2−卜リフルオロエチル、
2,2,3,3−テトラフルオロプロビル。
2−シアノエチル、3−シアノエチル、2−カルバモイ
ルエチル、3−カルバモイルエチル、シクロヘキシル、
シクロヘキシルメチル、メトキシエチル、エトキシエチ
ル、メトキシプロピル、アリル、ベンジル、フェネチル
、p−スルホフェネチル、m−スルホフェネチル、p−
カルボキシフェネチル、等が挙げられる。
R5およびR6は同一でも異なってもよく、各各水素原
子、炭素原子4以下のアルキル及びアルコキシアルキル
基(例えは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、メト
キシエチル)、アラルキル基(例えはフェネチル基など
)またはアリール基(例えば、フェニル、トリル、カル
ボキシフェニル、ナフチル祷炭素数10以下)、を表わ
し。
R4とR5、R5とR6.R5とR5(m≧2)または
R6とR6(m≧2)が連結して5、6員環を形成する
アルキレン架橋を完成するのに必要な原子をも表わす。
G1及びG2は、ハメットのσ値が正の置換基であり、
例えば、シアノ基、アシル基(アセチル。
プロピオニル、ベンゾイル、トリルカルボニル。
クロロベンゾイル、ジアノベンゾイル、2−ベンゾフリ
ルカルボニル等)、アルキル及びアリールスルホニル基
(例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニ
ルスルホニル、トリルスルホニル等)、アルコキシカル
ボニル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、ブトキシカルボニル等)、カルボキシ基、2−ベ
ンズイミダゾリル、2−ベンゾチアゾリルなどを表わす
また総炭素数は15以下が好ましい。またはG1とG2
とが連結してローダニン核、2−チオヒダントイン核.
2−チオセレナゾリジン−2,4−ジオン核、2−チオ
オキサゾリジン−2,4−ジオン核、2−チオバルビツ
ール酸核、2−イソオキサゾリン−5−オン核、2−イ
ミノチアゾリジン−4−オン核(例えば2−フェニルイ
ミノチアゾリジン−4−オン)、等を形成するに必要な
原子群を表わす。2−チオヒダントイン核、2−チオバ
ルビツール酸核の場合、1位の窒素原子は置換されてい
てよく、好ましい置換基としては、アルキル基(例えば
、メチル、エチル、プロピル。
ペンチル、デシル、イソブチル等)、アルコキシアルキ
ル基(例えば、メトキシエチル、エトキシエチル、メト
キシプロピル等)、ヒドロキシアルキル基(ヒドロキシ
エチル、2−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキ
シプロピル等)、カルボキシアルキル基(例えばカルボ
キシメチル)、アルコキシカルボニルアルキル基(例工
ば、エトキシ力ルポニルメチル)、ヒドロキシアルコキ
シアルキル基(例えは、2−(2−ヒドロキシエトキシ
)エチル)、ヒドロキシアルキルアミノカルボニルアル
キル基(例えばN−(2−ヒドロキシアミノ)カルボニ
ルメチル)等が挙げられ、これらの置換基のアルキル成
分の炭素数は6以下が特に好ましい。
2−イソオキサゾリン−5−オン核の場合、3位は置換
されていてよく、好ましい置換基としては、アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等で、炭
素数5以下が特に好ましい)。
フェニル基、置換フェニル基(例えば、トリル。
アニシル、クロロフェニル等)、が挙げられる。
ローダニン核、2−テオヒダントイン核、2−チオセレ
ナゾリジン−2,4−ジオン核、2−チオオキサゾリジ
ン−2,4−ジオン核及び2−チオバルビツール酸核の
場合、その3位は置換されていてもよく、置換基として
はR4と同意義のもの、単員環式へテロ環基(例えば、
2−フリフルメチル基など)で置換されたアルキル基、
単員環へテロアリール基(例えば、2−ピリジル基、3
−ピリジル基、3−クロロ−2−ピリジル基、2−チェ
ニル基、2−フリル基など)などを挙げられる。
一般式(■)で示される化合物に於て、特に好ましいの
は、Zがチアゾリン類、チアゾール類、ベンゾチアゾー
ル類、ナフトチアゾール類、セレナゾリン類、セレナゾ
ール類、ベンゾセレナゾール類、ナフトセレナゾール類
、オキサゾール類。
ベンゾオキサゾール類、ナフトオキサゾール類。
ピロリジン類、ベンズイミダゾール類を表わし、ヘテロ
環核の窒素原子に結合した置換基の炭素原子の合計が1
5以下の場合であり、G1及びG2が連結してローダニ
ン核、2−チオヒダントイン核、2−テオセレナゾリン
−2,4−ジオン核または2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核を表わす場合、G1がシアノ基、炭素総
数5以下のアルコキシカルボニル基、G2がシアノ基、
炭素総数5以下のアルコキシカルボニル基.2−ペンズ
イミダゾリルまたは2−ベンゾチアゾリル基を表わする
場合である。
次に本発明に供される一般式〔■〕及び一般式〔■〕で
表わされる化合物の具体例を示す。
一般式(■)の具体例 一般式[■]で表わされる増感色素の具体例一般式(■
)及び〔■〕で表わされる本発明に使用される化合物は
公知の化合物である。例えば一般式(■)で表わされる
化合物は特開昭50−21,722、特開昭55−35
,386、特開昭52−138,123号、西特公開特
許(OLS)3,243,907特閉昭47−19,8
26。
米国特許第2,186,624号、特開昭48−104
、521号などの明細書やF.M.Hamer,The
 Chemistry of Heterocycli
cCompounds,Vol.18,The Cya
nineDyes and Related Comp
ounds、A.Weissberger ed.,I
nterscience,New York,1964
., D.M.Sturmer,The Chemis
try of HeterocyclicCompou
nds,Vol.30,A.Weissbergera
nd E.C.Taylor、eds.,John W
iley,New York,1977.p.441.
