JPH1146076A - カバー体のロック機構 - Google Patents

カバー体のロック機構

Info

Publication number
JPH1146076A
JPH1146076A JP20129597A JP20129597A JPH1146076A JP H1146076 A JPH1146076 A JP H1146076A JP 20129597 A JP20129597 A JP 20129597A JP 20129597 A JP20129597 A JP 20129597A JP H1146076 A JPH1146076 A JP H1146076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressed
main body
operation button
cover body
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20129597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4016456B2 (ja
Inventor
Satomi Tanaka
里美 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20129597A priority Critical patent/JP4016456B2/ja
Publication of JPH1146076A publication Critical patent/JPH1146076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4016456B2 publication Critical patent/JP4016456B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体部を覆うカバー体を開放する際の、操作
性の向上を図る。 【解決手段】 本体部2を覆うカバー体3に設けられた
係合部材9と、本体部に支持されると共に被押当部24
と係合部材に係合する係合部20とを有し、該係合部と
係合部材とが係合してカバー体を閉塞位置にロックする
方向(ロック方向)及びその反対方向(非ロック方向)
に移動可能なロックレバー16と、ロックレバーにロッ
ク方向への移動力を付勢する弾性部材17と、本体部に
回動自在に支持されると共に被押圧部28とロックレバ
ーの被押当部に接する押当部27とを有する回動部材1
8と、本体部にロック方向と略直交する方向に移動自在
に支持されると共に回動レバーの被押圧部を押圧して回
動部材を回動させる押圧部37を有する操作釦34とを
備え、操作釦を押圧して回動部材を一方向へ回動させる
ことによりロックレバーを非ロック方向に移動させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカバー体のロック機
構に関する。詳しくは、本体部を覆うカバー体を開放す
る際の、操作性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録又は再生、或はこれらの双
方が為される記録再生媒体、例えば、MD(ミニディス
ク)についての記録又は再生、或はこれらの双方を行う
MD記録再生装置がある。このようなMD記録再生装置
においては、カバー体が閉塞位置から開放位置への回動
力が付勢された状態で本体部、即ち、メカシャーシ等を
有する部分の一端部、例えば、後端部に開閉自在に支持
されたタイプのものがある。
【0003】このようなタイプのMD記録再生装置にあ
っては、従来、本体部の前面にスライド自在に支持され
た操作摘子と連動してスライドするロックレバーを設
け、カバー体にロックレバーの係合部と係合する係合部
材を設け、操作摘子を一方向へスライドさせることによ
りロックレバーの係合部と係合部材との係合を解除して
カバー体を開放するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のMD記録再生装置のうち、特に、携帯型の小型の装
置にあっては、装置を把持した状態、例えば、親指を装
置の前面に設けられた操作摘子の引掛部に添え、別の
指、例えば、人差し指や中指で装置の後面部を押さえた
状態で操作摘子をスライドさせてカバー体を開放したい
場合がある。
【0005】ところが、この場合には装置を把持する方
向、即ち、装置に対して指から力がかかる方向が前後方
向であるのに対し、操作摘子をスライドさせる方向が装
置を把持する方向と直交する方向である左右方向である
ため、操作摘子をスライドさせにくく、操作性が悪く不
便な面がある。
【0006】そこで、本発明カバー体のロック機構は、
上記した問題点を克服し、本体部を覆うカバー体を開放
する際の、操作性の向上を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明カバー体のロック
機構は、上記した課題を解決するために、本体部を覆う
カバー体に設けられた係合部材と、本体部に支持される
と共に被押当部と係合部材に係合する係合部とを有し、
該係合部と係合部材とが係合してカバー体を閉塞位置に
ロックする方向であるロック方向及びその反対方向であ
