JP3669734B2 - グローブボックスロック装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ロック装置、特に自動車のグローブボックスに取り付けられるロック装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、実公平3−48390号公報には、ハンドルの引き操作で蓋体側のスライダを下動させ、ボックス側のストライカとの係合を解くグローブボックスロック装置が示されている。このグローブボックスロック装置では、ハンドルを軸支する支軸に捲回されたハンドルスプリングの端部をスライダの下部に当接させている。
【0003】
また、実公平6−43409号公報には、ストライカシャフトを係入するロック凹部を有してドア側に固定される基体と、基体内に昇降動可能に弾持されてロック凹部を開閉するロック部材と、基体に回動可能に軸支されてロック部材をロック凹部の開放方向に移動させるハンドルとを備えたドアロック装置が開示されている。このドアロック装置では、基体又はハンドルの一方に相手方に当接してハンドルに反操作方向の回動力を付与する弾性片を一体に形成して、一体形成の弾性片でハンドルの姿勢を保持している。
【0004】
【発明が解決しよとする課題】
実公平3−48390号公報に示されるグローブボックスロック装置では、支軸に捲回されたハンドルスプリングの端部のみで、スライダとハンドルを付勢させているため、扉を閉める時、スライダ頭部の斜面にストライカシャフトが当接してスライダのみが移動すると、ハンドルへの付勢力が解除され、ガタが発生する不具合がある。また、実公平6−43409号公報に示されるドアロック装置では、スプリングは一つになるが、基体又はハンドルの一方に弾性片を設けてハンドルの姿勢を保持しなければならず、構造が複雑になる欠点がある。
【0005】
この発明は簡単な構成でガタ付きのないグローブボックスロック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明によるグローブボックスロック装置は、フレーム(2)と、ストライカに係合する閉扉位置とストライカとの係合が解除される開扉位置との間で移動可能にフレーム(2)に取り付けられたドグ(4)と、フレーム(2)に回動可能に取り付けられかつドグ(4)に係合する突出部(3a)が形成されたハンドル(3)と、ドグ(4)を閉扉位置に付勢すると共に、ハンドル(3)を閉扉位置に付勢するスプリング(5)とを備えている。スプリング(5)の中央部(5a)をフレーム(2)により支持し、スプリング(5)の一端(5b)をハンドル(3)に係止してハンドル(3)を閉扉位置に付勢し、スプリング(5)の他端(5c)をドグ(4)に係止してドグ(4)を閉扉位置に付勢する。フレーム(2)の舌片部(10)の下方に配置したスプリング(5)の中央部(5a)を外側に突出させ、スプリング(5)の一端(5b)を中央部(5a)から外側に配置し、スプリング(5)の他端(5c)を中央部(5a)から内側に配置する。ハンドル(3)の両側端に設けた突起(14)及びフレーム(2)の一方に斜面(17)を有する軸(15)を突設し、ハンドル(3)の突起(14)及びフレーム(2)の他方に孔(16)を設ける。軸(15)の斜面(17)を相手方に当接させてハンドル(3)の突起(14)を拡開し、軸(15)を孔(16)内に回転可能に係合させることにより、ハンドル(3)をフレーム(2)に回転可能に取り付ける。
【0007】
この発明の実施例では、斜面(17)を有する軸(15)をフレーム(2)に突設し、ハンドル(3)に孔(16)を設けて、軸(15)を孔(16)に回転可能に係合させる。施錠位置及び解錠位置との間で回動可能にフレーム(2)に取り付けられたシリンダ錠(20)と、シリンダ錠(20)により解錠位置と施錠位置との間で移動されかつハンドル(3)の突出部(3a)が当接してドグ(4)を移動させる係止位置と突出部(3a)が係止しない非係止位置との間で移動されるレバー(21)とが設けられる。
【0008】
【作用】
軸(15)の斜面(17)を相手方に当接させてハンドル(3)の突起(14)を拡開し、軸(15)を孔(16)内に回転可能に係合させることにより、ハンドル(3)をフレーム(2)に回転可能に取り付けることができる。また、スプリング(5)の中央部(5a)をフレーム(2)により支持して、スプリング(5)を所定の位置に保持する。スプリング(5)の一端(5b)をハンドル(3)に係止してハンドル(3)を閉扉位置に付勢し、スプリング(5)の他端(5c)をドグ(4)に係止してドグ(4)を閉扉位置に付勢することにより、1つのスプリング(5)のダブルトーション作用によりハンドル(3)とドグ(4)とを個別に付勢する。これにより一つのスプリング(5)により独立してハンドル(3)を閉扉位置に付勢し、ドグ(4)を閉扉位置に付勢することができる。
【0009】
【実施例】
以下、この発明によるグローブボックスロック装置の実施例を図1〜図7について説明する。
【0010】
この発明によるグローブボックスロック装置1は、フレーム2と、フレーム2に回動可能に軸着されたハンドル3と、フレーム2に取り付けられたドグ4とを備えている。ドグ4は図示しないストライカに係合する閉扉位置(図1の実線で示す)とストライカとの係合が解除される開扉位置(図1の点線で示す)との間で移動可能にフレーム2のドグ空洞7内に設けられる。
【0011】
ハンドル3はフレーム2に回転可能に取り付けられ、ハンドル3に形成された突出部3aはフレーム2に形成された開口部12を通じてドグ空洞7内に延び、ドグ4に形成された突起13に係止し、シリンダ錠20に連結されたレバー21に当接する。図6に示すように、スプリング5はフレーム2の舌片部10の下方に配置されかつU字状に外側に突出する中央部5aと、中央部5aから外側に配置された一端5bと、中央部5aから内側に配置された他端5cとを有する。この状態でハンドル3を取り付けると、図7に示すように、スプリング5の一端5bはハンドル3の上端3bに係止され、ハンドル3に係止してハンドル3を閉扉位置に付勢することができる。また、スプリング5の他端5cはスリット11を通じてドグ空洞7内に延び、図1に示すように、ドグ4の段部4aに係止されドグ4を閉扉位置に付勢する。図6に示すように、スプリング5の中央部5aが固定された状態で一端5b及び他端5cは個別に押圧力を発生して、1つのスプリング5のダブルトーション作用によりハンドル3とドグ4とを個別に付勢することが可能となる。ハンドル3の両側端に突起14が設けられ、フレーム2の軸15が係入する孔16が形成される。突起14の先端18が軸15の斜面17に当接すると、突起14が拡開して軸15に回動可能に取り付けられる。
【0012】
図1の実線で示す状態でドグ4がストライカに当接すると、ドグ4はストライカにより点線の開扉位置に移動されるが、スプリング5の他端5cの弾力によりドグ4は閉扉位置から開扉位置に自動的に戻される。この時、ハンドル3はスプリング5の一端5bにより回動しない。また、ハンドル3を手動操作すると、図1及び図7に示すようにスプリング5の両端5b、5cの弾力により自動的に開扉位置から閉扉位置に復帰する。
【0013】
図3に示すように、この発明によるグローブボックスロック装置では、フレーム2に取り付けられたシリンダ錠20と、シリンダ錠20によりロック位置とアンロック位置との間で移動されるレバー21とが設けられる。詳細には図示しないが、シリンダ錠20のキーシリンダを回転することにより、レバー21をロック位置とアンロック位置に移動することができ、ロック位置にレバー21を移動したときに、レバー21は突出部3aに当接しないため、ハンドル3を回動してもドグ4を開扉位置に移動することができない。
【0014】
【発明の効果】
前記のように、この発明では、1つのスプリングによりハンドルとドグとを個別に付勢し、ハンドルとドグとをガタ付きなく確実に作動させることができる。また、スプリングの数が少なく、シャフトにスプリングを捲回しないため、スプリングの組み付けが容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるグローブボックスロック装置を示す図3のA−A線に沿う断面図
【図2】 この発明によるグローブボックスロック装置の正面図
【図3】 この発明によるグローブボックスロック装置の背面図
【図4】 この発明によるグローブボックスロック装置の平面図
【図5】 図3のB−B線に沿う断面図
【図6】 ハンドルを除去した状態の斜視図
【図7】 この発明によるグローブボックスロック装置の側面図
【符号の説明】
1・・グローブボックスロック、 2・・フレーム、 3・・ハンドル、 4・・ドグ、 5・・スプリング、 5a・・中央部、 5b・・一端、 5c・・他端、
Claims (3)
- フレームと、ストライカに係合する閉扉位置とストライカとの係合が解除される開扉位置との間で移動可能にフレームに取り付けられたドグと、フレームに回動可能に取り付けられかつドグに係合する突出部が形成されたハンドルと、ドグを閉扉位置に付勢すると共に、ハンドルを閉扉位置に付勢するスプリングとを備え、
スプリングの中央部をフレームにより支持し、スプリングの一端をハンドルに係止してハンドルを閉扉位置に付勢し、スプリングの他端をドグに係止してドグを閉扉位置に付勢するグローブボックスロック装置において、
フレームの舌片部の下方に配置したスプリングの中央部を外側に突出させ、スプリングの一端を中央部から外側に配置し、スプリングの他端を中央部から内側に配置し、
ハンドルの両側端に設けた突起及びフレームの一方に斜面を有する軸を突設し、ハンドルの突起及びフレームの他方に孔を設け、
軸の斜面を相手方に当接させてハンドルの突起を拡開し、軸を孔内に回転可能に係合させることにより、ハンドルをフレームに回転可能に取り付けることを特徴とするグローブボックスロック装置。 - 斜面を有する軸をフレームに突設し、ハンドルに孔を設けて、軸を孔に回転可能に係合させた請求項1に記載のグローブボックスロック装置。
- 施錠位置及び解錠位置との間で回動可能にフレームに取り付けられたシリンダ錠と、シリンダ錠により解錠位置と施錠位置との間で移動されかつハンドルの突出部が当接してドグを移動させる係止位置と突出部が係止しない非係止位置との間で移動されるレバーとを備えた請求項1に記載のグローブボックスロック装置。
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- 1995-01-31 JP JP1441095A patent/JP3669734B2/ja not_active Expired - Fee Related
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