,等にも記載されており、それらを参照すれば合成でき
る。また一般式〔■〕で表わされる化合物は、例えば特
開昭53−83,714、特開昭51−77,223、
特開昭57−211,142、特開昭53−141,0
27、特開昭57−54,936などの明細書等に記載
されており、Bulow、Haas,Berichte
,Vol.42.p.4638(1907).,All
en etal,J.Urg.Chem.,24,72
6(1959).,DeCat、Dormael、Bu
ll、Soc、Chem.Belg.,60.69(1
951)、Cooketal.,Rec.Trav.C
hem.,69.343(1950)、等を参照すれば
容易に合成できる。
前記一般式(■)及び(■)で示される化合物を本発明
のハロゲン化銀乳剤中に含有せしめるには、それらを直
接乳剤中に分散してもよいし、あるいは水、メタノール
、プロパノール、メチルセロソルプ、2,2,3,3,
−テトラフルオロプロパノール等の溶媒の単独もしくは
混合溶媒に溶解して乳剤へ添加してもよい。また、特公
昭44−23.389、特公昭44−27,555、特
公昭57−22,089等の記載のように酸又は塩基を
共存させて水溶液としたり、米国特許3,822,13
5、米国特許4,006,025等記載のようにドデシ
ルベルゼンスルホン酸ナトリウム等の界面活性剤を共存
させて水溶液あるいはコロイド分散物としたものを乳剤
へ添加してもよい。また。
フェノキシエタノール等の実質上水と非混和性の溶媒に
溶解した後、水または親水性コロイドに分散したものを
乳剤に添加してもよい。特開昭53−102,733、
特開昭58−105,141記載のように親水性コロイ
ド中に直接分散させ、その分散物を乳剤に添加してもよ
い。
また、これらの化合物を乳剤に添加する場合には、混合
したものを添加してもよいし、別々に添加してもよい。
乳剤中に添加する時期は乳剤を適当な支持体上に塗布さ
れる前が一般的だが、化学熟成中あるいはハロゲン化銀
粒子形成中であってもよい。
一般式〔■〕で示した増感色素の添加量は、通常のハロ
ゲン化銀乳剤に適用される量(10−7〜10−2モル
/モル銀)を用いる事ができるが。
本発明の利点を充分もたらすためには、10−7〜10
−3モル/モル銀が好ましく、更に組合せて使用する一
般式〔■〕で示した化合物を10−4〜10モル1モル
銀、特に好ましくは10−3〜1モル/モル銀である。
また一般式(■)の化合物は、一般式(■)で示した増
感色素に対してモル比で50〜2×105倍用いるのが
好ましい。
次に、平板状ハロゲン化銀粒子について説明する。
本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられる平板状ハロゲン
化銀粒子において1粒子径は粒子厚さの5倍以上である
が、好ましくは5〜100倍、より好ましくは5〜50
倍、特に好ましくは8〜30倍である。また、全ハロゲ
ン化銀粒子の投影面積における平板状ハロゲン化錯粒子
の占める割合は50%以上であるが、好ましくは70%
以上、特に好ましくは85%以上である。このような乳
剤を用いることによって、高い分光感度と高照度適性に
優れたハロゲン化銀写真乳剤を得ることができる。
また、平板状ハロゲン化銀粒子の径としては0.5〜1
0μ、好ましくは0.6〜5.0μであり、特に好まし
くは、1〜4μである。粒子の厚みとしては、好ましく
は、0.2μ以下である。
ここで平板状ハロゲン化釧粒子径とは、粒子の投影面積
に等しい面積の円の直径を言う。また、粒子の厚みとは
、平板状ハロゲン化銀粒子を構成する2つの平行な面の
距離で表わされる。
本発明に於て、より好ましい平板状ハロゲン化銀粒子は
、粒子直径が0.6μm以上5.0μm以下で、粒子厚
さが0.2μm以下であり、かつ平均直径/平均厚さ5
以上10以下である。更に好ましくは、粒子直径が1.
0μm以上5.0μm以下で、直径/厚さ8以上の粒子
が、全ハロゲン化銀粒子の全投影面積の85%以上を占
めるハロゲン化鎖写真乳剤の場合である。
平板状ハロゲン化銀粒子は、塩化銀、臭化銀。
塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれでもよいが、
臭化銀、沃化銀12モル%以下の沃臭化銀、または塩化
鏝50モル%以下、沃化銀2モル%以下の塩沃臭化銀及
び垣臭化鎖がより好ましく、混合ハロゲン化銀に於ける
組成分布は均一でも局在化していてもよいが、均一であ
る方が好筐しい。
また粒子サイズ分布は狭くても広くてもいずれでもよい
平板状ハロゲン化銀乳剤はCugnac、Chatea
uの報告やDuffin、“Photographic
emulsion chemistry”、Focal
 Bass,New York、1966、p.66〜
72.及びA.P.H.Trivelli、W.F.S
mith、Phot.J.,80,285(1940)
に記載されているが、特開昭58−127921、特開
昭58−113927.特開昭58−113928に記
載された方法等を参照すれば容易に調製できる。
たとえばpBr1.3以下の比較的高pAg値の雰囲気
中で平板状粒子が重量で40%以上存在する種晶を形成
し、同程度のpBr値に保ちつつ銀及びハロゲン溶液を
同時に添加しつつ種晶を成長させることにより得られる
この粒子成長過程に於て、新たな結晶核が発生しないよ
うに銀及びハロゲン溶液を添加することが望ましい。
平板状ハロゲン化銀粒子の大きさは、温度調節。
溶剤の種類や量の選択、粒子成長時に用いる銀塩。
及びハロゲン化物の添加速度等をコントロールすること
により調整できる。
本発明の平板ハロゲン化銀粒子の製造時に、必要に応じ
てハロゲン化銀溶剤を用いることにより、粒子サイズ粒
子の形状(直径/厚み比など)、粒子のサイズ分布、粒
子の成長速度をコントロールできる。溶剤の使用量は反
応溶液の10−3〜1.0重量%、特に10−2〜10
−1重量%が好ましい。
例えば溶剤の使用量の増加とともに粒子サイズ分布を単
分散化し、成長速度を速めることが出来る。一方、溶剤
の使用量とともに粒子の厚みが増加する傾向もある。
しばしば用いられるハロゲン化銀溶剤としては。
アンモニア、チオエーテル、チオ尿素を挙げることが出
来る。チオエーテルに関しては、米国特許第3,271
,157号、同第3,790,387号、同第3,57
4,621号等を参考にすることが出来る。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の製造時に。
粒子成長を速める為に添加する。銀塩溶液(例えばAg
NO2水溶液)とハロゲン化物溶液(例えばKBr水溶
液)の添加速度、添加量、添加濃度を上昇させる方法が
好ましく用いられる。
これらの方法に関しては例えば英国特許第1、335、
925号、米国特許第3,672,900号、同第3,
650、757号、同第4,242,445号、特開昭
55−142329号、同55−158124号等の記
載を参考にすることが出来る。
本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は、必要により化学増
感をすることが出来る。
化学増感のためには例えば、H.Frieser編Di
e Grundlagen der Photogra
phischenProzease mit Silb
erhalogeniden(Akademische
 Verlagsgesellschaft,1968
)675〜734頁に記載の方法を用いることができる
すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る硫黄を含む化
合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、メルカプト化
合物類、ローダニン類)を用いる硫黄増感法;還元性物
質(例えば、第一すず塩、アミン類、ヒドラジン誘導体
、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物)を用い
る還元増感法;貴金属化合物(例えば、全錯塩のほか、
pt、Ir、Pdなとの周期律表■族の金属の錯塩)を
用いる貴金属増感法などを単独または組合せて用いるこ
とができる。
これらの具体例は、硫黄増感法については米国特許第1
,574,944号、同第2,410、689号、同第
2,278、94号、同第2,728,668号、同第
3,656,955号等、還元増感法については米国特
許第2,983,609号、同第2,419,974号
、同第4,054,458号等、貴金属増感法について
は米国特許第2,399,083号、同第2,448,
060号、英国特許第618,061号等の各明細書に
記載されている。
特に省銀の観点から、本発明の平板状ハロゲン化銀粒子
は金増感又は硫黄増感、或いはこれらの併用が好ましい
次に本発明に於ける平板状ハロゲン化銀乳剤の調製例を
示す。
(1)水1l中にゼラチン30g、臭化カリウム10.
