JP3755718B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在に保持する電気部品用ソケット、特に、その電気部品の端子に離接されるコンタクトピンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の「電気部品用ソケット」としては、「電気部品」であるICパッケージを着脱自在に保持するICソケットがある(実公平6−44050号公報参照)。
【0003】
このICソケットには、図11に示すように、コンタクトピン1が配設され、このコンタクトピン1には、一対の挟持片1aが形成され、これら挟持片1aには、ICパッケージの接続ピンPに離接される接触部1bが形成されると共に、移動板3のカム部3aにより押圧される押圧部1cが形成されている。
【0004】
そして、そのカム部3aは、一対の押圧部1cの間に挿入され、図11の(a)に示すように、移動板3を下げることにより、一対の押圧部1cが押し広げられ、この状態で、カバー4の挿通孔4aを介して接続ピンPが一対の接触部1bの間に挿入されるようになっている。
【0005】
次いで、図11の(b)に示すように、移動板3を上昇させることにより、カム部3aが上昇することから、一対の接触部1bで接続ピンPが挟持されて電気的に接続されるようになっている。
【0006】
このようにすれば、ICパッケージの投入後、移動板3を上下動させるだけで、無挿抜力式にICパッケージの装着、取り外しを行えるので、作業能率を著しく向上させることができることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、一対の挟持片1aの接触部1bで、ICパッケージの接続ピンPを挟持して電気的に接続するようにしているが、ワイピング効果が得られるような挟持構造でないため、接触安定性がいま一つ良好でない場合があった。
【0008】
そこで、この発明は、コンタクトピンを端子に接触させるときにワイピング効果を発揮して接触安定性を向上させることができる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、ソケット本体上に電気部品を載置する載置面部が設けられ、前記ソケット本体に前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンが配設され、前記ソケット本体に対して移動板が移動自在に設けられ、該移動板を移動させることにより、前記コンタクトピンの接触部を変位させて、前記電気部品の端子に離接させる電気部品用ソケットにおいて、前記コンタクトピンは、一対の板状の弾性片を有し、該弾性片の先端部に前記端子の側面部と当接して前記端子を挟持して電気的に接続される接触部が形成される一方、該接触部の片面には、電気部品用ソケット使用状態の平面視において、変位方向と直交する方向に対して傾斜する1つの平面状の傾斜面と、該傾斜面と連なり、前記端子の前記側面部に当接可能であって、変位方向と直交する方向に沿う1つの平面状の直交面とを有し、該直交面が形成された前記接触部の板厚が前記弾性片の他の部位の板厚よりも薄く形成され、前記傾斜面の幅が、前記接触部の幅の半分よりも長く形成されていることを特徴とする電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記一対の弾性片の各々に形成された前記傾斜面が互いに平行に配置されると共に、前記一対の弾性片の各々に形成された前記直交面が互いに平行に配置されることを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の構成に加え、前記一対の弾性片の一方に形成された前記傾斜面と前記一対の弾性片の他方に形成された前記直交面とが、前記弾性片の変位方向で対向し、前記一対の弾性片の他方に形成された前記直交面と前記一対の弾性片の一方に形成された前記傾斜面とが、前記弾性片の変位方向で対向することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1乃至図9には、この発明の実施の形態を示す。
【0016】
まず構成を説明すると、図中符号11は、「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、「電気部品」であるICパッケージ12の性能試験を行うために、このICパッケージ12の「端子」としての半田ボール12bと、測定器(テスター)のプリント配線板(図示省略)との電気的接続を図るものである。
【0017】
このICパッケージ12は、例えば図4に示すように、いわゆるBGA(BallGrid Array)タイプと称されるもので、例えば正方形状のパッケージ本体12aの下面に多数の略球状の半田ボール12bが突出してマトリックス状に配列されている。
【0018】
一方、ICソケット11は、大略すると、プリント配線板上に装着されるソケット本体13を有し、このソケット本体13には、前記各半田ボール12bに離接されるコンタクトピン15が配設されると共に、このソケット本体13の上側には、このコンタクトピン15が挿通される予圧プレート16,「移動板」としてのスライドプレート17及びトッププレート18が順次積層されるように配設されている。さらに、このトッププレート18の上側には、そのスライドプレート17を横方向にスライドさせる上部操作部材19が配設されている。
【0019】
そのコンタクトピン15は、バネ性を有し、導電性に優れた板材がプレス加工により図5,図6及び図8等に示すような形状に形成されている。
【0020】
詳しくは、コンタクトピン15は、上側に、固定側弾性片15h及び可動側弾性片15i(一対の弾性片)が形成され、下側に、1本のソルダーテール部15bが形成されている。それら各弾性片15h,15iは、下端部側の基部15cが略U字状に折曲されることにより、互いに対向するように形成されている。また、それら弾性片15h,15iの上端部(先端部)には、ICパッケージ12の半田ボール12bの側面部に離接する接触部15dが形成され、この両接触部15dで半田ボール12bが挟持されるようになっている。
【0021】
この両接触部15dには、図8等に示すように、ICソケット11使用状態の平面視において、変位方向Pと直交する方向Qに対して所定角度傾斜する傾斜面15jが形成されると共に、この傾斜面15jに連なる直交面15kが形成されている。
【0022】
それら両傾斜面15jは互いに略平行に対向していると共に、前記直交面15kは、ICソケット11使用状態の平面視において、変位方向Pと直交する方向Qに沿って形成されている。
【0023】
そして、その接触部15dは幅H3に形成され、傾斜面15jと直交面15kとの長さの関係は、傾斜面15jの長さがその幅H3の半分より長く形成されている。
【0024】
また、このコンタクトピン15の弾性片15h,15iは、両中間部が互いに相手側と離間する方向に折り曲げられて折曲部15eが形成され、これら折曲部15eの頂点が前記予圧プレート16により押圧されるようになっている。そして、外力が作用していない状態では、図5の(a)に示すように、その折曲部15eの頂点の幅H1が、前記両接触部15dの幅H2より広く形成されている。
【0025】
そして、このコンタクトピン15のソルダーテール部15b及び基部15cが、ソケット本体13に形成された圧入孔13aに圧入されている。そして、ソケット本体13から下方に突出したソルダーテール部15bは、ロケートボード21を介して更に下方に突出され、図示省略のプリント配線板の各貫通孔に挿通されて半田付けされることにより接続されるようになっている。
【0026】
また、予圧プレート16は、ソケット本体13上に着脱自在に配設され、この予圧プレート16には、前記コンタクトピン15の弾性片15h,15iが挿入される予圧孔16aが形成され、この予圧孔16aに弾性片15h,15iが挿入された状態で、この弾性片15h,15iを前記両接触部15dが狭まる方向に押圧して弾性変形させるように、その予圧孔16aの径が設定されている。
【0027】
ここでは、上記のようにコンタクトピン15の一対の弾性片15h,15iに、折曲部15eが形成されており、この折曲部15eの頂点が前記予圧孔16aの内壁により押圧されるようになっている。
【0028】
一方、スライドプレート17は、図2中左右方向(水平方向)にスライド自在に配設され、このスライドプレート17をスライドさせることにより、ソケット本体13に配設されたコンタクトピン15の可動側弾性片15iが弾性変形されて変位されるようになっている。
【0029】
このスライドプレート17は、上部操作部材19を上下動させることにより、図2及び図9に示すX字形リンク22を介してスライドされるようになっており、このスライドプレート17には、可動側弾性片15iを押圧して弾性変形させる押圧部17aが形成されている。
【0030】
そのX字形リンク22は、四角形のスライドプレート17のスライド方向に沿う両側面部に対応して配設されている。
【0031】
具体的には、このX字形リンク22は、図2及び図9に示すように、同じ長さの第1リンク部材23と第2リンク部材25とを有し、これらが中央連結ピン27にて回動自在に連結されている。
【0032】
そして、この第1リンク部材23の下端部23aが、ソケット本体13に下端連結ピン29にて回動自在に連結される一方、第2リンク部材25の下端部25aが、スライドプレート17のスライド方向に沿う側面部の一方の端部に下端連結ピン30にて回動自在に連結されている。また、これら第1,第2リンク部材23,25の上端部23b,25bが上部操作部材19に上端連結ピン33,34にて回動自在に連結されている。この第1リンク部材23の上端部23bには長孔23cが設けられ、この長孔23cを介して、上端連結ピン33により、上部操作部材17に連結されている。
【0033】
また、前記トッププレート18は、ICパッケージ12が上側に載置される載置面部18aを有すると共に、ICパッケージ12を所定の位置に位置決めするガイド部18bが図1に示すようにパッケージ本体12aの各角部に対応して設けられている。さらに、このトッププレート18には、各コンタクトピン15の一対の接触部15dの間に挿入される位置決め部18cが形成され、コンタクトピン15の両弾性片15h,15iに外力が作用していない状態(両接触部15dが閉じた状態)では、その位置決め部18cは、両弾性片15h,15iにて挟持された状態となっている。
【0034】
さらに、前記上部操作部材19は、図1及び図2等に示すように、ICパッケージ12が挿入可能な大きさの開口19aを有し、この開口19aを介してICパッケージ12が挿入されて、トッププレート18の載置面部18a上の所定位置に載置されるようになっている。また、この上部操作部材19は、図3に示すように、ソケット本体13に対して上下動自在に配設され、スプリング36により上方に付勢されると共に、ラッチ38を回動させる作動凸部19bが形成されている。
【0035】
このラッチ38は、図2等に示すように、ソケット本体13に軸38aを中心に回動自在に取り付けられ、スプリング39により図2中時計回りに付勢され、先端部に設けられた押え部38bによりICパッケージ12の周縁部を押さえるように構成されている。
【0036】
また、このラッチ38には、上部操作部材19の作動凸部19bにて押圧される被押圧部38cが形成され、上部操作部材19が下降されると、作動凸部19bにて被押圧部38cが押圧されて、ラッチ38が図2中反時計回りに回動されて、押え部38bがICパッケージ12配設位置より退避されるようになっている。
【0037】
次に、作用について説明する。
【0038】
ICパッケージ12をICソケット11にセットするには、上部操作部材19を下方に押し下げる。すると、X字形リンク22を介してスライドプレート17が図9中二点鎖線に示すように右方向にスライドされ、このスライドプレート17の押圧部17aにてコンタクトピン15の可動側弾性片15iが押圧されて弾性変形される。他方の固定側弾性片15hはトッププレート18の位置決め部18cにて所定の位置に保持されている。
【0039】
これで、図7の(b)に示すように、コンタクトピン15の一対の接触部15dが開かれる。
【0040】
また、これと同時に、上部操作部材19の作動凸部19bにより、ラッチ38の被押圧部38cが押されて、スプリング39の付勢力に抗して図2中反時計回りに回動され、押え部38bが退避位置まで変位する。
【0041】
この状態で、ICパッケージ12がトッププレート18の載置面部18a上に、ガイド部18bにガイドされて所定位置に載置され、ICパッケージ12の各半田ボール12bが、各コンタクトピン15の開かれた一対の接触部15dの間に、非接触状態で挿入される。
【0042】
その後、上部操作部材19の下方への押圧力を解除すると、この上部操作部材19がスプリング36の付勢力で、上昇されることにより、スライドプレート17がX字形リンク22を介して図7中左方向にスライドされると共に、ラッチ38がスプリング39の付勢力により図2中時計回りに回動される。
【0043】
スライドプレート17が図7中左方向にスライドされると、コンタクトピン15の可動側弾性片15iに対する押圧力が解除され、この可動側弾性片15iが元の位置に復帰して行き、この可動側弾性片15iの接触部15dと固定側弾性片15hの接触部15dとにより、半田ボール12bが挟持される(図7の(c)参照)。この挟持時には、固定側弾性片15hも僅かに弾性変形して、この固定側弾性片15hの接触部15dが広がる方向に多少変位することとなる。
【0044】
これにより、ICパッケージ12の各半田ボール12bとプリント配線板とがコンタクトピン15を介して電気的に接続されることとなる。
【0045】
この際には、両接触部15dの傾斜面15jが半田ボール12bの側面に当接し、図8の(a)に示すように、この当接力Nが、分力N1,N2に分散される。この分力N1の反力により、両弾性片15h,15iがその分力N1方向と反対方向に弾性変形することで、傾斜面15jが半田ボール12b上を摺動して、ワイピング効果が発揮されることとなる。
【0046】
また、図8の(b),(c)に示すように、半田ボール12bの位置や両接触部15dの位置がずれたとしても、両接触部15dの幅H3が広く形成されているため、両接触部15dの傾斜面15j又は直交面15kを半田ボール12b側面に当接させることができる。ここでは、直交面15kを形成することにより、広い幅H3を確保することができる。つまり、接触部15dの厚みTは、隣接するコンタクトピン15同士のピッチが狭く、又、接触部15dの変位量を確保する必要性から、自ずと制限があり、それ程厚くできない。従って、幅H3の全体に渡って傾斜面15jを形成すると、片側は極めて薄くなり、強度を確保できない虞がある。そこで、直交面15kを形成することにより、広い幅H3を確保すると共に強度も確保し、しかも、ワイピング効果は傾斜面15j側で得られるようにしている。さらに、接触部15dの幅H3を広く形成することにより、接触部15dの半田ボール12bへの食い込みを防止できる。
【0047】
また、両傾斜面15jは、略平行に対向しているため、半田ボール12bをセンタリングする機能を有する。
【0048】
一方、ICパッケージ12を装着状態から取り外すには、同様に上部操作部材19を下降させることにより、ICパッケージ12の半田ボール12bから一対の接触部15dが離間されることにより、半田ボール12bが一対の接触部15dにて挟まれた状態から引き抜く場合よりも弱い力で簡単にICパッケージ12を外すことが出来る。
【0049】
なお、このようなものにあっては、両弾性片15h,15iの中間部を両接触部15d,15dが狭まる方向に押圧して弾性変形させる予圧プレート16を設けたため、弾性変形させる変位量(予圧力)を任意の値に設定することができ、半田ボール12bに対するコンタクトピン接触部15dの接触圧を適切な値に設定できる。
【0050】
ここで、図10(a),(b),(c)及び(d)には、コンタクトピン接触部15dの変形例を示す。
【0051】
図10(a)に示すものは、実施の形態と比較すると、直交面15kが形成されておらず、全面に渡って傾斜面15jが形成されている点で異なっている。このようにしても、多少幅H3は短くなるが、傾斜面15jによりワイピング効果を確保することができる。
【0052】
図10(b)に示すものは、両接触部15dが略ハの字状に配置されており、両傾斜面15jも実施の形態1と異なり、平行でなく、ハの字状に配置されて対向している。
【0053】
図10(c)に示すものは、傾斜面15jが2面形成され、ICソケット11使用状態の平面視において、V字状を呈している。これにより、半田ボール12bがV字状の溝部にはまり込むことにより、半田ボール12bの保持性が良好となると共に、一方の傾斜面15jが半田ボール12b側面部上を摺動したとしても、そのように半田ボール12bがV字状の溝部にはまり込むことで、その摺動が停止されて接触部15dが半田ボール12から外れるようなことがない。
【0054】
図10(d)に示すものは、接触部15dの半田ボール12b側の面が山形に形成されて傾斜面15jが形成されている。このようにしてもワイピング効果を発揮することができる。
【0055】
なお、上記実施の形態等では、「電気部品用ソケット」としてICソケット11に、この発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。また、上記実施の形態では、移動板は横方向に移動するようになっているが、上下方向に移動させることにより、コンタクトピンの接触部を変位させるようにすることもできる。しかも、上記実施の形態では、コンタクトピン15に固定側弾性片15hと可動側弾性片15iとが設けられているが、可動側弾性片15iのみが設けられたものにもこの発明を適用できる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように、各請求項に記載の発明によれば、コンタクトピンの接触部には、電気部品用ソケット使用状態の平面視において、変位方向と直交する方向に対して傾斜する傾斜面が形成されているため、簡単な構造の改良により、ワイピング効果を得ることができ、電気的な接触安定性を向上させることができる。
また、上記効果に加え、接触部には、傾斜面に連なる直交面が形成され、この直交面は、電気部品用ソケット使用状態の平面視において、変位方向と直交する方向に沿っているため、接触部の強度を確保した上で、幅を広くでき、端子や接触部の位置が多少ズレたとしても、端子と接触部との接触を確保することができると共に、端子への食い込みを防止できる。
【0057】
請求項に記載の発明によれば、上記効果に加え、コンタクトピンは、一対の弾性片を有し、これらの先端部に端子を挟持して電気的に接続される接触部が形成される一方、両接触部には、電気部品用ソケット使用状態の平面視において、変位方向と直交する方向に対して傾斜する傾斜面が形成され、これら両傾斜面は、互いに略平行に対向しているため、端子をセンタリングする機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICソケットの平面図である。
【図2】同実施の形態に係る図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同実施の形態に係る図1のBーB線に沿う断面図である。
【図4】同実施の形態に係るICパッケージを示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図5】同実施の形態に係るコンタクトピンを示す図で、(a)は同コンタクトピンの正面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)のCーC線に沿う断面図である。
【図6】同実施の形態に係るコンタクトピンの接触部を示す斜視図である。
【図7】同実施の形態に係る作用を示す断面図で、(a)はコンタクトピンの一対の接触部を閉じた状態、(b)はコンタクトピンの一対の接触部を開いた状態、(c)はコンタクトピンの一対の接触部で半田ボールを挟持した状態の断面図である。
【図8】同実施の形態に係るコンタクトピンの両接触部で半田ボールを挟持した状態を示す平面説明図で、(a)はコンタクトピン接触部と半田ボールとが所定の位置にある状態、(b),(c)はそれぞれ位置がズレた状態を示す図である。
【図9】同実施の形態1に係るX字形リンクの動作を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態の変形例を示す図で、(a),(b),(c),(d)はそれぞれ異なる変形例を示す図である。
【図11】従来例を示す図で、(a)はコンタクトピンの接触部を開いた状態、(b)はコンタクトピン接触部で接続ピンを挟んだ状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケージ(電気部品)
12a パッケージ本体
12b 半田ボール(端子)
13 ソケット本体
15 コンタクトピン
15d 接触部
15h 固定側弾性片
15i 可動側弾性片
15j 傾斜面
15k 直交面
17 スライドプレート(移動板)
18 トッププレート
18a 載置面部
19 上部操作部材
P 変位方向
Q 変位方向と直交する方向

Claims (3)

  1. ソケット本体上に電気部品を載置する載置面部が設けられ、前記ソケット本体に前記電気部品の端子に離接可能な複数のコンタクトピンが配設され、前記ソケット本体に対して移動板が移動自在に設けられ、該移動板を移動させることにより、前記コンタクトピンの接触部を変位させて、前記電気部品の端子に離接させる電気部品用ソケットにおいて、
    前記コンタクトピンは、一対の板状の弾性片を有し、該弾性片の先端部に前記端子の側面部と当接して前記端子を挟持して電気的に接続される接触部が形成される一方、
    該接触部の片面には、電気部品用ソケット使用状態の平面視において、変位方向と直交する方向に対して傾斜する1つの平面状の傾斜面と、該傾斜面と連なり、前記端子の前記側面部に当接可能であって、変位方向と直交する方向に沿う1つの平面状の直交面とを有し、該直交面が形成された前記接触部の板厚が前記弾性片の他の部位の板厚よりも薄く形成され
    前記傾斜面の幅が、前記接触部の幅の半分よりも長く形成されていることを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記一対の弾性片の各々に形成された前記傾斜面が互いに平行に配置されると共に、前記一対の弾性片の各々に形成された前記直交面が互いに平行に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記一対の弾性片の一方に形成された前記傾斜面と前記一対の弾性片の他方に形成された前記直交面とが、前記弾性片の変位方向で対向し、前記一対の弾性片の他方に形成された前記直交面と前記一対の弾性片の一方に形成された前記傾斜面とが、前記弾性片の変位方向で対向することを特徴とする請求項又はに記載の電気部品用ソケット。
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