る非ロック方向に移動可能なロックレバーと、ロックレ
バーにロック方向への移動力を付勢する弾性部材と、本
体部に回動自在に支持されると共に被押圧部とロックレ
バーの被押当部に接する押当部とを有する回動部材と、
本体部にロック方向と略直交する方向に移動自在に支持
されると共に回動レバーの被押圧部を押圧して回動部材
を回動させる押圧部を有する操作釦とを備えたものであ
る。
【0008】従って、本発明カバー体のロック機構にあ
っては、操作釦を押圧して回動部材を一方向へ回動させ
ることによりロックレバーが非ロック方向に移動されカ
バー体のロックが解除される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明カバー体のロック機
構の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、図
示した実施の形態は本発明を携帯型のMD(ミニディス
ク)再生装置におけるカバー体のロック機構に適用した
ものである。
【0010】MD再生装置1は本体部2とそれを覆うカ
バー体3とから成り、本体部2はメカシャーシ4、保持
部材5、メディアホルダー6、外周フレーム7及び下側
カバー8を備えている(図1及び図2参照)。
【0011】カバー体3は下方に開口された浅い箱状に
形成され、本体部2に後端部を回動支点として回動自在
に支持されている。そして、カバー体3は図示しないバ
ネ部材により本体部2に対し開放位置ヘ向けての回動力
が付勢されている。
【0012】カバー体3はその前端壁3aに係合部材9
が固定され、該係合部材9は左右方向に長い矩形状の被
固定部9aと該被固定部9aの右端部の下端に連続し正
面から見て略L字状をした係合部9bとから成り、被固
定部9aが、例えば、加締によって前端壁3aの内面の
左右方向における中央部に固定されている。そして、係
合部9bの先端部には略右斜め下方を向く押圧縁9cが
形成されている(図5参照)。
【0013】メカシャーシ4は平板状を為し、MDが装
着されるターンテーブルや光学ピックアップ等の所要の
部材が配置されている。
【0014】保持部材5はメカシャーシ4の外形より一
回り大きい枠状に形成され、メカシャーシ4を外側から
覆った状態で保持するものである。保持部材5の左右両
側部10、11の後端部には略前後方向に長い板状の回
動アーム12、12の後端部が回動自在に支持されてお
り、これにより回動アーム12、12はその前端部が略
上下方向に移動するように保持部材5に対して回動可能
とされている。
【0015】保持部材5の前面部13にはその上縁が前
方に直角に折り曲げられることにより折曲縁14が形成
されている(図3参照)。折曲縁14の基端部の左右方
向における中央から稍右方に寄った位置にスリット状の
挿通孔14aが形成されている。そして、前面部13の
中央部には横長の配置孔13aが形成されており、該配
置孔13aの上縁からは後方に向かって支持片13bが
突設されている。また、前面部13の左端寄りの位置に
は前方に突出したバネ掛け片13cが形成されている。
【0016】保持部材5の前面部13にはロック機構1
5の一部が配置され(図3参照)、該ロック機構15は
ロックレバー16と弾性部材たる引張コイルバネ17と
回動部材18と上記カバー体3に固定された係合部材9
とにより構成される。
【0017】ロックレバー16は左右方向に長い被支持
部19と該被支持部19の右端部から上方へ突出した係
合部20とを有し、被支持部19には左右に離間して長
孔状の被支持孔21、22が形成されている。そして、
右側の被支持孔22は右端部がその余の部分である水平
部22aに連続して稍右上がりに傾斜された傾斜部22
bとして形成されている。
【0018】係合部20は上下方向に延びる垂直部20
aと、その上縁から左方に向かって突出する係合爪20
bとから成り、該係合爪20bはその先端部に左斜め上
方を向く被押圧縁20cを有している。
【0019】被支持部19にはその左端の下縁から前方
に向かって突出したバネ掛け部23が形成され、また、
左右方向における中央から稍右寄りの位置には前方に向
かって突出した被押当部24が形成されている。
【0020】ロックレバー16は被支持孔21、22を
前方から挿通した支持ピン25、25を介して保持部材
5の前面部13の前面に左右方向にスライド自在に支持
され、係合部20が保持部材5の挿通孔14aから上方
に突出される。このようにロックレバー16が前面部1
3に支持された状態にあっては、被押当部24が前面部
13の配置孔13aに対応して位置される。そして、前
面部13のバネ掛け片13cとロックレバー16のバネ
掛け部23との間に引張コイルバネ17が張設され、こ
れによりロックレバー16に左方、即ち、係合部20の
係合爪20bとカバー体3に固定された係合部材9の係
合部9bとが係合する方向(ロック方向)への移動力が
付勢される。
【0021】回動部材18は主部26と押当部27と被
押圧部28とから成り、主部26には支持孔26aが形
成されている。そして、主部26の外周縁から略前方に
向かって押当部27が突設されている。
【0022】被押圧部28は主部26の支持孔26aを
挟んで押当部27が突設された部分の略反対側の外周縁
から下方へ突出するようにして設けられ、その前端縁が
