JP2788581B2 - 蓋体の開閉機構 - Google Patents

蓋体の開閉機構

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JP2788581B2
JP2788581B2 JP31962892A JP31962892A JP2788581B2 JP 2788581 B2 JP2788581 B2 JP 2788581B2 JP 31962892 A JP31962892 A JP 31962892A JP 31962892 A JP31962892 A JP 31962892A JP 2788581 B2 JP2788581 B2 JP 2788581B2
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信仁 喜多
武志 山崎
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KENUTSUDO KK
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子機器の蓋体を開閉
する機構に係り、特に開閉機構を小型化するのに好適な
蓋体の開閉機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子機器であるポ−タブル用コンパ
クトディスク(以下CDと記す)プレ−ヤにおける蓋体
の開閉機構(実開平4−111084号参照)では図4
に示すものが提供されていた。
【0003】図4は従来例を示す分解斜視図である。
【0004】図において、11は蓋体であり、開閉式に
なっていて前縁部にはロック部材と係合する係合凹部1
1aが設けられている。
【0005】12はキャビネットであり、係合凹部11
aが貫通する孔12bと、操作部材用の孔12aが前部
に設けられている。
【0006】13は操作部材であり、左右のボス13
a,13bを支点にしてキャビネット12の裏面に回動
自在に取付けられ、操作部13cが孔12aから突出し
ている。
【0007】14はロック部材であり、孔14aを中心
にして回動するように押さえ板15によって支持されて
いる。先端のロック爪14bが、蓋体11の係合凹部1
1aと係合して蓋体を閉じた状態にロックにする。また
操作部材13が押されると突起14cに当接し、このロ
ックレバーは時計方向に回動され、係合凹部11aとロ
ック爪14bとの係合を解除する。
【0008】また、15は押さえ板であり、操作部材1
3とロック部材14を支持し、バネ部15aによってロ
ック部材14を復帰させ、バネ部15bによって操作部
材13を復帰させるようになっている。この押さえ板1
5は2本のネジ16によってキャビネット12に取付け
られている。
【0009】上記構成において、蓋体11が閉じた状態
で操作部材13の操作部13cを上から押すと、ロック
部材14は時計方向に回動し、蓋体11とのロックは解
除される。操作部13cから手を放すと、操作部材13
およびロック部材14はそれぞれバネ部15b,15a
の弾力により元の位置に復帰する。
【0010】また、蓋体11を閉じる場合は、蓋体11
を手で上から押すことにより、係合凹部11aとロック
爪14bが係合しロックされるようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の蓋体の開閉機構は、操作部材の回動支点が操作部から
離れた位置にあり、回動支点となるボス13a,13b
はキャビネットに取付けられ、また、ロック部材も回動
中心とロック爪間が長く、上記両部材の形状が大きくな
っていた。
【0012】上記により、ロック部材を押さえて正常動
作するようにガイドするため、押さえ板も大きくなって
いた。このため、この開閉機構に大きなスペースが必要
であった。
【0013】また、操作部材を上から押したときの荷重
を、押さえ板のみで受けているので、押さえ板はかなり
の強度が必要であった。
【0014】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、小さいスペースで構成できる蓋体の開閉機構を提供
するところにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の蓋体の開閉機
構は、キャビネットに取付けた蓋体の開閉機構におい
て、操作部の裏側から操作方向へ突出した第1ボスおよ
び第2ボスが設けられた操作部材と、この第1ボスが前
記操作方向へ移動自在に配置され、且つ第2ボスが摺接
する傾斜面を有し、前記蓋体に設けられた係合部と係合
して前記蓋体を閉じた状態でロックするロック部材と、
前記第1ボスが嵌合され、かつ前記ロック部材を前記キ
ャビネットの所定位置に支持する支持部材とを備え、前
記操作部材の押圧により第2ボスが前記ロック部材の傾
斜面に摺接して前記ロック部材が摺動し、前記蓋体のロ
ックを解除するよう構成したものである。
【0016】また、前記キャビネットの裏面に設けられ
た突起と、前記ロック部材に設けられた第1突出部とを
具備し、前記ロック部材が摺動してこのロック部材の第
1突出部が前記キャビネットの突起に当接するよう構成
したものである。
【0017】更に、前記支持部材に前記ロック部材を復
帰させるよう設けたバネ部と、前記ロック部材の第1突
出部に設けた第2突出部とを具備し、前記支持部材のバ
ネ部により前記ロック部材の第2突出部をガイドするよ
う構成したものである。
【0018】
【作用】この発明によれば、上下摺動自在な操作部材の
略中央に設けられた第1ボスに対して水平方向へ移動す
るようロック部材が配置され、操作部材の第2ボスがロ
ック部材に設けられた傾斜面に摺接し、且つ支持部材に
よりキャビネットの所定位置に支持されているので、操
作部材の操作部を上から押すと、第2ボスはロック部材
の傾斜面を摺接する。
【0019】これにより、ロック部材は図1で所定方向
に摺動し、蓋体のロックは解除される。
【0020】また、操作部材は押されて所定位置迄下降
すると、キャビネットの裏面に設けられた突起とロック
部材の第1突出部が当接して止まる。
【0021】更に、支持部材に突設された突片状のバネ
部が、ロック部材に復帰力を与えると共に、第1突出部
の先端近傍に直角方向に設けられた第2突出部を押さえ
て、このロック部材が傾かないようガイドしている。
【0022】
【実施例】この発明に係る蓋体の開閉機構の実施例を図
1乃至図3に基づき説明する。本実施例は電子機器であ
るポータブル用CDプレーヤにおける蓋体の開閉機構に
係る一実施例である。
【0023】図1は本発明を示す分解斜視図、図2は本
発明を示す拡大断面図、図3は本発明のキャビネットに
組付けられた状態を示す拡大下面図である。
【0024】図1および図2において、1は蓋体であ
り、開閉式になっていて前縁部には、ロック部材と係合
する係合凹部1aが設けられている。
【0025】2はキャビネットであり、係合凹部1aが
貫通する孔2aと、操作部材用の孔2bが前部に設けら
れている。
【0026】3は操作部材であり、操作部3a、フラン
ジ3b、そしてこのフランジ3bから操作部3aの逆方
向に突出した第1ボス3cおよび2つの第2ボス3dで
構成されている。キャビネット2により上下摺動自在に
支持され、この操作部材3の操作部3aがキャビネット
2の孔2bから突出している。
【0027】4はロック部材であり、中央に第1ボス3
cが貫通する孔4aと、その近傍に第2ボス3dの頂部
が当接して摺動する傾斜面4bが2箇所に設けられ、且
つ蓋体1の係合凹部1aと係合するロック爪4cが設け
られている。また、第1突出部4dには図2に示すよう
に、バネ部5aが当接している。4eは第2突出部であ
り、第1突出部4dの先端近傍に左方向へ突出してお
り、厚みは第1突出部4dより薄くなっていてバネ部5
aにより押さえられロック部材4が傾かないようガイド
される。4fは傾斜部であり、係合凹部1aの当接によ
り水平分力を発生させる。
【0028】5は支持部材であり、ステンレス板で形成
され、図に示すように、2本のネジ6によりキャビネッ
ト2に取付けられ、操作部材3とロック部材4を所定位
置に支持している。この支持部材5と一体に設けた突片
状のバネ部5aは、図3に示すように、ロック部材4の
第1突出部4dに当接して、ロック部材4に反時計方向
の復帰力を与えている。また、孔5bには操作部材3の
第1ボス3cが嵌合されている。
【0029】図3において、2c,2dは突起であり、
キャビネット2の裏面に設けられ、この突起2c,2d
の高さは操作部材3の上下摺動時のストローク以上であ
り、操作部材3の両側部に設けられた凹部3fおよび円
孔を有した突出部3eにそれぞれ嵌合していて、操作時
における操作部材のガイドとなっている。2eは基端部
にリブを備えた突起であり、キャビネット2の裏面に設
けられ、ロック部材4が回動したとき第1突出部4dが
当接するストッパとなっている。
【0030】以上のように構成した本発明の動作を説明
する。蓋体1が閉じた状態で、操作部材3の操作部3a
を上から押すと、この操作部材に設けられた第2ボス3
d,3dの先端が、当接しているロック部材4の傾斜面
4b,4bを押圧する。
【0031】これにより、ロック部材4は図1において
反時計方向へ回動する分力を与えられて、反時計方向に
回動し、ロック爪4cと蓋体1の係合凹部1aとの係合
は解除され、蓋体1は開放される。
【0032】更に操作部3aを押し続けると、図3に示
すようにロック部材4の第1突出部4dが矢印X方向に
回動してキャビネット2に設けた突起2eに当接し、操
作部3aはそれ以上押せなくなり止まる。
【0033】操作部材3aから手を放すと、バネ部5a
の弾力によりロック部材4が図2の矢印Xとは逆方向に
回動して元の位置に戻る。このため、ロック部材4の傾
斜面4b,4bにより第2ボス3d,3dが押し上げら
れ、操作部材3は上昇し元の位置に復帰する。
【0034】蓋体1を閉じる場合は、蓋体1の係合凹部
1a近傍を手で上方から押すことにより、蓋体1は閉じ
る。この時、係合凹部1aはキャビネット2の孔2aを
貫通し、キャビネット2の裏面に突出して所定位置で止
まる。突出する過程で係合凹部1aの先端部はロック部
材4のロック爪4cに設けられた傾斜部4fと当接す
る。これによりロック爪4cはバネ部5aの回動付勢力
に抗して回動されて後退し、係合凹部1aの先端部が通
過した後、この凹部に係合して蓋体1をロックする。
【0035】
【発明の効果】この発明に係る蓋体の開閉機構によれ
ば、上述のように構成したので、操作部材は回動支点が
不要なため、小型化できる。
【0036】したがって、支持部材も小さくなり、開閉
機構全体が小型になって小スペースで済むようになる。
【0037】また、操作部材を上から押したときの荷重
は、ロック部材を介して支持部材に作用する力と、ロッ
ク部材を摺動する力に分散されるため、支持部材は余り
強度を必要とせず、ステンレス板の厚みを薄くして軽量
化できるため、ポ−タブル機器には大いに効果がある。
【0038】また、支持部材のバネ部がロック部材の第
2ボスを押さえて、ロック部材の傾きを防止するようガ
イドしているため、支持部材はこのロック部材の傾き防
止のために大きくする必要がなく、開閉機構の小型化に
効果がある。
【0039】更に、開閉機構が小型化でき、必要スペー
スが小さくなるため、デザインの自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における蓋体の開閉機構を示す分解斜視
図である。
【図2】本発明における蓋体の開閉機構を示す拡大した
側面断面図である。
【図3】本発明における蓋体の開閉機構を示す拡大下面
図である。
【図4】従来例における蓋体の開閉機構を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 :蓋体 1a:係合凹部 2 :キャビネット 2a,2b,4a,5b:孔 2c,2d,2e:突起 3 :操作部材 3a:操作部 3b:フランジ 3c:第1ボス 3d:第2ボス 3e:突出部 3f:凹部 4 :ロック部材 4b:傾斜部 4c:ロック爪 4d:第1突出部 4e:第2突出部 4f:傾斜部 5 :支持部材 5a:バネ部 6 :ネジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットに取付けた蓋体の開閉機構
    において、 操作部の裏側から操作方向へ突出した第1ボスおよび第
    2ボスが設けられた操作部材と、 この第1ボスが前記操作方向へ移動自在に配置され、か
    つ第2ボスが摺接する傾斜面を有し、前記蓋体に設けら
    れた係合部と係合して前記蓋体を閉じた状態でロックす
    るロック部材と、 前記第1ボスが嵌合され、かつ前記ロック部材を前記キ
    ャビネットの所定位置に支持する支持部材とを備え、 前記操作部材の押圧により第2ボスが前記ロック部材の
    傾斜面に摺接して前記ロック部材が摺動し、前記蓋体の
    ロックを解除するよう構成したことを特徴とする蓋体の
    開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記キャビネットの裏面に設けられた突
    起と、前記ロック部材に設けられた第1突出部とを具備
    し、 前記ロック部材が摺動してこのロック部材の第1突出部
    が前記キャビネットの突起に当接するよう構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の蓋体の開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記支持部材に前記ロック部材を復帰さ
    せるよう設けたバネ部と、前記ロック部材の第1突出部
    に設けた第2突出部とを具備し、 前記支持部材のバネ部により前記ロック部材の第2突出
    部がガイドされるよう構成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の蓋体の開閉機構。
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JPH06168584A JPH06168584A (ja) 1994-06-14
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