JP2973406B1 - Icソケットにおけるコンタクトの開閉機構 - Google Patents

Icソケットにおけるコンタクトの開閉機構

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JP2973406B1
JP2973406B1 JP35903398A JP35903398A JP2973406B1 JP 2973406 B1 JP2973406 B1 JP 2973406B1 JP 35903398 A JP35903398 A JP 35903398A JP 35903398 A JP35903398 A JP 35903398A JP 2973406 B1 JP2973406 B1 JP 2973406B1
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Abstract

【要約】 【課題】ソケット本体の上面に横動可に設けられたコン
タクト開閉用移動板の移動量とその停開始の節度を適切
に行わせ、ソケット本体が保有するコンタクトと該ソケ
ット本体に搭載されるICパッケージの外部接点との接
触の信頼性を向上する。 【解決手段】ソケット本体1の上面に沿い横動操作され
る移動板2を備え、該移動板2の一方向への横動により
ソケット本体1に備えるコンタクト3の開状態を形成
し、同他方向への横動によりコンタクト3の閉状態を形
成するICソケットにおけるコンタクト開閉機構におい
て、上記ソケット本体1の一端に該ソケット本体1に対
し閉合と開放とがなされる操作部材4の基端を回動可に
軸支し、該操作部材4とソケット本体1間に該操作部材
4の回動運動を移動板2の横動運動に変換する滑りカム
機構6を構成して上記コンタクト3の開閉を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソケット本体が保有
するコンタクトと、該ソケット本体に搭載したICパッ
ケージの外部端子との開閉を行うICソケットにおける
コンタクトの開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりソケット本体の上面に沿い横動
する移動板を設け、該移動板を横動することによりソケ
ット本体が保有するコンタクトの開閉を行うICソケッ
トが周知であるが、これらICソケットにおいては、移
動板の一端とソケット本体の一端間にクランクレバーの
偏心軸部を介在させ、該偏心軸部の端部より曲成された
操作軸部を上下に回動操作することにより上記偏心軸部
を移動板に作用させて横動を得るコンタクトの開閉機
構、或いはソケット本体の側面に回動レバーの端部を支
点軸を以って軸支すると共に同レバー端を移動板の側面
に偏心軸部を以って軸支し、該レバーを上下に回動する
ことにより支点軸の周りに偏心軸部を回動させて移動板
を横動させるようにしたコンタクトの開閉機構が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記何れの例
においてもレバーの準備とその組立に手間とコスト増を
招き、加えて偏心軸部の回動運動を移動板に直接与えて
同移動板の直線横動を得る変換構造であるために変換精
度を向上し難く、これに各レバーの偏心軸部の遊び等が
加わって移動板の移動量に精度を欠き、設定位置での停
止も困難なる問題を有し、これが微細ピッチにおけるコ
ンタクトの接触の信頼性を低下せしめる原因となってい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き回
動レバーを用いずに移動板の横動とコンタクトの開閉を
得るようにしたICソケットを提供するものである。
【0005】その手段として、上記ソケット本体の一端
に該ソケット本体に対し閉合と開放とがなされる操作部
材の基端を回動可に軸支し、該操作部材とソケット本体
間に該操作部材の回動運動を移動板の横動運動に変換す
る滑りカム機構を構成して上記コンタクトの開閉を行
