JP3314025B2 - 扉用錠装置 - Google Patents
扉用錠装置Info
- Publication number
- JP3314025B2 JP3314025B2 JP36619297A JP36619297A JP3314025B2 JP 3314025 B2 JP3314025 B2 JP 3314025B2 JP 36619297 A JP36619297 A JP 36619297A JP 36619297 A JP36619297 A JP 36619297A JP 3314025 B2 JP3314025 B2 JP 3314025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dead bolt
- case
- cam
- lock device
- door lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、扉を開けること
ができる解錠と扉の開放を禁止する施錠機構を有する扉
用錠装置に関する
ができる解錠と扉の開放を禁止する施錠機構を有する扉
用錠装置に関する
【0002】
【従来の技術】錠操作によって、デッドボルトを扉の端
面から突出させて施錠し、没入させて解錠するようにし
た扉用錠装置については種々のものが提案されている
が、一般的には、ばね付勢されたボール等をデッドボル
トの一辺より突出させ、ケース側に凹凸部を形成し、ボ
ールがこれに倣って移動しデッドボルトを施錠位置又は
解錠位置に保持するようになっている。
面から突出させて施錠し、没入させて解錠するようにし
た扉用錠装置については種々のものが提案されている
が、一般的には、ばね付勢されたボール等をデッドボル
トの一辺より突出させ、ケース側に凹凸部を形成し、ボ
ールがこれに倣って移動しデッドボルトを施錠位置又は
解錠位置に保持するようになっている。
【0003】なお、施錠位置ではデッドボルトのストッ
パ部が金属板で形成したケースの開口穴の周辺に当接し
て状態で施錠位置に保持する構成となっている。
パ部が金属板で形成したケースの開口穴の周辺に当接し
て状態で施錠位置に保持する構成となっている。
【0004】更に金属板の上面には、金属性の化粧板が
配設されている。
配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような扉用錠
装置においては、施錠時にデッドボルトが金属板の開口
穴周辺に当接したとき「ガシャ」という金属音が発生す
る。特に、金属板の上に金属性の化粧板が配設されてい
るものについては、金属板同士で共鳴して、大きな音が
発生する。
装置においては、施錠時にデッドボルトが金属板の開口
穴周辺に当接したとき「ガシャ」という金属音が発生す
る。特に、金属板の上に金属性の化粧板が配設されてい
るものについては、金属板同士で共鳴して、大きな音が
発生する。
【0006】特に家庭用の扉においては、夜間寝る前に
施錠する場合が多く、幼児や年寄りが寝た後に施錠する
頻度が高いものである。従って、施錠時に大きな金属音
が発生すると、睡眠の邪魔になり健康を損なう原因にも
なる。
施錠する場合が多く、幼児や年寄りが寝た後に施錠する
頻度が高いものである。従って、施錠時に大きな金属音
が発生すると、睡眠の邪魔になり健康を損なう原因にも
なる。
【0007】本発明は、上記した課題を解決するため、
簡単な構造で施錠時の金属音の発生を防止する扉用錠装
置を提供することを目的としている。
簡単な構造で施錠時の金属音の発生を防止する扉用錠装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明では、ドアの端面に取り付けられ、錠操
作により動作するデッドカムによって、ドア端面から施
錠、解錠位置に移動するデッドボルトを備え、金属板で
形成したケースの側部に前記デッドボルトの先端部が挿
通して突出する開口穴を形成し、この開口穴の周辺に前
記デッドボルトのストッパ部が当接してそれ以上の突出
を阻止するとともに、前記側部に金属板で形成された化
粧板を配設した扉用錠装置において、前記ケースの側部
の開口穴の周辺に貫通穴を形成し、一端部に鍔部を形成
した弾性部材の他端部を貫通して突出させ、前記デッド
ボルトのストッパ部に当接可能とするとともに、鍔部は
ケースの側部と化粧板とで挟持するようにように構成し
ている。
め、第1の発明では、ドアの端面に取り付けられ、錠操
作により動作するデッドカムによって、ドア端面から施
錠、解錠位置に移動するデッドボルトを備え、金属板で
形成したケースの側部に前記デッドボルトの先端部が挿
通して突出する開口穴を形成し、この開口穴の周辺に前
記デッドボルトのストッパ部が当接してそれ以上の突出
を阻止するとともに、前記側部に金属板で形成された化
粧板を配設した扉用錠装置において、前記ケースの側部
