JP3801713B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在に保持する電気部品用ソケットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のものとしては、例えば特公平3ー66787号公報に記載されたようなものがある。
【0003】
ここでの「電気部品」であるICパッケージは、多数のICリードが下面から突設され、これらリードが縦列Yと横列Xとに格子状に配列されている。
【0004】
一方、このICパッケージを保持して電気的接続を図る「電気部品用ソケット」であるICソケットは、外形が方形の絶縁材で構成され、基板の上面にカバーが横移動可能に重合されている。
【0005】
このカバーには、上記のICリードの格子状配列に対応する多数のICリード挿通孔を有し、これらICリード挿通孔群が平行四辺形を呈し、この縦列Yと横列Xの方向が、カバーの外形の各辺に対して45度傾いている。
【0006】
また、基板には、上記ICリード及びICリード挿通孔群に対応した格子状配列の多数のコンタクト群を有している。
【0007】
カバーを格子状配列の一方の対角線方向に沿って移動させると、このカバーに搭載されたICパッケージも移動され、その各ICリードとコンタクトとが離接されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、ICリードに対して離接するコンタクトの変位量等を確保するため、カバーの方形の外形に対して、ICリード挿通孔群を45度傾けるようにしていることから、カバー、ひいては装置全体が大型化してしまうという問題がある。
【0009】
そこで、この発明は、コンタクトピンの変位量等を確保しつつ、小型化を可能とした電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、コンタクトピンが配設されたソケット本体上に、前記コンタクトピンを変位させる移動部材が移動自在に配設され、又、該移動部材を移動させるための作動手段を備え、該作動手段により、前記移動部材を移動させて前記コンタクトピンを変位させることにより、電気部品の端子が前記コンタクトピンと非圧接状態で挿入され、前記移動部材が元の位置に復帰されて前記コンタクトピンの変位が解除されることにより、前記電気部品の端子に前記コンタクトピンの接触部を接触させて電気的に接続させるようにした電気部品用ソケットであって、前記移動部材は、押圧部を有し、前記コンタクトピンには、一方の挟持片と他方の挟持片とからなり、該各挟持片に前記接触部が形成された弾性変形可能な一対の挟持片が設けられ、前記一方の挟持片は、平板状の挟持片本体の上下方向に沿う側縁に沿って上方へ前記接触部が突設されると共に、前記挟持片本体の前記上下方向に沿う側縁における前記接触部より下側の部位から前記押圧部によって押圧される被押圧部が突設され、前記押圧部により前記被押圧部が押圧されると、前記一方の挟持片の挟持片本体が捻られ、前記一方の挟持片の接触部が回動して、前記一方の挟持片の接触部が前記他方の挟持片の接触部から遠ざかる方向に変位するように構成した電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記一方の挟持片の前記平板状の挟持片本体と前記他方の挟持片の平板状の挟持片本体とが、平面視でハの字状になるように設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記電気部品の端子は略球状であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0016】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図9には、この発明の実施の形態1を示す。
【0017】
まず構成を説明すると、図中符号11は、「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、「電気部品」であるICパッケージ12の性能試験を行うために、このICパッケージ12の「端子」としての半田ボール12bと、測定器(テスター)のプリント配線板(図示省略)との電気的接続を図るものである。
【0018】
このICパッケージ12は、図9に示すように、パッケージ本体12aの下面から多数の半田ボール12bが突出し、これら半田ボール12bは、縦列Yと横列Xとに格子状に配列されている。この実施の形態では、このICパッケージ12は、厚みが1.4mm、一辺が12mm、半田ボール12bの大きさが直径0.4mm、各半田ボール12bのピッチが0.8mm程度である。
【0019】
一方、ICソケット11は、大略すると、プリント配線板上に装着されるソケット本体13を有し、このソケット本体13上には、移動部材としての四角形の移動板14がX方向に横動自在に配設され、この移動板14を横動させることにより、ソケット本体13に配設されたコンタクトピン19が弾性変形されるようになっている。また、その移動板14の上側には、上プレート16がソケット本体13に固定された状態で配設されると共に、これらの上側には、更に、四角形の枠形状の上部操作部材17が上下動自在に配設されており、この上部操作部材17を上下動させることにより、X字形リンク18を介して前記移動板14が横動させるようになっている。
【0020】
より詳しくは、前記コンタクトピン19は、図1等に示すように、バネ性を有し、導電性の優れた長板状のものが、上側が離間するように折り畳まれて、上側の一対の挟持片19a,19bで前記半田ボール12bを挟持するようになっている。
【0021】
このコンタクトピン19は、下側が、図4等に示すように、ソケット本体13に圧入され、このソケット本体13の下面から下方にリード部19cが突出され、このリード部19cが、前記プリント配線板に電気的に接続されるようになっている。また、このコンタクトピン19の、ソケット本体13の上面から突出した前記挟持片19a,19bは、図7等に示すように、移動板14及び上プレート16の貫通孔16bに挿入されている。
【0022】
このコンタクトピン19の一方の挟持片19aは、図1に示すように、平板状の挟持片本体19pを有し、この挟持片本体19pの上下方向に沿う側縁に沿って上方へ接触部19eが突設されると共に、挟持片本体19pの上下方向に沿う側縁における接触部19eより下側の部位には、移動板14により押圧される被押圧部19dが突設される。そして、一方の挟持片19aの挟持片本体19pは、この被押圧部19dが押圧されることにより捻られて、この挟持片19aの接触部19eが図8中部位Oをほぼ中心に回動動作して、半田ボール12bに離接するように設定されている。また、他方の挟持片19bは、平板状の挟持片本体19qを有し、この挟持片本体19qの上端部に接触部19fが突設されるが、移動板14にて押圧されるものではなく、弾性的に前記半田ボール12bに接触されるようになっている。そして、両挟持片19a、19bは、半田ボール12bの両側に接触されて、この半田ボール12bを挟持するようになっており、半田ボール12bの配列方向である縦列Yと横列Xに対して45度傾いた方向に並んでいる。これにより、移動板14がX方向に沿って移動された時に、コンタクトピン19の一方の挟持片19aの接触部19eの移動方向が、移動板14の移動方向に対して斜め方向に設定されている。
【0023】
さらに、上プレート16は、四角形状を呈し、ソケット本体13から突設された図示省略の複数の位置決めボスが、四角形の角部に形成された凹部に嵌合されることにより、ソケット本体13に固定された状態で、前記移動板14の上側に配設されている。この移動板14には、前記位置決めボスが遊挿される遊挿部が形成されており、この遊挿部の大きさは、移動板14の横動時にその位置決めボスに干渉せずに横動を許容する大きさに設定されている。そして、この上プレート16には、図6に示すように、ICパッケージ12の半田ボール12bが挿入される多数の貫通孔16bが、縦列Yと横列Xとに配列されて形成されている。この貫通孔16bは、半田ボール12bが挿入される円形部16dと、前記一方の挟持片19aが挿入されてこの挟持片19aの変位を許容する第1切欠部16eと、前記他方の挟持片19bが挿入されてこの挟持片19bの変位を許容する第2切欠部16fとから構成されている。この円形部16dの大きさは、半田ボール12bの大きさの相違に対応して多少大きめに形成されている。また、この上プレート16には、図2及び図4等に示すように、ICパッケージ12を載置するときの位置決めを行うガイド部16cが、ICパッケージ12の各角部に対応して4カ所に突設されている。
【0024】
さらにまた、上部操作部材17は、図2及び図4に示すように、ICパッケージ12が挿入可能な大きさの開口17aを有する四角形の枠状を呈し、この開口17aを介してICパッケージ12が挿入されて上プレート16上に載置されるようになっていると共に、この上部操作部材17はソケット本体13にスライド部17bを介して上下動自在に配設されている。そして、図3及び図4に示すように、上部操作部材17はソケット本体13との間に配設されたスプリング20により上方に付勢されている。
【0025】
さらにまた、前記X字形リンク18は、この実施の形態では、四角形の移動板14の横動方向に沿う両側面部に配設されており、トグルジョイントを構成するようになっている。
【0026】
具体的には、このX字形リンク18は、図3に示すように、同じ長さの第1リンク部材23と第2リンク部材25とを有し、これらが中央連結ピン27にて回動自在に連結されている。
【0027】
そして、この第1リンク部材23の下端部23aが、ソケット本体13に下端連結ピン29にて回動自在に連結される一方、第2リンク部材25の下端部25aが、移動板14の横動方向に沿う側面部の一方の端部に下端連結ピン30にて回動自在に連結されている。また、これら第1,第2リンク部材23,25の上端部23b,25bが上部操作部材17に上端連結ピン33,34にて回動自在に連結されている。この第1リンク部材23の上端部23bには長孔が設けられ、この長孔を介して、上端連結ピン33により、上部操作部17に連結されている。 また、ソケット本体13には、図示省略のラッチが下端部の軸を中心に回動自在に配設されて、所定の位置にセットされたICパッケージ12の側縁部に係脱するように設定され、スプリングにより係止方向に付勢されている。そして、上部操作部材17には、下降時に、そのラッチに摺動して離脱方向に回動させるカム部が形成されている。
【0028】
次に、かかる構成のICソケット11の使用方法について説明する。
【0029】
まず、予め、ICソケット11のコンタクトピン19のリード部19cをプリント配線板の挿通孔に挿入して半田付けすることにより、プリント配線板上に複数のICソケット11を配設しておく。
【0030】
そして、かかるICソケット11にICパッケージ12を例えば自動機により以下のようにセットして電気的に接続する。
【0031】
すなわち、自動機により、ICパッケージ12を保持した状態で、上部操作部材17をスプリング20の付勢力に抗して下方に押圧して下降させる。すると、この上部操作部材17のカム部により、ラッチがスプリングの付勢力に抗して回動されることにより、このラッチがICパッケージ12挿入範囲から退避される。
【0032】
これと同時に、X字形リンク18を介して移動板14がX方向に横動され、この横動により、移動板14の押圧部14aにてコンタクトピン19の挟持片19aの被押圧部19dが押圧されて捻られ、接触部19eが図8中部位Oをほぼ中心に矢印方向に回動されて変位される。この状態で、自動機からICパッケージ12が開放されると、ICパッケージ12の半田ボール12bが、上プレート16の貫通孔16bに挿入する。ここで、移動板14を横動させるX字形リンク18の動作について説明すれば、上部操作部材17が下降されると、各リンク部材23,25の上端部23b,25bが下方に押圧されて下降されることにより、各リンク部材23,25が回動し、第2リンク部材25の下端部25aが横方向(図4中矢印方向)に移動する。これにより、移動板14がX方向に横動されることとなる。
【0033】
その後、自動機による上部操作部材17の押圧力を解除すると、スプリング20の付勢力により、この上部操作部材17が上昇され、移動板14が元の位置に復帰される。これで、コンタクトピン19の一方の挟持片19aが弾性力により復帰し、この挟持片19aの接触部19eがICパッケージ12の半田ボール12bに接触すると共に、他方の挟持片19bも半田ボール12bに接触して、両挟持片19a,19bにて半田ボール12bが挟持された状態で電気的に接続される。
【0034】
これと同時に、上部操作部材17が上昇されることで、ラッチがスプリングの付勢力にて回動されて、ICパッケージ12の側部を係止することにより、このICパッケージ12が保持されることとなる。
【0035】
このようなものにあっては、移動板14の移動方向(X方向)に対して、コンタクトピン19の接触部19eを斜めに移動させるようにしているため、この接触部19eの変位量を確保することができる。すなわち、半田ボール12bのX,Y方向の配列ピッチが狭くなると、その接触部19eの移動方向がX,Y方向であると、その変位量が極めて短くなるのに対し、接触部19eの変位方向をX,Y方向に対して45度傾けるようにすると、いわゆるデッドスペースを有効に利用することができ、変位量を確保することができる。
【0036】
しかも、移動板14の移動方向(X方向)に対して、コンタクトピン19の接触部19eを斜めに移動させるようにしているため、上プレート16の貫通孔16b群の配列方向(X,Y方向)を、外形が方形のICソケット11の各辺に沿わせることができる。その結果、従来と異なり、ICソケット11の外形を小型化できる。
【0037】
また、この実施の形態では、コンタクトピン19の一方の挟持片19aが捻られて、接触部19eが部位Oを中心に回動するようになっているため、ワイピング効果が発揮されることとなる。しかも、挟持片19aを捻るようにすれば、図1中下方を中心に矢印P方向に撓むものと比較すると、挟持片19aの上端の上下の変位量を小さくでき、確実に半田ボール12bを挟持できる。すなわち、変位量が大きく、この挟持片19aが斜めになった状態で、半田ボール12bに接触すると、図1中矢印Nに示すように斜め上方に向かう力が半田ボール12bに作用し、的確に半田ボール12bを挟持できない虞がある。これに対して、挟持片19aを捻るようにすれば、挟持片19a上端の変位量が小さく、この挟持片19aが斜めになって半田ボール12bに接触することを抑制できるため、確実に半田ボール12bを挟持できる。
【0038】
さらに、弾性変形可能な両挟持片19a,19bで、半田ボール12bの両側から挟持するようになっているため、半田ボール12bの位置がズレた場合にも、両挟持片19a,19bにてセンタリングされると共に、両挟持片19a,19bが多少変位することにより、半田ボール12bに無理な力が作用するようなことがない。ちなみに、半田ボール12bを、一方の挟持片19aと、上プレート貫通孔16bの内壁面とで挟持するようにすると、この内壁面の位置は変位しないことから、半田ボール12bの位置がズレたときには、この半田ボール12b等に無理な力が作用する場合がある。
【0039】
[発明の参考例1]
図10には、この発明の参考例1を示す。
【0040】
上記実施の形態1では、一方の挟持片19aが捻られるようにしているが、この発明の参考例1は、一方の挟持片19aの接触部19eが図に示すように平行移動されるようになっている。すなわち、移動板14に形成された押圧部14aが、移動板14の移動方向(X方向)に対して傾斜して形成され、この押圧部14aが図中二点鎖線に示すように移動することにより、接触部19eが平行移動されることとなる。
【0041】
他の構成及び作用は実施の形態1と同様である。
【0042】
[発明の参考例2]
図11には、この発明の参考例2を示す。
【0043】
上記実施の形態1及び参考例1は、「電気部品用ソケット」として、電気部品をソケット上面の開口部から挿入する、いわゆるオ−プントップタイプのICソケット11にこの発明を適用したものであるが、この発明の参考例2は、電気部品を搭載台に載置し、その上から電気部品を押さえ込む蓋を回動可能に備える、いわゆるクラムシェルタイプのICソッケトに適応させたものである。
【0044】
すなわち、ソケット本体38上に移動板14と上プレ−ト41とを設置し、この上プレ−ト41の上面には蓋39が回動可能に設置され、その蓋39の連結部37が連結ピン36を介し、移動板14と上プレ−ト41とを連結している。一方、移動板14と上プレ−ト41の他端側も、リンク部材35及び連結ピン40により連結されている。ここで、蓋39を回動させると、移動板14は、連結部37及びリンク部材35の作用により、ソケット本体38に対して横方向に移動し、実施の形態1、参考例1同様、移動板14の移動方向(X方向)に対し、コンタクトピン19の挟持片19a(図示せず)が斜め方向に変位される。他の作用は実施の形態1及び参考例1と同様である。
【0045】
なお、上記実施の形態1、並びに、参考例1及び2では、「電気部品用ソケット」としてICソケット11に、この発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。また、コンタクトピンに一対の挟持片を設けて、端子を両側から挟持するようにしているが、片側からのみ接触させるものでも良い。さらに、コンタクトピンが接触される電気部品の端子は、上記のような球状の半田ボール12bに限らず、棒状のものでも良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、移動部材の移動方向に対して、コンタクトピンの接触部を斜めに移動させるようにしているため、この接触部の変位量を確保することができると共に、コンタクトピン接触部群の配列方向(X,Y方向)を、外形が方形の電気部品用ソケットの各辺に沿わせることができる。その結果、従来と異なり、電気部品用ソケットの外形を小型化できる。
また、コンタクトピンが捻られることにより、このコンタクトピンの接触部が回動するように変位するため、ワイピング効果を発揮できると共に、コンタクトピンを捻るようにすれば、単純に撓むものと比較すると、コンタクトピンの上端の上下の変位量を小さくできる。従って、このコンタクトピンが斜めになった状態で端子に接触するのを抑制でき、斜め上方に向かう力が端子に作用するのを抑制できる。
さらに、弾性変形可能な挟持片で、端子の周囲から挟持するようになっているため、端子の位置がズレた場合にも、各挟持片にてセンタリングされると共に、各挟持片が多少変位することにより、端子に無理な力が作用するようなことがない。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の効果と同様な効果が得られる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るコンタクトピンや半田ボール等を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態1に係るICソケットの平面図である。
【図3】同実施の形態1に係るICソケットの正面図である。
【図4】同実施の形態1に係るICソケットの断面図である。
【図5】同実施の形態1に係るICソケットの右側面図である。
【図6】同実施の形態1に係る上プレートの貫通孔,半田ボール及びコンタクトピン等の関係を示す平面図で、(a)はコンタクトピンの一方の挟持片が半田ボールから離間した状態を示す図、(b)はコンタクトピンの両挟持片で半田ボールを挟持した状態を示す図ある。
【図7】同実施の形態1に係る図6の断面図で、(a)は図6のA−A線,(b)は図6のBーB線に沿う断面図である。
【図8】同実施の形態1に係る作用を示す説明図である。
【図9】同実施の形態1に係るICパッケージを示す図で、(a)はICパッケージの正面図、(b)は同ICパッケージの底面図、(c)は半田ボールの配列状態を示す図である。
【図10】 この発明の参考例1に係るコンタクトピンと半田ボールとの作用を示す平面図である。
【図11】 この発明の参考例2に係る斜視図である。
【符号の説明】
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケージ(電気部品)
12b 半田ボール(端子)
13 ソケット本体
14 移動板
14a 押圧部
16 上プレート
16b 貫通孔
17 上部操作部材
18 X字形リンク(リンク機構)
19 コンタクトピン
19a,19b 挟持片
19e 接触部
Claims (3)
- コンタクトピンが配設されたソケット本体上に、前記コンタクトピンを変位させる移動部材が移動自在に配設され、又、該移動部材を移動させるための作動手段を備え、該作動手段により、前記移動部材を移動させて前記コンタクトピンを変位させることにより、電気部品の端子が前記コンタクトピンと非圧接状態で挿入され、前記移動部材が元の位置に復帰されて前記コンタクトピンの変位が解除されることにより、前記電気部品の端子に前記コンタクトピンの接触部を接触させて電気的に接続させるようにした電気部品用ソケットであって、
前記移動部材は、押圧部を有し、
前記コンタクトピンには、一方の挟持片と他方の挟持片とからなり、該各挟持片に前記接触部が形成された弾性変形可能な一対の挟持片が設けられ、
前記一方の挟持片は、平板状の挟持片本体の上下方向に沿う側縁に沿って上方へ前記接触部が突設されると共に、前記挟持片本体の前記上下方向に沿う側縁における前記接触部より下側の部位から前記押圧部によって押圧される被押圧部が突設され、
前記押圧部により前記被押圧部が押圧されると、前記一方の挟持片の挟持片本体が捻られ、前記一方の挟持片の接触部が回動して、前記一方の挟持片の接触部が前記他方の挟持片の接触部から遠ざかる方向に変位するように構成したことを特徴とする電気部品用ソケット。 - 前記一方の挟持片の前記平板状の挟持片本体と前記他方の挟持片の平板状の挟持片本体とが、平面視でハの字状になるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
- 前記電気部品の端子は略球状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気部品用ソケット。
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