直角に折り曲げられ該折り曲げられた部分が被押圧縁2
8aとされる。
【0023】しかして、回動部材18は保持部材5の前
面部13の支持片13bの底面に支持孔26aに挿通さ
れた支持ピン29を介して回動自在に支持され、回動部
材18が回動される前の状態にあっては、押当部27と
被押圧部28とが正面から見て左右に離間するように位
置される。そして、このように支持された状態にあって
は、押当部27が配置孔13aを挿通され前面部13の
前面から稍突出しロックレバー16の被押当部24に左
方から当接される。
【0024】メディアホルダー6は天板部6aと該天板
部6aの左右両側縁から下方に突出された側板部6b、
6bと該側板部6b、6bの下縁から互いに近づく方向
ヘ稍突出した支持片6c、6cとから成り、側板部6
b、6bが保持部材5に回動自在に支持された上記回動
アーム12、12に固定され、これにより保持部材5に
対して回動可能に支持される(図1及び図2参照)。そ
して、上記したカバー体3がメディアホルダー6の上面
側にこれを覆うように支持され、前方の開口6dはカバ
ー体3が開放されたときにMDの挿脱を行うための挿脱
口とされている。
【0025】外周フレーム7は平面で見て後方に開口さ
れた略コ字状に形成され、その前面壁30に後述する操
作釦が支持された状態で保持部材5にそれを外側から覆
うように取り付けられる(図1及び図2参照)。そし
て、前面壁30の中央部には臨ませ孔30aが形成され
ている。また、前面部29の後面側の中央部はその上縁
及び下縁が後方に突出するように垂直断面形状が後方に
開口するコ字状に形成され(図4参照)、ここが配置凹
部31として形成されている。さらに、前面壁30の後
面には臨ませ孔30aの左右両側でその稍上方に軸受部
32、33が設けられ、該軸受部32、33にはそれぞ
れ左右方向に延びる支持孔32a、33aが形成されて
いる。
【0026】操作釦34は基部35と操作部36と押圧
部37と支軸部38、39とが一体に形成されて成る
(図4参照)。
【0027】基部35はその外形が上記外周フレーム7
の前面壁30に形成された臨ませ孔30aより一回り大
きい枠状に形成され、操作部36が基部35の内周縁か
ら前方に稍突出して形成されている。
【0028】操作部36は正面形状で見て臨ませ孔30
aと同じ形状を為し、その外形が臨ませ孔30aのそれ
より僅かに小さくされている。
【0029】押圧部37は基部35の下部から後方に向
けて突設されており右半部37aが左半部37bより稍
後方に突出されている。そして、右半部37aの後端面
37cが上記回動部材18の被押圧部28を押圧する押
圧面とされる。
【0030】支軸部38、39はそれぞれ突設片40、
41と支持軸42、43とから成り、突設片40、41
はそれぞれ基部35の上縁の左右両端部から上方に突出
されている。そして、突設片40、41はその上端部4
0a、41aが左右方向に延びる円柱状の基軸部として
形成され、該基軸部40a、41aの外端面からそれぞ
れ外方、即ち、右方及び左方に向かって支持軸42、4
3が突設されている。
【0031】支持軸42、43はその径が上記外周フレ
ーム7の軸受部32、33の支持孔32a、33aの径
と同じか僅かに小さく、かつ、突設片40、41の基軸
部40a、41aのそれより僅かに小さく形成され、右
側の支持軸42が左側の支持軸43よりも長く形成され
ている。そして、左側の支持軸43の外端面と右側の基
軸部40aの外端面との間の間隔、即ち図4に示すL1
は前面壁30の軸受部32、33の内端面間の間隔、即
ち、図4に示すL2よりも僅かに小さくされている。
【0032】しかして、操作釦34は外周フレーム7
に、以下のようにして支持される。
【0033】先ず、右側の支持軸42を右側の軸受部3
2の支持孔32aにその内側から突設片40の基軸部4
0aの外端面が軸受部32の内端面に当接するまで挿入
する。そして、このように支持孔32aに支持軸42を
挿入した状態においては、上記したように、左側の支持
軸43の外端面と右側の基軸部40aの外端面との間の
間隔L1が軸受部32、33の内端面間の間隔L2より
も僅かに小さくされているため、突設片40、41の基
軸部40a、41aと支持軸43とを軸受部32の内端
面と軸受部33の内端面との間に位置させることができ
る。
【0034】次に、上記のように基軸部40a、41a
と支持軸43とを軸受部32の内端面と軸受部33の内
端面との間に位置させた状態で、操作釦34を左方へ移
動させ支持軸43を軸受部33の支持孔33aに基軸部
41aの外端面が軸受部33の内端面に当接するまで挿
入する。尚、このように支持軸43を支持孔33aに基
軸部41aの外端面が軸受部33の内端面に当接するま
で挿入しても、右側の支持軸42が左側の支持軸43よ
りも長く形成されているため、支持軸42が支持孔32
aから脱落してしまうようなことはない。
【0035】上記のように支持軸42、43をそれぞれ
支持孔32a、33aに挿入すると、丁度操作釦34の
操作部36が外周フレーム7の臨ませ孔30aに対応し
て位置されるようになっており、操作釦34の操作部3
6を後方から押圧すると基部35の外周縁が臨ませ孔3
0aの内側開口縁に当接され、操作部36が臨ませ孔3
0a内に位置される。
【0036】このようにして操作釦34はその下端部が