の開口穴の周辺に貫通穴を形成し、一端部に鍔部を形成
した弾性部材の他端部を貫通して突出させ、前記デッド
ボルトのストッパ部に当接可能とするとともに、鍔部は
ケースの側部と化粧板とで挟持するようにように構成し
ている。
【0009】また第2の発明では、上記弾性部材は鍔部
が化粧板側に突出した状態でケースに取り付けられ、化
粧板とケースとで押圧された状態で挟持されているよう
に構成している。
が化粧板側に突出した状態でケースに取り付けられ、化
粧板とケースとで押圧された状態で挟持されているよう
に構成している。
【0010】そして第3の発明では、デッドボルトに
は、突出方向にばね付勢されたボールを収容し、ケース
側に設けた位置設定用の凹凸部により、施錠位置でデッ
ドボルトがケースの開口穴より突出する方向に付勢され
ているように構成している。
は、突出方向にばね付勢されたボールを収容し、ケース
側に設けた位置設定用の凹凸部により、施錠位置でデッ
ドボルトがケースの開口穴より突出する方向に付勢され
ているように構成している。
【0011】このような構成にすることにより、施錠時
にデッドボルトが金属板の開口穴周辺に当接して金属音
の発生を押さえることができ、また、金属板と化粧板と
で弾性部材を挟着することにより、金属板同士が共鳴し
て、大きな音が発生することがない。
にデッドボルトが金属板の開口穴周辺に当接して金属音
の発生を押さえることができ、また、金属板と化粧板と
で弾性部材を挟着することにより、金属板同士が共鳴し
て、大きな音が発生することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は蓋体を取り外した状態
を示す解錠状態の錠装置の正面図、図2は図1からデッ
ドボルトがガード位置に移動した状態を示す図、図3は
更にデッドボルトが施錠位置に移動した状態を示す図、
図4は、図3の要部拡大断面図、図5は弾性部材をケー
スの貫通穴に挿入した初期の状態を示す要部拡大断面
図、図6(a)及び(b)弾性部材の他の実施態様を示
す要部拡大断面図である。
て図面に沿って説明する。図1は蓋体を取り外した状態
を示す解錠状態の錠装置の正面図、図2は図1からデッ
ドボルトがガード位置に移動した状態を示す図、図3は
更にデッドボルトが施錠位置に移動した状態を示す図、
図4は、図3の要部拡大断面図、図5は弾性部材をケー
スの貫通穴に挿入した初期の状態を示す要部拡大断面
図、図6(a)及び(b)弾性部材の他の実施態様を示
す要部拡大断面図である。
【0013】図示するように、箱状のケース11にはデ
ッドボルト12が横方向に移動自在に内装されている。
このデッドボルト12にはガイドピン13を設け、ガイ
ドピン13がケース11に形成したガイド孔14に摺動
自在に突入しており、このガイドピン13によってデッ
ドボルト12の移動方向を定めるようになっている。
ッドボルト12が横方向に移動自在に内装されている。
このデッドボルト12にはガイドピン13を設け、ガイ
ドピン13がケース11に形成したガイド孔14に摺動
自在に突入しており、このガイドピン13によってデッ
ドボルト12の移動方向を定めるようになっている。
【0014】また、デッドボルト12には、コイルばね
15によって突出勢力を与えた小球16を有底小孔より
突出させるように設けてある。つまり、小球16がクリ
ックばね板17に圧接しながら移動することによってデ
ッドボルト12を解錠、ガード、施錠の各位置でクリッ
クストップするように凹凸部が形成されている。
15によって突出勢力を与えた小球16を有底小孔より
突出させるように設けてある。つまり、小球16がクリ
ックばね板17に圧接しながら移動することによってデ
ッドボルト12を解錠、ガード、施錠の各位置でクリッ
クストップするように凹凸部が形成されている。
【0015】一方、上記のデッドボルト12の先端側に
は切欠部18が形成してあり、この切欠部18が扉を少
しだけ開放しそれ以上の開放を阻止するガードアームの
長孔に突入するようになっている。なお、上記した切欠
部18の奥底部が円弧状となっている。
は切欠部18が形成してあり、この切欠部18が扉を少
しだけ開放しそれ以上の開放を阻止するガードアームの
長孔に突入するようになっている。なお、上記した切欠
部18の奥底部が円弧状となっている。
【0016】また、デッドボルト12の後半部分には上
下2段に形成したカム押動面が設けてある。上段のカム
押動面19a、19bはデッドボルト12を施錠位置と
解錠位置とに移動させる押動面で、下段のカム押動面2
0はデッドボルト12をガード位置に移動させる押動面
となっている。
下2段に形成したカム押動面が設けてある。上段のカム
押動面19a、19bはデッドボルト12を施錠位置と
解錠位置とに移動させる押動面で、下段のカム押動面2
0はデッドボルト12をガード位置に移動させる押動面
となっている。
【0017】これらカム押動面19a、19b、20は
デッドカム21によって押動力を受ける。すなわち、デ
ッドカム21は支軸部22を中心に旋回する凸状の第1
カム21aと円弧状の第2カム21bとを備え、第1カ
ム21aがカム押動面19a、19bを押動し、第2カ
ム21bがカム押動面20を押動するようになってい
る。
デッドカム21によって押動力を受ける。すなわち、デ
ッドカム21は支軸部22を中心に旋回する凸状の第1
カム21aと円弧状の第2カム21bとを備え、第1カ
ム21aがカム押動面19a、19bを押動し、第2カ
ム21bがカム押動面20を押動するようになってい
る。
【0018】なお、デッドカム21はシリンダ錠の内筒
と扉内側のサムターンに連結されており、扉外からのキ
ー操作または扉内のサムターンによって回動駆動され
る。また、このデッドカム21の支軸部22には角形部
22aを設け、この角形部22aとばね勢力を与えたば
ね板23とによってクリックストップ機構を構成し、デ
ッドカム21を解錠、ガード、施錠の各位置でクリック
ストップする構成となっている。
と扉内側のサムターンに連結されており、扉外からのキ
ー操作または扉内のサムターンによって回動駆動され
る。また、このデッドカム21の支軸部22には角形部
22aを設け、この角形部22aとばね勢力を与えたば
ね板23とによってクリックストップ機構を構成し、デ
ッドカム21を解錠、ガード、施錠の各位置でクリック
ストップする構成となっている。
【0019】さらにデッドボルト12には係合溝24が
設けてあり、係合レバー25の係合爪部25cがその係
合溝24に突入してデッドボルト12の移動を規制する
構成としてある。図示するように、二股レバーとして形
成した係合レバー25は、支軸部26によって回動自在
としてケース11に取付けてあるが、ばね力で常時右旋
勢力が与えてある。
設けてあり、係合レバー25の係合爪部25cがその係
合溝24に突入してデッドボルト12の移動を規制する
構成としてある。図示するように、二股レバーとして形
成した係合レバー25は、支軸部26によって回動自在
としてケース11に取付けてあるが、ばね力で常時右旋
勢力が与えてある。
【0020】この係合レバー25は一方の腕25aの先
端の係合爪部25cがばね勢力で係合溝24に突入して
デッドボルト12の移動を阻止し、その他方の腕25b
がデッドカム21の第1カム21aに連動して上記係合
爪部25cを係合溝24から脱出させるようになってい
る。
端の係合爪部25cがばね勢力で係合溝24に突入して
デッドボルト12の移動を阻止し、その他方の腕25b
がデッドカム21の第1カム21aに連動して上記係合
爪部25cを係合溝24から脱出させるようになってい
る。
【0021】ケース11の側部27にはデッドボルト1
2の先端部12bが嵌挿する開口穴28が形成され、こ
の開口穴28の周辺には貫通穴29(図4参照)が形成
されている。そして、貫通穴29には弾性部材30が嵌
挿されている。
2の先端部12bが嵌挿する開口穴28が形成され、こ
の開口穴28の周辺には貫通穴29(図4参照)が形成
されている。そして、貫通穴29には弾性部材30が嵌
挿されている。
【0022】この弾性部材30は一端部に鍔部30aと
他端部に基部30bとで形成され、図5に示すように、
鍔部30aと基部30bはケース11の側部27よりは
み出した状態で嵌挿される。
他端部に基部30bとで形成され、図5に示すように、
鍔部30aと基部30bはケース11の側部27よりは
み出した状態で嵌挿される。
【0023】側部27にはステンレス等の金属板で形成
された化粧板31が装着され、この化粧板31と側部2
7により鍔部30aが押圧された状態で、挟着されてい
る。従って、ケース11の側部27に振動が発生しても
化粧板31に伝達されることがないばかりか、弾性部材
30により振動が打ち消される。
された化粧板31が装着され、この化粧板31と側部2
7により鍔部30aが押圧された状態で、挟着されてい
る。従って、ケース11の側部27に振動が発生しても
化粧板31に伝達されることがないばかりか、弾性部材
30により振動が打ち消される。
【0024】上記のように構成した錠装置は、図1に示
す解錠状態において、キー操作しデッドカム21を右旋
回させれば、先ず、第2カム21bがカム押動面20に
当接し、この押動面20を押動してデッドボルト12を
進出方向に移動させる。なお、この移動段階で係合レバ
ー25の係合爪部25cがデッドボルト12の側面に当
接している。
す解錠状態において、キー操作しデッドカム21を右旋
回させれば、先ず、第2カム21bがカム押動面20に
当接し、この押動面20を押動してデッドボルト12を
進出方向に移動させる。なお、この移動段階で係合レバ
ー25の係合爪部25cがデッドボルト12の側面に当
接している。
【0025】デッドカム21を更に回動させると、デッ
ドボルト12の移動にしたがって第2カム21bがカム
押動面20より外れ、第1カム21aがカム押動面19
aに当接する。なお、このとき、係合レバー25の係合
爪部25cがばね勢力で係合溝24に突入する。(図2
参照)
ドボルト12の移動にしたがって第2カム21bがカム
押動面20より外れ、第1カム21aがカム押動面19
aに当接する。なお、このとき、係合レバー25の係合
爪部25cがばね勢力で係合溝24に突入する。(図2
参照)
【0026】デッドカム21の回動を続けると、カム押
動面19aが第1カム21aによって押動され、デッド
ボルト12が施錠位置である二段階の突出位置に移動
し、デッドボルト12のストッパ部12aが弾性部材3
0に当接して停止し、図3に示す如く施錠状態となる。
すなわち、デッドボルト12のストッパ部12aは弾性
部材30に当接するため、金属音の発生がない。なお、
この動作過程では、係合レバー25の他方の腕25bが
第1カム21aに押し回されるため、係合レバー25が
ばね勢力に抗して左旋し、その係合爪部25cが係合溝
24から脱出する。
動面19aが第1カム21aによって押動され、デッド
ボルト12が施錠位置である二段階の突出位置に移動
し、デッドボルト12のストッパ部12aが弾性部材3
0に当接して停止し、図3に示す如く施錠状態となる。
すなわち、デッドボルト12のストッパ部12aは弾性
部材30に当接するため、金属音の発生がない。なお、
この動作過程では、係合レバー25の他方の腕25bが
第1カム21aに押し回されるため、係合レバー25が
ばね勢力に抗して左旋し、その係合爪部25cが係合溝
24から脱出する。
【0027】図3に示す施錠状態からキー操作し、デッ
ドカム21を左旋回させれば、その第1カム21aによ
ってカム押動面19bが押動され、デッドボルト12が
後退移動する。デッドカム21の左旋回を更に続け、デ
ッドボルト12をケース11に収納させるまで後退移動
させることにより、図1に示す解錠状態となる。
ドカム21を左旋回させれば、その第1カム21aによ
ってカム押動面19bが押動され、デッドボルト12が
後退移動する。デッドカム21の左旋回を更に続け、デ
ッドボルト12をケース11に収納させるまで後退移動
させることにより、図1に示す解錠状態となる。
【0028】このように解錠させる場合、デッドボルト
12の後退移動過程で係合レバー25の係合爪部25c
が係合溝24に突入するが、係合爪部25cの背後部2
5dが曲面形成されているので、デッドボルト12の後
退移動により、この係合爪部25cが係合溝24の溝縁
によって押し出される。
12の後退移動過程で係合レバー25の係合爪部25c
が係合溝24に突入するが、係合爪部25cの背後部2
5dが曲面形成されているので、デッドボルト12の後
退移動により、この係合爪部25cが係合溝24の溝縁
によって押し出される。
【0029】図1に示す解錠状態においてガードアーム
動作させる場合は、扉内からサムターン操作してデッド
カム21を右旋回させる。デッドカム21が45度旋回
したとき、角形部22aとばね板23とによって一旦ク
リックストップされるから、サムターンのこの操作位置
がガード位置となる。
動作させる場合は、扉内からサムターン操作してデッド
カム21を右旋回させる。デッドカム21が45度旋回
したとき、角形部22aとばね板23とによって一旦ク
リックストップされるから、サムターンのこの操作位置
がガード位置となる。
【0030】デッドカム21が上記のように右旋回する
と、第2カム21bによってカム押動面20が押動さ
れ、デッドボルト12が図2に示すように一段階まで突
出する。デッドボルト12がこのように進出すると、そ
の先端側の切欠部18が図示しないガードアームの長孔
に突入するようになっている。
と、第2カム21bによってカム押動面20が押動さ
れ、デッドボルト12が図2に示すように一段階まで突
出する。デッドボルト12がこのように進出すると、そ
の先端側の切欠部18が図示しないガードアームの長孔
に突入するようになっている。
【0031】また、デッドカム21が45度旋回したガ
ード位置では図2に示すように、係合レバー25の係合
爪部25cがデッドボルト12の係合溝24に突入す
る。このため、デッドボルト12を不用意に引き出そう
とすれば、係合レバー25の係合爪部25cが係合溝2
4の溝縁を係止し、デッドボルト12の進出を阻止す
る。
ード位置では図2に示すように、係合レバー25の係合
爪部25cがデッドボルト12の係合溝24に突入す
る。このため、デッドボルト12を不用意に引き出そう
とすれば、係合レバー25の係合爪部25cが係合溝2
4の溝縁を係止し、デッドボルト12の進出を阻止す
る。
【0032】また、このように一段階まで突入したデッ
ドボルト12は、カム押動面19aが第1カム21aの
上部傾斜部に当接するようになるため、デッドボルト1
2が不用意に後退移動することがない。
ドボルト12は、カム押動面19aが第1カム21aの
上部傾斜部に当接するようになるため、デッドボルト1
2が不用意に後退移動することがない。
【0033】図3に示す施錠状態からガードアーム動作
させる場合は、サムターンを操作してデッドカム21を
45度だけ左旋回させる。この左旋回によってデッドボ
ルト12が図3に示す位置まで後退移動するから、上記
同様にガードアーム動作を行なうことができる。
させる場合は、サムターンを操作してデッドカム21を
45度だけ左旋回させる。この左旋回によってデッドボ
ルト12が図3に示す位置まで後退移動するから、上記
同様にガードアーム動作を行なうことができる。
【0034】なお、上記の弾性部材30は、この形状に
限られるものではなく、例えば図6(a)または(b)
に示すような形状にしてもよい。
限られるものではなく、例えば図6(a)または(b)
に示すような形状にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係る扉用錠装置
は、デッドボルトの先端部が嵌挿する開口穴の周辺に弾
性部材を組み付け、施錠時にデッドボルトのストッパ部
を当接するようにしているので、金属音が発生すること
がない。また、弾性部材の鍔部をケースの側部と化粧板
とで挟持しているので、金属同士を配設していても共鳴
音が発生することがない。そして、接着材等を使用しな
くても弾性部材は確実に保持され外れることがない。更
に、第2の発明によれば、弾性部材の鍔部を押圧した状
態で、挟着しているので、より確実に共鳴音の発生を防
止することができる。
は、デッドボルトの先端部が嵌挿する開口穴の周辺に弾
性部材を組み付け、施錠時にデッドボルトのストッパ部
を当接するようにしているので、金属音が発生すること
がない。また、弾性部材の鍔部をケースの側部と化粧板
とで挟持しているので、金属同士を配設していても共鳴
音が発生することがない。そして、接着材等を使用しな
くても弾性部材は確実に保持され外れることがない。更
に、第2の発明によれば、弾性部材の鍔部を押圧した状
態で、挟着しているので、より確実に共鳴音の発生を防
止することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示し、蓋体を取り外して
内部構造を示す解錠状態の錠装置の正面図である。
内部構造を示す解錠状態の錠装置の正面図である。
【図2】ガードアーム動作を示す図1同様の正面図であ
る。
る。
【図3】施錠動作を示す図1同様の正面図である。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】弾性部材をケースの貫通穴に挿入した初期の状
態を示す要部拡大断面図である。
態を示す要部拡大断面図である。
【図6】弾性部材の他の実施態様を示す第5図同様の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
11 ケース 12 デッドボルト 18 切欠部 19a、19b、20 カム押動面 21 デッドカム 21a 第1カム 21b 第2カム 24 係合溝 25 係合レバー 25b 連動部をなす他方腕 25c 係合爪部 29 貫通穴 30 弾性部材 31 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−165958(JP,A) 実開 平5−61364(JP,U) 実開 平4−130683(JP,U) 実開 昭58−97238(JP,U) 実開 平2−39073(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 1/06 E05B 65/06 E05B 9/08
Claims (3)
- 【請求項1】 ドアの端面に取り付けられ、錠操作によ
り動作するデッドカムによって、ドア端面から施錠、解
錠位置に移動するデッドボルトを備え、金属板で形成し
たケースの側部に前記デッドボルトの先端部が挿通して
突出する開口穴を形成し、この開口穴の周辺に前記デッ
ドボルトのストッパ部が当接してそれ以上の突出を阻止
するとともに、前記側部に金属板で形成された化粧板を
配設した扉用錠装置において、前記ケースの側部の開口
穴の周辺に貫通穴を形成し、一端部に鍔部を形成した弾
性部材の他端部を貫通して突出させ、前記デッドボルト
のストッパ部に当接可能とするとともに、鍔部は前記側
部と化粧板とで挟持するようにしたことを特徴とする扉
用錠装置。 - 【請求項2】 弾性部材は鍔部が化粧板側に突出した状
態でケースの側部に取り付けられ、化粧板とケースの側
部とで押圧された状態で挟持されていることを特徴とす
る請求項1に記載の扉用錠装置。 - 【請求項3】 デッドボルトには、突出方向にばね付勢