3g.0.5%3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオ
ール水溶液10ccを加え70℃に保った容器中(pA
g9.1、pH6.5)に攪拌しながら、硝酸銀20.
9%水溶液21.5g及び臭化カリウム3.15g。5
%3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール水溶液5
ccを水16.7ccに加えた水溶液を15秒間に亘り
同時に添加したのち、14.55%の硝酸銀水溶液95
6.5g及び臭化カリウム69.6gと5%3,6−シ
チアオクタン−1.8−ジオール水溶液9.6ccを加
えた水溶液621.2gを65分に亘りダプルジェット
法により同時に添加した。
このようにして得られた平板状ハロゲン化銀粒子は平均
直径が0.138mで、平均の直径/厚さが11.5%
であり、直径/厚さ10以上の粒子が全粒子の95%以
上を占めていた。
この乳剤を35℃に冷却し、沈降剤を加え沈降水洗した
後、40℃で分散用ゼラチン、水を加え、pH6.5p
A8.2に調整し、チオ硫酸ナトリウム5水和物とテト
ラクロロ金酸カリウムを加え60℃で熟成し化学増感し
、フェノールを防腐剤として添加した。
(2)臭化カリウム16.7g、ゼラチン15gを水1
lに加え、よく攪拌しながら、ダブルジェット法により
、硝酸銀1.0モル溶液16ccと臭化カリウム1.1
5モル溶液とを一定流量で2分間に亘り65℃pBr0
.85で加えた。添加後30秒保持した後、硝酸銀2.
0モル溶液をpBrが1.23に到達するまで65℃で
約7.5分間に亘り添加した(添加した硝酸銀溶液は約
30ccであった)。次いで臭化カリウム2.3モル溶
液と硝酸銀2.0モル溶液149ccを、65℃,pB
r/1.23で25.5分間に亘り完了時の流速が添加
開始時の約5.6倍となるように加速しながらダブルジ
ェット法にて加えた。
その後、同濃度の硝酸銀水溶液をpAgが8.15に下
がるまで約6.5分間に亘り一定流量にて加えた(添加
した硝酸銀水溶液は約32ccであった)。次いで再び
ダブルジェット法によりpAgを8.15に保ち65℃
で同濃度の硝酸銀水溶液281ccと臭化カリウム2.
3モル溶液とを一定流量で71.5分間に亘り加えた。
沈澱完了後40℃に冷却し、フタル化ゼラチン15%溶
液を165cc加え米国特許2,614,929記載の
方法に準じ乳剤を洗浄し、40℃で分散ゼラチン、水を
加え、pH5,5,pAgを8.3に調整した。得られ
たハロゲン化銀の平均粒子直径は2.11μ、厚さ0.
11μm(即ち直径/厚さ19.2)であり、かゝる平
板状粒子が全粒子の97.3%を占めていた。
(3)臭化カリウム23.7g.ゼラチン20gを水1
l中に加え、充分攪拌しなから50℃で臭化カリウム1
18gを加えた水溶液1.0lと硝酸銀118gを加え
た水溶液1.0lとを一定流量でダブルジェット法によ
り90分間に亘つて同時に加えた(pAgは10.77
でpH5.04であった)。35℃に下げpH4.0に
調整し沈降剤を加え水洗したのち40℃でゼラチン14
0g、フェノール5%水溶液40ml、水を加え、pH
6.5、pAg8.5に調整した(全量1.54kgで
あった)。このようにして得た平板状ハロゲン化銀粒子
は粒子の直径/厚さが12以上である粒子の平均直径2
.67μm、平均厚さ0.105μm(従って平均の直
径/厚さ、25、4)であり、かゝる粒子が全粒子の全
投影面積の80.2%を占めていた。次に、この乳剤に
チオ硫酸ナトリウム・j水和物を加え化学熟成した。
(4)美化カリウム25.7g、ゼラチン125g、5
%3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール水溶液を
水2,5l中に加え、充分攪拌しながら、75℃で臭化
カリウム12,77%水溶液65mlと硝酸アンモニウ
ム0.4gを加えた硝酸銀17.22%水溶液65ml
をダブルジェット法により一定流量で15秒間に亘り加
えた。次いで20分間そのまゝ攪拌を続けた後、臭化カ
リウム246.2g、沃化カリウム10.5g及び3、
6−ジテアオクタン−1,8−ジオール1.7gを加え
た水溶液1.44lと硝酸アンモニウム9.0gを加え
た硝酸銀20、90%水溶液1.44lとをダブルジェ
ット法にて90分間に亘り加えた(加えた全硝酸銀の量
は375.5gである)。
次いで35℃に冷却し、pH4.10に調整し、沈降剤
を加え、ハロゲン化銀を沈降水洗し、ゼラチン100g
、フェノール5%水溶液150mlと水1.4lを加え
、pH6.8、pAg8.8に調整した。このようにし
て得た、ハロゲン化銀粒子は平均直径1.78μm、平
均厚さ0.12μm(平均の直径/厚さ14.8)であ
り、直径/厚さ12以上の平板状ハロゲン化銀粒子が全
粒子の全投影面積の97.8%を占めていた。次いでこ
の乳剤をチオ硫酸ナトリウム5水和物とテトラ金酸カリ
ウムを加え60℃で熟成した。
(5)臭化カリウム11.9g.ゼラチン8gを水1.