略前後方向に移動するように外周フレーム7に回動自在
に支持される。尚、操作釦34が支持された外周フレー
ム7が上記保持部材5に取り付けられた状態において
は、操作釦34の押圧部37の押圧面37cが上記回動
部材18の被押圧縁28aの前面に当接又は近接した状
態で位置される。
【0037】上記したように、操作釦34の支持軸4
2、43の長さを変えることにより、簡単に操作釦34
を外周フレーム7に支持させることができ、これにより
作業能率の向上を図ることができる。
【0038】また、支持軸42、43は操作釦34に一
体に形成されているため、別部材である支持軸を用いて
操作釦34を外周フレーム7に支持させる必要がなく、
部品点数の削減を図ることができコストの低減に寄与す
る。
【0039】以下に、カバー体3を開放するときのロッ
ク機構15の動作について説明する(図5乃至図9参
照)。
【0040】カバー体3が閉塞された状態においては、
ロックレバー16が引張コイルバネ17によって左方、
即ち、ロック方向に移動され、ロックレバー16の係合
爪20bがカバー体3に固定された係合部材9の係合部
9bに係合されている(図5参照)。そして、この状態
では、支持ピン25、25がそれぞれロックレバー16
の被支持孔21、22の右端に位置され、また回動部材
18は、上記したように、押当部27がロックレバー1
6の被押当部24に左方から当接し、被押圧部28の被
押圧縁28aが操作釦34の押圧部37の押圧面37c
に当接又は近接して位置されている(図6参照)。
【0041】上記のようにカバー体3が閉塞された状態
で、前方から操作釦34を押圧する。操作釦34を押圧
すると該操作釦34の下端部が略後方へ移動するように
外周フレーム7に対して回動され、操作釦34の押圧部
37が回動部材18の被押圧縁28aを押圧し、回動部
材18が平面で見て反時計回り方向に回動される(図8
参照)。
【0042】回動部材18が平面で見て反時計回り方向
に回動されると押当部27がロックレバー16の被押当
部24を右方、即ち、非ロック方向に押圧し、これによ
りロックレバー16が引張コイルバネ17のばね力に抗
して非ロック方向に移動される(図7及び図8参照)。
そして、ロックレバー16の非ロック方向への移動によ
り、ロックレバー16の係合爪20bと係合部材9の係
合部9bとの係合が解除され、上記したようにカバー体
3が本体部2に対し開放位置ヘ向けての回動力が付勢さ
れているため、カバー体3が回動して開放される(図7
参照)。
【0043】このように、カバー体3の開放は操作釦3
4をその正面側から押圧するだけでよく、操作が極めて
簡単である。特に、携帯用の小型の装置においては、例
えば、装置を把持した状態でMDの挿脱を行いたい場合
等があるが、このような場合でも当該装置を一本の指を
操作釦34に添えた状態で前後方向から把持したとき
に、操作釦34に添えた指で操作部36を後方、即ち、
把持した方向の内の一方向に押圧するだけでカバー体3
が開放され、操作性がよく極めて便利である。
【0044】尚、カバー体3が開放された後に操作釦3
4の操作部36に対する押圧を解除すると、ロックレバ
ー16は引張コイルバネ17のばね力によってロック方
向へ移動され元の位置へ戻る。即ち、ロックレバー16
は左方の移動端に位置され、支持ピン25、25がそれ
ぞれロックレバー16の被支持孔21、22の右端に位
置される(図9参照)。そして、ロックレバー16がロ
ック方向に移動されるときには、その被押当部24が回
動部材18の押当部27と当接されているため、回動部
材18が平面で見て時計回り方向に回動される。また、
回動部材18が回動されるとその被押圧縁28aが操作
釦34の押圧面37cと当接しているため、操作釦34
はその下端部が前方に移動するようにして回動され元の
位置、即ち、基部35の前面が臨ませ孔30aの内側開
口縁に当接され、操作部36が臨ませ孔30a内に位置
される。
【0045】このように、被押当部24と押当部27と
が当接し、かつ、被押圧縁28aと押圧面37cとが当
接しているため、操作釦34の操作部36ヘの押圧を解
除すると、操作釦34が引張コイルバネ17のばね力に
よってロックレバー16及び回動部材18を介して元の
位置に戻るようになっている。
【0046】従って、操作釦34を操作部36が押圧さ
れる前の元の位置に戻すために、別部材として、例え
ば、操作釦34の後面に弾接する戻しばねを設ける必要
がなく、部品点数の削減を図ることができMD再生装置
の製造コストの低減に寄与する。
【0047】次に、カバー体3を閉塞するときのロック
機構15の動作について説明する(図10及び図11参
照)。
【0048】カバー体3が開放された状態から該カバー
体3を下方に押圧して回動させると、係合部材9の押圧
縁9cがロックレバー16の被押圧縁20cに当接する
(図10参照)。さらにカバー体3を下方に押圧する
と、被押圧縁20cと押圧縁9cとが摺接し、引張コイ
ルバネ17のばね力に抗してロックレバー16が非ロッ
ク方向に移動していく。
【0049】そして、カバー体3の回動により、係合爪
20bの先端と係合部9bの先端とが当接し(図11参
照)、さらにカバー体3を押圧すると被押圧縁20cと
押圧縁9cとの摺接が解除され、引張コイルバネ17の
ばね力によりロックレバー16がロック方向へ移動され
て係合部9bが係合爪20bの下方に位置した状態でこ
れらの両者が係合する(図5参照)。
【0050】尚、係合部9bと係合爪20bとが係合し
た状態にあっては、右側の支持ピン25がロックレバー
16の被支持孔22の右端、即ち、水平部22aの右端
から右斜め上方に延びる傾斜部22bに位置されている
(図5参照)。従って、ロックレバー16は稍右下がり
の状態とされており、これにより係合部20の係合爪2
0bから係合部材9の係合部9bに対して上方からの押
圧力が作用する。
【0051】このように係合爪20bが係合部9bに対
して上方から押圧した状態で係合されるため、係合爪2
0bと係合部9bとの係合が確実に為される。
【0052】また、通常、MD再生装置にあっては、設
計段階において、ロックレバー16がロック方向へ移動
するときにその係合爪20bを係合部材9の係合部9b
の上側に確実に位置させるために、係合爪20bの下縁
と係合部9bの上縁との間に若干のクリアランスを設け
ており、このクリアランス分カバー体3と本体部2との
間に隙間が生じることになる。
【0053】ところが、MD再生装置1にあっては、上
記したようにロックスライダー16の被支持孔22に傾
斜部22bを形成してロックレバー16が左方の移動端
に位置したときに稍右下がりの状態となるようにし、上
記したクリアランスにより生じるカバー体3と本体部2
との間に生じる隙間をロック状態ではゼロになるように
している。
【0054】従って、カバー体3と本体部2との間にが
たつきが生じるようなことがなく、カバー体3はその周
縁が本体部2の周縁と密着した状態で閉塞される。
【0055】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明カバー体のロック機構は、本体部を覆うカバ
ー体に設けられた係合部材と、本体部に支持されると共
に被押当部と係合部材に係合する係合部とを有し、該係
合部と係合部材とが係合してカバー体を閉塞位置にロッ
クする方向であるロック方向及びその反対方向である非
ロック方向に移動可能なロックレバーと、ロックレバー
にロック方向への移動力を付勢する弾性部材と、本体部
に回動自在に支持されると共に被押圧部とロックレバー
の被押当部に接する押当部とを有する回動部材と、本体
部にロック方向と略直交する方向に移動自在に支持され
ると共に回動レバーの被押圧部を押圧して回動部材を回
動させる押圧部を有する操作釦とを備え、操作釦を押圧
して回動部材を一方向へ回動させることによりロックレ
バーを非ロック方向に移動させるようにしたので、カバ
ー体の開放は操作釦をその正面側から押圧するだけでよ
く、操作が極めて簡単である。
【0056】特に、本発明のロック機構が設けられた携
帯用の小型の装置において、例えば、装置を把持した状
態でカバー体を開放したい場合等に、一本の指を操作釦
に添えた状態で操作釦が設けられた面とその反対側の面
とから装置を把持したときに、操作釦に添えた指で該操
作釦を把持した方向の内の一方向に押圧するだけでカバ
ー体が開放され、操作性がよく極めて便利である。
【0057】請求項2に記載した発明にあっては、操作
釦が本体部に支持軸を介して支持され、該支持軸が操作
釦に一体に形成されたので、別部材である支持軸を用い
て操作釦を本体部に支持させる必要がなく、部品点数の
削減を図ることができコストの低減に寄与する。
【0058】請求項3及び請求項4に記載した発明にあ
っては、ロックレバーに作用する弾性力が回動部材の被
押圧部を介して操作釦に作用されるようにしたので、操
作釦が押圧された後に押圧される前の元の位置に戻すた
めに、別部材として、例えば、操作釦に弾接する戻しば
ねを設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることがで
き製造コストの低減に寄与する。
【0059】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する
に際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図11と共に本発明カバー体のロック
機構の実施の形態を示すものであり、本図は本発明を適
用したMD再生装置の斜視図である。
【図2】MD再生装置の概略分解斜視図である。
【図3】要部の拡大分解斜視図である。
【図4】操作釦を外周フレームから取り外した状態を示
す拡大斜視図である。
【図5】図6乃至図11と共にロック機構の動作を示す
ものであり、本図はカバー体が閉塞されロックされた状
態を示す要部の拡大正面図である。
【図6】カバー体が閉塞されロックされた状態を示す要
部の拡大平面図である。
【図7】ロックが解除されカバー体が開放された状態を
示す要部の拡大正面図である。
【図8】ロックが解除されカバー体が開放された状態を
示す要部の拡大平面図である。
【図9】カバー体が開放された状態で操作釦の操作部へ
の押圧を解除した状態を示す要部の拡大正面図である。
【図10】図11と共にカバー体を閉塞する過程を示す
ものであり、本図はカバー体が回動され係合部材とロッ
クレバーの係合部が当接した状態を示す要部の拡大正面
図である。
【図11】カバー体がさらに回動され係合部材の先端と
係合部の先端とが接した状態を示す要部の拡大正面図で
ある。
【符号の説明】
2…本体部、3…カバー体、9…係合部材、15…ロッ
ク機構、16…ロックレバー、17…引張コイルバネ
(弾性部材)、18…回動部材、20…係合部、24…
被押当部、27…押当部、28…被押圧部、34…操作
釦、37…押圧部、42…支持軸、43…支持軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部を覆うカバー体に設けられた係合
    部材と、 本体部に支持されると共に被押当部と係合部材に係合す
    る係合部とを有し、該係合部と係合部材とが係合してカ
    バー体を閉塞位置にロックする方向(以下、「ロック方
    向」という。)及びその反対方向(以下、「非ロック方
    向」という。)に移動可能なロックレバーと、 ロックレバーにロック方向への移動力を付勢する弾性部
    材と、 本体部に回動自在に支持されると共に被押圧部とロック
    レバーの被押当部に接する押当部とを有する回動部材
    と、 本体部にロック方向と略直交する方向に移動自在に支持
    されると共に回動レバーの被押圧部を押圧して回動部材
    を回動させる押圧部を有する操作釦とを備え、 操作釦を押圧して回動部材を一方向へ回動させることに
    よりロックレバーを非ロック方向に移動させるようにし
    たことを特徴とするカバー体のロック機構。
  2. 【請求項2】 操作釦は本体部に支持軸を介して支持さ
    れ、 該支持軸が操作釦に一体に形成されたことを特徴とする
    請求項1に記載のカバー体のロック機構。
  3. 【請求項3】 ロックレバーに作用する弾性部材の弾性
    力が回動部材の被押圧部を介して操作釦に作用されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のカバー体の
    ロック機構。
  4. 【請求項4】 ロックレバーに作用する弾性部材の弾性
    力が回動部材の被押圧部を介して操作釦に作用されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項2に記載のカバー体の
    ロック機構。
JP20129597A 1997-07-28 1997-07-28 カバー体のロック機構及び該機構を備えた記録及び/又は再生装置 Expired - Fee Related JP4016456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20129597A JP4016456B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 カバー体のロック機構及び該機構を備えた記録及び/又は再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20129597A JP4016456B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 カバー体のロック機構及び該機構を備えた記録及び/又は再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1146076A true JPH1146076A (ja) 1999-02-16
JP4016456B2 JP4016456B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=16438625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20129597A Expired - Fee Related JP4016456B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 カバー体のロック機構及び該機構を備えた記録及び/又は再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4016456B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001026108A1 (fr) * 1999-10-07 2001-04-12 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement et/ou de reproduction utilisant un disque magneto-optique
JPWO2006112232A1 (ja) * 2005-04-15 2008-12-04 富士通株式会社 折り畳み可能な筐体のロック装置及びそれを有する電子機器
JP2009081712A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 情報装置
JP2013161327A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Panasonic Corp カバー体のロック・アンロック機構及びそれを備えた情報処理装置
US11898650B2 (en) 2020-01-31 2024-02-13 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Pressure-reducing valve, valve unit, valve device, and leaf spring

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001026108A1 (fr) * 1999-10-07 2001-04-12 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement et/ou de reproduction utilisant un disque magneto-optique
JPWO2006112232A1 (ja) * 2005-04-15 2008-12-04 富士通株式会社 折り畳み可能な筐体のロック装置及びそれを有する電子機器
JP4583447B2 (ja) * 2005-04-15 2010-11-17 富士通株式会社 折り畳み可能な筐体のロック装置及びそれを有する電子機器
US7889488B2 (en) 2005-04-15 2011-02-15 Fujitsu Limited Electronic apparatus having lock unit
JP2009081712A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 情報装置
JP2013161327A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Panasonic Corp カバー体のロック・アンロック機構及びそれを備えた情報処理装置
US11898650B2 (en) 2020-01-31 2024-02-13 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Pressure-reducing valve, valve unit, valve device, and leaf spring

Also Published As

Publication number Publication date
JP4016456B2 (ja) 2007-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1146076A (ja) カバー体のロック機構
US20010000699A1 (en) Recording medium reproducing apparatus
JP2524872B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH1168343A (ja) 蓋体係止機構
JPH0441485Y2 (ja)
JPH10256748A (ja) 二重蓋構造
JPH1040669A (ja) 接続機構
JP3567715B2 (ja) カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機構
JP3102609B2 (ja) ディスクプレイヤにおける蓋の開閉装置
JP4210888B2 (ja) 電子機器及び再生装置
JP4359468B2 (ja) ポータブル機器。
JP2000299570A (ja) バックル装置
JPH09151647A (ja) キャビネットの引出しのラッチ装置
JP3829222B2 (ja) カートリッジおよび情報ディスク装置
JPS633015Y2 (ja)
JP4029503B2 (ja) 記録媒体のイジェクト機構及びこれを用いた記録又は再生装置
JPH11159226A (ja) 蓋体の開閉機構及びこれが設けられた記録再生装置
JP3551553B2 (ja) カートリッジのシャッター開閉機構及びカートリッジのシャッター開閉機構を有する記録及び/又は再生装置
JP2601350Y2 (ja) ディスクカートリッジ装着装置
JP4310681B2 (ja) スイッチ装置
JPH10106082A (ja) 記録媒体カセット着脱機構
JP2773229B2 (ja) 蓋開閉装置
JP3239063B2 (ja) カセット前蓋のロック解除機構
JPH10340647A (ja) キースイッチ
JP2001110120A (ja) ディスクドライブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20040426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061030

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Effective date: 20070326

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070425

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20070425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20070910

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees