JP3273223B2 - 鍵盤蓋の倒れ防止装置 - Google Patents

鍵盤蓋の倒れ防止装置

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JP3273223B2
JP3273223B2 JP07723894A JP7723894A JP3273223B2 JP 3273223 B2 JP3273223 B2 JP 3273223B2 JP 07723894 A JP07723894 A JP 07723894A JP 7723894 A JP7723894 A JP 7723894A JP 3273223 B2 JP3273223 B2 JP 3273223B2
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雅次 木村
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子楽器等の鍵
盤蓋の倒れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
例えば電子ピアノのような鍵盤楽器の鍵盤蓋は、開けた
状態では不安定である。
【0003】本発明は、従来の鍵盤楽器の不具合を解消
し、人が鍵盤蓋に接触しても倒れないようにすることを
その目的とするものである。
【0004】また、本発明は、人が鍵盤蓋に接触しても
倒れないようするとともに電子鍵盤楽器の不使用時に電
源開閉スイッチの切り忘れを防止するようにすることを
その目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、請求項1記載のように、ばね力に
よりロック位置に保持され、鍵盤蓋を開放状態にロック
するストッパと、該ストッパによりロックされた開放状
態の鍵盤蓋のロックを解除する解除部材とから成り、前
記ストッパは、鍵盤蓋の開放動作の際、鍵盤蓋により押
圧されてストッパをばね力に抗して鍵盤蓋のロック解除
方向に移動させる第1面と、鍵盤蓋の該第1面通過後に
ばね力によりストッパがロック位置に復帰したとき、鍵
盤蓋と係合し鍵盤蓋を開放状態にロックする第2面とを
有するものであり、前記解除部材は、ストッパと連結さ
れ、その押圧により前記ストッパをロック解除方向に移
動させ、鍵盤蓋と前記第2面との係合を解除するもので
あることを特徴とし、上記第2の目的を達成するため
に、請求項2記載のように、請求項1記載の発明におい
て、鍵盤蓋の開放動作の際、ロック解除方向に移動する
前記ストッパと連動して接点が閉成される電源開閉用押
釦スイッチを備え、該押釦スイッチの押釦は前記解除部
材であって、該押釦を押圧したとき、前記接点を開成す
るとともに前記ストッパを鍵盤蓋のロック解除方向に移
動させ、鍵盤蓋と前記第2面との係合を解除することを
特徴とし、請求項3記載のように、請求項1記載の発明
において鍵盤蓋の開放動作の際、接点が閉成される電源
開閉用押釦スイッチを備え、該押釦スイッチの押釦は前
記ストッパであって、該押釦には前記解除部材が連結さ
れ、該解除部材を押圧したとき前記ストッパを鍵盤蓋の
ロック解除方向に移動させ、鍵盤蓋と前記第2面との係
合を解除するとともに前記接点を開成することを特徴と
する。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、鍵盤蓋を開放状
態にすると、鍵盤蓋はストッパによりロックされ、人が
鍵盤蓋に接触しても倒れることがない。鍵盤蓋を閉じる
ときは解除部材を押圧してストッパをロック解除方向に
移動させると、鍵盤蓋はストッパとの係合が解除される
ので、鍵盤蓋を閉じることができる。
【0007】請求項2及び3記載の発明によれば、鍵盤
蓋を開放状態にすると、鍵盤蓋はストッパによりロック
される。電源開閉用押釦スイッチは、鍵盤蓋の開放動作
の際のストッパの動きに連動して閉成される。鍵盤蓋を
閉じるときは、解除部材を押圧すると、それに連動して
前記押釦スイッチは開成され、解除部材と連動するスト
ッパはロック解除方向に移動し、鍵盤蓋とストッパとの
係合が解除されるので、鍵盤蓋を閉じることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1及び図2は、ピアノ、電子ピアノ等に
適用することができる請求項1記載の発明の一実施例を
示す。同図において、1は電子楽器の鍵盤蓋で、鍵盤蓋
は、電子楽器の両腕木に軸支されて回動自在になってい
る。2は、上パネルで、この上パネル2には、鍵盤蓋1
を開放状態にしたとき、それをロックするストッパ3
が、開口部に嵌合して配設されている。このストッパ3
には、開放状態の鍵盤蓋1のロックを解除する解除部材
4が延設されており、また、ストッパ3をロック位置に
復帰するコイルばね5が設けられている。
【0010】ストッパ3は、鍵盤蓋1を開放したとき、
その開放の途中で図2の(B)に示すように、鍵盤蓋1
に押圧されてストッパ3をコイルばね5のばね力に抗し
て鍵盤蓋1のロック解除方向に移動させる第1面6と、
鍵盤蓋1の第1面6通過後に、コイルばね5のばね力に
よりストッパ3がロック位置に復帰したとき、鍵盤蓋1
と係合し、鍵盤蓋1を開放状態にロックする第2面7と
を有している。
【0011】かくして、鍵盤蓋1を、開放位置まで回動
すると、該開放位置の手前で鍵盤蓋1は、図2の(B)
に示すように第1面6を摺動するので、ストッパ3はコ
イルばね5のばね力に抗してロック解除方向に移動す
る。第1面6を通過して第2面7に至ると、ストッパ6
はコイルばね5のばね力によってロック位置に復帰し、
鍵盤蓋1は第2面7と係合し、図2の(C)に示すよう
に閉じる方向への回動がロックされる。このロックを解
除するときは、解除部材4を押圧する。これによりスト
ッパ3はロック解除方向に移動し、鍵盤蓋1はストッパ
3の第2面7との係合が解除されるので、閉じる位置ま
で回動することができる。尚、この実施例では、ストッ
パ3に解除部材4が延設されているが、後述の図3に示
すように、解除部材がストッパ3に設けられた長孔に嵌
合するピンとアームを介して連結されるように構成して
もよい。
【0012】図3は、例えば電子ピアノ等の電子楽器に
適用される請求項2記載の発明の実施例を示す。同図に
おいて、ストッパ3は、上パネル2の開口部に嵌合して
上パネル2と直角方向のA方向に移動自在になってお
り、その側面に長穴8を有する。また、上パネル2の前
方部には、電源開閉用押釦スイッチ9が装着されてい
る。押釦10を取付けた操作軸11と、前記長穴8に嵌
入するピン12とはアーム13により連結されており、
同図(B)に示すように、鍵盤蓋1に押圧されてストッ
パ3が下方すなわちA方向に移動した時、長穴8に嵌合
するピン12は下方に移動し、それに伴ってアーム13
及び操作軸11も下方に移動するように構成されている
ので、押釦スイッチ9は押釦10を押圧したのと同様に
閉成し、その状態に保持され、鍵盤蓋1は同図(A)に
鎖線で示すように、開放状態にロックされる。鍵盤蓋1
を閉じるときは、押釦スイッチ9の押釦10を押すと、
操作軸11は下動し、スイッチが開成されると共にこれ
に固着したアーム13も下動するので、アーム13に固
着したピン12も下動し、長穴8を介してストッパ3は
A方向に移動する。かくして鍵盤蓋1とストッパ3の第
2面7との係合が解除され、鍵盤蓋1を閉じることがで
きる。
【0013】図4は、請求項3記載の発明の実施例を示
す。同図において、電源開閉用押釦スイッチ9の操作軸
11には、押釦の代りにストッパ3が取り付けられてい
る。このストッパ3には、図1に示すものと同様に、開
放状態の鍵盤蓋1のロックを解除する解除部材4が延設
されている。ストッパ3の形状は、図1乃至図3に示す
ものと同様の作用を行なう形状になっている。
【0014】鍵盤蓋1を開放すると、鍵盤蓋1は、スト
ッパ3を押圧して押釦スイッチ9を閉成し、ストッパ3
により開放状態にロックされる。解除部材4を、押釦ス
イッチ9の復帰用ばね力に抗してストッパ3の鍵盤蓋1
のロック解除方向及び押釦スイッチ9の操作軸11方向
に押圧すると、ストッパ3はロック解除方向に移動し、
押釦スイッチ9は開成され、鍵盤蓋1はストッパ3でロ
ックされることなく閉じられる。
【0015】図3及び図4に記載のものは、いずれも鍵
盤蓋の開放に連動して電源が入り、使用中には鍵盤蓋が
開放状態にロックされ、鍵盤蓋を閉じるとき、それに連
動して電源が切られる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、請求項1記載のように構成さ
れているので、簡単な構成で鍵盤蓋の開放をロックする
ことができ、倒れないようにすることができるという効
果を有する。請求項2及び3に記載のように構成されて
いるので、電子ピアノのような電子楽器では、使用中鍵
盤蓋が倒れないとともに、使用時に電源が自動的に入
り、使用を止めたときに電源の切り忘れがないという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の実施例の側面図
【図2】 (A)(B)及び(C)は、鍵盤蓋の異なる
位置を示す上記実施例の要部の断面図
【図3】 (A)及び(B)は図2の(A)及び(B)
に対応する請求項2記載の発明の実施例の要部の側面図
【図4】 請求項3記載の発明の実施例の断面図
【符号の説明】
1 鍵盤蓋 3 ストッパ 4 解除部材 6 第1面 7 第2面 8 長穴 9 押釦スイッチ 10 押釦 11 操作軸 12 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/32 G10B 3/00 G10C 3/02 G10C 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね力によりロック位置に保持され、鍵
    盤蓋を開放状態にロックするストッパと、該ストッパに
    よりロックされた開放状態の鍵盤蓋のロックを解除する
    解除部材とから成り、前記ストッパは、鍵盤蓋の開放動
    作の際、鍵盤蓋により押圧されてストッパをばね力に抗
    して鍵盤蓋のロック解除方向に移動させる第1面と、鍵
    盤蓋の該第1面通過後にばね力によりストッパがロック
    位置に復帰したとき、鍵盤蓋と係合し鍵盤蓋を開放状態
    にロックする第2面とを有するものであり、前記解除部
    材は、ストッパと連結され、その押圧により前記ストッ
    パをロック解除方向に移動させ、鍵盤蓋と前記第2面と
    の係合を解除するものであることを特徴とする鍵盤蓋の
    倒れ防止装置。
  2. 【請求項2】 鍵盤蓋の開放動作の際、ロック解除方向
    に移動する前記ストッパと連動して接点が閉成される電
    源開閉用押釦スイッチを備え、該押釦スイッチの押釦は
    前記解除部材であって、該押釦を押圧したとき、前記接
    点を開成するとともに前記ストッパを鍵盤蓋のロック解
    除方向に移動させ、鍵盤蓋と前記第2面との係合を解除
    することを特徴とする請求項1記載の鍵盤蓋の倒れ防止
    装置。
  3. 【請求項3】 鍵盤蓋の開放動作の際、接点が閉成され
    る電源開閉用押釦スイッチを備え、該押釦スイッチの押
    釦は前記ストッパであって、該押釦には前記解除部材が
    連結され、該解除部材を押圧したとき前記ストッパを鍵
    盤蓋のロック解除方向に移動させ、鍵盤蓋と前記第2面
    との係合を解除するとともに前記接点を開成することを
    特徴とする請求項1記載の鍵盤蓋の倒れ防止装置。
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