う。
【0006】上記滑りカム機構は、操作部材の自由端と
移動板の該自由端と対応する一端間に形成する。
【0007】又は、上記ソケット本体に対し上下動可能
に設けられた操作部材を備え、該操作部材とソケット本
体間に該操作部材の上下動運動を移動板の横動運動に変
換する滑りカム機構を構成して上記コンタクトの開閉を
行う。
【0008】上記滑りカム機構は、上下動操作部材の一
端及び他端と移動板の一端及び他端間に夫々形成する。
【0009】上記各操作部材は枠体により形成し、該操
作部材の上記下方回動時又は下降時に該枠体の枠壁にて
形成される窓内に上記移動板を収容する構成とする。
【0010】そして上記カム機構として、上記枠体から
成る操作部材の枠壁と上記移動板の端部間に滑り係合す
る斜面を形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】<第1実施形態例(図1及び図2
A,B,C参照)>第1実施形態例は、ソケット本体1
の上面に沿い横動操作される移動板2を備え、該移動板
2の一方向への横動によりソケット本体1に備えるコン
タクト3の開状態(ICパッケージ13の外部端子14
から離間する接触解除状態)を形成し、同他方向への横
動によりコンタクト3の閉状態(同外部端子14に対す
る加圧接触状態)を形成するICソケットにおけるコン
タクト開閉機構であり、該コンタクト開閉機構におい
て、上記ソケット本体1の一端に該ソケット本体1に対
し閉合と開放とがなされる操作部材4の基端を支点軸5
にて回動可に軸支し、該操作部材4とソケット本体1間
に該操作部材4の回動運動を移動板2の横動運動に変換
する滑りカム機構6を構成して上記コンタクト3の開閉
を行うようにする。
【0012】上記滑りカム機構6は操作部材4の自由端
と移動板2の該自由端と対応する一端間に形成する。
【0013】上記操作部材4は枠体から成り、該操作部
材4の上記下方回動時(ソケット本体1への閉合時)に
該枠体の枠壁7にて形成される窓8内に上記移動板2を
収容し、操作部材4の付設によるソケットの嵩高化を防
止し、移動板2上へのICパッケージ13の搭載を可能
とする。
【0014】そして、上記滑りカム機構6として、上記
枠体から成る操作部材4の枠壁7内側面と上記移動板2
の端部外側面間に滑り係合する斜面6aを形成する。
【0015】即ち、上記滑りカム機構6は、上記枠体か
ら成る操作部材4の自由端の枠壁7内側面と該枠壁7と
対向する上記移動板2の一端外側面間に形成された滑り
係合斜面6aによって形成する。一例としてこの斜面6
aは平面から成る。
【0016】上記操作部材4をロボット等により下方回
動することにより、斜面6aのカム作用により移動板2
を一方向に横動し、これにより上記コンタクト3を開状
態(ICパッケージ13の外部端子14から離間する接
触解除状態)にし、この開状態において枠体(回動操作
部材4)の窓8内に嵌合されている移動板2上にICパ
ッケージ13を搭載し、該ICパッケージ13の下面か
ら突出された多数の外部端子14の夫々を移動板2に設
けられた多数の貫通孔又は貫通溝15の夫々を通し、上
記コンタクト3の接片3aの自由端と相対する位置に挿
入する。
【0017】移動板2は貫通孔15を設けずに単なる枠
体にて形成し、該枠体上にICパッケージを搭載しつ
つ、該枠体の窓を通し外部端子14を挿入することがで
きる。
【0018】しかる後、操作部材4へのロボット等によ
る押し下げ力を解除することによりコンタクト3の接片
3aの復元力で移動板2の他方向への横動とコンタクト
3の閉状態(同外部端子14の側面に対する加圧接触状
態)が形成される。同時に操作部材4が滑りカム機構6
の斜面6aにより押し上げられて上方へ回動され、斜面
6aのなす開角を以って待機状態を形成する。
【0019】上記回動操作部材4の下方回動状態とコン
タクト3と外部端子14との接触解除状態は前記の通
り、回動操作部材4を押し下げるロボットにて保持する