されたボールを収容し、ケース内に設けた位置設定用の
凹凸部により、施錠位置でデッドボルトがケースの側部
の開口穴より突出する方向に付勢されていることを特徴
とする請求項1に記載の扉用錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36619297A JP3314025B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 扉用錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36619297A JP3314025B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 扉用錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190161A JPH11190161A (ja) | 1999-07-13 |
JP3314025B2 true JP3314025B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=18486153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36619297A Expired - Fee Related JP3314025B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 扉用錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314025B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100922504B1 (ko) | 2007-12-11 | 2009-10-20 | 블루솔텍(주) | 도어락 장치의 백셋 |
JP7423508B2 (ja) * | 2020-12-25 | 2024-01-29 | 森六テクノロジー株式会社 | 開閉体のロック装置、及び、車両用収納装置 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP36619297A patent/JP3314025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11190161A (ja) | 1999-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003097125A (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JPH0540555U (ja) | リツドロツク装置 | |
JP3314025B2 (ja) | 扉用錠装置 | |
JPS58145962U (ja) | 安全ラツチ組立体 | |
JPH08218703A (ja) | 錠装置 | |
JP2001311330A (ja) | 磁石利用のロック装置 | |
JP3669734B2 (ja) | グローブボックスロック装置 | |
JP2001262892A (ja) | 家具における鍵の誤作動防止装置 | |
JP2000297564A (ja) | ハンドル錠 | |
JPH11192837A (ja) | ウィンドウロック装置 | |
JP4335552B2 (ja) | ロック装置 | |
JP4438105B2 (ja) | 本締り錠における防犯装置 | |
JPH0545726Y2 (ja) | ||
JP4514204B2 (ja) | 錠前 | |
JP2905179B2 (ja) | ロック付きダブルファスナー装置 | |
JPH063091Y2 (ja) | ラッチ錠 | |
JPS5920519Y2 (ja) | 扉用ハンドル装置 | |
JP2005307550A (ja) | 解錠位置拘束型ラッチ装置 | |
JP3108633B2 (ja) | 補助錠 | |
JP3025327B2 (ja) | グローブロック装置 | |
JP4170021B2 (ja) | 錠前の不正解除防止操作具 | |
JP2969096B2 (ja) | トリガー機構付き扉用ラッチ装置 | |
JP3273223B2 (ja) | 鍵盤蓋の倒れ防止装置 | |
JP2000002031A (ja) | 仮止め機構付プッシュロック | |
JP2586118Y2 (ja) | リッドロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020430 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |