JP4312685B2 - 半導体装置の着脱方法、それが用いられる半導体装置の着脱装置、および半導体装置用ソケット - Google Patents

半導体装置の着脱方法、それが用いられる半導体装置の着脱装置、および半導体装置用ソケット Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の着脱方法、それが用いられる半導体装置の着脱装置、および半導体装置用ソケットに関する。
電子機器などに実装される半導体装置は、実装される以前の段階で種々の試験が行われその潜在的欠陥が除去される。そのような試験に供される半導体装置用ソケットは、一般に、ICソケットと称され、例えば、特許文献1にも示されるように、所定の試験電圧が供給されるとともに被検査物としての半導体装置からの短絡等をあらわす異常検出信号を送出する入出力部を有するプリント配線基板上に配される。
半導体装置用ソケットは、例えば、特許文献1にも示されるように、プリント配線基板上に固定され後述するコンタクト作動用部材を、コンタクト端子の一対の可動接点部に対し相対的に移動可能に収容する収容部を有するソケット本体と、半導体装置として、例えば、BGA型(Ball Grid Array)の半導体装置が装着される収容部を有し、半導体装置を収容部に案内するとともに半導体装置のコンタクト端子に対する相対位置を位置決めする案内部材と、所定の方向に沿って往復動可能にソケット本体内に配され、コンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対し近接または離隔させるコンタクト作動用部材と、作用される操作力をコンタクト作動用部材の駆動機構を介して駆動力としてコンタクト作動用部材に伝達するカバー部材とを含んで構成されている。
ソケット本体は、複数のコンタクト端子の一対の可動接点部が突出する収容部を内側に有している。各コンタクト端子は、装着される半導体装置の各電極部に対応してソケット本体に設けられる基端側の固定側端子と、その端子に結合され半導体装置の各電極部を選択的に挟持、または解放する一対の可動接点部と、からなる。一対の可動接点部は、コンタクト作動用部材の移動に応じて互いに近接し半導体装置の各電極部を挟持し、または、互いに離隔し半導体装置の各電極部を解放状態とするものとされる。
コンタクト作動用部材は、ソケット本体の収容部に、各コンタクト端子の可動接点部の運動方向に沿って移動可能に配されている。なお、コンタクト作動用部材は、例えば、特許文献3にも示されるように、各コンタクト端子の可動接点部の運動方向に対し略直交する方向に沿って移動可能に配されているものも提案されている。
コンタクト作動用部材は、各コンタクト端子の可動接点部が突出する開口部を内部に有している。異なる列の各開口部は、それぞれ、隔壁により仕切られている。
コンタクト作動用部材において、同一列の各コンタクト端子の可動接点部が突出する隣接する各開口部相互間には、一方の可動接点部と他方の可動接点部とを仕切るように形成される可動接点押圧部がそれぞれ設けられている。さらに、コンタクト作動用部材の一端とソケット本体の収容部の内周部との間には、コンタクト作動用部材を初期位置に戻すべく付勢する付勢部材が設けられている。
さらに、コンタクト作動用部材は、特許文献1にも示されるような、レバーおよびピンからなる駆動機構に連結されている。その駆動機構のレバーの一端は、カバー部材の端部に当接している。
これにより、カバー部材の下降動作に応じてコンタクト作動用部材が付勢手段の付勢力に抗して移動せしめられるとき、可動接点押圧部が各コンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対して離隔させるように移動せしめられる。一方、カバー部材の上昇動作に応じて、コンタクト作動用部材が付勢手段の付勢力および一方の可動接点部の復元力により移動せしめられる。
カバー部材は、案内部材の外周を包囲するように開口を内側に有している。カバー部材は、ソケット本体に対し昇降動可能にソケット本体に支持されている。
かかる構成において、図示が省略される搬送ロボットのハンドに保持される半導体装置が、カバー部材の開口を通じて案内部材の収容部内に装着されるとき、先ず、カバー部材が搬送ロボットの押圧部により最下端位置まで下降せしめられるとともに半導体装置が下降せしめられる。
これにより、コンタクト作動用部材が付勢手段の付勢力に抗して移動せしめられる。
次に、その可動接点押圧部が各コンタクト端子の一方の可動接点部を他方の可動接点部に対して離隔させるように移動せしめられ保持される状態において、半導体装置が落下により案内部材の収容部に載置されることにより、半導体装置の電極部が各コンタクト端子の一方の可動接点部と他方の可動接点部との間に対し位置決めされる。
そして、半導体装置の各電極が各コンタクト端子の一対の可動接点部の相互間に配された状態で、カバー部材が上昇せしめられるとき、コンタクト作動用部材が付勢手段の付勢力および一方の可動接点部の復元力により初期の位置まで移動せしめられることにより、可動接点押圧部が一方の可動接点部から離隔し他方の可動接点部に対して近接することとなる。
従って、半導体装置の各電極部が各コンタクト端子の一対の可動接点部により挟持されることにより、半導体装置の各電極部が各コンタクト端子に電気的に接続状態となる。
このような半導体装置用ソケットにおいて、半導体装置の案内部材への装着のとき、半導体装置の各電極部が各コンタクト端子の一対の可動接点部の相互間に十分に挿入されていない状態で挟持される場合、あるいは、カバー部材の昇降動作に起因してプリント配線基板にその撓みによる振動が発生する場合、案内部材に載置された半導体装置が跳ね上がる場合がある。
このような場合の対策として、例えば、特許文献3にも示されるように、案内部材に載置された半導体装置を各コンタクト端子に向けて押し付け保持する押え部材を有するラッチ機構が備えられるものが提案されている。そのラッチ機構の押え部材は、カバー部材の昇降動に連動して保持位置、および、待機位置をとるものとされる。
特開平8−138812号公報 特開平9−245920号公報 特許第3257994号公報
上述のようなラッチ機構を備える半導体装置用ソケットにおいて、コンタクト作動用部材が昇降動する形式,あるいは、コンタクト作動用部材がコンタクト端子の一対の可動接点部の運動方向に沿って往復動する形式では、上述したような半導体装置の跳ね上がりを回避するためにラッチ機構の押え部材の保持位置をとるタイミングとコンタクト端子の一対の可動接点部の近接するタイミングとを調整する必要がある。
特に、コンタクト作動用部材の昇降ストロークが比較的小である場合、あるいは、コンタクト端子の一対の可動接点部の所定の開き量が比較的小である場合、例えば、ラッチ機構の押え部材が保持位置に到達する直前でコンタクト端子の一対の可動接点部が互いに近接するタイミングとなる虞がある。このような場合、カバー部材およびコンタクト作動用部材のストローク量、上述のレバーの寸法を調整することにより、コンタクト端子の一対の可動接点部が互いに近接するタイミングを適正に調整することも考えられる。
しかし、各半導体装置の種類に応じた半導体装置用ソケットごとにその調整作業を行うことは、煩雑となる。
以上の問題点を考慮し、本発明は、半導体装置の着脱方法、それが用いられる半導体装置の着脱装置、および半導体装置用ソケットであって、煩雑な調整作業を必要とされることなく、半導体装置の装着時における跳ね上がりを回避できる半導体装置の着脱方法、それが用いられる半導体装置の着脱装置、および半導体装置用ソケットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置の着脱方法は、半導体装置が着脱されるソケット本体部に対し半導体装置を保持または解放し着脱する半導体装置ハンドリング部に半導体装置を保持する動作を行わせる工程と、半導体装置を保持した半導体装置ハンドリング部を移動させ、半導体装置の電極部をソケット本体部に設けられるコンタクト端子の一対の接点部間に保持する動作を行わせながら、コンタクト端子の一対の接点部を近接させ、半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作を行わせる工程と、を含んでなる。
また、本発明に係る半導体装置の着脱装置は、半導体装置が着脱されるソケット本体部に配され半導体装置の電極部を持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子の接続動作を行うコンタクト端子駆動部に、半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作、または解放する動作を行わせるコンタクト端子駆動制御機構部と、半導体装置を保持または解放しソケット本体部に対し着脱する半導体装置ハンドリング部をソケット本体部に対し相対的に移動可能に支持するハンドリング支持機構部と、コンタクト端子駆動制御機構部によりコンタクト端子の一対の接点部が解放状態であるとき、半導体装置ハンドリング部に半導体装置を保持する動作を行わせるとともに、ハンドリング支持機構部に、半導体装置ハンドリング部を移動させ、半導体装置の電極部をソケット本体部のコンタクト端子の接点部間に保持する動作を行わせながら、コンタクト端子駆動制御機構部に、半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作を行わせる制御部と、を備えて構成される。
さらに、本発明に係る半導体装置用ソケットは、半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材と、ソケット本体部に移動可能に配されコンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、カバー部材の昇降動により、半導体装置の電極部がコンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材に移動可能に設けられ、カバー部材の昇降動に応じてスライダを可動するカム片と、カバー部材とカム片との間に設けられ、コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該カム片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、カバー部材の上昇により、ラッチ機構が半導体装置を保持する場合、タイミング調整機構部におけるカム片のカム面にスライダの係合端部が当接した状態が付勢部材の付勢力により維持され、コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、半導体装置の電極部がコンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングをラッチ機構による半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、半導体装置を保持した半導体装置ハンドリング部を移動させ、半導体装置の電極部をソケット本体部に設けられるコンタクト端子の一対の接点部間に保持する動作を行わせながら、コンタクト端子の一対の接点部を近接させ、半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作を行わせるので煩雑な調整作業を必要とされることなく、半導体装置の装着時における跳ね上がりを回避できる。
図2は、本発明に係る半導体装置の着脱方法の一例が適用される半導体装置の着脱装置の第1実施例を概略的に示す。
図2において、試験される半導体装置が着脱される半導体装置用ソケット2は、所定のプリント配線基板40上に複数個、縦横に配列されている。なお、図2においては、代表して1個の半導体装置用ソケット2を示す。
半導体装置用ソケット2は、例えば、オープントップタイプソケットとされ、プリント配線基板40上に固定されるソケット本体30と、ソケット本体30内の中央のコンタクト収容部30aに配され後述する半導体装置とプリント配線基板40の導電層とを電気的に接続する複数のコンタクト端子46ai(i=1〜n,nは正の整数)と、ソケット本体30に昇降動可能に支持され後述するスライダ42に作動力を伝達するカバー部材34と、試験に供される被検査物としての半導体装置を収容するとともに半導体装置の電極部のコンタクト端子46aiに対する相対位置を位置決めする位置決め部材44と、複数のコンタクト端子46aiの一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダ42とを主な要素として含んで構成されている。
斯かる半導体装置用ソケットに供される半導体装置26は、例えば、BGA型の略正方形の半導体素子とされ、複数の電極部26aが縦横に形成される電極面を有している。
プリント配線基板40における所定位置には、その入出力部に導体層を通じて電気的に接続される電極群がソケット本体30の複数のコンタクト端子46aiに対応して形成されている。その電極群には、図2に示されるように、プリント配線基板40上に配されるソケット本体30に設けられる複数のコンタクト端子46aiの基端側の端子46Bが接続されている。
ソケット本体30は、複数のコンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fが突出する収容部30aを内側に有している。また、ソケット本体30は、各コンタクト端子46aiの基端部が挿入される支持孔30bを収容部30aの底部に有している。各支持孔30bの一方の開口端は、収容部30a内に開口している。
各コンタクト端子46aiは、装着される半導体装置26の各電極部26aに対応してソケット本体30に設けられる基端側の端子46Bと、その端子46Bに結合され半導体装置26の各電極部26aを選択的に挟持する一対の可動接点部46Fおよび46Mと、からなる。一対の可動接点部46Fおよび46Mは、スライダ42の移動に応じて互いに近接し半導体装置26の各電極部26aを挟持し、または、互いに離隔し半導体装置26の各電極部26aを解放状態とするものとされる。
また、端子46Bは、ソケット本体30における収容部30aの下方に部分に配されるコンタクト支持部材36および整列板38により支持されている。
コンタクト端子駆動部の一部を構成するスライダ42は、ソケット本体30の収容部30aに、各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って移動可能に配されている。即ち、コンタクト作動用部材としてのスライダ42は、ソケット本体30におけるカバー部材34の昇降動方向に沿って移動可能に配されている。
スライダ42は、各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fが突出する開口部42bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部42bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子46aiに対応して形成されている。
スライダ42において、各同一の列ごとの各開口部42b相互間には、開口部42b相互間を仕切るとともに、可動接点部46Mと可動接点部46Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部42Pが設けられている。さらに、スライダ42の下端面とソケット本体30の収容部30aの底面部との間には、スライダ42を図5に示される位置から図2に示される位置までに戻すべく付勢するリターンスプリング48が設けられている。
スライダ42の上部は、初期位置においては、図2に示されるように、ソケット本体30の上端面から所定量突出するものとされる。その際、コンタクト端子46aiの可動接点部46Mと可動接点部46Fとは互いに近接した状態とされる。
一方、図5に示されるように、カバー部材34がソケット本体30に対し下降せしめられる場合、カバー部材34の下端面に当接したスライダ42の上部端面は、リターンスプリング48の付勢力に抗して収容部30a内に押し込まれ、ソケット本体30の上端面と共通の平面に一致することとなる。その際、コンタクト端子46aiの可動接点部46Mと可動接点部46Fとは互いに離隔した状態とされる。
これにより、カバー部材34の下降動作に応じてスライダ28がリターンスプリング48の付勢力に抗して下降せしめられるとき、可動接点押圧部42Pが各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび可動接点部46Fを互いに離隔させるように移動せしめられる。一方、カバー部材34の上昇動作に応じてスライダ42がリターンスプリング48の付勢力および可動接点部46Mおよび46Fの復元力により移動せしめられる。
位置決め部材44は、図2に示されるように、その中央部に、半導体装置26が着脱可能に装着される収容部44aを有している。例えば、搬送ロボットのマテリアルハンドリング部10における吸着パッド24に保持される半導体装置26は、解放された後、その収容部44a内に、所定の高さからの落下により落とし込まれることにより、自動的に案内され位置決めされるものとされる。
収容部44aの内周面は、例えば、略正方形の半導体装置26の各端面がそれぞれ対向する平坦面と、上端面とその平坦面とを結合する斜面部と、平坦面に交叉する底面部とにより形成されている。収容部44aの内周面の寸法は、所定の公差をもって装着される半導体装置26の外形寸法よりも大に設定されている。
コンタクト端子駆動制御機構部の一部を構成するカバー部材34は、位置決め部材44の外周を包囲するように開口34aを内側に有している。カバー部材34は、ソケット本体30に対し昇降動可能にソケット本体30に支持されている。カバー部材34の内側であって開口34aの周囲に複数個設けられる凹部とソケット本体30の凹部との間には、それぞれ、カバー部材34をソケット本体30から離隔する方向、即ち、上方に向かって付勢するコイルスプリング32が設けられている。
半導体装置用ソケット2の上方には、カバー部材34に昇降動を行わせるICソケット作動部材(IOM)28が配されている。これにより、コンタクト端子駆動制御機構部がICソケット作動部材28およびカバー部材34により形成されることとなる。
ICソケット作動部材28は、各半導体装置用ソケット2の周囲に設けられる昇降機構(不図示)により昇降動可能に支持されている。ICソケット作動部材28は、上述のカバー部材34の開口34aに連通する開口28aを有している。
その昇降機構は、例えば、エアシリンダーにより駆動されるものとされる。そのエアシリンダーは、後述する制御ユニットにより制御される。これにより、ICソケット作動部材28は、カバー部材34の上方にある図2に示される位置とカバー部材34の上端面に当接しカバー部材34を押圧した最下端となる図5に示される位置との間を移動可能とされる。
また、半導体装置26が半導体装置用ソケット2に対し着脱される場合、ICソケット作動部材28の開口28aを通じてマテリアルハンドリング部10における吸引パイプ20の下端に固定される吸着パッド24に保持される半導体装置26が通過される。
吸引パイプ20を有する浮動部材18を含んでなるマテリアルハンドリング部(MH)10は、図2に示されるように、図示が省略される搬送ロボットのアーム部に固定されている。その搬送ロボットは、所定のプログラムに従う移動経路に沿って半導体装置用ソケット2と所定のトレーとの間を移動するものとされる。そのトレーには、試験に供される所定の数量の半導体装置26が配置されている。
マテリアルハンドリング部(MH)10は、ICソケット作動部材28および半導体装置用ソケット2に対し近接または離隔可能とされ、即ち、所定のストロークをもって昇降動可能とされる。
マテリアルハンドリング部(MH)10は、1個の半導体装置26を保持または解放する吸着パッド24を有する吸引パイプ20と、吸引パイプ20を支持する浮動部材18と、浮動部材18を移動可能に支持する浮動部支持軸14と、を主な要素として含んで構成されている。
吸着パッド24は、例えば、弾性材料で作られ、一方の端面に半導体装置26を吸着する吸着面を有している。また、吸着パッド24は、吸引通路の一部を構成しその吸着面に開口する透孔24aを有している。吸着パッド24の他端は、L字状の吸引パイプ20の一端に結合されている。吸引パイプ20の内部には、吸引通路の一部を構成する通路20aが形成されている。吸引パイプ20の他端には、図示が省略される吸引ポンプに接続されるチューブ22の一端が接続されている。その吸引ポンプは、後述する制御ユニットにより動作制御される。従って、試験に供される半導体装置26は、その吸引ポンプが作動状態とされる場合、チューブ22、通路20a、および透孔24aからなる吸引通路を介して吸着パッド24の吸着面により吸引保持されることとなる。
浮動部材18は、吸引パイプ20の屈曲部が固定される凹部18aを内側に有している。また、浮動部支持軸14の一端が摺動可能に嵌合される孔18bが凹部18aに隣接して形成されている。孔18bは、浮動部支持軸14の一端のフランジ部が摺動可能に嵌合される大径部および浮動部支持軸14の軸部が摺動可能に嵌合される小径部からなる。その大径部の深さは、後述する浮動部材18の所定のストローク量に応じて設定されている。その際、浮動部材18は、浮動部支持軸14の軸線と孔18bおよび吸引パイプ20の中心軸線とが共通の軸線上にあるように、浮動部支持軸14の一端に支持されている。
浮動部支持軸14の他端は、マテリアルハンドリング部(MH)10に設けられる固定部12に固定されている。固定部12は、例えば、浮動部支持軸14の他端が嵌合される孔を有している。また、その孔には、図示が省略されるビスがねじ込まれる雌ねじがその半径方向に沿って設けられている。従って、ビスが雌ねじにねじ込まれることにより、浮動部支持軸14の他端が固定部12に固定されることとなる。浮動部支持軸14における固定部12と浮動部材18との間には、浮動部材18を固定部12から離隔する方向に付勢するコイルスプリング16が巻装されている。
本発明に係る半導体装置の着脱装置の第1実施例においては、さらに、図3に示されるように、マテリアルハンドリング部(MH)10の昇降および吸着動作、および、ICソケット作動部材(IOM)28の動作制御を行う制御ユニット50を備えている。
図3において、制御ユニット50には、後述する認識装置72からのマテリアルハンドリング部(MH)10の位置をあらわすデータDP1、ICソケット作動部材(IOM)28の位置をあらわすデータDP2、データ入力部52からの制御指令データ群CDが供給される。
制御ユニット50は、上述の供給されるデータDP1、DP2および制御指令データ群CDに基づいて制御信号を形成し、それを後述する各制御部56、58、および60に供給する中央演算処理部(CPU)50Cと、マテリアルハンドリング部(MH)10およびICソケット作動部材(IOM)28の動作制御用のプログラムデータ、および、試験に供される半導体装置26の種類、数量等をあらわすデータを格納する記憶部50Mとを含んで構成されている。また、記憶部50Mには、上述の搬送ロボットおよびマテリアルハンドリング部(MH)10に関し、予め所定のティーチングにより指定された軌道に沿った位置、姿勢等のデータも記憶されている。
制御ユニット50には、データ入力部52が接続されている。データ入力部52は、例えば、キーボートからなる入力部とされ、半導体装置26の装着指令データ、試験開始指令データ、試験終了指令データ等を含んでなる制御指令データ群CDを所定のタイミングで制御ユニット50に供給する。また、制御ユニット50には、相対位置データDP1およびDP2を形成する認識装置72が接続されている。認識装置72には、ICソケット作動部材(IOM)28の姿勢を撮像するカメラ70からの撮像データDG2、マテリアルハンドリング部(MH)10の姿勢を撮像するカメラ68からの撮像データDG1が常時供給される。カメラ68および70は、それぞれ、例えば、CCDカメラとされる。
認識装置72は、撮像データDG2に基づいて所定の画像抽出、および、画像変換処理を行い、二次元、もしくは三次元の相対位置データDP2と、撮像データDG1に基づいて所定の画像抽出および画像変換処理を行い、二次元、もしくは三次元の相対位置データDP1とを得る。
また、制御ユニット50には、表示部54が接続されている。表示部54は、中央演算処理部(CPU)50Cからの表示信号に基づいて試験状態である表示、試験が終了した状態である表示等を行う。
さらに、制御ユニット50には、モータ制御部56、エアシリンダー制御部58、および、吸引ポンプ制御部60が接続されている。
斯かる構成のもとで、半導体装置用ソケット2に対する半導体装置の装着するにあたり、制御ユニット50は、マテリアルハンドリング部(MH)10を有する搬送ロボットが所定のホームポジションからトレーの真上に移送されたとき、装着指令をあらわす制御指令データ群CDに基づいてトレーにおける半導体装置26まで下降し半導体装置26を保持した後、上昇すべく、制御信号CM、CPをそれぞれ、形成しそれらをモータ制御部56、吸引ポンプ制御部60に供給する。
これにより、吸引ポンプ66が作動し、マテリアルハンドリング部(MH)10の吸着パッド24は、半導体装置26を保持するものとされる。その際、吸着パッド24の中心軸線と半導体装置26の中心軸線とが一致するものとされる。
そして、搬送ロボットが図2に示されるように、半導体装置用ソケット2の真上まで移送される。
制御ユニット50は、先ず、ステップS1(図4参照)においてデータDP1に基づいて吸着パッド24が図2に示される状態にあると判断した場合、ICソケット作動部材28を半導体装置用ソケット2のカバー部材34の上面に当接させた状態でカバー部材34を、図5に示されるように、所定量、下降させ最下端で保持すべく、制御信号CAを形成しそれをエアシリンダー制御部58に供給する。
これにより、カバー部材34が最下端位置まで下降せしめられることによって、スライダ42がリターンスプリング48の付勢力に抗して下降せしめられるのでコンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fが互いに離隔することとなる。
次に、制御ユニット50は、ステップS2(図4参照)においてマテリアルハンドリング部(MH)10を所定位置まで下降させるべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給し、その後、吸引ポンプ制御部60への制御信号CPの供給を停止する(ステップS3)。これにより、図5に示されるように、サーボモータ62が作動し、かつ、吸引ポンプ66が作動停止し、半導体装置26が吸着パッド24から解放され位置決め部材34の底部に案内されて落下し載置されることとなる。その際、半導体装置26の各電極部26aは、コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fの相互間に配されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、ステップS4(図4参照)においてマテリアルハンドリング部(MH)10をさらに下降させつつ吸着パッド24で半導体装置26をコイルスプリング16の付勢力に抗して所定長さL1だけ押圧すべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給する。これにより、図6に示されるように、浮動部材18における凹部18bを形成する内周面と浮動部支持軸14のフランジ部との間に所定長さL1の隙間が形成されることとなる。その際、半導体装置26の跳ね上がりが吸着パッド24により回避される。
続いて、制御ユニット50は、ステップ5(図4参照)において、吸着パッド24で保持された半導体装置26の各電極部26aを各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fで挟持するために図1に示されるように、ICソケット作動部材28およびカバー部材34を上昇させるべく、制御信号CAを形成しそれをエアシリンダー制御部58に供給する。
これにより、スライダ42がリターンスプリング48の付勢力により上昇せしめられるとともに、カバー部材34がスライダ42の上端に対し離隔することにより、各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fは、半導体装置26の各電極部26aを挟持することとなる。従って、試験に供される半導体装置26の装着が完了し、また、半導体装置26の各電極部26aと可動接点部46Mおよび46Fとは電気的に接続されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、ステップS6(図4参照)において、試験開始にあたり、試験開始指令データに基づいてマテリアルハンドリング部(MH)10、および、ICソケット作動部材28を図7に示される位置まで上昇させるべく、データDP1およびDP2に基づいて制御信号CM,CAを形成しそれらをモータ制御部56、エアシリンダー制御部58に供給する。これにより、カバー部材34がコイルスプリング32の付勢力により、最上端位置まで上昇せしめられる。
続いて、制御ユニット50は、半導体装置用ソケット2に対する所定の試験期間経過後、試験済みの半導体装置を半導体装置用ソケット2から取り外すために試験終了指令データに基づいてICソケット作動部材28およびマテリアルハンドリング部(MH)10を図5に示される位置まで下降させるとともに、吸着パッド24により試験済みの半導体装置を吸引保持した後、それを保持した状態でICソケット作動部材28およびマテリアルハンドリング部(MH)10を上昇させるためにデータDP1、DP2に基づいて制御信号CM,CA,および、CPを形成しそれらをモータ制御部56、エアシリンダー制御部58、および、吸引ポンプ制御部60に供給する。
これにより、試験済みの半導体装置が半導体装置用ソケット2から取り外されることとなる。
斯かる実施例においては、以下のような効果を奏する。
1)従来のICソケットにおいて備えられるラッチ機構等が不要とされるのでICソケットの部品点数が減り、かつ、簡単な構成なのでコストパフォーマンスに優れたICソケットを製造することができる。2)1つのICソケットにより、多種多様な半導体装置の試験に対応できる。3)コンタクト端子の可動接点部が例えば、BGA型の半導体装置において半田ボールを挟持するタイミングをマテリアルハンドリング部側で自由に調整することも可能である。これにより、既存のICソケットに使用される半導体装置の半田ボール径が変更される場合であっても試験に当たり既存のICソケットにより対応できることとなる。その結果、設備を変更することなく、簡単なソフトウェアの変更等により、既存のICソケットを使用できる。
図8は、本発明に係る半導体装置の着脱装置の第2実施例を概略的に示す。
なお、図8においては、図1に示される例における同一の構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
図1に示される例においては、ICソケット作動部材28は、マテリアルハンドリング部10とは別の駆動源とされるエアシリンダー64により駆動されるが、その代わりに、図8に示される例においては、額縁状のICソケット作動部材78がマテリアルハンドリング部10の下端部に固定されている。また、図1に示される例において、浮動部材18を支持する浮動部支持軸14がマテリアルハンドリング部10に対し固定される構成とされるが、図8に示される例においては、マテリアルハンドリング部10の所定位置に設けられ浮動部材18を支持するエアシリンダー74のピストンロッド76がマテリアルハンドリング部10に対し相対的に移動可能とされる。
エアシリンダー74のピストンロッド76は、図11に示されるように、一端に設けられるフランジ部が浮動部材18の凹部18bの大径部に移動可能に嵌合されている。また、ピストンロッド76の中間部に設けられる環状部76aと浮動部材18の上端部との間には、コイルスプリング16が巻装されている。
また、斯かる構成に加えて、図13に示されるように、マテリアルハンドリング部(MH)10の昇降、および、吸着動作、および、エアシリンダー74の動作制御を行う制御ユニット50を備えている。
図13において、図3において同一とされる構成要素については同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
斯かる構成において、半導体装置用ソケット2に対する半導体装置の装着するにあたり、制御ユニット50は、マテリアルハンドリング部(MH)10を有する搬送ロボットが所定のホームポジションからトレーの真上に移送されたとき、装着指令をあらわす制御指令データ群CDに基づいてトレーにおける半導体装置26まで下降し半導体装置26を保持した後、上昇すべく、制御信号CM、CPをそれぞれ、形成しそれらをモータ制御部56、吸引ポンプ制御部60に供給する。
これにより、サーボモータ62および吸引ポンプ66が作動し、マテリアルハンドリング部(MH)10の吸着パッド24は、半導体装置26を保持するものとされる。その際、吸着パッド24の中心軸線と半導体装置26の中心軸線とが一致するものとされる。
そして、搬送ロボットが図8に示されるように、半導体装置用ソケット2の真上まで移送される。
制御ユニット50は、先ず、ステップS1(図14参照)においてデータDP1に基づいて吸着パッド24が図8に示される状態にあると判断した場合、マテリアルハンドリング部(MH)10を、半導体装置用ソケット2のカバー部材34の上面に、そのICソケット作動部材78を当接させた状態でカバー部材34を、図9に示されるように、所定量、下降させ最下端で保持すべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給する。
これにより、カバー部材34が最下端位置まで下降せしめられることによって、スライダ42がリターンスプリング48の付勢力に抗して下降せしめられるのでコンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fが互いに離隔することとなる。
次に、制御ユニット50は、ステップS2(図14参照)において吸引ポンプ制御部60への制御信号CPの供給を停止する。これにより、図9に示されるように、半導体装置26が吸着パッド24から解放され位置決め部材44の底部に案内されて落下し載置されることとなる。その際、半導体装置26の各電極部26aは、コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fの相互間に配されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、ステップS3(図14参照)においてピストンロッド76をさらに所定距離L2だけ伸長(下降)させつつ吸着パッド24を半導体装置26の表面に当接させながらコイルスプリング16の付勢力に抗してさらに所定長さL3だけ押圧すべく、制御信号CAを形成しそれをエアシリンダー制御部58に供給する。これにより、図10に示されるように、浮動部材18における凹部18bを形成する内周面と浮動部支持軸14のフランジ部との間に所定長さL3の隙間が形成されることとなる。その際、半導体装置26の跳ね上がりが吸着パッド24により回避される。
続いて、制御ユニット50は、ステップS4(図14参照)において、吸着パッド24で保持された半導体装置26の各電極部26aを各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fで挟持するために図11に示されるように、マテリアルハンドリング部(MH)10およびICソケット作動部材78、カバー部材34を所定距離L4だけ上昇させるべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給する。
これにより、スライダ42がリターンスプリング48の付勢力により上昇せしめられるとともに、カバー部材34がスライダ42の上端に対し離隔することにより、各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fは、半導体装置26の各電極部26aを挟持することとなる。従って、試験に供される半導体装置26の装着が完了し、また、半導体装置26の各電極部26aと可動接点部46Mおよび46Fとは電気的に接続されることとなる。その際、図11に示されるように、浮動部材18における凹部18bを形成する内周面と浮動部支持軸14のフランジ部との間に所定長さL3よりも小なる長さL5の隙間が形成されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、ステップS5(図14参照)において、試験開始にあたり、試験開始指令データに基づいてマテリアルハンドリング部(MH)10、および、ICソケット作動部材78を図12に示される所定位置まで上昇させるべく、データDP1およびDP2に基づいて制御信号CMを形成しそれらをモータ制御部56に供給する。これにより、カバー部材34がコイルスプリング32の付勢力により、最上端位置まで上昇せしめられる。
続いて、制御ユニット50は、半導体装置用ソケット2に対する所定の試験期間経過後、試験済みの半導体装置を半導体装置用ソケット2から取り外すために試験終了指令データに基づいてICソケット作動部材78およびマテリアルハンドリング部(MH)10を図10に示される位置まで下降させるとともに、吸着パッド24により試験済みの半導体装置を吸引保持した後、それを保持した状態でICソケット作動部材78およびマテリアルハンドリング部(MH)10を上昇させるためにデータDP1、DP2に基づいて制御信号CM、および、CPを形成しそれらをモータ制御部56、および、吸引ポンプ制御部60に供給する。
これにより、試験済みの半導体装置が半導体装置用ソケット2から取り外されることとなる。
図15は、本発明に係る半導体装置の着脱装置の第3実施例を概略的に示す。
なお、図15においては、図8に示される例における同一の構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
図8に示される例においては、半導体装置用ソケット2は、スライダ42を昇降動させるカバー部材34を備えるものとされるが、図15に示される例では、カバー部材34の機能をICソケット作動部材78が果たすものとされる。また、図15に示される例では、図8に示される吸引用パイプ20に代えて、フランジ付吸引用パイプ80を備えるものとされる。
半導体装置用ソケット2’は、プリント配線基板40上に固定されるソケット本体30’と、ソケット本体30’内の中央のコンタクト収容部30’aに配され半導体装置26とプリント配線基板40の導電層とを電気的に接続する複数のコンタクト端子46ai(i=1〜n,nは正の整数)と、試験に供される半導体装置26を収容するとともに半導体装置26の電極部26aのコンタクト端子46aiに対する相対位置を位置決めする位置決め部材44’と、複数のコンタクト端子46aiの一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダ42’とを主な要素として含んで構成されている。
コンタクト端子駆動部の一部を構成するスライダ42’は、ソケット本体30’の収容部30’aに、各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って移動可能に配されている。
スライダ42’は、各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび46Fが突出する開口部42’bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部42’bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子46aiに対応して形成されている。
スライダ42’において、各同一の列ごとの各開口部42’b相互間には、開口部42’b相互間を仕切るとともに、可動接点部46Mと可動接点部46Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部42’Pが設けられている。さらに、スライダ42’の下端面とソケット本体30’の収容部30’aの底面部との間には、スライダ42’を図17に示される位置から図15に示される位置までに戻すべく付勢するリターンスプリング48が設けられている。
スライダ42’の上部は、初期位置においては、図15に示されるように、ソケット本体30’の上端面から所定量突出するものとされる。その際、コンタクト端子46aiの可動接点部46Mと可動接点部46Fとは互いに近接した状態とされる。
一方、図16および図17に示されるように、ICソケット作動部材78がソケット本体30’に対し下降せしめられる場合、ICソケット作動部材78の下端面に当接したスライダ42’の上部端面は、リターンスプリング48の付勢力に抗して収容部30’a内に押し込まれ、ソケット本体30’の上端面と共通の平面に一致することとなる。その際、コンタクト端子46aiの可動接点部46Mと可動接点部46Fとは互いに離隔した状態とされる。
これにより、ICソケット作動部材78の下降動作に応じてスライダ42’がリターンスプリング48の付勢力に抗して下降せしめられるとき、可動接点押圧部42’Pが各コンタクト端子46aiの可動接点部46Mおよび可動接点部46Fを互いに離隔させるように移動せしめられる。一方、ICソケット作動部材78の上昇動作に応じてスライダ42’がリターンスプリング48の付勢力および可動接点部46Mおよび46Fの復元力により移動せしめられる。
位置決め部材44’は、図15に示されるように、その中央部に、半導体装置26が着脱可能に装着される載置部44’aを有している。載置部44’aには、開口部が形成されており、半導体装置26の4隅にある電極部が、それぞれ、その開口部の各角の周縁に係合することにより、半導体装置26が位置決めされる。
例えば、搬送ロボットのマテリアルハンドリング部10における吸着パッド24に保持される半導体装置26は、解放された後、その載置部44’a内に、所定の高さからの落下により落とし込まれることにより、自動的に案内され位置決めされるものとされる。
吸着パッド24の他端は、L字状の吸引パイプ80の一端に結合されている。フランジ付吸引パイプ80の内部には、吸引通路の一部を構成する通路80aが形成されている。フランジ付吸引パイプ80の他端には、図示が省略される吸引ポンプに接続されるチューブ22の一端が接続されている。また、フランジ付吸引パイプ80における吸着パッド24側の外周端部には、フランジ部80Fが設けられている。位置規制部材としてのフランジ部80Fは、ICソケット作動部材78の内径よりも小なる直径であって、位置決め部材44’の外寸法よりも若干大なる辺を有している。
また、フランジ部80Fの外周縁部は、ソケット本体30’に対し所定長さ屈曲している。屈曲した長さは、例えば、図21に示されるように、半導体装置26がソケット本体30’内に装着されていない状態で、ICソケット作動部材78およびフランジ部80Fの端面がソケット本体30’の上端に当接したとき、吸着パッド24の端面と位置決め部材44’の上面またはコンタクト端子46aiの先端との間に所定の隙間CLが形成されるように設定されている。隙間CLは、例えば、零を超え、半導体装置26の厚さよりも小なる寸法、または半導体装置26の厚さと等しい寸法に設定される。
従って、このようなフランジ部80F付吸引パイプ80を有することにより、隙間CLが形成されるので例えば、上述の第2実施例において、図22に示されるように、半導体装置26が保持されていない吸着パッド24が何らかの原因により誤って降下せしめられることにより、吸着パッド24がコンタクト端子46aiに衝突し、コンタクト端子46aiが損傷するといった事態を回避できることとなる。
斯かる実施例においても、図13に示されるような制御ユニット50を同様に備えている。
斯かる構成において、半導体装置用ソケット2’に対する半導体装置の装着するにあたり、制御ユニット50は、マテリアルハンドリング部(MH)10を有する搬送ロボットが所定のホームポジションからトレーの真上に移送されたとき、装着指令をあらわす制御指令データ群CDに基づいてトレーにおける半導体装置26まで下降し半導体装置26を保持した後、上昇すべく、制御信号CM、CPをそれぞれ、形成しそれらをモータ制御部56、吸引ポンプ制御部60に供給する。
これにより、マテリアルハンドリング部(MH)10の吸着パッド24は、半導体装置26を保持するものとされる。その際、吸着パッド24の中心軸線と半導体装置26の中心軸線とが一致するものとされる。
そして、搬送ロボットが図15に示されるように、半導体装置用ソケット2の真上まで移送される。
制御ユニット50は、先ず、データDP1に基づいて吸着パッド24が図15に示される状態にあると判断した場合、スライダ42’の上面にそのICソケット作動部材78を当接させた状態で、図16および図17に示されるように、マテリアルハンドリング部(MH)10を所定量、下降させ最下端で保持すべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給する。
これにより、スライダ42’がリターンスプリング48の付勢力に抗して下降せしめられるのでコンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fが互いに離隔することとなる。
次に、制御ユニット50は、吸引ポンプ制御部60への制御信号CPの供給を停止する。これにより、図17に示されるように、半導体装置26が吸着パッド24から解放され位置決め部材44’の載置部に落下し載置されることとなる。その際、半導体装置26の各電極部26aは、コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fの相互間に配されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、ピストンロッド76をさらに所定距離だけ伸長(下降)させつつ吸着パッド24を半導体装置26の表面に当接させながらコイルスプリング16の付勢力に抗してさらに所定長さL6だけ押圧すべく、制御信号CAを形成しそれをエアシリンダー制御部58に供給する。これにより、図18に示されるように、浮動部材18における凹部18bを形成する内周面とピストンロッド76のフランジ部との間に所定長さL6の隙間が形成されることとなる。また、図18に示されるように、フランジ部80Fの端面とソケット本体30’の上端との間に隙間CLが形成される。
その際、半導体装置26の跳ね上がりが吸着パッド24により回避されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、吸着パッド24で保持された半導体装置26の各電極部26aを各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fで挟持するために図19に示されるように、マテリアルハンドリング部(MH)10およびICソケット作動部材78を所定距離L8だけ上昇させるべく、制御信号CMを形成しそれをモータ制御部56に供給する。
これにより、フランジ部80Fの端面とソケット本体30’の上端との間に隙間CLが形成される状態でスライダ42’がリターンスプリング48の付勢力により上昇せしめられるとともに、ICソケット作動部材78がスライダ42’の上端に対し離隔することにより、各コンタクト端子46の可動接点部46Mおよび46Fは、半導体装置26の各電極部26aを挟持することとなる。従って、試験に供される半導体装置26の装着が完了し、また、半導体装置26の各電極部26aと可動接点部46Mおよび46Fとは電気的に接続されることとなる。その際、図19に示されるように、浮動部材18における凹部18bを形成する内周面とピストンロッド76のフランジ部との間に所定長さL6よりも小なる長さL7の隙間が形成されることとなる。
続いて、制御ユニット50は、試験開始にあたり、試験開始指令データに基づいてマテリアルハンドリング部(MH)10、および、ICソケット作動部材78を図20に示される所定位置まで上昇させるべく、データDP1およびDP2に基づいて制御信号CMを形成しそれらをモータ制御部56に供給する。これにより、スライダ42’がコイルスプリング48の付勢力により、最上端位置まで上昇せしめられる。
続いて、制御ユニット50は、半導体装置用ソケット2’に対する所定の試験期間経過後、試験済みの半導体装置を半導体装置用ソケット2’から取り外すために試験終了指令データに基づいてICソケット作動部材78およびマテリアルハンドリング部(MH)10を図17に示される位置まで下降させるとともに、吸着パッド24により試験済みの半導体装置を吸引保持した後、それを保持した状態でICソケット作動部材78およびマテリアルハンドリング部(MH)10を上昇させるためにデータDP1、DP2に基づいて制御信号CM、および、CPを形成しそれらをモータ制御部56、および、吸引ポンプ制御部60に供給する。これにより、試験済みの半導体装置が半導体装置用ソケット2から取り外されることとなる。
なお、本発明における上述の各実施例において、ICソケット作動部材、およびマテリアルハンドリング部(MH)の所定の位置を検出するためにカメラから得られる撮像データが用いられているが、斯かる例に限られることなく、ICソケット作動部材、およびマテリアルハンドリング部(MH)の所定の位置を検出する近接センサが所定位置に配されるもとで、近接センサからの検出出力信号に基づいてICソケット作動部材、およびマテリアルハンドリング部(MH)を制御する構成であってもよい。
図23は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第1実施例を概略的に示す。
半導体装置用ソケットは、図23に示されるように、プリント配線基板110上に配され、後述する半導体装置118を電気的にプリント配線基板110に接続するコンタクト端子100ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体90と、ソケット本体90内におけるコンタクト端子100aiに対し上方の位置に配され半導体装置118が装着される収容部94aを有する位置決め部材94と、位置決め部材94の周囲に配され半導体装置118を位置決め部材94の収容部94aに対し選択的に保持する一対の押え部材102を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材102に伝達するカバー部材92とを含んで構成されている。
位置決め部材94は、その収容部94a内に装着されたBGA型の半導体装置118の外周部を位置決めすることにより、その半導体装置118の電極部118aのコンタクト端子100aiの可動接点部100Fおよび100Mに対する相対位置を位置決めるものとされる。
位置決め部材94は、例えば、それに設けられる一対の爪部がスライダ98の上面に形成される各長孔に移動可能に係合することにより、所定距離、コンタクト端子100aiの可動接点部100Fおよび100Mの運動方向に沿って移動可能にスライダ98の上面に配されている。また、位置決め部材94は、その内部に後述する押え部材102が通過する開口94bを有している。
ラッチ機構における一対の押え部材102は、図23および24に示されるように、それぞれ、収容部94aを挟んで相対向してスライダ98の両端に配されている。押え部材102は、スライダ98に回動可能に支持される基端部102Bと、半導体装置118の外周部に選択的に当接または離隔する当接部102Pと、基端部102Bと当接部102Pとを連結する連結部102Cとを含んで構成されている。
基端部102Bには、図25に示されるように、カバー部材92が最下端となる位置をとるとき、カバー部材92の下端が係合される突起片102tが形成されている。また、その基端部102Bとそれに対向するスライダ98に形成される凹部の底壁との間には、押え部材102の当接部102Pをコンタクト端子100ai側に近接する方向に付勢するコイルスプリング116が設けられている。
半導体装置118が収容部94a内に装着される場合、図25に示されるように、押え部材102の当接部102Pは、半導体装置118に干渉しないように収容部94aに対し離隔した待機位置をとり、また、半導体装置118が収容部94a内に装着された後、押え部材102の当接部102Pは、図28に示されるように、収容部94a内に侵入し半導体装置118を押え保持する保持位置をとるものとされる。
各コンタクト端子100aiは、装着される半導体装置118の各電極部118aに対応してソケット本体90に設けられる基端側の端子100Bと、その端子100Bに結合され半導体装置118の各電極部118aを選択的に挟持する一対の可動接点部100Fおよび100Mと、からなる。一対の可動接点部100Fおよび100Mは、スライダ98の移動に応じて互いに近接し半導体装置118の各電極部118aを挟持し、または、互いに離隔し半導体装置118の各電極部118aを解放状態とするものとされる。
また、端子100Bは、スライダ98が摺動される収容部90aの底壁の透孔に挿入されるとともに、ソケット本体90における収容部90aの下方に部分に配されるコンタクト支持部材114および整列板112により支持されている。
スライダ98は、ソケット本体90の収容部90aの底壁に、コンタクト端子100aiの可動接点部100Mおよび100Fの運動方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ98は、各コンタクト端子100aiの可動接点部100Mおよび100Fが突出する開口部98bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部98bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子100aiに対応して形成されている。
スライダ98において、各同一の列ごとの各開口部98b相互間には、開口部98b相互間を仕切るとともに、可動接点部100Mと可動接点部100Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部98Pが設けられている。スライダ98の両端部には、それぞれ、上述の押え部材102の基端部102Bを回動可能に支持する段部98sが形成されている。スライダ98の段部98sよりもさらに外側にコイルスプリング116を支持するスプリング受部が形成されている。
さらに、図23においてスライダ42の左側の端面とソケット本体90の収容部90aの側面部との間には、スライダ98を図25に示される位置から図23に示される位置までに戻すべく付勢するリターンスプリング(不図示)が設けられている。
カバー部材92は、半導体装置118が位置決め部材94の収容部94aに対し着脱されるとき、半導体装置118、および位置決め部材94が通過する開口部92aを中央部に有している。カバー部材92は、ソケット本体90に対し昇降動可能に配されている。
カバー部材92とソケット本体90との間には、図24に示されるように、カバー部材92をソケット本体90に対し離隔する方向に付勢するコイルスプリング96が4隅に配されている。コイルスプリング96の一端は、カバー部材92の凹部92dに配され、また、コイルスプリング96の他端は、ソケット本体90の凹部90dに配されている。
さらに、カバー部材92の縁においてスライダ98に対向する内面の凹部92rには、図23および図24に示されるように、スライダ98の移動のタイミングを調整するタイミング調整機構としてのカム機構が所定の間隔をもって4箇所に設けられている。なお、図23においては代表して1個のカム機構を拡大して示す。
各カム機構は、スライダ98の係合端部98eと収容部90aの側壁の内面との間に挿入されるカム片104と、カム片104をカバー部材92の凹部92r内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装されカム片104をスライダ98の係合端部98eと収容部90aの側壁の内面との間に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
各カム片104は、図23に示されるように、スライダ98の係合端部98eと収容部90aの側壁の内面との間に先細の先端を下方に向けて突出するように形成されている。各カム片104は、所定の湾曲面により形成されるカム面104aをスライダ98に対向して有している。また、カム片104におけるカム面104aに対向する部分は、下方に対向する収容部90aの側壁と略平行な平坦面により形成されている。カム片104の基端には、固定ピン106の雄ねじがねじ込まれる雌ねじが所定深さで形成されている。カム片104の基端は、凹部92rに対し移動可能に配されている。
固定ピン106の軸部は、凹部92rに開口する孔92hに嵌合されている。固定ピン106の頭部は、孔92hの開口端の周縁に係合されている。これにより、カム片104が固定ピン106を介してカバー部材92の凹部92r内に移動可能に取り付けられることとなる。
コイルスプリング108のばね定数は、カバー部材92の上昇直後、スライダ98が図25に示される矢印Mの示す方向とは反対方向に戻されるとき、カム片104がスライダ98の係合端部98eと収容部90aの側壁の内面との間から抜け出ないような値に設定される。
斯かる構成において、半導体装置118の試験を行うにあたっては、先ず、図25に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材92の上面に当接されてコイルスプリング96の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材92の下端が突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ98は,その係合端部98eがカム片104のカム面104aにより図25に示される矢印Mが示す方向に押圧され移動せしめられる。従って、図25に示されるように、コンタクト端子100aiの可動接点部100Mが可動接点部100Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置118が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材92の開口部92aおよび位置決め部材94の真上となる位置まで搬送される。
次に、図25に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置118は、カバー部材92の開口部92aを通じて下降せしめられて収容部94aに位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材92は、作業ロボットの先端がカバー部材92の上面に当接された状態で上昇されるとき、コイルスプリング96の付勢力により図25に示される最下端位置から最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材92の上昇開始直後、コイルスプリング116の付勢力により、押え部材102の当接部102Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置118をコンタクト端子100aiに向けて押圧することとなる。
その際、図26および図27に示されるように、スライダ98の係合端部98eがカム片104のカム面104aに当接しているのでコンタクト端子100aiにおける可動接点部100Mと可動接点部100Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部100Mと可動接点部100Fとの間の開き量が小となる前に押え部材102の当接部102Pが半導体装置118に当接するので半導体装置118の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材92がさらに図28に示されるように、カム片104を伴って上昇されることにより、スライダ98が戻され半導体装置118の電極部118aが可動接点部100Mおよび可動接点部100Fにより挟持されることとなる。
そして、カバー部材92が最上端位置に維持されるもとでプリント配線基板110の入出力部に検査信号が供給されることにより所定の試験が実行される。
半導体装置118の試験が終了した場合、その半導体装置118を取り出し、新たな半導体装置118を装着するために作業ロボットにおけるアームの先端が、上述と同様に、カバー部材92の上面に当接されてコイルスプリング96の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。試験された半導体装置118は、搬送アームにより取り出され、また、試験される新たな半導体装置118は、上述と同様に、装着されることとなる。
従って、斯かる実施例においては、タイミング調整機構部により、押え部材が半導体装置の上面に当接した後、コンタクト端子の接点部が半導体装置の電極部を挟持するタイミングを容易に調整できる。
図29は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第2実施例を概略的に示す。
なお、図29において、図23に示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を示し、その重複説明を省略する。
半導体装置用ソケットは、図29に示されるように、プリント配線基板110上に配され、半導体装置118を電気的にプリント配線基板110に接続するコンタクト端子130ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体120と、ソケット本体120内におけるコンタクト端子130aiに対し上方の位置に配され半導体装置118が装着される収容部122aを有する位置決め部材122と、コンタクト端子130aiの可動接点130Mおよび130Fを互いに近接または離隔させるスライダ124と、位置決め部材122の周囲に配され半導体装置118を位置決め部材122の収容部122aに対し選択的に保持する一対の押え部材102を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材102に伝達するカバー部材92とを含んで構成されている。
各コンタクト端子130aiは、装着される半導体装置118の各電極部118aに対応してソケット本体120に設けられる基端側の端子130Bと、その端子130Bに結合され半導体装置118の各電極部118aを選択的に挟持する一対の可動接点部130Fおよび130Mと、からなる。一対の可動接点部130Fおよび130Mは、スライダ124の移動に応じて互いに近接し半導体装置118の各電極部118aを挟持し、または、互いに離隔し半導体装置118の各電極部118aを解放状態とするものとされる。
また、端子130Bは、スライダ124が摺動される収容部120aの底壁の透孔に挿入されるとともに、ソケット本体120における収容部120aの下方に部分に配されるコンタクト支持部材134および整列板136により支持されている。
スライダ124は、ソケット本体120の収容部120aの側壁に、コンタクト端子130aiの可動接点部130Mおよび130Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ124は、各コンタクト端子130aiの可動接点部130Mおよび130Fが突出する開口部124bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部124bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子130aiに対応して形成されている。
スライダ124において、各同一の列ごとの各開口部124b相互間には、開口部124b相互間を仕切るとともに、可動接点部130Mと可動接点部130Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部124Pが設けられている。可動接点押圧部124Pは、略二等辺三角形の断面を有している。
収容部120aの外周部における相対向する端部には、それぞれ、上述の押え部材102の基端部102Bを回動可能に支持する段部120sが形成されている。段部120sよりもさらに外側にコイルスプリング116を支持するスプリング受部が形成されている。
さらに、図29においてスライダ124の下面とソケット本体120の収容部120aの底面部との間には、スライダ124を収容部120aの底面部から離隔する方向に付勢するリターンスプリング126が設けられている。
カバー部材92は、ソケット本体120に対し昇降動可能に配されている。カバー部材92とソケット本体120との間には、図29に示されるように、カバー部材92をソケット本体120に対し離隔する方向に付勢するコイルスプリング96が4隅に配されている。コイルスプリング96の一端は、カバー部材92の凹部92dに配され、また、コイルスプリング96の他端は、ソケット本体120の凹部120dに配されている。
また、収容部120aの外周部には、図29および図30に示されるように、後述するカバー部材92の操作力をスライダ124に伝達するレバー部材128がスライダ124の端部に略平行に一対設けられている。
レバー部材128の一端は、ソケット本体120に回動可能に支持されている。また、レバー部材128の中間部は、ピン部材128Pによりスライダ124に連結されている。これにより、レバー部材128の他端が下方に向けて押圧される場合、スライダ124がリターンスプリング126の付勢力に抗して下降せしめられることとなる。
さらに、カバー部材92の縁においてレバー部材128に対向する内面の凹部92gには、図29および図30に示されるように、スライダ124の昇降動のタイミングを調整するタイミング調整機構が2箇所に設けられている。
各タイミング調整機構は、レバー部材128の他端を押圧する押圧片132と、押圧片132をカバー部材92の凹部92g内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装され押圧片132をレバー部材128に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
各押圧片132の先端は、図29に示されるように、カバー部材92の内面から下方に向けて突出している。その先端は、例えば、カバー部材92の内面に対し平行な平坦面を有している。押圧片132の基端には、固定ピン106の雄ねじがねじ込まれる雌ねじが所定深さで形成されている。押圧片132は、凹部92g内に移動可能に配されている。
固定ピン106の軸部は、凹部92gに開口する孔92hに嵌合されている。固定ピン106の頭部は、孔92hの開口端の周縁に係合されている。これにより、押圧片132が固定ピン106を介してカバー部材92の凹部92g内に移動可能に取り付けられることとなる。
コイルスプリング108のばね定数は、カバー部材92の上昇直後、押圧片132がレバー部材128の他端により押し上げられないような値に設定される。
斯かる構成において、半導体装置118の試験を行うにあたっては、先ず、図31に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材92の上面に当接されてコイルスプリング96の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材92の下端が突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が位置決め部材122の開口122bを介して互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ124は,レバー部材128が押圧片132により押圧されリターンスプリング126の付勢力に抗して下降せしめられる。従って、図31に示されるように、可動接点押圧部124Pの下降に応じてコンタクト端子130aiの可動接点部130Mが可動接点部130Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置118が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材92の開口部92aおよび位置決め部材122の真上となる位置まで搬送される。
次に、図31に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置118は、カバー部材92の開口部92aを通じて下降せしめられて収容部122aに位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材92は、作業ロボットの先端がカバー部材92の上面に当接された状態で上昇されるとき、コイルスプリング96の付勢力により図31に示される最下端位置から最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材92の上昇開始直後、コイルスプリング116の付勢力により、押え部材102の当接部102Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置118をコンタクト端子130aiに向けて押圧することとなる。
その際、図32に示されるように、レバー部材128が押圧片132の平坦面に当接しているのでコンタクト端子130aiにおける可動接点部130Mと可動接点部130Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部130Mと可動接点部130Fとの間の開き量が小となる前に押え部材102の当接部102Pが半導体装置118に当接するので半導体装置118の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材92がさらに図33に示されるように、上昇されることによって、押圧片132がレバー部材128の他端に対し離隔され、スライダ124がコイルスプリング126の付勢力により上昇し、半導体装置118の電極部118aが可動接点部130Mおよび可動接点部130Fにより挟持されることとなる。
図34は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第3実施例を概略的に示す。
なお、図34において、図29に示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を示し、その重複説明を省略する。
半導体装置用ソケットは、図34に示されるように、プリント配線基板110上に配され、半導体装置118を電気的にプリント配線基板110に接続するコンタクト端子130ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体120と、ソケット本体120内におけるコンタクト端子130aiに対し上方の位置に配され半導体装置118が装着される収容部122aを有する位置決め部材122と、位置決め部材122の周囲に配され半導体装置118を位置決め部材122の収容部122aに対し選択的に保持する一対の押え部材102を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材102に伝達するカバー部材92とを含んで構成されている。
スライダ140は、ソケット本体120の収容部120aの側壁に、コンタクト端子130aiの可動接点部130Mおよび130Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ140は、各コンタクト端子130aiの可動接点部130Mおよび130Fが突出する開口部140bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部140bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子130aiに対応して形成されている。
スライダ140において、各同一の列ごとの各開口部140b相互間には、開口部140b相互間を仕切るとともに、可動接点部130Mと可動接点部130Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部140Pが設けられている。可動接点押圧部140Pは、略二等辺三角形の断面形状を有している。
図29においてスライダ140の下面とソケット本体120の収容部120aの底面部との間には、スライダ140を収容部120aの底面部から離隔する方向に付勢するリターンスプリング126が設けられている。
また、カバー部材92の縁においてスライダ140の端部に対向する内面の凹部92jには、図34および図35に示されるように、スライダ140の昇降動のタイミングを調整するタイミング調整機構が4箇所に設けられている。
各タイミング調整機構は、スライダ140の上端を押圧する押圧片132と、押圧片132をカバー部材92の凹部92j内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装され押圧片132をスライダ140の上端に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
各押圧片132の先端は、図34に示されるように、カバー部材92の内面から下方に向けて突出している。その先端は、例えば、カバー部材92の内面に対し平行な平坦面を有している。押圧片132の基端には、固定ピン106の雄ねじがねじ込まれる雌ねじが所定深さで形成されている。押圧片132は、凹部92j内に移動可能に配されている。
固定ピン106の軸部は、凹部92gに開口する孔92hに嵌合されている。固定ピン106の頭部は、孔92hの開口端の周縁に係合されている。これにより、押圧片132が固定ピン106を介してカバー部材92の凹部92j内に移動可能に取り付けられることとなる。
コイルスプリング108のばね定数は、カバー部材92の上昇直後、押圧片132がスライダ140の上端により押し上げられないような値に設定される。
斯かる構成において、半導体装置118の試験を行うにあたっては、先ず、図36に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材92の上面に当接されてコイルスプリング96の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材92の下端が突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ140の上端は,4個の押圧片132により押圧されリターンスプリング126の付勢力に抗して下降せしめられる。従って、図36に示されるように、可動接点押圧部140Pの下降に応じてコンタクト端子130aiの可動接点部130Mが可動接点部130Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置118が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材92の開口部92aおよび位置決め部材122の真上となる位置まで搬送される。
次に、図36に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置118は、下降せしめられて収容部122aに位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材92は、作業ロボットの先端がカバー部材92の上面に当接された状態で上昇されるとき、コイルスプリング96の付勢力により図36に示される最下端位置から図34に示される最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材92の上昇開始直後、コイルスプリング116の付勢力により、押え部材102の当接部102Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置118をコンタクト端子130aiに向けて押圧することとなる。
その際、図37に示されるように、スライダ140の上端が押圧片132の平坦面に当接しているのでコンタクト端子130aiにおける可動接点部130Mと可動接点部130Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部130Mと可動接点部130Fとの間の開き量が小となる前に押え部材102の当接部102Pが半導体装置118に確実に当接するので半導体装置118の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材92がさらに図38に示されるように、上昇されることによって、各押圧片132がスライダ140に対し離隔され、スライダ140および可動接点押圧部140Pがコイルスプリング126の付勢力により上昇し、半導体装置118の電極部118aが可動接点部130Mおよび可動接点部130Fにより挟持されることとなる。
図39は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第4実施例を概略的に示す。
半導体装置用ソケットは、図39に示されるように、プリント配線基板148上に配され、BGA型の半導体装置164を電気的にプリント配線基板148に接続するコンタクト端子152ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体146と、ソケット本体146内におけるコンタクト端子152aiに対し上方の位置に配され半導体装置164が載置される載置部を有する位置決め部材162と、コンタクト端子152の一対の可動接点部152Mおよび152Fを互いに近接または離隔させるスライダ150と、位置決め部材162の周囲に配され半導体装置164を位置決め部材162の載置部に対し選択的に保持する一対の押え部材154を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材154に伝達するカバー部材142とを含んで構成されている。
位置決め部材162における載置部には、開口部が形成されており、半導体装置164の4隅にある電極部が、それぞれ、その開口部の各角の周縁に係合することにより、半導体装置164が位置決めされる。
ラッチ機構における一対の押え部材154は、図39および40に示されるように、それぞれ、収容部146aを挟んで相対向してスライダ150の両端に配されている。押え部材154は、ソケット本体146の段部146sに回動可能に支持される基端部154Bと、半導体装置118の外周部に選択的に当接または離隔する当接部154Pと、基端部154Bと当接部154Pとを連結する連結部154Cとを含んで構成されている。
基端部154Bには、図41に示されるように、後述するカバー部材142が最下端となる位置をとるとき、カバー部材142の下端が係合される突起片154tが形成されている。また、その基端部154Bと収容部146aの外周部に形成される凹部の底壁との間には、押え部材154の当接部154Pをコンタクト端子152ai側に近接する方向に付勢するコイルスプリング156が設けられている。その凹部に隣接する収容部146aの外周部には、その基端部154Bを回動可能に支持する段部146sが形成されている。
半導体装置118が位置決め部材162の載置部に装着される場合、図41に示されるように、押え部材154の当接部154Pは、半導体装置164に干渉しないように載置部に対し離隔した待機位置をとり、また、半導体装置164が載置部に装着された後、押え部材154の当接部154Pは、図42に示されるように、半導体装置164を押え保持する保持位置をとるものとされる。
各コンタクト端子152aiは、装着される半導体装置164の各電極部164aに対応してソケット本体146に設けられる基端側の端子152Bと、その端子152Bに結合され半導体装置164の各電極部164aを選択的に挟持する一対の可動接点部152Fおよび152Mと、からなる。一対の可動接点部152Fおよび152Mは、スライダ150の移動に応じて互いに近接し半導体装置164の各電極部164aを挟持し、または、互いに離隔し半導体装置164の各電極部164aを解放状態とするものとされる。
また、端子152Bは、スライダ150が摺動される収容部146aの底壁の透孔に挿入されるとともに、ソケット本体146における収容部146aの下方に部分に配されるコンタクト支持部材158および整列板160により支持されている。
スライダ150は、ソケット本体146の収容部146aの側壁に、コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ150は、各コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fが突出する開口部150bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部150bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子152aiに対応して形成されている。
スライダ150において、各同一の列ごとの各開口部150b相互間には、開口部150b相互間を仕切るとともに、可動接点部152Mと可動接点部152Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部150Pが設けられている。可動接点押圧部150Pは、略二等辺三角形の断面形状を有している。また、スライダ150の各端部には、図40に示されるように、後述する各フック部146Fが係合される係合端部150eが4箇所に形成されている。
図39および図40に示されるように、収容部146aにおけるスライダ150の各端部に隣接して鉤状のフック部材146Fが4箇所に一体に形成されている。フック部材146Fの一端部は、収容部146aの底壁と一体とされ、また、弾性変位可能とされるフック部材146Fの他端は、図41に示されるように、その底壁に対し略垂直に延在し、選択的にスライダ150の係合端部150eに係合する。これにより、スライダ150がフック部材146Fにより最下端位置に保持されることとなる。
図39においてスライダ150の下面とソケット本体146の収容部146aの底面部との間には、スライダ150を収容部146aの底面部から離隔する方向に付勢するリターンスプリング126が設けられている。
一方、開口部142aを有するカバー部材142は、その4箇所の爪部がソケット本体146の外周部に形成される溝146gに案内され、ソケット本体146に対し昇降動可能に支持されている。カバー部材142とソケット本体146との間には、図39に示されるように、カバー部材142をソケット本体146に対し離隔する方向に付勢するコイルスプリング144が4隅に配されている。コイルスプリング144の一端は、カバー部材142の凹部142dに配され、また、コイルスプリング144の他端は、ソケット本体146の凹部146dに配されている。
カバー部材142の縁においては、図39および図40に示されるように、解除ピン142Pを有するアーム142Aが、スライダ150の端部とソケット本体146のフック部材146Fの側面により囲まれる部分に突出している。アーム142Aの一端は、収容部146aの各隅に対応してカバー部材142に固定されている。アーム142Aの他端に設けられる解除ピン142Pは、カバー部材142が最上端位置であるとき、図39に示されるように、フック部材146Fがスライダ150の係合端部150eに対し非係合状態となるようにフック部材146Fの先端に当接している。
一方、図41に示されるように、カバー部材142が最下端位置をとるとき、アーム142Aの解除ピン142Pは、収容部146aの底面部近傍まで下降され、これにより、フック部材146Fがスライダ150の係合端部150eに対し係合状態となる。
従って、フック部材146Fおよびアーム142Aの他端に設けられる解除ピン142Pにより、タイミング調整機構が形成されることとなる。
斯かる構成において、半導体装置164の試験を行うにあたっては、先ず、図41に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材142の上面に当接されてコイルスプリング144の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材142の下端が突起片154tを押圧することによって、各押え部材154が互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ150の上端は,カバー部材142により押圧されリターンスプリング126の付勢力に抗して下降せしめられる。従って、図41に示されるように、可動接点押圧部150Pの下降に応じてコンタクト端子152aiの可動接点部152Mが可動接点部152Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置164が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材142の開口部142aおよび位置決め部材162の真上となる位置まで搬送される。
次に、図41に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置164は、下降せしめられて位置決め部材162の載置部に位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材142は、作業ロボットの先端がカバー部材142の上面に当接された状態で上昇されるとき、コイルスプリング144の付勢力により図41に示される最下端位置から図39に示される最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材142の上昇開始直後、コイルスプリング156の付勢力により、押え部材154の当接部154Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置164をコンタクト端子152aiに向けて押圧することとなる。
その際、図42に示されるように、スライダ150の係合端部150eがフック部材146Fに係合されているのでコンタクト端子152aiにおける可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量が小となる前に押え部材154の当接部154Pが半導体装置164に確実に当接するので半導体装置164の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材142がさらに図43に示されるように、上昇されることによって、各解除ピン142Pがフック部材146Fをスライダ150の係合端部150eに対し非係合状態とするので、スライダ150および可動接点押圧部150Pがコイルスプリング162の付勢力により上昇し、半導体装置164の電極部164aが可動接点部152Mおよび可動接点部152Fにより挟持されることとなる。
図44は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第5実施例を概略的に示す。
図39に示される例においては、フック部材146Fとスライダ150の係合端部150eとの係合が、スライダ150とは別個に設けられるアーム部142Aの解除ピン142Pがフック部材146Fを変位させることにより、非係合状態とされるが、その代わりに、図44に示される例では、フック部材146Fとスライダ168の係合端部168eとの係合が、スライダ168に連結されるカバー部材166のアーム部166Aが上昇せしめられ、スライダ150の係合端部150eがフック部材146Fからその弾性力に抗して強制的に外されることにより、非係合状態とされるものである。
なお、図44は、図39に示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
半導体装置用ソケットは、図44に示されるように、プリント配線基板148上に配され、BGA型の半導体装置164を電気的にプリント配線基板148に接続するコンタクト端子152ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体146と、ソケット本体146内におけるコンタクト端子152aiに対し上方の位置に配され半導体装置164が載置される載置部を有する位置決め部材162と、コンタクト端子152aiの一対の可動接点部152Mおよび152Fを互いに近接または離隔させるスライダ168と、位置決め部材162の周囲に配され半導体装置164を位置決め部材162の載置部に対し選択的に保持する一対の押え部材154を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材154に伝達するカバー部材166とを含んで構成されている。
スライダ168は、ソケット本体146の収容部146aの側壁に、コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ168は、各コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fが突出する開口部168bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部168bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子152aiに対応して形成されている。
スライダ168において、各同一の列ごとの各開口部168b相互間には、開口部168b相互間を仕切るとともに、可動接点部152Mと可動接点部152Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部168Pが設けられている。可動接点押圧部168Pは、略二等辺三角形の断面形状を有している。また、スライダ168の各端部には、図45に示されるように、後述する鉤状の各フック部146Fが係合される係合端部168eが4箇所に形成されている。
一方、開口部166aを有するカバー部材166は、その4箇所の爪部がソケット本体146の外周部に形成される溝146gに案内され、ソケット本体146に対し昇降動可能に支持されている。カバー部材166とソケット本体146との間には、図44に示されるように、カバー部材166をソケット本体146に対し離隔する方向に付勢するコイルスプリング144が4隅に配されている。コイルスプリング144の一端は、カバー部材166の凹部166dに配され、また、コイルスプリング144の他端は、ソケット本体146の凹部146dに配されている。
カバー部材166の縁においては、図44および図45に示されるように、細長いスリット166bを有するアーム部166Aが、スライダ168の端部とソケット本体146の収容部146aの内周面との間に4本、突出している。各アーム部166Aの一端は、カバー部材166に固定されている。各アーム部166Aのスリット166bには、スライダ168の端部に所定の間隔をもって設けられる連結ピン168Cが移動可能に挿入されている。
カバー部材166が最上端位置であるとき、図44に示されるように、フック部材146Fがスライダ150の係合端部150eに対し非係合状態となるように連結ピン168Cがアーム部166Aにおけるスリット166bの一方側の周縁に当接している。
一方、図46に示されるように、カバー部材166が最下端位置をとるとき、アーム部166Aの下端は、収容部146aの底面部近傍まで下降され、これにより、連結ピン168Cがアーム部166Aにおけるスリット166bの他方側の周縁に当接し、スライダ168の係合端部168eが押し下げられることによって、フック部材146Fがスライダ168の係合端部168eに対し係合状態となる。
斯かる構成において、半導体装置164の試験を行うにあたっては、先ず、図44に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材166の上面に当接されてコイルスプリング144の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材166の下端が突起片154tを押圧することによって、各押え部材154が互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ150は,連結ピン168Cがカバー部材166のアーム部166Aのスリット166bにおける他方側の周縁に当接することにより押し下げられる。従って、図46に示されるように、可動接点押圧部150Pの下降に応じてコンタクト端子152aiの可動接点部152Mが可動接点部152Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置164が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材166の開口部166aおよび位置決め部材162の真上となる位置まで搬送される。
次に、図46に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置164は、下降せしめられて位置決め部材162の載置部に位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材166は、作業ロボットの先端がカバー部材166の上面に当接された状態で上昇されるとき、コイルスプリング144の付勢力により図46に示される最下端位置から図44に示される最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材166の上昇開始直後、コイルスプリング156の付勢力により、押え部材154の当接部154Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置164をコンタクト端子152aiに向けて押圧することとなる。
その際、図47に示されるように、スライダ168の係合端部168eがフック部材146Fに係合されているのでコンタクト端子152aiにおける可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量が小となる前に押え部材154の当接部154Pが半導体装置164に確実に当接するので半導体装置164の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材166がさらに図48に示されるように、上昇される場合、各連結ピン168Cがそのスリット166bの一方側の周縁に当接し、スライダ168が引き上げられることにより、フック部材146Fがスライダ168の係合端部168eに対し強制的に非係合状態となり、そして、半導体装置164の電極部164aが可動接点部152Mおよび可動接点部152Fにより挟持されることとなる。
図49は、本発明に係る半導体装置用ソケットの第6実施例を概略的に示す。
図44に示される例では、スライダ168がフック部材146Fによりカバー部材166の昇降動に応じて所定位置に保持または所定位置から解放される構成とされるが、その代わりに、図49に示される例においては、フック部材146Fを用いることなく、スライダ168’が、コンタクト端子152aiにおける可動接点部152Mおよび152Fによる可動接点押圧部168’Pの平坦面を挟持する圧力により、所定位置に保持される構成
とされる。
なお、図49においては、図44に示される例において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
半導体装置用ソケットは、図49に示されるように、プリント配線基板148上に配され、BGA型の半導体装置164を電気的にプリント配線基板148に接続するコンタクト端子152ai(i=1〜n,nは正の整数)を収容するソケット本体146’と、ソケット本体146’内におけるコンタクト端子152aiに対し上方の位置に配され半導体装置164が載置される載置部を有する位置決め部材162と、コンタクト端子152aiの一対の可動接点部152Mおよび152Fを互いに近接または離隔させるスライダ168’と、位置決め部材162の周囲に配され半導体装置164を位置決め部材162の載置部に対し選択的に保持する一対の押え部材154を有するラッチ機構と、作用される操作力を後述の伝達機構を介して押え部材154に伝達するカバー部材166とを含んで構成されている。
スライダ168’は、ソケット本体146の収容部146’aの側壁に、コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fの運動方向に対し略直交する方向に沿って摺動可能に支持されている。
スライダ168’は、各コンタクト端子152aiの可動接点部152Mおよび152Fが突出する開口部168’bを内部に縦横に有している。異なる列の各開口部168’bは、それぞれ、隔壁により仕切られている。その隔壁は、紙面に略垂直方向に所定の間隔で各コンタクト端子152aiに対応して形成されている。
スライダ168において、各同一の列ごとの各開口部168’b相互間には、開口部168’b相互間を仕切るとともに、可動接点部152Mと可動接点部152Fとを仕切るように形成される可動接点押圧部168’Pが設けられている。
可動接点押圧部168’Pは、可動接点部152Mおよび可動接点部152Fにより挟持される互いに略平行な平坦面FSを有している。また、可動接点押圧部168’Pは、その平坦面FSよりも下方に向かうにつれて先細となるような略二等辺三角形の断面形状を下端に有している。
斯かる構成において、半導体装置164の試験を行うにあたっては、先ず、図49に示されるように、図示が省略される作業ロボットのアームの先端がカバー部材166の上面に当接されてコイルスプリング144の付勢力に抗して下方に向けて押圧される。これにより、そのカバー部材166の下端が突起片154tを押圧することによって、その基端部154Bが段付部146’Sに支持される各押え部材154が互いに離隔し開放状態とされる。また、スライダ168’は,連結ピン168’Cがカバー部材166のアーム部166Aのスリット166bにおける他方側の周縁に当接することにより押し下げられる。従って、図50に示されるように、可動接点押圧部168’Pの下降に応じてコンタクト端子152aiの可動接点部152Mが可動接点部152Fに対し最大の開き量をもって離隔することとなる。
また、例えば、被検査物としての半導体装置164が、図示が省略される搬送ロボットの搬送アームにより吸引保持されてカバー部材166の開口部166aおよび位置決め部材162の真上となる位置まで搬送される。
次に、図50に示されるように、搬送アームにより吸引保持された半導体装置164は、下降せしめられて位置決め部材162の載置部に位置決めされ装着される。
続いて、カバー部材166は、作業ロボットの先端がカバー部材166の上面に当接された状態で上昇されるとき、一端がソケット本体146’の凹部146’dに支持されるコイルスプリング144の付勢力により図50に示される最下端位置から図49に示される最上端位置に向かって上昇せしめられる。
これにより、カバー部材166の上昇開始直後、コイルスプリング156の付勢力により、押え部材154の当接部154Pは、それぞれ、略同一のタイミングで、互いに近接する方向に回動され、半導体装置164をコンタクト端子152aiに向けて押圧することとなる。
その際、図51に示されるように、スライダ168’の可動接点押圧部168’Pの平坦面FSが所定の圧力でコンタクト端子152aiにおける可動接点部152Mおよび可動接点部152Fにより挟持されているのでスライダ168’がその摩擦力により保持され、かつ、コンタクト端子152aiにおける可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量は上述の最大の開き量に維持されることとなる。従って、可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間の開き量が小となる前に押え部材154の当接部154Pが半導体装置164に確実に当接するので半導体装置164の跳ね上がりが回避されることとなる。
続いて、カバー部材166がさらに図52に示されるように、上昇される場合、各連結ピン168’Cがそのスリット166bの一方側の周縁に当接し、スライダ168’が引き上げられることにより、スライダ168’の可動接点押圧部168’Pの平坦面FSが可動接点部152Mと可動接点部152Fとの間で上方に摺動され、そして、半導体装置164の電極部164aが可動接点部152Mおよび可動接点部152Fにより挟持されることとなる。
図53乃至図57に示される例は、それぞれ、本発明に係る半導体装置用ソケットの第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例を概略的に示す。
上述した半導体装置用ソケットの第1実施例、第2実施例、第3実施例、および第4実施例において、タイミング調整機構がカバー部材に設けられているが、その代わりに、第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例は、それぞれ、タイミング調整機構がソケット本体とは別体に設けられるマテリアルハンドリングに設けられる構成とされる。
第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例は、それぞれ、上述した第1実施例、第2実施例、第3実施例、および第4実施例に対応した例とされる。
なお、図53乃至図57においては、図23、図29、図34、および、図39において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、その重複説明を省略する。
図53に示される第7実施例においては、ソケット本体90’の上方に昇降動可能に配されるマテリアルハンドリング部170には、スライダ98の移動のタイミングを調整するタイミング調整機構としてのカム機構が所定の間隔をもって4箇所に設けられている。なお、図53においては代表して1個のカム機構を拡大して示す。
各カム機構は、スライダ98の係合端部98eと収容部90aの側壁の内面との間に挿入されるカム片104と、カム片104をマテリアルハンドリング部170の凹部170r内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装されカム片104をスライダ98の係合端部98eと収容部90’aの側壁の内面との間に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
また、マテリアルハンドリング部170の下端には、押え部材102の突起片102tを押圧する押圧部170Aが設けられている。
一方、ソケット本体90’におけるスライダ98上には、図54に示されるように、図示が省略される半導体装置をコンタクト端子100aiに対し位置決めする位置決め部材172が設けられている。
斯かる構成において、半導体装置の試験を行うにあたっては、上述の第1実施例と同様に、先ず、下降されたマテリアルハンドリング部170の押圧部170Aが突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。
これ以降、上述の第1実施例と同様な手順により、試験が実行される。従って、本実施例においても上述の第1実施例と同様な作用効果が得られる。
また、ソケット本体側にタイミング調整機構部が不要とされるのでソケット本体における部品点数が低減され、また、そのソケット本体の構成を簡略化することができる。従って、ICソケットがコストパフォーマンスに優れたものとなる。
図55に示される第8実施例においては、ソケット本体120’の上方に昇降動可能に配されるマテリアルハンドリング部174の2箇所に、それぞれ、スライダ124の昇降動のタイミングを調整するタイミング調整機構が設けられている。
各タイミング調整機構は、レバー部材128の他端を押圧する押圧片132と、押圧片132をマテリアルハンドリング部174の凹部174g内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装され押圧片132をレバー部材128に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
また、マテリアルハンドリング部174の下端には、押え部材102の突起片102tを押圧する押圧部174Aが設けられている。
一方、ソケット本体120’の収容部120’aにおけるスライダ124上には、図55に示されるように、図示が省略される半導体装置をコンタクト端子130aiに対し位置決めする位置決め部材176が設けられている。
斯かる構成において、半導体装置の試験を行うにあたっては、上述の第2実施例と同様に、先ず、下降されたマテリアルハンドリング部174の押圧部174Aが突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。これ以降、上述の第2実施例と同様な手順により、試験が実行される。従って、本実施例においても、上述の第2実施例と同様な作用効果が得られる。
図56に示される第9実施例においては、ソケット本体120’の上方に昇降動可能に配されるマテリアルハンドリング部178の4箇所の凹部178jに、それぞれ、スライダ140の昇降動のタイミングを調整するタイミング調整機構が設けられている。
各タイミング調整機構は、スライダ140の上端を押圧する押圧片132と、押圧片132をカバー部材92の凹部92j内に支持する固定ピン106と、固定ピン106の軸部に巻装され押圧片132をスライダ140の上端に向けて付勢するコイルスプリング108とを含んで構成されている。
また、マテリアルハンドリング部178の下端には、押え部材102の突起片102tを押圧する押圧部178Aが設けられている。
一方、ソケット本体120’におけるスライダ140上には、図56に示されるように、図示が省略される半導体装置をコンタクト端子130aiに対し位置決めする位置決め部材180が設けられている。
斯かる構成において、半導体装置の試験を行うにあたっては、上述の第3実施例と同様に、先ず、下降されたマテリアルハンドリング部178の押圧部178Aが突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。これ以降、上述の第3実施例と同様な手順により、試験が実行される。従って、本実施例においても上述の第3実施例と同様な作用効果が得られる。
図57に示される第10実施例においては、マテリアルハンドリング部182には、解除ピン182Pを有するアーム182Aが、スライダ150の端部とソケット本体146’のフック部材146’Fの側面により囲まれる部分に突出している。アーム182Aの一端は、収容部146’aの各隅に対応してマテリアルハンドリング部182に固定されている。
一方、ソケット本体146’におけるスライダ150上には、図示が省略される半導体装置をコンタクト端子152aiに対し位置決めする位置決め部材184が設けられている。
斯かる構成において、半導体装置の試験を行うにあたっては、上述の第4実施例と同様に、先ず、下降されたマテリアルハンドリング部182の押圧部182Eが突起片102tを押圧することによって、各押え部材102が互いに離隔し開放状態とされる。これ以降、上述の第4実施例と同様な手順により、試験が実行される。従って、本実施例においても上述の第4実施例と同様な作用効果が得られる。
なお、上述の第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例において、それぞれ、位置決め部材172,176,180,および、182が用いられているが、斯かる例に限られることなく、例えば、上述した位置決め部材94、122が用いられても良い。
さらにまた、上述の本発明に係る半導体装置の着脱装置の第1実施例および第2実施例において(図1、図8)において、それぞれ、ICソケット作動部材28、78、および半導体装置用ソケット2の代わりに、上述の半導体装置用ソケットの第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例におけるソケット本体90’、120’、146’が設けられ、かつ、さらに第7実施例、第8実施例、第9実施例、および、第10実施例におけるタイミング調整機構がマテリアルハンドリング部(MH)10に設けられる構成であってもよい。
本発明に係る半導体装置の着脱方法の一例が適用される半導体装置の着脱装置の第1実施例の構成を概略的に示す構成図である。 図1に示される例における動作説明に供される構成図である。 図1に示される例に備えられる制御ユニットを示す制御ブロック図である。 図1に示される例における動作の各工程を示す工程図である。 図1に示される例における動作説明に供される構成図である。 図1に示される例における動作説明に供される構成図である。 図1に示される例における動作説明に供される構成図である。 本発明に係る半導体装置の着脱方法の一例が適用される半導体装置の着脱装置の第2実施例の構成を概略的に示す構成図である。 図8に示される例における動作説明に供される構成図である。 図8に示される例における動作説明に供される構成図である。 図8に示される例における動作説明に供される構成図である。 図8に示される例における動作説明に供される構成図である。 図8に示される例に備えられる制御ユニットを示す制御ブロック図である。 図8に示される例における動作の各工程を示す工程図である。 本発明に係る半導体装置の着脱方法の一例が適用される半導体装置の着脱装置の第3実施例の構成を概略的に示す構成図である。 図15に示される例における平面図である。 図15に示される例における動作説明に供される構成図である。 図15に示される例における動作説明に供される構成図である。 図15に示される例における動作説明に供される構成図である。 図15に示される例における動作説明に供される構成図である。 図15に示される例における動作説明に供される構成図である。 図8に示される例において吸着パッド24がコンタクト端子に衝突した状態を概略的に示す構成図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第1実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図23に示される例における平面図である。 図23に示される例における動作説明に供される断面図である。 図23に示される例における動作説明に供される断面図である。 図23に示される例における動作説明に供される断面図である。 図23に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第2実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図29に示される例における平面図である。 図29に示される例における動作説明に供される断面図である。 図29に示される例における動作説明に供される断面図である。 図29に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第3実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図34に示される例における平面図である。 図34に示される例における動作説明に供される断面図である。 図34に示される例における動作説明に供される断面図である。 図34に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第4実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図39に示される例における平面図である。 図39に示される例における動作説明に供される断面図である。 図39に示される例における動作説明に供される断面図である。 図39に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第5実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図44に示される例における平面図である。 図44に示される例における動作説明に供される断面図である。 図44に示される例における動作説明に供される断面図である。 図44に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第6実施例の構成を概略的に示す断面図である。 図49に示される例における動作説明に供される断面図である。 図49に示される例における動作説明に供される断面図である。 図49に示される例における動作説明に供される断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第7実施例の構成の要部を概略的に示す断面図である。 図53に示される例における平面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第8実施例の構成の要部を概略的に示す断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第9実施例の構成の要部を概略的に示す断面図である。 本発明に係る半導体装置用ソケットの第10実施例の構成の要部を概略的に示す断面図である。
符号の説明
2,2’ 半導体装置用ソケット
10,170,174、178 マテリアルハンドリング部
18 浮動部材
20 吸引用パイプ
26、118 半導体装置
28、78 ICソケット作動部材
30、90 ソケット本体
34、92 カバー部材
42、42’、98、124、150 スライダ
44 位置決め部材
46ai、100ai,130ai コンタクト端子
102、154 押え部材
104 カム片
108 コイルスプリング
132 押圧片
146F フック部材

Claims (14)

  1. 半導体装置が着脱されるソケット本体部に対し該半導体装置を保持または解放し着脱する半導体装置ハンドリング部に前記半導体装置を保持する動作を行わせる工程と、
    前記半導体装置を保持した半導体装置ハンドリング部を移動させ、該半導体装置の電極部を前記ソケット本体部に設けられるコンタクト端子の一対の接点部間に保持する動作を行わせながら、前記コンタクト端子の一対の接点部を近接させ、前記半導体装置の電極部を該一対の接点部で挟持する動作を行わせる工程と、
    を含んでなる半導体装置の着脱方法。
  2. 半導体装置が着脱されるソケット本体部に配され該半導体装置の電極部を持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子の接続動作を行うコンタクト端子駆動部に、該半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作、または解放する動作を行わせるコンタクト端子駆動制御機構部と、
    前記半導体装置を保持または解放し前記ソケット本体部に対し着脱する半導体装置ハンドリング部を前記ソケット本体部に対し相対的に移動可能に支持するハンドリング支持機構部と、
    前記コンタクト端子駆動制御機構部により前記コンタクト端子の一対の接点部が前記解放状態であるとき、前記半導体装置ハンドリング部に前記半導体装置を保持する動作を行わせるとともに、前記ハンドリング支持機構部に、前記半導体装置ハンドリング部を移動させ、該半導体装置の電極部を前記ソケット本体部のコンタクト端子の接点部間に保持する動作を行わせながら、前記コンタクト端子駆動制御機構部に、前記半導体装置の電極部を一対の接点部で挟持する動作を行わせる制御部と、
    を具備して構成される半導体装置の着脱装置。
  3. 前記コンタクト端子駆動制御機構部により前記半導体装置の電極部を挟持する動作が開始されるとき、前記ハンドリング支持機構部は、前記半導体装置ハンドリング部により、前記半導体装置の電極部を前記コンタクト端子の接点部に向けて押圧することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の着脱装置。
  4. 前記ハンドリング支持機構部は、前記半導体装置ハンドリング部を前記コンタクト端子の接点部側方向に付勢する前記弾性部材を介して支持することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の着脱装置。
  5. 前記半導体装置ハンドリング部は、前記半導体装置を保持しないとき、前記コンタクト端子の接点部との干渉を回避させる位置規制部材を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置の着脱装置。
  6. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記カバー部材の昇降動により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材に移動可能に設けられ、前記カバー部材の昇降動に応じて前記スライダを可動するカム片と、前記カバー部材と前記カム片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該カム片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記カバー部材の上昇により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記カム片のカム面に前記スライダの係合端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  7. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記スライダに設けられ、前記カバー部材に作用される押圧力を前記スライダに伝達するレバー部材と、
    前記カバー部材の昇降動により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記カバー部材に移動可能に設けられ、先端によってレバー部材の端部を押圧する押圧片と、前記カバー部材と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記カバー部材の上昇により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記押圧片の先端に前記レバー部材の端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  8. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記カバー部材の昇降動により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記ソケット本体部に昇降動可能に支持されるカバー部材に移動可能に設けられ、先端によって前記スライダを押圧する押圧片と、前記カバー部材と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記カバー部材の上昇により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記押圧片の先端に前記スライダの上端が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  9. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に対し近接または離隔可能とされるマテリアルハンドリング部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記マテリアルハンドリング部の近接または離隔により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記マテリアルハンドリング部に移動可能に設けられ、該マテリアルハンドリング部の近接または離隔に応じて前記スライダを可動するカム片と、該マテリアルハンドリング部と前記カム片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該カム片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記マテリアルハンドリング部の離隔により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記カム片のカム面に前記スライダの係合端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  10. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記半導体装置を保持または解放し前記ソケット本体部に対し着脱する半導体装置ハンドリング部を前記ソケット本体部に対し相対的に移動可能に支持するハンドリング支持機構部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記半導体装置ハンドリング部の昇降動によって、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記半導体装置ハンドリング部に移動可能に設けられ、該半導体装置ハンドリング部の近接または離隔に応じて前記スライダを可動するカム片と、前記半導体装置ハンドリング部と前記カム片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該カム片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部と、を備え、
    前記半導体装置ハンドリング部の前記ソケット本体部に対する離隔により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記カム片のカム面に前記スライダの係合端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置の着脱装置
  11. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に対し近接または離隔可能とされるマテリアルハンドリング部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記スライダに設けられ、前記マテリアルハンドリング部による押圧力を前記スライダに伝達するレバー部材と、
    前記マテリアルハンドリング部の近接または離隔により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記マテリアルハンドリング部に移動可能に設けられ、先端で前記レバー部材の端部を押圧する押圧片と、前記マテリアルハンドリング部と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部と、を備え、
    前記マテリアルハンドリング部の前記ソケット本体部に対する離隔により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング機構部における前記押圧片の先端に前記レバー部材の端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  12. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記ソケット本体部に対し近接または離隔可能とされるマテリアルハンドリング部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記マテリアルハンドリング部の前記ソケット本体部に対する近接または離隔により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記マテリアルハンドリング部に移動可能に設けられ、先端によって前記スライダを押圧する押圧片と、前記マテリアルハンドリング部と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記マテリアルハンドリング部の前記ソケット本体部に対する離隔により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整期後部における前記押圧片の先端に前記スライダの上端が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置用ソケット。
  13. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記半導体装置を保持または解放し前記ソケット本体部に対し着脱する半導体装置ハンドリング部を前記ソケット本体部に対し相対的に移動可能に支持するハンドリング支持機構部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記スライダに設けられ、前記半導体装置ハンドリング部による押圧力を前記スライダに伝達するレバー部材と、
    前記半導体装置ハンドリング部の昇降動により、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記半導体装置ハンドリング部に移動可能に設けられ、先端によって前記レバー部材の端部を押圧する押圧片と、前記半導体装置ハンドリング部と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材と、を含むタイミング調整機構部と、を備え、
    前記半導体装置ハンドリング部の上昇により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記押圧片の先端に前記レバー部材の端部が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴する半導体装置の着脱装置。
  14. 半導体装置の電極部を挟持することにより電気的に接続する一対の接点部を有するコンタクト端子を有するソケット本体部と、
    前記半導体装置を保持または解放し前記ソケット本体部に対し着脱する半導体装置ハンドリング部を前記ソケット本体部に対し相対的に移動可能に支持するハンドリング支持機構部と、
    前記ソケット本体部に移動可能に配され前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに近接または離隔させるスライダと、
    前記ハンドリング支持機構部の昇降動によって、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該半導体装置を保持または解放するラッチ機構と、
    前記半導体装置ハンドリング部に移動可能に設けられ、先端で前記スライドを押圧する押圧片と、前記半導体装置ハンドリング部と前記押圧片との間に設けられ、前記コンタクト端子の一対の接点部を互いに離隔する方向に該押圧片を付勢する付勢部材とを含むタイミング調整機構部とを備え、
    前記半導体装置ハンドリング部の上昇により、前記ラッチ機構が前記半導体装置を保持する場合、前記タイミング調整機構部における前記押圧片の先端に前記スライダの上端が当接した状態が前記付勢部材の付勢力により維持され、前記コンタクト端子の一対の接点部相互間距離が最大に維持されることにより、前記半導体装置の電極部が前記コンタクト端子の一対の接点部間に配された状態で該接点部が互いに近接し電気的に接続するタイミングを前記ラッチ機構による該半導体装置を保持するタイミングよりも遅らせることを特徴とする半導体装置の着脱装置。
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