か、又は回動操作部材4の自由端をソケット本体1の端
部に係止する係脱可能なロック部材によって保持する。
【0020】<第2実施形態例(図3及び図4A,B,
C参照)>第2実施形態例は、ソケット本体1の上面に
沿い横動操作される移動板2を備え、該移動板2の一方
向への横動によりソケット本体1に備えるコンタクト3
の開状態を形成し、同他方向への横動によりコンタクト
3の閉状態を形成するICソケットにおけるコンタクト
開閉機構であり、該コンタクト開閉機構において、上記
ソケット本体1の一端に該ソケット本体1に対し閉合と
開放とがなされる操作部材4の基端を支点軸5にて回動
可に軸支し、該操作部材4とソケット本体1間に該操作
部材4の回動運動を移動板2の横動運動に変換する滑り
カム機構6を構成して上記コンタクト3の開閉を行うよ
うにする。
【0021】上記滑りカム機構6は操作部材4の自由端
と移動板2の該自由端と対応する一端間に形成する。
【0022】上記操作部材4は枠体から成り、該操作部
材4の上記下方回動時に該枠体の枠壁7にて形成される
窓8内に上記移動板2を収容し、操作部材4の付設によ
るソケットの嵩高化を防止し、移動板2上へのICパッ
ケージ13の搭載を可能とする。
【0023】そして、上記滑りカム機構6として、上記
枠体から成る操作部材4の枠壁7内側面と上記移動板2
の端部外側面間に滑り係合する斜面6aを形成する。
【0024】即ち、上記滑りカム機構6は、上記枠体か
ら成る操作部材4の自由端の枠壁7内側面と該枠壁7と
対向する上記移動板2の一端外側面間に形成された滑り
係合斜面6aによって形成する。一例としてこの斜面6
aは平面から成る。
【0025】上記回動操作部材4の自由端は螺子9によ
ってソケット本体1の一端に螺合する構造にし、該螺子
9の螺進又螺退によって操作部材4のソケット本体1に
対する閉合と開放とを行うようにする。
【0026】操作部材4の自由端中央部、即ち枠壁7の
中央部には螺子9の遊合穴10を設け、他方ソケット本
体1の一端中央部には螺子9が螺合する雌ネジ穴11を
設け、有頭螺子9を遊合穴10に遊挿しつつ雌ネジ穴1
1に螺合し螺進することにより回動操作部材4の閉合を
進行して移動板2の一方向への横動とコンタクト3の開
状態を形成し、螺合によってこれを保持する。
【0027】上記コンタクト3の開状態において、枠体
(回動操作部材4)の窓8内に嵌合されている移動板2
上にICパッケージ13を搭載し、該ICパッケージ1
3の下面から突出された多数の外部端子14の夫々を移
動板2に設けられた多数の貫通孔又は貫通溝15の夫々
を通し、上記コンタクト3の自由端と相対する位置に挿
入する。
【0028】移動板2は貫通孔15を設けずに単なる枠
体にて形成し、該枠体上にICパッケージを搭載しつ
つ、該枠体の窓を通し外部端子14を挿入することがで
きる。
【0029】しかる後、螺子9の螺合穴12に対し螺退
することによりコンタクト3の接片3aの復元力による
移動板2の他方向への横動とコンタクト3の閉状態(コ
ンタクト3の接片3aをICパッケージ13の外部端子
14の側面に加圧接触した状態)を形成し、同時に滑り
カム機構6を形成する斜面6aにより操作部材4を押し
上げ、螺子頭部がこの押し上げ力に抗する開き止め手段
を構成して一定の開角で操作部材4の開放状態を形成す
る。これによって上記コンタクト3の閉状態を保持す
る。
【0030】<第3実施形態例(図5及び図6A,B,
C参照)>第3実施形態例は、ソケット本体1の上面に
沿い横動操作される移動板2を備え、該移動板2の一方
向への横動によりソケット本体1に備えるコンタクト3
の開状態を形成し、同他方向への横動によりコンタクト
3の閉状態を形成するICソケットにおけるコンタクト
開閉機構であり、該コンタクト開閉機構において、上記
ソケット本体1に該ソケット本体1に対し閉合と開放と
がなされる操作部材4を上下動可に設け、該操作部材4
とソケット本体1間に該操作部材4の上下動運動を移動
板2の横動運動に変換する滑りカム機構6を構成して上
記コンタクト3の開閉を行うようにする。
【0031】上記滑りカム機構6は操作部材4の一端及
び他端と、各端と対応する移動板2の一端及び他端間に
夫々形成する。
【0032】上記操作部材4は枠体から成り、該操作部
材4の上記下降時に該枠体の枠壁7にて形成される窓8
内に上記移動板2を収容し、操作部材4の付設によるソ
ケットの嵩高化を防止し、移動板2上へのICパッケー
ジ13の搭載を可能とする。
【0033】そして、上記滑りカム機構6として、上記
枠体から成る操作部材4の枠壁7側面と上記移動板2の
端部側面間に滑り係合する斜面6aを形成する。一例と
してこの斜面6aは平面から成る。
【0034】即ち、上記滑りカム機構6は、上記枠体か
ら成る操作部材4の対向する一端枠壁7の一側面及び他
端枠壁7の一側面と、該各枠壁7と対向する上記移動板
2の一端側面及び他端側面間に夫々形成された滑り係合
斜面6aによって形成する。
【0035】上記操作部材4をロボット等により下降す
ることにより、上記コンタクト3を開状態(ICパッケ
ージ13の外部端子14から離間する接触解除状態)に
し、この開状態において枠体(上下動操作部材4)の窓
8内に嵌合されている移動板2上にICパッケージ13
を搭載し、該ICパッケージ13の下面から突出された
多数の外部端子14の夫々を移動板2に設けられた多数
の貫通孔又は貫通溝15の夫々を通し、上記コンタクト
3の自由端と相対する位置に挿入する。
【0036】移動板2は貫通孔15を設けずに単なる枠
体にて形成し、該枠体上にICパッケージを搭載しつ
つ、該枠体の窓を通し外部端子14を挿入することがで
きる。
【0037】しかる後、操作部材4へのロボット等によ
る押し下げ力を解除することによりコンタクト3の接片
3aの復元力で移動板2の他方向への横動とコンタクト
3の閉状態(同外部端子14の側面に対する加圧接触状
態)が形成され、操作部材4を上昇し待機状態を形成す
る。
【0038】上記上下動操作部材4の下降状態とコンタ
クト3と外部端子14との接触解除状態は前記の通り、
操作部材4を押し下げるロボットにて保持するか、又は
操作部材4の両端に係脱するロック部材によって保持す
る。
【0039】<第1,第2,第3実施形態例の共通事項
等の説明>上記第1,第2,第3実施形態例において
は、上記コンタクト3を移動板2の横動方向において変
位可能に対置された弾性接片3aによって形成した場合
を例示している。
【0040】一方の弾性接片3aの自由端と移動板2と
は該移動板2に設けられた係止部2aを介して係合し、
移動板2が一方向へ横動された時に、該係止部2aによ
り一方の弾性接片3aをその弾性に抗し外方へ押圧し、
弾力を蓄えると共に前記開状態を形成する。この状態に
おいて、ICパッケージ13を搭載する。
【0041】又上記操作部材4に与えていた下方力が解
除されると、上記弾力を蓄えた弾性接片3aが内方へ復
元して外部端子14の側面と加圧接触すると共に、この
接片3aの復元力で係止部2aを押圧して移動板2を他
方向へ横動せしめ、第1,第2実施形態例においては該
移動板2の横動により操作部材4をカム機構6を介して
上方へ回動せしめ、待機状態を形成する。
【0042】第1,第2実施形態例においては、操作部
材4をバネにより付勢せずに自重により閉回動し、且つ
自重に抗し開回動できるように支点軸5により支持して
いる。従って操作部材4は移動板2がコンタクト3の復
元力で横動した時に滑り係合斜面6aによりその自重に
抗し上方へ押し上げられ、自重によって常に斜面6a上
に載荷され、この斜面6aがなす開角を以って開放状態
を形成する。
【0043】又第3実施形態例における操作部材4は図
6に示すように、該操作部材4とソケット本体1間に介
在せしめたバネ16によって常に上方待機位置に保持す
ることができる。同様に第1,第2実施形態例において
も、バネを支点軸5部に設けて操作部材4を上方へ付勢
することができる。
【0044】操作部材4はこれらバネ16に抗し下方回
動又は下降され、該バネ16の復元力により上方回動又
は上昇し、待機状態を形成する。
【0045】図5,図6に示す第3実施形態例において
は、操作部材4の各コーナー部とソケット本体1の各コ
ーナー部間にバネ16を介在し、上記動作を得るように
している。
【0046】第1,第2実施形態例においては、上記傾
斜面6aを上記操作部材4の自由端の枠壁7の内側面
と、これと対応するソケット本体1の一端部外側面の双
方に互いに同調する方向に傾斜する平面から成る傾斜面
6aを設け、同傾斜面6a相互を滑り係合させている。
【0047】この変形例として、上記傾斜面6aを上記
操作部材4の自由端の枠壁7の内側面とこれと対応する
ソケット本体1の一端部外側面の何れか一方に設け、他
方をこの傾斜面と滑り係合する単なる弧形突部により形
成する場合を含む。
【0048】同様に第3実施形態例においても、上記傾
斜面6aを上記操作部材4の両端の枠壁7の側面と、こ
れと対応するソケット本体1の両端部側面の双方に互い
に同調する方向に傾斜する傾斜面6aを設け、同傾斜面
6a相互を滑り係合させることができる。
【0049】この変形例として図6に示すように、上記
傾斜面6aを上記操作部材4の両端の枠壁7の側面とこ
れと対応するソケット本体1の両端部側面の何れか一方
に設け、他方をこの傾斜面と滑り係合する単なる弧形突
部により形成することができる。
【0050】第3実施形態例においては、図6に示すよ
うに、操作部材4の一端と他端から下方へ突出する加圧
子17を設け、該加圧子17の下端に傾斜面6aを設
け、他方移動板2の一端と他端に該各加圧子17を受け
入れる加圧子受容孔18を設け、該加圧子受容孔18の
内壁に上記加圧子17の傾斜面6aと対応する弧形の突
部6a′を設け、操作部材4の下降時に、傾斜面6aと
突部6a′とが滑り係合して移動板2を一方向へ横動せ
しめる構成としている。
【0051】更に第1,第2実施形態例は、移動板2に
ICパッケージ13の搭載エリアを設定し、且つ同パッ
ケージ13のコーナー部を規制する位置決め壁19を設
け、この位置決め壁19にて前記滑りカム機構6を形成
している。
【0052】即ち位置決め壁19の外側面に滑り係合斜
面6a又は突部を形成し、この滑り係合斜面6a又は突
部と枠壁7の内側面に形成した滑り係合斜面6a又は突
部とを常時対接している。
【0053】上記ICパッケージ13は例えば、図示の
ようにICパッケージ13の下面から突出するボール形
の外部端子14を有するBGA形ICパッケージの他、
ICパッケージ13の下面から突出するピン形の外部端
子14を有するPGA形ICパッケージに好適に適用す
ることができ、その他の形式のICパッケージに適用す
ることは妨げない。
【0054】
【発明の効果】本発明は、従来例の如く回動レバーの偏
心軸部の回動運動を移動板に直接的に作用せしめ、該移
動板の直線横動を得る構成を用いずに、上記ソケット本
体の一端に閉合と開放とが可能なように軸支された操作
部材とソケット本体間に、該操作部材の回動運動を移動
板の横動運動に変換する滑りカム機構を構成して上記コ
ンタクトの開閉を適正に行うことができ、同様に上記ソ
ケット本体に対し上下動可能に設けられた操作部材を備
え、該操作部材とソケット本体間に該操作部材の上下動
運動を移動板の横動運動に変換する滑りカム機構を構成
して上記コンタクトの開閉を適正に行うことができ、従
来例におけるレバーを廃することができ、その欠点を排
除することができる。
【0055】上記操作部材はロボットにより容易に上下
動操作することができ、該上下動操作によりカム機構を
形成する傾斜面を同期的に作動させて、適正なる移動板
の移動とコンタクトの開閉とが行える。
【0056】上記カム機構を形成する傾斜面は、何れも
移動板又は操作部材の双方に一体樹脂成形した斜面、又
は一方に一体樹脂成形した斜面と他方に成形した突起に
よって実現でき、これにより精度向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例を示すICソケットの平面図。
【図2】A,B,Cは同ICソケットの動作状態を順を
追って説明する断面図。
【図3】第2実施形態例を示すICソケットの平面図。
【図4】A,B,Cは同ICソケットの動作状態を順を
追って説明する断面図。
【図5】第3実施形態例を示すICソケットの平面図。
【図6】A,B,Cは同ICソケットの動作状態を順を
追って説明する断面図。
【符号の説明】
1 ソケット本体 2 移動板 3 コンタクト 3a 弾性接片 4 操作部材 5 支点軸 6 カム機構 6a 傾斜面 6a′ 突部 7 枠壁 8 窓 9 螺子 10 遊合穴 11 雌ネジ穴 12 螺合穴 13 ICパッケージ 14 外部端子 15 貫通孔 16 バネ 17 加圧子 18 加圧子受容孔 19 位置決め壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 33/00 - 33/975

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケット本体の上面に沿い横動操作される
    移動板を備え、該移動板の一方向への横動によりソケッ
    ト本体に備えるコンタクトの開状態を形成し、同他方向
    への横動によりコンタクトの閉状態を形成するICソケ
    ットにおけるコンタクト開閉機構において、上記ソケッ
    ト本体の一端に該ソケット本体に対し閉合と開放とがな
    される操作部材の基端を回動可に軸支し、該操作部材と
    ソケット本体間に該操作部材の回動運動を移動板の横動
    運動に変換する滑りカム機構を構成して上記コンタクト
    の開閉を行うことを特徴とするICソケットにおけるコ
    ンタクトの開閉機構。
  2. 【請求項2】上記操作部材は枠体から成り、該操作部材
    の上記下方回動時に該枠体の枠壁にて画成される窓内に
    上記移動板を収容する構成としたことを特徴とする請求
    項1記載のICソケットにおけるコンタクトの開閉機
    構。
  3. 【請求項3】上記滑りカム機構を操作部材の自由端と移
    動板の該自由端と対応する一端間に形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のICソケットにおけるコン
    タクトの開閉機構。
  4. 【請求項4】ソケット本体の上面に沿い横動操作される
    移動板を備え、該移動板の一方向への横動によりソケッ
    ト本体に備えるコンタクトの開状態を形成し、同他方向
    への横動によりコンタクトの閉状態を形成するICソケ
    ットにおけるコンタクト開閉機構において、上記ソケッ
    ト本体に対し上下動可能に設けられた操作部材を備え、
    該操作部材とソケット本体間に該操作部材の上下動運動
    を移動板の横動運動に変換する滑りカム機構を構成して
    上記コンタクトの開閉を行うことを特徴とするICソケ
    ットにおけるコンタクトの開閉機構。
  5. 【請求項5】上記操作部材は枠体から成り、該操作部材
    の上記下降時に該枠体の枠壁にて画成される窓内に上記
    移動板を収容する構成としたことを特徴とする請求項4
    記載のICソケットにおけるコンタクトの開閉機構。
  6. 【請求項6】上記滑りカム機構を操作部材の一端及び他
    端と移動板の一端及び他端間に夫々形成したことを特徴
    とする請求項4又は5記載のICソケットにおけるコン
    タクトの開閉機構。
  7. 【請求項7】上記滑りカム機構として、上記枠体から成
    る操作部材の枠壁と上記移動板の端部間に滑り係合する
    斜面を形成したことを特徴とする請求項2又は3又は5
    又は6は記載のICソケットにおけるコンタクトの開閉
    機構。
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