JP2001110121A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

Info

Publication number
JP2001110121A
JP2001110121A JP28813799A JP28813799A JP2001110121A JP 2001110121 A JP2001110121 A JP 2001110121A JP 28813799 A JP28813799 A JP 28813799A JP 28813799 A JP28813799 A JP 28813799A JP 2001110121 A JP2001110121 A JP 2001110121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
movement
frame
carrier
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28813799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Oishi
良之 大石
Isao Arai
新井  勲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP28813799A priority Critical patent/JP2001110121A/ja
Priority to CN00801986.XA priority patent/CN1238856C/zh
Priority to PCT/JP2000/006343 priority patent/WO2001020608A1/ja
Priority to US09/831,872 priority patent/US6747844B1/en
Priority to EP00961046A priority patent/EP1132915A4/en
Publication of JP2001110121A publication Critical patent/JP2001110121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダ20をフレーム30に確実に支持す
るとともに、必要に応じてフレーム30からスライダ2
0を容易に取り外せるようにする。 【解決手段】 ディスクドライブ装置において、スライ
ダ20に突出片24を設けるとともに、フレーム30の
側壁にこの突出片24が係合する支持溝36を設け、こ
れら突出片24と支持溝36との係合によりスライダ2
0をフレーム30に保持する構造とする。支持溝36
は、前後方向に延在して形成しその後端部に突出片24
を開放する開口37を形成する。さらに、カバー40に
切欠き凹部43を形成し、スライダ20が突出片24を
開口37から開放する位置(第2移動位置)へ移動しよ
うとしたとき、切欠き凹部43の底縁43aにイジェク
ト釦23の基端部23aが干渉してその移動を規制する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置に関し、特に、フレームに対するスライダの着脱構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク等のディスクを挿入
して情報の記録/再生を行うディスクドライブ装置に
は、挿入されたディスクを保持するためのキャリアをス
ライダと称する部材に組み込み、さらにこのスライダを
キャリヤとともにフレームと称する本体に装着した構成
のものがある。スライダは、ディスクの挿入に連動して
キャリアをディスク装填位置へ移動させるとともに、押
し込み操作(イジェクト操作)に伴い移動してキャリア
をディスク排出位置へ移動させる機構を備えている。
【0003】さて、この種のディスクドライブ装置にお
いては、スライダを移動自在にフレームへ装着するため
の構造が必要となり、特開平8−7437号公報はその
ような従来の構造を開示している。図17は同公報に開
示された従来構造の要部を示すもので、スライダ100
の両側部100aにガイド孔101を形成するととも
に、フレーム200の両側面の外側に係合突起201を
形成し、この係合突起201にガイド孔101を係合さ
せることで、スライダ100がフレーム200から離脱
することを防止していた。また、ガイド孔101は、ス
ライダ100の摺動方向に延在し、スライダ100の同
方向への摺動を規制しない構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
平8−7437号公報の構造では、スライダ100の両
側部に形成したガイド孔101を係合突起201に係合
する際、スライダ100の両側部100aを拡開する必
要がある。もちろん、スライダ100の両側部100a
は、拡開しても再びもとの状態に復元する弾力性を有し
ていると思われるが、その作業に際して力加減を間違え
るとスライダ100の両側部100aが僅かながらも広
がってしまい、ガイド孔101と係合突起201との係
合状態が不完全なものとなるおそれがあった。
【0005】しかも、メンテナンスに際しては再びスラ
イダ100の両側部100aを拡開してガイド孔101
と係合突起201との間の係合を解除しなければならな
い。このようにスライダ100の両側部100aを繰り
返し拡開していれば、スライダ100の両側部100a
が広がっていくことは避けられず、ガイド孔101と係
合突起201との係合状態が不完全なものとなる可能性
が高かった。本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、スライダをフレームに確実に支持するとともに、
必要に応じてフレームからスライダを容易に取り外せる
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構成を備
えている。 (イ)挿入されたディスクを保持するとともに、イジェ
クト操作に伴いディスクを排出するディスク排出機構を
備えたキャリア (ロ)ディスクの挿入動作に連動してキャリアを所定の
ディスク装填位置へ移動させるとともに、イジェクト操
作に伴い後方に移動してディスク排出機構を作動させ、
かつキャリアを所定のディスク排出位置へ移動させるス
ライダ (ハ)このスライダの前端部に設けたイジェクト釦 (ニ)底面から起立した対向する一対の側壁を有すると
ともに、表面にキャリアが組み込まれたスライダを収納
するための開口が形成してあり、かつスライダを前後方
向へ移動自在に支持するフレーム (ホ)フレームの表面開口部を被覆するカバー
【0007】そして、上記スライダに突出片を設けると
ともに、フレームの側壁にこの突出片が係合する支持溝
を設け、これら突出片と支持溝との係合によりスライダ
をフレームに保持する構造としてある。また、支持溝
が、前後方向に延びるとともに、後端部に突出片を開放
する開口を有している。この開口は、スライダがディス
ク排出機構を作動させる第1移動位置からさらに後方に
ある第2移動位置へ移動したとき、突出片を支持溝から
開放する位置に形成されている。さらに、スライダの第
1移動位置から第2移動位置への移動を規制する移動規
制手段をカバーに形成してある。
【0008】上記構成の本発明によれば、支持溝と突出
片との係合により確実にスライダをフレームに支持する
ことができる。しかも、スライダを第2移動位置まで移
動させることにより、突出片と支持溝との係合状態を解
除し、突出片を開口から抜き出すことが可能となるの
で、容易にスライダを取り外すことができる。
【0009】さらに本発明は、スライダの第1移動位置
から第2移動位置への移動を規制する移動規制手段をカ
バーに設けたので、カバーが装着された状態ではスライ
ダを第2移動位置まで押し込むことができない。これに
より、意図しないスライダの離脱を防止することができ
る。また、移動規制手段をカバーに設けたことで、メン
テナンス等に際してカバーを取り外す作業に伴い、スラ
イダの移動規制を解除することができるため、作業性が
低下することもない。
【0010】上記移動規制手段は、スライダが第1移動
位置を越えて第2移動位置へ移動しようとしたとき、イ
ジェクト釦がカバーの縁部に干渉して該移動を規制する
構成とすることができる。このように構成することで、
イジェクト操作に伴う押圧力を、その作用点の近傍で受
け止めることができるので、スライダに無理な応力やト
ルクが生じることもなく、スライダの変形等を防止する
ことができる。
【0011】また、カバーに切欠き凹部を形成し、スラ
イダの第1移動位置への移動に伴いイジェクト釦がこの
切欠き凹部内で移動するとともに、スライダが第1移動
位置へ到達したとき、イジェクト釦が切欠き凹部の内縁
部と干渉するように構成すれば、装置前端面からのイジ
ェクト釦の突出し量を少なくでき、しかもカバーの前端
縁にイジェクト釦が当接する場合に比べ、カバーの変形
を抑制することができる。さらに、イジェクト釦が干渉
するカバーの縁部に、補強用の凹部または凸部を形成す
れば、カバーの変形を一層抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明の実施形態に係るディスクドライブ装置をそれぞれの
組立て状態にて示す図である。なお、本実施形態は、フ
ロッピーディスクを記録媒体とするディスクドライブ装
置に本発明を適用したものである。
【0013】図1に示すように、本実施形態のディスク
ドライブ装置は、キャリア10と、スライダ20と、フ
レーム30と、カバー40とを備え、これら各部材の組
合わせによって筐体構造が形成されている。
【0014】キャリア10には、図2に拡大して示すよ
うに、天板10aの両側縁部10bから断面コ字状に屈
曲してディスク案内部10cが形成してあり、このディ
スク案内部10cに沿って前部10fから挿入されたフ
