JP2001110120A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスクドライブ装置Info
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- JP2001110120A JP2001110120A JP28806499A JP28806499A JP2001110120A JP 2001110120 A JP2001110120 A JP 2001110120A JP 28806499 A JP28806499 A JP 28806499A JP 28806499 A JP28806499 A JP 28806499A JP 2001110120 A JP2001110120 A JP 2001110120A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライダ20をフレーム30に確実に支持す
るとともに、必要に応じてフレーム30からスライダ2
0を容易に取り外せるようにする。 【解決手段】 ディスクドライブ装置において、スライ
ダ20に突出片24を設けるとともに、フレーム30の
側壁にこの突出片24が係合する支持溝36を設け、こ
れら突出片24と支持溝36との係合によりスライダ2
0をフレーム30に保持する構造とする。支持溝36
は、前後方向に延在して形成しその後端部に突出片24
を開放する開口37を形成する。これにより、スライダ
20を後方に押し込むことで、突出片24と支持溝36
との係合状態を解除し、突出片24を開口37から抜き
出すことが可能となり、容易にスライダを取り外すこと
ができる。
るとともに、必要に応じてフレーム30からスライダ2
0を容易に取り外せるようにする。 【解決手段】 ディスクドライブ装置において、スライ
ダ20に突出片24を設けるとともに、フレーム30の
側壁にこの突出片24が係合する支持溝36を設け、こ
れら突出片24と支持溝36との係合によりスライダ2
0をフレーム30に保持する構造とする。支持溝36
は、前後方向に延在して形成しその後端部に突出片24
を開放する開口37を形成する。これにより、スライダ
20を後方に押し込むことで、突出片24と支持溝36
との係合状態を解除し、突出片24を開口37から抜き
出すことが可能となり、容易にスライダを取り外すこと
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置に関し、特に、フレームに対するスライダの着脱構
造の改良に関するものである。
装置に関し、特に、フレームに対するスライダの着脱構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク等のディスクを挿入
して情報の記録/再生を行うディスクドライブ装置に
は、挿入されたディスクを保持するためのキャリアをス
ライダと称する部材に組み込み、さらにこのスライダを
キャリヤとともにフレームと称する本体に装着した構成
のものがある。スライダは、ディスクの挿入に連動して
キャリアをディスク装填位置へ移動させるとともに、押
し込み操作(イジェクト操作)に伴い移動してキャリア
をディスク排出位置へ移動させる機構を備えている。さ
て、この種のディスクドライブ装置においては、スライ
ダを移動自在にフレームへ装着するための構造が必要と
なり、特開平8−7437号公報はそのような従来の構
造を開示している。図16は同公報に開示された従来構
造の要部を示すもので、スライダ100の両側部100
aにガイド孔101を形成するとともに、フレーム20
0の両側面の外側に係合突起201を形成し、この係合
突起201にガイド孔101を係合させることで、スラ
イダ100がフレーム200から離脱することを防止し
ていた。また、ガイド孔101は、スライダ100の摺
動方向に延在し、スライダ100の同方向への摺動を規
制しない構成となっていた。
して情報の記録/再生を行うディスクドライブ装置に
は、挿入されたディスクを保持するためのキャリアをス
ライダと称する部材に組み込み、さらにこのスライダを
キャリヤとともにフレームと称する本体に装着した構成
のものがある。スライダは、ディスクの挿入に連動して
キャリアをディスク装填位置へ移動させるとともに、押
し込み操作(イジェクト操作)に伴い移動してキャリア
をディスク排出位置へ移動させる機構を備えている。さ
て、この種のディスクドライブ装置においては、スライ
ダを移動自在にフレームへ装着するための構造が必要と
なり、特開平8−7437号公報はそのような従来の構
造を開示している。図16は同公報に開示された従来構
造の要部を示すもので、スライダ100の両側部100
aにガイド孔101を形成するとともに、フレーム20
0の両側面の外側に係合突起201を形成し、この係合
突起201にガイド孔101を係合させることで、スラ
イダ100がフレーム200から離脱することを防止し
ていた。また、ガイド孔101は、スライダ100の摺
動方向に延在し、スライダ100の同方向への摺動を規
制しない構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
平8−7437号公報の構造では、スライダ100の両
側部に形成したガイド孔101を係合突起201に係合
する際、スライダ100の両側部100aを拡開する必
要がある。もちろん、スライダ100の両側部100a
は、拡開しても再びもとの状態に復元する弾力性を有し
ていると思われるが、その作業に際して力加減を間違え
るとスライダ100の両側部100aが僅かながらも広
がってしまい、ガイド孔101と係合突起201との係
合状態が不完全なものとなるおそれがあった。しかも、
メンテナンスに際しては再びスライダ100の両側部1
00aを拡開してガイド孔101と係合突起201との
間の係合を解除しなければならない。このようにスライ
ダ100の両側部100aを繰り返し拡開していれば、
スライダ100の両側部100aが広がっていくことは
避けられず、ガイド孔101と係合突起201との係合
状態が不完全なものとなる可能性が高かった。本発明は
上述した事情に鑑みてなされたもので、スライダをフレ
ームに確実に支持するとともに、必要に応じてフレーム
からスライダを容易に取り外せるようにすることを目的
とする。
平8−7437号公報の構造では、スライダ100の両
側部に形成したガイド孔101を係合突起201に係合
する際、スライダ100の両側部100aを拡開する必
要がある。もちろん、スライダ100の両側部100a
は、拡開しても再びもとの状態に復元する弾力性を有し
ていると思われるが、その作業に際して力加減を間違え
るとスライダ100の両側部100aが僅かながらも広
がってしまい、ガイド孔101と係合突起201との係
合状態が不完全なものとなるおそれがあった。しかも、
メンテナンスに際しては再びスライダ100の両側部1
00aを拡開してガイド孔101と係合突起201との
間の係合を解除しなければならない。このようにスライ
ダ100の両側部100aを繰り返し拡開していれば、
スライダ100の両側部100aが広がっていくことは
避けられず、ガイド孔101と係合突起201との係合
状態が不完全なものとなる可能性が高かった。本発明は
上述した事情に鑑みてなされたもので、スライダをフレ
ームに確実に支持するとともに、必要に応じてフレーム
からスライダを容易に取り外せるようにすることを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、挿入されたディスクを保持するとともに
イジェクト操作に伴いディスクを排出するディスク排出
機構を備えたキャリアと、ディスクの挿入動作に連動し
てキャリアを所定のディスク装填位置へ移動させるとと
もに、イジェクト操作に伴い後方に移動してディスク排
出機構を作動させ、かつキャリアを所定のディスク排出
位置へ移動させるスライダと、底面から起立した対向す
る一対の側壁を有し、キャリアが組み込まれたスライダ
を前後方向へ移動自在に支持するフレームと、を備えた
ディスクドライブ装置において、スライダに突出片を設
けるとともに、フレームの側壁にこの突出片が係合する
支持溝を設け、これら突出片と支持溝との係合によりス
ライダをフレームに保持する構造とし、かつ支持溝が、
スライダの前後方向に延びるとともに、後端部に突出片
を開放する開口を有することを特徴とする。
に、本発明は、挿入されたディスクを保持するとともに
イジェクト操作に伴いディスクを排出するディスク排出
機構を備えたキャリアと、ディスクの挿入動作に連動し
てキャリアを所定のディスク装填位置へ移動させるとと
もに、イジェクト操作に伴い後方に移動してディスク排
出機構を作動させ、かつキャリアを所定のディスク排出
位置へ移動させるスライダと、底面から起立した対向す
る一対の側壁を有し、キャリアが組み込まれたスライダ
を前後方向へ移動自在に支持するフレームと、を備えた
ディスクドライブ装置において、スライダに突出片を設
けるとともに、フレームの側壁にこの突出片が係合する
支持溝を設け、これら突出片と支持溝との係合によりス
ライダをフレームに保持する構造とし、かつ支持溝が、
スライダの前後方向に延びるとともに、後端部に突出片
を開放する開口を有することを特徴とする。
【0005】上記構成の本発明によれば、支持溝と突出
片との係合により確実にスライダをフレームに支持する
ことができる。しかも、スライダを後方へ移動させるこ
とにより、突出片と支持溝との係合状態を解除し、突出
片を開口から抜き出すことが可能となるので、容易にス
ライダを取り外すことができる。
片との係合により確実にスライダをフレームに支持する
ことができる。しかも、スライダを後方へ移動させるこ
とにより、突出片と支持溝との係合状態を解除し、突出
片を開口から抜き出すことが可能となるので、容易にス
ライダを取り外すことができる。
【0006】ここで、支持溝の開口は、スライダがディ
スク排出機構を作動させる第1移動位置からさらに後方
にある第2移動位置へ移動したとき、突出片を支持溝か
ら開放する位置に形成することが好ましい。通常のイジ
ェクト操作においては、スライダを第1移動位置まで移
動させることによりディスクを排出することができ、こ
の状態では突出片が支持溝と係合しているので、スライ
ダがフレームから離脱することがない。スライダをフレ
ームから取り外すには、第1移動位置からさらに第2移
動位置までスライダを移動させる必要があり、これによ
って意図しないスライダの離脱を防止することができ
る。
スク排出機構を作動させる第1移動位置からさらに後方
にある第2移動位置へ移動したとき、突出片を支持溝か
ら開放する位置に形成することが好ましい。通常のイジ
ェクト操作においては、スライダを第1移動位置まで移
動させることによりディスクを排出することができ、こ
の状態では突出片が支持溝と係合しているので、スライ
ダがフレームから離脱することがない。スライダをフレ
ームから取り外すには、第1移動位置からさらに第2移
動位置までスライダを移動させる必要があり、これによ
って意図しないスライダの離脱を防止することができ
る。
【0007】さらに、スライダの第1移動位置から第2
移動位置への移動を規制する移動規制手段を備えれば、
一層確実に意図しないスライダの離脱を防止することが
できる。例えば、表面が開口するフレームに対しその表
面開口部にカバーが締結具をもって装着される構成と
し、上記締結具に移動規制手段の機能をもたせ、スライ
ダの第1移動位置から第2移動位置まで間の軌道上に締
結具を介在させるようにすれば、メンテナンス等に際し
て締結具を外してカバーを取り外す作業に伴って、締結
具によるスライダの移動規制を解除することができるた
め、作業性が低下することもない。
移動位置への移動を規制する移動規制手段を備えれば、
一層確実に意図しないスライダの離脱を防止することが
できる。例えば、表面が開口するフレームに対しその表
面開口部にカバーが締結具をもって装着される構成と
し、上記締結具に移動規制手段の機能をもたせ、スライ
ダの第1移動位置から第2移動位置まで間の軌道上に締
結具を介在させるようにすれば、メンテナンス等に際し
て締結具を外してカバーを取り外す作業に伴って、締結
具によるスライダの移動規制を解除することができるた
め、作業性が低下することもない。
【0008】また、フレームに係合壁部を形成するとと
もに、スライダにこの係合壁部と係合する係合部を形成
し、スライダが第2移動位置まで移動したとき係合壁部
と係合部との間の係合状態が解除されるように構成すれ
ば、支持溝による突出片の支持と相俟って一層確実にス
ライダを支持することができる。
もに、スライダにこの係合壁部と係合する係合部を形成
し、スライダが第2移動位置まで移動したとき係合壁部
と係合部との間の係合状態が解除されるように構成すれ
ば、支持溝による突出片の支持と相俟って一層確実にス
ライダを支持することができる。
【0009】また、支持溝を、フレームの各側壁の中間
高さ位置に形成する場合は、この支持溝に係合する突出
片を段差形状とすることにより、スライダの表面をフレ
ームの側壁部先端縁と略同一高さに設定することが好ま
しい。これにより、装置全体の高さを抑制し、装置の薄
形化を実現できる。
高さ位置に形成する場合は、この支持溝に係合する突出
片を段差形状とすることにより、スライダの表面をフレ
ームの側壁部先端縁と略同一高さに設定することが好ま
しい。これにより、装置全体の高さを抑制し、装置の薄
形化を実現できる。
【0010】なお、本明細書において、突出片の支持溝
への係合とは、突出片の少なくとも一部が支持溝内に入
り込んでいる状態をいう。
への係合とは、突出片の少なくとも一部が支持溝内に入
り込んでいる状態をいう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明の実施形態に係るディスクドライブ装置をそれぞれの
組立て状態にて示す図である。なお、本実施形態は、フ
ロッピーディスクを記録媒体とするディスクドライブ装
置に本発明を適用したものである。
て図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明の実施形態に係るディスクドライブ装置をそれぞれの
組立て状態にて示す図である。なお、本実施形態は、フ
ロッピーディスクを記録媒体とするディスクドライブ装
置に本発明を適用したものである。
【0012】図1に示すように、本実施形態のディスク
ドライブ装置は、キャリア10と、スライダ20と、フ
レーム30と、カバー40とを備え、これら各部材の組
合わせによって筐体構造が形成されている。
ドライブ装置は、キャリア10と、スライダ20と、フ
レーム30と、カバー40とを備え、これら各部材の組
合わせによって筐体構造が形成されている。
【0013】キャリア10には、図2に拡大して示すよ
うに、天板10aの両側縁部10bから断面コ字状に屈
曲してディスク案内部10cが形成してあり、このディ
スク案内部10cに沿って前部10fから挿入されたフ
ロッピーディスク1を保持する機能を有している。キャ
リア10は、図3および図4に示すように、スライダ2
0に組み込まれる。そして、キャリア10が組み込まれ
たスライダ20は、図6に示すようにフレーム30に装
着される。
うに、天板10aの両側縁部10bから断面コ字状に屈
曲してディスク案内部10cが形成してあり、このディ
スク案内部10cに沿って前部10fから挿入されたフ
ロッピーディスク1を保持する機能を有している。キャ
リア10は、図3および図4に示すように、スライダ2
0に組み込まれる。そして、キャリア10が組み込まれ
たスライダ20は、図6に示すようにフレーム30に装
着される。
【0014】スライダ20は、前板20aの両端部から
後方に側板20bが延出しており、さらに側板20bの
外側縁はL字状に屈曲して側壁部20cを形成してい
る。スライダ20の側壁部20cには、図8に拡大して
示すように傾斜した案内孔21が形成してあり、一方、
キャリア10の側縁部10bにはこの案内孔21と係合
する係合突起11が形成してある。これら案内孔21と
係合突起11との係合により、キャリア10とスライダ
20は、相対的に斜め上下方向(図8の矢印a方向)に
移動自在となっている。ここで、キャリア10が案内孔
21に沿って斜め下方に相対移動した位置がディスク装
填位置であり、またキャリア10が案内孔21に沿って
斜め上方に相対移動した位置がディスク排出位置であ
る。スライダ20は、キャリア10をこれらディスク装
填位置とディスク排出位置との間で相対移動させる機能
を有している。
後方に側板20bが延出しており、さらに側板20bの
外側縁はL字状に屈曲して側壁部20cを形成してい
る。スライダ20の側壁部20cには、図8に拡大して
示すように傾斜した案内孔21が形成してあり、一方、
キャリア10の側縁部10bにはこの案内孔21と係合
する係合突起11が形成してある。これら案内孔21と
係合突起11との係合により、キャリア10とスライダ
20は、相対的に斜め上下方向(図8の矢印a方向)に
移動自在となっている。ここで、キャリア10が案内孔
21に沿って斜め下方に相対移動した位置がディスク装
填位置であり、またキャリア10が案内孔21に沿って
斜め上方に相対移動した位置がディスク排出位置であ
る。スライダ20は、キャリア10をこれらディスク装
填位置とディスク排出位置との間で相対移動させる機能
を有している。
【0015】なお、キャリア10がディスク装填位置に
移動すると、キャリア10に差し込まれたフロッピーデ
ィスク1は、その底面に形成した位置決め用の凹部(図
示せず)が、図5に示すようにフレーム30の内底部
(中央両側部付近)に設けた位置決め突部39aと係合
するとともに、同じくフレーム30の内底部(前端両側
部付近)に設けた支持壁39bに支持されて所定の姿勢
が保持される。
移動すると、キャリア10に差し込まれたフロッピーデ
ィスク1は、その底面に形成した位置決め用の凹部(図
示せず)が、図5に示すようにフレーム30の内底部
(中央両側部付近)に設けた位置決め突部39aと係合
するとともに、同じくフレーム30の内底部(前端両側
部付近)に設けた支持壁39bに支持されて所定の姿勢
が保持される。
【0016】また、キャリア10の天板10aに形成し
た鈎部17とスライダ20の側板20bに形成した掛止
爪20dとの間には、図3および図4に示すように、コ
イルばね12が掛け渡してあり、このコイルばね12に
よって、キャリア10はスライダ20に対してディスク
装填位置へ相対移動しようとする方向に付勢されてい
る。
た鈎部17とスライダ20の側板20bに形成した掛止
爪20dとの間には、図3および図4に示すように、コ
イルばね12が掛け渡してあり、このコイルばね12に
よって、キャリア10はスライダ20に対してディスク
装填位置へ相対移動しようとする方向に付勢されてい
る。
【0017】ここで、スライダ20の前板20aおよび
側板20bの内側縁部20e,20fは、図2および図
4に示すように、キャリア10側へ僅かに屈曲してお
り、この内側縁部20e,20fの高さだけ、キャリア
10の天板10aとスライダ20の上面20gとの間に
空間が形成される。そして、上記コイルばね12を、こ
の空間に配置することで、コイルばね12とカバー40
との干渉を回避している。なお、後述するロックレバー
13およびその支軸13b、並びに同レバー13を付勢
するコイルばね15も上記空間に配置され、カバー40
との干渉を回避している。
側板20bの内側縁部20e,20fは、図2および図
4に示すように、キャリア10側へ僅かに屈曲してお
り、この内側縁部20e,20fの高さだけ、キャリア
10の天板10aとスライダ20の上面20gとの間に
空間が形成される。そして、上記コイルばね12を、こ
の空間に配置することで、コイルばね12とカバー40
との干渉を回避している。なお、後述するロックレバー
13およびその支軸13b、並びに同レバー13を付勢
するコイルばね15も上記空間に配置され、カバー40
との干渉を回避している。
【0018】キャリア10の天板10aには、図9に拡
大して示すように、先端にロックピン13aを有するロ
ックレバー13が支軸13bを中心として回動自在に設
けてある。ロックピン13aは、天板10aに形成した
円弧状の案内孔14を透してフロッピーディスク1の挿
入経路上に侵入している。また、キャリア10の天板1
0aに形成した鈎部18とロックレバー13の先端との
間には、コイルばね15が掛け渡されており(図4参
照)、このコイルばね15の付勢力をもってロックレバ
ー13は図9の反時計方向へ回動しようとする方向に付
勢されている。
大して示すように、先端にロックピン13aを有するロ
ックレバー13が支軸13bを中心として回動自在に設
けてある。ロックピン13aは、天板10aに形成した
円弧状の案内孔14を透してフロッピーディスク1の挿
入経路上に侵入している。また、キャリア10の天板1
0aに形成した鈎部18とロックレバー13の先端との
間には、コイルばね15が掛け渡されており(図4参
照)、このコイルばね15の付勢力をもってロックレバ
ー13は図9の反時計方向へ回動しようとする方向に付
勢されている。
【0019】ここで、ロックレバー13の支軸13bの
下端13b−1は、図10に示すようにキャリア10の
裏面にカシメられているが、このカシメ端部13b−1
がキャリア10の裏面から突き出していると、キャリア
10内に差し込まれたフロッピーディスク1と干渉する
おそれがある。そこで、キャリア10の裏面に座ぐり段
部10gを形成し、この座繰り段部10g内に支軸13
bのカシメ端部13b−1を収納して、フロッピーディ
スク1との干渉を回避している。
下端13b−1は、図10に示すようにキャリア10の
裏面にカシメられているが、このカシメ端部13b−1
がキャリア10の裏面から突き出していると、キャリア
10内に差し込まれたフロッピーディスク1と干渉する
おそれがある。そこで、キャリア10の裏面に座ぐり段
部10gを形成し、この座繰り段部10g内に支軸13
bのカシメ端部13b−1を収納して、フロッピーディ
スク1との干渉を回避している。
【0020】図4に示すように、キャリア10にフロッ
ピーディスク1が前部10fから挿入されると、フロッ
ピーディスク1に設けたシャッタ1aにロックピン13
aが係合する(図9参照)。そして、この状態からさら
にフロッピーディスク1を後方(図9のb方向)に押し
入れると、その押圧力によりロックレバー13が図9の
時計方向に回動する。このとき、ロックピン13aは円
弧状の案内孔14に沿って移動する。このロックピン1
3aの移動に伴い、フロッピーディスク1のシャッタ1
aが図9の矢印c方向に開かれ、内蔵した磁気ディスク
盤1b(図7参照)が露出する。天板10aにおいて、
露出した磁気ディスク盤1bと対向する部位には、図4
に示すように開口10eが形成してあり、この開口10
eを透して後述する磁気ヘッド32が磁気ディスク盤1
bに近接配置される。
ピーディスク1が前部10fから挿入されると、フロッ
ピーディスク1に設けたシャッタ1aにロックピン13
aが係合する(図9参照)。そして、この状態からさら
にフロッピーディスク1を後方(図9のb方向)に押し
入れると、その押圧力によりロックレバー13が図9の
時計方向に回動する。このとき、ロックピン13aは円
弧状の案内孔14に沿って移動する。このロックピン1
3aの移動に伴い、フロッピーディスク1のシャッタ1
aが図9の矢印c方向に開かれ、内蔵した磁気ディスク
盤1b(図7参照)が露出する。天板10aにおいて、
露出した磁気ディスク盤1bと対向する部位には、図4
に示すように開口10eが形成してあり、この開口10
eを透して後述する磁気ヘッド32が磁気ディスク盤1
bに近接配置される。
【0021】さらに、ロックレバー13の基端にはカム
13cが設けてある。図9に実線で示すように、このカ
ム13cがスライダ20に形成した係合壁22の端縁2
2aに当接している間は、キャリア10とスライダ20
との間の相対移動は規制される。フロッピーディスク1
の挿入に伴い、ロックレバー13が図9の時計方向に回
動すると、所定の回動位置を通過したときカム13cが
係合壁22より側方に移動して、カム13cと係合壁2
2との間の係合関係が解除される。その瞬間に、コイル
ばね12の付勢力をもってキャリア10とスライダ20
とが相対移動して、キャリア10が既述したディスク装
填位置へ配置される。キャリア10がディスク装填位置
に配置された状態では、図9に想像線で示すように、カ
ム13cが係合壁22の側面22bに当接する。これに
より、ロックレバー13の図示反時計方向の回動が規制
されるため、キャリア10はディスク装填位置に保持さ
れる。
13cが設けてある。図9に実線で示すように、このカ
ム13cがスライダ20に形成した係合壁22の端縁2
2aに当接している間は、キャリア10とスライダ20
との間の相対移動は規制される。フロッピーディスク1
の挿入に伴い、ロックレバー13が図9の時計方向に回
動すると、所定の回動位置を通過したときカム13cが
係合壁22より側方に移動して、カム13cと係合壁2
2との間の係合関係が解除される。その瞬間に、コイル
ばね12の付勢力をもってキャリア10とスライダ20
とが相対移動して、キャリア10が既述したディスク装
填位置へ配置される。キャリア10がディスク装填位置
に配置された状態では、図9に想像線で示すように、カ
ム13cが係合壁22の側面22bに当接する。これに
より、ロックレバー13の図示反時計方向の回動が規制
されるため、キャリア10はディスク装填位置に保持さ
れる。
【0022】図3および図4に示すように、スライダ2
0の前端部にはイジェクト釦23が設けてあり、このイ
ジェクト釦23を押し込み操作(イジェクト操作)する
と、スライダ20が後方(図9のb方向)に移動する。
このイジェクト操作に伴い、カム13cが係合壁22の
側面22bから離れ、その瞬間にコイルばね15の付勢
力をもってロックレバー13が図9の反時計方向へ回動
して、同時にキャリア10がディスク排出位置へ移動す
る。さらにこのとき、ロックピン13aがコイルばね1
5の付勢力をもってフロッピーディスク1を前方(図9
の矢印d方向)に押し出す。すなわち、ロックピン13
a、ロックレバー13、およびコイルばね15は、イジ
ェクト操作に伴いフロッピーディスク1を排出するディ
スク排出機構を形成している。
0の前端部にはイジェクト釦23が設けてあり、このイ
ジェクト釦23を押し込み操作(イジェクト操作)する
と、スライダ20が後方(図9のb方向)に移動する。
このイジェクト操作に伴い、カム13cが係合壁22の
側面22bから離れ、その瞬間にコイルばね15の付勢
力をもってロックレバー13が図9の反時計方向へ回動
して、同時にキャリア10がディスク排出位置へ移動す
る。さらにこのとき、ロックピン13aがコイルばね1
5の付勢力をもってフロッピーディスク1を前方(図9
の矢印d方向)に押し出す。すなわち、ロックピン13
a、ロックレバー13、およびコイルばね15は、イジ
ェクト操作に伴いフロッピーディスク1を排出するディ
スク排出機構を形成している。
【0023】スライダ20は、上述したようにカム13
cを係合壁22の側面22bから離してディスク排出機
構を作動させる移動位置(以下、第1移動位置という)
から、さらに押し込まれた所定位置(以下、第2移動位
置という)まで後方に移動可能となっている。
cを係合壁22の側面22bから離してディスク排出機
構を作動させる移動位置(以下、第1移動位置という)
から、さらに押し込まれた所定位置(以下、第2移動位
置という)まで後方に移動可能となっている。
【0024】フレーム30には、図5に示すように、底
面30aの両側縁から対向する一対の側壁30bが起立
している。また、フレーム30は、前面および上面が開
口しており、キャリア10を組み込んだスライダ20は
この上面の開口から嵌め込まれる。このフレーム30に
は、フロッピーディスク1に内蔵した磁気ディスク盤1
b(図7参照)を高速で回転駆動するディスク駆動モー
タ31や、磁気ディスク盤1bへの情報の記録/再生を
行う磁気ヘッド32、この磁気ヘッド32をステップ移
動させるヘッド駆動機構33、およびこれらの制御基板
34等が搭載される。なお、図1に示すように、ディス
ク駆動モータ31はフレーム30の底面30aにねじ止
めされて着脱自在となっている。
面30aの両側縁から対向する一対の側壁30bが起立
している。また、フレーム30は、前面および上面が開
口しており、キャリア10を組み込んだスライダ20は
この上面の開口から嵌め込まれる。このフレーム30に
は、フロッピーディスク1に内蔵した磁気ディスク盤1
b(図7参照)を高速で回転駆動するディスク駆動モー
タ31や、磁気ディスク盤1bへの情報の記録/再生を
行う磁気ヘッド32、この磁気ヘッド32をステップ移
動させるヘッド駆動機構33、およびこれらの制御基板
34等が搭載される。なお、図1に示すように、ディス
ク駆動モータ31はフレーム30の底面30aにねじ止
めされて着脱自在となっている。
【0025】また、フレーム30の前面には、図6に示
すように、前面ベゼル50が装着される。前面ベゼル5
0には、フロッピーディスク1を挿入または排出するた
めの開口50aが形成してあり、この開口50aの内側
に防塵用の開閉シャッタ51(図1参照)が設けられ
る。
すように、前面ベゼル50が装着される。前面ベゼル5
0には、フロッピーディスク1を挿入または排出するた
めの開口50aが形成してあり、この開口50aの内側
に防塵用の開閉シャッタ51(図1参照)が設けられ
る。
【0026】さて、フレーム30の側壁30bには、図
11に拡大して示すように、上下方向に延びる切欠き案
内溝35が形成してあり、一方、キャリア10の側縁部
10bからは係合ピン16が外側に突出して設けてあ
る。そして、係合ピン16がフレーム30の切欠き案内
溝35に係合して、キャリア10の前後移動を規制して
いる。この規制により、フレーム30を基準としてキャ
リア10は上下方向にのみ移動することになる。したが
って、キャリア10とスライダ20は、既述したように
傾斜した案内孔21に沿って斜め上下方向に相対移動す
るが(図8参照)、フレーム30を基準とした場合、こ
の相対移動はキャリア10の上下移動とスライダ20の
前後移動とに分けられる。
11に拡大して示すように、上下方向に延びる切欠き案
内溝35が形成してあり、一方、キャリア10の側縁部
10bからは係合ピン16が外側に突出して設けてあ
る。そして、係合ピン16がフレーム30の切欠き案内
溝35に係合して、キャリア10の前後移動を規制して
いる。この規制により、フレーム30を基準としてキャ
リア10は上下方向にのみ移動することになる。したが
って、キャリア10とスライダ20は、既述したように
傾斜した案内孔21に沿って斜め上下方向に相対移動す
るが(図8参照)、フレーム30を基準とした場合、こ
の相対移動はキャリア10の上下移動とスライダ20の
前後移動とに分けられる。
【0027】また、フレーム30の側壁部30aには、
図11に拡大して示すように、前後方向に延在する支持
溝36が形成してあり、さらにこの支持溝36の後端部
には、側壁部30bの上端縁30cに向かって開口37
が形成してある。一方、スライダ20の側壁部20cに
は、外側に突き出た突出片24が形成してあり、この突
出片24をフレーム30の支持溝36に係合することに
よりスライダ20をフレーム30に保持する構造となっ
ている。
図11に拡大して示すように、前後方向に延在する支持
溝36が形成してあり、さらにこの支持溝36の後端部
には、側壁部30bの上端縁30cに向かって開口37
が形成してある。一方、スライダ20の側壁部20cに
は、外側に突き出た突出片24が形成してあり、この突
出片24をフレーム30の支持溝36に係合することに
よりスライダ20をフレーム30に保持する構造となっ
ている。
【0028】支持溝36は、フロッピーディスク1を挿
入し、またイジェクト操作によりフロッピーディスク1
を排出する工程において、スライダ20とともに前後方
向に移動する突出片24を継続して支持する長さを有し
ている。したがって、支持溝36と突出片24との間の
係合により、スライダ20は移動の間も確実にフレーム
30へ保持される。すなわち、イジェクト釦23を押し
込み操作してフロッピーディスク1を排出した状態で
は、スライダ20が第1移動位置に停止する。このと
き、図11(A)に示すように、突出片24は支持溝3
6に一部が係合する位置におかれる。また、装置の前方
からフロッピーディスク1を挿入すると、フレーム30
に対してスライダ20が前方に移動し、図11(B)に
示すように、突出片24は支持溝36に全体が係合する
位置におかれる。
入し、またイジェクト操作によりフロッピーディスク1
を排出する工程において、スライダ20とともに前後方
向に移動する突出片24を継続して支持する長さを有し
ている。したがって、支持溝36と突出片24との間の
係合により、スライダ20は移動の間も確実にフレーム
30へ保持される。すなわち、イジェクト釦23を押し
込み操作してフロッピーディスク1を排出した状態で
は、スライダ20が第1移動位置に停止する。このと
き、図11(A)に示すように、突出片24は支持溝3
6に一部が係合する位置におかれる。また、装置の前方
からフロッピーディスク1を挿入すると、フレーム30
に対してスライダ20が前方に移動し、図11(B)に
示すように、突出片24は支持溝36に全体が係合する
位置におかれる。
【0029】一方、開口37は、スライダ20が第1移
動位置からさらに押し込まれて第2移動位置へ移動した
とき、突出片24を支持溝36から開放する位置に形成
してある。この開口37は、突出片24よりも大きな幅
を有している。図11(C)は、スライダ20を第2移
動位置まで後方に押し込んだときの突出片24の位置を
示している。同図(C)に示す位置では、突出片24は
開口37を透してフレーム30から取り外すことが可能
である。この構成により、メンテナンスなどの必要に応
じて、スライダ20を第2移動位置まで押し込むだけ
で、突出片24を支持溝36から開放することができる
ので、フレーム30からのスライダ20の取り外しが容
易である。
動位置からさらに押し込まれて第2移動位置へ移動した
とき、突出片24を支持溝36から開放する位置に形成
してある。この開口37は、突出片24よりも大きな幅
を有している。図11(C)は、スライダ20を第2移
動位置まで後方に押し込んだときの突出片24の位置を
示している。同図(C)に示す位置では、突出片24は
開口37を透してフレーム30から取り外すことが可能
である。この構成により、メンテナンスなどの必要に応
じて、スライダ20を第2移動位置まで押し込むだけ
で、突出片24を支持溝36から開放することができる
ので、フレーム30からのスライダ20の取り外しが容
易である。
【0030】突出片24は、図12に示すように、スラ
イダ20の上面20gから下方に屈曲し、さらに外方へ
屈曲した段差形状を有しており、支持溝36に係合した
とき、スライダ20の上面20gがフレーム30の側壁
部上端縁30cと略同一平面上に位置するように突出し
部分24a(支持溝36と係合する部分)の高さを調整
してある。これにより、装置全体の高さを抑制し、装置
の薄形化を実現できる。
イダ20の上面20gから下方に屈曲し、さらに外方へ
屈曲した段差形状を有しており、支持溝36に係合した
とき、スライダ20の上面20gがフレーム30の側壁
部上端縁30cと略同一平面上に位置するように突出し
部分24a(支持溝36と係合する部分)の高さを調整
してある。これにより、装置全体の高さを抑制し、装置
の薄形化を実現できる。
【0031】また、図13に拡大して示すように、フレ
ーム30の側壁30bからは係合壁部38が屈曲形成し
てある。一方、スライダ20の前端角部には、この係合
壁部38と係合する係合部25が形成してあり、これら
係合壁部38と係合部25とは、フロッピーディスク1
を挿入し、またイジェクト操作によりフロッピーディス
ク1を排出する工程において、スライダ20が移動する
範囲で、図13(B)に示すような係合状態を維持する
ように構成してある。したがって、上記突出片24と支
持溝36との係合と相俟って、一層確実にスライダ20
をフレーム30に保持することができる。
ーム30の側壁30bからは係合壁部38が屈曲形成し
てある。一方、スライダ20の前端角部には、この係合
壁部38と係合する係合部25が形成してあり、これら
係合壁部38と係合部25とは、フロッピーディスク1
を挿入し、またイジェクト操作によりフロッピーディス
ク1を排出する工程において、スライダ20が移動する
範囲で、図13(B)に示すような係合状態を維持する
ように構成してある。したがって、上記突出片24と支
持溝36との係合と相俟って、一層確実にスライダ20
をフレーム30に保持することができる。
【0032】なお、スライダ20が第1移動位置からさ
らに押し込まれて第2移動位置へ移動したとき、係合部
25と係合壁部38との間の係合状態が解除されるよう
に、相互の位置関係が調整してあり、これによりフレー
ム30からのスライダ20の取り外しを容易とする上記
構造上の特性を確保している。
らに押し込まれて第2移動位置へ移動したとき、係合部
25と係合壁部38との間の係合状態が解除されるよう
に、相互の位置関係が調整してあり、これによりフレー
ム30からのスライダ20の取り外しを容易とする上記
構造上の特性を確保している。
【0033】ここで、キャリア10が組み込まれたスラ
イダ20をフレーム30に装着する手順を説明する。ま
ず、フレーム30に設けた磁気ヘッド32を軽く押上
げ、磁気ヘッド32の下方にキャリア10の開口10e
を配置するとともに、スライダ20に形成した突出片2
4を開口37から挿入する。続いて、キャリア10に対
しスライダ20を押し込んだ状態で、これらの組み合わ
せをフレーム30内に嵌め込む。その後、スライダ20
の押し込み状態を解除すると、スライダ20がディスク
排出方向に相対移動する。この移動に伴い、突出片24
が支持溝36に係合するとともに、係合部25が係合壁
部38と係合して、スライダ20がフレーム30に保持
される。
イダ20をフレーム30に装着する手順を説明する。ま
ず、フレーム30に設けた磁気ヘッド32を軽く押上
げ、磁気ヘッド32の下方にキャリア10の開口10e
を配置するとともに、スライダ20に形成した突出片2
4を開口37から挿入する。続いて、キャリア10に対
しスライダ20を押し込んだ状態で、これらの組み合わ
せをフレーム30内に嵌め込む。その後、スライダ20
の押し込み状態を解除すると、スライダ20がディスク
排出方向に相対移動する。この移動に伴い、突出片24
が支持溝36に係合するとともに、係合部25が係合壁
部38と係合して、スライダ20がフレーム30に保持
される。
【0034】図6に示すように、キャリア10およびス
ライダ20をフレーム30内に組み込んだ後、フレーム
30の上面にカバー40が装着される。カバー40は、
ねじ等の締結具41,42をもってフレーム30に装着
される。このため、フレーム30の適所には、ねじ孔4
3,44が形成してある。本実施形態では、それらねじ
孔43,44のうちの1つに螺合する締結具42を、ス
ライダ20の移動規制手段としても利用している。
ライダ20をフレーム30内に組み込んだ後、フレーム
30の上面にカバー40が装着される。カバー40は、
ねじ等の締結具41,42をもってフレーム30に装着
される。このため、フレーム30の適所には、ねじ孔4
3,44が形成してある。本実施形態では、それらねじ
孔43,44のうちの1つに螺合する締結具42を、ス
ライダ20の移動規制手段としても利用している。
【0035】すなわち、当該ねじ孔44に螺合しかつフ
レーム30内に突き出た締結具42が、図14に拡大し
て示すように、第1移動位置Iまで押し込まれたスライ
ダ20の端縁と干渉する位置に配置されるように設定し
てある。既述したように、スライダ20は第1移動位置
Iからさらに押し込まれて第2移動位置IIまで移動可
能となっており、スライダ20がこの第2移動位置II
まで移動した状態で、突出片24が支持溝36から開放
されるとともに(図11(C)参照)、係合部25が係
合壁部38から離間する。
レーム30内に突き出た締結具42が、図14に拡大し
て示すように、第1移動位置Iまで押し込まれたスライ
ダ20の端縁と干渉する位置に配置されるように設定し
てある。既述したように、スライダ20は第1移動位置
Iからさらに押し込まれて第2移動位置IIまで移動可
能となっており、スライダ20がこの第2移動位置II
まで移動した状態で、突出片24が支持溝36から開放
されるとともに(図11(C)参照)、係合部25が係
合壁部38から離間する。
【0036】しかし、押し込み操作(イジェクト操作)
に伴い、何の規制もなくスライダ20が第2移動位置I
Iまで押し込まれると、スライダ20が不本意にフレー
ム30から外れてしまうおそれがある。そこで、カバー
40を装着するための締結具42に、スライダ20の第
2移動位置IIへの移動を規制する機能を付与すること
により、カバー40が装着された状態にあっては、スラ
イダ20を第2移動位置IIまで押し込むことができな
くなり、通常時の意図しないスライダ20の外れ等を確
実に防止できる。
に伴い、何の規制もなくスライダ20が第2移動位置I
Iまで押し込まれると、スライダ20が不本意にフレー
ム30から外れてしまうおそれがある。そこで、カバー
40を装着するための締結具42に、スライダ20の第
2移動位置IIへの移動を規制する機能を付与すること
により、カバー40が装着された状態にあっては、スラ
イダ20を第2移動位置IIまで押し込むことができな
くなり、通常時の意図しないスライダ20の外れ等を確
実に防止できる。
【0037】装置のメンテナンスは、一般にカバー40
を取り外して行われる。このとき、移動規制手段として
の締結具42も取り除かれるため、スライダ20の移動
規制もそのときに解除される。したがって、メンテナン
スに際しては、スライダ20を第2移動位置IIまで押
し込み、突出片24を支持溝36から開放するととも
に、係合部25を係合壁部38から離脱して、容易にス
ライダ20を取り外すことができる。
を取り外して行われる。このとき、移動規制手段として
の締結具42も取り除かれるため、スライダ20の移動
規制もそのときに解除される。したがって、メンテナン
スに際しては、スライダ20を第2移動位置IIまで押
し込み、突出片24を支持溝36から開放するととも
に、係合部25を係合壁部38から離脱して、容易にス
ライダ20を取り外すことができる。
【0038】また、スライダ20における側板20bの
上面20gには、前後方向に延びる突条26が形成して
あり、図15に示すように、この突条26にカバー40
が接触するように構成してある。この構成により、スラ
イダ20とカバー40との間の接触面積を狭くして両者
間に生じる摩擦力を低減し、スライダ20の円滑な移動
を補償している。また、突条26は、スライダ20の側
板20bを補強するリブの役目も有している。一方、ス
ライダ20の前板20aには、図2等に示すように、裏
面側に窪んだ凹条27が形成してあり、この凹状27が
リブの役目をして前板20aを補強している。
上面20gには、前後方向に延びる突条26が形成して
あり、図15に示すように、この突条26にカバー40
が接触するように構成してある。この構成により、スラ
イダ20とカバー40との間の接触面積を狭くして両者
間に生じる摩擦力を低減し、スライダ20の円滑な移動
を補償している。また、突条26は、スライダ20の側
板20bを補強するリブの役目も有している。一方、ス
ライダ20の前板20aには、図2等に示すように、裏
面側に窪んだ凹条27が形成してあり、この凹状27が
リブの役目をして前板20aを補強している。
【0039】なお、上述した実施形態では、フロッピー
ディスクを記録媒体とするディスクドライブ装置を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これ以外の磁気ディスク装置、光ディスク装置、
光磁気ディスク装置等にも適用できるのは勿論である。
ディスクを記録媒体とするディスクドライブ装置を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これ以外の磁気ディスク装置、光ディスク装置、
光磁気ディスク装置等にも適用できるのは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持溝と突出片との係合により確実にスライダをフレー
ムに支持することができる。しかも、スライダをイジェ
クト操作方向へ移動させることにより、突出片と支持溝
との係合状態を解除し、突出片を開口から抜き出すこと
が可能となるので、容易にスライダを取り外すことがで
きる。
支持溝と突出片との係合により確実にスライダをフレー
ムに支持することができる。しかも、スライダをイジェ
クト操作方向へ移動させることにより、突出片と支持溝
との係合状態を解除し、突出片を開口から抜き出すこと
が可能となるので、容易にスライダを取り外すことがで
きる。
【図1】本発明の実施形態に係るディスクドライブ装置
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図2】キャリアおよびスライダの構成を示す分解斜視
図である。
図である。
【図3】スライダにキャリアを組み込んだ状態を前方か
ら視た斜視図である。
ら視た斜視図である。
【図4】スライダにキャリアを組み込んだ状態を後方か
ら視た斜視図である。
ら視た斜視図である。
【図5】フレームの構成を示す斜視図である。
【図6】スライダおよびキャリアを組み込んだフレーム
およびカバーを示す分解斜視図である。
およびカバーを示す分解斜視図である。
【図7】スライダおよびキャリアを組み込んだフレーム
にカバーを装着した状態を示す斜視図である。
にカバーを装着した状態を示す斜視図である。
【図8】スライダの側壁部に形成した案内孔とキャリア
の側縁に形成した係合突起の係合状態を拡大して示す側
面図である。
の側縁に形成した係合突起の係合状態を拡大して示す側
面図である。
【図9】キャリアに設けたロックレバーとそれに関連す
る構成部分を拡大して示す平面図である。
る構成部分を拡大して示す平面図である。
【図10】ロックレバーの支軸とその周辺構造を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図11】フレームの側壁部に形成した支持溝とスライ
ダに形成した突出片との関係を拡大して示す側面図であ
る。
ダに形成した突出片との関係を拡大して示す側面図であ
る。
【図12】支持溝に係合する突出片の形状を拡大して示
す断面図である。
す断面図である。
【図13】フレームに形成した係合壁部とスライダに形
成した係合部の係合状態を拡大して示す平面図である。
成した係合部の係合状態を拡大して示す平面図である。
【図14】スライダの移動規制手段を拡大して示す一部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図15】スライダの側板上面に形成した突条を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
【図16】従来技術の要部を拡大して示す側面図であ
る。
る。
1:フロッピーディスク 1a:シャッタ 1b:磁気ディスク盤 10:キャリア 10a:天板 10b:側縁部 10c:ディスク
案内部 10e:開口 10f:前部 11:係合突起 12:コイルば
ね 13:ロックレバー 13a:ロックピ
ン 13b:支軸 13c:カム 14:案内孔 15:コイルば
ね 16:係合ピン 17:鈎部 18:鈎部 20:スライダ 20a:前板 20b:側板 20c:側壁部 20d:掛止爪 20e:内側縁部 20f:内側縁部 20b:上面 21:案内孔 22:係合壁 22a:端縁 22b:側面 23:イジェクト釦 24:突出片 25:係合部 30:フレーム 30a:底面 30b:側壁 30c:上端縁 31:ディスク駆動モータ 32:磁気ヘッ
ド 33:ヘッド駆動機構 34:制御基板 35:案内溝 36:支持溝 37:開口 38:係合壁部 40:カバー 41,42:締結具 43,44:ねじ孔 50:前面ベゼル 50a:開口 51:開閉シャッタ
案内部 10e:開口 10f:前部 11:係合突起 12:コイルば
ね 13:ロックレバー 13a:ロックピ
ン 13b:支軸 13c:カム 14:案内孔 15:コイルば
ね 16:係合ピン 17:鈎部 18:鈎部 20:スライダ 20a:前板 20b:側板 20c:側壁部 20d:掛止爪 20e:内側縁部 20f:内側縁部 20b:上面 21:案内孔 22:係合壁 22a:端縁 22b:側面 23:イジェクト釦 24:突出片 25:係合部 30:フレーム 30a:底面 30b:側壁 30c:上端縁 31:ディスク駆動モータ 32:磁気ヘッ
ド 33:ヘッド駆動機構 34:制御基板 35:案内溝 36:支持溝 37:開口 38:係合壁部 40:カバー 41,42:締結具 43,44:ねじ孔 50:前面ベゼル 50a:開口 51:開閉シャッタ
Claims (6)
- 【請求項1】 挿入されたディスクを保持するとともに
イジェクト操作に伴いディスクを排出するディスク排出
機構を備えたキャリアと、 ディスクの挿入動作に連動して前記キャリアを所定のデ
ィスク装填位置へ移動させるとともに、イジェクト操作
に伴い後方に移動して前記ディスク排出機構を作動さ
せ、かつ前記キャリアを所定のディスク排出位置へ移動
させるスライダと、 底面から起立した対向する一対の側壁を有し、前記キャ
リアが組み込まれたスライダを前後方向へ移動自在に支
持するフレームと、 を備えたディスクドライブ装置において、 前記スライダに突出片を設けるとともに、前記フレーム
の側壁にこの突出片が係合する支持溝を設け、これら突
出片と支持溝との係合により前記スライダをフレームに
保持する構造とし、 かつ前記支持溝が、前後方向に延びるとともに、後端部
に前記突出片を開放する開口を有することを特徴とする
ディスクドライブ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスクドライブ装置に
おいて、 前記支持溝の開口は、前記スライダが前記ディスク排出
機構を作動させる第1移動位置からさらに後方にある第
2移動位置へ移動したとき、前記突出片を前記支持溝か
ら開放する位置に形成されていることを特徴とするディ
スクドライブ装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のディスクドライブ装置に
おいて、 前記スライダの第1移動位置から第2移動位置への移動
を規制する移動規制手段を備えたことを特徴とするディ
スクドライブ装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のディスクドライブ装置に
おいて、 前記フレームは表面が開口し、この表面開口部にカバー
が締結具をもって装着される構成であり、 前記締結具に前記移動規制手段の機能をもたせ、前記ス
ライダの第1移動位置から第2移動位置まで間の軌道上
に前記締結具を介在させる構成としたことを特徴とする
ディスクドライブ装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の
ディスクドライブ装置において、 前記フレームに係合壁部を形成するとともに、前記スラ
イダにこの係合壁部と係合する係合部を形成し、スライ
ダが前記第2移動位置まで移動したとき前記係合壁部と
係合部との間の係合状態が解除されるように構成したこ
とを特徴とするディスクドライブ装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5記載のいずれか一項に記
載したディスクドライブ装置において、 前記支持溝を、前記フレームの各側壁の中間高さ位置に
形成するとともに、この支持溝に係合する前記突出片を
段差形状とすることにより、前記スライダの表面を前記
フレームの側壁部先端縁と略同一高さに設定したことを
特徴とするディスクドライブ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28806499A JP2001110120A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | ディスクドライブ装置 |
PCT/JP2000/006343 WO2001020608A1 (fr) | 1999-09-16 | 2000-09-18 | Lecteur de disque |
EP00961046A EP1132915A4 (en) | 1999-09-16 | 2000-09-18 | DISK READER |
CN00801986.XA CN1238856C (zh) | 1999-09-16 | 2000-09-18 | 磁盘驱动装置 |
US09/831,872 US6747844B1 (en) | 1999-09-16 | 2000-09-18 | Disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28806499A JP2001110120A (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | ディスクドライブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001110120A true JP2001110120A (ja) | 2001-04-20 |
JP2001110120A5 JP2001110120A5 (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=17725368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28806499A Pending JP2001110120A (ja) | 1999-09-16 | 1999-10-08 | ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001110120A (ja) |
-
1999
- 1999-10-08 JP JP28806499A patent/JP2001110120A/ja active Pending
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