0lに加え、充分攪拌しながら、臭化カリウム1.2M
溶液と硝酸銀1.2M溶液を5分間に亘り等流量でダブ
ルジェット法により、10mlずつ65℃で加えた。次
いでフタル化ゼラチン17.1%液を16.7ml加え
、次いで硝酸銀1.2M溶液を16.7ml加えた。そ
の後臭化カリウム1.06M、沃化カリウム0.14M
となる溶液と硝酸銀1.2M溶液0.39lをダブルジ
ェット法により終速か初速の2倍となるよう加速しなが
ら50分間に亘り加えた(pBr1.36)。35℃に
冷却し、沈降剤を加えpH3。
8に調節し沈降させ水洗した。ゼラチン85g。
水0.6l、フェノール5%液30mlを加え40℃で
pH6.0pAg8.3に調整した。得られたハロゲン
化銀粒子の平均直径は、2.15μm、厚さ0.11μ
m(平均の直径/厚さ19.5)であり、直径/厚さ1
2以上の平板状ハロゲン化銀粒子が全粒子の投影面積の
87.2%を占めていた。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有
させることができる。すなわちアゾール類、例えばベン
ゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベン
ズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、プロ
モベンズイミダゾール類、メルカプトチアゾール類、メ
ルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミダ
ゾール類、メルカプトチアジアゾール類、アミノトリア
ゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニトロベンゾトリア
ゾール類、メルカプトテトラゾール類(特に1−フェニ
ル−5−メルカプトテトラゾール)など;メルカプトピ
リミジン類:メルカプトトリアジン類;たとえばオキサ
ドリンチオンのようなチオケト化合物;アザインデン類
、たとえばトリアザインデン類、テトラアザインデン類
(特に4−ヒドロキシ置換(1,3,3a、7)テトラ
アザインデン類)、ペンタアザインデン類など;ベンゼ
ンチオスルフォン酸、ベンゼンスルフィン酸.ベンゼン
スルフォン酸アミド等のようなカブリ防止剤または安定
剤として知られた、多くの化合物を加えることができる
これらの更に詳しい具体例およびその使用方法について
は、たとえば米国特許3,954,474号、同3,9
82,947号、特公昭52−28,660号に記載さ
れたものを用いることができる。
本発明を用いて作られる感光材料の写真乳剤層または他
の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性
改良、乳化分散、接着防止及び写真特性改良(例えば、
現像促進、硬調化、増感)等種々の目的で、種々の界面
活4剤を含んでもよい。
例えばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキサイ
ド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチレ
ングリコールアルキルアリールエーテル類、ポリエチレ
ンクリコールエステル類、ポリエチレングリコールソル
ビタンエステル類、ポリアルキレングリコールアルキル
アミン又はアミド類、シリコーンのポリエチレンオキサ
イド付加物類)、グリシドール誘導体(例えばアルケニ
ルコハク酸ポリグリセリド、アルキルフェノールポリグ
リセリド)、多価アルコールの脂肪酸エステル類、糖の
アルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤;アル
キルカルボン酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキル
ベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォ
ン酸塩、アルキル硫酸エステル類、アルキルリン酸エス
テル類、N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホ
コハク酸エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類。
ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル類などのよ
うな、カルボキシ基、スルホ基、ホスホ基。
備酸エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むア
ニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノアルキルスルホ
ン酸類、アミノアルキル値酸又はリン酸エステル類、ア
ルキルベタイン類、アミンオキシド類などの両性界面活
性剤:アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族第4
級アンモニウム塩類、ピリジニウム、イミダゾリウムな
どの複素環部4級アンモニウム塩類、及び脂肪族又は複
素環を含むホスホニウム又はスルホニウム塩類などのカ
チオン界面活性剤を用いることができる。
本発明の写真感光材料の写真乳剤層には感度上昇、コン
トラスト上昇、または現像促進の目的で、たとえばポリ
アルキレンオキシドまたはそのエーテル、エステル、ア
ミンなどの誘導体、チオエーテル化合物、チオモルフォ
リン類、四級アンモニウム塩化合物、ウレタン誘導体、
尿素誘導体、イミダゾール誘導体、3−ピラゾリドン類
等を含んでもよい。たとえば米国特許2.400,53
2号、同2,423,549号、同3,716,062
号、同3,808,003号、同3,772,021号
、同3,808,003号、英国特許1,488,99
1号等に記載されたものを用いることができる。
本発明に用いる写真感光材料には、写真乳剤層その他の
親水性コロイド層に寸度安定性の改良などの目的で、水
不溶又は難溶性合成ポリマーの分散物を含むことができ
る。例えばアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシ
アルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル
(例えば酢酸ビニル)、アクリロニトリル、オレフィン
スチレンなどの単独もしくは組合せ、又はこれらとアク
リル酸、メタクリル酸、α、β−不飽和ジカルボン酸、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、スルホアル
キル(メタ)アクリレート、スチレンスルホン酸等の組
合せを単量体成分とするポリマーを用いることができる
本発明は、支持体上に少なくとも2つの異なる分光感度
を有する多層多色写真材料にも適用できる。多層天然色
写真材料は、通常、支持体上に赤感性乳剤層、緑感性乳
剤層、及び青感性乳剤層を各々少なくとも一つ有する。
これらの層の順序は必要に応じて任意に選べる。赤感性
乳剤層にシアン形成カプラーを、緑感性乳剤層にマゼン
タ形成カプラーを、青感性乳剤層にイエロー形成カプラ
ーをそれぞれ含むのが通常であるが、場合により異なる
組合せをとることもできる。
本発明のカプラーは以下の如き色像形成カプラー、即ち
、発色現像処理において芳香族1級アミン現像薬(例え
ば、フェ二レンジアミン銹導体や、アミノフェノール誘
導体など)との酸化カップリングによって発色しうる化
合物と併用してもよい。
カプラーは分子中にパラスト基とよばれる疎水性基を有
する非拡赦性のもの、またはポリマー化されたものが望
ましい。カプラーは、銀イオンに対し4当量性あるいは
2当量性のどちらでもよい。
又、色補正の効果をもつカラードカプラー、あるいは現
像にともなって現像抑制剤を放出するカプラー(いわゆ
るDIRカプラー)を含んでもよい。
又、カップリング反応の生成物が無色であって。
現像抑制剤を放出する無呈色DIRカップリング化合物
を含んでもよい。
例えばマゼンタカプラーとして、5−ピラゾロンカプラ
ー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラー、シアノアセ
チルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリルカプ
ラー等があり、イエローカプラーとして、アシルアセト
アミドカプラー、(例えばベンゾイルアセトアニリド類
、ピパロイルアセトアニリド類)、等があり、シアンカ
フラーとして、ナフトールカプラー、及びフェノールカ
プラー等がある。
使用する写真用カラー発色剤は、中間スケール画像をあ
たえるように選ぶと都合がよい。シアン発色剤から形成
されるシアン染料の最大吸収帯は約600から720n
mの間であり、マゼンタ発色剤から形成されるマゼンタ
染料の最大吸収帯は約500から580nmの間であり
、黄色発色剤から形成される黄色染料の最大吸収帯は約
400から480nmの間であることが好ましい。
本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の親水性
コロイド層に無機または有機の硬膜剤を含有してよい。
例えばクロム塩(クロムミョウバン、酢酸クロムなど)
、アルデヒド類、(ホルムアルデヒド、グリオキサール
、ゲルタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物
(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒダントイン
など)。
ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキサンな
ど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロイ
ル−へキサヒドロ−s−トリアジン。
1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノールなど)、
活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒドロキ
シ−s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコク
ロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、などを単独ま
たは組み合わせて用いることができる。
本発明を用いて作られた感光材料において、親水性コロ
イド層に、染料や紫外線吸収剤などが含有される場合に
、それらは、カチオン性ポリマーなどによって媒染され
てもよい。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤と
して、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体
、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有し
てもよい。
本発明を用いて作られる感光材料には、親水性コロイド
層に紫外線吸収剤を含んでもよい。例えば、アリール基
で置換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば米国特
許3,533,794号に記載のもの)、4−チアゾリ
ドン化合物(例えば米国特許3,314,794号、同
3,352,681号に記載のもの)、ベンゾフェノン
化合物(例えば特開昭46−2784号に記載のもの)
ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特許3,705,
805号、同3,707,375号に記載のもの)、ブ
タジエン化合物(例えば米国特許4,045,229号
に記載のもの)、あるいは、ベンゾオキシドール化合物
(例えば米国特許3,700,455号に記載のもの)
を用いることができる。さらに、米国特許3,499,
762号。
特開昭54−48535号に記載のものも用いることが
できる。紫外線吸収性のカプラー(例えばα−ナフトー
ル系のシアン色素形成カプラー)や。
紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。これらの
紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよい。
本発明を用いて作られた感光材料には、親水性コロイド
層にフィルター染料として、あるいはイラジェーション
防止その他種々の目的で水溶性染料を含有していてもよ
い。このような染料には。
オキソノール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染
料、メロシアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料が包
含される。なかでもオキソノール染料;ヘミオキソノー
ル染料及びメロシアニン染料が有用である。
本発明を実施するに際して、下記の公知の退色防止剤を
併用することもでき、また本発明に用いる色像安定剤は
単独または2種以上併用することもできる。公知の退色
防止剤としては、ハイドロキノン誘導体、没食子酸誘導
体、p−アルコキシフェノール類、p−オキシフェノー
ル誘導体及びビスフェノール類等がある。
通常のハロゲン化銅乳剤に於て、一般式(■)で示した
増感色素とともに組合せても、併置のない色素あるいは
組合わすことにより相乗効果の得られる増感色素が例え
ば特公昭55−731をはじめとして多く知られている
が、かゝる増感色素を更に添加しても、一般式〔■〕で
示した増感色素と合せた添加量が飽和被憶率の300%
以下なら何らさしつかえない。かゝる増感色素の例とし
ては、ロダシアニン、コンプレックスメロシアニン、シ
アニン、ホロポーラ−シアニン等が挙げられる。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。例えば、
含窒素異節環基で置換されたアミノスチル化合物(たと
えば米国特許2,933,390号、同3,635,7
21号に記載のもの)、芳香族有機酸ホルムアルデヒド
縮金物(たとえば米国特許3,743,510号に記載
のもの)、カドミウム塩、などを含んでもよい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤またはそれを用いた感光
材料には、その他の種々の添加剤が用いられる。例えば
、増白剤、分光増感剤、減感剤。
マット剤、現像促進剤、オイル、媒染剤、紫外線吸収剤