ロッピーディスク1を保持する機能を有している。キャ
リア10は、図3および図4に示すように、スライダ2
0に組み込まれる。そして、キャリア10が組み込まれ
たスライダ20は、図6に示すようにフレーム30に装
着される。
【0015】スライダ20の側壁部20aには、図8に
拡大して示すように傾斜した案内孔21が形成してあ
り、一方、キャリア10の側縁部10bにはこの案内孔
21と係合する係合突起11が形成してある。これら案
内孔21と係合突起11との係合により、キャリア10
とスライダ20は、相対的に斜め上下方向(図8の矢印
a方向)に移動自在となっている。ここで、キャリア1
0が案内孔21に沿って斜め下方に相対移動した位置が
ディスク装填位置であり、またキャリア10が案内孔2
1に沿って斜め上方に相対移動した位置がディスク排出
位置である。スライダ20は、キャリア10をこれらデ
ィスク装填位置とディスク排出位置との間で相対移動さ
せる機能を有している。
【0016】なお、キャリア10がディスク装填位置に
移動すると、キャリア10に差し込まれたフロッピーデ
ィスク1は、その底面に形成した位置決め用の凹部(図
示せず)が、図5に示すようにフレーム30の内底部
(中央両側部付近)に設けた位置決め突部39aと係合
するとともに、同じくフレーム30の内底部(前端両側
部付近)に設けた支持壁39bに支持されて所定の姿勢
が保持される。
【0017】また、キャリア10とスライダ20との間
には、図3および図4に示すように、コイルバネ12が
掛け渡してあり、このコイルバネ12によって、キャリ
ア10はスライダ20に対してディスク装填位置へ相対
移動しようとする方向に付勢されている。
【0018】キャリア10の天板10aには、図9に拡
大して示すように、先端にロックピン13aを有するロ
ックレバー13が支軸13bを中心として回動自在に設
けてある。ロックピン13aは、天板10aに形成した
円弧状の案内孔14を透してフロッピーディスク1の挿
入経路上に侵入している。また、キャリア10の天板1
0aに形成した鈎部10dとロックレバー13の先端と
の間には、コイルバネ15が掛け渡されており(図4参
照)、このコイルバネ15の付勢力をもってロックレバ
ー13は図9の反時計方向へ回動しようとする方向に付
勢されている。
【0019】図4に示すように、キャリア10にフロッ
ピーディスク1が前部10fから挿入されると、フロッ
ピーディスク1に設けたシャッタ1aにロックピン13
aが係合する(図9参照)。そして、この状態からさら
にフロッピーディスク1を後方(図9のb方向)に押し
入れると、その押圧力によりロックレバー13が図9の
時計方向に回動する。このとき、ロックピン13aは円
弧状の案内孔14に沿って移動する。このロックピン1
3aの移動に伴い、フロッピーディスク1のシャッタ1
aが図9の矢印c方向に開かれ、内蔵した磁気ディスク
盤1b(図7参照)が露出する。天板10aにおいて、
露出した磁気ディスク盤1bと対向する部位には、図4
に示すように開口10eが形成してあり、この開口10
eを透して後述する磁気ヘッド32が磁気ディスク盤1
bに近接配置される。
【0020】さらに、ロックレバー13の基端にはカム
13cが設けてある。図9に実線で示すように、このカ
ム13cがスライダ20に形成した係合壁22の端縁2
2aに当接している間は、キャリア10とスライダ20
との間の相対移動は規制される。フロッピーディスク1
の挿入に伴い、ロックレバー13が図9の時計方向に回
動すると、所定の回動位置を通過したときカム13cが
係合壁22より側方に移動して、カム13cと係合壁2
2との間の係合関係が解除される。その瞬間に、コイル
バネ12の付勢力をもってキャリア10とスライダ20
とが相対移動して、キャリア10が既述したディスク装
填位置へ配置される。キャリア10がディスク装填位置
に配置された状態では、図9に想像線で示すように、カ
ム13cが係合壁22の側面22bに当接する。これに
より、ロックレバー13の図示反時計方向の回動が規制
されるため、キャリア10はディスク装填位置に保持さ
れる。
【0021】図3および図4に示すように、スライダ2
0の前端部20cにはイジェクト釦23が設けてあり、
このイジェクト釦23を押し込み操作(イジェクト操
作)すると、スライダ20が後方(図9のb方向)に移
動する。このイジェクト操作に伴い、カム13cが係合
壁22の側面22bから離れ、その瞬間にコイルバネ1
5の付勢力をもってロックレバー13が図9の反時計方
向へ回動して、同時にキャリア10がディスク排出位置
へ移動する。さらにこのとき、ロックピン13aがコイ
ルバネ15の付勢力をもってフロッピーディスク1を前
方(図9の矢印d方向)に押し出す。すなわち、ロック
ピン13a、ロックレバー13、およびコイルバネ15
は、イジェクト操作に伴いフロッピーディスク1を排出
するディスク排出機構を形成している。
【0022】スライダ20は、上述したようにカム13
cを係合壁22の側面22bから離してディスク排出機
構を作動させる移動位置(以下、第1移動位置という)
から、さらに押し込まれた所定位置(以下、第2移動位
置という)まで後方に移動可能となっている。
【0023】フレーム30には、図5に示すように、底
面30aの両側縁から対向する一対の側壁30bが起立
している。また、フレーム30は、前面および上面が開
口しており、キャリア10を組み込んだスライダ20は
この上面の開口から嵌め込まれる。このフレーム30に
は、フロッピーディスク1に内蔵した磁気ディスク盤1
b(図7参照)を高速で回転駆動するディスク駆動モー
タ31や、磁気ディスク盤1bへの情報の記録/再生を
行う磁気ヘッド32、この磁気ヘッド32をステップ移
動させるヘッド駆動機構33、およびこれらの制御基板
34等が搭載される。なお、図1に示すように、ディス
ク駆動モータ31はフレーム30の底面30aにねじ止
めされて着脱自在となっている。
【0024】また、フレーム30の前面には、図6に示
すように、前面ベゼル50が装着される。前面ベゼル5
0には、フロッピーディスク1を挿入または排出するた
めの開口50aが形成してあり、この開口50aの内側
に防塵用の開閉シャッタ51(図1参照)が設けられ
る。
【0025】さて、フレーム30の側壁30bには、図
10に拡大して示すように、上下方向に延びる切欠き案
内溝35が形成してあり、一方、キャリア10の側縁部
10bからは係合ピン16が外側に突出して設けてあ
る。そして、係合ピン16がフレーム30の切欠き案内
溝35に係合して、キャリア10の前後移動を規制して
いる。この規制により、フレーム30を基準としてキャ
リア10は上下方向にのみ移動することになる。したが
って、キャリア10とスライダ20は、既述したように
傾斜した案内孔21に沿って斜め上下方向に相対移動す
るが(図8参照)、フレーム30を基準とした場合、こ
の相対移動はキャリア10の上下移動とスライダ20の
前後移動とに分けられる。
【0026】また、フレーム30の側壁部30aには、
図10に拡大して示すように、前後方向に延在する支持
溝36が形成してあり、さらにこの支持溝36の後端部
には、側壁部30bの上端縁30cに向かって開口37
が形成してある。一方、スライダ20の側壁部20aに
は、外側に突き出た突出片24が形成してあり、この突
出片24をフレーム30の支持溝36に係合することに
よりスライダ20をフレーム30に保持する構造となっ
ている。
【0027】支持溝36は、フロッピーディスク1を挿
入し、またイジェクト操作によりフロッピーディスク1
を排出する工程において、スライダ20とともに前後方
向に移動する突出片24を継続して支持する長さを有し
ている。したがって、支持溝36と突出片24との間の
係合により、スライダ20は移動の間も確実にフレーム
30へ保持される。すなわち、イジェクト釦23を押し
込み操作してフロッピーディスク1を排出した状態で
は、スライダ20が第1移動位置に停止する。このと
き、図10(A)に示すように、突出片24は支持溝3
6に一部が係合する位置におかれる。また、装置の前方
からフロッピーディスク1を挿入すると、フレーム30
に対してスライダ20が前方に移動し、図10(B)に
示すように、突出片24は支持溝36に全体が係合する
位置におかれる。
【0028】一方、開口37は、スライダ20が第1移
動位置からさらに押し込まれて第2移動位置へ移動した
とき、突出片24を支持溝36から開放する位置に形成
してある。この開口37は、突出片24よりも大きな幅
を有している。図10(C)は、スライダ20を第2移
動位置まで後方に押し込んだときの突出片24の位置を
示している。同図(C)に示す位置では、突出片24は
開口37を透してフレーム30から取り外すことが可能
である。この構成により、メンテナンスなどの必要に応
じて、スライダ20を第2移動位置まで押し込むだけ
で、突出片24を支持溝36から開放することができる
ので、フレーム30からのスライダ20の取り外しが容
易である。
【0029】突出片24は、図11に示すように、スラ
イダ20の上面20bから下方に屈曲し、さらに外方へ
屈曲した段差形状を有しており、支持溝36に係合した
とき、スライダ20の上面20bがフレーム30の側壁
部上端縁30cと略同一平面上に位置するように突出し
部分24a(支持溝36と係合する部分)の高さを調整
してある。これにより、装置全体の高さを抑制し、装置
の薄形化を実現できる。
【0030】また、図12に拡大して示すように、フレ
ーム30の側壁30bからは係合壁部38が屈曲形成し
てある。一方、スライダ20の前端角部には、この係合
壁部38と係合する係合部25が形成してあり、これら
係合壁部38と係合部25とは、フロッピーディスク1
を挿入し、またイジェクト操作によりフロッピーディス
ク1を排出する工程において、スライダ20が移動する
範囲で、図12(B)に示すような係合状態を維持する
ように構成してある。したがって、上記突出片24と支
持溝36との係合と相俟って、一層確実にスライダ20
をフレーム30に保持することができる。
【0031】なお、スライダ20が第1移動位置からさ
らに押し込まれて第2移動位置へ移動したとき、係合部
25と係合壁部38との間の係合状態が解除されるよう
に、相互の位置関係が調整してあり、これによりフレー
ム30からのスライダ20の取り外しを容易とする上記
構造上の特性を確保している。
【0032】ここで、キャリア10が組み込まれたスラ
イダ20をフレーム30に装着する手順を説明する。ま
ず、フレーム30に設けた磁気ヘッド32を軽く押上
げ、磁気ヘッド32の下方にキャリア10の開口10e
を配置するとともに、スライダ20に形成した突出片2
4を開口37から挿入する。続いて、キャリア10に対
しスライダ20を押し込んだ状態で、これらの組み合わ
せをフレーム30内に嵌め込む。その後、スライダ20
の押し込み状態を解除すると、スライダ20がディスク
排出方向に相対移動する。この移動に伴い、突出片24
が支持溝36に係合するとともに、係合部25が係合壁
部38と係合して、スライダ20がフレーム30に保持
される。
【0033】図6に示すように、キャリア10およびス
ライダ20をフレーム30内に組み込んだ後、フレーム
30の上面にカバー40が装着される。カバー40は、
ねじ等の締結具41をもってフレーム30に装着され
る。このため、フレーム30の適所には、ねじ孔42が
形成してある。
【0034】図13はカバーを装着したディスクドライ
ブ装置の平面図である。また、図14はイジェクト釦と
その周辺部分を拡大して示す平面図である。これらの図
に示すように、本実施形態では、カバー40の前端縁に
イジェクト釦23と対応して切欠き凹部43が形成して
あり、この切欠き凹部43内でイジェクト釦23が移動
する構成としてある。イジェクト釦23は、フロッピー
ディスク1が挿入されたときは、図14(A)に示すよ
うに、スライダ20と一体に前方へ移動する。このとき
イジェクト釦23の基端縁23aは、図示IIIの位置
に配置される。また、フロッピーディスク1のイジェク
ト操作に伴い、イジェクト釦23が押し込まれると、図
14(B)に示すように、イジェクト釦23と一体にス
ライダ20が第1移動位置Iまで移動する。
【0035】ここで、切欠き凹部43の底縁43aは、
スライダ20を第1移動位置Iからさらに第2移動位置
IIへ移動させようとしたとき、イジェクト釦23の基
端縁23aと干渉して、その移動を規制する位置に設け
てある。この構成により、カバー40が装着された状態
にあっては、スライダ20を第2移動位置IIまで押し
込むことができなくなり、通常時の意図しないスライダ
20の外れ等を確実に防止できる(図14(B)参
照)。
【0036】装置のメンテナンスは、一般にカバー40
を取り外して行われる。このとき、切欠き凹部43の底
縁43aによるスライダ20の移動規制も解除される。
したがって、メンテナンスに際しては、図14(C)に
示すように、スライダ20を第2移動位置IIまで押し
込むことが可能となる。
【0037】また、カバー40には、図15に拡大して
示すように、イジェクト釦23が干渉する切欠き凹部4
3の底縁43aから連続して、凹部44(凸部であって
もよい)が絞り加工してある。この凹部44は、イジェ
クト釦23が切欠き凹部43の底縁43aに干渉したと
きの補強手段として機能し、この凹部44の存在によっ
てカバーの変形が抑制される。
【0038】尚、上述した実施形態では、フロッピーデ
ィスクを記録媒体とするディスクドライブ装置を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これ以外の磁気ディスク装置、光ディスク装置、光
磁気ディスク装置等にも適用できるのは勿論である。
【0039】上述した実施形態では、カバー40に形成
した切欠き凹部43の底縁43aに、イジェクト釦23
の基端縁23aを干渉させて、スライダ20の第1移動
位置から第2移動位置への移動を規制する構成とした
が、干渉させる部位はこれに限定されるものではない。
例えば、図16(A)に示すように、イジェクト釦23
の側縁に突起23bを形成して、この突起23bをカバ
ー40の前端縁40aと干渉させるようにしてもよく、
また図16(B)に示すように、切欠き凹部43の内側
縁を段付き形状にして、その段部43bにイジェクト釦
23のフランジ部23cを干渉させる構成であってもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持溝と突出片との係合により確実にスライダをフレー
ムに支持することができる。しかも、スライダをイジェ
クト操作方向へ第2移動位置まで移動させることによ
り、突出片と支持溝との係合状態を解除し、突出片を開
口から抜き出すことが可能となるので、容易にスライダ
を取り外すことができる。また、スライダの第1移動位
置から第2移動位置への移動を規制する移動規制手段を
カバーに設けたので、カバーが装着された状態ではスラ
イダを第2移動位置まで押し込むことができず、これに
より、意図しないスライダの離脱を防止することができ
る。さらに、移動規制手段をカバーに設けたことで、メ
ンテナンス等に際してカバーを取り外す作業に伴い、ス
ライダの移動規制を解除することができるため、作業性
が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディスクドライブ装置
の分解斜視図である。
【図2】キャリアおよびスライダの構成を示す分解斜視
図である。
【図3】スライダにキャリアを組み込んだ状態を前方か
ら視た斜視図である。
【図4】スライダにキャリアを組み込んだ状態を後方か
ら視た斜視図である。
【図5】フレームの構成を示す斜視図である。
【図6】スライダおよびキャリアを組み込んだフレーム
およびカバーを示す分解斜視図である。
【図7】スライダおよびキャリアを組み込んだフレーム
にカバーを装着した状態を示す斜視図である。
【図8】スライダの側壁部に形成した案内孔とキャリア
の側縁に形成した係合突起の係合状態を拡大して示す側
面図である。
【図9】キャリアに設けたロックレバーとそれに関連す
る構成部分を拡大して示す平面図である。
【図10】フレームの側壁部に形成した支持溝とスライ
ダに形成した突出片との関係を拡大して示す側面図であ
る。
【図11】支持溝に係合する突出片の形状を拡大して示
す断面図である。
【図12】フレームに形成した係合壁部とスライダに形
成した係合部の係合状態を拡大して示す平面図である。
【図13】カバーを装着したディスクドライブ装置の平
面図である。
【図14】イジェクト釦と切欠き凹部を拡大して示す平
面図である。
【図15】イジェクト釦と切欠き凹部の周辺を拡大して
示す断面図である。
【図16】スライダの移動規制手段に関する変形例を示
す平面図である。
【図17】従来技術の要部を拡大して示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1:フロッピーディスク 1a:シャッタ 1b:磁気ディスク盤 10:キャリア 10a:天板 10b:側縁部 10c:ディス
ク案内部 10d:鈎部 10e:開口 10f:前部 11:係合突起 12:コイル
バネ 13:ロックレバー 13a:ロック
ピン 13b:支軸 13c:カム 14:案内孔 15:コイル
バネ 16:係合ピン 20:スライダ 20a:側壁部 20b:上面 21:案内孔 22:係合壁 22a:端縁 22b:側面 23:イジェ
クト釦 23a:基端部 23b:突起 23c:フランジ部 24:突出片 25:係合部 30:フレーム 30a:底面 30b:側壁 30c:上端縁 31:ディスク駆動モータ 32:磁気ヘ
ッド 33:ヘッド駆動機構 34:制御基
板 35:案内溝 36:支持溝 37:開口 38:係合壁
部 39a:位置決め突部 39b:支持壁 40:カバー 41:締結具 42:ねじ孔 43:切欠き
凹部 43a:底縁 43b:段部 50:前面ベゼル 50a:開口 51:開閉シャッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入されたディスクを保持するととも
    に、イジェクト操作に伴いディスクを排出するディスク
    排出機構を備えたキャリアと、 ディスクの挿入動作に連動して前記キャリアを所定のデ
    ィスク装填位置へ移動させるとともに、イジェクト操作
    に伴い後方に移動して前記ディスク排出機構を作動さ
    せ、かつ前記キャリアを所定のディスク排出位置へ移動
    させるスライダと、 このスライダの前端部に設けたイジェクト釦と、 底面から起立した対向する一対の側壁を有するととも
    に、表面に前記キャリアが組み込まれたスライダを収納
    するための開口が形成してあり、かつ該スライダを前後
    方向へ移動自在に支持するフレームと、 前記フレームの表面開口部を被覆するカバーとを備え、 前記スライダに突出片を設けるとともに、前記フレーム
    の側壁にこの突出片が係合する支持溝を設け、これら突
    出片と支持溝との係合により前記スライダをフレームに
    保持する構造とし、 かつ前記支持溝が、前後方向に延びるとともに、後端部
    に前記突出片を開放する開口を有し、この開口は前記ス
    ライダが前記ディスク排出機構を作動させる第1移動位
    置からさらに後方にある第2移動位置へ移動したとき、
    前記突出片を前記支持溝から開放する位置に形成されて
    おり、 更に、前記スライダの前記第1移動位置から第2移動位
    置への移動を規制する移動規制手段を前記カバーに形成
    したことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクドライブ装置に
    おいて、 前記移動規制手段は、前記スライダが前記第1移動位置
    を越えて第2移動位置へ移動しようとしたとき、前記イ
    ジェクト釦が前記カバーの縁部に干渉して該移動を規制
    するものであることを特徴とするディスクドライブ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスクドライブ装置に
    おいて、 前記カバーに切欠き凹部を形成し、前記スライダの第1
    移動位置への移動に伴い前記イジェクト釦がこの切欠き
    凹部内で移動するとともに、前記スライダが第1移動位
    置へ到達したとき前記イジェクト釦が前記切欠き凹部の
    内縁部に干渉するように構成したことを特徴とするディ
    スクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のディスクドライ
    ブ装置において、 前記イジェクト釦が干渉するカバーの縁部に、補強用の
    凹部または凸部を形成したことを特徴とするディスクド
    ライブ装置。
JP28813799A 1999-09-16 1999-10-08 ディスクドライブ装置 Pending JP2001110121A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28813799A JP2001110121A (ja) 1999-10-08 1999-10-08 ディスクドライブ装置
CN00801986.XA CN1238856C (zh) 1999-09-16 2000-09-18 磁盘驱动装置
PCT/JP2000/006343 WO2001020608A1 (fr) 1999-09-16 2000-09-18 Lecteur de disque
US09/831,872 US6747844B1 (en) 1999-09-16 2000-09-18 Disk drive
EP00961046A EP1132915A4 (en) 1999-09-16 2000-09-18 DISK READER

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28813799A JP2001110121A (ja) 1999-10-08 1999-10-08 ディスクドライブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001110121A true JP2001110121A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17726299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28813799A Pending JP2001110121A (ja) 1999-09-16 1999-10-08 ディスクドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001110121A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3533681B2 (ja) カートリッジのイジェクト機構
JPH11250543A (ja) 記録媒体記録再生装置
JPH0785645A (ja) 電子機器におけるシャーシー構造
JP2001110121A (ja) ディスクドライブ装置
JP2606060B2 (ja) ディスク装置
JP2001110120A (ja) ディスクドライブ装置
JP3644040B2 (ja) 携帯電子機器
JP2001155404A (ja) ディスクドライブ装置
JP3591008B2 (ja) カートリッジ排出装置及び記録及び/又は再生装置
JP2978324B2 (ja) ディスク装置
JP2001155465A (ja) ディスクドライブ装置
JP3525459B2 (ja) ディスクカートリッジのイジェクト機構
JP3553774B2 (ja) カートリッジイジェクト装置
JPH05282762A (ja) カートリッジ挿入口のドア開閉装置
JPH08171765A (ja) ディスク装置
JP2001084749A (ja) ドアを具えた収納装置
JP2937051B2 (ja) ディスク装置
JP2001160250A (ja) フロッピィディスク駆動装置
JP2991040B2 (ja) 記録媒体収納体挿入口の蓋機構
JP3072177B2 (ja) ディスク装置
JPH07320369A (ja) ディスク装置
JP2675404B2 (ja) 記録媒体演奏装置
JPH11306745A (ja) 磁気ディスク装置
JP2001056999A (ja) 情報ディスク記録/再生装置
JP2005011516A (ja) フロッピーディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090701