JP2580681Y2 - 扉の開閉ロック装置 - Google Patents
扉の開閉ロック装置Info
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- JP2580681Y2 JP2580681Y2 JP4063493U JP4063493U JP2580681Y2 JP 2580681 Y2 JP2580681 Y2 JP 2580681Y2 JP 4063493 U JP4063493 U JP 4063493U JP 4063493 U JP4063493 U JP 4063493U JP 2580681 Y2 JP2580681 Y2 JP 2580681Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁体の開口部に回動自
在に軸着された扉の開閉ロック装置に関する。
在に軸着された扉の開閉ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁体の開口部に回動自在に軸着さ
れた片開き扉や両開き扉を、閉じた状態でロックする
か、或いは開いた状態でロック解除とするため、例え
ば、特公平5−26913号公報や実開平4−1087
63号公報に示すように、扉にグレモン錠が取り付けら
れている。
れた片開き扉や両開き扉を、閉じた状態でロックする
か、或いは開いた状態でロック解除とするため、例え
ば、特公平5−26913号公報や実開平4−1087
63号公報に示すように、扉にグレモン錠が取り付けら
れている。
【0003】図8ないし図15はこの種のグレモン錠が
取り付けられた扉を示す。図8ないし図11において、
床面1の上には壁体2が垂設され、この壁体2には開口
部3が形成されている。
取り付けられた扉を示す。図8ないし図11において、
床面1の上には壁体2が垂設され、この壁体2には開口
部3が形成されている。
【0004】この開口部3には扉4が、その一側5を該
開口部3の一側6に軸着して回動自在に設けられてい
る。扉4は、扉回動閉方向側の板材4A,扉回動開方向
側の4Bを近接対向させて該板材4A,4Bの間に中空
部8を形成するように構成されている。
開口部3の一側6に軸着して回動自在に設けられてい
る。扉4は、扉回動閉方向側の板材4A,扉回動開方向
側の4Bを近接対向させて該板材4A,4Bの間に中空
部8を形成するように構成されている。
【0005】扉4の他側7には、扉4のロック装置とし
てグレモン錠9が装着されている。グレモン錠9は、扉
4の他側7における中央部に取り付けられて回動自在の
ハンドル10と、ハンドル10に連動して同時に上下す
る一対のロッド11,12とを有し、一対のロッド1
1,12の各先端は、それぞれ上部ロックピン13,下
部ロックピン14で形成されている。
てグレモン錠9が装着されている。グレモン錠9は、扉
4の他側7における中央部に取り付けられて回動自在の
ハンドル10と、ハンドル10に連動して同時に上下す
る一対のロッド11,12とを有し、一対のロッド1
1,12の各先端は、それぞれ上部ロックピン13,下
部ロックピン14で形成されている。
【0006】ハンドル10の操作により、上部ロックピ
ン13は、扉4の上端面4Cから突起して開口部3の位
置決め孔3Aに係合する状態か、扉の上端面4C内に収
納される状態を選択されるようになっている。
ン13は、扉4の上端面4Cから突起して開口部3の位
置決め孔3Aに係合する状態か、扉の上端面4C内に収
納される状態を選択されるようになっている。
【0007】ハンドル10の操作により、下部ロックピ
ン14は、扉4の下端面4Dから突起して開口部3の位
置決め孔3Bに係合する状態か、扉4の下端面4D内に
収納れさる状態を選択されるようになっている。
ン14は、扉4の下端面4Dから突起して開口部3の位
置決め孔3Bに係合する状態か、扉4の下端面4D内に
収納れさる状態を選択されるようになっている。
【0008】また、グレモン錠9は、扉の側面4Fから
突出するトリガー15を有し、このトリガー15は、扉
4の回動に連動して動き、扉4が閉まっている状態で
は、トリガー15の先端が開口部3の縦枠16により抑
えられ、ハンドル10の操作が可能になっている。扉4
が回動して開口部3から離れると、トリガー15が開口
部3の縦枠16により押圧を解除され、トリガー15
は、突出してハンドル10の操作をロック状態にするよ
うになっている。
突出するトリガー15を有し、このトリガー15は、扉
4の回動に連動して動き、扉4が閉まっている状態で
は、トリガー15の先端が開口部3の縦枠16により抑
えられ、ハンドル10の操作が可能になっている。扉4
が回動して開口部3から離れると、トリガー15が開口
部3の縦枠16により押圧を解除され、トリガー15
は、突出してハンドル10の操作をロック状態にするよ
うになっている。
【0009】次に、グレモン錠9の作用について説明す
る。扉4は、次の4つの状態となる。即ち、(1)扉4
の施錠状態、且つ、グレモン錠9のロック状態(図8,
図11)→(2)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9
のロック状態(図11,図12)→(3)扉4の解錠状
態、且つ、グレモン錠9のロック解除状態(図13)→
(4)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9のロック解
除状態で、扉4を回動して開口部3から離した状態(図
14,図15)の順序で作動する。また、扉4を開いた
状態から、扉4の施錠状態、且つ、グレモン錠9のロッ
ク状態にするには、逆の順序で作動させる。
る。扉4は、次の4つの状態となる。即ち、(1)扉4
の施錠状態、且つ、グレモン錠9のロック状態(図8,
図11)→(2)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9
のロック状態(図11,図12)→(3)扉4の解錠状
態、且つ、グレモン錠9のロック解除状態(図13)→
(4)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9のロック解
除状態で、扉4を回動して開口部3から離した状態(図
14,図15)の順序で作動する。また、扉4を開いた
状態から、扉4の施錠状態、且つ、グレモン錠9のロッ
ク状態にするには、逆の順序で作動させる。
【0010】(1)扉4の施錠状態、且つ、グレモン錠
9のロック状態(図8,図11)においては、扉4は、
錠17により、開口部3の縦枠16にロックされてい
る。また、トリガー15の先端が開口部3の縦枠16に
より抑えられ、ハンドル10の操作が可能になってい
る。
9のロック状態(図8,図11)においては、扉4は、
錠17により、開口部3の縦枠16にロックされてい
る。また、トリガー15の先端が開口部3の縦枠16に
より抑えられ、ハンドル10の操作が可能になってい
る。
【0011】そして、鍵またはサムターン操作で解錠す
ると、錠17が開口部3の縦枠16から引っ込み、
(2)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9のロック状
態(図11,図12)となる。この時、グレモン錠9の
トリガー15の先端が開口部3の縦枠16により抑えら
れ、ハンドル10の操作が可能になっている。
ると、錠17が開口部3の縦枠16から引っ込み、
(2)扉4の解錠状態、且つ、グレモン錠9のロック状
態(図11,図12)となる。この時、グレモン錠9の
トリガー15の先端が開口部3の縦枠16により抑えら
れ、ハンドル10の操作が可能になっている。
【0012】さらに、(2)の状態から、グレモン錠9
のハンドル10を廻すと、ハンドル10に連動して一対
のロッド11,12が同時に上下し、一対のロッド1
1,12の各先端であるロックピン13,14が扉4の
上端面4C内,下端面4D内に収納される状態が選択さ
れ、(3)の状態となる。(3)の状態から、扉4を回
動させると、扉4が開口部3から離れ、(4)の状態と
なる。(4)の状態では、トリガー15の先端が開口部
3の縦枠16により規制を解除され、トリガー15は突
出して、ハンドル10の操作をロック状態とし、上部ロ
ックピン13,下部ロックピン14を扉4の上端面4
C,下端面4D内に収納している。
のハンドル10を廻すと、ハンドル10に連動して一対
のロッド11,12が同時に上下し、一対のロッド1
1,12の各先端であるロックピン13,14が扉4の
上端面4C内,下端面4D内に収納される状態が選択さ
れ、(3)の状態となる。(3)の状態から、扉4を回
動させると、扉4が開口部3から離れ、(4)の状態と
なる。(4)の状態では、トリガー15の先端が開口部
3の縦枠16により規制を解除され、トリガー15は突
出して、ハンドル10の操作をロック状態とし、上部ロ
ックピン13,下部ロックピン14を扉4の上端面4
C,下端面4D内に収納している。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】ところが、扉4を回動
して開口部3から離す動作中(上記(3)から(4)へ
の動作中)には、上部ロックピン13,下部ロックピン
14が扉4の上端面4C及び下端面4D内に収容されて
いても、トリガー15が開口部3の縦枠16により押圧
されているので、まだ、ハンドル10がロック状態とな
らず、グレモン錠9のハンドル10を不用意に廻すと、
上部ロックピン13,下部ロックピン14が上下方向に
動き、上部ロックピン13,下部ロックピン14の突出
によって床面1が損傷し、床面1の補修工事を必要とす
る。
して開口部3から離す動作中(上記(3)から(4)へ
の動作中)には、上部ロックピン13,下部ロックピン
14が扉4の上端面4C及び下端面4D内に収容されて
いても、トリガー15が開口部3の縦枠16により押圧
されているので、まだ、ハンドル10がロック状態とな
らず、グレモン錠9のハンドル10を不用意に廻すと、
上部ロックピン13,下部ロックピン14が上下方向に
動き、上部ロックピン13,下部ロックピン14の突出
によって床面1が損傷し、床面1の補修工事を必要とす
る。
【0014】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、グレモン錠のハンドルを
不用意に廻してもロックピンの上下方向に動くことを防
止し、ロックピンの突出による床面の損傷を防止するこ
とができる扉の開閉ロック装置を提供することである。
なされたもので、その目的は、グレモン錠のハンドルを
不用意に廻してもロックピンの上下方向に動くことを防
止し、ロックピンの突出による床面の損傷を防止するこ
とができる扉の開閉ロック装置を提供することである。
【0015】本考案は、壁体の開口部に、扉回動開方向
側の板材と扉回動閉方向側の板材を対向させて構成され
る扉を回動させて開閉自在に軸着し、開口部の上壁面及
び床面にそれぞれ位置決め孔を設け、扉にグレモン錠を
設けて構成され、グレモン錠は、ハンドルに連動して同
時に上下する一対のロッドを扉の板材間にその垂直方向
で貫通させて配置し、一対のロッドの先端を、扉の上端
面内,下端面内に収納される状態または扉の上端面と下
端面からそれぞれ突出したとき開口部の位置決め孔に係
止する状態が選択されるロックピンで形成してなる扉の
開閉ロック装置において、前記ロックピンに、扉の板材
の方向を向く窓孔を設け、この窓孔に、開口部の上枠の
垂直縁部または下枠の垂直縁部に先端が当接する安全ピ
ンを挿通し、安全ピンの基端に、窓孔の中に位置できる
大きさの板片を固定し、この板片と扉回動開方向側の板
材の間に、該板片を扉回動閉方向側の板材の方向に押圧
する圧縮バネを装着したことを特徴とする。
側の板材と扉回動閉方向側の板材を対向させて構成され
る扉を回動させて開閉自在に軸着し、開口部の上壁面及
び床面にそれぞれ位置決め孔を設け、扉にグレモン錠を
設けて構成され、グレモン錠は、ハンドルに連動して同
時に上下する一対のロッドを扉の板材間にその垂直方向
で貫通させて配置し、一対のロッドの先端を、扉の上端
面内,下端面内に収納される状態または扉の上端面と下
端面からそれぞれ突出したとき開口部の位置決め孔に係
止する状態が選択されるロックピンで形成してなる扉の
開閉ロック装置において、前記ロックピンに、扉の板材
の方向を向く窓孔を設け、この窓孔に、開口部の上枠の
垂直縁部または下枠の垂直縁部に先端が当接する安全ピ
ンを挿通し、安全ピンの基端に、窓孔の中に位置できる
大きさの板片を固定し、この板片と扉回動開方向側の板
材の間に、該板片を扉回動閉方向側の板材の方向に押圧
する圧縮バネを装着したことを特徴とする。
【0016】
【作用】本考案においては、扉が閉まってグレモン錠が
ロック状態にある時には、グレモン錠のロックピンが、
扉の上端面と下端面からそれぞれ突出し、開口部の位置
決め孔に係止している。
ロック状態にある時には、グレモン錠のロックピンが、
扉の上端面と下端面からそれぞれ突出し、開口部の位置
決め孔に係止している。
【0017】その状態では、安全ピンが圧縮バネにより
押圧され、安全ピンの先端が開口部の垂直縁部または下
枠の垂直縁部に当接し、且つ、圧縮バネで扉回動閉方向
側の板材の方向に押圧された板片がロックピンに当接し
ている。
押圧され、安全ピンの先端が開口部の垂直縁部または下
枠の垂直縁部に当接し、且つ、圧縮バネで扉回動閉方向
側の板材の方向に押圧された板片がロックピンに当接し
ている。
【0018】次に、ハンドルを廻して、突起している一
対のロックピンをそれぞれ扉の上端面と下端面に引っ込
ませて収納すると、グレモン錠がロック解除状態とな
る。この時、板片とロックピンの窓孔が合う。
対のロックピンをそれぞれ扉の上端面と下端面に引っ込
ませて収納すると、グレモン錠がロック解除状態とな
る。この時、板片とロックピンの窓孔が合う。
【0019】そして、グレモン錠のロック解除状態か
ら、扉を回動して開口部から離すと、扉の移動により、
安全ピンの先端が開口部の垂直縁部または下枠の垂直縁
部から離れ、圧縮バネの押圧力で板片がロックピンの窓
孔に係止する。これにより、ロッドの先端を形成するロ
ックピンが上下方向でロックされる。
ら、扉を回動して開口部から離すと、扉の移動により、
安全ピンの先端が開口部の垂直縁部または下枠の垂直縁
部から離れ、圧縮バネの押圧力で板片がロックピンの窓
孔に係止する。これにより、ロッドの先端を形成するロ
ックピンが上下方向でロックされる。
【0020】従って、扉を回動して開口部から離す動作
中には、ロックピンがロックされているので、グレモン
錠のハンドルを廻しても上下方向に動くことが防止され
ている。
中には、ロックピンがロックされているので、グレモン
錠のハンドルを廻しても上下方向に動くことが防止され
ている。
【0021】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。図1ないし図7は本考案の実施例に係わる扉の
開閉ロック装置を示し、従来例の構成部分と同一部分に
ついては説明を省略し、相違する部分についてのみ説明
する。なお、従来例と同一構成部分については同一符号
を付してその説明を省略する。また、上部ロックピン1
3,上部ロックピン14は、本実施例では断面矩形形状
となっている。
明する。図1ないし図7は本考案の実施例に係わる扉の
開閉ロック装置を示し、従来例の構成部分と同一部分に
ついては説明を省略し、相違する部分についてのみ説明
する。なお、従来例と同一構成部分については同一符号
を付してその説明を省略する。また、上部ロックピン1
3,上部ロックピン14は、本実施例では断面矩形形状
となっている。
【0022】図1ないし図3において、開口部3に扉4
が閉っている状態が示され、開口部3の上枠21は、垂
直縁部22を有して断面L字状に構成され、垂直縁部2
2の凹部21Aにはクッション材23が貼り付けられて
いる。
が閉っている状態が示され、開口部3の上枠21は、垂
直縁部22を有して断面L字状に構成され、垂直縁部2
2の凹部21Aにはクッション材23が貼り付けられて
いる。
【0023】上部ロックピン13に、扉回動閉方向側の
板材4Aの方向を向く窓孔24が設けられている。この
窓孔24に、安全ピン25が挿通し、安全ピン25の先
端は垂直縁部22に当接するようになっている。
板材4Aの方向を向く窓孔24が設けられている。この
窓孔24に、安全ピン25が挿通し、安全ピン25の先
端は垂直縁部22に当接するようになっている。
【0024】安全ピン25の基端に、窓孔24の中に位
置できる大きさの板片26が固定され、この板片26と
扉回動開方向側の板材4Bの間に、該板片26を扉回動
閉方向側の板材4Aの方向に押圧する圧縮バネ27が装
着されている。
置できる大きさの板片26が固定され、この板片26と
扉回動開方向側の板材4Bの間に、該板片26を扉回動
閉方向側の板材4Aの方向に押圧する圧縮バネ27が装
着されている。
【0025】次に、本実施例の作用を説明する。扉4が
閉まってグレモン錠9がロック状態にある時は図1ない
し図3に示され、グレモン錠9の上部ロックピン13,
下部ロックピン14が、扉4の上端面4Cと下端面4D
からそれぞれ突出し、開口部3の位置決め孔3A,3B
に係止している。
閉まってグレモン錠9がロック状態にある時は図1ない
し図3に示され、グレモン錠9の上部ロックピン13,
下部ロックピン14が、扉4の上端面4Cと下端面4D
からそれぞれ突出し、開口部3の位置決め孔3A,3B
に係止している。
【0026】その状態では、安全ピン25が圧縮バネ2
7により押圧され、安全ピン25の先端25Aが開口部
3の垂直縁部22に当接し、且つ、圧縮バネ27で扉回
動閉方向側の板材4Aの方向に押圧された板片26が上
部ロックピン13に当接している。
7により押圧され、安全ピン25の先端25Aが開口部
3の垂直縁部22に当接し、且つ、圧縮バネ27で扉回
動閉方向側の板材4Aの方向に押圧された板片26が上
部ロックピン13に当接している。
【0027】次に、上述のグレモン錠9のロック状態か
らハンドル10を廻すと、図4,図5に示すグレモン錠
9のロック解除状態となる。この時には、ハンドル10
の操作で突起しているグレモン錠9の上部ロックピン1
3,下部ロックピン14がそれぞれ扉4の上端面4Cと
下端面4Dに引っ込ませて収納され、グレモン錠9がロ
ック解除状態となる。この時、板片26と上部ロックピ
ン13の窓孔24が合う。
らハンドル10を廻すと、図4,図5に示すグレモン錠
9のロック解除状態となる。この時には、ハンドル10
の操作で突起しているグレモン錠9の上部ロックピン1
3,下部ロックピン14がそれぞれ扉4の上端面4Cと
下端面4Dに引っ込ませて収納され、グレモン錠9がロ
ック解除状態となる。この時、板片26と上部ロックピ
ン13の窓孔24が合う。
【0028】そして、グレモン錠9のロック解除状態か
ら、扉4を回動して開口部3から離すと、図6,図7に
示す状態となる。図において、扉4の移動により、安全
ピン25の先端25Aが開口部3の垂直縁部22から離
れ、圧縮バネ27の押圧力で板片26が上部ロックピン
13の窓孔24に係止する。これにより、ロッド11の
先端を形成する上部ロックピン13が上下方向でロック
される。同時に、グレモン錠9の周知の機構で上部ロッ
クピン13と連動して動く下部ロックピン14が上下方
向でロックされる。
ら、扉4を回動して開口部3から離すと、図6,図7に
示す状態となる。図において、扉4の移動により、安全
ピン25の先端25Aが開口部3の垂直縁部22から離
れ、圧縮バネ27の押圧力で板片26が上部ロックピン
13の窓孔24に係止する。これにより、ロッド11の
先端を形成する上部ロックピン13が上下方向でロック
される。同時に、グレモン錠9の周知の機構で上部ロッ
クピン13と連動して動く下部ロックピン14が上下方
向でロックされる。
【0029】従って、扉4を回動して開口部3から離す
動作中には、上部ロックピン13がロックされているの
で、グレモン錠9のハンドル10を廻しても上部ロック
ピン13,下部ロックピン14が上下方向に動くことを
防止されている。
動作中には、上部ロックピン13がロックされているの
で、グレモン錠9のハンドル10を廻しても上部ロック
ピン13,下部ロックピン14が上下方向に動くことを
防止されている。
【0030】以上の如き構成によれば、扉4を回動して
開口部3から離す動作中には、グレモン錠9の上部ロッ
クピン13が扉4の上端面4C及び下端面4D内に収容
された状態でロックされているので、グレモン錠9のハ
ンドル10を不用意に廻しても上部ロックピン13を上
下方向に動くことを防止することができ、上部ロックピ
ン13の突出による床面1の損傷を防止し、床の補修工
事を解消できる。
開口部3から離す動作中には、グレモン錠9の上部ロッ
クピン13が扉4の上端面4C及び下端面4D内に収容
された状態でロックされているので、グレモン錠9のハ
ンドル10を不用意に廻しても上部ロックピン13を上
下方向に動くことを防止することができ、上部ロックピ
ン13の突出による床面1の損傷を防止し、床の補修工
事を解消できる。
【0031】なお、本実施例においては、扉4を開口部
3から離した状態と、扉4を開口部3内に閉めた状態と
の間の動作の例として、扉4を回動して開口部3から離
す動作を例に挙げて説明したが、扉4を回動して開口部
3に近接させる動作の際に適用することもできる。要す
るに、扉が、図4の開口部3に収まった位置と、図5の
開口部3から離れた位置の間にあるときに適用される。
3から離した状態と、扉4を開口部3内に閉めた状態と
の間の動作の例として、扉4を回動して開口部3から離
す動作を例に挙げて説明したが、扉4を回動して開口部
3に近接させる動作の際に適用することもできる。要す
るに、扉が、図4の開口部3に収まった位置と、図5の
開口部3から離れた位置の間にあるときに適用される。
【0032】また、本実施例においては、上部ロックピ
ン13に窓孔24を設け、この窓孔24に、開口部3の
上枠21の垂直縁部22に先端が当接する安全ピン25
を挿通し、この安全ピン25により上部ロックピン13
がロックされるようになっているが、かかる構成に限定
されることなく、下部ロックピン14に窓孔を設け、こ
の窓孔に、開口部の下枠の垂直縁部に先端が当接する安
全ピンを挿通させて、この安全ピンにより下部ロックピ
ン14をロックすることもできる。
ン13に窓孔24を設け、この窓孔24に、開口部3の
上枠21の垂直縁部22に先端が当接する安全ピン25
を挿通し、この安全ピン25により上部ロックピン13
がロックされるようになっているが、かかる構成に限定
されることなく、下部ロックピン14に窓孔を設け、こ
の窓孔に、開口部の下枠の垂直縁部に先端が当接する安
全ピンを挿通させて、この安全ピンにより下部ロックピ
ン14をロックすることもできる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
扉を開口部から離した状態と、扉を開口部内に閉めた状
態との間の動作中には、グレモン錠のロックピンが扉の
上端面及び下端面内に収容された状態でロックされてい
るので、グレモン錠のハンドルを不用意に廻してもロッ
クピンが上下方向に動くことを防止することができ、ロ
ックピンの突出による床面の損傷を防止し、床の補修工
事を解消できる効果を奏する。
扉を開口部から離した状態と、扉を開口部内に閉めた状
態との間の動作中には、グレモン錠のロックピンが扉の
上端面及び下端面内に収容された状態でロックされてい
るので、グレモン錠のハンドルを不用意に廻してもロッ
クピンが上下方向に動くことを防止することができ、ロ
ックピンの突出による床面の損傷を防止し、床の補修工
事を解消できる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例に係わる扉のロック装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1のI−I線に沿って切断した矢視図であ
る。
る。
【図3】図1のII−II線に沿って切断した横断面図であ
る。
る。
【図4】本実施例の作用状態を示すグレモン錠の解錠状
態における縦断面図である。
態における縦断面図である。
【図5】図4のIII −III 線に沿って切断した横断面図
である。
である。
【図6】本実施例の作用状態を示す扉の開状態における
縦断面図である。
縦断面図である。
【図7】図4のIV−IV線に沿って切断した横断面図
である。
である。
【図8】従来における扉の施錠状態、且つ、グレモン錠
のロック状態を示す正面図である。
のロック状態を示す正面図である。
【図9】図8のグレモン錠のハンドル付近を示す拡大図
である。
である。
【図10】図8の平面断面図である。
【図11】図10のA部に係わる拡大平面断面図であ
る。
る。
【図12】従来における扉の解錠状態、且つ、グレモン
錠のロック状態を示す正面図である。
錠のロック状態を示す正面図である。
【図13】従来における扉の解錠状態、且つ、グレモン
錠のロック解除状態を示す平面断面図である。
錠のロック解除状態を示す平面断面図である。
【図14】従来における扉の解錠状態、且つ、グレモン
錠のロック解除状態で、扉を回動して開口部から離した
状態を示す平面断面図である。
錠のロック解除状態で、扉を回動して開口部から離した
状態を示す平面断面図である。
【図15】図14のB部拡大平面断面図である。
1 床面 2 壁体 3 開口部 4 扉 9 グレモン錠 10 ハンドル 11 ロッド 12 ロッド 13 上部ロックピン 22 垂直縁部 24 窓孔 25 安全ピン 26 板片 27 圧縮バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 壁体の開口部に、扉回動開方向側の板材
と扉回動閉方向側の板材を対向させて構成される扉を回
動させて開閉自在に軸着し、 開口部の上壁面及び床面にそれぞれ位置決め孔を設け、 扉にグレモン錠を設けて構成され、 グレモン錠は、ハンドルに連動して同時に上下する一対
のロッドを扉の板材間にその垂直方向で貫通させて配置
し、 一対のロッドの先端を、扉の上端面内,下端面内に収納
される状態または扉の上端面と下端面からそれぞれ突出
したとき開口部の位置決め孔に係止する状態が選択され
るロックピンで形成してなる扉の開閉ロック装置におい
て、 前記ロックピンに、扉の板材の方向を向く窓孔を設け、 この窓孔に、開口部の上枠の垂直縁部または下枠の垂直
縁部に先端が当接する安全ピンを挿通し、 安全ピンの基端に、窓孔の中に位置できる大きさの板片
を固定し、 この板片と扉回動開方向側の板材の間に、該板片を扉回
動閉方向側の板材の方向に押圧する圧縮バネを装着した
ことを特徴とする扉の開閉ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063493U JP2580681Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 扉の開閉ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063493U JP2580681Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 扉の開閉ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710322U JPH0710322U (ja) | 1995-02-14 |
JP2580681Y2 true JP2580681Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12585989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063493U Expired - Fee Related JP2580681Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 扉の開閉ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580681Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133407A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Nippon Muki Co Ltd | 多扉式通過用装置 |
CN110284776B (zh) * | 2019-04-28 | 2024-07-30 | 深圳好博窗控技术股份有限公司 | 一种助推结构及推拉执手锁 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP4063493U patent/JP2580681Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710322U (ja) | 1995-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |