JPH02196713A - 両親媒性分子を有効に充填かつ制御放出するリポソーム - Google Patents

両親媒性分子を有効に充填かつ制御放出するリポソーム

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JPH02196713A
JPH02196713A JP89253682A JP25368289A JPH02196713A JP H02196713 A JPH02196713 A JP H02196713A JP 89253682 A JP89253682 A JP 89253682A JP 25368289 A JP25368289 A JP 25368289A JP H02196713 A JPH02196713 A JP H02196713A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トランスメンプラン勾配を利用して。
両親媒性薬剤や化学薬品をリポソームに効率よく充填す
るための、簡単で、効率のよい、安全で。
経済的で、迅速な改良されたトランスメンプラン充填法
に関する。両親媒性薬剤を充填して得られたリポソーム
は、安定かつ安全である。この方法は、リポソームに封
入された薬剤の緩徐放出にも同様に利用できる。
(従来の技術) 近年、製薬科学によって、新規な製剤要素として、脂質
を基材にした担持媒体であるリポソームが開発された。
最近1通常のリポソーム類もしくはリン脂質のリポソー
ム類が、広範囲の化合物の治療活性を改良し、簡便な薬
剤放出系を提供する製薬剤として急速に受は入れられる
ようになっている。リポソームによる薬剤放出系は、 
Cancer Res。
43: 4730 (1983) ; Pharmac
ol、Rev、、 36: 277−336(1984
); Li osomes as Dru  Carr
iers+ Gregoriadis。
G、編集、 Wiley、  ニューヨーク(198B
)に詳細な総説が記載されている。
リポソームは、非経口的、経口的9局所的、および吸入
による。薬剤の投与に適切な放出用媒体である。リポソ
ームは、配合法を改良し、放出持続性を与え、治療比率
を改善し、各投与後の治療活性を延長し、頻繁な投与の
必要性を減らし、薬剤の必要量および/または粘膜組織
などの組織が吸収する量を減らす。
薬剤のリポソームへの充填度が、薬剤の効力の尺度であ
ることが証明されている。充填度が少なければ、活性薬
剤が大きく失われ、リポソームを薬学的媒体として使う
ことが不経済になる。近年。
リポソームに、薬剤と生物物質とを充填する各種方法の
システム開発に少なからぬ努力がなされている(Pha
rmacol、Rev、、 36: 277−336 
(1984):Li osomes as Dru  
Carriers、 Gregoriadis、 c。
編集、 Wiley、  ニューヨーク (1988)
)。
これまで、リポソームに薬剤を充填する方法は。
いくつも開発されている。最も単純な薬剤充填法は、脂
質成分を中和することによって、乾燥した脂質膜に、水
溶性薬剤を受動的に封入する方法である。この方法の充
填効率は、リポソームの封入体積と、リポソームを製造
するのに用いる脂質の量とによって決まるので、一般に
低い(尉ト見J丸u工u匹並、 40: 333−34
5 (1986);およびMethods 1nBio
chen+1cal Anal sis、 33: 3
37 (198B)) 、この方法の欠点は、低い封入
性、不均一な大きさ、および押出しもしくは音波処理の
ような二次的処理工程が必要なことである。薬剤をリポ
ソームに受動的に封入する方法の改良が、脱水・再水和
法を利用することによって達成された。この方法は。
予め形成されたリポソームを薬剤の水溶液に添加し、得
られた混合物を、凍結乾燥もしくは蒸発させるか、また
は多重ラメラ小胞の凍結・解凍を繰り返して行う凍結・
解凍処理法で脱水することによって、水和を改良し充填
度を増大させる方法である。この方法の欠点は、不均一
な大きさ、標準化が困難なこと、および低い再現性であ
る。
リポソームに薬剤を高い効率で封入することは。
高濃度の脂質を用いかつ脂質成分の特別な組合せによっ
て実施できる。例えば9両親媒性アミンのドキソルビシ
ンは、負の電荷を有するリポソームメンブランには一層
よい効率で封入することができるCCancer Re
s、、 42 : 4734−4739 (1982)
)。しかし、一般に、この薬剤充填法には問題点が残っ
ている。
リポソームへの薬剤充填の効率は、薬剤の化学的性質に
も依存している。一般に、水溶性もしくは脂質に溶解性
の薬剤は処理が容易である。その理由は、脂質に溶解性
の化合物は、リポソーム形成中、脂質二重層内に容易に
取り込まれ、水溶性の化合物は、リポソームの内側に向
いているホスホリピドの極性基を持つ頭部(polar
 head group)と相互作用してリポソーム内
に隔離されるからである。他方1両親媒性化合物は、脂
質二重層を急速に透過し、結合しないのでリポソーム内
に保持することは最も難しい。両親媒性分子をリポソー
ムに充填する方法として提案された方法が+ Chem
釉L」J[鎖、 40: 333−345 (1986
)に記載されているが、この方法は、イオンpi(勾配
に対応して薬剤を充填する方法であって、リポソーム内
部のpHが外部の媒体のpHより低い場合に1両親媒性
薬剤をリポソーム内に蓄積する方法である。
1986年6月16日付で出願された国際特許出願pc
T/US87101401号には、制御されたpi(の
水性環境で製造され1次いで比較的強い酸性pHかまた
は比較的強い塩基性pHの浴媒体に曝露されたイオン化
可能な脂質もしくはイオン化可能なタンパクを含有する
非対称的リポソーム小胞が記載されている。
J、 Biol、 CheIll、、 260:802
−808 (1985)に記載されている両親媒性薬剤
の充填法は、トランスメンブランNa”/K”勾配を利
用する方法である。局所麻酔剤であるジブカインの充填
の改良が認められたのは、ナトリウムとカリウムとの両
イオンが使用された場合だけであり、ナトリウム/カリ
ウムの勾配をパリノマイシンと組み合わせて使用した場
合に、約52%の充填が達成された。パリノマイシンは
、殺虫剤、殺線虫剤、殺菌剤、およびイオン透過担体と
して周知のものであるから、薬剤処方物への添加剤とし
て望ましいものではない。抗新生物薬のリポソーム小胞
への受動封入法が、 Biochem、Bio h s
、 Acta、、816:294−302 (1985
)に記載されているが、これはパリノマイシン依存性の
に゛の拡散電位に応答して薬剤を小胞に取り込むのを利
用する方法である。
リポソーム小胞に両親媒性薬剤のアドリアマイシンを充
填する他の方法が、 Biochem、Bio h s
、Acta +857:123−126 (1985)
に記載されているが、 pH勾配に応答してリポソーム
にアドリアマイシンを取り込む方法である。この方法は
非生理学的に酸性のp)I下と1強塩基であるKO)I
の存在下と(両方とも脂質の加水分解を起こす)で行わ
れることを除けば、充填はかなり効率的に行われるよう
である。
また、得られたリポソーム−薬剤の小胞は不安定であり
、約24時間で薬剤がかなり漏出する。
1985年8月7日付で出願された国際特許出願pcT
/US85101501号には、水性媒体に溶解した場
合に荷電状態で存在しうる脂質親和性のイオン化可能な
抗新生物薬を、トランスメンプラン電位によって受動充
填することによって、抗新生物薬をリポソームに封入す
る方法が記載されている。最初。
低pH緩衝液を(受動的に)封入し9次いで塩基を添加
して外部のpHを上昇させることによって、プロトンの
勾配が形成される。トランスメンプラン電位は、パリノ
マイシンの存在下、ナトリウム/カリウムの化学的勾配
によって達成される。充填は温度依存性で、最高の結果
は、60’Cの温度で得られる。
水溶性薬剤をリポソームに高封入度で充填する方法が、
細菌、米国特許第4.752,425号に記載されてい
る。しかし、この方法の欠点は、高い脂質濃度での受動
封入に基づいてないということである。
これらの方法すべての基本的な欠点は、リポソームの脂
質を低いpHの環境に長時間曝露し、そのため脂質の加
水分解をもたらし、リポソームからの薬剤の漏出が起こ
ること、充填に長時間と高温とが必要なこと、および安
定性の問題であ名。
(発明の要旨) 本発明は、リポソーム小胞のメンプランの両面間にアン
モニウムイオン(NH4”)の勾配を生成させることに
よって、リポソームへ薬剤を充填し。
かつ薬剤を徐放するだめの単純で迅速、安定、経済的、
安全、および効率のよいシステムを提供するものである
。このシステムは従属的な方法ではない。すなわち、リ
ポソーム製造法の全部と、すべての種類のリポソームと
を本発明を実施するのに使用することができる。また、
このシステムは。
リポソームのアンモニウムイオンの勾配を、超音波によ
る画像形成を促進する超音波エコー導性を有するC(h
 (hyperechogenic Cog)の起源と
して利用することによって、超音波画像形成法を行うの
に有用である。
本発明のある局面は1両親媒性薬剤をリポソームに充填
し、制御して徐放するのに用いる。単純で、安全、迅速
、安定、好効率、および経済的なアンモニウムトランス
メンプラン勾配システムである。
本発明の他の局面は1両親媒性薬剤のリポソームへの充
填が、リポソーム小胞の内部と外部との水性相関のNH
4’とpHとの勾配に依存するシステムである。そして
、これらの勾配は、リポソームをアンモニウム溶液内で
形成させ1次に得られたリポソームの外部水性相のアン
モニウムを除去するか、または希釈することによって形
成され、その結果生成したアンモニウムの勾配によって
、内部水性相から外部水性相へ向かう中性アンモニアの
流出がおこり、従って内部水性相内にアンモニアが残し
たプロトンが蓄積することによって外側から内側へ向か
う逆のpH勾配が形成される。脱プロトン化した両親媒
性薬剤は、 pH勾配によって、リポソーム内に流入し
て流出したアンモニウムに取って換わる。
本発明のさらに他の局面は、リポソームのアンモニウム
勾配を、超音波による画像形成用のCO2を発生させる
のに利用することである。
両親媒性薬剤をリポソームに有効に充填する本発明のシ
ステムは、アンモニウム化合物またはアンモニウム塩の
存在下でリポソーム懸濁液を調製し、該懸濁液を緩衝剤
または塩で希釈して、内部水性相と外部水性相との間に
、内側から外側へ向かうアンモニウム勾配と、リポソー
ムの内側のpHが外側のpHより酸性側であるようなp
H勾配とを与えることを包含する。
両親媒性分子をリポソーム内に有効に充填する本発明の
方法は、(a)硫酸アンモニウムの存在下でリポソーム
の懸濁液を調製すること;(b)該工程(a)で得られ
た懸濁液の外部水性相を適切な塩もしくは緩衝剤で希釈
するか、またはアンモニアを除去することによって、内
側から外側へ向かうアンモニウム勾配と、外側から内側
へ向かうpH勾配とを形成させること;および(c)脱
プロトン化した両親媒性薬剤をリポソームの外側から内
側へ充填することを包含する。
本発明のリポソームとアンモニウム塩との懸濁液は、リ
ポソームの外側水性相を希釈するか、またはこの水性相
からアンモニウムを除去して、リポソームの内側水性相
から外側水性相へ向かうアンモニウム勾配を形成させる
ことによって1両親媒性薬剤をリポソームに充填するの
に適切であり。
内側から外側へ向かう該アンモニウム勾配によって、外
側から内側へ向かうpH勾配が形成され5両親媒性薬剤
がリポソーム内に充填される。
本発明の他のリポソームとアンモニウム塩との懸濁液は
、リポソームの内部水性相から外部水性相へ向かう逆の
pH勾配を形成することによって。
両親媒性薬剤をリポソームから放出するのに適切である
本発明の両親媒性薬剤充填用のアンモニウムリポソーム
は、塩または緩衝剤でリポソーム懸濁液のアンモニウム
を希釈するか、または除去することによって形成された
。内側から外側へ向かうアンモニウム勾配を有する。
本発明の他のアンモニウムリポソームは、二酸化炭素を
発生し、該二酸化炭素を組織に放出して。
超音波画像形成法における超音波エコー導性を高めるの
に適切である。
(発明の構成) ト1 の量 なジ゛H 両親媒性薬剤をリポソームに充填し1次いで該薬剤をリ
ポソームから制御して放出する本発明の新規なシステム
は、リポソームの内部水性相と外部水性相との間にアン
モニウムイオン(NH4つの勾配を形成させたことに基
づいたものである。このアンモニウムイオンの勾配は1
両親媒性分子の充填もしくは放出の所望の比率にしたが
って、外部水性相のアンモニウムイオンを除去するか、
もしくは希釈することによって形成される。このような
除去処理によって、内部相のアンモニウムイオンの濃度
が外部相より高くなる。リポソーム内の水性相のアンモ
ニウムイオンの濃度が高いと。
内部媒体から外部媒体へと中性アンモニア分子(NH3
)の拡散が起こる。リポソームから流出するNib分子
毎に、1つのプロトンが残る。このようにpH勾配が形
成され、リポソームの内部水性相は外部媒体よりも酸性
になる。この勾配の大きさは、外部(N)14”)/内
部(N144”)の比で測定される。
弱い両親媒性化合物は、リポソームの内部よりも高いア
ルカリ性pHの外部相を有するシステムが形成されたな
らば1通常は透過できないメンプランでも通過できるは
ずである。このようなシステムは、自然に平衡化しよう
とする。すなわち、内側と外側とのpHが同じになろう
とする。このようなpHの平衡化が可能かどうか、また
はその平衡化がどの位に速く起こるかは、リポソーム内
部水性相を外部水性相から隔てているメンプランの化学
的特性と、媒体の組成とによって決まる。リポソームは
、その脂質二重層によって、上記の平衡化に対して自然
に抵抗する最適のメンプランバリヤーを提供する。リポ
ソーム自体は、硫酸アンモニウムのような適当な媒体中
で形成され、この媒体の一部が、ある程度リポソーム内
に封入され、ある内部pHを有する硫酸アンモニウム含
有リポソームを形成する。このpHは、リポソーム内部
に充填された硫酸アンモニウムの量と、リポソーム外部
の硫酸アンモニウムの量との差によって決まる。
この外部と内部との量が同じならば9両方のpHは。
硫酸アンモニウム溶液のp)Iと同一か、または緩衝液
が硫酸アンモニウムに添加される場合は、緩衝液/硫酸
アンモニウムのpHと同一である。しかし。
外部の硫酸アンモニウムが異なる塩で、置換、希釈、も
しくは交換されると、リポソームの内部は。
迅速に反応してpHを酸性側に変化させる。
リポソーム内で、硫酸アンモニウムは、硫酸アニオとア
ンモニウムカチオンに解離し、またこのカチオンはさら
に解離して中性のアンモニアとプロトン(H゛)とにな
る。リポソームメンプランを自由に透過できる中性のア
ンモニアは1本発明を実施する際、他の化合物9例えば
両親媒性の脱プロトン化薬剤と交換することができる。
このような薬はリポソーム内に浸透し、アンモニアが脱
離して残っている遊離のプロトンが、該薬剤と結合する
。このようにして薬剤は、プロトン化されてリポソーム
の外へ透過せず、逆のpH勾配状態が起こると、リポソ
ーム内で、プロトンと脱プロトン化された薬剤とに解離
し、その結果リポソームから外に透過可能になる。
外部のアンモニウムイオン量を低下させることによって
リポソームの内部から外部に向かうアンモニウムイオン
勾配を形成すると、内部のアンモニウムイオンは、外部
に向かって透過してトランスメンブラン・アンモニウム
平衡に到達しようとし、その結果、アンモニアが排除さ
れ、プロトンH゛が残ることによって、 pHの非平衡
状態が起こり。
p)lはリポソームの内部の方が小さくなる。このよう
にして、リポソームメンプランを透過することが可能で
あり、脱プロトン化できるいずれの入手しうる両親媒性
薬剤も充填できる。ある数のアンモニウム分子がリポソ
ームから離脱すると、同数の両親媒性薬剤分子が、外部
環境から供給されて。
離脱したアンモニウム分子に入れ換わってリポソームに
入る。それ故に、脱プロトン化された形態で、リポソー
ムメンプランを透過することができ。
外部環境に存在するいずれの薬剤も、上記の方法によっ
てリポソーム中に効率よく充填することができる。リポ
ソーム内で薬剤はプロトン化され。
そのためトラップされて漏出することができず。
リポソーム内に弱い両親媒性物質が蓄積される。
アンモニウム勾配を形成するシステムをスキーム1に示
す。
スキーム1 リポソーム このスキームに示す水酸化アンモニウムは、スキーム1
に従って、リポソーム内で解離して中性のアンモニアと
プロトンH゛とになる。硫酸アンモニウム、炭酸アンモ
ニウム、炭酸水素アンモニウム、または他のアンモニウ
ム化合物で取り換えることができる。Hは1例えばスキ
ームに示す第一級アミノ基のような反応部位を有する両
親媒性分子である。
このようにして、かなりの測定可能な量の弱い両親媒性
薬剤をリポソームに充填することができ。
充填度と充填速度とを操作することができ、またリポソ
ームからの薬剤の放出も同じシステムで制御することが
できる。勾配の安定性は、リポソームの脂質の組成と、
脂質二重層が無傷なことが関与する。形成されるpH勾
配は1両親媒性薬剤の。
リポソームへの充填と、リポソームからの放出との両方
を制御するのに利用することができる。この勾配は1両
親媒性薬剤を充填する起プロトン力として作用し、また
逆に、薬剤を放出する力として作用する。
この方法は、他の類似の勾配充填法に対して次のような
改良点を示している。すなわち1本発明の方法は、特別
な化学薬剤や装置を必要としないので、簡単であり、ま
たリポソームに薬剤を充填するのに、ごく短時間しか必
要としないので迅速である。また、この方法は、脱水な
どの保存法を用いる必要なしに、2週間以上安定な薬剤
充填リポソームを提供し、高いp)Iもしくは高温によ
って起こる加水分解から脂質を保護し、また最も安価で
容易に入手しうる化学薬品と装置だけを使うので経済的
であり、また強い酸もしくは塩基を必要とせずに中性の
硫酸アンモニウム勾配を利用する点で安全であり、遊離
の薬剤を余分に必要とすることに起因する損失なしで封
入可能な薬剤のほとんど100%をリポソームに封入で
きるので効率的である。
リポソームの内側と外側との間にpH勾配を形成するシ
ステムは、水酸化物のようなアンモニウム化合物、また
は硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、炭酸アンモ
ニウム、炭酸水素アンモニウムのような塩をリポソーム
小胞内に封入し、外部の硫酸アンモニウムを、非透過性
のアニオンを有する異なる塩で交換することによるもの
である。
適切な塩としては、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩。
炭酸塩、シアン酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、臭化物、炭
酸水素塩などと、ナトリウム、カリウム。
カルシウム、リチウム、バリウム、マグネシウム。
アルミニウム、ニッケル、銅などの塩、臭化物。
塩化物、ヨウ化物、フン化物などがあるが、塩化ナトリ
ウムもしくは塩化カリウムが好ましく、またリン酸緩衝
剤、炭酸緩衝剤、炭酸水素緩衝剤のように広く知られ、
当該技術分野で用いられている緩衝剤は、すべて本発明
の方法に用いることができる。
当該技術分野で用いられ認められている方法。
特に希釈法、ゲル排除法、透析、透析濾過などで外部の
アンモニウムを有効に除去すると、このようにして形成
された内部のアンモニウムの勾配によって、リポソーム
から中性のアンモニウムが直ちに放出されてリポソーム
内にプロトンが蓄積され、その結果、リポソーム内の水
性相が酸性になる。硫酸アンモニウムが解離した後、リ
ポソーム内に残った水素イオンもしくは硫酸イオンは、
高品質の脂質を用いた場合、容易には漏出しない。
さらに、適正な試験条件が満たされれば、アンモニウム
の勾配は少なくとも2週間以上安定である。
この方法には、いくつもの利点がある。第1に。
0.55〜0.00055Mの硫酸アンモニウムを含有
する溶液に、硫酸アンモニウムと、塩化ナトリウムもし
くは塩化カリウムのような塩または炭酸、炭酸水素もし
くはリン酸の緩衝液とを異なる比率で含有する溶液で、
硫酸アンモニウムによるリポソーム懸濁液を希釈するこ
とによって、前記勾配の大きさを制御できることである
。このことは第1図に示しである。希釈度によって、0
〜49H単位の範囲でpHの勾配を得ることができる。
リポソームからのNH2イオンの流出は、 NH,“の
勾配によって決まる。勾配が大きい程、 pHは低ぐな
り、 NH3イオンの流出が速くなり、リポソームに充
填されるべき分子の流入が速くなる。硫酸アンモニウム
リポソーム:塩の比を操作することによって、 0.2
5pH単位のような小さな勾配の変化または3〜4のp
H単位のような大きな勾配の変化を得ることができる。
あるいは、このシステムは、 0.01〜IM、好まし
くは0.05〜0.15Mの範囲のより高いモル濃度も
しくはより低いモル濃度の硫酸アンモニウム溶液中のリ
ポソームを用いることによって、より大きいもくしはよ
り小さいアンモニウム勾配を得ることができ、その結果
、より大きいもしくはより小さいpH勾配が得られる。
(以下余白) 上記の方法は、リポソームの製造法とは別個のものであ
る。したがって、リポソームは、脂質膜が薄いか厚いか
にかかわらず(薄い脂質膜が好ましい)、脂質の水和を
含む溶媒注入法、逆相蒸発法、凍結乾燥、または凍結と
解凍とを繰り返すことによって、多重ラメラ小胞(ML
V)として作製することができる。この方法は、小さな
単ラメラ小胞(SUV)、すなわち音波処理;フレンチ
圧力セルを用いてMLVを高圧下で小さな穴を通過させ
る処理;エーテル類またはアルコール類のような溶媒を
用いる溶媒注入法によって製造される小さなリポソーム
を得るのに、同様にうまく適用しかつ同様に利用できる
。同様に、この方法は、透析、カラムクロマトグラフィ
ー、バイオ・ビーズSト2(bio−beads 5M
−2)+  逆相蒸発法(R1!V)を用いて界面活性
剤を除去するか、または高圧押出によって中間の大きさ
の単ラメラ小胞を形成させることによって製造される大
きな単ラメラ小胞(LUV)、安定な多ラメラ小胞(s
table plurilamellar vesic
le(SPLV) )もしくはオリゴラメラ小胞(OL
V)を得るために適用される(Methods  in
  Biochemical紅虹■n、 33:337
 (1988))。当該技術分野で知られている。これ
らおよび他のリポソーム製造法は。
本発明を実施するのに有用である。これらの方法は、米
国特許第4,235,871号、第4,241,046
号。
第4,529.561号、第4.737.323号、お
よび第4,752.425号に開示されており、これら
の特許は5本願に援用する。
本発明の方法を用いてリポソームに充填できる薬剤は1
弱塩基性もしくは弱酸性の部分を有するすべての弱い両
親媒性化合物であり、数ある中で次のようなものが含ま
れる。すなわち、ドキソルビシン、エピルビシン、ダウ
ノルビシン、カルジノマイシン、N−アセチルアドリア
マイシン、リビダゾン、5−イミドダウノマイシン、N
−アセチルダウノマイシン、すべてのアントラシリン薬
剤、ダウノリリン、プロプラノロール、ペンタミジン。
ジブカイン、テトラカイン、プロ力イン、クロルプロマ
ジン、ビンプラスチン。ビンクリスチン。
マイトマイシンC1ピロカルピン、フィゾスチグミン、
ネオスチグミン、クロロキン、アモジアキン、クロログ
アニド、プリマキン、メフロキン。
キニーネ、プリジノル、プロジピン、ベンズトロピン・
メシルレート、塩酸トリヘキシフェニジル。
プロプラノール、チモロール、ピンドロール、キナクリ
ン、ベナドリル、ベンダドリル、ドパミン。
セロトニン、エピネフリン、コデイン、メペリジン、メ
タトン、モルフイン、アトロビン、デシクロミン、メチ
キセン、プロバンチリン、イミプラミン、アミトリプチ
リン、デキセピン、デシプラミン、キニジン、プロプラ
ノロール、リドカイン。
クロルプロマジン、ベンダドリル、ペルフェナジン、ア
グリシン・オレンジ、プロスタグランジン。
フルオレセイン、カルボキシフルオレセイン、およびこ
れらの化合物に類似の他の分子である。
pHによる充填法は、過去に発表されているが。
本発明の新規なシステムは、他の方法に対して。
いくつもの独特の利点がある。簡単なリポソームの希釈
によって前記勾配を容易に制御する性能は。
独特の利点であるが、この種の薬剤放出システムの新規
な特徴である。充填率は予想可能であり。
達成される最終の薬剤濃度は、充填される物質のpK値
と、薬剤の化学的修飾によって改変できるその脂質/水
分配係数から測定されるその疎水性とによって決まる。
本発明の薬剤充填法は、迅速かつ容易で高性能の装置や
特別の化学薬品を必要とせず、すなわち2種の緩衝液さ
えも必要としない。
過去に用いられた他の類似のシステムを凌駕する主要な
進歩性は、リポソームを充填前に、その内面だけを、ご
く短時間、低pHに暴露し1次いで充填と放出とを37
°Cで行うことができるという方法でアンモニウムの勾
配を形成することである。
このことは、リポソームの外部環境が変化すると。
アンモニアが漏出し、内部水性相のpHが低下するが、
外部水性相のpFIは変化しないということに起因して
いる。薬剤を充填中、特に充填開始時、薬剤が急激に流
入すると、pHが部分的に2、速に上昇し、そのためリ
ポソームの低pHへの曝露が低下する。このことは、脂
質小胞の安定性にとっては重要な結果である。その理由
は、リン脂質類を酸性の低pHに、長時間、曝露すると
、その分解をもたらすからである。
゛本発明の他の重要な特徴は、リポソーム薬剤が安定な
ことである。本発明のシステムを用い、リポソームの脂
質組成物を設計することによって。
リポソーム薬剤の安定性は著しく改善される。これは、
薬剤の充填と放出とを37°Cで行うことによるもので
ある。このことは非常に重要である。なぜならば、4°
Cで数週間もの間にわたる貯蔵中に。
薬剤がごく低い速度でしか漏出しないということが見出
されたからである。他方、高温の約50°Cでは、薬剤
がかなり漏出した。また、薬剤のリポソームからの漏出
は、リポソームの脂質組成物に依存し、 EPC/コレ
ステロールの製剤は5例えばDPPC/コレステロール
小胞よりも大きな速度で漏出する。これらの結果を表4
に示す。リポソームからの漏出速度は、使用するリン脂
質の選択と、コレステロールのレベルとによって制御す
ることができる。例えば、転移温度が56°CのDSP
Cを添加すると、広範囲の温度にわたって漏出による放
出が城少する。DPPGは両親媒性薬剤と特定の複合体
を形成するが、これを添加すると、やはり異なる放出速
度が得られる。
本発明のシステムの表1に示す他の重要な利点は、非常
に多量の薬剤を、リポソーム内に、イオン透過担体を添
加したり、それが存在することなしで、充填する性能で
ある。このシステムは、3単位より大きいpH勾配をほ
とんど瞬間的に自ら形成するので1弱塩基が、少なくと
も1 : 1000の比率で小胞の内部と外部とに分配
されている。というのは、この分配は、外部と内部とに
おけるNH4”の比率に対して1次で依存しているから
である。
この比率は、充填中の薬剤の濃度と、水溶液中の薬剤の
溶解度とに依存している。外部媒体中の薬剤の濃度を最
適化し、最初の充填封入時に高濃度のアンモニウムを封
入する方法でアンモニウムリポソームを製造することに
よって、充填効率をほとんど100%に到達させること
ができる。この場合、リポソーム中の薬剤/脂質の比は
、薬剤が過剰に存在している場合より低い。
本発明のシステムで利用できるリポソームは。
種々の小胞形成脂質で製造される。その脂質としては、
リン脂質類のような二脂肪族鎖脂質類;ジグリセリド類
;二指肪族糖脂質ニスフィンゴミエリンやグリコスフィ
ンゴリピドのような単一脂質類;コレステロールおよび
その誘導体が挙げられ、これらの単独もしくは組み合わ
せ、および/またはリポソームメンプラン硬化剤を用い
るか、もしくは用いずに利用される。
本願で定義される「リン脂質類」には、ホスファチジン
酸(PA)とホスファチジルグリセロール(PG)、ホ
スファチジルコリン(PC) 、ホスファチジルエタノ
ールアミン(PE)、ホスファチジルイノシトール(P
I)、ホスファチジルセリン(PS)、プラスマローゲ
ン類、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPSC
)のようなホスファチジルコリンリピド誘導体、卵ホス
ファチジルコリン(RPC) 、  部分水素化卵ホス
ファチジルコリン(PHRPC) 、  ジステアリル
ホスファチジルコリン(DSPC) 、ホスファチジル
グリセロール(PG)などが含まれる。これらのホスホ
リピド類は、完全に飽和されていてもよく、または一部
が水素化されていてもよい。これらは天然産でも合成品
でもよい。
本願で用いられる「糖脂質」という用語には。
2つの脂肪酸鎖を有し、その1つがスフィンゴシンの炭
化水素鎖であり、さらに1つまたはそれ以上の糖残基を
有するような脂質類が含まれる。本発明を実施するのに
適切な糖脂質類の例には、セレプロシド類、ガラクトセ
レプロシド類、グリコセレプロシド類、スフィンゴミエ
リン類、 GM、、スルファチド類、および極性基を持
つ頭部として二t!類や三糖類を有するスフィンゴリピ
ド類、すなわちジヘキソシド類およびトリへキソシド類
が含まれる。
本願で用いられる[ポリエチレンオキシド類」という用
語は、エチレンオキシドを重合させることによって製造
される分子量が500〜20,000のポリエーテル類
を意味する。その代表的なものは。
ポリエチレングリコールである。これらポリエチレンオ
キシド類、好ましくはグリコール類は1他の脂質類、特
にリン脂Ijt類と結合するのに適切で。
いわゆるPEGリポソーム類を形成する。これらのリポ
ソームからなるメンプランは、リン脂質リポソーム類だ
けで製造されたメンプランとは異なる性質を持っている
。ホスファチジルのシステムは。
薬剤をこれらのリポソーム類に充填するのに特に適切で
ある。
大部分の小胞形成脂質類を形成するのに好ましい、リン
脂質類のような二脂肪族鎖の脂質類では。
その脂肪族鎖は、長さが少なくとも約12個の原子のも
のが好ましく、最適なのは、約15〜24個の原子から
なる長さのものである。この鎖は部分的もしくは実質的
に飽和されていてもよく、また後者の場合は、各鎖が多
くても1つの不飽和結合を持っているにすぎないことを
意味する。飽和脂肪族鎖によって、リポソーム内に、よ
り良好な脂質の充填が起こり、その結果、酸化的/過酸
化的な脂質の損傷をなくすことにより、リポソーム処方
物の安定性を顕著に拡大する。このような酸化物損傷が
ないことは、トコフェロール、ブチル化ヒドロキシトル
エン(BIT)、もしくはビタミンEのような脂質親和
性の遊離基捕獲剤が存在しない場合でも認められ、これ
らと他の脂質保護剤は、有効量で任意に添加することが
できる。同様に、ステロイドタイプの脂質類をリポソー
ム類に含める場合は、コレステロールおよびその類似物
のような飽和物が好ましい。
本発明のリポソーム組成物を製造するのに用いる脂質は
、電荷を持っていても、中性であってもよい。リポソー
ム組成物の保持を促進するには。
全リポソームの表面が負に帯電しているのが好ましいの
で、中性もしくは負に帯電した脂質が好ましい。
本発明の処方物に用いるのに好ましいRPC,DPPG
、 DPPC,PHEPC,およびDSPCは、C1□
〜C2□、 好ましくはCい〜C2゜の各種鎖長の、飽
和脂肪酸と不飽和脂肪酸とのほぼ同量ずつで構成されて
いる。
脂質の酸化を減少させるために、使用時には、主として
多不飽和脂肪酸を水素化してモノ不飽和脂肪酸にする。
リポソーム組成物は、さらに、コレステロール。
コレステリル・ヘミスクシネート、コレステリルスルフ
ェート、コレステリル、およびコレステロールの他の誘
導体を含有していてもよい。リポソーム組成物は、さら
に、少量の脂肪アルコール。
脂肪酸、および/またはコレステロールエステル類、あ
るいは他の薬学的に容認可能であって1表面電荷、メン
プランの流動性に影響しかつ薬剤のリポソームへの取込
みを増大させる賦形剤を含有させて処方してもよい。
(以下余白) ユ」LムニA(2υ」袈 MLV、 LUV、 OLV、 SUV、 FTMLV
および5PLVのリポソーム類を調製した。これらはす
べて、リン脂質類(PL) 、好ましくはtiPc、 
DPPC,05PC,DSPGおよびPHEPCと、コ
レステロールと(PL/CHOL ; 2/1;モル1
モル)、必要に応じて加えられた1〜10モル%のPE
Gとで構成されている。MLVは、 CheIII。
Phys、 Lipids、 1巻、 225〜246
頁、 1967年とMethodsin Bioche
m、 Anal、 33巻、 337〜462頁、 1
988年、とに記載されている薄層水和法で調製した。
5PLVは、  Biochemistry、  24
巻、 2833〜2842頁。
1985年にしたがって、ジエチルエーテルのような有
機溶媒中で実施される脂質水和法で調製した。
鉄イオンの影響またはドキソルビシンの分解および脂質
の過酸化を最少にするために、 0.5 mMのデスフ
ェラルが、米国特許第4,797,285号(本願に援
用される)に記載の手順にしたがって、リポソーム調製
に用いられる全水溶液に添加される。PEG−PL、 
MLV、 OLV、 SUV、 5PLVもしくはFT
MLVを含むすべてのタイプのリポソーム類が、この発
明の範囲内にあると考えられる。リポソームは、アンモ
ニウム溶液の存在下、適切な方法で調製するか。
またはアンモニウムなしで予め作っておいて9次にアン
モニウム溶液に入れてまたはそのような環境下において
調製される。あるいは、アンモニウムを、適切な封入法
を用いて、リポソームに封入してもよい。
1ポソーム NH9の リポソームは、リポソームの調製に一般に用いられてい
るいずれの方法でも調製することができる。一般に、リ
ポソーム調製に選択された脂質成分が1種以上存在する
場合には1例えばホスファチジルコリンとコレステロー
ルの2=1の比率のような最適の比率でこれらを混合し
、有機溶媒に溶解させ、室温でエバボレートして乾固さ
せる。
上記有機溶媒には1例えば、ジクロロメタン、四塩化炭
素、塩化エチレン、メチルクロロホルム。
ベンゼン、トルエン、塩化エチル、塩化イソプロピル、
クロロベンゼン、ブロモベンゼン、フルオロベンゼンな
どがあり、好ましくはクロロホルムが用いられる。pH
を生成する系もしくは化合物。
例えば硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素
アンモニウム、水酸化アンモニウムなどを。
リポソーム内に適切な内部pHを生じさせる量で。
残留物である薄い脂質フィルムに加え2次いで。
デスフエラルまたは他のキレート化剤と、他の水溶性抗
酸化剤(例えば、可溶性ビタミンE、ビタミンC,グル
タチオン、尿酸)とを安定化のために加える。あるいは
1通常用いられる親油性抗酸化剤がリポソーム形成中に
リポソーム膜に組込まれ、これが過酸化的損傷に対する
保護剤として働く。上記抗酸化剤としては9例えばブチ
ル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエ
ン(BHT) 、ブチル化ヒドロキシアセトン(BHA
) 、  α−トコフェロール、α−トコフエロールス
クシナート、およびプロピルガラードがある。  ML
V、 SUV。
LUV、 QLV、 5PLV、 FTMLVなどのよ
うなリポソーム類は、押出し法または音波処理、均質化
法などのようなその外の適切な方法で調製される。
アンモニウムリポソームの  H 例えば0.15MのNaC1もしくはMCI溶液のよう
な種々のインオスミック塩の溶液で予め平衡化したセフ
ァデックスG−50に、リポソームを含有する硫酸アン
モニウムを通過させて、外側の硫酸アンモニウムのすべ
てもしくは一部を有効に除去し塩化ナトリウムまたは塩
化カリウムで置換する。その結果、リポソームの内側と
外側との間に硫酸アンモニウムの匂配が生成する。中性
のアンモニア(Nib)はこのリポソーム膜を自由に通
過できるので、 pHの匂配は、このようにして形成さ
れ、内部水性相が外部よりも酸性になる。その原理を実
施例1〜4で説明する。
pH匂配の存在を証明するために、リポソームの内部p
Hを測定する2つの別々の測定法が用いられた。まず、
ピラニン(8−ヒドロキシ−1,3,6−ピレントリス
ルホナート)をリポソーム内に封入して。
その螢光強度を実施例4にしたがって測定した。
ピラニンの螢光強度はpi(依存性である。なぜなら。
pK=7.2のピラニン分子の8−ヒドロキシ基を滴定
するとその吸光係数が明らかに変化するからである。実
施例4の校正曲線は、リポソームの外部媒体)pHを7
.5の一定に保持し、リポソーム小胞内のpHを5.0
〜7.5の範囲で変化させて作製した。
曲線の左のシフトは、小胞の外表面に静電気的に結合し
た少量のピラニン染料によるものである。
この校正曲線は、溶液を希釈して硫酸アンモニウム:塩
化カリウムの比率を低下させた場合の、硫酸アンモニウ
ムリポソームの内部p)lの変化を定量するのに用いた
。硫酸アンモニウムの濃度の外側:内側の種々の比率は
、外側硫酸アンモニウムを種々の塩で希釈して形成した
硫酸アンモニウムリポソーム内に封入されたピラニンの
螢光強度の変化を、硫酸アンモニウムの外部対内部の濃
度の比率として第1図に示す。第1図は、硫酸アンモニ
ウムの外部/内部の濃度の比率を低下させると内部のp
Hが下がることを示している。ピラニンを充填したリポ
ソームを、 pH7,5の0.15M塩化カリウムで予
め平衡化したセファデックスG−50カラムを通過させ
た後に、ピラニンの螢光は、リポソームの内部pHの変
化が少なくとも3単位であることを示している。曲線の
矢印は。
第1図への挿入図からの硫酸アンモニウムリポソームの
内部pHを示す。挿入したグラフは、リポソームに封入
されたピラニンの螢光とリポソームの内部pHとの関係
を示す校正曲線である。さらにアンモニウムの匂配の存
在を実証するために、アクリジン オレンジのような他
の化合物を使って上記したのと同じ試験を繰返した。細
胞毒性薬剤のアクリジン オレンジは両親媒性の弱塩基
(pに=9.25)であり、螢光を発する長所がある。
硫酸アンモニウムリポソーム内にピラニンを封入する代
わりに、アクリジン オレンジを含有する溶液にリポソ
ームを添加した。リポソームの水性相に分配し、実施例
5に記載の試験計画を利用して、上記の溶液の消光状態
を監視し、第2図に示した。
第2図は、リポソームの内側と外側との間の硫酸アンモ
ニウムの匂配の、アクリジン オレンジの螢光の消光に
対する影響を示す、挿入グラフは。
試験の一例である。アクリジン オレンジの螢光強度(
F、1.)の百分率を連続的に監視しくa)とじて示す
。所定の時間(b)において、リポソームを添加し消光
を追跡した。定常状態で、5μmのナイジェリシンを添
加し〔(c)で示す〕、消光の解除(release)
の度合を、螢光強度に依存する硫酸アンモニウム匂配を
計算するのに用いた。試験の詳細は実施例5に示す。
外部の硫酸アンモニウムが除去されたリポソームでは、
アクリジン オレンジは96.5%消光し。
これはリポソーム内部の水性区画が大きく酸性化してい
ることを示している。
雷ポソームのドキソルビシンによる ドキソルビシンは、いくつかの物理特性がアクリジン 
オレンジに類偵した両親媒性薬物である。
それはアミノ基を有する両親媒性の弱塩基である(pK
=8.25)。従って、この薬物は、リポソームの内側
と外側との間に生じたpH匂配によって、リポソームの
内部水性区画にドキソルビシンを充填させる。アクリジ
ン オレンジと1(34の性質を有する。この薬物を充
填させるために、実施例1〜\ 3により形成された硫酸アンモニウムリポソームを、 
0.15M塩化ナトリウム溶液で予め平衡化したセファ
デックスG−50カラムを通過させてpo匂配を作り、
実施例IC〜3Cの方法により、生理食塩水−デスフェ
ラルによるドキソルビシン溶液に添加した。薬物取込み
の動力学を、第3図に示す。
リポソームの2つの製剤を用いた。その一方は。
2:1のモル比のEPCおよびコレステロールによ  
7り構成され、2番目は、2:1のモル比のDPPCお
よびコレステロールにより構成される。
/ 第3図は、ドキソルビシンの硫酸アンモニウム ′リポ
ソームへの充填の動力学を示す。この充填は。
封入されていない外側の硫酸アンモニウムを、セファデ
ックスG−50ゲル排除クロマトグラフイで除いた後に
開始した3、ドキソルビシンは、  EPC/コレステ
ロール・リポソームととも&=25°Cで所定時間イン
キュベートしく+←−で示す)。
あるいは別個にDPPC/コレステロール・リポソーム
とともに50°Cで所定時間インキュベートした(−一
一〇−−−0−−−で示す)。加温終了後、取込まれて
いないドキソルビシンをダウエックス50Wカラムに吸
着させて除去し5次いでリン脂質および薬物の濃度を測
定してドキソルビシン/脂質比を計算するのに用いた。
遊離の封入されていないドキソルビシン(DXR)を、
カチオン交換樹脂ダウエックス5WX−4(200〜4
00メツシユ)を用いてリポソーム・ドキソルビシン製
剤から除去した。上記の樹脂は、 Bioches。
Biophys、Acta+ 818巻、 343−3
51頁、 1985年に記載の方法を若干改変した方法
によってそのナトリウム塩の形で調製した。得られたダ
ウエックス樹脂をリポソーム・ドキソルビシン製剤に添
加し。
室温で20分間ゆるやかに振盪した。上記保期間中。
正に帯電した遊離のドキソルビシンはこのダウエックス
樹脂に結合し、一方封入されたドキソルビシンは、負に
帯電したリポソームと結合して残る。
ダウエックス樹脂は、混合物を、5.0μ−のナルジエ
ン(Nalgene)濾過用漏斗〔ナルゲ社(Na1g
eCon+pany) +米国、ニューヨーク州、ロチ
ェスター〕で減圧濾過することによってリポソーム・ド
キソルビシンから除去された。ダンエックス樹脂はデス
フェラルに結合するので、ダウエックス樹脂で遊離の薬
物を除去した後、直ちに0.5+mMの最終濃度でデス
フェラルを添加した。
第3図かられかるように、上記のプロセスは。
最初の1時間の速い相と、その後の遅い相との2相で構
成され、後者の相は約24時間続く。DPPC/コレス
テロール・リポソームに取込まれた薬物の量は、  E
PC/コレステロール・リポソームに取込まれた量の2
倍であった。内外のpH匂配をもたない硫酸アンモニウ
ムリポソームは、使用した特定の脂質の分配係数と利用
しうる内部体積とから予想される程度にしか薬物を取込
まなかった。最終の比率は脂質の濃度に依存していた。
の Aの  に  る 例えばアクリジンの誘導体のようなその他の両親媒性弱
塩基は、 pH匂配に応答して、リポソームの内部水性
相に、ドキソルビシンより著しく速く分配される。ダウ
ノルビシンは、水酸基を欠いたドキソルビシンの同族体
であり、従って、ドキソルビシンよりも疎水性であるが
、ダウノルビシンを充填したリポソームは、試験条件下
で、上記の傾向を有することが証明された。ダウノルビ
シン取込みの速度はドキソルビシンより高かったが。
これは恐らくダウノルビシンの疎水性が約10倍高いこ
とによるものであり、その取込みは1時間未満で完了し
た。
リポソーム のドキソルビシンの リポソーム内に充填された薬物の濃度を測定するために
、小胞の内部の水性浸透体積を測定した。
この測定は、非測定的(non−measurable
)放射性トレーサー3Hイヌリンを封入して行った。補
足されなかったイヌリン除去の前後のリン脂1t1モル
あたりの放射能を比較し、これを1個々の実施例に記載
された方法を用いて、封入体積(trappedvol
ume)を測定するのに利用した。得られたデータから
、2つの製剤、すなわちEPC/コレステロールおよび
DPPC/コレステロールの小胞の内部体積を計算して
表1に要約した。DPPC/コレステロール製剤の内部
封入体積は、  EPC/コレステロール製剤のほとん
ど2倍(つまり、後者の1.5d1モルに対して2.7
m1モル)であった。これは。
表1に示すように、これら2つのリポソームの集団間の
大きさの差と良好な相関関係を有している。
また、これら2つの製剤中のドキソルビシンの計算平衡
濃度を表1に示す。2つの製剤の内部のドキソルビシン
濃度は、リポソームの大きさに差があるにもかかわらず
、はとんど同一であるが、先に述べた脂質比に対する薬
物の差異を説明している。2種の小胞中のドキソルビシ
ンの濃度が同一であるということは、システムがその限
界に達していることを示唆している。
1ポソーム での゛キソルビシンの リポソームへの薬物、の充填に際して出合うことが多い
問題の一つは、充填に限界があるということがあり、す
なわち薬物のある量しか充填できず、その限界に達した
ならば、薬物はリポソーム内で凝集体を形成することが
多い。このことは。
ドキソルビシンで最もよく示すことができる。
約1μlより高い濃度では、ドキソルビシンは二量体を
形成し、高分子量の凝集体になるということは、すでに
Biochemistry+ 21巻、 3927〜3
932頁、 1982年に記載されている。硫酸アンモ
ニウムリポソーム内で達成される濃度はこの限界をはる
かに超えるので、この薬物の小胞内での物理的状態を研
究した。凝集によって変化する最も単純なパラメータは
、薬物の吸光スペクトルである。470nmの吸光度:
 550nmの吸光度の比率は、この薬物の凝集状態の
半定量的なパラメータを提供することができる。表2に
、ドキソルビシンの高濃度溶液についての上記の比率と
、ドキソルビシンが充填されたリポソームからの同じパ
ラメータについてのデータを示す。測定はパーキン・エ
ルマーλ3B型デュアルビーム分光光度系で実施した。
リポソーム内の上記比率により、同じ脂質組成を用い同
じ方法で対照用に作製した“空°゛のリポソームすなわ
ちドキソルビシンを含有していないリポソームでは異な
るスペクトルが得られた。この方法を用いて、リポソー
ムの光の散乱が修正された。
両方の場合において、薬物がかなり凝集していることが
データから推測することができる。しかし。
このような凝集は、ドキソルビシンのリポソームからの
放出に全く悪影響を与えない。
封入されたドキソルビシンの螢光の研究を、溶液中の遊
離のドキソルビシンの螢光強度を、リポソームに封入さ
れた薬物の螢光強度と平行してその濃度の関数として研
究することによって実施した。測定は、パーキン・エル
マーMPF−44分光螢光計で、励起/発光波長の47
0nn+と590nmとを用いて行った。ドキソルビシ
ンは1表3に示す濃度まで生理食塩水で希釈した。薬物
の螢光は、約10−5Mより高い濃度では消光すること
がわかった。この試験は、各濃度ごとの螢光と、同じ溶
液の10−’Mより低い濃度に希釈したものの螢光を比
較して行った。溶液の自己消光の研究には、内部フィル
ター効果の問題がある。表3でわかるように、リポソー
ム内のドキソルビシンの螢光は、はとんど100%消光
される。これは、実施例1〜4で作製したリポソームの
螢光と、 0.75M 1(cIを10%含有するイソ
プロパツールで10倍に希釈した後の同じ混合物の螢光
との差から算出した。このような溶液は、リポソームを
完全に可溶化するので、ドキソルビシンの濃度は10’
倍以上希釈される。水中および酸性イソプロパツール溶
液中でのドキソルビシンの螢光の差の修正を、これら2
つの溶液における°“遊離”の薬物の螢光の測定値から
推測して行った。少量の消光されていないドキソルビシ
ンは、恐らく、小胞から漏出したいくらかの遊離の薬物
によるものである。
ドキソルビシンの1ボソームか゛の この発明の重要な態様のひとつは、薬物のリポソームか
らの漏出である。この漏出は、速くて制御できない場合
または非常に遅い場合には、リポソームの薬物封入によ
って得られた利点を完全に打消してしまう場合がある。
他方、この漏出を1時間的に制御して時間的に放出がで
きれば1組織に対する薬物の放出において大きな利点と
改良とを達成することができる。
ドキソルビシンの螢光の自己消光性によって。
リポソームからのドキソルビシンの漏出を測定する直接
的で容易な方法が提供される。螢光強度の増大〔これは
デクエンチング(dequenching )の影響で
ある〕を監視することによって、実施例6の方法に従っ
て、放出された薬物の正確な量を監視することができる
。取込まれていないドキソルビシンを除去すると薬物の
強い勾配が生成するので、ある程度の漏出は推定される
ことがわ′かるであろう。
表4および第4図は、前記2つのタイプのリポソームか
らの漏出速度に関するデータを示す。第4図はリポソー
ムからのドキソルビシンの漏出を示す。この図は、膜に
結合したドキソルビシンまたは水性相に封入されたドキ
ソルビシンを有する。
リポソームからの漏出を比較している。水性相に封入さ
れたドキソルビシンを有するリポソームは。
DPPC/コレステロール(−・−・−)およびEPC
/コレステロール(−−−−−)のリポソームを用いて
、実施例に記載されている硫酸アンモニウム充填法で調
製した。膜に結合したタイプのリポソームは、  (7
/3/4 7モル1モル1モル)の比率のRPC/EP
G /コレステロールで構成され、痕跡量の3トコレス
テアリルリルアートを含有しいる。
リポソーム COのアンモニウム 本発明はまた。気体、特にCO□を超音波影像化用のハ
イパーエコージェニックエンハン”j−(hypere
choganic enhancer )として発生さ
せるのに有用である。その方法と結果を実施例9および
第5図に示す。
CO□はハイパーエコージェニックであるので超音波影
像化用のエンハンサ−として作用する。COtがλを標
的器官に形成することは、今まで困難であった。この発
明を利用する方法は、超音波影像化法で診断すべきヒト
の標的組織に1例えば炭酸水素アンモニウムを封入した
リポソームのようなアンモニウムリポソームを投与する
方法である。そのリポソーム内で、炭酸水素アンモニウ
ムは、アンモニウムカチオンと炭酸水素アニオンとに解
離し、前者のカチオンはさらに遊離水素のプロトンと中
性のアンモニアとに解離し、後者のアニオンは水と二酸
化炭素とに解離する。次いで二酸化炭素と中性アンモニ
アは、アンモニウム勾配によってリポソーム膜を透過す
る。このようにして、アンモニウムリポソームは、第5
図に示すに5組織内で二酸化炭素発生体として作用する
。そのプロセスをスキーム2に示す。
N)13         (cO2)cAsこの方法
の主な長所は、リポソームが一定の組織を目標に定める
ことが可能であり、またco2放出のプロセスが正しい
時期わく内にあれば、リポソームが到達しうる器官と組
織の適切な影像エンハンサ−になるということである。
実際に、リポソームの水性区画を、アンモニウム勾配に
よって酸性にすると、リポソーム内に封入されたNH4
11CO2からCOtガスが発生する。NH4HCO,
は、リポソームを酸性にするのに用いられ、またCOt
源として利用される。この態様は、超音波影像の強化だ
けでなく、ガスや他の化合物を制御して遠隔放出させる
ことを要しかつ通常の技術では近づけない部位を意のま
まに酸性化する必要がある他のシステムにも用いること
ができる。
以下の実施例は1本発明の新規な方法を形成し利用する
方法を示すが1本発明の範囲を限定するものではない。
宜■牲 本発明のシステムの主な有用性は、リポソームを充填前
のごく短時間だけその内表面のみ、低いpHに暴露しそ
の結果充填と放出を37“Cで行うことができるという
方法で、2つの系(pHおよびアンモニウム)の勾配の
示すを形成することによって。
両親媒性薬物を容易にかつ効率的に、リポソームに充填
し、またリポソームから放出することである。充填およ
び/または放出の速度は、勾配を変えることによって容
易に操作することができる。
このシステムは生理学的に受容可能でかつ非毒性であり
、また両親媒性薬物を、その場でリポソームに充填する
のに適しており2例えば、血液循環系から過剰投与量の
両親媒性化合物を除去したりまたは診断影像化のために
その場でCO□の集中を起こさせるのに有用である。リ
ポソームの低pHに対する短時間の暴露は、充分に許容
できることであり、その結果、リポソームが低い酸性の
pHに長期間暴露されてリン脂質が分解するに至る場合
に比べて、脂質の分解するに至る場合に比べて、脂質小
胞の安定性が大きく改良される。pH勾配による効率的
な薬物充填は、適正に作製した脂質組成物と1両親媒性
薬物のリポソームからの所望の放出速度とで達成される
ので上記のことは特に重要である。硫酸アンモニウムの
リポソームは、マウスに投与された時に非毒性であるこ
とが見出され。
毒性の徴候または毒性に起因する死亡を示さなかった。
(以下余白) Mニョ1 脂質類:卵ホスファチジルコリン(RPC)はAvan
tiPolar Lipids社(米国、アラバマ州、
バーミンガム)から購入し;95%RPCはアサヒ社(
日本)から購入し;コレステロールはSigma社(米
国、ミズーリ州、セントルイス)から入手し;ドキソル
ビシンはCarlo Erba社(イタリー、ミラノ)
から入手した。
pH指示薬:ピラニン(8−ヒドロキシピレン−1,3
゜6−ドリスルホナート)はMo1ecular Pr
obes社(米国、オレゴン州、オイゲン)から購入し
;アクリジンオレンジはAldrich社から購入した
ナイジェリシンはCalbiochem社(米国、カリ
フォルニア州、マウンテン・ビュー)から購入し。
ダウノルビシンはSigma社から入手し、α−トコフ
エロールスクシナートとDL−α−トコフェロール、セ
ファデックスG−50,セファロース6B (Phaa
+acia社製)およびダウエックス50WX−4(2
00〜400メツシュ)  (Dow Che+*1c
a1社製)はSigma社から入手した。デスフエロキ
サミンメシル酸(デスフエラル)はC1ba Geig
y社(スイス、バーゼル)から入手し、ポリカーボネー
トフィルターはNucleopore社(米国、カリフ
ォルニア州、プレザントン)から入手した。
この実施例は、1.0より小さい、内側から外側への硫
酸アンモニウム匂配を有するEPC/コレステロールリ
ポソームの調製と、これらリポソームへの薬剤の充填を
例示する。
A、−1里y:≦すλ狐製 5Idのクロロホルムに溶解した100■のEPCを丸
底フラスコに注入し2次いで25■のコレステロールを
添加した。減圧下でフラッシュエバポレータを用いてク
ロロホルムを蒸発、乾固させた。フラスコの表面に生成
した薄い脂質フィルムに、0.5sMのデスフェラルを
含有する0、11M硫酸アンモニウムの水溶液5 ml
を添加し、約30分間激しく振盪して、上記脂質を上記
溶液中に分散させた。得られた多重ラメラ小胞(MLV
)を、 Millipore濾過装置で、アルゴンガス
による150psiの圧力下、ステンレススチール製の
押出しセルを用いて、0.4μmのNucleopor
e社のポリカーボネートフィルターを通して3回、およ
び0.2μmのポリカーボネートフィルターを通して3
回押出した。この全工程は室温で実施した。1985年
12月6日に出願された米国特許出願第806.084
号(参考文献として本願に示されている)に記載の方法
に従って、劣化過程に対して脂質類とドキソルビシンを
保護するために、デスフェラルを添加した。
生成されたMLVは、直接使用してMLVと呼称される
か、またはさらに加工され、凍結と解凍(freezi
ng and thawing)によってFTMLVを
提供するか、もしくは押出しによって押出しオリゴメラ
メ小胞(OLV)を提供する。
FTMLVは、 Biochin+、 Biophys
、 Acta、 817巻。
193頁、 1985年にしたがって、液体空気と25
°Cの温度で凍結・解凍のサイクルを10回繰り返して
上記のMLVから調製された。
押出しOLVは、 150psiのアルゴンガスの圧力
を用いて、直径25胴の0.4μmポリカーボネートフ
ィルター通して3回1次いで直径25鵬の0.2μmポ
リカーボネートフィルターを通して3回押出すことによ
って上記MLVから調製された。改良されたMilli
pore限外濾過装置を上記の押出しに用いた。全押出
し工程は30分間より短い時間で実施した。パスソニケ
ータ−(bath 5onicator)(Trans
onic46018、35KHz周波数、285ワット
、 Elma Bergwies社、オーストリア)内
で10秒間、超音波にさらすと、押出されたOLVの品
質と特性に影響を及ぼすことなく押出しが容易になる。
安定な多ラメラ小胞(SPLV)は、 Proc、 N
atl。
Acad、 Sci (USA)、 75巻、 419
4−4198頁、 1978年に記載の逆相蒸発小胞に
関連するものである。5pLVは、 Biochemi
stry、 24巻、 2833〜2842頁、 19
85年に記載されているのと同様にして、 0.5mM
のデスフェラルを含有する110mMの硫酸アンモニウ
ム溶液を用いて、脂質が非常な高濃度で存在するエーテ
ル/水の乳濁液からジエチルエーテルを除去することに
よって調製された。すべての小胞の洗浄は上記の硫酸ア
ンモニウム溶液中で行った。
リポソームの大きさの分布を、 Methods in
 Bio−chem、 Anal、+ 33巻、 33
7−462頁、 1988年に従って、 Malver
n 4700自動測定システムを用い、準弾性光散乱法
(QELS)で測定した。
リポソームのタイプの、アンモニウム匂配に依存するド
キソルビシンの充填に対する影響。表5では、3種の多
重ラメラ小胞(Avanti)  EPC/コレステロ
ールリポソームにドキソルビシンをアンモニウムイオン
の匂配によって充填した場合の比較を示す。すべての場
合において、硫酸アンモニウムを充填した後、リポソー
ムをゲル排除クロマトグラフィーに付すことによってア
ンモニウムの匂配を得た。取り込まれたドキソルビシン
を、室温下で24時間インキュベートした後、ダウエッ
クス樹脂で除去し、ドキソルビシンのリン脂質類に対す
るモル比(DXR/PL)を測定した。表5は、充填効
率が5PLV>FTMLV >MLVの順であることを
示している。この順位は、これら3種のMLVの封入体
積に関連している。MLVの方が5PLVもしくはFT
MLVよりも漏出しやすいことは重要であり、後者の2
種のMLVO方がよくアニールされていることを示唆し
ている。
ドキソルビシンを充填したリポソームの安定性を、硫酸
アンモニウム匂配法でドキソルビシンを充填した卵PC
/コレステロールリポソームの物理的および化学的安定
性を確認することによって測定した。DXRの漏出は温
度依存性であり、その活性化エネルギーはかなり高い。
物理的安定性の研究の第1段階は9表5に記載した3種
の方法で製造されたMLVのDXR/リン脂質のモル比
の変化を追跡することであった。
データから、4°Cにおける漏出がリポソームの製造法
に依存していることが明らかである。漏出速度に基づい
た物理的安定性はFTMLV > 5PLV > ML
Vの順である。漏出が一次の速度式に従うと仮定すると
、流体の脂質(Ta+<37°C)からなるリポソーム
は、遠隔充填に用いるのに最も適している。
上記のデータは、これらリポソームの安定性にっいての
主な問題が、 DXRとリン脂質類の化学的安定性では
なくて、 DXHの漏出であることを示している。後者
の問題は、高温度の相転移点を有するリン脂質を用いれ
ば、軽減し得る。
B、飢旦配叫生虞 上記のようにして得たリポソームを、 0.5+Hのデ
スフェラルを含有する0、15M塩化ナトリウム溶液で
予め平衡化したセファデックスG−50のカラムにかけ
て、同じ溶液で溶出させた。大きな小胞(MLV、 5
PLVおよびFTMLV )の損失を減少させるために
、小胞の分散液を、バスソニケーター中で10秒間、音
波処理を行った。リポソームを含有する排除容積部を集
めて次のステップCに用いた。
代わりに、小胞を上記のNaC1溶液で希釈して。
リポソームと外部媒体間に所望の硫酸アンモニウム匂配
を得た。例えば、 0.15M塩化ナトリウム溶液でリ
ポソームを1 、000倍に希釈して、内側から外側へ
1からi 、 oooの硫酸アンモニウム匂配を得た。
他の実験では、塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウム
を用いた。
C,リポソームのドキソルビシンによるlO■/dのド
キソルビシン塩酸の塩水−デスフェラル溶液IIdを、
ステップBでリポソームをセファデックスG−50カラ
ムでゲル濾過した後のリポソーム分散液lll1に添加
した。混合物を室温で約24時間インキュベートした。
このインキュベーシッン時間は、ある種の速度論の研究
ではさらに短かった。インキュページジン期間終了後。
混合物を、ダウエックス50WX−4(Serva)の
カラムを通過させ、遊離の取り込まれていない薬剤を吸
着させた。60■という少量の樹脂で、15分間より短
い時間で1■もの遊離のドキソルビシンを吸着すること
ができた。リポソームに取込まれたドキソルビシンは、
ダウエックス樹脂には全く吸着されずにリポソームに残
った。乾燥重量が1〜2gの樹脂を含有するカラムは、
取込まれていない全薬剤を吸着するのに充分なものであ
った。取込まれた薬剤のリポソーム脂質に対する比を測
定するために。
リン脂質とドキソルビシンの濃度を測定した。PC濃度
は、 Anal、 Biochen+、、 104巻、
 10−14頁、 1980年の方法を、検定の有機相
にドキソルビシンが分配されるのを避けるため、20μ
lのIOM HCIを検定混合物に添加するように改変
して測定した。標準曲線を得るためにEPcを用いた。
ドキソルビシンの濃度は、 0.75?I HCI水溶
液を10%含有するイソプロピルアルコールにリポソー
ムを溶解した後に測定した。溶液の吸光度は、480n
mの波長と、 12600M−’CM−’という酸性イ
ソプロピルアルコール中でのドキソルビシンの吸光係数
ヲ用いて、 Perkin R15erλ3B UV/
VISデュアルビーム分光光度計で測定した。可溶化さ
れたリポソームのHPLCを用いて、 J、 Pare
nt、 Sci、 Technol、39巻、220〜
224頁、 1985年に記載された方法にしたがって
ドキソルビシンの完全性を評価した。
この実施例は、1.0より小さい外側から内側への硫酸
アンモニウム匂配を有するジパルミトイルホスファチジ
ルコリン/コレステロールリポソームの調製と、これら
のリポソームへの薬剤の充填を例示する。
A、ユヱヱ二人豊璽製 5Miのクロロホルムに溶解した100■のoppcを
丸底フラスコに注入し、25■のコレステロールを加え
た。フラッシュエバポレーターを用いて減圧下でクロロ
ホルムを蒸発、乾固させた。フラスコの表面に生成した
薄い脂質フィルムに、水に溶解した0、5mMのデスフ
ェラルを含有する0、11M硫酸アンモニウムの溶液5
rdを加えて、約30分間激しく振盪することによって
上記脂質を上記の溶液に分散させた。得られたMLVを
、 Millipore濾過装置で、アルゴンガスにら
る150ps iの圧力を用いて。
0.4μ−のポリカーボネートフィルターを通して3回
、0.2μmのポリカーボネートフィルターを通して3
回押出した。全工程は、リン脂質の転移温度より充分高
い50°Cで実施した。
B、姐匁y夏主底 上記のようにして得られたリポソームを、 0.5mM
のデスフェラルを含有する0、15M塩化ナトリウム溶
液で予め平衡化したセファデックスG−50カラムにか
けて、同じ溶液で溶出させた。リポソームを含有する排
除容積部を集めて次のステップCに用いた。
代わりに、小胞を上記のNaC1溶液で希釈して。
リポソームと外部媒体間に所望の硫酸アンモニウム匂配
を得た。例えば、 0.151’l塩化ナトリウム溶液
でリポソームを1.000倍に希釈することによって、
外側から内側へ1からi 、 oooの硫酸アンモニウ
ム匂配を得た。
他の実験では、塩化ナトリウムの代わりに0,15Hの
塩化カリウムを用いた。
C,リポソームのドキソルビシンによる塩水−デスフエ
ラルに溶解したドキソルビシン塩酸の10■/d溶液1
 mlを、リポソームをセファテックスロー50カラム
でゲル濾過した後のリポソーム分散液1dに添加した。
混合物を室温で約24時間インキュベートした。インキ
ュベーション時間終了後、混合物を、ダウエックス50
WX−4(Serva)カラムを通過させて、遊離の取
り込まれていない薬剤を吸着させた。60■の少量の樹
脂で、15分間より短い時間で1■もの遊離のドキソル
ビシンを吸着させることができるが、一方リポソームに
取り込まれたドキソルビシンは、ダウエックス樹脂に全
く吸着せず、リポソームに残っている。乾燥重量が1〜
2gの樹脂を含有するカラムは、取り込まれていない全
薬剤を吸着するのに充分なものであった。取り込まれた
薬剤のリポソーム脂質に対する比率を測定するために、
リン脂質とドキソルビシンの濃度を実施例1に記載した
のと同様にして測定した。
この実施例は91.0より小さい、内側から外側への硫
酸アンモニウム匂配を有する95%EPC/コレステロ
ールリポソームの3周製と、これらのリポソームへの薬
剤の充填を例示する。
A、−史崖y:タリ引既製 5Idのクロロホルムに溶解した95%品の卵ホスファ
チジルコリン(アサヒ社)100■を丸底フラスコに注
入し1次に25■のコレステロールを加えた。フラッシ
ュエバポレーターを用いて減圧下でクロロホルムを蒸発
、乾固させた。フラスコの表面の薄い脂質フィルムに、
水に溶解した0、5mMのデスフエラル(ciba−G
eigy社から入手)を含有する0、11M硫酸アンモ
ニウムの水溶液5dを添加し。
約30分間激しく振盪することによって上記脂質を溶液
中に分散させた。得られた5PLVを、 Millip
ore濾過装置で、アルゴンガスによる150psiの
圧力下。
のステンレススチール類の押出しセルを用いて。
0.4μmのポリカーボネートフィルターを通して3回
1次に0.2μmのポリカーボネートフィルターを通し
て3回押出した。全工程を室温で実施した。デスフエラ
ルを添加した。
B、吐旦配■生虞 上記のようにして得られた5PLVを、 0.5mMの
デスフェラルを含有する0、15M塩化ナトリウム溶液
で予め平衡化したセファデックスG−50カラムにかけ
て同じ溶液で溶出させた。リポソームを含有する排除容
積部を集めてステップCに用いた。
代わりに、小胞を、上記NaC1溶液で希釈してリポソ
ームと外部媒体間に、所望の硫酸アンモニウム匂配を得
た。リポソームを、 0.15Mの塩化ナトリウム溶液
で1 、000倍に希釈して、外側から内側へ1から1
.000の硫酸アンモニウム匂配を得た。
他の実験では、塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウム
を用いた。
C,リポソームのドキソルビシンによる塩水−デスフエ
ラルに溶解したドキソルビシン塩酸の10■/戚溶液I
Idを、リポソームをセファデックスG−50カラムで
ゲル濾過した後のリポソーム分散液1r11に添加した
。混合物を約24時間室温でインキエベートした。この
インキュベーション時間はある種の速度論の実験よりも
短かった。インキュベーション時間経過後、混合物をダ
ウエックス50WX−4カラムを通過させて遊離の薬剤
を吸着させた。樹脂は、1■もの遊離のドキソルビシン
を15分間で吸着することができるが、一方隔離された
リポソームに取り込まれたドキソルビシンはリポソーム
に残っている。乾燥重量が1〜2gの樹脂を含有するカ
ラムは、取り込まれていない全薬剤を吸着するのに充分
なものであった。取り込まれた薬剤のリポソームの脂質
に対する比率を測定するために、リン脂質とドキソルビ
シンの濃度を上で記載したのと同様にして測定した。
この実施例は、硫酸アンモニウムを含有するリポソーム
への、螢光化合物であるピラニンの充填と、ピラニンの
螢光を測定することによるこれらリポソーム内部のpH
の測定を例示する。
4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタン
スルホン酸(HEPES)緩衝剤を最終濃度10mM、
 pH7,5で含有する水和溶液に0.5μHのピラニ
ン(8−ヒドロキシ−1,3,6−ピレントリスルホナ
ート)を含有させること以外、上記実施例2と同様にし
て、リポソームを調製した。0.5 dデスフェラルと
)!EPnS緩衝液を含有する0、11M硫酸アンモニ
ウム溶液で予め平衡化したセファデックスG−50カラ
ムでゲル濾過することによって、取込まれていないピラ
ニンを除去した。酸性化するために、リポソームを、 
HEPBSで緩衝された塩化カリウム溶液で予め平衡化
されたセファデックスカラムを通過させるか、または硫
酸アンモニウムと上記溶液との異なる比率の混合物で希
釈して、硫酸アンモニウムの所望の外側/内側の比率を
得た。小胞の内部のpi+は、ピラニンの相対螢光発光
度を測定することによって測定した。20mMの4−モ
ルホリノエタンスルホン酸CMBS)のpH5と6の緩
衝液と10mMのHBPES緩衝液との滴定で異なるp
Hに調節したリポソームの塩化ナトリウム溶液を調製す
ることによって校正曲線を作成した。上記と同様にセフ
ァデックスカラムG−50を通過させて、外部pHを7
.5に固定し内部のpHが異なる一連のリポソーム製剤
を調製した。すべての場合、 pH勾配と、内外のpH
の平衡化の破壊は、最終濃度5μ門までナイジェリシン
を添加して行った。ピラニンの螢光は、4601520
nmの励起/発光波長を用い、 Perkin−El+
++erLS−5螢光分光計で測定した。校正曲線を第
1図に示す。
この実施例は、リポソームへのアクリジンオレンジの充
填を例示する。アクリジンオレンジはpK9.25の両
親媒性の弱塩基であり、その主な利点は螢光性をもって
いることである。
1μmolのアクリジンオレンジを、塩化カリウムと硫
酸アンモニウムとを異なる比率で含有する溶液に添加し
た。上記溶液は、リポソームを添加した時に、硫酸アン
モニウムの種々の内外間の勾配が得られるように設計さ
れた。リポソームを200倍に希釈するように計算し、
実施例2Aと同様にして調製した少量のリポソーム懸濁
液を、キュベツト内のアクリジンオレンジと混合し、 
Perkin−EIIIIer LS−5螢光分光計を
用いて、螢光の消光を連続してモニターした。この時、
 490nmの励起光と。
小胞に取り込まれたアクリジンオレンジの量の指標とし
て525nmの発光を用いた。平衡化した後。
ナイジェリシンを添加し最終濃度5μmとした。
螢光の回復をモニターした。ナイジェリシン添加の前後
の螢光の比率を用いて1次式によってアクリジンオレン
ジの螢光の消光を計算した。
Fに こでFoは、消光のプラトーに到達した後に得られた螢
光であり、FNはナイジェリシン添加後に回復した螢光
強度である。消光はpH勾配の定性的指標として役立つ
、結果を第2図に要約して示す。
ドキソルビシン含有のリポソームを、実施例IAもしく
は2人のそれぞれと正確に同じにして調製した。得られ
たリポソームを塩水で1 、000倍に希釈し、混合物
の螢光を、22°Cと49°Cの制御された温度条件下
で、 Perkin Blmer MPF−44螢光分
光計で連続的にモニターした。すべての場合に、連続し
て直線的に螢光が増大するのが認められた。
各実験後、リポソームを、 0.75M HCI水溶液
を10%含有するイソプロピルアルコールで10倍に希
釈した。上記溶液ではリポソームが完全に溶解し。
消光が起こらない程度にドキソルビシンが希釈されてい
るので、この溶液の螢光は、リポソーム内の薬剤の合計
量の尺度であった。漏出量は、リポソーム内に残ってい
る薬剤の量の百分率で表されるが、漏出後に得た螢光の
増加量と、ドキソルビシンの合計量との比率から算出し
た。結果を表4に示す。
2:1モル比の新しい95%EPC/コレステロールを
用いて実施例3Aに記載したのと同様にしてリポソーム
を調製した。実施例IA、2Aおよび3Aに記載したの
と同様にしてゲル排除クロマトグラフィーによって外部
の硫酸アンモニウムを除去してpH勾配を形成させた。
得られたリポソームの半量を9本発明の方法を用いてド
キソルビシンを充填するのに使用した。残りの半量は、
 350 tagPC/kgのレベルで6匹のBALB
−Cマウスの尾の静脈に注射した。これらのマウスを6
力月追跡した。
マウスは1匹も死なず、すべて正常に挙動した。
このレベルでは硫酸アンモニウムリポソームは非毒性で
あった。
硫酸アンモニウムリポソームを、上記実施例2Aと正確
に同じにして調製した。取り込まれていない硫酸アンモ
ニウムをセファデックスG−50で分離した後、111
のリポソーム分散液を、50°Cの1−に溶解した10
■のダウノルビシンと混合し、特定の時間間隔をおいて
、一部分を採取した。遊離のダウノルビシンを、実施例
IA、2Aおよび3Aでドキソルビシンについて記載し
たのと同じダウエックス法で除去し、ダウノルビシンの
濃度を。
ドキソルビシンについて示したのと同様にして測定した
。この充填は1時間で完了することが判明し、ダウノル
ビシンのリン脂質に対する最終モル比は1:6であった
0cuscon 128 Computerized 
Sonography System(米国、カリフォ
ルニア州、オクスコン)をこの試験全体で使用した。モ
ニタ一方法を改良するために、化粧用品質の水溶性で、
かつ塩を含まないLargo 5can−11超微粒子
スキャニングゲル(Biosetrix社、イスラエル
、イエルサレム)で超音波プローブをコートした。
CO8ガスが炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)
を含有する媒体を酸性にすることによって生成したこと
の証明は、超音波プローブで行った。このため、炭酸ア
ンモニウム(0,12M)をビーカーに入れた。超音波
プローブをビーカーに接触させた。
何のシグナルも認められなかった。HCIを加えてp)
lを4.0に低下させた時、大きなシグナルがスコープ
に現われ、 NH4CO5の酸性化によって生成したC
O2が実際にハイパーエコジェニックであることを証明
した。
リポソーム内のアンモニウム勾配が、超音波プローブで
モニターできるC08ガスを発生させるのに利用できる
ことを証明するために、80■のRPCと20■のコレ
ステロールを用いて、実施例1に記載したのと同様にし
て5PLVを調製した。脂質をジエチルエーテルに溶解
させた。0.12モルのNH4HCO30,5dを添加
した。他のステップはすべて、上述のものと同じであっ
た。連続熱線照射下でエーテルを蒸発させた後、得られ
たペーストをldの0゜12M tut4uco、ニ分
散させた。NH,)IcO,をNaC1(0゜15M)
におき変えたためにアンモニウム勾配が形成されないこ
と以外同じ条件を用いて対照の5PLVを調製した。l
idのリポソーム分散液を透析バッグに入れた。0cu
sconプローブを透析バッグに付け1両者をNH4C
O5(0,12M)もしくはNaC1(0゜15M)の
入ったビーカーに入れた。表6に記載した4つの異なる
組合せについて試験した。
ビーカー内のNaC1に対して透析された時に、 NH
4CO5 たという知見は、そのシグナルがNH4+の勾配による
ものであることを示している。このシグナルは、数時間
もの長時間にわたって続いた。これは。
発生したCOtが、徐々に形成されたか、または徐々に
放出された結果であろう。
超音波影像化を強化する可能性がマウスで証明された。
BALB/C系マウス(27g)をベンドパルビタール
で麻酔した。次いでNH,HCO3含有の5PLVO,
5mlを尾の静脈に注射した。マウスの内臓を。
超音波プローブと2表示されたソノグラムによってモニ
ターした。ソノグラムに認められた黒点が。
アンモニウム勾配リポソームのハイパーエコジエニシテ
ィを示した。
(以下余白) 紅 l土 濃度(M) ODt7+10Dss。
表主 キソルビシンの  の 濃度(M) 消光(χ) …活性化エネルギーはにcal mole−’テ表わす
表」− l旦 (以下余白) (発明の要約) 本発明は、トランスメンプラン勾配を利用して。
両親媒性薬剤や化学薬品をリポソームに効率よく充填す
るための、改良されたトランスメンプラン充填法に関す
る。この方法は、簡単かつ効果的であり、安全かつ経済
的であり、そして迅速に行い得る。薬剤または化学薬品
を充填して得られたリポソームは、安定かつ安全である
。保存し得る形態の充填可能なリポソームは長期間にわ
たって安定である。この方法はリポソームに封入された
薬剤の緩徐放出にも同様に適用し得る。
4、 ゛  の   な皆 日 第1図は硫酸アンモニウムを含有するリポソーム中への
薬剤の封入を示すグラフ図である。第2図はリポソーム
の内部水性相と外部水性相との間における硫酸アンモニ
ウム分布のpH勾配に対する効果を示すグラフ図である
。第3図は硫酸アンモニウムリポソームへの薬剤充填の
速度論を示すグラフ図である。第4図は硫酸アンモニウ
ムリポソームからの薬剤の放出を示すグラフ図である。
第5図はリポソームのアンモニウム勾配を利用すること
によるCO□ガスの発生を示すグラフ図である。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、両親媒性薬剤をリポソームに有効に充填するシステ
    ムであって、 アンモニウム化合物またはアンモニウム塩の存在下でリ
    ポソーム懸濁液を調製し、該懸濁液を緩衝剤または塩で
    希釈して、内部水性相と外部水性相との間に、内側から
    外側へ向かうアンモニウム勾配と、リポソームの内側の
    pHが外側のpHより酸性側であるようなpH勾配とを
    与えることを包含する、システム。 2、前記アンモニウム化合物が、硫酸アンモニウム、水
    酸化アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、または炭酸
    アンモニウムである、請求項1のシステム。 3、前記両親媒性薬剤が、ドキソルビシン、ダウノルビ
    シン、クロロキノン、プロプラノロール、ペンタミジン
    、エピルビシン、カルシノマイシン、N−アセチルアド
    リアマイシン、ルビダゾン、5−イミドダウノマイシン
    、N−アセチルダウノマイシン、すべてのアントラシリ
    ン薬剤、ダウノリリン、プロプラノロール、ペンタミジ
    ン、ジブカイン、テトラカイン、プロカイン、クロルプ
    ロマジン、ビンプラスチン、ビンクリスチン、マイトマ
    イシンC、ピロカルピン、フィゾスチグミン、ネオスチ
    グミン、クロロキン、アモジアキン、クロログアニド、
    プリマキン、メフロキン、キニーネ、プリジノール、プ
    ロジピン、ベンズトロピン・メシレート、塩酸トリヘキ
    シフェニジル、プロプラノロール、チモロール、ピンド
    ロール、キナクリン、ベンダドリル、プロメタジン、ド
    パミン、セロトニン、エピネフリン、コデイン、ナペリ
    ジン、メタトン、モルフィン、アトロピン、デシクロミ
    ン、メチキセン、プロパンテリン、イミプラミン、アミ
    トリプチリン、ドキセピン、デシプラミン、キニジン、
    プロプラノロール、リドカイン、クロルプロマジン、プ
    ロメタジン、ペルフェナジン、アグリシン・オレンジ、
    プロスタグランジン、フルオレセイン、およびカルボキ
    シフルオレセインである、請求項2のシステム。 4、両親媒性分子が、その濃度によってリポソームから
    流出するアンモニウムと入れ換わってリポソーム内に充
    填され、薬剤の充填度が、外側と内側との硫酸アンモニ
    ウムの比率と、内部水性相のpHとに依存する、請求項
    3のシステム。 5、両親媒性分子をリポソーム内に有効に充填する方法
    であって、 (a)硫酸アンモニウムの存在下でリポソームの懸濁液
    を調製すること; (b)該工程(a)で得られた懸濁液の外部水性相を適
    切な塩もしくは緩衝剤で希釈するか、またはアンモニア
    を除去することによって、内側から外側へ向かうアンモ
    ニウム勾配と、外側から内側へ向かうpH勾配とを形成
    させること;および (c)脱プロトン化した両親媒性薬剤をリポソームの外
    側から内側へ充填すること、 を包含する方法。 6、前記両親媒性薬剤が、アンモニウム勾配によって、
    アンモニウムが流出するのに入れ換わって流入して、リ
    ポソームに充填される、請求項5の方法。 7、リポソームの外側水性相を希釈するか、またはこの
    水性相からアンモニウムを除去して、リポソームの内側
    水性相から外側水性相へ向かうアンモニウム勾配を形成
    させることによって、両親媒性薬剤をリポソームに充填
    するのに適切な、リポソームとアンモニウム塩との懸濁
    液であって、内側から外側へ向かう該アンモニウム勾配
    によって、外側から内側へ向かうpH勾配が形成され、
    両親媒性薬剤がリポソーム内に充填される、 リポソームとアンモニウム塩との懸濁液。 8、塩または緩衝剤でリポソーム懸濁液のアンモニウム
    を希釈するか、または除去することによって形成された
    、内側から外側へ向かうアンモニウム勾配を有する、両
    親媒性薬剤充填用のアンモニウムリポソーム。 9、リポソームの内部水性相から外部水性相へ向かう逆
    のpH勾配を形成することによって、両親媒性薬剤をリ
    ポソームから放出するのに適切な、リポソームとアンモ
    ニウム塩との懸濁液。 10、二酸化炭素を発生し、該二酸化炭素を組織に放出
    して、超音波画像形成法における超音波エコー源性を高
    めるのに適切なアンモニウムリポソーム。
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