、など。
前述のものやこれらの添加剤について、具体的にはリサ
ーチ・ディスクロージャー(ResearchDisc
losure)176号第22〜31頁(RD−174
3)(Dec.,1978)などに記載されたものを用
いることができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀写真乳剤には保護コロ
イドとしてゼラチンのほかにフタル化ゼラチンやマロン
化ゼラチンのようなアシル化ゼラチン、ヒドロキシエチ
ルセルローズや、カルボキシメチルセルローズのような
セルローズ化合物;デキストリンのような可溶性でんぷ
ん:ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミドやポリスチレンスルホン酸のような親
水性ポリマーや、寸度安定化のための可塑剤、ラチック
スポリマーやマット剤が加えられうる。完成(fini
shed)乳剤は、適切な支持体、の上に散布される。
支持体としては、ポリアルキル(メタ)アクリレート、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、部分フォルマール化ポ
リビニルアルコール、ポリカーボネートあるいはポリエ
チレンテレフタレートのようなポリエステル類、または
ポリアミド等のような合成高分子から成るフィルム;硝
酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸一酪酸−セルロー
スのようなセルロース誘導体から成るフィルム;紙、パ
ライタ塗布された紙、α−オレフィン重合体などで被覆
された紙、ポリスチレンなどより成る合成紙。
など、写真要素に通常用いられる透明、もしくは不透明
の支持体のいずれでも用いることができる。
本発明は、種々のカラー及び白黒感材用のハロゲン化銀
写真乳剤の増感に用いられる。用いられる乳剤は、例え
ば、カラー・ポジ用乳剤、カラーペーパー用乳剤、カラ
ーネガ用乳剤、カラー反転用乳剤(カプラーを含む場合
もあり、含まぬ場合もある)、製版用写真感光材料(例
えばいわゆるリス型感光材料など)に用いる乳剤、陰極
線管ディスプレイ用感光材料に用いられる乳剤、X線記
録用感光材料(特に螢光スクリーンを用いる直接及び間
接撮影用材料)に用いられる乳剤、鏝塩拡散転写プロセ
ス(Silver Salt diffusiontr
ansfer process)(例えば、米国特許2
,352,014号、米国特許2,543,181号、
同3,020.155号、同、2,861,885号な
どに記載されている)に用いる乳剤、カラー拡散転写プ
ロセス(米国特許3,087,817号、同3,185
,567号、同2,983,606号、同3,253,
915号、同3,227,550号、同3,227,5
51号、同3,227,552号、同3,415,64
4号、同3,415,645号、同3,415,646
号などに記載されている)に用いる乳剤、銀色素源白法
(Friedmanの“History of Col
orPhotography”American Ph
otographicPabllishers Co1
944、とくに第24章)や“British Jou
rnal of Photography”Vol 1
11、p−308〜309Apr、7,1964などに
記載されている〕に用いる乳剤。
プリントアクト像を記録する材料(例えば、米国特許2
,369,449号、ベルギー特許704,255号な
どに記載されている)に用いられる乳剤、光現像型焼出
し(Direct Print image)感光材料
(例えば、米国特許3,033,682号、同3,21
7.137号などに記載されている)に用いる乳剤、熱
現像用感光材料(例えば、米国特許3,152,904
号、同3,312,110号、同3,148,122号
、英国特許1,110,046号などに記載されている
)に用いる乳剤、等である。
本発明の写真乳剤から成る層の写真処理には、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(ResearchDis
closure)176号第28〜30頁(RD−17
643)に記載されているような、公知の方法及び公知
の処理液のいずれをも適用することができる、。この写
真処理は、目的に応じて、銀画像を形成する写真処理(
黒白写真処理)、あるいは色素像を形成する写真処理(
カラー写真処理)のいずれであってもよい。処理温度は
普通18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃より低
い温度または50℃を越える温度としてもよい。
黒白写真処理する場合に用いる現像液は、知られている
現像主薬を含むことができる。現像主薬としては、ジヒ
ドロキシベンゼン類(たとえばハイドロキノン)、3−
ピラゾリドン類(たとえば1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン)、アミノフェノール類(たとえばN−メチル−p
−アミノフェノール)などを、単独もしくは組合せて用
いることができる。現像液には一般にこの他公知の保恒
剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤などを含み
、さらに必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促進剤、界
面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤、粘性付与剤な
どを含んでもよい。
本発明の写真乳剤には、いわゆる「リス型」の現像処理
を適用することができる。「リス型」現像処理とは線画
像の写真的再現、あるいはハーフトーン画像の網点によ
る写真的再現のために、通常ジヒドロキシベンゼン類を
現像主薬とし、低い亜硫酸イオン濃度の下で、現像過程
を伝染的に行なわせる現像処理のことをいう(詳細はメ
ースン著[フォトグラフィック・プロセッシング・ケミ
ストリー」(1966年)163〜165ページに配述
されている)。
現像処理の特殊な形式として、現像主薬を感光材料中、
たとえば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶液中
で処理して現像を行なわせる方法を用いてもよい。現像
主薬のうち疎水性のものはリサーチディスクロージャ1
69号(RD−16928)米国特許第2,739,8
90号、英国特許第813,253号又は西独国特許第
1,547,763号などに記載の種々の方法で乳剤層
中に含ませることができる。このような現像処理は、チ
オシアン酸塩による塩安定化処理と組合せてもよい。
定着液へしては一般に用いられる組成のものを用いるこ
とができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸
塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機賛黄
化合物を用いることができる。
定着液には硬膜剤として水溶性アルミニウム塩を含んで
もよい。
色素像を形成する場合には常法が適用できる。
たとえは、ネガポジ法(例えば“Journal of
the Society of Motion Pic
tureand Television Engine
ers”、61巻(1913年)、667〜701頁に
記載されている):黒白現像主薬を含む現像液で現像し
てネガ銀像をつくり、ついで少なくとも一回の一様な露
光または他の適当なカブリ処理を行ない、引き続いて発
色現像を行なうことにより色素陽画像を得るカラー反転
法;色素を含む写真乳剤層を露光後現像して銀画像をつ
くり、これを漂白触媒として色素を漂白する釧色素漂白
法などが用いられる。
カラー現像液は、一般に発色現像主薬を含むアルカリ性
水溶液から成る。発色現像主薬は公知の一級芳香族アミ
ン現像剤、例えばフェニレンジアミン類(例えば4−ア
ミノ−N,N−ジエチルアニリン、3−メチル−4ーア
ミノ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミノ−N−エ
チル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−
β−メタンスルホアミドエチルアニリン、4−アミノ−
3−メチル−N−エチル−N−β−メトキシエチルアニ
リンなど)を用いることができる。
この他L.F.A.Mason著Photograph
icProcessing Chemistry(Fo
cal Press刊、1966年)の226〜229
頁、米国特許2,193,015号、同2,592,3
64号。
特開昭48−64933号などに記載のものを用いてよ
い。
カラー現像液はそのほかpH緩衝剤、現像抑制剤ないし
カブリ防止剤などを含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、現
像促進剤、色素形成力プラー、競争カプラー、かぶらせ
剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレー
ト剤、酸化防止剤などを含んでもよい。
これら添加剤の具体例はリサーチ・ディスクロージャー
(RD−17643)の他、米国特許第4,083,7
23号、西独公開(ULS)2,422,910号など
に記載されている。
発色現像後の写真乳剤層は通常、漂白処理される。漂白
処理は定着処理と同時に行なわれてもよいし、個別に行
なわれてもよい。漂白剤としては鉄(■)、コバルト(
■)、クロム(■)、銅(■)などの多価金属の化合物
、過酸類、キノン類、ニトロソ化合物などが用いられる
たとえばフェリシアン化物:重クロム酸塩:鉄(■)ま
たはコバルト(■)の有機錯塩、たとえばエチレンジア
ミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸。
1,3−ジアミノ−2−プロパノール四酢酸などのアミ
ノポリカルボン酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ
酸などの有機酸の錯塩:過硫酸塩、過マンガン酸塩:ニ
トロソフェノールナどを用いることができる。これらの
うちフェリシアン化カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(
■)ナトリウムおよびエチレンジアミン四酢酸鉄(■)
アンモニウムは特に有用である。エチレンジアミン四酢
酸鉄(■)錯塩は独立の漂白液においても、一浴漂白定
着液においても有用である。
漂白または漂白定着液には米国特許3,042520号
、同3,241,966号、特公昭45−8506号、
特公昭45−8836号などに記載の漂白促進剤、特開
昭53−65732号に記載のチオール化合物の他、種
々の添加剤を加えることもできる。
次に、本発明について、実施例に基ついて詳しく説明す
る。
実施例−1 前記ハロゲン化銀乳剤の調製例−(4)のようにして調
製された沃臭化銀乳剤を各1Kgづつポットに秤り取り
第1表から第7表に示す化合物[■]と増感色素〔■〕
を添加しさらに2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロトリ
アジンナトリウム塩の1重量%水溶液を加えた後、ポリ
エチレンテレフタレートフィルムベース上に乾燥膜厚が
5ミクロンになるように塗布して写真感材を得た。
これらの試料は色温度5400°K、256ルックスの
光で1/50秒間の光楔露光を行った。
各元楔は赤色フィルター(600nmより長波長光を透
すフィルター)、黄色フィルター500nmより長波長
光を透す)を装着したものを光楔のみの3種類の光楔を
用いた。
露光後、下記の組成の現像液を用いて20℃で4分間現
像し、停止、定着を行い更に水洗して黒白像をもつスト
リップスを得た。このストリップスを濃度測定し、赤色
光感度(SR)、黄色光感度(SY)、白色光感度(8
W)とカブリを得た。感度を決定するに用いた基準点の
光学濃度には〔カブリ+0.20〕である。
現像液の組成 得られた値を相対的な値として第7表〜第7表実施例−
2 比較対照用のハロゲン化銀乳剤を米国特許4,184,
877及び米国特許3,320,069号明細書に記載
と同様の方法で調製し実施例−1と同様の方法で塗布し
、露光、現像処理をした。
得られた値を相対的な埴として第1表と第2表に示す。
〈比較用平板状ハロゲン化銀乳剤の調製方法〉具化カリ
ウム6.5g.沃化カリウム1.2g及びチオシアン酸
カリウム4.9gを2%ゼラチン水溶液1l中に加え7
0℃にて攪拌しつつ、臭化カリウム57.5g及び沃化
カリウム2.5gを含む水溶液0.4lと硝酸銀85g
を含む水溶液0.4lをダブルジェット法により等流量
で45分間に亘り加えた。次いで35℃に冷却し、前述
の乳剤調整例(4)等と同様にして、乳剤を沈降水洗し
、ゼラチン、水、フェノールを加え、pH6.8pAg
8.7に調整した。このようにして得られたハロゲン化
銀粒子は平均直径1.64μm、平均厚さ0.47μm
(平均の直径/厚さ3.49)であった。次いで、この
乳剤にチオ硫酸ナトリウム5水和物とテトラ金酸カリウ
ムを加え60℃にて熟成した。
第1表、2表、3表、5表及び6表をみると増感色素の
添加量を増すとともに減感が著しく増加している。とこ
ろが一般式〔■〕で表わされる化合物を併用すると減感
が無くなって■異的に分光増感する。他方、比較対照用
のハロゲン化銀乳剤を用いた実施例−2の第8表では実
施例−1の第6表と同じ増感色素、化合物を用いている
にもかかわらず僅かな効果しか得られない。また実施例
−1の第5表と、実施例−2の第9表の比較で明らかな
ように比較対照用乳剤を用いた場合には一般式(■〕の
化合物の増量による増感効果は殆んど無い。同じハロゲ
ン組成の乳剤でありながらある限定された〔粒子径/粒
子の厚み〕比の領域で前記のような著しい増感効果のあ
ることは驚くべきことである。
更に、このようなことは第4表及び第7表においても見
られる。
実施例−3、 実施例−1と同じハロゲン化銀乳剤を用い同じ方法によ
って塗布試料を作成した。これらの試料は錦光時間依存
性を調べるためにキャノンフラッシュを光源とする感光
計を用い1/100秒(このときの光エネルギー強度は
、2.0×10−5w/cm2であった)と1/500
,000秒(光エネルギー強度は2.5×10−6w/
cm2)で光楔露光を行なった。現象は実施例−1と同
じ処理を行った。得られた結果を第10表に示す。
第10表で明らかなように一般式(■)の化合物を併用
することにより高照度短時間露光(1/500,000
秒露光)による感度が著しく改善される。
実施例−4、 1−ヒドロキシ−N−{γ−(2,4−ジ−tert−
アミルフェノキシプロピル)}−2−ナフトアミドの8
0gをトリクレジルホスフェートの100mlと酢酸エ
チルの50mlの混液に完全に溶解した。更にンルビタ
ンモノラウレートの2gをとかした。この溶液をゼラチ
ン10重量%の1Kgにドデシルベンゼンンルホン酸の
a、3gを水溶液として加えた中へ添加し、高速攪拌し
、さらに超音波攪拌を施して乳化し乳化物を得た。
前記実施例−1で使用したと同じ乳剤を1Kgづつポッ
トにとり第10表から第12表に示す増感色素〔■〕、
化合物(■)または/および増感色素(■)を添加し庭
。これに上記の乳化物の300gを加え更に1−ヒドロ
キシ−3,5−ジクロロトリアジンナトリウム塩の1重
量%水溶液10mlを加え、更にドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム塩の1重量%の水溶液10mlを加え
て攪拌した稜、ポリエチレンテレフタレートフィルムベ
ース上に乾燥膜厚が5ミクロンになるように更にその上
に主としてゼラチンからなる保腰層を乾燥膜厚が1ミク
ロンになるように塗布乾燥して写真感材を得た。これら
の試料は、色間度5400°K、128ルックスの光で
黄色フィルター(500nmより長波長光を透す)をつ
けて1/50秒間の光楔露光を行った。これを下記の力
ラーネガ用現像処理処方に従って38℃で現像を行った
。 ・ 1、カラー現像・・・・・・・・・・・・・3分15秒
2、漂白・・・・・・・・・・・・6分30秒3、水洗
・・・・・・・・・・・・3分15秒4、定着・・・・
・・・・・・・・6分30秒5、水洗 ・・・・・・・
・・・・3分15秒6、安定・・・・・・・・・・・・
3分15秒各工程に用い要処理液組成は下記の通りであ
る。
カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム 1.0g 亜硫酸ナトリウム 4.0g 炭酸ナトリワム 30.0g 臭化カリ 1.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4g 4−(N−エチル−N−β −ヒドロキシエチルアミ ノ)−2−メチルアニリ ン硫酸塩 4.5g 水を加えて 1l 漂白液 臭化アンモニウム 160.0g アンモニア水(28%)25.0cc エチレンジアミン−四酢酸 ナトリウム鉄塩130.0g 氷酢酸 14.0cc 水を加えて 1l 定着液 テトラポリリン酸ナトリウム 2.0g亜硫酸ナトリウ
ム 4.0g チオ硫酸アンモニウム(70%)175.0cc重亜健
酸ナトリウム 4.6g 水を加えて 1l 安定液 ホルマリン 8.0cc 水を加えて 1l 得られたストリップスを濃度測定し相対的な感度とシア
ン発色カブリを得た。感度を決定するに用いた基準点の
光学濃度は〔カリ+0.2〕である。得られた結果を第
11表と第12表に相対的な値として示した。
実施例−5 実施例−2と同じハロゲン化銀乳剤を用いた他は実施例
−4と同じ方法で塗布試料を作り、同じ露光、現像処理
を行った。得られた結果を相対的な値として第13表に
示す。
実施例−1において認められた本発明による増感効果は
カプラーの併用、カラー現像処理においても同様の効果
をもつことが実施例−4から理解されるであろう。比較
対照用のハロゲン化−乳剤を用いた実施例−5では、実
施例−2と同様に顕著な効果は認められない。
次に、本発明の好ましい態様について記載する。
1、特許請求の範囲において、平板状粒子が粒子径0.
6μm以上、5μm以下、厚さ0.2μm以下、粒子径
/粒子厚さ10以上50以下であり、全ハロゲン化銀粒
子の投影面積の50%以上を占めるハロゲン化銀乳剤で
ある場合。
2、特許請求の範囲において、平板粒子が全ハロゲン化
銀粒子の投影面積の80%以上を占める。
3、特許請求の範囲において一般式〔■〕で示した化合
物が、一般式〔■〕で表わされる化合物である。
4、特許請求の範囲に記載された乳剤を含有する層を少
なくとも一層有する多層構成ハロゲン化銀カラー写真感
光材料。
5 特許請求の範囲に記載された乳剤を含有する層を少
なくとも一層有する黒白ハロゲン化銀写真感光材料。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社手続補正書 昭和!り年2月う日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和sr年特願第コ4t/Jg4号2
、発明の名称 ハロゲン化銀写真乳剤3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 性 所 神奈川県南足柄市中沼210番地名 称(52
0)富士写真フィルム株式会社4、補正の対象 明細書
の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 (1)第2頁の一般式(■) R2」 と補正する。
(2)第一20頁13〜l≠行目の [例えに、コー7リフルメチル基など)で置換されたア
ルキル基」を [で置換されたアルキル基 (例えば、コーフリルメチル基など)」を挿入する。
(3)第241頁(■−タ)の構造式の」 と補正する。
(4)第、2+L頁’DC1−70)(D構造式(5)
第32頁の(■−コO)の構造式「 ’ /CIH11 」 と補正する。
(6)第33頁の(■−43)の構造式と補正する。
(7)第3り頁(■−≠l)の構造式 [37 と補正する。
(8)第1Iり頁の(II−60’)の構造式[ と補正する。
(9)第≠7頁の(II−At)の構造式と補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 粒子径が粒子厚さの5倍以上である平板状ハロゲン化銀
    粒子が全ハロゲン化鎖粒子の投影面積の50%以上を占
    めるハロゲン化銀写真乳剤に於て、該ハロゲン化錯乳剤
    が一般式(■)で表わされる化合物の少なくとも一つと
    一般式〔■〕で表わされる増感色素の少なくとも一つと
    を組合せ含有することを特徴とするハロゲン化銀写真乳
    剤。 一般式〔■〕 (式中、R1、R2及びR3は同一でも異なっていても
    よく、各々水素子、アルコキシカルボニル基、カルボキ
    シアル午ル基、アシルアミノ基。 アルキル基またはアラルキル基を表わし、R2とR3で
    環を形成してもよい。) 一般些[■) 111 〔式中、Zはヘテロ環を形成するのに必要な原子群を表
    わし、R4はアルキル基、アルケニル基またはアラルキ
    ル基を表わし、R5、R6は同一でも異なっていてもよ
    く各々水素原子、アルキル基、アラルキル基またはアリ
    ール基を表わし、R4とR5、R5とR6,R5とR5
    (m〉≧2の場合)またはR6とR6(m≧2の場合)
    は各々環を形成してもよ<、G1、G2は同一でも異な
    ってもよく各々電子吸引性基を表わし、G1とG2は連
    結して環を形成してもよく、mは0、1。 2または3を表わし、nは0または1を表わす。〕
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